2021年Mリーグ1部スーパーリーグ第4節結果

 3月6日に開幕したMリーグ2部プレミアリーグは3月16日から早くも第4節が始まります。なお試合カードの左側がホームチームです。また試合の映像は各クラブの公式Youtubeチャンネルからお借りしています。

2021年3月16日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
UITM 0-0 ペナン
得点者:なし
 見せ場の少ない試合はアウェイのUITMが正GKドミニク・ピチャックをケガで欠きながら、今季初の勝ち点を獲得しています。ペナンは数少ない得点機にいずれもカサグランデがそのチャンスを生かせませんでした。

https://youtu.be/mIvlln3Muo4

2021年3月16日@ダルル・マクマルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハン 2-1 サバ
得点者:パハン-イェウヘン・ボハシュヴィリ(55分)、リー・タック(70分)、サバ-サディル・ラムダニ(80分)
 「休養」中のドーマス・ドゥリー監督に代わりこの試合もドラー・サレー チームマネージャーが監督代行を務めたスリ・パハンが逃げ切って、今季待望の初勝利を挙げています。ゴールはいずれも新加入の外国籍コンビでした。一方のサバは2019年にはパハンでプレーしたインドネシア出身のサディル・ラムダニが1点を返したものの開幕戦の引き分け以降は3連敗となりました。
 今回のスリ・パハンの勝利が監督交代によるものなのか、4戦目にしてチーム内の連携が取れた結果なのは今後の成績を見守る必要があります。昨季の成績で監督職を一旦は解任され、チームマネージャーに「降格」されたドラー・サレー監督が今後もこのまま指揮を取るのであれば、「降格」を決定した経営陣の責任を問う必要もありそうです。またマレーシアサッカーではよく見られる選手が監督をボイコットするケースが、今回のトーマス・ドゥリー監督の「休養」につながっているという報道も見られます。

2021年3月17日@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロースター)
クダ・ダルル・アマン 3-1 PJシティ
得点者:クダ-バドロル・バクティアル(47分)、クパ・シャーマン(52分)、ムハマド・ファイダ・モハマド・ズルキフリ・アミン(84分)、PJ-ラジ・コギレスワラン(39分)
 外国籍選手がいないながらここまで1勝2分と大方の予想を裏切る快進撃のPJシティでしたが、この試合では開幕から3試合で3ゴールと快進撃を支えたダレン・ロックと主将のK・グルサミーがいずれもケガで途中交代を強いられ、前半のリードを守りきれず今季初敗戦。昨季同様シーズン序盤に苦しむクダは不調だったバドロル・バクティアルと一昨年のゴールデンブーツ受賞のクパ・シャーマンらがゴールを決め逆転勝ちしています。

2021年3月17日@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴン・バダ)
トレンガヌ 1-1 マラッカ・ユナイテッド
得点者:トレンガヌ-ジョーダン・ミンター(66分)、マラッカ-アレックス・ドス・サントス・ゴンサウヴェス(3分PK)
 今季まだ勝星のないマラッカ・ユナイテッドを破れば単独首位に躍り出たトレンガヌですが、JDTに付き合うように引き分けています。一方のマラッカ・ユナイテッドは開幕から4試合連続の引き分けです。

2021年3月17日@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)
JDT 1-1 スランゴール
得点者:JDT-ベルクソン・ダ・シルヴァ(12分)、スランゴール-イフェダヨ・オルセグン(7分)
 この試合でFAMの公式記録ではマンオブザマッチに選ばれたスランゴールのGKモハマド・カイルルアズハンの獅子奮迅の活躍により、スランゴールが敵地で貴重な勝点1を獲得しています。一方のJDTは終始優勢を保ちながら、前半はゴンザロ・カブレラが、後半にはベルクソン・ダ・シルヴァがいずれも18歳のアリフ・アイマンが倒されて得たPKを失敗するなど、スランゴールを突き放すことができませんでした。
 スランゴールはこの試合が先発2試合目となった20歳のジョーダン・アイムビラ、そして膝前十字靭帯断裂で今季絶望となったMFハリム・サアリに代わり今季初先発となったやはり20歳のアリフ・ハイカルを起用するなど、防戦一方の試合ながら敵地で貴重な勝点1を獲得しただけでなく、今後につながる選手起用ができていたように思います。

2021年3月17日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティ 3-0 ペラ
得点者:KL-ドミニク・ダ・シルヴァ(41分)、ロメル・モラレス2(46分、66分)
 前半はペラが積極的に攻め、KLがそれに対してカウンターで反撃という展開からKLがドミニク・ダ・シルヴァの今季3点目となるゴールで先制。後半に入るとペラ守備陣のミスからロメル・モラレスが移籍後初ゴールを決めてリードを広げ、モラレス選手のこの試合2点目でペラの息の根を止め、KLはJDT、トレンガヌに続く3位に浮上しました。

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第4節終了時)

 ClubGWDLGFGAGDP
1JDT431091810
2TFC431083510
3KL42115237
4KDH42116427
5SEL41216604
6PJ412145-14
7PEN412123-14
8MU40404404
9PHG411236-34
10PRK411225-34
11SBH401326-41
12UITM401317-61
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第4節終了時)

選手(所属クラブ)ゴール数
1ダレン・ロック(PJ)3
クパー・シャーマン(KDH)3
ドミニク・ダ・シルヴァ(KL)3
2オリヴァー・バフ(SEL)他5名2
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年Mリーグ1部スーパーリーグ第3節結果

 1部スーパーリーグは3月5日の開幕戦から1週間で早くも第3節開催です。なお対戦カードの左側がホームチームです。また試合のダイジェスト映像はいずれも各クラブの公式TVチャンネルからお借りしています。

2021年3月12日@シティスタジアム(ペナン州ジョージタウン)
ペナン 1-1 クダ・ダルル・アマン
得点者:ペナン-エンドリック(11分)、クダ-クパ・シャーマン(86分)
 歴史を遡れば英国が割譲させるまではクダの一部だったペナン島。その中心都市ジョージタウンにあるシティスタジアムは映像で見てもわかるほど水が浮いたピッチでグラウンダーのパスが何度も途中で止まってしまう場面が見られました。得意のパスサッカーが展開できなかったクダに対し、ゴール前にロングボールを集めたペナンがクダのGKシャアリル・サアリが弾いたボールをエンドリックが押し込んで先制します。クダの司令塔MFラビ・アタヤが執拗にマークされ、前半はフラストレーションが溜まる展開だったクダは、後半に入るとペナンゴールへ迫るもののフィニッシュの精度を欠き、このままペナンが逃げ切るかと思われた試合終了間際に途中出場のFWアザムディン・アキルのクロスをシャーマンが技ありのゴールで同点に追いつき引き分けとなりました。FAMの公式記録CMSではマンオブザマッチとなったペナンGKサミュエル・サマヴィルの奮闘で本拠地初勝利目前だったペナンはこの引き分けで勝点4となり同じく勝点4のクダと並びました。

https://youtu.be/dQ1NJwhJZDs

2021年3月13日@リカススタジアム(サバ州コタキナバル)
サバ 0-1 PJシティ
得点者:PJ-ダレン・ロック(28分)
 今季Mリーグ1部で唯一の外国籍選手がいないPJシティがダレン・ロックの2試合連続ゴールを守って逃げ切っています。一方のサバは今季の本拠地初戦で、入国後の検疫隔離のためチームへの合流が遅れていたDFリスト・ミトレフスキ(マケドニア)、MFレヴィ・マディンダ(ガボン)、FWサム・ジョンソン(リベリア)、FWサディル・ラムダニ(インドネシア)ら外国籍選手がチームに合流し、既に開幕から出場しているDFパク・タエスー(韓国)と共に、第3節で初めて外国籍選手5名が揃う先発メンバーを組むことができましたが、完封負けしています。

2021年3月13日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
UITM 0-4 JDT
得点者:JDT-アリフ・アイマン(10分)、ゴンザロ・カブレラ(15分)、ベルクソン・ダ・シルヴァ(80分)、シャマー・クッティ・アッバ(90+3分)
 マシュー・デイヴィーズ、アイディル・ザフアンらを先発から外す余裕を見せながら、今季新加入のベルグソン・ダ・シルヴァや途中から出場した18歳のアリフ・アイマン、シャマー・クッティ・アッバらがゴールを決め、JDTが開幕から3連勝を飾っています。
 この試合ではアリフ・アイマンがサファウイ・ラシドのケガのため交代していますが、タックルを受けて不自然な倒れ方をしたサファウイ選手は交代の際に痛みのため涙を流す様子も見えたので、ケガの状況が心配でしたが、その後、JDTのオーナーでジョホール州皇太子のトゥンク・イスマイル殿下が自身のSNSで「サファウイのケガはACL(膝前十字靱帯)ではないので、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)には出場できる」と明かし、2〜3週間後には復帰できるだろう述べています。

2021年3月13日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴール 1-1 KLシティ
得点者:スランゴール-ジャンカルロ・ガリフオコ(90分OG)、KL-ドミニク・ダ・シルヴァ(81分)
 首都圏を流れるクラン川に沿うクアラルンプールとスランゴール州からクランヴァリー(クラン渓谷)ダービーと呼ばれる両チームの対戦は1点を守り切るかと思われたクアラルンプールシティが土壇場で追いつかれて引き分けに終わっています。スランゴールの同点ゴールはサフアン・バハルディンが決めたように見えましたが、FAMの公式記録CMSではKLシティDFジャンカルロ・ガリフオコのオウンゴールをなっています。

2021年3月6日@ハンジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ・ユナイテッド 0-0 スリ・パハン
得点者:なし
 この試合ではパハンには6枚もイエローカードが出されるフラストレーションが溜まる試合でしたが、この試合前には今季から指揮を取るアメリカ出身で元フィリピン代表監督を務めたトーマス・ドゥーリー監督とクリストファー・ガメル アシスタントコーチーの「休養」と、昨季まで監督を務めたチームマネージャーのドラー・サレーがこの試合で監督代行を務めることが発表される大激震がチームを襲いました。開幕2試合で0勝2敗、しかも1ゴールとは言え、この早すぎる判断には賛否両労が起こりそうです。ちなみのこの試合の引き分けでスリ・パハンは今季初の勝点1を獲得しています。

3月7日@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラ 0-2 トレンガヌ
得点者:トレンガヌ-ファイザル・ハリム(24分)、デチ・マルセル(90+1分)
 1-0のまま終了かと思われた91分にショートコーナーからゴールエリアの外でパスを受けたトレンガヌFCのデチ・マルセルが左サイドから綺麗にカーブをかけて2点目を決め、トレンガヌが開幕からの連勝を3に伸ばしました。2点目の場面ではペラDF陣は誰1人ボールに寄らず、文字通り守備陣全員が傍観者。ドゥラコヴィッチ監督がいたら決してこんなことは起こらないだろうという無気力な場面を見せたペラでした。

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第3節終了時)

 ClubGWDLGFGAGDP
1JDT33008089
2TFC33007259
3PJ31203215
4SEL31115504
5KDH31113304
6KL31112204
7PRK31112204
8PEN311123-14
9MU30303303
10SBH301214-31
11PHG301215-41
12UITM300317-60
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第3節終了時)

選手(所属クラブ)ゴール数
1ダレン・ロック(PJ)3
2オリヴァー・バフ(SEL)他5名2
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年Mリーグ1部スーパーリーグ第2節結果

 3月5日に開幕したMリーグ1部スーパーリーグは3月21日の第5節まで2週間で5試合というタイトなスケジュールが組まれています。調整が遅れているチームやベテランが主体のチームはこの日程をどう乗り切るかが第6節以降の成績に直結しそうです。(試合のダイジェスト映像は各クラブの公式TVチャンネルからお借りしています。)

2021年3月9日@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロースター)
クダ・ダルル・アマン 2-0 サバ
得点者:クダ-チェチェ・キプレ(15分)、クパー・シャーマン(21分)
 前節はケガで途中退場となったGKイフワット・アクマルと体調が万全でないDFレノン・アルヴェスを欠いたクダでしたが、パク・タエスー以外の外国籍選手が合流できていないサバ相手では試合開始早々の2点で十分でした。イフワット選手は重症ではないものの2〜3週間は出場できないと言う情報もあります。

2021年3月9日@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴンバダ)
トレンガヌ 3-1 スランゴール
得点者:トレンガヌ-ジョーダン・ミンター(35分)、モハマド・ラーマット・マカスフ(61分)、モハマド・ハキミ・アブドラ(90+4分)、スランゴール-ムハマド・シャルール・ニザム・ロス・ハスニ(74分OG)
 前節にゴールを決めたFWダビ・アパレシド・ダ・シルバと、DFアルグジム・レゾヴィッチに代えて、セカンドチームからトレンガヌIIの開幕戦でゴールを決めたFWジョーダン・ミンターとMFデチ・マーセル・ングエッサンを昇格させる登録メンバー変更が功を奏したトレンガヌが開幕2連勝を飾っています。

2021年3月9日@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)
JDT 2-0 ペナン
得点者:JDT-レアンドロ・ヴェラスケス(81分PK)、フェルナンド・ロドリゲス(85分)
 ペナン6枚、JDT3枚のイエローカードが出る荒れた試合は、前半は互角に見えたものの、後半はペナンが防戦一方の展開となりました。それでもフィニッシュでのミスが続き無得点だったJDTでしたが81分にペナンGKサミュエル・サマーヴィルがMFゴンザロ・カブレラをペナルティエリアの中で倒して得たPKをレアンドロ・ヴェラスケスが決めて先制。その後はゴール前の混戦からフェルナンド・ロドリゲスが押し込んでダメ押しの2点目を挙げ、JDTが開幕2連勝を挙げています。
 一方のペナンは前節でKLシティを脅かしたセットプレーの機会がほとんどありませんでした。

2021年3月10日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
PJシティ2-2 マラッカ・ユナイテッド
得点者:PJ-ダレン・ロック2(71分、86分PK)、マラッカ-S・クマーラン(56分)、モハマド・ファリス・シャー(90+5分)
 PJの2点目となるPKを得たプレーは、映像で見る限りはむしろシミュレーションでイエローカードかと思えるようなプレーでした。マラッカは文字通りラストのセットプレーで同点ゴールを決め、引き分けています。

2021年3月10日@ダルル・マクマルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハン0-2 ペラ
得点者:ペラ-J・パルティバン(43分)、ムハマド・ファルハン・ロスラン(59分)

2021年3月10日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティ 1-0 UITM
得点者:KL-ドミニク・ダ・シルヴァ(14分)
 KLがペナン守備陣の混乱に乗じて先制するも、その後は両チーム共に見せ場の少ない試合を展開しました。KLは1部昇格後初勝利、UITMは開幕から2連敗となりました。


2021年シーズンMリーグ1部スーパリーグ順位(第2節終了時)

ClubGWDLGFGAGDP
1JDT22004046
2TFC22005236
3PRK21102004
4SEL21014403
5KDA21012203
6KL21011103
7PEN210112-13
8MU20203302
9PJ20202202
10SBH201113-21
11UITM200213-20
12PHG200215-40
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第1節終了時)

選手名(所属クラブ)ゴール数
1ダレン・ロック(PJ)2
ハキミ・アブドラ(TFC)2
オリヴァー・バフ(SEL)2
S・クマーラン(MEL)2
2サファウィ・ラシド(JDT)他7名1
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KLC-クアラルンプールシティ

2021年Mリーグ1部スーパーリーグ第1節結果

 2021年シーズンが3月5日いよいよ開幕しました。1部スーパーリーグは8月8日の最終第22節まで全132試合が開催されます。なお現在は無観客試合での開催となっています。なお、対戦カードの左側がホームチームです。なお、試合のダイジェスト映像はいずれも各クラブの公式TVチャンネルからお借りしています。

2021年3月5日@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)
JDT 2- 0 クダ・ダルル・アマン
得点者:JDT-サファウィ・ラシド(35分)、ナチョ・インサ(68分)
 昨季の1位と2位が対決した開幕戦はボールへ寄るスピード、ボールキープやパスの精度などあらゆる面で得点差以上の実力差を見せたJDTが圧勝しています。この日が24歳の誕生日だったサファウィ・ラシドが今季のMリーグ初ゴールを決め、ナチョ・インサがダメ押しの2点目を決めています。新戦力のFWベルクソン・ダ・シルバがチームに合流できておらず、セカンドチームのJDT IIから一昨年はクダでプレーしたFWフェルナンド・ロドリゲスを招集する苦しい布陣にもかかわらず、試合はカウンター狙いで引き気味にプレーするクダを自陣に釘付けにして攻め続け、今季も圧倒的な優勝候補であることを見せつけました。
 なおクダにとっては守備陣のキーマンであるレノン・アルヴェスがコンディション不良で出場できなかった影響が大きそうですが、アイディル・シャリン監督は試合前から分かっていたことと、言い訳にはしたくないとメディアに語っています。

2021年3月6日@シティスタジアム(ペナン州ジョージタウン)
ペナン 1-0 KLシティ
得点者:ペナン-デヴィッド・ロウリー(29分)
 試合の数日前にクラブ名称がクアラルンプール・ユナイテッドFCからクアラルンプールシティFCへと変更になるなどバタバタ感は試合中も見られました。ロウリー選手のゴールも守備陣の選手は棒立ちで、結果だけでなく試合内容も前半は明らかにペナンが勝っていました。後半に入るとKLが優勢に試合を進めましたが、ペナンのリュウジ・ウトモとラファエル・ヴィトールが中心の守備陣が持ちこたえ1部復帰初戦での勝利としています。なおペナンの守備陣がJDTやクダ、スランゴールといったクラブの攻撃陣に対応できれば、上位進出もありそうです。
 

https://youtu.be/WKEpGV3ESDc

2021年3月6日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
UITM 1-2 トレンガヌ
得点者:UITM-モハマド・ファウジ(34分)、トレンガヌ-ダビ・アパレシド・ダ・シルバ(77分)、モハマド・ハキミ・アブドゥラ(88分)
 トレンガヌは新戦力でJ2金沢でもプレー経験があるFWダビと、2部ケランタンFCが手放した理由が不明な若手有望株のFWモハマド・ハキミがゴールを決めています。いずれのゴールはこちらも新戦力のMFマカン・コナテのピンポイントのパスからのものでしたが、昨季もインドネシア1部のプルシブバンドンでチームメートだったコナテ・ダビのホットラインでのゴール量産もありそうですが、今後他のチームはこのコナテ選手に要注意でしょう。

2021年3月6日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴール 3-1 スリ・パハン
得点者:スランゴール-オリヴァー・バフ2(45+1分、90+3分)、シャーレル・フィクリ(55分)、パハン-モハド・ノル・アザム・アジ(70分)
 ストップJDTの一番手を目指すスランゴールはいずれも期待される新戦力の3ゴールで快勝しています。バフの1点目はペナルティーボックスの外から、ダメ押しの2点目はボックス内で躊躇なく放ったゴールでした。シャーレル・フィクリのゴールも含め、今季のスランゴールは昨季のイフェダヨ・オルセグン頼りから多彩な攻撃パターンを持つチームへ変貌したようです。

2021年3月6日@ハンジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ・ユナイテッド 1-1 サバ
得点者:マラッカ-クマーハン・サタシバン(63分)、サバ-ハムラン・ピーター(45分)
 マラッカが優勢に試合を進めながら、新加入の外国籍選手4名が合流できていないサバと引き分け、ホームのマラッカにはとっては痛い引き分けです。
(マラッカ・ユナイテッドとサバは公式チャンネルにダイジェスト映像がないので、試合のフル映像をUnifiからお借りしました。)

https://youtu.be/knFJRDCYNgs

3月7日@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラ 0-0 PJシティ
得点者なし
 開幕2週間前に監督が交代したペラと外国籍選手が1名もいないPJシティの試合は、今節で唯一のスコアレスドローとなっています。この試合では試合終了間際にPJシティのP・マニアム監督がイエローカードをもらっています。
(ペラとPJシティは公式チャンネルにダイジェスト映像がないので、試合のフル映像をUnifiからお借りしました。)

https://youtu.be/HMXUtVZPtkA

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第1節終了時)

ClubGWDLGFGAGDP
1SEL11003123
2JDT11002023
3TFC11002113
4PEN11001013
5MEL10101101
6SBH10101101
7PRK10100001
8PJ10100001
9UITM100112-10
10KL100101-10
11PHG100113-20
12KDH100102-20
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第1節終了時)

選手(所属クラブ)ゴール数
1オリヴァー・バフ(SEL)2
2サファウィ・ラシド(JDT)他9名1
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年Mリーグ1部スーパーリーグのクラブ紹介とボラセパマレーシアJP的順位予想 その2

内容は2-0のスコア以上の圧勝でJDTがクダ・ダルル・アマンを一蹴して開幕した今季のMリーグ。勝手に今季の順位予想をしてみました。今回は5位から8位までの予想です。なお1位から4位まではこちらです。

ボラセパマレーシアJP的順位予想 5位トレンガヌFC

2020年シーズン成績:リーグ3位 – 6勝1分4敗 得点24 失点14

監督3年目を迎えるナフジ・ザイン監督は、シーズン途中で就任した2019年の7位から昨季は3位とチームの順位を上げています。となると今季はさらに上位も、となるかと言えばそこはいくつか不安要素があります。その一つは外国籍選手5名全員の顔ぶれが変わったこと。昨季は同じ1部のサバでプレーしたMFペトラス・シテムビ以外は、Mリーグ1年目となる4名が行動制限令MCOで短縮されたプレシーズンの間にマレーシア人選手とうまく融合できているかどうかがスタートダッシュの鍵となります。

マレーシア人選手の補強はファイザル・ハリム(1部スリ・パハンより移籍)、ニック・アキフ・シャヒラン(2部ケランタンより移籍)、アスナン・アフマド(2部UKMより移籍)など、経将来性のある選手に加え経験のある選手などバランス良く獲得しており、外国籍選手の出来が、今季の成績に直結しそうです。

リーグで経験を積めば、来季あるいは2年後辺りにプレークしそうなニック・アキフらマレーシア人選手がいますが、チームの方針として選手の顔ぶれを若手に切り替えつつある今季は昨季ほどの成績は望めないのではという予想です。

<ボラセパマレーシアJP的注目選手>
デヴィッド・ダ・シルヴァ
Kリーグ浦項スティーラーズでもプレーしたブラジル出身のダ・シルヴァは、昨季11試合で9ゴールを挙げたドミニク・ダ・シルヴァ(KLユナイテッドへ移籍)を解雇してまで獲得したストライカーです。浦項から移籍したインドネシア1部プルシブバンドンでは16試合で15ゴールを挙げています。今季加入した攻撃的MFマカン・コナテも同じプルシブバンドンでプレーしており、このホットラインが機能すれば上位進出があるかもしれません。

ボラセパマレーシアJP的順位予想 6位ペラFC

2020年シーズン成績:リーグ4位 – 5勝3分3敗 得点21失点19

2017年にメフメト・ドゥラコヴィッチ監督が就任以来、5位、2位、5位、4位と安定した成績を残してきたペラFCは、エースのシャーレル・フィクリがスランゴールへ移籍したものの、昨季からプレーするブラジルトリオが残留し、その内の1人のギリェルメ・デ・パウラが帰化選手となりマレーシア人選手として登録されることから、外国籍選手枠も増えるなど、戦力ダウンを補強とチーム力で補えるだろうと考え、当初は今季の順位予想では3位にしていました。しかしこのブログでも取り上げた通り開幕直前にドゥラコヴィッチ監督が突如契約解除を申し出たことで、監督を中心としたチーム力に疑問符がついたことから予想順位を3つ下げてみました。

<ボラセパマレーシア的注目選手>
ギリェルメ・デ・パウラ
帰化選手となり、6月に再開されるW杯アジア二次予選では代表への招集も可能となったデ・パウラ選手。マレーシア人選手にはない高さを持つFWとして魅力はあるものの、タン・チェンホー監督が求めるストライカーの役割をリーグで発揮することが求められます。

ハフィズル・ハキム
膝の手術からの回復が遅れ、昨季は前半を棒に振ったハフィズル・ハキムは、背番号1を失ったもののプレシーズンマッチでは先発もしており、正GK復帰が近そうです。年齢的にも経験的にも代表GKを狙える位置にいる選手で、こちらも健在ぶりをタン監督に見せる必要があります。

ボラセパマレーシアJP的順位予想 7位スリ・パハンFC

2020年シーズン成績:リーグ8位 – 4勝2分5敗 得点18失点18

新型コロナウィルスによる中断期間中に主力選手のモハマドゥ・スマレが給料未払いを理由に突然チームを離れるなどのトラブルもあり、年間を通して良いところがなかった昨季のスリ・パハンはリーグ9位となった2016年以来の低い成績に終わりました。

監督のドラー・サレーがチームマネージャーに就任し、新監督には主将としてW杯22度出場しているアメリカ出身のトーマス・ドゥーリー氏を招聘しました。ドイツでのプレー経験が長く、スリ・パハンの施設はドイツ6部チーム並だと発言するなど「来てみたら話が違った」感のある発言もありましたが、フィリピン代表監督として東南アジアでの監督経験もあることから、人選としてはとても興味深いです。またドラー・サレーがチームマネージャーとして残ったことで、マレーシア人選手と新監督の意思の疎通の助けになれば、今季のスリ・パハンは意外に化けるかもしれません。

昨季までトレンガヌFCの主将を務め今季は攻撃的MFとして期待されるリー・タック(英国)の前にはFWイェウヘン・ボハシュヴィリ(ウクライナ)とかつてPJシティでもプレーしたFWペドロ・エンリケ・オリヴェリア(東ティモール/ブラジル)を、その後ろには今季3年目となるDFエラルド・グロン(フランス)と、グロンとチームメートでもあったことがあるDFママドゥ・ワグ(フランス)の大型DF2枚を配置し、そこにマレーシア人選手が絡んでくる布陣となりそうです。しかしそのマレーシア人選手もファイザル・ハリム(トレンガヌFCへ移籍)、ニック・シャリフ(スランゴールFCへ移籍)と期待の選手が移籍し、少々寂しいメンバーになっています。

<ボラセパマレーシアJP的注目選手>
ノー・アザム・アジー
リー・タックの加入でより守備的なMFとして起用される可能性もありますが、タック選手が前掛かり気味になっても、代わりに司令塔としてその後ろを任せられるMFなので、タック選手の持ち味を生かし、代表でも司令とを務める自身の新境地を開けるかも知れません。

ボラセパマレーシアJP的順位予想 8位ペナンFC

2020年シーズン成績:*2部プレミアリーグ1位 – 8勝2分1敗 得点24失点8

昨季2部プレミアリーグでは圧倒的な力で優勝したペナンFCは、FWカサグランデ、攻撃的MFエンドリック、長身のセンターバックDラファエル・ヴィトールとチームの格となるセンターラインが残留し、1部昇格に合わせてタジキスタン出身のFWシェリディン・ボボエフとインドネシア出身で母親が日本人の守備的MFリュウジ・ウトモを新たに獲得しています。

またこのチームは昨季ゴールを守ったGKサミュエル・サマーヴィルに対してPDRMでスーパーセーブを連発したブライアン・シーが挑む正GK争いにも注目です。

今季昇格組ながら、後述するPJシティFCやサバFCなどよりも力は上だと思いますので、1年で2部へ降格ということはなさそうです。

<ボラセパマレーシア的注目選手>
カサグランデ、エンドリック
昨季は2部で得点はリーグ1位、失点はリーグ最少と強さを見せたペナンの中心は、11試合で9ゴールを決めたカサグランデと同じく8ゴールを決めたエンドリックです。リーグ得点数1位と2位の2人はペナンに移籍する前は、いずれも1部のマラッカ・ユナイテッドやスランゴールでプレーしたものの目立った実績を残しておらず、いわば1部への再チャレンジとなる2人の活躍に注目したいです。 

3月2日のニュース:FAMが役員選挙を前に候補者を発表、ブラジル出身のデ・パウラが帰化選手として登録、MFLは今季9億円近いスポンサーを獲得、連邦直轄地大臣杯はKLユナイテッドが勝利もサポーターがモンキーチャント

FAMが役員選挙を前に候補者を発表
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で2021年から2025年までの任期を務める新役員選挙を前に候補者のリストを発表しています。なお新役員選挙は3月13日に予定されているFAM年次総会で投票が行われます。
 今年1月13日から2月11日までが候補者の指名期間となっており、FAM傘下の各州サッカー協会など20団体から、会長、会長代理、副会長及び常任理事の候補者として全34名が指名を受けていましたが、この34名中、候補者となるために必要な最低指名数を得られなかった6名は候補から外れ、残る28名が正式な候補者となっています。なお会長候補者、会長代理候補者および副会長候補者は、それぞれ最低6団体、5団体、4団体からの指名が必要となり、常任理事は最低2団体からの指名が必要です。
 正式な候補者となった28名中1名が指名を拒否したことから、最終候補者は27名となりましたが、この27名はさらにマレーシア王立警察と汚職防止委員会の審査を経て正式候補となりました。
 なお、この27名の候補者のうち、会長は現職のハミディン・アミン会長が、さらに2名の会長代理も現職のモハマド・ユソフ・マハディ会長代理と、元スランゴール州サッカー協会財務担当者のS・シヴァスンダラム氏が、いずれも対立候補がいないことから無投票で当選が決まっています。この他、4名が選ばれる副会長には5名が、女性2名を含む10名の理事には女性2名を含む19名が候補者となっています。

ブラジル出身のデ・パウラが帰化選手として登録
 Mリーグ1部のペラは、ブラジル出身のFWギリェルメ・デ・パウラが今季はマレーシア人選手として登録されることを公式Facebookで発表しています。
 2015年にスランゴールに入団し、その後はPDRM、クアラルンプールを経て昨季2020年シーズンからペラでプレーする34歳のデ・パウラ選手は、モハマドゥ・スマレ(JDT)、リリドン・クラスニキ(JDT II)に続くマレーシア人の血を引かない3人目の帰化選手となりました。
(デ・パウラ選手の帰化選手登録を伝えるペラFCの公式Facebookへの投稿)

MFLは今季9億円近いスポンサーを獲得
 マレーシアの通信社ブルナマは、Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLが今季リーグに向けて、放映権料を含めるとこれまでに3340万リンギ(およそ8億7800万円) のスポンサーを獲得したと報じています。
 今季のMリーグの開幕イベントの席上でマレーシアサッカー協会会長でもあるハミディン・アミンMFL会長は、その詳細を明かさなかったもののMFLは現在競技中のものも含まるとさらにスポンサーが集まる可能性も示唆しています。
 「現時点ではスポンサー料と放映権料も合わせると3342万8000リンギが集まっている。しかもこれはコロナ禍でなんとか集めたものであり、この他にも現在も協議中のスポンサーもおり、この金額は今後さらに増える可能性が高い。」とイベントの最後に行われた記者会見の席で話したということです。
 MFLは昨年11月に昨季のMリーグ1部スーパーリーグの冠スポンサーだった国内第二の金融グループCIMB社と格安航空会社のエアアジア社がスポンサー契約を中断しています。(ただしエアアジア社はその後、今季のスポンサー契約を検討すると発表しています。_

連邦直轄地大臣杯はKLユナイテッドが勝利もサポーターがモンキーチャント
 同じ首都圏に本拠地を持つスランゴールとクアラルンプール・ユナイテッド(KLユナイテッド)が対戦した連邦直轄地大臣杯は、今季から1部スーパーリーグでプレーするKLユナイテッドが昨季1部で5位のスランゴールをPK戦4−2で破り、第一回のチャンピオンとなっています。
 KLユナイテッドの本拠地クアラルンプールフットボールスタジアムで行われたこの試合は、前半はスランゴールが、後半はKLユナイテッドが押し気味に進めたものの、90分間を終えて0-0となりPK戦へと突入し、KLユナイテッドは主将のパウロ・ジョズエ以下、ドミニク・ダ・シルヴァ、ハディン・アミン、インドラ・プトラ・マハユディンの4名がゴールを決めたの対し、スランゴールのゴールはサフアン・バハルディンとイフェダヨ・オルセグンの2選手が決めただけでした。
 しかし無観客で行われたこの試合では、スタジアムの外に集まったKLユナイテッドサポーターが発煙筒を焚いたり、明らかにオルセグン選手に向けて人種差別的なモンキーチャント(猿の鳴き真似)を行ったりするなど非常に悪質な行為を行なったことにより、印象が良くない試合となったと英字紙ニュースとレイトタイムズは報じています。

2月23日のニュース:ペラのドゥラコビッチ監督は自ら契約解除を希望、スリ・パハンはアグエロに帰化選手化計画、タイ1部リーグ20節・21節-エルドストールは2戦フル出場もタンは1戦のみ出場、連邦直轄地大臣杯でクランダービーが実現、ヤクルトは今年もマレーシア若手選手のC大阪派遣を支援

ペラのドゥラコビッチ監督は自ら契約解除を希望
 家族との時間を大事にしたい。突然明らかになったMリーグ1部ペラのメフメト・ドゥラコビッチ監督の契約解除問題は、昨日2月22日夕刻にドゥラコビッチ監督自身が記者会見を開き、自身の意思で契約解除を申し出たことが明らかになりました。
 クラブの本拠地があるペラ州イポーで開かれた会見でドゥラコビッチ監督は、新型コロナウィルスを理由にオーストラリアに残した家族の元に戻ることを自ら希望したと話し、難しい決断であったと述べ、契約解除については2月19日に合意されていたことを明かしています。「自分自身がこの決断を悲しく思う。昨年から続く新型コロナウィルスにより、家族と離れ1人孤独だった。そして今年も同じ状況であることから家族の元に戻ることにした。」と話すドゥラコビッチ監督の後任には元クアラルンプールFA(現クアラルンプール・ユナイテッド)監督のチョン・イーファット氏が就任するということです。
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 選手からの人望も集めていたとされるドゥラコビッチ監督の契約解除は、開幕まで2週間を切ったこの時期だけに、果たして額面通りの理由なのかどうか疑わしいですが、真相は明らかになることはなさそうです。

スリ・パハンはアグエロに帰化選手化計画
 Mリーグ1部スリ・パハンは今年2年契約を結んだばかりのFWセルジオ・アグエロ(注:マンチェスターシティのアグエロとは別の選手です)を今季はMリーグ2部のクラブに期限付き移籍させる計画があると英字紙スターが報じています。
 アルゼンチン出身で26歳のアグエロ選手は、2017年にはMリーグ1部マラッカ・ユナイテッド、2018年には同2部スランゴール・ユナイテッド(現在はクラブは解散)、2019年は同2部ペナンFA(現ペナンFC)、そして昨年2020年は同3部のKLローヴァーズでプレしており、今年2021年でマレーシア国内でプレーし始めてから5年目となることから、スリ・パハンは来季にはアグエロ選手を帰化させる計画があるということです。
 スリ・パハンのトーマス・ドゥーリー監督はアグエロ選手の練習熱心さを評価した上で、「アグエロ選手が帰化選手となれば是非、起用したいが、現状ではベンチを温める可能性が高いので、他のチームで試合経験を積んだ後、逞しくなって2022年シーズンに再びスリ・パハンに戻ってきることが、彼にとってもチームにとっても最善である。」と話しています。
 なおスリ・パハンはウクライナ出身で同国年代代表経験もあるFWイェウヘン・ボハシュヴィリをインドネシア1部PSSスレマンから獲得しています。ドゥーリー監督はこのボハシュヴィリ選手をFWペドロ・エンリケ・オリヴェリア(バングラデシュ1部シェイク・ラッセルKCから移籍、2019年にはMリーグ1部PJシティでプレー経験あり)とともに前線に配置し、トレンガヌから移籍の攻撃的MFリー・タックは中盤で司令塔して起用、新加入のDFママドゥ・ワグ(キプロス2部アルキ・オロクリニから移籍)はかつてチームメートでもあったチーム3年目のDFエラルド・グロンと組んで最終ラインを任せるという外国籍選手の起用法も明らかにしています。
 その一方でJDTやクダ・ダルル・アマン、スランゴールほどの資金はないとし、一部主力選手が残留しなかったことや自身が希望した選手は獲得できなかったこと、そして主力と控えの差が大きいことなどを挙げ、昨季のリーグ8位から少しでも上位を目指したいと弱気な発言もしています。

タイ1部リーグ20節・21節-エルドストールは2戦フル出場もタンは1戦出場のみ
 タイ1部リーグ第20節が2月17日と18日に、第21節が2月20日と21日に開催されました。第20節ではDFジュニオール・エルドストール (タイでの登録名はプテラ・ナデール・アマルハン・マダナー)が所属するチョンブリーはPTプラチュワップと対戦し0−1で敗戦しています。なおエルドストール選手はスタメンでフル出場しています。一方、DFドミニク・タンが所属するポリス・テロはラーチャブリー・ミトポンと対戦し0-4と大敗し、タン選手は先発出場したものの、45分に交代しています。
 続く第21節はチョンブリーとポリス・テロが対戦し、マレーシア代表経験者コンビが直接対決を果たし、試合はチョンブリーが1-0と勝利しています。この試合はエルドストール選手は4試合連続となる先発でフル出場を果たしましたが、タン選手はベンチ入りしたものの出場機会はありませんでした。
 第21節を終了して、チョンブリーは8勝2分11敗で10位、ポリス・テロは7勝4分10敗で11位となっています。
 なおタイ2部リーグのノーンブワ・ピッチャヤに移籍したニコラス・スウィラッドはベンチ入りしませんでした。

連邦直轄地大臣杯でクランダービーが実現
 マレーシアの通信社ブルナマはMリーグ1部のクアラルンプール・ユナイテッド(KLユナイテッド)が同1部のスランゴールと対戦する連邦直轄地大臣杯の詳細を報じています。クアラルンプールはプトラジャヤやラブアンとともに、どの州にも属さない連邦直轄地です。
 プレシーズンマッチとして2月27日にKLユナイテッドの本拠地KLフットボールスタジアムで開催されるこの試合は、プリハティン杯(プリハティンはマレーシア語で「気遣い」の意味)の別名もつけられており、アストロ・アリーナで中継されるこの試合の放映権料の一部はチャリティに寄付されることにもなっています。
 KLユナイテッドの運営理事会メンバーで前連邦直轄地大臣のカリド・アブドル・サマド氏は、この試合はクラブが目指す長期計画の一環として開催され、ファンディ・アフマッドがいた頃の栄光を取り戻すための第一歩とするだけでなく、地元クアラルンプールでのサポーター獲得にもつなげたいと話しています。
 またこの大会詳細発表の記者会見にはアヌアル・ムサ現連邦直轄地大臣も出席し、(連邦直轄地)のクアラルンプールを代表するクラブを成功させる責任があるとして、民営化されたクラブに対して練習施設の提供などを行なっていきたいと話しています。
 2年ぶりに1部へ復帰となるKLユナイテッドは同じ昇格組のペナンFCと3月6日の開幕戦で対戦します。
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 クアラルンプールとそれを囲むように存在するスランゴール州はその地域を流れるクラン川の流域にあることから、クランバリー(クラン渓谷)と呼ばれること多く、その中でも1980年代半ばから後半にかけてファンディ・アフマッド、マレク・アワブ、K・カナンのシンガポールトリオの活躍で1987年からMリーグでは2位、優勝、2位、またマレーシアカップでは1987年から3連覇を果たすなど当時は国内最強のチームでした。

ヤクルトは今年もマレーシア若手選手のC大阪派遣を支援
 今年も若い選手の育成を支援。英字紙ニューストレイトタイムズは、ヤクルト・マレーシア社がマレーシアの若手選手を日本に派遣するマレーシアドリームプロジェクトについて発表を行ったことを報じています。
 2018年にマレーシア、タイ、ベトナムの3カ国が参加して開催されたアセアンドリームプロジェクトとして始まったこのプロジェクトは、翌2019年にはベトナムに代わりミャンマーが参加して行われまし、このプロジェクトでは各国5名、計15名の参加者はセレッソ大阪での練習参加やJリーグの試合観戦などを経験しました。
 セレッソ大阪とアセアン(東南アジア)は戦略パートナー契約を結んでいるヤクルトの濱田浩志社長はセレッソ大阪の森島寛晃社長はオンラインで新たに契約を更新し、2021年の今回はマレーシアからより多くの選手が参加できるよう、単独で15名が参加するマレーシアドリームプロジェクト2021と名称となることを明かし、より多くのマレーシア人選手にセレッソ大阪での指導や練習試合参加などを経て経験を積んでもらいたいと考えており、新型コロナウィルスの感染がおさまればすぐにプロジェクトを実行したいと話しています。

2月22日のニュース:ペラにさらに激震-ドゥラコビッチ監督契約解除か、サッカー協会会長が首相を表敬訪問、JDTは契約したばかりの新外国籍選手をインディペンディテへ期限付き移籍

ペラにさらに激震-ドゥラコビッチ監督退任か
 名将に退任の噂が。Mリーグ1部ペラはペラ州議会議員によるクラブ運営介入により混乱状態であることは先日のこのブログでも取り上げましたが、さらに状況を悪化させかねない噂をメディアが報じていますが、その内容は2017年からペラを率いるオーストラリア出身のメフメト・ドゥラコビッチ監督の契約解除が間近かだというものです。
 英字紙スター電子版はペラを運営するペラ州サッカー協会(ペラ州FA)が今年11月までとなっているドゥラコビッチ監督との契約を双方合意の上で契約解除とするための話し合いを行なっていると報じています。活動制限令により禁止されていたMリーグ各クラブの練習が解禁された今月15日から話し合いは行われており、2月19日の練習をドゥラコビッチ監督が欠席したとも報じています。スターの記事では、昨季までチームマネージャーを務めたアドリー・シャー・アフマド・ター氏に代わり新たに就任した前PKNP(現ペラII)のマネージャーでもあるリザル・ナイザリが混乱の元凶だとしています。また、ドゥラコビッチ監督が今季も指揮を取ることを理由にペラに残留した主力選手が多いとして、もし契約解除となればチームの士気への影響は計り知れないとしています。
 またスポーツ専門サイトのスタジアムアストロはこの噂を報じる一方、ペラの運営委員会のカイルル・シャーリル・モハメド委員の話を掲載し、運営委員会は契約解除の話し合いが行われていることは知らされていないと話しており、ドゥラコビッチ監督は現在も監督としての仕事についており、2月15日の練習欠席は体調不良によるものだとリザル・ナイザリ マネージャーから知らされているとも話しています。
 またマレーシア語紙ブリタハリアンは、ペラから公式声明は出されていないとしながらも、後任に2019年にKLFA(現KLユナイテッド)の監督代行を務めたチョン・イーファット氏の名前が上がっていると報じています。
 2017年の就任以来、チームはMリーグで2017年5位、2018年2位、2019年5位、2020年4位、また2018年にはマレーシアカップ優勝、2019年にはFAカップ準優勝と安定した成績を残しているドゥラコビッチ監督は2014年から2015年までスランゴールの監督も務めており、その際にも2014年2位、2015年2位、2015年マレーシアカップ優勝を達成しています。

サッカー協会会長が首相を表敬訪問
 マレーシアサッカー協会FAMのハミディン・アミン会長がムヒディン・ヤシン首相を訪問し、国内サッカーの将来の計画について説明を行なったと英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が報じています。
 FAMのアブドル・ガニ・ハサン副会長やスチュアート・ラマリンガム事務局長を率いてムヒディン首相を官邸に訪問したハミディン会長は、新型コロナウィルスへの対応で忙しい時期に訪問の機会を与えられたことを感謝し、今後の代表チームの予定やMリーグが来月3月に開幕することを伝えたということです。その際には厳格な標準作業手順SOPに基づいて今季のMリーグを行うこと、そしてMリーグ開幕後も滞りなくリーグを続けていけるよう、できるだけ速やかにサッカー界でもワクチン接種を行いたい希望を伝えたということです。この他、連邦直轄地プトラジャヤに建設予定のFAMの新たな本部の計画についても話し合ったと報じられています。

JDTは契約したばかりの新外国籍選手をインディペンディテへ期限付き移籍
 Mリーグ1部のジョホール・ダルル・タジムJDTは今月2月8日に契約したばかりのFWジョナサン・エレーラを出身国であるアルゼンチン1部リーグのCAインデペンディエンテへ買取オプション付きで期限付き移籍させることをマレーシア語紙ブリタハリアン電子版が報じています。
 タイ1部BGパトゥム・ユナイテッドへ移籍したFWジオゴ・サントスに代わるストリカーとして移籍金80万米ドル(およそ8430万円)を支払って獲得したエレーラ選手ですが、この選手を130万ドル(およそ1億3700万円)の買い取りオプション付きでCAインデペンディエンテに期限付き移籍させるということです。クラブからの公式発表はありませんが、ブリタハリアンはJDTのオーナーでジョホール州皇太子のTMJことトゥンク・イブラヒム殿下が自身のインスタグラムで明かしたということで、「(CAインデペンディエンテからの)オファーが拒否できなかったのは、現時点ではトロフィーよりもお金の方がより必要である。これもビジネスの一環である」というTMJのコメントも掲載しています。
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 「トロフィーよりもお金が大事」とは言ってもモハマドゥ・スマレも獲得しており、またAFCチャンピオンズリーグが4月21日から5月7日までの集中開催となったこの期間はMリーグが試合が組まれておらず、チームを二つに分けるローテーションも不要になるなど、お金を手に入れる上にトロフィーも手に入れられる環境は整っています。

2月21日のニュース:Mリーグ1部と2部の今季日程が発表、クチンシティも首都圏での複数のホームゲーム開催を検討、マレーシアはW杯予選の6月集中開催地として立候補せず、政治家がペラ州FAを混乱させている、サバが新戦力発表

Mリーグ1部と2部の今季日程が発表
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは公式サイト上で、今季2021年シーズンのMリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグの試合日程を発表しています。
 3月5日に開催されるスルタン・ハジ・アフマド・シャーカップ(スンバンシーカップ)として昨季チャンピオンJDT対昨季2位のクダ・ダルル・アマンが激突する開幕戦を皮切りに、1部スーパーリーグは8月8日まで、また2部プレミアリーグは8月1日までおよそ5ヶ月間のリーグ戦を戦います。
 今季日程の発表に際してMFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは、マレーシア政府が設ける標準行動手順SOPを厳守することを改めて全クラブに求め、クラスターなどを発生させることなく、各クラブが責任を持ってリーグを終えられることを望んでいると話しています。
 またアブドル・ガニCEOは新型コロナウィルスの感染者数がすれば政府に対してスタジアムでの感染許可を申請することも検討していると話しています。
 なおMリーグ1部スーパーリーグの日程はこちらから、2部プレミアリーグの日程はこちらからどうぞ。(新しいタブが開きます。)
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 サラワク・ユナイテッドがホームゲームを従来のサラワク州クチンではなく首都圏で開催することを希望していることはこのブログも取り上げましたが、2部プレミアリーグの日程表ではホームゲームの会場がスランゴール州MPSスタジアムになっていることから、今季のサラワク・ユナイテッドはこのMPSスタジアムを本拠地とするようですなおサラワク・ユナイテッドが本拠地とするMPSスタジアムはスランゴールのセカンドチーム、スランゴール2も本拠地として使用します。
 またマレーシアサッカー協会FAMと国家スポーツ評議会NSC(マレーシア語表記ではMSN)が共同で運営するFAM-MSNプロジェクトチームはスランゴール州シャーアラムのUITMスタジアムを本拠地とするようです。

クチンシティも首都圏での複数のホームゲーム開催を検討
 サラワク州クチンを本拠地とするMリーグ2部サラワク・ユナイテッドは今季のホームゲームを首都圏で開催する希望をMFLに出していましたが、昨日発表された今季のMリーグ日程を見ると、サラワク・ユナイテッドのホームゲームがスランゴール州スラヤンのMPSスタジアムを会場に組まれています。
 同じクチンを本拠地にする2部プレミアリーグのクチンシティは、サラワク州政府が州外からの渡航者に対する検疫隔離を継続する場合には、やはりホームゲームをサラワク州外に移して行う意向があると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。
 クチンシティのファズルディン・アブドル・ラーマン会長は、経営陣が2月20日朝にミーティングを行ったと話し、MFLの承認があれば自チームの最初のホームゲーム4試合はクアラルンプールで行いたいという希望を表明しています。そしてその後、サラワク州政府の標準作業手順SOPが渡航者に検疫隔離を求めるようであれば、残るホームゲームは全てマレー半島にあるスタジアムを本拠地として行う意向も明らかにしてます。

マレーシアはW杯予選の6月集中開催地として立候補せず
 マレーシアサッカー協会FAMは6月に延期されたFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選の残り試合の集中開催地として立候補しないことを表明しています。
 マレーシア語紙ブリタハリアン電子版はFAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長の話として、3月から6月に日程が変更されたFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼アジアサッカー連盟AFC選手権アジアカップ2023年大会予選G組の残り試合を集中開催地としてマレーシアは立候補しないと述べています。
 AFCが集中開催地の条件として定めているいくつか項目について確約できないと話すスチュアート事務局長は、AFCのウインザー・ポール事務局長が挙げた検疫の実施状況など複数の点でAFCが求める条件をクリアできない可能性があることを理由に今回の見送りを決めたと話しています。 .

政治家がペラ州FAを混乱させている
 マレーシア語紙ハリアンメトロ電子版は「政治家がペラ州サッカー協会(ペラ州FA)を混乱させている」というタイトルの記事を掲載しています。この記事の中ではペラ州FAの複数の加盟団体が、ペラ州FA理事会の意向を一部の州議会議員が無視した上で、運営に干渉をしていると非難しています。
 この加盟団体の代表者によれば、このブログでも取り上げたペラFCの新しいロゴをめぐる騒動や、一昨日から始まったUITMとスランゴール州シャーアラム市が共催する大会への出場などについてはペラ州FAの理事会では全く話し合われないまま、「ペラ州政府内の『スポーツ理事会』」のメンバーである州議会議員が勝手に発表したものだと非難しています。(ちなみにUITMでの大会には結局、ペラは出場せず、スリ・パハンが出場しています。)
 さらにこの加盟団体の代表者はペラ州FAのムハマド・ヤザン・ムハマド会長代理に対しても、ペラ州FA理事会を押しのけて干渉を続ける州議会議員らに職権濫用を理由に懲戒処分を課すべきと述べています。
 ペラ州FAの混乱は前ペラ州首相でペラ州FA会長も兼務していたアフマド・ファイザル氏がペラの選手や監督、コーチを含めたスタッフに380万リンギ(およそ9930万円)の未払い給料があることを暴露して辞職したことに始まります。中央政府の政変により与野党が逆転した州議会で不信任決議を突きつけられたアフマド・ファイザル氏は州首相を辞任したものの、州FA会長には留まろうとしていましたが、アフマド・ファイザル氏と敵対する州政府は選手らの未払い給料の支払いの条件としてアフマド・ファイザル氏に州FA会長辞任を迫った経緯があります。また新チームのロゴについても州内サポーターから不透明な経緯で選出されたロゴに非難が集まるもそれを押し切って採用しようとしましたが、ペラ州スルタンがサポーターの声を聞いて新たなコンペを開いてロゴを決めるよう「助言」を行う異例の事態になっていました。

サバが新戦力発表
 今年1回目のトランスファーウィンドウが2月19日から3月5日まで延長されたことを受け、各クラブが獲得した新戦力を発表しています。
 Mリーグ1部のサバは公式Facebook上でガボン代表のMFレヴィ・クレモン・マディンダとマケドニア出身のDFリストロ・ミトレヴスキーの獲得を発表しています。28歳のマディンダ選手はキャップ数50の現役のガボン代表でスペイン1部のセルタ・デ・ビーゴなどでもプレー経験があり、昨季はトルコ2部リーグのギレスンスポルでプレーしていました。またミトレヴスキー選手は29歳で、ボスニア、イスラエル、キプロスなどでのプレーを経て、昨季はアルメニア1部リーグのアラシュケルトでプレーしていました。
 また東南アジア(アセアン)枠でインドネシア代表のFWサディル・ラムダニをインドネシア1部リーグのバヤンガラ・ソロから獲得しています。ラムダニ選手は2019年にはパハンFA(現スリ・パハン)でプレーしており、2年ぶりのMリーグ復帰です。
 サバは2019年からプレーする韓国出身のDFパク・タエスとも契約を更改しており、4人の外国籍選手が確定しています。

2月17日のニュース:W杯予選日程は2月19日に発表、ペラFCの新ロゴ候補発表-ファン投票も開始、クアラルンプール・ユナイテッドがティングとモラレスの加入を正式発表、PDRMは練習再開に向けてPCR検査実施

W杯予選日程は2月19日に発表
 アジアサッカー連盟AFCは、現在中断中のFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼AFC選手権アジアカップ2023年大会予選の日程について、当初の予定通り来月3月開催とするかさらに延期して6月開催とするかの判断を予選各組内で協議し、最終日程を2月15日までに決定することを求めていました。
 その期限が過ぎたことからAFCのウインザー・ポール事務局長がマレーシア語紙シナルハリアン電子版の取材に応じ、マレーシアが所属するG組の状況を説明しています。
 予選日程について複数の回答を受け取っていると認めたウインザー事務局長は「『ある国は1試合は自国開催したいが、他の試合は他国で開催したい』といった希望を伝えてきているが、こういった方法は受け入れられない。そこでAFCは理事会を開催して、日程を話し合い、予選各組について来月3月開催か、または6月開催とするかを決定する。(マレーシアが入っている)予選G組はベトナムからは3月開催希望とも6月開催希望とも連絡を受けておらず、AFCが日程を決めることになる。」と話しています。
 なお予選G組はマレーシアとベトナムの他、タイ、アラブ首長国連邦UAE、インドネシアで構成されていますが、この3カ国は6月にアラブ首長国での集中開催に同意しています。

ペラFCの新ロゴ候補発表-ファン投票も開始
 「不透明な」選考を経て発表となったペラFCの新ロゴがファンから不評を買ったものの、運営側がそれを押し切ろうしたところにペラ州スルタンがファンの声を聞くべきとの「助言」を行ったニュースはこのブロでも取り上げましたが、ペラFCの公式Facebookでは、新たにロゴの候補10作品が発表になっています。
 1000以上の応募作品の中がから厳選されたこの10候補について、ファンは自分の好きな2作品を選んで投票が可能となっていますが、投票の締め切りは発表から24時間後の本日2月17日正午というドタバタぶりです。なお、応募者の中から抽選で10名に公式ユニフォームなどが賞品として贈呈されるということです。
 なお投票はこちらから可能ですが、この記事執筆時点では、下の候補の内、6番(下段左端)が28.8%の投票を集めており1位、10番(下段右端)が15.3%、5番(上段右端)が9.3%でそれぞれ2位と3位になっています。(写真はペラFCの公式Facebookより_

クアラルンプール・ユナイテッドがティングとモラレスの加入を正式発表
 今季Mリーグ1部に昇格するクアラルンプール・ユナイテッド(KLユナイテッド)は公式Facebookでアルゼンチン出身の攻撃的MFロメル・モラレスと英国出身の守備的MFダニエル・ティングの加入を発表しています。両選手は既に練習に参加していましたが、加入が正式に発表されました。
 23歳のモラレス選手は昨季は同じ1部のマラッカ・ユナイテッドでプレーし、その前にはPKNSでもプレーし、今季がマレーシアでの4年目とな李、また年齢も若いことから、今後の帰化選手としての有力候補と言われています。
 またJDT IIやPKNSでのプレー経験もある28歳のティング選手は英国出身ですが、父親がマレーシア人であることから、マレーシア人選手として登録されます。
(写真はKLユナイテッドの公式Facebookより)

PDRMは練習再開に向けてPCR検査実施
 Mリーグ2部のPDRMはチームの選手、監督、コーチ及びスタッフ全員に対してPCR検査を実施し、また練習再開に向けて施設などの衝動を行ったことを公式Facebookに投稿しています。なお昨季はトレンガヌFC IIでプレーし、今季からPDRMでプレーする鈴木ブルーノ選手も検査を受けた模様です。
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 鈴木選手のPDRM加入はクラブの公式Facebookにティーザーが投稿されて以降は正式発表がありませんでした。一方で鈴木選手は自身のTwitterでPDRMのユニ姿なども投稿されていましたので、加入されたことはわかっていましたが、今回のPDRMの投稿では鈴木選手の写った写真もあり、やはり無事、加入されたことがわかりました。
(写真はPDRMの公式Facebookより)

1人以上、座っている人、立っている人、室内、、「IUS BALL PDRM FOOTBALL CLUB fc OFFICIALPDRMFC」というテキストの画像のようです