Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第3節結果とハイライト

Mリーグ2部プレミアリーグの今季2022年シーズンの第2節が3月25日から3月27日にかけて計5試合が予定されていましたが、その内、3月27日に予定されていたスランゴール2対クチンシティの試合は、前節に続きクチンシティの選手及びコーチ陣が隔離期間中のため延期されています。

*試合のハイライト映像は全てMLFの公式YouTubeチャンネルより。

2022年3月25日(金)@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴンバダ)
トレンガヌII 3-0 ペラ
⚽️トレンガヌ:ペトルス・シテムビ(22分)、ジョーダン・ミンター(58分)、シャフィク・イスマイル(65分)
🟨トレンガヌ(1)-アリフ・ザカリア
🟨ペラ(1)-K・パヴィトラン
MOM:ペトラス・シテムビ(トレンガヌII)
 新型コロナの陽性者がチーム内で見つかったことから、第3節が今季初戦となったトレンガヌIIがペラを3-0で一蹴しています。ほぼ一方的な試合はさらに大差がつく可能性がありましたが、FW陣が好機を生かしきれませんでした。
 一方のペラは開幕戦に続く3失点で2連敗となりました。給料未払い問題に加え、FIFAとマレーシアサッカー協会FAMから今季開幕前のトランスファーウィンドウ期間の新規選手獲得禁止処分を科されたペラは、昨季大量退団した主力の穴が埋まらず、また外国籍選手も獲得できませんでした。その結果、U21とU19の選手をトップチームに昇格させて今季リーグへ臨んでいます。前節は控え選手5名、この試合でもベンチ入りの控え選手がわずか4名、しかもその内GKが2名という布陣は、試合開始前から既にハンデを負った状態でした。
 今季就任したユスリ・チェ・ラー監督は、試合後の記者会見で、新たなオーナーによるクラブ買収などピッチ外で起こっている問題により、本来なら今季ペラでプレーする選手が獲得できていないと説明し、実際に試合に出場できるレベルの選手は20名程度しかいないと述べています。

2022年3月25日(金)@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
UITM 0-3 クランタン
⚽️クランタン:ヌルシャミル・ガニ(28分)、ファルハン・ロスラン(41分)、 ケルヴェンス・ベルフォート(72分)
🟨UTIM(2)-イザック・イズハン、ナジルル・ハシフ
🟨クランタン(3)-ミオル・ダニ・アルミン、ユスリ・ユハスマディ、イクワン・ヤゼキ
🟥UITM(1)-アミル・アドハ・ラティフ
MOM:ファルハン・ロスラン(クランタン)
 クランタンが開幕から3連勝で首位を堅持しています。一方、今季2部に降格したUITMは開幕2連敗となりました。

2022年3月26日(土)@MBPGスタジアム(ジョホール州パシルグダン)
JDT II 2-1 FAM-MSNプロジェクト
⚽️JDT:フェロズ・バハルディン(3分)、ムサ・シディベ(21分)
⚽️FAM:ハイカル・サハル(26分)
🟨JDT(4)-アシャル・ハディ、ウマル・ハキム、ダリル・シャム、ムサ・シディベ
MOM:ウバイドラー・シャムスル(JDTII)
 2連勝のJDT IIが2位に浮上しています。一方のFAM-MSNプロジェクトは開幕から2連敗となりました。

2022年3月27日(日)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM 0-1 クランタン・ユナイテッド
⚽️クランタン:ンジョク・ジェイコブ(56分PK)
🟨PDRM(1)-サフィー・アフマド
🟨クランタン(2)-フィクリ・チェ・ソー、ハジック・スブリ
MOM:深井脩平(クランタン・ユナイテッド)
 3月23日のFAカップ1回戦ではMリーグ2部プレミアリーグのクラブで唯一、3部M3リーグのプルリス・ユナイテッドに敗れて2回戦進出を果たせなかったPDRMと、今季開幕戦ではJDT IIに敗れてまだ勝ち星がないクランタン・ユナイテッドの試合は、両者とも決め手を欠く中、56分にPDRMのDFサイフル・ハスノルがクランタン・ユナイテッドのシャフィク・チェ・ソーをペナルティエリア内で倒してPKを与えてしまいます。これをンジョク・ジェイコブがパネンカで決め、これが決勝ゴールとなりました。
 クランタン・ユナイテッドはシュートを放つなど攻守で活躍しマンオブザマッチMOMを獲得した深井脩平選手は先発してフル出場しましたが、本山雅志選手はベンチ入りしたものの、出場はありませんでした。

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第3節終了時)

チーム得失差勝点
1KEL33006159
2JDT32015326
3TRG11003033
4PDRM21013213
5SEL11001013
6KLU210112-13
7KCH00000000
8FAM202013-20
9UITM100004-40
10PRK100116-50
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

3月3日のニュース
Mリーグ2部プレミアリーグの全試合がYouTubeで配信
キム新監督の代表メンバーは3月半ばに発表か
サラワク・ユナイテッドの監督に前スランゴール監督のサティアナタンTDが就任

Mリーグ2部プレミアリーグの全試合がYouTubeで配信

Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは公式サイト上で、3月5日に開幕する今季2022年シーズンのMリーグ2部プレミアリーグの全試合がYouTubeで配信されることを発表しています。MFLの公式YouTubeチャンネルはこちらです。

今季は10チームで争われるプレミアリーグですが、その中には本山雅志、深井脩平選手と東山晃テクニカルディレクターが在籍するクランタン・ユナイテッドFC、谷川由来選手が所属するクチンシティFCが含まれています。今季のプレミアリーグの日程はこちらです。

開幕戦が行われるプレミアリーグ第1節の日程は以下の通りです(キックオフはマレーシア時間。日本時間はプラス1時間です。)

3月5日(土)キックオフ
ペラFCクランタン・ユナイテッドFC21:00
トレンガヌFC IIUITM FC20:15
スランゴールFC2FAM-MSNプロジェクト21:00
JDT IIクランタンFC20:15
3月7日(月)
PDRM FCクチンシティFC21:00

またMリーグ1部スーパーリーグは昨季同様、リーグの冠スポンサーでもあるマレーシアのマルチメディア企業UnifiのYouTubeチャンネルで配信されることも発表されています。UnifiのYouTubeチャンネルはこちらです。

キム新監督の代表メンバーは3月半ばに発表か

マレーシア代表のキム・パンゴン新監督は今月2月にマレーシア入りして以降は積極的に各クラブの練習に足を運び、JDTとKLシティが対戦した先週末のチャリティーカップもスルタン・イブラヒムスタジアムで観戦したようです。

そのキム監督の初陣となるのは3月23日のフィリピン戦と3月26日のシンガポール戦となることがマレーシアサッカー協会FAMから発表されていますが、これらの試合に向けて、キム監督とコーチ陣は、明日3月4日に開幕する今季のMリーグの第1節6試合と第3節6試合の計12試合をスタジアムと映像とで観戦予定であると、英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。

同じ記事の中では、A代表のチームマネージャを務めながらスズキカップでの惨敗後に辞任したFAMのユソフ・マハディ会長代行は、3月16日頃までには代表候補合宿招集メンバーが決まりだろうと話しています。

マレーシア代表は3月の練習試合2試合の後は、6月にクアラルンプールで開催されるAFC選手権アジアカップ2023最終予選で、バーレーン、トルクメニスタン、バングラディシュと対戦します。

サラワク・ユナイテッドの監督に前スランゴール監督のサティアナタンTDが就任

キム・パンゴン代表監督がアシスタントコーチに指名したE・エラヴァラサン監督が退任したサラワク・ユナイテッドFCは、B・サティアナタンTD(テクニカルディレクター)の監督就任を発表しています。

昨日3月2日に監督就任後の初練習を指揮したサティアナタン監督は、3月4日の開幕戦で対戦する昨季2位のクダ・ダルル・アマンFC、3月9日の第2節で対戦するに昨季チャンピオンのJDTの対策については、わずか2日ではできることはないと話し、エラヴァラサン前監督のゲームプラン通りに試合を進めたいと、スタジアムアストロの取材に答えています。

昨年末に給料未払い問題が明らかになり、今季のクラブはその返済を優先し、積極的な補強が叶わなかったものの、サティアナタン監督は今季の目標に1部スーパーリーグ残留を挙げたものの、有名選手不在のチーム状況については、1試合ごとに選手が全力を尽くせるようにしたいと話すにとどまっています。

Mリーグ2部プレミアリーグ第22節結果

 Mリーグ2部プレミアリーグは今季最終節となる第22節が9月21日に開催されました。最終節までも連れ込んだ優勝争いは、前節第21節に首位に立ったヌグリスンビランFCが勝利して今季の優勝を決め、3季ぶりの1部復帰に花を添えました。なお優勝の可能性が残されていたサラワク・ユナイテッドFCは引き分け、トレンガヌFC IIは敗れています。
 またこの日の結果でリーグ戦後に開催されるマレーシアカップに出場する5チーム中4チームが決定し、ヌグリスンビランFC、サラワク・ユナイテッドFC、クチンシティFC、ケランタンFCに決定しています。
 なお9月24日には順延されていたクチンシティFC対ケランタン・ユナイテッドFCの試合が残っており、この試合でケランタン・ユナイテッドFCがクチンシティFCを破るとケランタン・ユナイテッドFCが、引き分け以下でPDRM FCのマレーシアカップ出場が決定します。
 (試合の映像はMFLの公式YouTubeチャンネルより)

2021年9月21日@トゥンク・アブドル・ラーマンスタジアム(ヌグリスンビラン州パロイ)
ヌグリスンビランFC 4-2 PDRM FC
得点者:ヌグリスンビラン-R・バラトクマル(26分)、エスカンダー・イスマイル(39分OG)、アライン・アコノ(61分)、ファミ・ファイザル(76分)、PDRM-G・ドゥルケスワラン(64分)、アズリ・レザ(72分)
 前節に首位に立ったヌグリスンビランFCが最終戦も4ゴールを挙げて快勝し、今季の2部プレミアリーグ優勝を決めています。
 PDRM FCは9月24日のケランタン・ユナイテッド対クチンシティFC戦でケランタン・ユナイテッドFCが引き分けか負けの場合にマレーシアカップ出場が決まります。
 PDRM FCの鈴木ブルーノ選手は先発してフル出場しています。

2021年9月21日@タンスリ・ダト・ハジ・ハサン・ユノススタジアム(ジョホール州ラーキン)
JDT II 1-1 サラワク・ユナイテッドFC
得点者:JDT-スチュアート・ウィルキン(84分)、サラワク-ウチェ・アグバ(4分)
 2位のサラワク・ユナイテッドはこの試合に勝ち、首位のヌグリスンビランFCが引き分け以下で逆転優勝の可能性がありました。前節第21節のヌグリスンビランFC戦での審判に対する暴力行為で正GKのシャルビニー・アラウィーがこの試合も含めて5試合の出場停止処分になったことから、この試合は今季初先発となったGKシャイフル・ワジジ・モハマドがゴールを守ったサラワク・ユナイテッドFCでしたが、試合終盤にJDTに同点ゴールを許して引き分けています。
 JDT Iiの廣瀬慧選手は先発してフル出場しています。

2021年9月21日@スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラトレンガヌ)
ケランタン・ユナイテッドFC 1-0 トレンガヌFC II
得点者:ケランタン-ハキム・イスマイル(19分)
 東海岸ダービーとなったこの試合は、上位2チームが負ければ逆転優勝の可能性が残るトレンガヌFC IIが有利かと思われましたが、ケランタン・ユナイテッドFCが1点を守り切って勝利しています。先発した谷川由来選手、途中出場の深井脩平選手そしてこの試合は大活躍でマンオブザマッチにも選ばれたGKフィクリ・チェ・ソーらが文字通り身体を張って守り切っています。この結果、マレーシアカップ出場権争いは順延されている9月24日のクチンシティFC勝利が条件となりました。
 トレンガヌFC IIはリーグ得点王のジョーダン・ミンターが放つシュートが枠を捉えられず、枠を捉えたシュートは相手GKの攻守に阻まれ得点を奪えませんでした。
 ケランタン・ユナイテッドFCの谷川由来選手は先発してフル出場、深井脩平選手はハーフタイムで交代出場し最後までプレーしています。また本山雅志選手はベンチ入りしましたが出場しませんでした。トレンガヌFC IIの渡邉将基選手は先発してフル出場しています。

2021年9月21日@MBPGスタジアム(ジョホール州パシルグダン)
クチンシティFC 2-0 ペラFC II
得点者:クチン-イルワン・シャズミン(64分)アイルトン・アレモン(80分)
 クチンシティFCが後半戦4試合目のクリーンシートで快勝し、2季連続となるマレーシアカップ出場を決めています。今季前半戦は勝ち星がなく苦しんだクチンシティFCでしたが、終わってみたらリーグ5位と、セカンドチーム除くと1部昇格の2チームに次ぐ好成績となりました。
 クチンシティFCの鈴木雄太選手は先発してフル出場しています。

2021年9月21日@スルタン・モハマド4世スタジアム(ケランタン州コタバル)
ケランタンFC 2-1 スランゴールFC 2
得点者:ケランタン-ヌルシャミル・アブドル・ガニ(25分)、サイド・ソブリ(38分)、スランゴール-シャズワン・サリヒン(23分)
 この試合の勝利で、ケランタンFCはマレーシアカップ出場権を獲得しています。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ(第22節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1#NS20125333161741
2#SU20115437142338
3TFC2098337181935
4JDT2097438201834
5KCH197662119227
6KEL208392328-527
7PDRM207582225-325
8SEL205962726124
9KU1972102227-523
10PRK2045111437-2317
11FAM2013161256-446
#ヌグリスンビランFCとサラワク・ユナイテッドFCは来季の1部昇格が決定しています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第22節終了時)

選手名(クラブ)ゴール数
1ジョーダン・ミンター(TFC)16
フェルナンド・ロドリゲス(JDT)16
3ウチェ・アグバ(SU)14
4ガッサマ・アルフセイネイ(KU)10
5ジョージ・アトラム(SEL)9
アライン・アコノ(NS)9
ヌルシャミル・アブドル・ガニ(KEL)9
8アズハド・ハラズ・アルマン(FAM)8
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト

Mリーグ2部プレミアリーグ第21節結果

 9月10日から11日にかけてMリーグ2部プレミアリーグ第21節が開催されました。リーグ優勝争い、マレーシアカップ出場権争いとも最終節まで持ち越しになっています。また今節予定されていたクチンシティFC対ケランタン・ユナイテッドFCは、試合前の検査でケランタン・ユナイテッドFCの選手2名が陽性となったため、試合が順延になっています。

2021年9月10日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
サラワク・ユナイテッドFC 0-1 ヌグリスンビランFC
得点者:ヌグリスンビラン-フランシス・コネ(90+2分)
 今節注目のカード。首位サラワク・ユナイテッドFCと2位ヌグリスンビランFCはこの試合前の勝点差は2で、この試合の勝者がプレミアリーグ優勝に近づきますが、試合は開始から激しいものとなりました。
 0-0で折り返した試合は66分にゴール前に上がったクロスをサラワク・ユナイテッドFCのGKシャルビニー・アラウィーが捕球する際にヌグリスンビランFCの選手を蹴って一発レッドで退場。本人は捕球中の不可抗力のような抗議をしていましたが、スパイクの底が相手選手にあたる明らかな反則行為でした。しかしここで得たPKをフランシス・コネがゴールバー上に外すミスキックでヌグリスンビランFCは先制機を逃します。
 試合はこのまま0-0で終了かと思われたロスタイムにフランシス・コネがアルーン・クマールのクロスを頭で合わせて決勝ゴールを決め、ヌグリスンビランFCが勝利しています。
*****
 プレミアリーグの試合ながらMリーグを運営するMFLの公式YouTubeチャンネルで放映されたこの試合は開始から激しく両チームがぶつかりましたが、マレーシアサッカーの醜い面が現れる試合にもなりました。サラワク・ユナイテッドFCのシャルビニー選手は退場の判定に納得せず審判を小突き、退場する際には選手交代を告げるボードを挙げるをはたき、試合終了後にはサラワク・ユナイテッドFCの選手やコーチ陣が主審に詰め寄っただけでなく、激しく小突くなどの悪態も見られるなどマレーシアサッカー協会FAMの処分は必至でしょう。またこの試合では決勝ゴールを挙げたコネ選手がゴール後にシャツを脱ぎ、この試合で2枚目のイエローを出されて退場となるおまけもついています。

2021年9月10日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
FAM-MSN プロジェクト 0-2 ペラFC
得点者:ペラ-ムハマド・アキル・ヒルマン・ダニアル・ロスラン(84分)、ムハマド・アダム・ナズミ・ザムリ(86分)  

2021年9月10日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴールFC2 1-4 トレンガヌFC II
得点者:スランゴール-シャルヴィン・セルヴァクマラン(71分)、トレンガヌ- モハマド・ラムジ・スフィアン(26分)、エンク・ムハマド・ヌル・シャキル(41分)、アフマド・ジクリ・モハマド・カリリ(54分OG)、ジョーダン・ミンター(90+1分)
 この試合の勝利で最終節の上位2チームの結果次第では、トレンガヌFC IIにも計算上は優勝の可能性が残りました。
 トレンガヌFC IIの渡邉将基選手は先発してフル出場しています。

2021年9月11日@スルタン・ムハマド4世スタジアム(ケランタン州コタバル)
ケランタンFC 0-3 JDT II
得点者:JDT-モハマド・ファドリ・シャス(11分)、フェルナンド・ロドリゲス(17分)、廣瀬慧(57分)
 今季2点目のゴールを挙げたJDTの廣瀬慧選手は先発してフル出場しています。

 今節予定されていたクチンシティFC対ケランタン・ユナイテッドFCは、試合前の検査でケランタン・ユナイテッドFCの選手2名が陽性となったため、試合が順延になっています。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第21節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1NS19115329141538
2NS19114436132737
3JDT1996437191833
TFC1888235181732
5PDRM197572021-125
6SEL195952624224
7KEL197392127-624
8KCH165651717021
8KU1862102127-620
10PRK1945101435-2117
11FAM1913151254-426
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト
*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第21
節はPDRM FCの試合がありませんでした。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第21節終了時)

選手名(クラブ)ゴール数
1ジョーダン・ミンター(TFC)16
フェルナンド・ロドリゲス(JDT)16
3ウチェ・アグバ(SU)13
4ガッサマ・アルフセイネイ(KU)10
5ジョージ・アトラム(SEL)9
6アライン・アコノ(NS)8
ヌルシャミル・アブドル・ガニ(KEL)8
アズハド・ハラズ・アルマン(FAM)8
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト

9月5日のニュース:Mリーグ2部-ヌグリスンビランFCの1部昇格が決定、Mリーグ2部-マレーシアカップ出場権争いは激化

 今週末は1部スーパーリーグは第21節が行われていますが、2部プレミアリーグは試合がありません。しかし、昨日行われたクチンシティFC対PDRM FCでクチンシティが引き分けたため、1部昇格資格を持つ6クラブの内、既に1部昇格を決めているサラワク・ユナイテッドFCを除くとヌグリスンビランFCの勝点35以上を獲得する可能性があるクラブがなくなりました。これによりヌグリスンビランFCの来季の1部スーパーリーグ昇格が決定しました。

Mリーグ2部プレミアリーグ第16節(8月4日から順延)
2021年9月4日@MBPGスタジアム(ジョホール州パシルグダン)
クチンシティFC 0-0 PDRM FC
得点者:なし
 クチンシティFCに新型コロナ陽性者が見つかったことから順延されていたこの試合は、開始10分で両チームにそれぞれ一発レッドが出される異例の展開となりました。試合展開はクチンシティFCがやや押し気味に進めましたが、クチンシティFC、PDRM FCともにゴール前のフィニッシュの精度が低く、ゴールレスドローとなっています。
 なお「鈴木対決」となったこの試合は、クチンシティFCの鈴木雄太、PDRM FCの鈴木ブルーノ両選手はいずれも先発してフル出場しています。

2部プレミアリーグのマレーシアカップ出場権争いは激化
 来季の1部昇格の2チームが決定したことから、プレミアリーグの関心はリーグ戦終了後に開催されるマレーシアカップ出場権争いへと移ります。日本の天皇杯全日本サッカー選手権と並び、アジア最古のカップ戦とされるマレーシアカップはMリーグの1部と2部の16チームのみが出場する大会で、昨年は新型コロナの感染拡大により中止になったものの、第94回大会となる今年2021年の大会には1部スーパーリーグの上位11チームに加え、プレミアリーグの上位5チームに出場資格があります(1部スーパーリーグのセカンドチームは除く)。1部昇格を決めたサラワク・ユナイテッドFCとヌグリスンビランFCは既に出場資格を獲得しており、残る3つの枠を勝点18ながら残り5試合があるクチンシティFC、勝点26のPDRM FC(残り1試合)、同24のケランタンFC(残り2試合)、同20のケランタン・ユナイテッドFC(残り2試合)の4チームが争います。勝点差8の中にひしめくこの4チームの争いは次節第21節(9月10日から11日)、さらに最終節第22節(9月18日)まで続きそうです。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第21節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1#SU17114236112537
2#NS18105328141435
3JDT1886434191530
4TFC1778231161529
5PDRM197572122-126
6SEL185942520524
7KEL187382124-324
8KU1862102127-620
9KCH154651718-118
10PRK1835101235-2314
11FAM1813141252-406
#サラワク・ユナイテッドFCとヌグリスンビランFCは来季の1部昇格が決定しています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト
*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第20
節はペラFC IIの試合がありませんでした。

Mリーグ2部プレミアリーグ第20節結果

 8月27日から29日にかけてMリーグ2部プレミアリーグ第20節が開催されました。

2021年8月27日@スルタン・ムハマド4世スタジアム(ケランタン州コタバル)
ケランタンFC 2-1 ヌグリスンビランFC
得点者:ケランタン-サイド・ソブリ・サイド・モハマド(12分)、ヌルシャミル・アブドル・ガニ(89分)、ヌグリスンビラン-フランシス・コネ(16分)
 この試合前には首位に勝点差2と迫っていた2位のヌグリスンビランFCが7位のケランタンFCに敗れる波乱で、この日勝利した首位サラワク・ユナイテッドFCとの勝点差が5と開きました。

2021年8月27日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM FC 0-3 サラワク・ユナイテッドFC
得点者:サラワク-サンドロ・ダ・シルヴァ2(17分、35分)、ウチェ・アグバ(82分)
 首位のサラワク・ユナイテッドFCが引き分けを挟んで4連勝で首位を堅持、2部プレミアリーグ優勝へまた一歩近づいています。
 一方のPDRM FCは過去7試合で7ゴールと好調だった後半戦のエース、鈴木ブルーノが不発に終わり、チームも4試合ぶりの無得点で無敗記録が7でストップしています。
 PDRM FCの鈴木ブルーノ選手は先発してフル出場しています。

2021年8月28日@MBPGスタジアム(ジョホール州パシルグダン)
クチンシティFC 1-1 スランゴールFC 2
得点者:クチン-ジョセフ・カラン・ティー(62分PK)、スランゴール-ジョージ・アトラム(71分)
 クチンシティFCは3連勝はならなかったものの、後半戦は3試合連続無敗記録を更新しています。
 クチンシティFCの鈴木雄太選手は先発してフル出場しています。

2021年8月29日@スルタン・ムハマド4世スタジアム(ケランタン州コタバル)
ケランタン・ユナイテッドFC 0-1 FAM-MSNプロジェクト
得点者:FAM-アズハド・ハラズ・アルマン(77分)
 ケランタン・ユナイテッドが2試合連続の0封負け。後半戦に入って1勝1分5敗、その内、この試合も含めて4試合が無得点負けで、マレーシアカップ出場に向けて残り2試合は攻撃陣の奮起が求められます。
 最下位のFAM-MSNプロジェクトは、AFC U23アジアカップに出場するU20代表候補に選出された18歳のアズハド・ハラズ・アルマンが今季8ゴール目を決めるとともに嬉しい今季初勝利を挙げています。
 ケランタン・ユナイテッドFCの深井脩平、谷川由来両選手は先発してフル出場、本山雅志選手はベンチ入りしませんでした。

2021年8月29日@タンスリ・ダト・ハジ・ハサン・ユノススタジアム(ジョホール州ラーキン)
JDT II 3-2 トレンガヌFC II
得点者:JDT-モハマド・ラフィフィクリ・モハマド・ロスマン(53分)、フェルナンド・ロドリゲス(60分PK)、廣瀬慧(78分)、トレンガヌ-ジョーダン・ミンター(41分)、渡邉将基(90+1分) 
 JDT IIが廣瀬慧選手の今季初ゴールなどでトレンガヌFC IIに勝利し3位に浮上しています。
 トレンガヌFC IIは前半戦無敗でしたが、直近の3試合は1分2敗とリーグ終盤に来て苦しい試合が続いています。
 JDT IIの廣瀬慧選手は先発してフル出場し、今季初ゴールを挙げています。
 トレンガヌFC IIの渡邉将基選手も先発してフル出場し、今季2点目となるゴールを挙げています。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第20節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1SU17114236112537
2NS1795326131332
3JDT1886434191530
4TFC1778231161529
5PDRM187472021-125
6SEL185942520524
7KEL187382124-324
8KU1862102127-620
9KCH134541515017
10PRK1835101235-2314
11FAM1813141252-406
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト
*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第20
節はペラFC IIの試合がありませんでした。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第20節終了時)

選手名(クラブ)ゴール数
1ジョーダン・ミンター(TFC)15
フェルナンド・ロドリゲス(JDT)15
3ウチェ・アグバ(SU)13
4ガッサマ・アルフセイネイ(KU)10
5ジョージ・アトラム(SEL)9
6アライン・アコノ(NS)8
ヌルシャミル・アブドル・ガニ(KEL)8
アズハド・ハラズ・アルマン(FAM)8
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト

8月27日のニュース:AFCU23アジアカップ予選に向けた代表候補発表、AFLチェアマン-M3リーグは10月開幕を目指す、鈴木ブルーノ-後半戦の活躍はポジション変更のおかげ

AFC U23アジアカップ予選に向けた代表候補発表
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で今月8月30日から9月7日まで行われる「U20代表」第1次合宿の招集メンバー27名を発表しています。
 公式サイトの説明では、オーストラリア出身のブラッド・マロニー監督が率い、完全隔離形式で行われるU20代表の第1次合宿は、10月23日から27日にモンゴルのウランバートルで開催されるアジアサッカー連盟AFC U23アジアカップ予選に向けてのものということです。なおこのAFC U23アジアカップではマレーシアは集中開催地となったモンゴルの他、タイ、ラオスとともに東地区予選J組に入っています。
 なお8月30日から9月7日はFIFAの国際マッチデー期間ですが、フル代表の活動がないため、Mリーグ1部はこの期間に試合が組まれており、今回の合宿招集メンバーはこの期間に試合が組まれていないMリーグ2部の選手が27名中22名となっており、その内訳はスランゴールFC 2から10名、トレンガヌFC IIから5名、FAM-MSNプロジェクトから4名、JDT IIから3名となっています。また、この他にMリーグ1部のクダ・ダルル・アマンFCから1名、JDTのU21チームであるJDT IIIから2名、そして英国のセミプロリーグのクラブでプレーする選手2名が招集されています。
 「U20代表」はこの第1次合宿の後、9月12日に終了するMリーグ1部でプレーする選手が加わった上で第2次合宿を9月19日から開催する予定になっています。
 第1次合宿の招集メンバーのリストはこちらです。
*****
 2024年パリオリンピック出場を目指すという目的で、当初はこのU23アジアカップ予選にU20代表を派遣すると言い続けてきたFAMでしたが、その後は方針転換しこの年代のベストチームで予選に臨むためU22代表を派遣するとFAMのハミディン・アミン会長が発言したことはこのブログでも取り上げました。そんなニュースの後での今回の「U20代表」合宿開催なので、その方針が再び変更されたのか、それともハミディン会長の発言は単なる個人的見解だったのかは不明ですですが、今回は「U20代表」には、21歳以上の選手は27名中5名しか招集されていません。というか、これがU20代表合宿ならそもそもこの21歳以上の選手5名がなぜ招集されているかも不明です。

AFLチェアマン-M3リーグは10月開幕を目指す
 Mリーグ3部にあたるM3リーグは今年3月に開幕する予定でしたが、マレーシア国内の新型コロナ感染拡大が止まらなかったことから一旦は6月に延期されたものの、その後も感染状況が改善せずさらに延期され、8月現在も未だに開幕していません。。
 この状況についてM3リーグを運営するアマチュアフットボールAFLのモハマド・ユソフ・マハディ チェアマンは、最終的な決定は政府の認可次第であるとしながらも、今季のリーグ中止は検討しておらず、10月の開幕を目指すと述べています。
 コロナ禍により昨季は中止となったM3リーグですが、今季も中止となれば2部プレミアリーグとの入れ替え戦も2年で連続中止となることから、AFLはその事態を避けるためにも今季の開催を諦めず10月開幕を模索しているとマレーシアの通信社ブルナマは報じています。
 さらにモハマド・ユソフAFLチェアマンは、今季からM3リーグは新たな方式で開催されることから、来年以降のリーグ運営の参考とするためにも今季の開催を熱望していることに加え、2年連続の中止となれば、今後のM3リーグのスポンサー獲得にも影響が出ることへの懸念なども理由に挙げています。
 セミプロ化を目指すM3リーグは20クラブをA、Bの2グループに分けて対戦する方式へと変更されることが発表されていますが、M3リーグの試合が開催されるのは大半がスタンドがないオープンフィールドで観戦者の制限が難しいことから、10月になっても新型コロナ感染拡大が続く場合には開催方法などの変更もありうると話しています。
 今季のM3リーグは開幕の延期に加え、外国籍選手および外国籍指導者の登録が禁止され、マレーシア人選手と指導者のみで開催されることも決定しています。

鈴木ブルーノ-後半戦の活躍はポジション変更のおかげ
 Mリーグ2部PDRM FCでプレーする鈴木ブルーノ選手をMリーグを運営するMFLの公式サイトが特集記事で取り上げています。
 昨季は同じ2部のトレンガヌFC IIでプレーした鈴木ブルーノ選手は今季開幕直前にPDRM FCに移籍したものの、今季開幕2戦目の3月10日のケランタン・ユナイテッドFCで負傷により途中退場して以降は復帰に1ヶ月ほどを要し、その間にチームはわずか1勝と低迷。その結果、マット・ザン監督は更迭され、後任にはこれまでMリーグで指導経験がないワン・ロハイミ・ワン・イスマル監督が就任しました。
 4月11日のペラFC II戦で5試合ぶりに復帰したブルーノ選手は前半戦最終戦となった5月8日のスランゴールFC 2戦で今季初ゴールを挙げたものの、前半戦は前述のケガもあり11試合で1ゴールという期待を裏切る成績で、1シーズンで1部復帰を目指したチームも3勝2分6敗でした。
 しかし後半戦が7月25日に開幕するとブルーノ選手は6試合で6ゴールを挙げる活躍を見せ、4勝2分0敗というチームの好成績を支える原動力となっています。
 前半戦最終戦も含めれば7試合で7ゴールの驚異的な成績を収めているブルーノ選手ですが、MFL公式サイトの記事では、それまでセカンドストライカーで起用していたブルーノ選手をワン・ロハイミ監督がセンターフォワードへと配置転換したことが大きな転機なったと述べています。
 「前半戦は長期間チームから離脱する原因となったケガをする前から試合にうまく対応できていなかった。しかし、後半戦では、ワン・ロハイミ監督が自分をセンターフォワードとして起用してくれたおかげで、これまで失っていたゴールの感覚をやっと取り戻すことができた。ワン・ロハイミ監督の信用にも応えられて嬉しく思っている。」と話すブルーノ選手は、その信用のおかげでチームも5位に浮上し、マレーシアカップ出場が狙える位置となったことにも貢献できたとも話しています。
 「今季ここまでに上位のサラワク・ユナイテッドFCやトレンガヌFC IIも破っていることから、さらにトップ3入りも狙えると思っている。チーム内の雰囲気も良く、全ての選手が自信を持ってプレーすれば2部のどのチームと戦っても勝つ力が今のチームにはある。」と述べたブルーノ選手は、個人の目標としては今季開幕前に目標としていたシーズン10ゴールまであと3ゴールとなっていることから、今季残り3試合ながらこの目標を達成したいと話しています。

Mリーグ2部プレミアリーグ第19節結果

 8月20日から22日にかけてMリーグ2部プレミアリーグ第19節が開催されました。

2021年8月20日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
スランゴールFC 2 1-1 JDT II
得点者:スランゴール-アレクサンダー・アギヤクワ(21分PK)、JDT-フェルナンド・ロドリゲス(45+1分)
 JDT IIの廣瀬慧選手は先発してフル出場しています。

2021年8月21日@MBPGスタジアム(ジョホール州パシルグダン)
クチンシティFC 3-1 ケランタンFC
得点者:クチン-モハマド・アリフ・ハサン(13分)、マイケル・イジェジー(34分)、ジョセフ・カラン・ティー(57分)、ケランタン-クリストス・インズィディス(32分)
 後半戦開幕となった7月24日のトレンガヌFC II戦前の検査で新型コロナ陽性者が見つかり、2週間の検疫隔離期間などを経てやっと後半戦初戦に臨んだクチンシティFCは、この試合からは本来の本拠地であるサラワク州クチンのサラワク州立スタジアムではなくジョホール州のMBPGスタジアムを今季の暫定本拠地として使うことになるなどさまざまな困難に直面しましたが、4月27日以来およそ4ヶ月ぶりの試合となったこの試合を今季最多の3得点で勝利しています。
 この試合ではマルコ・ラギニ監督に代わりリーザル・ザムベリ・ヤハヤ アシスタントコーチが指揮を取ったケランタンFCは同点に追いつくのが精一杯。マレーシアカップ出場権を争うクチンシティFC相手に敗れています。
 クチンシティFCの鈴木雄太選手は先発してフル出場しています。

2021年8月21日@スルタン・ムハマド4世スタジアム(ケランタン州コタバル)
ケランタン・ユナイテッドFC 0-2 ヌグリスンビランFC
得点者:ヌグリスンビラン-ザクアン・アドハ(11分PK)、フランシス・コネ(82分)
 この日の試合も含め、直近の4試合で3得点という成績で、試合後にナズルレルワン・マクモル監督がメディアにストライカー不在を嘆く事態となっているケランタン・ユナイテッドFCは引き分けを挟み3連敗となり、シーズン中の監督交代という荒療治がここまでは功を奏していません。
 一方のヌグリスンビランFCはこの日の勝利で、リーグ戦後のマレーシアカップ出場権を獲得するとともに2部の上位2チームに与えられる1部への自動昇格権にまた一歩近づきました。
 ケランタン・ユナイテッドFCの深井脩平、谷川由来両選手は先発してフル出場、本山雅志選手は64分から交代出場し、試合終了までプレーしています。

2021年8月22日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
FAM-MSN プロジェクト 0-4 サラワク・ユナイテッドFC
得点者:FAM-、サラワク-サンドロ・ダ・シルヴァ(22分)、テイラー・リガン(43分)
 サラワク・ユナイテッドFCが最下位のFAM-MSN プロジェクトに圧勝して首位に浮上し、マレーシアカップ出場権を確定させています。次節は昇格のライバルPDRM FCとの直接対決が控えています。

2021年8月22日@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラFC II 0-3 PDRM FC
得点者:ペラ-、PDRM-鈴木ブルーノ2(15分、29分)、ナビル・ラトピ(22分)
 3枚のレッドカードが出された荒れた試合は、PDRM FCが今季初となる鈴木ブルーノの1試合2得点などで快勝し、今季最高位となる5位に浮上しています。PDRM FCは次節第20節は首位のサラワク・ユナイテッドFCと、最終第22節には現在2位のヌグリスンビランFCとの直接対決が控えており、他力本願ながら計算上は残り試合全勝で逆転での1部昇格の可能性が残りました。
 PDRM FCの鈴木ブルーノ選手は先発してフル出場し、FAMのCMS(Competition Management System)が発表するMOMに選ばれています。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第19節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1SU16104233112234
1NS1695225111432
3TFC1678129131629
4JDT1676330151527
5PDRM177462018225
6SEL175842419523
7KEL176381923-421
8KU176292126-520
9PRK1835101235-2314
10KCH113441213-113
11FAM1703141152-413
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト
*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第19
節はトレンガヌFC IIの試合がありませんでした。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第19節終了時)

選手名(クラブ)ゴール数
1ジョーダン・ミンター(TFC)14
2フェルナンド・ロドリゲス(JDT)13
3ウチェ・アグバ(SU)12
ガッサマ・アルフセイネイ(KU)10
5アライン・アコノ(NS)9
ジョージ・アトラム(SEL)8
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト

Mリーグ2部プレミアリーグ第18節結果

 8月10日と11日の両日にMリーグ2部プレミアリーグ第18節が開催されました。

2021年8月10日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
サラワク・ユナイテッドFC 1-1 スランゴールFC 2
得点者:スランゴール-サラヴァナン・ティルムルガン(50分)、サラワク-アブドル・ラヒム・アブドル・ラザク(86分)
 後半戦2試合目となった現在、3位のサラワク・ユナイテッドFCはこの試合に勝てば一気に首位となるチャンスがありましたが、5位のスランゴールFC 2を相手に痛恨の引き分けで順位を上げることはできませんでした。

2021年8月11日@スルタン・モハマド4世スタジアム(ケランタン州コタバル)
ケランタンFC 3-1 ケランタン・ユナイテッドFC
得点者:ケランタンFC-ヌルシャミル・アブドル・ガニ(17分)、ナタナエル・シリンゴリンゴ2(47分、59分)、ケランタンU-アルフセイネイ・ガッサマ(29分)
 同じケランタン州のコタバルを本拠地とする両クラブの「ケランタンダービー」は7位のケランタン・ユナイテッドが8位のケランタンFCに敗れ、順位が入れ替わっています。
 ケランタン・ユナイテッドFCの深井脩平、谷川由来の両選手は先発してフル出場しましたが、本山雅志選手はベンチ入りしませんでした。

2021年8月11日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM FC 2-2 JDT II
得点者:PDRM-ナビル・アフマド・ラトピ(35分)、鈴木ブルーノ(51分)、JDT-ガブリエル・ニステルローイ2(30分、69分)
 後半戦はここまで鈴木ブルーノ選手がゴールした試合は全て勝利してきたPDRM FCでしたが、この試合はガブリエル・ニステルローイの2ゴールで引き分け。もたつく上位チームとの差を詰めることができませんでした。
 今季チームトップとなる5ゴール目を決めたPDRM FCの鈴木ブルーノ選手は先発してフル出場しています。またJDT IIの廣瀬慧選手も先発して67分に交代しています。

2021年8月11日@スルタン・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラトレンガヌ)
トレンガヌFC II 0-0 ペラFC II
得点者:なし
 2試合連続でエースのジョーダン・ミンターを欠いたトレンガヌFCは無得点の引き分けに終わりましたが、今節試合のなかったヌグリスンビランFCと勝点で並んだものの得失差で上回り、今季初の首位に浮上しています。
 トレンガヌFC IIの渡邉将基選手はこの試合ではベンチ入りしませんでした。

*8月11日にサラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)で予定されていたクチンシティFC対FAM-MSNプロジェクト戦は、チーム内で新型コロナ陽性者が見つかったクチンシティFCが隔離期間中のため延期となっています。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第18節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1TFC1678129131629
2NS1585223111229
3SU1484225101528
4JDT1575329141526
5SEL165742318522
6PDRM166461718-122
7KEL166371820-221
8KU166282124-320
9PRK153581128-1714
10KCH10244912-310
11FAM1603131148-373
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト
*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第18節はヌグリスンビランFCの試合がありませんでした。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第18節終了時)

選手名(クラブ)ゴール数
1ジョーダン・ミンター(TFC)14
2フェルナンド・ロドリゲス(JDT)12
3ガッサマ・アルフセイネイ(KU)10
4ウチェ・アグバ(SU)9
5ジョージ・アトラム(SEL)8
アライン・アコノ(NS)8
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト

Mリーグ2部プレミアリーグ第17節結果

 8月7日と8日の両日にMリーグ2部プレミアリーグ第17節が開催されました。なお1部スーパーリーグは次節第19節が8月13日と14日と1週間後に開催されますが、プレミアリーグの次節第18節は8月10日と11日に予定されています。

2021年8月7日@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
サラワク・ユナイテッドFC 3-1 ケランタンFC
得点者:サラワク-ウチェ・アグバ2(5分PK、69分)、テイラー・リガン(11分)、ケランタン-ヌルシャミル・アブドル・ガニ(32分PK)

2021年8月7日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴールFC 2 0-1 ペラFC II
得点者:ペラ-カイルル・シャフィク・ムスタファ(11分)

2021年8月7日@タンスリ・ダト・ハジ・ハサン・ユノススタジアム(ジョホール州ラーキン)
JDT II 5-1 FAM-MSNプロジェクト
得点者:JDT-ダリル・シャム(14分)、フェルナンド・ロドリゲス2(20分、90分)、チア・ルオファン(35分)、ムハマド・ウバイドゥラー・シャムスル・ファズリ(59分OG)、FAM-アズハド・ハラズ・アルマン(80分)
 JDT IIの廣瀬慧選手は先発して65分に交代しています。

2021年8月8日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM FC 2-1 トレンガヌFC II
得点者:PDRM-ナビル・ラトピ(49分)、鈴木ブルーノ(80分)、トレンガヌ-シャフィク・イスマイル(12分)
 前々節のFAM-MSNプロジェクト戦で左足を負傷し前節はベンチ入りしなかったたリザラス・カイムビのケガが骨折と判明したPDRM FCと、リーグ得点王を独走するジョーダン・ミンターをケガで欠くトレンガヌFC IIの対戦となったこの試合は、昨季はトレンガヌFC IIでプレーした鈴木ブルーノの2試合ぶりとなる今季4つ目のゴールが決勝点となり、トレンガヌFC IIに勝利しています。この結果、PDRM FCは6位に浮上、マレーシアカップ出場に近づきました。一方、この試合に勝てば今季初の首位となったトレンガヌFC IIですが、今季初黒星を喫しています。
 トレンガヌFC IIの渡邉将基選手とPDRM FCの鈴木ブルーノ選手はいずれも先発してフル出場しています。

*8月8日にサラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)で予定されていたクチンシティFC対ヌグリスンビランFC戦は、チーム内で新型コロナ陽性者が見つかったクチンシティFCが隔離期間中のため延期となっています。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第17節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1NS1585223111229
2TFC1577129131628
3SU138322491527
4JDT1474327121525
5SEL155642217521
6PDRM156361516-121
7KU156272021-120
8KEL155371519-418
9PRK153471128-1713
10KCH10244912-310
11FAM1603131148-373
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト
*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第17節はケランタン・ユナイテッドFCの試合がありませんでした。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第17節終了時)

選手名(クラブ)ゴール数
1ジョーダン・ミンター(TFC)14
2フェルナンド・ロドリゲス(JDT)10
3ウチェ・アグバ(SU)9
ガッサマ・アルフセイネイ(KU)9
5ジョージ・アトラム(SEL)8
アライン・アコノ(NS)8
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト