1月8日のニュース
FAMはスズキカップ敗退分析を行う独立委員会設置
3年振り開催のM3リーグ今季出場の20チーム決定
次期マレーシア代表監督は韓国人か日本人?

FAMはスズキカップ敗退分析を行う独立委員会設置

東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020ではグループステージで敗退し、準決勝進出を逃したマレーシア代表ですが、この敗因分析を行う独立委員会を設置したことをマレーシアサッカー協会FAMが公式サイトで発表しています。

またFAMはこの委員会の委員長に1960年代から70年代にかけてPDRM FA(現PDRM FC)やスランゴールFA(現スランゴールFC)、そしてマレーシア代表でもプレーした元クアラルンプール警察本部長のデル・アクバル・カーン氏が就任することも発表しています。またこの独立委員会の委員は元選手や元コーチの経験があり、現在はFAM内の各委員会に属していない人物からデル・アクバル委員会会長自身が選考するということです。

この独立委員会はスズキカップ2020について、代表チームのタン・チェンホー元監督(既に辞任)ら首脳陣によって作成され、FAMに提出されている大会でのパフォーマンスに関するレポートの内容を精査し。さらにこの独立委員会がFAMの代表チーム運営員会に報告を行うという手順になっているということです。

3年振り開催のM3リーグ今季出場の20チームが発表

Mリーグ3部に当たるM3リーグは2年ぶりに開催予定ですが、このM3リーグを運営するアマチュアフットボールリーグAFLが、今季2022年シーズンに参加する20クラブを公式Facebookで発表しています。

新型コロナ感染拡大防止の目的で2020年、2021年と2年連続で中止となったM3リーグですが、3年ぶりとなる今季リーグ戦には、昨季2021年シーズン参加予定だった16クラブと今季から新たに参加となる4クラブの計20クラブが参加します。20クラブは以下の通りです。

国軍FCBRM FC
FCランカウイハリニKS FC
入国管理局FCキジャンレンジャーズFC
キナバルジャガーFCKLローヴァーズFC
マレーシア大学マンジュンシティFC
プルリスユナイテッドFCPIB FC
ランカウイシティFCリアルチュカイFC
サイエンスFCアルティメイトFC
ブキットタンブンFCレスペクトFC
トゥンラザクシティFCトクジャングットウォリアーズFC

今季はこの20クラブをそれぞれ10ずつA、B組に分け、それぞれの組で2月11日に開幕するグループステージを行います。その後は各組の上位4チームがノックアウトステージとなる準々決勝に進出し、8月6日から27日に予定されている準決勝、そして9月4日の決勝へ続き、従来通りであれば優勝クラブは来季2023年シーズンはMリーグ2部プレミアリーグに昇格し、準優勝のクラブはプレミアリーグ11位と昇格をかけたプレーオフを行います。

次期マレーシア代表監督は韓国人か日本人?

スズキカップ2020のグループステージ敗退を理由にタン・チェンホー監督が辞任し、現在は空席となっているマレーシア代表の次期監督について、様々な憶測が飛び交っていますが、マレーシア語紙ウトゥサンマレーシアは、韓国人あるいは日本人監督も候補者に含まれていると報じています。

Mリーグ1部スーパーリーグ、KLシティFCのボヤン・ホダック監督、マレーシアU22代表のブラッド・マロニー監督などが有力視されているマレーシア代表次期監督ですが、ウトゥサンマレーシアの記事によるとFAMに近い筋からの情報として、マレーシアサッカー協会FAMの候補者の中には韓国、日本、スペイン、英国の各国出身者がおり、その内、アジア出身監督の採用の可能性が高いことも報じています。

またウトゥサンマレーシアの記事では、FAMからボヤン・ホダック監督には正式なオファーが未だ出されていないと報じる一方で、ヨーロッパや南米では自国民、あるいは外国籍であっても該当国で数年のプレーあるいは指導経験がある人間が監督に就任するのが一般的だとして、マレーシアのサッカーも選手も文化も知らない外国人に比べれば、自身の方が代表監督に向いているとホダック監督の談話も紹介しています。

1月7日のニュース
マレーシア代表新監督候補にキャティサック元タイ代表監督の名も
代表チームマネージャーは進退をFAMに一任
監督不在のA代表は1月のFIFA国際マッチデー期間は活動なし
次期代表監督候補のホダックは全権監督が就任条件

マレーシア代表新監督候補にキャティサック元タイ代表監督の名も

サッカー専門サイトのヴォケットFCはタイの有力メディア「タイ・ラット」の記事を引用し、元タイ代表監督のキャティサック・セーナームアン氏がマレーシア代表監督候補の1人となっていると伝えています。

東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020でグループステージ敗退の責任をとってタン・チェンホー監督がマレーシア代表監督を辞任した1月3日以来、多くのメディアが次期監督候補としてマレーシアU22代表のブラッド・マロニー監督や、元マレーシアU19代表監督で現在はMリーグのKLシティFCのボヤン・ホダック監督の名前を挙げています。

現役時代は「タイのジーコ」と呼ばれたキャティサック氏はMリーグのプルリスFA(当時)でもプレー経験がありますが、現役引退後はU23代表監督を経てタイ代表監督に就任すると2014年、2016年とスズキカップ2連覇を果たし、その後は2020年11月に今季ACLにも出場するベトナム1部リーグのホアンアイン・ザライFCの監督に就任していますが、その契約期間は2年間ということです。

なおタイ・ラットの記事では、マレーシア代表監督の候補者としてキャティサック氏の他にもう1人アジア出身の候補者もいるということです。

代表チームマネージャーは進退をFAMに一任

スズキカップ2020でマレーシアカップ代表がグループステージで敗退したことを理由にタン・チェンホー監督が辞任したマレーシア代表のチームマネージャーは、その進退をマレーシアサッカー協会に一任すると話していると、マレーシア語紙ウトゥサンマレーシアが報じています。

タン代表監督同様、責任をとって辞任すべきという声が上がる中、マレーシアサッカー協会FAM会長代理でもあるモハマド・ユソフ・マハディ代表チームマネージャは、ファンの失望や怒りは理解していると話す一方で、FAMの代表チーム運営員会によるグループステージ敗退原因の解明の分析後に行われる理事会での判断に自身の進退を委ねたいと話しています。

辞任の意思について問われたユソフ代表チームマネージャーは、「近い内にFAMの理事会が代表チーム運営委員会からの報告を受けて最終判断を下すことになっており、それまでは具体的な発言を控えたい」と答えています。

監督不在のA代表は1月のFIFA国際マッチデー期間は活動なし

1月24日から2月1日にかけては2022年最初のFIFA国際マッチデー期間ですが、監督不在のマレーシア代表は何も活動しないようだと、マレーシア語紙ウトゥサンマレーシアが報じています。

この期間には世界各国の代表チームが国際Aマッチを開催する中、東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020で準決勝進出を逃したマレーシア代表ですが、1月5日にマレーシアサッカー協会FAMのテクニカルディレクター(TD)に就任したばかりのスコット・オドネル氏は、この期間に代表選や代表合宿を計画していないことを明らかにし、3月21日から29日の国際マッチデー期間に今年最初の代表合宿を行う予定であると話しています。

オドネルTDは、2月のMリーグ開幕に向けて各クラブがその準備で忙しいことに加え、1月3日に辞任したばかりのタン代表監督辞に代わる暫定監督をFAMが指名しておらず、そもそも指導者不在であることなどを理由に挙げています。

次期代表監督候補のホダックは全権監督が就任条件

マレーシア代表の新たな監督候補の1人とされるKLシティFCのボヤン・ホダック監督は、代表監督に就任する場合には「全権監督」がその条件になると話しています。

現在は出身地のクロアチアに帰国中のホダック監督は、マレーシアサッカー協会FAMが自身を代表チームの監督として採用する場合には、全てを自分のやり方で進める全権監督となることを条件とすると、マレーシア語紙ハリアンメトロの取材に答えています。

現時点ではFAMからの正式なオファーは受けていないと話すホダック監督は今季2022年シーズンに向けてKLシティFCを強化することが最優先だと話す一方で、昨季のマレーシアカップ32年ぶりの優勝を果たしたKLシティFCを含め、自分のやり方を貫き通すことでどのチームでも結果を残してきた、と述べ、代表チームでも同じことをやり遂げる自信はあると話しています。

KLシティFC以外にも、これまで監督を務めたケランタンFA(現ケランタンFC)、JDT、そしてマレーシアU19代表のいずれも外部からの干渉を拒否した結果、Mリーグ1部スーパーリーグ優勝2回(2012年のケランタンFA、2014年のJDT)、FAカップ優勝2回(2012年と2013年のケランタンFA)そしてマレーシアカップ優勝2回(2012年のケランタンFAと2021年のKLシティFC)の成績に加え、東南アジアサッカー連盟AFFU19選手権優勝(2018年)も達成しています。

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Mリーグクラブの監督から次期代表監督を探すのであれば、最有力なのはこのホダック監督で間違いなし。2012年のケランタンFAでのトレブル(Mリーグ、FAカップ、マレーシアカップの年間三冠)に加えて昨季のマレーシアカップではJDTを破るなど国内では複数のクラブで文字通り結果を出し、マレーシアサッカーや選手を熟知しているという利点は大きいでしょう。しかしその一方で、歯に衣着せぬ物言いから、前述のマレーシアU19代表のAFFU19選手権2018年大会優勝に加え、12年ぶりとなるAFC U19選手権出場を果たしながら、FAMとの関係が悪化し、契約が更新されないということもありました。今回の「全権監督」発言もおそらく自身が代表監督を引き受ける覚悟の現れでしょう。またホダック監督が所属するKLシティFCのスタンリー・バーナードCEOは、代表監督オファーを受けた際には、国益優先でホダック監督を引き留めないとも話しており、後任にはホダック監督と同じクロアチア出身のネナド・バチナ コーチの昇格も明言しており、自身もやる気を見せている代表監督就任のための外堀は埋まっていると言えるでしょう。マレーシア人の夫人を持ち、既にマレーシアの永住権も取得済みのホダック監督以上の候補者は国内にはいないと言って良いでしょう。

1月6日のニュース
FIFAはMリーグの試合数が不十分と指摘
FAMの新テクニカルディレクターにスコット・オドネル氏が就任
コーチ資格の名義貸しに関する不服申し立ての事実なし-MFL

FIFAはMリーグの試合数が不十分と指摘

1部スーパーリーグ、2部プレミアリーグとも12チームで構成されるマレーシアの国内リーグMリーグは、ホームアンドアウェイ形式で行われ、各クラブは年間22試合を行いますが、代表チームのレベルアップをするためには現在の試合数では不十分だとFIFAが指摘していると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。

マレーシアサッカーの現状について調査を行ったFIFAは、スズキカップ2020ではグループステージで敗退し、東南アジアのトップに遅れをとっているマレーシア代表を強化するためには、現在の年間22試合では不十分だとして国内リーグの試合数を増やすためにシーズンを延長し、各カードを現在の2回戦制から3回戦制とすることも提案しているということです。

FIFAによる提案についてマレーシアサッカー協会FAMのサイフディン・アブ・バカル事務局長は、他国と比べると独特なマレーシアの国内サッカー日程に適合させることができるかどうかを検討する必要があると話し、また代表チームのための十分な日程が確保できるかどうかも合わせて検討する必要があると、ブルナマの取材に回答しています。

オンラインで行われたFIFAとの会談でこの提案を受けたサイフディン事務局長は、FAMの技術委員会と育成委員会の会合でこの提案を議題とすると述べる一方で、この提案がマレーシア国内で実現可能かどうかも検討巣つ必要があると述べています。

FIFAによる調査では、マレーシアの国内リーグ年間22試合に対し、英国1部プレミアリーグやスペインのラリガ、イタリアのセリエAは38試合、ドイツのブンデスリーガは36試合が組まれているということです。また東南アジアではインドネシア1部が34試合、タイ1部とベトナム1部はそれぞれ30試合と26試合ということです。

ここ数年は新型コロナの影響で変則になっているものの、マレーシアの国内リーグは2月開幕、7月閉幕で、その後に1部の年間上位11チームと2部の同上位5チームが出場するマレーシアカップが8月から10月まで続くというのが標準的な年間予定です。FIFAの提案に沿ってMリーグが3回戦制となれば1チームあたり年間33試合、カップ戦やACL、AFCカップなどを含めると年間50試合近くプレーするチームも出てきて、先日のスズキカップ2020で他国の選手に比べてマレーシア代表に欠けていたとされるタフさは身に付きそうですが、試合数が増える分だけ運営コストもかさむ上、試合数が増えることで質の低下も考えられることから、FAMとMFLがどのような判断を下すの鏡ものです。

FAMの新テクニカルディレクターにスコット・オドネル氏が就任

マレーシアサッカー協会FAMは、昨年2021年9月にオン・キムスイ氏が辞任して以来、空席となっていたのFAMのテクニカルディレクターにオーストラリア出身のスコット・オドネル氏が就任したことを公式サイトで発表しています。インドサッカー協会などでもテクニカルディレクターを務めた54歳のオドネル氏とFAMの契約期間は3年ということです。

FAMのテクニカルディレクターは昨年2021年1月からオン・キムスイ氏が務めていましたが、Mリーグ1部のサバFCから監督オファーを受け、同年9月に退職していました。

FAMのサイフディン・アブ・バカル事務局長は、FIFAのコーチング指導者資格を持つオドネル氏の経歴に加え、東南アジアのサッカーに精通していることがテクニカルディレクターとしてオファーを出す際の決め手になったと話しています。

オドネル氏は、1994年から1995年にかけてMリーグのクアラルンプールFA(当時、現在のKLシティFC)でのプレー経験がある他、その後は2000年までシンガポールリーグのタンピネスローヴァーズやマリーンキャッスルユナイテッド(現ホウガンユナイテッド)でもプレーし、2003年から2005年まではゲイランユナイテッド(現ゲイランインターナショナルFC)の監督を、さらには2005年から2007年までと2009年から2010年まではカンボジア代表の監督も務め、2015年から2017年まではインドサッカー協会のテクニカルディレクターを務めていました。

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就任記者会見の席では、タン・チェンホー氏が辞任して空席となっている代表監督に外国籍監督が良いと思うと発言していますが、アジアカップ2023予選まであと6ヶ月を切っている中で、そんなに軽く発言しちゃっていいのか、と。代表チームが機能しなければテクニカルディレクターのあなたも詰腹を切らされることはわかってんのかな、この人。

コーチ資格の名義貸しに関する不服申し立ての事実なし-MFL

昨日のこのブログではプロコーチライセンスを保持するコーチが、その名義を貸して報酬を得ているという噂がある、というニュースを取り上げましたが、Mリーグを運営するMFLは、これについて誰からも不服申し立てはされていないと述べています。

マレーシア語紙ブリタハリアンの取材に対して、Mリーグを運営するMFLのスチュアート・ラマリンガムCEOは、チーム内でこの事実が隠蔽されていれば、MFLがそこに調査の手を入れるのは難しいと述べる一方で、この不正行為についての不服申し立ては受け取ってないと話しています。

「MFLはリーグ規定に則って、各Mリーグクラブのコーチが必要な資格を保持していることを確認しており、これはクラブライセンス発給の手順にも含まれている。万が一、不正行為が行われていることを知る者がいれば、MFLに報告して欲しい。マレーシアプロサッカーコーチ協会PJBMによって提起されたこの問題については、MFLにはこれまで(コーチ資格の名義貸しに関する)報告は何もない。各クラブが監督、コーチを登録した後は、誰が現場で実質的なコーチなのかまでMFLが調べることは困難である。」とスチュアートCEOは述べています。

1月3日のニュース(3):速報-タン代表監督が辞任

マレーシアサッカー協会FAMは公式サイトでタン・チェンホー監督の辞任を発表しました。

FAMの発表によれば、先日終了したスズキカップ2020ではグループステージで敗退し、準決勝進出を逃した責任を取り、辞任を申し出ていたタン監督と話し合いを続けていたものの、翻意が困難と判断した結果、FAMは2022年末までとなっていたタン監督との契約を双方合意の上、解除することを決定したとしています。

2005年から2009年まではU20代表、2009年から2010年まではU23代表、またU23代表と同時にA代表のコーチも2009年から2013年まで務めていたタン監督は、この間、2009年の東南アジア競技大会通称シーゲームズではK・ラジャゴパル監督(現ブルネイ代表監督)の元でコーチとして優勝を経験し、翌2010年のスズキカップではA代表監督に就任したラジャゴパル監督を支えてマレーシアの代表のスズキカップ初優勝にも貢献しています。

A代表を離れ、2014年にMリーグ1部のクダFA(現クダ・ダルル・アマンFC)の監督に就任すると、2015年にはMリーグ1部優勝、2016年にはマレーシアカップ優勝を果たしました。

その後タン監督は、2017年5月にはポルトガル出身のネロ・ヴィンガダ氏がA代表の監督に就任するとともに再びA代表のコーチに就任しました。1996年にサウジアラビア代表監督としてAFC選手権アジアカップに優勝、2010年にはFCソウル監督としてKリーグ制覇と実績十分のヴィンガダ氏でしたが、マレーシア代表監督就任後の7試合で0勝2分5敗と1勝も挙げられず、さらにAFC選手権アジアカップ2019年大会予選で敗れたことにより、その就任からおよそ半年後の2017年12月に辞任し、それを受ける形でタン監督はコーチから昇格してA代表監督に就任しました。

A代表監督となった後の2019年に出場したスズキカップでは決勝でベトナムに敗れたものの、優勝した2010年以来7年振りにマレーシアを決勝進出させた他、新型コロナによる中断前のFIFAワールドカップ2020年大会アジア2次予選では一時はグループ2位につけるなど、2017年12月のA代表監督就任以来40試合で20勝4分16敗の成績を残しています。

 スズキカップ2020は惨敗でしたが、果たしてそれがタン監督だけの責任なのでしょうか。シンガポール出発直前にそれまでは「疲労」を理由に辞退していたアリフ・アイマンが加わる一方で、同じ「疲労」を理由に今年ほぼ全ての代表戦に出場してきたラヴェル・コービン=オング、ファリザル・マーリアスを招集せず(あるいは招集を認められず)、その一方で本当に代表に必要なのかが最後まで分からなかったギリェルメ・デパウラや今季試合出場時間がほとんどなかったシャールル・サアドが代わりに招集されましたが、ここで挙げた選手は全員がJDTの選手であることから、それが「偶然」と言われても疑念が拭いきれない代表選出でした。
 あるいはこの辞任は、自身が呼びたい選手を呼べず、それをサポートする気概も覚悟もなければ責任も取らないマレーシアサッカー協会にタン監督が三行半を突き付けたのかも知れません。しかしこのタン監督辞任で得をする人物がいるんだろうなぁ、マレーシアサッカー界には。
 いずれにしてもタン・チェンホー監督、お疲れ様でした。🙇‍♂️

1月1日のニュース:フットサルリーグ開幕が延期、協会はケランタンFC監督らに罰金処分

 新年あけましておめでとうございます。マレーシアの元旦は日本とは違い、国民の祝日の一つでしかありません。どの会社も大晦日も普通に仕事、今年は1月2日がたまたま日曜日ですが、例年なら2日からも通常業務です。そんな季節感のないマレーシアからお届けするこのブログですが、本日をもって4年目に突入します。

フットサルリーグの開幕が延期

マレーシアサッカー協会FAMは公式Facebookで、FAMが主催するマレーシアプレミアフットサルリーグMPFL2022年シーズンの第1節を1週間延期して1月14日から16日に開催することを発表しています。FAMはその理由として試合会場となるパナソニックスポーツコンプレックスがあるスランゴール州シャーアラムを含めた複数の州や地域で洪水の被害が出ていることを挙げています。

先月12月中旬にマレー半島を襲った豪雨は、最近よく聞く「観測史上最大の降雨量」だったということで、各地で洪水が発生したスランゴール州を中心におよそ7万人に被害が出たと報じられていいます。これにより1月7日に開幕予定だったMPFLは、この豪雨により複数の参加各チームのプレシーズンの予定も影響を受けたことが報じられていることから、1週間の延期が決定したと説明されています。

FAMはケランタンFC監督らに罰金処分

マレーシアサッカー協会FAMは12月31日に開催した懲罰委員会での審査内容を発表し、ケランタンFCのレザル・ザムベリ監督とJDTのサフィク・ラヒムに対する処分を発表しています。

懲罰委員会のバルジット・シン・シドウ委員長はレザル監督に対して最大で2ヶ月間のあらゆるサッカー関連活動の停止と罰金1万リンギ(およそ28万円)を、サフィク選手には3試合の出場停止をそれぞれ命じています。

レザル監督の処分は、9月30日のマレーシアカップグループステージ、ケランタンFC対サバFCの試合中の審判の判定に関し、審判を管理するFAMを抽象するような発言をメディアに対して行ったことに対するもので、バルジット委員長は12月30日から1ヶ月のサッカー関連活動停止期間中に問題が無ければ処分は終了するものの、問題があれば1月20日からさらに1ヶ月の追加停止処分を課すと話しています。また罰金処分については不服申し立てを行うことを認めるとしています。

一方のサフィク選手はは11月26日のマレーシアカップ準決勝のJDT対トレンガヌFC戦で、トレンガヌFCのファイサル・ハリム選手にみごとな頭突きを行ったことに対する処分です。なおサフィク選手はマレーシアカップ決勝で既に1試合の出場停止となっていることから、練習試合を除くMリーグ公式戦でさらに2試合の出場停止となること、さらに同様の懲罰対象行為が行われた場合にはより重い処分となることも併せて発表されています。


マレーシアサッカー2021年の10大ニュース

 今日は大晦日。ということで2021年のマレーシアサッカー界をボラセパマレーシアJP的視点で振り返ります。国内では、昨年同様、新型コロナに翻弄されたMリーグは日程が二転、三転しましたが、それでも2年ぶりに全試合が行われたシーズンになりましたが、その一方で複数のチームで給料未払い問題が明らかになりました。また国外ではU22代表がAFCU23アジアカップ本戦出場を決めた一方で、A代表はW杯予選、東南アジア選手権スズキカップといずれも思うような結果が残せなかった一年でした。

○KLシティFCが32年ぶりにマレーシアカップ制覇

 今季の国内カレンダー最後の大会となったマレーシアカップは今回が100周年記念大会でしたが、KLシティFCが戦前の下馬評を覆してJDTを2-0で破り、前身のクアラルンプールFA時代から数えると32年振りとなる優勝を飾りました。昨季はMリーグ2部プレミアリーグで2位となり、今季1部スーパーリーグに昇格したKLシティFCは、今季、リーグ戦、カップ戦ともホームのKLフットボールスタジアムでは無敗を誇り、来季は更なる活躍が期待されます。

○新型コロナの影響で3部リーグ以下やFAカップや各年代大会が中止

 Mリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグは全日程が開催されたものの、新型コロナの感染拡大を受け、日本の天皇杯にあたるFAカップが2年連続で中止となった他、Mリーグ3部に当たるセミプロリーグのM3リーグ以下の各リーグ戦、U21チームのリーグ戦であるプレジデントカップ、U19チームのリーグ戦ユースカップ、さらにはマレーシアプレミアフットサルリーグなどが中止となりました。

○複数のクラブで給料未払い問題発覚

 給料未払い問題はMリーグでは長年問題視されていましたが、新型コロナ禍ともあいまって各クラブとも経営が厳しくなった今季は、未払い給料を理由に開幕戦先発XIの内、最終的には何と9名が退団したペラFCの主力大量退団の他、クダ・ダルル・アマンFC、サバFC、サラワク・ユナイテッドFCなどでも同様の給料未払い問題が明らかになっています。これまではマレーシアの各州サッカー協会が運営していたMリーグクラブはAFCの指導により民営化が義務付けられましたが、州政府の予算を頼りに放漫経営されていたクラブは資金調達に失敗し、それによって選手や監督、コーチがとばっちりを受ける形になっています。

○JDTが前人未到のリーグ8連覇

 Mリーグ1部スーパーリーグではジョホール州皇太子がオーナーのJDT(ジョホール・ダルル・タジム)がリーグ8連覇を達成しています。22試合で16勝3分1敗、得点50失点9はいずれもリーグ1位で、2位のクダ・ダルル・アマンFCに勝点差14をつける圧勝でした。帰化選手を集め、他のクラブからも有力選手が集まる布陣はマレーシアA代表の選手でも控えに回ることがある選手層の厚さで国内では敵なしですが、アジアの壁は越えられず、AFCチャンピオンズリーグでは今季もグループステージ突破には至りませんでした。

○元日本代表本山雅志選手がMリーグでプレー

 隣国タイではかつては岩政大樹選手や茂庭照幸選手、ここ数年ではハーフナー・マイク選手や細貝萌選手など「元日本代表」の選手たちがプレーしていた時期がありましたが、ついにマレーシアにもその時が来ました。しかもこの国にやってきたのはあの本山雅志選手です。所属するケランタン・ユナイテッドFCはMリーグ2部プレミアリーグのチームですが、それでもその注目度は非常に高いものでした。
 ケランタン・ユナイテッドFCでは、深井脩平選手、Mリーグでは先輩に当たる谷川由来選手、さらに東山晃監督(現テクニカルディレクター)らとともに今季を戦った本山選手は、自身はケガなどもあり満足なシーズンとはならなかったかも知れませんが、それでもマレーシア人選手たちに対しては圧倒的な存在感は見せたMリーグ1年目でした。

○Mリーグのチケット販売が完全デジタル化

 無観客試合で開幕したMリーグがスタジアムでの観戦を許可したのは4月初旬でしたが、その翌月には再び無観客となり、それが10月下旬まで続きました。スタジアム観戦再開後は新型コロナ対策もありMリーグのチケットはスタジアムでの当日売りがなくなり、オンラインで購入し自身でプリントアウトする完全デジタル化に移行しました。チケット購入時には身分証明書番号、外国人であればパスポート番号の入力が必要になり、スタジアムでの入場の際もチケットとパスポートの提示を求められる徹底振りでした。まぁそこはマレーシアなんで、コロナが落ち着けば元に戻ってしまうかも知れません。

○外国籍選手ゼロのPJシティFCがスーパーリーグ7位

 今季のMリーグ1部スーパーリーグで唯一、登録選手全員がマレーシア人選手のみ、つまり外国籍選手ゼロだったPJシティFCは開幕前の大方の予想に反し、12チーム中7位と大健闘しました。チームからは10月の中東遠征でGKカラムラー・アル=ハフィズが初の代表招集となった他、スズキカップ2020に出場した代表にはこのカラムラー選手とMFコギレスワラン・ラジ、FWダレン・ロック(ただしケガで辞退)の3選手が招集されるなど、マレーシア人選手だけのクラブが外国籍選手を補強した他のMリーグクラブと対等に戦えることを証明しました。

○スーパーリーグ昇格初年度でペナンFCが3位に

昨季のMリーグ2部プレミアリーグで優勝し、KLシティFCとともに今季1部に昇格したペナンFC。昨季の優勝監督でもあるマンズール・アズウィラ監督が1部スーパーリーグで監督を務めるのに必要なAFCプロ指導者ライセンスを保持していなかったことから、マンズール関東はコーチとなり、チェコ出身のトマス・トゥルカ監督が監督に就任しました。するとチームはMリーグの台風の目となり、一時はAFCカップ出場権が与えられるリーグ2位も見えましたが、最後は力尽きて3位に終わりました。それでも昇格初年度の3位は立派ですが、リーグ戦後のマレーシアカップに入るとチームは勝ち星から見放され、グループステージで敗退するとトゥルカ監督退陣を求める一部サポーターも現れるなど、少なくともリーグ戦終了時は順風満帆に見えたペナンFCですが、来季に不安を残してシーズンを終えています。

○スズキカップ2020で代表はベスト4進出を逃す

 隔年で行われる東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップの2020年大会がシンガポールで集中開催され、マレーシア代表はグループステージで敗退しています。2020年に予定されていた大会が順延となったことからスズキカップ2020と銘打たれたこの大会に前回2018年大会の準優勝チームとして出場したマレーシア代表でしたが、ラオス、カンボジアに勝利したものの、前回大会の覇者ベトナム、そしてFIFAランキングではマレーシアより順位が低いインドネシアに完敗しています。
 本来は選手30名を登録できるところを24名しかしないなど不可解なことも多く、代表選手選考には「見えない手」の影響があったのではなどとも言われていますが、真相は藪の中です。いずれにしても準決勝に進んだタイ、シンガポール、ベトナム、インドネシアには明らかに見劣りするプレーにタン・チェンホー監督更迭論なども出ましたが、マレーシアサッカー協会FAMはこれを否定しました。

U23代表はAFC U23アジアカップ予選を突破

 愚兄賢弟と言えば言い過ぎ。A代表が思うような結果を出せなかった2021年ですが、U23代表は10月にモンゴルで開催されたAFC U23アジアカップ予選を突破し、来年2022年6月にウズベキスタンで開催される本戦出場を決めています。前回2020年大会予選では中国と同組になるも勝点で並びながら得失差で涙を飲んだU22代表でしたが、今回はタイとの引き分けを含む3試合全てを完封して予選J組を首位で突破しています。このU22代表は2月には東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権、5月には東南アジア競技大会通称シーゲームズも控えており、サポーターの信頼を失い気味の兄の分まで頑張って欲しいです。

12月28日のニュース:FAMはスズキカップ早期敗退によるタン代表監督解任説を否定、代表FWシャフィクが古巣のクダ🔰へ期限付き移籍、FIFAによる資格停止処分を受けたプルリス州サッカー協会が活動再開

FAMはスズキカップ早期敗退によるタン代表監督解任説を否定

 マレーシアサッカー協会FAMは東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020でグループステージ敗退となったマレーシア代表のタン・チェンホー監督を解任する予定はないようです。
 前回2018年大会では準優勝したマレーシア代表ですが、現在シンガポールで開催中の2020年大会ではグループステージで2勝2敗でインドネシア、ベトナムに次ぐグループ3位となり準決勝進出を逃しており、前回大会に引き続きマレーシア代表の指揮を取ったタン監督の責任を指摘する声も出ており、FAMは大会敗退後、公式サイトで早期敗退の責任はタン監督ではなくFAMにあると表明するほどでした。それでもタン監督解任論は収まらず、このブログでも取り上げたようにKLシティFCのボジャン・ホダック監督の名前などもその後任として上がっています。
 そんな中、FAMのサイフディン・アブ・バカル事務局長は英字紙ニューストレイトタイムズの取材に対してタン監督の解任についてはFAM内で議論すらされていないと述べています。
 「あらゆる対外試合の後で代表チームのパフォーマンスに対する評価を行うことは、代表チーム運営委員会の標準作業手順であり、代表監督と代表チームマネージャからの報告を参考にしながら、代表チーム運営委員会の委員長でFAMのハミディン・アミン会長のもと話し合いを行い、その結果をFAM理事会で発表する手順は従来通りである。スズキカップで起こった問題点などを洗い出し、その反省点を6月のAFC選手権アジアカップ2023年大会最終予選に生かしたい。」と述べたサイフディン事務局長は、2022年末までの契約となっているタン監督を契約途中で解任することは考えていない話しています。
 サイフディン事務局長はこの時期に新監督を採用しても来年6月に迫ったアジアカップ予選までにチームをゼロから作る十分な時間がないこと、さらに新監督が必ずしも望むような結果をもたらすとは限らないことなどを挙げて、今は監督交代について議論する時期ではないとも述べ、タン監督の元でアジアカップ予選を戦うための環境を整えることが優先であるとしています。

🔰代表FWシャフィクが古巣のクダへ期限付き移籍

 Mリーグ1部スーパーリーグで2季連続で2位となったクダ・ダルル・アマンFCは、スズキカップ2020にも出場したマレーシア代表FWのシャフィク・アフマドがJDTから1年間の期限付きで移籍することをクラブ公式Facebookで発表しています。
 ペナン州出身で26歳のシャフィク選手ですが、2013年の高校卒業後に18歳でクダFA(現クダ・ダルル・アマンFC)のU21チームに入るとそこで頭角を表し、20歳のときにトップチームデビューを果たしています。2018年にJDTへ移籍するとチームのタイトル獲得にも貢献した他、U23代表、そしてA代表でもプレーするようになり、タン・チェンホー監督の元では主力選手となり、新型コロナ禍前に行われた2019年のW杯予選ではアラブ首長国連邦戦など2試合でゴールを決めるなど活躍していました。
 5季ぶりのクダ復帰となるシャフィク選手ですが、今季は選手層が厚いJDTではほとんど出場機会がなく、試合出場時間の不足から代表戦でもかつてほどの輝きを見せておらず、出場機会を求めて今回の移籍になりました。
 クダ・ダルル・アマンFCにとっても今季のチーム得点王FWクパー・シャーマンと同2位のチェチェ・キプレが揃って同じスーパーリーグへ移籍したことでストライカーのポジションが空席なため、この移籍は文字通り両者がウィンウィンとなる移籍となりました。
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 ちなみにこの記事の見出しに使われているのはご存知の初心者マーク(若葉マーク)です。マレーシアではこのようなマークは使わないのですが、クダ・ダルル・アマンFCのチームカラーが緑色と黄色(チームの相性もマレーシア語で緑色と黄色を表すHijau Kuningです)なことから、なぜかこのアイコンがクラブ公式サイトで使われています。

FIFAによる資格停止処分を受けたプルリス州サッカー協会が活動再開

 今季2021年シーズンのMリーグは1部スーパーリーグに12チーム、2部プレミアリーグには11チームが所属していましたが、この中にはマレー半島北端にあるプルリス州を本拠地とするクラブが一つもありません。マレーシアには13の州がありますが、Mリーグ1部と2部にクラブがないのはプルリス州だけです。
 プルリス州のサッカー活動の中心となるプルリス州サッカー協会は、かつてプルリスFA(名前がややこしいですがこちらはクラブの名称です)というクラブを運営していました。プルリスFAは2005年にはスーパーリーグで優勝し、2004年と2006年にはマレーシアカップも制覇したクラブでしたが、2010年に入ると2部プレミアリーグと当時の3部リーグに当たるFAMリーグの間で昇格と降格を繰り返すクラブになっていました。
 そんな中、2018年にプルリス州FAの会長に就任したアフマド・アミザル・シャイフィット氏は、高額の給料で元代表選手ら国内の有力選手、さらにはシンガポールや日本出身の選手を文字通りかき集めてプルリスFAの強化を図りましたが、2019年シーズン開幕前には未払い給料問題が発覚し、その後は給料を支払う財源がなく、未払い給料返済の目処が全く立たなかったことから、プルリスFAを運営していたプルリス州サッカー協会はFIFAにより2年間の活動停止処分を受けました。FAMもプルリスFAをMリーグから除名し、プルリス州サッカー協会のアフマド・アミザルプルリス会長には国内のあらゆるサッカー活動に関わる資格を生涯停止する処分を言い渡しました。
 そんな「黒歴史」を持つプルリス州サッカー協会ですが、現在の会長を務めるザムリ・イブラヒム会長は、プルリス・ユナイテッドFCが来季2年ぶりに開催されるMリーグ3部に当たるM3リーグへの参加を認められたと、マレーシアの通信社ブルナマの取材に応えています。
 M3リーグ以下を運営するアマチュアフットボールリーグAFLから2022年シーズンのリーグ参加を認められたと話すアフマド会長は、マレーシアサッカー協会FAMが運営するU21リーグのプレジデントカップ、U19のユースカップへの参加も同時に認められたことも明らかにしています。
 アフマド会長はプルリス・ユナイテッドFCがM3リーグへの参加がプルリス州のサッカー復興に役立つと信じていると話し、プルリス州スポーツ評議会と協力して州内リーグを来年2021年から再開し、プレジデントカップとユースカップチームでプレーする選手を21歳以下の選手を選抜したいとも述べています。


12月27日のニュース:マレーシアの最新FIFAランキングは154位と変わらず、女子代表GKがインドのアマチュアリーグで「武者修行」、国外からの代表監督招聘に元代表監督がクギ、サラワク・ユナイテッドFCは未払い給料を完済

 スズキカップ2020はタイがベトナムを2試合連続完封して決勝進出を決め、12月29日と来年2022年元旦の決勝(2試合制)でインドネシアと対戦します。地力に勝るタイと勢いのインドネシアの対戦は今年の東南アジアサッカーのフィナレーとして面白い試合になりそうで今から楽しみです。

マレーシアの最新FIFAランキングは154位と変わらず

 最新のFIFAランキングが発表されマレーシア代表は男子が154位、女子が88位となっています。男子は前回発表となった11月から変わっていませんが、女子は前回8月の発表の92位から順位を4位上げています。
 昨年2020年最後のランキング発表では男子が153位、女子が83位だったことから、2021年通年では男子は1位、女子は5位とそれぞれランキングを下げたことになります。
 なお次回のFIFAランキングは来年2022年2月10日に発表される予定ですが、男子はグループステージで敗退したスズキカップ2020で166位のインドネシアに敗れており、次回発表ではランキングが下がる可能性があります。。

女子代表GKがインドのアマチュアリーグで「武者修行」

 今年9月にパレスチナで行われたAFC女子アジアカップにも出場したマレーシア女子代表のGKヌルル・アズリン・マズランがインドのアマチュアリーグに参戦するとマレーシア語紙ウトゥサンマレーシアが報じています。
 21歳のヌルル・アズリン選手は12月22日にマレーシアを出発し、インド南部のバンガロールを拠点とするアマチュアクラブのミサカ・ユナイテッドFCに合流し、既に練習に参加しているということで、気温18度とマレーシアでは経験できないような寒さの中で練習をこなしているようです。
 ヌルル・アズリン選手が出場するアマチュアリーグのカルナタカ女子リーグは来年2月までおよそ2ヶ月間続くということですが、その際の宿泊費や食費さらには移動の費用もクラブが負担するということも報じられています。
 AFC女子アジアカップ予選ではパレスチナに2-0で勝利したマレーシアですが、同じH組のタイには0-4で敗れて来年2022年にインドで開催される本戦出場を逃しています。

国外からの代表監督招聘に元代表監督がクギ

 スズキカップ2020ではグループステージで敗退したマレーシア代表ですが、前回2018年大会準優勝からのグループステージ敗退となったことで2022年まで契約が残るタン・チェンホー監督の更迭論なども浮上し、さらにその後任候補としてマレーシアU16代表元監督で、今年のマレーシアカップでKLシティFCを32年ぶりに優勝させたボジャン・ホダック監督の名前も上がっています。また、ホダック監督自身も自身は十分、代表監督の候補になるうるとして、成績に話があれば検討すると発言するなど賑やかになっています。
 そんな中、2007年から2009年まで代表監督を務めたB・サティアナタン氏は、来年6月に予定されているAFC選手権アジアカップ2023年大会最終予選を控えた現時点の監督交代は大きな「賭け」であり、決定に際してマレーシアサッカー協会FAMは様々な角度から検討するべきであるとマレーシアの通信社ブルナマの取材に答えています。
 現在は今季Mリーグ2部で2位となり来季は1部に昇格するサラワク・ユナイテッドFCのテクニカルディレクターを務めるサティアナタン氏は、特に外国籍の監督を採用する場合の給与を例に挙げています。
 「ベトナム代表のパク・ハンソ監督は手取りで月給5万5000米ドル(およそ630万円)と聞いているが、それはパク監督の月給であり、他のコーチの月給はこれとは別である。もしFAMが同様に有能な外国籍の代表監督を採用するのであれば、FAMだけでこの給料を支払うことは容易ではなく、スポンサーを探す必要があるだろう。しかし果たしてそんなスポンサーは見つかるだろうか。」と述べたサティアナタン氏は、今回のスズキカップ2020の準決勝に進出した4チームの内、ベトナムはパク監督、インドネシアはシン・テヨン監督、そしてシンガポールは吉田達磨監督と韓国と日本から指導者を招いていることを指摘し、アジア出身の監督も含めて外国籍監督の招聘そのものには反対ではないとしながらも、ベトナムの躍進はパク監督が2017年から長期にわたって指導を続けた結果だとして、外国籍監督を採用する場合でもこのベトナム同様に長期的なプランを検討するべきであるとも述べています。
 「外国籍監督を採用する場合でも、FAMは短期の成功を期待するのではなく、選手やコーチの選択、さらにチームのプレースタイルなども全て監督に一任した上で、一定の期間は任せる覚悟が必要である。」とも述べて、そのためにもキュ葉面などを含めた条件を慎重に検討することが大事だとしています。

サラワク・ユナイテッドFCは未払い給料を完済

今季Mリーグ2部プレミアリーグで2位となり、来季は1部スーパーリーグへ昇格するサラワク・ユナイテッドFCはおよそ200万リンギ(およそ5450万円)に及ぶ未払い給料を完済したと、マレーシア語紙ブリタハリアンが報じています。
 サラワク・ユナイテッドFCの共同オーナーでサラワク州サッカー協会のポサ・マジャイス会長は過去3ヶ月分の未払い給料は既に完済されたことを明らかにしています。
 未払い給料が完済されたことで、サラワク・ユナイテッドFCは1部昇格に備えてチーム編成に取り掛かりたいと話すポサ会長は、未払い給料は様々な要因による単なる遅配であり、支払うつもりがないということではなかったとこれまでの主張を繰り返し、さらには今回の未払い給料については、一部の選手が問題を大ごとにして、チームの評判を落とそうとしていたと責任転嫁とも言える発言もこれまで通り繰り返しています。
 また来季に向けては5名の主力選手との契約を解除し、このチームで来季もプレーしたいという選手だけが残ったと述べたポサ会長は、給料未払い問題が解決したことで、直ちに来期へ向けてのチーム編成に取り掛かりたいと話しています。
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 給料未払い問題が発覚したことで、来季2022年のクラブライセンスが条件付きで発給されていたサラワク・ユナイテッドFCは、この問題が長期化すれば、1部昇格取り消しの可能性も取り沙汰されていましたが、期限とされていた12月31日までに全ての選手への未払い給料支払いが終わったようです。ただし、Mリーグの選手とクラブの契約は11月末までが一般的とされており、契約期間を終えて未払い給料があった事態に対してFAMあるいはMリーグを運営するMFLが何の処分も科さないとすれば、未払い給料問題を容認したことにもなり、今後も結果的に払えば「未払い」ではなく「遅配」という説明がまかり通ることになりますが、毎度毎度の通り今回もマレーシア的決着で誰も処分されず、うやむやになるのだろうなぁ。



12月25日のニュース:スズキカップ早期敗退の原因と指摘された国内日程にMFLが反論、タン代表監督はアジアカップ予選に向けて十分な準備期間を求める、部外者は実情を何も知らない-ファイサル・ハリム、代表チームマネージャーが帰化プログラムの有効性を疑問視する発言

 スズキカップ2020はいよいよノックアウトステージとなり、12月22日と23日には準決勝第1戦が行われました。シンガポール対インドネシア、タイ対ベトナムのいずれの試合も好ゲームでした。ベトナムの対東南アジア代表チーム連勝記録をストップさせたタイは、W杯予選時とは全く別のチームになっていますし、悲願のスズキカップ初優勝を狙うインドネシア、さらには開催国の利点を生かしたシンガポールと、ベトナム1強かと思われた大会はまだまだ予断を許さない試合が続きそうです。

スズキカップ早期敗退の原因と指摘された国内日程にMFLが反論

 スズキカップ2020は準決勝が行われていますが、代表チームがグループステージで敗退したことから、マレーシア国内ではメディア報道も含めて大会そのものへの関心は低下しています。しかしその一方で今回の「戦犯探し」は続いており、その非難の矛先は国内リーグやカップ戦を主催するマレーシアンフットボールリーグMFLにも向けられています。
 国内カップ戦マレーシアカップの決勝が11月30日に開催され、スズキカップ2020に出場する代表メンバー(国内組のみ)の全員が顔を合わせたのがシンガポール出発前日の12月2日でした。そこから12月6日のスズキカップの初戦までの期間が短すぎて、代表チームには十分な準備期間がなかったのは日程を作成するMFLの責任だ、と言うのが非難の内容です。
 これに対してMFLのスチュアート・ラマリンガムCEOは、今季の日程は新型コロナの影響を受けた国内リーグ戦とカップ戦を無事終えるためであった一方で、代表の試合日程にも配慮して作成されたとして、グループステージ敗退の原因がMFLの日程によると言う主張を真っ向から否定していると、スポーツ専門サイトのスタジアムアストロが報じています。
 「スズキカップ前の準備期間が短くなってしまったのは、Mリーグやマレーシアカップの日程が原因ではなく6月のW杯予選と10月の中東遠征、そしていずれも帰国時に義務付けられていた検疫隔離期間が原因である。これによりMリーグとマレーシアカップは合わせて1ヶ月半以上の中断を強いられが、MFLはFAMと協調してこの中断を受け入れた。昨年から今年にかけては新型コロナの影響で国内リーグの日程にも大きな影響が出ていることも理解して欲しい。」と話したスチュアートCEOは、日程については議論の余地があることは理解しているが、マレーシアのサッカー界は現実を理解する必要があるとも述べています。
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 W杯予選は別として、10月の中東遠征に関しては後知恵ではありますが、その実施をもう少し慎重に考えても良かったのかもしれません。遠征と帰国後の検疫隔離期間によってマレーシアカップは1ヶ月ほど中断しましたが、もしこの遠征を行わず、マレーシアカップが1ヶ月早く終了していれば、その期間を代表合宿に活用できたはずですし、さらにミャンマーやインドネシア、シンガポールのように大会前に国外で代表合宿と練習試合を行い、そこから直接、シンガポール入りする方法もありました。
 一方で昨季はMリーグは試合数が半減し、マレーシアカップは途中で中止となったこともあり、入場料収入が貴重な財源となっている各クラブの収入は激減しており、MFLはプロリーグとしての存続をかけてリーグ戦とカップ戦開催に尽力したと思いまし、W杯予選に加え、中東遠征によるリーグ戦やカップ戦の中断を受け入れのはマレーシアサッカー協会FAMに対する最大の譲歩だったはず。まえーシア政府が今後も渡航者全員を対象とする検疫隔離を続けるのであれば、同様のことも起こりうるわけで、そのためにもFAMとMFLの間での日程調整作業が必要になります。

タン代表監督はアジアカップ予選に向けて十分な準備期間を求める

 スズキカップ2020ではグループステージ敗退に終わったマレーシア代表ですが、現場の声も少しずつですが報じられ始めています。そんな中、タン・チェンホー監督は、その原因を準備期間不足と分析しているとスタジアムアストロが報じています。
 今大会の総括としてタン代表監督からはマレーシアサッカー協会FAMに詳細な報告書が提出されることになっていますが、その中では来年6月に予定されているAFC選手権アジアカップ2023年大会最終予選に向けて選手を早めに招集し、練習試合の日程も速やかに確定させるべきだという提言が含まれるようです。
 「国際マッチデー期間には代表チームにの日程を優先させることはFAMとMリーグを運営するMFLとの間の同意事項であり、これに基づき、練習試合の日程作成と代表合宿の早めの開催が必要になる。(アジアカップ最終予選までの)6ヶ月はあっという間に過ぎてしまうので、最終予選突破のためのベストチームを直ちに編成する必要がある。」とタン代表監督は述べています。
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 上の記事でも書きましたが、FIFAマッチデー期間とは言えマレーシアカップを中断してまで代表チームが10月の中東遠征を行った理由の一つに、9月の国際マッチデー期間(8月30日から9月7日)に国内リーグの日程を優先してリーグ戦を開催し、代表合宿を行わなかったことがあります。しかも10月の中東遠征も「見えない手」の影響があったのかなかったかJDTの選手を中心にタン監督が臨んだ選手全員を招集できたわけではなく、結果として、この10月の中東合宿がスズキカップ2020の準備となったのかどうかを問われれば、その効果は限定的だったように思えます。

部外者は実情を何も知らない-ファイサル・ハリム

 タン代表監督に続いてスズキカップ2020に関して発言したのがFWファイサル・ハリム(トレンガヌFC)です。代表チームが12月3日に大会開催地のシンガポールへ入国した際に行われた新型コロナ検査でファイサル選手は陽性反応を示して10日間の隔離を義務付けられ、グループステージのラオス戦、カンボジア戦、ベトナム戦には出場できず、出場可能となったのはグループステージ最終戦インドネシア戦のみでした。
 スタジアムアストロの取材に対して失望感を隠さずに応じたファイサル選手は、大会前の準備の失敗が敗因だったと認めた一方で、代表チームに起こっていた状況を知らずに批判を受けるのは公平ではないと述べています。
 「初戦までの6日間しか準備期間がなかったチームが成功するはずはなく、我々選手は魔法使いでもない。マレーシアカップ敗退後の休暇を返上して代表のために全力を尽くすことを誓った自分としては、今回の敗戦は残念なだけでなく受け入れることが難しい。」とファイサル選手が述べるように、24名と発表されたスズキカップ2020出場の代表は国内組全員21名が揃ったのが12月1日、しかも海外組2名は12月3日に現地合流する中、初戦となった12月6日のラオス戦に臨みました。しかしもう1人の海外組でデンマーク1部FCミッティランでプレーするディオン・クールズに至ってはインドネシア戦直前の12月16日にシンガポール入りと、全24名が揃ったのがすでに3試合を終えた12月16日ではファイサル選手の指摘を受けるまでもなく準備不足は明らかでした。
 またわざわざデンマークから参戦し、インドネシア戦のみ出場となったクールズ選手は自身のインスタグラムに投稿し、今回の結果については早く忘れ、次の機会にはより強くなってチームで臨みたいと述べています。

代表チームマネージャーが帰化プログラムの有効性を疑問視する発言

 スズキカップ2020に出場したマレーシア代表のチームマネージャー(TM)が帰化選手プログラムの有効性を疑問視する発言をしたことをスタジアムアストロが報じています。
 Mリーグで5年以上プレーし、FIFAが規定する「同一国で5年以上継続して滞在していること」を条件とする帰化選手の資格を得たブラジル出身のギリェルメ・デ・パウラとコソボ出身のリリドン・クラスニキの両選手に対し、マレーシアサッカー協会FAMは代表チーム強化を目的とする帰化選手プログラムの一環として両選手のマレーシア国籍取得を支援しました。
 その結果、デ・パウラ、クラスニキの両選手は今年6月に行われたFIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選に出場しましたが、いずれも活躍というには程遠く、代表チームも2次予選で敗退しました。
 今回のスズキカップ2020には35歳のデ・パウラ選手だけが招集されましたが、グループステージ4試合中で先発したのは1試合だけと今大会でも絶対的な戦力とはならず、準決勝進出を目標としていた代表チームはまさかのグループステージ敗退となったことから、代表チームサポーターを中心に帰化選手不要論なども出ていました。
 スタジアムアストロの取材にたいしてユソフ・マハディ代表TMは、帰化選手が代表チームで効果的な役割を果たしていなかったとして、代表でプレーすることに誇りを持つマレーシア人選手を代わりに招集するべきという意見に同意しています。
 「(6月のW杯予選とは異なり)スズキカップは東南アジア内の大会であり、帰化選手のデ・パウラ選手は今度は活躍できるだろうと期待していたが、大会で見せた彼の能力には全く裏切られた。」と述べたユソフTMは、今大会を見ても帰化選手プログラムの有効性をこれ以上擁護するのは難しくなっているとも話す一方で、タン・チェンホー代表監督が今後も帰化選手を代表チームに招集する場合には、FAMの代表チーム運営委員会でその必要性を議論するとも話しています。

12月21日のニュース:FAMはスズキカップ早期敗退の責任を認める、トレンガヌFCのナフジ監督は続投が決定

 マレーシアは先週末の記録的な大雨によりクアラルンプールやスランゴール州の首都圏やその周辺地域では2万人とも3万人とも言われる被災者を出しています。1ヶ月分に当たる降水量がわずか3日で降る豪雨による被害の影響は大きく、サッカーどころではないですが、被災者の皆さんが速やかに自宅へ戻れることを祈りつつ今日のニュースです。

FAMはスズキカップ早期敗退の責任を認める

 東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020でマレーシア代表がグループステージ敗退となったことを受け、マレーシアサッカー協会FAMはこの敗退の全責任を負うと公式サイトで発表しています。
 当初の目標であった準決勝進出を逃したマレーシア代表について、FAMのハミディン・アミン会長は現場からの報告を受け取り次第、FAM内の代表チーム運営委員会でスズキカップでのチームのパフォーマンス内容や敗因についての詳細な分析を行うとしています。
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 今年6月のワールドカップ予選敗退の際にはこのような発表はなかったので、今回の敗戦のショックはファンだけでなく、協会にとっても大きかったようです。敗因分析の結果が公表されるかどうかは分かりませんが、選手選考の段階から問題があったとされる今回の代表チームですので、運営面や選手選考などについて見直しが行われるでしょうが、選手のパフォーマンス自体も今回のスズキカップ2020で準決勝に進出した4チームには遠く及ばず、運営と現場の双方が改善されなければ、東南アジア上4強との差は縮まりそうにありません。
 なお多くのメディアでは既にスズキカップ2020のグループステージ敗退の原因解明が始まっています。このブログでも何度か取り上げた、30名登録可能にも関わらず24名しか登録しなかった「24名登録問題」に加え、国内カップ戦の決勝が11月30日に開催されたわずか3日後の12月3日に代表がシンガポール入りとなった「準備期間の不足」、マレーシアサッカー協会FAM主導で行われた帰化選手プログラムの3選手中、今回の代表招集は1名でしかも大会ではスタメンは1回だけの「帰化選手プログラムの失敗」などがその主な原因に上がる一方で、タン代表監督の選手招集を妨げる外部圧力の「見えない手」(これについてはまた機会を作って取り上げる予定です)まで取り沙汰されています。
 マレーシアのタン監督以外は全員が外国籍監督だった今回のスズキカップ2020で、グループステージでは同じB組から準決勝へ進んだベトナム、インドネシアが韓国人監督であることや、やはり準決勝へ進んだ開催国シンガポールが吉田達磨監督であることから、アジア人監督待望論なども出ているようで、来年6月に予定されているAFC選手権アジアカップ2023年大会最終予選はタン監督以外が監督をしている可能性もありそうです。

トレンガヌFCのナフジ監督は続投が決定

 今季のMリーグ1部スーパーリーグで4位に終わったトレンガヌFCは、今季指揮を取ったナフジ・ザイン監督が来季も続投することを発表しています。
 トレンガヌFCを運営するTFC社はトレンガヌ州首相でもあるアフマド・サムスリ・モクタル トレンガヌ州サッカー協会会長を議長として12月6日に理事会を開催し、続投を求めるオファーをナフジ監督に出していましたが、マレーシア語紙ハリアンメトロはこのオファーをナフジ監督が受けたことを報じています。
 スーパーリーグでは4位、そしてリーグ戦後のマレーシアカップでは準決勝でJDTに敗れてベスト4止まりだった今季のトレンガヌFCは、TFC社が今季開幕前に設定した重要業績評価指数KPIをナフジ監督が達成できなかったこともあり、シーズン終了後、直ちに続投オファーが出されませんでした。またTFC社から続投オファーが出た後もナフジ監督が受諾した報道がなかなか出なかったことから、来季は他のクラブでの監督就任も噂されるなど、その去就に注目が集まっていましたが、TFC社のサブリ・アバスCEOはナフジ監督から監督受諾の連絡を受け取ったことを明らかにしています。