2021年Mリーグ2部プレミアリーグ第3節結果

 3月6日に開幕したMリーグ2部プレミアリーグは3月12日から早くも第3節が始まります。なお試合カードの左側がホームチームです。また試合の映像は各クラブの公式Youtubeチャンネルからお借りしています。

2021年3月12日@MPSスタジアム(スランゴール州スラヤン)
スランゴール2 4-2 FAM MSNプロジェクト
得点者:スランゴール-サイフル・イスカンダル・アドハ(16分)、ジョージ・アトラム3(41分、62分、90+3分PK)、FAM-ムハマド・イスマット・イムラン・ザイナル(70分)、アズハド・ハラズ・アルマン(90+2分)

2021年3月13日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM 1-2 ケランタン
得点者:PDRM- モハマド・ヒィディル・イドリス(74分)、ケランタン-ヌルシャミル・アブドル・ガニ(84分)、ジャック・ヒンドル(85分) 
 PDRMの鈴木ブルーノ選手は前節のケランタン・ユナイテッドとの試合でケガのため途中交代しましたが、この試合はベンチ入りしていません。ケガの状態が新灰です。

2021年3月13日@スルタン・ムハマド4世スタジアム(ケランタン州コタバル)
ケランタン・ユナイテッド 2-1 ペラII
得点者:ケランタン-ガッサマ・アルフセネイ(1分)、モハマド・アミルル・シャフィク(51分)、ペラ-ムハマド・アリフ・ジクリ・ザイニ・アヌアル(59分)
 開始直後にバドリ・ラジが自陣ハーフから蹴ったロングボールをガッサマ・アルフセネイが決めてあっという間に先制したケランタン・ユナイテッドが本拠地で2連勝しています。
 ケランタン・ユナイテッドの谷川由来、深井脩平の両選手は先発してフル出場、本山雅志選手は73分から出場し、試合終了まで出場しています。

2021年3月13日@トゥンク・アブドル・ラーマンスタジアム(ヌグリスンビラン州パロイ)
ヌグリスンビラン 2-2 トレンガヌII
得点者:ヌグリスンビラン-ラファエル・ゴメス・デ・オリヴェリア(31分)、バラトクマル・ラマルー(58分)、トレンガヌ-モハマド・ラムジ・スフィアン(10分)、エンク・ムハマド・ヌル・シャキル・エンク・ヤコブ(50分)
 トレンガヌIIの渡邉将基選手は先発してフル出場しています。

2021年3月13日@タンスリ・ダト・ハジ・ハサン・ユーノススタジアム(ジョホール州ラーキン)
JDT II 2-1 クチンシティ
得点者:JDT-ニコラス・フェルナンデス (49分)、ムハマド・フェロズ・バハルディン2(52分、79分)、クチン-ハドソン・ジェズス(22分)
  JDT IIの廣瀬慧選手は先発して86分に交代、クチンシティの鈴木雄太選手は先発してフル出場しています。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第3節終了時)

ClubGWDLGFGAGDP
1NS32106427
2SU22005056
3SEL32018446
4KEL32014316
5KU32014316
6TFC31207344
7JDT21014313
8PRK310225-33
9KCH201124-21
10PDRM300317-60
11FAM3003310-70
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビラン、TFC-トレンガヌII、PRK-ペラII、SEL-スランゴール2、KEL-ケランタン、KU-ケランタン・ユナイテッド、KCH-クチンシティ、FAM-FAM MSNプロジェクト、SU-サラワク・ユナイテッド

*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第3節はサラワク・ユナイテッドの試合がありませんでした。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第3節終了時)

選手名(所属クラブ)ゴール数
1ジョージ・アトラム(SEL)5
2ウチェ・アグバ(SU)3
3アラン・オコン(NS)ら7名2
クラブ名:NS-ヌグリスンビラン、TFC-トレンガヌII、PRK-ペラII、SEL-スランゴール2、KEL-ケランタン、KU-ケランタン・ユナイテッド、KCH-クチンシティ、FAM-FAM MSNプロジェクト、SU-サラワク・ユナイテッド

3月13日のニュース:ACL日程が変更へ-Mリーグも日程変更か、W杯アジア二次予選の集中開催地決定-マレーシアはアラブ首長国連邦、青年スポーツ省はスタジアム観戦許可を政府に申請へ

ACL日程が変更-Mリーグも日程変更が必至か
 アジアサッカー連盟AFCは公式サイト上でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージの日程変更を発表しています。
 Mリーグからは昨季1部スーパーリーグで7連覇を達成したジョホール・ダルル・タジムJDTが出場する今季2021年シーズンのACLは、当初は4月21日から5月7日までの期間で各組ごとに集中開催で行われることが発表されていましたが、AFCは各国の新型コロナウィルス対策による渡航制限や検疫隔離実施状況などを考慮して6月から7月へと変更すると発表しています。
 またJDTと名古屋グランパス、江蘇蘇寧(中国)、プレーオフ3の勝者が対戦する東地区のG組は同F組、J組とも集中開催地がタイとなることも発表されています。
*****
 3月5日に開幕した今季のMリーグは第9節(4月16日から18日)から第10節(5月8日から10日)までのおよそ3週間は4月13日から始まる予定のイスラム教の断食月とJDTのACL出場に合わせてリーグ戦を組んでいません。また断食月はおよそ1ヶ月後の5月13日に終わりますが、6月にはFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選が6月3日から15日まで開催されることがAFCから発表されており、この時期にはACLが行われないでしょう。となるとJDTにとっては、Mリーグの試合が組まれてない6月後半から7月初旬にかけての時期にACLが開催されるのが理想です。7月のMリーグは4週間で8試合という日程が組まれており、しかもリーグ終盤の重要な時期なので、JDTにとってはたとえ隣国タイでの開催とは言え、リーグ8連覇のためには国内リーグに集中したいところでしょう。
*****
 ACLでJDTが所属するG組にはもう一つ問題があります。昨季の中国1部リーグでクラブ史上初の優勝を達成した江蘇蘇寧が債務超過を理由に解散する可能性が2月末に報じられれました。現在も無期限の活動停止中ということで、このままではACL棄権の可能性も取り沙汰されています。
 同じ中国1部リーグのクラブでは2月にもACLのJ組に所属する山東泰山(前山東魯能)がAFCへの債務未払いからAFCライセンスを剥奪されて出場権を失い、広州FCが変わって出場することがAFCから発表されてます。

W杯アジア二次予選の集中開催地決定-マレーシアはアラブ首長国連邦
 アジアサッカー連盟AFCは公式サイト上で、未定となっていたFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼AFC選手権アジアカップ2023年大会予選の集中開催地を発表しています。
 マレーシアが所属する予選G組はアラブ首長国連邦UAEでの開催が決定し、このブログでも既報の通り、以下の日程が決まっています。

FIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼AFC選手権アジアカップ2023年大会予選G組日程
6月3日(木) 
 UAE対マレーシア および タイ対インドネシア
6月7日(月)
 UAE対タイ および ベトナム対インドネシア
6月11日(金) 
 マレーシア対ベトナム および インドネシア対UAE
6月15日(火) 
 UAE対ベトナム タイ対マレーシア
 
 その他の予選各組はA組(シリア、中国、フィリピン、モルディヴ、グアム)は中国、B組(オーストラリア、クウェート、ヨルダン、ネパール、台湾)はクウェート、C組(イラク、バーレーン、イラン、香港、カンボジア)はバーレーン、D組(ウズベキスタン、サウジアラビア、シンガポール、イエメン、パレスチナ)はサウジアラビア、E組(カタール、オマーン、アフガニスタン、インド・バングラディシュ)はカタール、F組(日本、キルギス、タジキスタン、ミャンマー、モンゴル)は日本、そしてH組(トルクメニスタン、韓国、レバノン、北朝鮮、スリランカ)は韓国がそれぞれチュウチュ開催地に選ばれており、5月31日から6月15日までの期間に試合を行います。
(以下はAFC公式サイト上の集中開催国の告知)

AFC Asian Qualifiers

青年スポーツ省はスタジアム観戦許可を政府に申請へ 
 英字紙ニューストレイトタイムズは、国内スポーツを監督する青年スポーツ省のリーザル・メリカン大臣の話として、サッカーファンがMリーグをスタジアムで観戦できる時期はそう遠くないと報じています。
 リーザル・メリカン大臣はMリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLに対してスタジアム観戦に必要な標準作業手順SOPを作成することを求め、それが用意でき次第、青年スポーツ省は国家安全保障委員会に対して、ファンでのサポーターの観戦許可を早ければ来週にも申請したいと話しています。
 「国家安全保障委員会の会合は不定期に行われるため、具体的な申請日程については確約できない。」と述べるにとどまったリーザル・メリカン大臣は、これまでMリーグ開幕から2ヶ月後を目処に行うとするとしていた申請について、2ヶ月以上先に行うことなく、もし開幕から1ヶ月程度で申請が行えれば「ボーナス」だと考えて欲しいと、ファンに理解を求めたということです。


3月12日のニュース:W杯アジア二次予選の日程が決定、タイ1部リーグ第26節・2部リーグ第28節-エルドストールとスウィラッドはいずれも先発、1部スーパーリーグ第1節は250万人以上がYouTubeで視聴

W杯アジア二次予選の日程が決定
 アジアサッカー連盟AFCは公式サイト上で6月に再開予定のFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼AFC選手権アジアカップ2023年大会の予選G組の試合日程を発表しています。
 この予選G組は現在、1位ベトナム(勝点11)、2位マレーシア(同9)、3位タイ(同8)、4位アラブ首長国連邦UAE(同6、ただし試合数は他国より1試合少ない)、5位インドネシア(同0)となっています。
 なお試合会場は後日発表されるということです。
FIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼AFC選手権アジアカップ2023年大会予選G組日程
6月3日(木) 
 UAE対マレーシア および タイ対インドネシア
6月7日(月)
 UAE対タイ および ベトナム対インドネシア
6月11日(金) 
 マレーシア対ベトナム および インドネシア対UAE
6月15日(火) 
 UAE対ベトナム タイ対マレーシア

タイ1部リーグ第26節・2部リーグ第28節-エルドストールとスウィラッドはいずれも先発
 タイ1部リーグ第26節と2部リーグ第28節が行われ、元マレーシア代表のジュニオール・エルドストールとニコラス・スウィラッドはいずれも所属クラブで先発しています。なお、ポリス・テロFCのドミニク・タンはベンチ入りしていませんが、骨折後の手術から回復していないと思われます。
 既にBGパトゥム・ユナイテッドが優勝を決めている1部リーグでは、チョンブリーFCに所属するDFジュニオール・エルドストールがそのBGパトゥム・ユナイテッドと対戦しています。また同じ1部のポリス・テロFCに所属するドミニク・タンは今節はベンチ入りしていませんが、既報通り、骨折後の手術から回復していないと思われます
 一方2部リーグで首位を走るノーンブワ・ピッチャヤFCに所属するDFニコラス・スウィラッドは本拠地のピッチャヤスタジアムで行われたランパーンFCとの試合に先発し、88分に交代しています。
タイ1部リーグ第26節
2021年3月11日@チョンブリースタジアム
チョンブリーFC 0-1 BGパトゥム・ユナイテッドFC
 チョンブリーFCのジュニオール・エルドストールは先発出場し、59分に交代しています。
タイ2部リーグ第28節
2021年3月10日@ピッチャヤスタジアム
ノーンブワ・ピッチャヤFC 1-1 ランパーンFC
 ノーンブワ・ピッチャヤFCのニコラス・スウィラッドは先発出場し、88分に交代しています。

1部スーパーリーグ第1節は250万人以上がYouTubeで視聴
 3月5日に開幕したMリーグは無観客で試合が行われていますが、マレーシア最大の通信会社テレコムマレーシア社傘下のインターネット接続事業者Unifiは、Youtube上で1部スーパーリーグの全試合を配信しており、サポーターは無料で観戦が可能になっています。
 そしてマレーシア語紙ウトゥサンマレーシア電子版によると、その視聴者数が第1節の6試合の合計が250万人を超え、第2節では3月9日に開催されたJDT対ペナン、クダ・ダルル・アマン対サバ、トレンガヌ対スランゴールの3試合だけでなんと230万人を記録したということです。
 この数字を受け、Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは昨季の延べ視聴者数1633万人を超えることが可能であると話しています。この視聴者数増はサポーターのサッカーに対する熱望が反映された結果の数字であると話しています。
 「昨季2020年シーズンはリーグ戦は半減し、マレーシアカップも予選グループの各クラブが1試合しただけである。サッカー観戦を心待ちにしていたサポーターの好意的な反応を見る限り、昨年の視聴者数超えは期待でき、さらにこの事実はMリーグや各クラブにとってもスポンサーを惹き付ける好材料となるだろう。」とアブドル・ガニCEOはウトゥサン・マレーシアの取材に答えたということです。

2021年Mリーグ1部スーパーリーグ第2節結果

 3月5日に開幕したMリーグ1部スーパーリーグは3月21日の第5節まで2週間で5試合というタイトなスケジュールが組まれています。調整が遅れているチームやベテランが主体のチームはこの日程をどう乗り切るかが第6節以降の成績に直結しそうです。(試合のダイジェスト映像は各クラブの公式TVチャンネルからお借りしています。)

2021年3月9日@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロースター)
クダ・ダルル・アマン 2-0 サバ
得点者:クダ-チェチェ・キプレ(15分)、クパー・シャーマン(21分)
 前節はケガで途中退場となったGKイフワット・アクマルと体調が万全でないDFレノン・アルヴェスを欠いたクダでしたが、パク・タエスー以外の外国籍選手が合流できていないサバ相手では試合開始早々の2点で十分でした。イフワット選手は重症ではないものの2〜3週間は出場できないと言う情報もあります。

2021年3月9日@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴンバダ)
トレンガヌ 3-1 スランゴール
得点者:トレンガヌ-ジョーダン・ミンター(35分)、モハマド・ラーマット・マカスフ(61分)、モハマド・ハキミ・アブドラ(90+4分)、スランゴール-ムハマド・シャルール・ニザム・ロス・ハスニ(74分OG)
 前節にゴールを決めたFWダビ・アパレシド・ダ・シルバと、DFアルグジム・レゾヴィッチに代えて、セカンドチームからトレンガヌIIの開幕戦でゴールを決めたFWジョーダン・ミンターとMFデチ・マーセル・ングエッサンを昇格させる登録メンバー変更が功を奏したトレンガヌが開幕2連勝を飾っています。

2021年3月9日@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)
JDT 2-0 ペナン
得点者:JDT-レアンドロ・ヴェラスケス(81分PK)、フェルナンド・ロドリゲス(85分)
 ペナン6枚、JDT3枚のイエローカードが出る荒れた試合は、前半は互角に見えたものの、後半はペナンが防戦一方の展開となりました。それでもフィニッシュでのミスが続き無得点だったJDTでしたが81分にペナンGKサミュエル・サマーヴィルがMFゴンザロ・カブレラをペナルティエリアの中で倒して得たPKをレアンドロ・ヴェラスケスが決めて先制。その後はゴール前の混戦からフェルナンド・ロドリゲスが押し込んでダメ押しの2点目を挙げ、JDTが開幕2連勝を挙げています。
 一方のペナンは前節でKLシティを脅かしたセットプレーの機会がほとんどありませんでした。

2021年3月10日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
PJシティ2-2 マラッカ・ユナイテッド
得点者:PJ-ダレン・ロック2(71分、86分PK)、マラッカ-S・クマーラン(56分)、モハマド・ファリス・シャー(90+5分)
 PJの2点目となるPKを得たプレーは、映像で見る限りはむしろシミュレーションでイエローカードかと思えるようなプレーでした。マラッカは文字通りラストのセットプレーで同点ゴールを決め、引き分けています。

2021年3月10日@ダルル・マクマルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハン0-2 ペラ
得点者:ペラ-J・パルティバン(43分)、ムハマド・ファルハン・ロスラン(59分)

2021年3月10日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティ 1-0 UITM
得点者:KL-ドミニク・ダ・シルヴァ(14分)
 KLがペナン守備陣の混乱に乗じて先制するも、その後は両チーム共に見せ場の少ない試合を展開しました。KLは1部昇格後初勝利、UITMは開幕から2連敗となりました。


2021年シーズンMリーグ1部スーパリーグ順位(第2節終了時)

ClubGWDLGFGAGDP
1JDT22004046
2TFC22005236
3PRK21102004
4SEL21014403
5KDA21012203
6KL21011103
7PEN210112-13
8MU20203302
9PJ20202202
10SBH201113-21
11UITM200213-20
12PHG200215-40
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第1節終了時)

選手名(所属クラブ)ゴール数
1ダレン・ロック(PJ)2
ハキミ・アブドラ(TFC)2
オリヴァー・バフ(SEL)2
S・クマーラン(MEL)2
2サファウィ・ラシド(JDT)他7名1
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KLC-クアラルンプールシティ

2021年Mリーグ2部プレミアリーグ第2節結果

 3月6日に開幕したMリーグ2部プレミアリーグは3月21日の第5節まで2週間で5試合というタイトなスケジュールが組まれています。調整が遅れているチームやベテランが主体のチームはこの日程をどう乗り切るかが第6節以降の成績に直結しそうです。(試合のダイジェスト映像は各クラブの公式TVチャンネルからお借りしています。)

2021年3月9日@MPSスタジアム(スランゴール州スラヤン)
スランゴール2 1-2 ヌグリスンビラン
得点者:スランゴール-ハリス・ハイカル(73分)、ヌグリスンビラン-バラトクマル・ラマルー(32分)、アラン・ティエリー・アコノ・アコノ(89分)
*以下の映像はクラブ公式TVではなく国営放送RTMのニュース映像です。

2021年3月9日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
FAM MSNプロジェクト 1-2 ケランタン
得点者:FAM-アザド・ハラズ・アルマン(7分)、ケランタン-ミオー・ダニ・アルミン(9分)、ヌルシャミル・アブドル・ガニ(90分) 

2021年3月10日@スルタン・ムハマド4世スタジアム(ケランタン州コタバル)
ケランタン・ユナイテッド 2-0 PDRM
得点者:ケランタン-モハマド・アミルル・シャフィク(3分)、深井脩平(70分)
 今節は日本人選手が所属するクラブが対戦するカードが2つありますが、その一つはこのケランタン・ユナイテッド対PDRMです。この試合では昨季最下位となり1部から降格したPDRMをケランタン・ユナイテッドが破り今季初勝利を挙げています。一方のPDRMは開幕から2連敗です。なおマレーシアサッカー協会FAMが発表するCMS(Competition Management System)では谷川由来選手がこの試合のマンオブザマッチとなっています。
 ケランタン・ユナイテッドの深井脩平選手と谷川由来選手は先発でフル出場、本山雅志選手は46分から交代出場して試合終了までプレーしています。
 PDRMの鈴木ブルーノ選手は先発しましたが、ケガのため21分で交代しています。

2021年3月10日@スルタン・イスマイル・ナサルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラトレンガヌ)
トレンガヌII 1-1 クチンシティ
得点者:トレンガヌ-アミルル・シャズワン・ノー・アズミ(20分) 、クチン-モハマド・ハイロル・モクター(30分)
 今季初戦となったクチンシティはトレンガヌIIと引き分けています。前節はFAM-MSNプロジェクトを相手に4ゴールを挙げたトレンガヌIIはこの試合では1ゴールでした。
 トレンガヌIIの渡邉将基選手、クチンシティの鈴木雄太選手とも先発してフル出場しています。

2021年3月10日@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラII 0-3 サラワク・ユナイテッド
得点者:サラワク-ノーシャルル・イドラン・タラハ(36分)、ウチェ・アルバ2(76分PK、84分)
 1部リーグ経験者を大量補強したサラワク・ユナイテッドが2連勝を果たしています。
*以下の映像はクラブ公式TVではなく国営放送RTMのニュース映像です。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第2節終了時)

ClubGWDLGFGAGDPts
1SU22005056
2NS22004226
3TFC21105144
4SEL21014223
5KEL21012203
6KU21012203
7PRK210113-23
8KCH10101101
9JDT100112-10
10FAM200216-50
11PDRM200205-50
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、Pts-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビラン、TFC-トレンガヌII、PRK-ペラII、SEL-スランゴール2、KEL-ケランタン、KU-ケランタン・ユナイテッド、KCH-クチンシティ、FAM-FAM MSNプロジェクト、SU-サラワク・ユナイテッド

*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第2節は廣瀬慧選手が所属するJDT IIの試合がありませんでした。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第2節終了時)

選手名(所属クラブ)ゴール数
1ウチェ・アグバ(SU)3
2アラン・オコン(NS)2
2アミルル・シャズワン・ノー・アズミ(TFC)2
2ジョージ・アトラム(SEL)2
クラブ名:NS-ヌグリスンビラン、TFC-トレンガヌII、PRK-ペラII、SEL-スランゴール2、KEL-ケランタン、KU-ケランタン・ユナイテッド、KCH-クチンシティ、FAM-FAM MSNプロジェクト、SU-サラワク・ユナイテッド

3月10日のニュース:タイ1部リーグ第23節から第25節と2部25節から第27節-代表組の近況、マットヨーにもタイ1部リーグ優勝メダルが贈られる、プレジデントカップとユースカップの開催方式が変更へ

タイ1部リーグ第23節から第25節と2部25節から第27節-代表組エルドストール、タン、スウィラッドの近況
 Mリーグが開幕で盛り上がっている一方、秋春シーズン制に移行したタイリーグは1部が第25節まで、2部は第27節まで進んでいます。以下、マレーシア関連選手の情報です。
 1部チョンブリーFCに所属する元代表DFジュニオール・エルドストール (タイでの登録名はプテラ・ナデール・アマルハン・マダナー)は第23節から第25節の3試合全てに先発フル出場しています。また同じ1部ポリス・テロFCに所属する代表DFドミニク・タンは2月24日の第22節からベンチ入りもしていませんでしたが、自身のSNSで2月26日に軽症の骨折による破片を取り除く手術を受けたことを明かし、また復帰も間近ということも報告しています。(下はタン選手のインスタグラム投稿)

 また2部のノーンブワ・ピッチャヤFCに加入した元代表DFニコラス・スウィラッドは、第25節のウタイ・タニFC戦で初めてベンチ入りしたものの出場機会はありませんでしたが翌第26節の馬場悠企選手や松村亮選手を擁するチェンマイFC戦では待望の2部リーグデビューを先発でフル出場を果たし、チームも4-1と快勝しています。続く第27節のチャイナット・ホーンビルFC戦では78分から途中出場し最後まで出場しています。
 開幕したばかりのMリーグの選手と比べ、実戦をすでに多くこなしているエルドストール選手には4月に予定されている代表合宿への招集に期待が高まります。また故障が言えればタン選手も、またレギュラーポジションを掴んで出場機会が増えればスウィラッド選手にも同様の期待ができそうです。
タイリーグ1部
第23節(2月28日)
チョンブリーFC 4-1 スパンブリーFC
 ジュニオール・エルドストールは先発でフル出場しています。
第24節(3月4日)
シンハ・チェンライ・ユナイテッドFC 4-3 チョンブリーFC
 ジュニオール・エルドストールは先発でフル出場しています。
第25節(3月7日)
ラーチャブリー・ミトポンFC 0-0 チョンブリーFC
 ジュニオール・エルドストールは先発でフル出場しています。


タイ1部リーグ(第25節終了時、マレーシア人選手所属クラブのみ)

順位クラブ勝点
9ポリス・テロ251035
10ナコーンラーチャシーマー25934
11チョンブリー25930

タイリーグ2部
第25節(2月28日)
ウタイ・タニFC 0-0 ノーンブワ・ピッチャヤFC
 ニコラス・スウィラッドはベンチ入りしましたが、出場はありませんでした。
第26節(3月3日)
ノーンブワ・ピッチャヤFC 4-1 チェンマイFC
 ニコラス・スウィラッドは先発でフル出場しています。
第27節(3月6日)
チャイナット・ホーンビルFC 1-1 ノーンブワ・ピッチャヤFC
 ニコラス・スウィラッドは78分から交代出場し、試合終了まで出場しています。

タイ1部リーグ(第25節終了時、マレーシア人選手所属クラブのみ)

1ノーンブワ・ピッチャヤ271761
2チェンマイ・ユナイテッド271656

マットヨーにもタイ1部リーグ優勝メダルが贈られる
 3月5日に開幕したMリーグに対して、隣国のタイリーグは新型コロナウィルスによるリーグ中断により、昨季から秋春制シーズンに移行しています。そのタイ1部リーグでは今季開幕から圧倒的な強さを誇ったBGパトゥム・ユナイテッドが第24節を終えて21勝3分0敗、2位のブリーラム・ユナイテッドは残る6節に全勝しても勝点の差が縮まらないことから、BGパトゥム・ユナイテッドが2020/2021年シーズンの優勝を決めています。
 開幕からの無敗記録を更新しながらも、シーズン途中でJDTを退団したジオゴ・ルイ・サントやJリーグ清水から代表FWティーラシン・デーンダーを獲得するなど積極的な補強を行ったBGパトゥム・ユナイテッドですが、このBGパトゥム・ユナイテッドを昨年末で退団し、今季はMリーグ2部のサラワク・ユナイテッドでプレーするマットヨーこと代表FWノーシャルル・イドラン・タラハにも優勝メダルが贈られると、サッカー専門サイトのヴォケットFCが報じています。このメダル受領により、ノーシャルル選手はタイ1部で優勝した初めてのマレーシア人選手となると言うことです。
 ヴォケットFCが代理人を通じノーシャルル選手に取材を行い、このメダル受領が明らかになったと言うことで、既にBGパトゥム・ユナイテッドからも連絡を受け取ったことを明かしています。またMリーグが開幕していることからタイでのメダル授与式には参加できないものの、後ほど手元に送られてくることになっていると言うことです。
 2019年シーズンはタイ2部で優勝したBGパトゥム・ユナイテッドは昇格1年目での偉業達成で、今季優勝チームに与えられる2022年のアジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグ出場権も獲得しています。

プレジデントカップとユースカップの開催方式が変更へ
 マレーシアサッカー協会FAMは、FAMが主催するMリーグ各クラブのU21チームが出場するリーグ戦プレジデントカップ、同じくU19チームが出場するリーグ戦ユースカップの今季2021年シーズンの開催方式の変更を公式サイト上で告知しています。いずれも6月開幕予定ですが、今季この変更は暫定的に今季に限り採用されるということです。
 新型コロナウィルス禍の中、昨季はいずれも中止となったプレジデントカップ、ユースカップでしたが、今季はプレジデントカップには19チームが、ユースカップには20チームが出場を表明しているということです。
 マレーシアでは現在も国内では2000名前後で新型コロナウィルスの新規感染者が発生していることから、FAMは各チームの移動を最小限に抑えるため、今季はプレジデントカップ、ユースカップともホームアンドアウェイ方式で行うグループステージを地域ごとに3組に分て開催するとしています。
 このグループステージは8月までに終了する予定で、そこから上位16チームが次のステージへ進みます。なお、ベスト16から準決勝まではノックアウト方式ですが、決勝戦のみホームアンドアウェイ方式となると言うことです。
(以下はFAM公式サイトに掲載された今季の両リーグ戦のスケジュール)

3月9日のニュース:KLユナイテッドが開幕2日前にクラブ名変更、ケランタンFCオーナーがインドネシア2部のクラブ買収に関心、プロ審判化への第一歩-10名の審判がFAMのワークショップへ参加

KLユナイテッドが開幕2日前にクラブ名変更
 今季1部に昇格したクアラルンプール・ユナイテッドFC(KLユナイテッドFC)は、昨季はクアラルンプールサッカー協会が運営するクアラルンプールFAから名称変更したチームです。このKLユナイテッドが開幕まで2日を切った3月3日に突如クアラルンプールシティFC(KLシティFC)へとクラブの名称が変更されたと、英字紙ニュースとレイトタイムズが報じました。なお、変更は名称だけにとどまらず、ユニフォームの胸に付けられるチームのロゴも以下のように左のロゴから「改善」され、突如、虎の絵柄が入り、クアラルンプール市の紋章に酷似した中央のロゴへと変更になりました。(左がクアラルンプール市の紋章)

 突然の変更に納得がいかないKLユナイテッドのサポーターは、先月クアラルンプールサッカー協会が運営するフットサルクラブのKLシティFCの会長となった連邦直轄地大臣のアヌアル・ムサがこの変更に関わっているのではないかと、その関与を疑問視する声をあげました。
 この変更についてKLシティFCのスタンリー・バーナードCEOは、変更は事前に計画されていたものであったと話し、クラブがKLを基盤とし、昨季のロゴにもクアラルンプール市の紋章と似通った部分はあったと話しています。その上で、アヌアル・ムサ大臣はあくまでも相談役であり、理事会での話し合いを経ずに単独で物事を決められる立場にはないとしています。さらにクラブには長期的なプランがあり、全てに理由があるともスタンリーCEOは述べています。
*****
 今回のロゴの件然り、またボジャン・ホダック監督の前に監督就任が明らかになりながら契約解除騒動が起こった前東ティモール監督のシモン・エリゼッチ氏の件然り、クラブのイメージを損ねるような事例が続くと、長期的ビジョン云々が空々しく聞こえてきます。また連邦直轄地大臣としてプトララジャヤにクラブを立ち上げると言ったかと思えば、今度はKLのクラブに関わろうとするアヌアル・ムサ大臣は、出身地でもあるケランタン州FA時代にはサッカー振興の実績はあるものの、好意からかも知れませんが、同じことをKLでもやろうとするのはもう時代にはそぐわない気がします。

ケランタンFCオーナーがインドネシア2部のクラブ買収に関心
 サッカー専門サイトGoal. comインドネシア版は、Mリーグ2部ケランタンFCのオーナーのノリザム・トゥキマン氏がインドネシア2部リーグのクラブを物色中だと報じています。
 マレーシア国内で30以上を持つホテルチェーン「ザムバーガーホテルズ」を経営するノリザム氏は、インドネシアでの展開を目指してバリ島でホテルを物色中ということですが、同時に複数のインドネシア2部リーグのクラブと買収交渉中だということです。投資家としても知られるノリザム氏はすでに複数のクラブのオーナーと2ヶ月近く交渉を行っているとされ、買収実現が間近という噂もあります。
 交渉相手側からはいずれも好意的な反応を受け取っているとされ、その費用は数百万リンギ(1リンギはおよそ26.5円)とされていますが、インドネシアではケランタンFCでのノウハウをクラブ経営に持ち込むだろうとされています。
 この話を受けマレーシア語紙のハリアン・メトロがノリザム氏にインタビューを試みたところ、ニュース自体は認めたものの、詳細は語らなかったということです。

プロ審判化への第一歩-10名の審判がFAMのワークショップへ参加
 マレーシアサッカー協会FAMは今月30日に開催するプロ審判ワークショップに参加する10名の審判が選抜されたことを公式Facebook上に告知しています。
 今回のワークショップはマレーシアプロ審判システムMProRSプロジェクトの一環で、新型コロナウィルスの影響により昨年中に開催予定だったものが延期されていたとしています。
 最年長は38歳のズルカルナイン・ザカリア氏から最年少は26歳のモハマド・イズル・フィクリ・カマルザマン氏までの選抜された10名の審判は、今後複数回開催されるプロ審判ワークショップに最低でも3回は参加が義務付けられるということです。
 この10名からさらに選抜されるMProRSプロジェクトの第1期生は、カテゴリーAまたはBの審判資格を保持し、英語の4技能なども必要とされるということです。今後は、試合でのパフォーマンスや身体能力の審査や、ルールに関するテストなどを経て第1期生が選抜され、2022年のプロデビューを目指すということです。

2021年Mリーグ2部プレミアリーグ第1節結果

 2部プレミアリーグも2021年シーズンが3月6日にいよいよ開幕し、8月1日の最終第22節まで全110試合が開催されます。今季の2部プレミアリーグには日本出身選手が5チームに7名と大盛況です。なお試合のダイジェスト映像は各クラブの公式TVチャンネルからお借りしています。

2021年3月6日@スルタン・モハマド4世スタジアム(ケランタン州コタバル)
ケランタン 0-1 ペラII
得点者:ペラII-ムハンマド・ハキミ・マット・イサ(49分)
 外国籍選手なしで今季を戦う予定だったペラIIはセルジオ・アグエロをスリパハンから期限付き移籍で獲得し、この試合でも先発でフル出場しています。

2021年3月6日@スルタン・イスマイル・ナサルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラトレンガヌ)
トレンガヌII 4-0 FAM MSNプロジェクト
得点者:アミルル・シャズワン・ノー・アズミ(19分)、ムハマド・ヌル・アズファル・フィクリ(43分)、モハマド・リズアン(46分)、ワン・モハマド・ファズリ(90+4分)
 昨季2位のトレンガヌIIが今季暫定的にリーグ参加のFAM MSNプロジェクトに快勝しています。
 今季からトレンガヌIIでプレーする渡邉将基選手は先発でフル出場しています。

2021年3月6日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM 0-3 スランゴール2
得点者:ハイン・テット・アウン(43分)、ジョージ・アトラム2(59分、76分)
 JDTに負けじと「育成のスランゴール」を目指すスランゴール2は、ミャンマー出身の19歳ハイン・テット・アウンとガーナ出身の20歳ジョージ・アトラムがゴールを決めています。
 1部から降格したPDRMで今季からプレーする鈴木ブルーノ選手はこの試合に先発し、44分に交代しています。

2021年3月6日@トゥンク・アブドル・ラーマンスタジアム(ヌグリスンビラン州パロイ)
ヌグリスンビラン 2-1 JDT II
得点者:ヌグリスンビラン:モハマド・ザクアン・アドハ・アブドゥル・ラザク(24分PK)、アライン・ティエリ・アコノ・アコノ(52分PK)、JDT:モハマド・ラフィフィクリ(45+1分) 
 9年ぶりに地元クラブに復帰したザクアン選手と新戦力でカメルーン出身のアコノ選手がゴールを決め、今季2部優勝候補の一角、ヌグリスンビランが好発進しています。
 JDTIIの廣瀬慧選手は先発してフル出場しています。

2021年3月7日@ハンジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
サラワク・ユナイテッド 2-0 ケランタン・ユナイテッド
得点者:クリスティ・ジャヤシーラン(12分)、ウチェ・アグバ(32分PK)
 Mリーグ1部経験者を多数獲得してヌグリスンビランど並び今季の優勝候補最右翼と目されるサラワク・ユナイテッドが今季の仮のホームとなるマラッカ州のハンジェバスタジアムで快勝しています。
 ケランタン・ユナイテッドの日本人トリオは谷川由来、深井脩平の両選手は先発してフル出場、また本山雅志選手は46分から出場し、試合終了まで出場しています。
 この試合はサラワク・ユナイテッドがFacebookで中継をしており、それを見たのですが、本山選手は投入されるとチームの雰囲気が変わりるのがわかりました。しかし好機でのパスに攻撃陣が対応できず得点には至りませんでした。しかし、その辺りの修正ができれば今季のケランタン・ユナイテッドはリーグのダークホースとなれるかも知れません。

ClubGWDLGFGAGDP
1TFC11004043
2SEL11003033
3SU11002023
4NS11002113
5PRK11001013
6KCH00000000
7JDT100112-10
8KEL100101-10
9KU100102-20
10PDRM100103-30
11FAM100104-40
*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第1節は鈴木雄太選手が所属するクチンシティの試合がありませんでした。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第1節終了時)

選手(所属クラブ)
1ジョージ・アトラム(SEL)2
2ムハンマド・ハキミ・マット・イサ(ペラII)他10名1

2021年Mリーグ1部スーパーリーグ第1節結果

 2021年シーズンが3月5日いよいよ開幕しました。1部スーパーリーグは8月8日の最終第22節まで全132試合が開催されます。なお現在は無観客試合での開催となっています。なお、対戦カードの左側がホームチームです。なお、試合のダイジェスト映像はいずれも各クラブの公式TVチャンネルからお借りしています。

2021年3月5日@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)
JDT 2- 0 クダ・ダルル・アマン
得点者:JDT-サファウィ・ラシド(35分)、ナチョ・インサ(68分)
 昨季の1位と2位が対決した開幕戦はボールへ寄るスピード、ボールキープやパスの精度などあらゆる面で得点差以上の実力差を見せたJDTが圧勝しています。この日が24歳の誕生日だったサファウィ・ラシドが今季のMリーグ初ゴールを決め、ナチョ・インサがダメ押しの2点目を決めています。新戦力のFWベルクソン・ダ・シルバがチームに合流できておらず、セカンドチームのJDT IIから一昨年はクダでプレーしたFWフェルナンド・ロドリゲスを招集する苦しい布陣にもかかわらず、試合はカウンター狙いで引き気味にプレーするクダを自陣に釘付けにして攻め続け、今季も圧倒的な優勝候補であることを見せつけました。
 なおクダにとっては守備陣のキーマンであるレノン・アルヴェスがコンディション不良で出場できなかった影響が大きそうですが、アイディル・シャリン監督は試合前から分かっていたことと、言い訳にはしたくないとメディアに語っています。

2021年3月6日@シティスタジアム(ペナン州ジョージタウン)
ペナン 1-0 KLシティ
得点者:ペナン-デヴィッド・ロウリー(29分)
 試合の数日前にクラブ名称がクアラルンプール・ユナイテッドFCからクアラルンプールシティFCへと変更になるなどバタバタ感は試合中も見られました。ロウリー選手のゴールも守備陣の選手は棒立ちで、結果だけでなく試合内容も前半は明らかにペナンが勝っていました。後半に入るとKLが優勢に試合を進めましたが、ペナンのリュウジ・ウトモとラファエル・ヴィトールが中心の守備陣が持ちこたえ1部復帰初戦での勝利としています。なおペナンの守備陣がJDTやクダ、スランゴールといったクラブの攻撃陣に対応できれば、上位進出もありそうです。
 

2021年3月6日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
UITM 1-2 トレンガヌ
得点者:UITM-モハマド・ファウジ(34分)、トレンガヌ-ダビ・アパレシド・ダ・シルバ(77分)、モハマド・ハキミ・アブドゥラ(88分)
 トレンガヌは新戦力でJ2金沢でもプレー経験があるFWダビと、2部ケランタンFCが手放した理由が不明な若手有望株のFWモハマド・ハキミがゴールを決めています。いずれのゴールはこちらも新戦力のMFマカン・コナテのピンポイントのパスからのものでしたが、昨季もインドネシア1部のプルシブバンドンでチームメートだったコナテ・ダビのホットラインでのゴール量産もありそうですが、今後他のチームはこのコナテ選手に要注意でしょう。

2021年3月6日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴール 3-1 スリ・パハン
得点者:スランゴール-オリヴァー・バフ2(45+1分、90+3分)、シャーレル・フィクリ(55分)、パハン-モハド・ノル・アザム・アジ(70分)
 ストップJDTの一番手を目指すスランゴールはいずれも期待される新戦力の3ゴールで快勝しています。バフの1点目はペナルティーボックスの外から、ダメ押しの2点目はボックス内で躊躇なく放ったゴールでした。シャーレル・フィクリのゴールも含め、今季のスランゴールは昨季のイフェダヨ・オルセグン頼りから多彩な攻撃パターンを持つチームへ変貌したようです。

2021年3月6日@ハンジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ・ユナイテッド 1-1 サバ
得点者:マラッカ-クマーハン・サタシバン(63分)、サバ-ハムラン・ピーター(45分)
 マラッカが優勢に試合を進めながら、新加入の外国籍選手4名が合流できていないサバと引き分け、ホームのマラッカにはとっては痛い引き分けです。
(マラッカ・ユナイテッドとサバは公式チャンネルにダイジェスト映像がないので、試合のフル映像をUnifiからお借りしました。)

3月7日@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラ 0-0 PJシティ
得点者なし
 開幕2週間前に監督が交代したペラと外国籍選手が1名もいないPJシティの試合は、今節で唯一のスコアレスドローとなっています。この試合では試合終了間際にPJシティのP・マニアム監督がイエローカードをもらっています。
(ペラとPJシティは公式チャンネルにダイジェスト映像がないので、試合のフル映像をUnifiからお借りしました。)

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第1節終了時)

ClubGWDLGFGAGDP
1SEL11003123
2JDT11002023
3TFC11002113
4PEN11001013
5MEL10101101
6SBH10101101
7PRK10100001
8PJ10100001
9UITM100112-10
10KL100101-10
11PHG100113-20
12KDH100102-20
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第1節終了時)

選手(所属クラブ)ゴール数
1オリヴァー・バフ(SEL)2
2サファウィ・ラシド(JDT)他9名1
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年Mリーグ1部スーパーリーグのクラブ紹介とボラセパマレーシアJP的順位予想 その3

JDT-クダ・ダルル・アマン戦で開幕した今季のMリーグ。昨日の1部スーパーリーグ開幕戦に続き、2部も本日3月6日に開幕します。勝手な今季の1部順位予想は今回が3回目で9位から12位までです。なお1位から4位まではこちら、5位から8位まではこちらです。

ボラセパマレーシアJP的順位予想 9位UITM FC

2020年シーズン成績:リーグ7位 – 5勝2分4敗 得点17失点15

昨季1部スーパーリーグの最大の話題の一つがUITM FCの躍進でした。2019年シーズンは2部プレミアリーグ5位ながら1部のPKNS FCがスランゴールFCと合併消滅し、1部のクラブ数が11となったことから、言わば「棚ぼた」で1部に昇格しました。Mリーグ1部のクラブとしては初の大学が運営するクラブとなりましたが、それでも開幕前は文字通り数合わせ扱いでした。

3月半ばに新型コロナウィルスの影響でリーグが中断するまでは1勝1分2敗と周囲の予想通りの成績でしたが、元マレーシアU23代表監督でもあるフランク・ベルンハルト監督は、大学生と外国籍選手と少ないプロ選手とをうまく融合させ、リーグ再開後は*4勝1分2敗と息を吹き返しました。一時は並み居るプロクラブを押さえてリーグ4位まで上り詰めましたが、さらに上位進出が見えた残り2節を1分1敗とし7位でシーズンを終えました。

しかし今季は主将となったDFヴィクター・ニレノルド(フランス)を除く外国籍選手4名が退団、その中にはチームの司令塔ラビ・アタヤ(レバノン-クダ・ダルル・アマンに移籍)もおり、昨季のような戦いぶりを期待するのは難しそうです。今季は同じレバノン出身のFWアブー・バクル・アル=ミル(レバノン1部ブルジュFCより移籍)、ガーナ出身のFWナナ・ポク(カタール2部アル・マーキヤSCより移籍)、昨季はパハンでプレーした守備的MFアダム・リード(フィリピン)、そしてGKドミニク・ピチャック(クロアチア1部NKメジュムリェより移籍)が加入していますが、マレーシア人選手では目立った補強はありません。

<ボラセパマレーシア的注目選手>
ドミニク・ピチャ
ストライカー、ミッドフィルダー、センターバックといったところが外国籍選手の定番ポジションですが、何故か今季はMリーグ1部で2クラブが外国籍GKを獲得しています。クアラルンプール・ユナイテッドのケヴィン・レイ・メンドーザ(フィリピン)とUITM FCのドミニク・ピチャックです。195cmの長身はMリーグでは屈指の長身ですが、貴重な外国籍選手枠をゴールキーパーに割くだけの価値があるかどうかに注目してみたいです。

ディルガ・スルディ
ディルガ選手はこのブログでも何度か取り上げましたが、大半のMリーグの選手とは違いクラブのアカデミーを経ずにプロ入りした異色の選手です。昨季はPDRM FCでプレーし、クラブは2部降格となったものの、ディルガ選手はUITM FCと契約し1部残留を果たしています。若い選手を育成する手腕が評価されるベルンハルト監督のもの、スーパーサブからレギュラーを目指して欲しいです。
*UITM FCの昨季リーグ最終戦となったサバFCとの試合はその後のマレーシアカップ開催までの日程が詰まっており、ボルネオ島にあるサバ州からマレー半島へ移動するサバFCが、当時、投稿者に義務付けられていた14日間の検査隔離期間を試合前に確保できないことから、UITM FCの不戦勝となっています。

ボラセパマレーシアJP的順位予想 10位マラッカ・ユナイテッドFC

2020年シーズン成績:リーグ9位 – 4勝2分5敗 得点13失点16

昨季は給料未払いで勝点3剥奪処分を受けたマラッカ・ユナイテッド。今季開幕前にも昨季在籍した外国籍選手から未払い給料が支払われていないことをFIFAに提訴されるなどバタバタの状態で開幕を迎えました。運営の不手際によるピッチ外の問題で選手のやる気が削がれながら、昨季の成績不振を指摘されたザイナル・アビディン・ハサン監督はたまったものではないでしょうが、今季も同様の問題が起こる可能性があり、その辺りも込みで順位を予想しました。

戦力的には元代表の主将でもあったMFサフィク・ラヒムがJDTに移籍したものの、マレーシア人選手では主力選手レベルの補強はありません。外国籍選手については、昨季の新型コロナウィルスによるリーグ中断期間に給料未払いを理由にナタポン・ワイルド(タイ)が退団し、リーグ再開後は外国籍選手4名で戦ったことを考えると、開幕から5名の枠全てが埋まっているのは良い点と言えるでしょう。昨季在籍したMFロメル・モラレス(クアラルンプール・ユナイテッドへ移籍)、チーム得点王のFWウチェ・アグバ(2部サラワク・ユナイテッドへ移籍)が退団し、FWソニー・ノルデ(ハイチ)とDFチャン・ソグォン(韓国)は残留、そしてこの2名にFWアレックス・ドス・サントス・ゴンサウヴェス(インドネシア1部プルシカボ1973より移籍)、FWステファン・ニコリッチ (クロアチア1部FKスティエスカ・ニクシッチより移籍)、フィリピン代表MFマヌエル・オット(フィリピン1部ユナイテッドシティFCより移籍)が加わり攻撃陣に厚みがましています。

マレーシア人選手では代表復帰を目指すGKカイルル・ファミ・チェ・マット、DFワン・アミルル・アフィク、MFサイフル・リズアン、シャミ・ヤハヤらが主力となる一方、控えの選手との実力差が大きく、選手層の薄さが不安要素です。

<ボラセパマレーシアJP的的注目選手
カイルル・ファミ・チェ・マット
オフシーズン中は代表復帰を目指す近道としてのJDT移籍が噂されたカイルル選手でしたが、マラッカ・ユナイテッドに残留しています。GKとしては小兵ですが、2010年の東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ優勝時の正GKだったカイルル選手は代表No. 1GKのファリザル・マーリアスよりも若く、まだまだ老け込む歳ではないので4月の代表合宿に向けて開幕から活躍して欲しいです。

ボラセパマレーシアJP的順位予想 11位サバFC

2020年シーズン成績:リーグ10位 – 2勝3分6敗 得点12失点24

上でも述べたように最終戦のUITM FC戦が不戦敗となり不完全燃焼で昨季を終えたサバFC。民営化となりサバFCとなるも昨季終了後に成績不振で契約解除となったクルニアワン・ドゥイ・ユリアント監督と再び契約するなど迷走しました。

クラブレベルでの監督経験がなかったクルニアワン監督にとっては1年での解雇は納得がいかなかったはずですが、再びチャンスを得たインドネシアのレジェンドは意気込んで今季に臨むはずでした。しかもかつてサバでプレーし得点王も獲得しているレジェンド、スコット・オルレンショーがテクニカルディレクターに就任し、クラブとして環境は整ったかに見えましたが、ここで再び問題が発生します。サバはDFパク・タエスーを残し、4名の外国籍選手を入れ替えましたが、その4名がリーグ開幕に間に合わない事態が発生しています。

クルニアワン監督自身が獲得した高速ウィングのサディル・ラムダニ(インドネシア1部バヤンガラFCより移籍)、ガボン出身MFレヴィ・マディンダ(トルコ2部ギレンスポルより移籍)、リベリア出身のFWサム・ジョンソン(アメリカ1部レアル・ソルトレイクより移籍)、マケドニア出身のDFリスト・ミトレヴィスキ(アルメニア1部アラシュケルトFCより移籍)のうち3名は既に検疫隔離期間中である一方、残る1人はいまだに入国ができていないということです。どの3選手が検疫隔離期間中かは明らかにされていませんが、いずれにしても今季のチーム開幕戦には間に合わないということです。

<ボラセパマレーシア的注目選手>
ボビー・ゴンザレス
37歳のゴンザレス選手は昨季はペナンFCでプレーし、8年ぶりに地元のクラブと契約しています。2013年シーズンには2部プレミアリーグながら22試合で21ゴールを挙げるなどリーグ屈指のストライカーでしたが、近年は出場機会も減り、昨季は先発したのは4試合で決めたゴール数は1ですが、地元に帰り最後に一花を咲かせたいというところでしょうか。


アムリ・ヤハヤ
また40歳になるアムリ・ヤハヤは2部サラワク・ユナイテッドからの移籍です。スランゴールのレジェンドプレーヤーでもあるアムリ選手は、2019年シーズン終了後に当時監督だったB・サティアナタン監督との確執からサラワク・ユナイテッドへ移籍しましたが、今季からそのサティアナタン氏がサラワク・ユナイテッドのテクニカルディレクターに就任したことで、今度はサバFCへ移籍しました。昨季はチームの主将としてリーグ全11試合に先発し10試合はフル出場、2ゴールを決めるなど年齢を感じさせない活躍をしたアムリ選手は2年ぶりの1部スーパーリーグでも同じような活躍ができるかが見ものです。

ボラセパマレーシアJP的順位予想 12位PJシティFC

2020年シーズン成績:リーグ7位 – 3勝5分3敗 得点17失点16

MリーグではJDTとともに州サッカー協会から運営資金などの支援を受けていない民営化クラブですが、その分運営も厳しいのか、今季の1部スーパーリーグで唯一、外国籍選手がいないクラブです。また、前身はMIFAマレーシアインド系サッカー協会ということもあり、チームにインド系マレーシア人選手が多いことも特徴です。

今季から監督となったこちらもインド系マレーシア人のP・マニアム監督は2017年にはスランゴールでも監督と務めたこともある他、近年はマレーシアサッカー協会FAMで年代別代表の監督となり、直近ではU16代表監督なども務めました。

外国籍選手がいない中、FWカイリル・ムヒミーン(スランゴールFCから移籍)、DF S・スブラマニアム(クアラルンプール・ユナイテッドから移籍)のベテラン勢、主将となるK・グルサミーやK・プラバカラン(いずれもスランゴールFCから移籍)などを補強したものの、他のクラブと比べると戦力差は大きく、今季は苦しい戦いを強いられそうです。

<ボラセパマレーシア的注目選手>
ダレン・ロック
トレンガヌFCから移籍したFWダレン・ロックは、イギリス生まれながら父親がマレーシア人であることから、マレーシア人選手として登録されています。昨季はトレンガヌFCでの出番は無く、セカンドチームのトレンガヌFC IIでもやはり出場機会が限られていましたが、外国籍選手がいないPJシティでは主力として出場機会も増えそうです。かつてはJDTで将来を期待されたロック選手が活躍できれば、チームのニックネームであるフェニックス「不死鳥」のように今季1部残留が見えてきます。