1月25日のニューズ:トレンガヌ・シティFCはMFL2部出場禁止、FAMが紛争解決室開設

トレンガヌ・シティFCはMFL2部出場禁止
マレーシアフットボールリーグMFL2部プレミアリーグは、1部スーパーリーグと同様に2月1日に開幕しますが、このギリギリのタイミングでマレーシアサッカー協会FAMは、給料未払い問題(また!)が解決されていないとして、トレンガヌ・シティFC(TCFC)のプレミアリーグ出場禁止処分を発表しました。2018年には3部リーグにあたるFAMカップ(カップとなっていますが、フォーマットはリーグ戦です)で優勝し、2019年シーズンは2部プレミアリーグに昇格したTCFCですが、2017年から2018年にかけて約98万リンギ(約2600万円)の給料未払いがあり、この問題を2018年9月末までに解決することをFAMより求められていました。
 FAMのスチュワート・ラマリンガム事務局長によると、この未払い問題のため、TCFCは2018年9月のFAMカップ準決勝前に、FAMによりクラブライセンスを剥奪されていたそうです。未払い問題を解決することを約束したTCFCに準決勝、さらには決勝の試合参加を許可したとのこと。しかしその約束は守られず、FAMカップ優勝賞金などの35万5千リンギ(約940万円)もFAMによって凍結されました。これに対して、TCFCの新経営陣は、2019年プレミアリーグ参加が認められれば、給料未払い問題を解決する用意があるとしていましたが、FAMがそれを拒んだ形です
 しかしこの問題は、毎度のことながら選手や監督、コーチが最大の被害者です。シーズン開幕目前ながらTCFCの練習には選手が参加していないという報道もあり、この問題の解決にはTCFC新経営陣とFAMの間で新たな落とし所を見つけない限り、選手、スタッフの苦境が続きそうです。

FAMが紛争解決室開設
上のTCFCの問題だけでなく、このブログではマレーシアでの給料未払い問題を何度も取り上げてきましたが、その解決が迅速に行われることが期待できそうです。FAMは紛争解決室(National Dispute Resolution Chamber、NDRC) がマレーシアに開設されることを発表しました。来月開設されるこの紛争解決室については、この記事がとても詳しいのですが、上記のTCFCのような給料未払い問題が発生した際に、迅速に解決するための組織となりそうです。紛争解決室は、マレーシアフットボールリーグMFLとマレーシアプロサッカー選手会(PFAM)の代理人数名ずつで構成され、現在は両者からそれぞれ候補者を募っているとのことです。以前も書きましたが、マレーシアはアジア最多とされる262件の給料未払い問題を抱えており、FAM単独で解決することは無理なため、今回の紛争解決室開設となったようです。給料解決といった問題が解決することで、胸を張って自らをプロリーグと言えるように成ると思うので、できるだけ早い活動開始を目指してもらいたいです。

1月24日のニュース:ムルデカ大会の参加国が決定か?

2019年のムルデカ大会は近年になく華やかな大会になりそうです。
ムルデカ(merdeka)とはマレーシア語で「独立」の意味。1957年8月31日にイギリスからマラヤ連邦(当時)が独立したことを祝う大会として始まったムルデカ大会は、アジアで最古の国際招待大会と言われています。しかし近年は、国際サッカー連盟FIFAが規定する国際マッチデーの制約やそもそもマレーシアまで出掛けて代表チームが試合をする意味があるのかなどの理由から、8月に各国の代表チームを招いて開催することが難しくなり、最後に開催されたのは2013年、しかも参加したのはホストのマレーシアの他、ミャンマー、シンガポール、タイのU23代表が参加した、完全に地味な地元アセアンの大会でした。しかもその前は2008年開催でしたので、これをアジア最古の大会云々言われても…という有様でした。

しかし2019年のムルデカ大会は、国際Aマッチデーにあたる3月18日から26日の期間に開催されることになりました。しかもマレーシアサッカー協会FAMのスチュアート・ラムリンガン事務局長は、大会参加国の内、1チームはワールドカップ出場経験国、残る2チームは現在、アラブ首長国連邦で行われているアジアカップの出場国であると述べています。ワールドカップ出場経験国については「これまでマレーシアで対戦したことがない国で、2014年のワールドカップに出場し、2018年の大陸間プレーオフで敗退した国」というバレバレのヒント(笑)を出していることから、この条件に当てはまるホンジュラス(FIFAランキング62位)ではないかと予想できます。アジアカップ出場国については何も述べていませんが、以前FAMのテクニカルダイレクターを務めたこともあるスイス人フリッツ・シュミット監督が指揮するニュージランド代表も候補ではないかという報道もあります。

いずれにせよ、2019年のムルデカ大会の参加国はアセアン以外から招くこと、またFIFAランキングがマレーシア(2018年12月は167位)よりの上のチームを招き、チームレベルの向上とマレーシア自身のFIFAランキング改善が目的であることを、ラムリンガン事務局長は明言しています。アセアン以外にこだわらず、今後もマレーシアの前に立ちはだかるであろうベトナムを呼んで、スズキカップのリベンジ(あるいは返り討ち?)などというのも良いと思うのですが、FAMの方々、どうでしょう。

ちなみにこのムルデカ大会については、日本サッカー協会JFAの記録ページによると、1959年の第3回大会から日本が参加したことがわかります。その後も第5回大会(川淵三郎さんがプレーしています)、対戦相手にビルマ(現ミャンマー)やクメール(現カンボジア)などの名前が見られる第14回大会、釜本邦茂、奥寺康彦と言った日本のレジェンドもプレーした第19回大会、最後の出場となった1986年の第30回大会など詳しい情報が掲載されています。これらの記録を読んで、さらにググったところ個人的に一番興味深かったのがこの記事でした。特に写真は必見です。

1月23日のニュース:JDT選手にロレックスの贈り物、パハンは優勝へ向けて自信あり、リー・タックの代表入りへの道筋

JDTの選手とスタッフがロレックスの時計の贈り物を受け取りました。
現在、開幕前の最終調整のためバンコクでプレシーズンマッチを行っているJDTの選手とスタッフに対して、チームオーナーのトゥンク・イスマイル殿下よりロレックスの時計が贈られました。チームに対する貢献に対する感謝の意を表すものとして贈られたそうですが、オーナーにこんなことをされたら選手たちはこれまで以上に頑張るだろうぁ。マレーシアの選手の多くがJDTでプレーしたいと思うのも無理はありませんね。

この写真を見る限りでは、自分の好きなモデルを選ぶことができたのか!?
左からキコ・インサ、シャフィク・アーマド、ファドリ・シャス、コービン=オン、アイディル・ザフアン.の各選手とルシアーノ・フィゲロア監督。皆さん満足そうですね。

パハンはリーグ優勝へ向けて自信あり
今シーズンのJDTの連覇を止めるチームがあるすれば、それは昨シーズン4位に終わったパハンFAがその可能性が最も高いだろうと私は思っています。そのパハンFAのシンガポール人MFサフアン・バハルディンも同じ意見を現地メディアに語っています。(元記事はマレーシア語です)マレーシアが準優勝した2018年スズキカップで復活を遂げたベテランFWのノーシャルル・イドラやマレーシア人選手登録となったガンビア出身MFのモハマドゥ・スマレー、マレーシア代表でもプレーするオーストラリア生まれDFのマシュー・デイビーズといったこれまでのメンバーに加えて、ナイジェリア人FWのディクソン・ヌワカエメが2015年シーズン以来の復帰を果たしました。2014年のマレーシアカップ、FAカップを獲得した強いパハンFAを知っているヌワカエメ選手の復帰は、2018年シーズンに優勝したJDTに12点も離された総得点リーグ5位タイ(12チーム中)という攻撃力不足の解消に寄与することが期待されています。2018年シーズンはFAカップでは優勝したパハンFA、2019年リーグ戦ではどんなプレーを見せてくれるでしょうか。

リー・タックのマレーシア代表入りの条件
イギリス生まれでトレンガヌFCのFWアンドリュー・リー・タック選手のマレーシア代表入りについて、マレーシアサッカー協会FAMのスチュワート・ラマリンガム事務局長がかなり具体的な発言をしています。2018年シーズンのFAMフットボールアウォード表彰で最も人気のある選手Most Popular Playerに選ばれたリー・タック選手は母親がマレーシア出身の華人であるため、マレーシア代表入りについては本人もその気持があることを認める発言をしており、あとは時間の問題と考えられていました。これについてラマリンガム事務局長は、ザンビア出身のモハマドゥ・スマレーの国籍変更をパハンFAがサポートした例を挙げ、FAM自体がリー・タックのための国籍変更申請を行うことはなく、リー・タック本人がそのための行動を取る必要があるとしています。
 両親や祖父母にマレーシア人を持つ外国生まれの選手がマレーシア国籍を取得した後、代表チームに加わるケースはここ数年増加しており、ちょうど今日の記事でも取り上げたマシュー・デイビーズ(パハンFA)、キコとナチョのインサ兄弟やラヴェル・コービン=オン(いずれもJDT)の他、ブレンダン・ガン(ペラTBG)などがいます。

トレンガヌFCのリー・タック選手(トレンガヌFCのFacebookより)

1月22日のニュース:MFLの給料未払い件数はアジア最多、クラスニキはマラッカと契約、JDTは初参戦のACLでは現実的な目標を設定

マレーシアの給料未払い事例数はアジア最多
マレーシアフットボール協会FAMは、選手、コーチによって提起された給料未払いの事例が262件(!)とを発表しています。ただしこの数字はFAMの地位および懲戒委員会が対処したもので、正確な事例数はこれ以上だと考えられています。例えば、以前に取り上げたプルリスFAは、2018年シーズンから18件の未払い事例を抱えており、これに対してFAMとマレーシアフットボールリーグMFLは、60日以内に未払いを解消することを条件に奨励金とし100万リンギ(約2700万円)のみを支給し、もし解消できない場合には本来の奨励金から未払い分を差し引いた金額のみを支給をするとしています。これまで給料未払いの記事を何件かアップしましたが、これほどとは思いませんでした…。各チームとも身の丈に合った経営をしましょうね。(笑)

クラスニキはマラッカ・ユナイテッドと1年契約にサイン
先日、マラッカ・ユナイテッドのザイナル監督との写真がソーシャルメディア上で噂になっていた元クダFAのリリドン・クラスニキ選手が、マラッカFAと正式に契約しました。ザイナル監督はこのクラスニキと、代表チームの主将を長く務めたベテランのサフィク・ラヒムの二人のMFでマラッカ・ユナイテッドの中盤を担うことになるだろうと述べています。

初参戦のACLでJDTは現実的な目標を設定
2014年からスーパーリーグ5連覇中のJDTは、2019年シーズンにAFCチャンピオンズリーグACL本選に初参戦します。これは1967年にACLの前身であるアジア・クラブ選手権にスランゴールが出場し、決勝で敗れて以来の快挙です。2018年のACL予選ではJDTがタイのムアントン・ユナイテッドに破れ、本戦出場はなりませんでしたが、2019年は予選無しで直接、本選への出場資格がAFCより与えられました。
 ACLではE組で慶南FCと予選から勝ち上がる他の2チームと同組になっているJDTですが、ACL初参戦についてはオーナーであるTMJ(Tunku Makhota Johor、ジョホール皇太子)とも呼ばれるトゥンク・イスマイル殿下は現実的な目標を設定し、チームが全力をつくすことが大事であると発言しています。

1月21日のニュース:PKNSとフェルダ・ユナイテッドの補強情報

カンボジア代表のチャン・ワタナカがPKNS FC入団
スーパーリーグのPKNS FCは、カンボジア代表FWのチャン・ワタナカ選手との契約を発表しました。クリロナのCR7をもじった「CW11」の愛称を持つワタナカ選手は、2017年はJ3の藤枝MYFCに10ヶ月の期限付き移籍するも出場はわずか2試合の出場で契約を満了しました。2018年にはスーパーリーグでプレーする初のカンボジア人選手としてパハンFAと契約したものの目立った活躍を見せることができず数試合で契約解除、シーズンの残りはカンボジアリーグのボーウング・ケット・アンコールでプレーしていました。またPKNS FCはアルゼンチン人FWのガブリエル・ミゲル・ゲラ選手とも契約しました。アルゼンチンのボカ・ジュニアーズからの期限付き移籍で2015年と2016年にはPKNS FCでプレーし、そこでの活躍から2017年にはJDT II、さらにそのトップチームであるJDTでもプレーしましたが、2019年シーズンはPKNS FCに復帰します。

チャン・ワタナカ選手(左)とガブリエル・ミゲル・ゲラ選手

フェルダ・ユナイテッドFCには日本人の池田圭選手が期限付き移籍で加入
2018年のプレミアリーグ(2部)チャンピオンで、2019年はスーパーリーグへ昇格したフェルダ・ユナイテッド(FUFC)が、3人の外国人選手の獲得を発表しました。サガン鳥栖からFWの池田圭選手(32)が期限付き移籍で加入した他、元バーレーン代表FWでナイジェリア生まれの帰化選手ジェイシー・ジョン・オクウンワネ選手、ブラジル人MFのジョシネイ・シャドの3名が、2018年から残留するブラジル人DFのチアゴ・ジュニオール・アキノに加わります。

なお、2019年シーズンにMFLでプレーする日本人選手としては、FUFCの池田圭選手の他、同じスーパーリーグのKLFAがMFの苅部隆太郎選手(26)と契約しています。

フェルダ・ユナイテッドへ移籍した池田圭選手
KLFAと契約した苅部隆太郎選手(KLFAのFacebookより)

1月20日のニュース:クラスニキはマラッカへ?、Unifiがスポンサー継続、パハンの新外国人選手

クラスニキの移籍先としてマラッカが浮上
2015年から昨シーズンまでクダFAでプレーしたリリドン・クラスニキの新たな所属先としてマラッカが浮上しています。2016年にはクダFAのマレーシアカップ優勝にも貢献したクラスニキ選手は、パハンFAのモハマドゥ・スマレ選手に続く帰化マレーシア代表選手の候補にも上がっていましたが、クダFAの財政上の理由から契約が更新されず、2019年シーズンの所属先が決まっていませんでした。コソボ出身のクラスニキ選手は、クダFAとの契約完了後、パハンFAやJDTなどとの契約の噂が上がっていましたが、マラッカ・ユナイテッドのザイナル・アビディン・ハッサン監督と一緒に写っている写真がソーシャルメディア上で見つかったことから、マラッカが最有力候補として浮上しました。なお、27歳のクラスニキ選手が帰化選手としてマレーシア代表でプレーするためには、あと2シーズンをマレーシアでプレーする必要があります。

Unifiは2025年までスーパーリーグとマレーシアカップのスポンサー継続
スポンサー撤退の噂が出ていたマレーシア最大のテレコミュニケーション企業Unifiは、国内1部リーグにあたるスーパーリーグと国内最大のカップ戦マレーシアカップの冠スポンサーを2025年まで継続することを発表しています。なお、2部リーグにあたるプレミアリーグの昨年の冠スポンサーであった清涼飲料水100PLUSは、今年は冠スポンサーを降り、公式スポーツ飲料スポンサーとなっています。

パハンFAの4人目の外国人選手が決定
MFLでは1チームあたり5名の外国人選手との契約が許されていますが、パハンFAは新外国人選手として、ナイジェリア人FWのディクソン・ヌワカエメ選手と契約しました。新外国人とは言っても、2014年と2015年にもパハンFAに在籍していたことがあるヌワカエメ選手は、2014年にパハンFAがマレーシアカップ、FAカップ、そしてチャリティーシールド(当時、現在のサンバンシーカップ)優勝にも貢献しています。2018年シーズンはリーグ戦で6位となったパハンFAですが、インドネシア人MFのサディル・ラマダニ、フランス人MFエロル・グロン、シンガポールDFのサフワン・バハルディンに続く、4人目の外国人選手として活躍が期待されています。

1月19日のニュース:プタリン・ジャヤ・シティFCデビュー、またもや給料未払い問題、オールスター戦

MIFAはプタリン・ジャヤ・シティFCとしてスーパーリーグにデビュー
2019年シーズンよりスーパーリーグに昇格するマレーシアインド人サッカー協会MIFAがプタリン・ジャヤ・シティFC(通称PJ City FC)と名称を変更することが発表されました。昨シーズンは2部にあたるプレミアリーグで3位に終わったものの、2位のフェルクラ・ユナイテッドが財政上の問題からチーム解散となったため棚ぼた的に昇格となったこのチームは、EPLのマンチェスター・シティFCのパートナーでもあるQIグループがスポンサーとなっています。K・ディバン監督は「フェニックス」のニックネームを持つPJFCの目標をトップ5としてリーグに臨むと語っています。

QIグループのスリ・ビジェイ・エスワラン会長(左)とPJ City FCのタン・スリ・メガット・ナジムディン・メガット・カース会長

プルリスFA会長は給料未払い問題に真剣に取り組んでいると主張
給料未払い問題が、マレーシア最北端のプルリス州からも報道されています。プルリスサッカー協会PFAの会長は、未払い問題は以前の経営陣によるものであるが、新経営陣はそれを無視したり、無干渉でいるつもりではないと主張。さらには新経営陣を貶めようという悪意が感じられるともしています。その一方で、選手側からはコーチの給料を支払うために選手の給料の一部が天引きされているという話などもあり、経営陣は選手との間で誤解が生じていることも認め、話し合いによる解決を提案しています。2019年末までに給料未払い問題を解決したいとしているのんきなケランタンFA(KAFA)に比べれば、それでもマシなのかも知れません。

MFLオールスター戦がiFlix Cupとして開催
まさに突然、MFLのオールスター戦開催が発表されました。Netflixの安価版(?)iflixが冠スポンサーとなるiFlix Cupですが、シーズン半ばの開催を予定されているようです。ファン投票で選手を選抜するようですが、果たして各チームが主力選手を供出してくれるのでしょうか…。

1月18日のニュース:MFLの新ロゴ、今シーズンの試合日程発表

マレーシアフットボールリーグMFLの新ロゴが発表
国内リーグ戦の運営を行うマレーシアフットボールリーグMFLの新しいロゴが発表になりました。左側の青い3枚のパネルはMFLが運営する3つのカップ戦、マレーシアカップ・チャレンジャーカップ・FAカップを表し、右側の4本の赤い線はスーパーリーグを頂点とする4つの国内リーグを表しています。また中央の六角形はMFLが運営する3つのカップ戦とスーパーリーグ・プレミアリーグ、そしてマレーシアカップの勝者とスーパーリーグの勝者が対戦するサンバンシーカップ(日本で言えばゼロックス・スーパーカップに当たるカップ戦)を象徴しています。そしてその中の三日月と星はマレーシアの国旗を模しています。(三日月はイスラム教を、星の14個の尖頭はマレーシアの13州と連邦直轄地クアラルンプールを表しています。また黄色い色は、マレーシアの王族を象徴する色です)

開幕カードと今シーズンの全日程発表
2月1日から開幕する国内1部リーグにあたるスーパーリーグと2部リーグにあたるプレミアリーグの日程が発表になりました。第1節は以下の通りです。(右側がホーム、試合はいずれも午後9時開始)
2月1日(金)
パハン@KL
PKNS FC@トレンガヌFC
2月2日(土)
ペラ@JDT
MIFA@マラッカ
クダ@PKNP FC
2月3日(日)
フェルダ・ユナイテッドFC@スランゴール

1月15日のニュース:新ユニ発表、移籍情報、帰化選手、給料問題

JDTの新しいナイキ製ユニフォームが予定通り発表されました。
胸のスポンサーのフォレスト・シティーは、ジョホール州と中国企業が合弁で開発する住宅地、リゾート、商業施設からなる複合都市開発地域の名称です。ちなみにこの地域と開発業者については、前政権が中国寄りだったことから、いろいろと取り沙汰されることが多いです。

ホーム用ユニフォーム(Johor Southentigers Facebookより)
アウェイ用ユニフォーム(Johor Southentigers Facebookより)

シャズワン・アンディックがJDTと正式に契約
JDTネタが続きますが、先週の噂通り、シャズワン・アンディック選手がJDTと正式に契約しました。ジョホール州スクダイ出身で、かつてはJDTの下部組織JDT IIでプレーしていたこともあります。

Johor Southentigers ホームページより

モハマドゥ・スマレーのマレーシア人選手登録が認められる
マレーシア生まれでもなく、マレーシア人の家系でもない初の帰化代表選手となったモハマドゥ・スマレー選手が、2019年シーズンよりマレーシア人選手として登録されることになりました。ガンビア生まれのスマレー選手は17歳のときにマレーシアにやってきて、この国でのサッカー選手としてプレーしていますが、先日のスズキカップでの活躍もありマレーシアサッカーリーグ(MFL)が、マレーシア人選手登録を予定より早めて認めることになりました。彼が所属するパハン州サッカー協会(PBNA)は、1チームに5人が認められている外国人選手枠に1つ余裕ができました。なお、PBNAは2019年シーズンに向け、シンガポール人のサフワン・バハルディン、インドネシア人のサディル・ラムダニと契約済です。

PBNPのFacebookより(右がスマレー選手)

ペナンFAの給料未払い問題の解決は近い?
ペナン州サッカー協会(FAP)のドクター・アマル・プリットパル・アブドラ会長によると、ペナン州政府の協力で(ということは市民の税金を使っているのでしょうか?)ペナンFAの選手、役員の給料の80%(!)が昨年12月前に支払い済みだそうです。残りの20%にあたる2017年シーズン分の給料(!)についての問題も出来るだけ早く解決する予定というコメントを出しています。これまで何度か取り上げてきた給料未払いの問題は根が深いです…。


JDTの2019シーズン用ユニフォームはナイキ製

JDTがホームページで2月1日に開幕するスーパーリーグで着用する新ユニフォームのティーザー画像を掲載しています。選手用は549マレーシアリンギ(約26,000円)、ファン用は185マレーシアリンギ(同約4900円)となっています。

明日1月12日にジョホール州のジョホール・バル(あの「ジョホールバルの歓喜」で有名ないジョホール・バルです。ちなみ私は現地であの試合を観戦しました)のダタラン・バンダラヤ(シティ・スクエア)でファンに披露されることになっています。

JDTサザンタイガースのホームページより