2023マレーシアスーパーリーグ
第3節結果とハイライト映像(1)-鈴木ブルーノの値千金のゴールでPDRMがクダ撃破、クランタンUはペラと引き分け、クランタンもペナンを破り今季初勝利

3月4日と5日に2023マレーシアスーパーリーグ第3節の5試合が行われています。4日の試合では今季スーパーリーグに昇格したPDRM FCが、復帰した鈴木ブルーノ選手のゴールで開幕2連勝中だったクダ・ダルル・アマンFCを破り、今季初勝利を記録するとともに、昇格組の中で初めて既存のスーパーリーグクラブを破っています。一方、昇格組同士の試合となったクランタン・ユナイテッドFC対ペラFCは0-0で終わっています、
 5日の試合では、やはり昇格組のクランタンFCが昨季のスーパーリーグで最下位だったペナンFCを2ー0で破り今季初勝利を挙げた他、途中から豪雨に見舞われたスランゴールFC対スリ・パハンFCは1-1の引き分け、トレンガヌFC対KLシティFCも0-0の引き分けとなっています。

3月4日@スルタン・モハマド4世スタジアム(クランタン州コタ・バル)
観衆:964人
クランタン・ユナイテッドFC 0-0 ペラFC
🟨クランタン:アスラフ・アリフディン・ヤシン、ラティフ・スハイミ
🟨ペラ:ファドリ・シャス、ハディ・ファイヤド、シヴァン・ピレイ
MOM:ラティフ・スハイミ(クランタン・ユナイテッドFC)

リーグ改編によって1部スーパーリーグに昇格した両チームの対戦となったこの試合はスコアレスドローに終わっています。
 開幕戦ではスランゴールFCに0-1と惜敗したクランタン・ユナイテッドは、前節第2節ではサバに3-1と敗れて開幕2連敗。一方のペラは開幕戦でクダに1-4と大敗したものの、第2節では同じ昇格組のPDRMと0-0と引き分けるなど、スーパーリーグでは未だ勝ち星がない両チームでしたが、この試合はともにゴールを破れず0-0の引き分けに終わっています。クランタン・ユナイテッドFCは3試合目にして初の勝点1を挙げています。

3月4日@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロー・スター)
観衆:12, 792人
クダ・ダルル・アマンFC 0-1 PDRM FC
⚽️PDRM:鈴木ブルーノ(75分)
🟨クダ:アリフ・ファルハン、ファイヤド・ズルキフリ、ファズルル・ダネル
🟨PDRM:サフィー・アフマド、ファディ・アワド、アリフ・アンワル、ノーフィクリ・タリブ
🟥クダ:マヌエル・オット、ナフジ・ザイン監督
MOM:ノーフィクリ・タリブ(PDRM FC)

 開幕戦ではペラを4-1、次戦ではトレンガヌを1-0で下し、開幕から2連勝中だったクダが、第2節を終えたところで0勝1分1敗、得点0失点4のPDRMをホームに迎えた試合は、クダ有利の試合かと思われましたが、PDRMはGKラマダーン・ハミドの奮闘もあり前半は0-0で折り返します。
 後半に入ると、守備的な布陣を引いたPDRMは露骨な時間稼ぎのプレーなども目立ち始め、クダは突破口を開けない中、58分にはMFマヌエル・オットがすぐにボールを渡さなかったPDRMのMFファディ・アワドを突き倒して一発レッドで退場。さらに第4審判に手をかけたナフジ監督もやはり一発レッドで退場となってしまいます。
  数的に有利となったPDRMは75分に鈴木ブルーノ選手がゴール前で粘ってからのシュート!これが決まり、この1点リードを最後まで守り切ったPDRMが今季昇格組では初となるスーパーリーグ既存チーム撃破を達成しています。
 ホームということもあり試合開始から積極的なプレーを見せたクダですが、それが空回りした結果の退場劇は高い代償となりました。

3月5日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリン・ジャヤ)
観衆:8,504人
スランゴールFC 1-1 スリ・パハンFC
⚽️スランゴール:ブレンダン・ガン(74分)
⚽️パハン:ステファノ・ブルンド(88分PK)
🟨スランゴール:ヤザン・アル=アラブ
🟨パハン:ファドリ・シャス、バキウディン・シャムスディン、アズワン・アリピン、ザリフ・イルファン・ハシムディン、マヌエル・イダルゴ
MOM:カイルルアズハン・カリド(スランゴールFC)

 スーパーリーグの試合はマレー半島部では大半の試合が午後9時キックオフですが、午後5時30分キックオフという異例の時間に行われたこの試合は、早い時間ということもあり家族連れも多く詰めかけ、ホーム開幕戦と比べると観客数はほぼ4倍となりました。
 前半を0-0で折り返すと、後半の60分あたりが雨が激しく降り始め、ボールが転がりにくくなる中、この試合の先手を取ったのはアウェイのパハンでした。74分にスランゴールのシャルル・ナジームがペナルティエリア内でパハンのバキウディン・シャムスディンを倒し、PKを与えてしまいます。ステファノ・ブルンドが蹴ったPKをGKのカイルルアズアハン・カリドが一度はセーブしたものの、そのボールに詰めていたブルンド選手が蹴り込んでゴール!パハンが先制しました。
 雨はさらに激しさを増し、ピッチに浮いた水のせいでグランダーのパスがほとんど止まってしまう中、試合はこう着状態となり、このままパハンが逃げ切るかと思われた88分にスランゴールが得たコーナーキックからキャプテンのブレンダン・ガンがヘディングシュートを決め、土壇場でスランゴールが追いつきましたが、その後は両チームとも得点がなく1-1の引き分けに終わり、スランゴールの開幕からの連勝は2でストップ。一方のパハンは開幕から3試合で既に2引き分けとなっています。

3月5日@スルタン・ムハマド4世スタジアム(クランタン州コタ・バル)
観衆:6,011人
クランタンFC 2-0 ペナンFC
⚽️クランタン:イスマヒル・アキネード(22分)、ファズルル・アミル(36分)
🟨クランタン:クリスティアン・ロンティーニ、ガファー・アブドル・ラーマン、アフザル・アクバル
🟨ペナン:ジオヴァネ・ゴメス、A・ナマテヴァン、ファリス・シャー・ロスリ
🟥クランタン:クリスティアン・ロンティーニ(🟨x2)
🟥ペナン:ハサン・サアド
MOM:マリオ・アルケス(クランタンFC)

 昇格組のクランタンが昨季もスーパーリーグでプレーしたペナンを破り、今季初勝利を挙げています。ここまで開幕から2連敗中だったクランタンですが、この日はMOMとなったマリオ・アルケスがペナン守備陣を翻弄しました。ペナンDFラインの裏へ効果的なボールをおくり、ラインが下がり気味になる中、右サイドのガファー・アブドル・ラーマンが正確なクロスをゴール前にあげることができ、そこからイスマイル・アキネード、そしてファズルル・アズミのゴールが生まれています。
 開幕戦では土壇場で引き分けに持ち込んだペナンはこの日もクランタンゴールに迫りますが、アドリアーノのフリーキックがポストに当たるなど不運もありました。66分にはクランタンのクリスティアン・ロンティーニがこの試合2枚目のイエローで退場なり、ペナンが数的有利となったものの、その直後の68分に今度は途中出場のハサン・サアドが肘打ちで一発レッドとな李、ペナンも10人となるなど、もらったチャンスを活かせませんでした。

3月5日@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴン・バダ)
観衆:11,560人
トレンガヌFC 0-0 KLシティFC
🟨トレンガヌ:サルドール・クルマトフ
🟨KLシティ:デクラン・ランバート、セバスチャン・アヴァンジーニ、ケニー・パッラジ・アクラム・マヒナン
MOM:ラーディアズリ・ラハリム(トレンガヌFC)

 前節では昨季までトレンガヌを率いたナフジ監督のクダに敗れ、開幕から2連敗中のトレンガヌがホーム2戦目で今季初勝ち点を挙げています。
 この試合のMOMとなったラーディアズリ・ラハリム、そしてKLシティのケヴィン・メンドーザの両GKがいずれも素晴らしいセーブを連発し試合は0-0に終わっています。

2023マレーシアスーパーリーグ 第2節結果とハイライト映像(3)スランゴールとパハンが昇格組相手に圧勝

3月2日にスーパーリーグ第2節の残り2試合が行われ、スランゴールFCは昇格組のクチンシティFC相手に5ゴールを挙げ、スリ・パハンFCはやはり昇格組のクランタンFCから4ゴールを挙げ、いずれも快勝しています。
 今季のリーグ改編により、昨季は2部プレミアリーグでプレーした5チームが1部スーパーリーグに昇格していますが、この5チームの第2節までの通算成績は1勝1分8敗で、唯一の勝利はともに昨季はプレミアリーグでプレーしたクチンシティFCがクランタンFCを破って挙げた1勝で、唯一の引き分けもやはり昨季プレミアリーグでプレしたチーム同士の対戦となったPDRM FC対ペラFCによるもので、昇格組対昨季スーパーリーグ在籍クラブの結果は0勝8敗となっています。(ハイライト映像はマレーシアンフットボールリーグMFLの公式YouTubeチャンネルより。)

2023年3月2日@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
観衆:18,000人
クチンシティFC 0-5 スランゴールFC
⚽️スランゴール:ヌール・アル=ラワブデ2(4分、48分)、エイロン・デル・ヴァイエ(9分)、ブレンダン・ガン(65分)、ダニアル・アスリ(73分)
🟨クチンシティ:アダム・シリーン・タムビ
🟨スランゴール:シャルル・ナジーム
MOM:ブレンダン・ガン(スランゴールFC)

 スランゴールFCが(昇格組相手ながら)開幕2連勝
 1-0と辛勝した開幕戦のクランタン・ユナイテッドFCに開幕戦で先発した新外国籍選手のMFヨハンドリ・オロスコ(ベネズエラ)に代えて、この試合ではMFアレックス・アギャルワ(ガーナ)を起用した以外は、開幕戦と同じメンバーが先発したスランゴールが今度は一転して圧勝しています。
 この試合がチーム50試合目の出場となったハイン・テット・アウンのパスをゴール前で受けたヌール・アル=ラワブデがこれを押し込んで移籍後初ゴール!開始4分でスランゴールが先制しました。さらに9分にエイロン・デル・ヴァイエがやはり移籍後初ゴールを挙げ、開始10分で早くもリー5を広げます。後半に入ると、ヌール・アル=ラワブデがこの試合2ゴール目を48分に決めて3-0。そしてこちらもこの試合がスランゴールでの50試合目となったキャプテンのブレンダン・ガンがゴール前でファイサル・ハリムからの折り返しに合わせてゴール!最後は途中交代のダニアル・アスリもゴールを決め、今季リーグ最多となる5得点を挙げたスランゴールが圧勝しています。

2023年3月2日@ダルル・マクムルスタジアム(パハン州クアンタン)
観衆:6,040人
スリ・パハンFC 4-1 クランタンFC
⚽️パハン:クパー・シャーマン(12分)、ケヴィン・イングレッソ(38分)、エゼキエル・アグエロ(43分)、ステファノ・ブルンド(45+1分)
⚽️クランタン:ミゲル・シフエンテス(90+5分)
🟨パハン:アズワン・アリピン
🟨クランタン:クリスティアン・ロンティーニ
MOM:エゼキエル・アグエロ(スリ・パハンFC)

 開幕戦では、ヌグリスンビランFCと引き分けたスリ・パハンFCが今季初勝利を挙げています。
 パハンにはホーム開幕戦となったこの試合は、ゴール前のこぼれ球をクパー・シャーマンが押し込んで先制しました。その後はケヴィン・イングレッソ、エゼキエル・アグエロ、ステファノ・ブルンドがいずれも前半でゴールを決め、前半だけで4-0としたパハンが、相手の反撃を1点に抑えて今季初勝利を飾っています。

2023マレーシアスーパーリーグ順位表(第2節終了時)

PosTeamPWDLGFGA+/-Pts
1SAB22007166
2SEL22005056
2JDT22005056
4KDA22005146
5SRP21105234
6KCH210125-33
7PEN20202202
8NSE20201102
9KLC201125-31
10PRK201114-31
11PDRM201104-41
12KLU200214-30
13TRE200203-30
14KEL200226-40
チーム名:JDT-ジョホール・ダルル・タジム、TRE-トレンガヌFC、SAB-サバFC、NSE-ヌグリスンビランFC、SEL-スランゴールFC、KLC-KLシティFC、SRP-スリ・パハンFC、KDA-クダ・ダルル・アマンFC、PEN-ペナンFC、KEL-クランタンFC、KCH-クチンシティFC、KLU-クランタン・ユナイテッドFC、PDRM-PDRM FC、PRK-ペラFC

2023マレーシアスーパーリーグ
第2節結果とハイライト映像(2)-JDT・サバ・クダは開幕2連勝、昨季2位のトレンガヌは2連敗

2023スーパーリーグ第2節の4試合が行われ、第1節で勝利していたジョホール・ダルル・タジム(JDT)とサバFCは開幕から2連勝を飾る一方で、クランタン・ユナイテッドは2連敗となりました。

3月1日@リカススタジアム(サバ州コタ・キナバル)
観衆:12558人
サバFC 3-1 クランタン・ユナイテッドFC
⚽️サバ:ダレン・ロック(22分PK)、パク・テス(26分)、テルモ・カスタニェイラ(46分)
⚽️クランタン:インドラ・プトラ(90+2分)
🟨サバ:サディル・ラムダニ
🟨クランタン:ラティフ・スハイミ、ヤン・ヴィクトル、
MOM:テルモ・カスタニェイラ(サバFC)

昨季スーパーリーグ3位のサバFCがいずれもホームの試合で開幕2連勝。
試合開始とともにクランタン・ユナイテッドを圧倒したサバは、22分にダニエル・ティングが倒されて得たPKをダレン・ロックが決めて先制すると、その直後の26分には今季はDFではなくMFとして登録されている昨季のチーム得点王パク・テスがゴール前の混戦からこぼれ球を押し込みゴール!サバが2-0としました。
後半に入っても攻撃の手を緩めないサバは開始早々の46分にダニエル・ティングのクロスをテルモ・カスタニェイラが頭で合わせゴール!新加入コンビの連携でリードを3点に広げたサバがクランタン・ユナイテッドの反撃を1点に抑え、いずれも2部プレミアリーグからの昇格組との対戦ではあったものの開幕2連勝とし、得失差でジョホール・ダルル・タジムを押さえて首位を維持しています。
前節第1節ではスランゴールに0-1と惜敗したクランタン・ユナイテッドでしたが、この試合では3失点で敗れ、41歳のインドラ・プトラの素晴らしいフリーキックによるゴールで2戦連続完封負けは逃れたものの、スーパーリーグの壁に跳ね返されて2連敗となっています。

3月1日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
観衆:6847人
KLシティFC 0-3 ジョホール・ダルル・タジム(JDT)
⚽️JDT:ロメル・モラレス(41分OG)、エンドリック(52分)、アリフ・アイマン(90分)
🟨KLシティ:セバスチャン・アヴァンジニ、ケニー・パッラジ、ハキミ・アジム
🟨JDT:オスカル・アリバス、エンドリック、レアンドロ
MOM:フアン・ムニス(JDT)

王者JDTは2戦連続完封勝利
この日のJDTは、ブラジル出身ながらマレーシア国籍を取得したばかりのエンドリックが先発し、先発11名の内、マレーシア生まれはGKシーハン・ハズミ、DFフェロズ・バハルディン、FWアリフ・アイマンの3名だけしたが、一方のKLシティも外国籍選手5名に加えてエンドリック同様、ブルジル出身の帰化選手MFパウロ・ジョズエや、クアラルンプール生まれながらその後は外国育ちのDFデクラン・ランバートなどがおり、やはりマレーシアで生まれ育った選手は先発11名中4名という布陣でした。
試合は開始からJDTが優勢に進め、何度もあった好機を活かせなかったものの 41分には左サイドのフアン・ムニスのクロスをクリアしようとしたKLシティのロメル・モラレスがオウンゴールを決めJDTが先制しました。
JDTの2点目は1点目同様、左サイドから今度はフェルナンド・フォレスティエリの低く速いクロスにエンドリックがバックヘッドで合わせてゴール!エンドリックのJDT移籍後初ゴールで2-0とすると、90分には右サイドを上がったラマダン・サイフラーのパスを受けたアリフ・アイマンがシュート!これが決まってダメ押しの3点を挙げたJDTがKLシティに完勝しています。
ちなみに先週末の開幕戦もホームで迎えたKLシティでしたが、その試合の観衆は1291名でした。その一方で水曜日に行われたこの日の試合では、初戦の5倍以上となる6847名の観衆を集めており、JDTの人気いや、集客力にはおそり入ります。

3月1日@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロー・スター)
観衆:21700人
クダ・ダルル・アマンFC 1-0 トレンガヌFC
⚽️クダ:ファズルル・ダネル(90分)
🟨クダ(0)
🟨トレンガヌ:リリドン・クラスニキ、イヴァン・マムート
MOM:リー・タック(クダ・ダルル・アマンFC)

クダのナフジ監督が5年間在籍した古巣に勝利
クダ・ダルル・アマンFCに今季就任したナフジ・ザイン監督は、昨季までコーチ、そして監督としてトレンガヌFCを指揮していました。経営陣との意見の相違から契約延長を断り、「涙の退団会見」を開いた後、クダの監督に就任しています。そういった経緯もあり、今節のクダとトレンガヌの対戦は最も注目のカードでした。
前半は両チームとも少ないながらも好機を得るものの、いずれもシュートが枠を捉えられないまま、試合が進みます。前半終了間際にはJリーグの甲府からクダへ移籍したウィリアン・レラがシュートを放つも大きく吹かしてしまい、またトレンガヌはソニー・ノルデがロングレンジのシュートを放つもゴールには至りませんでした。
後半に入っても膠着した状態が続く中、ナフジ監督は、80分にFWジョナタン・バロテッリ、そして84分にはMFファズル・ダネルを次々と投入し、流れを変えようとしますが、時計は90分を過ぎてロスタイムにはいります。そして、このまま0-0かと思われたところでトレンガヌにミスが出ました。DFドマゴイ・プシッチからバックパスへGKシャーミ・フシンの反応が遅れたところをレラ選手がカットし、そのボールをファズル選手が押し込み、これが決勝点となってクダがホーム開幕戦に勝利するとともに、開幕から2連勝、一方のトレンガヌは開幕から2連敗となりました。

3月1日@シティスタジアム(ペナン州ジョージ・タウン)
観衆:3754人
ペナンFC 0-0 ヌグリスンビランFC
🟨ペナン:ラーマット・マカサフ
🟨ヌグリスンビラン:エラルド・グロン
MOM:ラファエル・ヴィトール(ペナンFC)

ともに開幕から2試合連続引き分け
ペナンはアウェイのKLシティ戦では試合終盤に追いついて3-3、一方、ヌグリスンビランはリードを追い付かれの1-1と、いずれも開幕戦を引き分けで終えていた両チーム。ペナンは開幕戦でレッドをもらったA・ナマテヴァンがこの試合は出場停止のため、代わってファウジ・ザカリアを起用した以外は開幕戦と同じメンバーで、またヌグリスンビランのK・デヴァン監督は開幕戦と全く同じ先発XIを起用しています。
試合はペナンが前半のチャンスを生かせず、0-0で迎えた後半の47分に、ペナンのラーマット・マカサフがヌグリスンビランのGKシーク・イズハン・ナズレルが接触し、シーク・イズハン先取が救急車で運ばれる事態となったものの(その後の報道では、シーク・イズハン選手の状況は案しているとのこと)、代わって入ったムハイミン・モハマド、そしてペナンGKシャフィク・アフィフィの好セーブなどもあり、そのまま0-0の引き分けで終了しました。

3月2日のニュース
今月のFIFAカレンダーは23日がトルクメニスタン戦、28日が香港戦に決定マレーシア
クチンシティはクラブ史上初となるホームでのスーパーリーグ公式戦で無料チケット配布

3月のFIFAカレンダーは23日がトルクメニスタン戦、28日が香港戦に決定

マレーシアサッカー協会(FAM)は、公式サイトで今月3月のFIFA国際マッチカレンダー(FIFAカレンダー)の日程を発表しています。対戦相手は既に香港とトルクメニスタンとなることが発表されていましたが、試合日は3月23日がトルクメニスタン戦、3月28日が香港戦と決定しています。なおこの2試合は通常、代表戦が開催されるブキ・ジャリル国立競技場が改修中のため、ジョホール・ダルル・タジム(JDT)のホーム、スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)で開催されます。

キム・パンゴン代表監督が2012年から2017年まで代表監督を務めていた香港は、協会公式サイトで早々と遠征日程とメンバーを発表しており、その中でマレーシア戦が3月28日と明記されていたことから、FAMが成績に発表する前からサポーターの間では既に知られていましたが、今回、トルクメニスタン戦の日程も正式に発表されたことで、FIFAカレンダーの日程が確定しました。

直近(2022年12月)のFIFAランキングが145位のマレーシアが今回の対戦するトルクメニスタンは135位、香港は同146位ですが、このレベルのチームと対戦するのは今年10月から始まるFIFAワールドカップ2026年大会予選を見込んでのことです。ワールドカップ2026年大会アジア一次予選は10月から始まりますが、この一次予選の組み合わせ抽選までにアジア内で上位25位までに入っていれば、この一次予選ではなく11月から始まる二次予選から出場となることから、現在まさにその25位にいるマレーシアはこのランキングを死守する必要があるわけです。

なおマレーシアは昨年2022年もトルクメニスタン、香港と対戦しており、AFCアジアカップ2022年大会最終予選で対戦したトルクメニスタンには、ファイサル・ハリム(スランゴールFC)、ラヴェル・コービン=オング、サファウィ・ラシド(いずれもジョホール・ダルル・タジム)のゴールで3-1、国際親善試合で対戦した香港にはサファウィ・ラシドとサフィク・ラヒム(いずれもジョホール・ダルル・タジム)のゴールで2-0でそれぞれ勝利しています。

クチンシティはクラブ史上初となるホームでのスーパーリーグ公式戦で無料チケット配布

昨季はMリーグ2部のプレミアリーグで3位となったクチンシティは、プレミアリーグと1部スーパーリーグを統合するリーグ再編に伴い、今季からスーパーリーグに昇格しています。クラブ史上初のスーパーリーグ参戦となった第1節では、アウェイながら同じプレミアリーグから昇格したクランタンFCを逆転で破って、歴史的なスーパーリーグ初勝利を挙げています。

クチンシティFCは本日3月2日に開催される第2節で、スーパーリーグ公式戦ホーム初開催となるスランゴールFC戦を戦いますが、この歴史的な試合をできるだけ多くのサポーターとともに祝いたいと、この試合のチケットが無料で配布されることをクラブ公式SNSで発表しています。

クラブ公式SNSでは、「これまでクラブを応援してきたサポーターへの感謝の気持ちを示すもの」として、試合会場となるサラワク州クチンのサラワク州立スタジアムで午前10時から午後3時までの予定で、スランゴールFC戦のチケットが無料で配布されることが告知されています。

*****

サラワク州には、サラワク州サッカー協会が運営していたサラワク・ユナイテッドFCもありますが、こちらは昨季途中に起こった選手らへの給料未払いが解決しなかったことから、今季のクラブライセンスが交付されず、スーパーリーグへの参戦の道が絶たれ、今季はアマチュアリーグのM3リーグへ参戦します。サラワク州サッカー協会が運営するサラワク・ユナイテッドFCが3部でプレーする一方で、サラワク州の一都市であるクチン市サッカー協会(クチンFA)が母体だったクチンシティFCが1部リーグのスーパーリーグでプレーする図式はなんとも皮肉です。前トレンガヌFC監督のイルファン・バクティ監督と前UKM FC(既に解散)監督のスライマン・ハッサン コーチのコンビが就任以降は着実に進歩を遂げているクチンシティFCが州内のサッカーファンの期待を背負う一方で、外国籍選手を高額で獲得しながらその給料が払えず、結果的に3部へ降格したサラワク・ユナイテッドFCに失望したサポーターも多そうです。

2023マレーシアスーパーリーグ
第2節結果とハイライト映像(1)-PDRMはホーム開幕戦でスコアレスドロー

先週末に開幕した2023マレーシアスーパーリーグは3月1日から第2節に入りました。この日は、第1節ではいずれも4失点で大敗したPDRM FCとペラFCが対戦し、試合は0-0に終わり、両チームとも今季初勝利はなりませんでした。

2月28日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリン・ジャヤ)
観衆:2250人
PDRM FC 0-0 ペラFC
🟨PDRM:ノーフィクリ・タリブ、ズルファーミ・アブドル・ハディ、アミル・サイフル・バデリ、鈴木ブルーノ
🟨ペラ:シャフィジ・イクマル・カイルディン
MOM:ラマダーン・ハミド(PDRM FC)

今季からMPBJスタジアムをホームとするPDRM FCは、サバFCに0-4で敗れた試合の先発メンバーからキャプテンのアズミ・ムスリムや新外国籍選手のジャック・フェイやウチェ・アグバ、チョー・ミン・ウーらに代わり、鈴木ブルーノやマコーリー・マーカスら5名を入れ替えました。またクダ・ダルル・アマンFCに1-4で敗れたペラFCのリム・ティオンキム監督は初戦で退場処分を受け、この試合は出場停止となっているサンディ・アフォラビとアフマド・アフィク・プアドの両選手を除くと1名だけを入れ替えた布陣でこの試合に臨みました。
 試合は両チームとも得点のチャンスはあったものの、この試合のMOMに選ばれたラマダーン・ハミド(PDRM FC)、ブアイアン・シー(ペラFC)の両GKの活躍などもあり、0-0の引き分けに終わっています。
 PDRM FCの鈴木ブルーノ選手は今季初先発し、フル出場しています。

2月28日のニュース
今季第1節の観客数は7スタジアムでおよそ8万人
タイ1部リーグ第21節-ディオン・コールズ、サファウィ・ラシドは揃って先発
サッカー協会主導でマレーシア国籍取得のデ・パウラは今季は3部でプレー

スーパーリーグ第1節の観客数は7スタジアムでおよそ8万人

先週末の2月24日から26日にかけて行われたマレーシアスーパーリーグの今季第1節のスタジアム入場者が発表になっています。待ちに待ったシーズン開幕!と皆が待ち焦がれていたのかと思いますが、思ったよりも少ないです…。
 ジョホール・ダルル・タジム(JDT)の昨季の1試合あたりの観客動員数ははおよそ1万6000人なので、30000人を越えたこの日は別格ですが、サバFCは昨季1試合平均およそ9000人、スランゴールFCは同およそ2000人だったので、今季の開幕戦は平均以上の観衆を集めています。またヌグリスンビランFCは昨季およそ6000人、KLシティFCは同およそ1000人をそれぞれ1試合平均で集めており、今季第1節は平均なみだったと言うことになります。
 またクランタンFC対クチンシティFCが行われたクランタン州はイスラム教の影響が強く、日曜日から木曜日までが「平日」、金曜日と土曜日が「週末」に当たります。試合は「週末」の土曜日に開催されましたが、キックオフはまだ暑さが残る午後5時30分だったことも動員数に影響しているかもしれません。
 とは言え、今回は開幕戦でしかも週末の開催だったことを考えると、今日2月28日(火)から3月2日(木)と週のど真ん中で開催される第2節はこれより少ない動員数になる可能性があります。

順位開催日カード試合会場入場者数
12/24
(金)
ジョホール対
トレンガヌ
スルタンイブラヒムスタジアム
(ジョホール州)
31, 889人
22/25
(土)
ペラ対クダペラスタジアム
(ペラ州)
15,106人
32/25
(土)
サバ対PDRMリカススタジアム
(サバ州)
12,602人
42/26
(日)
スランゴール対
クランタンU
MBPJスタジアム
(スランゴール州)
6,710人
52/26
(日)
ヌグリスンビラン
対パハン
トゥンクアブドルラーマンスタジアム
(ヌグリスンビラン州)
6,329人
62/25
(土)
クランタン対
クチンシティ
スルタンモハマド4世スタジアム
(クランタン州)
5,138人
72/25
(土)
KLシティ
対ペナン
KLフットボールスタジアム
(クアラルンプール)
1,291人
合計79,056人
タイ1部リーグ第21節-ディオン・コールズ、サファウィ・ラシドは揃って先発

2月25日と26日タイ1部リーグ第21節が行われ、マレーシア代表のDFディオン・コールズ(ブリーラム・ユナイテッド)とFWサファウィ・ラシドはいずれも先発しています。また、DFジュニオール・エルドストール(PTプラチュワプFC)は今節もベンチ外でした。(試合のハイライト映像はタイリーグ公式YouTubeチャンネルより)

タイ1部リーグ第21節
2023年2月25日@ラムパーン県立タジアム
ラムパーンFC 1-0 ラーチャブリーFC
ラーチャブリーFCは3試合連続の完封負けながら順位は変わらず5位に留まっています。
サファウイ・ラシドは先発して、84分に交代しています。

2023年2月26日@サーム・アーオスタジアム
PTプラチュワップ 0-1 ブリーラム・ユナイテッドFC
リーグ首位のブリーラム・ユナイテッドFCはリーグ再開からの6試合で5勝1分。またこの日、2位のバンコク・ユナイテッドFCが敗れたため、勝点差は12と開きました。一方のPTプラチュワップFCはこの日の敗戦で、順位を一つ下げて13位となっています。
ブリーラム・ユナイテッドFCのディオン・コールズは先発して、フル出場しています。
PTプラチュワップFCのジュニオール・エルドストールはベンチ外でした。

タイ1部リーグ順位表(第20節終了時、上位3チームとマレーシア人選手所属チームのみ)

順位チーム勝点
1ブリーラムU21174054173755
2バンコクU21134436112543
3チョンブリー21113735211436
5ラーチャブリー219672415933
13プラチュワップ2155112742-1520
サッカー協会主導でマレーシア国籍取得のデ・パウラは今季は3部でプレー

ブラジル出身のFWギリェルメ・デ・パウラは、2015年にスランゴールFA(当時、現スランゴールFC)でマレーシアリーグでの選手生活をスタートすると、2016年にはマレーシア王立警察が運営するPDRM FA(現PDRM FC)、2017年から2019年まではクアラルンプールFA(現KLシティFC)、そして2020年からはペラFA(現ペラFC)でプレーを続けました。マレーシア国内での連続プレー期間が5年を超え、デ・パウラ選手がFIFAが規定する帰化選手となる条件をクリアしたことから、マレーシアサッカー協会FAMは代表チーム強化を目的とした帰化支援プログラムを立ち上げ、このデ・パウラ選手と、コソボ出身でやはり5年間マレーシアでプレーしたMFリリドン・クラスニキ両選手のマレーシア国籍取得を支援し、このプログラムのおかげでデ・パウラ選手は2021年3月に、クラスニキ両選手は同年2月にマレーシア国籍を取得しました。

しかしマレーシア国籍を取得した際には既に35歳となっていたデ・パウラ選手はマレーシア代表に招集されたものの、2021年6月に行われたFIFAワールドカップカタール大会のためのアジア2次予選では目立った活躍ができず、多くの代表チームサポーターは「デ・パウラ選手(と帰化選手)不要論」を唱え、FAMの帰化支援プログラムの廃止を求める声が高まりました。そして行き場を無くしたデ・パウラ選手はジョホール・ダルル・タジム(JDT)に移籍し、帰化支援プログラムは一時中断が決まりました。

リーグ戦でもマレーシア人選手として登録が可能になったにもかかわらず、代表選手ですら控えに回るJDTでは2021年シーズンはリーグ戦出場3試合、そして昨季は出場が全くなかったデ・パウラ選手ですが、今季はJDTから3部リーグのM3リーグに初参戦するマラッカFCへ期限付き移籍したと、マレーシア語紙ウトゥサンマレーシアが報じています。

「(アマチュアリーグの)M3リーグでプレーすることは自分は全く気にならない。スーパーリーグではもうプレーする能力がないとと言われていることは知っているが、M3リーグはむしろ自分の能力を証明できる最良の場だと考えている。できるだけ多くの得点を挙げて、チームの昇格に貢献することが今季の目標だ。」と話したデ・パウラ選手は、先日行われたチームの選手披露イベントの席上で、今季創設されたばかりのチームのM3リーグ優勝とスーパーリーグ昇格に貢献したい、と決意を述べています。

2023マレーシアスーパーリーグ チーム紹介(4) クランタンFC
クチンシティFC
クランタン・ユナイテッドFC
PDRM FC
ペラFC

クランタンFC

<ホームスタジアム>
スルタン・ムハマド4世スタジアム(クランタン州コタ・バル-22000人収容)
<2022年シーズンの成績>
プレミアリーグ-2位(18試合11勝4分3敗 得点27失点14勝点37)
マレーシアカップ-ベスト8
FAカップ-1回線敗退
<主な新規加入選手>
FWヌハ・マロング(ガンビア、インド2部ラジャスタン ユナイテッドFCから移籍)
FWイスマヒル・アキネード(ナイジェリア、前バングラデシュ1部シェイク・ラッセルKC)
FWレオナルド・ロロン(アルゼンチン、前アルゼンチン2部CAミトレ)
MFマリオ・アルケス(スペイン、前ベトナム1部ソンラム・ゲアンFC)
MFカルリ・デ・ムルガ(フィリピン、ジョホール・ダルル・タジムから移籍)
MFカン・イーチャン(韓国、韓国1部江原FCから移籍)
DFミゲル・シフエンテス(スペイン、前スペイン2部UDイビザ)
DFキム・ミンギュ(韓国、韓国1部浦項スティーラーズFCから移籍
DFクリスティアン・ロンティーニ(フィリピン、ペナンFCから移籍)
FWカイリル・アヌアル(サラワク・ユナイテッドから移籍)
MFジェラルド・ガディット(サバFCから期限付き移籍)

今季ユニフォーム(左がホーム、右がアウェイ)

<チーム概要>
2012年にリーグ優勝、マレーシアカップ優勝、マレーシアFAカップ優勝の国内三冠を達成したこともある名門のクランタンFCは、国内三冠達成後から凋落が始まり、2019年にプレミアリーグに降格すると、選手への給料未払い問題が明らかになり、プレミアリーグでも低迷を続けました。しかし2020年シーズン終了後、チームオーナーがクランタン州サッカー協会からビジネスマんのノリザム・トゥキマン氏に代わりました。ノリザム氏は資金を投入してチーム再建に着手し、クラブをスーパーリーグに復帰させています。
 昨季は2部プレミアリーグで2位となり、リーグ改変がなくともスーパーリーグ昇格を果たしていたクランタンFCは今季、元韓国代表でJリーグ大分でもプレー経験があるチェ・ムンシク氏を新監督に迎え、5シーズン振りのスーパーリーグへ挑みますが、昨季の外国籍選手5名はシーズン途中から加入した原健太選手を含めて全員が退団し、今季の外国籍選手枠上限の9名を獲得しています。
 オーナーのノリザム氏は今季の目標としてトップ10入りを挙げていますが、外国籍選手以外は比較的若い選手で構成されたチームでもあり、うまくハマれば台風の眼になる可能性もありますが、歯車が狂い出すと苦しいシーズンになる可能性もあります。

<注目選手>
FWヌルシャミル・アブドル・ガニ
昨季のプレミアリーグではチームトップ、プレミアリーグでも3位となる8ゴールを挙げたヌルシャミル選手ですが、その実力は果たしてスーパーリーグでも通用するのか。昨季のFAカップでPJシティFCとクランタンFCが対戦した際に、このヌルシャミル選手の実際のプレーを見る機会がありましたが、シーズンが始まったばかりということもあったでしょうが、素人目ではスーパーリーグのPJシティFC相手では、当たられた際の身体の強さも感じず、怖さを感じさせることなくプレーしていた印象です。そんなヌルシャミル選手がトップリーグでどのようなプレーを見せてくれるのかに注目です。

クチンシティFC

<ホームスタジアム>
サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン-20000人収容)
<2022年シーズンの成績>
プレミアリーグ-4位(18試合10勝4分4敗 得点30失点20勝点34)
マレーシアカップ-ベスト8
FAカップ-ベスト8
<主な新規加入選手>
FWスディ・アブダラ(ブルンジ、イラク1部アル・ナフトFCから移籍)
MFシロジディン・クジエフ(ウズベキスタン、ウズベキスタン1部ネフチ・フェルガナから移籍)
DFセリオ・サントス(ブラジル、タイ2部カセサートFCから移籍)
GKジュリアン・シュワルツァー(フィリピン、フィリピン1部ADTから移籍)
MFアルハム・クッシャイリ(UITM FCから移籍)
DFバドルル・アフェンディ(サバFCから移籍)
DFカイヨム・マルジョニ(クランタン・ユナイテッドFCから移籍)
DFアルハム・クッシャイリ(UITM FCから移籍)

今季ユニフォーム(右がホーム、左がアウェイ。)

<チーム概要>
スーパーリーグには創設から100年を超えるチームがある中、2015年創設と比較的新しいチームのクチンシティFCは、2019年の入れ替え戦で当時2部のサラワクFA(現サラワク・ユナイテッドFC)を破って2部プレミアリーグに昇格し、それから4年でクラブ史上初となる1部スーパーリーグ昇格を果たしてます。
 2021年にはトレンガヌFA(現トレンガヌFC)でリーグ準優勝を2度経験しているイルファン・バクティ監督が就任すると、2021年は5位、そして昨季2022年は3位となり、リーグ改変がなくともスーパーリーグ昇格を果たすほどのチームになっています。昨季いっぱいで退団を表明していたイルファン監督が残留した今季は、昨季のリーグ得点王アブ・カマラ(リベリア)、そして守備陣を支えたいずれもチーム在籍3年目となるアイルトン(ブラジル)、谷川由来の両選手が残留する一方で、初のスーパーリーグ参戦に向けてFWスディ・アブダラ(ブルンジ)、MFシロジディン・クジエフ(ウズベキスタン)、DFセリオ・サントス(ブラジル)そしてGKジュリアン・シュワルツァー(フィリピン)を獲得しています。
 昨季はとにかくアブ・カマラにボールを集めるスタイルに徹したクチンシティFCですが、そのカマラ選手が自由にプレーさせてもらえない時に新加入のスディ・アブダラがどのようなプレーを見せるかが、チームの順位に直結しそうです。

<注目選手>
FWアブ・カマラ
昨季は2部プレミアリーグで11ゴールを挙げた得点王が、果たしてスーパーリーグで通用するのか。通用すれば、スーパーリーグを掻き回す存在になれるでしょうし、通用しなければ、今季は入れ替え戦がなくて良かった、という順位に終わる可能性があるクチンシティFCでは、単純にそこだけが注目ポイントです。

クランタン・ユナイテッドFC

<ホームスタジアム>
スルタン・ムハマド4世スタジアム(クランタン州コタ・バル-22000人収容)
<2022年シーズンの成績>
プレミアリーグ-5位(22試合6勝7分5敗 得点23失点19勝点25)
マレーシアカップ-ベスト16
FAカップ-ベスト16
<主な新規加入選手>
FWダヴィット(ブラジル、前アルバニア1部KFティラナ)
FWグレゴリ(ブラジル)
FWホセ・エルメル・ポルテリア(フィリピン、キリヴォン・ソク・セン・チェイFCより移籍)
MFエルニスト・バトゥルカノフ(キルギス、キルギス1部FCアブディシュ・アタ・カントから移籍)
MFモルガロ・ゴミス(セネガル、スコットランド3部クライドFCから移籍)
DFヤン・ヴィクトル・シルバ・パイシャン(ブラジル、韓国2部忠北清州FCから移籍)
FWシャズワン・ザイノン(クダ・ダルル・アマンFCから移籍)
FWインドラ・プトラ・マハユディン(ペラFCから移籍)
FWアキル・ヒルマン(ペラFCから移籍)
DFシャズワン・ザイポル(ペナンFCから移籍)
FW S・シャルヴィン(スランゴールFC2から移籍)
FWディルガ・スルディ(サバFCから移籍)
DFラティフ・スハイミ(ペナンFCから移籍)
DFアフマド・タスニム・フィトリ(サラワク・ユナイテッドFCから移籍)
GKアシラフ・オマル(マラッカ・ユナイテッドFCから移籍)

今季ユニフォーム(右がホーム、左がアウェイ。)

<チーム概要>
昨季在籍した本山雅志、深井脩平両選手と東山晃テクニカルディレクターが去り、日本人選手路線から方向転換をしたクランタン・ユナイテッドFCは、新監督に元ペナンFCのトマス・トルチャ氏(チェコ)を据えて、クラブ史上初のスーパーリーグに臨みます。
 外国籍選手は全員が新加入でダヴィッドとグレゴリーの両FWはいずれもブラジル出身で、ここに東南アジア枠のFWホセ・エルメル・ポルテリアが加わります。中盤はMFエルニスト・バトゥルカノフ(キルギス)、MFモルガロ・ゴミス(セネガル)、ディフェンスはDFヤン・ヴィクトル・シルバ・パイシャン(ブラジル)といった正直なところ、その実力はいずれも未知数のメンバーです。
 しかし今季のクランタン・ユナイテッドで注目したいのはむしろ新規加入のマレーシア人選手です。良く言えばリーグ経験が非常に豊富な、悪く言えば選手としてのピークを過ぎたような選手を大量に獲得しています。インドラ・プトラ・マハユディンを筆頭にシャズワン・ザイノン、アブドル・ラティフといった選手たちは前の所属チームでは出場機会を減らしていた選手たちですが、2部プレミアリーグが中止となっていることから降格の心配もなく、若い選手中心のクランタン・ユナイテッドFCにとっては、この「ベテラン」の力を借りて若い選手を育てていくシーズンとなるかもしれません。そういった意味ではトルチャ監督の手腕が試されるシーズンといっても良いでしょう。

<注目選手>
FWインドラ・プトラ・マハユディン
今季で選手生活21年目を迎えるインドラ・プトラ選手。国内リーグは400試合近くに出場し、150以上のゴールを挙げています。またパハンFA(現スリ・パハンFC)やクランタンFA(現クランタンFC)でリーグ優勝も経験している41歳は、昨季は若手中心のペラFCで9試合に出場しています。前述した通り、今季のクランタン・ユナイテッドFCもチームとして若返りを図る中で、このインドラ・プトラ選手は自身のプレーでこれまでの経験を伝えていくことになりそうです。ただしインドラ・プトラ選手への依存が高まるようなことがあれば、入れ替え戦のない今季は残留できても、来季以降は苦しい戦いを強いられることになります。

PDRM FC

<ホームスタジアム>
MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ-25000人収容)
<2022年シーズンの成績>
プレミアリーグ-6位(18試合6勝3分9敗 得点20失点28勝点21)
マレーシアカップ-ベスト16
FAカップ-1回戦敗退
<主な新規加入選手>
FW鈴木ブルーノ(日本、タイ3部バンコクFCから移籍)
FWウチェ・アグバ(ナイジェリア、サラワク・ユナイテッドFCから移籍)
FWチュクウ・チジョケ(ナイジェリア)
MFジャック・フェイ(セネガル)
MFチョー・ミン・ウー(ミャンマー、ミャンマー1部ヤンゴン・ユナイテッドより移籍)
DFジェームズ・オクウォサ(ナイジェリア、クウェート1部アル・シャバブより移籍)
DFマーカス・マコーレー(リベリア、ヨルダン1部モグハイェア・アル=サーハンより移籍)
GKラマダン・ハミド(UITM FCから移籍)

今季ユニフォーム(右がホーム、左がアウェイ。)

<チーム概要>
PDRM FCは、昨季からは守備的MFファディ・アワド(ヨルダン)が残留しただけで、そのほかに7名の外国籍選手が加入しています。特にトランスファーウィンドウ終了直前に加入が決まったFWチュクウ・チジョケ(ナイジェリア)とMFジャック・フェイ(セネガル)については、Transfermarktにも前所属などの記録が見つからず、どんな選手なのかが全く不明です。その一方で、昨季はサラワク・ユナイテッドで、その前はマラッカ・ユナイテッドでプレーしたウチェ・アグバや2シーズンぶりにマレーシアに復帰を果たした鈴木ブルーノ選手などもMリーグ経験者も獲得しています。とは言え、昨季は給料未払い問題により新戦力獲得をFIFAから禁止され、U21やU19の選手で構成されたペラFCやスランゴールFCのセカンドチームのスランゴール2と変わらない18得点25失点(18試合)から新規獲得選手がどのくらい戦力をアップさせてくれるのかに、チームの順位がかかっています。

<注目選手>
2017年にヌグリスンビランFA(現ヌグリスンビランFC)でMリーグでプレーを始めた鈴木ブルーノ選手。その後はトレンガヌFA(現トレンガヌFC)、PDRM FCとプレーした後、昨季2022年途中からはタイ3部のバンコクFCでプレーした後、2年ぶりにPDRM FCに復帰しました。1部スーパーリーグと2部プレミアリーグ(今季は中止)合計62試合で29ゴールを記録し、マレーシアでのプレー経験も豊富なブルーノ選手は、前述したように深刻な得点力不足のチームにとって即戦力のフォワードとして期待されています。

ペラFC

<ホームスタジアム>
ペラスタジアム(ペラ州イポー-27000人収容)
<2022年シーズンの成績>
プレミアリーグ-9位(18試合5勝2分11敗 得点16失点30勝点-給料未払いにより勝点9が剥奪されています。)
マレーシアカップ-プレミアリーグ上位4チームに入れず出場資格なし
FAカップ-ベスト16
<主な新規加入選手>
FWクリスチャン・オビオゾール(ナイジェリア、レバノン1部タダモン・スルから移籍)

FWハディ・ファイヤッド(J2岡山から移籍)
FWスニル・チャンドラン(PJシティFC から移籍)
FWアミルル・アクマル(FAM-MSNプロジェクトから移籍)
FWシャフィジ・イクマル(クチンシティFCから移籍)
FWファーミ・ダニエル(スランゴールFC2から移籍)
MFオズウィン・リム(PJシティFC から移籍)
MFハスヌル・ザイム(スリ・パハンFCから移籍)
MFファディル・イドリス(マラッカ・ユナイテッドFCから移籍)
DFファーミ・ダニエル(スランゴール2から移籍)
DFシヴァン・ピレイ(PJシティFCから移籍)
DFファリス・ズディハム(FAM-MSNプロジェクトから移籍)
DFフェリックス・アドリアーノ(FAM-MSNプロジェクトから移籍)
DFハジック・プアド(マラッカ・ユナイテッドFCから移籍)
DFラジャ・イムラン(サラワク・ユナイテッドFCから移籍)
DFハフィザル・モハマド(トレンガヌFCから移籍)
GKブライアン・シー(マラッカ・ユナイテッドFCから移籍)
GKフィルダウス・イルマン(PDRM FCから移籍)
GKトーフィク・アル=ラシド(サラワク・ユナイテッドFCから移籍)

今季ユニフォーム(右がホーム、左がアウェイ。)

<チーム概要>
昨季のペラFCは、給料未払い問題未解決を理由に新規選手獲得を禁止されたことから、U19やU21チームの選手をやりくりしてシーズン前半を戦いました。2度目のトランスファーウィンドウでは新たな選手との契約を結ぶことが許されたものの、資金難から大型補強はできず、昨季は10チーム中で9位となりました。それでも昨季終了後に通信事業やIT関連企業を運営するXOX社が新たなオーナーとなったことで経営は安定し、その後就任したのがリム・ティオンキム監督です。
 現役時代はヘルタ・ベルリン(ドイツ)やUDイビザ(スペイン)でプレーした後、バイエルン・ミュンヘンのユースでコーチをしていたリム監督は、マレーシア開催となったAFC U16アジアカップでマレーシアU16代表監督を務めるために帰国しましたが、チームはグループステージで敗退しました。ユースの指導経験が豊富ではあるものの、トップチームの指導経験はない中、今季ペラFCの立て直しを任されたリム監督ですが、今季は育成の年として若い選手を起用する方針を明らかにしているものの、クラブ創設100年を超えるチームのサポーターは2季ぶりの復帰となったチームへの期待は高く、育成とは言え成績が悪化すれば、リム監督への不満の声も聞こえてきそうです。
 そんなチームに欠かせない外国籍選手ですが、ルチアーノ・ゴイゴチェア(アルゼンチン)、サンディ・アフォラビ(ナイジェリア)の両MFは残留した一方で、FWクリスチャン・オビオゾール(ナイジェリア)を獲得しましたが、さらに開幕直前にはDFシム・ヒョンキ(韓国4部平澤市民FCから移籍)、GKイ・ジュハン(前オーストリア3部ATSVシュタッドル=パウラ)、FWソ・ソンウン(スペイン5部C.D.トゥイージャ)の3名の韓国出身選手を獲得しています。ただし、この3選手はプレシーズンでの不振を見た経営陣がリム監督の意思に反して獲得したといった報道もあります。
 いずれにせよ今季のスーパーリーグ最下位候補の1つであることは明らかで、外国籍選手が不発に終わると、早い段階でリーグ界に沈む可能性があります。

<注目選手>
FWハディ・ファイヤッド
U19、U23とマレーシアの年代別代表では飛び級で活躍してきたハディ選手ですが、ジョホール・ダルル・タジム(JDT)のセカンドチームを退団後、2018年12月にJ2岡山と契約してマレーシア人選手初のJリーガーとなりました。しかし岡山でプレーすることはなく、出場機会を求めて期限付き移籍したJ3沼津でも膝前十字靭帯損傷の大ケガなどもあり、2年間で3試合出場にとどまり、昨年オフに出身地のペラ州を本拠地とするペラFCと2年契約を結んでいます。
 ハディ選手は、リム監督が指揮を取ることがペラFCとの契約を結ぶ決め手の一つとなったことを明らかにしていますが、今年23歳ながらハディ選手には自分より若い選手も多いペラFCでは主力としての活躍が求められます。
 

2023マレーシアスーパーリーグ 第1節結果とハイライト映像(3)スランゴールは辛勝、パハンとヌグリスンビランは引き分けスタート

2月24日のJDT対トレンガヌ戦で開幕した2023年シーズンのマレーシアスーパーリーグ。2月26日には第1節の残り2試合が行われています。ジョホール・ダルル・タジム(JDT)に敗れたトレンガヌFCを除くと、第1節で勝点を挙げられなかったのはいずれも昨季は2部プレミアリーグでプレーしたチームで、同じ昇格組のクランタンFCを破ったクチンシティFCのみが勝点を挙げ、残る4チームは全て敗れています。
 第2節は2月28日から3月2日に行われ、第1節でともに敗れている昇格組のPDRM FCとペラFCの一戦はスーパーリーグ初の勝点を賭けた戦いになりますが、未勝利のクランタン・ユナイテッドはサバFCと、クランタンFCはスリ・パハンFCといずれもアウェイで対戦します。(試合のハイライト映像はMFLの公式YouTubeチャンネルより)

2月26日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリン・ジャヤ)
スランゴールFC 1-0 クランタン・ユナイテッドFC
⚽️スランゴール:ヤザン・アル=アラブ(40分)
🟨スランゴール:エイロン・デル・ヴァイエ、ダニアル・アスリ、アリフ・イズワン・ユスラン
🟨クランタン:カイル・アズリン・カザリ、ラティフ・スハイミ、
MOM:ヤザン・アル=アラブ(スランゴールFC)

 クラブ史上初のスーパーリーグ参戦となったクランタン・ユナイテッドFCの守備的布陣に苦しみながらも、スランゴールFCはヤザン・アル=アラブのゴールで辛勝しています。
 昨年末のAFF選手権でプレーした新加入の代表DFクザイミ・ピー、そしてやはり代表MFのムカイリ・アジマルがベンチスタートとなったスランゴールFCは、試合開始からチャンスを作りながらも得点には至らず、このまま前半は0-0で終了の気配が漂い始めた40分、ファイサル・ハリムの右サイドからのコーナーキックをヤザン・アル=アラブが頭で合わせてゴール!ここまで厳しく守ってきたクランタン・ユナイテッドでしたが、この時だけはヤザン選手をフリーで跳ばせてしまいました。
 スランゴールFCはキャプテンのブレンダン・ガンが後半には何度も好機を作りましたが、追加点は奪えず、今季初昇格のクランタン・ユナイテッドFCに辛勝しています。

2月26日@トゥンク・アブドル・ラーマンスタジアム(ヌグリスンビラン州パロ)
ヌグリスンビランFC 1-1 スリ・パハンFC
⚽️ヌグリスンビラン:カサグランデ(21分)
⚽️パハン:マリク・アリフ(48分)
🟨ヌグリスンビラン:カサグランデ
🟨パハン:シェルドゾ・ファイジエフ
MOM:トミー・マワト(ヌグリスンビランFC)
 戦前の予想ではスリ・パハンFC有利とされたこの試合は、今季がMリーグ7シーズン目となるカサグランデのゴールでヌグリスンビランFCが先制しました。戦前の予想に反して両チームが激しくせめぎ合う中、。新加入のシンガポール代表MFサフワン・バハルディンのクロスをエラルド・グロンが頭で落とし、それをカサグランデが押し込んだ、チームが今季の理想とする形での得点でした。
 しかし後半になるとスリ・パハンFCが徐々に優勢に試合を進め、48分には右サイドのデヴィッド・ローリーからのクロスを身長164cmの小兵、マリク・アリフがヘディングし、これがゴールとなり、スリ・パハンFCが同点に追いつきました。
 その後もスリ・パハンFCがチャンスを作るも、それに耐え切ったヌグリスンビランFCが貴重な勝点1を手にしています。

2023マレーシアスーパーリーグ順位表(第1節終了時)

PosTeamPWDLGFGA+/-Pts
1SAB11004043
2KDA11004133
3JDT11002023
4KCH11002113
5SEL11001013
6KLC10102201
7PEN10102201
8SRP10101101
9NSE10101101
10KEL100112-10
11KLU100101-10
12TRE100102-20
13PRK100114-30
14PDRM100104-40
チーム名:JDT-ジョホール・ダルル・タジム、TRE-トレンガヌFC、SAB-サバFC、NSE-ヌグリスンビランFC、SEL-スランゴールFC、KLC-KLシティFC、SRP-スリ・パハンFC、KDA-クダ・ダルル・アマンFC、PEN-ペナンFC、KEL-クランタンFC、KCH-クチンシティFC、KLU-クランタン・ユナイテッドFC、PDRM-PDRM FC、PRK-ペラFC

2023マレーシアスーパーリーグ 第1節結果とハイライト映像(2)
昇格組対決はクチンシティに軍配
KLは10人のペナンに追いつかれて引き分け
クダとサバは昇格組のペラとPDRMに力の差を見せて圧勝

2月24日のJDT対トレンガヌ戦で開幕した2023年シーズンのマレーシアスーパーリーグ。2月25日には第1節の3試合が行われています。昨季は共に2部プレミアリーグでプレーしたクランタンFCとクチンシティFCの対戦はクチンシティFCが逆転で勝利しています。また昨季のAFCカップ準優勝のKLシティFCは昨季スーパーリーグのペナンと対戦し、2-0とリードしたところから退場者が出て10人となったペナンに追いつかれて引き分けています。また昨季プレミアリーグでプレーしたペラFC、PDRM FCをそれぞれホームに迎えたクダ・ダルル・アマンFC(クダFC)とサバFCは揃って4ゴールを挙げる圧勝で今季を白星でスタートしています。本日2月26日には第1節の残り2試合、スランゴールFC対クランタン・ユナイテッドFC戦、ヌグリスンビランFC対スリ・パハン戦が開催されます。(試合のハイライト映像はMFLの公式YouTubeチャンネルより)

2月25日@スルタン・ムハマド4世スタジアム(クランタン州コタ・バル)
クランタンFC 1-2 クチンシティFC
⚽️クランタン:ミゲル・シフエンテス(51分)
⚽️クチンシティ:アブドラー・スディ(58分)、アブ・カマラ(71分)
🟨クランタン:ヌハ・マロング、ジェラルド・ガディット
🟨クチンシティ:セリオ・サントス、アダム・シリーン
MOM:アブ・カマラ(クチンシティ)

昨季のプレミアリーグ2位と3位の対戦となったカードは、ホームのクランタンFCが新外国籍選手ミゲル・シフエンテスのゴールで先制したものの、クチンシティFCはアブ・カマラのパスを受けたアブドラー・スディのゴールでその直後に追いつき、最後は相手DFのミスからボールを奪った昨季プレミアリーグ得点王のアブ・カマラが決勝ゴールを決めて、クチンシティFCが勝利しています。MOMには1ゴール1アシストのアブ・カマラが選ばれています。
 クチンシティFCの谷川由来選手はベンチ入りしませんでした。

2月25日@リカススタジアム(サバ州コタ・キナバル)
サバFC 4-0 PDRM FC
⚽️サバ:サディル・ラムダニ2(13分、71分)、パク・テス(38分)、スチュアート・ウィルキン(90+3分)
🟨サバ:ダニエル・ティン、パク・テス、リザル・ガザリ
🟨PDRM:アミル・サイフル、チョー・ミン・ウー、サフィー・アフマド
MOM:パク・テス(サバFC)

昨季スーパーリーグ3位のサバFCが3季ぶりにスーパーリーグに復帰したPDRM FCを破って、今季初戦を圧勝しています。
 PDRM FCの鈴木ブルーノ選手は68分に交代出場し、試合終了までプレーしています。

2月25日@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラFC 1-4 クダ・ダルル・アマンFC
⚽️ペラ:イクワン・ハフィゾ(3分)
⚽️クダ:リー・タック(17分)、ウィリアン・リラ(68分PK)、アリフ・ファルハン(84分)、ジョナタン・バロテッリ(90+4分)
🟨ペラ:サンデー・アフォラビ、ラジャ・イムラン・シャー、ハジック・プアド
🟨クダ:アクマル・ザヒル、ウィリアン・リラ、ジョナタン・バロッテリ
🟥ペラ:ハジック・プアド(🟨x2)、サンデー・アフォラビ(🟨x2)
MOM:リー・タック(クダ・ダルル・アマンFC)

2月25日@KLフットボールスタジアム(クアラ・ルンプール)
KLシティFC 2-2 ペナンFC
⚽️KL:パウロ・ジョズエ2(15分、72分)
⚽️ペナン:ハディン・アズマン(74分)、ジオヴァネ・ゴメス(86分)
🟨KL:ロメル・モラレス、ケニー・パッラジ、アンワル・イブラヒム、パウロ・ジョズエ
🟨ペナン:ラーマット・マカスフ、A・ナマテヴァン
🟥ペナン:A・ナマテヴェアン(🟨x2)
MOM:パウロ・ジョズエ(KLシティFC)

いずれも昨季はスーパーリーグでプレーした両チームの戦いは、昨季5位のKLシティFCが2点のリードを守りきれず、昨季最下位12位のペナンFCと引き分けています。
 ブラジル出身のパウロ・ジョズエがマレーシア国政取得と同時にマレーシア人選手登録されたことで、先発にはロメル・モラレス(コロンビア)、カイオン(ブラジル)、セバスティアン・アヴァンジニ(イタリア)、ジャンカルロ・ガリフオコ(オーストラリア)、ケヴィン・メンドーザ(フィリピン)と5名の外国籍選手が起用されたKLシティが、そのジョズエ選手の素晴らしいフリーキックで15分に先制しました。
 一方のペナンも攻め込まれながらもカウンターを仕掛けてKLゴールを狙いますが、前半はゴールを奪えないまま試合が進みました。さらに57分にはA・ナマテヴァンガこの試合2枚目のイエローをもらって退場、その後72分には再びジョズエ選手がペナルティエリアの外からシュートを放ちゴールを決めてKLに2点差をつけられてしまいました。
 しかし数的不利をものともせずボールを前へ運ぶペナンは、その直後の74分には昨季までKLシティでプレーしたハディン・アズマンがゴールを決めて1点差に迫り、さらに86分にはニック・アキフからのパスを受けたファリス・シャーのクロスをジオヴァネ・ゴメスが頭で合わせ、新戦力トリオが同点ゴールを生み出しました。
 試合はこのまま終了し、ペナンはアウェイで貴重な勝点1を得た一方で、KLシティは手中にしていた勝点2を失った気分でしょう。

2023マレーシアスーパーリーグ チーム紹介(3)
スリ・パハンFC
クダ・ダルル・アマンFC
ペナンFC

スリ・パハンFC

<ホームスタジアム>
ダルル・マクモルスタジアム(パハン州クアンタン-40000人収容)
<2022年シーズンの成績>
スーパーリーグ-7位(22試合8勝4分10敗 得点33失点31勝点27)
マレーシアカップ-ベスト16
FAカップ-ベスト8
<主な新規加入選手>
FWクパー・シャーマン(リベリア、トレンガヌFCから移籍)
FWルーカス・シルヴァ(ブラジル、ペナンFCから移籍)
DFステファノ・ブルンド(アルゼンチン、アルゼンチン2部エストゥディアンテス・ブエノスアイレスから移籍)
DFマイケル・グラソック(オーストラリア、オーストラリア1部シドニー・オリンピックFCから移籍)
FWシャミー・イスズハン(サラワク・ユナイテッドFCから移籍)
DFファドリ・シャス(JDTから移籍)
DFアズリフ・ナスルハク(JDTから期限付き移籍)
DFシャズワン・アンディック(JDTから期限付き移籍)
GKイルハム・タルミジ(JDTから期限付き移籍)

今季ユニフォーム(左からホーム、アウェイ、サードユニフォーム)

<チーム概要>
2021年には元米国代表でフィリピン代表監督も経験したトーマス・ドゥーリー、2022年にはそのドゥーリー氏がコーチとして連れてきたクリストフ・ギャメルと、いずれもシーズン途中で監督を更迭したスリ・パハンFCは、3年連続となる新監督に昨季はチームのテクニカルディレクターを務めたシンガポールのレジェンド、ファンディ・アフマド氏を迎えています。
 ファンディ監督のもとで新体制となったスリ・パハンは、DFシェルゾド・ファイジエフ(ウズベキスタン)、MFケヴィン・イングレッソ(フィリピン)の両外国籍選手を残留させた一方で、シーズン後半に加入し13試合でチーム最多となる9ゴールを挙げたスティーヴン・ロドリゲス(ブラジル)との契約を延焼せず、またチーム2位の7ゴールを挙げたリーグ屈指のMFマヌエル・イダルゴ(アルゼンチン)もチームを去るなか、昨季はトレンガヌFCで6ゴール(14試合)を挙げたFWクパー・シャーマンを獲得しています。これまでスーパーリーグでは61試合で39ゴールを挙げたシャーマン(リベリア)選手に加え、昨季はペナンFCで6ゴール(11試合)を挙げたFWルーカス・シルヴァ(ブラジル)といずれもスーパーリーグ経験者FW2名を獲得しています。
 またDF陣はいずれも190cmを超えるセンターバックのステファノ・ブルンド(アルゼンチン)、マイケル・グラソック(オーストラリア)が加わり、またJDTから大挙4名の選手(DF3名、GK1名)を期限付き移籍で獲得するなど、今季リーグ上位争いの大穴になりそうなのが今季のスリ・パハンFCです。

<注目選手>
MFアザム・アジー、MFエゼキエル・アグエロ
上では今季のスリ・パハンFCが「今季リーグ上位争いの大穴になりそう」と書きましたが、その鍵を握るのがこの両代表選手です。近年はケガを押して出場を続けているアザム選手は、以前のような自陣深くから相手サイドへの正確なロングパスなどは見られなくなっているものの、それでもスリ・パハンの司令塔として昨季は20試合に出場しています。その才能から毎年オフになると移籍が噂されますが、地元愛からか今季もスリ・パハンFC残留を決めたアザム選手は、自身の代表復帰のためにも今季の復活が期待されます。
 また昨年マレーシア国籍を取得したアルゼンチン出身のアグエロ選手は、代表初招集となった昨年末のAFF選手権でもゴールを決めるなど、帰化手続きにより昨季プレーできなかった鬱憤を晴らすかのような活躍を見せました。スリ・パハンFCで求めらる役割は、クダ・ダルル・アマンFCに移籍したマヌエル・イダルゴが抜けた穴を埋めることです。残留したケヴィン・イングレッソやAFF選手権ではチームメートとしてプレーしたデヴィッド・ローリーらとともにその穴が埋められるかどうかに注目です。

クダ・ダルル・アマンFC

<ホームスタジアム>
ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロー・スター-32000人収容)
<2022年シーズンの成績>
スーパーリーグ-8位(22試合8勝3分11敗 得点32失点41勝点27)
マレーシアカップ-ベスト16
FAカップ-ベスト16
<主な新規加入選手>
FWウィリアン・リラ・ソウザ(ブラジル、ヴァンフォーレ甲府から移籍)
FWジョナタン・バロッテリ(ブラジル、前韓国2部全南ドラゴンズ)
FWエベネゼル・アシフアー(ガーナ、前フランス2部ポーFC)
MFマヌエル・イダルゴ(アルゼンチン、スリ・パハンFCから移籍)
MFマヌエル・オット(フィリピン、トレンガヌFCから移籍)
MFアミルベック・ズラボエフ(タジキスタン、フィリピン1部ユナイテッド・シティFCから移籍)
DFアラン・ロバートソン(南アフリカ、フィリピン1部ユナイテッド・シティFCから移籍)
DFボヤン・シガル(セルビア、ウズベキスタン1部PFCナフバホール・ナマンガンから移籍)
MFリー・タック(スリ・パハンFCから移籍)
GKカラムラー・アル=ハフィズ(PJシティFCから移籍)
GKフィクリ・チェ・ソー(クランタン・ユナイテッドFCから移籍)

今季ユニフォーム(左がホーム、右がアウェイ)

<チーム概要>
シンガポール出身のアイディル・シャリン監督が就任した2019年は4位、そこから2020年2位、2021年2位と順調に力をつけていったクダ・ダルル・アマンFC(クダFC)でしたが、昨季は何故か外国籍選手を総入れ替えし、さらにマレーシア人選手の中心選手だったバドロル・バクティアルやリザル・ガザリなども放出するなど全く別のチームになった結果、8位となりました。
 シーズン終了を待たずに退団したアイディル監督に代わり、昨季までトレンガヌFCの監督を4季務めたナフジ・ザイン氏が新監督に就任したクダFCは、アイディル監督時代には考えられないほど積極的な補強を行い、昨季の8位から今季は一気に上位争いに加わりそうな勢いです。
 J2甲府から移籍したウィリアン・リラはJ2では90試合出場18ゴール、前韓国2部全南ドラゴンズのジョナサン・バロッテリはKリーグ2部で58試合で18ゴール(いずれもTransfarmarktによる)を挙げているようですが、前フランス2部ポーFCのエベネゼル・アシフアーも含め、心配なのはどの選手とも湿度の高い東南アジアでのプレーは初めてということ。気候だけでなく反則まがいの激しいプレーも多い中で期待通りの活躍を見せてくれるかどうかは未知数です。
 リーグ9位の41失点を喫した守備陣はPJシティFCから代表GKカラムラー・アル=ハフィズ、クランタン・ユナイテッドFCからは正GKのフィクリ・チェ・ソーを獲得した他、アラン・ロバートソン(南アフリカ)、ボヤン・シガル(セルビア)の両センターバックを獲得していますが、外国籍選手出場枠(ピッチ上は3名+アジア枠1名+東南アジア枠1名、この他ペンチ入り1名)もあり、アジア枠はアミルベック・ズラボエフ、東南アジア枠はマヌエル・オットになるので残る3枠をどう割り振るのかがナフジ監督の手腕にかかっています。マヌエル・イダルゴの起用の可能性は高いので、残りはFW1名、センターバック1名が外国籍選手起用の基本線となりそうです。
 後は昨季の成績を犠牲にしてまで起用された若手や中堅選手たち、DFではアリフ・ファルハンやアクマル・ザヒル、MFではアル=ハフィズ・ハルンやファズルル・ダネル、FWではファイヤド・ズルキフリなどが、その経験を生かしてチームに貢献できるかどうかがクダFC上位進出の鍵となりそうです。

<注目選手>
MFリー・タック、GKカラムラー・アル=ハフィズ
 英国出身のリー・タックは、2017年からマレーシアでプレーし、FIFAによる同一刻のリーグで5年連続でプレーする、という要件を満たしマレーシア国籍を申請、昨季はその国籍取得手続きが長引いたためリーグ戦の出場がありませんでした。それでも念願の国籍取得後には昨年末のAFF選手権に向けたマレーシア代表合宿に初招集されると、JDT勢不在の代表では8試合に出場し、2ゴールを挙げ存在感を示しました。そのタック選手は国籍取得申請を支援したスリ・パハンFCを離れ、今季はクダFCでプレーします。スーパーリーグでの豊富な経験に加え、チームを鼓舞するプレースタイルのタック選手はベテランが少ない今季のクダFCには貴重な存在です。
 これまで何度も代表合宿に呼ばれながら、試合出場がなかったカラムラー選手も昨年末のAFF選手権で代表デビューを果たしています。2020年からはPJシティFCの正GKを務め他からムラー選手はスーパーリーグでもトップクラスのGKでもあり、昨季は正GKが決まらず、起用された選手たちがことごと安定感を描いたクダFCには最適な補強となりました。

ペナンFC

<ホームスタジアム>
シティタジアム(ペナン州ジョージ・タウン-20000人収容)
<2022年シーズンの成績>
スーパーリーグ-12位(22試合2勝5分15敗 得点22失点45勝点11)
マレーシアカップ-ベスト16
FAカップ-ベスト8
<主な新規加入選手>
FWジオバネ・ゴメス(ブラジル、SERカシアス・ド・スルから移籍)
FWスーニー・サアド(レバノン、タイ1部PTプラチュワプFCから移籍)
MFアドリアーノ(ブラジル、マラッカ・ユナイテッドFCから移籍)
MFカート・ディゾン(フィリピン、フィリピン1部ユナイテッドFCから移籍)
MFウスマン・ファネ(フランス、英国3部モアカムFCから移籍)
DFゾー・ミン・トゥン(ミャンマー、タイ1部チョンブリーFCから移籍
DFリュウ・ヤマグチ(日本、FCマラガシティアカデミーから移籍)
DFアン・セヒ(韓国、ベトナム1部ホアンアイン・ザライFCから移籍)
FWハディン・アズマン(KLシティFCから移籍)
FWヌル・イザット(スリ・パハンから移籍)
MFニック・アキフ(トレンガヌFCから移籍)
DFアズミール・アリフ(クダ・ダルル・アマンFCから移籍)
DFダニッシュ・ハジック(ペラFCから期限付き移籍)
GKランディ・リニン(UITM FCから移籍)

今季ユニフォーム(左がホーム、右がアウェイ)

<チーム概要>
2020年にマンズール・アズウィラ監督のもと、2部プレミアリーグで優勝し1部スーパーリーグに昇格したペナンFCは、マンズール監督がスーパーリーグで監督を務めるのに必要なAFCプロライセンスを保持していなかったことから、スーパーリーグ参加に向けてチェコ出身のトマス・トルチャ監督が就任しました。
 昇格初年度となった2021年は新型コロナの影響でリーグは11試合に短縮されたものの、リーグ3位となる大躍進を見せましたが、監督と経営陣の意見の相違が明らかになると、トルチャ監督を更迭されてしまいました。そして迎えた昨季2022年シーズンは後半はほぼ最下位を独走した後、最終的には11位に勝点差6をつけられて最下位に終わっています。幸いにもリーグ改編により2部プレミアリーグが中止となり、入れ替え戦を逃れることはできましたが、今振り返ってみても、監督交代は経営陣の明らかな判断ミスでした。
 今季のペナンFCは、マンズール監督がAFCプロライセンス取得見込み(注:この記事執筆時点ではマンズール監督はライセンス取得ができていません)のため、昨季の監督代行から昇格して指揮を取りますが、ジョホール・ダルル・タジム(JDT)、トレンガヌFC、クランタンFCとともに外国籍選手枠9名の上限いっぱいまで選手を獲得したチームです。
 2021年シーズンの好成績に貢献したブラジルトリオのうち、昨季から残留したのはDFラフェエル・ヴィトール(ブラジル)だけで、MFエンドリック(JDTへ移籍)、FWカサグランデ(ヌグリスンビランFCへ移籍)は退団しています。それでもチームのブラジル路線に変更はなく、昨季までの2シーズンをマラッカ・ユナイテッドFCでプレーし4ゴール(19試合)上げたMFアドリアーノ、そしてFWジオバネ・ゴメス(SERカシアス・ド・スルから移籍)の両ブラジル出身選手を獲得しています。
 FW、DF共に新戦力を積極的に獲得したのは、22得点がリーグ最多9位タイ、45失点がリーグ最多2位と、昨季は攻守共に課題が山積みだったことがあります。人数を増やせば解決する問題とは思えませんが、幸いなことに今季も2部プレミアリーグは中止のため2部降格の心配がないので、たとえ今回の大型補強が大失敗に終わっても安心です。

<注目選手>
FWハディン・アズマン、DFリュウ・ヤマグチ
KLシティFCから移籍したハディン・アズマンはフェルダ・ユナイテッドFC(既に解散)時代から見えている選手なのですが、先発で起用されるとそこそこ力を発揮するものの、スーパーサブ的な器用ではあまり効果的な役割が果たせない選手です。フェルダ・ユナイテッド解散後はクダFC、KLシティFCとプレーしたものの、主力としての起用はなく、数字も残せていません。ただ今回所属するペナンFCにはマレーシア人FW/攻撃的MFの人材がおらず、一花咲かせる機会はKLシティFCよりははるかにありそうです。
 リュウ・ヤマグチ選手に関しては、transfermarktを見ても何の情報もなく、どんな選手なのかが分からないので、プレーに注目する選手というよりも、そもそもどんな選手なのかを知りたいという感じです。ググってみると、本名はリュウ・クリスティアン・ヤマグチでマレーシア国籍という記述やマラガシティFC所属などという記事も見つかるのですが、詳しい情報が見つからないのが現状です。