Mリーグ1部スーパーリーグ第7節結果

 今節第7節から人数制限はあるものの、各スタジアムでの観戦が可能になったMリーグ。入場券もオンラインのみの販売など新型コロナ対策を行いながら、入場者数を徐々に増やしていきたいとしています。
(試合の映像は各クラブの公式Youtubeチャンネルからお借りしています。)

2021年4月6日@リカススタジアム(サバ州コタキナバル)
サバ 1-4 JDT
得点者:サバ-レヴィ・マディンダ(58分PK)、JDT-アリフ・アイマン(7分)、ベルクソン・ダ・シルヴァ 2(8分、68分)、レアンドロ・ヴェラスケス(87分PK)
 JDTの1点目と2点目はいずれもアフィック・ファザイルが起点となり、1点目は19歳のアリフ・アイマンが、2点目はベルクソン・ダ・シルヴァがゴールを決め、3点目はボールを持って右サイドを上がったアリフ選手からベルクソン選手と渡ってゴール。最後はサバ主将のラウィルソン・バトゥイルがペナルティエリア内でハンドを犯し、これで得たPKをレアンドロ・ヴァレスケスが決めて4点目と、モハマドゥ・スマレやサファウィ・ラシドを欠いていることを全く感じさせないJDTが圧勝しています。
 サバは1点差に迫った直後の59分にマクシアス・ムサがこの試合2枚目のイエローで退場となったところで万事休すでした。

2021年4月6日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴール 1-2 クダ・ダルル・アマン
得点者:スランゴール-オリヴァー・バフ(33分)、クダ-クパー・シャーマン(77分PK)、チェチェ・キプレ(85分)
 先制していても追い付かれるとそれ以上の反撃ができないのが今季のスランゴール。ここまでの勝利はいずれも先行し逃げ切った試合です。この試合でも20分ほどを残しこのまま逃げ切るか、と思われたところでスランゴールのティム・ホイバッハがペナルティーエリアでクパー・シャーマンを倒してPK。これをシャーマン選手自身が決めてまず同点、その後はゴール前の混戦からチェチェ・キプレが決勝ゴールを決めています。

2021年4月6日@ハン・ジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ・ユナイテッド 1-2 ペナン
得点者:マラッカ-ステファン・ニコリッチ(62分)、ペナン-カサグランデ2(39分、49分)
 司令塔エンドリックをケガで欠くペナンが逃げ切って3連勝。JDT、クダ・ダルル・アマンに続く3位に浮上しています。一方のマラッカは2連敗です。

2021年4月6日@ダルル・マクムルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハン 1-1 トレンガヌ
得点者:パハン-ノー・アザム・アジー(17分)、トレンガヌ-ジョーダン・ミンター(87分)
 開幕から3連勝を飾りながら、失速気味のトレンガヌ。開幕3試合で7ゴールを挙げた攻撃陣は、ケガでFWデビッド・ダ・シルヴァを欠き、直近の4試合では3ゴールと深刻な得点力不足に苦しんでいます。この試合でも本来はセカンドチームのトレンガヌIIのストライカー、ジョーダン・ミンターのゴールで辛くも引き分けに持ち込んでいます。今季まだ1勝のパハンに勝って上位との差を詰めたかったところでしたが、ペナンに抜かれて4位に転落しています。

2021年4月7日@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラ 3-2 UITM
得点者:ペラ-カレッカ2(45+1分、78分)、ギリェルメ・デ・パウラ(69分)、UITM-ナナ・ポク2(20分PK、40分)
 ペラがUITMのミスに乗じて逆転勝ちし順位を一つ上げて8位としています。2−0と今季初勝利に近づいたUITMでしたが、カレッカやギリェルメ・デ・パウラらペラ攻撃陣からのプレッシャを受けてPKを与えて同点とされた後は、GKアズファ・アリフが捕球ミスで逆転ゴールを献上してこの試合も敗れています。

2021年4月7日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
PJシティ 2-2 KLシティ
得点者:PJ-イルファン・ザカリア(50分OG)、M・コギレスワラン・ラジ(90+4分)、KL-パウロ・ジョスエ(53分)、ハディン・アズマン(57分)
 前半を終わって0-0だった試合が大きく動いたのは50分、ペナルティエリアに持ち込んだPJのマハリ・ジャスリの強烈なクロスをクリアし損ねたイルファン・ザカリアがオウンゴールとなり、PJが先制しましたが、そこからわずか10分でKLが逆転。外国籍選手が1人もいないPJはこうなると苦しい展開ですが、59分にKLのDFニック・モード・シャールル・アジム・アブドゥル・ハリムがこの試合2枚目のイエローで退場となり、これがじわじわとKL守備陣に影響を与えます。そして試合終了間際のの一瞬の隙をついてPJシティが途中出場のM・コギレスワラン・ラジのゴールで同点とし、今季4度目の引き分けに持ち込んでいます。

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第7節終了時)

 ClubGWDLGFGAGDP
1JDT75201841417
2KDA7411126516
3PEN742185314
4TFC7331106412
5PJ624177010
6KL62328629
7SEL6223910-18
8PRK6223811-38
9SBH6124511-65
10PHG6124511-65
11MU6142710-3*4
12UITM6016313-101
*マラッカ・ユナイテッドは給料未払いのため、勝点3剥奪処分を受けています。

項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第節終了時)

選手(所属クラブ)ゴール数
1ベルクソン・ダ・シルバ(JDT)6
2クパー・シャーマン(KDH)5
3オリヴァー・バフ(SEL)
ジョーダン・ミンター(TFC)4
5ドミニク・ダ・シルヴァ(KL)他6名3
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

Mリーグ2部プレミアリーグ第7節結果

 今節第7節から人数制限はあるものの、各スタジアムでの観戦が可能になったMリーグ。入場券もオンラインのみの販売など新型コロナ対策を行いながら、入場者数を徐々に増やしていきたいとしています。
(試合の映像は各クラブの公式Youtubeチャンネルからお借りしています。)

2021年4月6日@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラII 0-0 トレンガヌII
 セカンドチーム同士の戦いはスコアレスドローに終わっています。
 トレンガヌIIの渡邉将基選手は前節のPDRM戦でのレッドカードにより1試合の出場停止処分を受けており、この試合はベンチ入りしませんでいした。

2021年4月6日@スルタン・ムハマド4世スタジアム
ケランタン・ユナイテッド 0-2 ケランタン
得点者:ケランタン-ジャック・ヒンドル(16分)、ヌルシャミル・アブドル・ガニ(90+1分)
 ケランタン・ユナイテッドを率いる東山晃監督とケランタンを率いるイタリア出身のマルコ・ラギニ監督の対戦となったことから「寿司対スパゲッティの争い」などとも称された今回のケランタンダービー。ケランタン・ユナイテッドは移籍後初先発となった本山雅志選手が主将を務め、Mリーグ史上初となる日本人選手3名同時先発を果たしています。その本山選手はマレーシアサッカー協会FAMの公式記録ではこの試合のプレーヤーオブザマッチとなりましたが、結果は昨季と同じ2-0でケランタンが勝利しています。
 ケランタン・ユナイテッドの本山雅志、深井脩平、谷川由来の3選手は全員が先発してフル出場しています。

2021年4月7日@タンスリ・ダト・ハジ・ハサン・ユノススタジアム(ジョホール州ラーキン)
JDT II 1-0 PDRM
得点者:JDT-フェルナンド・ロドリゲス(49分)
 JDT IIは引き分けを挟んで4連勝、一方のPDRMはここまでの7試合で6得点と攻撃力不足に苦しみ、ケガで欠場が続く鈴木ブルーノ選手の復帰が待たれます。
 JDT IIの廣瀬慧選手は先発してフル出場しています。
 PDRMの鈴木ブルーノ選手はケガが完治せず、ベンチ入りしませんでした。

2021年4月7日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
FAM-MSNプロジェクト 2-2 クチンシティ
得点者:FAM-ムハマド・サフワン・マズラン(24分)、ムハマド・ファリス・イズディハム(81分)、クチン-鈴木雄太(10分)、モハマド・アリフ・ハサン(59分)
 開幕から6連敗中だったFAM-MSNプロジェクトがクチンシティに2度追いついて引き分け、今季初勝点獲得しています。
 今季初ゴールを決めたクチンシティの鈴木雄太選手は先発してフル出場しています。

また、今節予定されていたスランゴール2対サラワク・ユナイテッド@MPSスタジアムは悪天候のため順延されています。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ順位(第7節終了時)

TeamGWDLGFGAGDP
1NS6420104614
2JDT6411155813
3SU541080813
4KEL631264210
5SEL630212849
6TFC71608449
7KU521346-27
8PRK7214813-57
9KCH613269-36
10PRDM7115612-64
11FAM7016622-161
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
クラブ名:NS-ヌグリスンビラン、SU-サラワク・ユナイテッド、TFC-トレンガヌII、PRK-ペラII、SEL-スランゴール2、KEL-ケランタン、KU-ケランタン・ユナイテッド、KCH-クチンシティ、FAM-FAM MSNプロジェクト
*今季の2部プレミアリーグは11チームが参加のため、各節で1チームだけ試合がありません。第7節はサラワク・ユナイテッドの試合がありませんでした。

2021年シーズンMリーグ2部プレミアリーグ得点ランキング(第7節終了時)

選手名(所属クラブ)ゴール数
1ジョージ・アトラム(SEL)5
フェルナンド・ロドリゲス(JDT)5
2ウチェ・アグバ(SU)4
アラン・オコノ(NS)4
R・バラトクマル(NS)4
3アズハド・ハラズ・アルマン(FAM)ら2名3
クラブ名:NS-ヌグリスンビラン、SU-サラワク・ユナイテッド、TFC-トレンガヌII、PRK-ペラII、SEL-スランゴール2、KEL-ケランタン、KU-ケランタン・ユナイテッド、KCH-クチンシティ、FAM-FAM MSNプロジェクト