MFL第7節の結果まとめ

マレーシアフットボールリーグMFL第7節
FIFA国際Aマッチ期間が明けて、MFLが再開しています。
MFL1部スーパーリーグの結果は以下の通りです。

クダFA(3勝3分1敗)1-1JDT(5勝2分0敗)
得点者:クダFA-フェルナンド・ロドリゲス(31分)、JDT-サファウイ・ラシド(10分)
アジアサッカー連盟AFC U23選手権予選でマレーシアU23代表のキャプテンを務めたJDTのサファウイ・ラシドが先制ゴールを決めるも、クダFAが追いつきドロー。

スランゴールFA(2勝3分2敗)1-0トレンガヌFC(2勝3分2敗)
得点者:スランゴールFA-ファイズ・ナシル(56分)
エアマリンカップのアフガニスタン戦で代表デビューし、いきなりゴールを決めたファイズ・ナシルがこの試合でも決勝ゴールを決めています。

マラッカ・ユナイテッド(4勝1分2敗)0−0ペラTBG(1勝4分1敗)
得点者:なし

フェルダ・ユナイテッド(1勝3分3敗)1-3パハンFA(5勝1分1敗)
得点者:フェルダ・ユナイテッド−チアゴ・ジュニオー(49分)、パハンFA-ノーシャルル・イドラン・タラハ(45分)、ゼ・ラヴ(64分)、ファイザル・ハリム(90分)
フェルダ・ユナイテッドの渡邉将基、池田圭両選手はスタメン、フル出場しています。

プタリン・ジャヤ(PJ)シティ・ユナイテッド(2勝1分4敗)1-0PKNS FC(3勝2分2敗)
得点者:PJシティ・ユナイテッド−アイズルリズワン・ラザリ(60分)
PJシティ・ユナイテッドは4試合ぶりの勝ち星です。

PKNP FC(1勝1分5敗)4-0クアラルンプール(KL)FA(0勝0分6敗)
得点者:PKNP FC-ヤシル・ピント(7分)、G・ムゲンティラン(32分)、ジャンカルロ2(63分、90分)
今シーズン勝ち星なしの両チームの対戦は、PKNP FCが快勝し初勝利を上げました。KLFAはレッドカード2枚をもらい開幕からの連敗が6となりました。
KLFAの苅部隆太郎選手は今シーズン初のベンチ外でした。

ケランタンFA(1勝3分2敗)1-1トレンガヌFC II(2勝3分1敗)
得点者:ケランタンFA-ラウル・タラゴナ(19分)、トレンガヌFC II-ズアシャラフ・ズルキフリ(22分)
トレンガヌFC IIの鈴木ブルーノ選手はスタメンでフル出場しています。

MFL2部プレミアリーグの結果は以下の通りです。

UKM FC(2勝1分3敗)0-1ヌグリ・スンビランFA(2勝4分1敗)
得点者:ヌグリ・スンビランFA-リズアン・アブダンロー(31分)
ヌグリ・スンビランFAの中武駿介選手はスタメンでフル出場しています。

ケランタンFA(1勝3分2敗)1-1トレンガヌFC II(2勝3分1敗)
得点者:ラウル・タラゴナ(19分)、トレンガヌFC II-ズアシャラフ・ズルキフリ(22分)

セランゴール・ユナイテッド(3勝1分3敗)1-2UITM FC(4勝1分1敗)
得点者:スランゴール・ユナイテッド−ハディ・ヤハヤ(79分)、UITM FC-ザルコ・コラチ(33分)、アズリディン・ロスリ(45分)

サバFA(4勝2分1敗)2-0ペナンFA(2勝1分4敗)
得点者:サバFA−ルイス・ジュニオール2(3分、54分)

JDT II(4勝2分0敗)1-1サラワクFA(2勝1分4敗)
得点者:JDT II-ルーカス・オンティヴェロ(11分)、サラワクFA-ハドソン・ディアス(72分)


MFL第6節の結果まとめ

マレーシアフットボールリーグMFL第6節
*FIFA国際Aマッチ期間中に開催されるエアマリンカップ(3月20日と23日)とアジアサッカー連盟AFCのU23選手権予選兼東京オリンピック予選(3月22日から26日)開催前のため約3週間、MFLは試合がありません。リーグ戦再開は第7節は3月29日(金)からとなっています。

1部スーパーリーグ
パハンFA(4勝2分0敗)1-0クダFA(3勝2分1敗)
得点者:パハンFA−ズハイル・アイザット(87分)
リーグ2位のパハンFAはFWゼ・ラブことゼ・エドゥアルドが累積警告で、同3位のクダFAもDFレナン・アルヴェスは前節のレッドカードでそれぞれ出場停止となり、攻守の要を欠いたチーム同士の試合は両チーム無得点のまま引き分けかと思われた終盤に、途中出場のズハイル・アイザットが決勝ゴールを決め、ホームのパハンFAが逃げ切りました。今シーズン、ここまで出番のなかったズハイル選手のゴールにより、クダFAは今シーズン初黒星を喫しました。
 なおズハイル選手は、ムハマドゥ・スマレと交代で出場しましたが、ドラー・サレー監督に自ら出場を直訴し、ケガを押して出場したスマレ選手が途中交代したことにより、代表に選出されているエアマリンカップへの出場が危ぶまれています。

ペラTBG(1勝3分1敗)1-0プタリン・ジャヤ(PJ)シティFC(1勝1分4敗)
得点者:ペラTBG-ワンダー・ルイス(39分、PK)
ペラTBGは今シーズン初勝利。ノー・ハキム・ハサンがゴールエリアで倒された得たPKをワンダー・ルイスが決めた1点を守り、PJシティFCの反撃に耐え逃げ切ったペラTBGは勝点6となり、7位に浮上しました。

トレンガヌFC(2勝3分1敗)3-0マラッカ・ユナイテッド(4勝0分2敗)
得点者:トレンガヌFC:ナスルラ・ハニフ(24分)、サンジャル・シャアフメドフ(42分)、シャミン・ヤハヤ(74分)
開幕戦以来、これまでのホームの試合はすべて引き分けだったトレンガヌFCが今シーズン最多の3得点でホーム初勝利。24分にリー・タックのコーナーをマラッカ・ユナイテッド守備陣のマークを外したナスルラ・ハニフが頭で叩き込み先制。調子の上がらないチェチェ・キプレに代わってキャプテンマークを着けたGKモハマド・サフィアン・ラーマンが好セーブを連発してマラッカ・ユナイテッドを無得点に抑えている間に、再びリー・タックからのパスを受けたサンジャル・シャアフメドフがディフェンダーをかわし2点目のゴールを決め、前半を折り返しました。74分にはシャハリ・シャムスディンがディフェンスラインの裏へ絶妙のパス、そこへ走り込んだアーマド・シャミン・ヤハヤが3点目を決め、勝利を決定づけました。

PKNS FC(3勝2分1敗)2-0フェルダ・ユナイテッド(1勝3分2敗)
得点者:PKNS FC-ロメル・モラレス(24分)、タミルラン・コズバエフ(47分)
前半は一方的な試合でPKNS FCがリード。しかし攻撃の勢いが衰えた後半はフェルダ・ユナイテッドが反撃しましたが、開幕戦のトレンガヌFC戦、第2節のマラッカ・ユナイテッド戦でそれぞれ1失点した後は、3試合連続で相手を完封している守備陣がこの試合でも機能しました。キルギスタン代表で今年のAFC選手権にも出場したタミルラン・コズバエフ、マレーシア代表に初選出されたニコラス・スイラッドを中心にロドニー・セルヴィン、モハマド・カユム・マルジョニといった守備陣とGKザリフ・イフラン・ハシムディンの活躍で、第6節を終わってクダFAとともにリーグ最少の2失点で5位につけています。
 フェルダ・ユナイテッドの渡辺将基、池田圭両選手はスタメンフル出場しています。

JDT(5勝1分0敗)3-0PKNP FC(0勝1分5敗)
得点者:レアンドロ・ヴァレスケス(27分)、ジオゴ(36分、PK)、ゴンザロ・カブレラ(42分、PK)
この試合前まで負けなしのJDTと勝ち星のないPKNP FCの対戦は順当にJDTが勝利しました。27分にジオゴのシュートをGKが弾いたボールをレアンドロ・ヴァレスケスが押し込んで先制すると、自らがDFアマニ・アギナルドに倒されて得たPKをジオゴが決めて2点目、さらに42分には再びジオゴがGKに倒されて得たPKをゴンザロ・カブレラがゴールし3点目。カブレラ選手は6試合で5得点と現時点でのリーグ得点王で、ジアゴ選手、ヴァレスケス選手との3人でチーム総得点15点の内の10点をあげています。
 3月12日にはAFCチャンピオンズリーグACL第2戦の慶南FCをホームで戦うJDTにとって、このPKNP FC戦は大一番前のちょうど良い調整だったのかも知れません。
 今シーズン未だ未勝利のPKNP FCは、74分にキャプテンのアーマド・シュクリ・アブドラ・ハミドが退場となり10 人となった後は全くチャンスがありませんでした。4連敗となったPKNP FCは10位のPJシティFCとは勝点3差の11位となっています。

クアラルンプール(KL)FA2(0勝0分5敗)-3スランゴールFA(1勝3分1敗)
得点者:KLFA−シャウワン・シャーラン(5分)、インドラ・プトラ・マハユディン(38分)、スランゴールFA-サンドロ・ダ・シルヴァ(67分,PK)、モハマド・シャズワン・ザイノン(71分)、モハマド・アムリ・ヤハヤ(76分)
今シーズンともに未勝利チーム同士の対戦は、スランゴールFAが前半2失点のビハインドをひっくり返して逆転勝ちし、今シーズン初勝利を挙げました。しかし30分で交代したルフィノ・セゴヴィアが思いの外、重傷だったようで、スランゴールFAのホームページでは、4ヶ月間チームから離脱する必要があることが伝えられています。昨シーズンは19ゴールでリーグ最多得点を記録し、今シーズンもこの試合前までの5試合で、チーム総得点5点中3得点をあげるなどスランゴールFAの攻撃の中心だけに、この試合で今シーズン初勝利を挙げたスランゴールFAですが、今後も苦しい試合を強いられそうです。
 またこの試合後、開幕から5連敗となったKLFAのユスリ・チェ・ラー監督が辞任しています。開幕5試合の相手が、昨シーズンのFAカップ優勝チームのパハンFA、スーパーリーグ5連覇中のJDT、そしてACLプレーオフ出場のため延期にはなりましたがマレーシアカップ優勝チームのペラTBG、その後も昨シーズン5位のトレンガヌFC、同7位のマラッカ・ユナイテッドと上位相手との連戦が続き、悪い流れを変えることができませんでした。なおKLFAの苅部隆太郎選手はスタメンフル出場しています。
 この試合のGoal.comによるマッチレポートはこちら、またこの試合の観戦記はこちらです。

2部プレミアリーグ
UITM FC(3勝1分1敗)3-3ケランタンFA(1勝1分3敗)
得点者:UITM FC−ザルコ・コラチ(37分、41分、50分)、ケランタンFA-フラヴィオ・ベック・ジュニオール(36分)、ニック・アズリ・ニック・アリアス(79分)、ファウジ・ロスラン(83分)

PDRM FC(0勝1分5敗)0-1UKM FC(3勝1分2敗)
得点者:UKM FC-ミラド・ジナドプール(88分)

ヌグリ・スンビランFA(1勝4分1敗)0-0サバFA(3勝2分1敗)
得点者:なし
ヌグリ・スンビランFAの中武駿介選手はスタメンフル出場しています。

ペナンFA(2勝1分3敗)2-1スランゴール・ユナイテッド(3勝1分2敗)
得点者:ペナンFA-ディヤウルラーマン・ハスリ(55分)、ニキタ・パヴレンコ(64分、OG)、スランゴール・ユナイテッド−リザル・ファミ(17分)

トレンガヌFC II(2勝2分1敗)0−0JDT II(4勝1分0敗)
得点者:なし
トレンガヌFC IIの鈴木ブルーノ選手はスタメンフル出場しています。

観戦記:3月10日MFL1部スーパーリーグ第6節クアラルンプールFA対スランゴールFA@KLFAスタジアム

3月7日のニュースでも取り上げた「クランヴァリーダービー」を観戦してきました。この試合前まで開幕から4連敗中のクアラルンプール(KL)FAと0勝3分2敗のスランゴールFAの対戦は、最後にドラマが待っていました…。

KLフットボールスタジアムは、KL市内から車で15分から20分の距離にあるチェラスという地区にあり、KLFAのホームです。このスタジアムの前は、最近こちらで流行りのフードトラックパークになっていて、20台ほどのトラックがハンバーガーやパスタの他、タイ料理やマレーシア料理などのトラックもあり賑わっています。ここで飲食物を買ってスタジアムに持ち込むことも可能で、私はここでバーガーと飲み物を購入し、スタジアムへ向かいました。

スタジアム近くでスランゴールFAのバスを発見。

スタジアム周辺では、KLFAのホームにもかかわらず圧倒的にスランゴールFAのユニフォームなどを売る屋台が多く、KLFAのユニフォームを売っている屋台は1つだけでした。ちなみにKLFAの2019年ユニフォームは110マレーシアリンギ(約3000円)、昨年のユニフォームはほぼ半額の50マレーシアリンギ(約1400円)でした。(写真右下の白と赤の縞のユニフォームが昨年のKLホームユニフォームです)

今回は15マレーシアリンギ(約400円)のオープンスタンドのチケットを購入。なおグランドスタンドは30マレーシアリンギでした。Terbukaとはオープンスタンドの意味。

試合前のアップを行うKLFA

試合に先立ち、スランゴール州歌、KL連邦直轄区歌、マレーシア国歌が演奏され、観客も皆、起立します。

国歌演奏が終了し、いよいよ試合開始。

試合はKLFAが5分にFWシャフワン・シャーランがディフェンダー二人に挟まれながらもヘディングを決めて先制しました。さらに38分には、スランゴールDFテイラー・リーガンがトラップミスしたボールを蹴り込んだ37歳のベテランFWインドラ・プトラ・マハユディンのMFL通算100ゴールまであと4と迫る今シーズン初ゴールで、KLFAがまさかの(失礼!)2−0で前半が終了しました。しかもスランゴールFAは今シーズン5得点中3点を挙げているFWルフィノ・セゴヴィアが30分にケガのため交代するなど、窮地に追い込まれました。

エアマリンカップで初の代表入りとなったMFファイズ・ナシルが今日は明らかに機能していないと見ると、スランゴールFAのサティアナタン監督はファイズ選手に代えて38歳のベテランFWモハマド・アムリ・ヤハヤを後半開始から投入しましたが、これが効果的な一手になりました。67分には自らが倒されて得たPKをFWサンドロ・ダ・シルヴァがゴールし、まず1点。71分には大胆なサイドチェンジからMFシャズワン・ザイノンがドリブルで持ち込み同点ゴール。こうなると勢いは明らかにスランゴールFAにあり、76分にはモハマド・アムリ・ヤハヤがゴール前のこぼれ球を頭で叩き込み、スランゴールFAが逆転します。10分足らずの間に3ゴールと怒涛の攻撃を見せたスランゴールFAがそのまま逃げ切り、スランゴールFAは今シーズン初勝利を挙げました。

開幕から泥沼の5連敗となったKLFAは、スタンドのKLFAサポーター集団の元へユスリ・チェ・ラー監督が足を運び話をするなど、最後は大荒れでした。(写真左はここまでの4試合の結果1-3、 1-4、 0-1、 0-2を挙げ、Next?「次はどうなんだ?」と抗議の横断幕を掲げるKLFAのサポーターグループ、写真中央はそのサポーターグループのもとへ向かうユスリ・チェ・ラーKLFA監督、写真右は機動隊員にベンチへ戻るように促されるユスリ監督)

なお、この試合の後、ユスリ・チェ・ラー監督はKLFA監督を辞任しています。

MFL第5節の結果まとめ

マレーシアフットボールリーグMFL第5節の結果
1部スーパーリーグ
トレンガヌFC(1勝3分1敗)1-1ペラTBG(0勝3分1敗)
得点者:トレンガヌFC-リー・タック(90分、PK)、ペラTBG-ワンダー・ルイス(72分)
トレンガヌFCは、90分にリー・タックがペナルティーエリア内で倒されて得たPKを自分で決めて同点に追いつきました。ペラTBGは掴みかけていた今シーズン初勝利を手にすることはできませんでした。

スランゴールFA(0勝3分2敗)2−4JDT(4勝1分0敗)
得点者:レアンドロ・ヴァラスケス(7分、67分)、ジオゴ(13分)、ゴンザロ・カブレラ(41分)、スランゴールFA-エンドリック・サントス(32分)、ルフィノ・セゴヴィア(45分)
前半だけで5点が入った派手な試合は、JDTのレアンドロ・ヴァラスケスがこの日2点目となるゴールを決め、スランゴールFAを突き放しました。この日が34歳の誕生だったルフィノ・セゴヴィアのゴールも実らず、スランゴールFAの今シーズン初勝利はまたもお預けとなりました。

フェルダ・ユナイテッド(1勝3分1敗)1-0プタリン・ジャヤ(PJ)シティFC(1勝1分3敗)
得点者:池田圭(30分、PK)
ゴールエリア内でS・チャントゥルが倒されて得たPKをフェルダ・ユナイテッドの10番、池田圭がゴール。そのまま逃げ切り、フェルダ・ユナイテッドは今シーズン初勝利を挙げました。フェルダ・ユナイテッドのニズマン・ジャミル監督がチームへの貢献を称賛する池田選手、渡邉将基選手はともにスタメンでフル出場しました。

クダFA(3勝2分0敗)0−0PKNS FC(2勝2分1敗)
得点者:なし
両チーム合わせて9枚のカードが出された荒れた試合は、シュート数がクダFA14本に対して、攻撃の要となるFWクパ・シャーマンが第4節のPKNP FCでのレッドカードによる出場停止となっているPKNS FCはわずか2本でしたが、PKNS FCにとってはアウェイでの貴重な勝点1となりました。一方クダFAにとっては、この試合で勝点3を獲得すれば首位の可能性もありましたが、試合終了直前の87分にはクダFAのDFレナン・アルヴェスがボールとは関係ないところで、PKNS FCのFWファイザット・ガザリに頭突きを食らわせ一発退場となりました。MFLの規定では、通常のレッドカードは1試合出場停止が課せられますが、暴力行為に対するレッドカードは最低でも3試合以上の出場停止処分となります。
 第5節を終えて3位のクダFAは、次節の第6節は2位のパハンFAと、第7節は首位のJDTとの対戦が控えているだけに、アルヴェス選手の不用意なレッドカードがクダFAの今シーズンの行方に影響を及ぼす可能性があります。

PKNP FC(0勝1分3敗)0−3パハンFA(3勝2分0敗)
得点者:パハンFA-ゼ・ラヴ(2分)、ディクソン・ヌワカエメ(50分)、ノーシャルル・イドラン・タラハ(73分)
ここ2試合で2引き分けのパハンFAは、前節でレッドカードをもらったDFエラルド・グロンと、イエローカード累積3枚となったDFサフワン・バハルディンが出場停止、さらにはDFムスリム・アーマドが前節のスランゴールFA戦でのケガからの回復が遅れてベンチから外れるなど、前節まで先発してきたディフェンスのレギュラー3名を欠く苦しい試合でしたが、今シーズンまだ勝ち星のないPKNP FC相手に勝点3を獲得し、クダFAを抜いて2位に浮上しています。

マラッカ・ユナイテッド(4勝0分1敗)2−0クアラルンプール(KL)FA(0勝0分4敗)
得点者:マラッカ・ユナイテッド−ダルコ・マルコヴィッチ(14分)、ナズリン・ナウイ(16分)
今シーズン開幕から3連敗中のKLFAは、この試合も前半の早い時間帯に2点を奪われ、FWギリェルメ・デ・パウラをケガで欠く攻撃陣が反撃できないまま試合終了。開幕から泥沼の4連敗となり、MFLでの唯一、勝点0のチームとなっています。
KLFAの苅部隆太郎選手はスタメンでフル出場しています。

2部プレミアリーグ
ペナンFA1(1勝1分2敗)1-2UITM FC(3勝0分け1敗)
得点者:ペナンFA−ザルコ・コラチ、UITM FC-ロベルト・メンディ(39分、85分)

スランゴール・ユナイテッド(3勝1分1敗)0−0ヌグリ・スンビランFA(1勝3分1敗)
得点者:なし
ヌグリ・スンビランFAの中武駿介選手はスタメンでフル出場しています。

サバFA(3勝1分1敗)3−1PDRM FC(0勝1分4敗)
得点者:サバFA-ルイス・ジュニオール(4分、48分)、ロドリュブ・ パウノヴィッチ(43分)、PDRM FC-アルグジム・レゾヴィッチ(53分)

UKM FC(1勝1分2敗)4-0サラワクFA(1勝0分4敗)
得点者:UKM FC-ミカエル・イジェジー(9分、PK)、マテオ・ロスカム(85分、PK)、ハリス・ファズリン(90分)、アクマル・ザヒル(90分)

JDT II(4勝0分0敗)2-0ケランタンFA(1勝1分2敗)
得点者:JDT II-ロザイミ・ラーマン(40分)、カイルラ・アブドルハリム(59分)

MFL第4節の結果まとめ

マレーシアフットボールリーグMFLは第4節。1部スーパーリーグ6試合、2部プレミアリーグは追放処分を受けたプルリスFA対ケランタンFA戦が延期となり、5試合が行われました。
MFL1部スーパーリーグ
クアラルンプール(KL)FA(0勝0分3敗)0-1トレンガヌFC(1勝2分1敗)
得点者:トレンガヌFC-イゴル・ゾニッチ(69分)
前半は苅部隆太郎からのキラーパスでGKと1対1の大チャンスをザフリ・ヤハヤがはずなどチャンスをモノにできなかったKLFAをトレンガヌFCが攻め続ける展開ながら0-0で終了。後半に入ると、トレンガヌFCの攻撃陣のミスとKLFAのGKファリズアン・カマルディンが連発したスーパーセーブで両チーム無得点が続き、迎えた69分にリー・タックの左からのCKにイゴル・ゾニッチが頭で合わせてゴールし、これが決勝点となりました。KLFAは前節のペラTBG戦が延期となったため3試合を消化していますが、勝点0と苦しい状況が続いています。
 KLFAの苅部隆太郎選手はこの試合も含め、全試合に先発、フル出場しています。

プタリン・ジャヤ(PJ)(1勝1分2敗)シティFC0-2クダFA(3勝1分0敗)
得点者:クダFA-シャルル・アズワリ(7分)、フェルナンド・オルテガ(41分)
プルリスFAからサフィ・サリ、新外国人としてセルジーニョの二人のFWを獲得して攻撃陣を強化したPJシティFCが、今シーズンここまで無敗のクダFAに挑んだ試合は、7分にシャルル・アズワリがフリーでヘディングシュートを決めてクダFAが先制しました。前半終了間際の41分には、自陣ゴール前でPJシティの不用意なパスを奪ったクダFAが一気にカウンターで攻め込み、オルテガが1対1となったGKを交わしてシュートし前半は2-0で終了。後半もクダFAが攻める時間の方が長かったものの両チームとも無得点で終了しました。

ペラTBG(0勝2分1敗)1-1フェルダ・ユナイテッド(0勝3分1敗)
得点者:ペラTBG-ジウマール・ダ・シルヴァ(71分、PK)、フェルダ・ユナイテッド-ハディン・アズマン(44分)
2月19日にアジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグACLプレーオフで蔚山現代に1-5と大敗したペラTBG。スーパーリーグ昨シーズン2位ながら、今シーズンはまだ勝ち星がありません。ホームにフェルダ・ユナイテッドを迎えた試合は、44分にフェルダ・ユナイテッドのキャプテン、ハディン・アズマンがFKを直接、ゴールし先制します。ペラTBGもゴール前でワンダー・ルイスが倒されて得たPKをジウマール・ダ・シルヴァが決め、同点に追いついたものの、その後は両チームとも得点できず試合終了となりました。
 フェルダ・ユナイテッドの池田圭選手と、この試合直前にフェルダ・ユナイテッドに加入した元プルリスFAの渡辺将基選手はともに先発し、フル出場しました。

JDT(3勝1分0敗)2-1マラッカ・ユナイテッド(3勝0分1敗)
得点者:JDT-ゴンザロ・カブレラ(35分、PK)、サファウィ・ラシド(43分)、マラッカ・ユナイテッド-パトリック・ライヒェルト(74分)
ここまで無敗同士が対戦する今節最も注目のカードは、35分にマラッカ・ユナイテッドのジャン・スクウォンが自陣ゴールエリアでハンドの反則を犯し、そのPKをゴンザロ・カブレラが決めてJDTが先制しました。43分にはジオゴのヒールパスから抜け出したサファウイ・ラシドがDF二人とGKをかわしてゴール。マラッカ・ユナイテッドも74分、JDT守備陣のパスをダルコ・マルコヴィッチがカット、そこからパトリック・ライヒェルトがゴールしますが、反撃はここまで。マラッカ・ユナイテッドは今シーズンの初黒星を喫しました。
 勝点3は満足だが、試合内容には不満が残るとしているJDTのルシアーノ・フィゲロア監督は、3月5日に控えるアウェイの鹿島アントラーズ戦に向け、選手の奮起を促したいとしています。

PKNS FC(2勝1分1敗)1-0PKNP FC(0勝1分3敗)
得点者:PKNS FC-クパ・シャーマン(2分)
ともに州政府設立の開発公社を母体とするクラブ同士の「公社ダービー」は、前節にスランゴールFAを4-0で破ったPKNS FCがクパ・シャーマンのゴールで先制し、GKザリフ・イルファンの活躍とPKNP FCのシュートが何度もゴールポストに阻まれる幸運のおかげでそのまま逃げ切りました。PKNP FCはシュート数ではPKNS FCを上回ったものの、1点が取れませんでした。
 PKNS FCはここまで4試合で3得点と好調のクパ・シャーマンが、69分にそれまでマンマークされ続けていたPKNP FCのフィリピン人DFアマニ・アギナルドへ肘打ちを食らわせて一発退場となっています。次節は首位クダFAとの対戦が控えており、チームにとっても痛いレッドカードでした。
 3試合で6失点のPKNP FCは、今シーズン初先発のGKカイルル・タキフの中途半端なパスから失点し、PKNS FCが10人となった機会を生かせませんでしたが、上記の新戦力のアマニ・アギナルドが存在感を見せつけ、課題となっていた守備陣の立て直しが期待できる試合でした。

パハンFA(2勝1分1敗)1-1スランゴールFA(0勝3分1敗)
得点者:パハンFA-ワン・ザフルニザム(34分)、スランゴールFA-ルフィノ・セゴヴィア(62分)
この試合前まで3試合で3得点のFWディクソン・ヌワカエメの代わりに、昨年末のアセアンサッカー連盟AFF選手権スズキカップで活躍したFWノーシャルル・イドラン・タラハを起用したパハンFAのドラー・サレー監督の戦略は、34分にムハマドゥ・スマレー、ゼ・ラブとつないだパスをワン・ザフルニザムがゴールし的中したように見えました。しかし、パハンFA攻撃陣が追加点のチャンスを逃していた間に、スランゴールFAが62分にキャプテンのルフィノ・セゴヴィアのゴールで追い付きます。パハンFAにとって誤算だったのはDFエラルド・グロンが2枚めのイエローで73分に退場となったこと。74分にはディクソン・ヌワカエメを投入し、勝点3を取りに行きますが、結局1-1のまま試合終了。上位陣から離されたくないパハンFAでしたが、不調のスランゴールFA相手に手痛い引き分けとなりました。

MFL2部プレミアリーグ
サラワクFA(1勝0分3敗)1-2サバFA(2勝1分1敗)
得点者:サラワクFA-ペドロ・エンリケ(44分)、サバFA- ロドリュブ・ パウノヴィッチ(36分)、サブリ・サハル(39分)
マレーシアはマレー半島部と、東マレーシアと呼ばれるボルネオ島に分かれていますが、そのボルネオ島に本拠地を持つ両チームの「ボルネオダービー」は、両クラブの勢いがそのまま現れた結果になりました。

PDRM FC(0勝1分3敗)0-1スランゴール・ユナイテッド(3勝0分1敗)
得点者:スランゴール・ユナイテッド-ラスラム・カーン(27分)
MFL3部にあたるFAMカップ(現Mリーグ3)から昇格し、初めてプレミアリーグで戦うスランゴール・ユナイテッドは好調を維持、この勝利で単独2位に浮上しています。

トレンガヌFC II(2勝1分1敗)0-0UKM FC(1勝1分2敗)
得点者:なし
トレンガヌFC IIの鈴木ブルーノ選手は、この試合で4試合連続の先発でフル出場していますが、開幕戦以来のゴールはなりませんでした。

UITM FC(2勝0分2敗)1-2JDT II(4勝0分0敗)
得点者:UITM FC-ムハマド・ラフィ・マット・ヤコブ(12分)、JDT II-ブルーノ・ソアレス(20分)、モハマド・ロザイミ・アブドル・ラーマン(45分)
JDT IIは開幕から4連勝で首位をキープ。

ヌグリ・スンビランFA(1勝2分1敗)1-1ペナンFA(1勝1分2敗)
得点者:ヌグリ・スンビランFA-中武駿介(32分)、ペナンFA-ジュリアン・ボッターロ
ここまで全試合先発でフル出場の中武駿介選手は、この試合も先発でフル出場し、今シーズン2点目を決めています。

2月23日のニュース(2):渡辺将基がプルリスFAからフェルダ・ユナイテッドへ移籍、プルリスFAに7日間の不服申立期間が与えられる、PDRM FCは1ヶ月以内の未払い給料支払いを約束

渡辺将基がプルリスFAからフェルダ・ユナイテッドへ移籍
マレーシアフットボールリーグMFL2部プレミアリーグから給料未払い問題により追放処分を受けたプルリスFAでプレーしていたDF渡辺将基(32)が、1部スーパーリーグのフェルダ・ユナイテッドへ移籍しました。開幕3試合で追放となったプルリスFA(正確には7日間の不服申立期間が与えられており、その間は追放は確定してはいませんが)では、3試合ともフル出場し、モチベーションはわかりませんが、コンディションは悪くないはずです
 フェルダ・ユナイテッドには今シーズンからMF池田圭もサガン鳥栖より加入しており、MFLでは初となる(多分)1クラブに渡辺選手と池田選手の日本人2名が在籍することになります。開幕から2分1敗、得点2失点6で8位に低迷しているフェルダ・ユナイテッドのモハマド・ニザム・ジャミル監督は、渡辺選手に対し開幕3試合で不足していた守備陣のリーダーの役割を期待しているとコメントしています。
 またフェルダ・ユナイテッドは、ケガのためバーレーン人FWジェイシー・ジョンとの契約を解除し、昨シーズンはJ3の鹿児島・ユナイテッドに所属し、Jリーグ通算150試合出場で35得点というブラジル人FWチアゴ・キリノ・ダ・シウヴァ(34)も獲得しています。前節ではクダFAに0-4で敗れたフェルダ・ユナイテッド。攻撃陣と守備陣立て直しのため、渡辺、キリノ両選手は今日のペラTBGとの試合から出場予定です。

プルリスFAに7日間の不服申立期間が与えられる
2018年シーズンにプレーした18名に対して48万マレーシアリンギ(日本円で1300万円ほど)の給料未払い問題があり、また今シーズンも開幕から2ヶ月の給料が所属選手に払えておらず、今後の経営計画が不透明なことにより、MFLからの追放処分を受けたプルリスFAに対し、MFLは7日間の不服申立期間を与えることをMFLのケヴィン・ラムリンガンCEOが述べています。2月20日のMFL理事会では全会一致でプルリスFAの追放が議決されましたが、その議決を覆すだけの十分な条件が提示されれば、MFLは再考するとしています。
 またプルリスFAに代わってプレミアリーグ参加を求めていたトレンガヌ・シティFC(TCFC)については、この要求を却下しています。TCFCは昨シーズン、MFL3部にあたるFAM Cup(現Mリーグ3)でスランゴール・ユナイテッドを破って優勝し、自動昇格の権利を得ていましたが、このチームも給料未払い問題があったため、MFLによって権利を剥奪されていました。このためプレミアリーグには代わってスランゴール・ユナイテッドが昇格しています。
 プルリスFAの追放処分については、プルリスFAのダト・アーマド・アミザル・シャフィト・ラフィ会長が、MFLチェアマンでJDTのオーナーでもあるTMJことトゥンク・イスマイル・スルタン・イブラヒム殿下に直接、クラブの現状を説明したいと訴えたり、前プルリスFA会長のダト・スリ・シャヒダン・カシム前プルリス州知事が州政府が責任を持って、プルリスFAのプレミアリーグ復帰を支援するべきとツイートするなど、まだまだ辞退の行方がわかりません。

PDRM FCは1ヶ月以内の未払い給料支払いを約束
もはやMFLのあるあるネタと言っても良い給料未払い問題関連で、警察が母体のPDRM FCは未払い給料を1ヶ月以内に支払うことを約束しました。手始めとして、12人のマレーシア人選手と4名のスタッフに対して、合計52万2000マレーシアリンギ(約1400万円)をMFLからの補助金からと、スポンサーとなっているカフェ・レストランチェーンのPappaRichの支援で未払い給料を支払ったとしています。
 しかし4名の外国人選手と2名のスタッフに対しては、まだ約70万マレーシアリンギ(約1900万円)の未払い分があるということです…。



2月16日のニュース:移籍期間終了間近での噂いろいろ、クチンFAのトライアウトに鈴木雄太選手が参加、プルリスFAのファンが募金活動開始

移籍期間終了間近での噂いろいろ
2018年11月29日から始まっていた選手の移籍や登録期間、いわゆるトランスファーウィンドウが2月20日で終了します。既にマレーシアフットボールリーグMFLは開幕から第2節までを終了し、主力にケガ人が出ているチーム、予想していたような結果を残せていないチームなどが、選手を放出、あるいは駆け込みで新たな戦力と契約をすることが予想されます。
 特に給料未払い問題で注目を浴びている2部プレミアリーグのプルリスFAの選手たちの去就に注目が集まっており、元マレーシア代表FWサフィー・サリがスランゴールFAやプタリン・ジャヤ(PJ)シティFCへ移籍するのではという噂や、元ケランタンFAでキャプテンも務めたモハマド・バドリ・モハマド・ラジはケランタンFAが未払い給料問題を解決するまではケランタンFAに戻ることはないと会見しています。その一方で、そのケランタンFAが3人の「スター」選手を獲得予定と発表するなど周辺がざわついています。
 またここまで0勝2分0敗のスランゴールFAのB・サティアナタン監督が、新戦力のアントニオ・ジャーマンが期待はずれであることを認め、今シーズン、パハンFAに復帰して活躍するディクソン・ヌワカエメと契約直前まで行きながら、獲得資金不足で断念していたことを明かしてみたり、トレンガヌFCのイルファン・バクティ・アブ・サリム監督やPKNP FCのアブ・バカル・ファジム監督が機能していない外国人選手に不満を述べるなど、国内移籍だけでなく、国外からの新戦力獲得を目論むチームもありそうです。

クチンFAに日本人MF鈴木雄太が入団!
トライアウトを受けていた日本人MF鈴木雄太選手がマレーシアフットボールリーグMFLの3部にあたるMリーグ3に所属するクチンFAへの入団が決まりました。おめでとうございます!鈴木選手はMFL開幕前には2部リーグにあたるプレミアリーグに所属するケランタンFAで練習参加していましたが、結局、契約に至りませんでした
 報道では、マレーシアでも展開しているヤクルトがスポンサーになるとのことで、鈴木選手と契約するクチンFAは一銭も払わずに済むようです。
 ちなみにヤクルトはJDT IIからJリーグファジアーノ岡山へ移籍したハディ・ファイヤッド選手のトライアウトの費用も負担したようなので、日本とマレーシアをサッカーで結ぶ役割を今後も果たしていくかも知れません。

クチンFAのファズルディン・ラーマン会長と握手する鈴木選手(クチンFAのFacebookより)

プルリスFAのファンが募金活動開始
給料未払い問題で注目を集めるプルリスFAのファンが募金活動を始めたようです。昨シーズン、プレーした18名の選手への給料未払いと、今シーズンプレーしている選手の1月分と2月分の給料が払われていないとされるプルリスFAは、マレーシアフットボールリーグから受け取ることになっている100万リンギ(日本円で約2700万円)の2019年助成金を使って未払い給料の一部を支払う予定のようですが、優先されるのはあくまでの昨年プレーした選手たちで、100万リンギでは今シーズンの残り期間の給料を賄うことはとうてい無理です。
 そんな窮状を救おうとプルリスFAのファンが募金活動を始めました。プルリスFAのダト・アーマド・アミザル・シャフィト・アーマド・ラフィ会長は、現在いくつかのスポンサーと交渉中としながらも、具体的な問題解決の時期は明言できていません。プルリス州はマレーシア北部の州ですが、プルリスFAは首都クアラルンプールにあるマラヤ大学のグラウンドを練習拠点とし、学内の寮に宿泊している選手もいるようです。しかしここも今後、使用料が払われなければ退去の可能性もあります。プロ選手としては屈辱的な環境で、果たしてプルリスFAの選手たちがいつまでモチベーションを維持できるのか気になります。

マラヤ大学グラウンドで練習するプルリスFA(Facebookより)

2月4日のニュース:MFL第1節結果まとめ

マレーシアフットボールリーグMFLの第1節が終了したので結果をまとめました。
1部スーパーリーグ(左側がホーム)
2月1日(金)
パハンFA 3-1 クアラルンプール(KL)FA
得点者:サディル・ラムダニ(23分)、ディクソン・ヌワカエメ(51分、90分)、KLFA-アフィック・アーマド・ラザリ(48分)
パハンFA攻撃陣のミスとKLFAのGKの奮闘がなければ、もっと得点差がついてただろうという試合でした。試合前の予想通り、KLFAの守備陣はヌワカエメやラムダニ、さらにはゼ・エドゥアルドなどパハンFAに十分に対処できず、最初の2点はゴール前のこぼれ球を押し込まれ、最後の1点は守備陣が完全にヌワカエメに振り切られての失点でした。サディル・ラムダニの2019年スーパーリーグ初ゴールで先制したパハンFAに対し、KLFAはインドラ・プトラのクロスをアフィック・アーマドがボレーで叩き込み、一旦は同点に追いつきましたが、その後は防戦一方でした。私は仕事で観戦できなかったのですが、来週の春節(旧正月)に続く最大6連休の初日ということもあったのかも知れませんが、明らかにパハンFAのサポーターの数がKLFAのサポーターの数を上回っており、ユスリ・チェ・ラー監督のパハンFAのホームでの試合のようだったとこぼしていました。なおKLFA新外国人選手MF苅部隆太郎選手はフル出場しました。

PKNS FC 1-1 トレンガヌFC
得点者:PKNS−ニコラス・スワラッド(65分)、トレンガヌ-アブドゥル・マリク・アリフ(90分)
チャン・ワタナカのコーナーにニコラス・スワラッドが頭で合わせた先制した赤アリ(PKNSのニックネームはレッド・アンツ)のが亀(トレンガヌFCのニックネームはタートルズ)を倒すかと思われましたが、土壇場でホームのトレンガヌが追い付き引き分け。試合後、PKNSのラヤゴパル監督は、前半は守備的な戦術を選択したことを明らかにし、敵地での勝ち点1点をポジティブに評価したいと語っています。

2月2日(土)
JDT 1-0 ペラTBG(スンバンシーカップ)
得点者:JDT-ゴンザロ・カブレラ(40分)
この試合はテレビ観戦しました。前半はゴールどころかシュートを1本も打たせてもらえなかったペラTBG。ボールの支配率もJDT65%に対しペラTBGは35%と防戦一方でした。それでもペラTBGのGKハフィズル・ハキムの攻守とJDTのゆるいフィニッシュもあり、1-0で折り返しました。後半になっても状況は変わらず、結局この試合を通してペラTBGはシュート1本、コーナーキック0と完敗、点差以上にJDTの一方的な試合になりました。試合後のインタビューでは、ペラTBGのメメド・デュラコビッチ監督も選手たちはよく頑張ったといったコメントしていますが、素人目には明らかなチーム力の差を感じました。本来ならペラFAにはギルマールという強力FWがいるのですが、2018年のマレーシアカップ決勝ですったもんだの末レッドカードをもらっており、そのためこの試合は出場停止になっていました。なお、Goal.comによるこの試合の採点はこちらです。(原文はマレーシア語)

マラッカ・ユナイテッド 2-1 プタリン・ジャヤ(PJ)・シティFC
得点者:マラッカ・ユナイテッド−リリドン・クラシニキ(36)、カサグランデ(44分)、PJシティFC−B.バラスクマー(58分)
クダFAから移籍したクラシニキのゴールは、第1節のナンバーワンとも言える、右からのクロスをボレーのバイシクルシュートというスーパーゴールでした。追加点も新外国人のカサグランデ(ブラジル、フェルクラFC−廃部−より移籍)が決めました。2部プレミアリーグから昇格したPJシティFCはスーパーリーグの初戦でしたが、残念ながら敗戦スタートとなりました。

PKNP FC 0-2 クダFA
得点者:クダFA-シャキル・ハムザ(66分)、ジョナサン・ボーマン(86分)
2018年シーズンは一時は3位となったものの、最終的には6位でシーズンを終えたクダFA。外国人選手5人を総入れ替えするなど、チームのメンバーが大きく代わって迎えた2019年初戦は、新外国人のDFシャキル・ハムザ(シンガポール、シンガポールリーグのホーム・ユナイテッドより移籍)とFWジョナサン・ボーマン(アルゼンチン、インドネシアのプルシブ・バンドンより移籍)の二人が得点し快勝しました。

2月3日(日)
スランゴールFA 1-1 フェルダ・ユナイテッド
得点者:スランゴールFA−アントニオ・ジャーマン(41分)、フェルダ・ユナイテッドFC-ハディン・アズマン(69分)
2018年シーズンは8位のスランゴールFAと2部プレミアリーグで優勝し、スーパーリーグへ昇格したフェルダ・ユナイテッドの対戦。観戦記にも書きましたが、前半はお互いに攻めあぐねていましたが、スランゴールFAが個人的には最も存在感を示していたMFファイズ・ナシールからのパスをFWアントニオ・ジャーマンがゴールし先制。後半に入って2019年から新キャプテンとなったFWハディン・アズマンが左サイドを抜け出し、角度のないところから素晴らしいシュートを決めて同点に追いつきました。しかし、フェルダ・ユナイテッドは、結局ゴールの枠内へのシュートはこの他は1本だけで、シュートの精度の低さが目立ちましたが、スランゴールFAも昨年まではチームメイトだったフェルダ・ユナイテッドのGKノラズラン・ラザリの前に13本のシュートの内、枠内は7本とこちらも次節までに修正が必要そうです。フェルダ・ユナイテッドの新外国人選手である元サガン鳥栖の池田圭選手は82分に交代出場しましたが、特に見せ場もなく終わりました。なお、Goal.comによるこの試合の採点はこちらです。

2部プレミアリーグ
2月1日(金)
UITM FC 3-1 PDRM FC
得点者:UITM−アディ・サイド(1分、36分)、ロベルト・メンディ(84分)、PDRM−リ・チャン・フン(90分)トレンガヌFC 1−1 PKNS FC
UTIMの新戦力FWアディ・サイド(ブルネイ)とFWロベルト・メンディ(セネガル)が期待に応える活躍でUITMが快勝しました。特にサイドはおそらくMFL最速となる開始20秒でいきなり得点したようです。PDRMは、昨シーズンはマラッカ・ユナイテッドでプレーシア新外国人のMFリ・チャンフーン(韓国)が1点を返すにとどまりました。

2月2日(土)
スランゴール・ユナイテッド 1-0 ケランタンFA
得点者:ニキタ・パヴレンコ(23分)
2018年シーズンはMFL3部にあたるFAMカップ(というなのリーグ戦)で2位となりプレミアリーグに昇格を果たしたスランゴール・ユナイテッドが、スーパーリーグで11位に終わりプレミアリーグへ降格したケランタンFAを破る番狂わせで、プレミアリーグ初勝利を挙げました。得点を挙げたのは新戦力のMFニキタ・パヴレンコ(ウズベキスタン)です。なおケランタンFAはマルコ・クラリエヴィッチ新監督が就任してまだ1週間ほどですので、シーズン前の準備不足は否めません。ここからどのようにチームを立て直すのか、クラリエヴィッチ監督の手腕に注目です。

ペナンFA 2-3 トレンガヌFC II
得点者:ペナンFA−セバスティアン・テュリエール(35分)、ジュリアン・ボッタロ(70分)、トレンガヌFC II-ラムジ・サフィアン(23分)、ブルーノ鈴木(46分)、セルヒイ・アンドリエイエフ(79分)
マレーシアでのプレーが3シーズン目に入った鈴木ブルーノ選手が、一事は逆転となるゴールを挙げています。

ヌグリ・スンビランFA 2-1 サラワクFA
得点者:ヌグリ・スンビラン-フェリス・ダニエル・マット・ナシル(10分)、アルミール(52分)、サラワクFA−ペドロ・エンリケ(55分)

サバFA 1-2 JDT II
得点者:サバFA-ルカ・ミルノヴィッチ(13分)、JDT II-モハマド・チャダー(64分)、ロザイミ・アブドラ・ラーマン(83分)

2月3日(日)
UKM FC 2-1 プルリスFA
得点者:UKM FC-ファイズ・ハニフ・アドナン(22分)、ワン・モハマド・ファイズ・ワン・スライマン(56分)、プルリスFA-ヴァルチ・ジュニオール(62分)
給料未払い問題で揺れるプルリスにとっては、開幕前に自ら契約解除を申し出る選手などもいましたので、戦力ダウンは必死でしたが、そんな傷口に塩を塗られるような敗戦でした。まぁこの状況でモチベーションを維持するのも難しいでしょうが…。なお、プルリスFAの新外国人選手の一人、元横浜FCのDF渡邉将基選手はベンチ入りしませんでした。



1月27日のニュース:2019年MFL1部スーパーリーグ移籍情報

2月1日に開幕するマレーシアフットボールリーグMFL。1部のスーパーリーグ、2部のプレミアリーグの各チームとも最後の調整に余念が無いことは、頻繁に行われているプレシーズンマッチのニュースで知ることができます。新戦力獲得のためのトライアウトもほぼ終了し、各チームとも戦力が確定し始めたので、1月27日時点のスーパーリーグの移籍情報を掲載します。なお、現時点では日本人選手2名もスーパーリーグでプレーすることが決まっています。加入選手は国籍および前所属チーム、退団選手は国籍および新所属チームを併記しました。国籍のない選手はマレーシア人選手、新所属チームがない選手は移籍先不明の選手です)

JDT
<加入>
マウリシオDF(ブラジル)S.S.ラツィオ(イタリア)
アーロン・ニゲスFW(スペイン)リアル・オビエド(スペイン)
ジオゴ・ルイ・サントFW(ブラジル)ブリーラム・ユナイテッド(タイ)
アクヤ・ラシッドMF(クダFA)
シャズワン・アンディックDF(KLFA)
<退団>
フェルナンド・マルケスFW(アルゼンチン)デフェンサ・イ・フスティシア(アルゼンチン)
フェルナンド・エリザリMF(アルゼンチン、デフェンサ・イ・フスティシア(アルゼンチン)
マルコス・アントニオ・エリアス・サントスDF(ブラジル)
ジュニオール・エルドストールMF(JDT II – プレミアリーグ)
サフィク・ラヒムMF(マラッカ・ユナイテッド)

ペラTBG
<加入>
ザック・アンダーソンDF(オーストラリア)PKNS FC
シャレル・フィクリFW(PKNP FC)
ジャナセカラン・パルティバンMF(トレンガヌFC)
<退団>
ジャド・ヌールディンDF(レバノン)
ナズリン・ナウィMF(マラッカ・ユナイテッド)
ハフィズ・カマルMF(PKNP FC)

PKNS FC
<加入>
ニコラス・スウィラッドDF(イギリス)マラッカ・ユナイテッド
クパー・シャーマンFW(リベリア)PJシティFC
ガブリエル・グエラFW(アルゼンチン)ボカ・ジュニアーズB(アルゼンチン)
チャン・ワタナカMF(カンボジア)ボーウング・ケット・アンコール(カンボジア)
アクラム・マヒナンMF
アリフ・ファルハンMF
ファルハン・アブ・バカルGK(いずれもクダFA)
シャーロム・カラムDF
ファンディ・オスマンDF(いずれもファルクラFC-2018年に解散)
R・スレンドランFW(マラッカ・ユナイテッド)
シャフィック・シャハルディンFW(クランタンFA−プレミアリーグ)
トミー・マワトFW(PJレンジャーズ-FAMカップ)
<退団>
ザック・アンダーソンDF(オーストラリア)ペラTBG
ファリス・ラムリMF(シンガポール)プルリスFA−プレミアリーグ
ハファエル・ハマゾッチ・デ・クアドロスFW(ブラジル)ホウガン・ユナイテッド(シンガポール)
ブルーノ・オリベイラ・デ・マトスMF(ブラジル)プルシジャ・ジャカルタ(インドネシア)
ヌリズアン・ハサン(スランゴールFA)
ダニエル・ティンDF

パハンFA
<加入>
ゼ・エドゥアルFW(ブラジル)オエステFC(ブラジル)
ディクソン・ヌワカエメFW(ナイジェリア)アンジェSCO(フランス)
エロルド・グロン(フランス)エルミス・アルディプ(キプロス)
サディル・ラマダニMF(インドネシア)プルセラ・ラモンガン(インドネシア)
<退団>
パトリック・クルーズFW(ブラジル)
中島ファラン一生FW(カナダ)
オースティン・アムツFW(ナイジェリア)

トレンガヌFC
<加入>
サンジャル・シャアフメドフMF(ウズベキスタン)ロコモティフ・タシュケント(ウズベキスタン)
シャミン・ヤハヤMF
カイル・アズリン・カザリMF(いずれもフェルダFC)
アザリヌラ・アリアスDF(PJレンジャーズ−プレミアリーグ)
ハイディル・スハイミMF
ムハマド・ファウジMF
シャファウイ・モハマドGK
シャリン・サピエンMF(いずれもトレンガヌシティFC)
イルハム・アミルラーGK
カイルル・アンワルMF
カイルル・イズアンMF(いずれもヌグリ・スンビラン)
<退団>
ラティフ・スハイミMF
ファイズ・ナシルMF(いずれもスランゴールFA)
J・パルティバンMF(ペラTBG)
フィトリ・オマルDF(KLFA)
ト・ドンヒョンFW(韓国)慶南FC)

クダFA
<入団>
レナン・アルヴェスDF(ブラジル)ボルネオFC(インドネシア)
ジョナサン・ボーマンFW(アルゼンチン)プルシブ・バンドンFC(インドネシア)
フェルナンド・ロドリゲスFW(スペイン)ミトラ・クカルFC(インドネシア)
アヌマル・アルムバラキMF(イラク)アーミー・ユナイテッド(タイ)
シャキル・ハムザDF(シンガポール)ホーム・ユナイテッド(シンガポール)
アズミール・ユソフDF
ザクアン・アドハ・アブドゥル・ラザクFW(いずれもKLFA)
ナダラジャ・タナバランFW(ヌグリ・スンビランFA)
シャルル・アズワリ・イブラヒムMF(マラッカ・ユナイテッド)
アリフ・ユソフDF(フェルダ・ユナイテッドFC)
シャルル・イグワン・サムスディンMF
アザムディン・アキルMF(いずれもスランゴールFA)
<退団>
リリドン・クラシニキMF(マラッカ・ユナイテッド)
アルヴァロ・シルヴァDF(フィリピン)
サンドロ・ダ・シルヴァMF(ブラジル)
アンディック・ヴェルマンサMF(インドネシア)マドゥーラ・ユナイテッド(インドネシア)
アクヤ・ラシッドMF(JDT)
アクラム・マヒナンMF
アリフ・ファルハンMF
ファルハン・アブ・バカルGK(いずれもPKNS FC)
ハリム・サアリMF
シャズワン・ザイノンMF(いずれもスランゴールFA)
ザフアン・アズマン(プルリスFA−プレミアリーグ)

マラッカ・ユナイテッド
<加入>
チャン・ソグォンDF(韓国)
ダルコ・マルコビッチMF(モンテネグロ)
リリドン・クラシニキ(コソボ、クダ)
カサグランデことアンセルモ・アルダ・ダ・シルバFW(ブラジル)ファルクラFC
サフィク・ラヒムMF(JDT)
シュコール・アダナンMF(フェルダ・ユナイテッドFC)
ムハマド・ノー・ウバイドゥラDF(フェルクラFC)
ナズリン・ナウィMF(ペラTBG)
M・カヴィスクマルMF(東海FC−JFL地域リーグ)
ライム・ノーDF
ザリフ・デサDF(いずれもペナンFA−プレミアリーグ)
モハマド・ラズマン・ロスランDF
サイフル・リズワン・スラマットMF(いずれもスランゴールFA)
ディヴァン・ラジMF
クザイミ・パイイDF(いずれもPKNP FC)
ワン・アミルル・アフィックDF(フェルダFC)
ワン・シュクリFW(PJシティFC)
オスカー・ウォン・ツェ・ヤンGK(ホンコンレンジャーズ、香港)
<退団>
ニコラス・スウィラッドDF(イギリス)PKNS FC)
R・スレンドランFW(PKNS FC)
シャーダン・スライマンMF(シンガポール)タンピネスローヴァーズ(シンガポール)
チャントゥル・スピアMF(フェルダ・ユナイテッド)
ファウジ・ロスランFW(ケランタンFA−プレミアリーグ)
シャルル・アズワリ・イブラヒムMF(クダFA)
アズミ・ムスリムDF(プルリスFA−プレミアリーグ)
ハイル・ジョーンズDF(KLFA)
リー・チャンホーンDF(韓国)PDRM FC−プレミアリーグ
ヤホル・ズボビッチ(ベラルーシ)ディナモ・ミンスク(ベラルーシ)
イフェダヨ・オルセグン(ナイジェリア)
スブラマニアム・ヴィーノッドMF(PJシティFC)

スランゴールFA
<加入>
ヌリズアン・ハサンMF(PKNS FC)
ラティフ・スハイミMF
ファイズ・ナシルMF(いずれもトレンガヌFC)
ハリム・サアリMF
シャズワン・ザイノンMF(いずれもクダFA)
アズリン・ズルカファリMF
ワン・ザック・ハイカルMF、
カナダサン・プラバカランDF
ファイザル・ハルンGK(いずれもフェルダ・ユナイテッドFC)
ノーハキム・イサMF(PKNP FC)
ミハル・グエンMF(ベトナム)エアフォースFC(タイ)
アントニオ・ジャーマンFW(グレナダ)ゴクラム・ケララFC(インド)
エンドリック・ドス・サントス(ブラジル)フェルクラFC
テイラー・リガンDF(オーストラリア)アデレード・ユナイテッド(オーストラリア)
<退団>
シャルル・イグワン・サムスディンMF
アザムディン・アキルFW(いずれもクダFA)
モハマド・ラズマン・ロスランDF
サイフル・リズワン・スラマットMF(いずれもマラッカ・ユナイテッド)
ジョセフ・カラン・ティエMF(クチンFA-FAMカップ)
エヴァン・ディマスMF(インドネシア)ボリト・プテラ(インドネシア)
アルフォンソ・デ・ラ・クルーズMF(スペイン)
ノラズラン・ラザリGK(フェルダ・ユナイテッド)
ウィリアン・パチェコDF(ブラジル)バリ・ユナイテッド(インドネシア)
アブドゥル・ハリム・ザイナルMF(ヌグリ・スンビラン−プレミアリーグ)
イルハム・ウディン・アルマインFW(インドネシア)バヤンカラFC(インドネシア)

PKNP FC
加入
カリドゥ・イエロFW(セネガル)コヴァ・ダ・ピエターデ(ポルトガル)
トマス・アビイMF(ガーナ)アル・イスマイリー(エジプト)
シヨブシュ・アスロロフDF(タジキスタン)イスティクロル・ドゥシャンベ(タジキスタン)
ヤーセル・ピントFW(パレスチナ)コキンボ・ウニド(チリ)
ハフィズ・カマルMF(ペラTBG)
モハマド・ファズルル・ハズリMF(フェルダ・ユナイテッド)
アジザット・マイディン・コティ
モハメド・サビル・アブドゥル・サリムDF
ムハマド・ファリド・ネザルDF
フィレモン・アニー・スタンドリDF
モハマド・アル・ファテ・アファンディ(いずれもペラU23)
退団
シャレル・フィクリFW(ペラTBG)
ディヴァン・ラジMF
クザイミ・パイイDF(いずれもマラッカ・ユナイテッド)
ノーハキム・イサMF(スランゴールFA)
リタス・クリョクリスDF(ラトビア)
フランクリン・アンズィテDF(中央アフリカ共和国)
リューベン・ニコロフDF(ブルガリア)

KLFA
<加入> 
アリフ・シャムスディンDF
モハマド・ハジック・ムイズMF(いずれもフェルクラFC)
ファリズエアン・カマルディンGK(ケランタンFA−プレミアリーグ)
フィトリ・オマルDF(トレンガヌFC)
ハイル・ジョーンズDF(マラッカ・ユナイテッド)
苅部隆太郎MF(日本)チャイナートFC(タイ)
シルヴァーノ・コンヴァリアスFW(オランダ)スパンブリーFC(タイ)
<退団>
アズミール・ユソフDF
ザクアン・アドハ・アブドゥル・ラザクFW(いずれもクダFA)
ジュニオール・アパレシド・ギマロ・デ・ソウザMF(東ティモール)
ボブル・アクバロフDF(ウズベキスタン)
シャズワン・アンディックDF(JDT)

フェルダ・ユナイテッドFC
<入団>
ノラズラン・ラザリGK(スランゴールFA)
ジョシネイ・シャドMF(ブラジル)サンパイオ・コヘイア(ブラジル)
ジェイシー・ジョン・オクウンワネFW(バーレーン)(エアフォース・ユナイテッド(タイ)
池田圭MF(日本)サガン鳥栖(日本)
チャントゥル・スピアMF(マラッカ・ユナイテッド)
<退団>
アズリン・ズルカファリMF
ワン・ザック・ハイカルMF
カナダサン・プラバカランDF
ファイザル・ハルンGK(いずれもスランゴールFA)
シャミン・ヤハヤMF
カイル・アズリン・カザリMF(いずれもトレンガヌFC)
シュコール・アダナンMF
ワン・アミルル・アフィックDF(いずれもマラッカ・ユナイテッド)
アリフ・ユソフ(クダFA)
モハマド・ファズルル・ハドリMF(PKNP FC)

PJシティFC (旧MIFA)
<入団>
A・タミル・アラスFW(PJレンジャーズ−FAMカップ)
ペドロ・エンリケ・オリヴェイラFW(東ティモール)サムト・サコンFC(タイ)
ジョシュア・ジェイク・ブラン・グロムメンDF(フィリピン)ダヴァオ・アグイラスFC(フィリピン)
アイズルリズワン・ラザリDF(ヌグリ・スンビランFA−プレミアリーグ)
マーカス・マー・ユン・ジャンFW(MOF FC−FAMカップ)
スブラマニアム・ヴィーノッドMF(マラッカ・ユナイテッド)
<退団>
クパー・シャーマンFW(リベリア)PKNS FC
ワン・シュクリFW(マラッカ・ユナイテッド)

1月21日のニュース:PKNSとフェルダ・ユナイテッドの補強情報

カンボジア代表のチャン・ワタナカがPKNS FC入団
スーパーリーグのPKNS FCは、カンボジア代表FWのチャン・ワタナカ選手との契約を発表しました。クリロナのCR7をもじった「CW11」の愛称を持つワタナカ選手は、2017年はJ3の藤枝MYFCに10ヶ月の期限付き移籍するも出場はわずか2試合の出場で契約を満了しました。2018年にはスーパーリーグでプレーする初のカンボジア人選手としてパハンFAと契約したものの目立った活躍を見せることができず数試合で契約解除、シーズンの残りはカンボジアリーグのボーウング・ケット・アンコールでプレーしていました。またPKNS FCはアルゼンチン人FWのガブリエル・ミゲル・ゲラ選手とも契約しました。アルゼンチンのボカ・ジュニアーズからの期限付き移籍で2015年と2016年にはPKNS FCでプレーし、そこでの活躍から2017年にはJDT II、さらにそのトップチームであるJDTでもプレーしましたが、2019年シーズンはPKNS FCに復帰します。

チャン・ワタナカ選手(左)とガブリエル・ミゲル・ゲラ選手

フェルダ・ユナイテッドFCには日本人の池田圭選手が期限付き移籍で加入
2018年のプレミアリーグ(2部)チャンピオンで、2019年はスーパーリーグへ昇格したフェルダ・ユナイテッド(FUFC)が、3人の外国人選手の獲得を発表しました。サガン鳥栖からFWの池田圭選手(32)が期限付き移籍で加入した他、元バーレーン代表FWでナイジェリア生まれの帰化選手ジェイシー・ジョン・オクウンワネ選手、ブラジル人MFのジョシネイ・シャドの3名が、2018年から残留するブラジル人DFのチアゴ・ジュニオール・アキノに加わります。

なお、2019年シーズンにMFLでプレーする日本人選手としては、FUFCの池田圭選手の他、同じスーパーリーグのKLFAがMFの苅部隆太郎選手(26)と契約しています。

フェルダ・ユナイテッドへ移籍した池田圭選手
KLFAと契約した苅部隆太郎選手(KLFAのFacebookより)