2025/26アセアン(東南アジア)クラブ選手権「ショピーカップ」準決勝1stレグ(1)<br>・スランゴールはナムディンに辛勝

2025/26アセアン(東南アジア)クラブ選手権「ショピーカップ」の準決勝1stレグが5月6日に行われています。マレーシアからは昨季のリーグ王者ジョホール・ダルル・タジム(ジョホール)と同2位のスランゴールが揃って準決勝進出を果たしていますが、昨季のベトナムリーグ王者のナム・ディンをホームに迎えたスランゴールはクリゴール・モラエスの2発で逃げ切って辛勝しましたが、タイリーグを連覇中のブリーラム・ユナイテッドと対戦したジョホールは完敗しています。


スランゴールはナムディンに辛勝

今季も国内タイトルとは無縁のままシーズンを終えるスランゴールにとって、このショピーカップは、クラブの名誉をかけた大会でもあります。今大会のグループリーグ最終節では負ければグループリーグ敗退という中で、タイの強豪BGパトゥム・ユナイテッドと引き分けて準決勝に滑り込んでいます。

そして迎えた準決勝の1stレグの両チームの先発XIは以下の通り。スランゴールはリーグ戦でも直近の数試合で先発しているシーク・イズハンがショピーカップ初先発を果たした他、カーボベルデ出身のWGアルヴィン・フォルテスが警告累積でこの試合は出場停止となっています。


試合は攻勢に見えながらも決定機を作れない中で、徐々に相手に流れがいってしまうまさに今季のスランゴールを象徴するような展開で始まります。3月のアジア杯予選最終節ではマレーシアを粉砕したブラジル出身FWグエン・スアン・ソンからのボールを受けたDFワルバーが強烈なシュートを放ちますが、GKシーク・イズハンがパンチングで凌ぎます。その後はファイサル・ハリムが相手ペナルティエリアまでドリブルで持ち込みチャンスをつくもシュートには至らず、逆にナムディンのFWチャドラック・アコロがスランゴールDF陣を翻弄して角度のないところからシュートを放ちますが、これもシーク・イズハンがブロックします。

スランゴールの最初のシュートは20分でした。左サイドを上がったウーゴ・ブムスからフリーとなっていたファイサル・ハリムへ絶妙のパスが出ますが、ファイサルのシュートはGKカイケの正面へ。カイケはキャッチできなかったものの、DFがこれをクリアして事なきを得ます。

南アフリカ代表WGパーシー・タウ、ブラジル出身の長身MFカイオ・セザールらが次々とチャンスを作り、ナムディンが徐々にベースを掴んでいく中で、38分にスランゴールがカウンターから先制します。ヨルダン代表MFノー・ラワブデのフィードをブムスが頭で繋いだボールは右サイドをオーバーラップしてきたSBクェンティン・チェンの足元へ。このボールをゴール前へ流すと、そこに走り込んできたFWクリゴール・モラエスが1対1となったGKカイケの股下を抜いてゴールを決めて、1−0とします。

しかしナムディンはさらにペースを上げ、前半終了間際の44分にはスランゴールDF陣がタウにペナルティエリアへの侵入を許すと、そこから出たボールをベトナム代表SBグエン・ヴァン・ヴィが押し込んで、ナムディンはあっさり同点に追いつきます。

後半に入ると58分にスランゴールが逆転します。中盤でファイサル・ハリムが相手DF数名をしっかりと惹きつけてから右サイドでフリーとなっていたチャンにパス。そこからの低いクロスを受けたモラエスが飛び出したGKをかわしてから落ち着いてゴール!再びスランゴールがリードを奪います。

しかしここから自陣に引き気味になった事で中盤でナムディンにスペースを与えると、スランゴールは防戦一方となってしまいます。それでも耐え抜いたスランゴールは、ボール保持率もシュート数もコーナーキックの数も全てナムディンを下回りながら、なんとか逃げ切って先勝しています。

準決勝2ndレグは来週5月13日にナムディンのホーム、ティエン・チュオン・スタジアムで行われます。

2025/26東南アジアクラブ選手権ショピーカップ準決勝1stレグ
2026年5月6日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリン・ジャヤ)
スランゴール 2-1 ナムディン
⚽️スランゴール:クリゴール・モラエス2(38分、58分)
⚽️ナムディン:グエン・ヴァン・ヴィ(44分)
MOM:クリゴール・モラエス(スランゴール)

この試合のハイライト映像。アストロ・アリーナのYouTubeチャンネルより。