7月30日のニュース:AFC U23アジアカップ予選-北朝鮮出場辞退で組み合わせ抽選がやり直しに、マレーシアが出場権獲得のFIFAeネイションズカップが中止に

 隣国タイからは、在任中一度もマレーシアに勝てなかったタイ代表の西野朗監督とタイサッカー協会が契約解除で合意したニュースが入ってきました。理由はともあれ代表に招集したい選手がそれを拒否もとい辞退する環境で代表監督を務められた西野さん、お疲れ様でした。

AFC U23アジアカップ予選-北朝鮮出場辞退で組み合わせ抽選がやり直しに
 アジアサッカー連盟AFCは、北朝鮮がAFC U23 アジアカップ2022年ウズベキスタン大会予選出場辞退を表明したことを受け、東地区予選の組み合わせ再抽選を行うことを発表しています。
 北朝鮮が所属した予選K組は北朝鮮の出場辞退により日本とカンボジアの2チームのみの編成となり、最大で4チームで編成される他の予選組との差が大きくなったことが理由と説明されています。
 8月11日に行われることが発表された再抽選では、4チーム編成となっている予選G組、H組、I組、J組の中から選ばれる1チームがK組に振り分けられることになります。ただし予選GからJ組の各チームの内、各組の最上位チームと集中開催地となるホストチームはこの再抽選対象から除外されることも発表されています。この結果、再抽選の対象となるのは中国、ブルネイ(以上予選G組)、東ティモール、フィリピン(同H組)、ミャンマー、香港(同I組)、マレーシア、ラオス(同J組)の8チームで、この中から選ばれたチームが新たに予選K組の日本、カンボジアに加わることになります。
 なお、北朝鮮はAFC女子アジアカップ2022年インド大会予選の出場も辞退していますが、6月24日行われた組み合わせ抽選については再抽選を行われないことも発表になっています。
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 なおマレーシアは今年10月に開催が予定されているこのAFC U23アジアカップ予選に、2024年パリオリンピック出場を目指すU20代表をチーム強化の目的で派遣することを発表しています。

マレーシアが出場権獲得のFIFAe ネイションズカップが中止に
 マレーシアサッカー協会FAMは公式Facebook上で、国際サッカー連盟FIFAが主催する国対抗のFIFAe ネイションズカップが新型コロナウィルスの感染状況が世界的に改善しないことを理由に中止となったことを発表しています。
 FAMに当てられた書簡によると、各国が独自に行なっている渡航制限により出場予定の代表チームの中にその影響を受けるチームがあるということ、またFIFAだけでなく関係各方面からも大会参加者の安全と健康を危惧する声も上がっていることなどが直接的な理由として説明されているということです。
 FIFAe ネイションズカップ出場を目指すFAMは今年3月に代表選手選考のための大会となる第1回eRimauカップを今年3月10日から18日まで開催し、そこで7名が選抜され代表候補合宿に参加しています。その結果、Luqmanhzqことムハマド・ルクマン・ハジック、Akmaljhdことアフマド・アクマルの両氏がマレーシア代表 eRimauのメンバーとなりました。
 このeRimauは今年4月29日から5月1日までオンラインで開催されたFIFAe ネイションズカップのアジア・オセアニア予選に出場し、日本、インドネシアに次ぐ3位となり、8月20日から22日までのデンマークのコペンハーゲンで開催される予定だったFIFAe ネイションズカップ本大会出場権を獲得し、本大会では開催国デンマーク、オランダ、イタリア、カタール、ウルグアイとともに予選A組に入ることも決定していました。
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 このFIFAe ネイションズカップについては、本大会に向けマレーシアは日本などとも練習試合を積極的に行っていることをこのブログでも取り上げました。アジア・オセアニア予選がオンラインで行えるなら、こんな時こそ安易に中止にせずに本大会もオンライン開催を検討してもと良いのでは、と素人は考えてしまいますが、言うは易し行うは難し、ということなのでしょうか。


7月29日のニュース:Mリーグクラブでの新規感染者発覚についてFAMが見解、Mリーグ各クラブは新型コロナ検査で陰性の選手の練習許可を希望、ペラFCのブラジル出身コンビが退団

Mリーグクラブでも新規感染者発覚についてFAMが見解
 マレーシアサッカー協会MFLのスチュアート・ラマリンガム事務局長は複数のMリーグクラブで新型コロナウィルスの新規感染者が発覚したことに対し、各クラブでの選手および関係者の感染対策について十分に管理はできていると、スポーツ専門サイトのスタジアムアストロとのインタビューで主張しています。
 7月24日から後半戦が始まったMリーグは1部スーパーリーグではクダ・ダルル・アマンFC、2部プレミアリーグではクチンシティFCとサラワク・ユナイテッドFCで新型コロナウィルスの新規感染者が発覚し、これまでに合計5試合の延期が発表されています。
 マレーシア国内では新型コロナウィルスの感染拡大が止まっていないことから、Mリーグ各クラブは練習場と合宿所以外での活動は行わず、外部との接触を断つスポーツバブル形式での練習と試合が行われてきましたが、ラマリンガム事務局長は今回の新規感染者発覚によってスポーツバブル形式を失敗であるとすることは適切でないと述べています。
 昨日はマレーシア国内全体で過去最高となる1万7402名の新規感染者が記録されるなど感染が拡大する中で、比較的安全とされるスポーツバブル内で発覚した新規感染はその感染経路が不明であると認めた上で、ラマリンガム事務局長はこれを直ちに標準作業手順SOP違反によるものとは断定できないと話しています。
 さらにクラブ内での感染者が発覚した後は、MFLがもうけたSOPを各クラブが遵守し、他の選手や関係者へ感染が拡大するクラスター化が防げているとし、むしろSOPが機能を果たしているとも述べる一方で、Mリーグのすべてのクラブに対し、選手及び関係者全員が自身の行動に責任を持ち、より厳格なSOPの適応が必要となるような事態を避けるための努力を求めています。

Mリーグ各クラブは新型コロナ検査で陰性の選手の練習許可を希望
 Mリーグ各クラブは新型コロナウィルス感染関連の政策を担う国家安全保障委員会NSCとマレーシア政府保健省に対して、新型コロナウィルス検査で陰性となった選手の練習許可と試合開催を求めていると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。
 現在のMリーグによる標準作業手順SOPでは、各試合前に新型コロナ感染を調べる検査を行い、陽性反応を示す選手が見つかった場合には、陰性反応を示した選手や関係者を含めた全員が隔離措置を受けることになっています。
 これに対して、複数の選手および関係者の感染が発覚したクダ・ダルル・アマンFCのアイディル・シャリン監督は、全員隔離という措置により検疫終了後の試合への準備の目処立たないことから、検査で陽性となった選手、関係者への隔離は当然とした上で、陰性となった選手や関係者には練習参加や試合開催の許可して欲しいと話しています。さらに「(全員隔離措置では)今後、何試合が延期になるか分からず、リーグ開催期間もどのくらい延長されるかが全く不明である。今回の試合延期も(検査を試合前日に行ったことから)試合前日に知らされたが、陰性の選手たちは試合に臨む準備ができていた。このような直前の変更によってそれまでの準備が無駄になってしまう。ヨーロッパ各国のリーグや先日終了したユーロ2020でも陽性反応となった選手のみが隔離されており、Mリーグでも同様の対応を求めたい。」という声明もアイディル監督は発表しています。
 またやはりチーム内で陽性反応者が見つかったクチンシティFCのイルファン・バクティ監督も、同様の対応を求めたいと話しています。「感染防止のためにチームは全ての指示に従っており、全ての試合前に抗原検査を受けていることから、陽性者の隔離、そして陰性者には練習継続と試合参加には賛成である。」
 なおMリーグを運営するMFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは、国内スポーツを統括する青年スポーツ省と保健省に対してMリーグ開催の標準作業手順SOPの見直しを依頼したことを明らかにしています。

ペラFCのブラジル出身コンビが退団
 給料未払い問題が発覚し、前半戦終了後のトランスファーウィンドウ期間に主力6選手が退団したMリーグ1部ペラFCからさらに退団者が出ています。
 ブルナマの報道によると、いずれもブラジル出身のFWカレッカとMFレアンドロ・ドス・サントスがチームを離れたということです。
 カレッカ、レアンドロ両選手はMリーグ後半戦の開幕戦となった7月24日のトレンガヌFC戦、そして一昨日7月27日のKLシティFC戦ではいずれもベンチ入りしていませんでした。
 ペラFCのチョン・イーファット監督は両選手の退団に驚いたと話す一方で「2人が退団するのではという噂が数日前からあったことは承知していたが、後半戦に向けてのチーム練習にも参加していたことからあまり気には止めていなかった。しかし、トレンガヌ遠征前になって突然、2人揃ってケガを理由に遠征帯同を拒否しており、我々が遠征から戻ると、2人が書面で契約解除を求めたことを事務方から知らされた。」とも話しています。
 2017年からペラFCでプレーする35歳のレアンドロ選手は守備的MFとしてペラFCの守備陣を支え、2018年のマレーシアカップ優勝に加えて、在籍した4年間で5位、2位、5位、4位と全てリーグのトップ5にも貢献してきました。またカレッカこと26歳のライアンデルソン選手は2019年からプレーしています。
 この両選手の退団により、ペラFCは今季開幕戦の先発XIの内、半年足らずで8名が退団したことになり、主力選手がほとんど失われた現在の順位が11位と降格圏にいるのも至極当然と言えそうです。


Mリーグ2部プレミアリーグ第14節結果

2021年7月27日@スルタン・イスマイル・ナスルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラトレンガヌ)
トレンガヌFC II 1-0 ヌグリスンビランFC
得点者:トレンガヌ-ジョーダン・ミンター(66分)
 新型コロナの感染者が見つかった首位のサラワク・ユナイテッドは前節、今節と試合がありませんでしたが、その2節で首位との差を詰めたかったヌグリスンビランはこの2試合を1分け1敗と勝点差1しか積めることができず、逆に3位のトレンガヌFC IIとは勝点差1まで迫られています。
 この試合の勝利で今季無敗記録を12試合と伸ばしたトレンガヌFC Iiの渡邉将基選手は今季2度目のこの試合はベンチ入りしませんでしたが、これは4月6日のペラFC II以来、今季2度目です。

021年7月27日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
MSN-FAM project 0-1 スランゴールFC 2
得点者:スランゴール-ハリス・ハイカル(60分)

2021年7月28日@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラFC II 0-4 ケランタン・ユナイテッドFC
得点者:ケランタン-シャールル・アズワリ・イブラヒム(9分)、アルフセイネイ・ガッサマ2(19分、22分)、モハマド・カイユム・マルジョニ(46分)
 ケランタン・ユナイテッドFCが3試合ぶりの勝利。しかも今季最多の4ゴールを挙げて、順位を7位から5位へと上げてます。
 ケランタン・ユナイテッドFCの深井脩平、谷川由来の両選手は先発してフル出場ています。また本山雅志選手はこの試合はベンチ入りしませんでした。

2021年7月28日@スルタン・ムハマド4世スタジアム(ケランタン州コタバル)
ケランタンFC 1-2 PDRM FC
得点者:ケランタン-マリオ・アルケス(49分)、PDRM-リザラス・カイムビ(26分PK)、鈴木ブルーノ(83分)
 この試合も途中出場ながら3試合連続で今季3得点目となる鈴木ブルーノ選手のゴールが決勝ゴールとなり、順位を1つ上げて7位となっています。
 PDRM FCの鈴木ブルーノ選手は59分から交代出場し、試合終了までプレーしています。

*7月28日に予定されていたクチンシティFC対JDT II(サラワク州立スタジアム-サラワク州クチン)は、クチンシティFCの選手数名が検査により新型コロナ陽性となったため延期されています。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第14節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1SU117312171424
2NS136521610623
3TFC1157025111422
4SEL135532014620
5KU136161816219
6KEL135351414018
7PDRM135261315-217
8JDT114431711616
7KU125161416-216
9KCH10244912-310
10PRK122461021-1110
11FAM130211941-322
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト
*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第14節はサラワク・ユナイテッドの試合がありませんでした。


2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第14節終了時)

選手名(クラブ)ゴール数
1ジョーダン・ミンター(TFC)12
2ウチェ・アグバ(SU)8
フェルナンド・ロドリゲス(JDT)8
3ジョージ・アトラム(SEL)7
4アライン・アコノ(NS)6
ガッサマ・アルフセイネイ(KU)8
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト

Mリーグ1部スーパーリーグ第15節結果

 7月27日から28日にかけてMリーグ1部スーパーリーグ第15節が開催されました。なお予定されていたクダ・ダルル・アマンFC対PJシティFC戦は、クダの選手に新型コロナウィルス感染者が出たため延期されています。
 試合のハイライト映像はMFLの公式YouTubeチャンネルよりお借りしています。

2021年7月27日@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラFC 0-0 KLシティFC
得点者:なし
 前節のトレンガヌFC戦では0-5と大敗したペラFCは、トレンガヌ遠征の際にチームに帯同しなかったFWカレッカとMFレアンドロ・ドス・サントスの両選手が自ら契約解除を申し入れて退団し他ことを報じられ、今季開幕戦のスタメン11人の内、外国籍選手3人を含む8人が退団したことになります。開幕直前のメフメト・ドゥラコビッチ監督の退団に端を発したチーム崩壊は止まりそうにありません。
 この試合は試合前半は優勢に進めたKLでしたがペラ守備陣が守りきりると、後半は両チームとも決め手を描く展開となり、最後はペラに付き合うようにKLも無得点と引きわけに終わっています。

2021年7月28日@リカススタジアム(サバ州コタキナバル)
サバFC 2-2 スリ・パハンFC
得点者:サバ-(分)、(分)、パハン-(分)、(分)
 1-1のまま試合はロスタイムに入り、このまま終了かと思われた90+3分にここまで効果的なパスを連発していたスリ・パハンのマヌエル・イダルゴがサバDFラインの間を縫うように出したパスにアブドル・マリク・アブドル・アリフが走り込みそのままゴール!これで勝負あったかと思いきや、最後まで走り続けたホームのサバは90+4分にヨシプ・イヴァンチッチがこの試合2つ目のゴールを決め、土壇場で同点に追いつき引き分けに持ち込んでいます。

2021年7月28日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴールFC 1-3 JDT
得点者:すランゴール-イフェダヨ・オルセグン(62分)、JDT-ベルグソン・ダ・シルヴ(45+1分)、マシュー・デイヴィーズ(79分)、モハマドゥ・スマレ(分)
 23歳ながらクラブ100試合出場を果たしたシャミ・サファリがキャプテンを務めタスランゴールFCは、ピッチ改修の甲斐もなくJDTに敗れています。ベルグソン・ダ・シルヴァによる1点目はクロスの出どころを詰めることもなければ、そのクロスに頭で合わせたベルグソンと競るDFは1人もおらず、2点目を決めたマシュー・デイヴィーズ、3点目を決めたモハマドゥ・スマレがいずれも慌てることなくシュートを打てるだけのスペースを与えるなど、リーグ4位の24失点の守備陣を立て直さなければ、スランゴールFCは今後さらに順位を下げる可能性があります。

2021年7月28日@ハンジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ・ユナイテッドFC 2-0 トレンガヌFC
得点者:マラッカ-ソニー・ノルデ(36分),アドリアーノ(78分)
 今節最大の番狂わせとなったこの試合は、ソニー・ノルデがフィジカルの強さを見せてトレンガヌDFを振り切って先制ゴールを決め、後半戦前に加入したアドリアーノが追加点を理想的な展開でマラッカが5試合ぶりの勝利を挙げるとともに降格圏の11位から
 一方、リーグ2位のトレンガヌFCにとっては、この日勝利した首位JDTと勝点差が6と開く痛い敗戦でした。

2021年7月28日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
UTM FC 0-1 ペナンFC
得点者:ペナン-シェリディン・ボボエフ(81分)
 前節のクダ・ダルル・アマンFC戦がクダの2選手が新型コロナに感染が明らかになり、中止となったペナンFCはこの試合が後半戦の開幕戦となりました。前半は全体的に動きが悪く、最下位のUITM FC相手に苦しい展開でしたが、終盤にシェリダン・ボボエフの今季2ゴール目となるゴールで勝利し、4位を堅持しています。

*7月27日に予定されていたPJシティFC対クダ・ダルル・アマンFC(MBPJスタジアム-スランゴール州プタリンジャヤ)は、クダ・ダルル・アマンFCの選手2名が検査により新型コロナ陽性となったため延期されています。

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第14節終了時)

 ClubGWDLGFGAGDP
1JDT1511313482636
2TFC1593325141130
3KDA138232113826
4PEN147431914525
5SEL155552424020
6KL154741815319
7PJ144641114-318
8SBH154561920-117
9MU154651820-2*15
10PHG153571925-614
11PRK153481426-1212
12UITM150213534-292
*マラッカ・ユナイテッドは給料未払いのため、勝点3剥奪処分を受けています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第15節終了時)

選手(クラブ)ゴール数
1イフェダヨ・オルセグン(SEL)14
ベルクソン・ダ・シルバ(JDT)13
3クパー・シャーマン(KDH)9
4パウロ・ジョズエ(KL)8
5カサグランデ(PEN)7
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

7月28日のニュース:JDT戦を前にスランゴールFCの「ホーム」ピッチの改修がとりあえず終了、JDTがアストン・マーチンとブランドコラボ

 Mリーグ1部スーパーリーグ第15節では本日7月28日にスランゴールFCがJDTを「ホーム」のMBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)に迎えて試合を行いますが、その試合に先立ってピッチの改修工事がとりあえず完了したことをスランゴールFCが公式Facebookで発表してます。
 This is called “Pitch Perfect”と題名がつけられた投稿では、ピッチの写真も掲載されています。

Selangor FC: This Is Called “Pitch Perfect”

 スランゴールFCはスランゴール州シャーアラムにあるシャーアラムスタジアムがホームですが、施設の老朽化が目立ち、昨年は屋根の一部が崩落したつことからMリーグを運営するMFLより使用が禁止され、現在は大規模な改修工事に入っています。これによって今季と来季2022年シーズンは同じスランゴール州のプタリンジャヤにあるMBPJスタジアムをここをホームとするPJシティFCと共用する形で「ホーム」として使用することになっています。
 PJシティとの共有ということで2日連続で使用することもあり、MBPJスタジアムのピッチはこれまでもその劣悪さがアウェイチームから指摘されていただけでなく、マレーシア特有のスコール後にはピッチ上に水が浮きボールが止まってしまうなど、パスサッカーを目指すスランゴールFC自身にとってもチームのプレースタイルに関わる問題になっていました。
 MBPJスタジアム管理事務所のノルマス・ヤキン氏は、ビッチ下の排水の悪さがそもそもの原因で、水捌けが悪いことにより、雨が降るとピッチ上に水が浮き、その結果すぐに泥だらけになってしまうと説明し、昨季開幕前にはMBPJスタジアムではピッチしたの排水システムや更衣室などの改修工事に取り掛かっており、数ヶ月かかるとされるピッチの張り替えなどの最終行程が終了するのは今年いっぱいかかると話しています。

JDTがアストン・マーチンとブランドコラボ
 Mリーグ7連覇中のJDTは、スイスの高級腕時計メーカー「ウブロ」Ubolotやユニセフ(Unisef国連児童基金)を筆頭に様々なブランドとコラボを行ってきましたが、今度は高級スポーツカーメーカーとブランドコラボを行うようです。
 英字紙ニューストレイトタイムズによると、JDTは英国の高級スポーツカーメーカーのアストンマーチンとパートナーシップを締結し、JDTモデルなる限定車が発売されるということです。
 「それぞれの分野のチャンピオンが手を結ぶ」といったコンセプトだということで、現在は国内No. 1クラブのJDTが昨年の国際自動車連盟FIA世界耐久選手権のマニュファクチャラーズチャンピオンであるアストンマーチンレーシングがタッグを組むことになります。
(写真はJDTの公式Facebookより)

7月27日のニュース:スランゴールFCの代表MFがガンと診断される、FAMはスポーツバブル形式での練習試合開催を検討

スランゴールFCの代表MFがガンと診断される
 Mリーグ1部のスランゴールFCは公式Twitter上で主将のブレンダン・ガンに精巣腫瘍が見つかり、既に癌性増殖を取り除く手術を受けたことを発表しています。
 33歳のガン選手は今年6月に行われたFIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選では警告累積となっていた初戦のアラブ首長国連邦戦を除き全試合に出場しましたが、Mリーグ後半の開幕戦となった7月24日のKLシティFC戦にはベンチ入りしていませんでした。
 なお、ガン選手は現在、医療関係者によるチェック体制のもとにあるということです。
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 7月24日の試合にガン選手が先発どころかベンチ入りもしなかったことから、ネット上でその原因となりそうな記事を探しましたが見つからず、不思議に思っていましたが、こんなことだったとは…。
 これを報じたマレーシアの通信社ブルナマの記事によると、ガン選手自身は楽観的かつ気丈に振る舞っているということです。またガン選手も自身のTwitter上で、できるだけ早くピッチに戻りたいというメッセージを投稿しており、ボラセパマレーシアJPもそれを期待して、ガン選手の速やかな回復を祈りたいと思います。

FAMはスポーツバブル形式での練習試合開催を検討
 マレーシアサッカー協会FAMは9月にマレーシア代表の練習試合として国際Aマッチをスポーツバブル形式で開催することを検討中であると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。
 FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は国家安全保障委員会NSCとマレーシア保健省、そして国内スポーツを監督する青年スポーツ省に対して、練習試合開催の許可を求める申請を提出したことを明らかにしています。
 スチュアート事務局長は、FIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選兼AFC選手権アジアカップ2023年大会予選やAFCチャンピオンズリーグACLを主催したアジアサッカー連盟AFCが、それらの大会で採用された標準作業手順SOPの詳細や各大会実施の際の経験について、FAMと共有する形で練習試合開催を支援するという言質を得たと話し、国内での練習試合開催に漕ぎ着けたいと話しています。
 AFCはW杯予選、ACLとも参加チームは宿泊施設、練習会場、試合会場で構成される「バブル」の中から出ない形で外界との接触を断ち、新型コロナウィルスをそのバブルの中に持ち込まない仕組みを作った上で大会を開催しました。FAMはこれと同じ形式での練習試合開催を目指しており、W杯予選やACLでその効果は実証済みだと話すスチュアート事務局長はNSCとマレーシア政府保健省からの認可を得られることを期待しているとブルナマに述べています。。
 さらにスチュアート事務局長は8月30日から9月7日までの国際マッチデー期間に行いたいとしている練習試合の相手として、パレスチナ(FIFAランキング104位)、インド(105位)、台湾(141位)が候補に上がっているとも述べています。なおマレーシア代表は現在、FIFAランキングが153位です。


Mリーグ1部スーパーリーグ第14節結果

 いよいよスーパーリーグ後半戦開幕!と盛り上がるはずでしたが、マレー半島北部ダービーとして注目されていた3位クダ・ダルル・アマンFC対4位ペナンFCの試合が新型コロナ感染者発覚により延期となってしまいました。
 各試合のハイライト映像はMFLのYouTubeチャンネルよりお借りしています。(PJシティFC対サバFC戦のハイライト映像はまだMFLのチャンネルにアップされていないので、ここでも後ほどアップします。)

2021年7月24日@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴンバダ)
トレンガヌFC 5-0 ペラFC
得点者:トレンガヌ-ファイザル・ハリム(18分)、デヴィッド・ダ・シルヴァ(23分PK)、チャーリー・マシェル(42分OG)、ハキミ・アブドラ(70分)、ニック・アキフ・シャヒラン(90+5分PK)
 前半戦の好調を維持するトレンガヌFCが大量点で圧勝しています。トレンガヌは18分にファイズ・ナシルのクロスにファイザル・ハリムが合わせて先制すると、23分にはそのファイザル・ハリムがペナルティーエリア内で倒されてトレンガヌがPKを得ます。これをデヴィッド・ダ・シルヴァが決め、トレンガヌがリードを2点に広げます。さらに42分にはファイズ・ナシルのパスをクリアしようとしたペラのチャーリー・マシェルがオウンゴールし、トレンガヌが3-0として前半が終了します。後半に入っても攻撃の手を緩めいないトレンガヌはペラのゴールに迫りますが、ペラはGKハフィズル・ハフィスの好守で凌ぎます。しかし70分には途中出場のハキミ・アブドラのゴールで4-0、90+5分にはペナルティエリア内で自身が倒されて得たPKをニック・アキフ・シャヒランが決めてトレンガヌが完勝しています。
 主力選手の退団により前半戦とは大きくメンバーが変わったペラは、後半戦も厳しい試合が続くことを予想させる大敗で、2部降格圏にまた一歩近づきました。

2021年7月24日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティFC 1-1 スランゴールFC
得点者:KL-パウロ・ジョズエ(40分)、スランゴール-オリヴァー・バフ(43分)
 首都圏を流れるクラン川にちなみクラン渓谷とも呼ばれる首都圏に本拠地を持つ両クラブの対戦は代々クラン渓谷ダービーと呼ばれてきましたが。今季2度目のクラン渓谷ダービーは、スランゴールFCのホームで行われた前回の対戦同様、1-1の引き分けに終わっています。
 ペラFCから移籍のケニー・パッラジと J・パルティバンの新加入コンビが機能するなどKL有利の展開で進むも、チャンスを活かせなかったKLですが、40分にペナルティーエリアの外で得たフリーキックを主将のパウロ・ジョズエが直接、決めて先制しました。しかしスランゴールもすかさず反撃に転じ、43分にはノー・ハキムのクロスからのこぼれ球をオリヴァー・バフが押し込み同点としてます。結局、その後は両チームとも無得点に終わりました。

2021年7月24日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
PJシティFC 1-0 サバFC
得点者:PJ-スニル・チャンドラン(89分)
 前半戦最後の3試合を1分2敗で終えていたPJシティが後半戦を白星てスタートさせています。
 試合はサバ優勢で進むものの、両チームとも無得点のまま終盤へ。このまま終了かと思われた89分、途中出場のスニル・チャンドランが放ったロングレンジのシュートがサバGKロブソン・レンディ・リニンの横をすり抜け、これが決勝ゴールとなりPJシティは今季4勝目を挙げています。

2021年7月25日@ダルル・マクムルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハンFC 1-0 マラッカ・ユナイテッドFC
得点者:パハン-マヌエル・イダルゴ(1分)、マラッカ-ワン・ザハルニザム(88分)
 9位と10位の対戦となったこの試合は、開始1分もしないうちにマヌエル・イダルゴがゴールを決めたパハンFCが終始ボールを支配するも、エラルド・グロンがPKを失敗するなど追加点を奪えないまま1-0で終盤を迎え、このまま終了かと思われた88分にパハンDF陣の足が止まった隙をついて、マラッカのワン・ザハルニザムが同点ゴールを決め、試合途中に照明が消えるアクシデントもあったこの試合は両チーム痛み分けに終わりました。

2021年7月25日@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダルプテリ)
JDT 3-1 UITM FC
得点者:JDT-ゴンザロ・カブレラ(50分)、サファウィ・ラシド(75分)、ベルグソン・ダ・シルヴ(88分)、UTIM-ジョエル・ヴィニシウス(43分)
 今季未勝利のUITM FCが新加入のジョエル・ヴィニシウスのゴールで首位JDTに先制するまさかの展開も、終わってみればJDTが後半に3ゴールを挙げて勝点3を獲得しています。

*7月24日に予定されていたクダ・ダルル・アマンFC対ペナンFC(ダルルアマンスタジアム-クダ州アロースター)は、クダ・ダルル・アマンFCの選手2名が試合前の検査により新型コロナ陽性となったため延期されています。

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第14節終了時)

 ClubGWDLGFGAGDP
1JDT149313172433
2TFC1493225121330
3KDA138232113826
4PEN136431814422
5SEL145542321220
6KL144641815318
7PJ144641114-318
8SBH144461718-116
9PHG143471723-613
10PRK143381426-1212
10MU143651620-4*12
12UITM140213533-282
*マラッカ・ユナイテッドは給料未払いのため、勝点3剥奪処分を受けています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第14節終了時)

選手(クラブ)ゴール数
1イフェダヨ・オルセグン(SEL)12
ベルクソン・ダ・シルバ(JDT)12
2クパー・シャーマン(KDH)9
3カサグランデ(PEN)7
4パウロ・ジョズエ(KL)8
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

Mリーグ2部プレミアリーグ第13節結果

 いよいよプレミアリーグ後半戦開幕!と盛り上がるはずでしたが、日本人対決カードだった鈴木雄太選手が所属するクチンシティFC対渡邉将基選手が所属するトレンガヌFC II、そしてサラワク・ユナイテッドFC対ペラFC IIの2試合が新型コロナ感染者発覚により延期となってしまいました。

2021年7月24日@スルタン・ムハマド4世スタジアム(ケランタン州コタバル)
ケランタンFC 2-1 FAM-MSNプロジェクト
得点者:ケランタン-クリストス・インツィディス(55分)イスマイル・イブラヒム(90+1分)、MSN-アズハド・ハラズ・アルマン(55分)

2021年7月24日@トゥンク・アブドル・ラーマンスタジアム(ヌグリスンビラン州パロイ)
ヌグリスンビランFC 0-0 スランゴールFC2
得点者:なし

2021年7月25日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM FC 1-0 ケランタン・ユナイテッドFC
得点者:PDRM-鈴木ブルーノ(78分)
 途中出場の鈴木ブルーノ選手が2戦連続となる今季2つ目のゴールが決勝ゴールとなり、8位のPDRM FCが7位のケランタン・ユナイテッドFCに勝利、勝点差2と肉薄しています。
 ケランタン・ユナイテッドFCの深井脩平、谷川由来の両選手は先発してフル出場ています。また本山雅志選手は58分から交代出場し最後までプレーしています。
 PDRM FCの鈴木ブルーノ選手は76分から交代出場し、試合終了までプレーしています。

*7月24日に予定されていたクチンシティFC対トレンガヌFC IIと7月25日予定されていたサラワク・ユナイテッドFC対ペラFC II(いずれも会場はサラワク州立スタジアム-サラワク州クチン)では、クチンシティFCとサラワク・ユナイテッドFCの選手数名が試合前の検査により新型コロナ陽性となったため延期されています。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第13節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1SU117312171424
2NS12651169723
3TFC1147024111319
4KEL125341312118
5SEL124531914517
6JDT114431711616
7KU125161416-216
8PDRM124261114-314
9KCH10244912-310
10PRK102451017-710
11FAM120210940-312
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト
*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第13節は廣瀬慧選手が所属するJDT IIの試合がありませんでした。


2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第13節終了時)

選手名(クラブ)ゴール数
1ジョーダン・ミンター(TFC)11
2ウチェ・アグバ(SU)8
フェルナンド・ロドリゲス(JDT)8
3ジョージ・アトラム(SEL)7
4アライン・アコノ(NS)6
ガッサマ・アルフセイネイ(KU)6
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト

7月24日のニュース(2):2部プレミアリーグでも感染者発覚で今日と明日の2試合が延期に

 Mリーグを運営するMFLは公式サイト上で本日7月24日に予定されていたMリーグ2部プレミアリーグ第13節のクチンシティFC対トレンガヌFC II戦と明日7月25日予定されていたサラワク・ユナイテッドFC対ペラFC II戦が延期となったことを発表しています。
 両試合ともクチンシティFCとサラワク・ユナイテッドFCがともに本拠地としているサラワク州クチンのサラワク州立スタジアムでの開催が予定されていました。
 Mリーグは本日7月24日からおよそ3ヶ月の中断期間を挟んで後半戦が始まります。
 MFLの発表によれば7月22日サラワク・ユナイテッドFCの選手22名と監督、コーチを含む関係者14名がPCR検査を受けた結果、1名の選手が陽性であることが発覚したということです。またクチンシティFCは試合当日の7月24日の午前中に行った抗原検査で選手3名と関係者3名が陽性反応を示したため、その6名はさらにPCR検査を受けると同時に抗原検査では陰性だった他の選手と関係者も検疫隔離されているということです。
 Mリーグでは1部スーパーリーグでも本日7月24日に予定されていたクダ・ダルル・アマンFC対ペナンFC戦(クダ州ダルル・アマンスタジアム)が、PCR検査の結果、クダ・ダルル・アマンFCの2選手が陽性となったため延期されています。
 Mリーグ各クラブはMリーグが中断された5月上旬以降は練習場と合宿先のみで活動するスポーツバブル形式で練習を行うなど厳格な標準行動基準SOPを遵守することが求められてきましたが、残念ながらそれだけでは感染は防止できないことが明らかになった形です。
 この発表の中でMFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは改めて各クラブにスポーツバブル形式下でのSOP遵守を求めると述べていますが、本日のマレーシア政府の発表では新型コロナの1日あたりの新規感染者がこれまでで最多となる1万5902名を記録、しかも2日連続で1万5000名越えとなっていることから、MFLが個々のクラブに感染防止措置を任せるだけで果たして十分なのかどうかも疑わしくなっています。

7月24日のニュース:Mリーグ後半戦を勝手に予測(1部スーパーリーグ編)

 W杯アジア2次予選やAFCチャンピオンズリーグなどにより、Mリーグは5月8日より中断していましたが、いよいよ本日7月24日から再開されます。そこで前回の2部プレミアリーグ編に続き、今回はボラセパマレーシアJPによる勝手な後半戦予測の1部スーパーリーグ編をお届けします。
 とここまで書いたところで、クダ・ダルル・アマンFCに新型コロナの感染者2名が発覚し、本日のクダ・ダルル・アマンFC対ペナンFC戦が延期になったことがMFL公式サイトで発表されています。満を辞して始まる後半戦もいきなり新型コロナの洗礼に見舞われてしまいました。

 第13節まで終了している今季のスーパーリーグは本日7月24日と明日7月25日に開催される第14節から後半戦が始まり、10月27日と28日に予定されている最終節第22節までのおよそ3ヶ月で、各クラブは残り9試合を行います。スーパーリーグ現在の順位表は以下の通りです。

Mリーグ1部スーパーリーグ順位表(第13節終了時)

ClubGWDLGFGAGDP
1JDT139312862230
2TFC138322012827
3KDA138232113826
4PEN136431814422
5SEL135442220219
6KL134541714317
7SBH134451717016
8PJ133641014-415
9PHG133371622-612
10PRK133371421-712
11MU133551519-4*11
12UITM130211430-262
*マラッカ・ユナイテッドは給料未払いのため、勝点3剥奪処分を受けています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

 現在、スーパーリーグ7連覇中のJDTは、今季も2位のトレンガヌFCに勝点差3をつけて首位を堅持し、優勝候補の大本命です。今年2度目のトランスファーウィンドウ期間中には同じスーパーリーグのペラFCからいずれもマレーシア代表のFWギリェルメ・デ・パウラとDFシャールル・サアドを獲得て代表選手コレクションに加え、またオーストラリア1部のニューカッスルジェッツに期限付き移籍させていたインドネシア各年代で代表経験のある22歳のMFシャーリアン・アビマニュを呼び戻すなど、首位にいながら補強に余念がありません。
 しかしその一方で、JDTは主力選手の多くがマレーシア代表選手でもあり、6月上旬にアラブ首長国連邦で行われたFIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選に出場した代表選手たちは、そこからタイへ直行して6月下旬から7月初旬まで行われたAFCチャンピオンズリーグACLに出場するなど、強行日程をこなしており、そこから来る疲労は後半戦へ向けての不安材料の一つに思えます。また前半戦は11試合で11ゴールを量産したFWベルグソン・ダ・シルヴァはACLでは格上のチーム相手だったとは言え不振を極め、こちらも後半戦への不安要素となりそうで、2位に勝点差10をつけて優勝した2019年シーズンや、11試合に短縮されたリーグながら勝点差7をつけて優勝した昨季2020年シーズンと比べると、今季のJDTは攻略の隙が十分あります。

 そしてこのJDTの対抗馬1番手となりそうなのが現在2位のトレンガヌFC。前半戦ではJDTに 今季唯一の黒星を着け、首位とは勝点差3で前半戦を終えています。前半戦好調の立役者MFマカン・コナテや彗星のように現れJDT戦では決勝ゴールも挙げた快速ウィングのハキミ・アブドラ、やはり今季急成長したセンダーバックのモハマド・ファウジ、そのモハマド・ファウジと共に守備陣を支えるフィリピン代表DFカルリ・デ・ムルガらに加えて、トランスファーウィンドウ期間中には、スリ・パハンFCから昨季まで主将を務めていたMFリー・タックを期限付き移籍で獲得、さらにMFハビブ・ハルーン(バーレーン)を獲得するなど、着実な補強を進めています。リーグ優勝へ向けては、直接対決がある第21節まで勝点差3のままJDTに離れずについて行けるかどうかが鍵になりそうです。

 ボラセパマレーシアJPが今季開幕前に優種候補に挙げたクダ・ダルル・アマンは現在3位。JDT戦では何故かパフォーマンスが低下する「JDTアレルギー」により、今季も既に2敗しており自力優勝の目はないので。後半戦の現実的な目標はリーグ2位に与えられるAFCカップ出場権獲得が目標となりそうです。戦力的にはエースのFWクパー・シャーマンを中心に、MFチェチェ・キプレ、MFボドロル・バクティアルら現有戦力で後半に臨みます。

 前半戦の台風の目となったのは、昨季は2部で優勝し、今季から1部でプレーするペナンFCでした。昇格初年度でここまで4位の成績は、昨季は2部で得点王を取り、1部でもゴールを量産するFWカサグランデを中心とした攻撃陣と、トマス・トゥルチェ監督の抜擢に応えたスランゴールFCから期限付き移籍中の21歳DFクェンティン・チャンや1部でも安定したプレーを見せ続けて6月のW杯予選に招集されたGKサミュエル・サマーヴィルらが前半戦同様のパファーマンスを見せることができれば、トップ3入りはもちろん、AFCカップも見えてきます。

 5位は思い切った方針転換を行い、若手を積極的に起用しながら「育てながら勝つ」を実践するスランゴールFC。リーグ得点王のFWイフェダヨ・オルセグンを擁し、チーム総得点はJDTに次ぐリーグ2位の22得点ながら失点も22点と守備の破綻が目立ちます。開幕前のケガで前半戦を棒に振った期待の新戦力MFニック・シャリフ・ハセフィも復帰する攻撃面は万全なので、マニュエル・コンラッド、ティム・ホイバッハら外国籍選手がシャールル・ナジーム、シヴァン・ピレイといった若いDF陣をうまく引っ張って行ければさらに上位を脅かす可能性もありますが、前半戦を見る限りではトップ5に入れれば今季の目標達成となるのではないでしょうか。

 前半戦は上位のチームとは接戦を繰り広げながら、下位のチームに取りこぼすなど不安定な面もあった6位のKLシティFC。トランスファーウィンドウ期間中にペラFCから守備的MFケニー・パラッジとウイングJ・パルティバンといずれも主力選手を獲得、さらに第4節ペラFC戦で負傷しそれ以降出場のなかったFWドミニク・ダ・シルヴァに代わりFWキリアン・ヌワブエズを獲得するなど、選手層の薄さや攻撃力不足を補う着実な補強を行うなど、上位に食い込むには十分な戦力が整い、Mリーグでは実績のあるボジャン・ホダック監督率いるチームは後半戦の台風の目となりそうです。

 新型コロナによる影響で開幕時には外国籍選手が不在だったサバFCは開幕直後の4試合を0勝1分3敗と苦しいスタートを切り、早々とクルニアワン・ドゥイ・ユリアント監督更迭の噂まで出たものの、外国籍選手が合流した前半戦最後の5試合では3勝1分1敗と不振から持ち直して6位まで順位を上げています。40歳のFWアムリ・ヤハヤの復活など話題に富むチームではあるものの、前半戦途中では給料未払い問題(経営陣は単なる遅配と主張)が明らかになり、外国籍選手獲得の遅れも合わせて、現場ではなく経営陣の不手際が目立ってしまいました。戦力的には2部降格の心配はないものの、トップ5入りは難しいといったところなので、後半戦も6位から9位辺りを行き来することになりそうです。

 今季のスーパーリーグで唯一、外国籍選手が1人もいないPJシティFCは、開幕からの5試合を2勝2分け1敗と大方の予想を覆してスタートしましたが、その好調さはFWダレン・ロックのケガとともに尻すぼみとなりました。それでも前半戦は8位で終える大健闘を見せましたが、降格圏となる11位のクラブとは勝点差4と安閑としていられる状況ではありません。今日の試合(サバFC戦)からロックは復帰するようですが、下位チームの補強状況を見る限り、後半戦は1部残留が目標となりそうです。

 スリ・パハンFCは前半戦終盤に開いたトランスファーウィンドウ期間に外国籍選手4名を入れ替えると、アルゼンチン出身の攻撃的MFマヌエル・イダルゴ、ミャンマーU23代表FWアウン・カウン・マン、南スーダン代表FWケニー・アティウと新加入の選手たちが続々とゴールを決め、前半戦最後の3試合を2勝1分とチームを立て直し、通算成績を3勝3分7敗の9位まで順位を上げています。とは言え、前半戦最後の3試合の内、給料未払いで主力の大半が流出したペラFCと今季未勝利のUITM FCから上げた2勝で、上位のスランゴールFCとは引き分けており、11位のクラブとは勝点差1と降格圏の一歩手前の状況なのは変わらず、今日のマラッカ・ユナイテッドFC以降の後半戦は全て上位のクラブとの対戦となります。後半戦直前には昨季はタイ2部で優勝したノーンブワ・ピチャヤFCでプレーしたDFニコラス・スウィラドも獲得し、こうした新戦力が果たして上位クラブとの対戦でも活躍するのかどうかに注目です。

 開幕前に監督が交代し、大方の予想に反して開幕当初から調子の上がらなかったペラFCは、前半戦途中に選手への給料未払いが発覚。トランスファーウィンドウ期間中には主力選手の大半が流出した結果が現在の10位という順位に反映されています。代表クラスを含む開幕戦の先発メンバー6名が退団する異常事態に、当初はセカンドチームで2部プレミアリーグでプレーするペラFC IIから選手を招集して…という話が出ていたものの、結局は外国籍選手を獲得しています。2018年にペラでプレー経験があるレバノン出身のDFジャド・ヌールディン、同じレバノン出身のMFサミル・アヤス、そしてUITM FCからFWナナ・ポクを獲得し、残留したブラジル出身コンビのFWカレッカ、MFレアンドロ・ドス・サントスと外国籍選手枠を埋めたものの、代表DFシャールル・サアドらの離脱の穴は大きく、セカンドチームから上がって来る若い選手と外国籍選手がそれを埋められるか否かが、チーム創設以来初となる2部降格を防げるかどうかの鍵になります。

 給料未払いにより昨季に続き、勝点3を剥奪される放漫経営のツケが周り、降格圏となる11位にとどまっているマラッカ・ユナイテッドは、トランスファーウィンドウ期間中に4得点を挙げているステファン・ニコリッチと3得点を挙げているアレックス・ゴンサウヴェスの両FWに代えてアドリアーノ、ジョバンニ・ゴメスの2人のFWを獲得しています。チーム総得点15点の内、7点を挙げていたFWを交代させてさらに挟撃力アップを、という目論みなのでしょう。しかし、前半最後の3試合で7失点しており、素人目にではむしろ守備の補強が急務にも見えますが、守備陣の補強はJDT IIから期限付きで移籍したゲイリー・スティヴン・ラバットのみで、いよいよ6年振りの2部降格が近づいてきました。

 前半戦では勝ち星を挙げられず勝点もわずか2、11位とは勝点差9の最下位のUITM FC。リーグが11試合に短縮されたとはいて昨季の5勝2分4敗の成績が嘘のような今季の成績です。昨季のチームからはクラブ運営予算上の問題により主将のDFヴィクトル・ニーレノルドを除く外国籍選手4名との契約を更新せず、主力選手の顔ぶれも変わりましたが、そういった今季こそ元U23代表監督でもあったフランク・バーンハート監督の手腕が試されるシーズンだったはず。しかし連敗が続くと経営陣はバーンハート監督を「休養」させ、状況が改善しないと再び「復帰」させるなど混乱状態のまま終わった前半戦でした。またトランスファーウィンドウ期間には一旦獲得した東ティモール代表FWジョゴ・ペドロとの契約を解除するなどこちらも迷走しています。結局、昨季もUITM FCでプレーしたMFウスマン・ファネを獲得した他、昨季はサバFCでプレーしたドイツ出身のデニス・ブシェニング、韓国出身のMFクォン・ヨンヒョン、そしてブラジル出身のジョエル・ヴィニシウスの両FWを獲得するなどの補強を行いましたが、2部降格濃厚の状況は変わりそうにありません。