マレーシアフットボールリーグMFL第13節2部プレミアリーグのスランゴール・ユナイテッド対ジョホール・ダルル・タクジム(JDT)IIの試合をスランゴール州プタリン・ジャヤにあるMBPJスタジアムへ観戦に行きました。
全人口の60%以上がイスラム教徒のマレーシアは、現在、ちょうどイスラム教の断食月中。スランゴール州で言えば、午前5時45分ごろのファジャルと呼ばれる日の出前のお祈りの時間から、午後7時20分ごろのマグリブと呼ばれる日没直後のお祈りの時間までが1日の内の断食期間です。
通常ですとMFLの試合は午後9時開始ですが、マグリブの後にもイシャと呼ばれる就寝前のお祈りの時間(午後8時30分ごろ)があるため、断食月中は午後10時に試合が始まります。
しかも今日の試合のホームチーム、スランゴール・ユナイテッドは本来、同じスランゴール州のスラヤン市営スタジアムを本拠地としていますが、ここはナイター照明がマレーシアサッカー協会FAMが求める基準に達していないため、通常は午後4時45分から開始ですが、断食月ではこの時間では試合ができないため、今回のホームゲームをこのMPBJスタジアムで行うことになりました。
MBPJスタジアムへは、今年既に2回、ここをホームにするプタリン・ジャヤ・シティFCの試合を観戦に来ていますが、さすがに日曜日の午後10時からの試合観戦は、翌日の仕事を考えると少々勇気が必要でした。
今シーズン2部ブレミアリーグ初観戦となるMBPJスタジアムは、灯りが煌々とついています。しかし、駐車場はガラガラでした。
チケット売り場には手書きの料金表がありました。オープンスタンド(バックスタンド)は大人10リンギ(約260円)、子ども5リンギです。
スランゴール・ユナイテッドのホームゲームなので、名前が大きく印刷されています。Terbukaはマレーシア語でOpenの意味です。
スタジアム入り口前の出店も今日はこのトラック1台だけでした。揚げ物やソーセージなどと飲み物が売られています。今日は魚のすり身を揚げたマレーシアの伝統的なスナック、ケロポとミネラルウォーターを購入。合わせて5リンギ(約130円)なり。
試合開始20分ほど前に着いたのですが、バックスタンドにいたのは警備の警官2名だけ。私が観客第1号でした。その後、試合直前に一人、また一人とやってきて、総勢20名ほどになりました。
メインスタンドを見てみると、あちらも観客はまばらでした。後半開始前に発表された観客数は100数十名でした…。
MFLの旗と、Red Card Racism(人種差別へレッドカードを)と書かれた旗が入場。MFLでの人種差別については、どこかで一回書きたいと思っています。
その後はお約束のスランゴール州歌、ジョホール州歌、国歌と演奏され、いよいよ試合開始が近づきます。
2部の試合だからなのか、二つあるスコアボードがいずれも使用されませんでした。寂しいなぁ。いつもならその近くでチャントで応援するBOYS OF STRAIT(JDTのサポーターグループ)もいませんでした。
いよいよ試合開始です。JDT IIは、JDTと同じユニフォーム、スランゴール・ユナイテッドはスランゴールFAと同じ黄色と赤の組み合わせのホームユニでした。
試合は19分にスランゴール・ユナイテッドがPKを得ましたが、ラスラム・カーンのシュートはGKロザイミ・ラーマットの真正面で得点となりませんでした。その3分後にはマレーシアU23代表とフル代表でもプレーするシャマル・クティ・アバがゴールを決めJDT IIが先制しました。
前半はJDTがほぼ敵陣で攻め続けながら決定機がなく、結局、JDT IIが1点のリードで終了しました。
後半に入ると60分にラスラム・カーンがゴールを決めて試合は1−1の同点となりましたが、その6分後、JDT IIが途中出場のレバノン人FWモハマド・ガダーのゴールで再びリードします。
走り続けるスランゴール・ユナイテッドも前線まではボールを運びますが、ブラジル出身のブルーノ・ソアレスとマレーシアU23代表のドミニク・タンがコントロールするJDT IIの守備陣にシュートを打たせてもらえない状況が続きました。
このまま試合終了かと思われた88分に再びラスラム・カーンがフリーでヘディングシュートを決めて試合はまた同点となりました。
アディショナルタイムは5分ありましたが、結局、スコアは動かず、2-2で試合は終了しました。素人目線ですが、特に相手ボールを奪ってから攻撃に転じるスピードや、ボールに合わせて全員が動けているかどうかが1部の特に上位チームとは差があるように感じました。ちなみに試合終了は午後11時57分でした。

























