3月3日のニュース:AFCカップ集中開催地決定-Mリーグの2チームいずれもはシンガポール、青年スポーツ省は開幕2ヶ月後にMリーグの観戦許可を政府に申請、スランゴールのニック・シャリフはケガで開幕絶望

AFCカップ集中開催地決定-Mリーグの2チームいずれもはシンガポール
 アジアサッカー連盟AFCは今季2021年シーズンのAFCカップグループステージの開催国を発表しています。なお今季のグループステージは集中開催となることが決定してます。
 Mリーグからは昨季1部スーパーリーグ2位のクダ・ダルル・アマンFCと3位のトレンガヌFCがAFCカップに出場しますが、両チームが所属するアセアン(東南アジア)地区は、クダ・ダルル・アマンFCが所属するH組、トレンガヌFCが所属するG組ともマレーシアの隣国シンガポールでの集中開催が決まりました。
 集中開催地については、各組の参加チームの出入国の際に検疫隔離が必要とならないことなどが立候補の条件となっていたことから、現在、渡航者全員に検疫隔離を求めているマレーシアは集中開催地に立候補していませんでした。
 なおクダ・ダルル・アマンFCが所属する予選H組にはライオンシティーセイラーズ(シンガポール)、サイゴンFC(ベトナム)とアセアン地区プレーオフ2の勝者により、またトレンガヌFCが所属する予選I組にはゲイランインターナショナルFC(シンガポール)、カヤ-イロイロFC(フィリピン)と、AFCチャンピオンズリーグプレーオフに出場中のシャン・ユナイテッドFCまたはエーヤワディー・ユナイテッドFCのいずれかにより構成されています。なおアセアン地区の予選G組については、まだ集中開催地が決定していません。
 他の地区の集中開催地などの詳細はこちらです。

青年スポーツ省は開幕2ヶ月後にMリーグの観戦許可を政府に申請
 マレーシア国内のスポーツを監督する青年スポーツ省は政府に対してMリーグの試合観戦許可についての申請を検討しているとマレーシアの通信ブルナマが報じています。
 昨季は新型コロナウィルスによる移動制限令が発動された3月半ば以降のMリーグの試合は全て無観客で開催され、今季リーグ戦も現時点では無観客での開催が決まっています。
 青年スポーツ省のリーザル・メリカン大臣は、(観戦許可を決定する)国家安全委員会と保健省に観戦者の安全について検討するための時間を与えたいとして、スポーツバブル方式を採用するMリーグが開幕してから2ヶ月ほど様子を見た後に観戦許可の申請を行いたいと話しています。
 人数の制限は行うものの観客を入れてのMリーグ開催は、新型コロナウィルスにより停滞した国内スポーツの活性化を目指す青年スポーツ省にとっても重要な目標であると話すリーザル・メリカン大臣は、さらにMリーグの選手や監督、コーチはスポーツ選手を対象とした第二次ワクチン接種プログラムの対象となっていることも明かしています。東京オリンピックとパラリンピックの予選あるいは本戦出場が決まっている各競技の選手264名を対象とした第一次接種が来月4月に予定されており、Mリーグの選手らはそれに続いてワクチン接種を受けるということです。

スランゴールのニック・シャリフはケガで開幕絶望
 Mリーグ1部スランゴールFCに移籍したニック・シャリフ・ハセディが足首のケガで開幕絶望とサッカー専門サイトのスタジアムアストロが報じています。
 昨季はパハンFA(現スリ・パハンFC)でウィングとしてプレーし、終盤はゴールを量産した23歳のニック・シャリフ選手は、今季からスランゴールFCに加入しましたが、練習中に足首を痛めたということで、先日行われたクアラルンプール・ユナイテッドとの連邦直轄地大臣杯には出場しませんでした。なおスタジアムアストロによると、ケガは5週間から6週間の療養が必要ということです。
 またスタジアムアストロは、やはり今季スランゴールFCに加入したシャーレル・フィクリも連邦直轄地大臣杯の試合開始からわずか1分で交代しており、こちらもケガが疑われていますが、クラブからの公式発表は出ていないということです。

3月2日のニュース:FAMが役員選挙を前に候補者を発表、ブラジル出身のデ・パウラが帰化選手として登録、MFLは今季9億円近いスポンサーを獲得、連邦直轄地大臣杯はKLユナイテッドが勝利もサポーターがモンキーチャント

FAMが役員選挙を前に候補者を発表
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で2021年から2025年までの任期を務める新役員選挙を前に候補者のリストを発表しています。なお新役員選挙は3月13日に予定されているFAM年次総会で投票が行われます。
 今年1月13日から2月11日までが候補者の指名期間となっており、FAM傘下の各州サッカー協会など20団体から、会長、会長代理、副会長及び常任理事の候補者として全34名が指名を受けていましたが、この34名中、候補者となるために必要な最低指名数を得られなかった6名は候補から外れ、残る28名が正式な候補者となっています。なお会長候補者、会長代理候補者および副会長候補者は、それぞれ最低6団体、5団体、4団体からの指名が必要となり、常任理事は最低2団体からの指名が必要です。
 正式な候補者となった28名中1名が指名を拒否したことから、最終候補者は27名となりましたが、この27名はさらにマレーシア王立警察と汚職防止委員会の審査を経て正式候補となりました。
 なお、この27名の候補者のうち、会長は現職のハミディン・アミン会長が、さらに2名の会長代理も現職のモハマド・ユソフ・マハディ会長代理と、元スランゴール州サッカー協会財務担当者のS・シヴァスンダラム氏が、いずれも対立候補がいないことから無投票で当選が決まっています。この他、4名が選ばれる副会長には5名が、女性2名を含む10名の理事には女性2名を含む19名が候補者となっています。

ブラジル出身のデ・パウラが帰化選手として登録
 Mリーグ1部のペラは、ブラジル出身のFWギリェルメ・デ・パウラが今季はマレーシア人選手として登録されることを公式Facebookで発表しています。
 2015年にスランゴールに入団し、その後はPDRM、クアラルンプールを経て昨季2020年シーズンからペラでプレーする34歳のデ・パウラ選手は、モハマドゥ・スマレ(JDT)、リリドン・クラスニキ(JDT II)に続くマレーシア人の血を引かない3人目の帰化選手となりました。
(デ・パウラ選手の帰化選手登録を伝えるペラFCの公式Facebookへの投稿)

MFLは今季9億円近いスポンサーを獲得
 マレーシアの通信社ブルナマは、Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLが今季リーグに向けて、放映権料を含めるとこれまでに3340万リンギ(およそ8億7800万円) のスポンサーを獲得したと報じています。
 今季のMリーグの開幕イベントの席上でマレーシアサッカー協会会長でもあるハミディン・アミンMFL会長は、その詳細を明かさなかったもののMFLは現在競技中のものも含まるとさらにスポンサーが集まる可能性も示唆しています。
 「現時点ではスポンサー料と放映権料も合わせると3342万8000リンギが集まっている。しかもこれはコロナ禍でなんとか集めたものであり、この他にも現在も協議中のスポンサーもおり、この金額は今後さらに増える可能性が高い。」とイベントの最後に行われた記者会見の席で話したということです。
 MFLは昨年11月に昨季のMリーグ1部スーパーリーグの冠スポンサーだった国内第二の金融グループCIMB社と格安航空会社のエアアジア社がスポンサー契約を中断しています。(ただしエアアジア社はその後、今季のスポンサー契約を検討すると発表しています。_

連邦直轄地大臣杯はKLユナイテッドが勝利もサポーターがモンキーチャント
 同じ首都圏に本拠地を持つスランゴールとクアラルンプール・ユナイテッド(KLユナイテッド)が対戦した連邦直轄地大臣杯は、今季から1部スーパーリーグでプレーするKLユナイテッドが昨季1部で5位のスランゴールをPK戦4−2で破り、第一回のチャンピオンとなっています。
 KLユナイテッドの本拠地クアラルンプールフットボールスタジアムで行われたこの試合は、前半はスランゴールが、後半はKLユナイテッドが押し気味に進めたものの、90分間を終えて0-0となりPK戦へと突入し、KLユナイテッドは主将のパウロ・ジョズエ以下、ドミニク・ダ・シルヴァ、ハディン・アミン、インドラ・プトラ・マハユディンの4名がゴールを決めたの対し、スランゴールのゴールはサフアン・バハルディンとイフェダヨ・オルセグンの2選手が決めただけでした。
 しかし無観客で行われたこの試合では、スタジアムの外に集まったKLユナイテッドサポーターが発煙筒を焚いたり、明らかにオルセグン選手に向けて人種差別的なモンキーチャント(猿の鳴き真似)を行ったりするなど非常に悪質な行為を行なったことにより、印象が良くない試合となったと英字紙ニュースとレイトタイムズは報じています。

3月1日のニュース:サラワク州本拠地の2クラブが試合会場と日程を変更、MFLはメディア関係者への迅速抗体検査を受検義務づけは変更せず

サラワク州本拠地の2クラブの試合会場と日程が変更に
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグは公式サイト上でサラワク州クチンを本拠地とするMリーグ2部プレミアリーグのサラワク・ユナイテッドとクチンシティの試合日程及び会場の変更を発表しています。
 先日発表された今季の試合予定では、サラワク・ユナイテッドはスランゴール州スラヤンにあるMPSスタジアムでホームゲームを開催すると発表されていましたが、サラワク・ユナイテッドは新たにマラッカ州のハンジェバスタジアムへ変更することをMFLに申請し、MFLは臨時理事会を経て、これを承認したと発表しています。
 なおハンジェバスタジアムはMリーグ1部マラッカ・ユナイテッドの本拠地でもあることから、試合日程が変更されています。
 またクチンシティは、MFLに対して今季のホームゲームの最初の2試合をアウェイゲームとして行うこと、そしてその後のホームゲームはサラワク州に隣接するサバ州のコタキナバルにあるリカススタジアムで開催することを申請し、これが承認されています。
 サラワク州は独自の新型コロナウィルス対策を実施しており、サラワク州外からの渡航者全員に2週間の検疫隔離が義務付けられており、サラワク州でアウェイゲームを戦うMリーグ2部のクラブも例外とはなりませんでした。このため当初の予定通りの日程で今季のプレミアリーグを終えることが難しくなっていたことから、サラワク州を本拠地とする両クラブがその対策として州外でのホームゲーム開催をMFLに申請していました。
 なお、修正された今季Mリーグ2部プレミアリーグの試合日程はこちらからどうぞ。

MFLはメディア関係者への迅速抗体検査を受検義務付は変更せず
 マレーシアンフットボールリーグMFLは試合会場で取材を行うメディア関係者について、迅速抗原検査(ラピッドテスト)受検を義務付ける方針に変更はないことを発表しています。
 MFLのアブドル・ガニ・オスマンCEO名で出された今回の要望では、Mリーグを報道するメディア関係者に感謝の意を表する一方で、今季のMリーグはいわゆるスポーツバブル方式で開催されることから、このスポーツバブルを安全に維持していくためにもメディア関係者全員にラピッドテストの受検を義務付けると述べています。
 なお今回の要望は、MFLがメディア関係者全員に試合ごとにラピッドテストの受検を義務付けると発表したことに対し、マレーシアスポーツライター協会SAMのジャスニ・シャフィ会長がその手間や費用などの面から再考を求める提案をしたことについての回答です。
 ジャスニ会長は1回当たり100リンギから160リンギ(およそ2630円から4210円)かかるとされるラピッドテストを毎試合受けることによる金銭的な負担に加え、受検にかかる時間もメディアにとっては負担になると述べていました。
 またアブドル・ガニCEOはラピッドテスト受検が必要となるのはピッチ周辺で取材するカメラマンやテレビカメラマンのみであることを説明した上で、それ以外のメディアはMFLが用意するメディアルームで取材を行う限りはラピッドテスト受検は不要であるとしています。
 この他、新型コロナウィルスの感染が収まれば、国内スポーツを監督する青年スポーツ省とも協議の上、検査義務付けなども緩和する予定であるとし、それまではスポーツバブル維持のために協力を求めたいとアブドル・ガニCEOは話しています。
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 MFLはリーグ戦中にクラスターが発生しないようにと、Mリーグのチーム全員が合宿して外部との接触を遮断する合宿検疫隔離と、自宅で生活しながら同居する家族全員にも外部との接触の遮断を義務付ける自宅検疫隔離の二つの方法を併用して外部との接触を遮断するスポーツバブルを形成するとしています。
 なおアメリカプロバスケットボールのNBAやサッカーのMLSはこのスポーツバブル方式で試合を既に実施しています。いずれもフロリダ州のウォルトディズニーワールドで集中開催され、それを取材したUSA TodayやThe New York Timesの記事を読むと、記者など取材するメディアもそのスポーツバブルから自由でに出入りできない生活を強いられるだけでなく、定期的に検査を受けるなど外部からの隔離と感染予防が徹底していたことがわかります。ちなみに頻繁に行われたメディア関係者を対象とした検査はNBAやMLSが負担していたようです。

2月27日のニュース:MFLはスポーツデータ企業とパートナー契約締結、国内銀行最大手と不動産投資の複合企業がMリーグスポンサー候補に浮上、タイ1部リーグ第22節-代表組のエルドストールはフル出場もタンはベンチ入りせず

MFLはスポーツデータ企業とパートナー契約締結
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは、スポーツデータを提供するテック企業のジニアス・スポーツ社(GSC社)とパートナー契約を締結しています。GSC社はMリーグ1部スーパーリーグやマレーシアカップの試合中に様々なデータを収集し、それを試合の視聴者に向けてライブで発信し、試合観戦をより楽しめるようにしていくということです。
 またMFLはGSC社の賭博監視システムを利用することで、八百長試合やスポーツ賭博関連の不正を予防することができるとも話しています。
 MFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは、試合の中継中だけでなく、まもなく発表される予定のMFLアプリShoot!やソーシャルメディア上でもデータのライブ配信が可能になるGSC社とのパートナー契約は、Mリーグの商業価値も引き上げてくれるものと期待しているとも話しています。
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 このGSC社はググってみると「スポーツデータ技術において世界大手」と言った表現がある一方で、「スポーツベッティングのデータカンパニー 」などの表記も見られる企業で、英国プレミアリーグやバスケットボールのNBA、さらには全米大学体育協会NCAAなどとも契約している大企業です。国教がイスラム教のマレーシアでは賭博でもあるスポーツベッティングは宗教上の理由もありご法度ですが、今回のMFLとの提携はデータの収集や配信以上に八百長対策という目的が大きいのかもしれません。
 マレーシアの国内リーグはこれまで何度も八百長により多くの選手が永久追放になり、その結果としてファン離れが起こるなど、リーグは危機に面してきた歴史があります。最近では2018年に疑わしいケースがあったことが報じられていますが、このブログでも何度も取り上げているように給料未払いが続くと、生活苦から「悪魔の囁き」に耳を貸してしまう選手もでかねないため、データ面での監視だけで安心せず、慢性的な問題でもある給料未払いが起こらないよう、MFLはクラブライセンス発給時の経営状況審査の厳格化などにも注力して欲しいです。

国内銀行最大手と不動産投資の複合企業がMリーグスポンサー候補に浮上
 3月5日のMリーグ開幕を1週間後に控える中、国内銀行最大手のメイバンクと不動産投資を中心とする複合企業ブルジャヤコーポレーションがMリーグの新たなスポンサー候補として挙げられていると、マレーシア語紙ウトゥサンマレーシア電子版が報じています。
 メイバンクは国内スポーツとは結びつきが強く、ゴルフやバドミントンのマレーシアオープンでは冠スポンサーとなった実績があります。なお昨季のMリーグ1部スーパーリーグはメイバンクに次ぐ国内第2位の金融グループCIMBがスポンサーでしたが、今季はスポンサーから降りています。
 ブルジャヤコーポレーションは不動産投資からリゾート開発までを手掛けている他、セブンイレブンやスターバックスの国内フランチャイズ権を保有する複合企業体です。また、ブルジャヤコーポレーション創業者のヴィンセント・タン氏は英国2部リーグのカーディフシティやベルギー1部リーグのKVコルトレイクのオーナーでもあります。
 なお、この記事の執筆時点では両企業からも、またMリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLからも正式な発表はありません。

タイ1部リーグ第22節-代表組のエルドストールはフル出場もタンはベンチ入りせず
 タイ1部リーグ第22節が2月24日と25日行われ、DFドミニク・タンが所属するポリス・テロはスコータイFCと対戦し0-2と敗れています。なおこの試合ではタン選手はベンチ入りしませんでした。またDFジュニオール・エルドストール (タイでの登録名はプテラ・ナデール・アマルハン・マダナー)が所属するチョンブリーは細貝萌選手が所属するバンコク・ユナイテッドと対戦し1−5で大敗しています。なおエルドストール選手はスタメンでフル出場しています。
 第22節を終了し、ポリス・テロは7勝4分11敗で、今節は試合に敗れたものの前節より順位を一つ挙げて10位となっています。一方のチョンブリーは8勝2分12敗となり、ポリス・テロと入れ替わりで11位と順位を一つ下げています。
 なお検疫隔離を経てタイ2部リーグのノーンブワ・ピッチャヤに合流したDFニコラス・スウィラッドは、2月24日に行われたタイ2部リーグ第24節のサムットサーコーンFC戦ではベンチ入りしませんでした。なおノーンブワ・ピッチャヤは16勝8分0敗で2位に勝点差4をつけて首位を走っています。
タイ1部リーグ第22節(左がホーム、順位などは今節終了時のもの)
2月24日
ポリス・テロ(10位:8勝4分10敗) 0-2 スコータイ(13位:7勝3分12敗)
2月25日
バンコク・ユナイテッド(6位:10勝5分7敗) 5-1 チョンブリー(11位:8勝2分12敗)
タイ2部リーグ第24節(左がホーム、順位などは今節終了時のもの)
ノーンブワ・ピッチャヤ (1位:16勝8分0敗)5-1 サムットサーコーン(18位:2勝5分17敗)

2月26日のニュース:クチンシティもサラワク州外でのホームゲーム開催をMFLに正式申請、スウィラッドはタイ2部ノーンブワ・ピッチャヤに合流、経営難で消滅クラブの元選手らが未払い給料支払いを求めて民事訴訟を準備、2部ペラIIは今季リーグ残留が決定

クチンシティもサラワク州外でのホームゲーム開催をMFLに正式申請
 Mリーグ2部の鈴木雄太選手が所属するクチンシティはMリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLに対し、3月5日に迎える今季のMリーグ開幕からのホームゲーム4試合について本拠地クチン市のあるサラワク州外での開催を正式に申請したと英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。
 サラワク州は州内に複数のレッドゾーン(過去2週間で累積感染患者40名以上の地域)を複数抱えており、州外からの全ての渡航者に対して14日間の検疫隔離を義務付けています。このためサラワク州でMリーグの試合が行われる場合、対戦チームは試合の2週間以上前に渡航せねばならない上、検疫隔離中は練習が行えないことから、既に発表されている今季の日程が予定通りに開催できないことが懸念されていました。
 この状況について、同じサラワク州クチン市を本拠地にするMリーグ2部のサラワク・ユナイテッドは、既に州外でのホームゲーム開催をMFLに申請しており、先日発表になった今季日程では、スランゴール州スラヤンにあるMPSスタジアムを本拠地として使用することが発表されています。
 一方、対応が後手に回ってしまったクチンシティは、当初はイスラム教の断食月が始まる4月半ばまではホームゲームを首都圏で開催し、それ以降はクチンを本拠地とする案や、全ての試合をアウェイとして行う案を検討していたということです。なお、クチンシティは第2節の3月9日にトレンガヌIIを迎えてのホームゲームが予定されていますが、試合会場はまだ決まっていません。
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 MPSスタジアムを本拠地として使用することが決まっているサラワク・ユナイテッドですが、このMPSスタジアムは照明の光度がMFLの試合には不十分であることから、ここで開催される試合はいずれもマレーシアではまだ日中の暑さが残る午後4時45分キックオフとなっています。
 サラワク・ユナイテッドのサティアナタン・バースカラン テクニカルディレクターは、他のMリーグ2部のクラブの本拠地同様、午後9時キックオフが可能なスタジアムを抑えることができなかったと話し、暑さに対応するため、チームが目指すプレッシングサッカーから戦術変更の可能性も示唆しています。

スウィラッドはタイ2部ノーンブワ・ピッチャヤに合流
 タイ2部リーグのノーンブワ・ピッチャヤFCは、マレーシア代表経験もあるニック・スウィラッドのチーム合流を公式Facebookで発表しています。
 昨季はMリーグ1部スランゴールに所属していたスウィラッド選手はシーズン中はベンチを温めることも多く、シーズン終了後に契約解除となり、今季はクアラルンプール・ユナイテッドと契約直前までいったものの、結局は契約に至りませんでした。
 スウィラッド選手が加入したノーンブワ・ピッチャヤは、現在、タイ2部リーグで15勝8分0敗で2位に勝点差4をつけて首位を走っており、スウィラッド選手は残り11試合の契約となっています。
 スランゴールでは出場機会が少なかったこともあり、2019年3月を最後に代表招集がないスウィラッド選手ですが、ノーンブワ・ピッチャヤで出場機会を積み、さらに代表のタン・チェンホー監督にもアピールできれば再び招集もあるだろうと、サッカー専門サイトのヴォケットFCは予想しています。

経営難で消滅クラブの元選手らが未払い給料支払いを求めて民事訴訟を準備
 先日の2月21日にパハン州初の「市」となった州都クアンタン。かつてここにはMリーグ2部プレミアリーグでプレーするクアンタンFAというチームがありました。昨年ヌグリスンビランFA(現ヌグリスンビランFC)を最後に引退した中武駿介氏もかつて在籍したこのクアンタンFAは、2017年シーズンから給料未払い問題が明らかになり、その後、2018年には4ヶ月以上給料を支払われていない選手たちがリーグ戦当日に試合会場に現れないという事件を起こし、この年のリーグ開幕からわずか2ヶ月後にはチームはリーグ追放処分を受け、その後、クアンタンFAはチームが解散となりました。
 このクアンタンFAを当時買収しようとしていたのが当時のMリーグ3部にあたるFAMカップに所属していたセミプロクラブのマルセラ・ユナイテッドでした。このマルセラ・ユナイテッドの会長はクアンタンFAを買収してマルセラ・クアンタンFAとすると公言していましたが、結局それも実現せず、クアンタンFA解散後はマルセラ・ユナイテッドへ移籍してプレーを続ける選手もいましたが、マルセラ・ユナイテッドもやはりリーグ途中で解散してしまいました。
 この結果、クアンタンFAとマルセラ・ユナイテッドに所属していた選手や監督、コーチらは給料は未払いながら、請求先となるクラブが解散するという事態に直面していました。その後も当時の関係者などに問題解決のために連絡を取ろうとするも、これまで何年間もなしの礫。だったようです。
 しかしマレーシアの通信社ブルナマは、この両クラブの選手や監督、コーチらが記者会見を開き、クアンタンFAの26名の元選手と7名の監督、コーチ、そしてマルセラ・ユナイテッドの21名の選手と5名の監督以下スタッフが、2018年シーズンの未払い給料問題を解決するため、両クラブに責任を持つ人物に対して14日以内に連絡を取流よう求めていると、選手たちの弁護士を務めるスハイル・ラヒミ・アブドル・ラザク氏が述べていると報じています。平均して4ヶ月から5ヶ月分の給料が未払いとなっていると話すスハイル氏は「選手や監督、コーチは1年契約を結びながら、現在に至るまで全く何も支払われていない。しかも何年も支払いを求めながら何も進歩していないことに疲弊している。」と話し、旧クラブ関係者の誰も応じない場合には民事訴訟を起こす考えも明かしています

2部ペラIIは今季リーグ残留が決定
 今期開幕を控えながらリーグ不参加が取り沙汰されていたMリーグ2部のペラIIは、噂されていたチームの解散やMリーグ3部にあたるセミプロリーグM3リーグではなく、今季も2部に出場することが決定したと、スポーツ専門サイトのスタジアムアストロが報じています。
 スタジアムアストロの取材に対してMリーグ1部ペラFCの運営理事会メンバーであるカイルル・シャーリル・モハメド氏は、ペラFCのセカンドチームであるペラIIは、今年1回目のトランスファーウィンドウが3月5日まで延長されたことで、選手確保のめどがったととしてリーグ残留を表明しています。
 「(ペラFCの)運営理事会内では解散の意見も出たことは事実だが、それはあくまでも最後の選択肢である。様々な意見を検討した結果、ペラIIは今季も2部でプレーすることを決定した。」
 また外国籍選手が1人も加入していない状況については、ペラIIは本来、トップチームのペラFCに供給する若手選手に出場機会を与えることが設立目的であることから、今季は外国籍選手を獲得しない可能性が高いとも述べています。

2月24日のニュース:開幕を前に少なくとも5クラブが給料未払い問題あり、スランゴールはドイツ出身MF獲得で外国籍枠5つが埋まる、PDRMも外国籍枠4選手を発表

開幕を前に少なくとも5クラブが給料未払い問題あり
 マレーシア語紙ブリタハリアン電子版は、3月5日のMリーグ開幕まで2週間を切ったこの時期に、少なくとも5つのMリーグクラブで給料未払いが発生していると報じています。
 今季からアジアサッカー連盟の「指導」のもと、州サッカー協会が運営し、州政府からの公金を主な運営資金としていた多くのMリーグクラブは運営会社を設立して民営化されています。
 この記事では名前は明かされていないものの、Mリーグ1部の4クラブと2部の1クラブで給料が未払いとなっているということで、昨年12月から契約が始まっているクラブでは12月分の給料から、また今年1月から契約しているクラブからは1月分の給料の支払いが滞っているということで、間も無く2月も終わるとして選手の中からは不安の声が出ていると報じています。
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 今季のMリーグでプレーするためのマレーシアサッカー協会FAMによるクラブライセンス発給審査では、条件付きも含めると今季Mリーグ1部と2部でプレーするすべてのクラブにクラブライセンスが交付されている一方で、この報道が事実だとすると、FAM、そして今季からそれを引き継ぐMFLの審査そのものが機能していないということになるのですが、FAMとMFLからはまだコメントが出ていないようです。

スランゴールはドイツ出身MF獲得で外国籍枠5つが埋まる
 Mリーグ1部スランゴールは公式サイトでドイツ出身のMFマヌエル・コンラートの加入を発表しています。「マヌ」の愛称を持つ32歳のコンラート選手は、昨季までの2年間はドイツ3部リーグのユルディンゲン05で、その前にはドイツ2部ディナモ・ドレスデンでのプレー経験もある選手で、今季からスランゴールの指揮を取るカルステン・ナイチェル監督とは、ナイチェル監督がドイツ1部フライブルクのリザーブチーム、フライブルグIIでの監督時代に選手だったこともあります。、
 ドイツ出身でJリーグ浦和でのコーチ経験もあるカルステン・ナイチェル監督を今季新たに迎えたスランゴールは、ナイジェリア出身で昨季は11試合で12ゴールを挙げゴールデンブーツ受賞したイフェダヨ・オルセグンがバーレーン国籍を取得したことによりアジア枠外国籍選手となった結果、コンラート選手の他、同じドイツ出身のDFティム・ホイバッハ、そしてスイス出身の攻撃的MFオリバー・バフの3選手が新たに加盟し、Mリーグ6年目、スランゴールでは3年目のシーズンとなるアセアン枠のサフワン・バハルディン(シンガポール)とともに5名の外国籍選手が所属しています。
(コンラート選手の加入を伝えるスランゴールFC公式Facebookの投稿より)

PDRMも外国籍枠4選手を発表
 Mリーグ2部のPDRMは公式Facebookで今季の外国籍選手4名を発表しています。
 滋賀県出身のFW鈴木ブルーノ選手は、Mリーグ2部ヌグリスンビランや同1部トレンガヌ、2部でトレンガヌのセカンドチームであるトレンガヌIIでプレーしMリーグ5年目を迎える「ベテラン」です。なお昨季はトレンガヌIIで主将を務めました。
 またナミビア出身のFWリザラス・カイムビもMリーグ4年目を迎える選手で、これまでは2部ケランタンや1部パハンでのプレー経験があります。
 この他、PDRMにはジンバブエ出身のDFビクター・カムフカとガーナ出身の守備的MFアレクサンダー・アムポンサが加入しています。カムフカ選手は30歳で、昨季はミャンマー1部リーグのエーヤワディーユナイテッドした193cmのセンターバック、また同じミャンマー1部のラカイン・ユナイテッドから移籍したアムポンサ選手はまだ23歳で、ガーナの年代代表でのプレー経験もあるということです。
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 昨季2020年シーズンは開幕前に給料未払い問題により勝点3を剥奪され、リーグ戦でも0勝2分9敗、しかも前代未聞の勝点マイナス1という成績で2部降格となったPDRMですが、Mリーグ経験者の鈴木、カイムビ両選手を中心に1シーズンでの1部復帰を目指します。
(左上から時計回りで鈴木ブルーノ、リザラス・カイムビ、ビクター・カムフカ、アレクサンダー・アムポンサの4選手-PDRMの公式Facebookより。)

2月23日のニュース:ペラのドゥラコビッチ監督は自ら契約解除を希望、スリ・パハンはアグエロに帰化選手化計画、タイ1部リーグ20節・21節-エルドストールは2戦フル出場もタンは1戦のみ出場、連邦直轄地大臣杯でクランダービーが実現、ヤクルトは今年もマレーシア若手選手のC大阪派遣を支援

ペラのドゥラコビッチ監督は自ら契約解除を希望
 家族との時間を大事にしたい。突然明らかになったMリーグ1部ペラのメフメト・ドゥラコビッチ監督の契約解除問題は、昨日2月22日夕刻にドゥラコビッチ監督自身が記者会見を開き、自身の意思で契約解除を申し出たことが明らかになりました。
 クラブの本拠地があるペラ州イポーで開かれた会見でドゥラコビッチ監督は、新型コロナウィルスを理由にオーストラリアに残した家族の元に戻ることを自ら希望したと話し、難しい決断であったと述べ、契約解除については2月19日に合意されていたことを明かしています。「自分自身がこの決断を悲しく思う。昨年から続く新型コロナウィルスにより、家族と離れ1人孤独だった。そして今年も同じ状況であることから家族の元に戻ることにした。」と話すドゥラコビッチ監督の後任には元クアラルンプールFA(現クアラルンプール・ユナイテッド)監督のチョン・イーファット氏が就任するということです。
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 選手からの人望も集めていたとされるドゥラコビッチ監督の契約解除は、開幕まで2週間を切ったこの時期だけに、果たして額面通りの理由なのかどうか疑わしいですが、真相は明らかになることはなさそうです。

スリ・パハンはアグエロに帰化選手化計画
 Mリーグ1部スリ・パハンは今年2年契約を結んだばかりのFWセルジオ・アグエロ(注:マンチェスターシティのアグエロとは別の選手です)を今季はMリーグ2部のクラブに期限付き移籍させる計画があると英字紙スターが報じています。
 アルゼンチン出身で26歳のアグエロ選手は、2017年にはMリーグ1部マラッカ・ユナイテッド、2018年には同2部スランゴール・ユナイテッド(現在はクラブは解散)、2019年は同2部ペナンFA(現ペナンFC)、そして昨年2020年は同3部のKLローヴァーズでプレしており、今年2021年でマレーシア国内でプレーし始めてから5年目となることから、スリ・パハンは来季にはアグエロ選手を帰化させる計画があるということです。
 スリ・パハンのトーマス・ドゥーリー監督はアグエロ選手の練習熱心さを評価した上で、「アグエロ選手が帰化選手となれば是非、起用したいが、現状ではベンチを温める可能性が高いので、他のチームで試合経験を積んだ後、逞しくなって2022年シーズンに再びスリ・パハンに戻ってきることが、彼にとってもチームにとっても最善である。」と話しています。
 なおスリ・パハンはウクライナ出身で同国年代代表経験もあるFWイェウヘン・ボハシュヴィリをインドネシア1部PSSスレマンから獲得しています。ドゥーリー監督はこのボハシュヴィリ選手をFWペドロ・エンリケ・オリヴェリア(バングラデシュ1部シェイク・ラッセルKCから移籍、2019年にはMリーグ1部PJシティでプレー経験あり)とともに前線に配置し、トレンガヌから移籍の攻撃的MFリー・タックは中盤で司令塔して起用、新加入のDFママドゥ・ワグ(キプロス2部アルキ・オロクリニから移籍)はかつてチームメートでもあったチーム3年目のDFエラルド・グロンと組んで最終ラインを任せるという外国籍選手の起用法も明らかにしています。
 その一方でJDTやクダ・ダルル・アマン、スランゴールほどの資金はないとし、一部主力選手が残留しなかったことや自身が希望した選手は獲得できなかったこと、そして主力と控えの差が大きいことなどを挙げ、昨季のリーグ8位から少しでも上位を目指したいと弱気な発言もしています。

タイ1部リーグ20節・21節-エルドストールは2戦フル出場もタンは1戦出場のみ
 タイ1部リーグ第20節が2月17日と18日に、第21節が2月20日と21日に開催されました。第20節ではDFジュニオール・エルドストール (タイでの登録名はプテラ・ナデール・アマルハン・マダナー)が所属するチョンブリーはPTプラチュワップと対戦し0−1で敗戦しています。なおエルドストール選手はスタメンでフル出場しています。一方、DFドミニク・タンが所属するポリス・テロはラーチャブリー・ミトポンと対戦し0-4と大敗し、タン選手は先発出場したものの、45分に交代しています。
 続く第21節はチョンブリーとポリス・テロが対戦し、マレーシア代表経験者コンビが直接対決を果たし、試合はチョンブリーが1-0と勝利しています。この試合はエルドストール選手は4試合連続となる先発でフル出場を果たしましたが、タン選手はベンチ入りしたものの出場機会はありませんでした。
 第21節を終了して、チョンブリーは8勝2分11敗で10位、ポリス・テロは7勝4分10敗で11位となっています。
 なおタイ2部リーグのノーンブワ・ピッチャヤに移籍したニコラス・スウィラッドはベンチ入りしませんでした。

連邦直轄地大臣杯でクランダービーが実現
 マレーシアの通信社ブルナマはMリーグ1部のクアラルンプール・ユナイテッド(KLユナイテッド)が同1部のスランゴールと対戦する連邦直轄地大臣杯の詳細を報じています。クアラルンプールはプトラジャヤやラブアンとともに、どの州にも属さない連邦直轄地です。
 プレシーズンマッチとして2月27日にKLユナイテッドの本拠地KLフットボールスタジアムで開催されるこの試合は、プリハティン杯(プリハティンはマレーシア語で「気遣い」の意味)の別名もつけられており、アストロ・アリーナで中継されるこの試合の放映権料の一部はチャリティに寄付されることにもなっています。
 KLユナイテッドの運営理事会メンバーで前連邦直轄地大臣のカリド・アブドル・サマド氏は、この試合はクラブが目指す長期計画の一環として開催され、ファンディ・アフマッドがいた頃の栄光を取り戻すための第一歩とするだけでなく、地元クアラルンプールでのサポーター獲得にもつなげたいと話しています。
 またこの大会詳細発表の記者会見にはアヌアル・ムサ現連邦直轄地大臣も出席し、(連邦直轄地)のクアラルンプールを代表するクラブを成功させる責任があるとして、民営化されたクラブに対して練習施設の提供などを行なっていきたいと話しています。
 2年ぶりに1部へ復帰となるKLユナイテッドは同じ昇格組のペナンFCと3月6日の開幕戦で対戦します。
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 クアラルンプールとそれを囲むように存在するスランゴール州はその地域を流れるクラン川の流域にあることから、クランバリー(クラン渓谷)と呼ばれること多く、その中でも1980年代半ばから後半にかけてファンディ・アフマッド、マレク・アワブ、K・カナンのシンガポールトリオの活躍で1987年からMリーグでは2位、優勝、2位、またマレーシアカップでは1987年から3連覇を果たすなど当時は国内最強のチームでした。

ヤクルトは今年もマレーシア若手選手のC大阪派遣を支援
 今年も若い選手の育成を支援。英字紙ニューストレイトタイムズは、ヤクルト・マレーシア社がマレーシアの若手選手を日本に派遣するマレーシアドリームプロジェクトについて発表を行ったことを報じています。
 2018年にマレーシア、タイ、ベトナムの3カ国が参加して開催されたアセアンドリームプロジェクトとして始まったこのプロジェクトは、翌2019年にはベトナムに代わりミャンマーが参加して行われまし、このプロジェクトでは各国5名、計15名の参加者はセレッソ大阪での練習参加やJリーグの試合観戦などを経験しました。
 セレッソ大阪とアセアン(東南アジア)は戦略パートナー契約を結んでいるヤクルトの濱田浩志社長はセレッソ大阪の森島寛晃社長はオンラインで新たに契約を更新し、2021年の今回はマレーシアからより多くの選手が参加できるよう、単独で15名が参加するマレーシアドリームプロジェクト2021と名称となることを明かし、より多くのマレーシア人選手にセレッソ大阪での指導や練習試合参加などを経て経験を積んでもらいたいと考えており、新型コロナウィルスの感染がおさまればすぐにプロジェクトを実行したいと話しています。

2月22日のニュース:ペラにさらに激震-ドゥラコビッチ監督契約解除か、サッカー協会会長が首相を表敬訪問、JDTは契約したばかりの新外国籍選手をインディペンディテへ期限付き移籍

ペラにさらに激震-ドゥラコビッチ監督退任か
 名将に退任の噂が。Mリーグ1部ペラはペラ州議会議員によるクラブ運営介入により混乱状態であることは先日のこのブログでも取り上げましたが、さらに状況を悪化させかねない噂をメディアが報じていますが、その内容は2017年からペラを率いるオーストラリア出身のメフメト・ドゥラコビッチ監督の契約解除が間近かだというものです。
 英字紙スター電子版はペラを運営するペラ州サッカー協会(ペラ州FA)が今年11月までとなっているドゥラコビッチ監督との契約を双方合意の上で契約解除とするための話し合いを行なっていると報じています。活動制限令により禁止されていたMリーグ各クラブの練習が解禁された今月15日から話し合いは行われており、2月19日の練習をドゥラコビッチ監督が欠席したとも報じています。スターの記事では、昨季までチームマネージャーを務めたアドリー・シャー・アフマド・ター氏に代わり新たに就任した前PKNP(現ペラII)のマネージャーでもあるリザル・ナイザリが混乱の元凶だとしています。また、ドゥラコビッチ監督が今季も指揮を取ることを理由にペラに残留した主力選手が多いとして、もし契約解除となればチームの士気への影響は計り知れないとしています。
 またスポーツ専門サイトのスタジアムアストロはこの噂を報じる一方、ペラの運営委員会のカイルル・シャーリル・モハメド委員の話を掲載し、運営委員会は契約解除の話し合いが行われていることは知らされていないと話しており、ドゥラコビッチ監督は現在も監督としての仕事についており、2月15日の練習欠席は体調不良によるものだとリザル・ナイザリ マネージャーから知らされているとも話しています。
 またマレーシア語紙ブリタハリアンは、ペラから公式声明は出されていないとしながらも、後任に2019年にKLFA(現KLユナイテッド)の監督代行を務めたチョン・イーファット氏の名前が上がっていると報じています。
 2017年の就任以来、チームはMリーグで2017年5位、2018年2位、2019年5位、2020年4位、また2018年にはマレーシアカップ優勝、2019年にはFAカップ準優勝と安定した成績を残しているドゥラコビッチ監督は2014年から2015年までスランゴールの監督も務めており、その際にも2014年2位、2015年2位、2015年マレーシアカップ優勝を達成しています。

サッカー協会会長が首相を表敬訪問
 マレーシアサッカー協会FAMのハミディン・アミン会長がムヒディン・ヤシン首相を訪問し、国内サッカーの将来の計画について説明を行なったと英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が報じています。
 FAMのアブドル・ガニ・ハサン副会長やスチュアート・ラマリンガム事務局長を率いてムヒディン首相を官邸に訪問したハミディン会長は、新型コロナウィルスへの対応で忙しい時期に訪問の機会を与えられたことを感謝し、今後の代表チームの予定やMリーグが来月3月に開幕することを伝えたということです。その際には厳格な標準作業手順SOPに基づいて今季のMリーグを行うこと、そしてMリーグ開幕後も滞りなくリーグを続けていけるよう、できるだけ速やかにサッカー界でもワクチン接種を行いたい希望を伝えたということです。この他、連邦直轄地プトラジャヤに建設予定のFAMの新たな本部の計画についても話し合ったと報じられています。

JDTは契約したばかりの新外国籍選手をインディペンディテへ期限付き移籍
 Mリーグ1部のジョホール・ダルル・タジムJDTは今月2月8日に契約したばかりのFWジョナサン・エレーラを出身国であるアルゼンチン1部リーグのCAインデペンディエンテへ買取オプション付きで期限付き移籍させることをマレーシア語紙ブリタハリアン電子版が報じています。
 タイ1部BGパトゥム・ユナイテッドへ移籍したFWジオゴ・サントスに代わるストリカーとして移籍金80万米ドル(およそ8430万円)を支払って獲得したエレーラ選手ですが、この選手を130万ドル(およそ1億3700万円)の買い取りオプション付きでCAインデペンディエンテに期限付き移籍させるということです。クラブからの公式発表はありませんが、ブリタハリアンはJDTのオーナーでジョホール州皇太子のTMJことトゥンク・イブラヒム殿下が自身のインスタグラムで明かしたということで、「(CAインデペンディエンテからの)オファーが拒否できなかったのは、現時点ではトロフィーよりもお金の方がより必要である。これもビジネスの一環である」というTMJのコメントも掲載しています。
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 「トロフィーよりもお金が大事」とは言ってもモハマドゥ・スマレも獲得しており、またAFCチャンピオンズリーグが4月21日から5月7日までの集中開催となったこの期間はMリーグが試合が組まれておらず、チームを二つに分けるローテーションも不要になるなど、お金を手に入れる上にトロフィーも手に入れられる環境は整っています。

2月21日のニュース:Mリーグ1部と2部の今季日程が発表、クチンシティも首都圏での複数のホームゲーム開催を検討、マレーシアはW杯予選の6月集中開催地として立候補せず、政治家がペラ州FAを混乱させている、サバが新戦力発表

Mリーグ1部と2部の今季日程が発表
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは公式サイト上で、今季2021年シーズンのMリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグの試合日程を発表しています。
 3月5日に開催されるスルタン・ハジ・アフマド・シャーカップ(スンバンシーカップ)として昨季チャンピオンJDT対昨季2位のクダ・ダルル・アマンが激突する開幕戦を皮切りに、1部スーパーリーグは8月8日まで、また2部プレミアリーグは8月1日までおよそ5ヶ月間のリーグ戦を戦います。
 今季日程の発表に際してMFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは、マレーシア政府が設ける標準行動手順SOPを厳守することを改めて全クラブに求め、クラスターなどを発生させることなく、各クラブが責任を持ってリーグを終えられることを望んでいると話しています。
 またアブドル・ガニCEOは新型コロナウィルスの感染者数がすれば政府に対してスタジアムでの感染許可を申請することも検討していると話しています。
 なおMリーグ1部スーパーリーグの日程はこちらから、2部プレミアリーグの日程はこちらからどうぞ。(新しいタブが開きます。)
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 サラワク・ユナイテッドがホームゲームを従来のサラワク州クチンではなく首都圏で開催することを希望していることはこのブログも取り上げましたが、2部プレミアリーグの日程表ではホームゲームの会場がスランゴール州MPSスタジアムになっていることから、今季のサラワク・ユナイテッドはこのMPSスタジアムを本拠地とするようですなおサラワク・ユナイテッドが本拠地とするMPSスタジアムはスランゴールのセカンドチーム、スランゴール2も本拠地として使用します。
 またマレーシアサッカー協会FAMと国家スポーツ評議会NSC(マレーシア語表記ではMSN)が共同で運営するFAM-MSNプロジェクトチームはスランゴール州シャーアラムのUITMスタジアムを本拠地とするようです。

クチンシティも首都圏での複数のホームゲーム開催を検討
 サラワク州クチンを本拠地とするMリーグ2部サラワク・ユナイテッドは今季のホームゲームを首都圏で開催する希望をMFLに出していましたが、昨日発表された今季のMリーグ日程を見ると、サラワク・ユナイテッドのホームゲームがスランゴール州スラヤンのMPSスタジアムを会場に組まれています。
 同じクチンを本拠地にする2部プレミアリーグのクチンシティは、サラワク州政府が州外からの渡航者に対する検疫隔離を継続する場合には、やはりホームゲームをサラワク州外に移して行う意向があると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。
 クチンシティのファズルディン・アブドル・ラーマン会長は、経営陣が2月20日朝にミーティングを行ったと話し、MFLの承認があれば自チームの最初のホームゲーム4試合はクアラルンプールで行いたいという希望を表明しています。そしてその後、サラワク州政府の標準作業手順SOPが渡航者に検疫隔離を求めるようであれば、残るホームゲームは全てマレー半島にあるスタジアムを本拠地として行う意向も明らかにしてます。

マレーシアはW杯予選の6月集中開催地として立候補せず
 マレーシアサッカー協会FAMは6月に延期されたFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選の残り試合の集中開催地として立候補しないことを表明しています。
 マレーシア語紙ブリタハリアン電子版はFAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長の話として、3月から6月に日程が変更されたFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼アジアサッカー連盟AFC選手権アジアカップ2023年大会予選G組の残り試合を集中開催地としてマレーシアは立候補しないと述べています。
 AFCが集中開催地の条件として定めているいくつか項目について確約できないと話すスチュアート事務局長は、AFCのウインザー・ポール事務局長が挙げた検疫の実施状況など複数の点でAFCが求める条件をクリアできない可能性があることを理由に今回の見送りを決めたと話しています。 .

政治家がペラ州FAを混乱させている
 マレーシア語紙ハリアンメトロ電子版は「政治家がペラ州サッカー協会(ペラ州FA)を混乱させている」というタイトルの記事を掲載しています。この記事の中ではペラ州FAの複数の加盟団体が、ペラ州FA理事会の意向を一部の州議会議員が無視した上で、運営に干渉をしていると非難しています。
 この加盟団体の代表者によれば、このブログでも取り上げたペラFCの新しいロゴをめぐる騒動や、一昨日から始まったUITMとスランゴール州シャーアラム市が共催する大会への出場などについてはペラ州FAの理事会では全く話し合われないまま、「ペラ州政府内の『スポーツ理事会』」のメンバーである州議会議員が勝手に発表したものだと非難しています。(ちなみにUITMでの大会には結局、ペラは出場せず、スリ・パハンが出場しています。)
 さらにこの加盟団体の代表者はペラ州FAのムハマド・ヤザン・ムハマド会長代理に対しても、ペラ州FA理事会を押しのけて干渉を続ける州議会議員らに職権濫用を理由に懲戒処分を課すべきと述べています。
 ペラ州FAの混乱は前ペラ州首相でペラ州FA会長も兼務していたアフマド・ファイザル氏がペラの選手や監督、コーチを含めたスタッフに380万リンギ(およそ9930万円)の未払い給料があることを暴露して辞職したことに始まります。中央政府の政変により与野党が逆転した州議会で不信任決議を突きつけられたアフマド・ファイザル氏は州首相を辞任したものの、州FA会長には留まろうとしていましたが、アフマド・ファイザル氏と敵対する州政府は選手らの未払い給料の支払いの条件としてアフマド・ファイザル氏に州FA会長辞任を迫った経緯があります。また新チームのロゴについても州内サポーターから不透明な経緯で選出されたロゴに非難が集まるもそれを押し切って採用しようとしましたが、ペラ州スルタンがサポーターの声を聞いて新たなコンペを開いてロゴを決めるよう「助言」を行う異例の事態になっていました。

サバが新戦力発表
 今年1回目のトランスファーウィンドウが2月19日から3月5日まで延長されたことを受け、各クラブが獲得した新戦力を発表しています。
 Mリーグ1部のサバは公式Facebook上でガボン代表のMFレヴィ・クレモン・マディンダとマケドニア出身のDFリストロ・ミトレヴスキーの獲得を発表しています。28歳のマディンダ選手はキャップ数50の現役のガボン代表でスペイン1部のセルタ・デ・ビーゴなどでもプレー経験があり、昨季はトルコ2部リーグのギレスンスポルでプレーしていました。またミトレヴスキー選手は29歳で、ボスニア、イスラエル、キプロスなどでのプレーを経て、昨季はアルメニア1部リーグのアラシュケルトでプレーしていました。
 また東南アジア(アセアン)枠でインドネシア代表のFWサディル・ラムダニをインドネシア1部リーグのバヤンガラ・ソロから獲得しています。ラムダニ選手は2019年にはパハンFA(現スリ・パハン)でプレーしており、2年ぶりのMリーグ復帰です。
 サバは2019年からプレーする韓国出身のDFパク・タエスとも契約を更改しており、4人の外国籍選手が確定しています。

2月20日のニュース:Mリーグ移籍期間はさらに3月5日まで延長、クダ州FAはクラブ買収企業の要求拒否も企業側はクダ州FA会長を非難、トレンガヌとトレンガヌIIはそれぞれミニトーナメント出場、マラッカ・ユナイテッドは外国籍選手枠が全て埋まる

Mリーグ移籍期間はさらに3月5日まで延長
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールMFLは、今季1回目のトランスファーウィンドウ(移籍期間)がFIFAの承認を得て2月19日から3月5日まで延長されたことを公式サイトで発表しています。
 MFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは、FIFAから期間延長申請に対する承認の連絡を受け取ったとして、今週2月15日からチーム練習が解禁となったMリーグの各クラブに対して、より充実した戦力補強が可能になるだろうと話しています。
 今回の期間延長は新型コロナウィルス対策として国内に施行されている活動制限令MCOおよび条件付き活動制限令CMCO、復興のための活動制限令RMCOによりチーム練習が禁されていたことに加え、州境を超える移動が禁止されたことからマレーシア人選手、外国籍選手を問わず移籍が難しくなっていたことを受けての申請であったとしています。

クダ州FAはクラブ買収企業の要求拒否も企業側はクダ州FA会長を非難
 マレーシアでは伝統的に州サッカー協会(州FA)が州政府からの資金援助に依存してプロサッカークラブを運営されてきましたが、アジアサッカー連盟AFCの指導のもと、マレーシアサッカー協会は各クラブに州サッカー協会から独立した民営化を求めています。大半のクラブはこれまで州の公金を主な運営資金源としていることから、クラブの民営化には新たな運営資金源の確保が必要なっています。
 そんな中、Mリーグ1部クダ・ダルル・アマンを運営するクダ州サッカー協会(クダ州FA)は州内企業であるフルメンホールディングス社とクラブの買収交渉を行ってきましたが、その交渉が決裂したとマレーシア語紙ハリアンメトロ電子版が報じたの一昨日2月18日のことでした。
 この記事ではクダ州首相でもあるムハマド・サヌシ クダ州FA会長が記者会見し、クダ州政府関連企業が保有するクラブ株式の80%を2400万リンギ(およそ6億2700万円)で購入する条件としてフルメンホールディングス社の要求する内容にクダ州政府およびクダ州FAは応じることができないとして、交渉を打ち切ると述べています。
 「フルメンホールディングス社は農業用地に指定されている州保有の土地の工業用地指定への変更を求めた他、提案された株式購入資金支払い方法についても、州民に損害を及ぼす恐れがあり承服できない。またクダ州が保有する本拠地のダルル・アマンスタジアムの所有権も求めており、州の資産を求める要求も交渉打ち切りの理由である。」と話すムハマド・サヌシ州FA会長は、今後も買収希望企業があれば交渉の席に着くつもりであると話しています。
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 しかしこのムハマド・サヌシ州FA会長の発言が報じられると、今度は英字紙ニューストレイトタイムズ電子版がフルメンホールディングス社の困惑を報じました。
 フルメンホールディングス社のアフマド・シャイズアン会長はムハマド・サヌシ州FA会長が交渉打ち切りの理由としてあげた内容に驚き、さらに理解できないとして、これまでの交渉の経緯をニューストレイトタイムズに明らかにしています。
 自分は政治家でもなく、政治家に対して否定的な意見を持っているわけではない」と前置きした上でシャイズアン会長は「ムハマド・サヌシ州FA会長は、当社がクダ・ダルル・アマンの選手や監督、コートおよびスタッフの昨年12月から今年2月までの給料を負担することを拒否したと非難しているが、我々がクラブ株式の保有を求めているのは今季Mリーグが始まる今年の3月からであり、その契約すら完了していない現時点でこのような非難を受ける筋合いはない。3月以降はより透明性が高い会計監査を行なった上で、クラブの運営費用を全て負担する用意もあることは既に先方に伝えてある。」
 「また、本拠地のダルル・アマンスタジアムについては、買収後1年目のキャッシュフローを改善するため、今年1年間のみスタジアムの使用料免除を要求しただけである。この他、クラブが現在、練習場として使用しているスカ・ムナンティスタジアムの運営権を求めたが、この施設は整備が不十分で寮、食堂、事務室などは見窄らしい状況のまま放置されている。ここを修繕することにより、クラブは新たな収入を生み出す可能性があることから、この施設の運営権が与えられれば、その修繕費用として340万リンギ(およそ8890万円)を投資する準備がある。」と説明した上で、今回の混乱についてはクダ州のサッカーファンに対して謝罪しています。
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 この論争の背景にはムハマド・サヌシ州首相兼州FA会長の思惑が見え隠れします。クダ州政府は昨年起こった連邦政府内での政変の影響により、マハティール前首相の息子ムクリズ・マハティール州首相が辞任し、その後任として昨年5月に就任したのがムハマド・サヌシ州首相です。
 クダ州議会第一党でイスラム原理主義を標榜する汎マレーシア・イスラム党PASに所属するムハマド・サヌシ州首相は、昨年末には州の公用地に違法に建っているヒンドゥー寺院の取り壊すと発言し、発言撤回を求めるインド人系政党のマレーシア・インド人会議(MIC)や華人系の民主行動党(DAP)議員に対し、トディ(ヤシから取れる液体を発酵させて作る醸造酒でインド系に人気がある)を飲み過ぎていると人種差別とも取れる発言を行なったり、今年1月にはやはりヒンドゥー教の重要な祭日であるタイプーサムをケダ州政府は今年は祝日扱いとしないと発表し、ヒンドゥー教徒や野党議員らから「非マレー系マレーシア人の権利を奪うもの」、「宗教弾圧」などといった批判の声を上げられるなど、これまでにも様々な「問題発言」を行なっている「前科」を持つ政治家です。
 ムクリズ前州首相退任直後から続いたクダ・ダルル・アマン(当時はクダFA)の選手や監督、コーチへの給料未払い問題も、前任者(前政権)への当てつけのように放置し続けるなどの行為も行なっており、このような政治家がプロクラブに影響を及ぼせないようにするためにも、早く州FAから独立して欲しいですが、上の記事を読む限りでは、難癖をつけて手放すことを今後も拒みそうです…。

トレンガヌとトレンガヌIIはそれぞれミニトーナメント出場
 Mリーグ1部トレンガヌとそのセカンドチームであるMリーグ2部トレンガヌIIは3月5日に迫った今季開幕を前に、それぞれミニトーナメントへ出場します。トレンガヌは同じ1部のJDTが本拠地のあるジョホール州で主催する大会に出場し、JDTや同1部のマラッカ・ユナイテッド、そしてJDTのセカンドチームで同2部のJDT IIと対戦します。(この大会には当初、クチンシティも出場の予定と以前のニュースで取り上げましたが、変更になったようです。)また、トレンガヌIIはスランゴール州シャーアラムで大会を主催する1部UITMそしてもう1チームと対戦します。(こちらも当初は1部ペラが参加とされていましたが、UITMの公式Facebookではペラの表記がなくなっています。)
 トレンガヌIIのバドルル・アフザン監督は既にUITMでミニキャンプを行なっており、トーナメントでは勝利よりも選手のパフォーマンスをチェックすることを優先すると話しています。
 「このトーナメント以降はリーグ開幕まで練習試合を組めない可能性もあるので、選手たちにはこのトーナメントで実力を見せてほしいと伝えてある。今季は昨季からのメンバーが大半を占めるものの、中心選手として期待している渡邉将基選手など新戦力もおり、既存の選手たちとうまく融合させたい。」と話すバドルル監督は今季は5位以内を目指すと話しています。
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 昨季2020年シーズンはトレンガヌが1部で3位、トレンガヌIIは2部で2位といずれも好成績を収めています。ただし、両チームともそれぞれ主将を務めたリー・タック(1部スリ・パハンへ移籍)、鈴木ブルーノ(2部PDRMへ移籍)両選手が退団するなど、外国籍選手の顔ぶれは大きく変わっており、この入れ替えが果たして吉と出るのか凶と出るのかが気になるところではあります。

マラッカ・ユナイテッドは外国籍選手枠が全て埋まる
 Mリーグ1部のマラッカ・ユナイテッドは公式Facebook上でモンテネグロ出身のFWステファン・ニコリッチの加入を発表しています。このニコリッチ選手の獲得で、マラッカ・ユナイテッドはMリーグ1部のクラブに与えられている5名の外国籍選手枠全てが埋まりました。
 自国のU19やU21代表でのプレー経験もある30歳のニコリッチ選手は、セルビア、ルーマニア、ロシア、ポーランド、クロアチア、そしてボスニアのクラブでプレー経験がありますが、アジアでのプレーは今回が初めてということです。
 マラッカ・ユナイテッドはこの他、前クダFA(現クダ・ダルル・アマン)主将のDFカイルル・ヘルミ・ジョハリとケランタンFCからFWワン・ザハルルニザム・ワン・ザカリアの加入発表しています。(ちなみに29歳のザハルルニザム選手は2012年にFC琉球のトライアルを受験したことがありますが、その際には契約には至りませんでした。)
 マラッカ・ユナイテッドは昨季からプレーするハイチ出身のMFソニー・ノルデと韓国出身で2017年にはJ2ファジアーノ岡山でもプレーしたDFチャン・ソグォンに加え、今季はブラジル出身のFWアレックス・ドス・サントス・ゴンサウヴェス(インドネシア1部プルシカボ1973より移籍)、そして東南アジア(アセアン)枠でフィリピン代表のMFマヌエル・オット(フィリピン1部ユナイテッドシティより移籍)も獲得しています。