10月14日のニュース:来季のクラブライセンス交付の可否は今月下旬に決定、11月のFIFA国際マッチデー期間は代表戦なし、スタジアム観戦解禁後の入場者数の概要が発表、今季MリーグのYouTube視聴総数が7700万回越え

来季のクラブライセンス交付の可否は今月下旬に決定
 Mリーグを運営するMFLのスチュアート・リマリンガムCEOは今季2021年シーズンにプレーした1部スーパーリーグの12チームと2部プレミアムリーグの10チームが全てが、マレーシアサッカー協会FAMのクラブライセンス交付第一審機関FIBに対して来季2022年シーズンのクラブライセンスの最終申請を行なったことを明らかにしています。
 英字紙ニューストレイトタイムズによると 各クラブは今年9月の第一次申請期限までに必要書類をFIBに提出しており、今回はその見直しなどを経た最終申請の提出となっています。FIBは今回の申請内容を精査した上で今月下旬にクラブライセンス交付の可否を決定します。
 昨季終了後のクラブライセンス申請では1部スーパーリーグで恵龍太郎選手が所属していたフェルダ・ユナイテッドFCと2部プレミアリーグのUKM FCが、FAMが進める民営化の条件を満たすことができなかったためクラブライセンスの交付が受けられずMリーグから撤退した他、未払い給料の分割による支払い期限を守らなかったことにより1部スーパーリーグのマラッカ・ユナイテッドFCに対してFIBはリーグ戦での勝点3剥奪処分を下しています。
 第一次申請では新型コロナによるロックダウンが施行されたことで監査法人が休業し財務諸表の提出に問題があったクラブもあったことを明かしたスチュアートCEOは、全てのクラブが最終申請までには必要な書類を用意できたと話し、今後はFIBの最終判断を仰ぐことになるとしています。
 さらにスチュアートCEOは新型コロナの感染拡大予防のためMリーグ各クラブは外部との接触を断つために合宿形式での練習を強いられたことによる運営費用の増加に加え、無観客試合による入場料収入減やスポンサーの離脱による資金不足で経営状況が苦しいクラブが存在することを認めた上で、各クラブがクラブライセンスを交付されることを望む一方で、FIBが経営内容を問題視し、条件付きでのクラブライセンス交付となる可能性もあることを指摘しています。

11月のFIFA国際マッチデー期間は代表戦なし
 先日のヨルダン遠征ではヨルダンとウズベキスタンを相手に試合を行ったマレーシア代表ですが、次のFIFA国際マッチデー期間となる11月8日から16日にかけては代表戦を行われないとスポーツ専門サイトのスタジアムアストロが報じています。
 さらにスタジアムアストロの記事では、この期間中の11月9日と10日にはマレーシアカップのグループステージ最終節となる第6節が組まれており、大半の選手の契約が11月いっぱいとなっていることから日程の変更が難しいため、次の代表戦はこのマレーシアカップ決勝が行われる11月30日以降で、東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020年大会の前に行われる可能性があるとしています。
 当初予定されていた2020年から順延されたスズキカップ2020年大会は12月5日からシンガポールで集中開催されますが、マレーシアの初戦は12月6日のカンボジア戦となっています。
 マレーシア代表のモハマド・ユソフ・マハディ チームマネージャは、マレーシア政府が渡航者に求めている2週間の検疫隔離のために国外からチームを招くのは難しいとしながらも、スズキカップに向けて遅くとも12月3日までには試合を組みたいと話しています。
 またタン・チェンホー監督はスズキカップ前の練習試合を代表のホームでもある首都クアラルンプールのブキジャリル国立競技場で開催したいと話しています。なおマレーシア代表がこのブキジャリル国立競技場で最後に試合を行ったのは、2019年11月19日のFIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選のインドネシア戦で、この試合でマレーシアはインドネシアを2-0で下しています。
 スズキカップ前にホームで試合を開催してサポーターから応援を受けることは代表チームにとっても大きな力になると話すタン代表監督は、スズキカップに出場する東南アジアのチームとの対戦を希望しているとも話しています。

スタジアム観戦解禁後の入場許可数の概要が発表
 10月29日から再開されるマレーシアカップはおよそ5ヶ月ぶりにスタジアムでの観戦が可能になることが発表されていますが、マレーシアカップを主催するMFLは入場できる観戦者数の概要を公式サイトで発表しています。
 これによると各スタジアムでの観戦可能な入場者数は、新型コロナ対策を司る国家安全保障委員会NSC、マレーシア政府保健省、そして国内スポーツを統括する青年スポーツ省による標準作業手順SOPを基準として、国家復興計画NRPの段階に合わせて以下のように発表されています。
NRP第2段階の州(クダ、ペナン、ケランタン、ペラ、サバ):スタジアム定員の20%または5,000人
NRP第3段階の州(スランゴール、クアラルンプール、マラッカ、トレンガヌ、ジョホール、サラワク):スタジアム定員の30%または10,000人
NRP第4段階の州(ヌグリスンビラン、パハン): スタジアム定員の50%または20,000人
*州名はMリーグクラブが本拠地を持つ州のみ
 なおスタジアムでの観戦に際しては、18歳以上でワクチン接種が完了している者という条件がついており、スタジアム内での飲食禁止や試合中のマスク着用も義務付けられています。
 またMFLはMリーグクラブに対して事前の申請を行うことを前提に、10月29日以前に行われれるMリーグクラブ同士の練習試合についても観客を入れて行うことを許可するとしています。

今季MリーグのYouTube視聴総数が7700万回越え
 Mリーグを運営するMFLは公式サイト上で、今季2021年シーズンのMリーグ1部スーパーリーグの試合がYouTubeで視聴された回数が7796万5339回に達したと発表しています。
 この再生回数は9月30日時点で1部スーパーリーグ132試合が視聴された回数です。なおリーグが短縮され、試合数が半減した昨季2020年シーズンはスーパーリーグ66試合が1622万3282回視聴されています。
 今季のスーパーリーグはリーグスポンサーでインターネット接続事業者のUnifi(ユニファイ)によるYouTubeでの無料ストリーミング配信の他、UnifiによるIPTVのUnifi TV、そして地上波チャンネルのRTMなどで視聴可能ですが、ライブ観戦に限定すると今季の総視聴回数は3589万1793回となるということです。なお、Unifiによるスーパーリーグの無料ライブストリーミングは、無観客試合での開催が決定した第5節から始まり、スーパーリーグ終了後も、マレーシアカップグループステージ第2節まで続いています。
 YouTubeで視聴総数が多かったクラブは今季スーパーリーグ8連覇を達成したJDTで2260万959回、2位がクダ・ダルル・アマンFCの1590万1863回、3位がペナンFCの1321万1869回となっており、視聴回数もリーグでの順位がそのまま反映された形になっています。(記録はいずれも9月20日現在)
 またYouTubeでの視聴回数が多かった試合のトップ3は全てJDTの試合で、3月7日のスランゴールFC戦が最多の171万79回、4月24日のトレンガヌFC戦が168万4922回、5月8日のペナンFC戦が163万76回と続いています。

10月13日のニュース(2):ケガを理由にケランタンFC退団の選手がAリーグに移籍し抱負を語る、U22代表の主力2選手をクラブが招集拒否か

ケガを理由にケランタンFC退団の選手がAリーグに移籍し抱負を語る
 Mリーグ2部のケランタンFCは10月11日にクラブの公式Facebook上で今季加入したスペイン出身のMFマリオ・アルケスの退団を発表しました。Facebookでは「マリオ・アルケスはケガにより2021年10月をもって契約解除となった。さらに母国にいる父親が新型コロナに感染し、直ちに帰国せざるを得ない状況になっている。ケランタンFCはアルケス選手の速やかな回復を願うと同時に今後もクラブとアルケス選手が良好な関係を維持できることを願っている。」という文面が感謝を表す写真とともに投稿されました。
 10月9日のこのブログでも、アルケス選手はケガにより10月29日から再開するマレーシアカップへの出場も絶望という記事を取り上げました。しかし本日10月13日のオーストラリア1部リーグ、通称Aリーグの公式サイトではこのアルケス選手がAリーグのニューカッスルジェッツに加入することが発表されています。この記事の中でニューカッスルジェッツのアーサー・パパス監督はアルケス選手がセットプレーで存在感を発揮する選手であるとして、チームに合流するのを楽しみにしていると述べる一方で、アルケス選手自身も来月11月19日に開幕するAリーグに向けて「自分の目標は出場する試合で110%を出すことで、チームの上位進出にこう貢献したい」と述べています。
 この発言を聞く限り、ケランタンFC退団の理由は純粋にケガだけではなさそうですが、ともあれアルケス選手には新天地での活躍をお祈りします。
(写真左は退団したケランタンFCの、右は加入したニューカッスルジェッツの公式Facebookより)

U22代表の主力2選手をクラブが招集拒否か
 今月10月25日からモンゴルのウランバートルで開催されるAFC U23アジアカップ予選に向けて合宿中のU22代表は、10月20日のモンゴル出発を控えて合宿の最終段階に入り、昨日10月12日のヌグリスンビランFC戦では今季のMリーグ2部優勝チーム相手に1-2と惜敗したものの、ブラッド・マロニー監督は最後の調整が順調に進んでいると話しています。
 U22代表には、先日、ヨルダン遠征を行なったフル代表からFWルクマン・ハキム・シャムスディン(19・ベルギー1部KVコルトレイク)、DFクェンティン・チェン(21・ペナンFC)、MFムカイリ・アジマル(19・スランゴールFC)、FWハキミ・アブドラ(21・トレンガヌFC)の4名も隔離検疫後に合流する予定ですが、サッカー専門サイトのヴォケットFCはこのU22代表で主力となるべき2選手の所属クラブが代表招集を拒否していると報じています。
 その2選手とはDFハリス・ハイカル(19・スランゴールFC)とFWアリフ・アイマン(19・JDT)の両選手です。ハリス選手の所属するスランゴールFCはマレーシアカップのグループステージでここまで1勝1敗ですが、守備陣に不安を抱えるクラブはハリス選手の離脱による影響は大きいことから、今回の招集を拒否したとしています。また6月のW杯予選ではフル代表でもプレーしたアリフ選手の所属するJDTはここまで2勝ながら、やはりクラブは招集を拒否したとしています。
*****
 攻守の要とも言える両選手を欠くU22代表ですが、来年6月にウズベキスタンで開催される本戦へ出場できれば、ルクマン・ハキムとアリフ・アイマンの夢のツートップの活躍も期待できるので、飛車角落(失礼!)メンバーですが、予選J組ではライバルのタイを破ってなんとか本戦出場権を獲得してもらいたいです。
 今回話がややこしくなってしまっているのは、新型コロナの影響もあります。予選が開催される10月25日から30日までの期間はFIFAの国際マッチデー期間ではないため、Mリーグクラブによる招集拒否は問題にはなりません。その一方でこの期間中に国内で予定されているのはマレーシアカップのグループステージ第3節(10月29日から30日)のみで、一見するとU22代表に加わっても出場できないのは1試合のように思えますが、新型コロナの感染拡大を防ぐためマレーシア政府は全ての渡航者に14日間の検疫隔離を義務付けており、これによりモンゴルでの予選に出場すると11月9日と10日に予定されているグループステージ第6節までの残り4試合全てに出場できなくなってしまうことから、スランゴールFCはハリス選手の、JDTはアリフ選手のU22代表招集を拒否したと思われます。

10月13日のニュース:タン代表監督がヨルダン遠征を総括、タイ1部第7節-前節出場停止のエルドストールが復帰でチョンブリーFCの勝利に貢献、AFC U23アジアカップ予選出場のU23はヌグリスンビランに惜敗  

タン代表監督がヨルダン遠征を総括
 先日のヨルダン遠征ではヨルダンに0-4、ウズベキスタンには1-5と大敗したマレーシアですが、タン・チェンホー監督がマレーシアの通信社ブルナマを含めた国内メディアとのオンライン会見を行い今回の遠征を総括しています。
 タン監督はまず公称158cmの身長から「ミッキー」の愛称で知られるFWファイサル・ハリム(トレンガヌFC)を取り上げて、ヨルダン戦、ウズベキスタン戦ともそのスピードと相手を抜いていくドリブルが際立っていたとし、いわばギャンブル的な先発起用にファイサル選手が見事に応えてくれたと話しています。さらに今回の遠征に参加した2人の「国外組」の内の1人でFWルクマン・ハキム・シャムスディン(ベルギー1部KVコルトレイク)についてもボールコントロールの技術の高さで、先発したウズベキスタン戦では相手を翻弄していたと話しています。
 その一方で2試合で9失点を喫した守備陣については、不正確なパスやボールコントロールのミス、そして連携の悪さに加えて、相手攻撃陣に押し込まれたことで不用意なミスが身だっていたと指摘し、期待通りには機能しなかったことを認めています。特に初戦のヨルダン戦で4失点した後のウズベキスタン戦でもDFアイディル・ザフアン(JDT)とイルファン・ザカリア(KLシティFC)を起用したことを問われると、このコンビの経験不足を認めながらも、例え失点してでも試合で学ばなければならないことがあると述べて経験を積ませるための起用だったと話しています。
 「初戦のヨルダン戦では個々のミスが目立ったが、(最終戦の)ウズベキスタン戦ではその数は減っていた。しかしまだチームとして「組織で守る」と言ったことが不十分だった。攻撃面では、今回のような格上のチームと対戦する場合にはよりピンポイントなパスやより正確なボールコントロールができなければならいことが選手にはわかったと思う。今回の遠征に参加した選手たちにはこの経験を生かして、自身のレベルアップを図って欲しい。」と述べたタン監督ですが、今回の遠征メンバーの中から今年12月に開幕する東南アジアサッカー連盟選手権スズキカップ2020年大会や来年2月のAFC選手権アジアカップ3次予選に出場する代表のメンバーにも選ばれる者がいるかどうかを問われると、その名前は挙げなかったものの数名の選手は今後の合宿で鍛えたいと述べ、スズキカップ前に予定されている来月11月の練習試合でも起用したいと話しています。

タイ1部第7節-前節出場停止のエルドストールが復帰で勝利に貢献 
 2021/2022年シーズンのタイ1部リーグ第7節が10月9日と10日にかけて開催に開催され、マレーシア代表のDFジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・マデル・アマラン・マデルネル)が所属するチョンプリーFCが2連勝し4位を維持、一方、代表のヨルダン遠征でドミニク・タン不在のポリス・テロFCも2連勝で順位を12位から8位まで上げています。

タイ1部リーグ第7節
2021年10月10日@チョンブリースタジアム(バンコク)
チョンブリーFC 1-0 スパンブリーFC
 第5節のレッドカードで前節第6節は出場停止を受けていたDFジュニオール・エルドストールが復帰したチョンブリーFCが2連敗の後の2連勝で4位を維持しています。エルドストール選手は先発してフル出場しています。
 (試合のハイライト映像はチョンブリーFCの公式Youtubeチャンネルより)

2021年10月9日@BGスタジアム
BGパトゥム・ユナイテッド 0-3 ポリス・テロFC
 ポリス・テロFCが昨季王者のBGパトゥム・ユナイテッドにまさかの3得点で完封勝利。ドミニク・タン不在の間に今季初勝利からの2連勝ですが、まぁそれまでもタン選手は試合出場はありませんでしたが…。

タイ1部リーグ順位表(第7節終了)

順位チーム試合得失差勝点
1ブリーラム・ユナイテッド7511916
2チェンライ・ユナイテッド7421414
3バンコク・ユナイテッド6411413
4チョンブリーFC7322711
8ポリス・テロFC722318
順位は上位3チームとマレーシア人選手が所属するチョンブリーFC、ポリス・テロFCのみ表示しています。

AFC U23アジアカップ予選出場のU23はヌグリスンビランに惜敗
 今月10月25日からモンゴルのウランバートルで開催されるAFC U23アジアカップ予選に出場するマレーシアU23代表は現在、第2次合宿を行っていますが、昨日10月12日には練習試合初戦となるMリーグ2部プレミアリーグの今季チャンピオンのヌグリスンビランFCと練習試合を行い1-2で惜敗しています。
 現在はスランゴール州プタリンジャヤにあるマレーシアサッカー協会FAM本部の施設で合宿を行なっているU23代表はモンゴル出発前に3つのMリーグクラブとの練習試合を予定していますが、このヌグリスンビランFCがその初戦でした。
 この試合の様子を伝えたマレーシア語紙ハリアンメトロでによると、試合開始から何度もチャンスを掴みながらもヌグリスンビランFCのGKダミエン・リムの好守に阻まれていたU23代表は、今季プレミアリーグでマレーシア人としてはリーグ2位の8ゴールを挙げたアズハド・ハラズ・アルマン(FAM-MSNプロジェクト)が11分にゴールを挙げてこの試合に先制しました。その後もさらにチャンスを作りながら追加点を奪えなかったU23代表は後半開始早々の46分にヌグリスンビランFCのエース、アライン・アコノアコノが同点ゴール、さらに81分にはR・バラトクマルが逆転のゴールを決めてヌグリスンビランFCが勝利しています。
 U23代表は10月15日(金)にはMリーグ1部3位のペナンFC、そして10月18日(月)には2位のクダ・ダルル・アマンFCとの練習試合が予定されており、その後の10月20日(水)にモンゴルへ向けて出発する予定です。
 今回のAFC U23アジアカップ予選J組では、10月25日にラオス、28日にモンゴル、そして31日にはタイと対戦することになっています。

10月10日のニュース(2):女子代表11選手が国立大学へ推薦入学、表はAFCU23アジアカップ直前の国外合宿計画を断念、J3沼津のハディ・ファイヤッドは12月に復帰

女子代表11選手が国立大学へ推薦入学
 マレーシアサッカー協会FAMは女子代表選手11名が高等教育省から国立大学への推薦入学を認められたことを報じています。
 FAMのハミディン・アミン会長、S・シヴァンダラム副会長、スラヤ・ヤアコブ女子サッカー委員長らも出席してFAM本部で開かれた式典では、高等教育省のノライニ・アフマド大臣から11名の選手に推薦入学認定書が手渡されました。
 今回、推薦入学が決まった11名の内、先月のAFC女子アジアカップ2022年大会予選にも出場したGKヌルル・アズリン・マズラン(21、スランゴール)、MFエヴァ・オリヴィアニ・アンティナス(20、サバ)、MFワイティ・タミン(18、サバ)、DFヌルファティン・ロザニ(18、ケランタン)、FWヘンリエッタ・ジャスティン(19、サバ)ら9名はマレーシア国立防衛大学UPNMに、MFヌラリア・ナタシャ・ズルケフリ(18、ジョホール)と他1名がマラ工科大学UITMに進学します。
 スラヤFAM女子サッカー委員長は今回の高等教育省との協力関係により、サッカーを通じた高等教育への道が開かれるとして、子どもたちがサッカーをすることに対してより多くの保護者が理解を示すようになることを期待していると話しています。
 

U23代表はAFCU23アジアカップ直前の国外合宿計画を断念
 今月10月25日から31日までモンゴルのウランバートルで開催されるアジアサッカー連盟AFC U23アジアカップ予選に向けてマレーシアU23代表25名は第2次合宿に入っています。しかしこの予選直前に企画されていたアラブ首長国連邦での合宿と練習試合が、新型コロナウィルスの検疫隔離などを理由に実現が不可能となったと、英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。
 オーストラリア出身のブラッド・マロニー監督率いるU23代表は今年6月には国内での合宿と練習試合を予定していましたが、新型コロナの感染拡大のためマレーシア全土がロックダウンとなったことからこちらも中止になっていました。
 国外合宿の実現が不可能となったU23代表は、予選まで国内で合宿を続け、Mリーグ1部のクダ・ダルル・アマンFCやペナンFCなどとの練習試合を行うということです。
 なおこのU23代表には、現在ヨルダン遠征中のフル代表からムカイリ・アジマル(スランゴールFC)、ハキミ・アブドラ(トレンガヌFC)、クェンティン・チェン(ペナンFC)、ルクマン・ハキム・シャムスディン(ベルギー1部KVコルトレイク)から4名が帰国後に合流することも発表されており、合計29名からモンゴル出発前に最終メンバーとなる23名が決定されるということです。

J3沼津のハディ・ファイヤッドは12月に復帰
 J2ファジアーノ岡山からJ3アスルクラロ沼津に期限付きで移籍してるU23代表のハディ・ファイヤドは今年3月の練習中に右膝前十字靭帯を断裂し、その後は手術を経てリハビリを行ってきましたが、12月にはJ3での試合出場が期待されていると、マレーシア語紙のブリタハリアンが報じています。
 ハディ選手を支援するヤクルト・マレーシア社の濱田浩志社長によれば、ハディ選手の回復は順調でリハビリも予定通りに進んでおり、現在は既にフィットネスレベルを上げるトレーニングやボールを使った練習も行っているということです。
 J3沼津の今季最終戦第30節は12月5日にいわてグルージャ盛岡戦が予定されています。
 ハディ選手の状況はマレーシアデフスポーツ協会とヤクルト・マレーシア社との間で交わされた基本合意書MOUの調印式に出席した濱田社長が記者会見で明らかにしたもので、この式典ではヤクルト・マレーシア社からマレーシアデフスポーツ協会へ支援金など6万リンギ(およそ161万円)が贈られた他、ヤクルト・マレーシア社がスポンサーとなっているMリーグ2部プレミアリーグケランタン・ユナイテッドFCから元日本代表の本山雅志選手もこの式典に出席し、マレーシアデフスポーツ協会に対して1万リンギの寄付を行なっています。

10月10日のニュース(1):2試合連続の大量失点でウズベキスタンに敗れたマレーシアは2連敗でヨルダン遠征終了

2試合連続の大量失点でウズベキスタンに敗れたマレーシアは2連敗でヨルダン遠征終了
 マレーシア代表のヨルダン遠征の最終戦となるウズベキスタン戦が10月9日に行われ、FIFAランキング84位のウズベキスタンと対した同154位のマレーシアは1−5で敗れています。
 今回の遠征の初戦となった10月6日のヨルダン戦ではFIFAランキング93位の相手になすすべもなく0-4と完敗したマレーシアは、ヨルダン戦で採用したの4-3-3のシステムから、この試合では4-2-3-1に変更し、GKは2019年3月以来の代表戦となったカイルル・ファーミ(マラッカ・ユナイテッドFC)、DF陣は右からリザル・ガザリ(クダ・ダルル・アマンFC)、イルファン・ザカリア(KLシティFC)、アイディル・ザフアン(JDT)、そしてヨルダン戦で先発したアリフ・ファルハン(クダ・ダルル・アマンFC)に代えてアリフ・ファジラー(トレンガヌFC)の4バック、MFアクラム・マヒナンとMFケニー・パッラジのKLシティFCコンビをボランチ、トップ下にはボドロル・バクティアル(クダ・ダルル・アマンFC)、左右ウイングには21歳のハキミ・アブドラと23歳のファイザル・ハリムのトレンガヌFCコンビ、そしてワントップに代表戦初先発となる19歳のルクマン・ハキム・シャムスディンを配して臨みました。
 セリエAのASローマでプレーするFWエルドル・ショムロドフを筆頭にFWシャフバーズ・エルキノフ(ベラルーシ1部FC BATEボリソフ)、MFオタベク・シュクロフ(アラブ首長国連邦1部シャールジャFC )、MFジャロリディン・マシャリポフ(サウジアラビア1部アル・ナスルSC)ら国外組を揃えてベストメンバーのウズベキスタンに対し、試合開始直後は相手ゴールを狙う姿勢を見せていたマレーシアですが、試合が落ち着くと共に徐々に自陣へ押し込まれて守勢に回ります。そこから時折カウンターを見せるもパスの精度が低く前線までボールは渡らない苦しい展開の中、17分にウズベキスタンはMFファルーフ・サイフィエフ(FCパフタコール・タシュケント)のクロスにFWドストンベク・ハムダモフ(アル・ナスルSC-アラブ首長国連邦1部リーグ)が合わせて先制し、さらに29分には再びドストンベク・ハムダモフ、そして33分にはフセイン・ノルチェイエフ(ナサフ・カルシFC)が立て続けに決めた3ゴールで着々とリードを広げていきます。一方のマレーシアはタン監督が機能しないハキミ・アブドラに代えてシャフィク・アフマッドを投入するなど積極的にカードを切り、前半終了間際には右SBのリザル・ガザリからパスを受けたファイザル・ハリムがシュートのこぼれ球を、ゴール前に詰めていたバドロル・バクティアルが押し込んで、マレーシアが今回の遠征初ゴールで1点を返して1-3で前半を終了します。
 後半に入っても自陣でのプレーが続くマレーシアは守備の時間が長くなる中、ウズベキスタンがさらに2点を追加して結局1-5と初戦に続く4点差でマレーシアは大敗しています。
 この試合で今回の遠征を終えたマレーシア代表は明日10月10日にヨルダンを発って帰国の途に着きます。(以下の試合のハイライト映像はアストロ・アリーナより)

国際親善試合
2021年10月9日@アンマン国際スタジアム(ヨルダン)
マレーシア 1-5 ウズベキスタン
得点者:マレーシア-ボドロル・バクティアル(45+1分)、ウズベキスタン-ドストンベク・ハムダモフ2(17分、29分)、フセイン・ノルチェイエフ(33分)、イブラヒムカハイル・ユルダシェフ(68分)、アジズべク・アマノフ(88分)

10月9日のニュース:サラワク州の2クラブはマレーシアカップの本拠地開催を希望、ケランタンFCの外国籍選手2名が今季絶望、ケランタンFCのラギニ監督は手術のため一時帰国中

サラワク州の2クラブはマレーシアカップの本拠地開催を希望
 マレーシア代表のヨルダン遠征により、国内カップ戦のマレーシアカップのグループステージは現在、中断中で10月29日から始まる第3節で再開されますが、サラワク州を本拠地とするMリーグ2部プレミアリーグの2クラブ、サラワク・ユナイテッドFCとクチンシティFCは、この第3節からホームゲームをサラワク州で開催する希望を持っていると東マレーシアのサッカー専門サイト、サラワククロックスが報じています。
 サラワク州内での新規感染者がなかなか減らなかったことや、州府政府が州外からの渡航者全員に求めた検疫隔離措置などにより、クチンシティFCはジョホール州パシルグダンのMBPGスタジアムを、サラワク・ユナイテッドFCは当初はマラッカ州のハンジェバスタジアム、そして現在はクアラルンプールのKLフットボールスタジアムを暫定本拠地として試合を行っています。
 クチンシティFCのイスワンディ・アリ・ハサンCEOはサラワク州内の新型コロナの感染状況が改善することを前提としながらも、クチンでのホームゲーム開催を望んでいると話しています。
 またサラワク・ユナイテッドFCを運営するサラワク州サッカー協会のポジャ・マジャイス会長も、チームがグループステージを突破してベスト8に進出することがあれば、ホームアンドアウェイ方式で行われる準々決勝以降の試合はホームのサラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)で開催したいと話しています。
 なおマレーシアカップ第2節を終えて、クチンシティFCは0勝1分1敗でB組4位、1部スーパーリーグのペナンFCとスリ・パハンFCを連続撃破したサラワク・ユナイテッドFCは2勝0分0敗でA組首位となっています。

ケランタンFCの外国籍選手2名が今季絶望
 マレーシア代表のヨルダン遠征により現在は中断中のマレーシアカップですが、グループステージ組で現在0勝1分1敗のケランタンFCは、残り4試合を外国籍選手2名で戦わなければならないとマレーシア語紙ブリタハリアンが報じています。
 ケランタンFCのリーザル・ザムベリ アシスタントコーチはグループステージの残り4試合はギリシャ出身のDFクリストス・インツィディスとインドネシア出身のFWナタナエル・シリンゴリンゴの両外国籍選手のみが出場可能で、英国出身のFWジャック・ヒンドルとスペイン出身のMFマリオ・アルケスはケガのため今季絶望であると話し、その上で、この両選手の離脱をマレーシア人選手は出場機会が増えるチャンスだと捉えて、選手らの奮起に期待したいと話しています。
 実際にFWヌルシャミル・アブドル・ガニは今季のMリーグ2部プレミアリーグではマレーシア人選手としては最多の9ゴールを挙げている他、MFサイド・ソブリ・サイド・モハマド、MFズルファーミ・アブドル・ハディといった選手たちもより多くの出場機会を得ており、レザル アシスタントコーチはマレーシアカップのグループステージ突破を諦めてはいないと話しています。

ケランタンFCのラギニ監督は手術のため一時帰国中
 上の記事も含め、ケランタンFCのメディア対応はいつの間にかマルコ・ラギニ監督ではなくこのレザル アシスタントコーチが行なっており、ラギニ監督は公式発表のないまま退団となったのかと思っていましたが、サッカー専門サイトのラ・ボラ・マレーシアも同様の疑問を持っていたようで、ラギニ監督についての記事を掲載しています。
 アジアではFCウランバートル(モンゴル)の監督なども務めたイタリア出身のラギニ監督は今季からケランタンFCの監督に就任したものの、2部プレミアリーグの8月7日のサラワク・ユナイテッドFC戦の敗戦で後半戦3連敗となり、その後の試合はリーザル・ザムベリ アシスタントコーチが指揮をとるようになったことから、クラブからの公式発表はないものの、ラギニ監督が解任、あるいは「休養」となったのではとサポーターの間では話題になっていました。
 そこでこのラ・ボラ・マレーシアはラギニ監督に直撃取材を敢行したようですが、その真相はラギニ監督は現在もケランタンFCの監督であり、現在は椎間板ヘルニアの手術を受けて母国イタリアで療養中ということのようです。
 「手術後は移動の問題もあり現在もイタリアに滞在中である。ノリザム・トゥキマン会長は有難いことにイタリアでの手術と療養を許可してくれている。あと1ヶ月ほどで移動も可能になるので、そうなれば直ちにマレーシアに戻りたい。」とラ・ボラ・マレーシアの取材に答えたラギニ監督は、マレーシアカップグループステージが再開する10月29日からの第3節には間に合わないが、11月の半ばまでには戻れるだろうと話しています。
 マルコ監督が帰国するまでのケランタンFCは5勝3分6敗、またマルコ監督を引き継いだリーザル・ザムベリ アシスタントコーチのもとではリーグ戦は3勝3敗、マレーシアカップでは1分1敗という成績です。

10月7日のニュース:国際親善試合-マレーシアはヨルダンに0-4で完敗、タイ1部第6節-代表選手所属クラブの直接対決は両選手ベンチ入りせず

国際親善試合-マレーシアはヨルダンに0-4で完敗
 マレーシア代表にとっては6月のFIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選以来の代表戦となる国際親善試合が10月6日に行われ、マレーシア代表はヨルダン代表に0-4で敗れています。
 ヨルダンの首都アンマンのキング・アブドラ2世スタジアムで現地時間午後6時(マレーシア時間午後11時)キックオフとなったこの試合では、代表初招集のアリフ・ファルハン(クダ・ダルル・アマンFC)を左サイドバック、いずれも代表復帰組ののバドロル・バクティアル(クダ・ダルル・アマンFC)とアクラム・マヒナン(KLシティFC)を中盤に配した以外は、6月のW杯予選のメンバーが先発しました。
 試合開始から自陣でのプレーが続いたマレーシアは、34分に初先発のDFアリフ・アルファンのクリアミスをヨルダンのエサン・ハッドがゴール前へパス、これをDFイルファン・ザカリア(KLシティFC)がポジショニングミスでクリアできず、走り込んできたアリー・アルワンが蹴り込んでヨルダンが先制します。さらに42分にはGKカイルルアズハン(スランゴールFC)とDFアイディル・ザフアン(JDT)がコミュニケーションが取れず交錯して溢れたボールをオダイ・アル・サイフィがゴールしヨルダンが2-0とリードを広げます。後半に入っても、47分にはDFイルファン・ザカリアのヘディングがクリアミスとなり3点目、その2分後の49分には前掛り気味になったDFラインの間をムーサ・スレイマンに美しいパスを通され4点目といずれもアリー・アルワンにゴールを決められマレーシアがヨルダンに敗れています。
 途中にはFWファイザル・ハリム(トレンガヌFC)がドリブルで切り込む場面などはあったものの、前線でFWギリェルメ・デ・パウラが孤立する時間も多く、またそのデ・パウラにボールが渡ってもシュートまではつながらず、攻守共に完敗でした。
*****
 W杯予選で酷評されたデ・パウラ選手とリーグ戦ではほとんど試合出場のなかったシャフィク・アフマドをいずれもFWとして敢えて先発させたタン・チェンホー代表監督ですが、この試合では残念ながら機能しませんでした。先発メンバーを見た段階の素人考えでは、デ・パウラをターゲットにロングボールを使い、そのこぼれ球に運動量を生かしてシャフィク・アフマドとファイザル・ハリムが寄せてシュートにつなげるという単純明快なサッカーをするための布陣かと思いましたが、ロングボールはほとんどなく、しかも中盤でのパスの精度が低かったことからデ・パウラが孤立する形になってしまったのは戦術と戦略が一致していないように見えました。(試合のダイジェスト映像はアストロアリーナのYouTubeチャンネルより)

国際親善試合
2021年10月6日@キング・アブドラ2世スタジアム(アンマン、ヨルダン)
ヨルダン 4-0 マレーシア
得点者:ヨルダン-アリー・アルワン3(34分、47分、49分)、オダイ・アル・サイフィ(42分)
 

タイ1部第6節-代表選手所属クラブの直接対決は両選手ベンチ入りせず 
 2021/2022年シーズンのタイ1部リーグ第6節が10月5日から7日にかけて開催に開催され、マレーシア代表のDFジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・マデル・アマラン・マデルネル)が所属するチョンプリーFCとDFドミニク・タンが所属するポリス・テロFCが直接対決しましたが…。

タイ1部リーグ第6節
2021年10月1日@ブンヤジンダースタジアム(バンコク)
ポリス・テロFC 2-0 チョンブリーFC
 試合は前半の2ゴールで先制したポリス・テロFCがそのまま逃げ切り、待望の今季初勝利をきろくしています。一方、前節に開幕からの無敗記録が4でストップしたチョンブリーFCは2連敗となりました。
 当初は代表DFコンビのドミニク・タン(ポリス・テロFC)とジュニオール・エルドストール(チョンブリーFC)の対戦とマレーシアサッカー的には注目のカードでしたが、マレーシア代表のヨルダン遠征に招集されたタン選手は不在、またなぜかヨルダン遠征に招集されなかったエルドストール選手は前節のチェンライ・ユナイテッド戦で一発退場となっており、この試合は出場停止処分を受けており、結局、両選手不在でした。
 (試合のハイライト映像はチョンブリーFCの公式Youtubeチャンネルより)

タイ1部リーグ順位表(第6節終了)

順位チーム試合得失差勝点
1ブリーラム・ユナイテッド6411713
2チェンライ・ユナイテッド6321311
3バンコク・ユナイテッド5311210
4チョンブリー622268
12ポリス・テロFC6123-25
順位は上位3チームとマレーシア人選手が所属するチョンブリーFC、ポリス・テロFCのみ表示しています。

10月6日のニュース:KLシティFCがイランのセパハンFCと提携、今季途中加入のシェーン・ローリーがJDTとの契約を2年延長、クラスニキがインディアンスーパーリーグのオディシャFCに合流

 マレーシア代表のヨルダン合宿に招集されながらケガを理由にこれを辞退する一方で、所属クラブの試合に出場したディオン・コールズについて、代表サポーターからは非難の声が上がりましたが、タン・チェンホー代表監督はコールズ選手の体調不良は事実であると述べ、コールズ選手自身もソーシャルメディア上で理解を求めています。タン代表監督は選手が所属するクラブと緊密に連絡を取っており、コールズ選手の体調が代表招集には不十分だと理解していると述べていますが、それならなぜ一旦は招集しながら辞退させる、という手間のかかる方法をとったのかと素人的に考えてしまいます。辞退前提の形式的な招集などせずに、最初から「イカ釣り」事件のシャールル・ニザムを招集しておけば、そもそも「事件」は起こらず、シャールル選手も今頃はヨルダンにいたはずです。

KLシティFCがイランのセパハンFCと提携
 Mリーグ1部のKLシティFCは公式Facebookでペルシャンガルフプロリーグ(イラン1部リーグ)の フーラッド・モバラケ・セパハンFC(セパハンFC)との提携に関する基本合意書MOUに調印したことを報じています。
 オンラインで行われたMOU調印には、イランのアリ・アシュガル・モハマディ駐マレーシア大使、セパハンFCのモハマッド・レザ・サケット会長、KLシティFCを運営するクアラルンプール・ユナイテッドFC社のカリド・アブドル・サマド理事長、スタンリー・バーナードCEO、そしてKLシティFCのボジャン・ホダック監督らが出席しています。
 KLシティFCのスタンリーCEOによれば今回のMOU調印はMリーグクラブとイランのクラブとの間では初ということで、今後は練習試合の開催や選手の交流などが検討されているということです。
 国内リーグ優勝5回、優勝チームはAFCチャンピオンズリーグに出場する国内カップ戦のハズフィーカップ優勝4回、2007年のAFCチャンピオンズカップ準優勝といった実績を持つセパハンFCは、同様の協力関係をロシア1部プレミアリーグのFCゼニト・サンクトペテルブルクとも今年初旬に締結しています。(写真はKLシティFCの公式Facebookより)

3人、立っている人の画像のようです

今季途中加入のシェーン・ローリーがJDTとの契約を2年延長
 Mリーグ1部で8連覇を果たしたJDTは今季途中に加入したオーストラリア出身のDFシェーン・ローリーとの契約を延長したことをクラブ公式Facebookで発表しています。
 この契約延長を報じたマレーシアの通信社ブルナマは、今季途中のトランスファーウィンドウ期間に加入した際に6ヶ月の契約を結んでいたローリー選手の契約が2023年まで延長されたと報じています。
 今季出場したAFCチャンピオンズリーグACLでJDTは、昨年のACL水原三星ブルーウィングス戦でゴール挙げてチームの勝利に貢献したFWのゴンザロ・カブレラを登録メンバーから外してまで、このローリー選手を登録していました。
 31歳のローリー選手はリーズ・ユナイテッド、シェフィード・ユナイテッド、ミルウォール、レイトン・オリエントなど英国2部のクラブや、オーストラリア1部Aリーグのパース・グローリーなどでのプレー経験があります。

クラスニキがインディアンスーパーリーグのオディシャFCに合流
 Mリーグ1部からインディアンスーパーリーグISLのオディシャFCに期限付き移籍したリリドン・クラスニキが来月のリーグ開幕を前にチームに合流したとマレーシア語紙のハリアンメトロが報じています。
 モハマドゥ・スマレ、ギリェルメ・デ・パウラ(いずれもJDT)に続くマレーシア人の血を引かない帰化選手でもあるクラスニキ選手は、今年11月から来年3月までの続くISLの今季2021/2022年シーズンいっぱいの期限付き移籍で、買い取りオプションも付けられているということです。
 MリーグのクダFA(現クダ・ダルル・アマンFC)やマラッカ・ユナイテッドFCで通算5年以上プレーしたことで帰化選手としてマレーシア代表でもプレーする資格を得たクラスニキ選手は今年6月のFIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選でもプレーしています。
 29歳のクラスニキ選手がプレーするオディシャFCは昨季は11チームで構成されるISLでは最下位11位でした。
 クラスニキ選手は今年2月から8月まではオーストラリア1部Aリーグのニューカッスル・ジェッツに期限付き移籍し、全て途中出場で9試合に出場しています。

10月5日のニュース:「イカ釣り」事件に新展開!代替召集される可能性を知っていたらそれを逃すようなことはしない-シャールル・ニザム、シャールル・ニザムは自身が代替召集選手候補であることを通達されていたはず-タン代表監督、シャールル・ニザムが代替召集される原因となったディオン・クールズがクラブの試合に出場

代替召集される可能性を知っていたらそれを逃すようなことはしない-シャールル・ニザム
 9月23日に発表されたヨルダン合宿と練習試合2試合に出場するマレーシア代表24名からケガ人が出たことにより代替召集されたシャールル・ニザム(トレンガヌFC)は10月1日の代表集合日に姿を見せず、その結果、ヨルダン合宿へ参加しませんでした。その時点では集合日に現れなかった理由やその背景も不明で、代表サポーターの間で様々な憶測を呼びましたが、昨日のこのコラムで取り上げたように、マレーシア代表のTM(チームマネージャー)で、マレーシアサッカー協会FAMの会長代理でもあるモハマド・ユソフ・マハディ氏がシャールル選手はイカ釣りで海に出ており、連絡が取れなかったと説明し、その真相が明らかになりました。
 しかしその後、様々な事実が明らかになり、その責任問題が複雑化しています。まず当のシャールル選手が自身の名が代替召集選手候補リストに載っていたことを知らされていなかったと説明していることをマレーシア語紙ウトゥサンマレーシアが報じています。
 「9月29日の試合(マレーシアカップのスランゴールFC戦)後にチーム(トレンガヌFC)から5日間のオフを与えられ、特に予定もなかったのでケランタン州にある実家に戻った。実家は漁師をしているので、実家に戻れば自分も親を手伝って海に出ることもある。今回も漁に出たが、漁から戻ると自分が代表チームから召集を受けていたことを知らされて驚いた。」
 「しかも知らされた時には既に代表チームはヨルダンへ出発した後だった。代表チームに召集されたにも関わらず、集合日にチームに合流しなかったことは本当に申し訳ないと思っている。自分が召集されていたことを知った時は悲しみや失望などが入り混じり、さらにはやましい気持ちでいっぱいになった。『代表チームに敬意を示していない』『真剣にサッカーに取り組んでいない』といった誹謗中傷を受けたが、どんな選手でも代表チームでプレーすることが夢であり、もし自分が代替召集される可能性があることを知っていたら、自らその機会を逃すようなことはしない。」と述べて、自身がケガ人が出た場合の代替召集候補となっていたことを知らなかったとしています。
*****
 もしシャールル選手が真実を述べているとすれば、9月29日の試合後の段階ではシャールル選手も所属するトレンガヌFCもケガ人が出た場合には代替召集されるされることを知らなかったということになります。言い換えれば9月23日の代表メンバー発表の際には、この代替召集候補選手リストができていなかったということになりますが、次の記事を読むと、この前提が覆ってしまいます。


シャールル・ニザムは自身が代替召集選手候補であることを通達されていたはず-タン代表監督
 スポーツ専門サイトのスタジアムアストロは、シャールル・ニザムはケガ人が出た場合の代替召集選手候補であること、そしてそれに備えて待機しているべきであることを事前に通告されていたとタン・チェンホー監督が話していると報じています。
 15時間のフライトを経て合宿地であるヨルダンの首都アンマンに到着しているマレーシア代表は現在、検疫隔離期間中ということですが、スタジアムアストロの取材に答えたタン代表監督は「ヨルダン遠征のメンバーを発表した9月23日以前に、我々はシャールル選手に連絡を取り、代替召集選手候補であることを伝えているので、彼がそれを知らなかったはずはない。」と述べています。なおこの記事の中でタン代表監督は”I”ではなく”we”という表現を使っているので、タン代表監督がシャールル選手に直接、連絡を入れたわけではなさそうですが、それでも代表チームはシャールル選手が代替召集選手候補であることを通達していたことは事実のようです。
 なおタン代表監督は今回の召集はシャールル選手にとっても良い機会であったと述べる一方で、今後のプレーぶりを見ながら再び招集するかどうかを検討したいと述べています。
*****
 自身が召集される可能性があることを知らなかったと主張するシャールル選手と、既にその可能性を告知済みと述べたタン代表監督のどちらが本当のことを述べているのか、あるいは二人とも本当のことを述べていて、どこかでそれが正しく伝わらなかったのか。その真相は現在は不明ですが、最終的に誰も傷つかないようにする(=誰も責任を取らない)マレーシア的決着で真相追及が行われない可能性もあります。

シャールル・ニザムが代替召集される原因となったディオン・クールズがクラブの試合に出場
 9月23日に発表されたヨルダン遠征メンバー24名からケガによる辞退者が出たことで上の記事で取り上げたシャールル・ニザムが代替召集されましたが、そのケガによる辞退者の1人がデンマーク1部FCミィテッランに所属するDFディオン・クールズです。このクールズ選手の代表辞退とシャールル・ニザム選手の代替召集は9月30日にマレーシアサッカー協会FAMの公式Facebookで発表されていますが、現地時間の10月1日にポルトガルのブラガにあるエスタディオ・ムニシパル・デ・ブラガで行われた欧州サッカー連盟UEFAヨーロッパリーグのFCミッティラン対SCブラガで、このクールズ選手がベンチ入りしていたことが判明し、マレーシア代表サポーターの間に波紋を広げました。
 さらにその2日後の10月3日にはダンマーク1部第11節のFCミィテッラン対オーフスFGでもクールズ選手は再びベンチ入りし、しかも79分には交代出場までしたことから、一旦は代表に招集されながら辞退した理由はFAMが発表したケガではなく、何か他の理由があるのではないかという疑惑が持ち上がりました。この件を取り上げたサッカー専門サイトのラ・ボラは、このヨルダン遠征がFIFA国際マッチデー期間にも関わらずクラブがコールズ選手の招集に否定的だった、ヨルダン遠征から帰国後の検疫期間の長さをクラブが嫌った、そして今年12月の東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップがFIFA国際マッチデー期間外でクラブは選手の召集を拒否できることから、スズキカップでプレーできる選手だけを召集することにしたなどの理由を挙げていますが、実際の理由は何であれクールズ選手の辞退の理由を「ケガによるもの」とFAMが発表したことには疑問が残るとラ・ボラの記事は締めくくっています。
*****
 ここまでくるともう何が事実で何が嘘なのかはわからなくなりますが、それは置いておくとしても、クールズ選手がいない現在の代表に関して、個人的にはやはりタイ1部のチョンブリーFCでプレーするジュニオール・エルドストールが今回のヨルダン遠征メンバーに入らなかったことが疑問です。同じタイ1部でプレーするドミニク・タンは今季1度も試合に出場したいない一方で、エルドストール選手は全試合に先発フル出場しています。185cmのクールズ選手を欠く代表DF陣にとって身長が190cm近いエルドストール選手は有用ですし、昨季からタイリーグでプレーしていることでタイ代表のFW陣の特徴は把握できているはず。その一方でタン代表監督となってからは今年6月のW杯予選が初の召集で、代表召集自体も7年ぶりとなったエルドストール選手は今回の遠征と練習試合を通じてチームメートとの連携を強化するために呼ぶべきだった気がしてなりません。

10月4日のニュース:イカ釣りに出ていて船を逃したシャルル・ニザム、ケランタンFCはインドネシア出身ウィングと契約延長か

イカ釣りに出ていて船を逃したシャルル・ニザム
 FIFAの国際マッチデー期間に合わせてヨルダンでの合宿と練習試合を行うマレーシア代表は10月1日にマレーシアサッカー協会FAM本部に集合し、翌2日にヨルダンに向けて出発しましたが、今回の代表召集メンバーのムハマド・シャールル・ニザム・ロス・ハスニ(トレンガヌFC)が10月1日の集合日に何の連絡もなく姿を見せなかったことから様々な憶測が飛び交っていました。
 これについてマレーシア代表のモハマド・ユソフ・マハディ のチームマネージャーTMがその真相をマレーシアの通信社ブルナマに明かしています。
 今回の合宿参加メンバーは先月9月23日にFAMから発表になりましたが、その後、DFディオン・クールズ(デンマーク1部FCミッティラン)とDFシャーミ・サファリ(スランゴールFC)がいずれもケガのため代表合宿参加を辞退し、この2人に代わって招集されたのがいずれもDFのアリフ・ファルハン(クダ・ダルル・アマンFC)とシャールル・ニザムの両選手でした。アリフ選手は他の選手同様、10月1日にFAM本部に集合しましたが、招集メンバー20名の内、シャールル選手だけが集合部に姿を見せなかったことをFAMは公式Facebook上でその理由を説明せずに告知したため、シャールル選手が代表招集を拒否したのでは、といったものから彼女が国外に出ることを許さなかったといった荒唐無稽な理由まで様々な噂がソーシャルネットワーク上で飛び交っていました。
 FAMの会長代理でもあるモハマド・ユソフTMによればその真相というのは、シャールル選手はイカ釣りで海に出ていたため連絡がつかなかった、ということのようです。シャールル選手が所属するトレンガヌFCのズルファディル・ロジTMから直接、電話連絡を受けて状況が判明したようですが、その電話を受け取った時間も代表がヨルダンに出発する12時間前だったいうことで、10月1日の集合日の時点ではそういった状況すらFAMは把握できていなかったことになります。自身が対表チームのTMとなってから代表招集に応じなかった選手に出会ったことがないとモハマド・ユソフTMは話し、10月1日の午後にイカ釣りから戻ったシャールル選手は自身が代替招集されている話を聞いて驚いたと説明しています。
 さらにモハマド・ユソフ代表TMは、今回のシャールル選手の代替招集がヨルダン合宿出発直前だったことから自身が招集される可能性を考えなかった可能性もあるとして、FAM事務局に対してその詳細を調査するよう命じてことを明かしています。またトレンガヌFCのズルファディルTMはシャールル選手に対する処分が行われないよう求めているということです。
*****
 これを報じた記事がシャールル選手のイカ釣りに関連させて”miss the boat”(「船に乗り遅れる」転じて「機会を逃す」という意味)という見出し付きで取り上げていましたが、笑い話で済む話ではないでしょう。シャールル選手の代替招集がFAMのFacebookで告知されたのが9月30日の14時50分で、トレンガヌFCは9月29日にマレーシアカップグループステージのスランゴール戦を戦い、シャールル選手もこの試合に先発してフル出場しています。つまりこの9月29日の試合後の段階では当初招集されたクールズ、シャーミ両選手の代表辞退も発表されおらず、シャールル選手への代替招集も伝えられていなかったということになります。
 ここで気になるのは、FAMあるいは代表チームが代替招集される可能性がある選手を事前に選考し、それが該当選手に伝わっていたのか、ということです。シャールル選手自身が代替招集の対象であることを事前に伝えていた上で連絡が取れないようなイカ釣りに出ていたのであれば、シャールル選手への処分は必至でしょうが、ケガによる事態が相次いだといった理由でシャールル選手の代替招集が9月30日に決まったのであれば、マハディ・ユソフTMを含めた代表チームの運営に関する失態となります。
 本人との連絡が取れていないにも関わらずFAMがFacebookでシャールル選手の代替招集を発表した事実から、シャールル選手はケガ人が出た場合に代替招集される可能性について知らされていた可能性の方が高そうですが、そうであれば多くのファンが指摘しているように「代表に招集されるということの重み」を23歳のシャールル選手は理解できていなかったことになります。

ケランタンFCはインドネシア出身ウィングと契約延長か
 Mリーグ2部のケランタンFCに今季から加入したインドネシア出身のウィング、ナタナエル・シリンゴリンゴはプレミアリーグの試合で3ゴールを、またマレーシアカップグループステージではサバFC戦で1ゴールを決めていますが、クラブオーナーのノリザム・トゥキマン氏は自身のFacebook上でナタナエル選手の活躍に満足し、22歳のナタナエル選手を獲得した自分の目に狂いはなかったの述べています。
 ナタナエル選手のリーグ戦3ゴールはケランタンFCではヌルシャミル・アブドル・ガニの9ゴールに続くチーム2位のゴール数です。
 ノリザム オーナーはチームに勝点1をもたらした前述のサバFC戦での同点ゴール、そして先月9月に同じケランタン州コタバルのスルタン・モハマド4世スタジアムを共有するケランタン・ユナイテッドFCと「ケランタンダービー」での一戦で挙げた2ゴールを挙げ、来季の契約延長について言及しています。
 このナタナエル選手について取り上げたサッカー専門サイトのヴォケットFCは、このナタナエル選手について元韓国代表監督で現在はインドネシア代表の監督を務めるシン・テヨン監督に代表でのプレー機会を与えるべきだというインドネシアサポーターの声を紹介しています。