4月11日のニュース:MFLの東南アジア枠選手はシンガポール出身が最多、スランゴールFC監督もシンガポール出身選手に高評価

MFLの東南アジア枠選手はシンガポール出身が最多 
 マレーシアフットボールリーグMFLの公式サイトでは、MFL1部スーパーリーグの東南アジア枠でプレーする選手を取り上げて特集しています。MFL1部のクラブは最大5人の外国籍選手を登録することができ、その中にはアジア枠1人、東南アジア枠1人が含まれています。
 文化的にも言語的にもマレーシアと似通っているいることから、東南アジア枠の選手獲得を考える多くのMFLクラブがまず検討するのがシンガポールである、と話すのは選手のエージェント業務を行なっているアブドル・ハリム・アブドル・シュコル氏です。シンガポールは1965年に離脱し独立するまではマレーシアの一部でしたが、独立後もシンガポールチームは2015年シーズンまではマレーシア国内リーグでプレーしていたことから、両国のサッカーの歴史や文化は似通っており、他の東南アジアの国々出身の選手に比べると、シンガポール出身の選手はマレーシアの環境に適応しやすいだろうとアブドル・ハリム氏は話しています。
 MFL1部スーパーリーグにシンガポール出身の選手はジョホール・ダルル・タジムJDTの主将ハリス・ハルン、クダFAのシャキル・ハムザ、スランゴールFCのサフワン・バハルディン、トレンガヌFCのファリス・ラムリ、そしてフェルダ・ユナイテッドのカイルル・アムリ・カマルの5名が在籍しています。
 スーパーリーグの東南アジア枠選手には、この他にタイ出身のナルポン・ワイルド(マラッカ・ユナイテッド)、アナウィン・ジュジーン(PJシティFC)、デニス・ブシェニング (サバFA)、フィリピン出身のアダム・リード(パハンFA)、マーク・ハートマン(UITM FC)、カンボジア出身のチエリー・チャンタ・ビン(ペラTBGの)おり、PDRM FCは東南アジア枠を使っていません。また、クダFAはフィリピン出身のアミン・ナザリをアジア枠で登録しています。
(写真はMFL公式サイトより)

スランゴールFC監督もシンガポール出身選手に高評価 
 上の記事とは別に、マレーシアの通信社ブルナマはスランゴールFC監督がシンガポール出身の選手を高く評価しているという記事を配信しています。
 スランゴールFCのサティアナタン・バスカラン監督は、マレーシアフットボールリーグMFLでプレーしているシンガポール出身の選手は、他の東南アジア諸国出身の選手と比べると非常に質が高いと話しています。
 その理由の一つとして、MFLでプレーするシンガポール出身の選手は全員がシンガポール代表の主力、あるいはかつて主力選手だったことを挙げています。「シンガポール出身の選手は、好不調の波がなく安定しており、ベトナムやタイの選手と比べると給料も高くない。またベトナムやタイの選手は様々な条件を出してくることもあり、文化や言語も違うマレーシアでプレーすることをさほど望んでいないのではないか」と話しています。なお、サティアナタン監督が率いるスランゴールFCの東南アジア枠の選手はシンガポール出身のサフアン・バハルデインです。
 サティアナタン監督は、性格、技術、規律の正しさ、そしてファンやメディアとの良好な関係を築く能力などを、シンガポール出身選手を好む理由として挙げています。
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 MFLでプレーするシンガポール出身選手の代表キャップ数(カッコ内)は、カイルル・アムリ・カマル(132)、ハリス・ハルン(101)、サフアン・バハルディン(96)、ファリス・ラムリ(56)、シャキル・ハムザ(51)となっており、サティアナアン監督が指摘するように代表での経験が豊富で、タイ出身のアナウィン・ジュジーン(5)、ナルポン・ワイルド(0)、デニス・ブシェニング(0)、フィリピン出身のマーク・ハートマン(26)、アダム・リード(5)、アミン・ナザリ(2)、そしてカンボジア出身のチエリー・チャンタ・ビン(36)らのキャップ数と比べても明らかに経験が違っています。(キャップ数はウィキペディアを参考にしています)

4月10日のニュース:M4のクラブが財務状況を公開、FAMはクラブと選手がFIFAが発表した指針に従うことを求める

M4のクラブが財務状況を公開
 マレーシアフットボールリーグMFL4部にあたるM4リーグに所属するクルテーFCがクラブの公式Facebookで2019年の財務状況を公開しています。
 マレー半島東海岸にあるトレンガヌ州のクルテーを本拠地にするクルテーFCは、トレンガヌ州アマチュアリーグの2019年チャンピオンで、MFLのアマチュアリーグであるM4リーグに所属し、今季2020年シーズンのFAカップでは1回戦から登場し、MFL3部のM3リーグのノーザンライオンズFC-マーサに惜しくも敗れています。
 クラブの公式Facebookに掲載されたインフォグラフィックでは、収入の内訳はビジネス(収入全体の62%)、スポンサーからの支援(同35%)、投資(同3%)が三本柱で、さらにビジネス収入の内訳は石油とガス(ビジネス収入全体の53%)、サッカースクール(同18%)、広告(同11%)、リーグ(同11%)、グッズ売り上げ(同4%)、ライブストリーミング(同3%)となっています。
 クルテーは石油とガス供給を行う企業としてはマレーシア最大の国営企業ペトロナスのトレンガヌ州での事業拠点であり、クルテーFCの「石油とガス」関連の収入もペトロナス関連の人材供給と機材のレンタルから。また「ライブストリーミング」はトレンガヌ州のアマチュアリーグの試合の中継などから得られる収入としています。
 またクルテーFCの支出の内訳は給料及び手当(支出全体の24%)、石油とガス(同22%)、リーグ(同18%)、メディアおよび販促(同8%)、育成プログラム(6%)、トレーニング器具(4%)、その他(同18%)となっています。
 クルテーFCはトレンガヌ州のアマチュアリーグに初めて参加したのは昨季2019年シーズンからで、アマチュアリーグ参加によりクラブの支出は前年2018年と比較する2019年シーズンは164%増加したそうですが、同時期の収入も232.8%と大幅に増加し、利益率は24.1%だったことも公表しています。
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 公開されている情報では、収支の具体的な金額は公表されていませんが、支出の内、手当と給料が占める割合が24%(MFL1部と2部のプロクラブの平均は80%以上)となっている点や、大型スポンサー1社に頼らず、複数の収入源をもつ点などはMFL1部や2部のプロクラブも見習う必要がありそうです。
(以下のインフォグラフィックはクルテーFCのFacebookより)

FAMはクラブと選手がFIFAが発表した指針に従うことを求める
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、国内リーグの利害関係者全員に対し、国際サッカー連盟FIFAが発表した新型コロナウイルスの感染拡大によって生じうる選手との契約に対処するための指針に従うことを求めています。
 FIFAは4月7日、新型コロナウイルスの感染拡大によって生じうる、選手との契約や移籍全般に関する問題に対処するためのガイドラインを公式HPで発表し、感染拡大が世界各国のクラブの財政にも大きな影響を与えていることから、選手の給与減額に関しても、中断期間中にクラブと選手が解決策を見つけることを強く推奨しています。
 FIFAの指針が出たことで、FAMは強気になったのか、活動制限令が発令されている期間中に以下のことを求めています。
1)契約内容の見直し:契約内容の見直しが必要な場合、適切な労働協約を締結するためにクラブは選手やコーチ、監督と直接、交渉を行わなければならない。また新たな労働協約は4月22日までに合意されなければならない。
2)国内リーグを運営するマレーシアフットボールリーグMFLと、マレーシアプロサッカー選手会PFAMは、4月22日までに合意できるよう関係者全員が同意できる臨時の給与体系について直ちに協議を行うことを求める。
3)選手とクラブの間で円満に解決することができない場合には、FAMに判断を委ねることができる。
 FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は、FIFAの指針は現在の膠着状態を解決する助けになると話し、MFLのクラブに対しては透明性の高い方法で選手やコーチ、監督およびスタッフと交渉を行うことも併せて求めています。
 またラマリンガム事務局長は、FIFAの指針は、クラブと選手は活動制限令中の契約内容を見直すために交渉の席につくべきとした、FAMとMFLが共同で発表した3月26日の提言と一致していると述べています。
 しかしその翌日3月27日には、PFAMがクラブは選手との給料など契約内容を遵守することを求める声明を発表しており、これについてラマリンガム事務局長はPFAMの強硬な姿勢は誰の利益にもならず、円満解決に必要となる貴重な時間を無駄にしていると非難し、今後は関係者全員がFIFAの指針に従うべきとしています。
 また選手やコーチ、監督やスタッフが現行の契約通りの給料を受け取る一方で、クラブが経営不安定となり、その結果として経営破綻を起こし・多くの人間が仕事を失う様なことは避けなければならないと話し、FAMの決定はリーグ、クラブ、選手ら全員の複利を考えてのものであると理解を求めています。
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 FAMの宣言を受け、今後各クラブが選手と積極的に交渉を始める可能性がありますが、本日予定されているマレーシア政府からの発表次第ではあるものの、活動制限令MCOがいるまで延長されるかわからない現状で、FAMが4月22日という期限を設ける理由も不明です。
(下はFAM公式サイトより『FAMは関係者全員がFIFAの提案に従うことを求める」というタイトルがつけられた告知

4月9日のニュース:マレーシアはAFF選手権出場辞退予定なし、FAMは今季の残り全試合の中止は検討せず、元パハンFAの選手が禁固刑の可能性

マレーシアはAFF選手権の出場辞退はなし
 タイが今年11月に予定されているアセアン(東南アジア)サッカー連盟AFF選手権スズキカップの辞退を検討しているという報道を受けて、マレーシアサッカー協会FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は、マレーシアは現時点では、スズキカップの出場辞退の予定はないことを表明しています。
 タイの国内リーグは5月2日まで中断となっており、それが再開されれば、今シーズンの試合日程が今年後半にずれ込む可能性があります。さらに7月以降に延期が決定しているFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選がスズキカップと近い時期に開催される可能性があることなどを考慮して、タイサッカー協会FATはワールドカップ予選に専念するためにスズキカップの出場辞退を検討中という報道があります。
 これに対して、FAMのラマリンガム事務局長は、現時点でスズキカップへの出場可否を検討するの時期尚早だと、マレー語紙ブリタハリアン電子版に語っています。
 FATは国内リーグの日程を決める都合などから、早めの決断を行ったのではないか、と述べるラマリンガム事務局長は、FAMはまだ様子を見る時間があると考えており、スズキカップ出場についても時間をかけて判断したいと話しています。

FAMは今季の残り全試合の中止は検討せず
 マレーシアサッカー協会FAMは、新型コロナウィルス感染拡大が続く場合でも、今季の国内リーグ戦など残り試合全ての中止を検討する予定はないとしていると、英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が報じています。
 マレーシアの国内リーグやカップ戦を直接運営するのはマレーシアフットボールリーグMFLですが、MFLはFAMの方針に従って運営されていることから、MFLはFAMが決めた方針を遵守することが考えられます。
 新型コロナウィルスの感染拡大がどの時点で収束へ向かうのかは不明であり、収束後のマレーシア政府の方針も発表になっておらず、現時点では政府の方針決定を待つしかないと、FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は話しています。
 また、MFL各クラブのU19チームが対戦するユースカップとU21チームが対戦するプレジデントカップはFAMが直接、運営しているため、今季の残り試合を継続するか否かの決定は容易であるとする一方で、冠スポンサーがついているMFL1部やマレーシアカップ、FAカップは、スポンサーに対する義務もあることから、たとえその必要がある場合でも慎重な判断が必要になるとも話しています。

元パハンFAの選手に禁固刑の可能性
 昨季2019年シーズンにはパハンFAでプレーし、現在はインドネシア1部リーグのバヤンガラFCでプレーするインドネシア代表のサディル・ラマダニが禁固7年の刑に処せられる可能性があると、インドネシアの新聞コンパス電子版が伝えています。
 南東スラウェシ州出身のラマダニ選手は、3月27日に州都のコタ・クンダリでの自宅近くで酔っ払いに自分の母親が侮辱されたことに腹を立て、その侮辱した相手に重傷を追わせた容疑で告発されており、最悪の場合には禁固7年が求刑される可能性があるとコンパスは報じています。
 現在は警察による捜査が進行中ということで、ラマダニ選手には警察署への出頭命令が出されているのみで、逮捕されてはいないということですが、バヤンガラFCのフロントは有罪となれば解雇とすることを示唆しておりで、U23代表だけでなくフル代表でも左ウィングでプレーする21歳のラマダニ選手は、判決次第では選手生命が断たれてしまう可能性もあります。
 ラマダニ選手は自分の家族が侮辱されるのを見過ごすわけにはいかなかったと述べ、自らの行為については責任を負う覚悟があると話しているということです。

4月8日のニュース:MFL3部の選手は政府チャーター機で自国民退避をアシスト、マレーシアは27年AFC選手権開催地に立候補の予定なし、UAEが1試合も行わずに監督を解任

MFL3部の選手は政府チャーター機で自国民退避をアシスト
 マレーシアフットボールリーグMFL3部にあたるM3リーグのムラワティFCには宮崎崚平選手が所属していますが、このムラワティFCのアフィフ・ナジミ・ムハマド・イズワンがマレーシア政府が用意したチャーター機を操縦して、マレーシア国民の退避に関わった際の話を英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が取り上げています。
 29歳のアフィフ選手は元フットサルのマレーシア代表という経歴を持つサッカー選手であると同時に、マレーシアの航空会社エアアジア社のパイロットでもあり、3月21日にイランのテヘランからマレーシア人46人、シンガポール人8人、インドネシア人1人の合計55人を退避させるための政府チャーター機のパイロットを務めました。
 これまでで最も思い出深いフライトだったと話すアフィフ選手によれば、3人の機長と2人の副機長全員は感染予防のため頭から足の先まで防護服で完全に覆われ、55人の乗客は機内に入る前に一人一人検査された上、機内でも乗務員、医療チーム、乗客はそれぞれ別の区域に搭乗したそうです。
 この55人の中から新型コロナウィルスの陽性患者は出なかったということですが、アフィフ選手は14日間の自宅待機を経て、前ヌグリスンビランFA監督のマット・ザン・マット・アリス監督の元、現在は自宅でトレーニングを再開しているということです。
(写真の左手前がアフィフ選手-写真はスムアナニャボラのFacebookより拝借)

マレーシアは27年AFC選手権開催地に立候補の予定なし
 アジアサッカー連盟AFCは、2027年開催予定のAFC選手権アジアカップの開催地立候補の受付期間を6月30日まで延長したことはこのブログでも紹介しましたが、マレーシアサッカー協会FAMはこの延長を利用して開催地立候補を検討することはなさそうなことを英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が報じています。
 FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は、「アジアカップのような大規模な大会には政府の協力が必要だが、現在をそういったことを検討するのに適した時期ではない。」と話し、現在の新型コロナウィルス感染拡大が広がっている状況下では、マレーシアがアジアカップ開催に立候補することはないだろうとしています。
 なお現時点では、サウジアラビアが開催国として立候補としている唯一の国ですが、この記事の中では、AFCが開催地立候補の受付を延長したことを受けて、インドが立候補を検討しているとも伝えています。。
 また2034年のFIFAワールドカップ開催地としてタイ、インドネシア、シンガポール、ベトナムと合同で立候補する計画についても、先月予定されていた会合が延期になったことから、こちらについても一時保留とすることも併せて発表されています。
(筆者注:AFCの公式サイトの表記はAsian Cupですが、日本のサッカー関連メディアの多くが「アジアカップ」という表記を使っているので、日本語のこのブログでもこちらを採用します。)
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 マレーシアは2007年にタイ、ベトナム、インドネシアとともにアジアカップを共催した経験があります。このときはイラン、ウズベキスタン、中国と同組となったグループステージでは0勝3敗の最下位となり、共催した他の3カ国の中でグループステージを突破したのはベトナムだけでした。なお、マレーシア代表がアジアカップ本戦に出場したのはこの2007年が最後で、その前の出場は1980年、1976年の2回となっています。

UAEが1試合も行わずに監督を解任
 イギリスの通信社ロイターは、アラブ首長国連邦サッカー協会がイヴァン・ヨヴァノヴィッチ監督を一度も試合をすることなく解任したことを伝えています。
 アラブ首長国連邦UAEはFIFAワールドカップ2022年アジア二次予選ではマレーシアと同じグループGに属しており、これまで4試合を終了して2勝2敗のグループ4位につけています。アジア二次予選開始時に監督を務めていたオランダ人のベルト・ファン・マルワイク氏は、予選でマレーシアとインドネシアに連勝しましたが、タイとベトナム相手に連敗を喫し、さらにその後に開催されたガルフカップでもイラク戦、カタール戦と連敗したことから昨年2019年12月4日に解任されています。昨年12月22日にファン・マルワイク前監督に代わって就任したのがセルビア人のヨヴァノヴィッチ監督でした。
 キプロスの国内リーグでAPOELニコシアを4度優勝させ、2011/12年シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝進出を果たした実績を持つヨヴァノヴィッチ監督は、UAEサッカー協会と6ヶ月契約を結んでいましたが、先日のこのブログでも伝えたように6月中のFIFA主催の試合はすべて延期となったため、契約満了を待たず、UAEを率いて1度も試合に臨むことなく解任されています。

4月7日のニュース:クチンFAは削減した給料を新型コロナウィルス基金に寄付、FIFAは6月に予定されていた全試合の中止決定 、活動制限令違反でサッカー選手を逮捕、MFLは活動制限令延長の場合の対応を準備

クチンFAは削減した給料を新型コロナウィルス基金に寄付
 東マレーシアのマレー語紙ウトゥサンボルネオ電子版によると、マレーシアフットボールリーグMFL2部プレミアリーグのクチンFAは、選手が4月分の給料を5パーセント削減することに同意したことに加えて、その削減分を新型コロナウィルスのための基金に寄付すると発表しています。
 クチン地区サッカー協会KDFAのファズルディン・アブドル・ラーマン会長は、選手とスタッフの給料削減分は活動制限令によって影響を受けている家庭を支援するための基金へ寄付されることになっており、クラブとして全ての選手とスタッフの協力に感謝していると話しています。 
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 クラブの経費節約のために給料削減に応じるのではなく、新型コロナウィルス感染拡大による影響で苦しむ人を助ける目的で給料削減を行うのは、単なる給料削減とは全く意味が違います。FAMやMFLも単にクラブと選手の間での給料削減交渉を促すのではなく、クラブを助けるのではなく、より苦しんでいる人を助けることを目的とすべき、といったその使い道にまで言及することで、社会の中でのプロサッカーの存在意義が高められると思うのですが、そういうことは考えないのでしょうか。 

FIFAは6月に予定されていた全試合の中止決定
 フランスの通信社AFPは、国際サッカー連盟FIFAが6月に予定されていた全ての試合の中止を決定したと伝えています。
 新型コロナウィルスの影響に関する専門調査委員会の初会合の席上で決定したということです。ビデオ会議で行われたこの委員会は、現在延期となっているFIFAワールドカップ2022年大会予選の新たな日程を決めることも求めています。
 この他、東京オリンピックの1年延期を受けて、サッカー競技の選手出場資格を「1997年1月1日以前に生まれた者とする」とした現行の資格を維持することもこの委員会で提案されています。

活動制限令違反でサッカー選手を逮捕
 現在、マレーシア全土に発令中の活動制限令MCO下では、不要不急の外出を避けるように求められていますが、屋外で練習していたプロサッカー選手が逮捕され、有罪判決を受けたとマレー語紙シナルハリアンが報じています。
 自宅のあるクアラルンプール市内のコンドミニアム敷地内で練習をしていたアーマド・ルトゥフィ・アジズル・ラーマンは、自宅に戻ることを命じた警察官の2度に渡るに従わず、さらに反抗的な行動をしたとしてMCO違反および公務執行妨害で逮捕され、アンパン下級裁判所で罰金800リンギ(およそ2万円)あるいは禁固1ヶ月の判決を受けたとしています。22歳のルトゥフィ選手は罪を認めています。
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 なお記事の中では、このルトゥフィ選手が所属するクラブ名が書かれていませんが、マレーシアフットボールリーグMFL1部スーパーリーグと2部プレミアリーグの登録選手リストには名前がありませんので、MFL3部のM3リーグ以下のリーグでプレーする選手ということなのかもしれません。

MFLは活動制限令延長の場合の対応を準備
 マレーシアフットボールリーグMFLは公式サイトで、4月14日に解除予定の活動制限令MCOが延長された場合、国内リーグを再開するにあたっての選択肢を複数用意していることを発表しています。
 MFLのアブ・ガニ・ハサンCEOは、国内リーグやカップ戦再開そのものが、MCOがいつ解除になるか、また解除後のマレーシア政府の保健省のアドバイスの内容次第としたています。(筆者注:なお、ここで言われている国内リーグやカップ戦とはMFL1部から3部、FAカップ、マレーシアカップ、チャレンジカップを指します。)
 またアブ・ガニ・ハサンCEOは、JDT、クチンFA、UKM FCに倣って、他のクラブも契約内容の見直しを行うように提言している他、マレーシア最大のマルチメディア企業テレコムマレーシア、、マレーシア第2の金融グループCIMB、オンライン通販大手のショッピーShopeeの各社は契約通りの支援を続けることも発表しています。
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 このブログで何度も取り上げたように、所属選手は給料削減を了承していないと公言しているUKM FCを例にして、活動制限令MCOが延長になった場合に限って職員の給料削減を行うとするMFLのCEOが、MCOの延長が決定されてない現段階でクラブと選手に契約内容の見直しを提言する姿勢はどれだけ選手たちの指示を得られるのかが、甚だ疑問です。JDTやクチンFAに倣うのは、クラブではなくむしろFAMやMFLでは無いのかと思ったりもしてしまいます。

4月6日のニュース:FAMが職員及び役員の給料削減を発表、MFLも職員の給料削減を発表、マラッカUの連敗は給料未払いが原因か

FAMがやっと職員および役員の給料削減を発表
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイトで職員の一時的な給料削減を発表していますが、ただしその条件は現在発令中の活動制限令MCOが4月14日以降も継続となった場合に限るようです。
 FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は、「政府期間からの要望により」運営管理および現場担当の全職員について、給料に基づいて10から20パーセントの給料削減となると発表しています。
 「FAMの財政安定を確保し、現在起こっている未曾有の事態を切り抜けるために様々な費用削減の手段を実施する中で、MCOが4月14日移行も継続された場合には全職員の給料を削減する」としており、この他FAM会長など選出された役員もその具体的な内容は伝えられていませんが報酬削減が行われるとしています。

MFLも遅れて職員の給料削減を発表
 国内リーグを統括するマレーシアフットボールリーグMFLもアブドル・ガニ・ハサンCEOの名前で、職員の給料を10から20パーセント削減すると発表しています。ただし、こちらもFAM同様、活動制限令MCOが4月14日移行も延長した場合に実施され、CEO発令中に限る措置であるとしています。
 FAMのハミディン・アミン会長はMFLの会長も兼任しているため、FAMが職員の給料削減を4月3日に発表されたことから、MFLでも同様の措置が取られることは予想されていましたが、ビデオコンファレンスで行われた取締役会を経て1日遅れの4月4日に発表になっています。
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 これら2つの記事で目を引くのは、いずれの給料削減措置も現在発令中の活動制限令MCOが4月14日以降も延長になった場合を条件にしていることです。リーグの各クラブにはそれ以前から選手と給料削減について交渉することを奨励しながら、自らは4月14日に予定されているMCOが解除になった場合に給料削減を行うというのは、共に痛みを分かち合う、という発想が全く欠如しているように感じます。

マラッカUの連敗は給料未払いが原因か
 今季のMFL開幕から2連勝と好スタートを切ったマラッカ・ユナイテッドは、第3節のフェルダ・ユナイテッド戦、第4節のパハンFA戦と連敗し、2勝2敗の成績でリーグ中断期間に入りましたが、マラッカ・ユナイテッドを運営するマラッカ州サッカー協会MUSAの副会長はこの連敗の原因が給料未払いによる可能性があると語っています。
 スポーツ専門サイトのスタジアムアストロは、2月から支払われていない未払い給料が選手のパフォーマンスに影響を与えているのではないかとするユソフ・マハディMUSA副会長の発言を取り上げています。
 またユソフ・マハディMUSA副会長は、連勝ストップとなった第3節のフェルダ・ユナイテッド戦では、給料未払いにより一部選手が試合を放棄したこと、過去3ヶ月間の給料支払いが遅れていることも認めています。
 今年3月に起こった政変により各州の州議会でも多数派を占めていた与党が議席を失い、マラッカ州でも州知事が交代しています。マレーシアの多くの州と同様にマラッカ州サッカー協会MUSAの会長は州知事が兼任することから、MUSAの新会長にもたダト・スライマン・モハマド・アリ氏が就任していますが、給料未払い問題については新たな展開は無いようです。
 またマレー語紙ブリタハリアン電子版では、MUSAのファルハン・イブラヒム事務局長の話として、遅配となっている今季の給料ではなく、昨季の未払い給料の支払いを優先するとしており、リーグが再開されたとしても、給料の遅配が続けばマラッカ・ユナイテッドの選手たちのモチベーションが影響を受けることもありそうです。
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 マラッカ・ユナイテッドは、支払いが遅れている2月以降の給料の他に、昨季分の140万リンギ(およそ3490万円)の未払い給料がありますが、選手との間で同意していた期限までに支払いができなかったことから、MFLにより勝点3の剥奪処分を受けてており、こちらの未払い給料については4月30日までに支払いが完了しない場合、さらに勝点6が剥奪されることになっています。

4月5日のニュース:スーパーリーグの高額外国籍選手トップ12と高額マレーシア人選手トップ12

 このブログでも何度も記事を引用しているサッカー専門サイトのヴォケットFCが、サッカー情報を提供するドイツのTransfemarketを参考にマレーシアフットボールリーグMFL1部スーパーリーグの高額外国籍選手と高額マレーシア人選手という特集記事を掲載しています。元の記事は選手の市場価値を紹介しているだけなので、それをそのまま紹介するだけでは味気ないので、独断と偏見で内容を加筆してみました。
 (カッコ)内は、外国籍選手は年齢/ポジション/所属クラブ/国籍、マレーシア人選手は年齢/ポジション/所属クラブです。

高額外国籍選手トップ10

1位 ジオゴ(センターFW / ジョホール・ダルル・タジムJDT / 33歳 / ブラジル)
380万リンギ(およそ9500万円、1リンギはおよそ25円)
昨季2019年にタイ1部リーグのブリーラム・ユナイテッドからタイリーグ2度の得点王の実績を持って加入したジオゴ選手。ブリーラム・ユナイテッドとの契約がまだ1年残っていましたが、当時の報道では、JDTがブリーラム・ユナイテッドに500万タイバーツ(およそ646万リンギ)を支払って獲得してました。今季は4試合で2ゴールを決めています。

2位 ゴンザロ・カブレラ(左ウィング / JDT / 32歳 / イラク)
360万リンギ(およそ8960万円)
2017年にサウジアラビアのアル・ファイサリーから期限付き移籍でJDTに加入した際にはアルゼンチン出身の外国籍選手としてプレーしました。シーズン終了後に一旦、退団が発表されたものの、翌2018年シーズンには完全移籍でJDTに再加入、しかもイラク出身としてアジア枠で登録されました。

3位 レアンドロ・ヴェラスケス(攻撃的MF / JDT / 31歳 / アルゼンチン)
330万リンギ(およそ8820万円)
2015年にJDTに加入し、JDTのアジア初タイトルとなる同年AFCカップの決勝でゴールを決めるなど活躍しました。翌2016年にコロンビアのデポルティーボ・パストへ移籍、ティブローネス・ロホス・デ・ベラクルス (メキシコ)、リオネグロ・アギラス(コロンビア)を経て、今季2019年から再びJDTでプレーしています。

3位 サンジャル・シャアフメドフ(攻撃的MF / トレンガヌFC / 30歳 / ウズベキスタン)
330万リンギ(およそ8820万円)
昨季2019年シーズンにウズベキスタン1部リーグのロコモティフ・タシュケントからトレンガヌFCに加入し、主力選手として迎える2シーズン目の今季は4試合で2ゴールを決めています。

5位 マウリシオ・ドス・サントス・ナシメント(センターバック / JDT / 32歳 / ブラジル)
280万リンギ(およそ6980万円)
昨季2019年シーズンからJDTでプレーするマウリシオ選手は、パルメイラス(ブラジル)のユース出身で、スポルティング(ポルトガル)からセリエAのラツィオへ移籍しました。ラツィオから期限付き移籍で移籍したスパルタク・モスクワ(ロシア)では国内リーグ優勝に貢献、その後、期限付き移籍したレギア・ワルシャワ(ポーランド)を経て2019年にJDTに加入しています。ディフェンダーながらセットプレーでは得点に絡むことも多く、3月3日に行われた今季のAFCチャンピオンズリーグ水原三星戦で決勝ゴールを決めたのは記憶に新しいところです。

6位 デンバ・カマラ(センターFW / PJシティFC / 26歳 / ギニア)
190万リンギ(およそ4730万円)
今季2020年シーズンからマレーシアでプレーするカマラ選手は、イスラエルリーグのハポエル・テルアビブからPJシティFCに移籍しています。今季は4試合で2ゴールを決めています。

7位 イフェダヨ・オルセグン(FW / スランゴールFC / 29歳 / ナイジェリア)
180万リンギ(およそ4490万円)
昨季2019年の2度目の移籍期間トランスファーウィンドウで、バーレーンリーグのアル・リファーから移籍し、10試合で12ゴールを挙げ、今季も4試合で3ゴールと活躍しています。

8位 クパー・シャーマン(センターFW / クダFA / 28歳 / リベリア)
160万リンギ(およそ3990万円)
2018年シーズンにPJシティFCの前身である当時MFL2部のMISC-MIFAに入団し29試合で21ゴールを決め、昨季2019年シーズンはPKNS FCに移籍し、19試合で14ゴールを挙げてリーグ得点王となったシャーマン選手は、所属するPKNS FCが2019年シーズンを持って解散となり、今季はクダFAに移籍しています。今季は4試合で3ゴールを挙げています。

8位 ディクソン・ヌワカエメ(センターFW / パハンFA / 34歳 / ナイジェリア)
160万リンギ(およそ3990万円)
フランスリーグのアンジェSCOから2019年に加入したヌワカエメ選手は、「鉄人」のニックネームを持ち、パハンFAサポーターから絶大な人気を集めています。マレーシア1年目は13試合で7ゴール、前主将のマシュー・デイヴィーズがJDTに移籍した今季は新たに主将を務めながら4試合で2ゴールを決めています。

8位 カレッカ(攻撃的MF / ペラTBG / 25歳 / ブラジル)
160万リンギ(およそ3990万円)
スランゴールFCのオルセグン選手同様、昨季の2度目のトランスファーウィンドウでアトレチコ・アクレアーノ(ブラジル)から加入したカレッカ選手は10試合で7ゴールを挙げましたが、2年目の今季はまだゴールはありません。

8位 ドミニク・ダ・シウヴァ(センターFW / トレンガヌFC / 31歳 / モーリタニア)
160万リンギ(およそ3990万円)
今季2020年にベトナムリーグのサイゴンFCから移籍したダ・シウヴァ選手は、今季2試合目のクダFA戦で4ゴールを挙げています。

8位 レナン・アウヴェス(センターバック / クダFA / 28歳 / ブラジル)
160万リンギ(およそ3990万円)
昨季2019年にインドネシアリーグのボルネオFCから移籍し、クダFAの守備陣を引っ張るアウヴェス選手。昨季のFAカップ決勝前のリーグ戦でイエロー、レッドともらい決勝戦に出場できず、今季もAFCチャンピオンズリーグのプレーオフでソウルFC相手にゴール前で無意味なハンドでPKを与えるなど、個人的にはポカが多い選手という印象です。

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 トップ10にする予定でしたが、8位タイが4名となりトップ12になってしまいました。JDTはこのトップ12に4選手が入っていますが、さすが金満クラブの面目躍如というところでしょうか。興味深いのはクダFAとトレンガヌFCの2選手が含まれていること。特に開幕前には一部選手に給料未払いの噂も出ていたトレンガヌFCですが、財源が実は豊かなのか、あるいは後先考えずに予算を注ぎ込んでいるのか、今後が気になります。またクダFAは昨季からの外国籍選手をレナン・アウヴェス以外全員を入れ替えるなど、打倒JDTへの覚悟が見える補強を行っています。

高額マレーシア人選手トップ12

1位 リリドン・クラスニキ(攻撃的MF / JDT / 28歳)
210万リンギ(およそ5230万円)
コソボ共和国出身のクラスニキ選手は、2015年から2018年まではクダFA、昨季2019年はマラッカ・ユナイテッドでプレーした結果、FIFAの規定により国籍変更が認められ、今年3月にマレーシア国籍を取得したマレーシア人と血縁関係がない二人目の帰化マレーシア人選手です。FIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選が再開されれば、クダFA時代の監督だったタン・チェンホー現代表監督派クラスニキ選手を招集することが予想されています。

2位 ナチョ・インサ(セントラルMF / JDT / 34歳)
180万リンギ(およそ4480万円)
2017年シーズン途中にJDTに加入したインサ選手は、スペイン出身ながら、祖母がマレーシアのサバ州出身であることから、弟のキコ・インサとともにマレーシア国籍を取得した帰化選手です。膝のケガで2019年シーズンを丸々棒に振ったインサ選手ですが、今季はAFCチャンピオンズリーグの水原三星に出場し、MFLでも今季4試合中3試合に出場するなど、代表復帰が見えてきています。

3位 ブレンダン・ガン(セントラルMF / スランゴールFC / 32歳)
160万リンギ(およそ3980万円)
オーストラリア生まれのガン選手は両親がマレーシアのヌグリスンビラン州出身であることから、オーストラリアとマレーシアの両国の代表でプレーする資格がありました。2012年にサバFAでプレーした際は外国籍選手登録でしたが、ケランタンFAでプレーした2014年からはマレーシア人選手としてに登録されています。U23代表でのプレーを経て招集されたフル代表では中心選手として、現在中断中のFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選でマレーシアが2位にいる原動力となっています。今季からスランゴールFCでプレーしますが、ペラTBGからの移籍は大きな話題となりました。

4位 ラヴェル・コービン=オング(左バック / JDT / 29歳)
150万リンギ(およそ3730万円)
ロンドン生まれ、カナダ育ちのコービン=オング選手は、ドイツやオランダでのプレーを経て、2018年シーズンからJDTでプレーしています。国際親善試合ではカナダ代表としてのプレー経験もありますが、母親がマレーシア人であることからマレーシア国籍を取得し、2017年にはフル代表でデビューし・現在も代表の主力選手として活躍しています。

5位 バドロル・バクティアル(右サイドハーフ / クダFA / 32歳 )
140万リンギ(およそ3480万円)
クダ州出身で、ユース時代からクダFA一筋にプレーするバドロル選手は、リーグ戦通算56ゴール、カップ戦も含めれば通算116ゴールを挙げているだけでなく、MFL1部スーパーリーグ、2部プレミアリーグ、FAカップ、マレーシアカップと全てのタイトルを獲得した言わばクダFAのレジェンドです。FIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選では久しぶりにフル代表に復帰しています。

5位 シャルル・サアド(センターバック / ペラTBG / 26歳)
140万リンギ(およそ3480万円)
ペラ州出身で、ハリマウC(U19代表)、ハリマウB(U21代表)、ハリマウA(U22代表)でプレーし、PKNS FCを経て2016年からペラTBGに所属するシャルル選手は、フル代表でも不動のセンターバックを務めています。

5位 サフィク・ラヒム(セントラルMF / マラッカ・ユナイテッド / 33歳)
140万リンギ(およそ3480万円)
昨季2019年からはマラッカ・ユナイテッドでプレーするサフィク選手は、キャップ数75が示すようにフル代表で長年、主将を務めたこの世代で最高のマレーシア人選手として言われています。スランゴール州出身で、2007年にスランゴールFA( 当時)で選手としてのキャリアをスタートし、2013年にはJDTへ移籍しました。JDTのオーナーのジョホール州皇太子トゥンク・イスマイル殿からは、クラブ史上最高の主将と評価されています。

5位 マシュー・デイヴィーズ(右サイドバック / JDT / 25歳)
140万リンギ(およそ3480万円)
開幕直前にパハンFAからJDTに電撃移籍したデイヴィーズ選手は、オーストラリア生まれながら母親がサバ州出身であることからマレーシア国籍を取得し、パハンFAに加入した2015年からU23代表として東南アジア競技大会通称シーゲームズでプレーし、現在はフル代表の右サイドバックを務めています。

5位 サファウィ・ラシド(右ウィング / JDT / 23歳)
140万リンギ(およそ3480万円)
トレンガヌ州出身で2014年にT-Team(現トレンガヌFC II)のユースチームでプレーしたのち、T-Teamそして2017年からはJDTに所属しています。2018年、2019年と2年連続でリーグ最優秀選手に選ばれ、フル代表でも主力として活躍するなど、今後のマレーシアを引っ張るエースとして期待されています。

10位 モハマドゥ・スマレ(右ウィング / パハンFA / 29歳)
130万リンギ(およそ3230万円)
ガンビア出身のスマレ選手は2013年からMFLでプレーし続け、FIFAの規定で国籍変更が認められたマレーシアサッカー史上初となるマレーシア人と血縁がない帰化選手第1号です。フル代表でもスピードに乗ったドリブルが魅力の主力選手です。

10位 シャミ・サファリ(右サイドバック / スランゴールFC / 22歳)
130万リンギ(およそ3230万円)
スランゴール州出身でスランゴールFA(当時)のU19を経て、スランゴールFCでは積極的なオーバーラップを得意とするサイドバックとして活躍しています。U23代表からフル代表へと順調に成長し、マシュー・デイヴィーズとフル代表の右サイドバックのレギュラーポジションを争っています。

10位 ファリザル・マーリアス(ゴールキーパー / JDT / 34歳)
130万リンギ(およそ3230万円)
パハン州出身ながらパハンFAではU19でのプレー経験しかなく、プルリスFA、ヌグリスンビランFA、ペラTBG、スランゴールFAを経て2015年からはJDTとフル代表のゴールを守り、フル代表では主将も務めています。

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 外国籍選手同様、トップ10の予定が10位タイが多く12名になってしまいました。マレーシア国外生まれの選手が6名、国内生まれの選手が6名と、ここ数年で顕著になってきたマレーシア人と血縁関係のある国外生まれの選手を帰化させて代表選手にするマレーシアサッカー協会FAMの方針が見て取れるランキングになっています。

4月3日のニュース:給料削減はリーグ再開日程確定後にすべき、UKM FCの選手は発言を捏造したMFLを批判、国家スポーツ委員会はユースコーチの手当未払い問題解決を約束

給料削減はリーグ再開の日程確定後にすべき
 現在中断中のマレーシアフットボールリーグMFLの各クラブは、試合が開催されないため入場料収入を失い、契約していた支援を取りやめるあるいは支援ができなくなるスポンサーが現れるなど苦境に立たされています。その結果、各クラブが選手と給料削減や特別手当てなどの契約内容の見直しを求めていますが、選手側はその交渉を始めるにはまだ早いという意見のようだと英字紙スター電子版が報じています。
 少なくとも国内リーグを運営するMFLが再開日程を決めてくれれば、選手は団結してマレーシアサッカー に関わる全員にとって何が最善かを話し合う用意があると話すのは、スランゴールFCのブラジル人MFサンドロです。
 「現在、世の中で起こっていることについては、我々選手がその責任を負うべきでないので、給料削減などを受け入れることは難しい。しかしその一方でクラブが置かれた厳しい状況も理解できる。だからこそ、選手はリーグがいつまで中断されるかを知る必要があり、リーグ再開の日程が決まれば選手は給料削減などについての妥協点を見つける努力ができるだろう。マレーシアサッカー協会FAMとMFLは難しい決断を迫られていることも理解している」とサンドロ選手は話しています。
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 不要不急の外出を禁じる活動制限令が発令されたのは3月18日で、現在は4月14日まで続くことが決定しています。MFLの当初の試合日程は、3月後半にはFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選が予定されていたことから試合が組まれておらず、第5節(4月3日〜4日)と第6節(4月10日〜12日)の2試合の延期が確定しています。
 マレーシア国内での新型コロナウィルス感染者数のピークは4月中旬が予想されることを保健省が発表しており、活動制限令は4月末までの延長も噂されています。その場合には第7節(4月17日〜19日)、第8節(4月25日〜26日)、第9節(4月28日〜29日)までの3試合が延期されることになります。その場合には流石に選手も交渉のテーブルに着く可能性はあるでしょうが、選手の立場で言えば、2試合の延期が確定しただけでクラブ側が給料削減を持ち出すのはいくら何でも早すぎる、ということでしょう。

UKM FCの選手は発言を捏造したMFLを批判
 マレーシアフットボールリーグMFL2部のUKM FCは、MFL1部JDTに続き選手が給料削減に同意したクラブと報道されていましたが、その後、選手はクラブに同意していないという記事が出るなど情報が錯綜しています。それでもマレーシアサッカー協会FAMと国内リーグを運営するMFLは、他のクラブもUKM FCに倣って、選手と給料削減の話し合いをすべきとコメントしています。
 しかし英字紙ニューストレイトタイムズは、UKM FCの選手たちは給料削減には全く同意していないというアスナン・アーマド主将の発言を報じています。記事によれば、アスナン主将とUKM FCの選手が15から20パーセントの給料削減に同意したという発言はMFLによって捏造されたものであるとしています。
 記事の中でアスナン主将は、この捏造された発言を元にFAMとMFLが新型コロナウィルス感染拡大によるリーグ中断による給料削減を他のクラブに奨励していることが許せないとしています。
 さらに、UKM FCの選手の大半は給料が5000リンギ(およそ12万4000円)以下で、しかも国内リーグが公式に終了する11月よりも2ヶ月も短い9月までの契約となっていることなどを挙げ、選手たちは給料削減について不当行為であると感じていると語り、選手はあくまでも給料削減に関してクラブとの話し合いの席に着くことに同意しただけで、内容については全く同視していないとしています。
 またリーグ中断による入場料収入減やユニフォームなどグッズの売上減についても、そもそもUKM FCはその分野の収入はほとんどなかったので、それを選手の給料削減の根拠として持ち出されても筋が通らないとも話しています。
 この他、「今季開幕前には9月まで運営する十分な予算があるとしていたクラブが、なぜ今、給料削減を持ち出すのかが理解できない。クラブは単に新型コロナウィルスを利用して経費を節約しようとしているだけである。」「(33パーセントの給料削減に同意した)ジョホール・ダルル・タジムJDTとUKM FCでは状況が全く違う。JDTの選手の給料は高額なので、給料削減は大した問題ではいだろう。しかもJDTが行なったように、削減した給料を新型コロナウィルスで苦しむ人々へ寄付するといった計画もUKM FCにはない。」とアスナン主将は話しています。
 また同じ記事の中では、DFルーベン・カティリピライは、選手が給料削減に同意したと報道されたことから、他のクラブの選手から同意したことを非難され、この選手が所属するクラブはUKM FCが先例を作ったことで、選手に給料削減に同意するように迫っていると聞かされていると述べています。
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 今回のUKM FCが行おうとしている給料削減については、今季開幕からわずか2試合で契約解除となった外国籍選手の補償金を生み出すためという噂もあります。MFLが公表している登録選手名簿では、UKM FCは今季、DFイグナシウス・アドゥコール(ガーナ)、FWイ・スンウ(韓国)、FWジュリアン・ボッターロ(アルゼンチン)、FWアカニ=サンデイ・ワシィウの4名を登録していますが、リーグ中断前の第4節までで試合に出場しているのは韓国出身のイ選手だけなので、噂は強ち的外れではないのかも知れません。

国家スポーツ委員会はユースコーチの手当未払い問題解決を約束
 マレーシア政府の青年スポーツ省とマレーシアサッカー協会FAMが統括する国家サッカー選手育成プログラムNFDPは、マレーシアの時代を担うユース育成プログラムですが、このプログラムに関わるパートタイムコーチの手当が支払われていないというニュースをサッカー専門サイトのスムアニャボラが伝えたのが4月1日のことでした。
 記事の中では、1月分と2月分のコーチ手当は3月分と共に3月末に支給されることになっていましたが、これが4月分と合わせて4月末に支給と発表になった一方で、NFDPの中核となるエリートアカデミーAMDのコーチは全員が予定通り給料を受け取っている点などを指摘されていました。
 そしてその続報が翌4月2日の同サイトで報じられました。FAMの副会長でもあるスバハン・カマルNFPD技術委員長がMSNと会見を行い、手当未払いの問題についてはNFDPとMSNが責任を負うものであることを認め、その理由としてMSN内でのNFDPを管轄部署が変更となったことなどを挙げ、NFDPは1週間以内に未払い手当を支給するとしています。
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 ユースプログラムからトップリーグまで、マレーシアのサッカー界に蔓延するこの給料未払い問題。見栄っ張りの傾向があるマレー人気質によるものなのか、あるいは計画性のなさなのか、あるいはその両方か。「マレー人は…。」と一般化するのは間違いなことは理解していますが、あらゆるレベルで起こるのを見るとついついそう考えてしまいます。

4月2日のニュース:FAMは契約書に「不可抗力」条項の導入を検討、元U19代表監督は小規模クラブの将来を憂慮、AFCは2027年アジアカップ開催希望の申請受付を3ヶ月延長

FAMは契約書に「不可抗力」条項の導入を検討
 隣国インドネシアでは新型コロナウィルス感染拡大を防ぐため、5月29日まで国内リーグ中断が確定していますが、これに伴い、インドネシアサッカー協会PSSIは、3月から6月までの期間に限り、国内リーグの各クラブに対して給料の25パーセントを上限として支払うことを認める特別措置を取っています。そしてPSSIがこの措置の根拠として挙げているが、国内リーグの中断は”Force majeure「不可抗力」”によるものであるという考え方です。
 手元にあるスーパー大辞林によれば「不可抗力」とは「 通常,必要と認められる注意や予防方法を尽くしても,なお損害を防ぎきれないこと。債務不履行・不法行為の責任を免れる」となっており、今回のPSSIの場合で言えば、「契約書通りの給料を払う義務を免除される」という解釈でしょう。
 これに倣ってかどうかはわかりませんが、マレーシアサッカー協会FAMが「不可抗力」条項を契約書に盛り込むことを検討中であることを、マレー語紙ハリアンメトロ電子版が報じています。この記事では、この条項を契約書に盛り込むことにより、現在、マレーシアの国内リーグを揺るがせているリーグ中断に伴う給料削減問題のような事態に対処することが容易になるとしています。
 この「不可抗力」条項導入について、FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は、今回の新型コロナウィルスによるリーグ中断はFAMにとっても全く未知の経験であるとし、今後このような状況に直面した際には選手との契約を見直す必要があるとして、各クラブやマレーシアプロサッカー選手会PFAMを含めた関係者と一緒に検討していきたいと話しています。
 その一方で、この「不可抗力」は様々な解釈が可能であり、ヘイズ(煙霧-マレーシアやインドネシアで行われている焼畑が原因とされ、健康被害なども引き起こす大気汚染公害:筆者注)や豪雨なども含めるのかなどマレーシアでの適用条件やその目的などを包括的に検討する必要性があることや、マレーシアフットボールリーグMFLで使われている契約書は国際サッカー連盟FIFAが作成した定型書式を採用していることから内容の変更にはFIFAの承認が必要であることなどを指摘した上で、ラマリンガム事務局長は選手、クラブの双方はもちろん、サッカーファンにとっても公平となるようなものとしたいと話しています。

元U19代表監督は小規模クラブの将来を憂慮
 クロアチア人のボヤン・ホダック氏は、現在マレーシアフットボールリーグMFL1部スーパーリーグ7連覇中のジョホール・ダルル・タジムが連覇をスタートした2014年に監督を努めた他、2012年にはケランタンFAを率いてスーパーリーグ、FAカップ、マレーシアカップの三冠を達成した名将です。その後2017年から昨年2019年まではマレーシアU19代表の監督を務め、2018年には東南アジアサッカー連盟AFF U19選手権優勝、さらにはアジアサッカー連盟AFC U19選手権本選に14年振りにマレーシアを出場させています。しかし、マレーシアでこれだけの実績がありながら、葉に絹着せぬ発言で知られるホダック氏はU19代表監督の契約を更新されず、現在はインドネシア1部リーグのPSSマカッサルの監督を務めています。
 インドネシアの国内リーグが中断中ということで、クアラルンプールに滞在しているホダック氏は英字紙ニューストレイトタイムズ電子版のインタビューに答え、MFLの多くのクラブが州政府や政府機関を大口スポンサーとしており、現在の新型コロナウィルス感染が拡大する状況では、そう言った州政府や政府機関が充当していたクラブ運営資金が新型コロナウィルス感染対策に使われている可能性があるという持論を展開し、他のスポンサーを持たないクラブ、多くの入場料収入が期待できないクラブは生き残りが困難になり、そのツケは選手にも回ってくるだろうと話しています。
 「年間予算1000万リンギ(およそ2億4600万円)程度のクラブが試合をせずにどのくらい持ちこたえることができるだろうか」と話すホダック氏は、州政府や政府機関といったクラブのスポンサーが既に年間支援額全額を支給していれば良いが、毎月、あるいは四半期ごとに支援が行われるクラブであれば持ちこたえるのが困難になるだろうと述べ、既に負債を抱えているクラブ(=給料未払い問題を抱えているクラブ)では選手が苦しむことになるのではないかと危惧していると語っています。
 さらに中国、韓国、日本といった国のクラブは資金的に余裕があり、リーグを運営する組織から支援も期待できるが、国内リーグを運営するマレーシアフットボールリーグMFL自身が十分なスポンサーを獲得できていないマレーシアはもとより、似たような状況に置かれている東南アジア各国のクラブが心配であるとしています。
 また上の記事でも取り上げたインドネシアリーグの給料削減問題についても、報道されている内容とは異なり、選手会との交渉なしに決定されたと話すホダック氏は、アジアを含めた世界のサッカークラブの9割以上を占める小規模クラブの多くは、リーグ中断期間が3ヶ月以上に及べば破産しかねないのではと予測しています。

AFCは2027年アジアカップ開催希望の申請受付を3ヶ月延長
 4年ごとに開催されるアジアサッカー連盟AFC選手権アジアカップ。昨年2019年にアラブ首長国連邦で開催された第17回大会では、カタールが日本を3-1で破って優勝しています。2023年開催予定の第18回大会は中国での開催が既に決まっていますが、その次の大会となる2027年の第19回大会について、AFCは開催希望国から出される申請の締め切りを3月31日から6月30日に延長したと、英国の通信社ロイターが報じています。
 AFCは、十分な準備期間を与えられるように開催地をできるだけ早く確定したかったようですが、新型コロナウィルスの感染拡大により各国のサッカー協会がその対応に追われている現状を考慮した結果の決定であるとしています。
 2027年大会については、過去3回の優勝実績を誇りながら、自国開催の経験がないサウジアラビアが開催に立候補している唯一の国となっています。

4月1日のニュース:マンUがマレーシアを含むアジアツアーの中止を決定、UKM FCは最大20パーセントの給料削減で選手と同意と発表、一方UKM FCの選手が削減額で未だ合意せずと反論

マンUがマレーシアを含むアジアツアーの中止を決定
 英国プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(マンU)は、今夏に予定された、マレーシアを含むアジアツアーを中止にしたことを英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が伝えています。
 マンUは7月29日にブキジャリル国立競技場で、マレーシアフットボールリーグMFLのオールスターズと親善試合を行う予定になっていましたが、7月23日に予定されていたインドのコルカッタでイーストベンガルFC戦、7月26日に予定されていたジャカルタでの試合を合わせ全ての試合を中止することを決定し、その理由としてアジアでの新型コロナウィルス感染拡大と、延期されている国内リーグがこの時期に再開されている可能性を挙げています。
 このアジアツアーについて、英国の新聞ミラー電子版では、特に今回のアジアツアーにはクラブ初となるインドでの試合が組まれており、主力選手が出場する際には1試合あたり400万ポンド(5億3700万円)ともされる出場料が入ることから、このアジアツアー3試合の中止によって、出場料その他で総額で1600万ポンド(21億5000万円)の収入を失うことになるだろうと報じています。

UKM FCは最大20パーセントの給料削減で選手と同意と発表
 マレーシアフットボールリーグMFL1部のジョホール・ダルル・タジムJDTの選手、コーチ、スタッフが給料の33パーセントの削減に応じた話は昨日このブログで取り上げましたが、MFL2部のUKM FCの選手たちも給料削減に応じたことが英字紙ニューストレイトタイムズで報じられています。MFL2部のクラブで給料削減を公式に発表したのはこのUKM FCが初めてです。
 MFLは3月18日より中断中で、既に4月2日から4日にかけて予定されていた第5節と4月10日から12日にかけて予定されていた第6節の試合が全て延期になっています。
 UKM FCでは、選手の給料の額に合わせて15パーセントから20パーセントが減額されているようですが、選手の大半がマレーシア国立大学UKMの大学生で、給料はマレーシア人選手が3000リンギ(およそ7万4000円)から5000リンギ(およそ12万3000円)、外国籍選手でも3000米ドル(およそ32万円)とリーグでは最も少ない予算で運営されているクラブが給料削減を行ったことについては、ニューストレイトタイムズでは驚きであるとしています。
 UKM FCは今季開幕前に運営母体であるマレーシア国立大学UKMより予算を削減されたものの、新たに獲得したスポンサーなどにより、今季の運営資金はおよそ400万リンギ(およそ9850万円)とされています。
 UKM FCのファイルス・シャフィ事務局長は、活動制限令MCOの影響を受けたスポンサーからの支援が滞っていることを認めた上で、3月の給料については全額が支払われたものの、4月の給料については選手と合意の上、削減に踏み切ったと話しています。またこの措置はMCO発令期間中の一時的な措置であることを強調しています。
 主将を務めるアスナン・アーマドは給料削減は必要なものであるとする一方で、選手とフロントの間で定期的に話し合いを続けて、両者が妥協できる点を探っていくとしています。

一方UKM FCの選手が削減額で未だ合意せずと反論
 上のような記事が出た一方で、スポーツ専門サイトのスタジアムアストロでは、話し合いは進行中であるものの、削減額については合意に至っていないというUKM FCの選手の声を紹介しています。
 ニューストレイトタイムズ電子版の記事にも登場する主将のアスナン・アーマドは、フロントによる4月からの給料削減は一方的であり、選手側とクラブは削減額については合意ができていないと述べています。アスナン選手は、フロントが話し合いに応じる姿勢を見せており、給料削減は受け入れるとしてもその額については今後も話し合いを続けていくとしています。
 一方、UKM FCのファイルス・シャフィ事務局長は給料削減については既に選手に伝えられており、選手も3月16日の第4節以降は試合ができていない現状を理解しているとした上で、最大でも削減幅は20パーセントであると強調しています。その上で、もし選手側の要求が5パーセント程度の削減であれば、今後も話し合いを続けていく必要があることを認めています。
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 こうなるとどこを落とし所にするか、という話し合いになりますが、ちなみにマレーシア政府の人的資源省は、国内の企業経営者に対して“dos and don’ts「してよいこととしてはいけないこと」”問答集を発表しており、この中では「経営者は14日間延長された活動制限令下でも、給料を払わなければならない」としています。