12月11日のニュース:シーゲームズ-ベトナムがインドネシアを下して金メダル獲得、ミャンマーがカンボジアを下し銅メダル獲得、2020年ACL組み合わせ決定-JDTは日中韓のクラブと対戦、クダFAのプレーオフ対戦相手も決定

シーゲームズ-ベトナムがインドネシアを下して金メダル獲得
 第30回東南アジア競技大会通称シーゲームズのサッカー男子決勝がマニラのリザルメモリアルスタジアムで行われ、ベトナムがドゥオン・バン・ハオ(オランダ1部SCヘーレンフェーン)の2ゴールを含む3-0でインドネシアを下して金メダルを獲得しています。ベトナムは南ベトナム(ベトナム共和国)として優勝した東南ジア大会の前身となる第1回東南アジア半島大会1959年大会以来、60年ぶり2度目の優勝です。この優勝の後は、5度決勝に進出しながらいずれも準優勝に終わっていました。また今回のシーゲームズではサッカー女子もベトナムが有用しており、男女そろっての優勝となりました。
 試合は戦前の予想通りベトナムが優位に進め、試合中にはフル代表監督と兼任のベトナムのパク・ハンソ監督が主審に抗議しレッドカードで退場となる場面もありましたが、試合終了後はピッチに戻り胴上げされたとAFP通信が伝えています。
 今回の大会は、マレーシアで開催された前回2017年大会決勝に進出したタイ、マレーシアの両チームがいずれもグループステージで敗退する一方で、カンボジアが初めて準決勝に進出するなど、各チームの戦力が拮抗していることを印象付ける大会でした。その中で、ベトナムがFIFAワールドカップ予選でUAEやタイを抑えて予選グループトップに立つフル代表だけでなく、このU22世代でも東南アジアをリードする存在であることを知らしめた大会と言えるでしょう。
<東南アジア競技大会2019年大会決勝>
ベトナム3-0インドネシア
得点者:ベトナム-ドゥオン・バン・ハオ2(39分、73分)、ド・フン・ドゥン(59分)
(写真は胴上げされるパク監督と先制ゴールを決めたドゥオン選手-東南アジアサッカー協会AFFのホームページより)

シーゲームズ-ミャンマーがカンボジアを下し銅メダル獲得
 決勝の前に行われた3位決定戦では、ミャンマーがカンボジアをPK戦で下し、サッカー男子では2大会ぶりのメダルを獲得しています。今大会、予選グループではフィリピンと引き分け、マレーシアを破るなど上位チーム相手に旋風を巻き起こしたカンボジアでしたが、メダル獲得はなりませんでした。
 フルタイムを2−2で終えた両チームはPK戦に突入し、先攻のミャンマーは5人全員がPKを決め、後攻のカンボジアも4人がゴールしましたが、5番目のキッカーとなった主将のケオ・ソクペンがシュートをゴールポストに当てて外し、PK戦5-4でミャンマーが銅メダルを獲得しています。
<東南アジア競技大会2019年大会3位決定戦>
ミャンマー2-2カンボジア(PK戦ミャンマー5-4カンボジア)
得点者:ミャンマー-アウン・カウン・マン(9分)、ミヤッ・カウン・カン(35分)、カンボジア-シエン・チャンテア(1分)、ケオ・ソクペン(71分)

2020年ACL組み合わせ決定-JDTは日中韓のクラブと対戦
 アジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグの組み合わせが決定し、今季2019年に続き本戦から出場するマレーシアフットボールリーグMFLチャンピオンのJDTは予選グループGに入り、日本、中国、韓国のクラブとの対戦が決定しました。
 同組となったのは、今季2019年ACL準決勝で浦和に敗れたファビオ・カンナバーロ監督率いる今季中国スーパーリーグチャンピオンの広州恒大淘宝、今季Kリーグ8位ながら韓国FAカップチャンピオンの水原三星ブルーウィングス、そして日本からは天皇杯優勝チームがこの組に加わります。
 今季初めてACL本選から出場となったJDTは、山東魯能(中国)、慶南FC(韓国)、鹿島アントラーズと同組となり、1勝1分4敗得点4失点8という成績でした。鹿島相手に1勝を挙げるなど初出場チームとしては結果を残しましたが、来季はそれぞれ過去ACL2度の優勝経験を誇る広州恒大(2013年と2015年のチャンピオン)、水原三星(2001年と2002年のチャンピオン)と同組となり、今季よりも厳しい組に入っています。
(来季2020年ACLの試合日程-JDTのFacebookより)

2020年ACL組み合わせ決定-クダFAのプレーオフ対戦相手も決定
 またマレーシアFAカップ優勝チームのクダFAは、ACL予備予選2回戦から登場しますが、1月21日にはホームのダルル・アマンスタジアムで今季香港リーグチャンピオンの大埔足球会と対戦し、この試合に勝てば1月28日に本戦出場をかけたプレーオフで今季Kリーグ3位のFCソウルと敵地で対戦します。そしてこの試合に勝つと本戦グループEに入ることができます。
(本戦までの道のり-クダFAのFacebookページより)

12月10日のニュース:シーゲームズ関連-決勝はインドネシア対ベトナム、マレーシアはグループステージ敗退、FAMはオン監督との契約を延長せず

東南アジア競技大会通称シーゲームズのサッカー男子では各国のU22代表(2名のオーバーエイジを含む)が対戦しますが、11月25日に開幕したこの大会は、本日12月10日の決勝と3位決定戦を残すのみとなりました。そこで今回はこのシーゲームズ関連の話題をまとめました。

決勝はインドネシア対ベトナム
 U22代表の東南アジアチャンピオンを決める決勝に進出したのは予選グループBを1位で通過したベトナムと同組2位のインドネシアです。準決勝では、ベトナムはFWハー・ジューク・チンのハットトリックを含む4-0(東南アジアサッカー連盟AFFによる試合の詳細はこちら)でグループA2位のカンボジアを一蹴、一方のインドネシアはグループA首位突破のミャンマーを延長の末4-2(AFFによる試合の詳細はこちら)と破り、それぞれ決勝進出を決めています。なお、この両者はグループステージで対戦し、ベトナムが2-1とインドネシアに勝利(AFFによる試合の詳細はこちら)しています。またベトナムとインドネシアに敗れたカンボジアとミャンマーは銅メダルをかけて3位決定戦を戦います。

マレーシアはグループステージ敗退
 シーゲームズの予選グループが発表になり、ベトナム、タイ、インドネシアなど強豪国とは別の予選グループAに入ったことで、国内サッカーファンの間では、マレーシアの準決勝進出に期待が高まっていました。
 大会前にはU22代表を率いるオン・キムスイ監督が、マレーシアフットボールリーグMFLで2年連続の最優秀選手に選ばれたサファウィ・ラシド(JDT)を招集しないことを発表、またアメリカ生まれでプロリーグMLSでのプレー経験もあるワン・クザイン(スポーティング・カンザスシティII)も代表候補合宿に参加しながら、書類上の問題で最終メンバーに選ばれないなどの不安要素がありましたが、それを補って余りあるタレント軍団という前評判で、マレーシアはシーゲームズに臨みました。
 しかし蓋を開けてみればグループステージ敗退、しかもグループ最下位の東ティモール相手に挙げた1勝のみの1勝1分2敗(勝点4)と期待を大きく裏切る結果になってしまいました。4試合で得点6、失点5、得失差+1の成績も、東ティモール戦での4-0の勝利を除けば、3試合で得点2、失点5、得失差-3となり、惨敗と言っても良い結果です。

FAMはオン監督との契約を延長せず
 マレーシアU22代表のグループステージ敗退が決まった翌日、マレーシアサッカー協会FAMは、12月末に切れるU22代表のオン監督との契約を更新しないことを発表しています。
 FAMのスチュアート・ラマリンガムCEOは、当面はU22/U23代表の公式行事が残っていないことから契約を更新しないとしていますが、今回のシーゲームズ予選グループ敗退の結果に基づく決定でしょう。またラマリンガムCEOは、オン監督の後任についてはこれから検討するとも話しています。
 2009年に当時はハリマウ・ムダと呼ばれたU22/U23代表の監督に就任したオン監督は、2011年インドネシアで開催されたシーゲームズで金メダルを獲得した他、2018年にはベトナムで開催されたアジアサッカー連盟AFC U23選手権でベスト8、インドネシアのジャカルタで開催されたアジア競技大会ではベスト16と好成績を収めています。しかし今年2019年は、3月にクアラルンプールで開催されたAFC U23選手権2020年大会の予選で敗退、そして今回のシーゲームズでのグループステージ敗退と受難の年でした。
 今後についてオン監督は、まずは家族とゆっくり過ごす時間を撮りたいとしていますが。来季MFL1部昇格となるサバFAの監督候補という噂もあります。

11月28日と29日のニュース:ブレンダン・ガンとロナウドがペラTBG退団を発表、サバFAの監督候補にインドネシアのレジェンドが浮上、トレンガヌFCが新外国籍選手獲得発表、シーゲームズでU22代表はフィリピンに敗れる

ブレンダン・ガンはペラTBG退団を発表
 スランゴールFA移籍の噂が出ていたブレンダン・ガンが、自身のインスタグラムでペラTBG退団を発表しています。
 ペラTBGを統括するペラ州サッカー協会PAFAと来季の契約についての合意ができなかったことを退団の理由に挙げていますが、チームメートやサポーターへの感謝の気持ちを述べ、メフメト・ドゥラコヴィッチ監督やスタッフ、フロントへも賛辞を送っています。
 ガン選手は2012年にサバFAで外国籍選手としてプレーした後、オーストラリア生まれながらマレーシア人の父親を持つことから2014年から在籍したケランタンFAでは、マレーシアパスポートを取得しマレーシア人として登録されました。しかし2015年シーズン開幕戦で右前十字靭帯断裂し、このシーズンを棒に振り、2016年9月には左前十字靭帯を断裂し2017年シーズンはケランタンFAが契約を解除するなど、10ヶ月も戦列を離れることになりました。
 その後2018年にはペラTBGと契約し、リーグ戦では2位に、またクラブとしては18年ぶりとなるマレーシアカップ優勝に貢献するなど、今やペラTBGだけでなくフル代表でも欠かせない選手となっています。
 現時点では移籍先のクラブを明かしていませんが、スランゴールFA移籍が有力であると噂されています。

ロナウドもペラTBG退団を発表
 上記のブレンダン・ガンに加えて、通算で90試合近い出場数を誇ったモハマド・ナシル・バシャルディンがトレンガヌFCへ移籍など主力選手の流出が続くペラTBGは、ロナウドことロナウド・エンリケ・シウヴァもインスタグラムで自身の’退団を発表しています。
 今季2019年の2度目のトランスファーウィンドウ期間中に加入したロナウド選手は21試合に出場し12ゴールを挙げています。
 移籍先はマレーシア国内ではなく母国ブラジルのクラブということです。

サバFAの監督候補にインドネシアのレジェンドが浮上
 今季MFL2部で優勝し、来季はMFL1部でプレーするサバFAの監督候補にインドネシアのレジェンドが候補に上がっていると、マレーシア語のサッカー専門サイトボケットFCが報じています。
 候補に上がっているのは代表として59試合に出場し、33ゴールをあげているクルニアワン・ドゥイ・ユリアントです。昨年はフル代表のアシスタントコーチを、現在は東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場しているインドネシアU22代表のアシスタントコーチを務めていますが、2005年にはサラワクFAでプレーし29ゴールを挙げています。
 サバFAを今季MFL2部優勝に導いたジュリアス・アティン監督は、MFL1部監督の要件となるアジアサッカー連盟AFCのプロ指導者資格を保持していないことから、サバFAはアティン監督を来季はアシスタントコーチとし、新監督を探しています。

トレンガヌFCが新外国籍選手獲得発表
 攻撃陣の主力チェチェ・キプレがクダFAに移籍したトレンガヌFCは、モーリタニア出身のFWドミニク・ダ・シルヴァと契約したと、ボケットFCが報じています。
 30歳のドミニク選手は2017/2018年シーズンはベトナムリーグのホーチミンシティFCで、2018/2019年シーズンはサイゴンFCでプレーしていますが、エジプト、チュニジア、アラブ首長国連邦、キプロスなどでもプレー経験があります。

シーゲームズでU22代表はフィリピンに敗れる
 マニラで開催中の東南アジア競技大会通称シーゲームズの男子サッカーに出場中のマレーシアU22代表は開催国フィリピンと対戦し、0-1と敗れ、通算成績を0勝1分1敗としています。
 この結果、マレーシアは、首位ミャンマー(2勝1分0敗)、2位カンボジア(1勝1分1敗)、3位フィリピン(1勝1分1敗、順位は得失差によります)に続く4位(0勝1分1敗)となり、最下位は東ティモール(0勝0分2敗)となっています。
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 大会前はベトナム、タイ、インドネシアがひしめくグループAとならなかったことで準決勝進出を心配する声は上がりませんでしたが、ここに来てグループステージ敗退の可能性も出てきたマレーシア。各チームとも成績が橘高しているだけに、残りの東ティモール戦、カンボジア戦とも勝利は当然ですが、得失差を考えると大量得点で勝つことが必要です。

11月27日のニュース:FAMはMFL各クラブに今季の未払い給料問題に関する申告を義務づけ、ブキ・ジャリル管理会社はインドネシア戦の施設破壊の賠償をFAMに請求、イルファン・ザカリアはシーゲームズに集中

FAMはMFL各クラブに今季の未払い給料問題に関する申告を義務づけ
 マレーシアサッカー協会FAMは、2020年にマレーシアフットボールリーグMFLに参加する全てのクラブに対して、現在抱えている未払い給料とそれをどのように解消するかの計画の申告を12月15日に行うことを義務付けたと発表しています。
 FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は、今季発生した未払い給料や、日本の年金に当たる授業員積立基金EPF、所得税なども含めた負債を来季まで持ち越させないための措置であると述べ、未払い給料や負債を抱えるクラブを罰することが目的ではなく、各クラブがそういった金銭面の問題を抱え込まず、解決するためが目的であるとしています。
 「未払い給料の完済と負債の解消は各クラブがその責任を負うものであり、今季中に全てを解決し、来季に持ち越さないことを宣誓すること、また全ての未払い給料や負債を隠さず、明らかにすることを求め、それが守られない場合には、すでに各クラブが取得している来季のクラブライセンスをFAMが無効にする措置を取ることもありうる。」とマレーシアの通信社ベルナマにラマリンガム事務局長は述べています。
 また選手に対しては、今季の未払い給料が完済されない場合には、FAMに申し立てを行うことを求めており。そういった申し立てを受けた場合、FAMがクラブに対して指導を行うとしています。
 給料未払い問題では、MFL2部のケランタンFAが2017年にテクニカルダイレクターTDとして契約したウルグアイ出身のアルフレド・カルロス・ゴンザレスに対する未払い給料23万5686リンギ(およそ620万円)を指示された期間内に完済しなかったことから、FIFAの裁定により今季のMFLで勝点3を剥奪されています。

ブキ・ジャリル管理会社はインドネシア戦の施設破壊の賠償をFAMに請求
 ブキ・ジャリル国立競技場を管理するマレーシアスタジアム社は、11月19日に行われたFIFAワールドカップ2022大会アジア二次予選のインドネシア戦で、インドネシアサポーターによって破壊されたスタンドの座席の補修費用として1万1000リンギ(およそ29万円)をこの試合の主催者であるFAMに請求すると、ベルナマが伝えています。
 マレーシアスタジアム社のニック・ラジーン・アダム・ダウドCEOは、この賠償額は破壊された44席の補修費用であると発表しています。

イルファン・ザカリアはシーゲームズに集中
 先日新たにクアラルンプールサッカー協会会長に就任したカリド・アブドゥル・サマド会長は、統括するMFL2部のクアラルンプール(KL)FAを2021年シーズンには再びMFL1部に昇格させるとして、大幅な選手入れ替えを示唆、今季2019年在籍選手中18名が来季はKLFAでプレーしないことが発表になっています。
 現在、フィリピンで開催中の東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場中のマレーシアU22代表にオーバーエイジ枠で参加しているイルファン・ザカリアも、KLFAが来季契約を結ばない選手の一人ですが、イルファン選手はマレーシアの通信社ベルナマの取材に対して、自分の所属先を考える前に今はシーゲームズに集中し、優勝を目指したいと語っています。
 2016年からKLFAでプレーするイルファン選手については、ベルナマの記事ではKLFAからは来季へ向けて契約更新の打診があったようですが、イルファン選手は退団を選び、来季の所属先については急いで決めるつもりはないとしています。
 退団決定後から複数のクラブが獲得に動いているとされますが、U22代表のオン・キムスイ監督は、シーゲームズに集中させるため、MFL各クラブには大会終了までは接触を控えて欲しいとベルナマの取材に答えています。

11月26日のニュース:シーゲームズ開幕戦でマレーシアはミャンマーと引き分け、KLFA新会長-プレミアリーグは来季のみ、パハンFA監督は来季はUITM FCで監督か

シーゲームズ開幕戦でマレーシアはミャンマーと引き分け
 今回で第30回となる東南アジア競技大会通称シーゲームズの男子サッカーがフィリピンのマニラで開幕し、初戦でミャンマーと対戦したマレーシアは1-1の引き分けでスタートしています。
 この日のマレーシアは、オーバーエイジ枠のアダム・ノー・アズリン(JDT)とイルファン・ザカリア(クアラルンプールFA)の二人を最終ラインに配置する一方、17歳のルクマン・ハキム・シャムスディンとムハマド・ウマル・ハキーム・スハル(いずれもモクタル・ダハリ・アカデミー)を先発メンバーで起用する思い切った布陣で試合に臨みました。

 2016年にはケランタンFAでの監督経験もあるヴェリザール・ポポフ監督率いるミャンマーとの試合は、13分に主将ライン・ボー・ボーのコーナーキックにソー・モー・チョウが頭で合わせてミャンマーが先制しましたが、マレーシアも24分に相手DFからボールを奪ったアキヤ・ラシド(JDT)があげたセンタリングをハデイ・ファイヤッド(ファジアーノ岡山)がヘディングでゴールへ叩き込み同点とします。
 その後もハディ選手のヘディングがゴールポストに阻まれるなどチャンスをものにできなかったマレーシアは追加点を奪えず、試合は1-1のまま終了しています。なお17歳コンビはルクマン選手がファイサル・ハリムと、ウマル選手はディネシュ・ラジャシンガム(いずれもパハンFA)と途中交代しています。
 マレーシアの次戦の相手は、この日、カンボジアとやはり0-0で引き分けた開催国フィリピン戦で、11月29日に行われます。
(写真は両チームのスターティングXI。FAMのFacebookより)

KLFA新会長-プレミアリーグは来季のみ
 クアラルンプール(KL)FAを統括する連邦直轄区クアラルンプールサッカー協会の会長選挙が行われ、唯一の立候補者であったカリド・アブドゥル・サマド連邦直轄区大臣が無投票で当選し、新たな会長に就任しています。
 会長就任あいさつでカリド会長は2021年シーズンには、今季2019年はマレーシアフットボールリーグMFL1部で最下位の12位となり、来季2020年は2部でプレーするKLFAを2021年シーズンには再びMFL1部でプレーさせる決意を表明しています。しかも2021年にはMFL1部の上位4チーム入りを目指すとも述べています。
 長らく低迷しているKLFAは昨季2018年にMFL1部に昇格するも7勝3分12敗(勝点24)の10位で1部残留を果たしましたが、今季は4勝2分16敗(勝点14)と最下位に沈みました。
 クラブは若手中心のメンバーに切り替えている方針も示したカリド会長ですが、その一方でKLFAは主力選手を含む大量の退団者を発表しています。ギリェルメ・デ・パウラ、ダルコ・マルコヴィッチ、ルーク・ウッドランド、ノ・ヘンソクら外国籍選手や現在、シーゲームズにオーバーエイジ枠で出場中のイルファン・ザカリア、アシュリ・チュチュなど大量18名が退団します。
 その一方でインドラ・プトラ・マハユディンやパウロ・ホスエなどの選手は、KLFAのTwitterにアップされた退団者への感謝を伝えるメッセージが添付された写真にその姿がないことから、残留の可能性もあります。さらには今季は2度も交代が起こった監督のポストも現在空席で、来季MFL2部で入れ替え戦出場権が得られる2位以内に入るための人選が重要な鍵を握りそうです。
(写真はKLFAのTwitterに掲載された退団選手への感謝のメッセージ)

パハンFA監督は来季はUITM FCで監督か 
 今季MFL1部で2位となったパハンFAのドラー・サレー監督が、来季MFL1部に昇格するUITM FC監督に就任するのでは、という噂が出ているとスポーツ専門サイトスタジアムアストロが報じています。
 この噂は現在、シンガポールU22代表の監督として東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場中のシンガポールのレジェンド、ファンディ・アーマド監督が来季のパハンFAの監督就任の噂が発端になっています。さらには今季MFL2部でUITM FCを率いたイスマイル・ザカリア監督が、MFL1部の監督となるために必要なアジアサッカー連盟AFCの資格を保持していないことでさらに信憑性を帯びています。
 しかしUITM FCのムスタファ・アーマドGMは、ドラー監督はクラブにとって監督として雇用するには「偉大すぎる」とこの噂を否定しています。
 ムスタファGMは、クラブをMFL1部昇格のレベルまで引き上げたイスマイル監督の手腕を評価しており、来季も指揮を取ってもらうことを期待しているものの、資格要件を満たしていない点についてはMFLの判断に従うとしています。

11月25日のニュース:クチンFAがMFL2部昇格、シーゲームズ前日会見で各コーチから不満続出、アムリ・ヤハヤ退団は監督との確執が原因

クチンFAがMFL2部昇格
 マレーシアフットボールリーグMFL2部11位のサラワクFAとMFL3部にあたるM3リーグ2位のクチンFAとの間で来季2部の座をかけて争われたプレーオフが、サラワクFAとクチンFAがともにホームとするサラワクスタジアムでおよそ5000人の観衆を集めて行われ、クチンFAがサラワクFAを3ー1で破り、MFL2部昇格を決めています。
 マレーシアの通信社ベルナマによると、サラワク州の州都クチンを本拠とするクチンFAがサラワク州サッカー協会が統括するサラワクFAを相手に、8分にはサハラン・アブドル・サマドのヘディングで先制します。52分にはサラワクFAのブラジル出身FWハドソン・ディアスのゴールで同点としますが、77分にはモハマド・ザイヌディン・ボハリ、85分には代表経験もあるジョセフ・カラン・ティがそれぞれゴールを挙げ、クチンFAがサラワクFAを突き放し、そのまま勝利しています。
 クチンFAには鈴木裕太選手が在籍しており、この試合でもスタメンでフル出場しています。

シーゲームズ前日会見で各コーチから不満続出
 本日11月25日に開幕する東南アジア競技大会通称シーゲームズの男子サッカーは、各チームのコーチによる前日会見が行われましたが、試合開始前から様々な問題が起こっているとベルナマが伝えています。
 この日の前日会見では、フル代表でも監督を務めるベトナムU22代表のパク・ハンソ監督は、会見が予定されていた時間通りに始まらないことで不快感を表していましたが、その原因はやはりフル代表とU22代表の両方で監督を務めるタイの西野朗監督の遅刻にありました。予選グループBの6チームの中で最後に登場した西野監督は、4分ほどの遅刻を詫びながらも主催者から伝えられていた会見の時間が違っており、チームと行動していたための遅刻であると平然としていたとベルナマは伝えています。
 この二人はおよそ1週間前にFIFAワールドカップ予選で対戦し、0ー0で引き分けたばかり。しかも試合後には西野監督がベトナムの選手を「アンプロフェッショナル」と非難した一方で、ベトナムサッカー協会はタイ代表のササ・ヴェスナ・トディックアシスタントコーチがパク監督の体躯について「アンプロフェッショナル」なジェスチャーをしたことでAFCに提訴しています。(なおgoal. comでは、この席上で西野監督がパク監督にササ・トディックコーチの非礼を謝罪したともほうどうされています)。会見ではこの二人の間にインドネシアU22代表のインドラ・シャフリ監督が座っていたことで二人が直接、接触することはなかったということです。
 また、西野監督はシーゲームズ主催者に対して練習会場まで移動に2時間かかったこと、実際の試合会場は人工芝にもかかわらず用意された練習場は天然芝だったこと、また宿舎で出されている食事にも注文をつけたようです。
 今回のシーゲームズでは、マニラ入りした東ティモール代表やカンボジア代表が空港で8時間以上も待たされる、宿泊先でないホテルへ連れて行かれるなど、ロジスティック面での問題がすでに起こっており、ミャンマーやタイなども主催者側に不満を述べる事態となっています。

アムリ・ヤハヤ退団は監督との確執が原因
 スランゴールFAを退団するアムリ・ヤハヤは、バースカラン・サティアナタン監督の確執が原因で退団するようだとスポーツ専門サイトのスタジアムアストロが伝えています。
 スタジアムアストロとのインタビューでは、サティアナタン監督の選手起用方が原因での退団と明言した上で、アムリ選手は来季の所属先を明らかにしなかったものの、スランゴールFAでは来季、自分がプレーするチームに勝つことはできないだろうと挑発的なコメントを残しています。
 アムリ選手の退団については、サティアナタン監督は自らの関与を否定し、アムリ選手自身意思によるものとしていますが、アムリ選手がより多くの出場機会を望む一方、サティアナタン監督は来季はアムリ選手をスランゴールFAのBチームでの起用を示唆するなど亀裂が深まっていました。
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 サティアナタン監督はこの報道の後、アムリ選手がマレーシアカップ準決勝のJDT戦での交代後、試合終了前に帰宅し、試合後のミーティングに参加しなかった件などを挙げ、チームの規律を乱す選手であることも暗示し、本人が残りたくないのであれば慰留はしないと話するなど、来季に向けて遺恨が残る事態になっています。
 マレーシアのスポーツ界では、今回のアムリ選手の様に自分が監督、コーチよりも上にいるかのような発言、行動をする選手の話を聞くことは少なくありません。実際にスーパースターであったり、フロントの子飼いの選手であったりと理由は様々ですが、今回アムリ選手が相手にしたのは絶対に選手を甘やかさないことで定評があるサティアナタン監督でしたので、いわゆる意地の張り合いの結果、当然ながら監督が一選手に勝利したという図式かと思われます。

11月24日のニュース:U22代表メンバー発表-ワン・クザインは含まれず、ブレンダン・ガンはスランゴールFAへ移籍か、スランゴールFA監督-アムリ・ヤハヤの退団は本人の意思、サフィク・ラヒムは来季もマラッカUでプレー

U22代表メンバー発表-ワン・クザインは含まれず
 今月11月25日からフィリピンのマニラで開幕する東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場するU22代表の最終メンバーがマレーシアサッカー協会のホームページで発表になっています。全員の選手名簿はこちらです。
 今回発表されたU22代表には、マレーシアで開催された前回2017年大会のチームからは7名が残っている一方で、今月初旬にカンボジアで行われたAFC U19選手権予選を全勝で勝ち抜けて本戦出場を獲得したU19代表からも3名が選ばれるなど、経験者と若手の融合したメンバー構成になっています。
 前回大会経験者は、GKハジック・ナズリ、MFシャマー・クティ・アッバ、FWアキヤ・ラシド、DFアダム・ノー・アズリン(以上JDT)、MFダニアル・アミル・ノーヒシャム(フェルダ・ユナイテッド)、DFイルファン・ザカリア(クアラルンプールFA)で、この内23歳のアダム・ノー・アズリンと24歳のイルファン・ザカリアはオーバーエイジ枠として出場します。
 またU19代表からはFWルクマン・ハキム・シャムスディンは、DFハリス・ハイカル・アダム・アフカル、FWムハマド・ウマル・ハキーム・スハルが初代表入りしています。
 この他、アメリカ生まれながらマレーシア人両親を持ち、メジャーリーグサッカーMLSでもプレー経験のあるワン・クザイン・ワン・カマルは、選手登録期限までに必要書類が揃わなかったということで、最終メンバーには残りませんでした。
 シーゲームズのサッカーは他の競技に先駆けて11月25日に開幕し、予選グループAに入ったマレーシアはミャンマー(11月25日)、フィリピン(11月29日)、東ティモール(12月2日)、カンボジア(12月4日)の順でグループステージを戦い、前回優勝のタイなどが入ったグループBの上位2チームとともに12月7日の準決勝、さらに12月10日の決勝と3位決定戦に進みます。

ブレンダン・ガンはスランゴールFAへ移籍か
 ワールドカップ予選タイ戦ではマンオブザマッチに選ばれるなど、フル代表でも主力選手の一人であるブレンダン・ガン(ペラTBG)にスランゴールFA移籍の噂が出ていると、スポーツ専門サイトフォックススポーツが伝えています。
 フォックスポーツの取材に対して、ガン選手はスランゴールFA移籍についての話し合いが進行中であることを認める一方で、ペラTBGには思い入れもあるとして、来季2020年のMFLでプレーするクラブを決めるにはもう少し時間が必要であると答えています。また、ガン選手はスランゴールFA以外にも複数のクラブが接触していること、自身の中にもプレーを希望するクラブがあることも認めた上で、結論が出たら速やかに報告したいと語っています。
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 オーストラリア生まれながら、マレーシア人の父親を持つガン選手は、サバFA、ケランタンFAでもプレー経験があり、昨季2018年からペラTBGでプレーし、昨季はマレーシアカップ優勝に貢献しています。パハンFAやクダFAもガン選手獲得に興味を持っているという噂もあり、スランゴールFAを含めた争奪戦に勝ったクラブは来季2020年は打倒JDTに一番手になる可能性が高くなります。

スランゴールFA監督-アムリ・ヤハヤの退団は本人の意思
 このブログでも取り上げたアムリ・ヤハヤのスランゴールFA退団について、契約を1年残しての退団となったことから、スランゴールFAの一部サポーターからは、アムリ選手退団の原因と槍玉に挙げられたバースカラン・サティアナタン監督が、退団はあくまでも本人の意思であると主張していると、スポーツ専門サイトスタジアムアストロが報じています。
 サティアナタン監督は、アムリ選手がチームに残るか否かの決定権は自分にはないと前置きした上で、「来季2020年はスランゴール州サッカー協会FASは(スランゴールFAとスランゴールFAのBチームとなることが決定したPKNS FCの)2つのクラブを持つが、FASはアムリ選手にはPKNS FCで若い選手を導く役割を期待していた」と述べています。
 MFLの規定では、各クラブのBチームは、Aチームと同じリーグでプレーすることができないため、もしアムリ選手がPKNS FCの登録となれば、MFL1部ではなくMFL2部でのプレーを余儀なくされることになり、それを嫌っての退団の可能性も考えられます。
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 スランゴールFAで400試合以上に出場し、100以上のゴールを挙げているアムリ選手は、いわばスランゴールFAのレジェンドの一人であり、スランゴールFAサポーターには「アムリ信者」も多いこと、また「モノ言う」指導者のサティアナタン監督に批判的なスランゴールFAサポーターも少なくないことが、このような批判につながった可能性があります。

サフィク・ラヒムは来季もマラッカUでプレー
 新たな外国籍選手やマレーシア人選手の移籍が次々と発表が報じられるマラッカ・ユナイテッドですが、フル代表では長年、主将も務めたサフィク・ラヒムが1年契約を新たに結んだことがチームのFacebookで告知されています。
 MFLで今季6位のマラッカ・ユナイテッドは、シーズン終盤のマレーシアカップ準々決勝第1戦を前に、主将のシュコール・アダンがマラッカ・ユナイテッドを統括するマラッカ州サッカー協会MUSAが過去2ヶ月間の給料を払っていないことをソーシャルメディア上で告発し、ベンチ入りどころか、スタンドにも姿を見せないという事態が起こり、準々決勝も2試合で1-6とパハンFAに大敗しています。
 サフィク選手は来季はチームのメンバーも大きく変わることが考えられるが、自分は全力を尽くしたいと抱負を述べる一方、MUSAのデミアン・ヨー・シェンリー新会長はシュコール・アダンの退団を受けて、サフィク選手がマラッカ・ユナイテッドの新キャプテンとなることも発表しています。

11月22日のニュース:シーゲームズ関連-サファウィ・ラシドは招集せず、オーバーエイジ枠の2名が決定、17歳のルクマンもU22代表入りか

サファウィ・ラシドは招集せず
 先日のFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選のインドネシア戦で2ゴールを挙げ勝利の立役者となったサファウィ・ラシド(JDT)を今月末からフィリピンで開催されるシーゲームズに参加するU22代表に招集しないとオン・キムスイ監督が発言したことが波紋を呼んでいます。
 11月19日のインドネシア戦に出場したフル代表メンバーのうち、U22代表でのプレー資格がある6名とオーバーエイジ枠での出場が予定されているアダム・ノー・アズリン(JDT)が代表候補合宿に参加し、現在は32名の大所帯となった代表候補合宿ですが、その中には当初、予定されていたサファウィ・ラシドの姿がなかったと英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が報じています。なお、この32名の詳細はこちらです。
 先日のナショナルフットボールアウォーズでは、2年連続の年間最優秀選手賞を受賞したサファウィ選手を招集しないことについて、オン監督は、サファウィ選手が今季、既に代表や所属クラブのJDTで多く過ぎるほどの試合に出場していることから、現時点では休息が必要だとして今回は召集を見送ったと述べ、これが難しい決断であると同時に、理解を求めています。
 またサファウィ選手の欠場は、代わりの選手が試合に出場する良い機会だとして、他の選手に期待しているとも述べています。
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 個人的にはオン監督の決断に大賛成です。シーゲームズは東南アジアのU22王者を決める大会ですが、そこからアジア、さらに世界へつながる大会ではありません。リーグ戦、AFCチャンピオンズリーグ、FAカップ、マレーシアカップ、代表戦と50試合近くに出場したサファウィ選手が出場すれば、優勝が一気に近づく可能性はありますが、マレーシアサッカーは、先日のインドネシア戦勝利で首の皮一枚で希望がつながったAFC選手権アジアカップ2023年大会出場を最優先にするべき。だとすれ東南アジアのU22チャンピオンを目指すことは、他の選手に任せて、サファウィ選手には十分な休養を与えてあげてほしいです。

オーバーエイジ枠の2名が決定
 シーゲームズの男子サッカーはオリンピック同様、U23代表の大会で、オーバーエイジ選手が出場可能ですが、人数はオリンピックが3名なのに対して、シーゲームズは2名となっています。
 U22代表のオン監督は、このオーバーエイジ枠の選手にアダム・ノー・アズリン(23歳、JDT)とのイルファン・ザカリア(24歳、クアラルンプールFA)の2名を指名しました。なお、両選手はマレーシアで開催された前回のシーゲームズ2017年大会に出場していますが、このときマレーシアは決勝にタイに0-1で敗れています。しかもこの試合は、今回のワールドカップ予選でも招集されていたGKハジック・ナズリルがパンチングしたボールがオウンゴールになるという負け方でした。
 この試合にも出場していたイルファン選手は、3大会ぶりの優勝を果たすことができず、年齢的にも自分にとって最後のシーゲームズとなったと思っていたところ、今回の招集に驚いたと英字紙スター電子版で語っています。
 所属するクアラルンプールFAは今季、MFL1部で最下位となり、来季は2部降格となったことから全く予想していない招集だったようですが、イルファン選手は今季、フル代表候補合宿に何度か招集されており、(前大会も監督を務めた)オン監督が、もう一度チャンスを与えたくれたことに感謝し、その期待に応えて優勝を目指したいと話しています。

17歳のルクマンもU22代表入りか
 今月11月初旬にカンボジアで開催されたアジアサッカー連盟AFC U19選手権2020年大会予選に出場し、タイなどを破り全勝で予選を突破したマレーシアU19代表。17歳ながら主力選手の一人として活躍したFWルクマン・ハキム・シャムスディンは、DFハリス・ハイカル・アダム・アフカル、FWムハマド・ウマル・ハキーム・スハルとともにシーゲームズ出場のU22代表候補合宿に招集されています。
 上でも取り上げたようにサファウィ・ラシドが招集されなくなったことで、FWのポジションが一つ空き、ルクマン選手がそれを埋めるためにメンバー入りするのではと噂されています。
 スター電子版では、シーゲームズに出場することは昔からの夢であったというルクマン選手の声を紹介し、マレーシアでの前回大会決勝はスタンドから観戦したが、今大会は選手として出場したいと話していると報じています。
 「サファウィ選手の穴を自分が埋めることは難しいが、U22代表に選ばれれば、全力を尽くし、オン監督の期待に応えたい」とも話しています。
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 U22代表どころかフル代表へ招集すべきという声も上がるほど、マレーシアサッカー界とファンの期待を集めるルクマン選手が、体格差で勝るU22代表各チーム相手にどのようなプレーを披露してくれるのかは個人的に興味があります。U22代表のオン監督、フル代表のタン・チェンホー監督ともルクマン選手については慎重なコメントが目立ちますが、本日11月22日に発表が予定されている最終メンバー20名に残れるかどうか注目です。

11月19日のニュース:ワン・クザインがU22代表に合流、PKNPFC主将はペラTBGへ移籍

ワン・クザインがU22代表に合流
 何度かこのブログでも取り上げたMFワン・クザイン・ワン・カマルが東南アジア競技大会に参加するU22代表の練習に合流したことを英字紙スター電子版が報じています。
 アメリカのプロサッカーリーグ、メジャーリーグサッカーMLSのスポーティング・カンザスシティに所属し、今季2019年はBチームにあたるスウォープパーク・レンジャーズでプレーした21歳のワン・クザイン選手は、アメリカのイリノイ州生まれながら両親がマレーシア人であることから、マレーシア代表でプレーする資格を持っています。
 昨季2018年にMLSデビューを果たしただけでなく、ゴールも決めているワン・クザイン選手の招集をU22代表のオン・キムスイ監督も明言していましたが、スウォープパーク・レンジャーズのシーズンが10月まであったことなどから、合流時期が未確定でしたが、無事、マレーシアに到着し、早速チームの練習に合流したようです。
 合流初日の練習後はメディアの取材に応え、攻撃的あるいは守備的MFだけでなく、センターバックなど守備的なポジションも含めて監督の求めるポジションでプレーするとしながらも、自分が得意なのは試合を組み立てることと話すワン・クザイン選手は代表チームでプレーすることは名誉であり、国を背負ってプレーすることの意味は理解しているとも話しています。
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 現在U22代表候補合宿に招集されているのは25名ですが、今日11月19日のFIFAワールドカップ2022年大会予選のインドネシア戦に出場するフル代表からも、7名がU22代表に合流することが決まっており、その中にはフル代表の主力選手サファウィ・ラシド、シャマー・クティ・アッバ(いずれもJDT)やシャミ・サファリ(スランゴールFA)などがおり、東南アジア競技大会出場20名のメンバー入りへの競走は激しさを増しそうです。

PKNP FC主将はペラTBGへ移籍
 PKNP FCは今季はMFL1部で11位となり、来季は2部降格となる予定でしたが、急転直下で来季よりペラTBGのBチーム化が決定し、各選手の去就が注目されていましたが、今季チームの主将を務めたハフィズ・ラマダンはペラTBGへ移籍が決まったとスター電子版が伝えています。
 2011年から2014年はプレジデントカップチーム(U21)、2015年から2017年まではペラTBGでのプレー経験があるハフィズ選手にとっては、かつて在籍したチームへの復帰となります。
 以前ペラTBGでプレーしていた際にはレギュラーポジションカクトには至らなかったハフィズ選手は、PKNP FCでは主に左ウィングで起用され、主力選手の一人として活躍し、3月の国際大会エアマリンカップの際には代表候補合宿にも招集されるほどになりました。
 まずはメフメト・ドゥラコビッチ監督のスタイルや考え方を理解し、チームに慣れることが最優先となると話すハフィズ選手は、ペラTBGでのスターティングXI入り、そして代表入りを今後の目標としたいと語っています。

11月14日のニュース:スランゴールFAは外国籍選手4名の残留決定、JDT IIからGKがペナンFAへ移籍、U19代表GKがU22代表へ昇格、インドネシアのクラブがクダFA監督に触手

スランゴールFAは外国籍選手4名の残留決定
 今季2019年はマレーシアフットボールリーグMFL1部で3位となったスランゴールFAは、来季に向けて4名の外国籍選手の残留をホームページで発表しています。
 残留するのは、今季途中から加入してリーグ戦とカップ戦合計20試合で16ゴールを挙げたFWイフェダヨ・オルセグン(ナイジェリア)の他、MFサンドロ・ダ・シルヴァ・メンドンサ(ブラジル)とDFテイラー・リガン(オーストラリア)で、ケガのため今季は6試合のみ出場にとなったFWルフィノ・セゴヴィア(スペイン)の残留も決まっています。
 なおこの他の外国籍選手DFミハル・グエン(ベトナム)とMFエンドリック・ドス・サントス(ブラジル)は退団となっています。
 またスランゴールFAの「カンテ(チェルシー)」ことMFサクナン・クリシュナサミー、FWシャズワン・ザイノン、DFタミル・マラン、そして今回代表に召集されているDFシャミ・サファリ、GKカイルルアズハン・カリドらの残留も合わせて発表されています。#STILLRED
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 今季は開幕でつまづき監督の解任騒ぎまで出ながら、最終的にはリーグ3位となったスランゴールFA。他のクラブが外国籍選手の入れ替えや新戦力獲得に忙しい一方で、次々とチームの中心選手の残留を発表していますが、これはバスカラン・サティアナタン監督が現在のチームに自信を持っているからでしょう。昨季31ゴールを挙げたセゴヴィア選手が復帰することで、今季大活躍のオルセグン選手と組む強力FW陣はJDTの牙城を崩すのに十分な戦力が整い、個人的には来季が最も楽しみなチームになりました。

JDT IIからGKがペナンFAへ移籍
 MFL2部ペナンFAのFacebookでは、JDT IIからGKサミュエル・サマーヴィルの獲得を発表しています。イギリス生まれでマレーシア人の母親を持つサマーヴィル選手は2015年から4年間、JDT IIでプレーしていました。
 またサマーヴィル選手は自身のインスタグラムでJDTとオーナーのTMJ子とジョホール皇太子トゥンク・イスマイル殿下への感謝の気持ちを述べるともに、JDTから離れて自分の価値を示したいと述べています。
(写真はサマーヴィル選手獲得を告知するペナンFAのFacebookより)

U19代表GKがU22代表へ昇格
 先日カンボジアで開催されたアジアサッカー連盟AFCU23選手権予選でグループ1位となり本選出場を決めたマレーシアU19代表のGKが、今月末にフィリピンで開催される東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場するU22代表に昇格したと、英字紙スター電子版が報じています。
 U19代表でも主将を務めたモハマド・フィルダウス・イルマン・ファディルの昇格でU22代表に招集されるU19代表の選手は合計6名となりました。
 U22代表のオン・キムスイ監督によると、GKハジック・ナジル(JDT II)がフル代表に召集されたことで、GKを補充する必要があるための招集としながらも、他の選手ではなくフィルダウス選手を招集した理由として、U19選手権予選終了後で試合感、体調などが整っていることを挙げています。
 U22代表に招集されているのこの他のU19代表選手は、このブログでは既に何度か取り上げたFWルクマン・ハキム・シャムスディン、DFハリス・ハイカル・アダム・アフカル、MFモハマド・ウマル・ハキーム・スハル・レズワン、MFムカイリ・アジマル・マハディ、MFモハマド・アザム・アズミ・ムラドです。

インドネシアのクラブがクダFA監督に触手
 MFL1部のクダFAは、今季から就任したシンガポール人のアイディル・シャリン監督のもと、リーグ4位、FAカップ優勝、マレーシアカップ準優勝と好成績を収めましたが、インドネシア1部リガ1のクラブ、ペルセバヤ・スラバヤがこのアイディル監督との契約を検討していたと、インドネシアのスポーツ専門サイトインドスポートが報じています。
 プルセバヤ・スラバヤは、数試合を残して辞任したオーストリア人のウォルフガング・ピカル監督の後任に、元監督のアジ・サントソ氏の就任を発表していますが、プルセバヤ・スラバヤは当初はクダFAのアイディル監督と交渉を行い、アイディル監督もこれを認めています。アイディル監督もインドネシアのクラブでの監督業に興味を示していたということですが、その後プルセバヤ・スラバヤ側からの連絡が途絶えたため、契約延長を求めていたクダFAと来季の契約したようです。
 この他、同じリガ1のクラブ、ペルシジャ・ジャカルタもアイディル監督と交渉を行っていたとも伝えられており、アイディル監督自信も2021年にまた機会があればインドネシアのクラブでの指導を考えたいと、インドスポートに語ったということです。