Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第5節結果とハイライト映像

Mリーグ2部プレミアリーグ今季2022年シーズン第5節が4月17日と18日に開催されました。
(各試合のハイライト映像は、MFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年4月16日(土)@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴン・バダ)
トレンガヌII 1-0 クランタン・ユナイテッド
⚽️トレンガヌ:ジョーダン・ミンター(45+1分)
🟨トレンガヌ(2):アキル・イルファヌディン、ルーク・ウッドランド
🟨クランタン(2):深井脩平、ンジョク・ジェイコブ
MOM:アミルル・シャズワン(トレンガヌ II)
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平選手は先発して、フル出場していますが、本山雅志選手はベンチ入りしていません。

2022年4月16日(土)@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
スランゴール2 4-1 PDRM
⚽️スランゴール:ニック、シャリフ・ハセフィ3(38分、76分、90+4分)、ジョージ・アトラム(62分)
⚽️PDRM:マルティン・アダメック(43分)
🟨スランゴール(2):ファイズ・アメル、ハイカル・ハキーム
🟨PDRM(3):ナビル・ラトピ、アミルル・ワイエ・ヤアコブ、マルティン・アダメック
MOM:ニック、シャリフ・ハセフィ(スランゴール2)

2022年4月16日(土)@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラ 1-3 クランタン
⚽️ペラ:ナズミ・アフマド(21分)
⚽️クランタン:ヌルシャミル・アブドル・ガニ2(48分、71分)、サイド・ソブリ(66分)
🟨ペラ(2):ナズミ・アフマド、フィルダウス・ファイヤディ
🟨クランタン(3):シャールル・イグワン、チェ・モハマド・アリフ
🟥ペラ(1):ロイザット・ダウド
🟥クランタン(1):ダニアル・ハドリ
MOM:ニック・シャリフ・ハセフィ(スランゴール2)
 この試合では42分にペラのイドリス・アフマドがクランタンのダニアル・ハドリに強烈なタックを見舞い、これに激昂したダニアル選手がイドリス選手ではなく、近くにいたロイザット・ダウドにキックを浴びせました。このダニアル選手の暴力行為に対してイズル・フィクリ・カマルザマン主審はレッドカードを出しましたが、その次にはタックルをしかけたイドリス選手ではなく、何とロイザット選手にもレッドカードを出しました。この明らかな誤審にペラの選手たちはイズル主審に詰め寄り抗議をしましたが、判定は変わリませんでした。

2022年4月17日(日)@MBPGスタジアム(ジョホール州パシル・グダン)
JDT II 3-1 クチンシティ
⚽️JDT:フェルナンド・ロドリゲス(19分)、アダム・ノー・アズリン(53分)、ムサ・シディベ(66分)
⚽️クチンシティ:アリフ・ハサン(60分)
🟨JDT(1):ダリル・シャム
🟨クチンシティ(4):アイルトン、ヒディル・イドリス、バドルル・ヒシャム・フセイン、ワン・アズライ
MOM:フェルナンド・ロドリゲス(JDT II)
 クチンシティの谷川由来選手は先発してフル出場しています。

なお第5節のもう1試合、FAM-MSNプロジェクト対UITM FCは5月17日に日程が変更になっています。

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第5節終了時)

チーム得失差勝点
1KEL5401104612
2JDT5401105512
3SEL32016336
4TRG32015236
5PDRM420267-16
6KLU420234-16
7KCH210134-13
8FAM300025-30
9UITM300316-50
10PRK4103410-6*-6
ペラ(PRK)は給料未払い問題の解決が遅れたことにより、勝点9の剥奪処分を受けています。
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

2022年シーズン プレミアリーグ 得点ランキング(第5節終了時)

ゴール数選手名所属試合数
14マルティン・アダメックPDRM4
23ンジョク・ジェイコブKLU4
3ヌルシャミル・アブドル・ガニKEL4
3ニック・シャリフ・ハセフィSEL3
3フェルナンド・ロドリゲスJDT
3ムサ・シディベJDT5
72ダリル・シャム他4名JDT4
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

Mリーグ1部スーパーリーグ
2022年シーズン第5節結果とハイライト映像

Mリーグ1部スーパーリーグ2022年シーズン第5節が4月16日と17日に開催されました。開幕から4連勝中のJDTは、AFCチャンピオンズリーグに出場中のため、今節予定されていたJDT対スランゴールの試合は6月24日に行われます。
(各試合のハイライト映像は、MFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年4月16日(土)@トゥンク・アブドル・ラーマンスタジアム(ヌグリスンビラン州パロイ)
ヌグリスンビラン 3-1 PJシティ
⚽️ヌグリスンビラン:エラルド・グロン(45+1分PK)、シーン・セルヴァラジ(81分)、マテウス・アウヴェス(86分)
⚽️PJシティ:ダレン・ロック(64分)
🟨ヌグリスンビラン(2):サイフル・リズワン、クザイミ・ピー
🟨PJシティ(1):K・カナン
MOM:エラルド・グロン(ヌグリスンビラン)
 マレーシア人監督が率いる好調なチーム同士の対決ということで、ボラセパマレーシア的には今節最も注目したカードでした。1部スーパーリーグ昇格初年度ながらここまで1勝2分と検討しているヌグリスンビランが、外国籍選手がいないにもかかわらずこの試合までは2勝1分1敗で4位のPJシティをホームに迎えて行われた試合は、ヌグリスンビランが押し気味に進める中、前半終了間際にPJシティのGKカラムラー・アル=ハフィズが自陣ペナルティエリア内でヌグリスンビランのザムリ・ピンと交錯、これがファウルと判定されてヌグリスンビランがPKを得ます。これをエラルド・グロンが決めて、前半はヌグリスンビランが1ー0とリードして終了しました。
 後半に入るとPJシティのP・マニアム監督はR・ルヴェンティランを投入しますが、このルヴェンティラン選手のクロスにダレン・ロックが頭で合わせて同点ゴールを決め、64分にPJシティが1-1と追いつきました。
 しかし81分にはグロン選手からの絶妙なパスを受けてオフサイドラップを抜け出したシーン・セルヴァラジが飛び出してきたGKカラムラーの頭の上を越えるように浮かせた技ありのシュートで再び逆転に成功。その後もマテウス・アウヴェスが86分に駄目押しとなるヘディングシュートを決めて、ヌグリスンビランが快勝しています。PJシティは、GKとDF陣のコミュニケーション不足と思えるような場面が何度か見られた他、今季好調のS・クマーランを最後までベンチに残しておくなど不可解な采配も見られたのが気になりました

2022年4月16日(土)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティ 2-0 サバ
⚽️KLシティ:ロメル・モラレス(36分、88分)
🟨KLシティ(2):カマル・アジジ、ハディン・アズマン
🟨サバ(1):リザル・ガザリ
MOM:ロメル・モラレス(KLシティ)
 前節で今季初勝利を挙げたKLシティがエースのロメル・モラレスの今季初ゴールを含む2ゴールで2位のサバに勝利し、5位に浮上しています。
 開幕戦でヌグリスンビランに敗れたもののそこからは3連勝中と好調だったサバは、FW陣はKLシティと遜色がなかったものの、ドミニク・タンのミスでKLシティに2点目を与えてしまうなど、この試合に関してはKLシティと比べたときにはDF陣の差がこの試合結果となった印象です。
 サバの加賀山泰毅選手は先発し、あわやゴールという惜しいシュートを放つなど活躍し、フル出場しています。

2022年4月16日(土)@ダルル・マクムルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハン 1-2 マラッカ・ユナイテッド
⚽️スリ・パハン:マフムード・ザアタラ(5分PK)
⚽️マラッカ・ユナイテッド:エマヌエル・オティ(51分)、ハスブラ・アブ・バカル(70分)
🟨スリ・パハン(2):アズワン・アリピン、アザム・アジー
🟨マラッカ・ユナイテッド(2):ファディル・イドリス、ファドリ・シャス
🟥スリ・パハン(1):アズワン・アリピン(イエロー2枚)
MOM:マヌエル・イダルゴ(スリ・パハン)
 今季ともに新監督が就任しながら、ここまで未勝利チーム同士の対戦となったこの試合は、開始5分でマヌエル・イダルゴが相手ペナルティーエリア内で倒されて得たPKをマフムード・ザアタラが決めて、スリ・パハンが先制しました。
 数日前にリスト・ヴィダコヴィッチ監督との契約を解除し、この試合からアスリ・ニンガル コーチを監督代行にしたマラッカ・ユナイテッドは、それまでも好機を演出していたエマヌエル・オティが51分にゴールを決めて同点に追いつくと、70分には途中出場のハスブラ・アブ・バカルが逆転ゴールを決め、今季初勝利を挙げています。
 スリ・パハンはマヌエル・イダルゴがMOMに選ばれているように、最後まで押し気味に試合を進めましたが、63分にアズワン・アリピンがこの試合2枚目のイエローで退場とない、数的不利が最後まで影響しました。

2022年4月17日(日)@サラワク州立スタジアムスタジアム(サラワク州クチン)
サラワク・ユナイテッド 0-2 トレンガヌ
⚽️トレンガヌ:クパー・シャーマン(8分)、ズアシュラフ・ズルキフリ(90+2分)
🟨サラワク・ユナイテッド(1):
🟨トレンガヌ(2):ハビブ・ハルーン、ラハディアズリ・ラハリム
🟥トレンガヌ(1):クパー・シャーマン
MOM:ズアシュラフ・ズルキフリ(トレンガヌ)
 こちらも今季未勝利チーム同士の対戦となったサラワク・ユナイテッド対トレンガヌは、地力で勝るトレンガヌが勝利し、ホームでの今季初戦で今季初勝利を挙げています。
 トレンガヌは33分に先制ゴールを決めたクパー・シャーマンが危険なプレーで一発レッドで退場し、早々と10人となってしまいましたが、サラワクはこの数的な有利さを活かすことができず、今季4度目の完封負けを喫するとともに、開幕から引き分けを挟み4連敗となり最下位に沈みました。

2022年4月17日(日)@シティスタジアム(ペナン州ジョージタウン)
ペナン 1-2 クダ
⚽️ペナン:ヒラル・エル=ヘルウェ(16分)
⚽️クダ:ロナルド・ンガ(63分PK、66分)
🟨ペナン(2):クリスティアン・ロンティーニ、ファイルーズ・ザカリア
🟨クダ(0)
MOM:ロナルド・ンガ(クダ)
 互いにマレー半島北部に位置するペナンとクダの「北部ダービー」は、1点目はPK、2点はカウンターと、「耐えて勝つ」サッカーで、クダがペナンを破っています。前節にはスランゴールにまさかの1-4と大敗したクダ、そして今季ここまで未勝利のペナンがとも試合開始から激しくせめぎ合う試合は、ペナンがヒラル・エル=ヘルウェのゴールでペナンが先制し、前半を終了しました。後半に入るとギアを上げたクダが攻勢を強め、ロナルド・ンガの2ゴールで逆転勝利を収めています。後半のクダの猛攻は凄まじく、ペナンのGKカトゥル・アヌアルの好セーブがなければ、もっと大差がついていた試合でした。またペナンはラファエル・ヴィトー、カサグランデのブラジルコンビをケガで欠いていたことも後半に力負けした理由でした。

2022年シーズン スーパーリーグ順位表(第5節終了時)

チーム勝点
1JDT44001211112
2KDA540187112
3SAB53025419
4NSE42207438
5KLC52129907
6PJC52127707
7SEL31209635
8MLU511336-34
9PEN503246-23
10TRG310235-23
11PHG301224-23
12SWU5014111-101
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRG-トレンガヌ、PHG-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MLU-マラッカ・ユナイテッド

2022年シーズン スーパーリーグ 得点ランキング(第5節終了時)

ゴール数選手名所属試合数
17ベルグソン・ダ・シルヴァJDT4
25カイオンSEL3
34ダレン・ロックPJC4
43フェルナンド・フォレスティエリJDT4
52パウロ・ジョズエ他7名KLC4
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRG-トレンガヌ、PHG-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MLU-マラッカ・ユナイテッド

4月17日のニュース
東南アジア競技大会出場のU23代表候補発表-J3沼津のハディは2019年以来の候補入り
ACL-ベルグソンにキックを見舞った広州FC選手が解雇に(映像あり)

東南アジア競技大会出場のU23代表候補発表-J3沼津のハディは2019年以来の候補入り

マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、4月19日(火)より始まるU23代表合宿に参加する31名のメンバーを発表しています。今回の合宿は来月5月6日からベトナムのハノイで開催される東南アジア競技大会、通称シーゲームズの男子サッカーに出場するメンバー選考が目的です。

新型コロナ感染拡大の影響で1年遅れの開催となった今回のシーゲームズでは、マレーシアはタイ、シンガポール、カンボジア、ラオスと同じグループステージB組になっており、フィリピンのマニラで開催された前回2019年大会優勝のベトナム、準優勝のインドネシアのいるA組とは別組となっています。

4月19日(火)よりマラヤ大学構内にあるUMアリーナを会場として行われるU23代表で選ばれたメンバーの顔ぶれですが、昨年10月にモンゴルのウランバートルで行われたAFC U23アジアカップ予選をグループ1位で予選突破を決めたメンバー19名が中心となっています。

この他、今年2月に行われた東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権に出場したU23代表からはウバイドラー・シャムスル・ファジリ(FAM-MSNプロジェクト)とA・セルヴァン(ヌグリスンビラン)の2名が選ばれています。なおこのAFF U23選手権でマレーシアU23代表はラオスU23代表に2戦2敗でグループステージ敗退となっています。

残る10名はスランゴールでプレーするダニアル・アスリ、シャヒル・バシャー、アリフ・ハイカル、JDTのセカンドチームJDT IIでプレーし、プレミアリーグではゴールも決めているダリル・シャム、アイサル・ハディ、トレンガヌの正GKに近づいているラハディアズリ・ラハリム、トレンガヌのセカンドチームのトレンガヌIIのムスリフディン・アティク、サフワン・マズラン、KLシティのハキミ・ロスリ、そしてJ2岡山から3沼津に期限付き移籍中のハディ・ファイヤッドとなっています。

U23代表候補は非公開で4月29日に東ティモールU23代表と、5月1日にはフィリピンU23代表と練習試合を行い、最終メンバー20名を決定した後、5月4日にハノイ入りすることになっています。(なお今大会は主催者規定により、この20名の中から新型コロナ感染者が出た場合に限り、選手の追加登録が可能ということで、ハノイ入りする選手は20名となることが決まっています。)

ハノイ入り後は5月7日の初戦がタイ、以下ラオス(5月11日)、シンガポール(5月14日)、カンボジア(5月16日)と試合が続き、準決勝に進出するためには、B組の上位2位までに入る必要があります。

*****

今回のメンバーで興味深いのはJDTのアリフ・アイマンが選ばれていないことです。昨季のリーグMVPを史上最年少の19歳で受賞したアリフ選手はA代表でも主力選手ですが、今回、U23代表に選ばれなかったことで、6月1日から19日の予定でウズベキスタンで開催されるAFC U23アジアカップにU23代表として出場するのではなく、6月8日から14日までクアラルンプールで開催されるAFC選手権アジアカップ2023年大会3次予選にA代表として出場する可能性が高くなりました。(あるいは単にJDTが招集を拒否した可能性もありますが。)同じJDTでは、先日のACLの広州FC戦でゴールを決めたラマダン・サイフラーも個人的にはU23代表で見てみたい選手でしたが、こちらも今回は招集されていません。

その一方で、ムカイリ・アジマル、クエンティン・チェン(いずれもスランゴール)、ラハディアズリ・ラハリム(トレンガヌ)、アズリ・アブドル・ガニ(KLシティ)、ルクマン・ハキム(ベルギー1部KVコルトレイク)ら昨季はA代表に招集された選手たちは、少なくとも今季はキム・パンゴン監督はA代表では起用する可能性がなく、U23代表でシーゲームズ、そしてAFC U23アジアカップで頑張れ、ということなのかも知れません。

またJ2岡山からJ3沼津に期限付き移籍中のハディ・ファイヤドは、2019年3月のAFC U23選手権2020年大会予選以来となるU23代表への招集となっています。昨年は出場機会を求めて岡山から沼津へ期限付き移籍したハディ選手ですが、移籍先の沼津での練習で膝前十字靭帯を断裂し、昨季を棒に振っています。今回のU23代表招集はケガの後は順調に回復したということでしょう。現在のU23代表はAFC U23アジアカップ予選では3試合でチーム総得点が2、AFF U23選手権では2試合で同じく1点と深刻な得点力不足が課題で、大型FWのハディ選手には大きな期待がかかります。

東南アジア競技大会2021年大会出場 U23代表合宿参加メンバー

選手氏名年齢所属
ムカイリ・アジマル21スランゴール
シーク・イズハン20スランゴール
アフマド・ジクリ20スランゴール
アズリン・アフィク20スランゴール
クエンティン・チェン23スランゴール
ハリス・ハイカル20スランゴール
ダニアル・アスリ22スランゴール
シャヒール・バシャル21スランゴール
アリフ・ハイカル22スランゴール
ファイズな・アメル19スランゴール 2
ファーミ・ダニエル20スランゴール2
ニック・アキフ23トレンガヌ
アザム・アズミ21トレンガヌ
シャフィク・イスマイル22トレンガヌ
ハイリー・ハキム22トレンガヌ
ラハディアズリ・ラハリム21トレンガヌ
サイド・ナスルルハク23トレンガヌII
ヌル・アズファル22トレンガヌII
ムスリフディン・アティク21トレンガヌII
サフワン・マズラン20トレンガヌII
ウマル・ハキム20JDT II
ダリル・シャム20JDT II
アイサル・ハディ19JDT II
シャフィー・アズスワド21JDT III
アズリ・アブドル・ガニ23KLシティ
ハキミ・ロスリ19KLシティ
ルクマン・ハキム20KVコルトレイク
アイマン・アフィフ21クダ
ウバイドラー・シャムスル19FAM-MNSプロジェクト
A・セルヴァン22ヌグリスンビラン
ハディ・ファイヤド22J3沼津
ACL-ベルグソンにキックを見舞った広州FC選手が解雇に(映像あり)

香港の英字紙サウスチャイナモーニングポストSCMPによると、4月15日のAFCチャンピオンズリーグACLのJDT対広州FC戦の試合中に、JDTのベルグソン・ダ・シルヴァにキックを見舞った広州FCのグァン・ハオジンが解雇されたようです。

この記事では、「グァン選手がチームの規範を犯したことを深刻に受け止め、クラブは即時解雇を行なった」というクラブからの発表を報じています。

グループステージI組の第1節に行われたこの試合では、Mリーグ1部スーパーリーグ8連覇中のJDTが若手主体の広州FCを試合開始から終始圧倒し、5-0で圧勝しています。この試合ではJDTが4-0とリードしていた68分に、JDTのベルグソン選手と交錯して倒れ込んだ広州FCのグァン選手が、ベルグソン選手の側頭部にキックを見舞い、一発レッドで退場となりました。問題の場面は下の映像の04:00からです。(画像はAstro Arenaの公式YouTubeより)

映像ではマレーシア人コメンテーターが「審判が説明する必要がないほど明らかです。」と言うほど露骨な反則でしたが、このグァン選手の退場で10人となり、さらに劣勢になった広州FCはその後、JDTに追加点を許し、0-5で敗れています。

広州FCの公式サイトでは、監督、コーチおよび選手に対して、グァン選手の蛮行が広州FCの選手に求められている三九規則に違反していること、また監督、コーチが選手を選手を厳格に統制できていないとして双十規則に違反していると説明し、これを罰すると同時に、今後同様のケースが起こることを防ぐために1)グァン選手の即時解雇、2)監督の給与は3段階、コーチの休養は1段階降格処分を行うと発表しています。(Google翻訳による)

三九規則と双十規則が具体的に何かは分かりませんが、クラブは今回の件に対して、厳格な姿勢で望んでいることは伝わってきます。

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第5節結果とハイライト映像

2022年4月16日(土)@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴン・バダ)
トレンガヌII 0-0 クランタン・ユナイテッド
⚽️トレンガヌ:(分)
⚽️クランタン:(分)
🟨トレンガヌ(0)
🟨クランタン(0)
MOM:()

2022年4月16日(土)@UTIMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
スランゴール2 0-0 PDRM
⚽️スランゴール:(分)
⚽️PDRM:(分)
🟨スランゴール(0)
🟨PDRM(0)
MOM:()

2022年4月16日(土)@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラ 0-0 クランタン
⚽️ペラ:(分)
⚽️クランタン:(分)
🟨ペラ(0)
🟨クランタン(0)
MOM:()

2022年4月17日(日)@MBPGスタジアム(ジョホール州パシル・グダン)
JDTII 0-0 クチンシティ
⚽️JDT:(分)
⚽️クチンシティ:(分)
🟨JDT(0)
🟨クチンシティ(0)
MOM:()

2022年4月16日(土)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
FAM-MSNプロジェクト 0-0 UITM
⚽️FAM:(分)
⚽️UITM:(分)
🟨FAM(0)
🟨UITM(0)
MOM:()

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第5節終了時)

チーム得失差勝点
1KEL43017349
2JDT43017439
3PDRM32015326
4KLU32013306
5TRG21014223
6KCH11002113
7SEL21012203
8PRK310237-4*0
9FAM300325-30
10UITM300316-50
ペラ(PRK)は給料未払い問題の解決が遅れたことにより、勝点3の剥奪処分を受けています。
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

2022年シーズン プレミアリーグ 得点ランキング(第5節終了時)

ゴール数選手名所属試合数
13ンジョク・ジェイコブKLU3
3マルティン・アダメックPDRM3
32ダリル・シャムJDT4
2フェルナンド・ロドリゲスJDT4
2ムサ・シディベJDT4
2ミルベク・アクマタリエフPDRM3
2ファリド・カザリPRK3
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

4月16日のニュース(2)
MFLがペラの追加の勝点剥奪処分を発表
ヴィダコヴィッチ監督退任のマラッカの新監督にタン前代表監督の名前が浮上
ジュニオール・エルドストールにJDT復帰の噂
MリーグへのVAR導入は時期尚早-元FAM審判委員長

MFLがペラの追加の勝点剥奪処分を発表

Mリーグを運営するMFLは公式サイト上で、給料未払い問題の解決が遅れている2部プレミアリーグのペラに対して、勝点6が剥奪処分を科されたことを発表しています。

この発表によると、クラブライセンス交付を行う第一審期間FIBの決定を伝える形で、昨年11月の時点で申告されたトップチーム及びセカンドチームの首脳陣および選手の未払い給料が現在に至るまで支払われていないことに加え、今季契約している首脳陣および選手に対する未払い給料も支払われていないことによる処分ということです。

第1回目の支払い期限となっていた3月31日までに未払い給料が支払われなかったことから、ペラは既に今季リーグ戦の勝点3剥奪の処分を受けており、今回の処分を加えると合計で勝点9を剥奪されるという前代未聞の処分を受けています。

FIBのシーク・モハマド・ナシル委員長は、次の猶予として4月21日までに未払い給料の支払いが行われない場合には、FIBとMFL理事会でさらなる処分が課される可能性があると話しています。

ヴィダコヴィッチ監督退任のマラッカの新監督にタン前代表監督の名前が浮上

Mリーグ1部プレミアリーグのマラッカは、開幕から4試合で0勝1分3敗と勝ち星がなく、メディアに未払い給料問題についての不満を口にしたリスト・ヴィダコヴィッチ前監督がそれを咎められたことからチームを去ったことは、このブログでも紹介しました。

空席となったマラッカの後任監督候補にタン・チェンホー前代表監督の名前が上がっていると、マレーシア語紙のウトゥサン・マレーシアが報じています。

タン前監督は前任のデイヴ・ミッチェル氏が開幕直後に更迭された2014年4月から代表チームのコーチに就任した2017年4月まではクダFA(当時、現クダ・ダルル・アマンFC)で監督を務めています。2015年にはクラブを2部プレミアリーグで優勝させて1部昇格を果たし、翌2016年には昇格初年度で3位となるとともに同年のマレーシアカップで優勝を果たすなど、Mリーグでの実績も十分な人材であるのは確かです。

昨年末の東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020での惨敗の印象が強いですが、就任以来7試合で1勝も挙げられなかったネロ・ヴィンガダ氏の代表監督辞任により、2018年12月にコーチから昇格したタン前監督は、その年のスズキカップでマレーシア代表を2大会ぶりとなる決勝進出に導き、さらに2019年のFIFAワールドカップ2022年大会予選でもインドネシアを破り、タイと引き分け、アラブ首長国連邦とは接戦を繰り広げるなど、マレーシア人監督としてトップクラスの評価を受けていました。

マラッカのオーナーで、中華系マレーシア人のジャスティン・リム氏はウトゥサン・マレーシアの取材に対して「Mリーグを熟知している経験豊富な指導者」をすでにリストアップしていると述べていることから、ウトゥサン・マレーシアはタン前代表監督がマラッカの新監督の最有力候補であると記事を結んでいます。

ジュニオール・エルドストールにJDT復帰の噂

タイ1部リーグのチョンブリーFCでプレーするDFジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・ナダル・アマルハン・マデルナー)にJDT復帰の噂があると、サッカー専門サイトのヴォケットFCが伝えています。

東マレーシアのサバ州出身の母親とスウェーデン人の父親を持つエルドストール選手は、スウェーデンと英国で育ちましたが、マレーシア国籍を取得し、マレーシア人選手登録で2013年にMリーグのサラワクFA(当時)に加入、2シーズンプレーしました。2015年にはJDTに移籍して2018年までプレーし、在籍3シーズンでリーグ優勝3回(2015年から2017年)、マレーシアカップ優勝1回(2016年)、FAカップ優勝1回(2017年)、そしてJDT初のアジアタイトルとなったAFCカップ優勝(2015年)も経験しています。

2017年シーズン終了後は背筋痛などを理由にJDTを退団し、引退していましたが、2019年に英国のアマチュアクラブで現役復帰すると、昨年2021年2月にはチョンブリーFCに加入し、センターバックとしてレギュラーポジションを獲得、さらに同年6月には3年振りにマレーシア代表にも招集され、FIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選にも出場していますが、初戦のアラブ首長国戦でアキレス腱を痛め(当時は腹部のケガと発表)、残るベトナム戦、タイ戦には出場できませんでした。

なおエルドストール選手は、今季タイ1部リーグでは2月10日の第21節スパンブリーFC戦以降はベンチ入りもしていません。

MリーグへのVAR導入は時期尚早-元FAM審判委員長

今季のMリーグはまだ第4節までしか終了していませんが、マレーシアサッカー協会FAMが認めたものも含めて多くの誤審がクラブやファンから失望や怒りを勝っています。この状況を改善するために、MリーグはVARを導入するべきだという声も大きくなっています。

マレーシア語紙シナルハリアンの取材に答えた元FAMの審判委員長のスブヒディン・サレー氏は「いくつかの誤審は審判の位置どりが悪いことが理由で起こっており、そういった場合にはVARにより異なる角度からプレーを検証することで正しい判定を下すことが可能になる。しかしそれ以外のケースについてはVARを導入したからといって誤審がなくなるものではない。」と説明し、そもそもMリーグはVAR導入の用意ができていないとコメントしてます。

FIFAワールドカップやU20W杯で主審を務めた経験もあるスブヒディン氏は、VARを導入すれば誤審がなくなるというのは全く誤った考えである、と前置きした上で、VARを使いこなすためには技術、経験、知識などを含め審判自身のレベルが一定以上であることが必要であると述べています。その上で正確な判定ができない審判がVARの映像を見ても、現在と同様の解釈、同様の判定しか望めず、同様の誤審は起こるだろうと述べています。

その上でスブヒディン氏は「(VARの画像として利用される)Mリーグのテレビ中継の映像はVARに採用するレベルに達していないが、それよりも前にまず、現在の審判の質の向上が最優先されるべきであり、技術的に十分なレベルに達するまで育成し続けていくことが必要だ。」と述べています。

今季のMリーグでは1部スーパーリーグでいずれもスリ・パハンが、クダ戦では同点ゴールをオフサイド判定で取り消され、またPJシティ戦では線審がオフサイドとしながら主審がこの判定を覆してPJシティの同点ゴールを認め、どちらの裁定もマレーシアサッカー協会FAMの審判委員会が試合後の検証の結果、誤審を認めています。

Mリーグでは審判の質については毎シーズン議論の対象になり、VARの即時導入が叫ばれており、隣国タイでは既に国内リーグでVARが導入され、インドネシア国内リーグも2022/2023年シーズンからの導入が検討されています。

*****

上記のスブヒディン氏がマレーシアサッカー協会FAMの審判委員長だった際には、審判のプロ化が計画され、20名ほどがリストアップされていましたが、新型コロナの感染が拡大するとそれを理由にプロ化計画の中断を発表しました。それ以降は何の進展もないようですので、スブヒディン氏が主張するようにプロ化も含めた審判の技術向上のための取り組みがVAR導入に優先されるべきことのように思います。

4月16日のニュース(1)
ACLグループステージI組-JDTは広州FCに大勝で好発進

ACLグループステージI組-JDTは広州FCに大勝で好発進

ACL I組第1節
4月15日(金)
スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)
JDT 4-0 広州
⚽️JDT:ベルグソン・ダ・シルヴァ3(10分、27分、52分)、ホー・リパン(12分OG)、ラマダン・サイフラー(81分)
⚽️広州
🟨JDT(0)
🟨広州(1):ニン・ハオシュ
🟥JDT(0)
🟥広州(1):グァン・ハオジン
 4月10日のスーパーリーグ、トレンガヌ戦でチームメートのシェーン・ローリーと交錯し、脳震盪を起こして退場したGKファリザル・マーリアスはこの試合はベンチ入りせず、ハジック・ナズリが代わって今季先発出場したJDTは。外国籍選手枠がスーパーリーグの3+1(アジア枠)+1(東南アジア枠)からACLでは3+1(アジア枠)となることから、ベンヤミン・モラ監督はリーグ戦では開幕戦以来全試合で先発しているカルリ・デ・ムルガ(フィリピン)に代わりシャールル・サアドを先発起用しました。さらに中盤にはベテランのサフィク・ラヒムに代わりアフィク・ファザイルを起用するなど、今季のベストメンバーで臨んだトレンガヌ戦から先発を3名入れ替えたJDTでしたが、まさかの大勝でACL好発進を果たしています。
 スーパーリーグでもここまで4試合で7ゴールと絶好調のベルグソン・ダ・シルヴァがこの日も躍動し、10分には左サイドを上がったシェーン・ローリーからのクロスに頭で合わせて先制ゴールを決めると、さらにラヴェル・コービン=オンの左からのクロスを27分には左足で、52分には頭で合わせてゴールを決めてハットトリックを達成しています。
 この日はゴールに至らなかったもののフェルナンド・フォレスティエリも積極的にシュートを打っており、ベルグソン選手とのコンビが次戦の蔚山現代戦でどのくらい通用するのか期待を持たせてくれる試合でした。
 シュート数はJDTの24(内オンターゲット9)に対して広州は2(同1)、ボール支配率もJDTの 82%に対して広州は18%と試合内容だけでなく記録的にも若い広州FCを圧倒したJDTは4月18日(月)の午後10時(日本時間午後11時)から、川崎フロンターレと引き分けた蔚山現代と対戦します。(下は両チームの先発XI。また試合のハイライト映像はアストロアリーナのYouTubeチャンネルより)

またJDT-広州戦の前に行われた川崎フロンターレ対蔚山現代は、1-1の引き分けに終わっています。

4月15日(金)
タン・スリ・ダト・ハジ・ハサン・ユノススタジアム(ジョホール州ジョホールバル)
川崎フロンターレ 1-1 蔚山現代
⚽️川崎:車屋紳太郎(90+4分)
⚽️蔚山:レオナルド(21分)
🟨川崎(0)
🟨蔚山(0)
🟥川崎(0)
🟥蔚山(0)

ACL グループステージI組 順位表(第1節終了時)

チーム得失差勝点
1JDT11005003
2川崎10101101
3蔚山10101101
4広州100105-50

ACLグループステージI組日程(時間はマレーシア時間、日本時間は-1時間)
試合会場はJDTの試合は全てスルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)、それ以外の試合はタンスリ・ダト・ハジ・ハサン・ユノススタジアム(ジョホール州ジョホールバル)となっています。

4月15日(金)
川崎フロンターレ 1-1 蔚山現代JDT 5-0 広州FC
4月18日(月)
広州-川崎(17時キックオフ)、蔚山現代-JDT(22時キックオフ)
4月21日(水)
蔚山現代-広州(17時キックオフ)、川崎-JDT(22時キックオフ)
4月24日(日)
広州-蔚山現代(17時キックオフ)、JDT-川崎(22時キックオフ)
4月27日(火)
蔚山現代-川崎(17時キックオフ)、広州-JDT(22時キックオフ)
4月30日(土)
川崎-広州(17時キックオフ)、JDT-蔚山現代(17時キックオフ)

4月15日のニュース
ACLグループステージI組-JDTは若手主体の広州恒大を警戒
シーゲームズ出場のインドネシア代表へのサディル・ラムダニ招集拒否をサバが説明

ACLグループステージI組-JDTは若手主体の広州恒大を警戒

AFCチャンピオンズリーグACL東地区グループステージのI組はマレーシアのジョホールが集中開催地となっていますが、第1節となる川崎対蔚山現代(韓国)、そしてJDT対広州恒大(中国)が本日開催されます。

昨日4月14日にはマレーシア1部スーパーリーグ8連覇中のJDTのベンヤミン・モラ監督と広州恒大のパン・ヤンへ監督代行がそろって試合前の記者会見に出席し、抱負を述べています。

JDTのモラ監督は、若手中心の選手構成でこの大会に臨む広州恒大は依然、脅威であると話し、サッカーは年齢でやるものではないと述べて過小評価をするつもりはないとしています。

「(広州恒大が)若く経験が十分でない選手で構成されていると見る向きもあるが、そういった選手たちは勝利に貪欲であり、見くびればケガをする」と話す一方で、I組の他の3クラブに比べればJDTは知名度が低いクラブではあるが、グループステージ突破という目標を掲げて戦うと述べています。

「夢は見るものではなく、その実現に向けて行動するものであり、JDTの選手たちはそれを実現するだけの能力を持っていると強く信じている。地元開催という利点に加え、好調な国内リーグの勢いそのままでACLに臨むことができることも有利だと考えている。」と話したモラ監督ですが、先日の試合で味方選手と交錯し、脳震盪を起こして途中退場となったGKファリザル・マーリアスが起用されるかどうかについては記者会見では明言しなかったと、マレーシアの通信社ブルナマが伝えています。

一方、広州恒大は昨年退任したファビオ・カンナバーロ氏を引き継いだ鄭智(テイ・チ)監督兼選手が国内リーグに専念するため、今回のACLで指揮を取るパン・ヨンへ監督代行が記者会見に臨み、JDTがマレーシアの強豪であることは熟知しているが、アカデミー出身の選手で構成されるメンバーはJDTとの対戦を恐れるどころか、高いレベルの試合に出場できることを良い機会と捉えていると話しています。

ACLグループステージI組日程(時間はマレーシア時間、日本時間は-1時間)
試合会場はJDTの試合は全てスルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)、それ以外の試合はタンスリ・ダト・ハジ・ハサン・ユノススタジアム(ジョホール州ジョホールバル)となっています。

4月15日(金)
川崎-蔚山現代(17時キックオフ)、JDT-広州恒大(22時キックオフ)
4月18日(月)
広州恒大-川崎(17時キックオフ)、蔚山現代-JDT(22時キックオフ)
4月21日(水)
蔚山現代-広州恒大(17時キックオフ)、川崎-JDT(22時キックオフ)
4月24日(日)
広州恒大-蔚山現代(17時キックオフ)、JDT-川崎(22時キックオフ)
4月27日(火)
蔚山現代-川崎(17時キックオフ)、広州恒大-JDT(22時キックオフ)
4月30日(土)
川崎-広州恒大(17時キックオフ)、JDT-蔚山現代(17時キックオフ)

シーゲームズ出場のインドネシア代表へのサディル・ラムダニ招集拒否をサバが説明

東南アジア版オリンピックとも言える東南アジア競技大会、通称シーゲームズは隔年で開催されますが、中でも男子サッカーは、東南アジアのU23代表選手権に相当する大会です。新型コロナの影響で1年延期された2021年大会の男子サッカーは、今年5月6日から23日までベトナムのハノイで開催されます。

Mリーグ1部で現在3位のサバでプレーするサディル・ラムダには、このシーゲームズに出場するインドネシアU23代表に招集されましたが、クラブがラムダニ選手の招集を拒否したことから、インドネシア代表に非協力的だ」「ラムダに選手は出場を望んでいるにもかかわらずクラブが拒否するとはけしからん」といった非難が集まっています。これに対してサバFCは公式Facebookなどでこの「理不尽な批判」についての反論と説明を行なっています。

サバFCは、このシーゲームズはそもそもFIFAの国際マッチデー期間外で開催されることから、選手の所属クラブはU23代表も含めた代表チームへの選手招集を拒否する権利があル事を説明しています。さらに次のFIFAFIFA国際マッチデー期間にあたる5月30日から6月14日までについては、ラムダニ選手が招集された場合には代表チーム合流について同意する事を表明しており、理不尽な取集拒否という批判は当たらないと説明しています。

「ラムダニ選手はサバFCの主力選手であり、世界中を見回しても国際マッチデー期間外に主力選手を手放すクラブなどない。シーゲームズ開催期間中には、リーグ戦が4試合、FAカップのベスト16の試合も予定されており、クラブはラムダに選手が必要である。また国外でプレーするインドネシア人選手の中で、クラブが招集拒否をしているのはラムダニ選手以外にもいる。」と説明するサバFCは、ラムダニ選手自身もクラブの決定を了承しているとして、インドネシア代表サポーターが中心とされるクラブ批判に対して反論しています。

4月14日のニュース
未払い給料問題を抱えるペラは勝点剥奪処分を免れるか
Mリーグの今季監督交代第1号はマラッカ

未払い給料問題を抱えるペラは勝点剥奪処分を免れるか

Mリーグ2部プレミアリーグのペラは、第1回期限として設定された3月31日までに未払い給料が支払われなかったことから、リーグ戦での勝点3を剥奪されていますが、第2回期限は本日4月14日となっています。もし本日中に未払い給料が完済されなければ、さらに勝点6が剥奪されることが決まっており、ここまで3試合で1勝しか挙げていないペラは、この処分を受けることがあれば前代未聞のマイナスの勝点となる可能性が出てきました。

ペラの現在のオーナーであるインパクト・メディア・アンド・コミュニケーション社(IMC社)は、新たなオーナーの最有力候補で特殊車両製造会社のJRリソーシーズ社との最終交渉段階に入っているとされ、株式譲渡は時間の問題であることをIMC社も明らかにしています。

資金力のない現オーナーから新たなオーナーへの株式譲渡はペラにとっては明るいニュースですが、給料未払い問題はまた別の話で、新オーナーが本日中に未払い給料を支払わなければ、勝点6剥奪は避けられません。

クラブライセンスを統括する第一審期間のシーク・ナシル委員長も、オーナーの交代についてはコメントせず、およそ93万5000リンギ(およそ2790万円)に上る給料の未払いが完済されたかどうかの報告がMリーグを運営するMFLから上がってくることを待っているとしています。

Mリーグの今季監督交代第1号はマラッカ

スポーツ専門サイトのアストロアリーナは、マラッカ・ユナイテッドのリスト・ヴィダコヴィッチ監督がクラブと合意の上、契約を解除したようだと報じています。

ボスニアヘルツェゴヴィナ出身のヴィダコヴィッチ監督は、前任のザイナル・アビディン・ハサン監督に変わり、今季開幕前に就任したばかりでしたが、Mリーグで1勝も上げられないままチームを去ることになりました。

ヴィダコヴィッチ監督は先日、メディアに対して給料未払いが3ヶ月に及ぶことなどを明らかにし、選手のモチベーションを維持することが難しいと話しましたが、マラッカ・ユナイテッド経営陣が未払い給料は1ヶ月分だと主張した上で、誤った情報をメディアに話した者は処分すると発表しており、これがヴィダコヴィッチ監督を指すことは明らかでした。

アストロアリーナはヴィダコヴィッチ監督との契約解除について、マラッカ・ユナイテッド経営陣にコメントを求めたということですが、記事執筆の時点では回答を得られていないということです。

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第4節結果とハイライト映像

Mリーグ2部プレミアリーグ今季2022年シーズン第4節が4月9日から13日にかけて開催されました。

2022年4月9日(土)@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
UITM 1-0 JDT II
⚽️UITM:ナジルル・ハシフ(75分)
⚽️JDT:ムサ・シディベ(16分)、フェルナンド・ロドリゲス(29分)
🟨UITM(0)
🟨JDT(0)
MOM:ムサ・シディベ(JDT II)
 昨季1部スーパーリーグで最下位となり2部プレミアリーグに降格したUITMは、資金不足から開幕前のトランスファーウィンドウ期間では外国籍選手を獲得せず、マレーシア人選手だけでチームを編成しています。他のクラブに比べて明らかに戦力が劣るUITMは、この試合では昨季のプレミアリーグ得点王フェルナンド・ロドリゲス、フィリピン代表FWビエンベニード・マラニョンらを要するJDTのセカンドチーム、JDT IIと対戦しました。
 試合は予想通り開始直後からJDT IIが圧倒し、29分で早くも2-0とリードし、その後も好機を得ながら、ゴールポストに阻まれるなど追加点を奪えないまま試合が進みました。とは言え、ほぼ一方的な試合は終盤にUITMが1点を返したものの、JDT IIが危なげなく勝点3を獲得しています。

2022年4月9日(土)@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラ 2-1 スランゴール2
⚽️ペラ:ファリド・カザリ2(88分、90+3分)
⚽️スランゴール:ジョージ・アトラム(80分)
🟨ペラ(1):アキル・ヒルマン
🟨スランゴール(2):S・シャルヴィン、ファーミ・ダニエル
MOM:S・パヴィトラン(ペラ)
 給料未払い問題により主力選手が大量退団したペラは昨季は1部スーパーリーグで11位となり2部プレミアリーグに降格、さらに外国籍選手を含めた新戦力の獲得も禁止されたことから、今季はU21やU19の選手を起用してリーグ戦に参加しています。さらに未払い給料問題解決の遅れから、先日は勝点3の剥奪処分を受けるなど、ピッチ外での問題が山積みです。この試合でもベンチ入り15名(控え選手4名)で臨んだペラでした、ロスタイムに挙げたゴールで逆転勝ちし、今季初勝利を挙げています。
 前半は拮抗した試合でしたが、後半に入ると少しずつペラがチャンスを作り始め、先制の機会も何度かありましたがオフサイドの判定やフィニッシュの精度の低さからゴールに至りませんでした。その隙をついてスランゴールが80分にジョージ・アトラムがゴールを決めて先制しました。しかしこの失点でペラの闘志に火がついたのか、88分、90+3分と立て続けにゴールを決めたペラが嬉しい初勝利を飾っています。試合に出場している選手たちは給料未払いながらこの闘志を見せていることに対して、相変わらずクラブの売却問題でもざわついている経営陣が答えてくれることを期待したいです。

2022年4月10(日)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM 2-1 トレンガヌII
⚽️PDRM:マルティン・アダメック2(73分、89分)
⚽️トレンガヌ:アミルル・シャズワン(12分)
🟨PDRM(2):アレクサンダー・アンポンサ、アミル・サイフル
🟨トレンガヌ(3):ジョーダン・ミンター、ルーク・ウッドランド、ラーマット・マカサフMOM:マルティン・アダメッツ(PDRM)
 

2022年4月11日(月)@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
クチンシティ 2-1 クランタン
⚽️クチンシティ:アブ・カマラ(26分)、シャフィジ・イクマル(67分)
⚽️クランタン:ユスリ・ユハスマディ(32分)
🟨クチンシティ(2):キアヌ・マーシュ=ブラウン、ワン・アズライ
🟨クランタン(2):ケルヴェンス・ベルフォート、ミオール・ダニ・アルミン
MOM:アブ・カマラ(クチンシティ)
 チーム内に新型コロナ陽性者が見つかったことでリーグ戦の試合が延期されてきたクチンシティ。FAカップでは3月31日に同じプレミアリーグのUITMを2-0で破っていましたが。リーグ戦はこの試合が今季初戦となりました。
 先手を取ったのはクチンシティでした。26分にアリフ・ハサンの蹴った右からのコーナーキックをアブ・カマラがゴールに押し込み、クチンシティが1-0とリードしました。しかし開幕から3連勝中のクランタンはすぐさま反撃に転じ、クチンDF陣のクリアミスから得たコーナーキックにユスリ・ユハスマスディが頭で合わせ、32分にクランタンが同点に追いつきました。
 後半に入ると両チームともゴールに迫るも得点が奪えないまま試合が進んだ67分には、キアヌ・マーシュ=ブラウンからのパスを受けたシャフィジ・イクマルがそのままドリブルで持ち込んでシュートを決め、再びクチンシティが勝ち越しました。そのクランタンは昨季のチーム得点王、ナタニエル・シリンゴリンゴを投入しましたが、ゴールには至らず、クチンシティが今季初勝利を挙げています。
 クチンシティの谷川由来選手は先発してフル出場しています。

2022年4月13日(水)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
FAM-MSNプロジェクト 1-2 クランタン・ユナイテッド
⚽️FAM:ファリス・イズディハム(24分)
⚽️クランタン:ンジョク・ジェイコブ2(45分PK、81分)
🟨FAM(1):ハジム・ジャマル
🟨クランタン(1):イムラン・サムソ
MOM:ンジョク・ジェイコブ(クランタン・ユナイテッド)
 試合開始から激しい応酬となった試合は、24分にファリス・イズディハムが相手DF陣の足が止まった隙をついてペナルティエリアの外から放ったシュートが決まり、まさかのFAM-MSNプロジェクトが先制して始まりました。一方、地力で勝るクランタン・ユナイテッドは前半終了間際の45分に相手ペナルティエリア内でアミルル・シャフィクが倒されPKを得、これをンジョク・ジェイコブが決め、前半を1-1で折り返します。
 後半も外国籍選手が1人もいないFAM-MSNプロジェクトは、クランタン・ユナイテッドを相手に互角に試合を進めましたが、81分にパスを受けたジェイコブ選手がドリブルで持ち込み、相手DFをかわしてゴールを決め、これが決勝点となってクランタン・ユナイテッドが2連勝を挙げるとともに、順位を4位に上げています。
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平選手は先発してフル出場していますが、本山雅志選手はベンチ入りしませんでした。

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第4節終了時)

チーム得失差勝点
1KEL43017349
2JDT43017439
3PDRM32015326
4KLU32013306
5TRG21014223
6KCH11002113
7SEL21012203
8PRK310237-4*0
9FAM300325-30
10UITM300316-50
ペラ(PRK)は給料未払い問題の解決が遅れたことにより、勝点3の剥奪処分を受けています。
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

2022年シーズン プレミアリーグ 得点ランキング(第4節終了時)

ゴール数選手名所属試合数
13ンジョク・ジェイコブKLU3
3マルティン・アダメックPDRM3
32ダリル・シャムJDT4
2フェルナンド・ロドリゲスJDT4
2ムサ・シディベJDT4
2ミルベク・アクマタリエフPDRM3
2ファリド・カザリPRK3
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII


4月13日のニュース
代表はアジアカップ予選のウォームアップにミャンマー、香港と対戦
マラッカ・ユナイテッドCEO-外国籍選手の欠場はボイコットではない

いよいよ今週開幕するAFCチャンピオンズリーグACL東地区ですが、グループステージI組はマレーシアのジョホールが集中開催地となっています。JDT、川崎フロンターレ、蔚山現代(韓国)、広州恒大(中国)の4チームで構成されるI組は、4月15日の川崎対蔚山現代、JDT対広州恒大で開幕します。

今季好調のJDTですが、国内では無敵とも言えるこのメンバーで悲願のグループステージ突破が果たせるのかに注目が集まります。国内リーグに注力する広州恒大は若い選手を中心とした布陣ということですので、ここでしっかり勝利するという前提で、蔚山現代、川崎フロンターレ相手に1つでも勝ち星を挙げることができれば、グループステージの先が見えてきます。ただし不安材料は先週末の試合で味方選手と交錯して脳震盪を起こし退場したGKファリザル・マーリアスの容態です。JDTのオーナーで、ジョホール州皇太子のトゥンク・イスマイル殿下は療養中のファリザル選手を見舞い、なぜかゴルフセットを送ったとクラブの公式Facebookでは伝えられていますが、ACLに出場できるのかどうかは、未だ不明です。

代表はアジアカップ予選のウォームアップにミャンマー、香港と対戦

マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、ミャンマー、香港両代表チームとマレーシア代表が国際親善試合を行うことを発表しています。

キム・パンゴン監督の名前で出されたこの告知によると、6月8日から14日までクアラルンプールで開催されるAFC選手権アジアカップ最終予選のウォームアップとして行われるこの2試合では、マレーシア代表は5月27日にミャンマー代表と、6月1日には香港代表といずれもブキジャリル国立競技場で対戦します。

FIFAランキング154位のマレーシア代表はアジアカップ最終予選では、トルクメニスタン(同134位)、バーレーン(同89位)、バングラディシュ(同188位)と戦うことから、西アジアや中央アジアのチームのとの対戦も噂されていましたが、同じアセアンのミャンマー(同152位)、そしてキム代表監督がかつて指導した香港(同147位)との対戦になりました。

またこの国際親善試合に向けて、Mリーグ1部スーパーリーグ第8節野試合が終わる5月18日の翌日、5月19日から3週間の代表合宿を行うことも発表されています。

マラッカ・ユナイテッドCEO-外国籍選手の欠場はボイコットではない

リスト・ヴィダコヴィッチ監督が未払いとなっている給料が3ヶ月分であることを明らかにしたマラッカ・ユナイテッドは、第4節の4月9日のKLシティ戦では、外国籍選手5名中2名しか出場させず、残りの3選手はベンチ外でした。このことから、未払い給料が原因でベンチ外になったのではとの憶測が流れていましたが、マラッカ・ユナイテッドの経営陣はこれを真っ向から否定し、ベンチ外だったのはケガや体調不良が理由であったと述べています。

サッカー専門サイトのスムアニャボラによると、4月9日の試合に欠場したイフェダヨ・オルセグン、アドリアノ、エマヌエル・オティの3選手について、マラッカ・ユナイテッドのアクラム・アブドラCEOは、ソーシャルメディア上で取り沙汰されている未払い給料を理由とした試合ボイコットではなく、ケガと体調不良によるものだと説明しています。

またマレーシア語紙ハリアンメトロは、マラッカ・ユナイテッド経営陣が、チーム内での給料未払いを公表したリスト・ヴィダコヴィッチ監督に対して、「不正確な情報を公表した」ことを理由に処分を行う可能性があると伝えています。

ヴィダコヴィッチ監督は、給料未払い問題をメディアに公表する前にクラブ経営陣と話し合いを行うべきところを行わず、未払い給料が1ヶ月分にも関わらず3ヶ月分あると述べるなど、「不正確な情報」をメディアに提供したことが処分の理由ということです。

記事の中ではヴィダコヴィッチ監督は既に自らの非を認めて経営陣に謝罪したとも報じていますが、クラブオーナーのデヴィッド・リム氏は、同様の問題が起こらないようにするためにも、厳罰を処すると述べています。

「オーナー就任以来、このクラブ再建のために自分は多くのことを犠牲にしてきた。そこまでして再建したいにも関わらず、給料未払いのようなことでクラブ再建への道筋をを台無しにしたくない。」と述べたリムオーナーは、ヴィダコヴィッチ監督の発言により、自分にも非難の矛先が向かっていると話し、一部サポーターからは人種差別的な抽象も受けていることを明らかにしています。

*****

マラッカ・ユナイテッドは過去3季に渡り、未払い給料問題が発生し、リーグ戦の勝点剥奪処分なども受けた経緯もあったことから、オーナー1年目のリム氏は「給料を払わないチーム」と言った負のイメージ払拭に乗り出していた矢先のヴィダコヴィッチ監督の発言に腹を立てたのかもしれません。それでも1ヶ月分だろうと3ヶ月分であろうと、未払いは未払いなので、そこは勘違いしないでもらいたいところです。

またこのヴィダコヴィッチ監督は、辞任か解任かは不明ですが、開幕わずか4試合で既にチームを離れたという噂もあり、それが事実であれば、今季のMリーグ監督交代第1号となります。