12月30日のニュース(1):スズキカップ2020-決勝第1戦はタイが圧勝

スズキカップ2020決勝第1戦

2021年12月29日@シンガポール国立競技場(シンガポール)
インドネシア 0-4 タイ
得点者:タイ-チャナティップ・ソングラシン2(2分、52分)、スパチョク・サラチャット(67分)、ボディン・ファラ(83分)

スズキカップ2020の決勝インドネシア対タイの第1戦が行われ、タイがチャナティップ・ソンクラシンの2ゴールなどで4-0と大勝し、2022年1月1日の決勝第2戦に大きなアドバンテージを得て、2016年大会以来の優勝へ大きく前進しました。

試合開始からフィリップ・ローラー、トリスタン・ドーの両SBが高い位置でプレスをかけるタイは、開始2分でそのローラーがインドネシアDFに囲まれながらも、マイナスのパスをフリーのチャナティップ・ソングラシンへ。これをチャナティップがゴール右上に決めてタイが先制します。

37分にエリアス・ドラーが負傷退場すると、フォーメーションを変えたタイに対してインドネシアもチャンスを作るようになり、40分にはアルフェアンドラ・デワンガがタイGKシワラック・テースーンヌーンと1対1の決定機を得ますが、放ったシュートはゴールポストの遥か上に外れます。一方タイも前半ロスタイムにはボディン・ファラとやはり1対1になったインドネシアGKナデオ・アルガウィナタがパンチングでシュートを防ぎ、前半はタイが1点をリードして終了しました。

インドネシアのシン・テヨン監督は後半開始から長身のエルカン・バゴットに加えてエヴァン・ディマスとカデック・アグンを早々と投入し、セットプレーに正気を見出そうとしますが、逆に52分にはカウンターから前掛かり気味になっていたインドネシアDF陣をかわしてスパチョク・サラチャットがゴール前に持ち込むと、そこから走り込んできたチャナティップ選手へパス。これを決めたチャナティップ選手がこの試合2点目を挙げて、タイが2-0とリードを広げます。

インドネシアは61分にはイルファン・ジャヤがGKと1対1になりますが、ここでもタイGKシワラック・テースーンヌーンがシュートをブロックし、インドネシアはゴールを奪えません。

67分には再び右サイドのフィリップ・ローラーがクロス。これをポックラウ・アナンがスルーし、ペナルティエリアの外からスパチョク・サラチャットゴール左隅に決め、これでタイが3-0、さらに83分にはインドネシアのクリアミスを奪ったボディン・ファラのシュートが決まり、タイが4-0として勝負あり。最後は第3GKのカウィン・タンマサッチャーナンを投入する余裕まで見せたタイが、シュート数19、内オンターゲット9、一方のインドネシアはシュート数4、オンターゲット1と、最後はインドネシアをスコア以上に圧倒しました。決勝戦は2試合制で行われますが、第2戦の意味すら無くなりそうなタイの圧勝でした。

(映像はスズキカップ2020公式YouTubeチャンネルより)

スズキカップ2020日程および結果

*既に終了している試合の詳細については、試合結果をクリックするとスズキカップ2020公式サイト(英語)へ飛ぶことができます。

<グループステージA組>

2021年12月5日(日)
東ティモール 2-0 タイ
シンガポール 3-0 ミャンマー

2021年12月8日(水)
ミャンマー 2-0 東ティモール
フィリピン 1-2 シンガポール

2021年12月11日(土)
東ティモール 0-7 フィリピン
タイ 4-0 ミャンマー

2021年12月14日(火)
フィリピン 1-2 タイ
シンガポール 2-0 東ティモール

2021年12月18日(土)
タイ 2-0 シンガポール
ミャンマー 2-3 フィリピン

<グループステージB組>

2021年12月6日(月)
カンボジア 1-3 マレーシア
ラオス 0-2 ベトナム

2021年12月8日(水)
マレーシア 4-0 ラオス
インドネシア 4-2 カンボジア

2021年12月12日(日)
ラオス 1-5 インドネシア
ベトナム 3-0- マレーシア

2021年12月15日(水)
カンボジア 3-0 ラオス
インドネシア 0-0 ベトナム

2021年12月19日(日)
ベトナム 4-0 カンボジア
マレーシア 1-4 インドネシア

グループステージA組順位

順位チーム得失差勝点
1タイ4400912
2シンガポール430149
3フィリピン420266
4ミャンマー4103-63
5東ティモール4004-130

グループステージB組最終順位
*インドネシアとベトナムは勝点と得失点差で並んだものの、インドネシアの総得点13に対してベトナムは9のため、インドネシアがB組の1位に決定

順位チーム得失差勝点
*1インドネシア4310910
2ベトナム4310910
3マレーシア420206
4カンボジア4103-53
5ラオス4004-130

<準決勝第1回戦>

2021年12月22日(水)
シンガポール 1-1 インドネシア

2021年12月23日(木)
タイ 2-0 ベトナム

<準決勝第2回戦>

2021年12月25日(土)
インドネシア4 2- シンガポール

2021年12月26日(日)
ベトナム 0-0 タイ

<決勝第1回戦>

2021年12月29日(木)
インドネシア – タイ

<決勝第2回戦>

2022年1月1日(土)
タイ – インドネシア(20時30分@シンガポール国立競技場)

12月7日のニュース:スズキカップ2020-マレーシアはカンボジアに快勝、優勝候補ベトナムも白星発進

スズキカップ2020-マレーシアはカンボジアに快勝

2021年12月6日@ビシャンスタジアム(シンガポール)
マレーシア 3-1 カンボジア
得点者:マレーシア-サファウィ・ラシド(23分PK)、アキヤ・ラシド(61分)、コギレスワラン・ラジ(79分)、カンボジア-サス・ロシブ(90+1分PK)

 先手を取ったのはマレーシア。23分に左サイドから切り込んだアキヤ・ラシドがペナルティエリア内で倒されてPKを得ます。サファウィ・ラシドが代表12ゴール目となるこのPKを決めてマレーシアが先制し、そのまま前半は1-0で終了します。
 後半に入ると61分にはシャフィク・アフマドがDFラインの裏に出したパスにアキヤ・ラシドが反応し、最後は得意のドリブルを駆使し落ち着いてDF2人をかわしてゴール!マレーシアがリードを2点に広げます。さらに79分には右サイドを上ったルクマン・ハキムのクロスをペナルティエリアの外から走り込んできたコギレスワラン・ラジのシュートが決まり、3点目を挙げたマレーシアがカンボジアに快勝。1点目とに絡み2点目を挙げたアキヤ・ラシドがこの試合のMOMに選ばれています。
*****
 11月末にマレーシアカップを終えたばかりで、代表としては十分な調整期間もなく、また国内リーグ戦の疲れを取る間もないままこの大会に臨むことが不安視されていたマレーシアでしたが、タン・チェンホー監督が選んだ先発メンバーは、「ローテーション」制を採用するJDTではむしろ十分な出場時間が与えられていない6選手を起用する興味深い布陣でした。
 国内リーグやカップ戦に出る準備はできていながら、先発で使われない飼い殺し状態(と彼らが思っていたかどうかは別として)から、一転して先発出場の機会を与えられた彼らが見事に躍動したのがこの試合でした。この試合でMOMとなったかつての神童アキヤ・ラシドが代表戦で先発するの見るのは久しぶりでしたし、彼が75分までプレーするなんていつ以来か思い出せませんが、今日はそれくらい長い時間使いたくなる良い動きを見せていました。少々前掛かり気味だったものの相変わらずの運動量で最後まで走り回ったシャフィク・アフマドや、今季の不調から調子を上げつつあるサファウィ・ラシドの先発起用には、タン監督の策士としての面が見えたような気がします。
 この試合ではサファウィ・ラシドと交代で出場したMリーグの今季MVPアリフ・アイマンがJDTのチームメートであるこの3選手と連動するようになれば、ベトナム戦では相手に冷や汗くらいはかかせることができそうです。
 白星発進となったマレーシアでしたが、この試合をクリーンシートで終えたかったところで、ロスタイムにGKカイルル・ファミがファウルでPKを与えた上、イエローまでもらったのは全く不要でした。正GKのカイルルアズハン・カリドがシンガポール入国時の新型コロナ検査で陽性となり隔離されており、マレーシアにはこのカイルル・ファミと代表戦未経験のカラムラー・アル=ハフィズの2人しかGKがいないことまでは気が回らなかったのか。32歳ながら隔年開催のスズキカップ出場が今大会で6回目となるベテランにしてはお粗末なプレーでした。
(試合のハイライト映像はスタジアムアストロから)

スズキカップ2020- 優勝候補ベトナムも白星発進

2021年12月6日@ビシャンスタジアム(シンガポール)
ベトナム 2-0 ラオス
得点者:ベトナム-グエン・コン・フオン (26分)、ファン・バン・ドゥク (55分)

スズキカップ2020グループステージ順位表

<グループステージA組>

順位チーム得失差勝点
1シンガポール110033
2タイ110023
3フィリピン000000
4東ティモール1001-20
5ミャンマー1001-30

<グループステージB組>

順位チーム得失差勝点
1マレーシア110023
2ベトナム110023
3インドネシア000000
4カンボジア1001-20
5ラオス1001-20
スズキカップ2020日程

<グループステージA組>

2021年12月8日(水)
ミャンマー – 東ティモール (17時30分@シンガポール国立競技場)
フィリピン – シンガポール (20時30分@シンガポール国立競技場)

2021年12月11日(土)
東ティモール – フィリピン(17時30分@シンガポール国立競技場)
タイ – ミャンマー(20時30分@シンガポール国立競技場)

2021年12月14日(火)
フィリピン – タイ(17時30分@シンガポール国立競技場)
シンガポール – 東ティモール(20時30分@シンガポール国立競技場)

2021年12月18日(土)
タイ – シンガポール(20時30分@シンガポール国立競技場)
ミャンマー – フィリピン(20時30分@ビシャンスタジアム)

<グループステージB組>

2021年12月8日(水)
マレーシア – ラオス (17時30分@ビシャンスタジアム)
インドネシア – カンボジア (20時30分@ビシャンスタジアム)

2021年12月11日(土)
ラオス – インドネシア(17時30分@ビシャンスタジアム)
ベトナム – マレーシア(20時30分@ビシャンスタジアム)

2021年12月14日(火)
カンボジア – ラオス(17時30分@ビシャンスタジアム)
インドネシア – ベトナム(20時30分@ビシャンスタジアム)

2021年12月18日(土)
ベトナム – カンボジア(20時30分@ビシャンスタジアム)
マレーシア – インドネシア(20時30分@シンガポール国立競技場)

<準決勝第1回戦>

2021年12月22日(水)
A組2位 – B組1位(20時30分@シンガポール国立競技場)

2021年12月23日(木)
A組1位 – B組2位(20時30分@シンガポール国立競技場)

<準決勝第2回戦>

2021年12月25日(土)
B組1位 – A組2位(20時30分@シンガポール国立競技場)

2021年12月26日(日)
B組2位 – A組1位(20時30分@シンガポール国立競技場)

<決勝第1回戦>

2021年12月22日(水)
A組2位 – B組1位(20時30分@シンガポール国立競技場)

2021年12月23日(木)
A組1位 – B組2位(20時30分@シンガポール国立競技場)

<決勝第2回戦>

2021年12月29日(木)
準決勝勝者1 – 準決勝勝者2(20時30分@シンガポール国立競技場)

2022年1月1日(土)
準決勝勝者2 – 準決勝勝者1(20時30分@シンガポール国立競技場)

11月10日のニュース:Mリーグでプレーする2選手がミャンマー代表に招集、今季3位のペナンFC監督は進退伺を提出か、ファンはスタジアムでの飲食解禁を求める

 東南アジアNo.1を決めるスズキカップまで1ヶ月を切ったことから、このスズキカップ関連のニュースが増えてきています。先日のブルネイ代表の大会辞退は残念なニュースでしたが、その一方で吉田達磨監督率いる開催国シンガポールはアラブ首長国連邦のドバイで、韓国出身のシン・テヨン(申台龍)率い、ペナンFCのリュウジ・ウトモやJDTのMFシャフリアン・アビマニュも代表に招集されているインドネシア、そしてこの後の記事でも取り上げるミャンマー代表はいずれもトルコでの代表合宿を既に開始しています。なお、シンガポールはキルギスやモロッコと、インドネシアはアフガニスタンやミャンマーと、そしてミャンマーはインドネシアの他にブルンジとの練習試合も予定しており、各国代表チームは大会に向けて着々と準備整えています。また東南アジア勢として唯一、FIFAワールドカップ2022年大会アジア最終予選に出場し、明日は日本戦、その後にはサウジアラビア戦を控えるベトナムは11月19日から国内合宿を予定しており、国内リーグを優先しているのはタイとマレーシアだけです。タイはリーグ戦が11月28日まで続き、マレーシアはカップ戦のマレーシアカップ決勝が11月30日に予定されており、12月5日開幕のスズキカップ直前まで試合が続く両国代表が、シンガポールでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのかが気になります。

Mリーグでプレーする2選手がミャンマー代表に招集
 東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020年大会開幕まであと1ヶ月を切り、出場国の中には代表候補を発表する国も出てきています。そんな中、Mリーグでプレーする2名の選手がスズキカップに出場するミャンマー代表候補に招集されています。
 2019年10月に就任したドイツ出身のアントワーヌ・ヘイ監督が率いるミャンマー代表23名は既に先月10月下旬からトルコのアンタルヤで合宿中ですが、スリ・パハンFCでプレーするFWアウン・カウン・マン (23)とスランゴールFCでプレーするFWハイン・テット・アウン(20)の両選手がこの代表合宿に招集されたと、サッカー専門サイトのヴォケットFCが伝えています。
 ヴォケットFCによれば、既にマレーシアカップグループステージ敗退が決まっているスリ・パハンFCのアウン・カウン・マン選手はグループステージ最終戦となる今日11月10日のKLシティFC戦終了後に、また準々決勝進出を決めているスランゴールFCのハイン・テット・アウン選手はチームの敗退後直ちに代表に合流するということです。なお、スランゴールFCは11月14日と18日にホームアンドアウェイ方式での準々決勝を戦います。

今季3位のペナンFC監督は進退伺を提出か
 今季2部から1部に昇格するといきなりリーグ3位となったペナンFCですが、マレーシアカップに入った途端にここまでの5試合で0勝1分4敗、得点2失点14と全く別のチームになってしまっていることは、このブログでも何度か取り上げましたが。このペナンFCを率いるチェコ出身のトマス・トルカ監督がクラブに対して進退伺を提出したとマレーシア語紙ウトゥサンマレーシアが報じています。
 よく似た風貌からマレーシアの「ユルゲン・クロップ(現リバプールFC監督)」と呼ばれているトルカ監督ですが、リーグ戦時からあまりにも変わってしまったチームの状態を受け、クラブのサポーターからは批判が集まっています。11月7日のKLシティFC戦後の記者会見では、クラブとの契約は残っていることから来季に向けてさらにチームを強化したいと話したトルカ監督はその一方で、実際の状況の判断はチームに委ねているとも述べています。
 トルカ監督自身は2部リーグとはプレーのレベルが異なる1部リーグに昇格し、1シーズンを全うしたことで主力選手にケガが相次いだことがリーグ戦時から急落したチーム状況の原因であると説明しています。「マレーシアカップ前にも説明したように、リーグ戦では複数の選手はケガからの回復が不十分なまま試合に出続けた。その結果が3位だったが、その代償として7名の主力選手が現在、ケガで試合出場ができなくなっている。」と述べたトルカ監督は、残る最終戦も現状の戦力で戦うことになるが、自身は選手のパフォーマンスに満足していると話しています。
*****
 リーグ戦3位からマレーシアカップは5試合で0勝とまさに天国から地獄といった変貌を遂げているペナンFCですが、1部昇格初年度で3位という快挙が既に忘れられた上での批判のように思えます。11月7日のKLシティFC戦はスタジアムで観戦しましたが、この試合ではエースのカサグランデ、代表GKのサミュエル・サマーヴィル、U23代表戦に出場し帰国後の隔離期間中のクエンティン・チェンなど主力を欠きながらもKLシティFCと互角に渡り合ったペナンFCは賞賛されることはあっても、批判されることはなさそうに見えました。2001年に当時の1部リーグだったリガ・プルダナ優勝以来の好成績をあげた監督への批判は、個人的には贔屓の引き倒しにしか思えず、これでトルカ監督が退任したとしても、来季は1部で下位に低迷することになった際に現在、監督批判を繰り広げているサポーターは何と言うのでしょうか。
 外国籍のトルカ監督を排斥して、昨季は監督として1部昇格に貢献したマレーシア人のマンズール・アズウィラ コーチ(1部で監督を務めるためのAFCプロ指導者資格を保持していないことから今季はコーチとしてベンチ入り)を復帰させるために監督批判をしているサポーターもいるようですが、そうなるとサポーターって何?と言う感じです。

ファンはスタジアムでの飲食解禁を求める
 10月29日のマレーシアカップグループステージ第4節からは入場者数制限はあるもののスタジアムでの観戦が解禁になっていますが、2度のワクチン接種を終えていることを条件にチケット購入はオンラインのみ、しかもチケットには氏名と身分証明書番号が記載されて、入場時にはパスポートなどで本人確認が行われるなど観戦実現のために様々な標準作業手順SOPが導入されています。試合中は常にマスクをしていること、観客同志は1.5メートル以上の間隔を空けて着席すること、「密」を避けるためハームタイムでのトイレの使用禁止などのSOPに加えて、スタジアム内では飲食が禁止されています。先日のこのブログではマラッカ・ユナイテッドFCの関係者が飲食している様子がソーシャルメディア上に流出してマレーシアカップを主催するMFLが捜査に乗り出す事態となっていることを取り上げましたが、これは明らかにSOP違反でした。
 とは言え、夜間でも気温が30度近いこともあるマレーシアで観客には水を飲むことすら許されていないことからスタジアムでの飲食解禁を求める声が出ているとウトゥサンマレーシアが報じています。マレーシアでは新型コロナ対策のための規制が徐々に緩和されており、現在は店内飲食の際に複数の客が同じテーブルに座ることが許可されている他、9月には映画館が営業を再開し、映画鑑賞中の飲食も許可される一方でスタジアムでの飲食が現在も禁止されています。
 素人考えでは、店内での飲食が許可されている現状では、閉鎖的な空間である映画館よりも屋外のスタジアムの方があらゆる面で安全なようにも思えますが、新型コロナ対策を担う国家安全保障委員会NSCはそうは考えていないようで、マレーシアカップを主催するMFLはNSCに対してスタジアム内での飲食の許可を求めているようです。
 マレーシアカップ第5節からはワクチン接種を終えていれば18歳以下の子どももでスタジアム観戦が可能となるなど、11月14日から始まるノックアウトステージに向けて、徐々に観客が増えていく可能性がありますが、飲食禁止によりスタジアム内で熱中症になっては笑い話にもならないので、MFLには積極的に飲食解禁を政府に働きかけて欲しいものです。
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 と書きましたが、そこはマレーシア。現状は大っぴらで無ければ飲食は黙認されています。私が観戦に訪れたMBPJスタジアムとKLサッカースタジアムでは、ハーフタイムになると入場ゲート越しに飲み物、食べ物を購入することができ、周りの関係者や警察もそれを止める様子はありませんでした。流石にスタンドまで飲食物を持ち込んでいるファンはいませんでしたが、ハーフタイムの間にスタンド下で水分補給をしているファンが多く見受けられました。

11月9日のニュース:タイ1部第11節-エルドストールはフル出場しタンは2戦連続出場、ペラFCの売値は2億7000万円も複数が関心、続報-ペラFC売却交渉は失敗か

 東南アジアサッカー連盟AFFスズキカップ2020年大会は12月5日にシンガポールで開幕しますが、この大会最後の出場枠をかけて12月1日に開催予定だったプレーオフではブルネイと東ティモールが対戦予定でした。しかしブルネイが「大会出場準備中の新型コロナ感染に関わる問題」を理由にこのプレーオフへの出場を辞退し、東ティモールがグループステージA組が加わることをAFFが発表しています。
 ブルネイは2010年大会でマレーシアが優勝した際に監督を務めていたK・ラジャゴパル氏が監督として今年から2年契約を結び、この大会でのグループステージを目標としていました。

タイ1部第11節-エルドストールはフル出場しタンは2戦連続出場 
 2021/2022年シーズンのタイ1部リーグ第11節が11月6日と7日に開催され、マレーシア代表のDFジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・マデル・アマラン・マデルネル)が所属するチョンプリーFCは石井正忠監督率いるサムットプラーカーン・シティFCに勝利し5位から4位に浮上、DFドミニク・タンが所属するポリス・テロFCは今季1部に昇格したコーンケン・ユナイテッドと引き分けて10位と順位は変わっていません。

タイ1部リーグ第11節
2011年11月6日@コーンケンスタジアム
コーンケン・ユナイテッド 1-1 ポリス・テロFC
 ポリス・テロFCは今季1部に昇格したコーンケン・ユナイテッドと対戦し、1-1で引き分けています。前節第10節に今季リーグ戦初出場を果たしたドミニク・タンはこの試合では86分から途中出場しています。

2021年11月7日@チョンブリースタジアム
チョンブリーFC 2-1 サムットプラーカーン・シティFC
 チョンブリーFCが2連勝で順位を一つ挙げて4位に浮上しています。前節第10節のベストXIにも選ばれたマレーシア代表のDFジュニオール・エルドストールは先発してフル出場しています。
 石井正忠監督率いるサムットプラーカーン・シティFCにはMF坂井大将選手も在籍していますが、坂井選手も先発してフル出場しています。
 (試合のハイライト映像はタイリーグ公式Youtubeチャンネルより)

タイ1部リーグ順位表(第11節終了)

順位チーム試合得失差勝点
1ブリーラム・ユナイテッド118121325
2バンコク・ユナイテッド11722923
3BGパトゥム・ユナイテッド10712522
4チョンブリーFC11533818
10ポリス・テロFC11344113
順位は上位3チームとマレーシア人選手が所属するチョンブリーFC、ポリス・テロFCのみ表示しています。

ペラFCの売値は2億7000万円も複数が関心
 ペラFCを所有するペラ州サッカー協会PAFAは、今季Mリーグ1部で11位となり、来季は2部に降格するペラFCに1000万リンギ(およそ2億7000万円)をめどに売却する用意があると、マレーシア語紙ハリアンメトロが報じています。
 ペラ州サッカー協会のムハマド・ヤザン・モハマド会長代行は、この価格はMリーグの他のクラブを参考にしてつけられたものだとし、チームには経験豊かな選手がいること(!)や、クラブが所有する施設なども含めた価格だと述べ、現在は3つの個人及び団体がペラFCの株式購入に関心を示しており、交渉が進行中であることを明らかにしています。
 「ペラFCのオーナーになるためには最低でも1000万リンギを用意すべきであるが、これはMリーグの他のクラブを参考に決定された価格である。ケランタンFC(の株式100%)を購入したノリザム・トゥキマン現ケランタンFCオーナーが支払った金額や他のクラブを参考に算定した。」と述べたヤザン会長代行は、交渉は2つの個人及び団体と50パーセントまで進んでいるとも話しています。
*****
 こういった記事が出る一方で、新たなオーナーの最有力候補とされ、株式51パーセント購入の交渉を行っていたコパ・アリーナ社は、交渉開始当初からの条件に「追加事項」が新たに含まれたとして、交渉を一時中断することを表明しています。同社は9月12日にペラ州サッカー協会に対して株式購入の意思と株式購入能力を証明する書類を提出し、その5日後には企業精査手続きの開始を依頼したということですが、同社はこの際にペラFCの運営を支援する現金を渡したことも明らかにしています。しかし10月12日にペラ州サッカー協会の事務局長が交代し、その際に「追加条項」が提案され、その中には追加の一時金支払いと当初より多額の負債の支払いが明らかになったということです。これに対して同社は今後もペラ州サッカー協会が利益の49パーセントを受け取り続けることから、この一時金の支払いを拒否したことも明らかにしています。

続報-ペラFC売却交渉は失敗か
 コパ・アリーナ社が交渉の一時中断を表明したことを受け、ペラ州サッカー協会のムハマド・ヤザン・モハマド会長代行は交渉は失敗に終わったことを表明し、コパ・アリーナ社の交渉中断の原因が自身にあるという批判も否定しています。
 ヤザン会長代行はコパ・アリーナ社が株式購入能力があることを純分に証明できなかったことが交渉失敗であるとして、同社を批判しています。さらに一時金の支払いを求めたことも否定し、求めたのは州内のサッカー発展のための支援と州サッカー協会運営の費用であったと説明しています。
 「ペラ州サッカー協会は、支払い能力のある個人や団体に株式を譲渡するつもりであり、ペラFCのオーナーになることを望むのであれば、ペラ州サッカー協会による州内サッカー育成への支援が必要である。」と述べています。
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 民営化されるべきクラブの株式譲渡と、州政府からの資金も投入される州内サッカー発展のための育成プログラムへの資金援助は無関係にも思えますが、このヤザン会長代行はそう考えてはいないようです。なお、上の記事でも取り上げた事務局長の交代もこのヤザン会長代行による人事です。このヤザン会長代行は、今季途中にペラFC内で給料未払いが明るみに出て選手から不満の声が上がった際には「文句があるならチームを去れ」と選手に直接、言い放ったとされる人物ですので、この人物の説明がどこまで正しいのかは疑わしいところです。それとは別にMFLは2022年のクラブライセンスの取得条件として、Mリーグのクラブは州サッカー協会が保有率が50%以下であることを求めており、株式譲渡を終えなければならないタイムリミットも迫っています。

10月26日のニュース:AFC U23アジアカップ予選J組開幕-マレーシアはラオスに辛勝、タイはモンゴルと1-1で引き分けに、マレーシア政府はアジアカップ最終予選開催に慎重姿勢、シャーアラムスタジアム使用再開は2024年に

 昨日のこのブログではペナンFCでの期限付き移籍を終えて所属するインドネシア1部ブルシジャ・ジャカルタに復帰するとされていたDFリュウジ・ウトモについて取り上げましたが、このリュウジ選手をめぐってJリーグのジュビロ磐田と韓国のクラブが争奪戦となっているようです。Mリーグ2部から今季1部に昇格したばかりながら3位と大躍進したペナンFCの中心となったリュウジ選手の退団は残念ですが、MリーグでアピールしてJリーグへといった先鞭をつけてもらいたいです。

AFC U23アジアカップ予選J組が開幕
 AFC U23アジアカップ(旧U23選手権)予選J組が10月25日にタイ対モンゴルのカードで開幕しました。終盤の同点ゴールでモンゴルが追いつき引き分けに終わった1試合目に続き、マレーシア対ラオスの2試合目は、押し気味に進めながらも得点できなかったマレーシアが何とか1点を奪って逃げ切っています。

AFC U23アジアカップ予選J組
2021年10月25日@MFFスタジアム(モンゴル、ウランバートル)
マレーシア 1-0 ラオス
得点者:マレーシア-アズファル・フィクリ(68分)
 この試合の前には予選J組突破の最右翼と目されるタイがモンゴルと引き分けたことから、この試合では何としても勝利が必要なマレーシアは試合開始から押し気味に試合を進めるものの好機を生かせずに0-0で前半を終了します。後半に入ってもラストパスの精度が低く、なかなかゴール前までボールを運べない中でマレーシアのブラッド・マロニー監督は65分にフル代表組のクェンティン・チェンとハキミ・アブドラ、そしてハイリー・ハキムを投入すると、この交代が功を奏します。66分にはそのクェンティン・チェンのクロスに走り込んできたアズファル・フィクリが合わせてゴールし、ついにマレーシアが均衡を破ります。しかしその後も好機を活かせない展開が続き、試合はそのまま1-0で終了しています。
 初戦ということからの緊張、また30度を超えるマレーシアから気温差が20度以上もあるモンゴルの気候など様々な要因はあったでしょうが、ボールの保持率72%、シュート13本(内オンターゲット3本)といったスタッツを見ると、もう1、2点はとっておきたかった試合でした。ラオスをシュート4本に抑えるなど安定していた守備に比べ、積極的に寄せてくるラオス守備陣によるプレッシャーからパスの精度は低くなり、ゴールが見えてもシュートが打てないなど、攻撃は1点を取るのが精一杯でした。
 この日の勝利で予選好発進となったマレーシアですが、連勝すれば本戦出場が一気に近づく次戦のモンゴル戦に向けてチームがどのように修正してくるかに期待したいところです。(写真はこの試合のマレーシアU22代表の先発メンバー-FAMのFacebookより)

2021年10月25日@MFFスタジアム(モンゴル、ウランバートル)
タイ 1-1 モンゴル
得点者:タイ-ジャキット・パラポン(10分)、モンゴル-バルジニャム・バトボルド(75分)

AFC U23アジアカップ予選J組 順位表(第1節終了時)

順位チーム試合得点失点得失差勝点
1マレーシア11001013
2タイ10101101
2モンゴル10101101
4ラオス100101-10

マレーシア政府はアジアカップ最終予選開催に慎重姿勢
 AFC選手権アジアカップ最終予選は従来のホームアンドアウェイ方式から集中開催形式へ変更して行われることが発表になっていますが、6カ所と想定される集中開催地の1つに立候補する可能性が取り沙汰されていたマレーシアですが、マレーシアの通信社ブルナマはその可能性が低そうだと報じています。
 国内スポーツを統括するマレーシア政府の青年スポーツ省のアフマド・ファイザル・アズム大臣は、現在の政府が最優先するのは新型コロナ感染拡大により打撃を受けた国内経済の回復であり、アジアカップ予選のようなスポーツイベントに巨額を投入することではないと発言しています。
 「アジアカップ最終予選開催によって国外から多くのサポーターがマレーシアを訪れたり、スポーツツーリズム復活のきっかけになるのであれば、予選開催について検討する価値があるが、最優先されるべきはマレーシア経済の復興であり、政府はそこに注力することになるだろう。」と述べて、国際的スポーツイベント開催については時期尚早という見解を発表したということです。

シャーアラムスタジアム使用再開は2024年に
 スランゴールFCの本拠地シャーアラムスタジアムは老朽化から2億リンギから3億リンギ(54億7000万円から82億1000万円)と言われる費用をかけて大規模な改修工事が行われていますが、新型コロナの影響でこの故事が予定通り進まず、工事完了が2024年までずれ込みそうであることを英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。
 1994年開場のシャーアラムスタジアムは今年初めから改修工事が始まっていましたが、新型コロナの影響で中断しており、スランゴール州のアミルディン・シャアリ州首相は、工事再開は今年の年末によていされていること、そしてそこから1年以上は工事期間が必要であると述べ、スランゴールFCは同じスランゴール州のMBPJスタジアムを来季も暫定本拠地として使用することになると話しています。

9月30日のニュース:AFCU23アジアカップ出場のU23代表第2次合宿参加メンバー発表、AFC女子アジアカップ予選-タイがパレスチナを破りAFC女子アジアカップ本戦出場

 昨日のコラムではスランゴールFCがU23代表に多くの選手が招集されることに難色を示していると言う記事を取り上げましたが、本日発表になったU23代表は全25名中、結局スランゴールFCからは10名が招集されています。

AFC U23アジアカップ出場のU23代表第2次合宿参加メンバー25名を発表
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で10月4日から始まるU23代表第2次合宿の参加メンバー25名を発表しています。このU23代表合宿は10月25日からモンゴルのウランバートルで開催されるAFCU23アジアカップ予選J組に向けての合宿となります。
 8月30日から9月7日まで行われた第1次合宿のメンバー24名からは今季のMリーグ2部プレミアリーグでマレージア人選手としてはリーグ2位の8ゴールを挙げた19歳のアズハド・ハラズ・アルマン(FAM-MSNプロジェクト)や今季1部スーパーリーグデビューを果たしたアズリ・アブドル・ガニ(ペラFC)ら16名が残り、第1次合宿には招集されながら参加できなかったモハマド・アイマン・アフィル(クダ・ダルル・アマンFC)、シーク・イズハン・ナズレル(スランゴールFC 2)ら4名、さらに今回新たに招集されたニック・アキフ・シャヒラン(トレンガヌFC)、K・ティヴァンダラン(PJシティFC)ら5名の総勢25名がこの第2次合宿に参加します。
 また10月1日から行われるフル代表の合宿とヨルダン遠征に招集されているムカイリ・アジマル(20、スランゴールFC)、ハキミ・アブドラ(22、トレンガヌFC)、クェンティン・チェン(22、ペナンFC)、ルクマン・ハキム・シャムすディン(19、ペルギー1部KVコルトレイク)の4名はフル代表の遠征終了後にU23代表に合流する予定になっているということです。
 オーストラリア出身のブラッド・マロニー監督率いるU23代表はクアラルンプールのブキジャリルにある国立スポーツ評議会の施設で10月4日から合宿を行い、最終メンバー23名の選考を経て、10月20日に予選開催地のモンゴルへ出発する予定になっています。
 10月25日から31日までの予定で行われる今回の予選では、マレーシアはタイ、ラオス、モンゴルと同じ予選J組に入っています。
 なお今回の合宿参加25名はこちらです。
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 このブログで何度も取り上げているように、FAMは2024年のパリオリンピック出場を目指すための長期計画の一環として、このAFC U23アジアカップ予選にはパリオリンピック世代となるU20代表を派遣することを明言しており、実際に8月末から9月初旬に行われた合宿はU20代表合宿と銘打たれてていましたが、今回の合宿はしらっと(!)U23代表合宿という表記になっています。今回の予選にU20代表を派遣すれば、予選を勝ち上がるどころか予選J組最下位の可能性もあり、果たしてそれがチームの強化につながるのか疑問であり、むしろ来年2022年にウズベキスタンで開催されるU23アジアカップ出場権を獲得して、そこで強豪に揉まれる方が遥かに強化になるとこのブログでも何度か書いてきました。もちろん今回のメンバーでこの予選組最大のライバルであるタイに勝てる保証は全くありません。しかし実力勝負の結果ではなく「育成」目的のU20代表で臨めば、本来この大会に出るべき選手たちは成長する機会を奪われてしまい、それはフル代表の強化にもマイナスの影響が少なくないと思いますので、何の説明もないままの突然の方針転換ではあるものの、それは評価できる点だと思います。惜しむらくは、第2次合宿後にフル代表組を掛け持ちで合流させるのではなく、この年代の他の選手を招集してみても良かったのではないでしょうか。

タイがパレスチナを破りAFC女子アジアカップ本戦出場
 ニュースと言うには少々時間が経ってしまいましたが、マレーシアも出場したアジアサッカー連盟AFC女子アジアカップ2022年大会予選H組の最終戦で日本人の岡本三代氏が監督を務めるタイがパレスチナを7-0で破り、来年1月にインドで開催される本戦への出場を決めています。
 マレーシアを4-0で破ったタイとマレーシアに0-2で敗れたパレスチナの対戦となった最終戦は、この試合引き分け以上で予選突破となるタイが試合開始からパレスチナを圧倒し、前半を2-0で折り返すと後半にはイラマディー・マクリスがハットトリックを達成するなど5点を追加して、FIFA女子ワールドカップ2023年大会予選を兼ねるAFC女子アジアカップ2022年大会への出場権を獲得しています。

AFC女子アジアカップ予選H組最終順位

順位チーム得点失点勝点
1タイ22001106
2マレーシア2101243
3パレスチナ2002090

9月17日のニュース:2億6000万円超えのピッチ改修費用に疑問の声、サッカー協会は女子国内選手権大会も中止を決定、マレーシアカップに向けてトレンガヌFCは2部の得点王を昇格か

2億6000万円超えのピッチ改修費用に疑問の声
 新内閣発足早々、リーグ拡大についてマレーシアサッカー協会FAMと議論したとソーシャルメディア上で明かしながら、FAMが否定すると早々に発言を撤回して謝罪したアフマド・ファイザル・アズム青年スポーツ相が、また新たな火種を提供しています。
 マレーシア代表の本拠地にもなっているクアラルンプールのブキジャリル国立競技場のピッチ改修について、管理会社ムルデカスタジアム社会長で格安航空会社エアアジアCEOでもあるトニー・フェルナンデス氏は今年3月にブキジャリル国立競技場のピッチ改修費用にはおよそ1000万リンギ(およそ2億6300万円)が必要だと発言したことが報じられました。しかしこれについてアフマド・ファイザル青年スポーツ相はこの1000万リンギという金額は、ブキジャリル国立競技場だけでなくマレーシア国内にある他の競技場のピッチ改修費用の総額であると発言したことから、ブキジャリル国立競技場のピッチ改修費用が正確にはいくらなのかという疑問の声が上がっているとマレーシア語紙ブリタハリアンが報じています。
 3月の時点でトニー会長はブキジャリル国立競技場のピッチを国際基準にするため、フィールドの管理に加えて排水及び換気施設の整備、芝育成のため照明設備、そしてフィールド管理者養成などが計画に含まれていると説明し、昨年7月から始まった計画は完了するまでに最低でも9ヶ月間は必要であると説明していました。
 トニー会長の「ピッチ改修に1000万リンギ必要」という発言には、JDTのオーナーでジョホール州皇太子のトゥンク・イスマイル殿下も疑問を示しており、その根拠としてJDTの本拠地であるスルタン・イブラヒムスタジアムの例を挙げています。イスマイル殿下によれば、昨年2020年に開場したばかりのスルタン・イブラヒムスタジアムのピッチはZoisya芝(日本でいう高麗芝)を使っており、給水及び排水施設やその他の費用を含めても140万リンギ(およそ3680万円)であると話しています。

サッカー協会は女子国内選手権大会も中止を決定
 マレーシアサッカー協会FAMは今季の女子国内選手権大会に当たるトゥン・シャリファ・ロジアカップの中止を発表しています。
 国内の新型コロナの感染状況や選手や監督、コーチ及び関係者全員の安全を考慮した結果、FAM女子サッカー委員会がこの大会の中止を決定したということですが、FAM主催の大会としてはU21リーグのプレジデントカップ、U19リーグのユースカップ、フットサルリーグのマレーシアプレミアフットサルリーグMPFLに続く中止決定で、いずれの大会も昨年2020年に続いて2年連続で中止となっています。
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 MFLが運営するMリーグは予定通り開催され、さらにマレーシアカップまで行われる一方で、FAMが統括するユース、フットサル、そして女子サッカーについては今回の中止決定により都合4つのリーグ・大会が「失われた2年」を被ることになりました。FAMにすれば様々な点を考慮した上での中止決定だとは思いますが、もしこれがMFLのような独立した団体や法人によって運営されている大会であれば、規模を縮小してでも開催という選択が取られたも知れません。そう考えると、ユース、フットサル、女子サッカーにもプロ化とは言わないまでも、FAMから独立した運営会社の設立などを検討する必要があるように思います。

マレーシアカップに向けてトレンガヌFCは2部の得点王を昇格か
 今季のMリーグ1部スーパーリーグを4位で終えたレンガヌFCは、最終節までの4試合を0勝1分3敗とシーズン終盤で失速しましたが。この4試合の合計得点は3、しかもその内2試合は完封負けと攻撃陣が特に不振を極めたことがその失速の原因でした。
 マレーシア語紙ブリタハリアンは、この状況についてトレンガヌFCを運営するTFC社のアブドル・ラシド・ジュソCEOが昨季のリーグ3位から順位をひとつ下げてしまったこと、そして昨季は3位になったことで獲得したAFCカップ出場権が今季は獲得できなかったことに失望したと述べていると報じています。(マレーシアにはAFCカップ本選出場権が2枠あり、マレーシアサッカー協会FAMは昨季2020年シーズンはMリーグ1部の2位と3位にそれぞれ出場権を与えましたが、今季はMリーグ1部2位とマレーシアカップ優勝チームにそれぞれ出場権を与えることを発表しています。)
 「クラブは今季の目標としてMリーグでは昨季の3位より上の順位となること、そして来季のAFCカップ出場権獲得だったが、Mリーグでは残念な結果に終わった。しかしAFCカップ出場権獲得についてはまだ達成可能である。ただしトレンガヌFCが最後にマレーシアカップに優勝したのは20年前であり、優勝が容易でないことは承知しているが、可能性も十分あると考えている。」と述べたアブドル・ラシドCEOは、今季のチャレンジカップが中止となったことで、このチャレンジカップに出場予定だったセカンドチームのトレンガヌFC IIの選手をマレーシアカップで起用することを示唆しています。
 アブドル・ラシドCEOは「トレンガヌFC IIの選手にとっては実戦の機会が減ってしまったことは残念だが、マレーシアカップに出場するトップチーム強化のために、トレンガヌFC IIの選手を起用する予定である。」と述べ、攻撃陣のテコ入れに2部プレミアリーグで現在得点王(10試合出場で16得点)のジョーダン・ミンターを昇格させる他、MFデチ・マルセル、DFアルグジム・レゾヴィッチらもトップチームに合流する予定であることを明かしています。
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 昨季3位のチームから外国籍選手を総入れ替えして臨んだ今季の結果が4位となったトレンガヌFCですが、開幕前には若手を積極的に使う方針を明らかにし、その結果として10月の代表候補合宿にも招集される可能性もあるMFハキミ・アブドラが彗星のように登場し、代表合宿中のケガで今シーズンを棒に振ることにはなったものの将来の代表の守護神となる可能性もあるGKラハディアズリ・ラハリムなどが台頭してきたのも事実です。また選手獲得などの責任を負うのがCEOなのか、ナフジ・ザイン監督なのかは分かりませんが、昨季は8試合で9得点を挙げたFWドミニク・ダ・シルヴァの代わりに獲得したデヴィッド・ダ・シルヴァが13試合で6得点と新外国籍選手獲得が効果的ではなかったことも考えると今季の4位は至極順当に思えます。
*9/17-最初の投稿時にGKラハディアズリ・ラハリムとGKナスルルハク・ビディンの名前を間違えていました。お詫びして訂正します。

9月7日のニュース:AFCU23アジアカップ出場のU20代表が練習試合で来季1部昇格クラブ相手に惜敗、トレンガヌFC経営陣はナフジ監督の「休養」説を否定、2部降格のペラFCの理事が辞任表明

AFC U23アジアカップ出場のU20代表が来季1部昇格クラブ相手に惜敗
 アジアサッカー連盟AFC U23アジアカップに出場するU20代表は現在第1時合宿中ですが、初の実戦として9月4日にMリーグ2部のヌグリスンビランFCと練習試合を行いました。
 英字紙ニューストレイトタイムズによると、試合は1-2と敗れたもののU20代表のブラッド・マロニー監督は「このチームにとっては初の実戦でとなったこの試合では、ボールを速く動かすにはピッチの状態は悪すぎたが、それでも多くの機会を作り、ゴールを決めることもできた。また個々の選手たちの能力を把握することもできたのでとても良い実戦機会となった。2点を先制された後は、チームとして積極的にゴールを目指す姿勢も見られたので、今後も同じようなパフォーマンスを期待したい。」と述べています。
 一方対戦したヌグリスンビランFCのK・デヴァン監督は「前半は特に1対1となった場面ではボールに向かっている積極性に欠けていたものの、後半に入るとボールコントロールに自信が見て取れるようなり、組織的に攻撃に転じる場面もあった。今回の第1次合宿が8月30日から始まったことを考えるとチームとして活動した期間は1週間ながら良い点が多く見られた。」と述べて、チームとしてプレーする時間が増えれば、それにつれてパフォーマンスも改善するだろうと話しています。
 本日9月7日に第1次合宿を終えるU20代表は、今月末には第2次合宿が予定されています。
 マレーシアサッカー連盟FAMは、2024年パリオリンピック出場を目標とした長期プログラムの一環として、U22代表ではなくU20代表を10月下旬にモンゴルのウランバートルで開催されるAFC U23アジアカップ予選J組に派遣する方針を明らかにしています。

トレンガヌFC経営陣はナフジ・ザイン監督の「休養」説を否定
 Mリーグ1部スーパーリーグは今週末の最終節第22節を残すのみとなりましたが、一時は2位となりながら直近の3試合で3連敗したトレンガヌFCのナフジ・ザイン監督の周辺が騒がしくなっています。先週末の第21節JDT戦までの直近3試合でチームが3連敗するなど、リーグ戦終盤の重要な時期の失速が原因で「休養」あるいは「退団して来季は他のクラブで指揮を取る」などの噂も出ていましたが、トレンガヌFCを運営するTFC社はこれらを全て否定します。
 TFC社のアブドル・ラシド・ジュソCEOは、こういった噂はリーグ2位の座を賭けて現在4位のトレンガヌFCが同2位のペナンFCと対戦する最終節第22節や、リーグ戦の後に控えるマレーシアカップへ向けたチームの士気を低下させ、さらにはスポンサーに対する印象を悪化させるものだとして、このような意図を持った「フェイクニュース」を非難するとともに、クラブはチーム、サポーターそしてスポンサーとの良好な関係を保っていると主張しています。
 また今回の噂を増幅させることにもなったクラブがJDT戦を前にナフジ監督に提出を求めた理由提示命令(Show cause letter)についてアブドル・ラシドCEOは「クラブの運営者として、問題が起こった場合には最善の解決方法を見つけるため、またクラブが設けた目標に向けて正しく進んでいるかを知るためにも、チームのパフォーマンスについてTFC社はクラブの運営者として常に責任を負っている。」と話し、チームの直近の成績に対してクラブが満足していない場合に行う行為としては珍しいことではないと説明しています。
*****
 リーグ序盤から好調だったトレンガヌFCはJDTに黒星をつけるなど8勝3分2敗の成績で前半戦を終えましたが、W杯予選などによるリーグ中断期間を挟んで後半戦に入ると3勝1分4敗と失速し、さらに前述の理由提示命令書の一件もあり、ナフジ監督の去就に関する噂がソーシャルメディアを中心に囁かれるようになっていました。

2部降格のペラFCの理事が辞任表明
 先週末のMリーグ1部第21節でマラッカ・ユナイテッドFCに敗れ、クラブ史上初の2部降格が決定したペラFCですが、ペラ州政府の青年・スポーツ・コミュニケーション・マルチメディア委員会のカイルル・シャーリル・モハメド委員がクラブを運営する理事会およびペラ州サッカー協会からの辞任を表明しています。
 マレーシア語紙ブリタハリアンによると、カイルル委員の他、理事でペラ州議会シャム・マット・サハット議員もクラブ運営理事会からの辞任を表明しています。なおブリタハリアンの取材に対し、カイルル・シャーリル委員はペラFCの2部降格と自身の辞任の関連を否定したということです。

8月27日のニュース:AFCU23アジアカップ予選に向けた代表候補発表、AFLチェアマン-M3リーグは10月開幕を目指す、鈴木ブルーノ-後半戦の活躍はポジション変更のおかげ

AFC U23アジアカップ予選に向けた代表候補発表
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で今月8月30日から9月7日まで行われる「U20代表」第1次合宿の招集メンバー27名を発表しています。
 公式サイトの説明では、オーストラリア出身のブラッド・マロニー監督が率い、完全隔離形式で行われるU20代表の第1次合宿は、10月23日から27日にモンゴルのウランバートルで開催されるアジアサッカー連盟AFC U23アジアカップ予選に向けてのものということです。なおこのAFC U23アジアカップではマレーシアは集中開催地となったモンゴルの他、タイ、ラオスとともに東地区予選J組に入っています。
 なお8月30日から9月7日はFIFAの国際マッチデー期間ですが、フル代表の活動がないため、Mリーグ1部はこの期間に試合が組まれており、今回の合宿招集メンバーはこの期間に試合が組まれていないMリーグ2部の選手が27名中22名となっており、その内訳はスランゴールFC 2から10名、トレンガヌFC IIから5名、FAM-MSNプロジェクトから4名、JDT IIから3名となっています。また、この他にMリーグ1部のクダ・ダルル・アマンFCから1名、JDTのU21チームであるJDT IIIから2名、そして英国のセミプロリーグのクラブでプレーする選手2名が招集されています。
 「U20代表」はこの第1次合宿の後、9月12日に終了するMリーグ1部でプレーする選手が加わった上で第2次合宿を9月19日から開催する予定になっています。
 第1次合宿の招集メンバーのリストはこちらです。
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 2024年パリオリンピック出場を目指すという目的で、当初はこのU23アジアカップ予選にU20代表を派遣すると言い続けてきたFAMでしたが、その後は方針転換しこの年代のベストチームで予選に臨むためU22代表を派遣するとFAMのハミディン・アミン会長が発言したことはこのブログでも取り上げました。そんなニュースの後での今回の「U20代表」合宿開催なので、その方針が再び変更されたのか、それともハミディン会長の発言は単なる個人的見解だったのかは不明ですですが、今回は「U20代表」には、21歳以上の選手は27名中5名しか招集されていません。というか、これがU20代表合宿ならそもそもこの21歳以上の選手5名がなぜ招集されているかも不明です。

AFLチェアマン-M3リーグは10月開幕を目指す
 Mリーグ3部にあたるM3リーグは今年3月に開幕する予定でしたが、マレーシア国内の新型コロナ感染拡大が止まらなかったことから一旦は6月に延期されたものの、その後も感染状況が改善せずさらに延期され、8月現在も未だに開幕していません。。
 この状況についてM3リーグを運営するアマチュアフットボールAFLのモハマド・ユソフ・マハディ チェアマンは、最終的な決定は政府の認可次第であるとしながらも、今季のリーグ中止は検討しておらず、10月の開幕を目指すと述べています。
 コロナ禍により昨季は中止となったM3リーグですが、今季も中止となれば2部プレミアリーグとの入れ替え戦も2年で連続中止となることから、AFLはその事態を避けるためにも今季の開催を諦めず10月開幕を模索しているとマレーシアの通信社ブルナマは報じています。
 さらにモハマド・ユソフAFLチェアマンは、今季からM3リーグは新たな方式で開催されることから、来年以降のリーグ運営の参考とするためにも今季の開催を熱望していることに加え、2年連続の中止となれば、今後のM3リーグのスポンサー獲得にも影響が出ることへの懸念なども理由に挙げています。
 セミプロ化を目指すM3リーグは20クラブをA、Bの2グループに分けて対戦する方式へと変更されることが発表されていますが、M3リーグの試合が開催されるのは大半がスタンドがないオープンフィールドで観戦者の制限が難しいことから、10月になっても新型コロナ感染拡大が続く場合には開催方法などの変更もありうると話しています。
 今季のM3リーグは開幕の延期に加え、外国籍選手および外国籍指導者の登録が禁止され、マレーシア人選手と指導者のみで開催されることも決定しています。

鈴木ブルーノ-後半戦の活躍はポジション変更のおかげ
 Mリーグ2部PDRM FCでプレーする鈴木ブルーノ選手をMリーグを運営するMFLの公式サイトが特集記事で取り上げています。
 昨季は同じ2部のトレンガヌFC IIでプレーした鈴木ブルーノ選手は今季開幕直前にPDRM FCに移籍したものの、今季開幕2戦目の3月10日のケランタン・ユナイテッドFCで負傷により途中退場して以降は復帰に1ヶ月ほどを要し、その間にチームはわずか1勝と低迷。その結果、マット・ザン監督は更迭され、後任にはこれまでMリーグで指導経験がないワン・ロハイミ・ワン・イスマル監督が就任しました。
 4月11日のペラFC II戦で5試合ぶりに復帰したブルーノ選手は前半戦最終戦となった5月8日のスランゴールFC 2戦で今季初ゴールを挙げたものの、前半戦は前述のケガもあり11試合で1ゴールという期待を裏切る成績で、1シーズンで1部復帰を目指したチームも3勝2分6敗でした。
 しかし後半戦が7月25日に開幕するとブルーノ選手は6試合で6ゴールを挙げる活躍を見せ、4勝2分0敗というチームの好成績を支える原動力となっています。
 前半戦最終戦も含めれば7試合で7ゴールの驚異的な成績を収めているブルーノ選手ですが、MFL公式サイトの記事では、それまでセカンドストライカーで起用していたブルーノ選手をワン・ロハイミ監督がセンターフォワードへと配置転換したことが大きな転機なったと述べています。
 「前半戦は長期間チームから離脱する原因となったケガをする前から試合にうまく対応できていなかった。しかし、後半戦では、ワン・ロハイミ監督が自分をセンターフォワードとして起用してくれたおかげで、これまで失っていたゴールの感覚をやっと取り戻すことができた。ワン・ロハイミ監督の信用にも応えられて嬉しく思っている。」と話すブルーノ選手は、その信用のおかげでチームも5位に浮上し、マレーシアカップ出場が狙える位置となったことにも貢献できたとも話しています。
 「今季ここまでに上位のサラワク・ユナイテッドFCやトレンガヌFC IIも破っていることから、さらにトップ3入りも狙えると思っている。チーム内の雰囲気も良く、全ての選手が自信を持ってプレーすれば2部のどのチームと戦っても勝つ力が今のチームにはある。」と述べたブルーノ選手は、個人の目標としては今季開幕前に目標としていたシーズン10ゴールまであと3ゴールとなっていることから、今季残り3試合ながらこの目標を達成したいと話しています。

Mリーグ1部スーパーリーグ第8節結果

 来週からイスラム教の断食月が始まり、その前の最後の節となった第8節。今季はまだ3分の1しか経過していませんが、早くもJDTの独走体制が見えてきました。
 なおMリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLが昨季同様にハイライト映像をYoutubeで配信し始めたので、今節から試合のハイライト映像は全てMFLの公式チャンネルからお借りしています。

2021年4月9日@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロースター)
クダ・ダルル・アマン1-2 トレンガヌ
得点者:クダ-ムハマド・ファウジ(40分OG)、トレンガヌ-デヴィッド・ダ・シルヴァ(45+2分PK)。 ムハマド・アザム・アズミ・ムラド(60分)
 開幕戦でJDTに敗れたものの、その後は引き分けを挟んで5連勝と好調のクダはこの試合に勝てば暫定1位となりましたが、ここ4試合で3分1敗のトレンガヌに本拠地でまさかの敗戦を喫しました。
 一方、開幕から3連勝しながらここ4試合で3得点と得点力不足に苦しむトレンガヌは開幕戦でゴールを決めたもののケガにより欠場が続いてたエースのデヴィッド・ダ・シルヴァが復帰するなど攻撃陣は本来のメンバーが揃い、5試合ぶりに2得点を挙げました。
 両チーム合わせてイエロー6枚、レッド2枚が出されるなど荒れた試合でしたが、特に試合終了間際に審判への猛抗議と意味のないラフプレーといった闘志の空回りによってクダの2選手に出されたレッドカードは、チームにとっては次戦に影響を及ぼす可能性があります。

2021年4月10日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティ 2-1 スリ・パハン
得点者:KL-パウロ・ジョズエ(18分)、ダニエル・ティング(70分)、パハン-エラルド・グロン(90+2分)
 KLシティは今季3勝全てが本拠地での勝利です。
 パハンはドラー・サレー監督代行が正式に監督に就任しましたが、状況は変わらず引き分けを挟み3連敗です。

2021年4月10日@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)
JDT 3-0 PJシティ
得点者:JDT-ゴンザロ・カブレラ(1分)、ベルクソン・ダ・シルヴァ2(20分、30分) 
 JDTはこの試合もエースのベルグソン・ダ・シルヴァらのゴールで前半で試合を決めて快勝。チームへの合流が遅れ第3節から出場しているベルグソン選手は3試合連続で2ゴールを決め、通算でも6試合で8ゴールと得点王争いでトップに立ちました。
 外国籍選手がいないPJシティは今季ここまで各チームと善戦してきましたが、JDTの牙城は崩せませんでした。

2021年4月10日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
UTIM 0-3 マラッカ・ユナイテッド
得点者:マラッカ-ソニー・ノルデ(30分)、ステファン・ニコリッチ(60分)、クマーハン・サタシバン(65分)
 今季ここまで1勝のマラッカと0勝のUITMの対決は今季最多の3ゴールを決めたマラッカに軍配。
 一方のUITMは、1部プレミアリーグではスリ・パハンのトーマス・ドゥーリー監督に続く今季2人目となるフランク・バーンハルト監督の「休養」を発表し、テクニカル・ディレクターのレドゥアン・アブドラ氏が監督代行として臨んだこの試合も今季6試合目となった無得点試合で通算成績も1分7敗となり、1部スーパーリーグで唯一勝ち星がありません。

2021年4月10日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴール 3-1 ペラ
得点者:スランゴール-イフェダヨ・オルセグン3(8分、31分PK、71分)、ペラ-モハマド・ファリド・カザリ(90+3分)
 調整の遅れからセカンドチームのスランゴール2でプレーしていたマニュエル・コンラッドがトップチームに合流したスランゴールは、ジョーダン・アイムビラ、シャルル・ナジーム、ハリス・ハイカル、ダニアル・アスリら若い選手とイフェダヨ・オルセグン、ブレンダン・ガンら主力選手と徐々に融合し始め、育てながら勝つチームができつつあります。

2021年4月11日@シティスタジアム(ペナン州ジョージタウン)
ペナン 0-1 サバ
得点者:ペナン-カサグランデ(86分)、サバ-サディル・ラムダニ(52分)
 3連勝中のペナンはこの試合に勝てば、単独2位に浮上するチャンスがありましたが、サバに先制を許し、試合終了直前に引き分けに持ち込んでいます。

021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第8節終了時)

 ClubGWDLGFGAGDP
1JDT86202141720
2KDA8512138516
3TFC8431127515
4PEN843196315
5KL8332107312
6SEL83231210211
7PJ8242710-310
8PRK8224814-68
9MU824210100*7
10SBH7124511-65
11PHG8125613-75
12UITM8017313-101
*マラッカ・ユナイテッドは給料未払いのため、勝点3剥奪処分を受けています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第8節終了時)

選手(所属クラブ)ゴール数
1ベルクソン・ダ・シルバ(JDT)8
2クパー・シャーマン(KDH)5
イフェダヨ・オルセグン(SEL)5
3ジョーダン・ミンター(TFC)4
オリヴァー・バフ(SEL)4
カサグランデ(PEN)4
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ