9月7日のニュース:AFCU23アジアカップ出場のU20代表が練習試合で来季1部昇格クラブ相手に惜敗、トレンガヌFC経営陣はナフジ監督の「休養」説を否定、2部降格のペラFCの理事が辞任表明

AFC U23アジアカップ出場のU20代表が来季1部昇格クラブ相手に惜敗
 アジアサッカー連盟AFC U23アジアカップに出場するU20代表は現在第1時合宿中ですが、初の実戦として9月4日にMリーグ2部のヌグリスンビランFCと練習試合を行いました。
 英字紙ニューストレイトタイムズによると、試合は1-2と敗れたもののU20代表のブラッド・マロニー監督は「このチームにとっては初の実戦でとなったこの試合では、ボールを速く動かすにはピッチの状態は悪すぎたが、それでも多くの機会を作り、ゴールを決めることもできた。また個々の選手たちの能力を把握することもできたのでとても良い実戦機会となった。2点を先制された後は、チームとして積極的にゴールを目指す姿勢も見られたので、今後も同じようなパフォーマンスを期待したい。」と述べています。
 一方対戦したヌグリスンビランFCのK・デヴァン監督は「前半は特に1対1となった場面ではボールに向かっている積極性に欠けていたものの、後半に入るとボールコントロールに自信が見て取れるようなり、組織的に攻撃に転じる場面もあった。今回の第1次合宿が8月30日から始まったことを考えるとチームとして活動した期間は1週間ながら良い点が多く見られた。」と述べて、チームとしてプレーする時間が増えれば、それにつれてパフォーマンスも改善するだろうと話しています。
 本日9月7日に第1次合宿を終えるU20代表は、今月末には第2次合宿が予定されています。
 マレーシアサッカー連盟FAMは、2024年パリオリンピック出場を目標とした長期プログラムの一環として、U22代表ではなくU20代表を10月下旬にモンゴルのウランバートルで開催されるAFC U23アジアカップ予選J組に派遣する方針を明らかにしています。

トレンガヌFC経営陣はナフジ・ザイン監督の「休養」説を否定
 Mリーグ1部スーパーリーグは今週末の最終節第22節を残すのみとなりましたが、一時は2位となりながら直近の3試合で3連敗したトレンガヌFCのナフジ・ザイン監督の周辺が騒がしくなっています。先週末の第21節JDT戦までの直近3試合でチームが3連敗するなど、リーグ戦終盤の重要な時期の失速が原因で「休養」あるいは「退団して来季は他のクラブで指揮を取る」などの噂も出ていましたが、トレンガヌFCを運営するTFC社はこれらを全て否定します。
 TFC社のアブドル・ラシド・ジュソCEOは、こういった噂はリーグ2位の座を賭けて現在4位のトレンガヌFCが同2位のペナンFCと対戦する最終節第22節や、リーグ戦の後に控えるマレーシアカップへ向けたチームの士気を低下させ、さらにはスポンサーに対する印象を悪化させるものだとして、このような意図を持った「フェイクニュース」を非難するとともに、クラブはチーム、サポーターそしてスポンサーとの良好な関係を保っていると主張しています。
 また今回の噂を増幅させることにもなったクラブがJDT戦を前にナフジ監督に提出を求めた理由提示命令(Show cause letter)についてアブドル・ラシドCEOは「クラブの運営者として、問題が起こった場合には最善の解決方法を見つけるため、またクラブが設けた目標に向けて正しく進んでいるかを知るためにも、チームのパフォーマンスについてTFC社はクラブの運営者として常に責任を負っている。」と話し、チームの直近の成績に対してクラブが満足していない場合に行う行為としては珍しいことではないと説明しています。
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 リーグ序盤から好調だったトレンガヌFCはJDTに黒星をつけるなど8勝3分2敗の成績で前半戦を終えましたが、W杯予選などによるリーグ中断期間を挟んで後半戦に入ると3勝1分4敗と失速し、さらに前述の理由提示命令書の一件もあり、ナフジ監督の去就に関する噂がソーシャルメディアを中心に囁かれるようになっていました。

2部降格のペラFCの理事が辞任表明
 先週末のMリーグ1部第21節でマラッカ・ユナイテッドFCに敗れ、クラブ史上初の2部降格が決定したペラFCですが、ペラ州政府の青年・スポーツ・コミュニケーション・マルチメディア委員会のカイルル・シャーリル・モハメド委員がクラブを運営する理事会およびペラ州サッカー協会からの辞任を表明しています。
 マレーシア語紙ブリタハリアンによると、カイルル委員の他、理事でペラ州議会シャム・マット・サハット議員もクラブ運営理事会からの辞任を表明しています。なおブリタハリアンの取材に対し、カイルル・シャーリル委員はペラFCの2部降格と自身の辞任の関連を否定したということです。

9月6日のニュース:タイリーグ開幕-代表コンビのエルドストールはフル出場も、タンはベンチ入りせず、2部降格決定のペラFCはサポーターに謝罪、スランゴールFCのイフェダヨがシーズン最多ゴール新記録

タイリーグ開幕-代表コンビのエルドストールはフル出場も、タンはベンチ入りせず
 2021/2022年シーズンのタイ1部リーグが9月3日に開幕しています。昨季は1部と2部合わせて通算でマレーシア人選手5名が在籍していましたが、今季は1部のチョンブリーFCでプレーする代表DFジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・マデル・アマラン・マデルネル)とポリス・テロFCでプレーするやはり代表DFドミニク・タンの2名だけとなっています。

タイ1部リーグ第1節
2021年9月5日@チョンブリースタジアム
チョンブリーFC 1-1 BGパトム・ユナイテッドFC
 昨季12位のチョンブリーFCが昨季のチャンピオンに挑んだこの試合は、2019年と2020年にはMリーグ1部のJDTでプレーしたジオゴ・ルイス・サントスのゴールでBGパトム・ユナイテッドFCが17分に先制しましたが、チョンブリーFCも68分にデニス・ムリーリョが自身が倒されて得たPKを決めて同点とし、試合はそのまま引き分けています。
 ジュニオール・エルドストールは先発してフル出場しています。
 (試合のハイライト映像はチョンブリーFCの公式Youtubeチャンネルより)

2021年9月5日@PATスタジアム
ポートFC 3-3 ポリス・テロFC
 昨季3位のポートFCが昨季11位のポリス・テロをホームに迎えた一戦は、前半だけで3点を挙げたポリス・テロFCにポートFCが追いつき、こちらも引き分けに終わっています。
 ドミニク・タンはこの試合はベンチ入りしませんでした。

ペラFCはクラブ史上初の2部降格決定をサポーターに謝罪
 先週末に開催されたMリーグ1部第21節でマラッカ・ユナイテッドFCに敗れて来季の2部降格が決まったペラFCは、クラブの公式Facebookにサポーターに向けた公式謝罪文を投稿しています。
 1921年のマラヤカップ(現マレーシアカップ)第1回大会への出場から数えてクラブ創設100年記念の年にもかかわらず、Mリーグが2部制となった1990年以来、一度も2部でプレーしたことがなかったペラFCがクラブ史上初の2部降格となった事態に対し、今季途中に就任したアズマン・ノーGM(ゼネラルマネージャー)は、現在のMリーグクラブの中で2部へ降格したことがなかった唯一のクラブであるペラFCの1部残留に向けて全力を尽くしたが、それが実らず記念の年に2部に降格することを残念に思うと述べています。
 「2部降格は今後もクラブの歴史に残る出来事であるが、我々が現状から立ち直るためには最も重要で意味があることを学んだと考えたい。2部降格はペラFCの終わりを意味するものではなく、むしろこれをより良いクラブとなるための新たな始まりとしたい。」と述べているアズマンGMは、来季の2部プレミアリーグ優勝と1シーズンでの1部スーパーリーグ復帰をサポーターに約束する一方で、クラブの完全民営化を進め、クラブの短期と長期の目標を定めることなども合わせて約束しています。

スランゴールFCのイフェダヨがシーズン最多ゴール新記録
 昨日9月5日のMリーグ1部第21節でサバFCに6-0と圧勝したスランゴールFCで一際活躍したのが今季3度目のハットトリックを達成したFWイフェダヨ・オルセングンでした。2019年途中からスランゴールFCに加入したナイジェリアとバーレーンの二重国籍を持つこのイフェダヨ選手は昨日のゴールで今季通算ゴールが25(21試合)となりましたが、これはMリーグのシーズン最多ゴールの新記録となっています。なお、1シーズン3回のハットトリックもMリーグの新記録となっています。
 これまでのシーズン最多ゴールの記録は2017年にケランタンFA(当時、現ケランタンFC)とJDTでプレーしたレバノン出身のモハマド・ガダルと今季第20節までにJDTのベルグソン・ダ・シルヴァが持っていた23ゴールでした。(ガダル選手はケランタンFAで18、JDTで5ゴールの合計23ゴール)
 昨季2020年はリーグが短縮され11試合となった中で12ゴールを挙げてリーグ得点王となったイフェダヨ選手は2季連続の得点王を目指しますが、2位のベルグソン選手が2ゴール差で迫っており、今季の得点王争いは最終節を終えるまで決着はつかなそうです。
*****
 2季連続得点王を目指すイフェダヨ選手に代表されるように、リーグ得点王は2004年のスーパーリーグ開始以降、ほとんどが外国籍選手によって獲得されています。2004年から昨季2020年までの間で、マレーシア人のリーグ得点王は2004年のインドラ・プトラ・マハユディン(パハンFA、15ゴール)、2009年のニザルディン・ユソフ(プルリスFA、18ゴール)、2010年アシャアリ・サムスディン(トレンガヌFA、18ゴール)、2011年アブドル・ハディ・やはや(トレンガヌFA、20ゴール)となっていますが、実は2009年から2011年はMリーグが外国籍選手の獲得を禁じていたため、外国籍選手と競った結果のマレーシア人得点王は2004年のインドラ・プトラ選手まで遡らなければなりません。ちなみにこのインドラ・プトラ選手は今月40歳になりましたが今季もKLシティFCでプレーしています。


Mリーグ1部スーパーリーグ第21節結果

 9月3日から5日にかけて、Mリーグ1部スーパーリーグ第21節が開催されました。前節でJDTの優勝とリーグ8連覇が決まっていますが、AFCカップ出場権の懸かる2位争いは、前節終了時点で2位のクダ・ダルル・アマンFCと同3位のトレンガヌFCが揃って敗れた一方で、同4位のペナンFCが勝利して今季初となる2位に浮上しています。しかし次節最終節の結果次第ではまだ順位が変わル可能性があるため、決着は最終節まで持ち越しとなっています。
 また2部降格争いは11位のペラFCと12位のUITM FCの2部降格が今節で決まりました。なおペラFCはクラブ史上初となる2部降格となっています。(正確にはMリーグが1部と2部に別れてからなので31年ぶりです。)
 またスランゴールFCのイフェダヨ・オルセグンがサバFCを相手にハットトリックを達成し、シーズン最多となる3回のリーグ記録を樹立するとともに、今季通算ゴールを25とし、こちらもリーグ新記録を達成しています。しかし2位のベルグソン・ダ・シルヴァが2ゴール差でイフェダヨ選手を追走しており、得点王争いの決着も最終節まで持ち越しとなっています。
 試合のハイライト映像はMFLの公式YouTubeチャンネルよりお借りしています。

2021年9月3日@ハン・ジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ・ユナイテッドFC 2-1 ペラFC
得点者:マラッカ-マヌエル・オット(67分)、ソニー・ノルデ(79分)、(分)、ペラ-セルヒオ・アグエロ(30分PK)
 この試合で引き分け以下ならば2部降格が決まる11位ペラFCが前節を終えて8位のマラッカ・ユナイテッドFCと対戦。PKで先制するなど前半を優勢に進めながら追加点の奪えなかったペラFCを後半にマラッカ・ユナイテッドFCが逆転し、ペラFCの2部降格が決定しました。負けられない重要な試合で今季初出場となるGKモハマド・ナスルラー・アブドル・アジズを先発メンバーに起用した理由は不明ですが、試合終了後にナスルラー・アジズ選手が大泣きしていたことが印象的でした。
 給料未払い問題により勝点3を剥奪されたことで、1部残留危機にあったマラッカ・ユナイテッドFCはこの日の逆転勝利で1部残留を決めています。

2021年9月4日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティFC 2-1 クダ・ダルル・アマンFC
得点者:KL-ロメル・モラレス(6分PK)、サフィ・サリ(26分)、クダ-チェチェ・キプレ(34分)
 今週はFIFAの国際マッチデー期間に当たることから、チーム得点王のFWクパー・シャーマン(リベリア)とMFラビ・アタヤ(レバノン)がそれぞれ自国の代表チームに招集されて欠場中のクダ・ダルル・アマンFC。主力選手を欠くものの来季のAFCカップ出場権獲得のためにリーグ2位の座を死守したいところでしたが、サフィ・サリの今季初ゴールなどで2点を挙げたKLシティに敗れています。
 次節の最終節第22節がアウェイマッチのKLシティFCは、この日の勝利で今季はホームで無敗(7勝5分)の記録を達成しています。

2021年9月4日@MBBJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
PJシティFC 0-0 UITM FC
得点者:PJ-カイリル・ムハイミン(39分)
 降格を争うチーム同士となったこの試合は9位のPJシティFCが12位のUITM FCを破り、PJシティFCの1部残留とUITM FCの2部降格が決定しています。
 外国籍選手が1名もいないことから、開幕前は2部降格の最有力候補とされていたPJシティFCの1部残留は、この試合で敗れたUITM FCやペラFCといった5名の外国籍選手枠を使いながら2部に降格するクラブにとっては強烈な皮肉になったのではないでしょうか。

2021年9月4日@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴンバダ)
トレンガヌFC 0-1 JDT
得点者:JDT-シェイン・ローリー(45+2分)
 JDTに今季唯一の黒星をつけているトレンガヌFCは、この日はチーム得点王のFWデヴィッド・ダ・シルヴァがベンチ入りしなかったものの、将来のエース候補でJDT戦でゴールを挙げているFWハキミ・アブドラが後半戦で初めて先発し、JDTのGKファリザル・マーリアスに阻まれたものの惜しいシュートをはなちます。また守備陣は試合開始からリーグ得点王のベルグソン・ダ・シルヴァを厳しくマークしチャンスを与えず、このまま0-0で前半終了かと思われたロスタイムにトレンガヌFCゴール前の混戦からDFシェーン・ローリーが今季初ゴールを決めてJDTが先制し、結局これが決勝点となり、JDTが1-0で逃げ切っています。

2021年9月5日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
スリ・パハンFC 1-2 ペナンFC
得点者:パハン-ケニー・アティウ(61分)、ペナン-エンドリック(67分)、ダニアル・アシュラフ(72分)
 2位を争うクダ・ダルル・アマンFCとトレンガヌFCがいずれも前日に敗れ、この試合に勝てば今季初の2位に浮上することがわかっていたペナンFCと、やはり前日の結果で今季の1部残留が確定した10位のスリ・パハンFCの対戦は、前半は動きが悪いペナンFCに対し、積極的にゴールを狙うスリ・パハンFCが押し気味に進めたものの両チーム無得点で終了。後半に入るとスリ・パハンFCがリードし、ますますペナンFCのプレッシャーがかかるかと思われましたが、67分のエンドリックのシュートをスリ・パハンFCのGKヘルミ・エリザがまさかのキャッチミスでゴールを許し、ペナンFCが同点に追いつきます。そこからはペナンFCが攻撃のペースを上げ、5分後の72分にはカサグランデのパスをDFの裏に抜け出したダニアル・アシュラフが決めてこれが決勝点となり、ペナンFCが勝利しています。この勝利でペナンFCは今季最高位となる2位に浮上しています。

2021年9月5日@リカススタジアム(サバ州コタキナバル)
サバFC 0-6 スランゴールFC
得点者:スランゴール-イフェダヨ・オルセグン3(22分、24分、88分)、ムカイリ・アジマル(45+2分)、ノー・ハキム・ハサン(46分)、ダニアル・アスリ(75分)
 スランゴールFCが今季最多となる6ゴールでサバFCに圧勝。この試合でリーグ新記録となるシーズン最多となる3度目のハットトリックを決めたエースのイフェダヨ・オルセグンは、この日のゴールで今季通算25得点となり、Mリーグのシーズン最多得点の新記録を達成するとともに今季得点王争いのトップに立ちました。
 前節終了後に2試合を残してクルニアワン・ドゥイ・ユリアント監督を「休養」させたサバFCは、この試合前にペラFCとUITM FCが敗れたため1部残留が確定し、重圧のかからない状況だったにもかかわらずホームで今季最多失点で大敗しています。

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第21節終了時)

ClubGWDLGFGAGDP
1#JDT2117314884051
2PEN2112453528740
3KDA20123537241339
4TFC21114631181337
5SEL21106544281636
6KL218942618833
7MU215972427-3*21
8PJ2156101427-1321
9SBH2147102036-1619
10PHG2146112336-1318
11@PRK2134141844-2613
12@UITM2023151238-269
#JDTが2021年シーズンの優勝を果たしAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得しています。
@ペラFCとUITM FCは2022年シーズンの2部降格が決定しています。
*マラッカ・ユナイテッドは給料未払いのため、勝点3剥奪処分を受けています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第20節終了時)

選手(クラブ)ゴール数
1イフェダヨ・オルセグン(SEL)25
2ベルクソン・ダ・シルバ(JDT)23
3クパー・シャーマン(KDH)13
4カサグランデ(PEN)11
5パウロ・ジョズエ(KL)10
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

9月5日のニュース:Mリーグ2部-ヌグリスンビランFCの1部昇格が決定、Mリーグ2部-マレーシアカップ出場権争いは激化

 今週末は1部スーパーリーグは第21節が行われていますが、2部プレミアリーグは試合がありません。しかし、昨日行われたクチンシティFC対PDRM FCでクチンシティが引き分けたため、1部昇格資格を持つ6クラブの内、既に1部昇格を決めているサラワク・ユナイテッドFCを除くとヌグリスンビランFCの勝点35以上を獲得する可能性があるクラブがなくなりました。これによりヌグリスンビランFCの来季の1部スーパーリーグ昇格が決定しました。

Mリーグ2部プレミアリーグ第16節(8月4日から順延)
2021年9月4日@MBPGスタジアム(ジョホール州パシルグダン)
クチンシティFC 0-0 PDRM FC
得点者:なし
 クチンシティFCに新型コロナ陽性者が見つかったことから順延されていたこの試合は、開始10分で両チームにそれぞれ一発レッドが出される異例の展開となりました。試合展開はクチンシティFCがやや押し気味に進めましたが、クチンシティFC、PDRM FCともにゴール前のフィニッシュの精度が低く、ゴールレスドローとなっています。
 なお「鈴木対決」となったこの試合は、クチンシティFCの鈴木雄太、PDRM FCの鈴木ブルーノ両選手はいずれも先発してフル出場しています。

2部プレミアリーグのマレーシアカップ出場権争いは激化
 来季の1部昇格の2チームが決定したことから、プレミアリーグの関心はリーグ戦終了後に開催されるマレーシアカップ出場権争いへと移ります。日本の天皇杯全日本サッカー選手権と並び、アジア最古のカップ戦とされるマレーシアカップはMリーグの1部と2部の16チームのみが出場する大会で、昨年は新型コロナの感染拡大により中止になったものの、第94回大会となる今年2021年の大会には1部スーパーリーグの上位11チームに加え、プレミアリーグの上位5チームに出場資格があります(1部スーパーリーグのセカンドチームは除く)。1部昇格を決めたサラワク・ユナイテッドFCとヌグリスンビランFCは既に出場資格を獲得しており、残る3つの枠を勝点18ながら残り5試合があるクチンシティFC、勝点26のPDRM FC(残り1試合)、同24のケランタンFC(残り2試合)、同20のケランタン・ユナイテッドFC(残り2試合)の4チームが争います。勝点差8の中にひしめくこの4チームの争いは次節第21節(9月10日から11日)、さらに最終節第22節(9月18日)まで続きそうです。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第21節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1#SU17114236112537
2#NS18105328141435
3JDT1886434191530
4TFC1778231161529
5PDRM197572122-126
6SEL185942520524
7KEL187382124-324
8KU1862102127-620
9KCH154651718-118
10PRK1835101235-2314
11FAM1813141252-406
#サラワク・ユナイテッドFCとヌグリスンビランFCは来季の1部昇格が決定しています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト
*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第20
節はペラFC IIの試合がありませんでした。

9月4日のニュース:JDTオーナーは退任に向けて後任を指名か、U20代表は当初のメンバーから6名が変更に、FAMとMFLの会長が新閣僚と会談

 昨日9月3日に行われたMリーグ1部第21節でペラFCはマラッカ・ユナイテッドFCに敗れて来季の2部降格が決まっています。残る1枠も計算上は残留の可能性があるUITM FCが引き分け以下で降格が決まります。

JDTオーナーは退任に向けて後任を指名か
 Mリーグ1部でリーグ8連覇を果たしたJDTのオーナーでジョホール州皇太子のトゥンク・イスマイル殿下は自身のインスタグラム上で、退任の可能性を示唆しましたが、その後任にジョホール州政府系企業の会長が候補に上がっていると、マレーシア語紙ハリアンメトロが報じています。
 サポーターから辞任した場合の後任は誰なのか、という問いに答える形でイスマイル殿下は自身のインスタグラムにジョホール州政府系企業のJコープ社のサイド・モハメド・サイド・イブラヒム会長兼CEOの写真を投稿しています。
 イスマイル殿下はサッカークラブの運営に「飽きてきた」ことを明らかにし、今後は何か新しいことに挑戦したいと話す位方で、自身が本当にJDTを去るか否かについてその可能性は五分五分である述べたことから、その去就、さらにはその後任に注目が集まっています。
 しかしその一方で、自身がクラブを去ればスポンサーの撤退や選手及びスタッフの移籍、退団など、クラブが大きく変わってしまう可能性があることを憂慮しているとも述べており、未だ明確な形での方針は明らかにしていません。

U20代表は当初のメンバーから6名が変更に
 アジアサッカー連盟AFC U23アジアカップ予選に向けて第1次合宿を行っているU20代表は、当初の招集メンバー27名から、ケガなどにより6名が変更になっています。
 先日、Mリーグ1部デビューを果たしたGKシーク・イズハン・ナズレル・アズマン(スランゴールFC 2)やMリーグ2部で9試合に先発したGKナビル・アシラフ・ラムリ(FAM-MSNプロジェクト)の両GKを筆頭にDFヘイリー・ハキム・ママット(トレンガヌFC II)、MFアフマド・アイサル・ハディ・モハマド・シャプリ(JDT II)、FWアイマン・アリフ・モハマド・アフィズル(クダ・ダルル・アマンFC)、MFムハマド・ハズワン・ハサン(FAM-MSNプロジェクト)がケガで合宿への参加を辞退し、この代わりにGKムハマド・アズリ・アブドル・ガニ(ペラFC II)、MFチア・ルオハン、MFムハマド・アリフ・アブドル・ムタリブ(いずれもJDT II)の3名が新たに招集され、現在は24名が合宿に参加しています。
 9月7日まで予定されている第1次合宿ですが、今週末はMリーグ2部は試合がないため、現在2位のヌグリスンビランFC、そして最下位のFAM-MSNプロジェクトの両2部クラブとの練習試合を行う予定であることも報じられています。今回のU20代表は前回の合宿から6ヶ月以上空いているもののの、チームは今回初招集となった選手も含め、満足のいくパフォーマンスを見せているとブラッド・マロニー監督は、今週末の練習試合で第2次合宿へ招集するメンバーの選考を行いたいとハリアンメトロの取材に答えています。
 パリオリンピック出場を目指すマレーシアサッカー協会FAMの長期プロジェクトに伴い、このU20代表は「経験を積む」ために年代が一つ上となるU23アジアカップ予選に出場し、10月27日から31日までモンゴルのウランバートルで開催される予選J組でタイ、ラオス、そして集中開催地となっているモンゴルと対戦します。

FAMとMFLの会長が新閣僚と会談
 先月8月に発足したイスマイル・サブリ・ヤアコブ新首相率いる新内閣が発足しましたが、マレーシアサッカー協会FAMのハミディン・アミン会長とMリーグを運営するMFLのアブドル・ガニ・ハサン会長がそれぞれ新閣僚と会談を行っています。
 マレーシア語紙ハリアンメトロはアブドル・ガニMFL会長がカイリー・ジャマルディン保健相をプトラジャヤの保健省に訪ねて会談したことを伝えています。アブドル・ガニ会長はこの会談でサポーターのスタジアムでの観戦実現に向けて、他国同様、厳格な標準作業手順SOPに基づいた上で2度のワクチン接種を終えたサポーターに限りスタジアムへの入場許可を申請したと報じています。またこの会談では保健省、青年スポーツ省、国家安全保障委員会によって設けられたSOPに従って開催されている今季のMリーグの現状について青年スポーツ相も歴任したカイリー・ジャマルディン保健相に説明を行ったことです。今季のMリーグは開幕時の3月にスタジアムでの感染が許可されたものの、新型コロナ観戦拡大により昨季同様、無観客での開催を余儀なくされています。
 一方、アフマド・ファイザル・アズム青年スポーツ相は、スランゴール州プタリンジャヤのFAM本部にハミディン・アミン会長を訪ねています。モハマド・ユソフ・マハディ、S・シヴァサンドラム両会長代理とともにアフマド・ファイザル青年スポーツ相を歓迎したハミディン会長は、2022年に第1期が終了するF:30プログラム(2030年までにマレーシア代表のアジアトップ5入りを目指すプログラム)や、青年スポーツ省傘下の国家スポーツ評議会NSCとFAMが共同して運営する国家サッカー育成プログラムNFDP、さらにプトラジャヤに建設が予定されているナショナルトレーニングセンターなどについて、FAMと青年スポーツ省との間の協力関係や国内サッカー事情について意見を交換したということです。


9月2日のニュース:1部スーパーリーグ-主力欠場のクダは痛い引き分け、2部プレミアリーグ-サラワクUの1部昇格が決定、ペラFCは退団した外国籍選手との未払い給料問題を解決、複数企業がペラFC買収に関心、元代表監督は出場時間数に基づく代表選手選考方法には否定的

Mリーグ1部スーパーリーグ第17節(8月4日から順延)
2021年9月1日@ダルル・マクムルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハンFC 2-2 クダ・ダルル・アマンFC
得点者:パハン-ケニー・アティウ2(29分、87分)、クダ-アミルル・ヒシャム・アワン・クチック(12分)、シャズワン・ザイノン(67分)
 クダ・ダルル・アマンFCに新型コロナ陽性者が見つかったことから順延されていたこの試合は、現在、FIFA国際マッチデー期間であることから、チーム得点王のFWクパー・シャーマン(リベリア)と司令塔MFラビ・アタヤ(レバノン)がW杯予選に出場する自国の代表チームに招集されたことから欠場しています。両選手はこの試合も含め最短でも3試合欠場となることから戦力ダウンとなった布陣で熾烈な今季2位争いをどう乗り切るかに注目が集まりました。
 試合はアミルル・ヒシャム・アワン・クチックの今季初ゴールで先制したクダに対し、パハンはケニー・アティウの同点ゴールで追いつき、前半を1-1で折り返します。後半に入るとシャズワン・ザイノンのゴールで再びクダがリードしますが、試合終了間際の87分にアティウ選手がこの試合2点目となるゴールを決め、引き分けに終わっています。
 この結果、クダは2位のままで3位のトレンガヌFC、4位のペナンFCとの勝点差は2と広がっています。一方のパハンは順位を一つ上げて9位となったものの、残り2試合を残して11位のペラFCとは勝点差5と、降格圏脱出とはなりませんでした。(下のダイジェスト映像はMFLの公式Youtubeチャンネルより)

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第20節終了時)

ClubGWDLGFGAGDP
1#JDT2016314783951
2KDA20123435211439
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4PEN201145337637
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11PRK2034131742-2513
12UITM1923141237-259
#JDTが2021年シーズンの優勝を果たしAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得しています。
*マラッカ・ユナイテッドは給料未払いのため、勝点3剥奪処分を受けています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

Mリーグ2部プレミアリーグ第17節(8月8日から順延)
2021年9月1日@MBPGスタジアム(ジョホール州パシルグダン)
クチンシティFC 1-2 ヌグリスンビランFC
得点者:クチン-マイケル・イジェジー(47分)、ヌグリスンビラン-フランシス・コネ(5分)、アルトゥール・クーニャ (70分)
 クチンシティFCに新型コロナ陽性者が見つかったことから順延されていたこの試合は、クチンシティFCが一時は追いつくも、2部優勝を目指すヌグリスンビランFCがDFアルトゥール・クーニャの今季初ゴールで勝利を収めています。
 またこの試合の結果、1部昇格資格を持つ5クラブの内、残り試合数が6と最も多いクチンシティFCがこれに全勝しても勝点35となり、勝点37のサラワク・ユナイテッドFCが残り3試合を前半しても追いつけないことから、サラワク・ユナイテッドFCの1部昇格が確定しています。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第20節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
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2#NS18105328141435
3JDT1886434191530
4TFC1778231161529
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9KCH144551617-117
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11FAM1813141252-406
#サラワク・ユナイテッドFCとヌグリスンビランFCは来季のMリーグ1部昇格を決めています…
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト

ペラFCは退団した外国籍選手との未払い給料問題を解決
 Mリーグ1部のペラFCはブラジル出身のレアンドロ・ドス・サントス、カレッカ両選手に関する給料未払い問題が解決したことをクラブの公式Facebookで発表しています。
 ペラFCのアズミン・ノーGM(ゼネラルマネージャー)は未払いとなっていた今年5月と6月分の給料に関して、期限となっていた8月31日前に支払い方法などで合意したことを明らかにしています。
 「レアンドロ、カレッカ、そしてJDTに移籍したギリェルメ・デ・パウラの代理人から出されているに支払い請求については来月から分割で支払うことで合意した。」と話したアズミンGMはこのブラジルトリオの他に、2019年に入団テストを受け契約を結びながらその後のケガが判明し、契約を破棄されたと訴え、50万リンギ(およそ1330万円)未払い給料の支払いを求めてFIFAに提訴していた韓国出身のチョン・ヒョソクに対しても分割での支払いで同意したことも明らかにしています。
 アズミンGMはこれらの未払い給料問題が解決したことで、MFLによる来季のクラブライセンス発給に支障をきたすものは無くなったとして、未払い給料問題解決のスポンサー探しを支援したペラ州のサアラニ・モハマド州首相に感謝しています。

複数企業がペラFC買収に関心
 サッカー専門サイトのフットボールトライブは、今季給料未払い問題で主力が大量退団したMリーグ1部のペラFC買収に複数の企業が名乗りを上げていると報じています。
 これについてペラ州政府の青年スポーツコミュニケーションおよびマルチメディア委員会のカイルル・シャーリル・モハマド議長は、今年7月から複数の企業との間でペラFCの経営権譲渡についての話し合いが行われていることを明かす一方で、まだ何も決定していないと話しています。
 ペラFC運営会社の理事の一人でもあるカイルル・シャーリル議長は今年4月には、ペラFCの経営を希望する企業には自身の株式を譲渡する用意があると話したこともありますが、現在はペラFCのアズマン・ノーGM(ゼネラルマネージャー)にスポンサーや買収などの件は全て任せていると話しています。なおこの記事では、具体的な企業名などは明らかになっていません。
*****
 ペラFC買収の話は何度かこのブログでも取り上げていますが、ペラ州サッカー協会主導で行われてきたこれまでの交渉は決裂に終わっています。上の記事にもありますが、州政府の直接あるいは間接支援なしでは運営できていないのが多くのMリーグクラブの現状で、ペラFCの給料未払い問題についても州政府以外の有力スポンサー、あるいは有力オーナーがいないことに起因します。そういった状況を改善するためにクラブの民営化がMリーグでは勧められているわけですが、未だ多くのクラブが従来の州サッカー協会による運営から、運営会社を設立しての運営と形式は変わっているものの、運営会社の主要財源が州政府や州政府関連企業であるなど、公的支援に依存する体質が変わっておらず、完全な民営化にはまだ時間がかかりそうです。

元代表監督は出場時間数に基づく代表選手選考方法には否定的
 マレーシアサッカー協会FAMのハミディン・アミン会長は代表選手の選考についてMリーグでの出場時間数を重視して行うべきと発言していますが、その適用については簡単ではないと元代表監督が述べていルト、マレーシア語紙ブリタハリアンが報じています。
 マレーシアは今年6月に開催されたFIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選を突破できませんでしたが、この代表チームには所属クラブで主力選手として活躍できていない選手が多く含まれていたことがハミディン会長の発言へと繋がっていますが、マレーシアサッカー指導者協会会長で元代表監督でもあるB・サティアナタン氏はハミディンFAM会長の意見には原則同意するものの、選手選考の条件に出場時間数を適用するとポジションによっては、選手を選ぶことが難しくなるだろうと述べています。
「例えばMリーグでは各クラブのフォワードは外国籍選手が大半を占めており、マレーシア人選手の出場時間数は限られている。また得点ランキングを見てもマレーシア人選手の名前は上位にはない。ヨーロッパではクラブでの出場機会が少ない選手でも代表に招集されることがあるので、代表選手選考に条件をつけると代表監督が望む選手を招集することが困難になるだろう。」と述べたサティアナタン氏はJDTの選手を例に挙げて、リーグ戦の試合出場時間が短い選手であっても、チーム内での競争が激しいこと、また練習のレベルが高いことから代表では期待通りのプレーができているとして、各選手の練習環境、さらには所属するクラブの監督からのフィードバックなども考慮すべきであると提言しています。
 先月のFAM理事会でハミディン会長はW杯最終予選進出を逃した代表チームに対して目に見える形の変更を求めたいとして、今後の選手選考について新たな方針を打ち出すと述べており、JDTのオーナーでジョホール州皇太子のトゥンク・イスマイル殿下が提案している選手の出場時間数を元に選手を評価する仕組みを導入する可能性にも言及していました。

9月1日のニュース:問題発言映像の青年スポーツ相が謝罪、2021年のU21とU19リーグの2年連続中止が決定、2位争い渦中のクダはシャーマンとアタヤがW杯予選出場で今季残り試合は全て欠場か、FAMの新事務局長にモハマド・サイフディン氏が就任

問題発言映像の青年スポーツ相が謝罪
 かつてペラ州サッカー協会を務めたことから、今季Mリーグ1部で降格危機に直面するペラFCをリーグのチーム数拡大によって救おうとしていると非難が集まっていたアフマド・ファイザル・アズム青年スポーツ相が謝罪したと、マレーシア語紙ハリアンメトロが報じています。
 新内閣成立後、青年スポーツ省への初登庁となったこの日、記者会見に応じたアフマド・ファイザル青年スポーツ相は、ソーシャルメディア上で拡散した映像の中で発言について全てのマレーシア人に対して謝罪したいと述べています。またマレーシアサッカー協会FAMのハミディン・アミン会長とスチュアート・ラマリンガム事務局長に対しても映像の中で名前を出したことを詫びています。
 『今回の私の発言は誤りであり、この誤りについて全てのマレーシア人に謝罪したい。今回、大臣として自分が言うべきことと言うべきでないことがあることを学んだ。何も良いことをもたらすさないないことについて話すよりも、担当大臣として国内スポーツをより良くするために職務を全うすることをマレーシア人と全てのスポーツファンに約束する。」と述べています。
 アフマド・ファイザル青年スポーツ相はネット上に流出した映像の中で、現在は12チームで構成されているMリーグ1部スーパーリーグのチーム数を16に拡大することで、現在11位で2部降格危機のペラFCが1部に残留できると発言しましたが、その発言内容が現在のMリーグの規則に反し、政治的な介入であると批判を受けていました。さらにアフマド・ファイザル青年スポーツ相はハミディン・アミンFAM会長やスチュアート・ラマリンガム事務局長にもこの内容を提案済みとも述べたことから、FAMやMリーグを運営するMFLがチーム数増に関与しているのではないか疑問の声が上がり、FAMとMFLがそれぞれアフマド・ファイザル氏との会談の事実がないこと、そして今季の1部と2部の入れ替えは従来通りの方式で行うと言う声明を出す事態になっていました。

2021年のU21とU19リーグの2年連続中止が決定
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイトで今季2021年のU21リーグのプレジデントカップとU19リーグのリーグカップの中止を発表しています。両リーグは今季は6月に開幕予定でしたが、新型コロナ感染拡大により9月に延期されていました。
 FAMはマレーシア国内での新型コロナ感染状況が改善されていないことが中止の理由として挙げている他、クラブの選手や関係者、審判、さらには試合開催に直接的、間接的に関わる関係者全員の安全を考慮した結果に基づく決定であるとしています。また今回の決定は、国内のスポーツを統括する青年スポーツ省と新型コロナ対策を担当する国家安全保障委員会のいずれからも現時点で開催許可の承認を得られていないことも理由に挙げられています。
 マレーシア国内では、8月30日には1週間ぶりに国内の1日あたりの新規感染者数が2万人を切り、スランゴール州とクアラルンプールを含む首都圏を中心では新規感染者数が減り始めた一方で、他の地域では新規感染者数が再び増え始めた州もあり、この状況下でのU21リーグとU19リーグの開催までにはまだ時間がかかること、さらにU21とU19の選手は新型コロナワクチン接種を終えたばかりでありこのまま予定通り9月に今季リーグを開幕すれば感染リスクも大きいことも今季中止の判断に繋がったとFAMは説明しています。
 FAMはプレジデントカップとユースカップの2022年シーズンを来年2月に開幕する予定であることも発表しています。
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 新型コロナを理由に挙げられてははどうしようもないですが、2024年パリオリンピック出場を目指すFAMは、長期強化プランの一環としてU20代表をAFC U23アジアカップ予選に派遣する一方で、そのパリオリンピック予選に出場する可能性がある選手たちがプレーするU21リーグとU19リーグを昨年に続き2年連続で中止しています。代表チームの強化にも直結する国内リーグの中止は、U20代表だけでなく、長期的に見ればU23代表やフル代表などの強化にも影響を与えることは必至で、また数年後にはマレーシアサッカーの暗黒の時代がやって来そうでなりません。

2位争い渦中のクダはシャーマンとアタヤがW杯予選出場で今季残り試合は全て欠場か
 Mリーグ1部スーパーリーグで2位のクダ・ダルル・アマンFCは今夜9月1日にスリ・パハンFCと対戦しますが、この試合では今季13ゴールを挙げているエースのFWクパー・シャーマンと司令塔MFラビ・アタヤの両主力選手が自国の代表としてFIFAワールドカップ予選に出場するため欠場します。8月31日から9月9日はFIFA国際マッチデー期間となっており、両選手はこの期間中に開催されるMリーグ1部第21節の9月4日のKLシティFC戦と当初は第16節の7月31日予定されていながら順延されたUITM FC戦も欠場します。
 シャーマン選手はMリーグのサバ、ケランタン、トレンガヌでも監督経験があるピーター・バトラー監督が率いるリベリア代表の選手として、アフリカ2次予選C組で9月3日にはアウェイでナイジェリアと、9月6日にはホームで中央アフリカと対戦します。
 一方のアタヤ選手はマレーシアが突破できなかったアジア2次予選を突破したレバノン代表の選手として、アジア3次予選B組で9月2日にはマレーシアが予選で敗れているアラブ首長国連邦とアウェイで、9月7日はやはりアウェイで韓国と対戦します。
 来季のAFCカップ出場権がかかるスーパーリーグの2位争いでは残り2節となる中、クダ・ダルル・アマンFCが直近の4試合で4連勝するなど勝点38(18試合終了)がリードしているものの、3位のトレンガヌFCと4位のペナンFCがいずれも勝点37(20試合終了)と僅差で迫っています。なお、クダ・ダルル・アマンFCは7月下中の後半戦開幕時に新型コロナ検査で陽性者が出たことから、チーム全員が検疫隔離となり、他のクラブより昇華している試合数が少なく、今夜のスリ・パハンFC戦は第17節の8月4日に予定されていた試合が順延されたものです。
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 気になるのはFIFA国際マッチデー期間以降です。現在、マレーシア政府は全ての渡航者に2週間の検疫隔離を求めており、シャーマン、アタヤ両選手が国際マッチデー期間最終日の9月7日にマレーシアに戻った場合、何か特例がない限り、2週間の隔離期間を経て9月21日からのプレーが可能になります。一方で今季のMリーグ1部は最終第22節が9月12日となっており、両選手は今季のリーグ戦は出場なし、リーグ戦終了後のマレーシアカップから復帰となる可能性があります。

FAMの新事務局長にモハマド・サイフディン氏が就任
 マレーシアサッカー協会FAMは9月1日付でモハマド・サイフディン・アブ・バカル氏が事務局長に就任することを公式Facebookで発表しています。FAMの事務局長は、前任者のスチュアート・ラマリンガム氏がMリーグを運営するMFLのCEOに就任することから空席となっていました。
 60歳になるモハマド・サイフディン氏はスランゴール州サッカー協会で技術部門と育成部門で担当者を務めたのち1991年からはFAMで競技委員会委員長、2004年からはアジアサッカー連盟AFCで競技委員を務め、FAMに戻った2007年から2009年までは副事務局長を務めた後、2009年から2012年まではカタールのスターズリーグの競技委員会の副委員会、2012年からは2019年まではオマーンリーグの競技委員会やライセンス担当者を務めた経歴を持っている他、FIFAとAFCのマッチコミッショナーでもあります。

8月31日のニュース:今季2試合を残しサバFCのクルニアワン監督が「休養」、クラブ史上初の2部降格危機のペラFCは「政治」の力を使って1部残留を画策か、JDTは優勝賞金でフロントライナーの家族を支援

 今日8月31日はムルデカデーと呼ばれる独立記念日で、マレーシア国民の祝日です。しかしこの8月31日を「マレーシアの独立記念日」とするのは間違いで、この日は1957年にマレー半島の英領マラヤが英国から「マラヤ連邦」として独立を果たした日で、サバやサラワクを含めたマレーシアの建国は1963年9月16日まで待たねばなりません。言い換えれば、サバやサラワクではこの1957年8月31日という日付には何の意味もありません。(1963年8月31日に英国直轄植民地だったサバ(当時の名称は北ボルネオ)が自治政府を樹立し独立していますので、厳密に言えばサバの人々にとってはこの日がサバの「独立記念日」ではあります。ちなみにサラワクも同年7月22日にやはり英国直轄植民地から自治政府を設立して独立し、マラヤ連邦、サバ、サラワクそして当時はシンガポールも含めた地域が合同でマレーシアという国家が設立しました。シンガポールはその翌年1964年にマレーシアから離脱し、独自で独立国家となりました。

今季2試合を残しサバFCのクルニアワン監督が「休養」
 Mリーグ1部のサバFCはクラブの公式Facebook上で、クルニアワン・ドゥイ・ユリアント監督の休養を発表しています。リーグ中断期間を挟み7月24日から始まった後半戦でサバFCは7試合で3分4敗、前半戦の最終戦から数えると3分5敗で5月5日以来白星がありません。
 サバFCは8月28日の第20節で最下位のUITM FCにも0-4で敗れ、現在は4勝7分9敗のリーグ7位となり、11位のペラFCとは勝点差6となっています。今季の残り2試合を1分1敗で終えても得失差に関係なく1部残留が決まりますが、クルニアワン監督ではこの成績すら危ういということなのでしょう。なおサバFCは次節は現在5位のスランゴールFC、そして最終節は降格を争う11位ペラFCとの対戦が残っています。
 なおクルニアワン監督が休養中はブルハン・アジュイ アシスタントコーチが監督代行を務め、ジュリアス・アティンが新たにアシスタントチームマネージャーに就任することも発表されています。いずれもかつてはサバFC(当時はサバFA)でプレーした経験があります。

クラブ史上初の2部降格危機のペラFCは「政治」の力を使って1部残留を画策か
 マレーシアサッカー協会FAMは公式Facebook上にスチュアート・ラマリンガム事務局長名で投稿を行い、自身も、またハミディン・アミンFAM会長もスーパーリーグのチーム数を現行の12から16へ増やすことについて誰とも話し合いを持っていないことを表明しています。さらに投稿では「Mリーグの1部スーパーリーグや2部プレミアムリーグでプレーするチーム数や。2部から1部への昇格および1部から2部への降格チーム数については、Mリーグを運営するMFLとその理事会の管轄下にあり、FAMはこれに関知していない。」とも述べています。
 FAMがこのような声明を発表したのは、ソーシャルメディア上で拡散しているある映像が原因です。この映像では先週の新内閣発足に伴い新たに就任したアフマド・ファイザル・アズム青年スポーツ相が、1部スーパーリーグを16チームとすることで、現在11位と低迷するペラFCが2部に降格せずに済むのではないかと尋ねられたことに対し、青年スポーツ省はそれを指導する権限はないと述べる一方で、ハミディンFAM会長やスチュアート事務局長とはリーグを16チームに拡大についての話し合いを持ったと述べています。
 2018年5月からペラ州首相を務めていたアフマド・ファイザル氏は、昨年2020年3月に連邦政府で起こった政権交代の影響を受け、与野党の力関係が逆転したペラ州議会で不信任案が可決され同年12月にペラ州首相を辞任しましたが、今年1月までペラ州サッカー協会会長も務めていた経緯もあり、連邦政府内で国内スポーツを統括する立場にあるアフマド・ファイザル青年スポーツ相がリーグ拡大という裏技を使って、ペラFCの2部降格を阻止しようとしているといった見方が広まっていました。
 さらにMリーグを運営するMFLも公式サイト上で声明を発表し、今季の1部からの降格と2部からの昇格チーム数については従来通り行うことを発表しており、FAM、MFLともネット上に広まるペラFCの「1部残留工作」の噂の打ち消しに躍起になっています。

JDTは優勝賞金でフロントライナーの家族を支援
 Mリーグ1部で残り2試合を残し第20節に今季の優勝とリーグ8連覇を達成したJDTは、今回のタイトルを新型コロナの感染拡大阻止と戦う全てのフロントライナーに捧げたいとクラブの公式サイトで明らかにしています。
 今回の優勝は自らの命を危険に晒しながら日夜、新型コロナと戦うフロントライナーのおかげだとして、JDTのオーナーでジョホール州皇太子のトゥンク・イスマイル殿下は今季の優勝賞金をフロントライナーの家族の支援のための基金とすると述べています。
 これを取り上げた英字紙スターは、今季の優勝賞金とおよそ50万リンギ(およそ1320万円)だと報じ、これまでにJDTは新型コロナ感染拡大前からJDT基金を通じで同様の社会貢献を行なってきたともしています。
 同じ記事では、Mリーグで外国籍監督として初のリーグ3連覇を達成したベンヤミン・モラ監督は今回の優勝をイスマイル殿下に捧げるとともに、今季唯一の黒星をつけられたトレンガヌFC戦と対戦する次節では、主力を温存することなくベストメンバーで望むと話しています。



Mリーグ1部スーパーリーグ第20節結果

 8月27日から29日にかけて、Mリーグ1部スーパーリーグ第20節が開催されました。今節は首位のJDTがスリ・パハンFCに勝利し、2試合を残しながら今季優勝を決めています。またこの優勝でリーグ8連覇も達成しています。次節からの残り2節はAFCカップ出場権がかかるリーグ2位、3位争いと2部降格をめぐる争いがさらに激化しそうです。
 試合のハイライト映像はMFLの公式YouTubeチャンネルよりお借りしています。

2021年8月27日@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダルプテリ)
JDT 3-0 スリ・パハンFC
得点者:ベルグソン・ダ・シルヴァ3(8分、41分、45分)
 前半だけでハットトリックを決めたベルグソン・ダ・シルヴァの活躍でJDTが快勝し、今季優勝とリーグ8連覇を決めています。この試合では、先日このブログでも取り上げた代表FWシャフィク・アフマドも後半戦初めてベンチ入りし、60分からの途中出場ながらシュートを放つなど今季3試合目の出場を果たしています。
 一方のスリ・パハンFCはエラルド・グロンやアダム・ノー・アジーら主力選手6名がケガで出場できず、試合前から困難な試合になることは明らかでしたが、やはりJDTになすすべなく破れ、今季残り2試合は1部残留をかけた戦いが続きます。

2021年8月28日@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロースター)
クダ・ダルル・アマンFC 1-0 ペラFC
得点者:クダ-クパー・シャーマン(19分)
 Mリーグを運営するMFLは来季のAFCカップ出場資格はMリーグ1部スーパーリーグ2位とマレーシアカップ優勝チームに与えられることを発表し、各チームは今季2位を目指して争いを激化させています。そんな中、11位のペラFCを相手にクダ・ダルル・アマンFCが勝利し、2位に浮上しています。
 ペラFCはこの試合で引き分けを挟み6連敗とまた一歩、2部降格に近づいています。

2021年8月28日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤヤ)
スランゴールFC 1-1 マラッカ・ユナイテッドFC
得点者:スランゴール-ハイン・テット・アウン(18分)、マラッカ-マヌエル・オット(90+4分)
 ハイン・テット・アウンのゴールで先制したスランゴールFCは、28分にDFアシマウィ・ヤキンがいわゆるプロフェッショナルファウルで退場となりますが、10人となってもこの1点を守り切り5連勝目前となったロスタイムに失点して引き分けています。スランゴールFCのカルステン・ナイチェル監督が89分に守備の選手ではなくFWダニアル・アスリとウィングのシーン・シヴァラジを投入した選手交代には疑問も残りますが、この引き分けでスランゴールFCの今季トップ3でのフィニッシュは難しくなりました。
 一方、2部降格争いの中にいるマラッカ・ユナイテッドFCにとっては貴重な引き分けとなりました。

2021年8月28日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
UTIM FC 4-0 サバFC
得点者:UTIM-クォン・ヨンヒョン(15分PK)、ジョエル・ヴィニシウス(17分)、シーン・ジッネッリ2(59分、66分)
 最下位12位のUITM FCがホームで7位のサバFCに今季最多となる4得点で圧勝し、1部残留の可能性が残りました。KLシティFCから期限付き中のGKザミル・スラマットが移籍後2試合目となるクリーンシートを達成すれば、同じくKLシティFCから期限移籍中のシーン・ジッネッリが2得点を挙げてUITM FCの勝利に貢献しています。
 サバFCは4月17日に自身のホームで行われた同じカードでは4-0と勝利していましたが、この日は同じ得点差で敗れて後半戦はこれで3分4敗となり、この試合後にはクルニアワン・ドゥイ・ユリアント監督の「休養」が発表されています。

2021年8月29日@シティスタジアム(ペナン州ジョージタウン)
ペナンFC 2-1 PJシティFC
得点者:ペナン-カサグランデ(5分)、シェリディン・ボボエフ(45+1分)、PJ-P・ラジェス(64分)
 エースのカサグランデとシェリディン・ボボエフがいずれも2試合連続ゴールを決めたペナンがFCが勝利しています。ペナンFCは今季2部から昇格したチームですが、いきなりトップ3でのフィニッシュの可能性が見えてきました。
 PJシティFCは残り2試合で降格圏の11位まで勝点差5となり、次節第21節の最下位UITM FC戦での勝利が1部残留の条件となります。

2021年8月29日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティFC 1-0 トレンガヌFC
得点者:KL-パウロ・ジョズエ(29分)
 今季2部から昇格したKLシティFCのボジャン・ホダック監督が今季の目標にあげた1部残留が既に確定しており、チームもこの試合の勝利で後半戦は3勝4分と無敗記録を更新しています。
 一方、今季2位とAFCカップ出場権を狙うトレンガヌFCは、下位のクラブ相手に痛すぎる敗戦で3位に後退しています。次節第21節はリーグ覇者のJDTと、そして最終節の第22節では3位を争うペナンFCと好調なチームとの直接対決が控えており、3位を死守できるかどうかに注目です。

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第20節終了時)

ClubGWDLGFGAGDP
1#JDT2016314783951
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3TFC20114531171437
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12UITM1923141237-259
#JDTが2021年シーズンの優勝を果たしAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得しています。
*マラッカ・ユナイテッドは給料未払いのため、勝点3剥奪処分を受けています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第20節終了時)

選手(クラブ)ゴール数
1ベルクソン・ダ・シルバ(JDT)23
2イフェダヨ・オルセグン(SEL)22
3クパー・シャーマン(KDH)13
4カサグランデ(PEN)11
5パウロ・ジョズエ(KL)10
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

Mリーグ2部プレミアリーグ第20節結果

 8月27日から29日にかけてMリーグ2部プレミアリーグ第20節が開催されました。

2021年8月27日@スルタン・ムハマド4世スタジアム(ケランタン州コタバル)
ケランタンFC 2-1 ヌグリスンビランFC
得点者:ケランタン-サイド・ソブリ・サイド・モハマド(12分)、ヌルシャミル・アブドル・ガニ(89分)、ヌグリスンビラン-フランシス・コネ(16分)
 この試合前には首位に勝点差2と迫っていた2位のヌグリスンビランFCが7位のケランタンFCに敗れる波乱で、この日勝利した首位サラワク・ユナイテッドFCとの勝点差が5と開きました。

2021年8月27日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM FC 0-3 サラワク・ユナイテッドFC
得点者:サラワク-サンドロ・ダ・シルヴァ2(17分、35分)、ウチェ・アグバ(82分)
 首位のサラワク・ユナイテッドFCが引き分けを挟んで4連勝で首位を堅持、2部プレミアリーグ優勝へまた一歩近づいています。
 一方のPDRM FCは過去7試合で7ゴールと好調だった後半戦のエース、鈴木ブルーノが不発に終わり、チームも4試合ぶりの無得点で無敗記録が7でストップしています。
 PDRM FCの鈴木ブルーノ選手は先発してフル出場しています。

2021年8月28日@MBPGスタジアム(ジョホール州パシルグダン)
クチンシティFC 1-1 スランゴールFC 2
得点者:クチン-ジョセフ・カラン・ティー(62分PK)、スランゴール-ジョージ・アトラム(71分)
 クチンシティFCは3連勝はならなかったものの、後半戦は3試合連続無敗記録を更新しています。
 クチンシティFCの鈴木雄太選手は先発してフル出場しています。

2021年8月29日@スルタン・ムハマド4世スタジアム(ケランタン州コタバル)
ケランタン・ユナイテッドFC 0-1 FAM-MSNプロジェクト
得点者:FAM-アズハド・ハラズ・アルマン(77分)
 ケランタン・ユナイテッドが2試合連続の0封負け。後半戦に入って1勝1分5敗、その内、この試合も含めて4試合が無得点負けで、マレーシアカップ出場に向けて残り2試合は攻撃陣の奮起が求められます。
 最下位のFAM-MSNプロジェクトは、AFC U23アジアカップに出場するU20代表候補に選出された18歳のアズハド・ハラズ・アルマンが今季8ゴール目を決めるとともに嬉しい今季初勝利を挙げています。
 ケランタン・ユナイテッドFCの深井脩平、谷川由来両選手は先発してフル出場、本山雅志選手はベンチ入りしませんでした。

2021年8月29日@タンスリ・ダト・ハジ・ハサン・ユノススタジアム(ジョホール州ラーキン)
JDT II 3-2 トレンガヌFC II
得点者:JDT-モハマド・ラフィフィクリ・モハマド・ロスマン(53分)、フェルナンド・ロドリゲス(60分PK)、廣瀬慧(78分)、トレンガヌ-ジョーダン・ミンター(41分)、渡邉将基(90+1分) 
 JDT IIが廣瀬慧選手の今季初ゴールなどでトレンガヌFC IIに勝利し3位に浮上しています。
 トレンガヌFC IIは前半戦無敗でしたが、直近の3試合は1分2敗とリーグ終盤に来て苦しい試合が続いています。
 JDT IIの廣瀬慧選手は先発してフル出場し、今季初ゴールを挙げています。
 トレンガヌFC IIの渡邉将基選手も先発してフル出場し、今季2点目となるゴールを挙げています。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第20節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1SU17114236112537
2NS1795326131332
3JDT1886434191530
4TFC1778231161529
5PDRM187472021-125
6SEL185942520524
7KEL187382124-324
8KU1862102127-620
9KCH134541515017
10PRK1835101235-2314
11FAM1813141252-406
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト
*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第20
節はペラFC IIの試合がありませんでした。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第20節終了時)

選手名(クラブ)ゴール数
1ジョーダン・ミンター(TFC)15
フェルナンド・ロドリゲス(JDT)15
3ウチェ・アグバ(SU)13
4ガッサマ・アルフセイネイ(KU)10
5ジョージ・アトラム(SEL)9
6アライン・アコノ(NS)8
ヌルシャミル・アブドル・ガニ(KEL)8
アズハド・ハラズ・アルマン(FAM)8
クラブ名:NS-ヌグリスンビランFC、SU-サラワク・ユナイテッドFC、TFC-トレンガヌFC II、PRK-ペラFC II、SEL-スランゴールFC 2、KEL-ケランタンFC、KU-ケランタン・ユナイテッドFC、KCH-クチンシティFC、FAM-FAM MSNプロジェクト