マレーシアフットボールリーグMFLが主催するマレーシアFAカップ3回戦が終了しました。以下、結果です。
4月16日(火)
スランゴールFA1-2フェルダ・ユナイテッド
得点者:スランゴールFA-シャミ・サファリ(56分)、フェルダ・ユナイテッド-チアゴ・ジュニオール(65分)、ハディン・アズマン(89分)
アジアサッカー連盟AFC U23選手権後、体調不良で休養していたシャミ・サファリがリーグ戦、カップ戦を通じて今シーズン初ゴールを決めスランゴールFAがリードしましたが、フェルダ・ユナイテッドはキャプテン、ハディン・アズマンが自陣ハーフからドリブルで持ち込み、ゴールを決め逆転勝ちしています。AFCのプロコーチライセンス講習参加中ながら試合に駆けつけたニザム・ジャミル監督にとっても嬉しい誕生日プレゼントになりました。
フェルダ・ユナイテッドの渡邉将基選手はスタメンでフル出場、池田圭選手はスタメンで90分に交代しています。
ケランタン・ユナイテッド(3)1-3トレンガヌFC
得点者:ケランタン・ユナイテッド-ロザイミ・アズワル(10分)、トレンガヌFC-サンジャル・シャフメドフ(50分)、チェチェ・キプレ(55分)、リー・タック(73分)
MFL1部スーパーリーグ所属のトレンガヌFCが3部M3リーグ所属のケランタン・ユナイテッドに快勝しました。守備陣の緩慢から先制点を許したものの、外国人3人のゴールで逆転勝ち。特に今シーズン絶不調に陥っているチェチェ・キプレと怪我の回復が遅れていたリー・タックがそれぞれゴールを決めたことは、リーグ戦にも良い影響が出そうです。
クダFA2-0PJシティFC
得点者:クダFA-レナン・アルヴェス(3分)、ザフアン・アドハ(55分)
リーグ戦ではここ5試合で1勝と苦しい試合が続いているクダFAがPJシティFCに完封勝ち。クダFAのゴールはいずれもPJシティFCの守備陣のマークが甘くなった隙を逃さず得点したものでした。
ペナンFA(2)2-4KLFA
得点者:ペナンFA-ンドゥムバ・マケチェ(48分)、S・シヴァネサン(79分)、KLFA-ザイフル・ハキム(3分)、イルファン・ザカリア(14分)、ギリェルメ・デ・パウロ2(36分、64分PK)
1部リーグ最下位のKLFAが2部リーグ9位のペナンFAに貫禄勝ち。
KLFAの苅部隆太郎選手は74分から出場しています。
4月17日(水)
UKM FC(2)0-1パハンFA
得点者:パハンFA-マシュー・デイヴィズ(84分)
PKNP FC3-2PDRM FC(2)
得点者:PKNP FC-ヤシル・ピント(16分)、ファズルル・ハズリ(75分)、ハフィズ・ラマダン(89分、PDRM FC-パトリック・ロナルジーニョ(23分)、ファウザン・ファウジ(47分)
JDT0-1PKNS FC
得点者:クパ・シャーマン(48分)
3回戦唯一とも言えるアップセットが起きたのがこの試合でした。半数以上の主力がベンチスタートとなったJDTは、開始早々の12分にキコ・インサがレッドカードで一発退場となり、数的不利となってしまいましたが、それを物ともせずが攻め続けました。さらに後半にはジオゴやサファウイ・ラシドらを投入し反撃を試みますが、PKNS FCも数少ないチャンスを確実にモノにする、まさにPKNS FCらしい試合運びで逃げ切りました。
ここまでMFL1部スーパーリーグでは無敗のJDTは、この敗戦が2019年の公式戦初敗戦となりました。
ジェラントゥトFA(4)対ペラTBG
得点者:フィルダウス・ラザク(45分)、ペラTBG-ワンダー・ルイズ2(75分、85分)
スタッツを見ればわかりますが、ボールの保持率がペラTBG61%、ジェラントゥトFA39%、シュート数はペラTBG17に対して、ジェラントゥトFAは5と劣勢な状況の中、3回戦で唯一残っていたMFL4部のアマチュアチームは、45分にフィルダウス・ラザクがペナルティーエリアの外から直接フリーキックを決めて先制しましたが、ワンダー・ルイズの2発に沈み、その冒険を終えました。
*(カッコ)内は各チームの所属リーグを表し、2は2部プレミアリーグ、3は3部M3リーグ、4は4部M4リーグ。数字無しは1部スーパーリーグ所属のチーム。