12月29日のニュース:FAMはマロニーU22代表監督との契約を更新、AFFU23選手権の組み合わせ発表-マレーシアはインドネシアと同組に、女子代表GKはクリーンシートでインドリーグデビュー

FAMはマロニーU23代表監督との契約を更新

マレーシアサッカー協会FAMは、AFCU23アジアカップ予選を突破し、来年の本戦出場を決めたマレーシアU22代表のブラッド・マロニー監督との契約を更新したとスポーツ専門サイトのスタジアムアストロが報じています。なお今回の契約期間は2年間ということです。

スタジアムアストロの取材に対しFAMのサイフディン・アブ・バカル事務局長は、オーストラリア出身のマロニー監督の業績を評価した結果、契約延長を決定したと述べています。「FAMの契約延長オファーをマロニー監督が受け入れたことで、マロニー監督はU22代表監督して指導にあたる。来年2022年は5月に東南アジア競技大会(通称シーゲームズ)がベトナムで、6月にはAFCU23アジアカップ2022年大会がウズベキスタンでそれぞれ開催されるが、シーゲームズでは金メダル獲得を、またU23アジアカップでも好成績が期待できるようなチームを作り上げてくれた。」と話しています。

AFC U23アジアカップ2022出場を決めたU22代表は予選でタイと引き分けてグループ首位で予選を突破するなど、東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020ではグループスタージで敗退したA代表とは対照的な2021年となりました。スズキカップ2020出場のA代表には、アリフ・アイマン(JDT)、クエンティン・チェン、ムカイリ・アジマル(いずれもスランゴールFC)、ルクマン・ハキム(ベルギー1部KVコルトレイク)らU22代表組も含まれていますが、AFC U23アジアカップ本戦に出場するU22代表と、同じ6月に予定されているAFCアジアカップ2023大会予選に出場するA代表との間で選手の「奪い合い」が起こる可能性もあります。

AFFU23選手権の組み合わせ発表-マレーシアはインドネシアと同組に

来年2022年2月に開催される東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権の組み合わせが発表になり、マレーシアはA代表がスズキカップで惨敗したインドネシアと同組になっています。上の記事でも取り上げたマロニー監督にとっては契約更新後の初の公式戦となります。

2月14日から26日にかけてカンボジアのプノンペンで開催されるこの大会にはAFF加盟11カ国が出場し、FAMのサイフディン事務局長とU22代表のマロニー監督が出席して行われたシンガポールでの組み合わせ中の結果、マレーシアはインドネシア、ミャンマー、ラオスと同じB組となり、開催国のカンボジア、フィリピン、東ティモール、ブルネイが入るA組、タイ、ベトナム、シンガポールのスズキカップ4強中3チームが集まったC組がそれぞれグループステージを戦い、各組の1位と2位チームのうち最も成績の良いチームが準決勝へ進みます。

スズキカップの3強が集まり文字通り「死の組」となったC組に注目が集まりそうですが、マレーシアにとってもスズキカップでインドネシアに敗れたA代表の「仇討ち」となります。ただしインドネシアA代表のシン・テヨン監督はU22代表も兼ねており、マレーシア同様、A代表の選手数名かU22代表に加わるとされており、仇討ちどころか返り討ちにならないように気をつけてもらいたいです。

女子代表GKはクリーンシートでインドリーグデビュー

インドのアマチュアクラブで挑戦中のマレーシア女子代表GKヌルル・アズリン・マズランは、加入したミサカ・ユナイテッドFCの試合に初先発し、クリーンシートデビュー飾っています。またたヌルル・アズリン選手が所属するミサカ・ユナイテッドFCは4ゴールを挙げてバンガロールブレイブズを破り、ヌルル・アズリン選手のデビューに花を添えています。

インドについてこの日で6日目であると話した21歳のヌルル・アズリン選手は、マレーシアの通信社ブルナマの取材に対して、次戦となるキックスタートFC戦でも先発したいと述べています。ヌルル・アズリン選手は来年2022年1月31日までこのミサカ・ユナイテッドFCと契約しています。

2015年と2018年に国内最優秀選手に選ばれているヌルル・アズリン選手はマレーシア国内でのプレートの違いを問われると、練習内容自体は大きく違いはないと話す一方で、時には14度まで下がる寒さには閉口していると述べています。


10月13日のニュース:タン代表監督がヨルダン遠征を総括、タイ1部第7節-前節出場停止のエルドストールが復帰でチョンブリーFCの勝利に貢献、AFC U23アジアカップ予選出場のU23はヌグリスンビランに惜敗  

タン代表監督がヨルダン遠征を総括
 先日のヨルダン遠征ではヨルダンに0-4、ウズベキスタンには1-5と大敗したマレーシアですが、タン・チェンホー監督がマレーシアの通信社ブルナマを含めた国内メディアとのオンライン会見を行い今回の遠征を総括しています。
 タン監督はまず公称158cmの身長から「ミッキー」の愛称で知られるFWファイサル・ハリム(トレンガヌFC)を取り上げて、ヨルダン戦、ウズベキスタン戦ともそのスピードと相手を抜いていくドリブルが際立っていたとし、いわばギャンブル的な先発起用にファイサル選手が見事に応えてくれたと話しています。さらに今回の遠征に参加した2人の「国外組」の内の1人でFWルクマン・ハキム・シャムスディン(ベルギー1部KVコルトレイク)についてもボールコントロールの技術の高さで、先発したウズベキスタン戦では相手を翻弄していたと話しています。
 その一方で2試合で9失点を喫した守備陣については、不正確なパスやボールコントロールのミス、そして連携の悪さに加えて、相手攻撃陣に押し込まれたことで不用意なミスが身だっていたと指摘し、期待通りには機能しなかったことを認めています。特に初戦のヨルダン戦で4失点した後のウズベキスタン戦でもDFアイディル・ザフアン(JDT)とイルファン・ザカリア(KLシティFC)を起用したことを問われると、このコンビの経験不足を認めながらも、例え失点してでも試合で学ばなければならないことがあると述べて経験を積ませるための起用だったと話しています。
 「初戦のヨルダン戦では個々のミスが目立ったが、(最終戦の)ウズベキスタン戦ではその数は減っていた。しかしまだチームとして「組織で守る」と言ったことが不十分だった。攻撃面では、今回のような格上のチームと対戦する場合にはよりピンポイントなパスやより正確なボールコントロールができなければならいことが選手にはわかったと思う。今回の遠征に参加した選手たちにはこの経験を生かして、自身のレベルアップを図って欲しい。」と述べたタン監督ですが、今回の遠征メンバーの中から今年12月に開幕する東南アジアサッカー連盟選手権スズキカップ2020年大会や来年2月のAFC選手権アジアカップ3次予選に出場する代表のメンバーにも選ばれる者がいるかどうかを問われると、その名前は挙げなかったものの数名の選手は今後の合宿で鍛えたいと述べ、スズキカップ前に予定されている来月11月の練習試合でも起用したいと話しています。

タイ1部第7節-前節出場停止のエルドストールが復帰で勝利に貢献 
 2021/2022年シーズンのタイ1部リーグ第7節が10月9日と10日にかけて開催に開催され、マレーシア代表のDFジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・マデル・アマラン・マデルネル)が所属するチョンプリーFCが2連勝し4位を維持、一方、代表のヨルダン遠征でドミニク・タン不在のポリス・テロFCも2連勝で順位を12位から8位まで上げています。

タイ1部リーグ第7節
2021年10月10日@チョンブリースタジアム(バンコク)
チョンブリーFC 1-0 スパンブリーFC
 第5節のレッドカードで前節第6節は出場停止を受けていたDFジュニオール・エルドストールが復帰したチョンブリーFCが2連敗の後の2連勝で4位を維持しています。エルドストール選手は先発してフル出場しています。
 (試合のハイライト映像はチョンブリーFCの公式Youtubeチャンネルより)

https://youtu.be/GwdQcMTygSk

2021年10月9日@BGスタジアム
BGパトゥム・ユナイテッド 0-3 ポリス・テロFC
 ポリス・テロFCが昨季王者のBGパトゥム・ユナイテッドにまさかの3得点で完封勝利。ドミニク・タン不在の間に今季初勝利からの2連勝ですが、まぁそれまでもタン選手は試合出場はありませんでしたが…。

タイ1部リーグ順位表(第7節終了)

順位チーム試合得失差勝点
1ブリーラム・ユナイテッド7511916
2チェンライ・ユナイテッド7421414
3バンコク・ユナイテッド6411413
4チョンブリーFC7322711
8ポリス・テロFC722318
順位は上位3チームとマレーシア人選手が所属するチョンブリーFC、ポリス・テロFCのみ表示しています。

AFC U23アジアカップ予選出場のU23はヌグリスンビランに惜敗
 今月10月25日からモンゴルのウランバートルで開催されるAFC U23アジアカップ予選に出場するマレーシアU23代表は現在、第2次合宿を行っていますが、昨日10月12日には練習試合初戦となるMリーグ2部プレミアリーグの今季チャンピオンのヌグリスンビランFCと練習試合を行い1-2で惜敗しています。
 現在はスランゴール州プタリンジャヤにあるマレーシアサッカー協会FAM本部の施設で合宿を行なっているU23代表はモンゴル出発前に3つのMリーグクラブとの練習試合を予定していますが、このヌグリスンビランFCがその初戦でした。
 この試合の様子を伝えたマレーシア語紙ハリアンメトロでによると、試合開始から何度もチャンスを掴みながらもヌグリスンビランFCのGKダミエン・リムの好守に阻まれていたU23代表は、今季プレミアリーグでマレーシア人としてはリーグ2位の8ゴールを挙げたアズハド・ハラズ・アルマン(FAM-MSNプロジェクト)が11分にゴールを挙げてこの試合に先制しました。その後もさらにチャンスを作りながら追加点を奪えなかったU23代表は後半開始早々の46分にヌグリスンビランFCのエース、アライン・アコノアコノが同点ゴール、さらに81分にはR・バラトクマルが逆転のゴールを決めてヌグリスンビランFCが勝利しています。
 U23代表は10月15日(金)にはMリーグ1部3位のペナンFC、そして10月18日(月)には2位のクダ・ダルル・アマンFCとの練習試合が予定されており、その後の10月20日(水)にモンゴルへ向けて出発する予定です。
 今回のAFC U23アジアカップ予選J組では、10月25日にラオス、28日にモンゴル、そして31日にはタイと対戦することになっています。

10月10日のニュース(2):女子代表11選手が国立大学へ推薦入学、表はAFCU23アジアカップ直前の国外合宿計画を断念、J3沼津のハディ・ファイヤッドは12月に復帰

女子代表11選手が国立大学へ推薦入学
 マレーシアサッカー協会FAMは女子代表選手11名が高等教育省から国立大学への推薦入学を認められたことを報じています。
 FAMのハミディン・アミン会長、S・シヴァンダラム副会長、スラヤ・ヤアコブ女子サッカー委員長らも出席してFAM本部で開かれた式典では、高等教育省のノライニ・アフマド大臣から11名の選手に推薦入学認定書が手渡されました。
 今回、推薦入学が決まった11名の内、先月のAFC女子アジアカップ2022年大会予選にも出場したGKヌルル・アズリン・マズラン(21、スランゴール)、MFエヴァ・オリヴィアニ・アンティナス(20、サバ)、MFワイティ・タミン(18、サバ)、DFヌルファティン・ロザニ(18、ケランタン)、FWヘンリエッタ・ジャスティン(19、サバ)ら9名はマレーシア国立防衛大学UPNMに、MFヌラリア・ナタシャ・ズルケフリ(18、ジョホール)と他1名がマラ工科大学UITMに進学します。
 スラヤFAM女子サッカー委員長は今回の高等教育省との協力関係により、サッカーを通じた高等教育への道が開かれるとして、子どもたちがサッカーをすることに対してより多くの保護者が理解を示すようになることを期待していると話しています。
 

U23代表はAFCU23アジアカップ直前の国外合宿計画を断念
 今月10月25日から31日までモンゴルのウランバートルで開催されるアジアサッカー連盟AFC U23アジアカップ予選に向けてマレーシアU23代表25名は第2次合宿に入っています。しかしこの予選直前に企画されていたアラブ首長国連邦での合宿と練習試合が、新型コロナウィルスの検疫隔離などを理由に実現が不可能となったと、英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。
 オーストラリア出身のブラッド・マロニー監督率いるU23代表は今年6月には国内での合宿と練習試合を予定していましたが、新型コロナの感染拡大のためマレーシア全土がロックダウンとなったことからこちらも中止になっていました。
 国外合宿の実現が不可能となったU23代表は、予選まで国内で合宿を続け、Mリーグ1部のクダ・ダルル・アマンFCやペナンFCなどとの練習試合を行うということです。
 なおこのU23代表には、現在ヨルダン遠征中のフル代表からムカイリ・アジマル(スランゴールFC)、ハキミ・アブドラ(トレンガヌFC)、クェンティン・チェン(ペナンFC)、ルクマン・ハキム・シャムスディン(ベルギー1部KVコルトレイク)から4名が帰国後に合流することも発表されており、合計29名からモンゴル出発前に最終メンバーとなる23名が決定されるということです。

J3沼津のハディ・ファイヤッドは12月に復帰
 J2ファジアーノ岡山からJ3アスルクラロ沼津に期限付きで移籍してるU23代表のハディ・ファイヤドは今年3月の練習中に右膝前十字靭帯を断裂し、その後は手術を経てリハビリを行ってきましたが、12月にはJ3での試合出場が期待されていると、マレーシア語紙のブリタハリアンが報じています。
 ハディ選手を支援するヤクルト・マレーシア社の濱田浩志社長によれば、ハディ選手の回復は順調でリハビリも予定通りに進んでおり、現在は既にフィットネスレベルを上げるトレーニングやボールを使った練習も行っているということです。
 J3沼津の今季最終戦第30節は12月5日にいわてグルージャ盛岡戦が予定されています。
 ハディ選手の状況はマレーシアデフスポーツ協会とヤクルト・マレーシア社との間で交わされた基本合意書MOUの調印式に出席した濱田社長が記者会見で明らかにしたもので、この式典ではヤクルト・マレーシア社からマレーシアデフスポーツ協会へ支援金など6万リンギ(およそ161万円)が贈られた他、ヤクルト・マレーシア社がスポンサーとなっているMリーグ2部プレミアリーグケランタン・ユナイテッドFCから元日本代表の本山雅志選手もこの式典に出席し、マレーシアデフスポーツ協会に対して1万リンギの寄付を行なっています。

9月30日のニュース:AFCU23アジアカップ出場のU23代表第2次合宿参加メンバー発表、AFC女子アジアカップ予選-タイがパレスチナを破りAFC女子アジアカップ本戦出場

 昨日のコラムではスランゴールFCがU23代表に多くの選手が招集されることに難色を示していると言う記事を取り上げましたが、本日発表になったU23代表は全25名中、結局スランゴールFCからは10名が招集されています。

AFC U23アジアカップ出場のU23代表第2次合宿参加メンバー25名を発表
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で10月4日から始まるU23代表第2次合宿の参加メンバー25名を発表しています。このU23代表合宿は10月25日からモンゴルのウランバートルで開催されるAFCU23アジアカップ予選J組に向けての合宿となります。
 8月30日から9月7日まで行われた第1次合宿のメンバー24名からは今季のMリーグ2部プレミアリーグでマレージア人選手としてはリーグ2位の8ゴールを挙げた19歳のアズハド・ハラズ・アルマン(FAM-MSNプロジェクト)や今季1部スーパーリーグデビューを果たしたアズリ・アブドル・ガニ(ペラFC)ら16名が残り、第1次合宿には招集されながら参加できなかったモハマド・アイマン・アフィル(クダ・ダルル・アマンFC)、シーク・イズハン・ナズレル(スランゴールFC 2)ら4名、さらに今回新たに招集されたニック・アキフ・シャヒラン(トレンガヌFC)、K・ティヴァンダラン(PJシティFC)ら5名の総勢25名がこの第2次合宿に参加します。
 また10月1日から行われるフル代表の合宿とヨルダン遠征に招集されているムカイリ・アジマル(20、スランゴールFC)、ハキミ・アブドラ(22、トレンガヌFC)、クェンティン・チェン(22、ペナンFC)、ルクマン・ハキム・シャムすディン(19、ペルギー1部KVコルトレイク)の4名はフル代表の遠征終了後にU23代表に合流する予定になっているということです。
 オーストラリア出身のブラッド・マロニー監督率いるU23代表はクアラルンプールのブキジャリルにある国立スポーツ評議会の施設で10月4日から合宿を行い、最終メンバー23名の選考を経て、10月20日に予選開催地のモンゴルへ出発する予定になっています。
 10月25日から31日までの予定で行われる今回の予選では、マレーシアはタイ、ラオス、モンゴルと同じ予選J組に入っています。
 なお今回の合宿参加25名はこちらです。
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 このブログで何度も取り上げているように、FAMは2024年のパリオリンピック出場を目指すための長期計画の一環として、このAFC U23アジアカップ予選にはパリオリンピック世代となるU20代表を派遣することを明言しており、実際に8月末から9月初旬に行われた合宿はU20代表合宿と銘打たれてていましたが、今回の合宿はしらっと(!)U23代表合宿という表記になっています。今回の予選にU20代表を派遣すれば、予選を勝ち上がるどころか予選J組最下位の可能性もあり、果たしてそれがチームの強化につながるのか疑問であり、むしろ来年2022年にウズベキスタンで開催されるU23アジアカップ出場権を獲得して、そこで強豪に揉まれる方が遥かに強化になるとこのブログでも何度か書いてきました。もちろん今回のメンバーでこの予選組最大のライバルであるタイに勝てる保証は全くありません。しかし実力勝負の結果ではなく「育成」目的のU20代表で臨めば、本来この大会に出るべき選手たちは成長する機会を奪われてしまい、それはフル代表の強化にもマイナスの影響が少なくないと思いますので、何の説明もないままの突然の方針転換ではあるものの、それは評価できる点だと思います。惜しむらくは、第2次合宿後にフル代表組を掛け持ちで合流させるのではなく、この年代の他の選手を招集してみても良かったのではないでしょうか。

タイがパレスチナを破りAFC女子アジアカップ本戦出場
 ニュースと言うには少々時間が経ってしまいましたが、マレーシアも出場したアジアサッカー連盟AFC女子アジアカップ2022年大会予選H組の最終戦で日本人の岡本三代氏が監督を務めるタイがパレスチナを7-0で破り、来年1月にインドで開催される本戦への出場を決めています。
 マレーシアを4-0で破ったタイとマレーシアに0-2で敗れたパレスチナの対戦となった最終戦は、この試合引き分け以上で予選突破となるタイが試合開始からパレスチナを圧倒し、前半を2-0で折り返すと後半にはイラマディー・マクリスがハットトリックを達成するなど5点を追加して、FIFA女子ワールドカップ2023年大会予選を兼ねるAFC女子アジアカップ2022年大会への出場権を獲得しています。

AFC女子アジアカップ予選H組最終順位

順位チーム得点失点勝点
1タイ22001106
2マレーシア2101243
3パレスチナ2002090

7月16日のニュース:今季Mリーグ1部前半戦は2000万人以上がオンラインでライブ観戦、FAMのテクニカルディレクターがU20代表のAFCU23アジアカップ予選派遣について説明、JDT IIからマラッカUへ期限付き移籍のロバットが抱負を語る

今季Mリーグ1部前半戦は2000万人以上がオンラインでライブ観戦
 7月24日より再開まで10日を切り、Mリーグ各クラブは練習試合をこなすなど準備に余念がありませんが、Mリーグを運営するMFLは今季ここまでのMリーグ1部スーパーリーグの試合のライブ視聴者数が2100万人を越えていると公式サイトで発表しています。
 今年3月5日に開幕したスーパーリーグは5月9日に行われた第13節まで78試合が行われていますが、これらの試合を放映した国営放送RTM、MFLのスポンサーUnifi社の有料スポーツチャンネル、そして同社が運営する無料YouTubeチャンネルを合わせるとそのライブ視聴査数が2181万4979人となっていることをMFLの公式サイトが発表しています。
 さらにYouTubeでの録画視聴者数は、5月30日までの時点で4983万8140人とということです。なおUnifiの無料YouTubeチャンネルでは、今季のスーパーリーグ全試合の観戦が可能になっています。
 この他、中継された78試合中、ライブ視聴者が最も多かった節は第11節で6試合合計230万7698人、また最も視聴者が多かった試合は4月24日の第10節JDT対トレンガヌFC戦(スルタン・イブラヒムスタジアム、ジョホール州イスカンダルプテリ)で69万8341人が視聴したということも発表されています。
 このように様々なプラットフォームで視聴可能な1部スーパーリーグに対し、2部プレミアリーグについてMFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは、プレミアリーグの各クラブには7月24日から再開される後半戦ではソーシャルメディアやストリーミングによる配信が許可されたことを明らかにしています。
 またMリーグ前半戦は4月2日の第6節から感染者拡大による無観客措置が取られた5月9日の第12節までは、首都圏など一部地域を除いて定員の10%から25%の条件付きながらスタジアムでの観戦も可能でしたが、この期間中はスーパーリーグとプレミアリーグ合わせて観戦可能だった41試合では6万2318人の有料入場者数を集め、その内。4月9日の第8節クダ・ダルル・アマンFC対トレンガヌFC戦(ダルル・アマンスタジアム、クダ州アロースター)が最大の5941人の有料入場者を記録したということです。

FAMのテクニカルディレクターがU20代表のAFCU23アジアカップ予選派遣について説明
 マレーシアサッカー協会FAMのオン・キムスイ テクニカルディレクター(TD)は、現在のU20代表の2024年パリオリンピックの予選突破に向けた計画の中心人物の1人ですが、このたび、英字紙ニューストレイトタイムズの取材に応じ、自身の考えを明らかにしています。
 FAMは今年10月に開催されるAFC U23アジアカップ2022年大会(旧U23選手権)予選にU23代表ではなく、U20代表を派遣することを発表しましたが、これに対しては現在のU23代表の育成が等閑(なおざり)になるなど否定的な反応が出ています。
 こういった声に対し、前回2020大会予選にU23代表監督として臨みながら本戦出場を果たせなかったオンTDは、その成功が100%保証されるわけではないとはしながらも、自身の経験に基づき「選手が共に過ごす時間が長くなれば長くなるほど、より好ましい結果を生み出す可能性は高い」と考えていると話しています。
 「今年2021年から選手たちが一緒にプレーすれば、彼らは様々なレベルの大会に出場することができる、オリンピック予選突破について最優先されるのは現在のU20代表である。U20代表がAFCU23アジアカップの予選を突破することは容易ではないが、上の年代の選手たちと対戦する貴重な機会をチームとして活用したい。」と話すオンTDは、現在のU23代表の選手についていも(チーム参加の)扉は完全に閉じられたわけではない、とも述べ、将来的にはU23代表選手の参加に含みを持たせる発言をしています。
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 2020年大会予選では、中国と引き分け勝点で並びながら得失差で本戦出場を逃したU23代表からはサファウイ・ラシド、アキヤ・ラシど、シャマー・クティ・アッバ(以上JDT)、シャミ・サファリ(スランゴールFC)、ドミニク・タン(タイ1部ポリス・テロFC)の5選手がFIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選に出場した代表に選ばれています。U23代表はフル代表への選手を供給する場でもあると思うのですが、このU23代表年代を冷遇すると、それは代表教科にも悪影響が出る可能性があります。またフル代表ではルクマン・ハキム・シャムスディン(ベルギー1部KVコルトレイク)、アリフ・アイマン(JDT)らU20代表候補選手がいますが、フル代表レベルの彼らをパリオリンピック予選までU20代表に縛り付けてしまうのも、むしろ彼らの成長の芽を摘んでしまいかねないような気がします。U23代表にU20代表の有望選手を加えたチーム編成で、U23アジアカップ本戦出場を目指し、本戦でアジアの強豪との試合を経験する方が遥かに代表強化につながるような気がします。

JDT IIからマラッカUへ期限付き移籍のロバットが抱負を語る
 各年代代表だけでなくフル代表の経験もあるJDT IIの守備的MFゲイリー・スティーヴン・ロバットがマラッカ・ユナイテッドFCへ期限付き移籍しましたが、MFLの公式サイトではこのロバット選手を特集しています。
 今季は開幕からMリーグ1部スーパーリーグの覇者JDTのセカンドチームで、Mリーグ2部プレミアリーグのJDT IIでプレーしてきたロバット選手は、代表キャップ数11の28歳です。豊富な運動量が売り物のロバット選手が期限付き移籍したマラッカ・ユナイテッドFCは3勝5分5敗でリーグ11位と降格圏にいるチームです。
 そんなチームに今季2度目のトランスファーウィンドウ期間に期限付き移籍したラバット選手は後半戦開幕初戦となる7月25日の第14節スリ・パハンFC戦を重要な試合と考えているとブル生に語っています。
 「まず自分がやらなければならないことは、ザイナル・アビディン・ハサン監督に対して自分がチームの戦力になることを証明することだ。より多くの試合出場時間を求めての移籍してきたことは事実だが、チームメートからも信用を得なければならないことも分かっている。スリ・パハンFC戦で出場機会が与えられれば、自分がどのくらいチームのために献身的にプレーできるかを見せたい。」と述べるラバット選手は、マラッカ・ユナイテッドFCを降格圏から脱出させることが自分に課せられた使命であるとも話しています。

7月10日のニュース:Mリーグ1部2部とも7月24日より再開決定、完全ロックダウン施行地域のクラブは本拠地以外でホームゲーム開催へ、今年11月開催予定の東南アジア競技大会が2022年に順延決定、U23アジアカップ予選-マレーシアはタイ・ラオス・モンゴルと同組に

 マレーシアはワクチン接種が進んではいるものの、昨日は国内全体で新規感染者数が9,180名と連日新記録が更新されています。一部の州では完全ロックダウンが解除されてはいますが、クアラルンプールとスランゴール州を含む首都圏では現在も完全ロックダウンが続いています。

Mリーグ1部2部とも7月24日より再開決定
 Mリーグを運営するMFLは公式サイトで5月9日より中断中のMリーグが1部スーパーリーグ、2部プレミアリーグともに7月24日より再開されることを発表しています。この中断はFIFAワールドカップアジア2次予選に出場するマレーシア代表や、AFCチャンピオンズリーグ予選、そして結局は中止となってしまいましたがAFCカップ予選に出場するMリーグクラブを考慮してのものでした。なお、Mリーグ2部は当初、7月3日に再開の予定でしたが、国内に完全ロックダウンが施行されたことで再開延期が発表されていました。
 また中断前に豪雨により順延されていた2部のスランゴールFC2対サラワク・ユナイテッドFC戦と選手が新型コロナウィルス感染により延期されていたペラFC II対ケランタンFC戦はいずれも7月17日への日程変更に加え、強行日程緩和のため1部では8月13日からの第19節から最終節第22節まで、2部では7月27日からの第14節から最終節第22節までで試合日程が変更になることも発表になっています。
 変更された1部スーパーリーグの日程はこちら、2部プレミアリーグの日程はこちらです。

完全ロックダウン施行地域のクラブは本拠地以外でホームゲーム開催へ
 MFLは完全ロックダウン施行地域に本拠地を持つクラブに対し、新たなホームゲーム開催地を確保するように求めています。
 MFL公式サイトによると、Mリーグの全てのクラブは練習場と宿舎間の移動のみが許される合宿形式で練習を行なっていますが、完全ロックダウン施行地域では練習試合も含めてMリーグの試合を行うことが許可されていないことから、MFLはこの地域に本拠地を持つ1部と2部のクラブに対してホームゲームを開催する「暫定本拠地」の確保を求めていくとしています。
 現在、完全ロックダウンが施行されているのはクアラルンプール、スランゴール州、ヌグリスンビラン州の各州と地域ですが、ここにはクアラルンプールに本拠地を持つKLシティFC(1部)、PDRM FC(2部)、スランゴール州に本拠地を持つスランゴールFC、PJシティFC、UITM FC(以上1部)、スランゴールFC2、MSN-FAMプロジェクト(以上2部)、ヌグリスンビラン州に本拠地を持つヌグリスンビランFC(2部)の8チームがあり、この8チームは7月24日ののMリーグ再開前に完全ロックダウン施行地域外に新たに暫定本拠地を設けることが求められています。
 MFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは現在、Mリーグクラブが使っていないスタジアムに加えて、あるいはMリーグクラブが既に使用しているスタジアムの共用も許可すると話しており、上記の8チームは開幕までの2週間ほどで試合会場を確保する必要があります。

今年11月開催予定の東南アジア競技大会が2022年に順延決定
 マレーシアの通信社ブルナマは今年2021年11月21日から12月2日まで開催予定だった東南アジア競技大会通称シーゲームズが新型コロナウィルス感染拡大を理由に2022年へ延期されたことを報じています。
 マレーシアオリンピック協会OCMの発表によると、東南アジア競技大会連盟はオンラインで会合を開き、ベトナムのハノイで開催予定だった今年のシーゲームズの2022年への延期を決定したということです。既に2022年にはさまざまな国際競技大会の日程が決まっていることから、これまでマレーシアを含めた大多数の国が延期に反対していましたが、今回やっと延期が決まった格好です。新たな日程に関しては、東南アジア競技大会連盟より後日発表されるということですが、なおベトナムの地元メディアでは来年3月あるいは6月への延期が有力ということです。
 オリンピックの東南アジア版とも言えるシーゲームズでは、サッカーはオリンピックに準じて23歳以下代表同士が対戦しますが、マレーシアはマレーシアサッカー協会FAMが2024年パリオリンピック予選を見越して武者修行のためにU19代表を派遣する予定にしていました。

U23アジアカップ予選-マレーシアはタイ、ラオス、モンゴルと同組に
 アジアサッカー連盟AFC U23アジアカップ(旧U23選手権)2022年大会はウズベキスタンで開催されますが、この大会の予選組み分け抽選が昨日7月9日にウズベキスタンのタシケントで行われ、マレーシアはタイ、ラオス、モンゴルと同じ予選J組となることが決まりました。
 今回の組み分け抽選では参加42チームを西地区23チームと東地区19チームに大別された後、さらに西地区は6組、東地区は5組に分ける形で行われ、東地区のマレーシアは予選J組に入り、タイ、ラオス、モンゴルと同組となっています。また今回の予選は各組とも集中開催方式で行われ、マレーシアが入ったJ組はモンゴルが集中開催地となり、10月27日にラオス、29日にモンゴル、31日にタイとの対戦カードが組まれています。
 なお来年2022年の本戦には、開催国のウズベキスタンと予選各組1位のチームと各組2位の内、成績上位の4チームの計16チームが出場します。
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 マレーシアが入る予選J組が集中開催されるモンゴルですが、ググってみたところ首都のウランバートルで10月下旬の平均気温は最高7度、最低-6度と、この組の東南アジア3チームにとってはそれだけでハンデになりそうな環境です。それでも東アジアの強豪国やオーストラリアとは別組みになった幸運に感謝しつつ、マレーシアは2018年中国大会以来となる2度目の本戦出場を目指します。ちなみに2018年大会ではマレーシアはイラク、サウジアラビア、ヨルダンと同組になりながら、サウジを破り、ヨルダンと引き分けるなどしてベスト16に進出しています。
 (下はU23アジアカップ2022年大会予選組み合わせ-AFCの公式サイトより)


6月2日のニュース:「秘密兵器」ディオン・コールズが代表に合流、JDT退団のハリス・ハルンはシンガポール代表を離脱、ディオン・コールズの代表加入にワン・クザインが反応

「秘密兵器」ディオン・コールズが代表に合流
 マレーシアサッカー協会FAMは公式Facebook上でベルギー出身のDFディオン・コールズがFIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選兼AFC選手権アジアカップ2023年大会予選に向けてアラブ首長国連邦のドバイで合宿中のマレーシア代表チームに合流したことを発表しています。
 前日にはFAMのハミディン・アミン会長自身がFAMの公式Youtubeチャンネルで代表26番目の選手が新たに参加することを知らせるティーザー映像を投稿していました。
 ベルギー出身のコールズ選手は25歳で2020/2021年シーズンはデンマーク1部で2位となったFCミッティランでプレーし、今季は22試合中21試合に出場した他、UEFAチャンピオンズリーグにも3試合出場しています。また、ベルギーの年代別代表でのプレー経験があり、U19代表時代にはUEFA U19選手権にも出場しています。
 FAMの公式Facebookへの投稿によると、コールズ選手がマレーシア代表としてプレーする意思を表示して以来、FAMはFIFAの選手地位委員会よりコールズ選手がベルギー代表(フル代表)としてのプレー経験がないことの承認や、コールズ選手がサラワク州クチン生まれで母親がマレーシア人でもあることなどを示した上で、ベルギーサッカー協会との交渉を経て、マレーシア代表としてプレーする資格取得の申請を行いました。その結果、マレーシア代表としてプレーする資格を得られると、FAMは直ちにアジアサッカー連盟AFCにW杯アジア2次予選出場資格の申請を行い、その申請が認められたことで晴れて今回の代表合流発表となったとしています。
 またコールズ選手がマレーシア代表としてプレーすることを決める際には、Mリーグ1部JDTのオーナーでジョホール州皇太子のトゥンク・イスマイル殿下の尽力があったこともFAMの発表では明らかにされています。
(写真はFAMの公式Facebookに掲載されたハミディン会長とコールズ選手の写真)

JDT退団のハリス・ハルンはシンガポール代表を離脱
 Mリーグ1部JDTを退団し、母国シンガポール1部のライオンシティセイラーズへ移籍したハリス・ハルンは、6月3日からサウジアラビアのリヤドで行われるW杯予選に出場するシンガポール代表を辞退することをシンガポールサッカー協会FASが公式サイト上で発表しています。
 代表チームの主将を務めるハリス選手は家庭の事情を理由に代表を辞退し、リヤドへ移動するチームには帯同しないということです。
 ハリス選手の代表辞退についてシンガポール代表の吉田達磨監督は「どんなチームであれ主将を失うのは当然、大きな損失である。自分が監督に就任以来、ハリス選手は代表チームのリーダーとしてチームに尽くしてくれてきた。」とハリス選手の代表辞退を惜しみつつも、ハリス選手不在のままであっても試合に臨まなければならない現実と向かい合い、戦術の変更は必要なものの、勝利を目指す姿勢は変わらないと話しています。
 シンガポールは6月3日から始まるFIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選兼AFC選手権アジアカップ2023年大会予選D組でサウジアラビア、ウズベキスタン、パレスチナとの対戦が控えています。

ディオン・コールズの代表加入にワン・クザインが反応
 上で取り上げたディオン・コールズのマレーシア代表加入のニュースに対し、同じく将来の代表候補とされるアメリカ在住のワン・クザイン・ワン・カマルがソーシャルメディアに意味深な投稿しているとサッカー専門サイトのヴォケットFCが報じています。
 マレーシアサッカー協会FAMによるコールズ選手の代表加入を知らせる投稿を引用した上で、疑問を表すような絵文字をつけて再投稿しています。
 ヴォケットFCは、この投稿はワン・クザイン選手自身も代表招集があれば応じる用意があるという意味ではないかと分析しています。
 両親がマレーシア人のワン・クザイン選手はこれまでフル代表に招集されたことはありませんが、2019年の東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場するU23代表に招集されたことはあります。しかし、この時は書類の不備などが理由で、結局、最終的には大会に出場できませんでした。
 22歳のワン・クザイン選手はアメリカ2部リーグにあたるUSLチャンピオンシップのスポルティング・カンザスシティIIから今季は同じUSLのリオ・グランデ・バレーFCトロスに在籍し、今季はここまでチームの全試合5試合(うち先発4試合)に出場しています。

1月21日のニュース:KLユナイテッドは昨季Mリーグで9得点のFWらを獲得、FAMはMリーグ全クラブに改めて練習中止を指示、スランゴールFCのセカンドチームにガーナ出身の2選手が期限付き移籍、J3沼津移籍のハディ・ファイヤッドが入団発表会見

KLユナイテッドは昨季Mリーグで9得点のFWらを獲得
 今期からMリーグ1部に昇格するクアラルンプール・ユナイテッド(KLユナイテッド)は公式サイトで、昨季は1部のトレンガヌFCで9ゴールを挙げたFWドミニク・ダ・シルヴァの加入を発表しています。9ゴールはチーム最多、またリーグ全体でも3位に当たりますが、トレンガヌFCはダ・シルヴァ選手との契約を更新しませんでした。
 またKLユナイテッドは、モーリタニア出身のダ・シルヴァ選手の他にも、MFショーン・ガン・ジャネリトンとの契約更新やGKジュリアン・ヨハン・ベックラーの新加入も発表しています。ともにマレーシア人の母親を持つジャネリ選手とベックラー選手はマレーシア人選手として登録されます。クアラルンプール出身で24歳のジャネリ選手は地元のユースクラブなどでプレーした後、父親の母国であるイタリアの下部リーグでプレーした後、昨季からはクアラルンプールFA(現KLユナイテッド)と契約しましたが、ケガのため1試合に出場したのみでした。またミュンヘン出身のベックラー選手は私立大学の奨学生としてマレーシアへ渡航し、昨季はJDT IIIに所属したものの、試合出場はありませんでした。
 KLユナイテッドは、昨季はクダFA(現クダ・ダルル・アマン)でプレーした地元出身のDFイルファン・ザカリアの加入も数日前に発表しており、この他には昨季はマラッカ・ユナイテッドでプレーしたMFロメル・モラレスの獲得なども噂されています。

FAMはMリーグ全クラブに改めて練習中止を指示
 サラワク州を除くマレーシア全土に施行される活動制限令MCO期間中の代表合宿の開催が監督官庁である青年スポーツ省によって許可されたニュースは昨日のこのブログでも取り上げましたが、これはあくまでも代表チームにのみ許可されたものであり、Mリーグ1部と2部のクラブはMCO期間中の練習を行わないようマレーシアサッカー協会FAMが改めて指示を出しています。
 マレーシア語紙ブリタハリアン電子版によれば、Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLの理事でもあるFAMのモハマド・ユソフ・マハディ・ユソフ会長代理は、青年スポーツ省による代表合宿開催許可はあくまでも「国の利益のため」であり、Mリーグクラブの練習再開とは無関係であると明言しています。
 また明日1月22日からプルリス州、クダ州、パハン州、トレンガヌ州、ヌグリスンビラン州にも施行されるMCOは2月4日までの14日間とされており、2月26日開幕予定の今季Mリーグの日程への影響も必至で、そもそも各クラブがいつから練習を再開できるかも未定となっています。

スランゴールFCのセカンドチームにガーナ出身の2選手が期限付き移籍
 Mリーグ2部のスランゴール2は1部スランゴールFCのセカンドチームですが、このスランゴール2にガーナ2部リーグのアクラ・ライオンズFCから2選手が期限付き移籍で加入することがクラブの公式サイトで発表されています。
 今回期限付きで移籍するのはFWジョージ・アトラム(20)とDFジョーダン・アイムビラ(19)の2選手で、2人は既にマレーシアに入国しており、全渡航者に義務付けられている検疫隔離も終えているということです。
 スランゴールFCのマイケル・ファイヒテンバイナーTD(テクニカルダイレクター)とアクラ・ライオンズFCのライナー・クラフト監督が互いに知り合いであることから実現したというこの移籍について、ファイヒテンバイナーTDはストライカーのアトラム選手とセンターバックのアイムビラ選手はスランゴールFCのプレースタイルに適応が可能だと話しており、さらにこの機会を生かしてスランゴールFCをマレーシア人選手だけでなく、外国籍選手も育てられるクラブにしたいとも話しています。

J3沼津移籍のハディ・ファイヤッドが入団発表会見
 2年間在籍したJ2のファジアーノ岡山からJ3のアスルクラロ沼津へ期限付き移籍したU23代表のハディ・ファイヤッドが入団発表会見を行なったと、ブリタハリアンが報じています。
 今季から沼津に加入する10名の選手の1人として入団会見に臨んだハディ選手は今季から27番をつけるユニフォームを披露した後、早速、練習に参加したということです。岡山時代の28番から27番にした理由として、彼を支援しているヤクルトマレーシア社の濱田浩志社長のアドバイスもあり、岡山時代より一歩でも前に進みたいという決意の現れと話したハディ選手は、チームの戦力となり、できるだけ多くの試合に出場したいと話したということです。
(写真は練習に参加したハディ選手-アスルクラロ沼津の公式Facebookより)

1月5日のニュース:スマレはタイのクラブを退団し帰国、前U23代表監督がFAMのテクニカルディレクター就任、UITM FCから移籍のアタヤはクダFCに合流

スマレはタイのクラブを退団し帰国
 タイ1部ポリス・テロFCに所属していた代表FWのモハマドゥ・スマレがマレーシアへ帰国したことをマレーシアの通信社ブルナマが報じています。
 新型コロナウィルスによるリーグ中断期間中に数ヶ月間にわたる給料未払いを理由に当時所属していたパハンFA(当時、今季からはスリ・パハンFC)を離脱し、タイに入国しポリス・テロFCと契約していました。しかし、9月7日のクラブ加入後もコンディショニング不良などの理由から試合出場は4試合、プレー時間も111分間とプレー機会も少なく、ポリス・テロFCも昨年12月までとなっていた契約を更新せず、すまれ選手はわずか4ヶ月ほどでマレーシアに戻る羽目となりました。
 これまでもJDT移籍が何度も噂となっていたスマレ選手ですが、今回こそはそれが実現する可能性大です。

前U23代表監督がFAMのテクニカルディレクター就任
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で前U23代表監督のオン・キムスイ氏のテクニカルディレクターTD就任を発表しています。なおオン氏は1月1日付でのTD就任ということです。
 U23監督退任後はアシスタントTDに就任していた50歳のオン氏は、2017年からその職についていた前任者でオランダ出身のピーター・デ・ルー氏が昨年9月に契約満了で退任したことから、新たなTDの第一候補とされていました。
職に就くことが有力視されていましたが、それが実現した形になります。
 FAMの公式サイトでは「選手、そして指導者としてさまざまレベルを経験しているオン氏はFAMテクニカルディレクターに適任である。」と述べられており、U23代表監督としては2011年の東南アジア競技大会優勝、2017年の同大会準優勝の他、2018年のアジアサッカー連盟AFCU23選手権出場や同年のアジア競技大会でのベスト16進出などの実績があります。

UITM FCから移籍のアタヤはクダFCに合流
 昨季2020年シーズンはMリーグ1部に昇格したばかりのUITM FC6位躍進の立役者となったレバノン出身のMFラビー・アタヤが今季加入したクダ・ダルル・アマンFC(KDA FC)に合流するためクダ州に到着したと、マレーシア語紙ブリタハリアン電子版が報じています。
 家族を伴ってクダ州アロースターの空港に到着したアタヤ選手はKDA FCサポーターの歓迎を受けたということです。
 昨季から在籍するFWクパー・シャーマン、FWチェチェ・キプレ、DFレナン・アウヴェスが残留し、先日このブログでも取り上げたシンガポール代表MFアヌマンサン・モハン・クマールをASEAN東南アジア枠で獲得、さらにアジア枠でプレーするこのアタヤ選手の加入でクダ・ダルル・アマンFCの外国籍補強は終了となります。
(写真はクダ・ダルル・アマンFCの公式Facebookより。Hijau Kuning(マレーシア語でそれぞれ「緑」「黄色」)は、チームの愛称です。)

12月14日のニュース:スランゴールFCはドイツ出身DFと契約、ペナンFCはタジキスタン出身FW獲得、サラワクUにはマットヨーと前スランゴールFC主将が加入か、クアラルンプールUのCEOにMリーグ中継のコメンテーターが就任

スランゴールFCはドイツ出身DFと契約
 Mリーグ1部のスランゴールFCは公式Facebook上で、ドイツ出身のティム・ホイバッハの加入を正式発表しています。
 32歳のホイバッハ選手は身長192cmのDFで、イスラエル1部リーグのマッカビ・ネタニヤFCからの加入となっています。2017年にマッカビ・ネタニヤFCへ移籍する前にはドイツリーグのボルシア・メンヒェングラートバッハや1.FCカイザースラウテルンのリザーブチームなどでのプレー経験もあるということです。
 2017年からプレーするマッカビ・ネタニヤFCでは過去4シーズンで82試合に出場しています。
 「アジアではこれまでプレーしたことがないが、新たな挑戦の場としたい。」と話すホイバッハ選手はに、ドイツ出身で来季からスランゴールFCの指揮を取るカルステン・ナイチェル新監督とすでにドイツ国内で面会を済ませていることも明かしています。
 「ナイチェル監督の元でプレーしたことはないが、かつては敵味方に分かれて試合をしたことはある。面会した際にはナイチェル監督の考えや自分に期待していることなどを聞くことができた。」と話すホイバッハ選手は、スランゴールFCの試合はYoutubeなどで観戦済みということで、ナイチェル新監督とともにスランゴールFCでの新たな挑戦を楽しみにしていると話しています。
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 この記事とは別に、昨年の東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場するU23代表に招集されながら、書類不備で参加できなかったアメリカ在住でアメリカ1部MLSのスポーティングカンザスシティに所属するワン・クザイン・ワン・カマルが最近、クラブから放出されており、スランゴールFCが彼を獲得するのではという噂が実しやかに流れています。

ペナンFCはタジキスタン出身FW獲得
 今季はMリーグ2部で優勝し、来季1部へ昇格するペナンFCは、公式インスタグラムでタジキスタン出身のシェリディン・ボボエフの加入を発表しています。
 21歳のボボエフ選手は182cmのセンターフォワードで、タジキスタン1部リーグで7連覇中のイスティクロル・ドゥシャンベから加入します。トランスファマルクトの記録では今季2020年シーズンは16試合に出場し、10ゴールを挙げているようです。
 ペナンFCは今季もプレーしたカサグランデ、エンドリック・サントス、ラファエル・ヴィトールのブラジルトリオは残留することが決まっている他、インドネシア1部のプルシジャ・ジャカルタよりリュウジ・ウトモが期限付き移籍で加入しており、外国籍選手のアジア枠を埋めるボボエフ選手の加入で、外国籍選手枠は全て埋まりました。
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 ペナンFCのアジア枠には日本人選手も候補に上がっているという報道もありましたが、実現しなかったようです。

サラワクUにはマットヨーと前スランゴールFC主将が加入か
 サッカー専門サイトのヴォケットFCは、今月いっぱいでタイ1部BGパトゥム・ユナイテッドを退団する代表FWのマットヨーことノーシャルル・イドラン・タラハと今季はスランゴールFCで主将を務めたオーストラリア出身のDFテイラー・リガンが、Mリーグ2部のサラワク・ユナイテッドFCに加入すると報じています。
 ノーシャルル選手のMリーグ復帰を明かした代理人のワン・モハマド・アンワリ氏は、サラワク州サッカー協会が運営するサラワク・ユナイテッドFCがかつての栄光を取り戻したいという目標に対し、BGパトゥム・ユナイテッドで出場機会がなかった代表FWノーシャルル選手がタイからの移籍に合意した結果であると話しています。
 またスポーツ専門サイトのスタジアムアストロは、今季スランゴールFCで主将を務めたテイラー・リガンも同じサラワク・ユナイテッドFCへ加入すると報じています。
 2016年にヌグリスンビランFAでプレーした後、一旦は母国オーストラリアの1部リーグのアデレード・ユナイテッドに復帰しましたが、2019年にスランゴールFCに加入し、今季まで2年間プレーしています。
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 同じサラワク州内に拠点を持つクチンシティFCは今季2部で4位に躍進し、大きく差をつけられた格好のサラワク・ユナイテッドFCですが、この大型補強で巻き返しとなるのでしょうか。

KLユナイテッドFCのCEOにMリーグ中継のコメンテーターが就任
 今季Mリーグ2部で3位となり来季は1部に昇格するクアラルンプール・ユナイテッド(来季から、今季まではクアラルンプールFA)を運営するKLユナイテッドFC社は、新CEOとしてスタンリー・ベルナルド・ステファン・サミュエル氏の就任を発表しています。
 スタンリー氏は、現在はMリーグ中継やサッカー関連番組のコメンテーターとして知られていますが、現役晩年はクアラルンプールFAでプレーした他、インドI(アイ)リーグのスポルティング・クルーベ・デ・ゴアでプレーし、インドリーグでプレーした初めてのマレーシア人でもあります。また代表でのプレー経験もあります。