Mリーグ1部スーパーリーグ
2022年シーズン第2節、第6節、第7節、第8節の延期試合結果とハイライト映像

今季は開幕時のコロナ禍による試合延期に始まり、JDTが出場するAFCチャンピオンズリーグやU23代表が出場した東南アジア競技大会やAFC U23アジアカップ、またKLシティとクダが出場するAFCカップとの日程調整で日程が変則となり、第11節に差し掛かったMリーグ1部スーパーリーグは、サラワク・ユナイテッドが11試合全てを終えている一方で、トレンガヌはまだ6試合しか消化していません。
 7月26日から始まる第13節からは12チームの足並みが揃う予定ですが、それまでのおよそ1ヶ月間はマレーシアFAカップと第12節までの未消化試合を解消する期間となり、変則日程での試合が続きますが、今週は第2節、第6節、第7節の未消化試合が開催されています。

2022年6月28日(火)@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)JDT 4-0 PJシティ
⚽️JDT:ベルグソン・ダ・シルヴァ2(23分、65分)、フェルナンド・フォレスティエリ2(26分、85分)
🟨JDT(0)
🟨PJシティ(1):D・クガン
MOM:ベルグソン・ダ・シルヴァ(JDT)
 この試合は第7節の未消化試合です。
 先週のスランゴール戦で5-1と圧勝したJDTがこの試合でも得点王争いの首位を走るベルグソン・ダ・シルヴァの2ゴールなどで圧勝し、今季の無敗記録を9に伸ばしています。2ゴールを挙げていたベルグソン・ダ・シルヴァがGKと1対1となった85分にはハットトリックのチャンスがありながら、敢えてフリーのフェルナンド・フォレスティエリにパスを出したところにJDTの強さを改めて見た気がした試合でした。
 AFC選手権アジアカップ最終予選で滑り込みで本戦出場を獲得したマレーシア代表メンバーがこの試合では先発に5名、さらにベンチも5名が控えるJDTは、いわばA代表を外国籍選手で補強した国内最強クラブ。そのJDTは今季2度目のトランスファーウィンドウでは、昨季はKLシティでプレーしながら、シーズン終了後には新型コロナワクチン接種を拒否して退団、出身地の英国に帰国していたDFダニエル・ティン、そしてスペイン生まれで各年代代表でもプレー経験があるもの、祖母がインドネシア出身であることからインドネシア代表としてプレーすることを決めたジョルディ・アマト(ベルギー1部KASオイペンから加入)を獲得するなどえげつない補強を行っています。
 一方のPJシティはGKカラムラー・アル=ハフィズが好セーブを見せ、一方的に攻められながらも4失点で済んで良かった、という印象でした。

2022年6月28日(火)@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリン・ジャヤ)
スランゴール 1-1 サバ
⚽️スランゴール:カイオン(3分)
⚽️サバ:サディル・ラムダニ(56分)
🟨スランゴール(4):ユーリ、シャルル・ナジーム、ヤザン・アル=アラブ、カイオン
🟨サバ(2):ゲイリー・スティーヴン・ロバット、バドロル・バクティアル
MOM:ブレンダン・ガン(ペナン)
 この試合も第7節の未消化試合です。
 先週の試合でJDTに1-5と完敗したスランゴールのミヒャエル・ファイヒテンバイナー監督は、代表GKのカイルルアズハン・カリドに代えてサミュエル・サマーヴィル今季初先発させています。昨季オフにペナンから移籍したサマーヴィルにとってはこれがスランゴールでの初出場となっています。
 ここまで3連勝中のサバに対し、スランゴールは開始3分にサバDF陣のミスからその裏に抜け出たカイオンが今季11得点目(8試合)となるゴールを決めて先制します。その後も攻撃の手を緩めいないスランゴールはブレンダン・ガン、ユーリ、ムカイリ・アジマルと次々にシュートを放つものの得点には至らず、前半は1-0で終了します。
 防戦一方だったサバは57分に同点に追いつきます。AFC選手権アジアカップ最終予選でインドネシア代表に招集された後、チーム合流が遅れたことで非難されていたサディル・ラムダニがドリブルでスランゴールDF3名をかわして見事なゴールを決めて、試合は振り出しに戻りました。
 その後もスランゴール優勢で試合は進んだものの、結局、両チームとも無得点で試合は引き分けに終わっています。
 スランゴールにとって朗報は、この日はキャプテンマークを巻いたブレンダン・ガンがJDT戦に続き、中3日の強行日程にもかかわらず2試合連続でフル出場できたことではないでしょうか。昨季後半から精巣腫瘍の治療で練習もままならなかったガン選手が完全に復調したことで、ここからスランゴールの巻き返しに期待したいところです。
 一方、この試合が今季初の引き分けとなったサバは、2度目のトランスファーウィンドウでFWネト・ペソアに代えて獲得したFWジョゼ・エンバロ(29歳、ポルトガル出身、アルメニア1部アラシュケルトFCから加入)がこの試合でMリーグデビューを果たしています。リーグ優勝はもちろん、来季のAFC大会出場権獲得のためにも、まだ2試合を残しているJDTや、開幕戦で敗れているヌグリスンビランといった上位チームとの対戦に向けて、戦力補強に怠りなし、といったところでしょうか。
 サバの加賀山泰毅選手は先発して、フル出場しています。

2022年6月28日(火)@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴン・バダ)
トレンガヌ 0-0 ヌグリスンビラン
🟨トレンガヌ(1):パペ・ディアキテ
🟨ヌグリスンビラン(2):マテウス・アウヴェス、ハリズ・カマルディン
MOM:ファイサル・ハリム(トレンガヌ)
 この試合は第2節の未消化試合です。
 この試合前の順位が7位のトレンガヌは、この前の試合では最下位のペナンに今季初勝利を献上し、チームの連勝も3で止まっています。ここまでリーグ戦は6試合しか消化しておらず、試合数が少ないとはいえ、上位進出のためにはここから勝点を積み上げていきたいところです。
 一方のヌグリスンビランは、今季が1部スーパーリーグ昇格初年度ながら前半戦は好スタートを切り、直近の5試合を見てもスコアレスドロー2試合を含めて2勝2分1敗、得点5失点2、敗れたのは10分と異常に長い疑惑のロスタイムに失点して0-1と敗れたJDT戦のみです。
 そんな両チームの対戦は、予定通り9時キックオフとなったものの、直後の豪雨で70分間中断。再開後もボールが走らない劣悪なピッチで行われました。前半は両チームともゴール前で苦しみ、無得点で折り返し、後半はトレンガヌが優勢ではあったものの、代表でもプレーするヌグリスンビランGKシハン・ハズミの好守もあり、やはり無得点で終了しています。

2022年7月2日(土)@ハン・ジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ 1-1 JDT
⚽️マラッカ:ジャスティン・バース(39分)
⚽️JDT:レアンドロ・ヴァレスケス(27分)
🟨マラッカ(3):ソニー・ノルデ、ブライアン・シー、ワン・アミルル・アフィク
🟨JDT(2):レアンドロ・ヴァレスケル、マシュー・デイヴィーズ
MOM:ソニー・ノルデ(マラッカ・ユナイテッド)
 この試合は第6節の未消化試合です。
 16分にエースのベルグソン・ダ・シルヴァが足首を痛めて退場したJDTが、下位のマラッカ・ユナイテッドと引き分けで連勝が2でストップしています。

2022年7月5日(火)@ハン・ジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ 2-0 スランゴール
⚽️マラッカ:イフェダヨ・オルセグン2(39分、57分)
🟨マラッカ(2):ファディル・イドリス、ワン・アミルル・アフィク
🟨スランゴール(2):ファズリ・マズラン、リッチモンド・テタ
MOM:ブライアン・シー(マラッカ・ユナイテッド)
 この試合は第8節の未消化試合です。
 昨季はスランゴールに在籍し26ゴール(22試合)を挙げてリーグ得点王を獲得したイフェダヨ・オルセグンは、今季開幕前にマラッカに移籍しましたが、この試合までは2ゴール(9試合)と期待通りの働きができていませんでした、そのオルセグン選手が古巣相手に2ゴールを挙げ、マラッカの勝利に貢献しています。

2022年シーズン スーパーリーグ順位表(第11節一部終了時)

チーム勝点
1JDT87102442022
2NSE11551147720
3SAB9612168819
4KDA94231317-414
5KLC104151618-213
6SEL83322115612
7TRE731387110
8SWU113171126-1510
9PJC92341218-69
10MEL8224811-38
11SRP92261218-68
12PEN101451218-67
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド

2022年シーズン スーパーリーグ 得点ランキング(第11節一部終了時)

ゴール数選手名所属
113ベルグソン・ダ・シルヴァJDT
210カイオンSEL
37ロナルド・ンガKDA
7フェルナンド・フォレスティエリ
55エラルド・グロンNSE
5ダレン・ロックPJC
5マヌエル・イダルゴSRP
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド

7月16日のニュース
アセアンU19選手権-マレーシアはラオスを破り2大会ぶり2度目の優勝
スーパーリーグとプレミアリーグの合併案が再び浮上

アセアンU19選手権-マレーシアはラオスを破り2大会ぶり2度目の優勝

東南アジアサッカー連盟AFFU19選手権の決勝が行われ、4大会連続で決勝に進出したマレーシアが、決勝初出場を果たしたラオスを2-0で破り、2大会ぶり2度目の優勝を決めています。

同組だったグループステージでは0-1と敗れたラオスを相手に、14分にはアリフ・イズワン(スランゴール2)のゴール前へのフリーキックに、ラオスDF陣のマークが外れたファイズ・アメル(スランゴール2)があわせて先制ゴール!このゴールで先制したマレーシアは、76分にはアリフ・ファルハン(スランゴール2)のクロスに走り込んだアリフ・イズワンが合わせて2点目のゴール。その後のラオスの反撃を振り切って、この年代の東南アジア覇者となっています。

AFF U19選手権 決勝
2022年7月15日@パトリオットカンドラバガスタジアム(西ジャワ州ブカシ)
マレーシア 2-0 ラオス
⚽️マレーシア:ファイズ・アメル(14分)、アリフ・イズワン(76分)

また、まさかの組み合わせとなった3位決定戦は、ベトナムがPK戦を制して3位、敗れたタイは4位となっています。

AFF U19選手権 3位決定戦
2022年7月15日@パトリオットカンドラバガスタジアム(西ジャワ州ブカシ)
ベトナム 1-1 タイ(PK戦ベトナム5-3タイ)
⚽️ベトナム:Nguyen Quoc Viet(53分)
⚽️タイ:Sittha Boonlha(42分)

スーパーリーグとプレミアリーグの合併案が再び浮上

これまで何度か噂に登っていたMリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグの合併案が再び俎上に載せられていると、英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。

今季途中からソーシャルメディアなどで取り上げられることがあったこの案は、スーパーリーグとプレミアリーグを合併して18チームで1リーグとし、入れ替え戦は下部リーグの再編成が行われる2年間は行わないという案で、さらに現在の2部プレミアリーグはU23チームがプレーするリザーブリーグ(セカンドチームリーグ)とする案も同様に検討されているということです。

また新リーグでプレーする各クラブには、U23、U20、U18の各チームを持つことが義務付けられるほか、外国籍選手枠も現行の5名(3+アジア1+アセアン1)から1名増えて6名とすることも予定されているということです。

ニューストレイトタイムズはこの新リーグが実現すれば、国内クラブの弱体化、さらには国内サッカーが停滞状態に陥る懸念があると述べていますが、その根拠となるのが、多くのクラブの経営基盤の弱さと資金不足です。

同じ記事の中でニューストレイトタイムズは、新リーグがトップチーム、U23、U20、U18と4つのチームの保持を義務付けていることから、その予算が確保できないことにより、スーパーリーグとプレミアリーグからそれぞれ1チームが今季限りで撤退することが濃厚とも報じています。

今季もプレミアリーグのペラが給料未払いを理由に勝点9の剥奪処分を受けていますが、その他にも給料未払い問題を起こすクラブが毎年、複数存在します。そういった厳しい予算で運営されるチームは上記のように4チーム保持が義務付けられる一方で、下部リーグへの降格の心配がなくなれば、勝点剥奪処分も気にならないので、再び給料未払いを繰り返す可能性があります。

また外国籍選手枠の見直しも予定されており、現行の5名(3名+アジア枠1名+アセアン枠1名)から1名増えて6名となるようですが、これによりマレーシア人選手の出場機会がさらに減る一方で、資金不足に苦しむクラブにとっては効果はないものの、JDTのような金満クラブにとってはますます有利になりそうな変更です。

*****

AFCの指導を受けて民営化を進めてきたMリーグ各クラブですが、従来の資金源だった州政府などからの公的支援が減額あるいは打ち切られことで、資金繰りに苦しむクラブは少なくありません。そんな中で、運営能力がないクラブを淘汰するのではなく、新リーグ設立という方法で苦しむクラブを支援するMFLの方針は吉と出るか凶と出るかは、しばらく見守る必要がありそうです。

7月14日のニュース
アセアンU19選手権-宿敵ベトナムを破り4大会連続で決勝進出
アセアンベスト4の壁を破れなかったマロニーU23代表監督は契約解除
アセアン女子選手権-最終戦のオーストラリア戦にも敗れた女子代表は今大会は未勝利のまま終了

アセアンU19選手権-宿敵ベトナムを破り4大会連続で決勝進出

東南アジアサッカー連盟AFF U19選手権の準決勝が行われ、グループステージB組2位のマレーシアは、A組1位のベトナムと対戦し、3-0で快勝し、4大会連続となる決勝進出を果たしています。

相手ミスから26分にアダム・ファルハン(JDT II)のゴールで先制したマレーシアは、後半もハキミ・アジム(KLシティ)がペナルティエリアに持ち込み、ゴール前のハイカル・ハキーミ(スランゴール2)にパス、これをハイカル選手が押し込んで2点目を挙げると、終了間際の87分には途中出場の17歳、ハイカル・ダニシュ(モクタル・ダハリアカデミーU17)がベトナムGKをかわして駄目押しとなる3点を決めて快勝しています。

*****

A代表はFIFAワールドカップアジア2次予選やAFF選手権スズキカップで、U23代表は東南アジア競技大会通称シーゲームズやAFC U23アジアカップで対戦しながら、いずれも敗れているベトナムを相手にU19代表がやってくれました。ドバイとシンガポールとクアンニンとタシュケントの敵を一気にブカシで討った、と言った言い過ぎでしょうか。

この試合の勝利で2017年、2018年、2019年(2020年と2021年は開催なし)に続いて4大会連続で決勝に駒を進めたマレーシア。2017年大会は2018年大会では、現在はMリーグ1部スーパーリーグのKLシティで指揮を取るボジャン・ホダック監督のもと、ニック・アキフ(クランタン・ユナイテッド)やハディ・ファイヤッド(J3沼津)を擁して優勝を果たしていますが、この時も開催地はインドネシアでした。

AFF U19選手権2022 準決勝
2022年7月13日(月)@パトリオット・チャンドラバガスタジアム(西ジャワ州ブカシ)
ベトナム 0-3 マレーシア
⚽️マレーシア:アダム・ファルハン(26分)、ハイカル・ハキーミ(70分)、ハイカル・ダニシュ(83分)

もう1試合の準決勝はB組1位のラオスがA組2位のタイを破り、初の決勝進出を果たしています。

AFF U19選手権2022 準決勝
2022年7月13日(月)@パトリオット・チャンドラバガスタジアム(西ジャワ州ブカシ)
ラオス 2-0 タイ
⚽️ラオス:Peeter Phanthavong (8分)、Damoth Thongkhamsavath (85分)

アセアンベスト4の壁を破れなかったマロニーU23代表監督は契約解除

マレーシアサッカー協会FAMは、公式サイトでブラッド・マロニーU23代表監督都商法了承の上で契約を解除したことを発表しています。

7月13日に開かれたFAMの代表チーム運営委員会に出席し、今年5月の東南アジア競技大会通称シーゲームズ、そして6月のAFC U23アジアカップでのチームパフォーマンスについて報告を行なったマロニー監督は、2014年から8年間に渡る年代別代表での監督、コーチを務める機会を与えられたことをFAMに感謝するコメントを発表しています。

現在、サバの監督を務めるオン・キムスイ氏がU23代表監督時代にはコーチに就任したマロニー氏は、今年決勝進出を果たした東南アジアサッカー連盟AFF U19選手権の前回2019年大会で、U19代表監督としてマレーシアを決勝に導いていますが、マロニー氏の母国オーストラリアとの決勝では0-1で敗れて、準優勝に終わっていました。その後はU23代表監督に就任し、シーゲームズやAFC U23アジアカップで指揮を取りましたが、いずれの大会でもベトナムやタイに敗れており、マロニー監督では、アセアンべスト4の壁を越えられないのではという声も上がっていました。

アセアン女子選手権-最終戦のオーストラリア戦にも敗れた女子代表は今大会は未勝利のまま終了

フィリピンで開催されていたAFF女子選手権はグループステージが終了し、A組のマレーシアは最終節第5節にオーストラリアと対戦し、0-6で敗れて、通算成績を0勝2分3敗として、大会を後にすることになりました。

オーストラリア戦では前半終了時で0-3と劣勢のマレーシアは後半に入っても失点を重ね、今大会最多の6失点を喫し、大会通算では5試合で1得点15失点と課題が浮き彫りになった今回の大会でした。なお、大会1得点は参加チーム中、B組最下位の東ティモールと並び最小、また15失点は東ティモールの18に次ぐ最多となっています。

7月12日のニュース
アセアンU19選手権-ラオスに敗れてグループ2位通過のマレーシアはベトナムとの準決勝へ
JDTがBGパトゥムUやブリーラムUを押さえて東南アジアで最も市場価値の高いクラブ
FIFAが給料未払いのサラワクUに新規選手獲得禁止処分

アセアンU19選手権-ラオスに敗れてグループ2位通過のマレーシアはベトナムとの準決勝へ

インドネシアで開催中のアセアンサッカー連盟AFF U19選手権はB組の最終節第5節が行われ、ここまで2勝1分のマレーシアと3勝のラオスがグループ首位突破をかけて対戦しました。

マレーシアのハサン・サザリ監督は、ここまでの3試合全てに先発したウバイドラー・シャムスル(FAM-MSNプロジェクト)、アリフ・ファルハン、アリフ・イズハン(いずれもスランゴール2)を先発から外し、オマル・ライアン(レッドスター・ベルグラード)らを起用してました。

前半は両チーム無得点で折り返しますが、68分に主将のファイズ・アメル(スランゴール2)がGKからのパスを相手FWに奪われると、その選手を自陣ペナルティーエリア内で倒してしまいPKを与えてしまいます。これA代表でもプレーするDFのフォウタウォン・サンウィライが決めてラオスが先制。結局最後までこのゴールを守り切ったラオスが4戦全勝でB組1位となり、マレーシアは2位でグループステージを終えています。

AFF U19選手権 グループステージB組第5節
2022年7月11日(月)@パトリオット・チャンドラバガスタジアム(西ジャワ州ブカシ)
マレーシア 0-1 ラオス
⚽️ラオス:フォウタウォン・サンウィライ(68分PK)
🟨カンボジア(1)
🟨マレーシア(0)

(下はラオス戦の先発XI)

この結果、B組の順位は以下のように1位ラオス、2位マレーシア、3位東ティモール、4位カンボジア、5位シンガポールとなっています。また、準決勝のカードはA組1位ベトナム対B組2位マレーシア、B組1位ラオス対A組2位タイに決まっています。

JDTがBGパトゥムUやブリーラムUを押さえて東南アジアで最も市場価値の高いクラブに

マレーシア語紙のブリタハリアンは、Mリーグ1部スーパーリーグで8連覇中のJDTが当南アジアで最も市場価値の高いクラブとなったと報じています。これは選手の個人成績や市場価格、移籍情報などを掲載しているドイツのウェブサイト「トランスファーマルクト」のデータをもとに書かれた記事で、JDTはアジア全体では85位ながら、市場価値が883万ユーロ(およそ12億2000万円)とされています。他の東南アジアのクラブを見るとブリーラム・ユナイテッドの市場価値が848万ユーロ(およそ11億8000万円)がアジア88位、BGパトゥム・ユナイテッドが773万ユーロ(およそ10億7000万円)と続きます。

ちなみにアジア全体では、昨季も含めACL4回優勝を誇るアル・ヒラル(サウジアラビア)が1位で6102万ユーロ(およそ84億6000万円)、2位もサウジアラビアのアル・ナスルで5408万ユーロ(およそ74億9000万円)、3位はカタールのアル・ドゥハイルSCで3335万ユーロ(およそ46億2000万円)となっており、トップ10にはこの他にもサウジアラビアやカタールの他、アラブ首長国連邦UAEのクラブがひしめく中、中国スーパーリーグの上海ポートが2900万ユーロ(およそ40億2000万円)と中東以外の唯一のクラブとして健闘しています。

FIFAが給料未払いのサラワクUに新規選手獲得禁止処分

ブリタハリアンは、Mリーブ1部スーパーリーグで今季ここまで3勝1分7敗で9位に低迷するサラワク・ユナイテッドが昨季所属した外国籍選手への給料未払いにより、FIFAから今後3回のトランスファーウィンドウでの新たな選手獲得を禁じる処分を受けたことを報じています。

具体的には、昨季在籍したサンドロ・ダ・シルヴァへの15万リンギ(およそ465万円)を超える給料が未払いとなっていることから、FIFAによる処分が課せられたことをサンドロ選手の代理人のモハマド・ザフリ・アミヌラシドがブリタハリアンに明かしています。「FIFAからは6月18日を期限に未払い給料を支払うことが求められていたが、それが実現しなかったことが今回の処分の原因だ。」と説明したザフリ氏は、今後も支払い完了までに時間がかかれば、サラワク・ユナイテッドには勝点剥奪などのより厳しい処分がFIFAから科されるだろうと話しています。

7月11日のニュース
アセアン女子選手権-タイに敗れグループステージ敗退が決定
マレーシアFAカップ-ベスト8が出揃う

アセアン女子選手権-タイに敗れグループステージ敗退が決定

フィリピンで開催中の東南アジアサッカー連盟AFF女子選手権に出場中のマレーシア女子代表は第4節でタイ女子代表と対戦し、0-4で敗れて通算成績を0勝2分2敗として、グループステージ敗退が決まりました。

この試合でマレーシア女子代表は、前回2019年大会優勝チームでもあるタイ女子代表を相手に前半を0-1で折り返したものの、後半の3失点でグループステージ敗退が決まっています。ここまでの4試合でインドネシア女子代表戦のロスタイムにステフィ・カウルが決めたゴールが唯一の得点で、4試合で1得点9失点と前回大会同様、準決勝進出を逃しています。

この大会の前哨戦とも言えた5月の東南アジア競技大会通称シーゲームズ2021年大会(ベトナム)にマレーシアサッカー協会FAMが女子代表を参加させない決定を下した時点で、この結果は見えていたかと思います。昨年2021年9月の女子アジアカップ以降活動のなかった女子代表は、この大会前にバングラディシュ遠征を行ったものの、そこでも2試合で0得点6失点と得点力不足を露呈していました。

AFF女子選手権2022 グループステージA組第4節
2022年7月10日(月)@ビニャンスタジアム(ラグナ州ビニャン)
マレーシア 0-4 タイ
⚽️タイ:Ploychompoo Somnuek(24分)、Pattaranan Aupachai(54分)、U-Raiporn Yongkul(73分)、Nutwadee Pram-Nak(86分)

下はこの試合の両チームの先発XI

マレーシアFAカップ-ベスト8が出揃う

クダとKLシティのAFCカップグループステージ出場によりいずれも延期されていたマレーシアFAカップの2回戦残り2試合が行われ、Mリーグ1部スーパーリーグのトレンガヌとスランゴールがそれぞれAFCカップ出場組のクダとKLシティを破り、準々決勝進出を決めています。

マレーシアFAカップ2022 2回戦
2022年7月6日(水)@スルタン・ミザン・ザイナル・アビデインスタジアム(トレンガヌ州ゴン・バダ)
トレンガヌ 1-0 クダ
⚽️トレンガヌ:ファイズ・ナシル(7分)
🟨トレンガヌ(1):クパー・シャーマン
🟨クダ(4):アクマル・ザヒル、ロドニー・ケルヴィン、アリフ・ファルハン、デシ・マルセル
🟥トレンガヌ(1):パペ・ディアキテ
 6月には代表戦などによるMリーグ日程の変更などもあり、マレーシア国内での公式戦は5月10日以来となったクダはアンドラ出身のセンターバック、マルク・バレスが膝のケガにより手術を受け、AFCカップ準決勝、そして今季の残りリーグ戦出場が絶望となりましたが、この試合は開始1分にトレンガヌがあわやゴール、というシーンが見られるなどバレス選手不在の影響の大きさが現れた試合でした。
 トレンガヌは9分、身長158センチのファイサル・ハリムのクロスに、走り込んできた身長156センチのファイズ・ナシルが頭で合わせて、「ちびっ子コンビ」(失礼)の活躍でトレンガヌが先制し、1点のリードを守って前半を折り返しました。
 後半に入ると50分にはトレンガヌ守備陣の裏に抜けようとしたロナルド・ンガを止めようとしたパペ・ディアキナがンガ選手を倒して一発レッドで退場となり、トレンガヌは10名となってしまいます。
 しかし、セットプレーでもその長身で貢献してきたバレス選手の不在が響いたクダは、1点も奪えず、試合はこのままトレンガヌが逃げ切っています。勝ったトレンガヌは、準々決勝ではMリーグ2部プレミアリーグ勢として最後のチームとなった谷川由来選手が所属するクチン・シティと対戦が決まっています。
 (試合のハイライト映像はMFLの公式YouTubeチャンネルより)

マレーシアFAカップ2022 2回戦
2022年7月8日(金)@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴール 1-0 KLシティ
⚽️スランゴール:アリフ・ハイカル(53分)
🟨スランゴール(6):クエンティン・チェン、ヤザン・アル=アラブ、ブレンダン・ガン、ユーリ、ムカイリ・アジマル、サミュエル・サマーヴィル
🟨クダ(1):アクラム・マヒラン
 いずれも首都圏を本拠地とするスランゴール対KLシティの対戦は、首都圏の通称からクランバリーダービーと呼ばれていますが、今季のスーパーリーグ開幕戦で激突した両チームは3-3で引き分けており、この試合でも接戦が予想されました。
 先制したのはスランゴールでした。U23代表候補合宿には参加しながら、その後の東南アジア競技大会通称シーゲームズや、AFC U23アジアカップに出場したU23代表には選ばれなかったアリフ・ハイカルが、ムカイリ・アジマル、クエンティン・チェンらチームメートのU23代表組を抑えて、決勝ゴールを挙げてスランゴールを準決勝進出に導いています。
 KLシティは、昨季のMリーグ2部プレミアリーグ得点王で、トレンガヌから期限付き移籍で加入したジョーダン・ミンターが移籍後初先発しましたが、ゴールを挙げることはできませんでした。

なお、準々決勝の組み合わせは7月4日に抽選が行われ、以下のようなカードとなっています。

マレーシアFAカップ2022 準々決勝組み合わせ
(試合は全て7月23日に開催予定)
マラッカ対JDT@ハン・ジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
サバ対スランゴール@リカススタジアム(サバ州コタ・キナバル)
スリ・パハン対ペナン@ダルル・マクムルスタジアム(パハン州クアンタン)
トレンガヌ対クチンシティ@スルタン・ミザン・ザイナル・アビデインスタジアム(トレンガヌ州ゴン・バダ)


 
 

7月10日のニュース
アセアンU19選手権-グループ首位突破をかけてラオスと最終戦へ
アセアン女子選手権-第3節を終えて未だ勝利なし

久しぶりに体調を崩してしまいました。コロナではなかったものの数日間寝込むなど、寄る年波には勝てないことを実感しました。今週は年代別代表戦や女子代表戦、またクランタンに加入した原選手のデビュー戦など様々な話題があったにもかかわらず、しばらく更新ができていなかったのが残念至極です。

アセアンU19選手権-グループ首位突破をかけてラオスと最終戦へ

東南アジアサッカー連盟AFF U19選手権がインドネシアのジャカルタで開幕し、グループステージB組のマレーシアは、初戦ではJリーグの清水エスパルスやブータン代表、ネパール代表などの監督も歴任されている行徳浩二監督率いるカンボジア戦に2-1で勝利を収めたものの、2戦目のシンガポール戦は0-0の引き分け、3戦目は粘る東ティモールを振り切って4-3と勝利しています。

東ティモール戦の勝利で2位以上を確定させたマレーシアは、今大会の目標である準決勝進出を果たし、明日7月11日の最終節ではグループ首位での突破をかけて、ここまで全勝のラオス戦と対戦します。

一方、ベトナム、タイ、開催国のインドネシアなどのマレーシアにとっては難敵が入ったA組は、現時点では勝点10で並ぶも得失差でベトナム1位、タイ2位、そして勝点8でインドネシアが3位となっています。に入ったことで、組み合わせ的には楽なB組に入ったマレーシアですが、。最終節のラオス戦を残し、2勝1分のグループ2位と好位置につけています。

AFF U19選手権 グループステージB組第2節
2022年7月5日(火)@マドヤスタジアム(ジャカルタ)
カンボジア 1-2 マレーシア
⚽️カンボジア:チャンヴィボル・ダヴィット(56分)
⚽️マレーシア:ナジムディン・アクマル(13分)、ハイカル・ハキーミ(30分)
🟨カンボジア(1)
🟨マレーシア(0)

(下はカンボジア戦の先発XI)

AFF U19選手権 グループステージB組第3節
2022年7月7日(木)@マドヤスタジアム(ジャカルタ)
マレーシア 0-0 シンガポール

(下はマレーシアとシンガポールの先発XI)

AFF U19選手権 グループステージB組第4節
2022年7月9日(日)@マドヤスタジアム(ジャカルタ)
東ティモール 3-4 マレーシア
⚽️東ティモール:クリステヴァオ・フェルナンデス(11分)、マリオ・キントン2(55分、76分)
⚽️マレーシア:ナジムディン・アクマル(9分)、アダム・ファルハン2(15分、62分)、アリフ・イズハン(53分)

下は第4戦を終えてのB組の順位表

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このブログでも取り上げたレッドスター・ベオグラード所属のオマル・ライアンはここまで先発はありません。
 なおこのAFF U29選手権は、2018年大会では現在KLシティで監督を務めるボジャン・ホダック氏が率いたマレーシアU19が大会初優勝を果たし、翌2019年大会では現マレーシアU23代表監督のブラッド・マロニー氏が率いたマレーシアU19が決勝戦ではオーストラリアに敗れて準優勝しています。

アセアン女子選手権-第3節を終えて未だ勝利なし

一方、フィリピンで開幕したAFF女子選手権でグループステージA組に入っているマレーシアは、すでに3試合を終えており、初戦のシンガポール戦、2戦目のインドネシア戦はいずれもスコアレスドローに終わり、3戦目となった開催国フィリピンとの対戦では、来年2023年の女子ワールドカップ出場を決めているフィリピン代表に0-4で敗れ、ここまで0勝2分1敗となっています。

AFF女子選手権 グループステージA組第1節
2022年7月4日(月)@リサル・メモリアルスタジアム(マニラ)
シンガポール 0-0 マレーシア

下はこの試合の両チームの先発XI

AFF女子選手権 グループステージA組第2節
2022年7月6日(月)@ビニャンスタジアム(ラグナ州ビニャン)
インドネシア 1-1 マレーシア
⚽️インドネシア:シェヴァ・イムット(74分)
⚽️マレーシア:ステフィ・カウル(90+2)

下はこの試合の両チームの先発XI

AFF女子選手権 グループステージA組第3節
2022年7月8日(月)@リサル・メモリアルスタジアム(マニラ)
マレーシア 0-4 フィリピン
⚽️フィリピン:サラ・エグスヴィック(32分)、カトリナ・ギュイー(43分)、クインリー・ケサダ(47分)、アニカ・キャスタネダ(72分)

下はこの試合の両チームの先発XI

下は第3節を終えてのA組の順位表

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前回2019年大会では、グループステージで3位となり、ノックアウトステージに進むことができなかったマレーシアですが、今大会も最初の2試合で比較的与し易いとされるシンガポール、インドネシアを相手に勝点6獲得というジェイコブ・ジョセフ監督の目論見が外れ、残る試合は今日7月10日に対戦する前回2019年大会の覇者タイ、そして7月12日に対戦するオーストラリアといずれも格上との対戦ですが、3試合で1ゴールの攻撃力を見ても、今大会もグループステージ突破は難しそうです。

7月2日のニュース
アセアン選手権出場のU19代表発表-レッドスター・ベオグラード所属のオマル・ライヤンの名も
今週日曜日のスーパーリーグの結果次第では今季4人目の監督交代も
シャー・アラムスタジアムの解体案が浮上
クランタンのオーナーがシャー・アラムスタジアムのリース希望を表明

アセアン選手権出場のU19代表発表-レッドスター・ベオグラード所属のオマル・ライヤンの名も

マレーシアサッカー協会FAMは今日7月2日からインドネシアのジャカルタで始まる東南アジアサッカー連盟AFFU19選手権に出場するマレーシアU19代表25名を公式サイトで発表しています。

ハサン・サザリ監督率いるU19代表には、スランゴールのセカンドチームでMリーグ2部プレミアリーグのスランゴール2からの10名を筆頭に、同じプレミアリーグのFAM-MSNプロジェクト、そしてJDTのU19チームのJDT IIIからそれぞれ4名、FAMとマレーシア政府青年スポーツ省傘下の国家スポーツ評議会が共同で運営するエリートアカデミーAMDのU17チームから3名、JDTのセカンドチームJDT IIから2名、Mリーグ1部スーパーリーグのKLシティから1名、そしてセルビア1部の名門レッドスター・ベオグラードに所属するオマル・ライヤンも召集されています。

この25名の中にはいずれも飛び級で、今年2月のAFF U23選手権に出場したU23代表でプレーしたアイサー・ハディ(JDT II)や5月の東南アジア競技大会通称シーゲームズ出場のU23代表でプレーしたファイズ・アメル(スランゴール2)やウバイドラー・シャムスル(FAM-MSNプロジェクト)らが含まれている一方で、この年代のエースとして活躍してきたアズハド・ハラズ(サバ)がケガのため参加していません。

グループステージではB組に回ったマレーシアは、既にジャカルタ入りしており、7月5日の初戦でカンボジアと対戦し、その後はシンガポール(7月7日)、東ティモール(7月9日)、ラオス(7月11日)と対戦予定となっています。

U19代表の全メンバーはこちらです。

今週日曜日のスーパーリーグの結果次第では今季4人目の監督交代も

Mリーグ1部スーパーリーグは明日7月3日(日)に後半戦の初戦となる第12節の試合が行われますが、その結果次第では今季4人目の監督交代劇が起こりそうだと、マレーシア語紙ハリアン・メトロが報じています。

その候補(!)に上がっているのはスリ・パハンのクリストフ・ギャメル監督です。昨季開幕前にスリ・パハンのコーチに就任したギャメル氏は、開幕わずか2試合で当時のトーマス・ドゥーリー前監督(現フィリピン代表監督)が「休養」となると、それに呼応するかのようにU19チームの監督に降格されました。しかし、今季開幕前にトップチームの監督就任が発表され、ここまで10試合で2勝2分6敗、得点12(リーグ7位タイ)失点18(同8位タイ)で降格圏の11位と低迷しています。

直近の4試合でも引き分けを挟んで3連敗中のスリ・パハンですが、ハリアン・メトロの記事によると、今週末の7月3日のトレンガヌFC戦で敗れることがあれば、ギャメル監督が更迭される可能性が高いということです。

今季2度目のトランスファーウィンドウでは、今季ここまで5得点のMFマヌエル・イダルゴとGKママドゥ・サマサ以外の3名の外国籍選手を入れ替えるなど、経営陣は降格圏脱出の環境を整えたとして、今週末の試合ではギャメル監督に勝利が求められているということです。当のギャメル監督は、トレンガヌ戦では全力を尽くし、その結果は受け入れる覚悟ができていると話しています。

シャー・アラムスタジアムの解体案が浮上

スランゴール州シャー・アラムにあるシャー・アラムスタジアムは、1994年に開場した収容人数8万人を超える巨大スタジアム。本来はMリーグ1部スーパーリーグのスランゴールの本拠地ですが、施設老朽化のため観客に危険が及ぶ可能性があるとして、Mリーグを運営するMFLによって昨季から使用が禁止されています。このシャー・アラムスタジアムはスランゴール州の施設であることから、昨年、州政府は改修工事を行うことを発表していました。

しかし先月6月29日に、スランゴール州のアミルディン・シャリ州首相が、州政府が特別委員会を設け、スタジアムの解体も含めた再開発計画の検討を行うことを自身のツイッターで明らかにしたことから事態は急転直下、様々な憶測が飛び交い、その一つが現スタジアムの解体と規模を縮小した新スタジアムへの建て替えです。

具体的には、今後の維持管理費用の削減にもつながるよう、最大収容人数を現在の8万300人から3万から4万人収容程度(それでも十分大きいですが)にして立て替える案が有力ともされています。

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1998年にブキ・ジャリル国立競技場ができるまでは、大きな国際試合といえばこのシャー・アラムスタジアムが使われていました。こけら落としの大会ではバイエルン・ミュンヘンやリーズ・ユナイテッドを招き、1995年のバルセロナオリンピックアジア最終予選、1997年のFIFAユースワールドカップ、そしてチェルシーやアーセナルのアジアツアーでも試合会場になるなど、このシャー・アラムスタジアムは、文字通りマレーシアを代表するスタジアムでした。マレーシアでは素晴らしい施設が作られながら、維持管理が不十分でダメになる例をよく見ますが、ここもその例にもれなかったようです。また新しい施設を作れば、その費用の一部が中抜きされて誰かの懐に入るのもこの国の常なので、改修するよりは建て替えを望む声の方が大きいんだろうなぁ。

クランタンのオーナーがシャー・アラムスタジアムのリース希望を表明

そんなシャー・アラムスタジアムですが、Mリーグ2部プレミアリーグのクランタンのオーナーであるノリザム・トゥキマン氏が、シャー・アラムスタジアムのリースを希望していると、マレーシア語ニュースサイトのマジョリティが報じています。

ノリザム オーナーは自身のFacebookに投稿し、スタジアムの解体は不要で、施設管理者のスランゴール州政府に対してそのままクランタンに貸し出すことを希望しているということです。

これ以上の詳細は明らかになっていませんが、解体すれば費用がかかるこのスタジアムを賃貸すれば、州政府への収入にもなるわけで、ノリザム オーナーの申し出にスランゴール政府がどう反応するかが注目です

7月1日のニュース
AFCカップ-クダとKLシティが東南アジア地区準決勝進出

AFCカップ2022年大会の東南アジア地区グループステージ最終第3節が行われ、Mリーグから出場しているクダ(昨季Mリーグ1部スーパーリーグ2位)とKLシティ(マレーシアカップ優勝)が揃ってノックアウトステージとなる準決勝進出を決めています。

AFCカップH組-KLシティはタンピネスに辛勝でグループステージ突破

ミャンマーのクラブが出場辞退をしたことで、KLシティ、PSMマカッサル(インドネシア)、タンピネス・ローヴァーズ(シンガポール)の三つ巴の争いとなったH組は、第1節でKLシティとPSMマカッサルが0-0で引き分け、第2節ではPSMマカッサルがタンピネスに3-1と勝利しており、KLシティは最終節のタンピネスに3点以上の差をつけて勝利すればグループ1位に、また少なくともこの試合で勝利すれば勝点4となり「各組2位の内の最高成績チーム」としてグループステージ進出の可能性が残っていました。

前日の試合前会見では「とにかくフォワードが点を取らなければ話にならない」と述べていたKLシティのボジャン・ホダック監督でしたが、そこは策士ぶりを発揮し、外国籍選手枠の都合から初戦ではベンチ外だった正GKのケヴィン・レイ・メンドーザ(フィリピン)を先発XIに起用し、初戦に先発したFWケヴィン・クベンバ(コンゴ)を外す荒療治を敢行しています。

これに発奮するかのようにKLシティは16分、21分と立て続けに主将のパウロ・ジョズエがゴールを決め、その後のゴールラッシュが期待できそうな展開となりました。しかし好機は何度も作り出しながら、追加点が奪えないKLシティに対して、タンピネスは相手DFのパスをカットしたFWボリス・コピトビッチが37分にゴールを決め、ゴールラッシュどころか僅差の試合となり、前半はKLシティが僅か1点のリードで終了します。

後半もKLシティは敵陣でプレーする時間が長く、決定機が何度も訪れたものの、1点差のまま緊張した試合は進みました、最後までのこの最小得点差を死守したKLシティが最終成績を1勝1分の勝点4としました。そして東南アジア地区グループステージのG組とI組の2位チームが最下位チームとの対戦結果を除いた勝点が3にとどまったことから、KLシティはAFCカップ初出場ながら、ノックアウトステージ進出を決めています。

AFCカップ2022 グループステージH組第3節
2022年6月30日(木)@KLフットボールスタジアム(観衆1354名)
KLシティ 2-1 タンピネス・ローヴァーズ
⚽️KLシティ:パブロ・ジョズエ2(16分。21分)
🟨KLシティ(1):ジャンカルロ・ガリフオッコ
🟨タンピネス(3):イルファン・ナジーブ、イルワン・シャー、ヤシル・ハナピ
 タンピネス・ローヴァーズの仲村京雅、山下柊哉の両選手は、先発してフル出場しています。

(下はこの試合の両チームの先発XIとダイジェスト映像。映像はアストロアリーナの公式YouTubeチャンネルより)

AFCカップ2022 グループステージH組最終順位

チーム得失差勝点
1*PSM21103124
2*KLC21102114
3TAM000225-30
AFCカップG組-最終戦に大勝のクダはグループスタージ1位突破

インドネシアのバリ島で開催されているG組はクダ、ビサカFC(カンボジア)、バリ・ユナイテッド(インドネシア)、カヤFC(フィリピン)の4チームで構成されています。初戦のバリ・ユナイテッドに0-2敗れたものの、2戦目のカヤFC戦に4-1と勝利しているクダは、この試合で3点差以上をつけて勝てばG組首位の首位に浮上します。

クダのアイディル・シャリン監督は第2節のカヤFC戦からの先発XIからは、MFアザムディン・アキムをMFアイマン・アフィフへ、GKシャールル・サアリをGKイフワット・アクマルに代えた以外は大きな変更を行わず、大量得点での勝利を目指しました。

開始11分でクダに先制のチャンスが訪れます。相手ペナルティエリアでロナルド・ンガが相手GKに倒されてPKを得、このPKをンガ選手自身が蹴るもシュートはゴールポストの上に外れてしまいます。逆にビサカFCが20分に先制し、クダは追う立場になってしまいます。

しかしここから28分にマフムード・アル=マルディが同点ゴールを決めると、前半ロスタイムにはマフムード選手のFKがゴールとなり逆転して前半を折り返します。後半に入るとファイヤド・ズルキフリのクロスをマフムードが決めてハットトリックを達成すると、67分にはファイヤッド・ズルキフリ自身が4点目、そしてこの試合ではことごとく後期を逃していたンガ選手がようやくゴールを決めて、クダが5-1でビサカFCを破り、G組首位でのグループステージ突破を果たしています。

クダがビサカFCに大勝したおかげで、KLシティが「各組2位の内の最高成績チーム」となるおまけもついたこの勝利で、Mリーグからは2チームが東南アジア地区の準決勝に進出しています。

この結果、東南アジア地区準決勝では、クダはH組首位のPSMマカッサルと8月9日に、KLシティはI組首位のベトテルFC(ベトナム)と8月10日にいずれもアウェイマッチで対戦することが決まっています。

AFCカップ2022 グループステージG組第3節
2022年6月30日(木)カプテン・イ・ワヤン・ディプタスタジアム(バリ、インドネシア)
クダ 5-1 ビサカFC
⚽️クダ:マフムード・アル=マルディ3(28分。45+2分、54分)、ファイヤド・ズルキフリ(67分)、ロナルド・ンガ(76分)
⚽️ビサカFC:モハメド・ファーズ・カーン(20分)
🟨クダ(0)
🟨ビサカFC(0)

(下はこの試合の両チームの先発XIとダイジェスト映像。映像はアストロアリーナの公式YouTubeチャンネルより)

AFCカップ2022 グループステージG組第3節
2022年6月30日(木)@カプテン・イ・ワヤン・ディプタスタジアム(バリ、インドネシア)
カヤFC 0-1 バリ・ユナイテッド
⚽️バリ・ユナイテッド:ジャジャン・ムルヤナ(25分)
🟨カヤFC(0)
🟨バリ・ユナイテッド(3):ウィリアン・パシェコ、ラムダニ・レスタルフ、リズキー・ペルー
 カヤFCの藤井亮選手は先発してフル出場。堀越大蔵選手は78分に交代出場し、試合終了までプレーしています。

AFCカップ2022 グループステージG組 最終順位

チーム得失差勝点
1KDA32019456
2VIS32018806
3BUF32015506
4KAY100327-50
KDA-クダ、VIS-ビサカFC、BUFーバリ・ユナイテッド、KAY-カヤFC

6月30日のニュース
JDTがマウリシオの退団とダニエル・ティン、ジョルディ・アマトの加入を発表
サッカー協会会長-アセアン選手権出場のU19代表は準決勝進出が目標

JDTがマウリシオの退団とダニエル・ティン、ジョルディ・アマトの加入を発表

Mリーグ1部スーパーリーグのJDTは、ダニエル・ティンとスペイン生まれのジョルディ・アマトの両DFの加入をクラブ公式サイトで発表しています。また2019年からプレーするDFマウリシオの退団も併せて発表されています。

昨季は同じスーパーリーグのKLシティでプレーしたティン選手は、JDTが相手となった昨季のマレーシアカップ決勝でも活躍し、KLシティに32年ぶりの優勝をもたらした立役者の1人です。しかし、昨季終了後の契約更新の際、クラブが契約の条件とした新型コロナワクチンの接種を拒否して契約を更新せず、退団、生まれ育った英国に帰国していました。父親がマレーシア国籍を持つことから、マレーシア人選手登録されていたティン選手は、昨季の活躍により他のMリーグクラブに勧誘された結果の退団劇では、という憶測も出ていました。

ティン選手のJDT入りについて問われたKLシティのボジャン・ホダック監督は「ワクチンを打ったのは幸いなことだ。しかもJDT入りで給料は(KLシティの)2倍、いや3倍になるのではないか。ティン選手も嬉しいだろう。」と皮肉混じりにコメントしています。

また今季はベルギー1部のKASオイペンでプレーしていたジョルディ・アマトはスペイン生まれで30歳のセンターバックです。スペインU16代表からU21代表までの各年代代表でもプレー経験がありますが、祖母がインドネシアのマカッサル出身であることから、帰化選手としてのインドネシア代表入りが期待されており、今後、インドネシアのパスポートが取得されれば、Mリーグではアセアン枠での登録も可能になります。

ただし、アマト選手に対しては多くのインドネシアサポーターが代表入りを期待するものの、ヨーロッパでプレーし続けることで高いプレーレベルを維持できるとして反対の声が上がっている他、そもそもインドネシアの帰化選手になるのはJDTでプレーするためでは、といった疑問の声なども上がり、これに対してアマト選手がソーシャルメディアでこれを否定し、サポーターに自身の決断について説明し、理解を求めるコメントを出す事態になっています。

また退団が発表されたDFマウリシオはブラジル出身で、セリエAのラツィオやロシア1部のスパルタ・モスクワなどでプレーした後、2019年にJDTに加入しています。2021年シーズンまでの3季で通算46試合に出場していますが、今季はマレーシアFAカップ1試合、そしてACLの川崎フロンターレ戦1試合のみ出場にとどまっていました。在籍中にはリーグ優勝やマレーシアカップ、チャリティーシールドなど通算で8回の優勝を経験しています。

サッカー協会会長-アセアン選手権出場のU19代表は準決勝進出が目標

来月7月2日から15日にかけてインドネシアのジャカルタで開催される東南アジアサッカー連盟AFF U19選手権2022年大会に向けて、マレーシアサッカー協会FAMのハミディン・アミン会長はU19代表に準決勝進出を目標としていると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。

年代別代表では、今年のU23代表は東南アジア競技大会通称シーゲームズで準決勝敗退に加え3位決定戦でもインドネシアに敗れています。またその後に行われたAFC U23アジアカップでは、グループステージで同組となったタイとベトナムにいずれも敗れるなど、東南アジア域内でも苦しい試合を続けています。

大会前の合宿を打ち上げた19代表を激励に訪れたハミディン会長は、批判の声を跳ね返すようなパフォーマンスを見せて欲しいと期待を述べ、さらに代表選手としてのプライドを持ってプレーすることを求めたいも話しています。なお、U19代表は今日6月30日にジャカルタ入りの予定です。

またハミディンFAM会長は、U19代表激励前には女子代表の合宿にも訪れ、やはり同様の激励を行っています。マレーシア女子代表は7月4日から12日までフィリピンで開催されるAFF女子選手権に出場します。


Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第10節結果とハイライト(1)

Mリーグ2部プレミアリーグ今季2022年シーズン第10節が6月25日から6月27日にかけて開催されました。東南アジア競技大会通称シーゲームズ、そしてAFC選手権アジアカップ2023年大会最終予選開催などで中断していたプレミアリーグは前節第9節が5月28日でしたので、およそ1ヶ月ぶりの再開となっています。
 また中断期間中には今季2度目のトランスファーウィンドウも開かれており、複数のクラブが外国籍選手の入れ替えや新たなマレーシア人選手を獲得しています。
(各試合のハイライト映像は、MFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年6月25日(土)@スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラ・トレンガヌ)
クランタン・ユナイテッド 0-1 ペラ
⚽️ペラ:ルチアーノ・グアイコチェア(87分)
🟨クランタン(0)
🟨UITM(1):ランディ・バルー
MOM:シャミム・ヤハヤ(ペラ)
 昨季まで在籍した選手に対する給料未払い問題を理由に、今季開幕前のトランスファーウィンドウでは、FIFAにより外国籍選手を含めた新規選手との契約禁止処分を受けたペラは、U21やU19の選手を起用してプレミアリーグの前半戦を戦ってきました。しかし、新たなオーナーとなった携帯電話会社のXOX社が未払い給料を完済したことにより、FIFAに新規選手獲得禁止処分も解除されています。これによりMFスティッペ・プラジバット (32歳、クロアチア)、MFルチアーノ・グアイコチェア(30歳、アルゼンチン)、MFサンデー・アフォラビ(22歳、ナイジェリア)の外国籍3選手、さらに経験豊富な元代表選手のインドラ・プトラ・マハユディン(KLシティから加入)、ワン・ザック・ハイカル(スランゴールから加入)らを今季2度目のトランスファーウィンドウで獲得したペラは、この試合ではXOX社のロゴをつけた新たなユニフォームで試合に臨みました。
 1部スーパーリーグ昇格を目指すクランタン・ユナイテッドは、この試合に勝って首位のクランタンとの差をできるだけ縮めておきたいところですが、クランタン・ユナイテッド、ペラともにゴールを破れず、試合は終盤に差し掛かります。このままスコアレスドローで終了かという雰囲気が漂い始めた87分、クランタン・ユナイテッドゴール前へのロングボールにルチアーノ・グアイコチェアが反応し、深井脩平選手をかわしてシュートを決め、ペラが勝ち越します。
 ロスタイムにはクランタン・ユナイテッドにも好機が訪れましたが、これをものにできず試合は1-0でペラが勝利し、クランタン・ユナイテッドにとっては痛い敗戦となりました。
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平、本山雅志両選手はいずれも先発し、深井選手はフル出場、本山選手は89分に交代していますが、ロスタイムのフリーキックは、本山選手が残っていれば..という場面でした。

2022年6月25日(土)@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
クチンシティ 2-1 PDRM
⚽️クチンシティ:ファイズ・ワン・スライマン(8分)、アブ・カマラ(90+3分)
⚽️PDRM:ドゥルクスワラン・ガネサン(70分)
🟨クチンシティ(3):ズルアズラン・イブラヒム、ヒドヒル・イドリス、ジョセフ・カラン・ティー
🟨PDRM(3):チェ・モハマド・サフワン・ハズマン・チェ・ハサン、アミール・アリ、アミル・サイフル
MOM:
 1部昇格を目指す両チームですが、クチンシティは、膝のケガで出場がわずか2試合だったMFキアヌ・マーシュ=ブラウンに代えてMFガブリエル(23歳、ブラジル)を獲得していますが、この試合ではベンチ入りしたものの出場はありませんでした。一方のPDRMはFWミルベク・アクマタリエフ、MFセメテイ・ダニヤロフのキルギスコンビに代えてFWミロシュ・ラチャニー(34歳、スロバキア)、MFファディ・アワド(29歳、ヨルダン)を獲得していますが、この試合ではファディ・アワドが先発しています。
 試合は8分に先制したクチンシティが前半はPDRMを圧倒するも、ことごとく好機を活かせず嫌な展開になった中、70分にPDRMが同点追いつきました。互いに首位のクランタンからはこれ以上離されたくない両チームは勝点3を得るためゴールに迫りましたが、ロスタイムにアブ・カマラのヘディングシュートが決まり、クチンシティが勝利を収めています。

2022年6月25日(土)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
UITM 3-0 トレンガヌII
⚽️UITM:アフマド・ザフリ・ザカリア3(26分、38分PK、54分PK)
🟨UITM(2):アズリディン・ロスリ、アリフ・サフワン
🟨トレンガヌ(1):ルーク・ウッドランド
MOM:アフマド・ザフリ・ザカリア(UITM)
 トレンガヌIIでは出場機会に恵まれず、今季2度目のトランスファーウィンドウでUITMに期限付き移籍したアフマド・ザフリ・ザカリアが古巣を相手に挨拶代わりのハットトリックを決めています。

今節第10節に予定されていたFAM MSNプロジェクト対スランゴール2、クランタン対JDTIIは、いずれも7月11日に順延されています。FAM MSNプロジェクト対スランゴール2の順延については、両チームからは来月7月2日開幕する東南アジアサッカー連盟AFFU19選手権に出場するマレーシアU19代表に多くの選手が招集されているためと説明されています。

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第10節一部終了時)

チーム得失差勝点
1KEL97111551022
2JDT970222111121
3KCH106222114720
4TRE106131991019
5KLU1043399015
6PDRM103251320-711
7UITM10316913-410
8SEL92341013-39
9FAM901837-141
10PRK103071020-10*0
ペラ(PRK)は給料未払い問題の解決が遅れたことにより、勝点9の剥奪処分を受けています。
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRE-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

2022年シーズン プレミアリーグ 得点ランキング(第10節一部終了時)

ゴール数選手名所属
18フェルナンド・ロドリゲスJDT
8アブ・カマラKCH
28マルティン・アダメックPDRM
7ジョーダン・ミンターTRE
36ンジョク・ジェイコブKLU
45ヌルシャミル・アブドル・ガニKEL
4ニック・シャリフ・ハセフィSEL
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRE-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII