2月4日のニュース:M3リーグの開幕は6月延期が決定、今期のFAM理事会選挙は無風選挙か、JDTがティザーを投稿-新外国籍選手は近々発表か

M3リーグの開幕は6月延期が決定
 Mリーグ3部のM3リーグ以下を運営するアマチュアフットボールリーグAFLは、今季のM3リーグ開幕が当初予定されていた3月から6月へ延期すると発表しています。AFLのモハマド・ユソフ・マハディ チェアマンは新型コロウィルスから選手を含めた関係者全員の安全と健康を守ること延期が理由であるとしています。
 その一方でモハマド・ユソフ チェアマンは、今季M3リーグに参加するクラブの登録審査のための書類提出については3月末の期限を変更しないとしています。
 「リーグ開幕が延期されたことにで、各クラブから提出される書類を細部にわたって審査する時間を取る予定である。この期間を使って、登録を希望するクラブがM3リーグのセミプロ化に対応できるクラブかどうかを見極めたい。」と話すモハマド・ユソフ チェアマンは、M3リーグに参加するクラブの数が確定次第、試合方式や日程の検討に入るとしています。

今期のFAM理事会選挙は無風選挙か
 マレーシアサッカー協会FAMはその任期が2021年から2015年までとなる新たな理事会メンバー17名の選挙に向けて、各州サッカー協会など加盟20団体による候補者の推薦を2月11日まで受け付けています。
 この理事会選挙では、会長1名、会長代理2名、副会長4名、そして理事10名の計17名が選ばれますが、マレーシア語紙ブリタハリアン電子版は、例年とは違い今回は「無風選挙」となることを予想しています。
  今回の選挙では会長や会長代理、副会長の役職を巡りいわゆる「大物政治家」が争う従来の図式が見られないだけでなく、役職によっては対立候補なしの無投票で決定される可能性もあるとしています。近年にない好成績を収めている代表チームを含め、国内サッカーに良い意味での変革をもたらしたハミディン・アミン会長もその1人とされ、2期目を目指すハミディン会長にとって変わるほどの候補者は見当たらないとブリタハリアンは報じています。
 また現職理事会メンバーを選出した2017年の選挙でMリーグ1部ジョホール・ダルル・タジムJDTのオーナーでもあるジョホール州皇太子のトゥンク・イスマイル殿下とFAM会長を争った経験もあるアヌアル・ムサ連邦直轄区担当大臣も今回の選挙には出馬しないことを明言しています。
 例年は理事会選挙に出馬する政治家の名前が事前にメディアなどで明らかになるのが常ですが、今回の選挙ではそう言った報道もなく、推薦が締め切られた2月11日後に明らかになるようです。なお理事会選挙は3月13日に開催される年次総会で投開票が行われる予定です。
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 今回の理事会選挙が静かなのは、数日前に報道されたトゥンク・イスマイル殿下の発言も影響していると見られています。前FAM会長でもあるイスマイル殿下は「政治家がFAM理事となれば国内サッカーが損害を受ける」として、理事会選挙への政治家の出馬に釘を刺す発言をしています。
 イスマイル殿下の発言を待つまでもなく、昨年の中央政府で「政変」により、クダ州やペラ州では州知事にあたる州首相がやはり政変で与野党が逆転した州議会から不信任を突きつけられて辞任させられています。これらの州では州首相がMリーグクラブを運営する州サッカー協会会長も兼務していたことから、クダFA(現クダ・ダルル・アマン)、ペラTBG(現ペラ)の選手たちが旧政権への見せしめのように給料未払いとなる事態も起こっています。

JDTがティザーを投稿-新外国籍選手は近々発表か
 Mリーグ1部のジョホール・ダルル・タジム(JDT)は公式Facebookにティーザーを投稿し、今季新たに加入する3名の選手を来週明らかにすることを発表しています。また現在建設中というJDTサイクリングスタジオ(トレーニング施設?)の公開や、今季のホームとアウェイのユニフォーム披露も2月24日に予定されているとしています。

1月31日のニュース:フットサルリーグなどの開幕が6月に延期、Mリーグの選手登録期限が延長か、ACLとAFCカップの集中開催地争いではマレーシアは不利

フットサルリーグなどの開幕が6月に延期
 マレーシアサッカー協会FAMは主催するマレーシアプレミアフットサルリーグMPFLとMリーグのU21チームが参加するプレジデントカップ、同じくU19チームが参加するユースカップの開幕を6月に延期されると英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が報じています。
 3月開幕が予定されていたこれらの大会は、暫定措置として6月開催が予定されているということです。FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は試合方式を変更し、プレジデントカップとユースカップには地域リーグ制を導入し、移動距離を短くすることで移動制限に対応できるすることも明らかにしています。この他、新型コロナウィルスによるロックダウンなどによって、FAMが設定する地域リーグ終了期限までにリーグ内の試合が全て終了できない場合は、その期限の時点で首位のチームがノックアウトステージへ進出するルールを採用するとしています。またMPFLは各節ごとに1カ所での集中開催で実施し、週ごとに開催地を変更する予定ということです。
 スチュアート事務局長は今年のイスラム教の断食月が4月13日から5月12日までであることも考慮した上での6月開幕を予定としているとも話しています。
 なおMPFL、プレジデントカップ、ユースカップはいずれも昨年2020年は新型コロナウィルスの影響により中止となっています。

Mリーグの選手登録期限が延長か
 今季2021年シーズンのMリーグの選手登録は2月14日が期限となっていますが、Mリーグの開幕が当初の2月26日から3月5日に延期されたことを受け、選手登録期限も延期される可能性が高いと、スポーツ専門サイトのスタジアムアストロが報じています。
 現時点では外国籍選手枠(1部5名-アジア枠1名と東南アジア枠1名を含む、2部4名-アジア枠1名を含む)の全てが埋まっていないクラブもあり、そういったクラブには朗報となるだろうとしています。
 ただし選手登録変更期限の変更はマレーシアサッカー協会FAMとFIFAの承認が必要であるとしており、Mリーグを運営するアブドル・ガニ・ハサンCEOもリーグ開幕延期を各クラブに知らせた際には、選手登録期限の延期がFAMとFIFAの承認待ちであることも合わせて伝えてあるとスタジアムアストロのインタビューに答えています。
 なお外国籍選手枠が全て埋まっていないクラブはMリーグ1部のスリ・パハン、ペラ、マラッカ・ユナイテッド、サバの4クラブです。

ACLとAFCカップの集中開催地争いではマレーシアは不利
 1月27日に開催されたアジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグとAFCカップのグループステージ抽選で、マレーシアからACLに出場するジョホール・ダルル・タジムJDTとAFCカップに出場するクダ・ダルル・アマンとトレンガヌの対戦相手が決定しました。
 今季のACLとAFCカップはいずれもグループステージは集中開催方式で行われることが決定しており、今後は予選各組の試合開催国が決定されていくことになります。集中会さということで、自国開催が最も望ましいところですが、新型コロナウィルスの感染状況を見る限り、マレーシアが自国開催権を手に入れることは難しいだろうと、サッカー専門サイトのスムアニャボラが予想しています。
 昨日1月29日にはマレーシア全土で合わせて5728人の新規感染者が出ており、JDTやクダ・ダルル・アマンやトレンガヌが本拠地での集中開催を希望しても、実現の可能性は低そうだと分析しています。例えばJDTが予選で同組となっている江蘇蘇寧(中国)や名古屋グランパスと比べても、中国はここ数日の新規感染者数平均が100名程度、日本は4000名程度と、マレーシアと比べると明らかに感染者数が少ないいずれかの国での開催が有力です。
 またAFCカップでクダ・ダルル・アマンと同組のライオンシティ・セイラーズ(シンガポール)とサイゴン(ベトナム)を比べても、マレーシアはシンガポール(新規感染者27名)とベトナム(同15名)の後塵を拝しており、トレンガヌ同組のカヤ-イロイロ(フィリピン)、シャン・ユナイテッド(ミャンマー)についてもフィリピンが1694名、ミャンマーが427名となっており、いずれの国もマレーシアよりはるかに新規感染者数が少ないため、こちらもマレーシアでのグループリーグ開催の可能性は限りなく低いと言えそうです。

1月30日のニュース:エリゼッチ氏側がKLサッカー協会に反論、2年連続でのM3リーグ中止をクラブは望まず、代表合宿開催決定も宿舎が決まらず

エリゼッチ氏側がKLサッカー協会に反論
 昨日のこのブログで取り上げたMリーグ1部のKLユナイテッドによるシモン・エリゼッチ氏と契約不履行について、その後、クアラルンプールサッカー協会KLFAのノクマン・ムスタファ事務局長が声明を発表し、エリゼッチ氏と契約したのはKLFAであり、民営化によってKLFAと別組織となったKLユナイテッドは無関係であり、KLユナイテッドを訴えるのは見当違いであるという声明を発表しました。
 これに対し、エリゼッチ氏の弁護士であるザフリ・アミヌラシド氏が早速、反論しています。マレーシア語紙ブリタハリアン電子版に対してザフリ弁護士は、KLFAとKLユナイテッドは(ノクマン事務局長の主張とは異なり)同一の組織であり、契約に携わったのがKLFA関係者かどうかは問題ではないとし。さらにエリゼッチ氏との契約後に(民営化により)クラブの運営権がKLFAからKLユナイテッドに移ったという主張についても、そもそも同一組織であることからKLユナイテッドは法的責任を負わないという類の話ではないとしています。
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 この記事では、同じザフリ弁護士の「エリゼッチ氏は名誉回復のために訴訟を起こしており、KLFAおよびKLユナイテッドが法定外での解決を求めるのであれば話を聞く用意がある。」という発言を掲載していますが、先日の記事では徹底的に裁判で争うような発言が書かれていましたので、名誉毀損で訴えるのが大好きなマレーシア人らしくその発言は単に相手を威嚇するだけのつもりだったのかも知れません。

2年連続でのM3リーグ中止をクラブは望まず
 新型コロナウィルスの新規感染者数が昨日1月29日には国内全体で5700人を超えたという報道も出るなど状況の改善が見られない中、Mリーグ3部にあたるM3リーグの今季開催が危ぶまれています。昨季2020年シーズンもMリーグ1部と2部は期間を短縮して開催された一方で、M3リーグ以下はシーズン途中で中止となりました。
 2年連続の中止は望まないというM3リーグの各クラブの声を代表して国軍FCのモハマド・ノーラザム・アブドル・ラザク チームマネージャー(TM)がブリタハリアンの取材に答えています。
 「M3リーグが2年連続で中止となればその影響は計り知れない。大半のクラブはと契約を済ませており、中には既に給料を支払ったクラブもある。昨季は新型コロナウィルスによる問題と初めて対峙したため、中止はやむを得なかったが、今季は開幕日を遅らせるなど、リーグ中止以外の解決策を(M3リーグを運営する)アマチュアフットボールリーグAFLに求めたい。」とノーラザムTMは話しています。
 昨季のM3リーグは開幕直後に新型コロナウィルス感染拡大によりリーグが中断した後、7月にシーズン中止が発表されました。

代表合宿開催決定も宿舎が決まらず
 国内スポーツを監督する青年スポーツ省と新型コロナウィルス対策を検討する国家安全保障委員会から、FIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選に出場するマレーシア代表の合宿開催許可が出ましたが、マレーシア語紙シナルハリアンは代表合宿の宿舎が決まっていないと報じています。
 当初予定されていた国家スポーツ評議会NSCが運営するブキジャリルの施設は他のスポーツの代表選手の多くが合宿している施設で、代表合宿開催の条件となっている外部との交流を断ち切る完全隔離型の合宿開催が難しいことが指摘されていました。
 代表チームのモハマド・ユソフ・マハディ チームマネージャーはシナルハリアンの取材に対して、練習はブキジャリル国立競技場で行うことが可能である一方で、合宿の宿舎が決まっていないことを明らかにしています。
 モハマド・ユソフTMは、宿舎は最終的にタン・チェンホー代表監督やマレーシアサッカー協会FAMとの話し合いで決定するとし、さらにその決定した宿舎の使用が国家安全保障委員会から認可される必要があることも説明しています。

1月26日のニュース:マレーシアのW杯予選は6月に開催か、W杯予選出場の代表選手も新型コロナウィルスワクチン接種の対象に、AFCがU19選手権など主催大会中止を正式に発表

マレーシアのW杯予選は6月に開催か
 3月に再開が予定されているFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選でマレーシアが所属する予選G組の4カ国が日程変更に同意していると、英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が報じています。
 予選G組はマレーシア、アラブ首長国連邦UAE、ベトナム、タイ、インドネシアの5カ国で構成されていますが、この5カ国のうちベトナムを除く4カ国が予選開催時期を予鈴されている3月から6月へと変更することに同意しているということです。
 新型コロナウィルスの感染状況が各国ごとに異なることから、アジアサッカー連盟AFCは、予選各組内で予選再開時期についての同意を得るよう求めています。
 マレーシアサッカー協会FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は、FAMが行った予選再開を6月とする提案について、ベトナムを除く各国から同意を得られていることを明かし、残るベトナムについても近々話し合いを行った上で、新たな予選の日程を提案したいと話しています。
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 6月再開となった場合、予選G組の残る試合は集中開催で行われるとされており、マレーシアを含めた各国が自国開催に動いているという別報道もあります。

W杯予選出場の代表選手も新型コロナウィルスワクチン接種の対象に
 早ければ来月2月からマレーシアでも始まる新型コロナウィルスのワクチン接種ですが、早期接種の対象にサッカーマレーシア代表選手が含まれるとニューストレイトタイムズが報じています。
 W杯アジア二次予選が当初の予定通り3月に再開される場合と条件つきながら、科学技術革新省のカイリ・ジャマルディン大臣はこの件について、マレーシアサッカー協会FAMと協議中であることを明らかにしてしています。、
 タン・チェンホー代表監督はチーム全員が安心してアジア二次予選に望むことができるとして、この早期接種案を歓迎すると述べています。
 「(新型コロナウィルスワクチンの)早期接種の対象を誰とするべきかについては、いろいろな考えがあることは理解しているが、W杯予選に臨む自分たちが接種を受けられるのであれば、国外で試合をするチームにとっても心強い。ワクチンの安全性を疑問視する声もあるが、移動中に感染する可能性もあることから、チームにとって良いと思えることについては積極的に検討したい。」とタン監督は話しています。
 この他、当初予定されていた国家スポーツ評議会NSCが運営するブキジャリルの施設で完全隔離形式で行う予定の代表合宿については、既にNSCの施設を数100名の他の競技の選手が利用している上、6名で1部屋に宿泊する必要があるなど、完全隔離の実効性についてNSCとFAMが協議中であることもこの記事で取り上げられています。

AFCがU19選手権など主催大会中止を正式に発表
 アジアサッカー連盟AFCは公式サイト上で予定されていたU19選手権などの中止を正式に発表しています。
 このブログでは以前にもAFCからインドネシアサッカー協会に送られた書簡から大会中止が濃厚というニュースを取り上げましたが、それが正式に決定したことになります。
 新型コロナウィルス感染が各地で収束を見せない中、今年に延期されていたU19選手権やU17選手権は、FIFAが既にその上位大会となるU20W杯、U17W杯をそれぞれ中止が決定したことを受けて、又参加チームの安全と健康を考慮した結果、中止が決定したということです。
 なおこれも既報通り、当初の開催国であったウズベキスタンとバーレーンが、次回大会となる2023年大会からそれぞれ名称が変更となるAFC U20アジアカップとAFC U17アジアカップの開催国となるということです。
 AFCはこの他、2020年から延期されていたフットサル選手権(クウェート)、ビーチサッカーアジアカップ(タイ)の中止と、同じ開催国での2022年AFCフットサルアジアカップと2023年のAFCビーチサッカーアジアカップの開催も発表しています。

1月23日のニュース:AFCはW杯アジア二次予選の日程変更を許可、代表合宿実施もリーグ開幕直前の各クラブの反応は、ケランタンFCオーナーがFAMとMFL代表者と会談、TFC IIの渡邉選手を地元紙が特集

ネット上には今季のMリーグ中止決定といったフェイクニュースも出ているようですが、Mリーグの今季日程は来週には発表になるようです。では今日のニュースです。

AFCはW杯アジア二次予選の日程変更を許可
 3月に再開が予定されているFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選についてアジアサッカー連盟AFCが予選各組に日程の柔軟な変更を許可したと、マレーシア語紙ブリタハリアン電子版が報じています。
 ブリタハリアンとのインタビューでAFCのウィンザー・ポール・ジョン事務局長は、「(アジア二次予選)の日程は発表になっているが、新型コロナウィルスの感染状況が各国ごとに異なっていることから、各国は当初の日程通りに予選を開催するかどうかを予選同組内で話し合い、必要であれば(アジア二次予選各組最終戦が予定されている)6月まで延期することを可能とする。またその際には集中開催など方式の変更についても許可するが、6月以降の延期は認められない。」と話しており、マレーシアサッカー協会FAMが日程変更を求めるのであれば、アラブ首長国とベトナムの両サッカー協会と話し合いを持つ必要があるとしています。
 既に発表されている予定では、マレーシア代表は3月25日にアウェイのアラブ首長国戦、3月30日にはホームでベトナム戦、そして6月15日はアウェイのタイ戦が組まれています。
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 AFC関連ではこの他、AFCが主催するAFCチャンピオンズリーグACLとAFCカップも新型コロナウィルスの影響から集中開催の可能性が取り沙汰されています。ACLは4月14日から、AFCカップは4月6日から開幕が当初の予定で、ACLには昨季のMリーグ1部チャンピオンJDTが、AFCカップには同2位のクダ・ダルル・アマンFCと同3位のトレンガヌFCがそれぞれ出場します。

代表合宿実施もリーグ開幕直前の各クラブの反応は
 青年スポーツ省の許可が出たことで、一旦は中止とされていた代表合宿が行われることになりましたが、2月末のMリーグ開幕が迫った状況下での代表候補選手招集について、各クラブは板挟みになっているとマレーシア語紙ハリアンメトロ電子版が報じています。
 タン代表監督は、3月に再開されるFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選に向けて、1月29日から2月7日までを代表合宿期間として希望しているとされていますが、この時期は2月26日に予定されているMリーグ開幕まで1ヶ月を切っている時期です。
 モハマド・ユソフ・マハディ代表チームマネージャーは、当初予定されていた1月15日から26日までの日程には同意していたMリーグ各クラブは、合宿の日程が変更になったことで招集に難色を示す可能性もあり、各クラブ代表者との話し合いが重要であると、ハリアンメトロとのインタビューで話ししています。

ケランタンFCオーナーがFAMとMFL代表者と会談
 マレーシアサッカー協会FAMは公式Facebook上で、ケランタンFCのノリザム・トゥキマン オーナーとFAM、Mリーグを運営するMFLの代表者による会談が行われたことを明らかにしています。
 スランゴール州クラナジャヤにあるFAMの本部で行われた会談には、ノリザム オーナーの他、FAMからはモハマド・ユソフ・マハディ会長代理とスチュアート・ラマリンガム事務局長が、MFLからはFAM副会長でもあるアブドル・ガニ・ハサンCEOが出席した他、ケランタン州サッカー協会のアフマド・ムザッキル・ハミド副会長も出席したと言うことです。
 会談の詳細は明らかにされていませんが、投稿の表題には「3者間の問題解決」とあるので、これ以上の論争が続くことはなさそうです。
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 JDTのオーナーであるジョホール州皇太子のトゥンク・イブラヒム殿下からは「ただのビジネスマン」と評されたノリザム オーナーですが、今度はクランタンFCのピッチ上の成功で記事になってもらいたいものです。

TFC IIの渡邉選手を地元紙が特集
 今季Mリーグ2部のトレンガヌFC II(TFC II)でプレーする渡邉将基選手をハリアンメトロが「ワタナベの大きな使命」と題した特集記事を掲載しています。以下は記事の内容の抜粋です。
 「外国籍選手のマサキワタナベはTFC IIでの大きな使命があることを明らかにした。京都出身の35歳は今季のチャレンジカップ優勝とMリーグ2部優勝に加えて、チームの若い選手たちの「師匠」になりたいと話している。『自分がTFC IIを移籍先として選んだことは正しいと思っている。その理由はチームの雰囲気が良いことに加え、チーム内の若い選手たちが将来、(トップチームの)トレンガヌFCを担う質が高い選手たちであることだ。さらにバドルル・アフザン・ラザリ監督とスブリ・スロン コーチらの首脳陣もこのチームの重要な強みであると思っている。こういった点からも、今季はこのチームで優勝すること、そして若い選手たちのメンターの役割を果たすことを望んでいる。』昨季は同じ2部のケランタンFA(現ケランタンFC)、その前にはフェルダ・ユナイテッドやプルリスFAでもプレーしたマサキは、自分の好きなポジションを尋ねられた際には、監督が求めるポジションはどこでも自信を持ってプレーすると話す一方で、『自分の本来のポジションはセントラルディフェンダーだが、中盤もできるし、チームが求めるなら攻撃的なポジションでプレーすることもできる。』と話している。」
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 渡邉選手がMリーグでプレーするのは上の記事にもあるようにTFC IIが4クラブ目となりますが、ちなみにこれは鈴木ブルーノ選手(ヌグリスンビランFA-TFC II-TFC-PDRM FC)と並ぶ日本人タイ記録です。
 TFC II 昨季はMリーグ2部プレミアリーグで2位と好成績を収めており、リーグ優勝とチャレンジカップの二冠は至極現実的な目標ですので、是非、若い選手を背中で引っ張るメンターになりその目標を達成して欲しいです。
 
 

1月21日のニュース:KLユナイテッドは昨季Mリーグで9得点のFWらを獲得、FAMはMリーグ全クラブに改めて練習中止を指示、スランゴールFCのセカンドチームにガーナ出身の2選手が期限付き移籍、J3沼津移籍のハディ・ファイヤッドが入団発表会見

KLユナイテッドは昨季Mリーグで9得点のFWらを獲得
 今期からMリーグ1部に昇格するクアラルンプール・ユナイテッド(KLユナイテッド)は公式サイトで、昨季は1部のトレンガヌFCで9ゴールを挙げたFWドミニク・ダ・シルヴァの加入を発表しています。9ゴールはチーム最多、またリーグ全体でも3位に当たりますが、トレンガヌFCはダ・シルヴァ選手との契約を更新しませんでした。
 またKLユナイテッドは、モーリタニア出身のダ・シルヴァ選手の他にも、MFショーン・ガン・ジャネリトンとの契約更新やGKジュリアン・ヨハン・ベックラーの新加入も発表しています。ともにマレーシア人の母親を持つジャネリ選手とベックラー選手はマレーシア人選手として登録されます。クアラルンプール出身で24歳のジャネリ選手は地元のユースクラブなどでプレーした後、父親の母国であるイタリアの下部リーグでプレーした後、昨季からはクアラルンプールFA(現KLユナイテッド)と契約しましたが、ケガのため1試合に出場したのみでした。またミュンヘン出身のベックラー選手は私立大学の奨学生としてマレーシアへ渡航し、昨季はJDT IIIに所属したものの、試合出場はありませんでした。
 KLユナイテッドは、昨季はクダFA(現クダ・ダルル・アマン)でプレーした地元出身のDFイルファン・ザカリアの加入も数日前に発表しており、この他には昨季はマラッカ・ユナイテッドでプレーしたMFロメル・モラレスの獲得なども噂されています。

FAMはMリーグ全クラブに改めて練習中止を指示
 サラワク州を除くマレーシア全土に施行される活動制限令MCO期間中の代表合宿の開催が監督官庁である青年スポーツ省によって許可されたニュースは昨日のこのブログでも取り上げましたが、これはあくまでも代表チームにのみ許可されたものであり、Mリーグ1部と2部のクラブはMCO期間中の練習を行わないようマレーシアサッカー協会FAMが改めて指示を出しています。
 マレーシア語紙ブリタハリアン電子版によれば、Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLの理事でもあるFAMのモハマド・ユソフ・マハディ・ユソフ会長代理は、青年スポーツ省による代表合宿開催許可はあくまでも「国の利益のため」であり、Mリーグクラブの練習再開とは無関係であると明言しています。
 また明日1月22日からプルリス州、クダ州、パハン州、トレンガヌ州、ヌグリスンビラン州にも施行されるMCOは2月4日までの14日間とされており、2月26日開幕予定の今季Mリーグの日程への影響も必至で、そもそも各クラブがいつから練習を再開できるかも未定となっています。

スランゴールFCのセカンドチームにガーナ出身の2選手が期限付き移籍
 Mリーグ2部のスランゴール2は1部スランゴールFCのセカンドチームですが、このスランゴール2にガーナ2部リーグのアクラ・ライオンズFCから2選手が期限付き移籍で加入することがクラブの公式サイトで発表されています。
 今回期限付きで移籍するのはFWジョージ・アトラム(20)とDFジョーダン・アイムビラ(19)の2選手で、2人は既にマレーシアに入国しており、全渡航者に義務付けられている検疫隔離も終えているということです。
 スランゴールFCのマイケル・ファイヒテンバイナーTD(テクニカルダイレクター)とアクラ・ライオンズFCのライナー・クラフト監督が互いに知り合いであることから実現したというこの移籍について、ファイヒテンバイナーTDはストライカーのアトラム選手とセンターバックのアイムビラ選手はスランゴールFCのプレースタイルに適応が可能だと話しており、さらにこの機会を生かしてスランゴールFCをマレーシア人選手だけでなく、外国籍選手も育てられるクラブにしたいとも話しています。

J3沼津移籍のハディ・ファイヤッドが入団発表会見
 2年間在籍したJ2のファジアーノ岡山からJ3のアスルクラロ沼津へ期限付き移籍したU23代表のハディ・ファイヤッドが入団発表会見を行なったと、ブリタハリアンが報じています。
 今季から沼津に加入する10名の選手の1人として入団会見に臨んだハディ選手は今季から27番をつけるユニフォームを披露した後、早速、練習に参加したということです。岡山時代の28番から27番にした理由として、彼を支援しているヤクルトマレーシア社の濱田浩志社長のアドバイスもあり、岡山時代より一歩でも前に進みたいという決意の現れと話したハディ選手は、チームの戦力となり、できるだけ多くの試合に出場したいと話したということです。
(写真は練習に参加したハディ選手-アスルクラロ沼津の公式Facebookより)

1月20日のニュース:管轄省庁がW杯予選前の代表合宿開催を許可、FAM-MCO延長ならMリーグ開幕は延期に、サバFCの新外国籍選手候補に元JDTのFWが浮上、ケランタンFCオーナーがMFLに放映権料の督促状送付

代表合宿開催に管轄省庁がゴーサイン
 マレーシアサッカー協会FAMは公式Facebook上で、国内のスポーツを統括する青年スポーツ省により、一時は中止となっていた代表合宿が完全隔離形式を条件とした開催が許可されたことを発表しています。
 この投稿ではFAMのハミディン・アミン会長が青年スポーツ省のリーザル・メリカン大臣に感謝の意を表した上で、Mリーグ各クラブへは招集許可依頼、また合宿会場として予定されているブキジャリルにある施設を管理する国家スポーツ審議会NSCには施設利用の調整などを直ちに行うことが述べられています。
 3月再開予定のFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選に向けて、当初は今月1月16日から25日までの代表合宿が予定されていましたが、マレーシア国内の新型コロナウィルス感染拡大が続き、今月13日から26日まで代表候補合宿予定されていたFAM本部のあるスランゴール州などに不要不急の外出を禁じる活動制限令が出されたこともあり、合宿は中止とされていました。
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 この発表を受け、国家スポーツ審議会NSCのアフマド・シャパウィ・イスマイル会長は、直ちにFAMと代表チームへの全面協力を約束する声明を発表するなど、事前の根回しも万全だったようです。
(写真はFAM公式Facebookに挙げられたリーザル・メリカン青年スポーツ相に感謝の意を示す投稿)

FAM-MCO延長ならMリーグ開幕も延期に
 代表合宿開催の朗報が出た昨日1月19日には、サラワク州を除くマレーシア全州に活動制限令MCO施行が拡大されました。連邦直轄地クアラルンプールやスランゴール州などでは1月13日より1月26日までの予定で既にMCO施行中ですが、国内の新規感染者数が連日3000名前後とその効果が見られないことから、さらに2週間程度延長される可能性がメディア上で取り沙汰されています。
 この状況についてマレーシアサッカー協会FAMのモハマド・ユソフ・マハディ会長代理は、このMCOが延長された場合、Mリーグの今季開幕戦となる2月26日のJDT対クダ・ダルル・アマンKDA FC戦を予定通り開催しない可能性について言及しています。
 英字紙スター電子版によると、マハディ会長代理はMCOがさらに2週間延長されて2月9日に終了する場合、2月26日の開幕戦に出場するJDTとKDA FCは2週間ほどしか練習期間が取れないことをその理由に挙げ、開幕まで1ヶ月程度の練習期間を与えるためにはリーグ開幕が延期される可能性があると話しています。
 なお、1月13日からMCOが施行されているのは連邦直轄区クアラルンプール、プトラジャヤ、ラブアン及びスランゴール州、マラッカ州、ペナン州、ジョホール州、サバ州で、これに1月16日からMCOが施行されたケランタン州を加えた地域ではスポーツのグループ活動が禁じられており、Mリーグ各クラブはチーム練習ができない状況になっています。
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 急遽、開催可能ととなった代表候補合宿も近々日程が発表になるでしょうが、MCOがさらに2週間延長され、さらに3月のワールドカップ予選が予定通りの日程で開催される場合には、代表候補合宿が優先され、Mリーグの開幕は3月25日のアラブ首長国連邦戦と同30日のベトナム戦後の可能性も出てきました。

サバFCの新外国籍選手候補に元JDTのFWが浮上
 スポーツ専門サイトのスタジアムアストロは、Mリーグ1部のサバFCの新外国籍選手の候補にかつて同じ1部のJDTでもプレーしたアルゼンチン出身のホルヘ・ペレイラ・ディアスの名前が上がっていると報じています。
 サバFCの監督として2年目となるクルニアワン・ドゥイ・ユリアント監督はスタジアム・アストロの取材に対してこの噂を認めた上で、「ディアズ選手のプレースタイルは、サバFCのゲームプランにあっており、できるだけ速やかに契約にこぎつけて、直ちにマレーシアへ来てもらいたい。」と話し、2月末に予定されているMリーグの開幕に間に合うよう、経営陣に速やかに契約して欲しいと話しています。
 ディアズ選手は2014年にJDTに加入し、この年は29試合で15ゴールと活躍したものの翌年2015年には期限付き移籍でアルゼンチン1部のCAインデペンディエンテ、その翌年2016年にはJDTに復帰したのちメキシコ1部のクラブ・レオンへ再び期限付き移籍するなどし、最後にJDTでプレーしたのは2018年でした。

ケランタンFCオーナーがMFLに放映権料の督促状送付
 サポーターが沈静化のために行った提案も届かなかったようです。Mリーグ2部ケランタンFCのノリザム・トゥキマン オーナーが今度はMFLに対して放映権支払いの督促状送付を弁護士に命じたことを自身のFacebookで明らかにしています。
 昨季2020年シーズンのMリーグ2部はMyCujooによる有料オンラインストリーミングで配信されており、ノリザム オーナーはMリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLに対し、自身がオーナーとなって以降、ケランタンFCのホームゲームとして開催されたペラII戦(9月12日)、サラワク・ユナイテッド戦(9月25日)そしてヌグリスンビラン戦(10月3日)の3試合分の放映権がクラブに支払われていないと主張しています。
 この記事執筆の時点では、この件に対するMFLからのコメントは出されていません。
(写真はノリザム オーナーのFacebookに掲載された督促状)

1月19日のニュース:ケランタンFCサポーターがオーナー対FAM・MFL論争の即時解決を求める、JDTがジョナサン・エレーラを獲得

ケランタンFCサポーターがオーナー対FAM・MFL論争の即時解決を求める
 このブログでも連日、取り上げているケランタンFCのノリザム・トゥキマン オーナーがマレーシアサッカー協会FAM、Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLと繰り広げている場外バトルについて、ケランタン州のサッカーサポーターによるオンラインサポータークラブのKelet.Netは、不毛な論争を解決するためには三者が直ちに話し合いを持つべきだと提案しています。
 マレーシアの通信社ブルナマは、Kelete. Netのモハマド・ヌルル・モハマド・ユウソー会長は、三者の論争は見苦しく誰にとっても利益がないどころか、状況をより複雑化し、長引かせるものだと指摘し、速やかに話し合いをもつべきだという声明を発表しています。
 勝点剥奪処分から放映権料未払い、そして審判へ給料未払いなどの問題について、三者がそれぞれメディアや自身のソーシャルメディアを使って発言する一方、直接の対話が全く行われていないことを指摘しているモハマド・ヌルル氏は、対立解消のためにはFAMがノリザム オーナーとMFLともに話し合いを持つこと、またノリザム オーナーもFAMやMFLへの不満を安易にソーシャルメディア上で明かすのではなく、正式な方法で不服申し立てを行うべきであることなどを提言しています。

JDTがジョナサン・エレーラを獲得
 Mリーグ1部で7連覇中のジョホール・ダルル・タジムJDTは、新たな外国籍選手としてアルゼンチン出身のFWジョナサン・エレーラの加入をクラブの公式Facebookで発表しています。
 JDTのスポーツディレクターであるマーティン・プレスト氏の名前で投稿されたエレーラ選手加入の発表では、プレースタイルや年齢(29歳)がJDTのサッカースタイルに適していることが獲得の理由に挙げられています。
 隔離期間が終了次第、エレーラ選手はメディアに公開されるということですが、この他、今回の投稿では他に2名の選手が新たにJDTに加わることも明かされています。
 またこれを報じたブルナマの記事では、このエレーラ選手は、昨季はアルゼンチン2部のCDリエストラでプレーしたということです。
 エレーラ選手は昨季いっぱいで退団し、タイ1部のBGパトゥム・ユナイテッドへ移籍したジオゴ・サントスの穴を埋めることが期待されています。

1月18日のニュース:FIBはクラブライセンス交付をけた3クラブを今後も監視、ケランタンFCオーナー対MリーグCEOの第2ラウンド勃発、マレーシアが出場予定のAFC U19選手権は結局中止に

 ケランタンFCのノリザム・トゥキマン オーナーがマレーシアサッカー協会FAM、マレーシアンフットボールリーグMFLと繰り広げている舌戦が第2ラウンドに入りました。野次馬根性丸出しで取り上げています。

FIBはクラブライセンス交付をけた3クラブを今後も監視
 マレーシアサッカー協会FAMが、条件付きで2021年のクラブライセンスが交付されていた7クラブの内、UKM FCを除いた6クラブにフルクラブライセンスを交付したことは、先日のこのブログでも取り上げましたが、ライセンス交付を担当するFAMのクラブライセンス交付第一審査機関(FIB)のシーク・モハマド・ナシル議長は、Mリーグ1部のマラッカ・ユナイテッド、スリ・パハン、そして2部のサラワク・ユナイテッドの3クラブについて、FIBに提出された宣言書の内容が守られなかった場合には交付されたクラブライセンスの無効も含めた措置を取る可能性があるとし、今後もこの3クラブを監視していくと話しています。
 マレーシア語紙ブリタハリアン電子版によれば、選手の税金と労働者積立金を滞納しているマラッカ・ユナイテッドと未払い給料を抱えるスリ・パハンとサラワク・ユナイテッドは、いずれもこれらを分割で支払うことを関係機関及び選手との間で合意しており、マラッカ・ユナイテッドは1回目の支払い分となる47万6160リンギを、ケランタンFA(ケランタンFCではありません)は4万4327リンギの支払いをそれぞれ終えており、残る未払い給料も予定されている日程に沿って支払われることになっているということです。またサラワク・ユナイテッドは来月2月よりやはり分割で未払い給料の支払いを行うということです。
 この状況についてシーク・モハマド・ナシルFIB議長はこの3クラブがフルライセンス交付に当たっての条件となっている分割払いが行われる状況を監視し続けるとし、この分割払いが予定通り行われない場合や、マレーシア人以外の選手への未払い給料問題が発覚した場合には、クラブライセンスの無効化も含めた処分を行うと話しています。

ケランタンFCオーナー対MリーグCEOの第2ラウンド勃発
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは、ケランタンFCのノリザム・トゥキマン オーナーに対して、MFLの方針に反するコメントを公言することは、倫理規定に反する行為であると非難しましたが、ノリザム オーナーはこれに対してさらに反論を行なっているとブリタハリアンが報じています。
 未払い給料問題を抱えるケランタン州サッカー協会(ケランタン州FA)がこの問題を解決しなければ、FAMはケランタンFCの勝点剥奪処分を課すという発言の有無をめぐってFAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長とメディア上で非難の応酬を繰り広げたノリザム オーナーはその流れでMFLへも非難の矛先を向けました。これに対してMFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは既に各クラブに対して説明済みの問題を敢えて蒸し返したとして倫理規定に違反するとしてノリザム オーナーを非難し、理由説明書を送付して説明を求めました。
 これで一件落着かと思いきや、ノリザム オーナーは理由説明書を受け取ったことを明らかにした上で、MFLのアブドル・ガニCEOに対して「MFLのCEOであるにも関わらず、ケランタン州FAとケランタンFCは民営化の結果、互いに別の組織となったことを理解していない。Mリーグ参加クラブを所有しているのが誰なのかをもっと正確に把握するべきだ。」と改めて非難しています。
 昨年9月にケランタン州FAからクラブの経営権を買い取ったノリザム オーナーは所有するケランタンFCがMリーグやMFLにマイナスイメージを植え付ける意図は全くはないとした上で、MFLに対して組織の透明性をより高め、Mリーグクラブのオーナーともミーティングを行うなど、プロらしく行動するべきであると提言しています。
 「MFLは経営状況を公開し、信用性、透明性、法令遵守をより高めるべきである。ケランタンFCは現在に至るまでMFLから会計監査の結果や年次総会の日程などの連絡を全く知らされていない。」とも述べているノリザム オーナーは、自身がMFLに求めているのはMリーグの地位や価値を高めるために、企業経営の監督管理を改善するための行為であるとも話しています。

AFC U19選手権は結局中止に
 東南アジアサッカー連盟AFFの公式サイトでは、昨年から延期されていたアジアサッカー連盟AFC U19選手権とU16選手権がいずれも中止となったと報じています。
 インドネシアサッカー協会(PSSI)のモハマド・イリアワン会長が今月1月15日にAFCから中止決定を知らせる内容を公式に書面で受け取ったことを報じている他、その書面にはAFCフットサル選手権とAFCビーチサッカー選手権の中止も書かれていたということです。
 マレーシアも出場予定だったAFC U19選手権は昨年10月にウズベキスタンで開催予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で今年3月に日程が変更になっていました。また同U16選手権は9月にバーレーンで開催予定でしたが、こちらも今年3月から4月にかけての開催に日程が変更になっていました。またこの両選手権の上位チームが出場する予定だったFIFA U20W杯と同U17W杯は既に中止が決まっていました。
 この中止決定を受け入れたと話すイリアワンPSSI会長は、AFCの決定を尊重するとし、中止によってPSSIはU16代表とU19代表の強化により多くの時間が取れると話しているということです。
 また中止となった選手権は2023年にAFC U20アジアンカップ、AFC U16アジアンカップとしてそれぞれウズベキスタンとバーレーンで開催される予定ということです。
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 U19選手権とU16選手権中止のニュースはAFCの公式サイトでは一切発表されていないのですが、AFFの公式サイトで記事となっていたので、取り上げました。

1月16日のニュース:ケランタンFCオーナーがFAMを痛烈に批判-FAMは勝点剥奪処分を否定、ケランタンFCの新監督が決定、今季Mリーグ参加の全クラブにクラブライセンス発給完了

図らずも今回はケランタンFCの記事が集まってしまいました。開幕後も何かと話題になりそうなケランタンFCは今後も取り上げる機会が多くなりそうな予感がします。

ケランタンFCオーナーがFAMを痛烈に批判
 マレーシアサッカー協会FAMがケランタン州サッカー協会(ケランタン州FA)に対し、11名の選手への未払い給料を命じたことは、数日前のこのブログでも取り上げましたが、マレーシアの通信社ブルナマによると、ケランタン州FAが期限までに未払い給料を支払わない場合、今季2021年のMリーグに参加するケランタンFCが勝点3を剥奪される可能性があるという報道が出たことを受け、ケランタンFCのノリザム・トゥキマン オーナーが自身のFacebookにFAMを激しく非難するコメントを投稿しています。その内容はMリーグの各クラブに義務付けられた民営化の有効性、さらにFAMによる国内サッカーの運営方法への非難にまで及んでいます。
 「未払い給料問題はケランタン州FAの問題にもかかわらず、(民営化された結果、ケランタン州FAとは別の組織となった)ケランタンFCが勝点剥奪の対象となるとはどういうことか。民営化は一体何のためだったのか。FAMは民営化を支援する立場にありながら、ケランタン州FAにもケランタンFCにも事前に何の通告もせず、いきなりメディアに勝点剥奪について発表するべきではない。」
 「Mリーグの放映権料は未だ、各クラブに支払われておらず、Mリーグの審判も給料が未払いとなっているではないか。FAMは一体何をしたいのか。自らのオフィスの改築か。」ノリザム オーナーはこのような批判を展開していますが、これにとどまらずマレーシアの現在のFIFAランキングが153位であることを「恥ずべきこと」であるとし、一体どんな輩がこの国のサッカーを運営しているのか、とまで述べています。
 ノリザム オーナーは昨年9月に、680万リンギ(およそ1億7500万円)をケランタン州FAに支払ってケランタンFCの経営権を買い取っています。またケランタン州FAは、ノリザム オーナーがクラブを購入する1ヶ月前の昨年8月に、同様の給料未払い問題でリーグ戦の勝点3を剥奪される処分を受けています。

FAMは勝点剥奪処分を否定
 前述のMリーグ2部ケランタンFCのノリザム オーナーの非難を受け、マレーシアサッカー協会FAMは急遽、公式声明を発表し、ケランタン州サッカー協会(ケランタン州FA)が給料未払いとなっている11名の選手の給料を期限までに支払わない場合でも、ケランタンFCが勝点剥奪処分を受けることはないと明言しています。
 ブルナマによれば、FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長はそのような発言はしていないと否定しているということです。
 FAMの公式声明でも「残された録音音声を元に判断すると、ラマリンガム事務局長はレポーターからのケランタンFCの勝点剥奪に関する質問に答えないようにしている」としており、またケランタンFCのノリザムオーナーに対しては、事実を確認しないまま、ソーシャルメディア上でFAMに対して批判的なコメントを投稿するべきではなかったと非難しています。
 「ノリザム オーナーはFAMのスチュアート事務局長に直接連絡を取り、そういった発言があったのか、またその真意は何かなどを尋ねていればこのような問題はそもそも怒らなかった。」としています。

ケランタンFCの新監督が決定
 ケランタンFC関連の記事が続きますが、今回は新監督就任のニュースです。前任者のユスリ・チェ・ラー氏の退団により空席となってた監督に、サンマリノ出身のマルコ・ラギニ氏が就任するとマレーシア語紙ブリタハリアン電子版が報じています。
 欧州サッカー連盟UEFAプロライセンスを保持するラギニ氏は、イタリアサッカー協会でインストラクターを務めた経験があるほか、イタリア、スイス、ポルトガル、モンゴル、ナイジェリアでも監督やコーチの経験があるいうことです。
 ラギニ新監督の就任を自身のFacebookで告知したケランタンFCのノリザム オーナーはイタリア出身のGKコーチとスペイン出身のアシスタントコーチとフィットネスコーチを獲得したことも明かしています。

今季Mリーグ参加の全クラブにクラブライセンス発給
 マレーシアサッカー協会FAMの第一審査期間(FIB)は今季2021年シーズン参加のためのクラブライセンスを条件付きで発給されていた7クラブの内、UKM FCを除く6クラブが再審査を通過してフルライセンスを発給されたことを公式サイトで発表しています。
 この7クラブは今季Mリーグ2部に参加するクチンシティFC、ケランタンFC、サラワク・ユナイテッドFC、、1部に参加するペナンFC、スリパハンFC、マラッカ・ユナイテッドFCです。なおUKM FCの条件付きクラブライセンスは今回の審査を通過しなかったため、無効となったということです。
 昨年から断続的に施行されている活動制限令MCOや条件付き活動制限令CMCOなどのため、クラブライセンスの申請期間が昨年10月31日から12月31日まで延長された結果、上記の6クラブにはフルライセンスが発給される一方、このクラブライセンスはあくまでもマレーシア国内のみで有効で、アジアサッカー連盟AFC主催大会への参加はできないということです。
 なお、今回フルライセンスを獲得したクラブの内、マラッカ・ユナイテッドFCは国内歳入庁と従業員積立基金に合わせて27万6000リンギ(およそ709万円)を超える未納があるということですが、新たに設定された支払い期限までに納入できない場合には、クラブライセンスが無効となるということです。
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 国内歳入庁に対し税金未払いがあり、期限までに納入できなければライセンスが無効になる状況にもかかわらず、マラッカ・ユナイテッドFCに支給される条件付きライセンスがフルライセンスになる理由が全くわかりませんが、いずれにせよ、シーズン中にライセンスが無効となり、リーグ開催期間中にクラブの数が減ることだけは勘弁していただきたいです。