8月21日のニュース
ACLベスト16-ノックアウトステージ初出場のJDTは浦和に完敗

ACLベスト16-ノックアウトステージ初出場のJDTは浦和に完敗


AFCチャンピオンズリーグノックアウトステージ1回戦
2022年8月19日@埼玉スタジアム(埼玉県さいたま市)
浦和 5-0 JDT
⚽️浦和:アレクサンダー・ショルツ (8分PK)、ダビド・モーベルグ2(19分、39分)、キャスパー・ユンカー2(84分、90+1分)
🟨浦和(0)
🟨JDT(4):ファリザル・マーリアル、マシュー・デイヴィーズ、アフィク・ファザイル、ナチョ・インサ

マレーシアのクラブとしては初めてACLグループステージを突破したジョホール・ダルル・タジムJDTは、ベスト8進出をかけて、過去ACL優勝2回、2019年準優勝とACLでの実績はJクラブでも屈指の強豪、浦和と対戦。試合は浦和のホーム、埼玉スタジアムと完全アウェイの中で行われました。

JDTは主力の1人MFレアンドロ・ヴァレスケスがグループステージの警告累積により、この試合は出場停止となる中、シーズン中のベンヤミン・モラ監督の辞任を受け、就任してからわずか3週間というJJDTのエクトル・ビダリオ監督は、国内リーグでもまだデビューしていない新加入のDFジョルディ・アマト(スペイン出身、ベルギー1部KASオイペンより移籍)を先発に起用するサプライズ。しかも本来のセンターバックではなく、ボランチとしての起用でした。

アマト選手の起用以外は予想通りの布陣となったJDTは、ベルグソン・ダ・シルヴァとフェルナンド・フォレスティエリの2トップ、中盤はナズミ・ファイズが2トップ下、アリフ・アイマンが右ウィング、その後ろにナチョ・インサとジョルディ・アマトがダブルボランチ気味に位置し、4バックは左からラヴェル・コービン=オング、シェーン・ロウリー、シャールル・サアド、マシュー・デイヴィーズが先発しました。

試合が始まると、1分過ぎにはペナルティエリアの外からアリフ・アイマンが挨拶がわりに無回転のミドルシュートを放ち、浦和のGK西川周作が冷静にパンチングで逃れます。この試合では先制点を奪って浦和にプレッシャーをかけたいJDTはその後も積極的に攻めますが、先制したのは浦和でした。

8分に右コーナーキックの流れからゴール前に上がったクロスに松尾佑介が飛び込みますが、その際にGKファリザル・マーリアスと接触します。オーストラリアのクリストファー・ビース主審はこれをファウルと判定し、ファリザル選手にはイエローカードが出され、浦和がPKを獲得します。このPKをアレクサンダ ー・ショルツが決めて浦和が早々と1-0とリードしました。試合後の会見でJDTのビダリオ監督が話したように、最初に失点してしまったことが、ボールを保持して試合を進めたかったJDTのゲームプランに大きく影響し、逆に浦和を落ち着かせてしまいました。

先制した浦和は、それまで以上に前線から速いプレスをかけていきます。スーパーリーグでは経験したことがない速さのレベルのプレスに対し、JDTの選手は焦ってボールを蹴り出し、これを浦和が回収する展開の繰り返しとなり、試合は徐々に浦和のペースで進んでいきます。そして18分、浦和が追加点を挙げます。小泉佳穂からのパスを受けてJDT守備陣の間を抜けだそうとした大久保智明をマシュー・デイヴィーズが倒して直接FKを与えてしまいます。このFKをダビド・モーベルグが右トップコーナーに決めて、浦和はリードを2点に広げます。

さらに39分には1点目に絡んだ松尾選手からのクロスをファーサイドの小泉選手が折り返し、これを再びモーベルグ選手が落ち着いて決めて、浦和が3-0とJDTを突き放します。JDTは数的に有利だったにもかかわらず、止めることができないゴールでした。

前線の速いプレスでカウンターが封じられたJDTは、自陣でプレーする時間が長くなっただけでなく、スーパーリーグでは前線に張り付いているベルグソン選手やフォレスティエリ選手がこの試合では頻繁にプレスバックを強いられるほどラインが下がり、攻撃も精度の低いミドルシュートに頼るなど好機が全く作れないまま。前半が終了しました。

後半に入るとJDTはアフィク・ファザイル、ラマダン・サイフラー、サファウィ・ラシド、シャーミ・サファリを次々と投入しますが、ゴールを狙って最終ラインを上げた代償がキャスパー・ユンカーの84分と90+1分の2ゴールでした。

0-5と浦和に一蹴されたJDTの冒険は残念な形で幕を閉じました。国内に目を向ければスーパーリーグで首位を走るJDTは、おそらく今季も優勝して9連覇を果たし、来季のACLにも出場するでしょう。来季2023/2024年シーズンからは秋春制に移行するACLは、グループステージが2023年9月中旬から始まることが既に発表されています。貴重な経験を積んだJDTが、およそ1年後に始まる新たな挑戦に向けて、どのように変わっていくのかを今後も注目していきたいと思います。

 

Mリーグ1部スーパーリーグ
2022年シーズン第17節結果とハイライト

8月17日と18日の両日にスーパーリーグ第17節の5試合が行われました。リーグ首位を快走するJDTは、8月19日にACLのベスト8進出をかけて埼玉スタジアムで浦和レッズと対戦するため、JDT対マラッカ・ユナイテッドの試合は、9月7日に延期されています。
(試合のハイライト映像はMFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年8月17日(水)@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
サラワク・ユナイテッド 0-0 PJシティ
🟨サラワク(1):アブドル・ラーマン・イスマウィ
🟨PJシティ(1):K・グルサミー
MOM:ウチェ・アグバ(サラワク・ユナイテッド)
 1部スーパーリーグと2部プレミアリーグを統合する来季のMリーグ大改編により、降格の心配から開放された10位サラワクと11位PJシティの対戦はスコアレスドローに終わっています。
 今季はここまで16試合でリーグ最多37失点のサラワクと、15試合でリーグ3位の27失点のPJシティは対戦は、まさかのスコアレスドローに終わっています。ともに好機を作りながら、精度の低いフィニッシュにより両チームとも得点できず、ともにリーグ最少の15得点なのも納得の凡戦でした。
 この結果、サラワクは3試合連続、PJシティは4試合連続無得点となりました。

2022年8月17日(水)@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリン・ジャヤ)
スランゴール 0-2 トレンガヌ
⚽️トレンガヌ:ハビブ・ハルーン(13分)、マヌエル・オット(39分)
🟨スランゴール(4):バハー・アブドッラフマーン、シャルル・ナジーム、ムカイリ・アジマル、ヤザン・アル=アラビ
🟨トレンガヌ(3):アザリヌラー・アリアス、アザム・アズミ、アリフ・アンワルf
MOM:ファイサル・ハリム(トレンガヌ)
 ミヒャエル・ファイヒテンバイナー監督が本来のスポーツディレクターに復帰し(まぁ事実上の更迭ですが)、ニザム・ジャミル コーチが監督代行に就任したスランゴール。ニザム監督代行にとっては、渡邉将基選手や池田圭選手が所属していたフェルダ・ユナイテッド(2020年に解散)で監督を務めて以来のMリーグでの指揮となったこの試合は、トレンガヌのナフジ・ザイン監督とのいわば「次世代指導者」対決となりました。
 またこのカードは8月6日にトレンガヌのホームで行われたFAカップ準決勝と同じカード。このときは、延長戦を終えて1-1と決着がつかず、PK戦の末、トレンガヌが決勝を決めており、スランゴールとしては自身のホームで借りを返したいところです。
 しかし先手を取ったのはトレンガヌ。ハビブ・ハルーンがゴール前に張り付くスランゴールDF陣を見越すように、ペナルティエリアの外からシュートを決めて先制します。2点目は今季好調のファイサル・ハリムがスランゴールDFを引きつけてからゴール前へクロス。これをマヌエル・オットが決めて2点目。今のスランゴールを破るには、トレンガヌにとってはこの2点で十分でした。
 監督交代の効果が出なかったスランゴールはU23代表キャプテンのムカイリ・アジマルが2度の決定的な機会を逃すなど、好機を生かせず、無得点に終わるとともに、今季初の3連敗で9位まで順位を下げています。

2022年8月17日(水)@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロースター)
クダ 1-1 サバ
⚽️クダ:ロナルド・ンガ(6分)
⚽️サバ:ファルハン・ロスラン(84分)
🟨クダ(1):アクマル・ザヒル
🟨サバ(1):リザル・ガザリ
MOM:アル・ハーフィズ・ハルン(クダ)
 2020年、2021年シーズンともリーグ2位だったクダは、ここまでリーグ最多4位タイの25失点(13試合)と既に昨季1年間の28失点(22試合)に迫る勢いですが、この原因の一つが、アンゴラ代表でもプレーするセンターバック、マーク・ヴァレスの不在です。膝のケガのために手術を受けたヴァレス選手は、リーグ戦は5月17日の試合を最後にそれ以降は出場がありませんでした。それまでは4勝2分3敗の成績だったチームは、ヴァレス選手の離脱以降は1勝0分3敗と苦しみ、順位も急落しています。
 そのヴァレス選手がおよそ3ヶ月ぶりに復帰したクダは、ここまで4連勝中のリーグ2位サバを1失点に抑えて引き分けています。試合後の会見でアイディル・シャリン監督は、バドロル・バクティアル、リザル・ガザリ(いずれもサバ)、クパー・シャーマン(トレンガヌ)、レノン・アウヴェス(バリト・プテラ-インドネシア1部)ら、リーダーシップを持つ多くの選手が退団した今季、は、ヴァレス選手不在はチームリーダーの不在でもあったと話し、今回のヴァレス選手の復帰を歓迎しています。
 首位を快走するJDTを脅かす唯一の存在となりえたサバは、この日の敗戦で、試合数が2試合少ないJDTと勝点差が3となりました。最終節第22節ではJDTとの直接対決が残っていますが、そこまで負けられない試合が続きます。
 サバの加賀山泰毅選手は先発して、84分に交代しています。

2022年8月18日(木)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティ 1-0 ヌグリスンビラン
⚽️KLシティ:パウロ・ジョズエ(45+1分)
🟨KLシティ(1):ジョーダン・ミンター
🟨ヌグリスンビラン(3):ザムリ・ピン・ラムリ、グルタヴォ、クザイミ・ピー
MOM:パウロ・ジョズエ(KLシティ)
 8月24日にAFCカップ東南アジア地区決勝が控えるKLシティは、PSMマカッサル(インドネシア)との対戦前の最後のリーグ戦でもあり、好調のヌグリスンビランが相手ながら、この試合に勝ってAFCカップに臨みたいところです。
 一方この試合まで4連勝中のヌグリスンビランは、2位のサバとの差を詰めて、あわよくば来季のAFC主催大会への出場権獲得を目指しています。
 そんな両チームの対戦は、前半終了間際にキャプテンのパウロ・ジョズエがザフリ・ヤハヤのコーナーキックに頭で合わせてゴールを決め、この1点をGKケヴィン・メンドーザを中心にDF陣が守り切って勝利しています。

2022年8月18日(木)@シティスタジアム(ペナン州ジョージ・タウン)
ペナン 1-3 スリ・パハン
⚽️ペナン:スティーヴン・ロドリゲス2(44分、74分)、デヴィッド・ロウリー(80分)
⚽️パハン:ラファエル・ヴィトール(65分PK)、ル=カス・シルヴァ(85分)
🟨ペナン(0):ルーカス・シルヴァ、K・ティヴァンダラン
🟨パハン(0):シェルゾド・ファイジエフ、アザム・アジー、
MOM:スティーヴン・ロドリゲス(スリ・パハン) 
 1980年代から90年代前半にかけてマレーシア代表で活躍したドラー・サレー(パハン)とザイナル・アビディン(ペナン)が監督として対決したこの試合は、直近の4試合で4ゴールを挙げているパハンのスティーヴン・ロドリゲスがこの試合でも2ゴールを挙げ、チームの引き分けを挟んだ4連勝に貢献しています。
 最下位のペナンは一度は同点に追いついたものの、結局、泥沼の6連敗となりました。リーグ第改編のおかげで今季は2部降格がなくなったものの、来季に向けてのチーム再建は必至です。

2022年シーズン スーパーリーグ順位表(第17節終了時)

チーム勝点
1JDT1412203973238
2SAB16112326141435
3NSE1795324141032
4TRE157261815323
5SRP166372625121
6KLC156362925-521
7KDA145361925-617
8MEL144552019117
9SEL144462625116
10SWU1742111537-2214
11PJC162771527-1213
12PEN1614111934-257
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド

2022年シーズン スーパーリーグ 得点ランキング(第17節終了時)

ゴール数選手名所属
117ベルグソン・ダ・シルヴァJDT
212フェルナンド・フォレスティエリJDT
311カイオンSEL
49ロナルド・ンガKDA
57ダレン・ロックPJC
7イフェダヨ・オルセグンMEL
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド

8月17日のニュース
FAカップ決勝は結局ブキ・ジャリル国立競技場開催に落ち着く
U23代表監督候補にエラヴァラサンA代表コーチが浮上

FAカップ決勝は結局ブキ・ジャリル国立競技場開催に落ち着く

FAカップを主催するマレーシアンフットボールリーグMFLは公式サイト上で、9月10日に予定されているマレーシアFAカップの決勝、JDT対トレンガヌの試合を、クアラルンプールにあるブキ・ジャリル国立競技場で開催することを発表しています。

当初はクアラルンプールを含む首都圏であるクランバリー地区以外での開催を検討していると、MFLのスチュアート・ラマリンガムCEOは話していましたが、結局、ブキ・ジャリル国立競技場に落ち着いたようです。

新型コロナの影響で3年ぶりの開催となったFAカップは、当初は決勝戦が8月27日に予定されていましたが、決勝に進出しているJDTが、8月19日に埼玉スタジアムで開催されるAFCチャンピオンズリーグACLのベスト16で浦和レッズと対戦することから、9月10日に変更されています。

*****

これまで改修を繰り返しながら、雨が降ると「その辺りの空き地よりひどい」と酷評されてきたピッチが難点のブキ・ジャリル国立競技場。その一方で8万人を収容できる巨大スタジアムは国内にはなく、首都圏以外での決勝開催予定が発表されても、その後が続かなかったことから、結局、ブキ・ジャリル国立競技場に落ち着いた、といった感じです。

U23代表監督候補にエラヴァラサンA代表コーチが浮上

現在、空席となっているU23代表の監督にE・エラヴァラサンA代表コーチが就任する可能性があると、マレーシアのスポーツメディア、アストロアリーナが報じています。

今年5月の東南アジア競技大会では準決勝敗退、翌6月のAFC U23アジアカップではベトナムやタイと同組となったグループステージで敗退と、東南アジアの壁が破れていないU23代表。マレーシアサッカー協会FAMはこの結果を受けて、U23代表監督を務めていたブラッド・マロニー監督との契約を延長せず、現在、U23代表は監督不在となっています。

今年からA代表の監督に就任したキム・パンゴン監督が、2007年のアセアン4カ国共催以来16年ぶり、予選突破での出場は1980年以来43年振りにAFCアジアカップ出場へとA代表を導いたことを受け、U23代表監督もキム監督同様、韓国人指導者となるなどの噂もあり、具体的には香港1部リーグのキッチーFC(傑志体育会)のキム・ドンジン(金東進)コーチ、前韓国U23代表監督のキム・ハクブン(金鶴範)氏らの名前が上がっていました。

しかしアストロアリーナは、関係者の話を総合すると、マレーシア人となる可能性が高いと報じており、マレーシアU19代表監督として、東南アジアサッカー連盟AFFU19選手権で下馬評を覆して優勝を果たしたハサン・サザリ・ワラス監督などの名前もこれまでに上がっています。

さらにアストロ・アリーナは関係者の話として、U23代表監督はマレーシア人であることに加えて、キムA代表監督の目指すサッカーを理解する人物という条件が付けられているとしており、その条件に当てはまるのが、キム監督の元でコーチを務めているE・エラヴァラサンA代表コーチとなるということのようです。

この報道が出る前には、マレーシアサッカー協会FAMのハミディン・アミン会長がU23代表監督候補について、人選は8割方終わっていると発言するなど、協会内部では話が進んでいるようですので、その正体が明らかになるのは時間の問題といったところでしょう。

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第15節結果とハイライト

2022年8月13日(土)@スルタン・モハマド4世スタジアム(クランタン州コタ・バル)
クランタン 2-1 PDRM
⚽️クランタン:ヌルシャミル・アブドル・ガニ(68分PK)、イクワン・ヤゼク(77分)
⚽️PDRM:ドゥルケスワラン・ガナサン(30分)
🟨クランタン(1):ヌルシャミル・アブドル・ガニ
🟨PDRM(3):ファディ・マームード・アワド、ミロシュ・ラチャニー、アレクサンダー・アンポンサ
MOM:ユスリ・ユハスマディ(クランタン)
 クランタンの原健太選手は、この試合はベンチ外でした。今季2度目のトランスファーウィンドウでクランタンに加入した直後は先発してフル出場が続いていた原選手ですが、ここ数試合では途中出場や途中交代と出場時間が短くなっており、この試合はベンチ外となっています。

2022年8月13日(土)@MBPGスタジアム(ジョホール州パシル・グダン)
JDT II 1-0 ペラ
⚽️JDT:フェロズ・バハルディン(45+2分)
🟨JDT(5):アイサル・ハディ、チア・ルオハン、ダリル・シャム、ムサ・シディベ、ダニエル・ティン
🟨ペラ(3):サンデー・アフォラビ、ワン・ザック・ハイカル、ランディ・バルー
🟥ペラ(1):ランディ・バルー(🟨x2)
MOM:フェロズ・バハルディン(JDT II)

2022年8月14日(日)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
FAM-MSNプロジェクト 0-3 クチンシティ
⚽️クチンシティ:ガブリエル・モンテイロ(20分)、アミル・アムリ・サレー(49分)、谷川由来(55分)
🟨FAM(1):シャキラン・ザムリ
🟨クチンシティ(2):ラフィーザン・ラザリ、ラフィク・シャー
MOM:谷川由来(クチンシティ)
 この試合で今季3ゴール目を挙げてマンオブザマッチに選ばれたクチンシティの谷川由来選手は、先発してフル出場しています。

2022年8月15日(月)@スルタン・モハマド4世スタジアム(クランタン州コタ・バル)
クランタン・ユナイテッド 3-1 UITM
⚽️クランタン:ンジョク・ジェイコブ(16分)、ハジック・スブリ(50分)、アスラフ・アリフディン・ヤシン(90+4分)
⚽️UITM:イズマン・ソレヒン・ロハディ(71分)
🟨クランタン(0)
🟨UITM(1):イズマン・ソレヒン・ロハディ
MOM:ニック・アキフ(クランタン・ユナイテッド)
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平、本山雅志両選手は先発し、深井選手は67分に、2試合連続キャプテンマークを巻いた本山選手は82分にそれぞれ交代しています。ここまでチームの全試合に先発フル出場を続けていた深井選手が、今季初の途中交代となったことが気になります。

2022年8月15日(土)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
スランゴール2 0-1 トレンガヌ
⚽️トレンガヌ:イザン・シャーミ・ムスタパ(7分)、ラーマット・マカスフ(50分)
🟨スランゴール(2):リッチモンド・テテー、サイフル・イスカンダル
🟨トレンガヌ(1):リズアン・ラザリ
MOM:サフアン・マズラン(トレンガヌII)

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第15節終了時)

チーム得失差勝点
1KEL1511222391435
2JDT1493229131630
3TRE1592425131229
4KCH147342417724
5KLU155641716121
6PDRM156362023-321
7UITM154291422-814
8SEL143471218-613
9PRK155191324-117
10FAM140212628-222
ペラ(PRK)は給料未払い問題の解決が遅れたことにより、勝点9の剥奪処分を受けています。
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRE-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

2022年シーズン プレミアリーグ 得点ランキング(第15節終了時)

ゴール数選手名所属
18フェルナンド・ロドリゲスJDT
8アブ・カマラKCH
8マルティン・アダメックPDRM
47ジョーダン・ミンターTRE
7ンジョク・ジェイコブKLU
65ヌルシャミル・アブドル・ガニKEL
5ダリル・シャムJDT
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRE-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第14節結果とハイライト

2022年8月8日(月)@スルタン・モハマド4世スタジアム(クランタン州コタ・バル)
クランタン・ユナイテッド 2-3 トレンガヌ II
⚽️クランタン:アミルル・シャフィク(8分)、ジュリアス・オフォーリ(80分)
⚽️トレンガヌ:アミルル・シャズワン(26分)、ワン・ファズリ・ガザリ2(75分、84分)
🟨クランタン(2):ウメール・アズナン、アイザット・マイディン、
🟨トレンガヌ(3):ワン・ファズリ・ガザリ、サフワン・マズラン、アルグジム・レゾヴィッチ
MOM:ワン・ファズリ・ガザリ(トレンガヌ II)
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平、本山雅志の両選手はいずれも先発し、深井選手はフル出場、本山選手は85分に交代しています。

2022年8月9日(火)@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
クチンシティ 0-0 JDT II
🟨クチンシティ(2):アイルトン、ワン・ファイズ・スライマン
🟨JDT(1):ムサ・シディベ
MOM:イルハン・タルミジ(JDT II)
 クチンシティの谷川由来選手は先発してフル出場しています。

2022年8月9日(火)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM 1-0 スランゴール2
⚽️PDRM:ナビル・ラトピ(66分)
🟨PDRM(1):ミロシュ・ラチャニー
🟨スランゴール(3):アリフ・イズワン・ユスラン、ザーリル・アズリ、ファイズ・アメル
🟥スランゴール(1):ファイズ・アメル(🟨x2)
MOM:フィルダウス・イルマン・ファディル(PDRM)

2022年8月10日(水)@スルタン・モハマド4世スタジアム(クランタン州コタ・バル)
クランタン 1-2 ペラ
⚽️クランタン:ジャスミル・メハト(2分)
⚽️ペラ:カイルル・ヘルミ(20分OG)、ワン・ザック・ハイカル(14分)
🟨クランタン(3):ジャスミル・メハト、フェリペ・エレダ、カイルル・ヘルミ
🟨ペラ(3):サンデー・アフォラビ、ワン・ザック・ハイカル、カマル・シャキマル
MOM:アイマン・カイルル・ユスニ(ペラ)
 クランタンの原健太は26分から出場し、前半で交代しています。

2022年8月10日(水)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
UITM 4-1 FAM-MSNプロジェクト
⚽️UITM:アリフ・サフワン3(10分PK、21分、34分)、ナジルル・ハシフ(80分)
⚽️FAM:イザット・ジクリ(90+1分)
🟨UITM(2):ファーミ・サブリ、ザフリ・ザカリア
🟨FAM(1):アミルル・アクマル
🟥UITM(1):ザフリ・ザカリア(🟨x2)
MOM:アリフ・サフワン(UITM)

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第11節結果とハイライト(2)

2022年8月3日(水)@スルタン・モハマド4世スタジアム(クランタン州コタ・バル)
クランタン・ユナイテッド 1-1 JDT II
⚽️クランタン:アミルル・シャフィク(12分)
⚽️JDT:エヴァンス・ウェンスレイ(90+4分)
🟨クランタン(2):フィクリ・チェ・ソー、アイザット・マイディン
🟨JDT(2):ダニエル・ティン、アイサル・ハディ
MOM:アミルル・シャフィク(クランタン・ユナイテッド)
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平、本山雅志両選手はいずれも先発し、深井選手はフル出場、この日は主将として出場した本山選手は77分に交代しています。

2022年8月5日(金)@スルタン・モハマド4世スタジアム(クランタン州コタ・バル)
クランタン 1-0 FAM-MSNプロジェクト
⚽️クランタン:ラティフ・スハイミ(76分)
🟨クランタン(2):ユスリ・ユハスマディ、アリフ・アイマン
🟨FAM(1):ハフィズ・アイディル・マハジル
MOM:アル=イマン・ワヒー・アミル(FAM-MSNプロジェクト)
 クランタンの原健太選手は先発して、前半で交代しています。

2022年8月5日(金)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
スランゴール2 0-0 UITM
🟨スランゴール(2):イズル・スハイミ、ケルヴィン・チェイ
🟨UITM(2):アミルル・アイマン、イザック・イズハン
MOM:リッチモンド・テテー(スランゴール)

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第13節結果とハイライト

2022年7月26日(火)@MBPGスタジアム(ジョホール州パシル・グダン)
JDT II 4-0 UITM
⚽️JDT:ダリル・シャム2(20分、62分)、ムサ・シディベ(26分)、ゲイブリエル・ニーステロイ(89分)
🟨JDT(0)
🟨UITM(3):アイズル・アシュラフ、アズリディン・ロスリ、アルハム・クシャイリ
MOM:ダリル・シャム(JDT II)

2022年7月26日(火)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
スランゴール2 0-1 ペラ
⚽️ペラ:フェリス・ダニエル(77分)
🟨スランゴール(0)
🟨ペラ(1):ランディ・バルー
🟥スランゴール(1):イクマル・ラムラン(🟨x2)
MOM:ワン・ザック・ハイカル(ペラ)

2022年7月26日(火)@スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラ・トレンガヌ)
トレンガヌII 0-2 PDRM
⚽️PDRM:ミロシュ・ラチャニー(48分)、マルティン・アダメッツ(90分)
🟨トレンガヌ(1):アキル・イルファヌディン
🟨PDRM(1):フィルダウス・イルマン
MOM:ミロシュ・ラチャニー(PDRM)

2022年7月27日(水)@スルタン・ムハマド4世スタジアム(クランタン州コタ・バル)
クランタン・ユナイテッド 1-1 FAM-MSNプロジェクト
⚽️クランタン: アスラフ・アリフディン・ヤシン(53分)
⚽️FAM:深井脩平(7分OG)
🟨クランタン(2):ハジック・スブリ、アスラフ・アリフディン・ヤシン
🟨FAM(1):ファリス・イズディハム
🟥クランタン(1):ハジック・スブリ(🟨x2)
MOM:アイザット・アイマン・マズラム(FAM-MSNプロジェクト)
クランタン・ユナイテッドの深井脩平両選手は先発してフル出場していますが、本山雅志選手はベンチ入りしたものの、出場はありませんでした。

2022年7月31日(日)@スルタン・ムハマド4世スタジアム(クランタン州コタ・バル)
クランタン 2-0 クチンシティ
⚽️クランタン:ニクソン・ギリェルメ(45+3分PK)、イクワン・ヤゼク(74分)
🟨クランタン(1):ダニアル・ハドリ
🟨クチンシティ(4):アブ・カマラ、アイルトン、アリフ・ハサン、アダム・シリーン
🟥クチンシティ(1):アブ・カマラ(🟨x2)
MOM:サイド・ソブリ(クランタン)
クランタンの原健太選手は先発して、69分に交代しています。
クチンシティの谷川由来選手は先発してフル出場しています。

Mリーグ1部スーパーリーグ
2022年シーズン第16節結果とハイライト(1)

8月13日(土)にスーパーリーグ第16節の3試合が行われています。AFCカップ東南アジア地区準決勝に出場したクダ、KLシティ、そしてACL東地区準々決勝が控えるJDT関連の3試合は9月に順延されています。
(試合のハイライト映像はMFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年8月13日(土)@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
PJシティ 0-2 ヌグリスンビラン
⚽️ヌグリスンビラン:グスタヴォ2(11分、62分)
🟨PJシティ(1):D・クガン
🟨ヌグリスンビラン(1):サイフル・リズワン
MOM:グスタヴォ(ヌグリスンビラン)

2022年8月13日(土)@ハン・ジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ・ユナイテッド 2-2 スリ・パハン
⚽️マラッカ:イフェダヨ・オルセグン(38分)、アドリアーノ(51分)
⚽️パハン:デヴィッド・ロウリー(87分)、シャルル・ニザム・ナジル(90分)
🟨マラッカ(0)
🟨パハン(0)
MOM:スティーヴン・ロドリゲス(スリ・パハン)

2022年8月13日(土)@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴン・バダ)
トレンガヌ 1-0 サラワク・ユナイテッド
⚽️トレンガヌ:クパー・シャーマン(72分)
🟨トレンガヌ(0)
🟨サラワク(1):シャミー・イスズアン
MOM:トーフィク・アル・ラシド(サラワク・ユナイテッド)

2022年シーズン スーパーリーグ順位表(第16節一部終了時)

チーム勝点
1JDT1412203973238
2SAB15111325131234
3NSE1695224131132
4TRE146261615120
5SRP155372222018
6KLC145361925-618
7MEL144552019117
8KDA135261824-617
9SEL134452623316
10SWU1641111537-2213
11PJC152671527-1212
12PEN1514101731-147
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド

2022年シーズン スーパーリーグ 得点ランキング(第16節一部終了時)

ゴール数選手名所属
117ベルグソン・ダ・シルヴァJDT
212フェルナンド・フォレスティエリJDT
311カイオンSEL
48ロナルド・ンガKDA
57ダレン・ロックPJC
7イフェダヨ・オルセグンMEL
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド

Mリーグ1部スーパーリーグ
2022年シーズン第15節結果とハイライト映像

今節第15節は、KLシティとクダがAFCカップ東南アジア地区準決勝に出場するため、両チームが関連する2カードが延期されており、4カードのみが開催されています。
 なおAFCカップ準決勝に進出したクダはPSMマカッサル(インドネシア)に1-2で敗れた一方で、ベトテルFC(ベトナム)と対戦したKLシティは延長戦を含めて0-0と決着がつかず、PK戦の末、勝利し決勝に進出しています。この決勝では、AFCカップのベスト8入りを目指して、8月24日にKLシティのホーム、KLフットボールスタジアムでPSMマカッサルと対戦しますが、両チームはグループステージでは同組で、その際には0-0のスコアレスドローに終わっています。
(試合のハイライト映像はMFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年8月9日(火)@リカススタジアム(サバ州コタ・キナバル)
サバ 1-0 サラワク・ユナイテッド
⚽️サバ:バドロル・バクティアル(63分)
🟨サバ(0)
🟨サラワク(0)
MOM:バドロル・バクティアル(サバ)
 東マレーシアのボルネオ島に本拠地を持つ両チームの「ボルネオ・ダービー」は、好調のサバがサラワクの思わぬ攻勢に手を焼いたものの、ベテランのゴールで逃げ切り、首位のJDTを追走しています。
 サバの加賀山泰毅選手は先発して、85分に交代しています。

2022年8月9日(火)@トゥンク・アブドル・ラーマンスタジアム(ヌグリスンビラン州パロイ)
ヌグリスンビラン 3-2 ペナン
⚽️ヌグリスンビラン;ザムリ・ビン・ラムリ(35分)、マテウス・アウヴェス(59分)、エラルド・グロン(85分)
⚽️ペナン;ルーカス・シルヴァ(27分)、T・サラヴァナン(81分)
🟨ヌグリスンビラン(1):ズルカイリ・ズルキプリ
🟨ペナン(4):K・ティヴァンダラン、ジャフリ・フィルダウス・チュウ、アフマド・スクリ、クリスティアン・ロンティニ
MOM:エラルド・グロン(ヌグリスンビラン) 
 終盤の逆転劇を制したヌグリスンビランは3連勝で、4位との勝ち点差を11に広げ、昇格初年度のトップ3入りが見えてきました。
 一方、5連敗のペナンはサラワク・ユナイテッドとともにリーグ最速の10敗に到達しています。

2022年8月9日(火)@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
PJシティ 0-3 スリ・パハン
⚽️パハン:マリク・アリフ(27分)、スティーヴン・ロドリゲス(45+1分)、マヌエル・イダルゴ(90分)
🟨PJシティ(3):コギレスラワン・ラジ、フィレモン・アニー、シヴァン・ピレイ
🟨パハン(1):スティーヴン・ロドリゲス
MOM:マヌエル・イダルゴ(スリ・パハン)
 3試合連続となったスティーヴン・ロドリゲスのゴールなどで、スリ・パハンが今季初の3連勝。
 一方のPJシティはこの敗戦で11試合白星なしとなりました。

2022年8月10日(土)@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンタジアム(トレンガヌ州ゴン・バダ)
トレンガヌ 1-2 JDT
⚽️トレンガヌ:ハキミ・アブドラ(51分)
⚽️JDT:ベルグソン・ダ・シルヴァ(32分)、フェルナンド・フォレスティエリ(47分)
🟨トレンガヌ(1):ズアシュラフ・ズルキフリ
🟨JDT(2):ナタニエル・シオ、シャールル・サアド
MOM:アリフ・ザカリア(トレンガヌ)
 マレーシアFAカップの決勝進出が決まっている両チームの対戦は、8月28日に予定されている決勝の前哨戦としても注目されましたが、この試合前まで16ゴール(12試合)でリーグ得点王争いを独走するベルグソン・ダ・シルヴァと11ゴール(13試合)でそれを追走するフェルナンド・フォレスティエリが揃ってゴールを挙げ、JDTを勝利に導いています。

2022年シーズン スーパーリーグ順位表(第15節終了時)

チーム勝点
1JDT1412203973238
2SAB15111325131234
3NSE158522213929
4KLC145361925-618
5SRP145272020017
6TRE135261515017
7KDA135261824-617
8SEL134452623316
9MEL134451817116
10SWU1541101536-2113
11PJC142661525-1012
12PEN1514101731-147
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド

2022年シーズン スーパーリーグ 得点ランキング(第14節終了時)

ゴール数選手名所属
117ベルグソン・ダ・シルヴァJDT
212フェルナンド・フォレスティエリJDT
311カイオンSEL
48ロナルド・ンガKDA
57ダレン・ロックPJC
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド

Mリーグ1部スーパーリーグ
2022年シーズン第14節結果とハイライト映像

変則日程が続く中、前節第13節に続いて、12チームが揃って試合を行った今節第14節は7月31日と8月1日に全6試合が行われました。
 3位と4位の間が勝点差で8点となり、上位3チームと下位チームの差は大きく開いていますが、買いに目を向けると、4位以下は11位までの8チームが勝点差6点の間にひしめく大混戦となっています。そんな中、今季未だ無敗のJDTのリーグ9連覇も見えてきましたが、勝点差4でJDTを追うサバがどこまで離れずについていき、プレッシャーをかけ続けられるか、またJDTがそんなプレッシャーをものともせずに連覇へ向かって走るのか。来季のリーグ大改編で入れ替え戦も無くなったMリーグの今季の見どころはそのくらいかも知れません。
(試合のハイライト映像はMFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年7月31日(土)@リカススタジアム(サバ州コタ・キナバル)
サバ 2-1 マラッカ・ユナイテッド
⚽️サバ:アムリ・ヤハヤ2(65分、90+1分)
⚽️マラッカ:イフェダヨ・オルセグン(24分)
🟨サバ(1):パク・タエスー
🟨マラッカ(3):シャズワン・アンディック、アドリアーノ、エマヌエル・オティ
🟥サバ(1):ラウィルソン・バトゥイル
🟥マラッカ(1):ハジック・プアド
MOM:アムリ・ヤハヤ(サバ)
 試合前の大雨でボールが止まるほど水が浮いたピッチでの試合は、まさしくノーガードの打ち合いとなりましたが、後半から出場した41歳のFWアムリ・ヤハヤがロスタイムでの決勝ゴールを含む2ゴールを決めてサバが4連勝を飾っています。
 マラッカはエースのイフェダヨ・オルセグンが2試合連続となるゴールを決めて先制しましたが、同点を目指したロスタイムにハジック・プアドが暴力行為で退場となってしまい万事休すでした。
 サバの加賀山泰毅選手は先発して、フル出場しています。

2022年7月31日(土)@シティスタジアム(ペナン州ジョージ・タウン)
ペナン 2-3 サラワク・ユナイテッド
⚽️ペナン:ルーカス・シルヴァ2(17分、30分)
⚽️サラワク:ノー・アジジ・ラムリー(5分)、ウチェ・アグバ(28分)、ゴンサロ・ソト(84分)
🟨ペナン(2):ラファエル・ヴィトール、ラフィウディン・ロディン
🟨サラワク(0)
MOM:ルーカス・シルヴァ(ペナン)
 リーグ11位と12位の対戦となったこの試合は、終盤のゴールで逆転した11位のサラワクが12位のペナンを破って、順位を一つ挙げて10位としています。
 一方のペナンは前節に続き、左膝を痛めている司令塔のエンドリックがベンチ外となるなどベストの布陣が揃わず、5連敗となっています。

2022年7月31日(土)@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリン・ジャヤ)
スランゴール 2-3 ヌグリスンビラン
⚽️スランゴール:カイオン(9分)、ヤザン・アル=アラブ(30分)
⚽️ヌグリスンビラン:グスタヴォ2(66分、80分)、ショーン・セルヴァラジ(88分)
🟨スランゴール(1):シャルル・ナジーム
🟨ヌグリスンビラン(2):チェ・ラシド・チェ・ハリム、グスタヴォ
MOM:ダニアル・アスリ(スランゴール)
 シーズンを通して不安定な戦いを続けるスランゴールがホームに好調のヌグリスンビランを迎えた試合は、今季2度目の2連勝を目指したスランゴールが、得点王争いで2位につけるエースの快音のゴールなどで2-0と一度はリードしたものの、試合終了まで残り26分の間に立て続けに3失点して敗れています。なお、試合終了後、クラブはミヒャエル・ファイヒテンバイナー監督の退任と、同氏のスポーツディレクター就任を発表し、事実上の更迭処分を行なっています。本来はテクニカルディレクターとして若手育成の目的で2020年に招聘されたファイヒテンバイナー氏を監督に据えた運営担当者の責任が問われるべきですが、そこはマレーシア。しらっと何もコメントしないのでしょう。
 一方のヌグリスンビランは、昨季までスランゴールに在籍したショーン・セルヴァラジが決勝ゴールを決めて逆転勝利を挙げ3位を堅守し、さらに4位との勝点差を8に広げています。

2022年8月1日(日)@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)
JDT 5-0 KLシティ
⚽️JDT:ベルグソン・ダ・シルヴァ2(7分PK、15分)、レアンドロ・ヴァレスケス(54分PK)、フェルナンド・フォレスティエリ(71分)、サファウィ・ラシド(84分)
🟨JDT(0)
🟨KLシティ(0)
MOM:ベルグソン・ダ・シルヴァ(JDT)
 昨季のマレーシアカップ決勝ではJDTは0-2とKLシティに敗れ、34年ぶりの優勝を許していますが、それ以降は今季開幕前のチャリティーシールドでは3-0、今季リーグ戦ではKLシティのホームで3-0と、いずれもJDTが快勝しています。そのJDTがKLシティをホームに迎えた試合は、リーグ得点王を独走するベルグソン・ダ・シルヴァの2ゴールなどで圧勝しています。

2022年8月1日(日)@ダルル・マクムルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハン 2-0 クダ
⚽️パハン:スティーブン・ロドリゲス2 (32分、67分)
🟨パハン(2):バキウディン・シャムスディン、シェルゾド・ファイジエフ
🟨クダ(3):カイルル・アズリン・カザリ、ヒシャムディン・アフマド、マフムード・アル=マルディ
MOM:スティーブン・ロドリゲス(スリ・パハン)
 AFCカップ東南アジア地区準決勝を前に、この試合に勝って勢いをつけたかったクダは、下位のスリ・パハンに手痛い敗戦となりました。
 スリ・パハンは前節はレッドカードによる出場停止となっていたマヌエル・イダルゴが復帰し、2点目にも絡むなど、クダの守備陣を翻弄する活躍を見せて勝利に貢献しています。

2022年8月1日(日)@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴン・バダ)
トレンガヌ 0-0 PJシティ
🟨トレンガヌ(0)
🟨PJシティ(2):D・クガン、K・プラバカラン
MOM:カラムラー・アル=ハフィズ(PJシティ)
 両チームとも好機を生かせずスコアレスドローに終わっています。トレンガヌが優勢に進めた試合でしたが、PJシティのGKカラムラー・アル=ハフィズがMOMに相応しい活躍で好セーブを連発してトレンガヌを無得点に抑えています。

2022年シーズン スーパーリーグ順位表(第14節終了時)

チーム勝点
1JDT1311203763135
2SAB14101324131131
3NSE147521911826
4KLC145361925-618
5TRE125251413117
6KDA135261824-617
7SEL134452623316
8MEL124451817116
9SRP124271720-314
10SWU144191535-2013
11PJC132651522-712
12PEN141491528-137
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド

2022年シーズン スーパーリーグ 得点ランキング(第14節終了時)

ゴール数選手名所属
116ベルグソン・ダ・シルヴァJDT
211カイオンSEL
11フェルナンド・フォレスティエリJDT
48ロナルド・ンガKDA
57ダレン・ロックPJC
66パク・タエスーSAB
6イフェダヨ・オルセグンMEL
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、SRP-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MEL-マラッカ・ユナイテッド