Mリーグは今季全日程終了
Mリーグは順延されていた2部プレミアリーグ第11節のクアラルンプールFA対クチンFAの試合が10月31日に開催され、これで今季の全日程を終了しました。
同じく順延されていた1部スーパーリーグ第11節のサバFA対UITM FC戦が中止となったことで、午後5時キックオフが予定されていた試合は、午後9時に変更となりました。
10月31日(土)
マラッカ州ハンジェバスタジアム
クアラルンプールFA 0-2 クチンFA
得点者:クチンFA-ブライアン・アニゼシオ(21分)、鈴木雄太(38分)
前節第10節に続く鈴木選手のゴール(今季通算3ゴール目)などでクチンFAが快勝しています。この結果、今季2部に昇格したばかりのクチンFAは、リーグ4位の好成績で今シーズンを終了しています。
クチンFAの鈴木雄太選手と谷川由来選手もいずれも先発してフル出場しています。
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新型コロナウィルスの影響でリーグが中断となるまでの4試合は0勝1分3敗で3得点6失点と2部の壁に苦しんだクチンFAですが、8月28日にリーグが再開されると、そこからの7試合は5勝0分2敗で14得点13失点、特に直近の5試合に関して12得点4失点で5連勝を飾り、内2試合は完封勝ちするなど調子を上げてきており、11月6日に開幕するマレーシアカップへ臨みます。
また今季2020年シーズンの2部プレミアリーグ最終順位は以下の通りです。
マレーシアプレミアリーグ2020年シーズン最終順位表
順位 | クラブ | 試合 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失差 | 勝点 |
1 | +^ペナンFA | 11 | 8 | 2 | 1 | 24 | 8 | 16 | 26 |
2 | トレンガヌFC II | 11 | 7 | 1 | 3 | 17 | 14 | 3 | 22 |
3 | +^クアラルンプールFA | 11 | 6 | 3 | 2 | 21 | 14 | 7 | 21 |
4 | +クチンFA | 11 | 5 | 1 | 5 | 17 | 19 | -2 | 16 |
5 | JDT II | 11 | 4 | 3 | 4 | 20 | 17 | 3 | 15 |
6 | +ケランタンFA | 11 | 5 | 3 | 3 | 14 | 11 | 3 | *15 |
7 | スランゴール2 | 11 | 4 | 1 | 6 | 17 | 23 | -6 | 13 |
8 | ケランタンU | 11 | 4 | 0 | 7 | 13 | 19 | -6 | 12 |
9 | UKM FC | 11 | 3 | 3 | 5 | 11 | 17 | -6 | 12 |
10 | サラワクU | 11 | 3 | 2 | 6 | 14 | 16 | -2 | 11 |
11 | ヌグリスンビランFA | 11 | 3 | 2 | 6 | 12 | 20 | -8 | 11 |
12 | ペラ II | 11 | 1 | 5 | 5 | 11 | 13 | -2 | 8 |
+は上位5クラブに出場資格が与えられるマレーシアカップ出場権を獲得したクラブ(Mリーグ1部にトップチームを持つBチームにはマレーシアカップ出場資格はありません。)
*5位のケランタンFAは給料未払い問題により勝点3が剥奪されています。
マレーシアカップの組み合わせ決定
マレーシアフットボールリーグMFLは公式Facebook上で、11月6日に開幕するマレーシアカップの1回戦組み合わせ抽選の結果を発表しています。1部スーパーリーグの上位11クラブと2部プレミアリーグ5クラブ(1部にトップチームを持つセカンドチームのクラブは除く)が出場するこの大会は、11月1日にスランゴール州にあるMFL本部で組み合わせ抽選が行われました。
MFLによって出場不可となったサバFAを除く15クラブはまずホームゲームとなるAグループとアウェイゲームとなるBグループに分けられ、Aグループには1部の上位6クラブであるJDT、クダFA、トレンガヌFC、ペラTBG、スランゴールFC、UITM FCと2部上位2クラブのペナンFAとクアラルンプールFAが入り、残りはBグループに割り振られました。そこから抽選により、以下のような組み合わせが決定しています。
<マレーシアカップ1回戦の組み合わせ(左側がホームチーム)
ペナンFA対フェルダ・ユナイテッドFC
UITM FC対ケランタンFA
ジョホール・ダルル・タジムJDT対クチンFA
クアラルンプールFA対サバFA(*但しサバFAは不出場のためクアラルンプールFAは1回戦不戦勝が決定)
トレンガヌFC対PJシティFC
ペラTBG対ケランタン・ユナイテッドFC
クダFA対パハンFA
スランゴールFC対マラッカ・ユナイテッドFC
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上の図を見てもわかるように、昨季のチャンピオンJDTが入った左側のやぐらでは8クラブ中、JDT以外の1部クラブはUITM FCとフェルダ・ユナイテッドFCの2クラブしかおらず、もう一方のやぐらはケランタン・ユナイテッドFC以外の7クラブが全て1部クラブという、JDTにとっては何とも有利な組み合わせになっています。
タイ1部リーグ-ノーシャルルは出場せず
タイリーグ 1部第11節の残り試合が11月1日に開催され、マレーシア代表のノーシャルル・イドラ・タラハが所属するBGパトゥム・ユナイテッドは、昨季の1部優勝チームで、日本人の滝雅美監督率いるシンハー・チェンライ・ユナイテッドと対戦し、1-0で勝利を収め開幕からの無敗記録を11と伸ばしています。
なおノーシャルル選手はベンチ入りしたものの、出場はありませんでした。
第11 節終了時のタイ1部リーグは、このBGパトゥム・ユナイテッドが9勝2分0敗で首位、また前日10月31日にスパンブリーFCに0-5と敗れた、マレーシア代表のドミニク・タンとモハマドゥ・スマレが所属するポリス・テロFCは10位に順位を下げています。