5月9日のニュース:ペラの代表コンビがJDT加入、ペラFCはクラブ史上初の2部降格危機に、サバとUITMには新外国籍選手加入

ペラの代表コンビがJDT加入
 Mリーグ1部スーパーリーグのJDTは公式Facebook上で、DFシャールル・サアドとFWギリェルメ・デ・パウラの加入を発表しています。シャールル、デ・パウラ両選手は今年3月の代表候補合宿にも参加しており、5月16日から予定されているFIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選代表候補合宿にも召集が予想されています。
 シャールル選手、そしてブラジル出身ながら帰化選手のデ・パウラ選手の加入で、JDTはチーム内で出場機会を巡っての競争も激化しそうです。またJDTは同じスーパーリーグのサバ、マラッカ・ユナイテッド、スリ・パハン、UITMに期限付きで選手を移籍させる方針を発表しており、チーム内で出場機会がなければ代表候補でも期限付き移籍となる可能性すらあります。
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 このブログではシャールル選手がスリ・パハンから獲得オファーを受けていることは取り上げましたが、結局はマレーシア人選手なら誰もがプレーしたいJDTが移籍先に決まりました。
 シャールル、デ・パウラ両選手の加入により、JDTのマレーシア人選手は全員が代表選手という布陣も可能で、国内リーグで代表チームプラス外国籍選手という圧倒的な強さを持つチームがプレーするといういびつな状況にもなります。代表チームの強化という点では良いかもしれませんが、すでにJDTの1強時代が続いているMリーグに対してはJDTのサポーター以外は興味を失ってしまうかも知れません。
 タン・チェンホー代表監督もAFC選手権アジアカップ2019年大会予選の際に14名のJDT選手を召集してサッカーファンからJDTへ贔屓(ひいき)という批判を浴びた結果、そのJDT選手たちを代表から外さざるを得なくなるといった事態も起きています。国内の良い選手を選んだら結果としてJDTの選手ばかりになってしまったということでしょうが、今回の二人の移籍でそういったことが起こる可能性が高まりました。

ペラFCはクラブ史上初の2部降格危機に
 第12節を終え、今季9位のペラFCは1982年のリーグ創設以来、常に1部でプレーしてきたクラブですが、今季は降格の危機に直面していると英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が報じています。
 ペラFCは2ヶ月以上の給料未払いが噂されており、上の記事で取り上げたシャールル・サアドとギリェルメ・デ・パウラの退団の原因ともなっているとされていますが、今週金曜日5月7日にはやはり給料未払いに端を発して選手と監督、コーチが練習参加を拒否したことも報じられていました。
 これについてペラFCのリザル・アリ・ナイザリCEOはこの報道を否定し、3月までの給料は支払済身だと主張する一方で、デ・パウラ、カレッカ、レアンドロ・ドス・サントスのブラジル出身3選手にについては資金不足から全額を支払えていないことを認めています。
 経営陣と選手側は昨日5月8日に交渉を行ったということですが、経営陣は選手の練習ボイコットを非難する一方で、クラブの経営状況を説明するのみに止まり、給料未払いについての解決策は明示されなかったということです。
 この結果、カレッカ、レアンドロ両選手に加え、アセアン(東南アジア)枠で加入のシャキル・ハムザ、さらにはアズリ・ガニ、J・パルティバン、D・ケニー・パルラジら主力選手も退団の意向を表明しているということで、このままではペラFCの今季の1部残留は難しいだろうとこの記事は結んでいます。

サバとUITMには新外国籍選手加入
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLの公式Facebookでは、Mリーグ1部スーパーリーグのサパFCとUITM FCに加入した選手を告知しています。
 サバFCに加入したのはクロアチア出身のFWヨシプ・イヴァンチッチでボスニア・ヘルツェゴビナ1部ルーグのHŠKズリニスキ・モスタルより加入しています。またこれに伴いサバFCからはFWサム・ジョンソン(リベリア)が退団しています。
 また今季未勝利でリーグ最下位と低迷するUTIM FCには韓国出身のMFクォン・ヨンヒョンが加入しています。クォン選手は韓国2部釜山アイパークより加入し、やはり昨日5月8日の第13節対KLシティ戦に先発出場し、デビュー戦でゴールを挙げています。
 UITM FCにはクォン選手の他、DFヒシャムディン・シャアリとDFアリフ・サムスディンがいずれもKLシティより加入した一方でFWアブー・バクル・アル=ミル(レバノン)が退団しています。

5月8日のニュース:W杯予選-タン代表監督はケガの昨季のリーグ得点王を招集断念、ペラFC主将はスリ・パハンからの獲得オファーを認める、JDTがスーパーリーグ4クラブに選手を期限付き移籍

W杯予選-タン代表監督はケガの昨季のリーグ得点王を招集断念
 5月16日から予定される代表候補合宿を前に、タン・チェンホー代表監督はケガを負ったFWシャーレル・フィクリ(スランゴール)を招集しないことを明らかにしています。シャーレル選手は3月に行われた代表候補合宿にも招集されていました。
 5月5日のMリーグ1部第12節スリ・パハンFC戦の後半から途中出場したシャーレル選手は、ムスリム・アフマッドのタックルを受けて負傷し、プレー時間わずか10分で交代し、タンカで運ばれて退場しましたが、その後、腓骨の骨折が明らかになり、完治まで6ヶ月から8ヶ月と診断されています。
 マレーシアの通信社ブルナマの取材に対して、昨季2020年のスーパーリーグではペラでプレーし、マレーシア人選手として最多の11ゴールを挙げたシャーレル選手が招集できないことはチームに取って痛手であり、W杯予選に向けて別の戦略を立てる必要があると話したタン監督は、ギリェルメ・デ・パウラ(ペラ)、シャフィク・アフマド(JDT)、ノーシャルル・イドラン・タラハ(サラワク・ユナイテッド)、ルクマン・ハキム・シャムスディン(ベルギー1部KVコルトレイク)らがシャーレル選手に代わるストライカー候補であると述べています。

ペラFC主将はスリ・パハンからの獲得オファーを認める
 Mリーグ1部スーパーリーグで今季は低迷するペラFCの主将で代表DFシャールル・サアドが同じスーパーリーグのスリ・パハンFCから獲得オファーを受けていることを、スポーツ専門サイトスタジアムアストロとのインタビューで明かしています。
 今季はケガで出遅れ、5月5日のスーパーリーグ第12節PJシティ戦が今季2試合目の出場となったシャールル選手ですが、移籍についてはスリ・パハンFCからのオファーを受けていることは認めながらも、今はまだ何も決定していないとして、現在はペラFCの選手として目の前の試合に集中したいとインタビューで答えています。
 ペラFCはシーズン開幕時から給料未払いが噂されており、5月3日から開いているトランスファーウィンドウ期間中に主力選手が流出するのではとソーシャルメディア上では話題になっており、今回のスタジアムアストロのインタビューはそんな中で行われたものです。ちなみに今週末の第13節でペラFCは、新加入のマヌエル・イダルゴ(アルゼンチン)ら新加入の選手らの活躍で前節第12節にスランゴールFCと引き分けたスリ・パハンFCと対戦します。

JDTがスーパーリーグ4クラブに選手を期限付き移籍
 Mリーグ1部スーパーリーグで首位のJDTは公式Facebook上で、同じスーパーリーグの4クラブへ選手を期限付きで移籍させることを発表しています。
 アリスター・エドワーズ テクニカルディレクター名で発表された告知では、サバ(現在リーグ7位)、マラッカ・ユナイテッド(同10位)、スリ・パハン(同11位)、UITM(同12位)が移籍先として明らかにされています。
 Mリーグは5月3日から5月30日までが今年2度目のトランスファーウィンドウ期間となっています。
 突然行われたこの告知の真意は不明で、JDTのどの選手が移籍するのかは発表になっていませんが、代表候補合宿に召集されているJDT所属の選手の中には、シャフィク・アフマドやアキヤ・ラシドなど試合出場時間が十分に確保できていない選手もいるので、この辺りの選手が移籍する可能性があります。また「飼い殺し」状態の選手を移籍させることで、下部組織からさらに若い選手の昇格なども見越しての戦略とも考えられます。

Mリーグ1部スーパーリーグ第12節結果

 今節第12節からいよいよ後半戦が始まりますが、今節の注目カードは何と言っても首位攻防戦のクダ・ダルル・アマン対JDTでした。また5月3日から開いているトランスファーウィンドウ期間に加入した新戦力を早速投入しているクラブもあり、そういった選手たちが、後半戦の局面を大きく変える可能性もあります。
 その一方で、今週半ばは試合が組まれていない2部プレミアリーグのケランタンFCの選手に新型コロナウィルス感染者が見つかり、今週末のペラFC II対ケランタンFCが延期されています。
 各試合のハイライト映像はMリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLの公式Youtubeチャンネルからお借りしています。

2021年5月4日@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロースター)
クダ・ダルル・アマン 0-1 JDT
得点者:JDT-ベルクソン・ダ・シルヴァ(90+2分PK)
 新型コロナウィルスの影響で急遽、無観客試合となって行われたこの試合は、両チーム共にチャンスがありながらそれを活かせない展開が続き、このまま引き分けかと思われたロスタイム、クダの守備ラインをかわしてペナルティエリアへボールを持ち込んだJDTのムハマドゥ・スマレをレノン・アルヴェスが倒して万事休す。これで得たPKをベルグソン・ダ・シルヴァが蹴り込み、これが決勝ゴール。この日は活躍したクダGKシャアリル・サアリでも止められませんでした。
 残り数分は明らかな時間稼ぎをするJDTと試合を進めたいクダの選手との間で何度か争いも起き、試合終了後もそれが続く後味の悪い試合となりました。
 クダにとっては本拠地で最低でも勝点1が欲しい試合でしたが、開幕戦に続き、JDTに0封されての敗戦でした。
 またハイライト映像には写っていませんが、56分にはペナルティーエリア手前でドリブルで持ち込んだJDTのゴンザロ・カブレラをレノン・アルヴェスが「ブロック」して衝突。カブレラ選手は脳震盪(のうしんとう)を起こし退場となりましたが、その後の報道で無事に退院したことが伝えられています。

2021年5月4日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティ 3-1 ペナン
得点者:KL-パウロ・ジョズエ3(35分、52分PK、88分)、ペナン-ダニアル・アシュラフ(64分)
 昨季の2部プレミアリーグ優勝チームのペナンと同2位の対戦となったこの試合は、9戦負けなしでリーグ3位と好調のペナンが有利と目されていましたが、KLシティが主将パウロ・ジョズエのハットトリックで解消して、この日が誕生だったボジャン・ホダック監督に勝利をプレゼントしています。

2021年5月4日@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴンバダ)
トレンガヌ 3-0 UITM
得点者:トレンガヌ-デヴィッド・ダ・シルヴァ(8分)、ファイザル・ハリム(10分)、モハマド・ラーマット・マカスフ(77分)
 トレンガヌが最下位のUITMに快勝し、JDTに敗れたクダに代わって再び2位に浮上しています。
 UITMは5月3日に開いたトランスファーウィンドウ期間に加入したMFウスマン・ファネ(フランス)とFWジョアン・ペドロ・フレイタス(東ティモール)の新戦力が先発しましたが、5試合連続無得点となりました。

2021年5月5日@ダルル・マクムルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハン 2-2 スランゴール
得点者:パハン-マヌエル・イダルゴ(48分)、アブドル・マリク・アリフ(90+5分)、スランゴール-ハイン・テット・アウン(76分)、イフェダヨ・オルセグン(87分)
 11位のパハンはトランスファーウィンドウ期間にDFエラルド・グロンを除く4名の外国籍選手を入れ替えましたが、その内、MFアブバカル・ヤクブ(ガーナ)とFWマヌエル・イダルゴ(アルゼンチン)が先発、FWケニー・アティウ(南スーダン/オーストラリア)が途中出場とこの試合でデビューしていますが、早速イダルゴ選手ががスランゴール守備陣のパスミスから作ったチャンスを生かしてゴールを決め、さらに同点ゴールにつながるFKでアシストを上げるなど活躍し、強烈な印象を残しています。ちなみにパハンのドラー・サレー監督はもう1人の新戦力FWアウン・カウン・マン (ミャンマー)も起用する予定だったようですが、国際移籍証明書ITCが試合までに
 スランゴールはエースのイフェダヨ・オルセグンの技ありの逆転ゴールで逃げ切るかと思われましたが、パハンの同点ゴールのきっかけとなったFKを与えたDFシャールル・ナジームが2枚のイエローで退場し、最後のセットプレーで数的不利となったことが悔やまれます。

2021年5月5日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
PJシティ 0-1 ペラ
得点者:セルヒオ・アグエロ(26分)
 引き分けを挟んで3連敗中だったペラが5試合ぶりの勝利で順位を一つ上げ9位となっています。
 ペラは新加入のFWナナ・ポク(前UITM)を獲得して得点力不足に悩む攻撃陣を補強し、この勝利から巻き返しを図りたいところですが、主将で代表DFシャルル・サアドがスリ・パハンからの獲得オファーを受けていることを明らかにしており、もしシャルル選手が移籍となれば、今度は守備陣が大きな痛手となるため、その行方が

2021年5月5日@リカススタジアム(サバ州コタキナバル)
サバ 3-1 マラッカ・ユナイテッド
得点者:サバ-アムリ・ヤハヤ2(6分、47分)、モハマド・アジザン・ノルディン(16分)、マラッカ-モハマド・ファクルラー・ロスリ(66分)
 40歳のアムリ・ヤハヤの3試合連続ゴールで先制したサバは、その後もアムリ選手のこの日2点目となるダメ押しゴールでマラッカを突き放して勝利し、引き分けを挟んで3連勝を記録しています。

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第12節終了時)

 ClubGWDLGFGAGDP
1JDT128312561927
2TFC127321811724
3KDA127232013723
4PEN126421811722
5SEL125432118319
6KL124441613316
7SBH124441716116
8PJ123541016-614
9PRK123361216-412
10MU123451519-4*10
11PHG122371320-79
12UITM120111329-261
*マラッカ・ユナイテッドは給料未払いのため、勝点3剥奪処分を受けています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第12節終了時)

選手(所属クラブ)ゴール数
1イフェダヨ・オルセグン(SEL)12
2ベルクソン・ダ・シルバ(JDT)10
3クパー・シャーマン(KDH)8
4カサグランデ(PEN)7
パウロ・ジョズエ(KL)7
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

5月6日のニュース:選手が新型コロナ感染でケランタンFCの試合が延期に、移動制限令施行によりMリーグ4試合が無観客で開催

選手が新型コロナ感染でケランタンFCの試合が延期に
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは、公式サイト上で今週末5月7日(金)にペラスタジアム(ペラ州イポー)で予定されていたMリーグ2部プレミアリーグ第12節のペラFC II対ケランタンFCの試合延期を発表してています。
 MFLのアブドル・ガニ・オスマンCEOはケランタンFCの選手2名が新型コロナウィルス検査で陽性となったことを試合延期の理由としています。なおこの2選手はスランゴール州内の病院で隔離されているということです。
 この2選手は第11節に行われたスランゴール2対ケランタンFCの試合前に行われた抗原検査と抗体検査により感染が判明し、直ちにチームから隔離され、当日の試合にも出場しなかったということです。またケランタンFCの他の選手は全員が陰性だったということですが、マレーシア保健省は濃厚接触者に10日間の行動自粛を求めていることから、MFLはペラFC II戦を延期する決断に至ったということです。

移動制限令施行によりMリーグ4試合が無観客で開催
 スランゴール州の大半の地域には今日5月6日から、またクアラルンプールには5月7日からいずれも5月17日まで移動制限令MCOが発令されますが、これに伴いスランゴール州とクアラルンプールで開催されるMリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグの試合は全て無観客試合で開催することをMFLが公式サイト上で発表しています。
 無観客で行われるのはスランゴール州で開催されるいずれもスーパーリーグの5月8日のUITM対KLシティ(UITMスタジアム)と5月9日のスランゴール対トレンガヌ(MBPJスタジアム)、そしてプレミアリーグの5月7日のFAM-MSNプロジェクト対トレンガヌII(UITMスタジアム)、またクアラルンプールで開催される5月8日のスランゴール2対PDRM(KLフットボールスタジアム)の計4試合です。
 今週末のスーパーリーグ第13節とプレミアリーグ第12節の後は、FIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選により両リーグとも中断期間に入り、AFCチャンピオンズリーグに出場するJDTやAFCカップに出場するクダ・ダルル・アマンやトレンガヌが所属するスーパーリーグは7月9日に、プレミアリーグは6月19日にそれぞれ再開されます。

5月5日のニュース:今季のフットサルリーグMPFLの参加チームが決定、UITM退団のナナ・ポクがペラに加入、UITMにはウスマン・ファネが復帰、トレンガヌのクリス・ハードは長期離脱へ

今季のフットサルリーグMPFLの参加チームが決定
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、今季2021年シーズンのマレーシアプレミアフットサルリーグMPFLに参加する男子20チームと女子12チームを発表しています。今季リーグは男子は6月に、女子は8月にそれぞれ開幕の予定です。
 2019年から始まったこのMPFLですが、昨季は新型コロナウィルスの感染拡大から中止されており、2年ぶり2度目の開催となり、男子は昨季の12チームから20チームに増え、6月12日から8月28日までが20チームが2つのグループに分かれてグループステージが行われ、その後は上位8チームによるトーナメントで優勝チームが決定します。一方、女子は8月12日から22日までの2つのグループに分かれて行うグループステージを経て、やはり上位8チームが決勝トーナメントに進みます。
(上が男子、下が女子のMPFL参加チーム-FAM公式サイトより)

UITM退団のナナ・ポクがペラに加入
 今季からMリーグ1部スーパーリーグのUITM FCに加入したガーナ出身のFWナナ・ポクは目立った活躍がないまま退団しましたが、そのポク選手が先日開いたトランスファーウィンドウ期間に同じスーパーリーグのペラFCに移籍が決定したことをマレーシア語紙ウトゥサン・マレーシア電子版が報じています。
 これまでポク選手の代理人がペラFCのチョン・イーファット監督とポク選手が一緒に写っている写真のソーシャルメディア上で公開しており、ペラFC加入が濃厚だと言われていましたが、ペラFCのリザル・アリ・ナイザリCEOがポク選手との契約を認めています。
 この他、ブラジル出身の別の選手もペラ入りしており、現在はマレーシアが渡航者全員に義務付けている14日間の検疫隔離期間中ということです。
 第11節を終えて10位のペラFCは11得点と最下位のUITM FC(3得点)、6位のPJシティ(10点)に次いで得点が少ない一方、失点は最下位のUITM FC(26失点)に続く18失点と得点力不足の解消が課題となっています。
*****
 とは言え、UITM FCでも今季2得点というポク選手の獲得が、攻撃陣増強に繋がるかどうかはわかりませんが、その2得点がいずれもペラFCとの対戦で決めてゴールだったこととは無関係ではないかも知れません。 

UITMにはウスマン・ファネが復帰
 ナナ・ポクと入れ替わるようにUITM FCはMFウスマン・ファネとFWジョアン・ペドロ・フレイタスの加入を公式Facebookで発表しています。
 フランス出身のファネ選手は昨季2020年シーズンはUITM FCでリーグが短縮され11試合となった中で10試合に出場し、1部に昇格したばかりのUITM FCの6位躍進に貢献しましたがシーズン終了後は契約が更新されず、今年3月にはインドネシア1部のプルシラジャ・バンダ・アチェと契約していました。一方の東ティモール出身で20歳のジョアン・ペドロ選手は公式Facebookに掲載された情報によると、タイ3部のノース・バンコク大学FC やウボン・ユナイテッドFC(既に解散)でウイングとしてプレーした経験があるということです。

トレンガヌのクリス・ハードは長期離脱へ
 第10節ではJDTに土をつけながらも翌第11節にはペナンFCに大敗したトレンガヌFCは今季既にFWペトルス・シテンビ、GKラハディアズリ・ラハリム、DFアザリヌラー・アリアスの3選手が膝前十字靭帯ACLの断裂や損傷で今季絶望となっていますが、MFクリス・ハードも最低でも2ヶ月の離脱となったことをスポーツ専門サイトのスカンズが報じています。
 トレンガヌFCのズル・ファドリ・ロジ チームマネージャーによれば、ハード選手は既に手術を受けているということですが、ケガについてはACLではないということですが回復までに少なくとも6〜7週間はかかるということで、トランスファーウィンドウ期間中の新戦力獲得の可能性も否定しなかったということです。
 Mリーグは今週末に開催される第13節が終わると、W杯予選やAFCチャンピオンズリーグやAFCカップなどがあることから7月上旬まで中断期間に入ることから、新戦力の獲得を早急に行う必要性は感じていないと話しています。

Mリーグ1部スーパーリーグ第11節結果

 前半戦最終節となった今節はJDTとKLシティの引き分けやペナンによるトレンガヌ戦勝利などもあり、1位から4位までが勝点差4の中に4チームがひしめく大混戦となっています。
 各試合のハイライト映像はMリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLのの公式Youtubeチャンネルからお借りしています。

2021年4月30日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティ 1-1 JDT
得点者:KL-ロメル・モラレス(45+3分)、ハリス・ハルン(55分)
 試合前の予想通り前半からJDT優位で進んだ試合は、ハーフタイム直前にKLのロメル・モラレスがJDTのオフサイドトラップを交わして先制ゴールを決めKLが先制しましたが、55分にはJDTの主将ハリス・ハルンが今季初ゴールを決め同点に追いつきます。その後もJDTが押し気味に試合を進めますが、結局、KLゴールを割ることはできませんでした。
 KLシティはこの引き分けで、連敗を2で止めています。

2021年4月30日@ハン・ジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ・ユナイテッド 1-3 クダ・ダルル・アマン
得点者:マラッカ-ステファン・ニコリッチ(38分)、クダ-クパー・シャーマン2(18分PK、62分)、ボドロル・バクティアル(86分)
 前節は累積警告により出場停止だったクパー・シャーマンが戻り、今季初めて外国籍選手5名全員が先発メンバーに名を連ねたクダがマラッカを圧倒して2位に浮上、首位JDTとの勝点差を1としています。
 前半戦最終節となる次節では、クダはホームにJDTを迎える首位攻防戦が控えていますが、クダ州内で感染者急増を受け、この試合は無観客試合となることがマレーシアフットボールリーグMFLより発表されています。

2021年5月1日@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴンバダ)
トレンガヌ 1-4 ペナン
得点者:トレンガヌ-ハキミ・アブドラ(60分)、ペナン-シェリディン・ボボエフ(8分)、エンドリック(21分)、カサグランデ2(66分、68分)
 前節JDTに21試合ぶりに土をつけたトレンガヌが8試合負けなしと好調のペナンをホームに迎えた今節注目のカードでしたが、結果は守備が崩壊したトレンガヌが惨敗に終わっています。
 この試合に勝てば、前日のKLシティとの試合が引き分けに終わったJDTと勝点で並ぶチャンスがあるトレンガヌは試合開始から積極的に攻め続けますが、ペナンのGKブライアン・シーの好守などもあり得点をあげることができません。その一方で守備ではペナン攻撃陣の高さの対応できず。1点目となったシェリディン・ボボエフのヘディングシュート、2点目の起点となったカサグランデのヘディング、3点目と4点目となったカサグランデのヘディングシュートはいずれもフリーで決められています。
 トレンガヌは前節のJDT戦に続いて21歳のハキミ・アブドラが2試合連続ゴールを決めたものの、反撃はこの1点のみ。順位を2位から4位に下げ、一方のペナンは4位から3位に浮上しています。

2021年5月1日@ダルル・マクムルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハン 5-0 UTIM
得点者:パハン-リー・タック(1分)、ペドロ・エンリケ(34分)、ムハマド・バキウディン・シャムスディン(66分)、エラルド・グロン(71分)、ムハンマド・ファーミ・モハマド・サブリ(73分OG)
 11位で今季ここまで1勝のパハンと12位で今季未勝利のUITMの対戦となったこの試合は、11位のパハンが12位のUITMを粉砕して、今季2勝目を挙げています。
 試合開始早々、リー・タックのゴールで先制したパハンはその後も得点を重ねで圧勝しています。一方のUITMはすでに契約解除となったのか、主将のヴィクトル・ニーレノルド以外の外国籍選手がベンチ入りせず、パハンの相手にはなりませんでした。

2021年5月2日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
PJシティ 1-2 スランゴール
得点者:PJ-V・ルヴェンティラン(25分)、スランゴール-イフェダヨ・オルセグン2(89分、90+3分)
 ともにスランゴール州を拠点とするスランゴールダービーでは、残り時間7分の間に一瞬、集中力の切れたPJ守備陣の隙をついてスランゴールのエースのイフェダヨ・オルセグンが同点ゴール、さらにロスタイムには決勝ゴールを決めて逆転勝ちしています。

2021年5月2日@リカススタジアム(サバ州コタキナバル)
サバ 2-1 ペラ
得点者:サバ-アムリ・ヤハヤ(65分)、レヴィ・マディンダ(79分) 、ペラ-ナジルル・ナイム(27分)
 2勝4分4敗で9位のサバと2勝3分5敗で10位のペラが対戦し、40歳のアムリ・ヤハヤの2試合連続ゴールなどで終盤に得点したサバが逆転勝ちしています。

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第11節終了時)

 ClubGWDLGFGAGDP
1JDT117312351824
2KDA117222012823
3PEN11641178922
4TFC116411511421
5SEL115331915418
6PJ1135310113-314
7KL113441412113
8SBH113441415-113
9MU113441416-2*10
10PRK112361116-59
11PHG112271118-78
12UITM110110326-231
*マラッカ・ユナイテッドは給料未払いのため、勝点3剥奪処分を受けています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第11節終了時)

選手(所属クラブ)ゴール数
1イフェダヨ・オルセグン(SEL)11
2ベルクソン・ダ・シルバ(JDT)9
3クパー・シャーマン(KDH)8
4カサグランデ(PEN)7
5ジョーダン・ミンター(TFC)他8名4
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

Mリーグ2部プレミアリーグ第11節結果

 今季は11チームが参加するプレミアリーグは今節から後半戦に入ります。前半のトップ3はヌグリスンビラン、サラワク・ユナイテッド、ケランタン・ユナイテッドでしたが、優勝争いはこの3チームに1部昇格権のないJDT IIやトレンガヌIIが絡む展開になりそうです。

2021年4月27日@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラII 0-2 クチンシティー
得点者:クチン-モハマド・アリフ・ハサン(57分)、ジョセフ・カラン・ティー(90+3分)
 前節のケランタン・ユナイテッド戦から中三日での試合となったクチンがケガから復帰途中の代表CBシャルル・シャアドやトップチームの主力FWフィルダウス・サイヤディらが先発したペラIIを破り5試合ぶりの勝利を挙げています。
 クチンシティーの鈴木雄太選手は先発してフル出場しています。

2021年5月1日@ハン・ジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
サラワク・ユナイテッド 1-0 JDT II
得点者:サラワク-ノーシャルル・イドラン・タラハ(85分)
 サラワクはエースのウチェ・アグバを欠いたものの、代表FWのノーシャルル・イドラン・タラハが今季2度目のゴールを決めてJDTに勝利しています。前節第10節までにリーグ最多の8ゴールを挙げているウチェ・アグバが母親の死去に伴い母国ナイジェリアに帰国しており、次節第12節のケランタン・ユナイテッド戦も欠場となりそうです。
 JDTの廣瀬慧選手は先発してフル出場しています。

2021年5月2日@スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラトレンガヌ)
トレンガヌII 4-1 ケランタン・ユナイテッド
得点者:トレンガヌ:ジョーダン・ミンター3(4分PK、32分PK、70分)、アルグジム・レゾヴィッチ(55分)、ケランタン-アルフセイネイ・ガッサマ(40分)
 1部スーパーリーグのトップチーム、トレンガヌFCで今季4ゴールを挙げているトレンガヌIIのジョーダン・ミンターが2本のPKを含む3ゴールを決めて、トレンガヌが無敗記録を更新、3位に浮上しています。ミンター選手はトレンガヌIIに復帰した過去3試合で計7ゴールと量産しています。一方、今季最大の4失点となったケランタン・ユナイテッドは連勝が3で終わり、順位も一つ下げて4位となっています。
 トレンガヌの渡邉将基選手は先発してフル出場しています。
 ケランタン・ユナイテッドの深井脩平、谷川由来の両選手は先発してフル出場、本山選手は46分から交代出場し最後までプレーしています。

2021年5月2日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM 0-1 ヌグリスンビラン
得点者:ヌグリスンビラン-A・セルヴァン(75分)
 ヌグリスンビランがA・セルヴァンの今季初ゴールで勝利し、首位を堅持しています。
 PDRMの鈴木ブルーノ選手は先発してフル出場しています。

2021年5月3日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴール2 3-1 ケランタン
得点者:スランゴール-ハリス・ハイカル(6分)、ムハマド・ファズルル・ファリズ・ゼキ(39分)、ジョージ・アトラム(45+2分PK)、ケランタン-ジャック・ヒンドル(71分PK)

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第11節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1NS10631169721
2SU96211741320
3TFC103701810816
4KU105141212016
5SEL94321812615
6JDT104331711615
7KEL104241010014
8KCH10244912-310
9PRK10235916-79
10PDRM10226914-58
11FAM10028732-252
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビラン、SU-サラワク・ユナイテッド、TFC-トレンガヌII、PRK-ペラII、SEL-スランゴール2、KEL-ケランタン、KU-ケランタン・ユナイテッド、KCH-クチンシティ、FAM-FAM MSNプロジェクト
*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第11節はFAM-MSN プロジェクトの試合がありませんでした。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第11節終了時)

選手名(所属クラブ)ゴール数
1ウチェ・アグバ(SU)8
フェルナンド・ロドリゲス(JDT)8
2ジョーダン・ミンター7
ジョージ・アトラム(SEL)7
3アラン・オコノ(NS)6
4ガッサマ・アルフセイネイ(KU)5
クラブ名:NS-ヌグリスンビラン、SU-サラワク・ユナイテッド、TFC-トレンガヌII、PRK-ペラII、SEL-スランゴール2、KEL-ケランタン、KU-ケランタン・ユナイテッド、KCH-クチンシティ、FAM-FAM MSNプロジェクト

5月4日のニュース:不振のマラッカU監督に2試合の猶予、スリ・パハンの新外国籍選手4名は既に国内で検疫隔離中、ケランタンFCオーナーがインドネシア2部クラブを買収

 日本代表の浅野拓磨選手が所属するセルビア1部のパルチザンに対して度重なる給料未払いを理由とした契約解除がニュースになっています。同じように昨季のリーグ中断期間中にパハンFA(現スリ・パハン)に対して給料未払いを理由に契約解除し、タイ1部のポリス・テロFCを経て今季はJDTに加入したモハマドゥ・スマレはパハンFAとやはり泥仕合になりそうな気配でしたがが、続報がないところを見ると雇用主側に問題があったのかも知れません。まぁ今季の成績も含め、スリ・パハンは現場の責任だけを追求せず、経営陣にもメスを入れて欲しいクラブです。

不振のマラッカU監督に2試合の猶予
 Mリーグ1部スーパーリーグのマラッカ・ユナイテッドはザイナル・アビディン・ハサン監督に対して、次節の第12節とその後の第13節の2試合の結果いかんでは解任となることを通達したと、マレーシア語紙ハリアンメトロ電子版が報じています。
 第11節を終えて3勝4分4敗の9位と低迷するマラッカ・ユナイテッドのモハマド・サイフル・マット・サピCEOは第12節のサバFC戦と第13節のPJシティ戦でのチームのパフォーマンスが評価の対象となることをザイナル監督に通達したことを明らかにしています。
 低迷するクラブに対してサポーターからはさまざまな声が聞こえてくる中、経営陣としては性急な判断は下したくないと話したモハマド・サイフルCEOは、ザイナル監督の後任候補などとの面談などは行なっておらず、そういった判断を行うのは第13節以降となると話しています。
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 マラッカ・ユナイテッドについては、何度も述べていますが、現場では対処しようがない未払い給料問題があり、昨季に続き今季も既に勝点3が剥奪されており、もしその3点が加算されれば7位のKLシティと同じ勝点になります。給料未払い問題は勝点剥奪だけでなく、選手のやる気、そして当然パフォーマンスにも影響を及ぼしますが、それが2年連続で起こしている経営陣の責任の所在は不明のまま、結果が出なければ監督の首をすげ替えるというのでは、今後も同じことが繰り返される可能性があります。

スリ・パハンの新外国籍選手4名は既に国内で検疫隔離中
 Mリーグ1部スーパーリーグで第11節を終え2勝2分7敗と不振を極めるスリ・パハンは4名の新外国籍選手が昨日5月3日から始まったトランスファーウィンドウ期間に移籍するようですが、スリ・パハンは既に開幕から5名の外国籍選手が在籍しており、どの選手がチームを離れるのかがサポーターの間で関心を呼んでいます。
 ハリアンメトロはこの4選手がFWアウン・カウン・マン(ミャンマー)、MFマヌエル・イダルゴ(アルゼンチン)、MFアブバカール・ヤクブ(ガーナ)、FWケニー・アティウ(オーストラリア)と報じており、このブログで取り上げたタイ代表FWアディサック・クライソーンの加入はなさそうです。
 スリ・パハンのモハメド・スフィアン・アワンCEOはこの4選手の加入を認め、既に3名はクラブの本拠地があるパハン州クアンタン入りしており、残る1名も明日5月5日には検疫隔離が終了するということです。
 この4人が加入すれば、4名の外国籍選手が退団となりますが、その4名が誰なのかは現時点では開かせないとハリアンメトロのインタビューに答えています。
 今季のスリ・パハンは主将で今季3年目のDFエラルド・グロン(フランス)、DFママドゥ・ワグ(フランス/レバノン)、MFリー・タック(英国)、FWイェウヘン・ボハシュヴィリ(ウクライナ)、FWペドロ・エンリケ(東ティモール)が在籍しています。

ケランタンFCオーナーがインドネシア2部クラブを買収
 Mリーグ2部ケランタンFCのノリザム・トゥキマン オーナーが隣国インドネシア2部のクラブを買収したとマレーシア語紙ブリタハリアン電子版が報じています。
 今回買収したのはスマトラ島中部リアウ州を本拠地とするインドネシア2部PSPSリアウです。自身のFacebookで今回の買収を発表したノリザム オーナーは、自身が投資家でもあることから、今回の買収が将来を見据えたもので、直ちに利益を生み出すことは期待していないと話しています。
 一方PSPSリアウの公式Facebookでリアウとマレーシアの結びつきについて言及しながら、ノリザム オーナー就任を歓迎するコメントを掲載しています。
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 リアウはポルトガルが1611年にマラッカ王国を攻略した際に生き延びたマラッカ王国の末裔が設立したジョホール王国が勢力を拡大し、マラッカ海峡の両岸にかけて発展したジョホール・リアウ王国の一部でもありました。しかしその後、1824年の英蘭協約により、スマトラ島にあった英国の領有地やと当時オランダ領だったマラッカを交換し、スマトラ島とジャワ島をオランダが、マラッカやペナン、シンガポールといったマレー半島を英国がそれぞれ自身の勢力範囲としたことで、マラッカ海峡を挟んで現在のインドネシアとマレーシアに別れてしまった経緯があります。

5月1日のニュース:スランゴールCEOは本田圭佑選手獲得を否定、MFLは選手をスポーツバブルの外に出さないよう再度クラブに通達、パハンにタイ代表FWアディサックが加入か、KLシティにはKL生まれオーストラリア育ちのMFが加入

スランゴールCEOは本田圭佑選手獲得を否定
 スポーツ専門サイトのスタジアムアストロはスランゴールFCのジョハン・カマル・ハミドンCEOとのインタビュー記事を掲載し、先日このブログでも取り上げた元日本代表の本田圭佑選手獲得の噂についてこれを否定しています。
 「現時点ではその噂は正確ではなく、本田圭佑選手に獲得オファーを出したことは一度もない。現在のチームが獲得を目指しているのは、大物選手ではなく、潜在能力が高い若い選手である。」と話したジョハンCEOは、DFシャルル・ナジーム、MFアリフ・ハイカルといったレギュラーポジションを掴みつつある若手選手を例に挙げて、外国籍選手は気候や日程などMリーグの環境に慣れるまでしばらく時間がかかったものの、現在はトップチームにいる若手選手と経験のある外国籍選手とでバランスのとれたチームができつつあると述べています。
 また5月3日から30日までのトランスファーウィンドウ期間中の補強については、代表チームのW杯予選出場によるMリーグ中断期間までの残り3試合の状況やケガ人の回復状況などを元に判断したいと話す一方で、現在のバランスがとれたチーム構成には満足しているとも話しています。
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 本田選手移籍の噂を伝えるニュースを取り上げた際のブログでも書きましたが、チーム編成上は本田選手は現在のスランゴールが必要とする選手ではないように思います。もちろん興行的には本田選手がMリーグに加入してくれればその影響は大きいでしょうが、現在、Mリーグ各クラブに求められている「身の丈にあった」経営という観点からも本田選手のスランゴール入りは現実的ではなさそうです。

MFLは選手をスポーツバブルの外に出さないよう再度クラブに通達
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは、Mリーグ各クラブに対して、チーム内での新型コロナウィルス感染を防止するため、厳格に標準作業手順SOPを厳守しいわゆるスポーツバブルの外に選手を出さないよう、改めて通達を出しています。
 さらに新型コロナウィルス感染者が出たクラブに対しては勝点剥奪(はくだつ)や対戦予定の相手を不戦勝とするなど厳しい罰則を科すことについても言及したアブドル・ガニCEOは、選手に対してはショッピングモールや娯楽施設など多くの人が利用する場所へ行くことを避けることを、そして各クラブに対しては選手たちが試合会場、練習会場と自宅というスポーツバブルの外へは出ないよう指導を強化することを求めています。
 アブドル・ガニCEOがこのように厳しいSOP順守を求めたのは、先週、マレーシア代表バドミントンチーム内で数名の感染者が確認された後、その数が一気に倍以上に増え、保健省の指導のもと練習が完全に中止され、現在もその練習が再開されていない状態が続いていることがあります。

パハンにタイ代表FWアディサックが加入か
 Mリーグ1部スーパーリーグ第10節を終えて1勝2分7敗で11位と不振を極めるスリ・パハンは、5月3日に開くトランスファーウィンドウ期間中に大幅にメンバーが入れ替わることが予想されていますが、その新戦力の一人がタイ代表FWのようです。
 スポーツ専門サイトのスカンズは、今季はタイ1部のムアントン・ユナイテッドFCからポートFCへ期限付き移籍していたタイ代表FWアディサック・クライソーンがスリ・パハンと今季2021年シーズンが終了する7月半ばまでの期限付き移籍で加入することが決定的で、所属先のムアントン・ユナイテッドFCとは契約内容で合意していると報じています。またスリ・パハンは現在、アディサック選手が所属しているポートFCに早期のリリースを求めているとも報じています。
 30歳のアディアック選手は今季は29試合に出場し11ゴールを挙げ、ポートFCの今季3位とAFCチャンピオンズリーグ出場資格獲得に貢献した他、FIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選に出場するタイ代表候補47名にも含まれています。
 このブログでは既にミャンマーU23代表FWのアウン・カウン・マンのスリ・パハン加入について取り上げましたが、今回のアディサック選手の他にも、スリ・パハンはアルゼンチン出身で英国2部シェフィード・ウェンズデイFCU23でプレーした21歳のMFマヌエル・イダルゴや南スーダン出身で昨季までオーストラリア1部Aリーグのメルボルン・ヴィクトリーでプレーしたFWケニー・アティウといった選手の加入の可能性についてもこのスカンズは報じています。

KLシティにはKL生まれオーストラリア育ちのMFが加入
 今季1部スーパーリーグに昇格し、第10節を終えて3勝3分4敗で7位につけるKLシティに地元KL出身でオーストラリア育ちの選手が加入するとサッカー専門サイトのヴォケットFCが報じています。
 22歳のライアン・ランバートは、昨季はオランダ2部リーグのFCデン・ボスのU21チームで双子の兄でDFデクラン・ランバートとともにプレーしていました。
 デクラン、ライアン両選手とも英国やオーストラリアに加えてマレーシア代表としてプレーする資格もあるということなので、Mリーグでの活躍次第ではマレーシアU23代表、さらにはフル代表の新戦力となる可能性もあるとヴォケットFCの記事は結んでいます。

4月29日のニュース:マラッカ・ユナイテッドは監督交代を否定、UITMは「休養」中の監督が復帰、降格圏のパハンにミャンマーU23のエースが加入か、ペナン州政府はペナンFCのトップ6入りを期待

マラッカ・ユナイテッドは監督交代を否定
 Mリーグ1部スーパーリーグのマラッカ・ユナイテッドは第10節を終えて3勝4分3敗の8位と低迷し、後半戦に向けて監督交代が噂されていますが、クラブのモハマド・サイフル・マット・サプリCEOは新監督候補者との面談などは全く行っていないと話す一方で、既に10を超える候補者から履歴書を受け取っていると話しています。
 マレーシア語紙ブリタハリアン電子版はサイフルCEOの話として、現時点では経営陣では新たな監督候補についての話し合いは全く行われておらず、監督交代は単なる「噂」であると述べる一方で、5名の外国籍選手については前半戦が終了する第11節までそのパフォーマンスについて精査していくとしています。
 5月3日から開く今年2度目のトランスファーウィンドウ期間中に外国籍選手の顔ぶれが変わる可能性についてブリタハリアンから問われたサイフルCEOは、その可能性は否定しなかったものの、クラブの予算次第であると答えるにとどまっています。
 また別のマレーシア語紙ウトゥサン・マレーシア電子版では、今季開幕前に突然退団したメフメト・ドゥラコヴィッチ前ペラ監督や昨季いっぱいでMリーグを脱退したフェルダ・ユナイテッドの前監督のニザム・ジャミル氏の名前がザイナル監督の後任候補として取り上げられていますが、ウトゥサン・マレーシアはマラッカ・ユナイテッドの予算を考えると経験豊富な分、高給が必要となるオーストラリア出身のドゥラコヴィッチ前ペラ監督よりも給料が低く抑えられるニザム前フェルダ・ユナイテッド監督がより有力な候補ではないかと予想しています。
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 2019年シーズンに就任したザイナル監督は監督初年度は6位、昨季は9位、そして今季は現在8位という成績で、昨季終了後は監督交代が一旦発表されたものの、クラブから汚名挽回の機会を与えられて今季も監督とになったという経緯があります。
 ザイナル監督を批判しきれない理由として、マラッカ・ユナイテッドは昨季に続き今季も給料未払い問題により勝点3を剥奪される処分を科されていることがあります。昨季の9位という成績も剥奪された3点を加えれば7位にまで上昇し、今季も剥奪された3点を加えればやはり7位に浮上します。給料未払い問題はプレーする選手のモチベーションにも直結するでしょうから、給料が支払われていれば、チームの成績自体も改善していた可能性があり、ピッチ外の問題の影響でチームの不振の責任を取らされるのはザイナル監督としても本意ではないでしょう。

UITMは「休養」中の監督が復帰
 開幕からの7試合で1分6敗という成績から「休養」中だったUITMのフランク・ベルンハルト監督は3試合ぶりにクラブに復帰し、早速練習で指揮をとったとスポーツ専門サイトのスタジアムアストロが報じています。
 ベルンハルト監督が「休養」した3試合は、クラブのテクニカルディレクターを務めるレズアン・アブドラ氏が監督代行を務めたものの、マラッカ・ユナイテッドに0-3、サバに0~4、そして先週末のPJシティ戦では0-1と1点も取れずに3連敗するなど監督「休養」の効果は全く出ていませんでした。
 第10節を終えて勝点1のUTIMを残り12試合で降格圏から脱出させることが現場復帰したベルンハルト監督の使命となりますが、経営陣からはリーグ戦での結果だけでなく、ベルンハルト監督の練習方法や戦術が選手に合っていないという理由も突きつけられての「休養」だったことを指摘されると、レズアン代行監督のもとで経営陣が求めるような練習方法を採用しても結果が出なかった点を指摘し、どんな練習方法を採用しても全員が満足できるわけではないと話しています。
 その上で、復帰後の練習ではレズアン代行監督と話し合い、別の練習方法を模索したいとベルンハルト監督は話しています。

降格圏のパハンにミャンマーU23のエースが加入か
 今季から就任したトーマス・ドゥーリー監督を開幕からわずか2試合で「休養」させたものの、第10節を終えてわずか1勝の勝点5で11位と迷走するスリ・パハンは、5月3日に開く今年2回目のトランスファーウィンドウ期間中に外国籍選手を中心に大幅なメンバー入れ替えが予想されています。
 そしてこの移籍期間中の新加入選手にミャンマーU23代表のストライカー、アウン・カウン・マンがほぼ確定していると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。
 アウン・カウン選手は今季はミャンマーのエーヤワディー・ユナイテッドFCからタイ2部のコーンケン・ユナイテッドFCへ期限付き移籍しており、16試合で5ゴールを決めているということです。また2019年の東南アジア競技大会通称シーゲームズではミャンマーU23代表のエースとして5ゴールを挙げ、チームを銅メダルへと導いています。
 スリ・パハンからの正式発表はないものの、既にクアラルンプールに滞在中のアウン・カウン選手は自身のソーシャルメディアでスリ・パハンに加入することを明らかにしています。

ペナン州政府はペナンFCのトップ6入りを期待
 今季1部に昇格したばかりのペナンは第10節を終えて5勝4分1敗の勝点19で首位のJDTとは勝点差4の4位につけていますが、ペナン州のチョウ・コンヨウ州首相はこの好調さを維持して、最終的には上位6位以内に入ることを期待しているとブルナマに語っています。
 チョウ州首相は、新監督だけでなく新戦力の獲得も功を奏しているとして、この勢いや選手のやる気を維持するために州政府が勝利ボーナスとして1勝あたり1万リンギ(およそ26万6000円)をチームに提供していることも明らかにし、前半戦最終戦となる今週末のアウェイとなるトレンガヌ戦でも8試合連続負けなしの記録を維持できるよう熱いプレーを期待していると話しています。
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 州政府の監督下にある州サッカー協会(州FA)からMリーグクラブを独立させる民営化が進められる中、まだまだ州政府に依存しているクラブは多いようですが、ペナンも勝利ボーナスという形で州政府の支援を受けているということを州首相が明らかにしているという記事でした。