3月31日のニュース:プロ選手会はケランタンFCオーナーを非難、JDTの選手に対する処分の遅れにダブルスタンダード疑惑も協会は否定、アジアサッカー連盟事務局長-各国協会の懲罰委員会の処分内容にはコメントしない

プロ選手会はケランタンFCオーナーを非難
 マレーシアプロサッカー選手会PFAMは、「職業倫理に反する行為」を行ったとして、Mリーグ2部ケランタンFCのノリザム・トゥキマン オーナーを非難しています。
 このブログでも3月25日に取り上げましたが、ノリザム オーナーは未払いとなっている2020年11月分の給料の減額(給料が未払いの上、その減額を求めること自体が既に意味不明ですが)に応じなかったとされる元ケランタンFCの選手5名の名前を自身のFacebook上で明らかにした上で、公然と批判をしています。なお未払い給料の総額は15万8857リンギ(およそ422万円)であることも公表しています。
 この行為に対してMリーグ1部KLシティでもプレーするPFAMのサフィ・サリ会長はケランタンFCとPFAMが現在も交渉中であることを踏まえた上で、ノリザム オーナーに対して「職業倫理に基づいて」問題に対応することを求めると言う声明を発表していると英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。
 「PFAMは該当する5選手に対し、現在も交渉が続いている未払い給料問題については公の場での発言を慎むように忠告してある。しかしその一方でケランタンFC自身がこの件を公表し、ソーシャルメディア上では該当選手に対して否定的な印象を与える原因を作り出している。意見があればノリザム オーナーは交渉相手であるPFAMに対して伝えるべきである。」とサフィ会長はノリザム オーナーを非難しています。
 さらにPFAMによる声明では「ケランタンFCが11月の給料を満額支払わないとする理由は到底、正当化できるものではなく、選手とクラブ間の契約で追うべき責任を果たすことを拒んでいる。ノリザム オーナーは満額支払わない理由として、ケガや出場停止処分などをに挙げているが、これらが給料減額の条件となることが選手との契約書内で明言されていなければ、ケガなどを給料減額の理由とすることはできない。」とも述べられています。
 またPFAMのイズハム・イスマイルCEOは、新型コロナウィルスを理由に給料削減を行おうとするクラブに対しては、マレーシアサッカー協会FAMがMリーグ再開後はクラブは選手に給料を満額で支払うことを命じているガイドラインに従うように求め、(試合数が少なかった)11月分の給料について、試合数決定権がない選手の給料を試合数が少ないことを理由に削減するといった不当な扱いをしないよう警告しています。

JDTの選手に対する処分の遅れにダブルスタンダード疑惑も協会は否定
 Mリーグ第5節までの1部スーパーリーグと2部プレミアリーグの試合中の行為でマレーシアサッカー協会FAMの懲罰委員会への出頭を求められた選手への処分が発表となったことはこのブログでも3月25日に取り上げましたが、その中で3月21日のペラFC戦後に審判に駆け寄って身体を押したJDTのナチョ・インサへの処分のみが発表されませんでした。
 この発表の遅れについて、FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は懲罰委員会が意図的に処分を遅らせているのではないかと言う声を一蹴し、事情聴取と処分は近々発表されるとしていますが、同じように懲罰委員会に出頭を求められた他の4選手の処分が既に発表されているにもかかわらず、JDTのインサ選手の処分だけが遅れている点に対してFAMがJDTにはダブルスタンダードを適用しているのではと言う疑念が高まっているとニューストレイトタイムズが報じています。
 スチュアート事務局長は既に発表されたジャック・ヒンドル(ケランタンFC-2部プレミアリーグ)、アレックス・ドス・サントス・ゴンカウヴェス(マラッカ・ユナイテッド-1部スーパーリーグ)、カイルル・アヌアル(PJシティ-1部スーパーリーグ)、ハイン・テット・アウン(スランゴール2-2部プレミアリーグ)の4選手は第2節までに起こした行為に対する処分であったが、飲茶選手の行為は第5節に起こしたものであることから処分の発表が遅れていると説明し、選手に対する処分は証拠となるビデオを見て決定するといった単純なものではないと説明に躍起になっています。
 なお、このインサ選手への処分については、FAMのハミディン・アミン会長までが公正に処分を行うと言う声明を出す事態になっており、JDTに有利な処分となるのではと疑う声に対しては、懲罰委員会による処分には第三者の介入はないと話しています。
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 こういった疑惑を持ってみられるのはそもそも、これまでFAMがJDTに対していわゆる「忖度」を行ってきたのではないかと言う疑念が多くのサポーターの根底にあるからで、政治家でも皇族でもない初のFAM会長となったハミディン会長はその負のイメージを払拭することも期待されていることから、今回わざわざ声明を出したのではないでしょうか。

アジアサッカー連盟-各国FAの懲罰委員会の処分内容にはコメントしない
 Mリーグの選手は審判を両手で突き飛ばしても出場停止処分はなく厳重注意のみ。しかし同様の行為がアジアサッカー連盟AFC主催試合で起れば、間違いなく出場停止と罰金処分を課せられるのは、JDTの守護神ファリザル・マーリアスが2017年のAFCカップ、セレス・ネグロスFC戦でフ・ミン主審(中国)を押して12ヶ月の出場停止と罰金4万米ドルの罰金処分を課せられたことからも明らかです。(ちなみに出場停止処分はその後8ヶ月に短縮されています。)

2017年AFCカップのセレス・ネグロスFC対JDTのダイジェスト映像-ファリザル選手が主審を押した問題の場面は1:50頃から(AFCのYoutubeチャンネルより)

 一方、以下の映像ははケランタン対ペラIIにダイジェスト映像。2:40頃からケランタンのジャック・ヒンドルが主審を両手で突き飛ばしています。しかしFAMの懲罰委員会による処分は厳重注意だけでした。

https://youtu.be/H8oXPqGqXKE

 そうなるとFAMはAFCが設けた基準に従わず、選手に対する処分が寛容すぎるのではとマレーシア語紙ブリタハリアン電子版が疑問を呈しています。
 さらにAFCのウインザー・ポール事務局長にも取材を敢行。これに対してウインザー事務局長は各国内リーグの処分内容に対してAFCは介入しないと述べています。「AFCは審判に対しての暴力に独自の処分基準を設けている。もしAFCが審判の安全を守らなければ、いったい誰が彼らを守るのか。」と述べたウィンザー事務局長は、FAM懲罰委員会の処分内容についてはコメントする立場にないとした上で、AFCの処分と各国FAの処分を単純に比較することはできないと述べています。しかしその一方で、「こういった処分基準には厳格なものがあればそうでないものもあり、AFCは処分を決める際の基準を厳格に規定している。そしてもし各国FAがその厳格な基準に従うのであれば、それはとても良いことだ・」と話しています。

3月30日のニュース:代表合宿は2日短縮して7日間で終了、FAM懲罰委員会が第5節までの処分を発表、鈴木ブルーノは所属クラブ監督が「休養」となったことを悔やむ

更新の間隔がだいぶ空いてしまいましたので、今回は過去5日分のニュースから抜粋しました。

代表合宿は2日短縮して7日間で終了
 英字紙ニュースストレイトタイムズ電子版は、ジョホール州ジョホールバルにあるMリーグ1部JDTの練習施設を利用して行われていた今年1回目の代表合宿が予定より2日早い3月28日に終了したと報じています。なお合宿解散後、各選手は所属チームに戻っています。
 タン・チェンホー代表監督は代表合宿を7日間に短縮したことについて、代表合宿参加者が4月2日から再開するMリーグ第6節までには疲労が回復しているようにという配慮からであると話しています。また、新型コロナウィルス感染の影響で合宿期間中には練習試合が組めなかったことも、合宿短縮の理由にあるということです。
 「これまでの戦術を選手がこなせるかどうかを見るという首脳陣の目的も果たせており、2週間で5節をこなした後にも関わらず、選手たちは練習に全力で取り組んでくれたことに満足している。」と話したタン監督は6月11日のベトナム戦から再開するFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼アジアサッカー協会AFC選手権アジアカップ2023年大会予選の前の5月に再び代表合宿を行うとした上で、残りのW杯予選に向けて、今回の合宿参加者がケガもなく、万全な状態で招集できることを望んでいるとも話しています。

FAM懲罰委員会が第5節までの処分を発表
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上でMリーグ第5節まで試合により懲罰委員会への出頭を求められた選手に対する処分をバルジット・シン・シドウ委員長名で発表しています。

  1. ジャック・ヒンドル(ケランタン)
    処分対象:3月6日のMリーグ2部プレミアリーグ、ペラII戦での非スポーツマン行為 
    処分内容:厳重注意
  2. アレックス・ドス・サントス・ゴンサウヴェス(マラッカ・ユナイテッド)
    処分対象:3月10日のMリーグ1部スーパーリーグ、PJシティ戦での非スポーツマン行為
    処分内容:厳重注意
  3. アフマド・カイリル・アヌアル・アフマド・ザムリ(PJシティ)
    処分対象:3月10日のMリーグ1部スーパーリーグ、マラッカ・ユナイテッド戦で非スポーツマン行為
    処分内容:2試合の出場停止(4月2日のトレンガヌFC戦と4月7日のKLシティFC戦)
  4. ハイン・テット・アウン(スランゴール2)
    処分対象:3月6日のMリーグ2部プレミアリーグ、PDRM戦での非スポーツマン行為
    処分内容:1試合出場停止(4月2日のペラII戦)
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     ヒンドル選手はプレー中に自分の前に立った主審を両手で押し倒した行為が、ゴンサウヴェス選手は投げたボールが主審に当たった行為、そしてカイリル・アヌアル選手は自身のシミュレーションによりPJシティがPKを得てそれが得点につながった行為が処分の対象になっています。
     一方で、ミャンマー出身のハイン・テット・アウン選手はゴールを決めた後に、下の写真のように三本指の敬礼をカメラに向かって行った行為がサッカーの試合中に「政治的なメッセージを持つシンボルを掲げた」ことで処分されています。19歳のハイン・テット・アウン選手がカメラに向かって見せたのは、クーデターを実行した国軍による国民の弾圧が続くミャンマーで、この軍事クーデターに反対するデモ参加者の間で、その象徴的な存在となった3本指を掲げるサインでした。ストを決行する公務員から学生デモなどで抵抗の印としてこの3本指のサインが広がった中での行為でした。
     なお、当初はハイン・テット・アウン選手が所属するスランゴールFC2の公式サイトでも下の写真は掲載されていましたが、今は削除されています。

鈴木ブルーノは所属クラブ監督が「休養」となったことを悔やむ
 マレーシアのスポーツ専門サイトのスタジアムアストロは、2部プレミアリーグのPDRMがマット・ザン・マット・アリフ監督を「休養」させたことについて、同チームでプレーする鈴木ブルーノ選手はチームに貢献できず、結果として監督の役に立てなかったと悔やんでいると報じています。
 昨季は1部で12位となり今季は2部に降格したPDRMは第5節を終えた時点で1勝4敗の9位に位置しており、現在は昨季はペナンFCのU21監督を務めた元代表のワン・ロハイミ・ワン・イスマイル氏がマット・ザン監督に代わり練習を指揮しているということです。
 「1勝4敗という厳しい状況ではあるが、ここで監督を交代させるということはPDRMが今季は本気で1部復帰を目指していることの現れである。監督の「休養」はサッカーでは珍しいことではなく、負け続ければ何かを変える必要がある。マット・ザン監督のもとで、自分自身はここまで出場が2試合で、しかもいずれもフル出場できていなかったことが残念だ。」とブルーノ選手はスタジアムアストロに語る一方で、続いている背中の痛みから次戦となる4月3日の古巣トレンガヌII戦への出場についてはまだわからないと話しているということです。

3月25日のニュース:FAMがMリーグ第5節で起こった審判関連事例の処分を発表、Mリーグ第5節までに目立った活躍をした選手、ケランタンFCオーナーは未払い給料支払いを求めた選手に「逆ギレ」

FAMがMリーグ第5節で起こった審判関連事例の処分を発表
 マレーシアサッカー協会FAMは3月20日から21日にかけて開催されたMリーグ第5節で報告された審判関連の事例についての処分をシヴァスンダラム審判委員長が発表しています。

  1. 1部スーパーリーグ ペラFC対JDT戦(ペラスタジアム-ペラ州イポー)
    (a) 審判評価者によるマッチリポートによるとノー・アズリエル・バハルディン主審の裁定は試合全体を通して満足のいくものではあったが、その一方で改善の余地もあることから、ノー・アズリエル・バハルディン主審にはFAMの審判育成マネージャーの元に出頭することとする。
    (b) JDTのナチョ・インサは試合後に主審に詰め寄り、押したことが認められたことからFAMの懲罰委員会に出頭することとする。
  2. 1部スーパーリーグ サバFC対トレンガヌFC(リカススタジアム-サバ州コタキナバル)
    (a) 審判評価者によるマッチリポートによるとカイルルアズアン・キダム主審の裁定は試合全体を通して満足のいくものではなかったため、2週間の謹慎処分を課す。さらにFAMの審判育成マネージャーの元に出頭し、パフォーマンス改善プログラムの受講を求める。プログラム受講後は2部プレミアリーグで審判を再開し、改善が見られた後、1部スーパーリーグの審判に任命する。
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     2.のカイルルアズアン主審は、トレンガヌFWジョーダン・ミンターとサバGKロブソン・レンディ・リニンが競った場面で、明らかにミンター選手の方が先に触れたシュートによる得点を無効とする明らかな誤審がネット上でも批判されていました。
明らかな誤審とわかるミンター選手の幻のゴールとなった問題の場面は11:25からです。

Mリーグ第5節までに目立った活躍をした選手
 英字紙スター電子版は3月5日に開幕し、3月21日に終了した第5節までで強烈な印象を残したMリーグ1部スーパーリーグの選手を特集しています。およそ2週間で5試合という強行日程の中で活躍した選手として同紙のT・アヴィネシワラン記者が選んだ選手は以下の通りです。

  1. マカン・コナテ(トレンガヌ)
    今季インドネシア1部のペルセバヤ・スラバヤから加入し、第5節までにすでに4アシストを記録しているコナテ選手はトレンガヌの快進撃の立役者です。マリ出身の29歳MFはFWデヴィッド・ダ・シルヴァ、FWジョーダン・ミンターの動きをよく理解しピンポイントでパスを供給するまさに司令塔で、これはミンター選手が既に3ゴールを挙げていることからも明らかです。トレンガヌがJDTの対抗馬となるためにも、ナフジ・ザイン監督が現在最も心配しているのはコナテ選手のケガではないかと、T・アヴィネシワラン記者は述べています。
  2. リュウジ・ウトモ(ペナン)
    インドネシア1部のペルシジャ・ジャカルタから期限付き移籍で加入したリュウジ選手に対するT・アヴィネシワラン記者は、背が高く、身体が強く、試合を読むのが上手い理想のセンターバックだと評しています。今季1部に昇格したばかりながらペナンのトーマス・トルチャ監督はトップ5入りを目指すとしており、そのキーマンの1人がこのリュウジ選手です。なおリュウジ選手はその名前からもわかるように母親が日本人ですが、25歳のインドネシア出身DFがこのまま素晴らしいパフォーマンスを維持できれば、今後はマレーシア国外から獲得を望むクラブも出るだろうと、T・アヴィネシワラン記者は述べています。
  3. ラビ・アタヤ(クダ・ダルル・アマン)
    昨季はUITMでプレーし、今季はクダ・ダルル・アマンに加入したレバノン出身31歳のMFアタヤ選手はFWクパー・シャーマンの3ゴールを引き出す活躍を見せています。一旦ボールを持てば、守備陣を翻弄するパスや自ら持ち込んでのシュートなど多彩なプレーを見せ、第5節までの最高殊勲選手の1人です。ここまで2アシストですが、これが増えてくればクダの成績も上昇していくでしょう。ボラセパマレーシアJPが一押しの選手でもあり、第5節の古巣UITM戦では自身が積極的にシュートを打つ場面も見られ、徐々に新チームに慣れてきた様子も見えました。
  4. レアンドロ・ヴァレスケス(JDT)
    第5節まで3勝2分で既に首位のJDTは、将来の代表のエースとも目される19歳のFWアリフ・アイマン、新戦力FWベルクソン・ダ・シルバ、そして今季は元気なMFナチョ・インサらの活躍が目立つ中、2アシスト、2ゴールとその上をいく活躍をしているのがヴァレスケス選手です。31歳のアルゼンチン出身攻撃的MFはセットプレー、ドリブル、パスとどれをとっても一級品のヴァレスケス選手は見ていて楽しい選手です。
  5. ダレン・ロック(PJシティ)
    昨季は活躍の場が2部プレミアリーグのトレンガヌII中心だったロック選手の1部スーパーリーグ第5節までの活躍は今季ここまでの最大の驚きの一つです。今季は既に3ゴールを決め、外国籍選手なしで1部スーパーリーグに臨んだPJシティ躍進の立役者です。31歳のFWは英国生まれながら父親がマレーシア人であることから帰化選手としてプレーするロック選手の活躍について、PJシティのP・マニアム監督は、ロック選手が現在の調子を維持できれば2017年以来となる代表復帰も夢ではないと話しています。

ケランタンFCオーナーは未払い給料支払いを求めた選手に「逆ギレ」
 マレーシア語紙ウトゥサンマレーシア電子版は、支払われていない未払い給料についてマレーシアプロサッカー選手会PFAMを通じて支払いを求めた前ケランタンFC所属選手たちの行為に対し、ケランタンFCオーナーがこれを不当なものであると「逆ギレ」していると報じています。
 ケランタンFCのノリザム・トゥキマン オーナーは他の選手が50%の給料削減に応じている中、全額支払いも求めている5選手の要求を不当であるとしているようです。
 「バルセロナのような世界でもトップのクラブですら新型コロナウィルスの影響を受けて70%の給料削減を行なっている。そのような豊かなクラブではないケランタンFCを運営するために自分は(自社製品の)ハンバーガーや精米を売っている。」と自身のSNSで述べたノリザム オーナーは「チームの90%の選手が2020年11月分の給料削減に応じている一方で、主力選手だった5名は同様の給料削減案を拒否している。ケランタンFCはこの5選手に給料削減に応じるよう求めたが、全員が全額支払いを求めている。」と述べ、この5選手が現在は無所属のナズリン・ナウィ、モハマド・ファリシャム・イスマイルといずれもトレンガヌFCとトレンガヌFC IIに移籍したニック・アキフ・シャヒラン・ニック・マット、シャールル・ニザム・ロス・ハスニ、そして渡邉将基選手であること、そして未払いとなっている総額が15万8857リンギ(およそ419万円)であることも明かしています。
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 ノリザム オーナーはこの5選手について「(11月は)9日間しかプレーしておらず、しかも全員が全試合に出場したわけではない。」と恨み節に近いことも言っているようですが、支払われるべき給料を受け取る権利を非難される筋合いはこの5選手には全くありません。むしろ給料削減に応じた(或いは応じざるを得なかった)選手にこそもっと感謝すべきではないでしょうか。

Many did not fancy former Terengganu II striker Darren Lok’s chances in the Super League. But he has made heads turn with his three goals. The work rate shown by the 30-year-old has been outstanding in every match. Despite the extra burden as the lone striker, he has carried the responsibility and is one of the leading scorers thus far. And coach P. Maniam has said that if Darren maintains his consistency he will certainly make his way back into the national team for the May training camp before the World Cup 2022 and Asia Cup 2023 qualifiers.

3月24日のニュース:FAM審判委員長は各所から不満の審判のパフォーマンス審査を約束、青年スポーツ相はMリーグの入場料値上げを支持せず、タイ1部29節と2部31節-エルドストールがマンオブザマッチに

FAM審判委員長は各所から不満の審判のパフォーマンス審査を約束
 マレーシアサッカー協会FAMは、第5節に行われたMリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグの複数の試合で審判のパフォーマンスが多くのファンから批判を受けたことを受け、審判委員長がこれらの試合での審判のパフォーマンスを調査することを約束しています。
 FAMの理事選挙を経て3月21日に正式に就任したばかりのS・シヴァスンダラム審判委員長は、各試合での審判のパフォーマンスを審査する審判部からのマッチレポートを待っている状況であることを説明た上で、できるだけ速やかに審判委員会を招集して話し合いたいとマレーシアの通信社ブルナマに語っています。
 なおサッカーファンから多くの批判が集まっているのは第5節の1部スーパーリーグのサバFC対トレンガヌFCの試合を担当したカイルアズアン・キダム主審と、ペラFC対JDTの試合を担当したノー・アズリエル・バハルディンの各審判で、カイルルアズアン主審は2−1でサバFCに敗れたトレンガヌFCのナフジ・ザイン監督にイエローカードを出し、ペラFC対JDTは90分を過ぎてからのPKでペラFCが追いつかれて2-2の引き分けとなりましたが、試合後にはノー・アズリエル審判にJDTのナチョ・インサが詰め寄るなど一悶着が起こりました。
 この他、2部プレミアリーグでもペラFCのセカンドチームペラFC IIのシャムスル・モハマド・サアド監督が2-3で敗れたJDT II戦での審判の判定に不満をあらわにしています。
 FAMは今季すでにモハマド・ファイルジ・マット・デサとモハマド・アミルル・アイザット・モハマド・ロディの2名の審判が試合中のパフォーマンスを理由に出場停止処分を受けています。

青年スポーツ相はMリーグの入場料値上げを支持せず
 国内のスポーツを監督する青年スポーツ省のリーザル・メリカン大臣は、メディアなどで報道されているMリーグの入場料値上げについて、最終的にはMリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLが決定するべきとしながらも、新型コロナウィルスにより国内経済が影響を受けている中、今季2021シーズンの入場料は現状を維持するべきだと話しています。
 マレーシア語紙ブリタハリアン電子版は「現在、最優先で行うべきことはサポーターがスタジアムで観戦できるような環境を整えることにある。その上で、MFLは入場料を値上げするのであればその妥当性と正当性を考慮することが望ましい。個人的な意見ではあるが、現在は入場料値上げを話し合うには適切な時期ではなく、また今季については入場料は現状維持とするべきだ。」というリーザル・メリカン大臣の話を紹介しています。
 今季すでに終了した第5節までは全試合を無観客試合で開催したMリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグですが、第6節には1部スーパーリーグの2試合で試験的に2000名程度の観客を入場させて試合を開催することを発表しており、そこで問題が起こらないようであれば全試合で観戦が可能になる可能性が高いとされています。
 昨季は全試合が無観客試合となったMリーグ各クラブは入場料収入を失った上、新型コロナウィルス対策にかかる経費の負担増などから、スタジアムでの観戦が可能となる際には5リンギから10リンギ(およそ130円から260円)の入場料値上げを検討しているニュースがここ数日報道されており、リーザル・メリカン青年スポーツ相の発言は、これを意識したものです。
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 Mリーグの試合は屋根がなかったり、コンクリートのスタンドに座るような席は10リンギから15リンギ(およそ260円から400円)、屋根付きのメインスタンドでは20リンギットから30リンギ(およそ530円から800円)というのが相場です。国内の他の娯楽では、例えば映画館は20リンギから30リンギほどなので、これと比較しても特に安くも高くもないですが、スタジアム内での観戦環境が改善されないまま、単に新型コロナウィルス対策が理由の値上げにはサポーターも納得はできなそうです。

タイ1部リーグ第29節と2部リーグ第31節-エルドストールはマンオブザマッチに
 タイ1部リーグ第29節と2部リーグ第31節がいずれも3月20日と21日に開催されました。
 1部チョンブリーFCに所属するジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・ナデール・アマルハン・マダナー)は、3試合ぶりに先発し試合最後まで出場し、この試合ではマンオブザマッチに選ばれています。またポリス・テロFCのドミニク・タンはケガが完治しておらず、こちらはベンチ入りしませんでした。
 また、2部ノーンブワ・ピッチャヤFCのニコラス・スウィラッドもベンチ入りしませんでしたが、チームはこの日の勝利で今季2位以内が確定し、7月中旬から始まる来季の1部昇格を決めています。。
タイ1部第29節
チョンブリーFC(12位-9勝4分16敗)0-0 スコータイFC(13位-8勝4分17敗)
 ジュニオール・エルドストールは先発してフル出場しています。
ポリス・テロ(11位-10勝6分13敗)0-0 ナコーンラーチャシーマーFC(9位-11勝8分10敗)
 ドミニク・タンはケガが完治しておらずベンチ入りしませんでした。
タイ2部第31節
コンケーン・ユナイテッドFC(5位-16勝6分9敗)1-3 ノーンブワ・ピッチャヤFC(1位-12勝12分0敗)
 ニコラス・スウィラッドはベンチ入りしませんでした。

3月23日のニュース:UITMのアダム・リードが出場わずか2試合で退団、J3第2節-沼津は今季初戦勝利もハディ・ファイアッドはケガのため出場せず、FAMテクニカルディレクターは今年の東南アジア競技大会に19歳のルクマン招集を明言

 マレーシア国内のスポーツニュースは、3月21日のバドミントン全英オープンで優勝し、2017年のリー・チョンウェイ選手以来のマレーシア人チャンピオンとなったリー・ジイジア選手の話題で持ちきりですが、そんな中、サッカー関連では昨日からW杯予選に向けた今年1回目の代表合宿が始まっています。

UITMのアダム・リードが出場わずか2試合で退団
 Mリーグ1部で12位と低迷するUITM FCの東南アジア枠外国籍選手のアダム・リードが出身地であるフィリピンのクラブと契約したと、フィリピンのメディアが報じています。
 フィリピンのスポーツメディア「タイブレイカータイムズ」電子版は、昨季はMリーグ1部のパハンFA(現スリ・パハンFC)で、そして今季はUITM FCに加入したアダム・トゥルことアダム・リードがフィリピン1部リーグの2020年シーズンチャンピオンのユナイテッドシティFCと契約したと報じています。リード選手は今季は第1節のトレンガヌ戦と第4節のペナン戦に先発してフル出場した一方、第2節と第3節にはベンチ入りしていませんでした。
 タイブレーカータイムズは、アジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグに出場するユナイテッドシティFCが、昨季2020年シーズンにはMリーグ1部のPJシティとUITMでプレーしたFWマーク・ハートマン、同じく昨季はクダFA(現クダ・ダルル・アマンFC)でプレーしたアミン・ナザリらの名前とともにリード選手を新加入選手として紹介しています。
 ユナイテッドシティFCは、Jリーグ昨季王者のの川崎、中国1部リーグ2位の北京国安、そして大邱FC(韓国)とチェンライ・ユナイテッド(タイ)のプレーオフの勝者とともにACL東地区I組に入っています。
 なおリード選手の退団についてはUITMは公式な発表を行っていません。

J3第2節-沼津は今季初戦勝利もハディ・ファイアッドはケガのため出場せず
 J3は第2節が3月20日と21日行われ、ハディ・ファイアッドが所属するアスルクラロ沼津は第1節に試合がなかったため、今季初戦を本拠地でFC今治を迎えて開催し、1-0で勝利しています。
 なおハディ選手は練習中にケガを負ったということで、この試合にはベンチ入りしませんでした。またハディ選手はチームを離れて治療に専念するとも報道されています。 
 これを伝えたマレーシア語紙ブリタ・ハリアン電子版はハディ選手のコメントを紹介し、足を痛めたもののケガは深刻ではないとする一方、回復まで数週間を要すると話しているということです。
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 J2岡山から期限付きで移籍しているハディ選手ですが、マレーシア国内でもアスルクラロ沼津の試合が放映されることが決まった矢先だっただけに、その勇姿が見られるのはもう少し先になりそうです。

FAMテクニカルディレクターは今年の東南アジア競技大会に19歳のルクマン招集を明言
 昨日3月22日から代表合宿が始まり、代表チームは1年5ヶ月ぶりの顔合わせとなっています。大半は6月から再開されるW杯アジア二次予選にこれまで出場したメンバーですが、今回初招集となった選手の1人が19歳のルクマン・ハキム・シャムスディン(ベルギー1部KVコルトレイク)です。
 このルクマン選手について、マレーシアサッカー協会FAMのオン・キムスイ テクニカルディレクター(TD)は、オリンピックの東南アジア版とも言える東南アジア大会、通称シーゲームズに出場するU20代表にも招集することを明言していると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。
 今年2021年11月からベトナムのハノイを中心に開催されるシーゲームズですが、FAMは2024年パリオリンピック予選を睨んで従来のU23代表ではなく、U20代表を出場させる予定ですが、「同年代の選手で構成されるU20代表に(フル代表を経験する)ルクマンが加わることは、チームにより大きな影響を与えるだろう。」と話すオンTDはU20代表にルクマン選手を参加させる予定であると話しています。
 新型コロナウィルス感染拡大が落ち着き、マレーシア政府の国家安全委員会の許可が得られるようなら11月のシーゲームズの前にはU20代表を海外遠征させたいと話すオンTDは、今回のU20代表のシーゲームズ出場は2023年にカンボジアで開催される次のシーゲームズでのメダル獲得、そして2024年パリオリンピック予選を見越したものであることから、今年のシーゲームズではあくまでも経験を得ることが目的であり、大会での目標などは設定していないと話しています。
 またこのU20代表は現在Mリーグ2部プレミアリーグに出場中のFAM MSNプロジェクトチームにJDTやスランゴールFCなど他のMリーグクラブから選手が加わる形になるだろうと話しています。
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 オンTDはFAM MSNプロジェクトと他のMリーグクラブの選手とでU20代表を構成するとしていますが、FAM MSNプロジェクトの選手は、FAMとスポーツ青年省が運営するトップアカデミーのAMDを卒業しながら、Mリーグクラブから声がかからなかった選手が中心のチームで、いわば同年代では上澄みにあたるトップ層が抜けた後の選手たちで構成されています。このチームから果たして何人が実際にU20代表に選ばれるかわかりませんが、U20代表の主力は同年代のトップ層である他のMリーグクラブ選手となることは間違いありません。

2021年Mリーグ1部スーパーリーグ第5節結果

 3月5日に開幕したMリーグ1部スーパーリーグは3月20日から第5節が始まります。各チームはおよそ2週間で5試合を戦う過密日程で疲労が溜まってきているところでしょう。なお3月22日から3月30日まではマレーシア代表合宿が開催されるため、この期間中はMリーグは10日間ほど中断し、次節第6節は4月2日からとなっています。
(試合の映像は各クラブの公式Youtubeチャンネルからお借りしています。)

2021年3月20日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
UITM 0-1 クダ・ダルル・アマン
得点者:クダ-ムハマド・ファイザット・ガザリ(42分)
 開幕戦でJDTに敗れたもののそこから3勝1分と調子を上げたきたクダが今季未勝利のUITMを破って3位に浮上しています。
 正GKのドミニク・ピチャックをケガで欠くUITMは、アダム・リード(フィリピン)が退団するなど主力となる外国籍選手を描く苦しい試合が続いています。

2021年3月20日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴール 0-2 ペナン
得点者:ペナン- モハマド・アル・ハフィズ・ハルン(38分)、ムハマド・ダニアル・アシュラフ・アブドラ(73分)
 試合は前後半ともスランゴールが支配したもののゴールには至らず、一方のペナンは数少ないチャンスを確実に得点に繋げました。前節にJDTと引き分けて上位進出の目指したスランゴールにとってはここまでリーグ最多失点の守備陣を立て直すことがリーグ中断期間中の課題となりそうです。

2021年3月20日@ハンジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ・ユナイテッド 2-1 KLシティ
得点者:マラッカ-アレックス・ドス・サントス・ゴンサウヴェス2(51分PK、81分PK)
 給料未払いにより勝点3の剥奪処分を受けたばかりのマラッカ・ユナイテッドが今季5試合目で初勝利を挙げています。

2021年3月21日@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラ 0-0 JDT
得点者:ペラ-GUILHERME DE PAULA LUCRECIOギリェルメ・デ・パウラ2(34分、59分)、JDT-アキヤ・ラシド(75分)、レアンドロ・ヴェラスケス(90+4分)
 ペラが今季初黒星をつけるかと思われた試合は試合終了直前にペラ守備陣がペナルティーエリア内で痛恨の反則を起こし、これで得たPKをレアンドロ・ヴェラスケスが決めてJDTが引き分けに持ち込んでいます。
 代表合宿に招集されながら、今季の不調からその理由が疑問視されていたペラのデ・パウラ選手やJDTのアキヤ選手がいずれもこの試合でゴールを決めたことでタン・チェンホー代表監督は安堵していることでしょう。

2021年3月21日@リカススタジアム(サバ州コタキナバル)
サバ 2-1 トレンガヌ
得点者:サバ-レヴィ・マディンダ(38分PK)、サム・ジョンソン(42分)トレンガヌ-ジョーダン・ミンター(79分)
 今季未勝利だったサバが今季無敗だったトレンガヌを破っています。

2021年3月21日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
PJシティ 1-0 スリ・パハン
得点者:PJ-D・クガン(33分)
 第5節までの最大のサプライズは外国籍選手が1人もいないPJシティの健闘でしょう。この試合も1点を守り切り、外国籍選手を抱える多くのクラブを抑えて5位となっています。
 アメリカ出身のトーマス・ドゥリー監督をわずか2試合で「休養」させた後は1勝1分と持ち直したかに見えたパハンですが、今季3度目の完封負けを喫しています。

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第5節終了時)

 ClubGWDLGFGAGDP
1JDT532091811
2TFC531195410
3KDH531174310
4PEN52214318
5PJ52215508
6KL52126427
7SEL512268-25
8PRK512247-35
9MU51406514
10SBH511347-44
11PHG511336-34
12UITM501418-71
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第5節終了時)

選手(所属クラブ)ゴール数
1ダレン・ロック(PJ)3
クパー・シャーマン(KDH)3
ドミニク・ダ・シルヴァ(KL)3
ジョーダン・ミンター(TFC)3
アレックス・ドス・サントス・ゴンサウヴェス(MU)3
2オリヴァー・バフ(SEL)他7名2
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年Mリーグ2部プレミアリーグ第5節結果

 3月6日に開幕したMリーグ2部プレミアリーグは3月19日から第5節が始まります。各チームはおよそ2週間で5試合を戦う過密日程で疲労が溜まってきているところでしょう。なお3月22日から3月30日まではマレーシア代表合宿が開催されるため、この期間中はMリーグは10日間ほど中断し、次節第6節は4月2日からとなっています。
(試合の映像は各クラブの公式Youtubeチャンネルからお借りしています。)

2021年3月19日@MPSスタジアム(スランゴール州スラヤン)
スランゴール2 1-0 ケランタン・ユナイテッド
得点者:スランゴール-ハイン・テット・アウン(35分)
 スランゴール2がミャンマー出身の19歳、ハイン・テット・アウンの今季2点目となるゴールで2連勝。本拠地に続き、この日も午後4時45分キックオフと夕方の試合が4連戦となったケランタン・ユナイテッドは、本拠地では負けなしですが、敵地では2連敗となりました。
 ケランタン・ユナイテッドの谷川由来、深井脩平の両選手は先発してフル出場、本山雅志選手は46分から出場し、試合終了まで出場しています。

2021年3月20日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM 1-2 クチンシティ
得点者:PDRM-リザラス・カイムビ(76分PK)、クチン-ムハマド・アダム・シリーン・タムビ(3分)、ハドソン・ジェズス(47分)
 クチンシティがいずれもPDRMのGKのミスに乗じてゴールを決め、待望の今季初勝利を挙げています。
 PDRMの鈴木ブルーノ選手はケガのため3節連続でベンチ入りしていません。
 クチンシティの鈴木雄太選手は先発してフル出場しています。

2021年3月20日@タンスリ・ダト・ハジ・ハサン・ユノススタジアム(ジョホール州ラーキン)
JDT II 3-2 ペラII
得点者:JDT-  フェルナンド・ロドリゲス(17分)、ムハマド・フェロズ・バハルディン(62分)、ルイス・カブレラ(67分)、ペラII-ムハマド・アディブ・ラオプ(6分)、モハマド・ファリド・カザリ(38分)
 JDT IIの廣瀬慧選手は今季初めて先発から外れましたが、46分から出場し、最後まで出場しています。

2021年3月20日@トゥンク・アブドル・ラーマンスタジアム(ヌグリスンビラン州パロイ)
ヌグリスンビラン 2-0 FAM MSNプロジェクト
得点者:ヌグリスンビラン-R・バタトクマル (73分)、アラン・オコノ(86分)

https://youtu.be/l6v9P580gto

2021年3月21日@ハンジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
サラワク・ユナイテッド 0-0 トレンガヌII
得点者:なし
 一進一退の展開となった試合は、両チームともゴール前までボールは運ばれるものの得点にならず引き分けに終わっています。
 トレンガヌIIの渡邉将基選手は先発してフル出場しています。

021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第5節終了時)

ClubGWDLGFGAGDP
1NS5410104613
2SU431070710
3SEL43019459
4TFC51407347
5JDT42117527
6KEL32114317
7KU52124317
8KCH411247-36
9PDRM5104510-53
10PRK5104410-61
11FAM5005415-110
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビラン、SU-サラワク・ユナイテッド、TFC-トレンガヌII、PRK-ペラII、SEL-スランゴール2、KEL-ケランタン、KU-ケランタン・ユナイテッド、KCH-クチンシティ、FAM-FAM MSNプロジェクト
*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第5節はケランタンの試合がありませんでした。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第4節終了時)

選手名(所属クラブ)ゴール数
1ジョージ・アトラム(SEL)5
2ウチェ・アグバ(SU)4
アラン・オコノ(NS)4
R・バラトクマル(NS)4
3アズハド・ハラズ・アルマン(FAM)ら3名3
クラブ名:NS-ヌグリスンビラン、SU-サラワク・ユナイテッド、TFC-トレンガヌII、PRK-ペラII、SEL-スランゴール2、KEL-ケランタン、KU-ケランタン・ユナイテッド、KCH-クチンシティ、FAM-FAM MSNプロジェクト

3月20日のニュース:学習能力なし?-昨季に続きマラッカは給料未払いで勝点剥奪処分、今季2人目の監督解任候補はサバFC監督か、エアアジアCEOは次期MFL会長就任に意欲

学習能力なし?-昨季に続きマラッカは給料未払いで勝点剥奪処分
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは、Mリーグ1部マラッカ・ユナイテッドに対して未払い給料支払い期限を守らなかったとして、勝点3の剥奪(はくだつ)処分を公式サイト上で発表しています。
 これまでマレーシアサッカー協会FAMからMFLのもとで独立組織として運営されることになったクラブライセンス交付を担当する第一審査機関FIBは、選手や監督、コーチらに対して分割で支払うことになっている未払い給料支払い期限が守られなかったとして、今回の処分を下しています。マラッカ・ユナイテッドは昨季2020年シーズンも未払い給料を理由に勝点3を剥奪される処分を受けており、2季連続の勝点剥奪処分となります。
 マラッカ・ユナイテッドは今年1月分として支払われる未払い給料は1月31日までに支払ったものの、2月分についてはその期限を守らなかったということです。
 未払い給料について同様の分割払いを行なっている2部プレミアリーグのサラワク・ユナイテッドとケランタンについては、いずれも期限までの支払いが行われたということですが、MFLのライセンス担当部門はこの3クラブについて、残る未払い給料支払いが完了するまで監視を続けるということです。
*****
 今季は5名中3名の外国籍選手を入れ替えるなど、新戦力補強に使える資金はあれど、未払い給料を支払う分がないという理解し難い運営を行うマラッカ・ユナイテッドですが、「プロ」のサッカークラブとしてのプライドはないということなのでしょう。

今季2人目の監督解任候補はサバFC監督か
 マレーシアの通信社ブルナマは3月21日に予定されている1部スーパーリーグ第6節のサバ対トレンガヌ戦の結果次第で、サバのクルニアワン・ドゥイ・ユリアント監督が解任される可能性が高いと報じています。
 サバのマルズキ・ナシル チームマネージャーは、ここまで0勝1分3敗と苦しむクルニアワン監督に対して既に厳しい警告を発したということです。
 昨季2020年シーズンは1部スーパーリーグで2勝3分6敗(昨季は全11試合)で10位となんとか降格を免れたサバは、今季開幕戦こそマラッカ・ユナイテッドと1-1で引き分けたものの、その後はクダ・ダルル・アマンに0-2、PJシティに0-1、そしてスリ・パハンに1-2と連敗を重ね、第4節終了時点ではリーグ順位は11位となっていますが、それも12位で勝点1で並ぶUITMとは得失差によるものです。
 「経営陣はチームの状況およびクルニアワン監督からの報告を精査し、最終的な結論を出す前にクルニアワン監督に対する評価を行う予定である。サポーターはチームの現状についてパニックにならないように求めたい。」とマルズキ チームマネージャーは話しています。
 なおサバの新外国籍選手4名がチームに合流したのは第3節からで、それまでは昨季から残留したDFパク・タエスーが唯一の外国籍選手でした。
*****
 現在は「休養」中ながら、おそらくこのまま解任されるであろうスリ・パハンのトーマス・ドゥリー監督に続き、クルニアワン監督が今季解任第2号となる可能性が出てきました。しかし、上でも書いた通り、開幕時に外国籍選手が全員揃わず、しかも第3節から合流とは言え、いきなり全員が最初から機能できるはずもない中、経営側の失態とも言えそうなこの事態には何ら言及がなく、全てのクルニアワン監督の責任とするのもサバのサポーターには納得できないのではないでしょうか。
 クルニアワン監督は昨季終了時点で成績不振のため一旦は契約が打ち切られながら、経営陣がその決定を翻して今季も監督となった経緯もあります。これは昨季、やはりドラー・サレー前監督に失格の烙印を押し、チームマネージャーに「降格」させながら、2試合でドゥリー監督を「休養させ」、暫定監督にドラー前監督を据えたスリ・パハン同様、クラブの運営を行う経営陣の責任問題でもあると思うのですが、マレーシアではそうは見られないようです。

エアアジアCEOは次期MFL会長就任に意欲
 先日再選されたマレーシアサッカー協会FAMのハミディン・アミン会長はこれまで兼任していたマレーシアンフットボールリーグMFLの会長を6月までに辞任すると発表しましたが、その後任にはマレーシアが誇る格安航空会社エアアジアの最高経営責任者CEOトニー・フェルナンデス氏の名前が上がっています。
 これについてトニー氏はマレーシアサッカー界が自分を受け入れてくれるかどうかが定かではないと、マレーシアの通信社ブルナマに語っています。
 2011年の買収以来、英国2部リーグのクイーンズ・パーク・レンジャーズQPRのオーナーでもあるトニー氏は、どんなことにも意欲的に取り組み、自分の責任を全うする覚悟もあると話す一方で、自身のイメージでもある「航空業界関係者」が、退任するハミディンMFL会長の後継者として適任と受け入れられるかどうかは国内サッカー界の判断に任せたいと述べています。
 「MFL(の理事ら)が自分をそのトップとして求めているかどうかは定かではないが、サッカー界が自分を受け入れてくれれば、全身全霊を傾けてその仕事に取り組むつもりだ。」と話すトニー氏は、新型コロナ禍で苦境下のMリーグの商業価値を高め、収入を増加させるような新規スポンサーを惹きつける方針を打ち出せる人物と見られています。
 しかしトニー氏は就任前には何も約束はできないと話す一方で、「サッカーには金が必要で、サポーター試合を見るために相応の額を支払う用意がある。マレーシアのサポーターは、質の高いサッカーを見るためには、今以上の金銭的な負担を負う必要があるという現実を理解するべきである。」と話し、自分なりの改革案があることを仄めかしたということです。

3月19日のニュース:Mリーグは第6節よりスタジアムでの観戦が解禁、JDTのACL対戦相手が変更-名古屋・浦項・ラーチャブリーに、タイ1部リーグ第28節と2部リーグ第30節-元代表トリオは出場なし

Mリーグは第6節よりスタジアムでの観戦が解禁
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは、マレーシア政府の承認が得られたとしてMリーグ1部スーパーリーグ第6節(4月2日および3日)からスタジアムでの観戦が可能となることを発表しています。
 MFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは、まずスーパーリーグ第6節のJDT対マラッカ・ユナイテッド戦(4月2日、スルタン・イブラヒムスタジアム)とKLシティ対サバ(4月3日、KLフットボールスタジアム)の2試合で試験的に観衆をスタジアムに入れて開催することを発表しています。
 アブドル・ガニCEOは、この2試合は他のMリーグクラブがスタジアムに観客を入れて試合を開催できるかどうかの審査に使われ、その結果をもとにMFLは他の試合での観客の入場を認めるかどうかを判断するとしています。
 またMFLは、観戦許可が出た後もMリーグ各クラブに対して部外者との接触を避けるスポーツバブルを維持し、さらに今後も標準作業手順SOPを遵守することを求める一方で、スタジアムへ来場予定のサポーターに対しても同様にSOPの遵守を求めるとしています。
 なおスタジアムでの観戦解禁に際し、入場可能となる観戦者数は、最も制限が緩和される「回復のための行動制限令」RMCO施行地域では8000名あるいはスタジアム収容総人数の25%の内少ない方が、「条件付き行動制限令」CMCO施行地域では2000名あるいはスタジアム収容総人数の10%の内少ない方が上限となるということです。
 この他、現在は毎試合で必要されている抗原検査(RTK Antigen)が、今後は週1回でよくなることもアブドル・ガニCEOは発表しています。

JDTのACL対戦相手が変更-名古屋・浦項・ラーチャブリーに
 アジアサッカー連盟AFCは、AFCチャンピオンズリーグG組の江蘇FC(中国)が出場を辞退し、G組の残る1枠をプレーオフで争う予定だった浦項スティーラーズ(韓国)とラーチャブリーFC(タイ)の両クラブがともにG組に組み込まれたことを公式サイト上で発表しています。浦項スティーラーズとラーチャブリーFCは4月14日に予定されていたプレーオフで対戦し、その試合の勝者がG組に入る予定でした。なおこのG組にはMリーグ7連覇中のJDTと名古屋グランパスも所属しています。
 昨季中国1部リーグ優勝の江蘇FCはこのブログでも既報通り、運営停止が発表されており、今季のACLの出場が危ぶまれていました。
 このG組は6月下旬にタイを会場とした集中開催となることが決まっています。
 

タイ1部リーグ第28節と2部リーグ第30節-元代表トリオは出場なし
 タイ1部リーグ第28節が3月16日と17日に、また2部リーグ第30節が3月17日に開催されました。
 1部チョンブリーFCに所属するジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・ナデール・アマルハン・マダナー)は、前節第27節は警告累積により出場停止でしたが、今節はベンチ入りしたものの出場はありませんでした。またポリス・テロFCのドミニク・タンはケガが完治しておらず、こちらもベンチ入りしませんでした。
 この他、2部ノーンブワ・ピッチャヤFCのニコラス・スウィラッドもベンチ入りしませんでした。
タイ1部第28節
チョンブリーFC(12位-9勝3分16敗)0-2 サムットプラーカーン・シティFC(7位-13勝5分10敗)
 ジュニオール・エルドストールはベンチ入りしたものの出場せず。
ラヨーンFC(16位-4勝2分22敗) 6-1 ポリス・テロ(11位-10勝5分13敗)
 ドミニク・タンはケガが完治しておらずベンチ入りせず。
タイ2部第30節
ノーンブワ・ピッチャヤFC(1位-18勝12分0敗)1-0 ウドーンターニーFC(16位-6勝10分14敗)
 ニコラス・スウィラッドはベンチ入りせず。

2021年Mリーグ1部スーパーリーグ第4節結果

 3月6日に開幕したMリーグ2部プレミアリーグは3月16日から早くも第4節が始まります。なお試合カードの左側がホームチームです。また試合の映像は各クラブの公式Youtubeチャンネルからお借りしています。

2021年3月16日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
UITM 0-0 ペナン
得点者:なし
 見せ場の少ない試合はアウェイのUITMが正GKドミニク・ピチャックをケガで欠きながら、今季初の勝ち点を獲得しています。ペナンは数少ない得点機にいずれもカサグランデがそのチャンスを生かせませんでした。

https://youtu.be/mIvlln3Muo4

2021年3月16日@ダルル・マクマルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハン 2-1 サバ
得点者:パハン-イェウヘン・ボハシュヴィリ(55分)、リー・タック(70分)、サバ-サディル・ラムダニ(80分)
 「休養」中のドーマス・ドゥリー監督に代わりこの試合もドラー・サレー チームマネージャーが監督代行を務めたスリ・パハンが逃げ切って、今季待望の初勝利を挙げています。ゴールはいずれも新加入の外国籍コンビでした。一方のサバは2019年にはパハンでプレーしたインドネシア出身のサディル・ラムダニが1点を返したものの開幕戦の引き分け以降は3連敗となりました。
 今回のスリ・パハンの勝利が監督交代によるものなのか、4戦目にしてチーム内の連携が取れた結果なのは今後の成績を見守る必要があります。昨季の成績で監督職を一旦は解任され、チームマネージャーに「降格」されたドラー・サレー監督が今後もこのまま指揮を取るのであれば、「降格」を決定した経営陣の責任を問う必要もありそうです。またマレーシアサッカーではよく見られる選手が監督をボイコットするケースが、今回のトーマス・ドゥリー監督の「休養」につながっているという報道も見られます。

2021年3月17日@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロースター)
クダ・ダルル・アマン 3-1 PJシティ
得点者:クダ-バドロル・バクティアル(47分)、クパ・シャーマン(52分)、ムハマド・ファイダ・モハマド・ズルキフリ・アミン(84分)、PJ-ラジ・コギレスワラン(39分)
 外国籍選手がいないながらここまで1勝2分と大方の予想を裏切る快進撃のPJシティでしたが、この試合では開幕から3試合で3ゴールと快進撃を支えたダレン・ロックと主将のK・グルサミーがいずれもケガで途中交代を強いられ、前半のリードを守りきれず今季初敗戦。昨季同様シーズン序盤に苦しむクダは不調だったバドロル・バクティアルと一昨年のゴールデンブーツ受賞のクパ・シャーマンらがゴールを決め逆転勝ちしています。

2021年3月17日@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴン・バダ)
トレンガヌ 1-1 マラッカ・ユナイテッド
得点者:トレンガヌ-ジョーダン・ミンター(66分)、マラッカ-アレックス・ドス・サントス・ゴンサウヴェス(3分PK)
 今季まだ勝星のないマラッカ・ユナイテッドを破れば単独首位に躍り出たトレンガヌですが、JDTに付き合うように引き分けています。一方のマラッカ・ユナイテッドは開幕から4試合連続の引き分けです。

2021年3月17日@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)
JDT 1-1 スランゴール
得点者:JDT-ベルクソン・ダ・シルヴァ(12分)、スランゴール-イフェダヨ・オルセグン(7分)
 この試合でFAMの公式記録ではマンオブザマッチに選ばれたスランゴールのGKモハマド・カイルルアズハンの獅子奮迅の活躍により、スランゴールが敵地で貴重な勝点1を獲得しています。一方のJDTは終始優勢を保ちながら、前半はゴンザロ・カブレラが、後半にはベルクソン・ダ・シルヴァがいずれも18歳のアリフ・アイマンが倒されて得たPKを失敗するなど、スランゴールを突き放すことができませんでした。
 スランゴールはこの試合が先発2試合目となった20歳のジョーダン・アイムビラ、そして膝前十字靭帯断裂で今季絶望となったMFハリム・サアリに代わり今季初先発となったやはり20歳のアリフ・ハイカルを起用するなど、防戦一方の試合ながら敵地で貴重な勝点1を獲得しただけでなく、今後につながる選手起用ができていたように思います。

2021年3月17日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティ 3-0 ペラ
得点者:KL-ドミニク・ダ・シルヴァ(41分)、ロメル・モラレス2(46分、66分)
 前半はペラが積極的に攻め、KLがそれに対してカウンターで反撃という展開からKLがドミニク・ダ・シルヴァの今季3点目となるゴールで先制。後半に入るとペラ守備陣のミスからロメル・モラレスが移籍後初ゴールを決めてリードを広げ、モラレス選手のこの試合2点目でペラの息の根を止め、KLはJDT、トレンガヌに続く3位に浮上しました。

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第4節終了時)

 ClubGWDLGFGAGDP
1JDT431091810
2TFC431083510
3KL42115237
4KDH42116427
5SEL41216604
6PJ412145-14
7PEN412123-14
8MU40404404
9PHG411236-34
10PRK411225-34
11SBH401326-41
12UITM401317-61
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第4節終了時)

選手(所属クラブ)ゴール数
1ダレン・ロック(PJ)3
クパー・シャーマン(KDH)3
ドミニク・ダ・シルヴァ(KL)3
2オリヴァー・バフ(SEL)他5名2
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ