10月29日のニュース:クダ・ダルルアマンFCのスポンサー候補が州FAに対して疑念、FAMはスマレとパハン州FA間の争議を静観する構え、Mリーグ新規加盟クラブはフェルダUの選手を獲得すべき

本日10月29日はイスラム教の開祖ムハンマドの誕生日でマレーシア国民の祝日です。

クダ・ダルルアマンFCのスポンサー候補が州FAに対して疑念
 マレーシアサッカー 協会FAMの指導により来季からMリーグ各クラブが民営化される中、クダ州民生活協同組合KAKBは、クダ州サッカー協会(クダ州FA)の手を離れて民営化されるクダFA(民営化後はクダ・ダルルアマンFC、KDA FC)のスポンサー候補に名乗りをあげていました。
 しかし一時は辞職願を提出しながら結局、それを撤回したクダ州FAのムハマド・サヌシ・ムハマド・ノー会長の一連の行動により、KAKBはスポンサーとなるかどうを再検討し始めたとスポーツ専門サイトのスタジアムアストロが報じています。
 このブログでも既報の通り、クダ州首相でもあるムハマド・サヌシクダ州FA会長は、ダルルアマンFCの株式はMBI社が80%、クダ州FAが20%を購入し、MBI社分についてはコンソーシアムを形成して外部から共同参画スポンサーを招き入れることを発表しています。なお、MBI社はクダ州政府が全面出資する州政府系企業です。
 KAKBは来季のKDA FCの運営会社であるダルルアマンFC社の株式51%取得に向けて、1500万リンギ(およそ3億7500万円)を用意し、来季のスポンサーとなることを目指していました。今回のクダ州FA会長の発言についてKAKBのアドバイザーを務めるシャイズワン・カマルザマン氏は以下のように述べています。
 「MBI社のトップはクダ州首相で、そのクダ州首相はクダ州FAの会長である。FAMが求めているクラブの民営化とは本来、州の公金を財源とする州FAからクラブ運営会社へ経営権が譲渡されることを指すが、これでは州FAから州政府系企業への経営権の移行に過ぎない。」と批判しています。
 「これでは『民営化』が実際に行われているようには思えず、従って経営権がクラブ運営会社に完全に移行することは期待できない。」と話しています。
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 クダ州FAで起こっていることは、既得権を手放したくない政治家と、自力では運営資金を集められないため政治家の口利きが必要な連盟の出来レースのように見えます。今季は選手への給料未払い問題を起こしたクダ州FAは、新たに2年契約を結んだアイディル監督が現存選手の大半が来季も残ると話していることから、来季も今季と変わらない運営費用がかかることが予想されます。もし外部から十分なスポンサーを確保できなければ、また選手に負担を強いることになるのでしょうか。

FAMはスマレとパハン州FA間の争議を静観する構え
 昨日のこのブログでは、パハン州サッカー協会(パハン州FA)が契約違反を理由にムハマドゥ・スマレに対して2年間のあらゆるサッカー活動を禁じる懲戒処分を発表したことを取り上げましたが、これについてマレーシアサッカー協会FAMは静観するつもりのようです。
  マレーシア語紙ブリタハリアン電子版によれば、FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は、両者の争議は既にFIFAの審査対象となっていることから、FAMとしてはこの件についてはコメントを出す予定はなく、FIFAの判断を仰ぐつもりであると話しています。
 スマレ選手はFAMの紛争解決委員会ではなく、FIFAの紛争解決室に直接、この問題を持ち込んだこともパハン州FAによる処分の理由の一つとされています。なお、給料未払いなどの問題について、マレーシア人選手はFAMの紛争解決委員会へ、外国籍選手は直接、FIFAの紛争解決室へ申し立てることができますが、ガンビア出身ながらマレーシア国籍を取得しているスマレ選手はFAMの紛争解決室に申し立てを行うべきにも関わらず、そうしなかったことが処分理由となっています。
 この他、スチュアート事務局長は、パハン州FAからスマレ選手に対する処分内容については正式な通知を受け取っていると話しています。

Mリーグ新規加盟クラブはフェルダUの選手を獲得すべき
 Mリーグ撤退を表明したMリーグ1部のフェルダ・ユナイテッドFC。その旧運営会社社員が設立したファイターズ社は、来季Mリーグ参入を目指すクラブの運営会社ですがフェルダ・ユナイテッドFCのモハマド・ニザム・ジャミル監督はこのファイターズ社に対して、フェルダ・ユナイテッドFCの選手を採用するように働きかけているということです。
 マレーシア語紙シナルハリアン電子版はニザム監督の話として、新規加盟クラブがMリーグでプレー経験のある選手を獲得したいのであれば、フェルダ・ユナイテッドFCの選手を獲得するのが最善の方法だとしています。
 「新規加盟クラブがフェルダ・ユナイテッドFCの選手を獲得する予定があるかどうかは承知していないが、もしそのクラブをゼロから作り上げようとしているのならば、強いチームを作ることは非常に困難だろう。しかし、もしフェルダ・ユナイテッドFCの選手を核にし、足りない部分を補強するのであれば、チーム作りの困難さは軽減される。ただし、新規加盟クラブの経営陣やオーナーが、すべての選手を自らで集めてくるつもりなのであれば、自分にできることはない。」とニザム監督は述べています。
 また、ニザム監督は、フェルダ・ユナイテッドのFC選手も監督、コーチもファイターズ社からはこれまでは何の接触もないことも明かしています。

The Fighters’ representative who is also the former Secretary General of Felda United, Afizal Abu Othman in the Sinar Harian report yesterday also could not give confirmation on the fate of Felda United players whether they will be absorbed in the new team later.”Of course we are disappointed after knowing that Felda United will not play again next season. However, after a month we can accept it and there are players who are already thinking about future plans.”For myself, I am not angry because this is football. This kind of thing is normal and it is the right of management if they do not want to play in league competition again. We have to accept it, ”he explained.We’d like to notify you about the latest updatesYou can unsubscribe from notifications anytimePowered by iZooto