2月7日のニュース:クラスニキのマレーシア国籍取得に様々な反応、TMが今季のMFLスポンサーに復帰、日本のクラブがマレーシア人選手を募集、MFLがFAカップ予選詳細を発表

クラスニキのマレーシア国籍取得に様々な反応
 先日、このブログでも取り上げたコソボ出身のリリドン・クラスニキ(JDT)のマレーシア国籍取得について、英字紙ニューストレイトタイムズは、ソーシャルメディア上では様々な反応がみられると報じています。
 クダFAで4年、マラッカ・ユナイテッドで1年プレーし、国際サッカー連盟FIFAが規定する帰化選手の条件を満たすクラスニキ選手がマレーシア国籍を取得したことに対し、多くのサッカーファンはクラスニキ選手が今後、フル代表でプレーすれば代表の戦力強化につながるとしてこれを歓迎しています。
 しかしその一方で、マレーシア国内にいる「無国籍」状態の子どもの問題と絡めて、「無国籍の子どもは全員JDTでプレーすれば良い。そうすればすぐにマレーシア国籍が取得できる」と皮肉を込めたツイートや、「マレーシア国籍を申請するには最低12年の滞在歴が必要であると憲法で規定されているが、クラスニキ選手がマレーシアに来たのは2015年である」と憲法を持ち出して非難するツイートなどもみられるます。
 この他、マレーシアサッカー協会FAMが帰化選手を活用してアジアの強国と競えるようになることへの期待がある一方で、帰化選手に安易に依存することへの批判などもあるとニューストレートタイムズは報じています。
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 クラスニキ選手の国籍取得が「無国籍」状態の子どもと対比されているのは、それだけ「無国籍」状態の子どもがマレーシアでは深刻な問題であるため、このような反応となって現れたのでしょう。例え片親がマレーシア人であっても、両親が正式な婚姻届を提出する前に生まれた子どもには自動的にマレーシア国籍が与えられないため、その子どもは「無国籍」状態になってしまいます。またインドネシアやフィリピンからやって来るいわゆる出稼ぎ(そしてビザを持たない不法の)労働者とマレーシア人女性の間に子どもが生まれ、届出をすれば自分の不法就労がバレてしまうことから、届出をせずにいるケースも多いようです。
 「無国籍」状態の子どもの数はフィリピンやインドネシアと隣り合うサバ州ではおよそ5万人、一説には全国では20万人を超えるとされ、不法労働者の中には数十年に渡ってマレーシアに滞在しているケースもあることから、「無国籍」状態の親が産んだ子どもが「無国籍」になるケースなどもあり、正確な人数の把握は難しいようです。また、そういった子どもたちが教育を受けられなかったり、仕事につけないなど人権問題にもなっています。
 また無国籍状態の子どもがマレーシア国籍を取得できる年齢の上限が21歳と法律で定められており、それを過ぎると国籍取得は事実上困難になるため、28歳のクラスニキ選手がマレーシア滞在わずか5年で国籍を取得したことがダブルスタンダードであると非難する声が上がっています。

TMが今季のMFLスポンサーに復帰
 マレーシア最大のマルチメディア企業のテレコムマレーシア社TMが、今季のマレーシアフットボールリーグMFLの冠スポンサーとして復帰すると、マレーシアの通信社ベルナマが報じています。
 TM社は子会社TMマルチメディア社を通じて、マレーシアフットボールリーグMFLとのスポンサー契約締結イベントをを本日2月7日に開催することをメディア向けに告知しているようです。
 記事のタイトルに「復帰」とつけましたが、2018年1月にTM社はインターネットサービスプロバイダー事業部門のUnifi(ユニファイ)をリーグの冠スポンサーとしたスポンサー契約をMFLとの間で締結しました。その額は8年契約で4億8000万リンギ(およそ128億円)で、マレーシアのスポーツスポンサー契約としては史上最大として大きなニュースになりましたが、その翌年2019年3月にはMFLとTM社の双方が契約破棄を発表し、1年ほどでこの契約は頓挫してしまいました。その後、MFLはTM社に対する損害賠償訴訟を起こしましたが、昨年2019年10月には訴訟を取り下げていました。

日本のクラブがマレーシア人選手を募集
 サッカー専門サイトのヴォケットFCは、日本の選手エージェントがマレーシアで選手を募集していると報じています。
 ヴォケットFCによれば、選手募集を行っているのは「世界中で愛されているサッカーを通じ、日本から世界へ挑戦をする人達のベストパートナーとなることを目指している」Goal Sports Agencyで、Twitter上に以下のようなツイートを日本語で掲載しています。

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 このように日本語でツイートしているということは、このGoal Sports Agencyさんが募集しようとしているのは「日本から世界へ挑戦をする」選手、つまり日本から来てマレーシアリーグでプレーしたい選手ということでしょうか、それとも日本語が読める人に向けてマレーシア人選手を紹介してほしい、ということなのか、この情報だけではわかりませんね。
 日本のクラブがマレーシア人を求めているとすると、この年代でMFLの試合に出ている選手と言えば、アキヤ・ラシド(JDT)くらいしか思いつきませんが、彼はFWなので該当しません。年代的には各クラブのプレジデントカップ(U21)やユースカップ(U19)チームに所属している選手となるので、MFL(Aチーム)でプレーできていない段階で、日本へ行っても試合に出られるのかどうかはわかりません。
 そう言えばスランゴールFCのBチーム、スランゴールFC IIには今季、マレーシアサッカー協会FAMのエリート養成のサッカーアカデミーAMDからの卒業生が退去加入しているので、その辺りなら候補者がいるかも知れません。

MFLがFAカップ予選詳細を発表
 マレーシアフットボールリーグMFLの公式サイトでは、今季のFAカップ予選の詳細が発表されています。
 MFL3部と4部に当たるM3リーグとM4リーグに所属する30クラブが対戦する予選は今月2月15日と16日の対戦カードは既に決まっていましたが、試合会場や時間は発表になっていませんでした。なお、予定されていた試合のうち、ノッサブキジュルトンFCとクルアンFAの試合は、クルアンFAが出場を取りやめたため、ノッサブキジュルトンFCが一回戦へと駒を進めています。
 この予選を勝ち上がった16クラブと予選を不戦勝で勝ち上がった8クラブが1回戦で対戦し、2回戦からはMFL1部と2部のクラブが登場します。
 詳しい試合日程はこちらです。

1月30日のニュース:今季M3リーグでプレーする20クラブが決定、FAカップの予選組み合わせ決定、ACLプレーオフで退場処分を受けたクダFAのDFが謝罪

今季M3リーグでプレーする20クラブが決定
 今季2020年シーズンのマレーシアフットボールリーグMFL3部にあたるM3リーグに出場する20クラブが決定し、各クラブが参加を確定したことを、M3リーグ以下のリーグを統括するアマチュアフットボールリーグAFLがツイッターで発表しています。
 1月21日のこのブログでも取り上げましたが、今季はM3リーグ改革元年として昨季までの14クラブから20クラブへと参加クラブ数を増やし、今季の結果と各クラブの経営状況をもとに、来季から完全にセミプロリーグ化されるM3リーグに参加することができる12クラブを絞り込みます。またそれ以外のクラブは完全アマチュアリーグとなるM4リーグへ回ることになります。
 今回発表になった20クラブの中には、MFL1部のマラッカ・ユナイテッドのBリームであるマラッカ・ユナイテッドFC、MFL2部のクアラルンプールFAのBチームクアラルンプールローヴァーズ、同じくサラワク・ユナイテッドのBチームで昨季のMFL2部最下位で入れ替え戦に敗れて降格したサラワクFA、2012年にはMFL2部で優勝し、翌2013年から2015年まではMFL1部に所属していたATM FC(Armed Forces FC-マレーシア国軍のクラブ)などの名前が見えます。
(以下はアマチュアフットボールリーグAFLのFacebookにアップされた20クラブの名称とロゴです。)

FAカップの予選組み合わせ決定
 マレーシアサッカー最大のカップ戦であるFAカップへの出場権を賭けた予選組み合わせが、マレーシアフットボールリーグMFLのホームページで発表になっています。
 昨日1月29日にMFL本部で行われた組み合わせ抽選は、MFL3部にあたるM3リーグと同4部にあたるM4リーグに所属する40クラブが対象に行われ、32クラブが出場する予選16試合のカードが決定しました。また残りの8クラブ、スタロバFC、KSRサイエンス、クアタグFC、トゥンラザクFC、タイスランゴールFC、キッカーズFC、イミグレーション(入国管理局)FC、ノーファルファンFCは予選不戦勝扱いで本選1回戦から登場します。なお、この予選16試合は2月13日と14日に行われます。
 M3リーグとM4リーグを統括するアマチュアフットボールリーグAFLのダト・ウィラ・ユソフチェアマンは、M3とM4リーグからは過去最高の40クラブが出場となる今季のFAカップでは、AFLのクラブにMFL1部や2部を相手の「ジャイアントキリング」を期待する他に、国内サッカーのレベルアップ、特に来季のM3リーグのセミプロ化に向けての準備の一環としての参加を求めています。
 また当初、参加が予定されていたのは42クラブでその内、マレー半島最北部プルリス州から参加するプルリス・ユナイテッドFCと、同じく最南端のジョホール州から参加するジョホールFAの両クラブについて予選出場が認められなかったことも併せて発表されています。ペルリス・ユナイテッドFCは、昨季の給料未払い問題により国際サッカー連盟FIFAから活動停止処分を受けているプルリス州サッカー協会PFA傘下のクラブであり、クラブ運営がPFA関係者によって行われていることが理由です。またジョホールバルFAも未払い給料の完済が終わっていないことからFAMからAFLに出場を認めないよう指示が出ているとのことです。なお、この2クラブはM3リーグ参加も発表されていますが、リーグ戦への出場については何も述べられていません。
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 今季のFAカップ予選にはM3とM4リーグ合わせて40クラブが参加しますが、AFLとMFLは来季のM3とM4リーグはそれぞれ12クラブで構成することを発表しているため、参加各クラブにとっては来季以降、どのレベルでプレーするのかを決める資料となる重要な大会です。
 なお昨季は、M3リーグで優勝したケランタン・ユナイテッドFCとM4リーグのジャラントゥットFCが3回戦まで進出したの最高成績でした。
(左は予選参加対象となったM3とM4リーグの40クラブ、右は予選16試合のカードです-いずれもAFLのツイッターより)

ACLプレーオフで退場処分を受けたクダFAのDFが謝罪
 1月28日のAFCチャンピオンズリーグプレーオフでクダFAは1−4とFCソウルに敗れましたが、多くのサポーターは実力差通りの結果であったことを理解する一方で、レナン・アウヴェスが愚行により36分に退場となっていなければ、その後の展開は変わっていた可能性があると思っているサポーターもいるようです。
 結果が変わっていたかどうかはわかりませんが、アウヴェス選手の退場がこの試合の転換点だったことは明らかで、それまでFCソウルの猛攻を耐え凌いでいたDFがこの退場で10人となった後に4失点を喫することになります。
 ブラジル出身のアウヴェス選手は、チームメートやコーチ、監督、フロントやサポーターに対して謝罪の意を表明しているとスポーツ専門サイトのフォックススポーツが報じています。アウヴェス選手は、あのプレーが意図的ではなかったこと、そして退場によってチームを不利な立場にしてしまったことで皆を失望させたことを詫びるとともに、この敗戦を無駄にせずにより強いチームを作っていく決意を述べています。

マレーシアカップ準決勝第2戦の結果まとめ

10月26日(土)にマレーシアカップ準決勝第2戦の2試合が行われました。カードはスランゴールFA(マレーシアフットボールリーグMFL今季3位)対ジョホール・ダルル・タクジムJDT(同1位)、パハンFA(同2位)対クダFA(同4位)でしたが、それぞれJDTとクダFAが勝ち抜け、11月2日の決勝に駒を進めています。

スランゴールFA3-0JDT(第1戦と第2戦の合計はスランゴールFA1-5JDT)
得点者:JDT-サファウィ・ラシド3(25分、46分、51分)
 準決勝第1戦に2ー1と勝利したものの、エースのジオゴを欠き、第2戦に不安を残したJDTでしたが、そんな不安を払拭したのは復帰したジオゴではなく、時世代のエースとされながら代表では結果が出ず苦しむ、サファウィ・ラシドでした。
 スランゴールのDFをかわして先制ゴールを決めると、2点目は前に出ていたGKの頭の上を越える左足からの美しいループシュート、そしてGKの足の間を抜いて決めた3点目でスランゴールFAを粉砕し、2014年(準優勝)、2017 年(優勝)に続く3度目のマレーシアカップ 決勝進出を果たしています。

パハンFA5-5クダFA(第1戦と第2戦の合計はパハンFA8-8クダFA)
得点者:パハンFA-ディクソン・ヌワカエメ2(33分、120分)、ラザラス・カイムビ2(71分、76分)、エラルド・グロン(114分)、クダFA-フェルナンド・ロドリゲス2(9分、118分)、ジョナサン・ボウマン(56分)、バドロル・バクティアル(86分)、レノン・アルヴェス(93分)
 第1戦と第2戦の合計が8-8という壮絶な試合は、アウェイゴールルールにより、クダFAがパハンFAを振り切って、決勝進出を決めています。
 両チームとも積極的にゴールを狙って始まった試合でしたが、第1戦ではクダFA相手に3点のアウェイゴールを挙げていたパハンFAは、試合前の段階ではクダFAに対して心理的に優位に立っていたはずでした。試合はスペイン出身FWフェルナンド・ロドリゲスのゴールでクダFAが先制しましたが、パハンFAはすかさずエースのFWディクソン・ヌワカエメのゴールで追いつきます。
 後半に入ると、ジョナサン・ボウマンのゴールで再びクダFAがリードを奪いましたが、ラザラス・カイムビが71分に同点の、そして76分に逆転のゴールを決めて3-2とリードした時点で、勝負あったかに思えた試合は、85分にクダFAのキャプテンバドロル・バクティアルが同点ゴールを決め、この時点で両チームにアウェイゴールのアドバンテージがなくなりました。
 3-3のまま試合は延長戦に入ります。延長前半にはレノン・アルヴェスのゴールで再びクダFAがリードし、今度はクダFAにアウェイゴールのアドバンテージとなりました。すかさずパハンFAもヌワカエメ選手が得たPKをエラルド・グロンが決めて同点としますが、クダFAのロドリゲス選手がこの日2点目となるゴールを118分に決めて再度リードを奪いました。その後120分には、ヌワカエメ選手が同点ゴールを決めるも、試合はそこで終了しクダFAが決勝へ進出しました。
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 JDTとクダFAの対戦は2017年のマレーシアカップ決勝と同じ顔合わせとなりました。シャーアラムスタジアムで行われた決勝は、アイディル・ザフアンとゴンザロ・カブレラのゴールでJDTがクダFAを2-0で下し、初タイトルを獲得しています。

8月1日から2日のニュース:FAカップ関連の話題3題、

 今日8月2日から始まるマレーシアカップ。国内が最も盛り上がるカップ戦を前に、各メディアとも話題が乏しいのか、先週末のFAカップ決勝関連の話題を今だに引っ張っています。

FAカップの関連の話題3題
1. 国内カップ戦の決勝戦を今後も外国人審判にする予定はない。
 マレー語紙ウトゥサン・マレーシア電子版によると、マレーシアサッカー協会MFL審判委員会のモハマド・ダリ・ワヒド委員長が今後も国内の試合で外国人審判を使うかどうかについては決まっていなと話しています。
 マレーシアFAカップ決勝で主審を務めた岡部拓人氏、副審を務めた八木あかね氏、野村修氏への評価は注目度の高い試合を適切にコントロールしたとして選手、ファンそしてメディアからも高く評価されており、ダリ委員長自身もそれを認める一方で、もう一つのカップ戦マレーシアカップの決勝も外国人審判に委ねるかどうかについては、審判委員会の議題に挙がっていないとし、マレーシア人審判に機会を与えたいと述べています。
 外国人審判を求める声が出たのは、実は昨年のマレーシアカップの決勝を担当したマレーシア人主審に対して現場、ファン、そしてMFLのチェアマンでもあるジョホール・ダルル・タクジムオーナーのトゥンク・マコタ・ジョホールTMJ(ジョホール皇太子)のトゥンク・イスマイル殿下からも非難が殺到したことによります。外国人審判として岡部氏が仕事を果たしただけに、今年のマレーシアカップの決勝で笛を吹く審判は、重圧がかかりそうです。

2. 評価が高かった岡部主審も過去には出場停止の経験がある。
 上でも書いたように岡部拓人氏の審判ぶりは、マレーシア国内では非常に良い評価でしたが、マレー語紙ブリタ・ハリアン電子版は「岡部氏はかつては論争の的になる審判だった」という見出しの記事を掲載しています。
 この記事の中では、岡部氏は2010年に広島対清水戦で規則適用を誤り、2試合の出場停止と研修を受けたことがある経歴や、2014年に日本サッカー協会JFAとオーストラリアのAリーグとの交流プログラムで主審を担当した試合の監督のコメント、さらに今年2019年の広島対横浜戦での疑惑の判定などをとりあげています。
 しかしこの記事はそれに止まらず、そういった技術的に劣っている部分があった岡部氏がマレーシアFAカップで評価の高い審判を行えるようになったことも取り上げ、そこにはJFAによる審判技術向上のサポートが十分にあったからだろうとしています。そしてFAMもマレーシア人審判に同様のサポートを与えていくことができれば、マレーシア人審判も岡部氏以上の審判になれるだろうととまとめています。

3. U23監督は活躍したクダFAの選手にセカンドチャンスを与えるか。
 FAカップ決勝で途中出場ながらクダFAのゴールを決めたMFファズルル・ダネル・モハマド・ニザムとMFファイアッド・ズルキフリは、東南アジア各国のU23代表同士が優勝を争う東南アジア競技大会SEA Games(シーゲームズ)への出場資格を持っていますが、U23代表のオン・キムスイ監督は、この二人も代表候補に上がる可能性があるとマレー語紙ブリタ・ハリアン電子版の取材に答えています。
 U23代表は、今年3月に行われたアジアサッカー連盟AFC U23選手権2020年大会兼東京オリンピックアジア予選では、勝点で並びながら得失差で中国に敗れ、本戦出場を逃しています。このU23代表の次の目標は、2年に一度開催されるオリンピックの東南アジア版にあたるシーゲームズでメダルを獲得することです。
 ダネル選手とファイアッド選手はいずれもAFC U23選手権予選の候補選手に名を連ねていましたが、ファイアッド選手は最終候補発表の際に落選し、ダネル選手は最終候補に入ったにも関わらず、召集日に代表合宿に無断で欠席したことで、代表から外されています。
 U23のオン監督は、状態の良い選手であればどの選手にも代表候補となる可能性があるとし、この二人のU23代表入りの可能性を示唆したということです。

7月29日のニュース:FAカップを終えての話題三つ

クダFA:昨年の失望から今年は頂点へ
 マレーシアFAカップ決勝で唯一のゴールを決めたクダFAのMFファズルル・ダネル・ニザムにとっては、失望に終わった昨年から一気に頂点を極めた年になったと英字紙スター電子版が報じています。
 21歳のファズルル選手は、昨年はサッカーはU23州代表同士が争うマレーシアの国体に当たるマレーシアスポーツ大会Sukma決勝でペラ州代表に敗れ、マレーシアフットボールリーグMFL1部と2部に所属するクラブのU21チームが争うプレジデントカップ決勝ではトレンガヌFCに敗れるなど、もう一歩というところで苦杯を舐めさせられていました。
 延長前半に投入され、アイディル・シャリン監督からボールを前に運んでペラTBGの中盤と守備陣にプレッシャをかけるようにという指示を受けていたというファズルル選手は、投入されるとファーストタッチが決勝ゴールとなる活躍でした。

クダFA:キャプテンと副キャプテンは同じチームで4度目のタイトル
 クダFAの主将を務めるバドロル・バクティアルと副将のカイルル・ヘルミ・ジョハリは、同一チームで4度のFAカップ優勝を経験した初の選手となりました。 

クダFA:監督就任から7ヶ月で初タイトル獲得
 シンガポール人のアイディル・シャリン監督が今年1月にクダFAにやってきたとき、主力選手のほぼ半数が退団した後でした。
 シンガポールリーグのホーム・ユナイテッドで監督を務めた後、ジョホール水道を渡ってマレーシアへやってきたアイディル監督はかつてGoal.comで「シンガポールのグアディオラ」と評されたこともあります。しかし、そんなアイディル監督も新天地でこんなに早く結果が出るとは思っていなかったと、英字紙スター電子版に語っています。
 アイディル監督自身は、チームが一丸となって戦った結果の勝利であり、選手が最後まで諦めずに戦ったおかげだとしていますが、スター紙は、アイディル監督が投入したFWアザムディン・アキルとMFファイアド・ズルキフリ・アミンが豊富な運動量で守備陣を翻弄し、上でも取り上げたファズルル・ダネル・ニザムが決勝点を挙げるなど効果的なカードを切った結果だとして、監督の手腕を評価しています。

ペラTBG:失意のGKはマレーシアカップ連覇を目指す
 勝者がいれば、当然敗者もいるわけですが、FAカップ決勝で敗れたペラTBGのGKハフィズル・ハキム・カイルル・ニザム・ジョスィは、ペラTBGのメフメト・ドゥラコビッチ監督が「マンオブザマッチ」であると称えるとも、優勝できなければそんな評価には意味がない、と英字紙スター電子版に語っています。
 ハフィズル選手は、フルタイムの終了間近にアミルル・アズハンが2枚目のイエローカードで退場となったところで、チームは集中力を欠いてしまったとし、次は昨年優勝しているマレーシアカップの連覇に目標を切り替えて、練習を開始したいとしています。

7月28日のニュース(1):マレーシアFAカップはクダFAが優勝

 7月27日(土)にクアラ・ルンプールのブキ・ジャリル国立競技場で行われた2019年マレーシアFAカップは、延長戦の末、クダFAがペラTBGを1−0で破って優勝しました。

2019年マレーシアFAカップ決勝
クダFA1-0ペラTBG
得点者:クダFA-ファズルル・ダネル(105分)
 ブキ・ジャリル国立競技場には8万3000人の観衆が押しかけ、地上波でも放送されたマレーシア国内サッカーの大一番の一つは、試合開始からペラTBGが押し気味に試合を進めますが、前線までボールを運ぶものの、シュートまで至らなかったり、枠を捉えられなかったりと決定機がないまま前半が終了しました。後半に入ると両チームともシュートの精度は上がったものの、今度はGKの好守やゴールポストに阻まれ、試合は0-0のまま延長戦に入りました。
 フルタイム終了直前にペラTBGは、ここまで攻守に活躍していたDFアミルル・アザン・アズナンが2枚目のイエローをもらい退場となり、延長戦ではペラTBGは10名のでの戦いを強いられることになりました。
 そして延長前半の105分、右サイドを上がってきたDFリザル・ガザリへFWジョナサン・ボウマンがペラTBGのバックラインの裏へ絶妙のパス、そしてリザル選手からのグラウンダーのクロスを直前に投入されたばかりのMFファズルル・ダネルがゴール!それまで身体を張ってゴールを守っていたペラTBGの守備陣でしたが、この一瞬だけ、動きが緩慢になってしまいました。
 クダFAのFAカップの優勝は、1996年、2007年、2008年、2017年に続く5度目となり、この勝利によりクダFAはアジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグの二次予選出場権も獲得しています。
 またこの試合は、マレーシアのサッカー史上初となる、主審と副審2名が外国人となる初の国内試合でしたが、試合を担当した主審は岡部拓人氏は、ペラTBGに4 枚(ナズリ・ナイムとレアンドロ・ドス・サントスがそれぞれ1枚、アミルル・アザン・アズナンは2枚)、クダFAには1枚(バドロル・バクティアル)のイエローカードを出しましたが、素人から見ても疑惑の判定もなく、試合をしっかりとコントロールしていたと思います。また副審の八木あかね氏と野村修氏も仕事をこなし、揃って日本の審判の技術の高さを見せることができたのではないでしょうか。
 以下はこの試合のハイライト映像です。(MFLのFacebookより)

7月23日から24日のニュース:FAカップ決勝は日本人審判団が担当、マレーシアの富豪がMLSチームの株を売却、ペナン州サッカー協会がCASに仲裁を求める、U15代表がAFF U15選手権へ向けて調子を上げる

FAカップ決勝は日本人審判団が担当
 当地の英字紙スター電子版は、7月27日(土)に開催されるマレーシアFAカップの決勝戦ペラTBG対クダFAの試合は日本人審判団が担当すると伝えています。
 マレーシア人審判に対しての国内の評価は低く、また昨年のもう一つのカップ戦マレーシアカップでは、プレーした選手ではなく審判の判定で注目を浴びたこともあり、外国人審判の採用が噂されてきました。
 FAカップを主催するマレーシアフットボールリーグMFLのケヴィン・ラマリンガムCEOによると、マレーシアサッカー協会FAMとパートナーシップ協定を締結している日本サッカー協会JFAが選抜する審判団は主審1名、副審2名の計3名で構成され、マレーシア人の第4審判がこのチームに加わることを記者会見で明らかにしています。

マレーシアの富豪がMLSチームの株を売却
 マレーシアで不動産から旅行業やホテル経営、セブンイレブンやスターバックスなどの国内フランチャイズ権を持つ企業体ブルジャヤグループの創業者のタン・スリ・ヴィンセント・タン氏がメジャーサッカーリーグMSLのロスアンゼルスFC(LAFC)の株式20%の売却を検討していると、英字紙スター電子版が報じています。
 記事によれば、この株式売却は、タン氏がいずれもオーナーを務めるイングランドフットボールリーグEFLチャンピオンシップ(イングランドプレミアリーグEPLの一つ下のリーグ)のカーディフ・シティFCとベルギー1部リーグのKVコルトレイクの経営に注力するためだとしています。特にタン氏が愛するカーディフ・シティFCはわずか1年でEPLからEFLチャンピオンシップへ降格となったため、LAFCの株式売却で得られる1億米ドルとも1億5000万米ドルとも言われる資金が、カーディフ・シティFCのEPL復帰に向けて使われるだろうとしています。

ペナン州サッカー協会がCASに仲裁を求める
 英字紙スター電子版は、国際サッカー連盟FIFAの裁定によりMFL2部プレミアリーグでの勝点6を剥奪(はくだつ)され、その結果、1部スーパーリーグへの昇格の機会を失ったペナンFAパンサーズを運営するペナン州サッカー協会FAPは、スポーツ仲裁裁判所CASに対してFIFAの裁定に対する不服申し立てを行なったと報じています。
 記者会見の席でFAPのアマル・プリトパル・アブドラ会長は、過去の経営陣による失態によって、今シーズンのリーグ戦での勝点剥奪というFIFAの処分には失望しているとし、アマル会長以下新経営陣は、勝点6剥奪処分が撤回されれば、その代償として罰金を支払う用意があるとしています。
 この記者会見には、ペナン州政府青年スポーツ委員会のスン・リップチー会長も同席し、ペナン州政府が毎年、500万リンギ(約1億3000万円)以上をペナンFAパンサーズに提供してチームを強化してきているとし、選手とコーチ陣の努力の結果である1部昇格が実現することを強く希望していると述べています。

U15代表がAFF U15選手権へ向けて調子を上げる
 タイのチョンブリで開催される東南アジアサッカー連盟AFF U15選手権に出場するマレーシアU15代表が、中国で開催された国際大会で優勝し、好調を維持してタイに出発できそうだと、英字紙スター電子版が伝えています。
 中国のの海口(ハイコウ)で開催され、イラン、中国、北朝鮮が参加して総当たり方式で行われた大会で、マレーシアはイランに2-0で勝利中国とは1-1で引き分け、最終戦の北朝鮮には2-1で勝利し、優勝を果たしています。
 7月27日から8月9日までの期間で開催されるAFF U15選手権で、マニアム・パチャイアパン監督が率いるマレーシアU15代表は、開催国タイ、ラオス、カンボジア、ブルネイ、オーストラリアとともにグループBに入っています。
 なおこのU15代表のメンバーはこちらです。

7月15日のニュース:FAカップの決勝は日本人主審が担当か、FAMはWCのASEAN共催案を了承

FAカップの決勝は日本人主審が担当か
 英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が”Arigato, Mr. Referee”の見出しで、7月27日(土)に行われるマレーシアFAカップ決勝の審判は外国人が担当することをマレーシアサッカー協会FAMが決定し、日本人になる可能性が高いという記事を掲載しています。
 マレーシアフットボールリーグMFLの試合やFAカップ、マレーシアカップといたカップ戦では、これまでもマレーシア人審判に対する不満が選手、監督、コーチ、ファンが持っており、重要な試合では外国人審判を求める声が上がっていました。
 記事の中で、FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長はタイ、オーストラリア、日本の各サッカー協会に審判派遣の依頼をした結果、現在は日本サッカー協会JFAとの間で最終的な合意に近づいているとしています。マレーシアFAカップを主催するMFLが費用を負担する今回の審判は主審1名、副審2名の3名を同一国から招聘する予定ですが、実現すればマレーシア国内の公式戦では初となる主審、副審全てが外国人となるようです。

FAMはWCのASEAN共催案を了承
 先月の東南アジア諸国連合ASEANのサミットの際、タイのプラユット首相がぶち上げた国際サッカー連盟FIFAワールドカップ2034年大会へのASEAN共催案について、ASEAN共催案がFIFAに対して公式に提案された場合には、FAMのダト・スリ・スバハン・カマル副会長がロビーイング活動を担当すると、同じくニューストレイトタイムズ電子版が伝えています。
 東南アジアサッカー連盟AFFでも検討議題に挙がっている他、マレーシアのマハティール・モハマド首相、青年スポーツ省のサイド・サディック大臣らもこの提案を支持しているとし、スバハン副会長は、今後は青年スポーツ省や国立スポーツ委員会などと今後の具体的な方針を検討していく必要があるとしています。
 また中国がワールドカップ2030年大会の招致を検討しているとされることから、AFFは中国サッカー協会と協議し、詳細を確認した上で、場合によってはアジア大陸での連続開催が難しくなるため、2038年開催招致も含めて検討したいとしています。

7月4日のニュース:FAカップの審判はマレーシア人を採用か、トレンガヌFCの新外国人選手問題

FAカップの審判はマレーシア人を採用か
ペラTBGとクダFAが対戦するマレーシア FAカップ決勝について、外国人の主審が担当するのではと言う噂が出ていましたが、この試合を主催するマレーシアフットボールリーグMFLのホームページ上で、MFLのモハマド・シャズリ・シャイク・モハマドCOO(最高執行責任者)が決勝の主審はマレーシア人となると発表しています。
 FAカップの主審が外国人になるのではないか、という噂が出ていた背景には、マレーシアのもう一つのカップ戦*マレーシアカップの2018年決勝を担当したマレーシア人審判の判定が物議を醸し出し、決勝で対戦したトレンガヌFCとペラTBG両チームの監督、選手、サポーターそしてマレーシアサッカー協会の当時の会長トゥンク・イスマイルジョホール州皇太子までから試合をコントロールできなかったとして非難されると言う一件があります。
 しかしその一方で、マレーシアサッカー協会FAMのモハマド・ダリ・ワヒド審判委員長が、FAカップ決勝のマレーシア人主審採用の件は最終決定ではない、と発言しており、外国人主審採用の可能性がなくなったわけではありません。
*マレーシアカップは、天皇杯と同じ1921年から開催されているマレーシアはもとより、アジアでも由緒あるカップ戦。回数で言えば日本軍政による当時の英領マラヤ占領時の1942年から1947年の間のみ中断されただけなので、天皇杯よりも回数を重ねています。

トレンガヌFCの新外国人選手問題
トレンガヌFCは、5月29日に終了した今年2回目のトランスファーウィンドウ期間に、モンテネグロ出身のDFイゴール・ゾンジッチに替えて期限付き移籍で獲得したブラジル人DFルイス・グスタフォ・カミロの国際移籍証明書ITCが発行されなかったとして、特別措置として既にITCを保持している選手の入団許可をMFLに対して求めている、とトレンガヌFCを運営するトレンガヌ州サッカー協会PBNTのホームページで発表しています。
 PBNTのホームページによると、ルイス選手が所属しているフェロヴィアリアFC(ブラジル)との間で期限付き移籍交渉は合意できていたものの、ITC発手続きに必要な書類の不備によって、「30秒」締め切りに遅れてしまいITCが取得できなかったとしています。
 このわざわざ書かれた「30秒」と言う表現に対して、マレーシア人らしい言い訳だなと思わず苦笑してしまいました。「1秒でも30秒でも期限切れは期限切れ」と考える日本人からすれば、「マレーシアなら30秒は遅れのうちに入らないから、世界もそれを認めてくれてもいいのに」といったような考えを持つ人には遭遇することは珍しくないので、わざわざホームページ上に書いて共感を求めたのでしょう。
 なおPBNTのホームページでは、今年2回目のトランスファーウィンドウ期間中にカンボジア出身のDFチエリー・チャンタ・ビンも他の選手と入れ替えることを計画したものの、チャンタ・ビン選手の代わりに獲得予定だったタイ出身のサンサーン・リムワッタナ(タイ1部リーグポートFC、現在はアユタヤ・ユナイテッドに移籍)については、当初合意していた移籍金を上回る金額をポートFC側が要求したため破談になったことも合わせて書かれています。
 またゾンジッチ選手退団により外国人枠が一つ空いたトレンガヌFCは、MFL2部に所属するBチームのトレンガヌFC IIからコートジボアール出身のMFデルチ・マルセルを昇格させて、急場をしのいでいましたが、このマルセル選手は第17節のペラTBG戦で退場になっています。

7月1日から3日のニュース:FAカップの決勝はクダFA対ペラTBG、オーストラリアとインドネシアもWC共催を検討、U19代表監督交代は吉と出るか凶と出るか。

FAカップの決勝はクダFA対ペラTBG
6月29日(土)と6月30日(日)の両日に行われたマレーシア FAカップ準決勝の第2戦は以下の結果となりました。(左側のチームがホーム、カッコ内は第1戦と第2戦の通算成績)
ペラTBG3-0パハンFA(4-3)
得点者:ペラTBG-ブレンダン・ガン(35分)、パルティバン・ジャネセカラン(42分)、ファイサル・ロスリ(44分OG)
 ホームゲームとなった6月22日の第1戦を3-1と勝利したパハンFAは、この準決勝第2戦に備え、6月25日に行われたマレーシアフットボールリーグMFL1部スーパーリーグのスランゴールFA戦には主力の一部を休ませる布陣で臨みました。(結果はスランゴールFAに2-5で惨敗)そこまで準備周到に用意したドラー・サレー監督でしたが、その策略は功を奏さず、FAカップ連覇もかかっていたパハンFAは準決勝敗退となりました。
フェルダ・ユナイテッド3-2クダFA(3-3)
得点者:フェルダ・ユナイテッド-チアゴ・ジュニオール(65分)、チャントゥル・スピア(72分)、ハディン・アズマン(90分)、クダFA-フェナンド・ロドリゲズ(26分PK)、ファルハン・ロスラン(38分)
 スーパーリーグでは最下位のフェルダ・ユナイテッドですが、チームの愛称「ファイターズ」の名に恥じない奮闘を見せ、第1戦と第2戦の通算成績を3-3としたものの、アウェイゴールルールでクダFAが勝ち抜けました。
 フェルダ・ユナイテッドの渡邉将基選手はスタメンでフル出場、池田圭選手は途中出場となっています。
 この結果、7月27日にクアラ・ルンプールのブキ・ジャリルスタジアムで行われるマレーシアFAカップの決勝は、2004年以来3度目の優勝を目指すペラTBGと、2年ぶり5度目の優勝を目指すクダFAの対戦となりました。

オーストラリアとインドネシアもWC共催を検討
6月23日に閉幕した東南アジア諸国連合ASEANの首脳会談サミットの際に、タイのプラユット・チャンオチャ首相が国際サッカー連盟FIFAワールドカップの2034年大会の立候補をアセアン各国と合同で行うことを表明しましたが、そのASEANにも加盟しているインドネシアが隣国オーストラリアと2034年ワールドカップ共催を検討しているとAFP通信が伝えています。
 記事の中でインドネシアサッカー協会のスポークスマンは、当初はタイとの共催を模索したものの話がまとまらなかったため、オーストラリアとの共催を検討したとし、既に両サッカー協会は具体的な話し合いを始めているし、また両サッカー協会は2021年のFIFA U20ワールドカップの共催も検討しているとしています。アセアンによる共催の検討が発表されたわずか数日後のこの発表について、オーストラリアサッカー協会からはコメントが取れていないようですが、インドネシアサッカー協会はアセアン10カ国による共催とオーストラリアとの共催を天秤にかけているのでしょうか。
 アセアン10カ国による共催については、マレーシアサッカー協会FAMのダト・ハミディン・モハマド・アミン会長も実現が難しいとし、現実的には3から4カ国による共催案がより現実的ではないかと述べています。

U19代表監督交代は吉と出るか凶と出るか
英字紙ニューストレイトタイムズの電子版が、FAMがボジャン・ホダックU19代表監督との契約の更新を行わなかったことを懸念する記事を掲載しています。
 昨年2018年のアセアンサッカー連盟AFFU19選手権で初優勝、さらにアジアサッカー連盟AFCU19選手権本戦に12年ぶりの出場を果たすなど、FAMが求めた結果を全て残してきたホダック元監督の契約更新が行われなかった理由は謎のままですが、歯に衣着せぬ言動でFAMと衝突することも度々あったことから、その辺りが理由ではないかとしています。
 後任にはオーストラリア出身のブラッド・マロニーU23代表コーチが監督代行に指名されています。マロニー監督代行はU23代表のコーチとしてオン・キムスイU23代表監督を支えながら、U19代表の監督代行を務めることになっています。U19代表は8月5日から18日までベトナムで行われるAFF U19選手権には連覇がかかり、11月5日から18日までカンボジアで行われるAFCU19選手権予選が控えている一方、U23代表は12月にフィリピンで行われる東南アジア競技大会(オリンピックの東南アジア版)に参加します。これらの大会で好成績を残せない場合、ホダック監督を「解任」したFAMに対するファンの信頼が失われる可能性があります。