速報-協会とリーグが明日午前に緊急会合開催
マレーシアサッカー協会FAMは、明日3月13日(金)午前11時よりマレーシアフットボールリーグMFLとの会合を開催することを公式ツイッターで発表しています。
これを受けてJDTが今週末3月14日(土)MFL第4節フェルダ・ユナイテッド戦のチケット販売を一時取り止めており、明日の会合の内容次第では、今週末のMFL第4節とその後の日程が延期あるいは変更になる可能性があります。
(下はチケット販売を一時取り止めを伝えるJDTのFacebookポスト)
サファウィ・ラシドが2戦連続でベンチを外れ憶測を呼ぶもケガによるものと判明
2018年、2019年と2年連続で国内リーグMVPを受賞しているジョホール・ダルル・タジムJDTのエース、サファウィ・ラシドは、マレーシアフットボールリーグMFLの第2節、第3節と続けてベンチ外でした。
今季最初の試合となったAFCチャンピオンズリーグACLの水原三星戦、そしてリーグ開幕戦のクダFA戦とも精彩を欠いていたことに加え、JDTのオーナーであるジョホール州皇太子のトゥンク・イスマイル殿下からも、彼女から結婚を迫られていることが試合に集中できていない理由であると指摘され、このままでチームに居場所がなくなると言われていたサファウィ選手でしたが、そんなこともあり、2戦連続の欠場理由について様々な憶測が飛び交っていました。
これについて、第3節のPDRM FC戦後の記者会見でJDTのベンヤミン・モラ監督は、サファウィ選手の欠場はケガによるものであると明かしたことをサッカー専門サイトのヴォケットFCが報じています。
なおモラ監督は、サファウィ選手のケガが回復するまでにどのくらいかかるのかは不明であるとしています。
スランゴール監督はテロ組織と関連づけられ法的措置を検討
先日、ソーシャルメディア上で自分自身とクラブの選手に対する人種差別発言がなされていることを公表したスランゴールFCのサティアナタン・バスカラン監督は、その後も自身をテロリストグループのLTTE(タミル・イーラム解放のトラ)と関連づける内容がソーシャルメディア上に投稿されたとして、法的措置を検討していることをスポーツ専門サイトのスタジアムアストロが報じています。
自身はソーシャルメディアを使わないというサティアナタン監督は、かつてスランゴールFCでプレー経験のある元選手によりソーシャルメディアで自分を中傷する投稿が行なわれていることを知らされ、現在は弁護士と相談中であると話しています。
LTTEとは、シンハラ人が大多数を占めるスリランカで武力闘争を行なっていた少数派タミル人のテロ組織で、現在も西側諸国の大半はテロ組織として認定し、マレーシアもこのLTTEをテロ組織として認定しています。また、インド系マレーシア人のサティアナタン監督はタミル系インド人の血を引いています。
このような投稿を放置しておけば(マレーシア国内で少数民族の)中華系やインド系マレーシア人がスポーツをやることを躊躇(ちゅうちょ)するようになることを危惧していると話すサティアナタン監督は、弁護士だけでなく警察にも相談しているとも述べています。