11月20日のニュース:Mリーグ年間表彰候補が発表

Mリーグ年間表彰候補が発表
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは2021年のMリーグ年間表彰(ABK21)の各部門の候補者を発表しています。Jリーグアウォーズのマレーシア版にあたるこのAKB21は全16部門で表彰が行われ、表彰式は12月4日にオンラインで開催されます。
 このABK21は今季のMリーグ(1部スーパーリーグ、2部プレミアリーグ)に一定試合数以上出場した403選手を対象に選考委員会によって各ポジションごとに選ばれた各部門の上位10選手の中から、Mリーグ1部12チーム、2部11チームの全23チームの監督と主将、そしてメディアの代表23名による投票で最優秀選手が選ばれます。

<ゴールデンシュー(今季最多得点)>
 今季のMリーグとマレーシアカップを合わせた今季最多得点を挙げた選手に与えられるゴールデンシューは、マレーシアカップ決勝戦終了後に発表されます。
<1部スーパーリーグ最多得点>
・外国籍選手部門
 イフェダヨ・オルセグン(スランゴールFC)- 26ゴール
・マレーシア人選手部門
 バドロル・バクティアル(クダ・ダルル・アマンFC)- 7ゴール
<2部プレミアリーグ最多得点>
・外国籍選手部門
 ジョーダン・ミンター(トレンガヌFC II)- 16ゴール
 フェルナンド・ロドリゲス(JDT II)- 16ゴール
・マレーシア人選手部門
 ヌルシャミル・アブドル・ガニ(ケランタンFC)- 9ゴール

<最優秀GK部門候補>
1. ファリザル・マーリアス (JDT)
2. サミュエル・サマーヴィル(ペナンFC)
3. スハイミ・フシン(トレンガヌFC)
4. カイルルアズハン・カリド(スランゴールFC)
5. カラムラー・アル=ハフィズ(PJシティFC)
6. カイルル・ファミ・チェ・マット(マラッカ・ユナイテッドFC)
7. ダニエル・リム (ヌグリスンビランFC)
8. シャルビニー・アラウィー・ラムリ(サラワク・ユナイテッドFC)
9. アスリ・ムハマド (PDRM FC)
10. シーク・イズハン・ナズレル・シーク・アズマン(スランゴールFC2)

<最優秀DF部門候補>
1. ラヴェル・コービン=オング(JDT)
2. マシュー・デイヴィーズ(JDT)
3. リザル・ガザリ(クダ・ダルル・アマンFC)
4. クェンティン・チェン(ペナンFC)
5. アリフ・ファジラー(トレンガヌFC)
6. ハキミ・アブドラー(トレンガヌFC)
7. イルファン・ザカリア(KLシティFC)
8. ダニエル・ティン(KLシティFC)
9. ラフィ・ナグールガニ(PJシティFC)
10. ファリス・シャー・ロスリ(マラッカ・ユナイテッドFC)

<最優秀MF部門候補>
1. アフィク・ファザイル(JDT)
2. ナチョ・インサ(JDT)
3. バドロル・バクティアル(クダ・ダルル・アマンFC)
4. シャズワン・ザイノン(クダ・ダルル・アマンFC)
5. アル=ハフィズ・ハルン(ペナンFC)
6. シャミ・サファリ(スランゴールFC)
7. ザフリ・ヤハヤ(KLシティFC)
8. S・クマーラン(マラッカ・ユナイテッドFC)
9. アムリ・ヤハヤ(サバFC)
10. R・バラトクマル(ヌグリスンビランFC)

<最優秀FW部門候補>
1. アリフ・アイマン(JDT)
2. サファウィ・ラシど(JDT)
3. ファイサル・ハリム(トレンガヌFC)
4. ダニアル・アスリ(スランゴールFC)
5. コギレスワラン・ラジ(KLシティFC)
6. ダレン・ロック(PJシティFC)
7. マリク・アリフ(スリ・パハンFC)
8. ザクアン・アドハ・アブドル・ラザク(ヌグリスンビランFC)
9. ヌルシャミル・アブドル・ガニ(ケランタンFC)
10. アズハド・ハラズ・アルマン(FAM-MSNプロジェクト)

<最優秀監督部門候補>
1. ベンヤミン・モラ(JDT)
2. アイディル・シャリン(クダ・ダルル・アマンFC)
3. トーマス・トルカ(ペナンFC)
4. ナフジ・ザイン(トレンガヌFC)
5. ボジャン・ホダック(KLシティFC)
6. P・マニアム(PJシティFC)
7. ザイナル・アビディン・ハサン(マラッカ・ユナイテッドFC)
8. K・デヴァン(ヌグリスンビランFC)
9. E・エラヴァラサン(サラワク・ユナイテッドFC)
10. ワン・ロハイミ・ワン・イスマイル(PDRM FC)

<最優秀外国籍選手部門候補>
1. ベルグソン・ダ・シルヴァ(JDT)
2. ゴンザロ・カブレラ(JDT)
3. レアンドロ・ヴァレスケス(JDT)
4. クパー・シャーマン(クダ・ダルル・アマンFC)
5. マカン・コナテ(トレンガヌFC)
6. ジョーダン・ミンター(トレンガヌFC)
7. イフェダヨ・オルセングン(スランゴールFC)
8. ロメル・モラレス(KLシティFC)
9. マヌエル・オット(マラッカ・ユナイテッドFC)
10. ウチェ・アグバ(サラワク・ユナイテッドFC)

 この他、最優秀チーム部門はMFLの技術委員会が、フェアプレーチーム部門はマレーシアサッカー協会FAMとMFLが選考します。
 また最優秀選手MVPは、最優秀GK、最優秀DF、最優秀MF、最優秀FWに選ばれた4選手の中かからタン・チェンホー代表監督、ブラッド・マロニーU22代表監督、B・サティアナタン マレーシアサッカー指導者協会PJBM会長、サフィー・サリ マレーシアプロサッカー選手会会長、イザハル・アタン スポーツ記者協会理事らで構成される選考委員会による投票で決定します。
 なおファンが選ぶベストイレブン部門もあり、こちらから投票が可能です。(投票サイトはマレーシア語です。)

マレーシアカップ-準々決勝第2戦結果

 11月14日にマレーシアカップ準々決勝第2戦の4試合が行われ、JDT(Mリーグ1部今季1位)、トレンガヌFC(同4位)、KLシティFC(同6位)、マラッカ・ユナイテッド(同8位)の4チームがベスト4に進出しています。準々決勝と同様、準決勝もホームアンドアウェイ方式で行われ、第1戦は11月22日、第2戦は11月26日に予定されています。

マレーシアカップ準々決勝第2戦
2021年11月18日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティFC 1-0 スランゴールFC(2試合通算:KLシティFC 3-0 スランゴールFC)
得点者:KL-ロメル・モラレス(51分)
 絶好調を維持するロメル・モラレスがマレーシアカップ8試合で10ゴール目となるゴールを決めたKLシティFCが準々決勝2試合に連勝して、1992年以来29年振りとなる準決勝進出を決めています。KLシティFCの今季ホーム無敗記録はこの日の勝利で15試合(12勝3分)に伸びています。
 ケガでグループステージでの出場がなかった今季のリーグ得点王イフェダヨ・オルセグンが復帰したスランゴールFCは準々決勝1回戦とは明らかに別のチームで、選手同士の連動も目に見えて良くなっていました。後半には検疫隔離明けのU22代表主将のMFムカイリ・アジマルを投入するなど総力戦で臨みましたが、総合力で上回ったKLシティFCの軍門に降りました。
 いずれも首都圏クランバリーに本拠地を持つ両チームが対戦した「クランバリーダービー」に連勝したKLシティFCは準決勝ではマラッカ・ユナイテッドと対戦します。

2021年11月18日@ハン・ジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ・ユナイテッドFC 2-1 サバFC(2試合通算:マラッカ・ユナイテッドFC 3-1 サバFC)
得点者:マラッカ-アドリアーノ(3分)、ソニー・ノルデ(77分)、サバ-リスト・ミトレフスキ(90+3分PK)
 マラッカ・ユナイテッドFCがソニー・ノルデの2戦連発となるゴールなどでサバFCを破り、クラブ史上初となる準決勝進出を決めています。

2021年11月18日@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダルプテリ)
JDT 0-0 クダ・ダルル・アマンFC(2試合通算:JDT 1-0 クダ・ダルル・アマンFC)
得点者:JDT-アリフ・アイマン(40分)
 2019年に続く連覇(2020年は新型コロナ感染拡大により中止)を目指すJDTが19歳のFWアリフ・アイマンのゴールで挙げた1点を守り切り、準決勝に進んでいます。
 今季のMリーグ1部1位と2位の対決となった準々決勝第1戦のホームゲームを0-0で終えたクダ・ダルル・アマンFCは初戦を欠場したチェチェ・キプレが先発し、GKシャーリル・サアリの好セーブを連発しましたが、今季ホームでは12勝1分1敗と圧倒的な強さを誇るJDTの前に敗れています。
 JDTは準決勝でトレンガヌFCと対戦しますが、今季唯一の黒星がホームでのトレンガヌFC戦です。

2021年11月18日UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
サラワク・ユナイテッドFC 2-4 トレンガヌFC(2試合通算:サラワク・ユナイテッドFC 3-6 トレンガヌFC)
得点者:サラワク-サンドロ・ダ・シルヴァ(71分)、ウチェ・アグバ(89分)、トレンガヌ-ジョーダン・ミンター2(2分、64分)、ファイサル・ハリム(12分)、ファイズ・ナシル(45分)
 ホームでの準々決勝初戦に2-1と勝利していたトレンガヌFCはこの日もジョーダン・ミンターとファイサル・ハリムのFWコンビが絶好調。ミンター選手がマレーシアカップ4得点目となるゴールを決めて先制すると、ハリム選手も2戦連発となるマレーシアカップ5得点目となるゴールを決めるなど、前半で3−0、通算成績を5-1としてリードを広げて勝利したトレンガヌFCは、JDTと準決勝で対戦します。

11月18日のニュース:KLシティFCはモラレスの帰化を画策、ペラFC主将は条件付きで2部降格クラブへの残留を表明、タン代表監督はコービン=オングらJDT選手を招集しなかった理由を説明

 昨日は12月5日に開幕する東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップに出場する代表候補が発表されましたが、今季の代表戦7試合の総得点が4点という慢性的な得点力不足に悩む代表のタン・チェンホー監督は今季リーグ戦の大半を棒に振るほどのケガから復帰のシャーレル・フィクリ(スランゴールFC)とダレン・ロック(PJシティFC)の2人のFWを招集しています。そんな火力不足の攻撃陣に朗報、という話題から始めましょう。

KLシティFCはモラレスの帰化を画策
 マレーシアカップ準々決勝は今日11月18日にホームアンドアウェイ方式の第2戦が行われますが、グループステージから通算して7試合で9ゴールを挙げているKLシティFCのロメル・モラレスはチームのベスト16進出の原動力となっています。
 昨季2020年シーズンはトレンガヌFCでプレーしたドミニク・ダ・シルヴァ(モーリタニア)を獲得したものの開幕からわずか6試合で今季絶望の負傷を負い、後半戦に向けてシーズン中のトランスファーウィンドウ期間に獲得したキリアン・ヌワブエズ(アメリカ)に至っては加入後初出場となった試合で負傷しこちらも今季絶望となるなど、ストライカーを立て続けに失ったボジャン・ホダック監督はMFのロメル・モラレスをFWにコンバートするとこれが大成功。リーグ戦では5ゴールにとどまったものの、マレーシアカップに入ってからはゴールを量産しています。
 そんなモラレス選手が代表の救世主となるのでは、とマレーシア語紙のブリタハリアンが報じています。24歳のモラレス選手は2018年にMリーグ1部のPKNS FC(当時、後にチームはスランゴールFCと合併)に加入し、2020年シーズンはマラッカ・ユナイテッドFC、そしてKLシティFCに移籍した今季がマレーシアでの4年目のシーズンになることから、来季2022年もマレーシアでプレーすればFIFAが認める「継続して5年間の居住歴を持つこと」というマレーシアの帰化選手となる条件を満たすことになります。
 KLシティFCのスタンリー・バーナードCEOはブリタハリアンの取材に対して、クラブとして支援していく計画があることも認めており、またコンバートを命じたホダック監督もモラレス選手の身体の強さや技術に加え24歳という年齢も帰化選手として代表に貢献できるだろうと話しています。
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 モラレス選手のコンバートについてホダック監督は「他に候補者がいなかったことに加えて、(モラレス選手は)守備をしたがらないから、とりあえず前線に置いてみた。」と冗談とも本気ともわからないコメントを述べていますが、FWとなってからは身体を絞り込むなど意識も変わったことに加えて、本人の努力がゴールという結果になって出ていることも好結果が続いている理由だろうと分析しています。
 マレーシアの帰化選手(マレーシア人の父母や祖父母を持たないマレーシア国外生まれの選手)は2018年4月にマレーシア国籍を取得し同年10月に代表に招集されてマレーシアサッカー史上初の帰化選手となったガンビア出身のモハマドゥ・スマレ(27歳、JDT)、2020年2月にマレーシアサッカー協会FAMの支援で帰化したコソボ出身のリリドン・クラスニキ(29歳、JDTからインドスーパーリーグのオディシャFCに期限付き移籍中)、同じくFAMの支援で帰化したブラジル出身のギリェルメ・デ・パウラ(35歳、JDT)の3選手がいますが、今年6月のFIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選では3選手ともに活躍することができず、国内サッカーファンからはFAMの帰化プログラムに避難が集中し、FAMもプログラム見直しを表明する事態となりました。

ペラFC主将は条件付きで2部降格クラブへの残留を表明
 今季開幕後に発覚した給料未払い問題により、主力の大半がシーズン途中に退団した結果、Mリーグ1部で11位となり来季は2部に降格するペラFCの正GKで主将でもあるハフィズル・ハキムは、来季もペラFCでプレーするとしながらもそのためにはゼネラルマネージャー(GM)とチームマネージャー(TM)の留任を条件としていると、マレーシア語紙ウトゥサンマレーシアが報じています。
 ペラ州イポー出身でペラFCのユースチーム上りでもあるハフィズル選手は、アズマン・ノーGMとラシディ・ラヒムTMが来季もペラFCに残るのであれば、自身もペラFCに残留すると話していますが、ペラFCは一昨日の11月16日にアズマンGMを理事に任命した上でGM職を廃止し、ペラ州サッカー協会の理事でもあるハイリル・アンワル氏をCEOに任命する人事を敢行しています。
 「アズマンGMとラシディTMに対しては自身の来季残留を約束したが、もし両名がクラブに残らなければ、約束を果たす義理もなくなるので、残留に関する自分の考えも変わる可能性がある。」と話すハフィズル選手は、同じMリーグ1部のペナンFCを含めた複数のクラブからのオファーがあることを明らかにした上で、近々予定されている新たに就任したハイリルCEOとの面談で直接、説明を聞いてから最終決定を行うとしています。
 ウトゥサンマレーシアの記事では既にU22代表のGKでスズキカップ出場の代表候補にも選ばれているGKアズリ・アブドル・ガニとMFアディブ・ラオプは既に他のクラブと移籍交渉を行っており、ペラFCが選手の不信感を払拭できなければさらに選手の流出は続くとしています。

タン代表監督はコービン=オングらJDT選手を招集しなかった理由を説明
 東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020年大会に出場する代表候補が昨日発表されましたが、そのメンバーから代表でも主力として活躍するJDTの選手が複数漏れていましたが、これについてタン・チェンホー代表監督がその理由を説明しています。
 Mリーグ1部で8連覇を達成したJDTの主力選手でもあり、代表でも今年の試合にはほぼ全て出場したGKファリザル・マーリアス、DF(左SB)のラベル・コービン=オング、DF(右SB)のマシュー・デイヴィーズ、そしてU22代表招集をチームが拒否したFWアリフ・アイマンらがスズキカップ出場の代表候補に選ばれなかった理由についてマレーシアの通信社ブルナマは、疲労と休養をタン監督が理由にしていると報じています。
 「6月のW杯予選、その直後のAFCチャンピオンズリーグ、さらにはMリーグ、マレーシアカップと今年1年間を通して代表とクラブの両方で国内外の試合に休まず出場してきた選手に疲労回復と休養を与えるために今回の招集を見送った。代表チームの首脳陣は彼らの能力を熟知しており、JDTの監督、コーチらとも話し合いを行った結果、今回の選手選考となった。」と説明しています。さらに主力が欠場するスズキカップは他の選手にとってはポジション奪取のための好機であるとも述べて、来年6月に予定されているAFC選手権アジアカップ3次予選に向けて代表チームの選手層を厚くするための選手選考であるとも説明しています。
 この他、ノー・アザム・アジー(スリ・パハンFC)、シャマー・クティ・アッバ(JDT)、ブレンダン・ガン(スランゴールFC)についてもそれぞれヒザの負傷、太ももの負傷、精巣腫瘍の治療を理由に招集しなかったことを説明しています。
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 東南アジアNo.1の称号が懸かるスズキカップですが、今回の招集メンバーは現在の代表が目指すべきはこのスズキカップ優勝ではなく、来年6月のアジアカップ予選突破であるというタン監督の決意の表れとも理解できます。その一方で前回大会では準優勝したスズキカップでメンバーを落として結果がグループステージ敗退となれば、アジアカップの前に自身の更迭論にも発展しかねません。
 そうならないためにもタン監督の覚悟に今回招集された選手たちが応えることに期待しましょう。

11月17日のニュース(2):スズキカップ出場の代表候補28名発表

スズキカップ出場の代表候補28名発表
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイトなどで、12月5日に開幕する東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020年大会に出場するマレーシア代表候補28名と代替追加候補3名を発表しています。
 この代表候補は来週11月22日からスランゴール州プタリンジャヤにあるFAM本部に隣接する施設で始まる合宿に参加しますが、明日11月18日にはマレーシアカップ準々決勝第2戦が行われることから、11月22日の合宿初日にはマレーシアカップ準決勝に残る4チーム以外のチームに所属する選手のみが招集となります。
 また11月22日と26日にはホームアンドアウェイ形式で行われるマレーシアカップ準決勝が予定されており、ここで敗退したチームの選手は11月28日に、そして11月30日の決勝に出場したチームの選手は翌12月1日にそれぞれ合宿に合流するということです。
 また「海外組」については所属クラブが合流日を決定するということですが、タイ1部でプレーするドミニク・タン(ポリス・テロFC)とジュニオール・エルドストール(チョンブリーFC)はリーグ第15節が11月27日と28日に予定されていることからチーム合流はこれ以降になりそうです。またデンマーク1部のFCミッティランでプレーするディオン・クールズは、デンマークカップ準々決勝となる11月13日のブレンビーIF戦後にデンマーク国内リーグが冬季オフ期間に入ることから早期の合流が期待されています。またベルギー1部のKVコルトレイクでプレーするルクマン・ハキム・シャムスディンはFIFAマッチデー期間外に行われたAFC U23アジアカップ予選にも出場していたので、こちらも代表合流がギリギリになることはなさそうです。
 タン・チェンホー代表監督は30人登録、試合当日のベンチ入り18名となっている今回のスズキカップ2020年大会に24名で臨むと話しており、今回招集される28名をさらに24名に絞り込んだ後、12月3日に隣国シンガポール入りするということです。
 なおスズキカップ2020年大会ではB組に入っているマレーシアのグループステージの試合日程は以下の通りです。
12月6日(月)対カンボジア@ビシャンスタジアム(午後5時30分)
12月9日(木)対ラオス@ビシャンスタジアム(午後5時30分)
12月12日(日)対ベトナム@ビシャンスタジアム(午後8時30分)
12月19日(日)対インドネシア@シンガポール国立競技場(午後8時30分)
 また2試合ずつ行われる準決勝と決勝は準決勝第1戦が12月22日または23日、第2戦が12月25日または26日、決勝は第1戦が12月29日、第2戦が2022年1月1日にいずれもシンガポール国立競技場で開催される予定です。
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 得点力不足に苦しむ代表に2人のストライカーが戻ってきます。いずれもケガのため今季リーグ戦では出場試合数が少なく6月のW杯予選には出場できなかったダレン・ロック(PJシティFC)とシャーれる・フィクリ(スランゴールFC)の復帰は今年2021年の代表戦の総得点4(7試合)ととにかく点が取れない代表にとっては朗報です。また総失点21と崩壊した守備陣には人材難のセンターバックにシャールル・サアド(JDT)がケガから復帰します。6月のW杯予選には出場できなかったため、ディオン・クールズあるいはジュニオール・エルドストールらとは初めて組むことになりますが、アイディル・ザフアン(JDT)とイルファン・ザカリア(KLシティFC-ただし今回はケガのため招集されていません)のコンビよりは安定感がありそうです。
 またAFC U23アジアカップ2022年大会の出場権を獲得したU22代表からは既にA代表でプレーするルクマン・ハキムに加えてムカイリ・アジマル(スランゴールFC)、クェンティン・チェン(ペナンFC)、アズリ・アブドル・ガニ(ペラFC)が昇格している点も目を引きます。
 その一方でU22代表に招集されながらチームがこれを拒否したアリフ・アイマンを筆頭に、ラヴェル・コービン=オング、マシュー・デイヴィーズ、ナズミ・ファイズ、そしてファリザル・マーリアスらこれまで代表の常連だったJDTの選手が招集されていない点も少々気になります。

スズキカップ2020年大会代表候補

氏名年齢所属
1. アブドル・ラザク34JDT
2. シャールル・サアド28JDT
3. サファウィ・ラシド24JDT
4.アキヤ・ラシド22JDT
5.モハマドゥ・スマレ27JDT
6.シャフィク・アフマド26JDT
7. ギリェルメ・デ・パウラ35JDT
8. リザル・ガザリ29クダ
9.アリフ・ファルハン25クダ
10.バドロル・バクティアル33クダ
11.ファイヤド・ズルキフリ23クダ
12.カイルルアズハン・カリド32スランゴール
13.シャミ・サファリ23スランゴール
14. ムカイリ・アジマル20スランゴール
15. シャーレル・フィクリ27スランゴール
16.アクラム・マヒナン28KLシティ
17.ケニー・パッラジ28KLシティ
18. アリフ・ファジラー25トレンガヌ
19. ファイサル・ハリム23トレンガヌ
20.ダレン・ロック31PJシティ
21. コギレスワラン・ラジ23PJシティ
22.カイルル・ファミ・チェ・マット32マラッカ
23. クェンティン・チェン22ペナン
24.アズリ・アブドル・ガニ22ペラ
25.ジュニオール・エルドストール30チョンブリーFC
26.ドミニク・タン24ポリス・テロFC
27.ルクマン・ハキム・シャムスディン19KVコルトレイク
28.ディオン・クールズ25FCミッティラン

代替招集候補

氏名年齢PASUKAN
1.カラムラー・アル=ファイズ26PJシティ
2.ロドニー・ケルヴィン25クダ
3.ハキミ・アブドラ22トレンガヌ

11月17日のニュース:タイ1部第12・13節-エルドストールはフル出場しタンは5戦連続出場、協会はAFCU23アジアカップ出場権獲得のU22代表監督との契約延長へ、空席の協会テクニカルディレクターは来年1月までに決定、過去2年間中止のU19とU21の国内リーグは来年2月に開幕

タイ1部第12・13節-エルドストールはフル出場しタンは5戦連続出場 
 2021/2022年シーズンのタイ1部リーグ第12節が11月9日から11日まで、第13節が11月13日と14日という過密日程で開催されましあた。マレーシア代表のDFジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・マデル・アマラン・マデルネル)が所属するチョンプリーFCは首位ブリーラム・ユナイテッド戦の勝利を含む2連勝で4位を堅持、DFドミニク・タンが所属するポリス・テロFCは1勝1敗でこちらも順位は10位と変わっていません。

タイ1部リーグ第12節
2011年11月9日@トゥルースタジアム
バンコク・ユナイテッド 5-0 ポリス・テロFC
 GKのプラシット・ゴルダが2ヶ月分の給料未払いを明らかにしたポリス・テロFCは今季最大の5失点でバンコク・ユナイテッドに大敗しています。前半で3失点を喫したからか、これまでは試合終盤投入されていたドミニク・タンは61分から出場し、今季最長となる29分間プレーしています。

2021年11月10日@サームアーオスタジアム
PTプラチュワップFC 1-2 チョンブリーFC
 滝雅美率いるPTプラチュワップFCと対戦したチョンブリーFCが3連勝で4位を堅持。ジュニオール・エルドストールは先発してフル出場しています。なお翌第13節でも今季1部昇格のノーンブワ・ピッチャヤFCに敗れて5連敗となったPTプラチュワップFCは滝雅美を解任しています。
 (試合のハイライト映像はタイリーグ公式Youtubeチャンネルより)

タイ1部リーグ第13節
2011年11月13日@ブンヤジンダースタジアム
ポリス・テロFC 1-0 スパンブリーFC
 前節の大敗からこの日はフィリピン代表の佐藤大介選手が所属するスパンブリーFCとの対戦となったポリス・テロFCは1-0で勝利し、今季4勝目を挙げています。ドミニク・タンは前節から一転して90+2分からの出場となっています。

2021年11月13日@サームアーオスタジアム
チョンブリーFC 2-0 ブリーラム・ユナイテッド
 チョンブリーFCが首位のブリーラムに勝利し4連勝で4位を堅持。ジュニオール・エルドストールは先発してフル出場しています。
 (試合のハイライト映像はタイリーグ公式Youtubeチャンネルより)

タイ1部リーグ順位表(第13節終了)

順位チーム試合勝分負得失差勝点
1バンコク・ユナイテッド139221529
2ブリーラム・ユナイテッド138231126
3BGパトゥム・ユナイテッド12822626
4チョンブリーFC137331124
10ポリス・テロFC11445-316
順位は上位3チームとマレーシア人選手が所属するチョンブリーFC、ポリス・テロFCのみ表示しています。

協会はAFCU23アジアカップ出場権獲得のU22代表監督との契約延長へ
 マレーシアサッカー協会FAMは、来年6月にウズベキスタンで開催されるAFC U23アジアカップ2022年大会予選J組で首位となり本戦出場権を獲得したブラッド・マロニー監督との契約延長に向けた交渉を開始することを発表しています。
 英字紙スターによると、FAMのモハマド・サイフディン・アブ・バカル事務局長はオーストラリア出身のマロニーU22代表監督がFAMの設けた重要業績評価指標KPIを達成したとして、現在の契約が切れる今年12月以降の契約延長とAFC U 23アジアカップへの準備などについての話し合いを行うとしています。なおマロニーU22代表監督とチームは予選J組の試合が開催されたモンゴルから帰国後の検疫隔離期間中に行われた検査で新型コロナの陽性反応を示した者が出たことから、検疫隔離期間が延長されていました。
 U23代表は2022年には6月1日から19日まで開催されるAFCU23アジアカップに加えて、5月12日から23日には東南アジア競技大会通称シーゲームズ(ベトナム)、さらに9月10日から25日にはアジア競技大会(中国)などが控えています。
 FAMの理事会後に記者会見したサイフディン事務局長は、この他、来年2022年10月に予定されているAFC U17選手権予選に向けても早急に首脳陣を決定し、2006年以降に生まれた選手からU17代表を編成するとも述べていますが、これは2023年にバーレーンで開催されるAFC U17選手権が同年にペルーで開催されるFIFA U17ワールドカップの予選も兼ねていることからであると説明し、U17代表は来年4月には大会に向けてサウジアラビアかアラブ首長国連邦での合宿も予定しているということです。

空席の境界テクニカルディレクターは来年1月までに決定
 9月末にオン・キムスイ氏がMリーグ1部のサバFCの監督に転身したことにより空席となっているマレーシアサッカー協会FAMのテクニカルディレクター職(TD)について、FAMのモハマド・サイフディン・アブ・バカル事務局長は来年1月には決定すると話していると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。
 報道陣から候補者がマレーシア人か外国籍かを問われたサイフディン事務局長は、現時点ではそのような絞り込みはできていないと答え、選考は候補者の経験に基づいて行い、さらにFIFAやAFCなどにも経歴の確認などを行い、最良の人物を選びたいとしています。
 なおオン氏がサバFC監督に就任した後は、後任としてサラワク・ユナイテッドFCのテTDで元代表監督のB・サティアナタン氏や、FAMと青年スポーツ省が共同で運営する国家サッカー選手育成プログラムNFDPのサアド・イシャラレンTDなどの名前も上がっています。

過去2年間中止のU19とU21の国内リーグは来年2月に開幕
 新型コロナウィルスの感染拡大に伴い2020年と2021年の2年連続で中止となっていたU19国内リーグのユースカップとU21国内リーグのプレジデントカップについて、この両大会を主催するマレーシアサッカー協会FAMは来年2022年2月に開幕を予定していることを発表しています。
 ブルナマの報道によるとFAMの協議委員会の委員長も務めるモハマド・フィルダウス・モハメド会長代行は2月の中旬あるいは下旬からの開幕に向けて、国内の新型コロナ対策を担う国家安全保障委員会NSCに対して、ユースカップとプレジデントカップの開催申請を行った結果、承認を受けたことを明らかにしています。
 20から22チームが参加するユースカップとプレジデントカップは、従来は参加全チームをそれぞれ2グループに分けてホームアンドアウェイ方式でグループステージを行い、そこから勝ち上がった各グループの上位4チームが準々決勝に進み、そこからはトーナメント方式で優勝チームを決定していましたが、新型コロナ禍の中で開催を模索した昨年2020年と今年は、移動距離を減らすために国内を3つの地域に分けるなど方式を変更して開催を試みたものの、結局は中止に追い込まれています。




マレーシアカップ2021-準々決勝第1戦結果

 情報が古くなってしまいましたが11月14日にマレーシアカップ準々決勝第1戦の4試合が行われました。今季のマレーシアカップ準々決勝に残ったののはJDT(今季のMリーグ1部スーパーリーグ1位)、クダ・ダルル・アマンFC(同2位)、トレンガヌFC(同4位)、スランゴールFC(同5位)、KLシティFC(同6位)、マラッカ・ユナイテッドFC(同8位)、サバFC(同9位)、サラワク・ユナイテッドFC(2部プレミアリーグ2位)の8チームです。ホームアンドアウェイ方式で行われるマレーシアカップはこの日の第1戦の後、第2戦は11月18日に予定されています。

マレーシアカップ準々決勝第1戦
2021年11月14日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴールFC 0-2 KLシティFC
得点者:KL-ロメル・モラレス(14分)、ハディン・アズマン(82分)
 共に首都圏に本拠地を持つ両クラブの対戦は伝統的に*クランバリーダービーと呼ばれています。今季のMリーグ1部での対戦ではいずれも1-1の引き分けに終わっていることからこの試合も拮抗することが予想されましたが、グループステージからの好調を維持するロメル・モラレスがマレーシアカップに入ってから7試合で9ゴール目となる先制ゴールを挙げてKLシティFCがリードを奪うと、シャーレル・フィクリを中心にスランゴールFCは反撃を試みるもグループステージ6試合で4失点のKLシティFC守備陣がその前に立ちはだかります。数少ない好機もオフターゲットのシュートが目立つなど、ケガによりマレーシアカップには出場していない今季リーグ得点王のイフェダヨ・オルセグン、アラブ首長国のドバイで合宿中のシンガポール代表に招集されたサフアン・バハルディン、さらにはU23アジアカップ予選に出場しモンゴルから帰国後の検疫隔離期間が延長されてチームに合流できていないムカリ・アジマルら主力を欠くチームは少なくともこの試合ではKLシティFCの脅威とはなりませんでした。
 第2戦はKLシティFCのホーム、KLフットボールスタジアムで行われますが、今季のKLシティFCはリーグ戦11試合、マレーシアカップ3試合の計14試合でホームでは無敗記録を継続中です。

2021年11月14日@リカススタジアム(サバ州コタキナバル)
サバFC 1-2 マラッカ・ユナイテッドFC
得点者:マラッカ-ソニー・ノルデ(52分)
 グループステージでは5勝1分と無敗で突破したマラッカ・ユナイテッドFCに対して、最終戦のPJシティFC戦に1-0と辛勝して準々決勝に進出したサバFCの対戦は、試合開始から好機を演出し続けたソニー・ノルデがマレーシアカップでは4ゴール目となる得点を決めて、アウェイとなるコタキナバルでマラッカ・ユナイテッドFCに貴重な勝利をもたらしています。

2021年11月14日@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロースター)
クダ・ダルル・アマンFC 0-0 JDT
得点者:なし
 2ヶ月分の給料未払いが封じられていたクダ・ダルル・アマンFCについて、試合前にはJDTのオーナーでジョホール州皇太子のトゥンク・イスマイル殿下と、クダ・ダルル・アマンFCを運営するクダ州サッカー協会会長でもあるモハマド・サヌシ・モハマド・ノークダ州首相の舌戦がソーシャルメディア上で繰り広げられるなど場外でも賑わったこの試合は、試合前に未払い給料が完済されたとの報道もあり、クダ・ダルル・アマンFCの選手たちのモチベーションも上がっていました。
 今季のMリーグでは0-2、0-1とJDTに完敗しているクダ・ダルル・アマンFCは、直近の過去20試合の対戦でもJDTに対して2勝4分14敗と明らかに分が悪く、さらにこの試合ではFIFAワールドカップ2022年大会アジア最終予選に出場するレバノンにラビ・アタヤが、またAFFスズキカップに向けてアラブ首長国連邦のドバイで合宿中のシンガポールが親善試合にアヌマンサン・モハン・クマールを招集、さらに今季のMリーグでチーム2位の10ゴールを挙げているチェチェ・キプレがケガと主力の外国籍選手3名抜きで今季のMリーグチャンピオンとの対戦となりました。
 そういった諸々の事情からクダ・ダルル・アマンFCのアイディル・シャリン監督はホームゲームにも関わらず守備重視の布陣を選択、「勝つ」ための戦術ではなく「負けない」戦術で臨みました。開始直後から双方はオンザボールはもちろん、オフザボールでも激しく当たり合うやや荒れ気味の試合になりましたが、レノン・アルヴェスとロドニー・ケルヴィンが最後まで守備陣をコントロールし続けたクダ・ダルル・アマンFCが守りきり、試合は結局0-0で終了しています。

2021年11月14日スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴンバダ)
トレンガヌFC 0-0 サラワク・ユナイテッドFC
得点者:トレンガヌ-ファイサル・ハリム(17分)、ファイズ・ナシル(51分)、サラワク-シャールル・ニザム(22分OG)
 Mリーグ1部スーパーリーグではシーズン終盤に失速して4位に終わったトレンガヌFCですが、リーグ戦後のマレーシアカップではセカンドチームでMリーグ2部プレミアリーグでプレーするセカンドチームのトレンガヌFC IIの選手も含めた選手層の厚さを見せつける形でグループリーグを5勝1分けと無敗で突破し、この準々決勝に進んでいます。試合ではマレーシアカップに入ってもリーグ戦からの好調を維持しているファイサル・ハリムがペナルティエリアの外から豪快にシュートを決めて先制し、オウンゴールで動転するもののこの試合ではたびたび好機を演出していた身長156cmの小兵ファイズ・ナシルが地震で決勝ゴールを決めて2-1でトレンガヌFCが勝利しています。
 一方、プレミアリーグ勢としては唯一、準々決勝に残ったサラワク・ユナイテッドFCはジャイキリを目論んでこの試合に臨みましたが、前半の序盤には構成を見せたものの、その後は守勢に回ることが多く、むしろ1点差で済んだのは幸いでした。しかしこの最小得点差のまま耐え切ったことで準々決勝第2戦ではジャイキリの機会が残ったとも言えそうです。


11月14日のニュース:迷走するペラFCはGMを解職して新CEOを任命もサッカー協会の規定に違反か、クダ・ダルル・アマンFCで給料2ヶ月分と勝利給の未払いが明らかに、クダ・ダルル・アマンFCのクパ・シャーマンはW杯予選出場のリベリア代表辞退しマレーシアカップ出場へ

迷走するペラFCはGMを解職してCEOを任命もサッカー協会の規定に違反か
 Mリーグ1部で11位となり来季は2部に降格するペラFCは、シーズン中に発覚した給料未払い問題から開幕戦先発XIの内8名が退団、さらにマレーシアカップでも遠征費用不足からペラ州選出の国会議員に寄付を求めるなどの窮状が明らかになっています。
 そのペラFCがアズマン・ノーGM(ゼネラルマネージャー)をクラブ運営会社の理事に任命すると同時にGM職を廃止しましたが、当のアズマンGMはこれについて知らされておらず、驚いているとマレーシア語紙ウトゥサンマレーシアが報じています。
 ソーシャルメディア上で自身の理事任命を知ったと話すアズマンGMは、ペラFCを実質的に運営しているペラ州サッカー協会からはこの理事任命については事前に何も知らされていなかったと述べています。11月11日のマレーシアカップグループステージ、スランゴールFC戦後に会見を開いた際に、自身が務めていたGM職がどうなるのかは不明であると述べる一方で、現在空席となっているクラブのCEOにペラ州サッカー協会のハイルル・アンワル・モハメド氏が新たに任命された人事に対しては疑問を呈しています。
 「(給料未払い問題が発覚し、その責任を取って辞任した)リザル・アリ・ナイズ・アリ前CEOの辞職後にはペラFCは今後はCEO職を置かないという声明を出している。しかも今回任命されたハイルル・アンワル氏ははペラ州サッカー協会の執行委員であり、マレーシアサッカー協会FAMはMリーグクラブの民営化実現に向けて、州サッカー協会内の人間がクラブ運営会社内に役職を持つことを禁じている。ハイルル・アンワル氏がペラFCのCEOとなるためには、ペラ州サッカー協会執行委員を辞職しなければならない。」と述べて、この人事が不透明なプロセスを経て行われていることを示唆しています。

クダ・ダルル・アマンFCで給料2ヶ月分と勝利給の未払いが明らかに
 今季のMリーグで2位となりAFCカップ出場権を獲得しているクダ・ダルル・アマンFCは、シーズン開幕直後から数ヶ月に渡り給料未払いが起こっていたことが発覚し、JDTの対抗馬一番手として期待されながらスタートダッシュに失敗していた理由が明らかになりまし。その後は順当に順位を上げて最終的には2位になり、リーグ戦後のマレーシアカップでもグループステージを突破して準々決勝に進出しています。
 しかしクダ・ダルル・アマンFCが再び給料未払い問題に見舞われているとウトゥサンマレーシアが報じています。本日11月14日の準々決勝初戦ではJDTと本拠地ダルル・アマンスタジアムで対戦するクダ・ダルル・アマンFCは既に2ヶ月分の給料が支払われていないことに加えて、リーグ戦で13勝、マレーシアかップグループステージは2勝しているチームに対して12試合分の勝利給も払われていないということで、ウトゥサンマレーシアは今夜のJDT戦に臨むチームのモチベーションは大きく下がってしまう可能性があると報じる一方で、マレーシアカップグループステージの最後の2試合(1-3で勝利した11月6日のクチンシティFC戦と0-2で敗れた11月9日のマラッカ・ユナイテッドFC戦)では選手たちは全力で試合に臨める心境ではなかったいうチーム内関係者の話も紹介しています。さらに経営陣からはチームの現状についてここまで何の説明がないことも選手たちを落胆させているということです。
 なおこれについてコメントを求めら得たクダ州首相でもあるムハマド・サヌシ・モハマド・ノー クダ州サッカー協会会長は、チームの苦境について何も知らされていないと話す一方で、クダ州サッカー協会はこれに感知しておらずクダ・ダルル・アマンFCが自身で解決するべき問題であると話しているということです。

クダのクパ・シャーマンはW杯予選出場のリベリア代表辞退しマレーシアカップ出場へ
 明日11月14日よりホームアンドアウェイ方式でマレーシアカップ準々決勝が始まりますが、JDTと対戦するクダ・ダルル・アマンFCのFWクパー・シャーマンはFIFAW杯2022年大会アフリカ予選を戦っている母国リベリア代表からの召集を辞退して、マレーシアカップに臨むとマレーシア語紙のハリアンメトロが報じています。
 11月14日にはナイジェリアと、そして11月17日には中央アフリカと対戦するリベリアはアフリカ1次予選C組で4試合を終えて1勝3敗となっており1次予選敗退が既に決まっていることから、ピーター・バトラー監督に代表辞退の許可を求めたことを明かしています。なおバトラー監督は2000年台前半にはサバFA(現在のサバFC)やケランタンFA(現在のケランタンFC)などでも監督経験があります。
 「リベリア代表は残り2試合で既に予選敗退も決まっており、バトラー監督にはマレーシアに残ってクダ・ダルル・アマンFCのマレーシアカップ準々決勝の試合に貢献したいと説明した。」と話したシャーマン選手はMリーグ8連覇を達成し、リーグ優勝との2冠を目指すJDTとの準々決勝は厳しいものになることが予想されるが、全力で臨みたいとも述べています。
*****
 アフリカ1次予選でリベリアが挙げている唯一の勝利は中央アフリカ戦の1-0で勝った試合ですが、この試合の決勝ゴールを決めているのがシャーマン選手です。ハリアンメトロではクダ・ダルル・アマンFCのために残りたいとなっていますが、アフリカのスポーツ専門サイト「アフリカトップスポーツ」の記事では、シャーマン選手が保持している居住許可が11月21日に切れ、W杯予選のために出国すると再入国ができないという理由で代表召集を辞退していると報じられています。ハリアンメトロとアフリカトップスポーツのどちらの理由が本当なのかは別にして、W杯アジア最終予選に出場しているラビ・アタヤ(レバノン)、東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップに向けてアラブ首長国連邦のドバイで合宿中のシンガポール代表に合流予定のアヌマンサン・モハン・クマールと既に外国籍選手2名が不在のクダ・ダルル・アマンFCにとってシャーマン選手がJDT戦に出場できるのは心強いでしょう。

11月12日のニュース:アジアカップ最終予選のマレーシア開催案を青年スポーツ省が承認、プロ選手会がサラワク・ユナイテッドFCの選手からの給料未払いの訴えを受理、U23アジアカップ予選から帰国のU22代表は検疫隔離期間が1週間延長に

アジアカップ予選のマレーシア開催案を青年スポーツ省が承認
 AFCアジアカップ2023年大会最終予選は来年6月に実施される予定ですが、最終予選に残った24チームを6つのグループに分けて開催されることが決まっています。AFCは最終予選開催国の立候補を募るとしており、多くのサポーターの声援を得て予選突破を目指すマレーシアサッカー協会FAMは集中開催地の一つとして立候補するため、政府の承認を待っていましたが、マレーシアの通信社ブルナマは国内スポーツを統括する青年スポーツ省がFAMの予選開催案を承認したと報じています。
 FAMのサイフディン・アブ・バカル事務局長が明らかにしたところによると、最終予選開催の立候補手続きは最終予選の組み合わせ抽選が行われれる来年2022年2月以降に始まり、抽選後に決定する予選組内でマレーシアが集中開催地として立候補する唯一の国となるのか、あるいは同じ予選組内で他の国も同様に立候補してくるのかどうか、という点が焦点になるということです。現在は試合会場や練習場、さらには宿泊施設などについて、新型コロナ感染予防のための標準作業手順SOPに従いながら、確保のための準備を進めているということです。
 またサイフディン事務局長はアジアカップ予選の費用は全てFAMが負担し、政府の公的支援を受けることはないことを改めて強調していますが、これは当初、FAMが予選開催希望を表明した際に青年スポーツ省のアフマド・ファイザル・アズム大臣が「新型コロナ後の経済復興が政府の最優先課題でありアジアカップ予選開催の費用を支援する余裕が政府にない」と述べたことを意識してのことです。サイフディンFAM事務局長はさらにアジアカップ予選開催により国外からの旅行者がマレーシア国内で宿泊や移動などにお金を落とせば、それはマレーシア経済を支援することにもなるとも述べて、アジアカップ予選の自国開催の利点も強調しています。
 マレーシアは東南アジアの他国と共同開催となった2007年大会以来のアジアカップ出場を目指していますが、この自国開催枠での出場を除くと、予選を突破して自力で本選に出場したのは1980年のクウェート大会まで遡らなければなりません。

プロ選手会がサラワク・ユナイテッドFCの選手からの給料未払いの訴えを受理
 マレーシアプロサッカー選手会PFAMは公式ツイッター上で、マレーシアカップのグループステージを突破して準々決勝に進出したサラワク・ユナイテッドFCの選手から給料未払いに関する訴えを正式に受理し、選手に代わってサラワク・ユナイテッドFCに接触していることを明らかにしています。
 サラワク・ユナイテッドFCで給料未払いが怒っていることはこのブログでも何度か取り上げましたが、マレーシアサッカー協会FAM、そしてマレーシアプロサッカー選手会PFAMともにメディアに不満を話すのではなく、FAMあるいはPFAMに対して正式に訴え出るように選手や監督、コーチに求めており、今回それが実現したようです。
 この投稿の中でPFAMは、正式な形で問題を訴え出た選手の勇気を褒め称えるとともに、PFAMに加盟している他の選手に対してはサラワク・ユナイテッドFCの選手への支援を求めて、PFAMがこの問題の早期解決を目指していくことを表明しています。

U23アジアカップ予選から帰国のU22代表は検疫隔離期間が1週間延長に
 モンゴルで開催されたAFC U23アジアカップ(旧U23選手権)の予選J組で1位となり、来年2022年にウズベキスタンで開催される本戦への出場権を獲得したU22代表は11月2日に試合開催地のモンゴルから帰国し、マレーシア政府が全ての渡航者に義務付けている7日間の検疫隔離が11月9日に終える予定でしたが、11月5日行った検査の結果、モンゴルに遠征したチーム関係者の一人が陽性反応を示したことから、検疫隔離期間が1週間延長されたとブルナマが報じています。
 このことを明らかにしたFAMのサイフディン・アブ・バカル事務局長は、陽性となった関係者は滞在中の宿泊施設から医療施設えへと移送されたということですが、他の参加者には陽性反応は見つかっていないということで、サイフディン事務局長は心配するような状況にないことを強調しています。
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 この検疫隔離期間延長により、U22代表でプレーするMFムカイリ・アジマル(スランゴールFC)やFWハキミ・アブドラ(トレンガヌFC)らのチーム合流が遅れることになり、11月14日のマレーシアカップ準々決勝から彼らの復帰を期待していたチームにとっては痛手になりそうです。

スズキカップ直前の代表の練習試合実現は困難に
 東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020年大会は12月5日開幕しますが、マレーシア代表はこの大会直前に東ティモールとの練習試合を企画していることが報じられましたが、マレーシアの通信社は大会前の過密日程により実現は難しいと報じています。
 国内サッカーの年内最大のイベントであるマレーシアカップの決勝が11月30日に開催され、この決勝戦後に代表メンバーが全員揃いますが、マレーシア代表のシンガポール入りが12月3日に予定されており、スズキカップ初戦のカンボジア戦が12月6日となっていることから、東ティモールとの練習試合の実現は難しいだろうと、代表チームのマネージャーを務めるFAMのモハマド・ユソフ・マハディ会長代行はブルナマの取材に対して答えています。
 ブルネイの出場事態によって東ティモールは12月1日に予定されていたプレーオフを経ずに本戦出場となったことに加え、代表は12月1日にシンガポール入りを予定していたことから練習試合実現の可能性が取り沙汰されていましたが、主催者である東南アジアサッカー連盟の12月3日のシンガポール入りを求めたことから、前回大会準優勝のマレーシア代表は全選手合流後、ぶっつけ本番でスズキカップに臨むことになります。
 11月26日のマレーシアカップ準決勝終了後には、決勝に出場しない選手のみを招集して代表合宿が開催される予定ですが、順当に行けば代表の主力選手の大半が所属するJDTは決勝進出が予想されることから、第1次合宿には全体の半数程度のメンバーのみが参加することになりそうです。
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 デンマーク1部のFCミッティランでプレーするDFディオン・クールズがデンマークカップ準々決勝となる11月13日のブレンビーIF戦後にデンマーク国内リーグが冬季オフ期間に入ることからスズキカップに出場する代表に合流することも発表されています。このクールズ選手を含め予想されるメンバーを見る限りでは前回の2018年大会よりも強い代表になっていますが、果たして今回の大会では東南アジアでは一強時代を築きつつあるグループリーグ同組のベトナム戦で、決勝で敗れた前回大会のリベンジができるのかどうかに注目が集まります。



マレーシアカップ-グループステージ第6節結果

 マレーシアカップのグループステージ最終節となる第6節が11月10日と11日に行われ、各組の上位2チームが進出する準々決勝の組み合わせが決定しています。
 11月14日と18日にホームアンドアウェイ方式行われる準決勝の組み合わせはA組1位のKLシティFC対B組2位のスランゴールFC、B組1位のトレンガヌFC対B組2位のサラワク・ユナイテッドFC、C組1位のマラッカ・ユナイテッドFC対D組2位のサバFC、そしてD組1位のJDT対C組2位のクダ・ダルル・アマンFCとなっています。
 (各試合のハイライト映像はMFLの公式YouTubeチャンネルより)

グループステージA組
2021年11月10日@ダルル・マクモルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハンFC 0-1 KLシティFC
得点者:KL-ザフリ・ヤハヤ(83分PK)
 既に準決勝進出を決めているKLシティFCがスリ・パハンFCを破ってA組首位でグループステージを突破しています。
 マレーシアカップではここまでの5試合で8ゴールを挙げているロメル・モラレスや主将のパウロ・ジョズエ、さらにダニエル・ティンら主力メンバーを思い切って先発から外し休養させる余裕を見せたKLシティFCでしたが、0-0まま終了かと思われた83分にザフリ・ヤハヤが決勝ゴールを決め、グループステージ無敗でなんと29年ぶりとなる準々決勝に進出しています。その一方で前節のペナンFCで足首のケガを途中退場したDFイルファン・ザカリアがその後の診断で手術を要する重症で全治3ヶ月であることも発表されており、クラブにも代表にも文字通り痛い離脱となりました。KLシティFCは準々決勝では同じ首都圏に本拠地を持つスランゴールFCと「*クランバリーダービー」で対戦します。*クラン川に沿って発展したクアラルンプールとスランゴール州を含めた一帯の総称。
 今季のMリーグでは降格圏ギリギリの10位で1部残留を決めたスリ・パハンFCは、監督排斥運動が起こるほどの状況に陥っているペナンFC相手にに5-0、4-0と大勝したものの、結局、グループステージはこの2勝だけで、今季2部で2位だったサラワク・ユナイテッドFCにも2敗するなど、今後はドラー・サレー監督の進退が問われるのは必至です。まぁMリーグでの開幕2連敗で新監督のトマス・ドゥーリー監督を「休養」させて、昨季の不振を理由に一度は解任したドラー監督を再び監督に据えるような素人主導のフロント人事が来季も続くようであれば、来季は2部降格最有力候補となりそうです。

2021年11月10日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
サラワク・ユナイテッドFC 1-2 ペナンFC
得点者:サラワク-クリスティ・ジャヤシーラン(7分)、ペナン-ジェフリ・フィルダウス・チュウ(13分)、アメル・アザハル(43分)
 KLシティFC同様、既に準々決勝進出を決めているサラワク・ユナイテッドFCはほぼ主力メンバーが先発しましたが、マレーシアカップでは未勝利だったペナンFCに初勝利を献上しています。
 1点を先制されたペナンFCは13分に巧妙なトリックプレーを使ったフリーキックで同点に追いつくと、その前にもゴールポストに阻まれるなど惜しいシュートを放っていたアメル・アズハルがエンドリックからジェフリ・フィルダウス・チュウと繋がったパスを受けて決勝ゴールを決めています。
 チーム内の混乱から外国籍選手を含めた主力選手の退団が噂されているペナンFCですが、この日のゴールを決めたジェフリ・フィルダウス・チュウとアメル・アズハル、また63分にサラワク・ユナイテッドFCが得たPKを好セーブで防いだブライアン・シーらが来季の主力となっているかも知れません。

2021年マレーシアリーグ グループステージA組最終順位表(第6節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1#KLC6420124814
2#SWU6312910-110
3SRP620411746
4PEN6114415-114
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:PEN-ペナンFC、KLC-KLシティFC、SPP-スリ・パハンFC、SWU-サラワク・ユナイテッドFC
#KLシティFCとサラワク・ユナイテッドFCのグループステージに進出が決定しています。


グループステージB組
2021年11月10日@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
クチンシティFC 1-1 トレンガヌFC
得点者:クチン-鈴木雄太(33分)、トレンガヌ-ラーマット・マカサフ(19分)
 B組首位での準々決勝進出を既に決めているトレンガヌFCは、今週日曜日から始まる準々決勝初戦に備えてか主力の一部を休ませる布陣で臨みましたが、クチンシティFCのミスに乗じてラーマット・マカサフが先制ゴールを決め、前半はトレンガヌFCがリードして終了します。
 後半が始まってすぐの46分には、ペナルティエリアの外でボールを得た鈴木雄太がシュートを放つとトレンガヌFCのDFに当たって覚悟が変わったボールがそのままゴールに吸い込まれてクチンFCが同点に追いつきます。先制点を許していたミスに絡んでた鈴木選手が自身のシュートで同点に追いつく展開となったこの試合はこのまま1-1で終了しています。今季2部で5位のクチンFCは1部の3チームを相手に6試合で1勝2分3敗と胸を張れる成績でマレーシアカップを終えています。
 リーグ戦では終盤失速して4位となったトレンガヌFCはこのマレーシアカップ優勝と優勝チームに与えられる来季のAFCカップ出場権獲得を目指し、準々決勝ではサラワク・ユナイテッドFCと対戦します。
 クチンシティFCの鈴木雄太選手は先発してフル出場しています。

2021年11月10日@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラFC 1-2 スランゴールFC
得点者:ペラ-ロイザット・ダウド(10分)、スランゴール-シーン・セルヴァラジ(72分)、ワン・ザック・ハイカル(85分)
 グループステージ敗退が決まっているペラFCが先制し、そのまま1-0が続いた試合はかつては琉球FCにも在籍したワン・ザック・ハイカルなどの2ゴールでスランゴールが逆転勝ちしています。
 スランゴールFCは準々決勝ではKLシティFCと対戦しますが、U23アジアカップ予選に出場し、帰国後の検疫隔離中のMFムカイリ・アジマルやDFハリス・ハイカルらが次戦からは出場可能となり、グループステージとは違ったチームが見られそうです。

2021年マレーシアリーグ グループステージB組最終順位表(第6節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1#TFC65101641216
2#SEL6402128412
3KUC6123612-65
3PRK6014414-101
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:TFC-トレンガヌFC、SEL-スランゴールFC、PRK-ペラFC、KUC-クチンシティFC

グループステージC組
2021年11月9日@ハン・ジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ・ユナイテッドFC 2-0 クダ・ダルル・アマンFC
得点者:マラッカ-マヌエル・オット( 24分)、ジョヴァンニ・ゴメス・ダ・シルヴァ(89分)
 C組の2位となるとD組1位のJDTが準々決勝の相手となることから、両チームともC組首位での突破を目指して対戦しました。Mリーグ1部では今季8位だったマラッカ・ユナイテッドFCが試合開始から終始優勢を保って試合を進め、リーグ2位のクダを抑えてC組首位で順々決勝進出を決めています。この結果、マラッカ・ユナイテッドFCは準々決勝ではサバFCと、クダ・ダルル・アマンFCはJDTと対戦します。

*11月9日に予定されていたヌグリスンビランFC対ケランタン・ユナイテッドFCの試合は、ヌグリスンビランFCの出場辞退により、ケランタン・ユナイテッドFCが3-0で不戦勝となっています。

2021年マレーシアリーグ グループステージC組順位表(第5節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1#MLU65101551016
2#KDA6402136712
3KLU6114812-44
4*NSE6105112-113
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:KDAークダ・ダルル・アマンFC、MLU-マラッカ・ユナイテッドFC、NSE-ヌグリスンビランFC、KLU-ケランタン・ユナイテッドFC
#マラッカ・ユナイテッドFCとクダ・ダルル・アマンFCのグループステージに進出が決定しています。
*ヌグリスンビランFCは新型コロナ感染者が多数発生したため、第3節以降を出場辞退しています。

グループステージD組
2021年11月9日@スルタン・モハマド4世スタジアム(ケランタン州コタバル)
ケランタンFC 0-4 JDT
得点者:JDT-シャフィク・アフマド(48分)、レアンドロ・ヴェラスケス(60分PK)、ギリェルメ・デ・パウラ(62分)、シャールル・サアド(90+1分)
 今季のMリーグチャンピオンのJDTが6戦無敗で準々決勝に進出し、リーグ優勝とマレーシアカップ優勝の今季2冠達成にまた一歩近づいています。

2021年11月9日@リカススタジアム(サバ州コタキナバル)
サバFC 1-0 PJシティFC
得点者:サバ-リスト・ミトレフスキ(21分PK)
 勝った方が準々決勝進出となる直接対決はサバFCがPJシティFCの猛攻を耐え忍んで1-0で勝利しています。この試合に引き分けても準々決勝への進出となっていたPJシティFCでしたが、リーグ戦では2勝、このマレーシアカップでも初戦は引き分けていたサバFCに対し、21分にサバFCのパク・タエスをK・プラバカランがペナルティエリア内で倒して与えたPKの1点に泣いています。

2021年マレーシアリーグ グループステージD組最終順位表(第6節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1#JDT66001411318
2#SAB622269-38
3PJC612356-15
4KEL6024413-92
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:PJC-PJシティFC、SAB-サバFC、KEL-ケランタンFC
#JDTとサバFCのグループステージに進出が決定しています。

11月10日のニュース:Mリーグでプレーする2選手がミャンマー代表に招集、今季3位のペナンFC監督は進退伺を提出か、ファンはスタジアムでの飲食解禁を求める

 東南アジアNo.1を決めるスズキカップまで1ヶ月を切ったことから、このスズキカップ関連のニュースが増えてきています。先日のブルネイ代表の大会辞退は残念なニュースでしたが、その一方で吉田達磨監督率いる開催国シンガポールはアラブ首長国連邦のドバイで、韓国出身のシン・テヨン(申台龍)率い、ペナンFCのリュウジ・ウトモやJDTのMFシャフリアン・アビマニュも代表に招集されているインドネシア、そしてこの後の記事でも取り上げるミャンマー代表はいずれもトルコでの代表合宿を既に開始しています。なお、シンガポールはキルギスやモロッコと、インドネシアはアフガニスタンやミャンマーと、そしてミャンマーはインドネシアの他にブルンジとの練習試合も予定しており、各国代表チームは大会に向けて着々と準備整えています。また東南アジア勢として唯一、FIFAワールドカップ2022年大会アジア最終予選に出場し、明日は日本戦、その後にはサウジアラビア戦を控えるベトナムは11月19日から国内合宿を予定しており、国内リーグを優先しているのはタイとマレーシアだけです。タイはリーグ戦が11月28日まで続き、マレーシアはカップ戦のマレーシアカップ決勝が11月30日に予定されており、12月5日開幕のスズキカップ直前まで試合が続く両国代表が、シンガポールでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのかが気になります。

Mリーグでプレーする2選手がミャンマー代表に招集
 東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020年大会開幕まであと1ヶ月を切り、出場国の中には代表候補を発表する国も出てきています。そんな中、Mリーグでプレーする2名の選手がスズキカップに出場するミャンマー代表候補に招集されています。
 2019年10月に就任したドイツ出身のアントワーヌ・ヘイ監督が率いるミャンマー代表23名は既に先月10月下旬からトルコのアンタルヤで合宿中ですが、スリ・パハンFCでプレーするFWアウン・カウン・マン (23)とスランゴールFCでプレーするFWハイン・テット・アウン(20)の両選手がこの代表合宿に招集されたと、サッカー専門サイトのヴォケットFCが伝えています。
 ヴォケットFCによれば、既にマレーシアカップグループステージ敗退が決まっているスリ・パハンFCのアウン・カウン・マン選手はグループステージ最終戦となる今日11月10日のKLシティFC戦終了後に、また準々決勝進出を決めているスランゴールFCのハイン・テット・アウン選手はチームの敗退後直ちに代表に合流するということです。なお、スランゴールFCは11月14日と18日にホームアンドアウェイ方式での準々決勝を戦います。

今季3位のペナンFC監督は進退伺を提出か
 今季2部から1部に昇格するといきなりリーグ3位となったペナンFCですが、マレーシアカップに入った途端にここまでの5試合で0勝1分4敗、得点2失点14と全く別のチームになってしまっていることは、このブログでも何度か取り上げましたが。このペナンFCを率いるチェコ出身のトマス・トルカ監督がクラブに対して進退伺を提出したとマレーシア語紙ウトゥサンマレーシアが報じています。
 よく似た風貌からマレーシアの「ユルゲン・クロップ(現リバプールFC監督)」と呼ばれているトルカ監督ですが、リーグ戦時からあまりにも変わってしまったチームの状態を受け、クラブのサポーターからは批判が集まっています。11月7日のKLシティFC戦後の記者会見では、クラブとの契約は残っていることから来季に向けてさらにチームを強化したいと話したトルカ監督はその一方で、実際の状況の判断はチームに委ねているとも述べています。
 トルカ監督自身は2部リーグとはプレーのレベルが異なる1部リーグに昇格し、1シーズンを全うしたことで主力選手にケガが相次いだことがリーグ戦時から急落したチーム状況の原因であると説明しています。「マレーシアカップ前にも説明したように、リーグ戦では複数の選手はケガからの回復が不十分なまま試合に出続けた。その結果が3位だったが、その代償として7名の主力選手が現在、ケガで試合出場ができなくなっている。」と述べたトルカ監督は、残る最終戦も現状の戦力で戦うことになるが、自身は選手のパフォーマンスに満足していると話しています。
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 リーグ戦3位からマレーシアカップは5試合で0勝とまさに天国から地獄といった変貌を遂げているペナンFCですが、1部昇格初年度で3位という快挙が既に忘れられた上での批判のように思えます。11月7日のKLシティFC戦はスタジアムで観戦しましたが、この試合ではエースのカサグランデ、代表GKのサミュエル・サマーヴィル、U23代表戦に出場し帰国後の隔離期間中のクエンティン・チェンなど主力を欠きながらもKLシティFCと互角に渡り合ったペナンFCは賞賛されることはあっても、批判されることはなさそうに見えました。2001年に当時の1部リーグだったリガ・プルダナ優勝以来の好成績をあげた監督への批判は、個人的には贔屓の引き倒しにしか思えず、これでトルカ監督が退任したとしても、来季は1部で下位に低迷することになった際に現在、監督批判を繰り広げているサポーターは何と言うのでしょうか。
 外国籍のトルカ監督を排斥して、昨季は監督として1部昇格に貢献したマレーシア人のマンズール・アズウィラ コーチ(1部で監督を務めるためのAFCプロ指導者資格を保持していないことから今季はコーチとしてベンチ入り)を復帰させるために監督批判をしているサポーターもいるようですが、そうなるとサポーターって何?と言う感じです。

ファンはスタジアムでの飲食解禁を求める
 10月29日のマレーシアカップグループステージ第4節からは入場者数制限はあるもののスタジアムでの観戦が解禁になっていますが、2度のワクチン接種を終えていることを条件にチケット購入はオンラインのみ、しかもチケットには氏名と身分証明書番号が記載されて、入場時にはパスポートなどで本人確認が行われるなど観戦実現のために様々な標準作業手順SOPが導入されています。試合中は常にマスクをしていること、観客同志は1.5メートル以上の間隔を空けて着席すること、「密」を避けるためハームタイムでのトイレの使用禁止などのSOPに加えて、スタジアム内では飲食が禁止されています。先日のこのブログではマラッカ・ユナイテッドFCの関係者が飲食している様子がソーシャルメディア上に流出してマレーシアカップを主催するMFLが捜査に乗り出す事態となっていることを取り上げましたが、これは明らかにSOP違反でした。
 とは言え、夜間でも気温が30度近いこともあるマレーシアで観客には水を飲むことすら許されていないことからスタジアムでの飲食解禁を求める声が出ているとウトゥサンマレーシアが報じています。マレーシアでは新型コロナ対策のための規制が徐々に緩和されており、現在は店内飲食の際に複数の客が同じテーブルに座ることが許可されている他、9月には映画館が営業を再開し、映画鑑賞中の飲食も許可される一方でスタジアムでの飲食が現在も禁止されています。
 素人考えでは、店内での飲食が許可されている現状では、閉鎖的な空間である映画館よりも屋外のスタジアムの方があらゆる面で安全なようにも思えますが、新型コロナ対策を担う国家安全保障委員会NSCはそうは考えていないようで、マレーシアカップを主催するMFLはNSCに対してスタジアム内での飲食の許可を求めているようです。
 マレーシアカップ第5節からはワクチン接種を終えていれば18歳以下の子どももでスタジアム観戦が可能となるなど、11月14日から始まるノックアウトステージに向けて、徐々に観客が増えていく可能性がありますが、飲食禁止によりスタジアム内で熱中症になっては笑い話にもならないので、MFLには積極的に飲食解禁を政府に働きかけて欲しいものです。
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 と書きましたが、そこはマレーシア。現状は大っぴらで無ければ飲食は黙認されています。私が観戦に訪れたMBPJスタジアムとKLサッカースタジアムでは、ハーフタイムになると入場ゲート越しに飲み物、食べ物を購入することができ、周りの関係者や警察もそれを止める様子はありませんでした。流石にスタンドまで飲食物を持ち込んでいるファンはいませんでしたが、ハーフタイムの間にスタンド下で水分補給をしているファンが多く見受けられました。