アセアン選手権「ヒュンダイカップ」準決勝タイ対シンガポールの2ndレグが行われ、シンガポールがタイを2-1で破っています。しかし1stレグとの通算成績ではタイがシンガポールを4-3で破り、4大会連続となる決勝進出を決めています。
ホームでの1stレグを1−3で落としているシンガポールは、前半終了間際の45分にハリス・スチュワートのロングシュートで先制、通算成績を2−3と1点差に迫ります。しかし61分にはハリスの兄のライハン・スチュワートがペナルティエリア内でタイのワンチャイ・ジャルーノンカーンを倒してPKを与え、これを決めたタイは再び2点差とします。
しかしその4分後、シンガポールはハリス・スチュワートのシュートがタイDFパンサ・ヘムウィブーンに当たって角度が変わりゴールイン。この試合では再びリードを奪い、通算成績も3-4と1点差に迫ります。ボールポゼッション率でもシュート数でもタイを上回ったシンガポールですが、この後は得点を挙げることができず、試合は2−1で買ったものの、通算成績3-4でタイに敗れています。
スリカンディ・ムルデカ杯-U16女子代表はサウジアラビアに大勝で準決勝進出決定
インドネシア中央ジャワ州クドゥスで開催中のスリカンディ・ムルデカ杯に出場している*マレーシアU16女子代表は、8月18日にグループステージA組の最終第3節でサウジアラビアと対戦し、9-0で勝利しています。マレーシアは初戦で香港U16女子代表と無得点で引き分けて、続く第2戦ではインドネシアAに0−3で敗れており、通算成績を1勝1分1敗としてA組2位となり、準決勝進出を決めています。
A組2位を争う香港はサウジアラビアに7−0で勝利しているため、準決勝進出を果たすためにはマレーシアはそれ以上の点差で勝つことが必要でした。そんなマレーシアに開始22分でいきなり退場者が出ます。カナダ出身のヘリテイジ選手(マレーシアにルーツを持つ選手)ディシャナ・ナガラジャン・ピレイが相手選手に肘打ちをし、VARが入って退場処分となってしまいます。
そのピンチを救ったのがやはりヘリテイジ選手でアメリカ出身の14歳FWリム・ユウでした。第2戦のインドネシア戦に続いて先発したユウ選手は前半だけで3ゴールを挙げると、後半はさらに4ゴールを追加して、1試合7ゴールの大活躍でマレーシアに勝利をもたらしています。
映像を見る限りではサウジアラビアGKが経験不足からかキャッチングを含めボールの扱いにかなり苦しむ様子が見られましたが、そこに勝機を見出したユウ選手らマレーシアFW陣がひたすらシュートを打ち続けて大量得点につながったと言えます。
大会公式ホームページに掲載されたスタッツによると、マレーシアはこの試合でシュート20本(枠内14本)、対するサウジアラビアは6本(枠内5本)と圧倒。コーナーキックもマレーシアの11本に対してサウジアラビアは0本でした。
同じA組のもう一試合ではA組2位を争う香港がインドネシアAに0-1で敗れ、3戦全勝のインドネシアAが勝点9でA組1位、マレーシアと香港はともに1勝1分1敗の勝点4となりました。両チームはマレーシアが9得点3失点、香港は7得点1失点と得失差でも並んだものの、サウジ戦に大勝したおかげで総合得点数が多かったマレーシアが準決勝進出となりました。
マレーシアは8月21日の準決勝で、本日最終節が行われるグループステージB組の1位と対戦します。
スリカンディ・ムルデカ杯 グループステージA組第2節
2026年8月18日(火)@スーパーサッカーアリーナ(インドネシア中部ジャワ州クドゥス)
マレーシアU16女子 9-0 サウジアラビアU16女子
⚽️マレーシア:リム・ユウ7、プトゥリ・ミア・アリサ1、ク・ヌル・カレイシャ・カイサラ1
ACLエリートリーグステージ組み合わせ抽選-ジョホールは東南アジアのライバルや韓国勢と同組に
アジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2026/27のリーグステージ組み合わせ抽選がクアラルンプールで行われ、マレーシアから出場するジョホール・ダルル・タジム(ジョホール)は東南アジアのライバルとの対戦に加え、韓国勢との対戦が決まっています。
ACLEとなって3回目となる今大会では、出場チーム数が24チームから32チームに拡大され、東西各地区16チームずつが、8試合のリーグ戦を戦います。
2025/26シーズンのACLEでは、ベスト16でサンフレッチェ広島を破ってクラブ史上初となるベスト8進出を果たしたジョホールは、今大会ではそれ以上の成績を目指して積極的な戦力補強を行っていますが、その前に立ちはだかるのが「宿敵」ブリーラム・ユナイテッド(タイ)を含めた東南アジアのライバルです。以下はジョホールのリーグステージの日程です。
| 試合日 | 対戦相手(Hはホーム、Aはアウェイ) | |
|---|---|---|
| MD1 | 2026年9月15日 | H ブリーラム・ユナイテッド(タイ) |
| MD2 | 2026年10月13日 | A 浦項スティーラーズ(韓国) |
| MD3 | 2026年10月27日 | H ポート(タイ) |
| MD4 | 2026年11月3日 | A 全北現代モータース(韓国) |
| MD5 | 2026年11月24日 | A ラーチャブーリ(タイ) |
| MD6 | 2026年12月1日 | H 大田ハナシチズン(韓国) |
| MD7 | 2027年2月9日 | A ニューカッスル・ジェッツ(豪州) |
| MD8 | 2027年2月16日 | H ハノイ公安(ベトナム) |
ジョホールはホームでは圧倒的な勝率を誇りますが、今大会では4試合中3試合が東南アジアのクラブ相手で、アウェイの4試合中3試合が東南アジア域外のクラブとの対戦になっています。
ACL2グループステージ組み合わせ抽選-アジア初参戦のクチンシティは韓国・香港・カンボジアのクラブと同組に
アジアチャンピオンズリーグ2(ACL2)2026/27のグループステージ組み合わせ抽選がクアラルンプールで行われ、マレーシアから出場するクチンシティは、江原(韓国)、傑志(香港)、プノンペン・クラウン(カンボジア)と同じH組に入りました。
ACL2の2026/27では、32チームが西地区と東地区に分かれ、それぞれ4グループ、計8グループに分けられる。試合はホーム&アウェー方式の総当たり戦で行われ、グループステージは9月15日に開幕する予定です。
東地区はグループステージE組からH組の4組で、H組以外の組み分けは以下のようになっています。
| 組 | チーム |
|---|---|
| E組 | FCソウル(韓国) |
| メルボルン・ヴィクトリー(豪州) | |
| テーコン・ベトテル(ベトナム) | |
| プルシブバンドン(インドネシア)対マニラダガー(フィリピン)の勝者 | |
| F組 | アデレード・ユナイテッド(豪州) |
| BGパトゥム・ユナイテッド(タイ) | |
| ライオンシティ・セイラーズ(シンガポール) | |
| 大埔(香港) | |
| G組 | 町田ゼルビア(日本) |
| 上海申花(中国) | |
| PKRスヴァイ・リエン(カンボジア) | |
| タンピネス・ローヴァーズ(シンガポール) |
グループステージは12月9日に終了予定で、ベスト16は2027年2月9日から18日にかけて行われ、その後、準々決勝が3月2日から18日まで、準決勝が4月6日から14日まで、そして決勝は2027年5月15日に行われる予定となっています。
アセアン選手権「ヒュンダイカップ」準決勝2ndレグ試合前日会見-タン監督は2014年の「ハノイの奇跡」再現を目指す
8月18日にアセアン選手権「ヒュンダイカップ」2026準決勝2ndレグ試合前日会見がおおなわれています。 1stレグで0−2と敗れているマレーシア代表のタン・チェンホー暫定監督は、、選手たちにマレーシアが2014年に成し遂げた伝説的な「ハノイの奇跡」を教訓にするよう求めたいと話しています。
ベトナムに対して現在、引き分けを挟んで10連敗中のマレーシアにとって、2点のハンデを跳ね返して勝利することは非常に険しい道ですが、タン監督は、若い選手たちには敵地で下馬評を覆すだけの信念があると確信していると話しています。
タン監督が振り返ったのは、2014年のAFF選手権(当時、現在のアセアン選手権)準決勝です。当時のドラー・サレー監督(現KLシティ監督)率いるマレーシアは、シャーアラム・スタジアムでの準決勝1stレグを1-2で落としました。しかしミーディン国立競技場で行われた2ndレグでは、前半だけで4点を奪う猛攻の結果、ベトナムを4-2で破るという大番狂わせを演じ、通算成績を5-4として大逆転での決勝進出を果たしています。
「我々が置かれている状況は分かっている。しかし、まだ90分間の戦いが残っており、我々には結果を覆すという信念と自信がある」と、タン監督はハノイで行われた試合前会見で語っています。
「2014年、ドラー監督の下でマレーシアは1stレグを落としたが、ここでの2ndレグでは4-2という素晴らしい結果を残した。チームも世代も時間とともに変わっていくが、あの歴史的な逆転劇は、何事も可能なのだというモチベーションを我々に与えてくれている。」
「ベトナムとの対戦は常に厳しいものだ。しかし、私は選手たちが見せてくれた戦う姿勢を誇りに思っている。サッカーには、優勢と見られているチームが必ず勝つという決められた筋書きはない。タイミングと試合の重要な瞬間をうまくものにできれば、どんなチームでも倒すことができる。」
こう話したタン監督は、外部からの雑音を遮断するよう強く求めています。
「選手たちには、ソーシャルメディアやチームを取り巻くネガティブな論調に惑わされてほしくない。この若い選手たちにとって最も重要なのは、ベトナムのようなトップレベルのチームと対戦して、貴重な経験を積むことだ。」
「冷静さを保ち、プレッシャーの中でパニックに陥らず、敵地のおそらく満員となるスタジアムが生み出す雰囲気を経験しなければなりません。我々全員が一つのチームとしてともに戦い、この2試合合計の結果をひっくり返さなければならない。」とも述べています。
一方、ベトナム代表のキム・サンシク監督は試合前会見の席上で、「ノックアウト方式のサッカーでは、2-0は終着点ではない。我々は180分間の戦いの前半を終えたにすぎない。」と述べています。
「私は選手たちとともにクアラルンプールでの試合映像を見直した。マレーシアは試合開始30分間、高い位置からのプレスと激しいプレーで我々を大いに苦しめ、我々は攻守の切り替えでうまく連携できていなかった。ホームではマレーシアに『かすかな希望』すら与えるわけにはいかない。」
またキム監督は、自分たちが慎重に引き分けを狙うような戦い方はしないことを明確にしています。
「我々はマレーシアの歴史と粘り強さをリスペクトしているが、歴史が明日の試合を決めるわけではない。また我々は後ろに下がってリードを守るつもりもない。」
「攻撃に出て、試合のテンポを支配し、試合に勝つために戦います。我々のファンは攻撃的で、見ていて楽しめるパフォーマンスを求めているので、それを我々は実現しなければならない。」と話しています。
またキム監督はまた、ベトナムが今大会ではアウェーで12得点を挙げている一方、ホームではわずか3得点にとどまっている点について問われると、「統計は、主審が笛を吹くまでは単なる数字にすぎない。ホームであろうとアウェーであろうと、目標は変わらない。我々は攻撃の連係を磨いてき他ので、明日(今日)の試合ではFW陣には容赦のないプレーを期待している。」と語っています。
アセアン選手権「ヒュンダイカップ」2026準決勝2ndレグのベトナム対マレーシア戦はマレーシア時間の午後9時(日本時間午後10時)キックオフです。













