5月18日のニュース:サフィク・ラヒムの今季移籍はなし、その一方で移籍したい選手も

サフィク・ラヒムの今季移籍はなし
先日取り上げたマラッカ・ユナイテッドのMFサフィク・ラヒムのクダFAへの噂を、マラッカ・ユナイテッドを運営するマラッカ・ユナイテッドFA(MUFA)のファルハン・イブラヒム事務局長が否定していると、当地のマレー語紙ハリアン・メトロのオンライン版が伝えています。
 ファルハン事務局長は、現時点ではどのチームあるいはどのFAともサフィク選手の移籍に関する話し合いをしている事実はないとしています。また、現在試合に出場している選手の期限付き移籍を許容する予定もないとも発言しています。
 現在MUFAが期限付き移籍させている選手は、G・ゴピナタン(PDRM FC)、ワン・シュクリ・ワン・アーマド、アンセルモ・カサグランデ(いずれもペナンFA)、ヌルシャミル・アブドル・ガニ(スランゴール・ユナイテッド)、ダルコ・マルコヴィッチ(KLAF)の5名としています。

その一方で移籍したい選手も
このブログでケランタンFAを取り上げる時には、残念ながらほぼ毎回がネガティブな内容なのですが、今回も契約解除を求める選手についてです。
 マレー語紙ウトゥサン・マレーシアのオンライン版によると、ケランタンFAと契約したピヤことモハマド・バドリ・モハマド・ラジが、給料未払いによる契約解除を求めていると伝えています。
 2012年にはケランタンFAの主将として、ケランタンFAのリーグ優勝、マレーシアカップ優勝、FAカップ優勝のいわゆる「トレブル」を達成したピヤ選手は、今シーズン開幕時は、マレーシアフットボールリーグMFL2部プレミアリーグのプルリスFAに所属していましたが、プルリスFAによる給料未払い問題により退団し、ケランタンFAと契約していました。しかし、今回の報道によると3月16日にケランタンFAと契約して以来、全く給料が支給されていないとして、契約書の8.7項「選手は2ヶ月以上給与が支給されない場合、無条件で契約を解除できる」を使って、ケランタンFAに契約解除と移籍証明書の発行を求めています。
 ピヤ選手については、このブログでも2月と4月に取り上げていますが、4月の記事では、ケランタンFAと契約してから1ヶ月も経たないうちに退団希望の意思表示をしたことを取り上げました。4月の時点では「2ヶ月以上給与が支給されない場合」に該当せず、ケランタンFAの会長から練習参加が命じられていましたが、流石に今は5月中旬ですので、今回はFAに拒否権はないでしょう。

観戦記:5月17日MFL1部スーパーリーグ第14節プタリンジャヤシティFC対クアラ・ルンプールFA@MBPJスタジアム

 この日はシャー・アラムスタジアムでリーグ8位のPKNS FC対1位ジョホール・ダルル・タクジム(JDT)のカードもありましたが、前節に0−3から5-3と大逆転でトレンガヌFCを破った(その結果、トレンガヌFCは監督辞任となりました…。)9位プタリン・ジャヤ(PJ)シテイFCと、PKNS FCに勝って最下位を脱出した11位クアラ・ルンプール(KL)FAを観戦することにしました。会場はPJシティFCのホーム、セランゴール州プタリン・ジャヤにあるMBPJスタジアムです。
 今日も観戦はバックスタンドです。大人の入場料は15リンギ(約400円)です。

入場時には、試合中にスタジアムの外に出ても再入場できるようにスタンプを押してくれます。MBPJスタジアム内は飲食物の販売がほぼないので、スタジアムの外へ出て、周りにある屋台で購入します。

前回、MBPJスタジアムで観戦したMFL2部のスランゴール・ユナイテッド対JDT IIでは使用されていなかったスコアボードも、今日の1部の試合では稼働しています。

しかし、今日も観客は少ないなぁ。ちなみにこの日の観客数は400数十名というアナウンスが、試合後半途中でありました。

両チームがグラウンドに整列しました。赤いユニフォームがKLFA、水色のユニフォームがPJシティFCです。

試合開始です。

KLFAのサポーター。PJシティFCのサポーターのチャントに何度も「黙れ!」と怒鳴ったりするなど、少々ガラが悪かったです。

シュートが決まり、ゴールキーパーがへたり込んでいますが、これはオフサイドでした。

前半は0-0で終了しました。

後半は、席を移動して観戦しました。KLFAの苅部隆太郎選手(背番号7)は左サイドバックでスタメン、フル出場しました。パスのコースを読んで潰したり、ゴールキーパーからボールをもらって攻撃の起点となるなど、KLFAにとっては欠かせない存在になっていました。

PJシティFCのサポーターグループ。Go Westのメロディーに合わせたチャントは、ここでも歌われていました。

試合はこのまま0-0で終了かと思ったその瞬間、途中出場のサフィ・サリがゴールを決めてPJシティFCがリードしました。喜ぶPJシティFCの選手たち。KLFAのDFヒシャムディン・サアリの中途半端なクリアが苅部選手とGKファリズエアン・カマルディンの間に落ち、その僅かな隙をサフィ選手が見逃さずに足を出しました。

電光掲示板の時計は、既に90分になっていました。

KLFAは反撃する時間もほとんどなく、そのまま試合終了となりました。