観戦記:3月6日MFL1部スーパーリーグ第2節 パハンFA対PJシティFC@UITMスタジアム、スランゴール州シャーアラム

 PJシティFCの本拠地MBPJスタジアムが改修工事中のため、MFLにより試合開催不可となったことから、今節のPJシティFCのホームゲームはMBPJスタジアムと同じスランゴール州内のUITMスタジアムで開催。私自身は3試合連続のUITMスタジアムでの観戦となりました。

 駐車場からスタジアムへの道すがらパハンFAのユニフォームを売る屋台が出ていました。左の写真は今季のユニフォームを、右の写真は懐かしい昔のユニフォームを売る店。タバコメーカーがスポーツイベントのスポンサーになることができた古き良き時代には、ダンヒルがリーグ全体のスポンサーになっており、各クラブのユニフォームには「ダンヒル」の文字が付けられていました。

 試合開始の30分ほど前に到着しましたが、なんとチケットブースには長蛇の列。雨が心配だったので屋根のあるメインスタンで観戦をするつもりでしたが、まさかのメインスタンド席は満席売り切れで、今回もオープンスタンド観戦になりました。しかしオープンスタンドのチケットブース前にも長蛇の列が。

 それでもなんとか無事購入できました。今回もバックスタンド席は15リンギ(およそ380円)でした。

 観客の入りはこんな感じです。

 今回はパハンFAサイドに座りました。こちらはパハンサポーターのチャントです。(1分ほど続きます。)

 試合は11分にデンバ・カマラのゴールでPJシティFCが先制しました。

 しかしパハンFAはペナルティエリア内でファイザル・ハリムが倒されて得たPKをディクソン・ヌワカエメが決めて同点に追いつきます。

 前半は1-1のまま終了しました。

 後半に入ると、PJシティFCがゴール前でPKを得るも、パハンFAのGKシャルビニー・アラウィー が好セーブで得点を許しません。

 一方、PJシティFCのGKシハン・ハズミも負けていません。

 その後は52分にパハンFAのイヴァン・カルロスが、60分にはPJシティFCのバラトクマール・ラマルーがそれぞれゴールを決めて、2-2となりました。その後は両チーム共に決め手を欠いたまま試合が進み、掲示板の時計も90分を示し、このまま試合終了かと思われれたその時でした…。

 パハンFAの最終ラインを守るカリル・カミスがPJシティFCのワシントン・ブランダオをペナルティエリアの外で倒してしまい、PJシティFCが再びPKを得ました。このPKを皮肉にも昨季までパハンFAに在籍していたコギレスワラン・ラジがゴールし、土壇場でPJシティFCが今季初勝利を手にしています。

観戦記:3月1日MFL2部プレミアリーグ第1節 スランゴール2対トレンガヌFC II@UITMスタジアム、シャーアラム

今更ですが、3月1日の観戦記です。前日2月29日のMFL1部スーパーリーグ、UITM FC対マラッカ・ユナイテッド戦に続き、2日連続のUITMスタジアム観戦でした。
 私はスランゴールFCのファンクラブに入っていてそのメンバーシップカードがあるとMFLのチケットが割引となるのですが、この日、聞いてみたところでは、割引があるのはMFL1部のスランゴールFCの試合だけで、Bチームのスランゴール2の試合には適用されないということでした。ちなみにこのメンバーシップカードがあると、ドミノピザが半額になったり、コールドストーンクリーマリーのアイスクリームが1スクープ無料になったりする一方で、肝心の試合で割引はないかぁ。
 ということで、普通にチケットを購入しました。オープンスタンドのチケット価格は前日のUITM FC対マラッカ・ユナイテッドの試合と同じ15リンギ(およそ380円)でした。

グッズを売る屋台も1店出ていましたが、2部の試合ということからかちょっと寂しい品揃えでした。

スタンドに入っても、オープンスタンドは観客がまばらでした…。

ちなみにこちらは前日のUITM FC対マラッカ・ユナイテッドの試合での同じスタンドです。

両チームが入場し、トレンガヌ州歌、スランゴール州歌、マレーシア国歌の斉唱が行われました。

いよいよ試合開始です。

トレンガヌFC IIの鈴木ブルーノ選手のフリーキックはGKの正面でした。

前半は両チーム無得点で終了。

後半も一進一退が続き、このまま引き分けで終了かという79分にトレンガヌFC IIが先制しました。

結局この1点をトレンガヌFC IIが守り切って、開幕戦初勝利を挙げています。

この試合の見所は両チームのキャプテン、スランゴール2のDFシャルル・ナジームとトレンガヌFC IIのFW鈴木ブルーノ選手の攻防でした。
(写真はスランゴールFCのツイッターより)

素人目では、このアフロヘアーのシャルル選手と最終ラインでコンビを組むハリス・ハイカルの2人はAチームでプレーするの見てみたいという印象を持ちました。エリート選手養成アカデミーのモクタル・ダハリアカデミーの第1期卒業生を大量に獲得したスランゴール2ですが、その中でもハリス選手は別格な感じでした。

観戦記:2月29日MFL1部スーパーリーグ第1節 マラッカ・ユナイテッド対UITM FC@UITMスタジアム、スランゴール州シャーアラム

マレーシアフットボールリーグが開幕しましたので、MFL1部のUITM FC対マラッカ・ユナイテッドの試合を観戦してきました。
 試合会場はスランゴール州シャーアラムにあるUITM(Universiti Teknologi Mara、マラ工科大学)内にあるUITMスタジアムです。

駐車場からスタジアムへの通路

チケットは屋根付きのメインスタンドが30リンギ(およそ770円)、オープンスタンドが15リンギでした。チケットカウンターの中の人がカメラを向けるとポーズをとってくれました。

雨の心配もなかったので、チケットはオープンスタンドを購入。

UITM FC側へ行きたかったのですが、入口を間違えてマラッカサポーター席に入ってしまいました…。

すると後ろにはこんな方々がいました。

試合はマラッカ・ユナイテッドが優勢に試合を進めるものの、なかなかゴールに至らなかったのですが、29分にソニー・ノルデがゴール前の混戦からシュート!これが決まり、マラッカ・ユナイテッドが先制しました。

UITM FCで目立っていたのは、30番のラビ・アタヤ。映像では向こう側からクロスをあげた選手です。レバノン代表ということですが、技術面では明らかにUITM FCの他の選手とはレベルが違う選手でした。

これはアタヤ選手のコーナーキック

UITM FCはマラッカ・ユナイテッドの攻撃をなんとか耐えて、前半は1-0で終了しました.

ちなみにバックスタンドのホームとアウェイの座席が区切られているのはこのテープによってだけでした。向こう側に見えるのはUITM FCサポーター席。

後半が始まりました。

試合は後半も前半同様、マラッカ・ユナイテッドの攻撃をUITM FCが耐える展開が続き、このまま試合終了かと思われた90分を過ぎたロスタイムにUITM FCのGKがゴールキックを痛恨のミス!ボールはペナルティーエリアのすぐ外にいたマラッカ・ユナイテッドのFWロメル・モラレスへパスをプレゼントするような形となり、モラレス選手がゴールを決めて2−0となりました。下はゴールを決めたモラレス選手に集まるマラッカ・ユナイテッドの選手たち。

結局、試合はそのまま終了。2点目につながった凡ミスは非常に痛かったですが、昨季のMFL1部6位対MFL2部4位の対決と考えると、2−0なら大健闘と言えるでしょう。

勝利を喜ぶマラッカ・ユナイテッドのサポーターとスタンドに挨拶に来た選手たち。

素人の感想としては、UITM FCはアタヤ選手と他の選手たち、特に攻撃陣との連携が改善してくるようだと、MFL1部残留も見えてくるのではないかと思いました。

2月15日のニュース:JENESYS杯に参加するU17代表候補発表、クチンFAがプレシーズンマッチで半島部へ遠征

JENESYS杯に参加するU17代表候補発表
 マレーシアサッカー協会FAMは、2月24日から3月4日まで鹿児島県で開催されるJENESYS杯に参加するU17代表の候補合宿参加者18名を公式サイトで発表しています。
 FAMとマレーシア政府青年スポーツ省が運営し、プロサッカー選手を目指すエリート選手養成機関のモクタ・ダハリラ・アカデミーAMDに所属するこの18名は、ラジャ・アズラン・シャー・ラジャ・ショイブ監督のもと、スランゴール州クラナジャヤにあるFAMのトレーニング施設で2月19日からの合宿に参加します。参加者の名簿はこちらです。
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 FAMのサイトで「JENESYS杯」とされているのは、外務省による対日理解促進交流プログラム「21世紀東アジア青少年第交流計画」、別称JENESYSプログラムの一環として鹿児島県で行われる大会のことを指しているようです。
 この大会は、日本サッカー協会JFAのサイトによると「ASEAN地域の10カ国(ブルネイ、カンボジア、インドネ シア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム) 及び、東ティモールと日本 代表の年代別代表が交流を図る大会」として「アジア貢献・国際交流事業」として位置付けられています。

クチンFAがプレシーズンマッチで半島部へ遠征
 マレーシアはマレー半島部とボルネオ島(東マレーシア)で構成されていますが、ボルネオ島にあるサラワク州の州都クチンを拠点とするクチンFAがマレー半島部へ遠征し、プレシーズンマッチを行なっています。
 今季2020年シーズンはマレーシアフットボールリーグMFL2部プレミアリーグに昇格したクチンFAは、1月11日にMFL1部スーパーリーグ6連覇中のジョホール・ダルル・タジムJDTの新しいホームとなるスルタン・イブラヒムスタジアムのこけら落としとなる試合でJDTに0-4と敗れて以降、MFLクラブとの練習試合の情報がありませんでした。(写真はJDTのFacebookより)

 そして昨日2月14日、半島部遠征の初戦としてスランゴール州シャーアラムで今季はMFL1部に昇格したUITM FCと対戦し、前半を2−0とリードして折り返したものの後半の3失点で2-3と逆転で敗れています。
 今季開幕を前に、クチンFAは外国籍選手を含めた新戦力についてのニュースが乏しかったのですが、この試合には4人の外国籍選手が出場していました。昨季からクチンFAでプレーする鈴木雄太、昨季はサラワクFAでプレーしたブラジル人のFWハドソン・ジェズス、昨季はサウジアラビア2部リーグのアル・サファFCに在籍した「レオ」ことFWレオナルド・パッソス・アルベス、そしてDFタニガワユウキ選手がその4人ですが、おそらく彼らが開幕時点で外国籍選手として登録されるようです。DFのタニガワ選手については、情報が乏しいのですが(カタカナ表記になっているのはそういった理由です)、関係者の話では大学を卒業したばかりの選手ということです(この試合は私も観戦しましたが、大学卒業から即プロ入りと考えると試合中の落ち着いた様子が非常に印象的でした。)。
 なお、クチンFAは明日2月16日にMFL1部のPDRM FCとの練習試合が予定されています。

観戦記:1月18日ハノイFC対バンコク・ユナイテッドFC-セランゴールアジアチャレンジ@シャーアラムスタジアム

18分にはハノイFCがPKを得るも主将のグエン・バン・クエットのシュートはバーの上を超えていきます。
スタジアム内のスタンド下には、この大会を盛り上げるために、SACに参加するクラブの国の食べ物を売る屋台が出ていました。こちらはインドネシア料理を売る屋台です。
こちらはタイ料理の屋台。グリーンカレーなどが売られています。

観戦記:11月9日国際親善試合マレーシア代表対タジキスタン代表@ブキ・ジャリル国立競技場

FIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼AFC選手権アジアカップ2023年大会予選ではここまで1勝2敗と苦しい展開が続くマレーシア代表。11月14日にはタイ代表、同19日にはインドネシア代表と正念場となる試合がホームで続きますが、その前に行われたタジキスタンとの試合を観戦してきました。

今回はLRT(軽便鉄道)を利用。国立競技場すぐ前にあるブキ・ジャリル駅を降りると、ユニフォームやマフラーを売る屋台が既に並んでいました。

ここは現在の代表ユニフォームだけでなく、レトロなユニフォームも売っています。

Harimau(ハリマウ)はマレーシア語で「虎」。ハリマウ・マラヤとは「マレーの虎」、代表チームの愛称です。

屋台群を過ぎるとすぐにスタジアムです。

11月はこの試合も含めて代表戦が3試合あり、この日の試合はメインスタンドが15リンギ(およそ400円)と破格だったので、久しぶりにメインスタンドで観戦。A入口からの入場でした。

座席はオンラインで購入。ただしエリアは指定できても、座席の位置までは指定ができないのが、現在のマレーシアのオンラインチケット購入です。PDF形式のチケットが送られてくるまでどの席かはわからないのですが、今回はなんと1列目でした。

ピッチが近い。いや近すぎます。

しかもコーナーポストのすぐ前でした。

前半は、マレーシアにほとんどチャンスがないまま終了しました。試合前に食事をとっていなかったので、何か買いにスタンド裏手へ出ると全く店はありません。係員に聞くと、バックスタンドにしか店はないということでした。慣れないメインスタンドで右往左往した挙句、バックスタンドまでコンコースを半周歩くことにしました。

後半開始早々、タジキスタンのGKがペナルティーエリアの外でボールに触れて一発退場し、マレーシアが数的有利になりました。そして途中出場の「ロケット」サファウィ・ラシドのゴールでマレーシアがリードしました。

試合はこのまま終了し、格上のタジキスタンに勝利し、次戦となるタイ代表戦に弾みがついたマレーシア代表でした。

観戦記:10月5日国際親善試合マレーシア代表対スリランカ代表@ブキ・ジャリル国立競技場

10月10日にFIFAワールドカップのアジア予選ベトナム代表戦を控えるマレーシア代表は、10月5日にスリランカ代表と国際親善試合を行いました。試合会場はクアラルンプールのブキ・ジャリル競技場、相手はスリランカ代表です。

この日は会場周辺が大渋滞。8時45分キックオフの試合でしたが、到着したのは試合開始から15分以上も遅れてしまいました。しかも、その時点で既にマレーシアが3-0とリードしていました。

座席は前から4列目とピッチに近く、選手の表情もよく見えました。でも、ピッチ全体を見渡すには近すぎる印象でした。

試合は3-0のまま前半終了。この時点で実力差は明らかでしたので、試合の興味はケガ人続出の状況で、主力にとって代わる選手がいるかどうかに移りました。

ハームタイムはスタジアム内の出店をチェック。飲食物については今回はフードトラックを構内に入れての販売でした。まずは飲み物編。マレーシアでは大人もよく飲むミロやスイカのジュースを売る店。

ココナツウォーターやサトウキビジュース、ココナツウォーターにココナツアイスクリームとココナツの果肉をブレンドしたココナツシェイクを売る店。

どぎつい黄色はマンゴーのジュース。店員はマレーシア代表のジャージを着ています。

シーココナツ(和名はオオミヤシ)と呼ばれるココナツの一種を使った飲み物を売る店。シーココナツ自体は甘みが強くないので、砂糖などで味付けされることが多いですが、ゼリー状の果肉の食感が楽しめます。

食べ物編。ケバブはマレーシアでも一般的です。

スタジアム内ながらご飯とおかずのセットを販売する店。鶏肉、牛肉、イカ、エビなどを揚げたものがメニューに並んでいます。

スタジアムの食べ物として一般的なのは、このソーセージやチキンナゲット、フィッシュボールなどを揚げたもの。これにチリソースなどをつけて食べます。

ミーゴレン(焼きそば)、ミーフンゴレン(焼きビーフン)、ナシゴレン(チャーハン)やナシルマ(ココナツミルクで炊いたご飯)なども並んでいます。

もう一つの定番が「ラムリーバーガー」。ビーフとチキンがあります。値段は1つ2リンギから3リンギ(50円から75円)。決して美味しいわけではないですが、これを食べると「スタジアムに来た」感が増します。

ちなみにバーガーはこんな感じです。

一番行列が長かったのはこのフライドチキンの店。イスラム教徒が人口の7割以上を占めるマレーシアでは、人種、宗教に関わらず食べられる鶏肉料理に人気があります。

揚げ物が大好きなマレーシア人に人気があるのがクロポ。魚のすり身を揚げたものでエビせんべいのようにカリカリに揚げたものと、厚めのものを揚げてモチモチ感を残したものとがあります。ここは小エビの唐揚げも売っています。

ちなみにこの日は2階席も解放されていたので、パノラマで撮ってみました。8万7000人終了のブキ・ジャリル国立競技場ですが、この日の発表では観衆は7,293人でした。

試合は後半にマレーシア代表が3点を追加して終了。ここまでのWC予選2試合で2ゴールと好調のシャフィク・アーマド(JDT)が、この試合ではハットトリックを達成しました。
 しかしその一方で、ケガを抱えるMFムハマドゥ・スマレ(パハンFA、1試合出場停止処分中)に代わってフル代表初スタメンとなったMFアキヤ・ラシド(JDT)はやはり1試合通して走り回る体力がないこと、ベトナム戦はケガのため出場が危ぶまれているMFノー・アザム・アジーに代わって出場したMFアクラム・マヒナン(PKNS FC)はあまり機能しないこと、不安定な守備陣立て直しのために招集されたDFアイディル・ザフアン(JDT)が加わっても、ディフェンスラインは1試合を通して安定するわけではないこと、といった課題が目につき、素人目線ですが、勝利によるモチベーション向上を除けば、ベトナム戦の準備としてはメリットがない試合に感じました。

試合終了後、スタジアムの外に出るとどう考えてもサッカー帰りとは思えない若者がたくさん歩いていました。そこで見つけたのがこの屋台。ショーン・メンデスというカナダの歌手のコンサートが国立競技場に隣接する屋内競技場で開催されていました。スタジアム周辺の渋滞は代表選ではなく、このコンサートでした。

観戦記:8月30日国際親善試合 マレーシア代表対ヨルダン代表@ブキ・ジャリル国立競技場

こちらでは8月31日はムルデカ・デーと呼ばれる独立記念日。1957年8月31日に当時の英領マラヤが英国から独立した日を記念するこのムルデカ・デーを翌日に控えた8月30日、国際サッカー連盟FIFAランキング99位のヨルダンに同159位のマレーシアが挑みました。

会場となったクアラ・ルンプールのブキ・ジャリル国立競技場は綺麗にライトアップされていました。

2020年末までマレーシア代表の公式戦は全て、このブキ・ジャリル国立競技場で行われることが発表されましたが、ライティングにはマレーシア代表のニックネーム「ハリマオ・マラヤ(マレーの虎)」にちなんでか、虎の模様が写し刺されていました。

今回はオープンスタンド20リンギ(約500円)をオンラインで購入。当初はオンラインのみの販売となっていましたが、入場口に並ぶとチケットを持った人も多く、聞いてみるとカウンターでの販売が試合当日に行われたようでした。

今回、画期的だったのは、チケットやスマホのバーコードで入場ができるようなシステムが導入されたことです。ただし、オンラインチケット購入時には、入場に提示が求められる身分証明書(外国人はパスポート)の携行が求められていましたが、そんなチェックは全くなし。マレーシアらしいと言えばそれまでですが…。

オープンスタンドの20リンギに対して、メインスタンドの入場料は40リンギ(約1,000円)でしたが、そのせいか、メインスタンドはガラガラで、オープンスタンドの1階は8割方埋まっていました。

ウルトラス・マラヤの皆さんも当然いらっしゃいます。

両チームが入場して、国歌斉唱と国旗掲揚が行われました。なおワールドカップアジア二次予選でグループBのヨルダンは、9月5日に台湾の台北市で行われる台湾戦の途中でマレーシアに立ち寄っています。今年年初に行われたアジアサッカー連盟選手権アジアカップでは、ベスト16でPK戦の末、ベトナムに敗れていますが、FIFAランキングではマレーシアより60位も上のチームです。

試合開始7分で、ヨルダンが先制点。ディフェンスラインの裏を取られての失点でした。この試合で、その後も同じような場面が何度かあり、サッカー素人から見るとマレーシアのバックラインはやや安定感が欠けているように見えました。

マレーシアの攻撃陣もシュートは放つものの、ゴールの枠を捉えられていなかったり、弱いシュートがGKの正面へ行くなど、ヨルダンゴールを脅かすことなく前半が終了しました。

各方面から不評のブキ・ジャリル国立競技場のピッチですが、この試合ではピッチのコンデション自体はよく見えました。なお、ハーフタイムには、ディボットを埋めるなど芝の手入れが行われていました。

後半は両チーム共、得点が入らず1−0のまま試合終了。攻撃陣は予選本番となる9月5日のアウェイ、インドネシア代表戦に期待が持てそうですが、守備陣は何度かゴール前でフリーでヘディングをさせる場面があり、その辺りの修正が必要そうというのが試合後の印象でした。
 以下はこの試合のハイライト映像です。

観戦記:7月10日MFL1部スーパーリーグ第20節クアラ・ルンプールFA対フェルダ・ユナイテッド@クアラ・ルンプールフットボールスタジアム

マレーシアフットボールリーグMFL1部スーパーリーグは、ジョホール・ダルル・タクジムJDTが早々と優勝を決めた一方で、2部プレミアリーグへの降格争いは熾烈を極めています。そんな中、現在11位で勝点14のクアラ・ルンプール(KL)FA対12位で勝点12のフェルダ・ユナイテッドの試合をKLFAのホーム、KLフットボールスタジアムで観戦してきました。

KL市内から少し離れたKLフットボールスタジアムに着いたのは試合開始30分ほど前でした。

スタジアムに横付けするようにフェルダ・ユナイテッドのバスが停まっていました。

早速チケット売り場でチケットを購入。「大人1枚」と頼むと、何も聞かずにオープンスタンド席のチケットをくれました。大人は15リンギ(約400円)です。

このスタジアムでの前回の観戦はKLFA対隣接する州に本拠地を持つスランゴールFAのクランバリーダービーだったので、少々観客はいましたが、今日はその時よりも観客ははるかに少なかったです。そして試合途中でこの日の入場者数アナウンスを聞いてびっくり。なんと253人でした…。

試合前の選手整列。フェルダ・ユナイテッドはマレーシア政府の官庁の一つである連邦土地開発庁が所有するクラブチーム。試合前にはフェルダの社歌(?)、クアラルンプール連邦直轄市の歌、そしてマレーシア国歌が演奏されました。整列する選手たちの後ろにはMFLの旗と、マレーシアサッカー協会FAMが最近力を入れている「人種差別にレッドカードを!」のスローガンが書かれた旗があります。

いよいよ試合開始。フェルダ・ユナイテッドには2名の日本人選手が在籍していますが、DFの渡邉将基選手、FWの池田圭選手は共にベンチスタートです。今シーズン前半までは、KLFAにもDFの苅部隆太郎選手が在籍していましたが、5月のトランスファーウィンドウが開いた際に日本にいるご家族の事情で退団し、現在は以前も在籍していたタイ1部リーグのチャイナートFCでプレーしています。
 試合の出だしはKLFAが一方的にフェルダ・ユナイテッドを攻めていましたが、徐々にフェルダ・ユナイテッドもコーナーキックやフリーキックを獲得してKLFAのゴールに迫ります。そして試合が動いたのは41分。ゴール前の混戦からフェルダ・ユナイテッドのシンガポール代表FWカイルル・アムリのゴールで均衡が破れました。写真右はカイルル選手に駆け寄るフェルダ・ユナイテッドの選手たち。

前半はこの1点で終了し、フェルダ・ユナイテッドがリードして後半に入ります。

ハーフタイムには、スタジアム前にあるフードトラックパークでたこ焼きを買って腹ごしらえ。お味の方は…微妙でした。

後半の71分にはフェルダ・ユナイテッドの20歳のMFザハリ・アズリがスーパーリーグ初ゴールを決め、リードが2点に広がりました。ゴール後、KLFAの選手たちは呆然としていました。

フェルダ・ユナイテッドの10番、池田圭選手は最初のゴールを挙げたカイルル・アムリ選手と交代で途中出場です。

2点目を取られてからのKLFAは、ゴール前にロングボールを蹴り込む戦術を続けましたが、シュートまで結びつかないボールが多く、素人目に見てもあまり効果はあげられていませんでした。またKLFAは前線と中盤の間が徐々に開き始め、ロングボールをクリアしたフェルダ・ユナイテッドがKLFAの中盤をかわし、あわや3ゴール目かという場面が度々ありました。
 結局、フェルダ・ユナイテッドがこのまま逃げ切って勝点15となり11位に浮上、代わってKLFAが勝点14のまま最下位12位へ沈んだ、という試合でした。

観戦記:6月2日国際親善試合マレーシア代表対ネパール代表@ブキ・ジャリル国立競技場

断食月中ではありますが、今月7日にはFIFAワールドカップ2022年大会のアジア一次予選を控えるマレーシア代表は、ネパール代表をブキ・ジャリル国立競技場に迎え、練習試合を行いましたので、観戦に行ってきました。
 ブキ・ジャリル国立競技場での観戦は数年ぶりです。

オープンスタンドのチケットは20リンギ(約520円)でした。写真右は暗くてわかりにくいですが、窓口上の料金表です。練習試合ということもあってか手書きでした…。なお料金表一番下のKanak-kanakは子どものチケット代です。

人口約3200万人のマレーシアは、2018年時点で外国人労働者の数が180万人おり、非合法の労働者も含めればその数は600万人とも言われています。その内、ネパール人労働者は約50万人いるそうです。ということで、マレーシアに住んでいるであろうネパール人サポーターも大挙観戦に来ていました。またスタジアムの外にはネパール国旗をプリントしたTシャツを売る店もありました。

1998年に建てられたブキ・ジャリル国立競技場は、東南アジアではインドネシアのジャカルタにあるゲロラ・ブン・カルノ競技場に次ぐ87,411名収容のスタジアムです。2017年にはクアラ・ルンプール(KL)が東南アジア競技大会の開催地となったため、大幅な改修工事が行われたのは知っていましたが、久しぶりに足を運んでみると見違えるほど綺麗になっていました。スタンドには車椅子での観戦席も整備されています。

マレーシアの他のスタジアムや公共施設では考えられないほど、トイレが綺麗なのはある意味感激でした。

二日後にある断食明けのお祝いハリラヤは、日本で言えば正月にあたるイベントで、地方出身者にはKLから実家へ帰省する人が多く、この日も試合開始1時間前はスタンドはガラガラでした。さらに2階席へは入れず、売店も閉まっていました…。

そうこうしている内に両チームのスタメンが発表になりました。マレーシアは主力選手で帰化選手のムハマドゥ・スマレ(パハンFA)が、昨年末のアセアンサッカー連盟AFF選手権スズキカップ決勝(の試合後の暴言)で4試合の出場停止処分を受けており、今日の試合には出場できません。以下は両チームの先発メンバーです。発熱で体調不良が報じられていた新キャプテンのファリザル・マリアスもスタメンです。

両国の国旗に続いて選手が入場、そして国歌演奏という流れでインターナショナルマッチの雰囲気が高まりました。

前回のエアマリンカップでは、チケット代が高すぎるとして代表戦ボイコットを宣言したウルトラス・マラヤの皆さんもこの日は三々五々とやってきました。ゴール裏の席は開場されていなかったため、微妙な位置で応援です。

いよいよ試合開始。開始時刻は午後10時でした。

前半はほとんどの時間がネパール側サイドでのプレーでした。開始早々はチャンスが何度かあったものの、その後はネパールはいわゆる「大型バスをゴール前に駐車」し。マレーシアはパス回しはできるものの、ゴールへ向かってシュートを打つことがほとんど来ませんでした。

前半は両チーム無得点で終了。

マレーシアの競技場内は完全禁煙なのですが、ウルトラス・マラヤの皆さんは全く御構い無しの様子で、ハーフタイム中は皆さんの周りは煙が蔓延していました。

後半に入るとマレーシアのタン・チェンホー監督は、アキヤ・ラシド、ドミニク・タン、ファイザル・ハリム、シャマー・クティ・アバら、エアマリンカップと同時期に行われていたアジアサッカー連盟AFCU23選手権予選のため招集できなかったU23組を次々と投入しました。
 そして51分には、アキヤ・ラシド(ジョホール・ダルル・タクジムJDT)がゴール前で倒されPKを獲得。これをサファウイ・ラシド(JDT)が決めてマレーシアが先制します。

さらに82分にはシャールル・サアド(ペラTBG)がヘディングシュートを決めて2点目を奪います。

断食月ということもありコンディショニングが難しかったのだと思いますが、試合には勝ったものの、素人目では全体的に組織的プレーを意識しすぎた結果、クラブでは積極的に攻撃に参加するコービー・オング(JDT)やエースのサファウイ・ラシドが生きず、スピード感に欠ける試合という印象でした。
 またスマレ選手とポジションを争うシャズワン・ザイノン(スランゴールFA)やシャフィク・アーマド(JDT)もインパクトを残せませんでした。そんな中、空回りする場面も多かったのですが、アキヤ・ラシドやファイザル・ハリム(パハンFA)が持ち前のスピードで何度か突破を図ろうとするなど、これまでの代表にはなかった攻撃パターンも生まれそうな印象でした。