2021年12月12日@ビシャンスタジアム(シンガポール)
マレーシア 0-3 ベトナム
得点者:ベトナム-グエン・クアン・ハイ(32分)、グエン・コン・フォン(36分)、グエン・ホアン・ドゥック(89分)
12月6日カンボジア戦、12月9日ラオス戦に続き3連戦となったマレーシアと、12月9日は試合がなく休養十分のベトナムの対戦となったこの試合は、格上のベトナムに対してタン・チェンホー監督は12月9日のラオス戦と同じ先発XIを起用。帰化選手のギリェルメ・デ・パウラらの「高さ」ではなく、アリフ・アイマン、ルクマン・ハキムら若い選手の「速さ」で勝負を挑みました。
試合直後は慎重な入りを見せたベトナムですが、すぐに正確なパスと素早いプレスでマレーシアを圧倒し、試合開始直後からマレーシアは自陣に釘付けになる時間が続きます。ベトナムの猛攻に耐えるマレーシアはカウンターを狙いますが、そこでも素早いプレスを受けてパスが繋がらず、ボールを奪われチャンスが作れない中、23分にはセンターバックで主将のアイディル・ザフアンがケガのため早々と交代となり、マレーシアはさらに押し込まれる場面が多くなります。
そして32分には左サイドから持ち込んだグエン・トゥアン・アンのマイナスのクロスをグエン・クアン・ハイが豪快に蹴り込んでベトナムが先制すると、その4分後にはグエン・クアン・ハイのバックヒールパスを受けたグエン・コン・フォンがマレーシアDFをドリブルで交わして2点目のゴールを決めます。
ベトナムの強固な守備を崩せないマレーシアはそれでも数少ないチャンスでルクマン・ハキム、シャフィク・アフマドがベトナムGKトラン・グエン・マンと1対1の場面を作りますが、得点には至りませんでした。
後半に入るとタン監督はルクマン・ハキムに代えてギリェルメ・デ・パウラを、ムカイリ・アジマルに代えてコギレスワラン・ラジを、71分にはシャフィク・アフマドに代えてシャーレル・フィクリを、シャールル・サアドに代えてアリフ・ファルハンをそれぞれ投入しますが、試合の流れを変えることができませんでした。そしてこの試合を象徴するような88分のゴールは、中盤の選手がパスコースを探している間にベトナム守備陣がしっかりコースを防ぎ、結局、苦し紛れに出したパスをカットされた結果でした。
試合終了後、マレーシアのテレビの解説者はフィットネスレベルの差、とか前線の選手が動いてスペースを作れていない、などコメントしていましたが、その前に個々の選手を比べても速さ、パスの精度が高い上に、約束事を守りチームとして機能しているベトナムとはおそらく100回やっても勝てそうにない印象で、6月のW杯予選で対戦した時よりも両チームはの差はさらに開いているように見えました。
(試合のハイライト映像はスズキカップ2020nの公式YouTubeチャンネルより)
スズキカップ2020- インドネシアはラオスに初得点を許すも2連勝で2位浮上
2021年12月12日@ビシャンスタジアム(シンガポール)
インドネシア 5-1 ラオス
得点者:インドネシア-アスナウィ・マンクァラム(23分PK)、イルファン・ジャヤ(34分)、ウィタン・スレイマン(56分)、エズラ・ワリアン(77分)、エヴァン・ディマス(84分)、ラオス-キダヴォン・スヴァニ
グループステージB組順位
順位 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得失差 | 勝点 |
1 | ベトナム | 2 | 2 | 0 | 0 | 5 | 6 |
2 | インドネシア | 2 | 2 | 0 | 0 | 6 | 6 |
3 | マレーシア | 2 | 2 | 0 | 1 | 3 | 6 |
4 | カンボジア | 2 | 0 | 1 | 1 | -4 | 0 |
5 | ラオス | 2 | 0 | 0 | 2 | -10 | 0 |
グループステージA組順位
順位 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得失差 | 勝点 |
1 | タイ | 2 | 2 | 0 | 0 | 6 | 6 |
2 | シンガポール | 2 | 2 | 0 | 0 | 4 | 6 |
3 | フィリピン | 2 | 1 | 0 | 1 | 6 | 3 |
4 | ミャンマー | 2 | 1 | 0 | 2 | -5 | 3 |
5 | 東ティモール | 2 | 0 | 0 | 3 | -11 | 0 |
スズキカップ2020日程および結果
*既に終了している試合の詳細については、試合結果をクリックするとスズキカップ2020公式サイト(英語)へ飛ぶことができます。
<グループステージA組>
2021年12月5日(日)
東ティモール 2-0 タイ
シンガポール 3-0 ミャンマー
2021年12月8日(水)
ミャンマー 2-0 東ティモール
フィリピン 1-2 シンガポール
2021年12月11日(土)
東ティモール 0-7 フィリピン
タイ 4-0 ミャンマー
2021年12月14日(火)
フィリピン – タイ(17時30分@シンガポール国立競技場)
シンガポール – 東ティモール(20時30分@シンガポール国立競技場)
2021年12月18日(土)
タイ – シンガポール(20時30分@シンガポール国立競技場)
ミャンマー – フィリピン(20時30分@ビシャンスタジアム)
<グループステージB組>
2021年12月6日((月))
カンボジア 1-3 マレーシア
ラオス 0-2 ベトナム
2021年12月8日(水)
マレーシア 4-0 ラオス
インドネシア 4-2 カンボジア
2021年12月12日(日)
ラオス 1-5 インドネシア
ベトナム 3-0- マレーシア
2021年12月15日(水)
カンボジア – ラオス(17時30分@ビシャンスタジアム)
インドネシア – ベトナム(20時30分@ビシャンスタジアム)
2021年12月19日(日)
ベトナム – カンボジア(20時30分@ビシャンスタジアム)
マレーシア – インドネシア(20時30分@シンガポール国立競技場)
<準決勝第1回戦>
2021年12月22日(水)
A組2位 – B組1位(20時30分@シンガポール国立競技場)
2021年12月23日(木)
A組1位 – B組2位(20時30分@シンガポール国立競技場)
<準決勝第2回戦>
2021年12月25日(土)
B組1位 – A組2位(20時30分@シンガポール国立競技場)
2021年12月26日(日)
B組2位 – A組1位(20時30分@シンガポール国立競技場)
<決勝第1回戦>
2021年12月22日(水)
A組2位 – B組1位(20時30分@シンガポール国立競技場)
2021年12月23日(木)
A組1位 – B組2位(20時30分@シンガポール国立競技場)
<決勝第2回戦>
2021年12月29日(木)
準決勝勝者1 – 準決勝勝者2(20時30分@シンガポール国立競技場)
2022年1月1日(土)
準決勝勝者2 – 準決勝勝者1(20時30分@シンガポール国立競技場)