6月30日のニュース:FAMは8月半ばのリーグ再開案を目指し身体接触を含めた練習許可を申請へ、Mリーグ3部と4部は来季からFAMが運営、AFCU19選手権出場の代表に新戦力参加か

FAMは8月半ばのリーグ再開案を目指し身体接触を含めた練習許可を申請へ
 マレーシアサッカー協会FAMは8月半ばのリーグ再開を目指して、身体接触を含む練習の許可申請を青年スポーツ省に行う予定であると、英字紙ニューストレイトタイムズNST電子版が報じています。
 FAMのハミディン・アミン会長がNSTとのインタビューで、7月半ばからの身体接触を含む練習再開許可を青年スポーツ省に対して近々、申請すると話しています。
 Mリーグ1部および2部のクラブの多くが先週から、社会的距離を維持した上で、少人数ごとに行う身体接触を含まない第一段階練習を再開しています。また青年スポーツ省は2021年の東京オリンピック出場を目指す他の競技の選手たちに対しては、標準作業手順SOPを遵守した上での通常練習を6月28日から許可したこともあり、FAMも身体接触を含み、より実践的な練習が可能になる第二段階練習の実施に向けて動き出すことにしたということです。
 「Mリーグの各クラブは身体接触を含まない第一段階練習を始めており、今後の数週間で問題が起こらなければ、7月第2週あるいは第3週からの身体接触を含む練習の許可を青年スポーツ省に申請する予定である。こちらの希望通りに許可が出れば、身体接触を含めた練習だけでなく練習試合も可能となり、そこから1ヶ月程度で実戦感を取り戻した上で8月半ばのリーグ再開を目指したい。当初予定していた9月1日よりもリーグ再開が早まれば、試合日程に余裕が出るだけでなく、10月からFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選が再開する代表チーム参加選手の負担も少なくなる。」と話すハミディン会長ですが、複数の監督が希望しているサポーターのスタジアム観戦の許可については、リーグ再開が最優先であり、スタジアムへの入場許可はリーグ再開が実現した後に検討するとしています。

Mリーグ3部と4部は来季からFAMが運営
 国内リーグMリーグの3部にあたるM3リーグと同4部のM4リーグが来季2021年シーズンよりマレーシアサッカー協会FAMの主催によって行われる予定であると、英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。
 現在のM3リーグとM4リーグは、Mリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグを主催するマレーシアフットボールリーグMFL傘下のアマチュアフットボールリーグAFLが主催しています。
 これを発表したAFLのチェアマンでもあるFAMのユソフ・マハディ副会長は、MFLは1部スーパーリーグ、2部プレミアリーグ、FAカップ、マレーシアカップといったプロリーグの運営に注力し、セミプロリーグのM3リーグとアマチュアリーグのM4リーグはFAMが運営するという構造にすることが目的であるということで、MFLは既にこれを了承しており、今後開催されるFAMの執行委員会による承認を経て、正式決定するということです。
 M3リーグはかつてはFAMカップという名称で、FAMが運営していた時期もあるため、ユソフ副会長はM3リーグをFAMが再び主催することには問題はないと考えていると話しています。

AFCU19選手権出場の代表に新戦力参加か
 マレー語紙ブリタハリアン電子版は、英国プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(BAHAFC)のU19チームに所属するジャミ・クレシュのU19代表参加が可能になったと報じています。
 現在17歳のクレシュ選手は英国生まれながら母親がマレーシア人であることから、マレーシア代表としてのプレーが可能です。父親でイラク出身のペルヴィズ・クレシュ氏はブリタハリアンによるソーシャルメディアを通じてのインタビューに対し、クレシュ選手が10月に開催されるAFC U19選手権に出場するマレーシアU19代表に正式に招集されることがあれば、所属クラブのBAHFCは代表参加を許可する用意があると答えています。
 またU19代表のチームマネージャーを務めるカマルル・アリフィン・モハマド・シャハル氏も、クレシュ選手をU19代表に招集したいとも話しています。
 さらにアリフィン氏は、アメリカ生まれのワン・クズリ・ワン・カマルの招集も決定しており、マレーシアサッカー協会FAMがその手配を行っている最中であることも明かしています。

6月21日のニュース:U19代表はAFC選手権前に国外遠征実施か、今年のスズキカップは前回同様のホームアンドアウェイ形式で開催、UAEの国内リーグの今季中止が決定

U19代表はAFC選手権前に国外遠征実施か
 マレーシアの通信社ブルナマは10月にウズベキスタンで開催されるアジアサッカー連盟AFC U19選手権に出場するマレーシアU19代表が、大会前に国外での練習試合を行う可能性を報じています。トルコでの4カ国対抗大会に出場する可能性を報じています。
 チームマネージャーのカマルル・アルフィン・モハマド氏はトルコのアンタルヤで開催される4カ国対抗大会への招待を受けていることを明かしています。ただし現在はマレーシア人の海外渡航が原則として禁じられていることから、出場するか否か、また国外遠征が可能かどうか関して国家安全保障委員会に意見を求めているとしています。
 カマルル・アルフィン チームマネージャーは「10月2日から9日の予定で開催されるトルコでの大会については、参加が確定しているわけではなく、現在も議論が続いており、国外の大会に参加が可能かどうかについて国家安全保障委員会の意見を待っているところである。」「すべてのサッカー活動は国家安全保障委員会の標準作業手順SOPに沿って行う必要があり、何も確定していない」と話しています。
 さらにカマルル・アルフィン チームマネージャーは、U19代表候補合宿は今月末から行うことが予定されており、完全隔離型で行うこと、またアメリカ在住のワン・クズリもこの代表候補合宿に参加することも明かしています。

今年のスズキカップは前回同様のホームアンドアウェイ形式で開催
 マレーシアのサッカー専門サイトのヴォケットFCによれば、今年11月から始まる東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップは、昨年同様の形式で行われることが決定したということです。
 新型コロナウィルスの感染者も少なく、他国ではリーグ中止や無観客試合が行われる中、世界で最初に観客を入れて国内リーグを開催したベトナムが、今年の大会全試合を同国で行う一国開催を提案していましたが、AFFはスズキカップ開催時期までには新型コロナウィルス感染も下火になるとの予想から、昨年同様、グループステージは変則ホームアンドアウェイ方式、ノックアウトステージはホームアンドアウェイ方式を採用することを決定したということです。なおグループステージの変則ホームアンドアウェイ方式では、各国がいずれも異なる相手とホームで2試合、アウェイで2試合を行います。前回2018年大会のグループステージではベトナム、ミャンマー、カンボジア、ラオスと同組となったマレーシアは、ラオスとミャンマーとはホームで、ベトナムとカンボジアはアウェイでそれぞれ対戦し、3勝1敗でノックアウトステージへ進出しました。
 またAFFは今大会に限り、各チームの登録選手枠を前回の23名から30名とすることも発表しています。

UAEの国内リーグの今季中止が決定
 アラブ首長国連邦UAEの1部リーグアラブガルフリーグは、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて3月15日から中断していましたが、UAEサッカー協会UAEFAが今季のリーグ中止決定を発表したことを英字紙スター電子版が報じています。
 UAEは10月再開予定のFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選でマレーシアと同組であり、再開後の初戦となる10月8日にマレーシアはUAEとのアウェイ戦を控えています。
 マレーシアメディアやサポーターの中には、このリーグ中止決定により、試合感覚を養う機会がなくなることで、マレーシア に有利に働くのではないかという論調があり、しかもUAEは昨年2019年に12月22日にファン・マルワイク前監督に代わって就任したのがセルビア人のイヴァン・ヨヴァノヴィッチ監を解任しており、現在は代表監督が不在です。
 しかしマレーシア代表のタン・チェンホー監督は、リーグ中止が決定したことで長期に渡る代表候補合宿を行うことができ、近々発表されるとする新監督もチームを把握し強化するのに十分な時間が得られるとして、むしろ今よりもチームが強化されるのではないかという見通しを述べ、楽観的な論調に釘を刺しています。
 「UAEはアジアでもトップクラスの実力があるだけでなく、さらに10月の予選再開からは3名の帰化選手も加わると聞いている。また予選グループDの4位となっているUAEは、これまで消化した試合数が他国よりも1試合少なく、現在の順位にプレッシャーは感じていないだろう。」

6月19日のニュース:AFC U19選手権グループ発表-マレーシアはカタールらと同組、FAMはリバプールFCとの親善試合中止を決定、代表監督はベトナムの「心理戦」を警戒

AFC U19選手権グループ発表-マレーシアはカタールらと同組
 10月14日から31日までウズベキスタンで開催されるアジアサッカー連盟AFC U19選手権の組み合わせ抽選がクアラルンプールで行われ、マレーシアはカタール、イエメン、タジキスタンと同組のグループDへ回ったことがAFC公式サイトで発表になっています。
 2大会連続出場となるマレーシアは、前回2018年大会でもグループステージではグループDとなり、このときもタジキスタンと同組でした。また、このグループDで2014年大会優勝、前回2018年大会はベスト4のカタールが最大のライバルとなりそうです。
 前回優勝のサウジアラビアはオーストラリア、ベトナム、ラオスと、また準優勝の韓国は日本、イラク・バーレーンと同組になっています。
 なお、前回大会のマレーシアの戦績は、サウジアラビアに1-2、タジキスタンに1-1、中国に0-2の1分3敗でグループステージで敗退しています。ちなみにマレーシアの2点はいずれも現在はJ2岡山に所属するハディ・ファイヤッドが決めています。
(各グループの組み合わせ。マレーシアサッカー協会のFacebookより)

FAMはリバプールFCとの親善試合中止を決定
 マレーシアサッカー協会FAMのハミディン・モハマド・アミン会長は、リバプールFCとMリーグオールスターの親善試合を予定していたものの、新型コロナウィルスの影響で中止になったことを明かしていると、マレー語紙ブリタハリアン電子版が報じています。
 これまで公表されていなかったこの親善試合について、ハミディン会長は「あなたが質問してFAM会長が答えます」企画の映像で明らかにしています。(リバプール戦中止のコメントは20分19秒から26秒)
 FIFAの国際マッチデーとは別の期間に行われる予定だったということで、フル代表の練習日程には影響を及ぼさないように設定されたということですが、新型コロナウィルスには勝てなかったようです。
 なおリバプールは2015年にもマレーシア選抜と親善試合を行なっており、その時は1-1の引き分けでした。
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 6月11日のブログに既に掲載したこの映像の中でのハミディン会長のコメントを私が聞き逃していたようです。イギリスの植民地だったことも影響しているのかもしれませんが、マレーシアではMリーグよりも英国プレミアリーグの方があるかにファンが多く、マンUに続いてリバプール戦も中止となったことで悲しむファンも多そうです。

代表監督はベトナムの「心理戦」を警戒
 同じブリタハリアン電子版は、今年10月に再開されるFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選に向けて、マレーシアと同組のベトナムが心理戦を仕掛けていると報じています。
 ベトナム国内のメディアは、ベトナムサッカー協会VFFはコソボ出身のリリドン・クラスニキがマレーシアで二人目の帰化選手としてフル代表に加わることで、代表チームの戦力が大幅にアップすると予想しているという記事を掲載しているということですが、ブリタハリアンは、代表のタン・チェンホー監督がこれをVFFによる心理戦だとし、そういった話に惑わされないようにする一方で、ベトナムだけでなく同組のタイ、アラブ首長国連邦の情報を今後も収集していくつもりであると述べています。
 「予選グループ首位のベトナムはこの機会を活用して、心理戦を仕掛けてきているように思える。他国の強化状況を知ることも重要だが、まずはマレーシア代表自体が試合に向けて十分な準備をすることが最も重要だと考えている。」と話すタン監督は、マレーシア同様、ベトナムもチェコ生まれの帰化選手による補強の準備をしているという情報を得ているとしています。 

6月14日のニュース:FAMはサッカー活動再開の指針を発表、ルクマンはロンドン拠点の代理人会社と契約、JDTオーナーは嫉妬の噂を一蹴、JDTは今季の年間パス購入者に来季の年間パスを無料で進呈

FAMはサッカー活動再開の指針を発表
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、「サッカーに戻ろう」と題したサッカー活動再開のための指針を公表しています。
 この指針はマレーシア国内にあるFAM傘下のサッカーアカデミーを対象にしたもので、現在発令中の経済復興のための活動制限令RMCO下でのマレーシア政府による標準作業手順SOPに基づいたものとなっています。
 この指針では、アカデミーの練習に参加できるのは選手と指導者およびアカデミーの関係者だけとなっており、選手は水分補給用のボトルを各自が用意し、持ち主がわかるように名前を書くこと、練習中に唾を吐かないこと、汚い手で顔を触らないこと、練習後はすぐに手を洗うことなどが求められています。
 また保護者は選手の送迎以外では練習グラウンドに近づかないこと、また練習中もグラウンド近辺で待機する場合には、原則として車の中からは出ないことが求められています。万が一、保護者が車の外で出る場合でもグラウンドからは3m以内には近づかないこと、また保護者同士は1mから3m程度のいわゆるソーシャル・ディスタンス「社会的距離」を維持すること、またトイレなどを除いて選手が使用する施設を使用しないことなども指針に含まれています。
 指導者に対しては、練習に参加する選手および保護者のアカデミーの選手の年齢や人数、そして練習で使用するピッチの広さに応じて練習中の選手間の距離を決める他、年齢ごとに練習時間を変えること、また練習施設の殺菌や消毒体制の管理が求められています。
 興味がある方のために、FAMによる指針のリンクを以下に貼っておきます。
1)「サッカーに戻ろう」の指針
2)練習に参加する生徒および保護者の情報記録用紙
3)練習グラウンドとその周辺に掲示する標識原本
4)選手および保護者への情報発信用インフォグラフィック
下は「サッカーに戻ろう」プログラムの指針を伝えるFAMの告知

ルクマンはロンドン拠点の代理人会社と契約
 ベルギー1部リーグのKVコルトレイクと5年契約を交わした18歳のルクマン・ハキム・シャムスディンがロンドンを拠点とする代理人会社のEL-EFスポーツ社と代理人契約を交わしたことを、マレー語紙ブリタハリアン電子版が報じています。
 ブリタハリアンによれば、EL-EFスポーツ社が公式インスタグラム上でルクマン選手との契約を発表し「ルクマン選手と一緒に仕事ができること、そしてルクマン選手がプロとしてのキャリアを始めるにあたり、完璧な環境を提供できることを楽しみにしている。」と言うメッセージとともに、複数の写真も掲載しているということです。
 ブリタハリアンは、ルクマン選手はKVコルトレイク以外にもヨーロッパの複数のクラブからも関心を集めているとして、今回の代理人会社との契約により、今後はヨーロッパの選手市場でより良い条件でプレーする機会を得られるようになるだろうとしています。
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 選手の移籍情報などでは、私はドイツのTransfermarkt(トランスファーマルクト)というサイトをよく見るのですが、それによると上の記事に出てくるEL-EFスポーツ社の契約選手は現在、ルクマン選手しかいません。今後のマレーシアを背負って立つかもしれない選手が、そんな怪しい代理人会社と契約して本当に大丈夫なのか、と心配になります。

JDTオーナーは嫉妬の噂を一蹴
 ルクマン選手関連の記事をもう一つ。ルクマン選手がベルギーへ出発することが決まった直後に、Mリーグ1部で6連覇中のジョホール・ダルル・タジムJDTのオーナーでジョホール州皇太子のトゥンク・イスマイル殿下が、ルクマン選手の移籍は単純に選手としての力量によるものではなく、それ以外の力が働いた結果であるとソーシャルメディアでコメントしましたが、これに対してJDTがルクマン選手の獲得に失敗したことによる嫉妬ではないかという意見がネット上に見られるようになりました。
 ブリタハリアン電子版は、こう言った一部のサッカーファンの声に対してイスマイル殿下は、自分はやるべきことがあり嫉妬などしている時間はないとして、嫉妬をしているのではないかと問うファンにはノーと答えた上で、自分のコメントを最後まで読むようにとインスタグラム上で答えていると報じています。
 ちなみにイスマイル殿下のコメントの最後は「成功することを祈っている」「詐欺師に騙されないように気を付けろ」というものでした。
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 ルクマン選手が移籍するKVコルトレイクはマレーシア人富豪のヴィンセント・タン氏が所有するクラブで、タン氏はマレーシア政府とも近いと言われています。ルクマン選手の移籍に何か力が働いたというイスマイル殿下の意見は荒唐無稽なものではないように思えます。また上の記事でも書きましたが、ルクマン選手との契約を結んだロンドンを拠点とする代理人会社の契約選手がルクマン選手だけというのも、イスマイル殿下の「詐欺師に騙されないように気を付けろ」と関連がありそうな気がしなくもありません。

JDTは今季の年間パス購入者に来季の年間パスを無料で進呈
 イスマイル殿下がオーナーのJDTは公式Facebook上で、今季2020年シーズンの年間パス購入者に対して、来季2021年シーズンの年間パスが自動的に付与されると発表しています。
 サポーターの支援に感謝するためとしている告知では、今回の特典の恩恵を受けるサポーターには年間パスを購入した場合に提供されるユニフォームは来季は自動的には提供されないということですが、その代わりに10%の割引価格で来季ユニフォームの購入が可能になるということです。
(下はJDTの公式Facebookで発表された来季の年間パス進呈の告知)

6月11日のニュース:FAM会長がファンの質問に答える、時代のエース候補がついにベルギーリーグへ出発、PDRM FCは4月分までの未払い給料を完済

FAM会長がファンの質問に答える
 マレーシアサッカー協会FAMのハミディン・モハマド・アミン会長がファンからの質問に対して答える「あなたの質問に会長が答えます」企画については、ファンからの質問を募集していることをこのブログでも取り上げましたが、その解答編がYoutube上に公開されました。
 この映像の中でハミディン会長が、Mリーグだけでなく、ビーチサッカーや女子サッカー、そして若手育成に関してなど、現在のマレーシアサッカーに関するありとあらゆる質問だけでなく、「老朽化したFAM本部の建て替え計画はないのか」「次の会長候補は誰か」、さらには「幼い頃に将来なりたかった職業は何か」といった個人的な質問までときにはユーモアを交えながら答えています。
 ところでマレー語紙ブリタハリアン電子版は、この映像の中の質問の一つに焦点を当て、「外国籍選手枠の縮小を検討」といった見出しの記事を掲載しています。
 記事の中では、ハミディン会長がファンからの質問に答えて、Mリーグの将来的な外国籍選手枠の縮小を検討する用意がある、と答えたとしています。
 しかし実際の映像では、質問に対して「その提案は良いですね。考えてみましょう。」と簡単に答えただけで、それ以上は何も言及せずに次の質問に移っており、ブリタハリアンがそれだで見出しにするには、やや「盛りすぎ」の感があります。
 またハミディン会長は、Mリーグ1部と2部のチーム数を増やしてはという別のファンからの提案には、リーグの質を維持するために現状ではチーム数増加は考えていないと話しています。
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 このブログでも何度か取り上げていますが、Mリーグ2部プレミアリーグのケランタンFAがかつて在籍した複数の外国籍選手との間で抱える70万リンギ(およそ1800万円)を超える未払い給料など、外国籍選手の給料がクラブ経営を圧迫している例もありますが、それは各クラブが予算範囲内で外国籍選手と契約をすれば良いだけの話です。Mリーグはマレーシア人選手の育成だけでなく、娯楽でもあり、まさにハミディン会長が述べているような「質」が重要です。
 Mリーグは2009年から2011年の間は外国籍選手の加入が認められていませんでした。これによりマレーシア人選手の出場機会が増えたことと、2010年の東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップの優勝は無関係ではないでしょうが、この頃の国内リーグはコアなサポーター以外からはほとんど支持されない状況でした。
(下はFAMの公式YouTubeチャンネルでのハミディン会長の解答編。外国籍選手枠の質問は17分32秒から35秒までです。なお、全編マレーシア語です。)

時代のエース候補がついにベルギーリーグへ出発
 ブリタハリアン電子版は、ルクマン・ハキム・シャムスディンが所属先のベルギー1部リーグのKVコルトレイクから連絡を受け、いよいよベルギーへ向けて出発する予定であると報じています。
 今年3月に18歳になったばかりながら、昨年2019年の東南アジア競技大会ではU22代表へ飛び級で参加し、主力として出場するなど、将来が嘱望されているルクマン選手は昨年9月に、マレーシア人の富豪ヴィンセント・タン氏がオーナーのKVコルトレイクと5年契約を結んでいます。(正式に契約書にサインしたのは18歳になった今年3月でした。)
 ルクマン選手は本来ならば今春に渡欧する予定でしたが、新型コロナウィルスの影響により先方よりマレーシアでの待機を求められており、現在はスランゴールFCのBチーム、スランゴール2に登録されています。しかし今回、晴れてチームへ合流することになりました。
 なおベルギー1部リーグは5月19日に各クラブとも1試合を残して第29節終了時点でシーズンが終了しており、、21勝7分1敗のクラブ・ブルッヘが優勝、ルクマン選手が加入するKVコルトレイクは9勝6分14敗の11位でした。
 現在は海外渡航が制限されているマレーシアですが、ルクマンセンスは政府への許可を申請し、来週には出発することを期待しているということです。

PDRM FCは4月分までの未払い給料を完済
 Mリーグ1部スーパーリーグのPDRM FCは4月までの未払い給料を完済したと、ブリタハリアン電子版が伝えています。
 マレーシア王立警察が運営するPDRM FCのズルキフリ・ヤハヤ事務局長は、130万リンギ(およそ3280万円)に上る今年4月分までの未払い給料を完済したことを発表しています。
 本職ではマレーシア王立警察副長官でもあるズルキフリ事務局長は、未払い給料問題が取り沙汰される度に名前が挙げられていたPDRM FCについて、「今季2020年シーズン開幕時には未払い給料問題により勝点3を剥奪されたが、所属全選手の4月分までの給料は完済し、トップチームの選手に関しては4月以降の給料についても完済済である。」と述べています。
 またU21のプレジデントカップチームとU19のユースカップチームについては、プレジデントカップチームに所属する警察官でない5名の選手については、両大会が中止となり試合がなくなったことの補償を行う予定であると話し、補償額は給料の25%を最低ラインとしているマレーシアサッカー協会が提示している指針に従って行うとしています。

6月7日のニュース:W杯予選前のチーム練習期間として最低2週間は必要-代表監督、U19代表最大の敵は寒さ、異色の経歴を持つディルガ選手のスーパーリーグまでの道のり

W杯予選前のチーム練習期間として最低2週間は必要-代表監督
 アジアサッカー連盟AFCが延期されていたワールドカップ予選の日程を発表したことを受け、マレーシア代表のタン・チェンホー監督は代表候補合宿を完全隔離型で行うことか許可された場合、最低でも2週間の合宿が必要であると話しています。
 英字紙スターによれば、予選再開後の初戦が10月7日のアウェイでのアラブ首長国連邦UAE戦に決まり、マレーシアサッカー協会FAMが計画している完全隔離型の代表候補合宿について、タン監督は「FAMの計画が承認されれば、チームを集めて重要な試合の準備を行える」と歓迎し、活動制限令MCO期間中に各自が自宅でトレーニングを続けていたとは言え、それでは全く不十分だとして、トレーニングをゼロから始めると考えると最低でも2週間は必要である。」と話しています。
 さらに練習だけでは不十分であり練習試合の必要性も訴え、中止が決まったバーレーンとの練習試合の再検討を求めたいと話しています。「世界中の空港は再開され始めており、UAEとの試合前に中東で練習試合が行うことは可能である。(W杯予選で同じグループにいる)ベトナムは国内リーグを再開させ、タイはリーグ中断中ながら練習は行われている。またUAEの国内リーグも6月10日に再開されると聞いており、(国内リーグ再開の目処が立っていない)マレーシアは他のチームに大きく遅れを取っていることから、やらなければならないとことがたくさんある。」と話しています。

U19代表最大の敵は寒さ
 10月14日から始まるAFC U19選手権に出場するU19代表の最大の敵は寒さではないか、と英字紙スターが報じています。
 今回、AFC U19選手権が開催されるウズベキスタンは、10月の気温が6度から19度とマレーシア人に取っては非日常的な寒さであり、U19代表の選手たちはそのような寒い高校の中ではプレーした経験がありません。
 それでもU19代表のブラッド・マロニー監督は、前任のU23代表コーチ時代の2018年1月に中国で開催されたにU23代表を率いてAFC U23選手権を戦った経験を生かして、現地あるいは近隣諸国に先乗りして選手を寒さに慣らす計画を立てていると話しています。
 2018年のAFC U23選手権に出場したマレーシアU23代表は大会前に韓国のモッポ市で合宿を張り、練習試合を数試合行うなどの寒さに選手を慣らす対策を行いました。
 マロニー監督は、気候がプレーに与える影響は大きいとして、気候に慣れるために先乗りする重要性を主張しています。

異色の経歴を持つディルガ選手のスーパーリーグまでの道のり
 英字紙ニューストレイトタイムズは、Mリーグ1部スーパーリーグのPDRM FCでプレーするディルガ・スルディの移植の経歴を取り上げた記事を掲載しています。
 マレーシア王立警察が運営するクラブPDRM FCでプレーするディルガ選手は東マレーシアのサバ州コタキナバルの出身ですが、マレーシア国内の多くのプロサッカー選手が経験するような、Mリーグのクラブのユースカップ(U19)チームや、プレジデントカップ(U21)チームでのプレー経験がありません。しかも2年前まではMリーグ4部より下になるアマチュア地域リーグでプレーしていたということです。
 「高校時代は州代表どころか(その下の)地域代表が自分がプレーした最高レベルだった。それでも自分が出会った多くのコーチが諦めずに努力することを勧めてくれたおかげで、月給が800リンギ(およそ2万円)の地域リーグのクラブでプレーしていたところを、自分のプレーを見たM3のプチョン・フェルザのナズレルワン・マクモー監督が自分をクラブに招いてくれた。おそらくこれが転機だったのだと思う。そして今年初めにPDRM FCとの練習試合に出場し、そこからPDRM FCのトライアウトに招かれた。PDRM FCからのトライアウト参加を求める電話も、最初は悪戯かと思ったほどだった。」と話すディルガ選手は、高校時代は州代表にも選ばれなかった自分だが、諦めずにプロになる目標を追い続けたことで、今は胸を張って自分をプロサッカー選手と紹介できるようになった。似たような境遇の選手たちにも諦めずに頑張って欲しい。」と述べています。

6月6日のニュース:AFCがW杯予選の日程を発表-マレーシアは10月8日のUAE戦で再開、ワン・クズリのU19代表合流には難題あり、選手は八百長に繋がるような人物の接近に注意すべし

AFCがW杯予選の日程を発表-マレーシアは10月8日のUAE戦で再開
 アジアサッカー連盟AFCの公式サイトでは、FIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼AFC選手権アジアカップ2023年大会予選の新たな日程を発表しています。
 国際サッカー連盟FIFAとの協議を経て決まったとされる新たな日程では、第7節と第8節がそれぞれ10月8日と13日に、第9節と第10節が11月12日と17日に行われる予定になっています。なおこの日程は、FIFAの国際マッチデー期間となる来年2021年3月にW杯アジア最終予選とアジアカップの三次予選を開催できるように設定されているということです。
 なおW杯予選再開にあたりAFCは、今後も予選参加チーム、関係者およびサポーターの安全を確保するために、今後も状況を注視していくとし、新型コロナウィルスの感染状況の変化によっては試合日程の変更を検討することも発表しています。
 なおこの発表により、日程が予定通り行われれば、マレーシア代表は10月8日にアウェイでアラブ首長国連邦と、10月13日にはホームでベトナムと、そして最終戦となる11月17日はアウェイでタイ戦を戦うことになります。なお、現在中断中のアジア二次予選でマレーシアは、UAEやタイを抑えてベトナムに次ぐ予選グループ2位につけています。

ワン・クズリのU19代表合流には難題あり
 両親がマレーシア人ながらアメリカ育ちのワン・クズリ・ワン・カマルのU19代表候補合宿招集について、マレーシアサッカー協会FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は、アメリカを出国できるのかどうか、またマレーシアに入国できるのかどうか、また入国できたとした場合でも、現在、すべての入国者に課せられている2週間の強制隔離期間が代表候補合宿参加に際して必要なのかどうかなどいくつかの問題があると、マレーシアの通信社ブルナマの取材に答えています。
 FAMはU19代表が出場するAFC U19選手権の強化のためにワン・クズリ選手を招集したいと考えていると話すスチュアート事務局長は、ブラッド・マロニー監督率いるU19代表に必要な選手かどうかは監督次第と断った上で、ワン・クズリ選手がチームに加わることで、FIFA U20ワールドカップ予選も兼ねるこのAFC U19選手権に参加するマレーシアU19代表がこの予選を突破できる確率が上がる可能性があると話しています。
 しかしその一方で、代表チームへの自動的に参加となるわけではなく、実際に監督、コーチにその実力を見せる必要があるとも話しています。
 ワン・クズリ選手の兄で、昨年末の東南アジア競技大会に出場したU22代表の候補合宿に招集されながら、書類の不備で大会に参加できなかったワン・クザイン選手を兄に持つワン・クズリ選手は、マレーシア代表でプレーすることを望んでいるということです。

選手は八百長に繋がるような人物の接近に注意すべし
 Mリーグ中断により未払い給料問題に関連した話題が連日報道されていますが、マレーシアプロサッカーコーチ協会の会長を務めるスランゴールFCのサティアナタン・バスカラン監督は、どんなに苦しい状況であっても、八百長とつながるような賭博関係者との接近に気をつけるよう、国際のサッカー選手に呼びかけています。
 マレー語紙ブリタハリアンは、上のような呼びかけを選手に対して行っているサティアナタン会長は、新型コロナウィルスによるリーグ中断でその経営が苦しい多くのクラブにも選手の福利に責任を持つようにも求めています。
 ここ数年は試合を「売る」ような行為を目にしていないと話すサティアナタン会長はその理由として、Mリーグの各クラブは選手の給料を契約通り支払われていたからであり、そういった状況下で選手は八百長に手を染める必要性などなかったと話す一方で、現在のような未払い給料や遅配が起こっている状況は、サッカー賭博の関係者に選手に近づく絶好の機会となっているとも話しています。

6月3日のニュース:FAMは完全隔離型の代表合宿開催を検討、FAMは中止となった国内フットサルリーグ参加クラブに対して給料の一部支払いを指示、ケランタン州FAにFIFAから新たな支払い命令が届く

FAMは完全隔離型の代表合宿開催を検討
 マレーシアサッカー協会FAMは10月に再開予定のFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼AFC選手権アジアカップ2023年大会予選、そして11月に開催予定の東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップに向けて、代表候補選手を完全隔離する形での合宿を検討していると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。
 東京オリンピックを目指すバドミントンやヨットのマレーシア代表チームはは既にこの方式で合宿を行なっており、FAMもこの方式を追随する可能性があるとしています。
 フル代表のほか、U19代表は来年2021年のFIFA U20ワールドカップの予選となるAFC U19選手権(11月2日から、於ウズベキスタン)に出場しますが、FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長によれば、U19代表はオリンピック予選を目指す他の競技団体が採用している標準業務手順SOPに従って、ブキジャリル国立競技場に隣接する国立スポーツセンターでの完全隔離型の代表候補合宿を行う予定だということです。
 またフル代表の合宿に関しては、マレーシア政府の保健省、青年スポーツ省及び国家安全保障委員会の承認を得ることが先決と述べた上で、活動制限令の解除が発表されてから合宿の日程などの検討に入る予定であるとしています。
 オンラインで行われた記者会見の席上、新型コロナウィルス感染を心配して代表招集を辞退する選手が出た場合の対応を尋ねられたスチュアート事務局長は、FAMとしてはあらゆる認可が下りた段階で選手との話し合いを行うとしていますが、最終的にはタン・チェンホー代表監督と選手との話し合いが重要になるだろうと述べています。

FAMは中止となった国内フットサルリーグ参加クラブに対して給料の一部支払いを指示
 FAMは中止を発表したMリーグ各クラブのU21チームが対戦するプレジデントカップ、U19チームのユースカップ、そしてフットサルリーグのマレーシアプレミアフットサルリーグMPFLに参加する各チームに対し、契約書に記載された給料額の最低25%を選手およびスタッフに払うよう命じていると、マレー語紙ブリタハリアン電子版が報じています。
 プレジデントカップとユースカップ、そしてMPFLはいずれも第3節終了後に、マレーシア政府が発令した活動制限令により中断となり、一昨日には主催者であるFAMが中止を発表しています。
 今回の中止決定についてスチュアート・ラマリンガム事務局長は、選手とスタッフの安全を最優先した結果の判断であると話し、所属チームが給料の25%以下しか支払わない場合には、選手にFAMへ申し立てを行うよう求め、FAMの選手地位委員会が対応することを表明しています。

ケランタン州FAにFIFAから新たな支払い命令が届く
 2018年から2019年途中までケランタンFAでプレーしたカッシオ・フランシスコ・デ・ジーザス選手への未払い給料支払いを命じられているケランタン州サッカー協会KAFAに、FIFAから別の選手に対する新たな支払い命令が届いたと、ブリタハリアン電子版が報じています。
 今回支払命令の対象となっているのは、アルビレックス新潟やモンテディオ山形でもプレー経験があるブラジル出身のFWブルーノ・ロペスです。
 KAFAが運営するケランタンFAでは、2018年シーズンにわずか5試合しかプレーしていませんが、契約解除となる前までの未払い給料14万2000リンギ(およそ360万円)を45日以内に支払うことを命じる手紙がFIFAからKAFAに届いたということです。
 カッシオ選手との再交渉が決まり、近々、その支払い方法を提示する予定だったKAFAのフシン・デラマン事務局長は、カッシオ選手の場合と同様に、スポーツ調停裁判所CASに調停を求め、支払い期限の延期を求める予定だと話しています。

6月1日のニュース:Mリーグは8月に再開の可能性も、「マレーシア人選手はタイリーグを目指すべき」-マットヨー、そこでタイリーグでプレーすべきマレージア人選手7人

Mリーグは8月に再開の可能性も
 6月9日に予定されている条件付き活動制限令CMCOの解除が近づいてきました。これまで何度か延長が繰り返されてきた活動制限令も、今回は解除されることが予想されていますが、そうなれば予定を前倒しにして8月のリーグ再開の可能性があると、英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が報じています。
 マレーシア政府の国家安全保障委員会と保険省は今月6月中に、Mリーグ再開時期を決定するとしています。
 マレーシアサッカー協会FAMとMリーグを運営するマレーシアフットボールリーグMFLは4月には、標準業務手順SOPを設けた上で9月のリーグ再開許可をマレーシア政府へ申請しましたが、今月6月9日に予定通りCMCOが解除された場合、7月には通常のチーム練習の再開、そして8月にはリーグが再開される可能性があるとして、各方面と協議に入っているということです。
 また、8月にMリーグが再開となれば日程に余裕ができ、選手のケガや疲労などの不安が解消されるだけでなく、10月に再開予定のFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選にも選手が万全の状態で臨めるなどの利点もあるとしています。

「マレーシア人選手はタイリーグを目指すべき」-マットヨー
 今季からタイ1部リーグのBGパトゥム・ユナイテッドでプレーするマットヨーことノーシャルル・イドラン・タラハは、マレーシア人選手にタイリーグでのプレーを目指すべきと話していると、スポーツ専門サイトのスタジアムアストロが報じています。
 スタジアムアストロに関連するスポーツニュース番組のナディアリーナに出演したノーシャルル選手は、タイを目指すべき理由として給料の支払いが遅延なく行われることを一番の理由に挙げています。「経営陣も練習施設も充実しているが、給料の支払いはMリーグのクラブよりもはるかに確実に行われている。」と話しています。
 実際にMリーグ1部スーパーリーグの選手数名がノーシャルル選手に現地の状況を問合せ、タイでプレーする可能性を考えて情報収集を行っていることも明らかにしています。
 「タイのクラブと同様の環境が得られるのは、マレーシアではジョホール・ダルル・タジムJDTくらいであり、マレーシア人選手はタイでプレーすることを考えるべきだ。」と話しています。
 タイでのプレーに関心があり、ノーシャルル選手に問い合わせてきた選手の中には代表選手も数名いるということです。
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 マレーシア国内ではケランタンFA、JDT、パハンFAなどでプレーし、代表のキャップ数も80を数えるノーシャルル選手。往年のキレは無くなったものの、タイリーグでプレーしてくれていることで、後進への道筋は付けられたということでしょうか。
 なおタイ1部リーグでは、ノーシャルル選手のほか、ドミニク・タンがポリス・テロFCでプレーしています。

そこでタイリーグでプレーすべきマレージア人選手7人
 上のような記事が出るとすぐに関連記事を掲載するサッカー専門サイトのヴォケットFCが今回も早速、やってくれました。
 現時点では東南アジアでトップといえるタイリーグでプレーすべきマレーシア人選手としてヴォケットFCが選んだのは以下の7人です。僭越ながら、その後に個人的なコメントも書いてみました。
1 シャフィク・アーマド(ジョホール・ダルル・タジム)
現時点では国内のトップストライカーとされるシャフィク選手は、国外で揉まれることより良い選手となれるだろうと、ヴォケットFCは評しています。
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FIFAワールドカップアジア二次予選での2ゴールを含め、昨年は代表では5ゴールを挙げる安定したパフォーマンスを発揮しながら、JDTでは絶対的なエースとはなり切れていないシャフィク選手。25歳という年齢を考えると、JDTでのプレーに拘らず、他のクラブで飛躍をして欲しいという思いは私も同感です。

2 ノー・アザム・アジー(パハンFA)
アザム選手はパハンFAと代表の中盤のキープレーヤー。タイリーグでプレーすることで、その実力が磨かれるだろうとしています。
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代表でもレギュラーとして活躍するアザム選手で気になるのはその線の細さ。選手層があまり厚くない代表では、25歳ながら換えの効かない選手なので、タイリーグでプレーして当たりに強い選手になって欲しいです。

3 シャルル・サアド(ペラTBG)
国内でトップのDF(センターバック)は2018年のマレーシアカップ優勝に貢献するなど実績もあります。さらなるレベルアップを目指して国外でプレーするべきとしています。
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個人的にはポカの多い選手という印象が強いシャルル選手ですが、センターバックに人材不足の代表ではやはり欠かせない選手です。27歳という年齢も国外でのレベルアップには最後のチャンスかも。

4 アダム・ノー・アズリン(JDT)
代表ではアイディル・ザフアンとシャルル・サアドの影に隠れることが多いですがアダム選手ですが、国外でプレーすることでワンランク上の選手になってくれるでしょう。
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シャフィク・アーマド同様、24歳ながら代表で準レギュラーとしてプレーしながら、JDTでは絶対的なレギュラーに慣れていないアダム選手に求めたいのは、確実なプレーです。出場機会が増えるなら、是非、移籍を考えて欲しいです。

5 サファウイ・ラシド(JDT)
誰もが認める現時点でのトッププレーヤーは、国外でプレーするべきときが来ています。
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個人的にはタイよりは日本や韓国、あるいはヨーロッパなどもう一つ上のリーグを目指して欲しい、まさにマレーシアのエースです。23歳ながら2年連続リーグMVPを獲得するなど、もうマレーシアで手に入れられるものは全て手に入れたサファウィ選手には、タイを踏み台にしてさらに上を目指して欲しいです。

6 シャミ・サファリ(スランゴールFC)
代表ではマシュー・デイヴィーズ(JDT)と右サイドバックのポジションを争うシャミ選手。国外でプレーすることで不動のレギュラー獲得に近づくでしょう。
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22歳とは言え過去2年間で既に18キャップを獲得しているシャミ選手。2018年のAFF選手権スズキカップ準決勝のタイ戦でゴールエリアの外から決めた美しいゴールはタイ代表の選手の印象にも残っているはずですので、是非、その印象が残っているうちに挑戦して欲しいです。

7 ハリス・ハイカル・アダム・アフカル(スランゴール2)
次世代の代表DF陣の中心となることが期待されている18歳のハリス・ハイカルは、国外でプレーすることで彼の持つポテンシャルを引き出せるのではないでしょうか。
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今回の7人の中で唯一の10代の選手。このブログでも取り上げているルクマン・ハキム・シャムスディンとともにU22代表でもプレーしています。個人的にはタイリーグから、アセアン枠のある韓国や日本でのプレーを目指して欲しい選手です。

5月25日のニュース:クダFAの選手には結局ハリラヤ前に未払い給料が支払われなかったことが明らかに、代表はW杯予選前の準備にMリーグクラブと対戦も、U19代表はアメリカ2部リーグでプレーする選手を招集か

クダFAの選手には結局ハリラヤ前に未払い給料が支払われなかったことが明らかに
 英字紙ニューストレイトタイムズ電子版は、クダFAの選手およびスタッフには、結局、ハリラヤ(イスラム教の断食月明け大祭)前に未払い給料が支払われることはなかったと報じています。
 このブログでも、辞任したムクリズ・マハティール前クダ州首相が辞任前に州政府からクダ州サッカー協会KFAへ200万リンギ(およそ4930万円)の配分を承認したとする記事を取り上げました。またその一部の50万リンギはハリラヤ前に選手およびスタッフに支払われると発表したKFAのアスミルル・アヌアル・アリス名誉事務局長も辞任しており、真相は闇の中です。
 しかしクダFAの数名の選手がソーシャルメディア上でKFAの対応を非難しており、シンガポール出身のシャキル・ハムザは自身のインスタグラム上で、(アスミルル名誉事務局長の発言に対して)「本当だったらよかったのに…。」とコメントし、アズリ・ガニはこれを自身のアカウントでシェアしている他、イファット・アクマル・チェック・カシムは自身の2月以降は全く給料を受け取っていなことをほのめかしています。
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 前州政権が配分を承認した200万リンギが、現政権によって反故にされる可能性もあり、そうなれば、既にモチベーションが下がっているであろうクダFAの選手たちにとって、さらにやる気を失わせる原因になるどころか、クダFAにとっても来季のクラブライセンス獲得の生姜になる可能性もあります。

代表はW杯予選前の準備でMリーグクラブと対戦も
 10月から再開予定とされるFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選前に、代表のタン・チェンホー監督は練習試合の必要性を訴えていますが、新型コロナウィルスの影響により移動制限などが課されている現状では試合を組めていないことから、マレー語紙ハリアンメトロは、Mリーグのクラブが代表の練習試合の相手になる可能性を取り上げています。
 マレーシアサッカー協会FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は、各国の新型コロナウィルスへの対応は異なり、感染拡大を防ぐために外国人の入国を禁じている国もあることから、国外遠征については現時点での日程の確定は難しいと話しています。
 そこで代案として上がっているのは、Mリーグのクラブとの対戦ということです。
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 素人目線では、Mリーグ外国籍選手選抜とマレーシア代表が試合をすれば、国外に出かけていく必要もなく、そこそこ質の高い相手との良いウォーミングアップになりそうだとも思いますし、サポーターの関心も集められそうですが、そう言うわけにはいかないのでしょうか。

U19代表はアメリカ2部リーグでプレーする選手を招集か
 昨年2019年末の東南アジア競技大会シーゲームズに出場するU22大表の合宿に招集されながら、結局は書類不備を理由にマレーシアU22代表に選ばれなかった、MSLのスポーティング・カンザスシティに所属するワン・クザイン・ワン・カマルの弟で、アメリカ2部リーグUSLのセントルイスFCでプレーするワン・クズリ・ワン・カマルが、10月にウズベキスタンで開催されるアジアサッカー連盟AFC U19選手権に出場するU19代表の候補合宿に招集される可能性があると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。
 U19代表のチームマネージャーを務めるカマルル・アリフィン・モハマド・シャハル氏は、現在18際のワン・クズリ選手はマレーシア代表としてプレーするの必要な書類は全部揃っているとブルナマの取材に答えています。
 来年2021年にインドネシアで開催されるFIFA U20W杯のアジア予選も兼ねる今回のAFC U19選手権で、マレーシアは予選を突破しての初出場を目指しています。
 AFC U19選手権予選を全勝で突破したU19代表の選手たちの他、U19を強化するために数名の選手の様子を追跡していると話すカマルル・アリフィン氏は、ワン・クズリ選手がその1人であるとした上で、「両親がいずれもマレーシア人であり、年齢が18歳のワン・クズリ選手はU19代表に参加できる条件を揃えており、さらにワン・クズリ選手本人も代表でプレーすることを望んでいる。」と話しています。
 カマルル・アリフィン氏は、ワン・クズリ選手の他に、U19代表の戦力強化につながるサバ州とマラッカ州出身の2選手を追跡調査していることも明かしています。