4月6日のニュース
アセアンフットサル選手権-マレーシアはブルネイに大勝もタイとインドネシアが引き分けで準決勝出場に黄信号
ルクマン・ハキムがU21リーグで今季2ゴール目を挙げる

アセアンフットサル選手権-マレーシアはブルネイに大勝もタイとインドネシアが引き分けで準決勝出場に黄信号

タイのバンコクで開催中の東南アジアサッカー連盟AFFフットサル選手権に出場中のフットサルマレーシア代表はブルネイを10-0で破り、今回回2勝目を挙げています。グループステージA組のマレーシアは、初戦のカンボジアに辛勝、第2戦となったインドネシア戦では1-5で敗れており、この日の勝利で通算成績を2勝1敗としています。

またこの日はここまでA組1位のタイと2位のインドネシアが対戦し、2-2で引き分けています。この結果、4月5日の日程終了時点でタイが2勝1分0敗(得失差29)で1位、同じ2勝1分0敗(得失差16)のインドネシアが2位、これに3位マレーシアが2勝0分1敗(得失差7)が続き、以下4位カンボジア、5位ブルネイと続いています。

現在3位のマレーシアが各組の上位2チームが進出する準決勝に進むためには今日4月6日のグループステージ最終戦でタイに勝利することが条件となりますが、大会8連覇中のタイの壁は厚く、戦前の予想を覆すためにはマレーシアの選手たちの奮起が期待されます。

ルクマン・ハキムがU21リーグで今季2ゴール目を挙げる

マレーシア代表でもプレーする20歳のルクマン・ハキムが所属するベルギー1部のKVコルトレイクU21のメンバーとしてU21リーグのKVCウェステルロー戦に出場し、今季2ゴール目を挙げています。

U21リーグでは14チーム中最下位のKVコルトレイクU21は、この試合では同9位のKVCウェステルローと対戦し、17分にルクマン選手のゴールで先制すると1度は同点に追いつかれたものの、66分に逆転し、そのまま逃げ切っています。

ルクマン選手はトップチームでベンチ入りしたのは今年2月14日のKベールスホットVA戦が最後で、現在はU21チームで出場時間を重ねているのが現状です。

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東南アジアの年代別代表レベルでは圧倒的に実力を誇っていたこのルクマン選手については期待しているサッカーファンも多く、出場機会がないなら移籍すべき、あるいはマレーシアに戻ってMリーグでプレーするべきなどの声が上がる一方で、育成の仕組みがマレーシアよりも確立していることから出場危害が少なくても残留するべきなどいった声も上がっています。所属するKVコルトレイクは、マレーシア人実業家のヴィンセント・タン氏がオーナーのクラブなので、下手なクラブに移籍するよりは、環境的には恵まれる中で残留し、そこで技術を身につけのも一つの方法だとは思います。スズキカップや先日の参加国対抗などで見る限りは、身体の厚みは増しており、フィジカル面は順調に育っている印象でした。

4月4日のニュース
MFL-新型コロナ陽性者発覚を理由とした試合延期は今後容認せず
MFL-スタジアムの入場者数制限は撤廃
アウェイ戦が続くトレンガヌは日程変更を求めるもMFLは即応せず
代表は5月にブキジャリルで練習試合を予定か

MFL-新型コロナ陽性者発覚を理由とした試合延期は今後容認せず

Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは公式サイト上で声明を発表し、今後は新型コロナ陽性者がチーム内に出た場合でも、それを理由とした試合日程延期の申請は受け付けないことを表明しています。

新たな標準作業手順SOPの一環として導入されるこの方針は、今季のMリーグ運営を滞りなく進めるために必要であると、MFLのスチュアート・ラマリンガムCEOは説明しています。

スチュアートCEOは、3月4日の今季開幕から3月16日までの時点で、Mリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグは第2節、FAカップは1回戦が終わっているが、予定されていた計29試合中、16試合が該当チーム内で新型コロナ陽性者が見つかったことから延期されていると話し、度重なる試合日程の変更が各チームの移動や休息、さらには代表チームの年間計画にも影響を及ぼしていると述べています。

「この措置を続けていけば日程再編が難しくなることに加えて、特に試合前日にホームチーム内で感染者が発覚して延期が決定した場合、既に敵地入りしているアウェイチームにとっては移動費や宿泊費などが全て無駄になってしまうだけでなく、延期後の試合開催にも再び同様の経費が発生してしまい、金銭的な負担が大きくなりすぎる。」と説明したスチュアートCEOは、新型コロナ陽性者に代わり、特例としてセカンドチームやU21、U19などのユースチームから選手を昇格させて出場登録することを認めると話しています。

その一方で、MFLの方針に従わず、勝手に試合延期を決めたチームに対しては、MFL理事会がその延期理由を調査し、延期が正当でないと判断した場合には、不戦敗扱いとする他、相手チームの移動や宿泊などを含めた全ての経費を負担する処分を科すとしています。

なお、対戦する両チームが合意の上で試合延期を希望する場合には、FIFA国際マッチデー期間中に、代表候補合宿に招集されている選手を除いたメンバーで対戦することは可能であるともしています。

また、今季リーグ最終日までにすべての日程を消化できないチームについては、MFLと年間スポンサーとの契約に影響が出るだけでなく、Mリーグ各チームへの分配金や放映権料などにも影響が出ることから、その処分はMFL理事会が最終的に決定するとスチュアートCEOは述べています。

MFL-スタジアムの入場者数制限は撤廃

MFLのスチュアートCEOは、マレーシア政府が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)段階からエンデミック(一定の周期で繰り返される流行)段階への移行を宣言したことを受け、4月1日付けでスタジアムへの入場者数制限を撤廃することを発表しています

マレーシアでは、4月1日からはこれまでと同様に公共の場でのマスク着用は義務付けられているものの、飲食店の営業時間制限や施設の収容人数上限を撤廃するなど、大幅な規制緩和が始まっており、MFLは既にスタジアム内での飲食禁止措置の撤廃と12歳以下の子供のスタジアムでの観戦許可を発表していました。

ソーシャルディスタンスの遵守などは求められるものの、今回のスタジアムへの入場者数制限の撤廃で、また少しかつての日常に近づくことになります。また「密」を避けるためにハーフタイムでの使用が禁されていたトイレも試合中を通して開放されることも併せて発表されています。

アウェイ戦が続くトレンガヌは日程変更を求めるもMFLは即応せず

上でも述べたように、Mリーグの試合はチーム内で試合当日のベンチ入りの半数以上が新型コロナ検査で陽性となった場合は延期が認められてきましたが、その結果として、今季まだ公式戦を1試合も戦っていないのがMリーグ1部スーパーリーグのトレンガヌです。(同じスーパーリーグのスリ・パハンもリーグ戦はまだ1試合もしていませんが、既にFAカップ1回戦を戦っています。)

そのトレンガヌですが、今季開幕前に発表された今季の日程では、開幕戦の第1節から第5節まででホームゲーム1試合、アウェイゲーム4試合となることが発表されました。開幕からの5試合でホームゲームが1試合だけなのはトレンガヌだけだったことから、この日程は自チームにとって不利なものになっているとクラブはMFLに日程変更を求めていますが、その回答が未だに得られていないとマレーシア語紙ハリアンメトロが報じています。

トレンガヌのモハマド・ファドヒル チームマネージャーは、日程が発表になった直後の2月8日にMFLに対して再考を依頼し、その後もその依頼に対しての回答をもとめているものの、MFLからは何の返答もないということです。

なお、当初の予定が変更となり、現在発表になっている日程では、本日4月4日(月)には当初第1節の3月5日に予定されていたスリ・パハン戦、4月6日(水)には第3節のPJシティ戦、4月10日(日)には第4節のJDT戦、そして4月17日の第5節のサラワク・ユナイテッド戦までと4試合連続でアウェイゲームが続き、4月22日の第6節にやっとホーム初戦となります。

昨日4月3日からはイスラム教の断食月が始まったこともあり、毎日の断食明けを家族と祝いたい選手にとっては、断食に入ってからのアウェイ3連戦は特に厳しい日程と言えるかもしれません。なおMリーグ1部スーパーリーグの日程では、トレンガヌ以外にこの時期にアウェイゲームが3連戦となる日程を組まれているチームはありません。.

代表は5月にブキジャリルで練習試合を予定か

サッカー専門サイトのブォケットFCは、マレーシア代表が5月に本拠地のブキジャリル国立競技場で練習試合2試合を予定していると伝えています。対戦国は明らかにはなっていませんが、ヴォケットFCは南アジアと西アジアのチームと交渉中であるという噂があるとしています。

キム・パンゴン監督就任後初の対外試合となったシンガポールでの3カ国対抗では、フィリピンにはアキヤ・ラシド(JDT)の2ゴールで2-0と勝利したものの、シンガポールには1-2で敗れています。また3カ国対抗後にはシンガポール1部リーグのアルビレックス新潟シンガポールとも対戦し、3-0で勝利を収めています。

3月30日のニュース
日本がベトナムに勝てなかったのはムルデカ大会以来らしいですが、ムルデカ大会をご存知ですか

東南アジアの雄、ベトナムがW杯アジア最終予選で日本と引き分け、中国戦での勝利に続き、勝ち点を上げています。日本がベトナムと引き分け以下に終わったのは、1961年のムルデカ大会で南ベトナムに2-3で敗れて以来、実に61年ぶりと言うことですが、ベトナムの勝利のおかげでムルデカ大会まで引き合いに出されるのは嬉しいですね。

ムルデカ大会は、マレーシアの首都、クアラルンプールにあるムルデカスタジアムを会場に開催されてきた国際大会です。近年のマレーシア代表の弱体化もあり、2013年からは開催されていませんが、この大会はマラヤ連邦(現在のマレーシア)の英国からの独立を記念して1957年から始まった歴史のある国際大会です。(ムルデカはマレーシア語で「独立」の意味です。)

日本代表の戦績アーカイブによると、1959年の第3回大会に初出場した日本は川淵三郎氏や平木隆三氏、宮本征勝氏を擁して予選ラウンドに臨みましたが、香港選抜と1-1で引き分け、その後の再戦では1-4で敗れ、決勝トーナメントには進めませんでした。ちなみにこの年のムルデカ大会は、その香港選抜や南ベトナム(まだベトナムが南北分断されていたため。現在のベトナム社会主義共和国区に統一されるのは1976年)に勝利し、インドと引き分けたマラヤ連邦が優勝を飾っています。

このムルデカ大会での日本の最高成績は1963年と1975年の準優勝で、1963年には台湾に、1976年にはマレーシアにいずれも0-2で敗れています。1963年のチームは長沼健監督以下、杉山隆一氏、松本育夫氏らが、また1975年のチームは二宮寛監督、釜本邦茂主将以下、奥寺康彦氏、清雲栄純氏、田口光久氏、永井良和氏らを要するチームでした。当時のメンバーの中には鬼籍に入った方もいらっしゃるので、まさに歴史が感じられる大会です。

日本がこのムルデカ大会に最後に出場したのは1986年ですが、石井義信監督が率いたこのときのチームには木村和司主将以下、松木安太郎、柱谷幸一、都並敏史の各氏ら錚々たるメンバーを擁しています。準決勝でマレーシアと対戦し、アジアの核弾頭こと原博美氏のゴールで先制した日本に対し、昨季はマラッカ・ユナイテッドの監督を務めたザイナル・アビディン氏のゴールで追いつき、やはり昨季はスリ・パハンの監督を務めたドラー・サレー氏のゴールで逆転勝利を飾っています。

このほか、ムルデカ大会関連では、釜本邦茂氏が大会通算ゴール数2位となる22ゴール(出場18試合)も記録しています。

ムルデカ大会に10年ほど遅れて始まった同様の国際招待大会であるタイのキングズカップはリブランディングに成功して、現在も国際大会として開催されています。現在の154位というマレーシアのFIFAランクでは、招待してもなかなか強豪国は参加してくれないでしょうが、それでも伝統あるこのムルデカ大会を是非、復活させてもらいたいと思います。

3月24日のニュース
キム新監督の掴みはOK!今年初の代表戦はフィリピンに快勝

キム新監督の掴みはOK!今年初の代表戦はフィリピンに快勝

シンガポールサッカー連盟FASが主催する3カ国対抗に出場中のマレーシア代表は、初戦となった昨日3月23日にフィリピン代表と対戦して2-0と快勝しています。

同じくシンガポールで開催された昨年2021年12月の東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップでのグループステージ敗退以来の代表戦となったこの試合は、今年1月に就任した韓国出身のキム・パンゴン新監督が率いる初の試合でもありました。キム監督の初戦ということ試合前から先発XI予想がソーシャルメディアで盛り上がっていましたが、蓋を開けてみると以下の通りでした。

GKはキャップ数48のファリザル・マーリアス(JDT)が順当に先発しました。DF陣はタン・チェンホー前代表監督が、その身長の高さからセンターバックで起用していたディオン・クールズ(ベルギー1部SVズルテ・ワレヘム)は本来の右サイドバックに入り、左サイドバックはスズキカップには出場しなかったラヴェル・コービン=オンが復帰、センターバックはシャールル・サアド(JDT)とクザイミ・ピー(ヌグリスンビラン)が入りました。2016年10月以来の代表復帰、しかも当初の招集メンバー30名ではなく、予備招集メンバーだったクザイミ選手の先発起用は驚きでしたが、右利きのシャールル選手が右センターバック、左利きのクザイミ選手が左センターバックという起用だったのではという分析あり、そういった意味では筋の通ったDF陣の人選だったかも知れません。

中盤はシャマー・クティ・アッバ(JDT)が守備的MFに配置され、こちらも2018年以来の代表招集となった34歳のサフィク・ラヒム(JDT)と昨年のスズキカップで2ゴールを挙げているコギレスラワン・ラジ(PJシティ)が攻撃的MFに入りました。

FW陣は、昨季MリーグMVPを獲得した19歳のアリフ・アイマン(JDT)が右ウイング、スズキカップでもゴールを挙げているアキヤ・ラシド(JDT)が左ウイング、そして昨季まではJDTでプレーし、Mリーグでは好調さを見せるシャフィク・アフマド(クダ)がセンターフォワードという3名でした。

先発した11名中7名がJDTというメンバーでしたが、それが功を奏し1点目はJDTコンビが決めています。左サイドのコービン=オン選手からパスを受けたアキヤ選手がゴール前にボールを持ち込み、そこからフィリピンDFをドリブルでかわしてゴールを決め、わずか3分で先制しました。さらに24分にはカウンターからシャフィク選手のパスをこれまたアキヤ選手が決めて、マレーシアが早々と2点を先行しました。マレーシアはその後も好機を得ながらも得点を奪えず、試合はこのまま2-0で終了。キム新監督は初戦で勝利と幸先の良いスタートとなりました。

全体的に動きが緩慢で、試合へのモチベーションも決して高くなさそうに見えたフィリピンが相手だったとは言え、スズキカップで惨敗したマレーシア代表にとって最も必要だった「自信」を得るには十分な試合でした。また監督としての初戦を制したことで、サポーターのキム新監督への評価も期待も高まりそうです。

3カ国対抗の次戦は明後日3月26日のシンガポール戦ですが、ジョホール海峡を挟んで退治するマレーシアとシンガポール両国はかつては同じ国だったこともあり、サッカーではお互いに強烈なライバルです。両国を結ぶ陸路に因んで「コーズウェイダービー」と呼ばれる対戦で、今回のフィリピン戦同様の精神的強さを発揮し、高いパフォーマンスを維持できるかどうかで、マレーシア代表が本当に「自信」を取り戻せたのかどうかがわかりそうです。

シンガポールサッカー協会FAS 3カ国対抗戦
2022年3月23日@シンガポール国立競技場
マレーシア 2-0 フィリピン
⚽️マレーシア:アキヤ・ラシド2(3分、24分)

3月22日のニュース
シンガポール、フィリピンとの3カ国対抗戦出場の代表25名が発表
昨年12月就任のオーナーは早くもペラFCの新たな譲渡先と交渉中
ACLプレーオフ-ポートFCを破った蔚山現代FCがJDTと同組に

シンガポール、フィリピンとの3カ国対抗戦出場の代表25名が発表

マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、3月23日にシンガポールで開幕するシンガポール、フィリピンとの3カ国対抗戦に出場するマレーシア代表チームの25名を発表しています。

3月14日から行われていた合宿前には代表候補30名と予備候補10名が召集されていましたが、合宿開始前に夫人の出産を理由にシャーミ・サファリ(JDT)が辞退し、代わりにクザイミ・ピー(ヌグリスンビラン)が予備候補から合流した他、合宿中の新型コロナ検査で陽性となったダレン・ロック(PJシティ)に代わり、やはり予備候補からザフリ・ヤハヤ(KLシティ)が召集されていました。

その後、ナズミ・ファイズ(JDT)が練習中に鼠蹊部(そけいぶ)を痛めて途中離脱した他、ラハディアズリ・ラハリム(トレンガヌ)も新型コロナ検査で陽性となり隔離となりましたが、キム・パンゴン監督はこの両選手の代わりの選手を招集しませんでした。

この結果28名で行った合宿の結果、ハキミ・アブドラ(トレンガヌ)、シャールル・ナジーム(スランゴール)、ナタニエル・シオ・ホンワン(JDT)が外れ、最終25名が決定しています。代表チームは本日3月22日にシンガポール入りしますが、国外組のディオン・クールズ(ベルギー1部SVズルテ・ワレヘム)とリリドン・クラスニキ(インドスーパーリーグ オディシャFC)はシンガポールで直接チームと合流するということです。

今回発表された25名はこちらです。

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今回発表された28名中、JDT所属選手が11名と最多で、スランゴール、PJシティ、ヌグリスンビランからそれぞれ2名、そしてトレンガヌ、クダ、サバ、パハン、KLシティからはそれぞれ1名、そして海外組はルクマン・ハキム(ベルギー1部KVコルトレイク)、ディオン・クールズ、リリドン・クラスニキの3名となっています。

昨年12月就任のオーナーは早くもペラFCの新たな譲渡先と交渉中

昨年2021年12月にIMC社がその株式100%を取得して新オーナーになったペラFCが新たなオーナーに売却されると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。

突如刷新されたクラブの公式Facebookページでも近々、現在進んでいる交渉は1週間ほどでまとまり、来週中にも新たなオーナーが発表できると告知されています。

ブルナマの取材に対して、ペラFCのヤヌス・ザカリア取締役はブルナマの取材に対して、この事実を認めているということです。

「昨年(2021年)12月にIMC社がペラ州サッカー協会が保持していたペラFCの運営会社であるペラFC社の株式100%を取得していたが、IMC社の経営危機が今年1月に発覚したことから、新たなオーナー候補からのオファーを受け入れる用意がある。」とクラブ公式Facebookには発表されており、新たなオーナーが決定した後は、IMC社はペラFCの運営から完全に手を引く予定であることも明らかにされています。

ACLプレーオフ-ポートFCを破った蔚山現代FCがJDTと同組に

ニュースというには少々古いですが、3月15日にAFCチャンピオンズリーグのプレーオフが行われ、蔚山現代FC(韓国)がポートFC(タイ)を破り、グループステージI組の最後の枠を獲得しています。このI組にはMリーグ代表のJDT、川崎フロンターレ、そして中国の広州FCがおり、JDTは日本、韓国、中国各リーグの悠と対戦することになりました。

2020年ACL覇者の蔚山現代FCは、新型コロナの影響で主力選手を欠く中、この試合がプロデビューとなった19歳のギ・ユンチョイが13分にゴールを決めて先制し、前半を1-0とリードして折り返します。後半に入ると、このギ・ユンチョイと交代で入ったオム・ウォンサンが62分にゴールを決めて追加点、さらに83分にはレオナルドがPKを決めてポートFCを3-0で破り、柏でもプレーした洪明甫(ホン・ミョンボ)監督率いる蔚山現代FCがACLグループステージ出場を決めています。

なおACLのグループステージI組はJDTの本拠地スルタン・イブラヒムスタジアムと「ジョホールバルの歓喜」の舞台となったラーキンスタジアムを会場として開催されます。

3月21日のニュース
JDTオーナーが複数のMリーグクラブに資金援助を行った経験を暴露
リザル・ガザリの「代表招集拒否」の背景をFAMが明らかに
ブキジャリル国立競技場のピッチの張り替えをいつやるか?今でしょ!-JDTオーナー

JDTオーナーが複数のMリーグクラブに資金援助を行った経験を暴露

Mリーグ1部スーパーリーグのオーナーでジョホール州皇太子のトゥンク・イスマイル殿下は良くも悪くもマレーシアのサッカーに絶大な影響力を持つ人物ですが、今回はなんと、これまでに給料未払い問題を抱えるMリーグのクラブに少なくとも5度の資金援助を行ったことを明らかにしています。

マレーシア語紙ブリタハリアンによると、その中にはマレーシアカップ最多優勝を誇る古豪で同じスーパーリーグのスランゴールFCに2度、ペナンFCとスリ・パハンFCに1度、2部プレミアリーグのクランタンFCに1度行った支援も含まれているということです。

現在、給料未払い問題を抱える2部プレミアリーグのペラFCの経営陣から相談を受け、金額は明かさなかったものの、資金援助を行なったことを認めたイスマイル殿下は、メディアの質問に対して今回の資金援助が初めてではないことを明らかにした上で、上記のクラブへの支援をこれまで行なったと話しています。今季2部プレミアリーグに降格したペラFCは、主力選手ほぼ全員が未払い給料を理由に退団しており、今季はU21やU19チームの選手を文字通りかき集めてチームを作っていますが、このチームのコーチや選手たちは昨年2021年8月から7ヶ月間の給料が未払いとなっているとされ、その総額は既に170万リンギ(およそ4830万円)に上るとされています。

マレーシアプロサッカー選手会PFAMの支援者でもあるイスマイル殿下は、これまでこれらの資金援助については公にしなかったため、ほとんど知られていないと話し、疑わしければそれぞれのクラブのオーナーに問い合わせればその事実がわかると話しています。

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個人的にはかなりショッキングなニュースで、イスマイル殿下の発言は爆弾発言では、と思いましたが、マレーシアメディアはイスマイル殿下の発言を淡々と報じているだけです。1クラブのオーナーが同じリーグの他クラブに資金援助を行ったという事実は、いわゆる「利害衝突」とならないのか、という疑問が残りますが、そういった意見は少なくともニュースメディアでは見当たりません。自分の給料を支払ってくれたのがJDTオーナーであることを知った選手が、JDTとの対戦する場合に果たして忖度なしで試合に臨めるのか、また未払い給料で苦しむ選手にとってはありがたい支援であっても、そのような外部の資金に頼らなければクラブを運営できない経営陣の責任は問われないのか、など様々疑問が残りますが、慢性的な未払い給料問題を抱えるマレーシア国内リーグも、またそれを報じるメディアも、問題を解決するという近視眼的な発想のみで、利害衝突について懸念する感覚は麻痺してしまっているのかもしれません。

リザル・ガザリの「代表招集拒否」の背景をFAMが明らかに

3月14日から行われている代表合宿に招集されながら、無断で合宿に参加していないことから代表招集を「拒否」したとして、処分対象となる可能性が取り上げられていたリザル・ガザリ(サバFC)についてはこのブログでも取り上げました。このリザル選手の「代表収集拒否」について、マレーシアサッカー協会FAMのサイフディン・アブ・バカル事務局長は、リザル選手本人からの説明を受けたことをマレーシアの通信社ブルナマの取材に対して明らかにしています。

リザル選手からは近しい親類が病に臥せっており、それが理由で代表合宿に参加できないという説明を受けたと述べたサイフディン事務局長は、3月23日からシンガポールで始まる、マレーシア、シンガポール、フィリピンの3カ国対抗戦に出場する代表チームへの合流の可能性は低いことも明らかにしています。なお代表は3月21日に合宿を切り上げ、翌22日にシンガポール入りする予定です。

しかし代表合宿参加辞退の連絡が遅れた件についてサイフディン事務局長は、キム・パンゴン監督の判断を仰ぐとして、処分の有無などは現時点では決定していないと述べています。当初、代表招集拒否とされていたリザル選手についてサイフディン事務局長は、本日3月21日のFIFA国際マッチデー期間までに代表合宿に合流しない場合には、Mリーグ出場停止や罰金などの処分がリザル選手に課される可能性について言及していました。

ブキジャリル国立競技場のピッチ張り替えをいるやるか?今でしょ!-JDTオーナー(ちょっと古かったかな)

ブキジャリル国立競技場はマレーシア代表の本拠地ですが、その芝の張り替えの費用を肩代わりしたJDTオーナーのイスマイル殿下は、競技場視察後の記者会見での質問に答えたのが上のセリフです。

ブキジャリル国立競技場のピッチを当地ではカウグラスと呼ばれる草から、JDTの本拠地スルタン・イブラヒムスタジアムのピッチと同じ高麗芝の一種であるゼオン・ゾイシアに張り替えることで、代表チームのプレースタイルが展開が速い現代のサッカーにマッチする役に立つだろうと話したイスマイル殿下は、質の良いピッチは質の良いサッカーに直結するとして、国内の他のクラブも同様にゼオン・ゾイシアに張り替えることを望んでおり、その先駆けとしてブキジャリル国立競技場の張り替えに資金援助を行うことにしたと述べています。

「国内のカウグラスのピッチでプレーすることに慣れてしまっている(JDT以外の)代表選手は、国外の良いピッチでプレーする際にぎこちなさが見られる。もしMリーグの全てのクラブのピッチが同じようにゼオン・ゾイシアになれば、選手がどのクラブから集まってもその「ぎこちなさ」が解消されるだろう。」と話したイスマイル殿下は、120万リンギから140万リンギ(およそ3410万円から3980万円)が必要とされる芝の張り替えに加えて、必要であれば更なる資金提供も行う用意があることも明かしています。

なお、およそ4ヶ月を要するとされる芝の張り替え作業は、既にブキジャリル国立競技場で複数のイベント開催が決定していることから、来年2023年の1月から始まるということです。

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今回の芝の張り替えのための資金提供の理由として、ブキジャリル国立競技場で開催された昨季のマレーシアカップ決勝でJDTがKLシティに敗れたことも理由の一つかと記者会見の席で問われたイスマイル殿下は、カウグラスのピッチを持つ他のスタジアムでの試合にJDTが全て勝利し、JDTが昨季敗れたのはホームでのトレンガヌFC戦とマレーシアカップ決勝のみであるとして、そのような指摘は当たらないと答えています。


3月17日のニュース
代表ネタ3題
新型コロナ陽性のダレン・ロックに代わってザフリ・ヤハヤが代表初招集
代表招集拒否のリザル・ガザリは懲罰対象-FAM事務局長
ケガで辞退のナズミ・ファイズの代わりは招集せず-キム代表監督

新型コロナ陽性のダレン・ロックに代わってザフリ・ヤハヤが代表初招集

キム・パンゴン新監督就任後初の代表合宿が3月14日から始まっていますが、今回招集された30名の選手の中から、ダレン・ロック(PJシティ)が新型コロナ検査で陽性となり合宿参加を取りやめています。このロック選手に代わって予備候補メンバー5名の中から、ザフリ・ヤハヤ(KLシティ)が代表初招集されています。

抗原検査に続きPCRでも陽性となったことで、昨年末のスズキカップ前の代表合宿に続き途中事態となったロック選手はフォワード(ストライカー)の選手ですが、代わりに招集されたザフリ選手は中盤の選手です。この点についてキム監督はザフリ選手の能力をもとにミッドフィルダー以外のポジションについても試してみたいと話していると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。

代表招集拒否のリザル・ガザリは懲罰対象-FAM事務局長

上のダレン・ロック以外にも、合宿前にシャーミ・サファリ(JDT)も代表合宿直前に三つ子が生まれて(!)合宿参加辞退を希望し、それが認められています。このシャーミ選手の代わりとして、クザイミ・ピー(ヌグリスンビラン)が2016年10月以来、およそ2年ぶりに代表招集を受けています。

しかし、クザイミ選手の前にやはり予備招集メンバーからリザル・ガザリ(サバ)が招集されたものの、リザル選手がこれを拒否していたことを、キム監督が明らかにし、マレーシアサッカー協会FAMはリザル選手に対して罰金や出場停止などの処分を課す可能性があると、ブルナマが報じています。

FAMのサイフィディン・アブ・バカル事務局長は、現在開催中の代表合宿はFIFA国際マッチデー期間中ではないため、処罰の対象とはならないとした上で、この国際マッチデー期間の3月21日から3月29日も代表合宿に参加しない場合には、FAMの懲罰委員会に諮り、処分を行う可能性があるとブルナマの取材に答えています。

キム監督からリザル選手不在の連絡を受けたことでその招集拒否が発覚したと述べたサイフディン事務局長は、リザル選手および所属するサバから事態についての公式な連絡を受けていないと述べています。また具体的な処分の内容について問われると罰金2万5000リンギ(およそ71万円)やMリーグ出場停止などが課される可能性があるとしています。

キム監督は右サイドバックのシャーミ選手に代わり、同じ右サイドバックのリザル選手を招集したかったものの、リザル選手の招集拒否により、チームではセンターバックのクザイミ選手招集せざるを得なかったことも明らかにしています。

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リザル選手の「招集拒否」が明らかになると、所属するサバはクラブの公式Facebookで声明を発表し、クラブはリザル選手の代表「招集拒否」に関知していないことを明らかにするとともに、クラブとしてリザル選手と話し合いを持ち、「辞退」の詳細をFAMに説明するよう説得するとしています。

ケガで辞退のナズミ・ファイズの代わりは招集せず-キム代表監督

マレーシア代表はクアラルンプールのブキ・ジャリル国立競技場で合宿中ですが、その練習中に鼠蹊部(そけいぶ)を痛めてナズミ・ファイズ(JDT)が、代表を辞退しています。これについてキム代表監督はマレーシアサッカー協会FAMの公式Facebookに声明を発表し、代わりの選手は呼ばず、残る29名で代表合宿を続けることを発表しています。



3月15日のニュース(2)
キム新監督の代表合宿初日は招集メンバー30名中25名が参加

キム新監督の代表合宿初日は招集メンバー30名中25名が参加

3月14日から始まった代表合宿の初日の練習には招集されたメンバー30名中、25名が参加したと、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。

キム・パンゴン監督就任以来初の合宿がクアラルンプールにある代表の本拠地、ブキ・ジャリル国立競技場で始まっています。FIFAの国際マッチデー期間に行われるキム監督初の試合となるシンガポール戦とフィリピン戦に向けての合宿ですが、30名のメンバーの内、カイリ・ジョーンズ(ヌグリスンビラン)は新型コロナ検査で陽性となったことから隔離中で、サファウィ・ラシド(JDT)は家庭の事情、ダレン・ロック(PJシティ)は体調不良でそれぞれ参加していません。また代表初招集となったナタニエル・シオ(JDT)はブキ・ジャリル国立競技場には来たものの、膝の腫れなどから練習には参加しなかったということです。

また海外組のリリドン・クラスニキ(インドスーパーリーグ、オディシャFC)とディオン・クールズ(ベルギー1部SVズルテ・ワレヘム)は、シンガポールでチームに直接、合流する予定になっています。

なお当初招集されていたシャーミ・サファリ(JDT)は、生まれたばかりの三子の子どもと過ごすことを決めて代表を辞退し、予備招集メンバーから同じDFのリザル・ガザリ(サバ)を招集しようとしたところリザル選手も辞退したことから、やはりDFのクザイミ・ピー(ヌグリスンビラン)が招集されています。。

初日の連取を終えて会見したキム監督は、この日の練習目的を連戦となる試合のためのコンディショニングが中心であるとし、本日3月15日の練習から戦術面の練習に入ると述べた他、チームに対して1時間以上に及ぶミーティングを行ったことも明らかにしています。また自身の監督就任後、初の練習ということで代表チームの印象を問われたキム監督は、選手一人一人の質は高い一方で、自信を持ってプレーできていない印象があると話し、合宿中には練習を通して自分たちのサッカーに自信を持たせるようにしたいとしています。

マレーシア代表は今回の合宿を3月21日まで行った後、翌3月22日にシンガポール入りし、23日にはシンガポールと、26日にはフィリピンと国際Aマッチを行なった後、28日にはシンガポール1部で今季は李忠成選手が加入したアルビレックス新潟シンガポールとも練習試合を行う予定になっています。


3月11日のニュース
キム監督就任後初の代表合宿招集メンバー発表
JDTオーナーが国立競技場の芝張り替え費用を肩代わり

キム監督就任後初の代表合宿招集メンバー発表

今年1月に就任したキム・パンゴン新監督が初めて行う代表合宿の招集メンバー30名と予備招集メンバー10名がマレーシアサッカー協会FAMの公式サイトで発表されています。

昨年2021年12月に行われた東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップでグループステージ敗退と惨敗した代表チームからは24名中14名が選ばれています。なおこの14名の他、スズキカップに出場したリザル・ガザリ(サバ)が予備招集メンバーに入っています。

3月14日から3月21日までブキ・ジャリル国立競技場で行われる合宿を終えた代表は3月22日にシンガポール入りし、3月23日にはフィリピン代表と、同26日にはシンガポール代表といずれもシンガポール国立競技場で対戦し、さらに3月28日にはなぜかシンガポール1部リーグのアルビレックス新潟シンガポールとの練習試合も予定されています。

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キム監督は過去数年間の代表でのプレー経験などを参考に選手を専攻したことを明らかにしており、顔ぶれに大きな変化はありません。実際の選手のプレーも今季のMリーグ開幕からまだ2節しか消化しておらず、今回の代表戦とその後のリーグでのプレーから、アジアカップ予選のメンバーを選ぶことになりそうです。

代表合宿(3月14日から3月21日まで)の招集メンバー

氏名ポジション年齢所属
1ファリザル・マーリアスGK36JDT
2*シャーミ・サファリDF24JDT
3*アイディル・ザフアンDF35JDT
4*シャールル・サアドDF29JDT
5ラヴェル・コービン=オングDF31JDT
6シャマー・クッティ・アバMF26JDT
7ナタニエル・シオMF22JDT
8ナズミ・ファイズMF28JDT
9サフィク・ラヒムMF35JDT
10*アリフ・アイマンFW20JDT
11*サファウイ・ラシドMF25JDT
12*アキヤ・ラシドMF23JDT
13モハマドゥ・スマレMF28JDT
14ラマダン・サイフラーFW22JDT
15*カイルラアズハン・カリドGK33SEL
16*クエンティン・チェンDF23SEL
17シャルル・ナジームDF23SEL
18ラハディアズリ・ラハリムGK21TRG
19ハキミ・アブドラFW23TRG
20*ファイサル・ハリムFW24TRG
21*カラムラー・アル=ハフィズGK27PJC
22*コギレスワラン・ラジFW24PJC
23ダレン・ロックFW32PJD
24*シャフィク・アフマドFW27KDA
25*ドミニク・タンDF26SAB
26カイリ・ジョーンズDF33NSE
27ノー・アザム・アジーMF27PHG
28*ルクマン・ハキムFW20KVコルトレイク
29*ディオン・クールズDF26SVズルテ・ワレヘム
30リリドン・クラスニキFW30オディシャFC
*はスズキカップ2020に出場した代表のメンバー
SEL-スランゴール、TRG-トレンガヌ、PJC-PJシティ、KDA-クダ、SAB-サバ
NSE-ヌグリスンビラン、PHG-パハン。KVコルトレイクとSVズルテ・ワレヘムはベルギー1部、オディシャFCはインドスーパーリーグのクラブ

代表合宿(3月14日から3月21日まで)の予備招集メンバー

氏名ポジション年齢所属
1ケニー・パッラジMF29KLC
2アクラム・マヒナンMF29KLC
3ハディン・アズマンFW28KLC
4ザフリ・ヤハヤMF28KLC
5シャイハン・ハズミGK26NSE
6クザイミ・ピーDF29NSE
7*リザル・ガザリDF30SAB
8R・ルヴェンティランFW21PJC
9ハズワン・バクリFW31JDT
10ノーシャルル・イドラン・タラハFW36SWU
*はスズキカップ2020に出場した代表のメンバー
KLC-KLシティ、NSE-ヌグリスンビラン、SAB-サバ、PJC-PJシティ、SWU-サラワク・ユナイテッド
JDTオーナーが国立競技場の芝張り替え費用を肩代わり

マレーシアのサッカーで問題点の一つとして挙げられるのがピッチの悪さです。Mリーグで異称されるスタジアムの大半では芝の代わりにカウグラスと呼ばれる草が使われており、この草によってピッチが均等に平らにならず、パスサッカーに向かないなどの批判があります。代表が使用するブキ・ジャリル国立競技場もそのカウグラスを使用していましたが、そのピッチ改修にあたり、JDTオーナーのトゥンク・イスマイル殿下がその費用を負担すると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。

イスマイル殿下はJDTの公式Facebookで、ブキ・ジャリル国立競技場のピッチをJDTの本拠地であるスルタン・イブラヒムスタジアムで使われているゼオン・ゾイシア種の芝で張り替え、その費用を肩代わりすることを明らかにしています。「国際試合では良いピッチで試合ができるよう、既に(ブキ・ジャリル国立競技場を管理する)マレーシア・スタジアム社を支援するようにJDTの経営陣に指示を行なった。」という投稿を行ったイスマイル殿下は、ピッチ張替えに際しては、十分な管理と、サッカー以外のイベントでのピッチ使用については、ピッチ維持が保証できるような方法でのみ行うことを条件として、既に張り替え費用支払いの小切手にもサイン済みということです。

ブキ・ジャリル国立競技場については、昨年2021年3月にカウグラスから芝への張り替えに1000万リンギ(およそ2億7700万円)がかかると報じられ、結局は予定されていた張り替えは行われませんでした。

キム・パンゴン監督率いるマレーシア代表は今月のシンガポール遠征後、6月のAFC選手権アジアカップ2023最終予選をトルクメニスタン、バーレーン、そしてバングラディシュを相手にこのブキ・ジャリル国立競技場を会場として戦うことになっています。

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国内はもちろんアジアでもトップクラスであるJDTのスタジアムのピッチの維持や管理については日本人の廣井功一氏が関わっているのは知る人ぞ知るですが、この廣井氏についても、いつかこのブログで取り上げてみたいと思います。

3月8日のニュース
フットサルリーグはスランゴールMACが3年越しの連覇達成
FAカッププレーオフ-M3リーグのBRM FCとブキット・タンブンFCが1回戦進出
タイ1部リーグ第23節-エルドストールは2戦連続ベンチ外でチョンブリーは2戦連続引分け

フットサルリーグはスランゴールMACが3年越しの連覇達成

国内フットサルリーグのマレーシアプレミアフットサルリーグMPFLは3月4日から6日にかけて第8節が行われ、最終節第9節を残して、スランゴールMACが2季連続となる優勝を決めています。

第1節の試合会場となったスランゴール州が大雨に見舞われ、一部地域では洪水となったことから当初の予定より1週間遅れて今年1月14日に開幕したMPFLは、開幕直前にサバとマラッカが出場を取りやめたことから15チームが優勝を争いました。

第8節でスランゴールMACは、いずれも同じスランゴール州を本拠地とするシャーアラム・シティを1-0、スランゴールTOTを3-2で破り、勝点を36としています。ジェラール・カサス監督(スペイン)率いる2位のパハン・レンジャーズも今節はマレーシア国軍を相手に7-1と大勝したものの、勝点は32となり、最終節第9節にスランゴールMACとの直接対決が控えていましたが、その試合に勝ってもスランゴールMACには勝点で及ばないことが決定し、2019年シーズンに続き、2季連続の2位が確定しています。

FAカッププレーオフ-M3リーグのBRM FCとブキット・タンブンFCが1回戦進出

2年ぶりの開催となったマレーシアFAカッププレーオフの2試合が行われ、BRM FCとブキット・タンブンFCが勝利し、1回戦選出を決めています。ペラ州クアラカンサーに本拠地を持つBRM FCはクアラルンプールに本拠地を持つトゥン・ラザク・シティFCに2-1と逆転勝ちで、またペナン州ブキット・タンブンに本拠地を持つブキット・タンブンFCはプトラジャヤに本拠地を持つイミグレーションFCを延長の末、同じ2-1のスコアで破っています。

1回戦進出を決めた両チームですが、BRM FCはMリーグ1部スーパーリーグ8連覇中のJDTと3月13日に、ブキット・タンブンFCは同じペナン州に本拠地を持つスーパーリーグのペナンFCと3月11日にそれぞれ1回戦で対戦します。

新型コロナの影響で2020年、2021年と開催されなかったFAカップですが、今年は規模を縮小して、スーパーリーグの12クラブ、Mリーグ2部プレミアリーグの7クラブ、そしてM3リーグの15クラブによる34チームで開催されています。プレーオフ2試合はいずれもM3クラブの対戦でしたが、残る11クラブは1回戦から登場します。

タイ1部リーグ第23節-エルドストールは2戦連続ベンチ外でチョンブリーは2戦連続引分け

タイ1部リーグ第23節が3月4日から6日にかけて開催され、マレーシア代表のDFジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・マデル・アマラン・マデルネル)が所属するチョンプリーFCはチェンマイ・ユナイテッドFCに1-1で引き分けて、前節より順位を一つ下げて6位に後退しています。

2022年3月4日@700周年記念スタジアム
チェンマイ・ユナイテッド 1-1 チョンブリーFC
ジュニオール・エルドストールは前節第22節に続き、今節もベンチ外でした。試合は47分にユ・ビョンスが同点ゴールを決めて、2試合連続で引き分けています。
(試合のハイライト映像はタイリーグの公式YouTubeチャンネルより)

タイ1部リーグ順位表(第23節終了時)

順位チーム得失差勝点
1ブリーラムU2317342754
2BGパトゥムU231194942
3バンコクU2311761440
6チョンブリーFC2410771337
順位は上位3チームとマレーシア人選手が所属するチョンブリーFCのみ表示しています。