5月17日のニュース:AFF U19に向けてU19代表の監督が抱負を語る 、サフィク・ラヒムはクダFAへ移籍か

AFF U19に向けてU19代表の監督が抱負を語る
アセアンサッカー連盟AFFのU19選手権は8月5日から18日までベトナムで開催されますが、この大会に向けてU19代表のボジャン・ホダック監督が語った抱負が当地の英字紙スターのオンライン版に掲載されています。
 クロアチア人のホダック監督は、昨年のインドネシアで開催されたこの大会でマレーシアを初優勝に導き、さらにチームもアジアサッカー連盟AFCのU19選手権本大会へ12年ぶりの出場を果たすなど好成績を挙げています。
 しかし今年のU19代表についてホダック監督は、国際試合の経験が不十分であること、また今回の大会での予選グループでの組み合わせから、苦しい試合になるだろうと予想しています。そのため、この大会はAFC U19選手権予選のために強豪との対戦経験を積むためのものとして考えており、そのためにも早めの準備が必要なことを主張しています。
 ベトナムでの大会ではマレーシアは、開催国ベトナムのほか、オーストラリア、タイ、シンガポール、カンボジアと同じグループBに入っており、8月6日のベトナム戦が初戦となります。
 チームはイスラム教の断食月中も練習を続けており、マレーシアフットボールリーグMFLのチームとの練習試合も今月中には予定されているとのことでが、断食明けの練習では選手たちが体重を増やしている可能性があるので、日程を前倒しにして練習を続け、選手のコンディションに目を光らせているとも述べています。
 なお、参考までに付け足しておくと、イスラム教の断食月は今年は5月6日に始まり、6月4日に終わりますが、断食月明けのお祝いはいわば日本の正月のようなものなので、実家に帰省して親兄弟と飲み食いに明け暮れるのが一般的なので、その点を憂慮しての発言でしょう。

サフィク・ラヒムはクダFAへ移籍か
サッカー中継チャンネル、スタジアムアストロのオンライン版は、マレーシアフットボールリーグMFL1部スーパーリーグのマラッカ・ユナイテッドに所属するサフィク・ラヒムがクダFAへ移籍するのでは、という噂が出ていると報じています。
 クダFAのアイディル・シャリン・サハック監督は、スタジアムアストロの取材に対して、自分の仕事はチームを指導することであり、経営陣が何をしているかは知らせれていないとしています。またクダFAの選手の中にはサフィク選手の移籍を歓迎していないという噂についてはキャプテン、バドロル・バクティアルが選手として経営陣の決定に従うと発言し、これを否定しています。
 実は昨年のシーズン終了後にも、サフィク・ラヒム選手のクダFA移籍の噂があり、その際にはサフィク選手自身も移籍希望の意思表示をしていたものの、クダFAに獲得の意思がなかったことがメディアで伝えられていました。
 現在スーパーリーグ5位のクダFAは、今シーズン前に加入したイラク出身のMFアンマル・アルムバラキがケガがちで毎試合に出場できておらず、攻撃、守備のどちらもできるサフィク・ラヒムは現在のクダFAに欠けているピースを埋める人材だとしています。

5月16日のニュース:TFCの監督が辞任、ワールドカップ一次予選出場の代表候補選手が発表

トレンガヌFCの監督が辞任
マレーシアフットボールリーグMFL1部スーパーリーグのトレンガヌFCの監督が辞任しました。当地のマレー語紙ウトゥサン・マレーシアのオンライン版によると、イルファン・バクティ・アブ・サリム監督は、チームの不調の責任を取るため、トレンガヌFCの母体であるトレンガヌサッカー協会(トレンガヌFA)に辞表を提出し、受理されたとのことです。トレンガヌサッカーFAのテンク・ファロウク・フシン・テンク・アブドル・ジャリル事務局長が記者会見で発表しました。
 これに先立って、5月14日に行われたホームでのプタリン・ジャヤ(PJ)シティFCとの試合で3-0とリードしながら3-5と大逆転で敗戦した結果を受け、数百人のファンが試合会場となったスルタン・イスマイル・ナサルディン・シャースタジアムの外で抗議行動を行い、選手やイルファン監督、トレンガヌサッカー協会(トレンガヌFA)関係者との面会を求めるなどの混乱がありました。
 また5月10日には、第1戦で2−1とリードしていたFAカップ準々決勝でも、第2戦でパハンFAに0−4で敗れ、通算成績2-5で敗退しています。
 ともにマレー半島東海岸に面して隣接するライバルのパハンFAに逆転負けし、またリーグの順位では明らかに下位のPJシティFCにも逆転で大敗したことで、ファンの不満が爆発したのは、ある意味理解できますが、PJシティFC戦後にはコーチを支持する発言をトレンガヌ州知事でもある、トレンガヌFAのアーマド・サムスリ・モクター会長が行なっていただけに、事態が急転直下した印象も否めません。
 退任したイルファン前監督は、2011年には当時のトレンガヌFA(現在のトレンガヌFC)をFAカップ優勝、マレーシアカップとスーパーリーグではそれぞれ準優勝へと導き、年間最優秀監督賞を受賞しています。また、6年ぶりにトレンガヌFCの監督として復帰した2017年には、MFL2部プレミアリーグに降格していたトレンガヌFCをリーグ2位で1部スーパーリーグへ昇格させるなど、トレンガヌ州のサッカー界では功績を残した人物ですので、その分、ファンの期待も高かったのかもしれません。
 監督の後任は未定で、モハマド・ナフジ・ザインアシスタントコーチが監督代行となり、残りのリーグ戦9試合とマレーシアカップの指揮をとることになっています。

ワールドカップ一次予選出場の代表候補選手が発表
マレーシアサッカー協会FAMのホームページで、2022年FIFAワールドカップカタール大会予選兼2023年アジアカップ予選に出場するマレーシア代表候補選手26名が発表になっています。
 代表候補は5月27日から始まる強化合宿を経て、最終代表メンバーが23名が決定します。マレーシア代表は6月2日にはブキ・ジャリル国立競技場で行われるネパール代表との練習試合を経て、6月7日と11日に同じ会場で行われるワールドカップアジア予選1回戦の東ティモール代表との試合に臨みます。なお、東ティモールの希望により、ホーム、アウェイの試合ともマレーシアで行われることになっています。
 今回のメンバーには、今年3月に行われたエアマリンカップの際に、アジアサッカー連盟AFC U23選手権予選と日程が重なっていたために招集できなかったサファウィ・ラシド、アキヤ・ラシド(以上JDT)、シャマー・クティ・アバ、ドミニク・タン・ジュンジン(以上JDT II)、シャミ・サファリ(スランゴールFA)、ファイサル・アブドル・ハリム(パハンFA)といったメンバーも選ばれており、タン・チェンホー監督が現在、望むことができるベストの選手たちと言えるでしょう。
 今回の代表候補で個人的に注目したいのは二人、一人は現在はMFL2部プレミアリーグの首位JDT IIでプレーするDFドミニク・タン・ジュンジンです。AFC U23選手権予選でも、そしてJDT IIでもレギュラーとしてプレーしたドミニク選手は183cmとマレーシア人としては大柄なセンターバックで、今回がフル代表初招集です。U23代表では不動のレギュラーだったタン選手がフル代表のDF陣に食い込めるのかどうかに注目したいと思っています。
 そしてもう一人はJDTでプレーするやはりDFのラヴェル・コービン=オングです。イギリスのロンドン生まれでカナダのバンクーヴァー育ちのコービン=オング選手は、父親がバルバドス人、母親がマレーシア人ということでイギリス、カナダ、バルバドスそしてマレーシア代表でプレーする資格がありました。ドイツやオランダでプロ選手としてプレーしたコービン=オング選手は、昨年の3月にマレーシア代表に召集されましたが、その時は試合出場がありませんでした。現在は1部スーパーリーグの首位を走るJDTの不動のレフトバックとして活躍し、先日のAFCチャンピオンズリーグ鹿島戦でも存在感を示しました。上記のタン選手がバックラインの最後を固めるタイプなら、コービン=オング選手は184cmと長身ながら積極的な攻撃参加を持ち味とする、これまでの代表にはいなかったタイプの選手ですので、こちらもタン監督がどのように起用していくのかが楽しみです。

ポジション氏名年齢所属
GKファリザル・マーリアス33JDT
ハフィズル・ハキム26ペラTBG
イフワン・アクマル23クダFA
DFアダム・ノー・アズリン23JDT
ラヴェル・コービン=オング28JDT
ドミニク・タン・ジュンジン22JDT II
シャズワン・アンディック23JDT II
マシュー・デイヴィズ24パハンFA
シャミ・サファリ21スランゴールFA
シャルル・サアド26ペラTBG
ロドニー・セルヴィン・アクウェンシヴィ23PKNS FC
イルファン・ザカリア24KLFA
MFアクラム・マヒナン26PKNS FC
ケニー・パッラジ・ダバラギ26ペラTBG
ハリム・サアリ25スランゴールFA
ファイズ・ナシル27スランゴールFA
シャマー・クティ・アバ22JDT II
ノー・アザム・アジ24パハンFA
FWアキヤ・ラシド20JDT
サファウィ・ラシド22JDT
シャフィク・アーマド24JDT
モハマドゥ・スマレ25パハンFA
ノーシャルル・イドラン・タラハ33パハンFA
ファイサル・アブドル・ハリム21パハンFA
シャズワン・ザイノン30スランゴールFA
シャーレル・フィクリ25ペラTBG

MFL第13節の結果まとめ(2)

マレーシアフットボールリーグの1部スーパーリーグは、第13節が5月14日(火)と5月15日(水)に行われました。その結果まとめです。

ジョホール・ダルル・タクジム(JDT)2-0パハンFA
得点者:JDT-ハリス・ハルン(69分)、アキヤ・ラシド(90分)
 この試合は全国中継されていたので、テレビ観戦しましたが、いやぁーJDTは強い!アジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグで鹿島に勝ってモチベーションも高かったのでしょうが、素人目で見ても、全員が攻守によく走る。この試合の先制点は、パハンFAのコーナーキックのこぼれ玉を拾っての自陣からのカウンターによるものでした。ゴールを挙げたハリス・ハルンはこれが今シーズン初得点ですが、全員で攻め、全員で守るというJDTの強さを象徴しているのではないでしょうか。
 一方のパハンFAは、エースのディクソン・ヌワカエメが怪我のため、ベンチ入りすらできなかったのが痛かったところでしょう。第11節のJDTとの天王山ではフル出場したものの、前節第12節ではやはりベンチ入りできずプタリン・ジャヤ(PJ)シティFC相手にまさかの敗戦を喫し、今日の試合で痛すぎるリーグ戦2連敗となりました。
 この日のJDTの勝利で首位JDTと2位パハンFAの勝点差は8と広がりました。スーパーリーグではこの日の勝利で73試合負けなし、ホームでは26連勝といずれもリーグ記録を更新中のJDTは、このまま首位の座を譲ることなくシーズンを終える可能性が非常に高くなった、という感じです。

ペラTBG3-1PKNP FC
得点者:カレッカ2(7分、71分)、ロナウド(29分PK)、PKNP FC-ヤシル・ピント(38分)
 先日のFAカップに続き、この試合も新外国人FWが活躍したペラTBG。カレッカことライアンデルソン・モライスの2ゴールとロナウドのゴールでPKNP FCを振り切っています。この勝利でペラTBGは6位に浮上し、遅まきながら調子を上げてきました。FAカップではすでに敗退している上、第13節終了時点で首位と勝点差17 では流石にリーグ戦の優勝は難しいかもしれませんが、残るマレーシアカップに専念すれば、連覇も可能な勢いです。

トレンガヌFC3−5プタリン・ジャヤ(PJ)シティFC
得点者:トレンガヌFC-チェチェ・キプレ(11分)、ナビル・ラトピ(18分)、アシャリ・サムスディン(19分)、PJシティFC-エリゼウ(49分)、ペドロ・エンリケ2(57分、80分)、ワシントン・ブランダオ(58分)、ザミル・ラムリ(77分)
 前半終了時点で3-0とリードしていたトレンガヌFCが、後半に一挙5失点で敗戦という壮絶な試合でした。この試合の後、会場となったトレンガヌFCのホーム、スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアムの外では、試合結果に不満な一部のファンが抗議行動を行うなど、不穏な空気であったと現地メディアは伝えています。

クアラルンプール(KL)FA2−1PKNS FC
得点者:KLFA-インドラ・プトラ・マハユディン(28分)、アズミ・ムスリム(57分)、PKNS FC-ロメル・モラレス(5分)
 KLFAはこの試合の勝利で、最下位を脱出!得失点差では劣るものの勝点は10位のPKNP FCと並んでいます。次節第14節では、勝点差3の9位のPJシティFCとの直接対決が控えています。
 KLFAの苅部隆太郎選手はスタメンでフル出場しています。

スランゴールFA3-1クダFA
得点者:スランゴールFA-イフェダヨ・オルサグン3(35分、44分、57分)、クダFA-フェルナンド・ロドリゲス(65分)
 スランゴールFAの新戦力FWイフェダヨ・オルサグンが初先発の試合でいきなりハットトリックを決め、スランゴールFAがクダFAに快勝しました。
 この勝利でスランゴールFAは今シーズン最高位の3位に浮上し、2位のパハンFAとの勝点差を1としています。イフェダヨ選手にシャミ・サファリ、サンドロ・ダ・シルヴァ、シャズワン・ザイノンで構成する前線はJDTやパハンFAとも十分戦えそうですが、3位のチームながら、リーグでは下から数えて5番目に多い21失点で、得失点差も+2という数字が表すようにこのチームの課題は何と言っても守備陣。今日の試合も後半にクダFAが投入した運動量が豊富なファヤッド・ズルキフリを自由にした結果、ゴールポスト直撃で助かった2本を含む複数のシュートを打たれていましたが、ジオゴやゴンザロ・カブレラ(JDT)やディクソン・ヌワカエム(パハンFA)なら確実に決められていたでしょう。この辺りを次節までにどのように修正してくるかがスランゴールFAの注目ポイントでしょう。
 一方、負けたクダFAは、この日、フェルダ・ユナイテッドに大勝したマラッカ・ユナイテッドにも抜かれて一気に5位へ転落しました。

マラッカ・ユナイテッド6-0フェルダ・ユナイテッド
得点者:マラッカ・ユナイテッド-パトリック・ライフェルト(5分)、サフィク・ラヒム(25分)、ルカ・ミルノヴィッチ3(36分、53分、89分)、ナズリン・ナウイ(36分)
 今シーズンリーグ最多となる6得点を挙げたマラッカ・ユナイテッドが大勝しました。トランスファー・ウィンドウ期間中にMFL2部サバFAから期限付き移籍を終えて復帰したルカ・ミルノヴィッチがハットトリックの活躍で、マラッカ・ユナイテッドを4位に押し上げています。
 フェルダ・ユナイテッドは、主将でエースのハディ・アワンを欠く苦しい状況が続いていますが、この敗戦で最下位転落です。
 フェルダ・ユナイテッドの池田圭選手はスタメンでフル出場しましたが、渡邉将基選手はベンチ入りしませんでした。

5月14日のニュース:ケランタンFAの混乱は続く、今回はブラジル人FWとの契約を解除

ケランタンFAはブラジル人FWとの契約を解除
当地のマレー語紙ハリアン・メトロのオンライン版によると、ケランタンFAのブラジル人FWフラヴィオ・ベック・ジュニオールが退団しました。なおフラヴィオ選手はインドネシア1部リーグのバヤンカラFCへ移籍します。
 ケランタンFAは2017年に就任したものの2ヶ月間で退任したウルグアイ人のテクニカルダイレクター、アルフレド・カルロス・ゴンザレズ氏へのおよそ23万リンギ(約600万円)とされる給料未払い問題により、FIFAからリーグ戦の勝点3剥奪の処分を今年の4月に受けています。
 またマレーシアフットボールリーグMFLが2部プレミアリーグに参加する各チームに年間助成金として100万リンギ(約2700万円)を提供しますが、ケランタンFAはシーズン前の選手登録書類提出の遅れから罰則として50%の減額処分を受けていました。しかしこれが今月初旬に10%の減額となったことで、その一部を使ってゴンザレズ氏への給与支払いが可能になったとしています。
 しかし、給与未払い問題を過去にも起こしていたため、ケランタンFAは今月2日から29日までの期間で開いているトランスファーウインドー期間中の新たな選手の獲得をマレーシアサッカー協会より禁止されています。
 このため、今シーズンはこれまでにチームトップの4得点を決めているフラヴィオ選手が退団後、その代わりの選手はマレーシア人、外国人を問わず獲得することはできないため、戦力ダウンは必至です。
 また現在所属する選手の社会保険料や年金などの支払い済みを証明する書類が今月22日までにMFLに提出されない場合、ケランタンFAは、さらに勝点3が剥奪されることになっています。
 ケランタンFAの会長の座を巡っては、現在のビビ・ラムジャニ会長に現在の混乱の責任を取って辞任を求める勢力と現会長との間の権力闘争とも取れる内紛が続いており、山積している問題が収集しなければ、ケランタンFAは1部スーパーリーグへの昇格どころか、2部プレミアリーグからの降格の恐れすらあります。

5月13日のニュース:AFF U18選手権の候補選手が発表、AFC U19とU16の予選組み分けが決定

AFF U18選手権の候補選手が発表
アセアンサッカー連盟AFF U18選手権に出場する代表の候補合宿参加の選手がマレーシアサッカー協会FAMのホームページで発表されています。
 大会は8月5日から18日までベトナムで開催されますが、今回の合宿は5月14日から24日までの11日間行われます。
 ボジャン・ホダック監督が選んだ候補選手の中には、昨年、クアラルンプールで開催されたアジアサッカー連盟AFC U16選手権で得点王の一人となったルクマン・ハキム・シャムスディンも含まれています。ルクマン選手は今年3月に福岡県で行われたサニックス杯国際ユースサッカー大会に参加したマレーシアU19代表のメンバーでもあり、そこでの活躍からJリーグのセレッソ大阪での練習参加という話も出ている選手です。
 *所属の一つAMDはAcademi Mokhtar Dahari(モクター・ダーリ・アカデミー)の略で、マレーシア政府のスポーツ青年省が2016年に8500万リンギ(約22億円)をかけて開設した、ユースアカデミーを中心としたサッカー総合トレーニング施設です。

氏名年齢所属
シク・イズハン・ナズレル・シク・アズマン17AMD
アリ・イムラン・スカリ17AMD
ルクマン・ハキム・シャムスディン17AMD
ムハマド・ライミ・シャムスル17AMD
ハリス・ハイカル・アダム・アフカル17AMD
ムハマド・フィルダウス・ラムリ17AMD
ムハマド・ウマル・ハキーム・スハル・レズアン17AMD
アイマン・ハイカル・アズマン17AMD
サラヴァナン・ティルムルガン18スランゴールFA
ムハマド・フィルダウス・アブドル・ラザク18スランゴールFA
ムハマド・イクマル・ラムラン18スランゴールFA
ムハマド・ワジフ・ナザライル18フェルダ・ユナイテッド
ムハマド・ヤジド・アズミ18フェルダ・ユナイテッド
ムハマド・アダム・マリック・ダニエル・アディ17フェルダ・ユナイテッド
フィルダウス・イルマン・モハマド・ファディル18PKNP FC
ムハマド・ムカイリ・アジマル・マハディ18PKNP FC
ムハマド・ハキミ・マット・イサ18PKNP FC
ムハマド・イルハム・シュクリ・ジャマルディン18JDT
チア・ルオハン18JDT
ムハマド・アズミ・アルアミン・カマルディン18クアラルンプールFA
ムハマド・イルファン・ファイズ・モハマド・サハルディン18クアラルンプールFA
アクマル・ハジム・イスマイル18ペラFA
サイルル・イクラム・シャフリ18ペラFA
ムハマド・アズマン・アズミ・ムラド18トレンガヌFA
ムハマド・ムスリフディン・アティック・マット・ザヒド18トレンガヌFA
ムハマド・シャフィ・アズワド・サパリ18マラッカFA
ムハマド・アイクマル・ロスラム18ヌグリ・スンビランFA
モハマド・アイマン・アフィフ・モハマド・アフィズル18クダFA
ムハマド・リエズマン・イルファン・ムスタファ18パハンFA
モハマド・ダニエル・イルファン・ナズリ18ペナンFA
ニック・ウマル・ニック・アジズ18PKNS FC
ギデオン・アポイ・ガナン18サラワクFA

AFC U19とU16の予選組み分けが決定
アジアサッカー連盟AFC主催のU19選手権の予選組み分けがFAMのFacebookで公開されています。
 今年の11月に行われる予選では、マレーシアはカンボジアを開催国とする予選グループGに入りました。試合日程は、11月2日対カンボジア戦、11月6日対ブルネイ戦、11月8日対北マリアナ諸島戦と続き、最終戦の11月10日が対タイ戦となっています。2020年10月(開催国は未定)に開催されるAFC U19選手権へは、各予選グループの1位に加え、2位となったチームのうち上位4チームが出場権を得ることができます。
  サニックスカップでの発言で解任の危機もあったボジャン・ホダックU19監督は、結局、このAFC U19選手権予選でもマレーシア代表の指揮をとるようです。最終戦までにどれだけ取りこぼしを少なくできるか、できれば全勝でタイと対戦したいところですが、どうなるでしょうか。

AFC U16選手権の予選組み分けも同時にFAMのFacebookで公開されています。
P・マニアム監督が率いるマレーシア代表は、今年9月に行われる予選では、ラオスで開催国となるグループJに入っています。
 試合日程は、9月18日対カンボジア戦、9月20日対ラオス戦と続き、最終戦は9月22日対日本戦となっています。2020年9月にヨルダンで開催されるAFC U16選手権へは、各予選グループの1位に加え、2位となったチームのうち上位4チームが出場権を得ることができます。
 こちらは正直、グループ首位での予選突破は難しそうなので、カンボジアとラオス相手にできるかで多くの得点を挙げて、2位のうちの上位4チームに与えられる出場権を目指すことが現実的な目標になるでしょう。

MFL第13節の結果まとめ(1)

5月11日(土)と5月12日(日)にはマレーシアフットボールリーグMFLの2部プレミアリーグの5試合のみが行われています。なお1部スーパーリーグの第13節は5月14日(火)と15日(水)に予定されています。

MFL2部プレミアリーグ

ペナンFA4-1ケランタンFA
得点者:ペナンFA-ジュリアン・ボタロ(5分)、カン・スンジョ(40分)、セルジオ・アグエロ2(47分、58分)、ケランタンFA-アミルル・シャフィク(79分)
 スランゴール・ユナイテッドから移籍したばかりのセルジオ・アグエロが挨拶代わりの2ゴールを挙げ、ペナンFAに第6節以来の勝ち星をもたらしています。ケランタンFAは第11節にホームでペナンFAに2−1で勝利していましたが、敵地で大敗となりました。

PDRM FC6-2サラワクFA
得点者:PDRM FC-シャフライン・アブ・サマー2(12分、41分PK)、リー・チャンフン(27分)、アンドレジーニョ(29分)、R・ゴピナタン2(73分、90分)、サラワクFA-フィルダウス・ファウジ(14分)、ザアルル・ニズワン(87分)
 前節第12節に、首位をいくJDT IIに初黒星をつけたPDRM FCが連勝して5位に浮上しています。一方のサラワクFAは最下位から抜け出せません。

UITM FC1-0UKM FC
得点者:UITM FC-アメル・アザハ(85分)
 UITM FCはUniversiti Teknologi Mara(マラ工科大学)、UKM FCはUniversiti Kebangsaan Malaysia(マレーシア国立大学)と共に大学を母体とするクラブであることから「ユニヴァーシティ・ダービー」と銘打たれた試合は、快進撃を続けるUITM FCがUKM FCを破り、リーグ2位に浮上しています。

ヌグリ・スンビランFA1-0トレンガヌFC II
得点者:イゴール・ルイス(31分)
 ヌグリ・スンビランFAの中武駿介選手、トレンガヌFC IIの鈴木ブルーノ選手ともスタメンでフル出場しています。

スランゴール・ユナイテッド2-2JDT II
得点者:スランゴール・ユナイテッド-ラスラム・カーン2(66分、80分)、JDT II-シャマ・クティ・アバ(22分)、ヌライザット・アジズ(69分OG)
 首位のJDT II相手に引き分けたスランゴール・ユナイテッドは2部プレミアリーグ残留に向けて貴重な勝点1を獲得しています。一方。前節第12節で今シーズン初黒星を記録したJDT IIは、この試合では今シーズン初の2失点を喫しています。

観戦記:5月12日MFL2部プレミアリーグ第12節スランゴール・ユナイテッド対JDT II@MBPJスタジアム

マレーシアフットボールリーグMFL第13節2部プレミアリーグのスランゴール・ユナイテッド対ジョホール・ダルル・タクジム(JDT)IIの試合をスランゴール州プタリン・ジャヤにあるMBPJスタジアムへ観戦に行きました。
 全人口の60%以上がイスラム教徒のマレーシアは、現在、ちょうどイスラム教の断食月中。スランゴール州で言えば、午前5時45分ごろのファジャルと呼ばれる日の出前のお祈りの時間から、午後7時20分ごろのマグリブと呼ばれる日没直後のお祈りの時間までが1日の内の断食期間です。
 通常ですとMFLの試合は午後9時開始ですが、マグリブの後にもイシャと呼ばれる就寝前のお祈りの時間(午後8時30分ごろ)があるため、断食月中は午後10時に試合が始まります。
 しかも今日の試合のホームチーム、スランゴール・ユナイテッドは本来、同じスランゴール州のスラヤン市営スタジアムを本拠地としていますが、ここはナイター照明がマレーシアサッカー協会FAMが求める基準に達していないため、通常は午後4時45分から開始ですが、断食月ではこの時間では試合ができないため、今回のホームゲームをこのMPBJスタジアムで行うことになりました。

MBPJスタジアムへは、今年既に2回、ここをホームにするプタリン・ジャヤ・シティFCの試合を観戦に来ていますが、さすがに日曜日の午後10時からの試合観戦は、翌日の仕事を考えると少々勇気が必要でした。
 今シーズン2部ブレミアリーグ初観戦となるMBPJスタジアムは、灯りが煌々とついています。しかし、駐車場はガラガラでした。

チケット売り場には手書きの料金表がありました。オープンスタンド(バックスタンド)は大人10リンギ(約260円)、子ども5リンギです。

スランゴール・ユナイテッドのホームゲームなので、名前が大きく印刷されています。Terbukaはマレーシア語でOpenの意味です。

スタジアム入り口前の出店も今日はこのトラック1台だけでした。揚げ物やソーセージなどと飲み物が売られています。今日は魚のすり身を揚げたマレーシアの伝統的なスナック、ケロポとミネラルウォーターを購入。合わせて5リンギ(約130円)なり。

試合開始20分ほど前に着いたのですが、バックスタンドにいたのは警備の警官2名だけ。私が観客第1号でした。その後、試合直前に一人、また一人とやってきて、総勢20名ほどになりました。

メインスタンドを見てみると、あちらも観客はまばらでした。後半開始前に発表された観客数は100数十名でした…。

MFLの旗と、Red Card Racism(人種差別へレッドカードを)と書かれた旗が入場。MFLでの人種差別については、どこかで一回書きたいと思っています。
 その後はお約束のスランゴール州歌、ジョホール州歌、国歌と演奏され、いよいよ試合開始が近づきます。

2部の試合だからなのか、二つあるスコアボードがいずれも使用されませんでした。寂しいなぁ。いつもならその近くでチャントで応援するBOYS OF STRAIT(JDTのサポーターグループ)もいませんでした。

いよいよ試合開始です。JDT IIは、JDTと同じユニフォーム、スランゴール・ユナイテッドはスランゴールFAと同じ黄色と赤の組み合わせのホームユニでした。
 試合は19分にスランゴール・ユナイテッドがPKを得ましたが、ラスラム・カーンのシュートはGKロザイミ・ラーマットの真正面で得点となりませんでした。その3分後にはマレーシアU23代表とフル代表でもプレーするシャマル・クティ・アバがゴールを決めJDT IIが先制しました。

前半はJDTがほぼ敵陣で攻め続けながら決定機がなく、結局、JDT IIが1点のリードで終了しました。

後半に入ると60分にラスラム・カーンがゴールを決めて試合は1−1の同点となりましたが、その6分後、JDT IIが途中出場のレバノン人FWモハマド・ガダーのゴールで再びリードします。
 走り続けるスランゴール・ユナイテッドも前線まではボールを運びますが、ブラジル出身のブルーノ・ソアレスとマレーシアU23代表のドミニク・タンがコントロールするJDT IIの守備陣にシュートを打たせてもらえない状況が続きました。
 このまま試合終了かと思われた88分に再びラスラム・カーンがフリーでヘディングシュートを決めて試合はまた同点となりました。

アディショナルタイムは5分ありましたが、結局、スコアは動かず、2-2で試合は終了しました。素人目線ですが、特に相手ボールを奪ってから攻撃に転じるスピードや、ボールに合わせて全員が動けているかどうかが1部の特に上位チームとは差があるように感じました。ちなみに試合終了は午後11時57分でした。

5月12日のニュース:FAカップ準々決勝結果まとめ、ワールドカップ予選会場が決定

マレーシア国内カップ戦の一つFAカップは準々決勝。1部スーパーリーグ所属の8チームが残ったここからは、一発勝負のノックアウト方式からホームアンドアウェイ方式となります。既に第1戦は4月30日と5月1日に行われており、第2戦が5月11日(金)と12日(土)にかけて行われ、準決勝進出チームが決定しました。

5月10日(金)
パハンFA5-2トレンガヌFC(第1戦1-2第2戦4-0)パハンFAが準決勝進出
得点者(第1戦):パハンFA-ゼ・ラヴ(58分)、トレンガヌFC-マリク・マット・アリフ(10分)、チェチェ・キプレ(27分)
得点者(第2戦):パハンFA-ファイサル・ハリム(7分)ディクソン・ヌワカエメ2(48分PK、63分)、モハマドゥ・スマレ(75分)
 リーグ2位のパハンFAがリーグ7位のトレンガヌFCを破って準決勝進出を決めました。第2戦は両チーム合わせてイエロー1枚という「クリーン」な試合でしたが、トレンガヌFCのイルファン・バクティ監督は、その「クリーン」さが結局、パハンFAにスペースを与えすぎた結果、今シーズン最悪のゲームになったとしています。
 一方、パハンFAのドラ・サレー監督は、体調不良のため第1戦に出場できなかったディクソン・ヌワカエメとサフワン・バハルディンの二人の外国人選手が戦列に復帰したことが大きかったとしています。この試合、パハンFAのGKヘルミ・エリザ・エリアスが前半でボールに触ったのはただ1度とパハンFAが怒涛の攻撃でトレンガヌFCを圧倒しました。
 リーグ2位のパハンFAは、休む間も無くリーグ戦が再開する火曜日には首位JDTと敵地ラーキンスタジアムで対戦します。前節は下位のプタリン・ジャヤ・シティFCにまさかの敗戦で勝点差が5となってしまっているので、優勝を目指すには直接対決でその差を詰める必要があります。

クダFA4-2PKNS FC(第1戦3-1第2戦1-1)クダFAが準決勝進出
得点者(第1戦):クダFA-フェルナンド・ロドリゲズ(14分)、ジョナサン・バウマン2(26分PK、45分)、PKNS FC-ガブリエル・ゲラ(64分)
得点者(第2戦):クダFA-ジョナサン・バウマン(17分)、PKNS FC-アズミル・ユソフ(32分、OG)
 第1戦の貯金が効いて、クダFAが準決勝へ進出しました。リーグ4位のクダFAは、休む間も無くリーグ戦が再開する火曜日には勝点差1で3位にいるスランゴールFAとの対戦が控えています。

5月11日(土)
フェルダ・ユナイテッド3-3クアラルンプール(KL)FA(第1戦3-3、第2戦0−0)フェルダ・ユナイテッドは準決勝進出
得点者(第1戦):フェルダ・ユナイテッド-アズミ・ラヒム2(23分、60分)、ジョシネイ・シャド(75分)、KLFA-インドラ・プトラ・マハユディン2(41分、54分)、パオロ・ジョスエ(80分)
得点者(第2戦):なし
 第1戦、第2戦とも引き分けでしたが、第1戦のKLFAのホームで3点を挙げたフェルダ・ユナイテッドがアウェイゴールのアドヴァンテージで準決勝進出を決めています。
 KLFAの苅部隆太郎選手、フェルダ・ユナイテッドの池田圭選手、渡邉将基選手は第1戦、第2戦とも全員スタメンでフル出場しています。

ペラTBG2-1PKNP FC(第1戦0-0、第2戦2−1)
得点者(第1戦):なし
得点者(第2戦):ペラTBG-ロナウド2(23分、88分)、PKNS FC-ジャンカルロ(72分)
 3日前に獲得したばかりの新戦力ロナウドが先制、逆転と2ゴールの活躍で、ペラTBGが準決勝進出を決めました。特に圧巻だったのは88分の2ゴール目。このままではアウェイゴールでPKNP FCが準決勝進出というところで決めたヘディングのゴールは見事でした。ペラTBGは新戦力とこの試合の勝利で、今後のリーグ戦でも俄然楽しみなチームになりました。
 ペラTBGは準決勝ではパハンFAと対戦します。

ワールドカップ予選会場が決定
マレーシアはFIFAワールドカップ2022年カタール大会の予選に1回戦から出場しますが、その相手となる東ティモールがホームの試合開催を自国外で行うことを希望していたことから、試合会場が決まらずにいましたが、結局、東ティモール戦はホーム、アウェイ共にクアラルンプールのブキ・ジャリル国立競技場で行われることがマレーシアサッカー協会FAMのホームページで告知されています。
 東ティモールの首都ディリにあるスタジアムが、アジアサッカー協会AFCの試合開催基準を満たしていないことが理由ですが、マレーシアにとってはホームだけでなくアウェイの試合も慣れ親しんだグラウンドで、多くの自国サポーターの前で行えることは大きな利点でしょう。ちなみに東チモールは、2018年のアセアンサッカー連盟AFF選手権スズキカップのグループマッチのうち、フィリピン戦も自国ではなく、クアラルンプールのKLフットボールスタジアムで開催しています。


5月11日のニュース:ペラTBG、PKNP FC、KLFAも新外国人選手を獲得、その他の移籍情報

ペラTBGが新外国人選手を獲得
昨シーズンはマレーシアフットボールリーグMFL1部のスーパーリーグで10勝6分6敗の2位で、マレーシアカップの優勝チームでもあるペラTBGは、今シーズンは第12節を終了して2勝7分3敗の8位に低迷していますが、このペラTBGが二人の新外国人選手を獲得したと当地の英字紙スターのオンライン版が伝えています。
 新入団となったのはいずれもブラジル出身のロナルド・エンリケ・シルヴァ(28)と「カレッカ」ことライアンダーソン・ダ・コスタ・モライス(23)の二人で、6ヶ月契約でそれぞれブラジルのECキンゼ・デ・ノヴェンブロとアトレチコ・アクレアーノから移籍しています。2014年には横浜FCでのプレー経験もあるロナルド選手は、ギルマール・ホセ・ダ・シルヴァと、カレッカはワンダー・ルイスに代わって登録されました。ギルマール選手は2017年からペラTBGでプレーしていますが、昨シーズンは11ゴールを決めていたものの、今シーズンは第12節までで4ゴールと不調が続いており、ペラTBGを運営するペラFAが契約解除に踏み切りました。また、ルイス選手はブラジルにいるお子さんが病気療養中ということで自ら契約解除を申し出たということです。
 これまでのメディアの報道では、ペラFAがオーストラリア出身のDFザック・アンダーソンも契約解除となるのではという噂もありましたが、こちらは特に新しいニュースはありません。

KLFAが新外国人FWを獲得
同じスターのオンライン版によると、MFLの最下位チーム、クアラルンプール(KL)FAもモンテネグロ出身のDFダルコ・マルコヴィッチをマラッカ・ユナイテッドから獲得しました。マルコヴィッチ選手は、インドネシア1部リーグアレマFCに移籍したシルヴァーノ・コンヴァリアス選手に代わって登録されます。
 第12節を終えた時点で30失点、しかもFAカップも含めた直近の3試合で11失点と守備が崩壊しているKLFAのチョン・イーファット監督代行は、彼がセンターバックに入ることで、守備陣が強化されるだけでなく、パオロ・ジョスエ、ザハフリ・ヤハヤらMFが積極的に攻撃に参加できるだろうと期待しています。なおマルコヴィッチ選手自身は今シーズンのMFL1部スーパーリーグでは8試合に出場し、DFながら2ゴール(そのうち1ゴールは対KLFA戦)を挙げています。なお、マルコヴィッチ選手は本日のFAカップ準々決勝フェルダ・ユナイテッド戦から出場の予定です。
 またチョン監督代行は別のメディア(原文はマレー語)では苅部隆太郎選手にも触れ、本来のポジションではないものの守備的MFの役割を十分にこなしているとし、この調子が続くのであれば、新たな外国人選手の獲得は不要だろうとしています。

PKNP FCはブラジル人DFを獲得
本日のFAカップ準々決勝で新外国人FWを獲得したペラTBGと対戦する、MFL1部スーパーリーグ10位のPKNP FCはブラジル出身のDFペドロ・ヴィクトルをブラジルのECノロエスチから獲得しています。契約期間は6ヶ月で、今シーズンの残り試合でのパフォーマンス次第では、契約延長もあり得るとしています。また、PKNP FCとペドロ選手との契約により、タジキスタン出身のDFシヨブシュ・アスロロフが退団しています。

その他の移籍情報(Goal.comより)
MFL1部スーパーリーグ
トレンガヌFC
新入団 モハマド・ナビル・アーマド・ラプティ(アルティメイトFC-MFL3部M3)
フェルダ・ユナイテッド
新入団 カイルル・アムリ(タンピネス・ローヴァーズ-シンガポール)

MFL2部プレミアリーグ
スランゴール・ユナイテッド
退団 セルジオ・アグエロ
ペナンFA
シュクル・サイディン(プルリスFA)
ワン・モハマド・シュクリ(マラッカ・ユナイテッド-期限付き移籍)
セルジオ・アグエロ(スランゴール・ユナイテッド)

5月8日のニュース:JDTは鹿島アントラーズを完封でACL初勝利!、PJシティFCが新たな外国人選手と契約

JDTは鹿島アントラーズを完封でACL初勝利!
今、試合が終わりました!アジアサッカー連盟AFCチャンピオンリーグACLで、ホームに昨年のACLチャンピオン鹿島アントラーズを迎えたジョホール・ダルル・タクジムJDTが、69分にシャフィク・アーマドが挙げた1点を守りきり、ACL初勝利を挙げています。
 通算成績は5試合を終えて1勝1分3敗の勝点4と最下位ですが、ACL初出場のJDTにとっては歴史的な勝利と言えます。試合会場は「ジョホールバルの歓喜」で知られる1997年11月16日に日本代表がイラン代表を破ってFIFAワールドカップ本戦初出場を決めたあのラーキンスタジアムで、今回は地元JDTにとっての「ジョホールバルの歓喜」となりました。ちなみに私はこの試合を現地で見ています。(ちょっと自慢です。)
 ただこの試合で悔いが残るのは、試合終盤に時間稼ぎでサファウイ・ラシドがイエローカードをもらってしまったこと。イエローカード積算の結果、グループリーグ突破の可能性が残る最終節のアウェイの慶南FCに出場できなくなってしまいました。個人的には現在、マレーシアでのベストプレイヤーと思っているサファウイ選手の出場停止はJDTには大きな痛手となります。

PJシティFCが新たな外国人選手と契約
マレーシアフットボールリーグMFLの1部スーパーリーグで9位に低迷するプタリン・ジャヤ(PJ)シティFCが、新たな外国人選手と契約したと、当地の英字紙スターのオンライン版が報じています。
 K・デヴァン監督自らが選んだと言う新外国人選手は東チモール出身のFWペドロ・エンリケ・コルテスとブラジル出身のFWワシントン・ブランダオの二人です。この他にシーズン当初はプルリスFA(今シーズン途中で2部プレミアリーグ除名処分)と契約していたDFナスリク・バハロムも5月2日から始まっているトランスファーウインドウ期間中に新たにPJシティFCと契約しています。
 ペドロ選手は、2018年にはタイリーグ2部のサムット・サーコンFCでプレーしましたが、2015年にはPKNS FCでのプレー経験もあり、その際には13試合で8ゴールを決めています。
 一方のワシントン選手は、昨シーズンはインドネシアリーグ1部のプルセラ・ラモンガンでプレーし、それ以前はブラジルのほか、デンマークでもプレー経験があります。
 またナスリク選手は2009年にはスランゴールFAでFAカップ優勝に貢献するなど経験豊富なDFです。
 ペドロ選手とワシントン選手は、5月4日に行われたMFL第12節のパハンFA戦に既に出場しており、リーグ2位のパハンFAに対して2−0の勝利に貢献しています。なおペドロ選手はゴールも決めています。
 今シーズン、スーパーリーグに昇格したPJシティFCは、第12節終了時点で3勝2分7敗で9位となっていますが、7敗のうち5敗は1点差負け、4敗は完封負けと得点力不足に悩まされており、ペドロ選手はDFジョシュア・グロムメン選手(フィリピン)と、ワシントン選手はFWペドロ・エンリケ・アルメイダ選手(ブラジル)に代わって登録されています。
 今回の選手獲得について、K・ディヴァン監督はジョシュア選手については攻撃陣を強化するために放出せざるを得なくなったとし、アルメイダ選手については、回復に時間がかかる足の怪我が理由で放出することになったとしています。