5月23日のニュース:ペラ州FAは新オーナーがペラFCのユニフォームをピンク色にすることを容認、海外組がドバイの代表候補合宿に合流

ペラ州FAは新オーナーがペラFCのユニフォームをピンク色にすることを容認
 Mリーグ1部ペラFCの新オーナー候補にコスメ会社社長のハスミザ・オスマン氏が挙がっていることに関連し、ペラ州サッカー協会(ペラ州FA)はペラFCの再生のためにはユニフォームをピンク色にすることも厭わないと話しています。
 給料未払い問題により主力選手が次々に退団しているペラFCは、現在新たなオーナーを探している最中ですが、その候補に新オーナー候補に資産家でコスメ会社社長のドクター・ヴィダことハスミザ・オスマン氏が挙がっています。かつてケランタンFCのメインスポンサーとして2016年から2017年にかけて1600万リンギ(およそ4億2000万円)を支援したハスミザ氏は、本拠地のスルタン・モハマド4世スタジアムをピンク色に塗装し、またピンク色のユニフォームを採用するなどしたことがあることから、ハスミザ氏のインスタグラムにはペラFCサポーターからは新オーナーとしてチームの救済を求める声が上がる一方で、ユニフォームをピンク色にはしないで欲しいとコメントが見られました。
 この件についてペラ州FAのヤザン・モハマド会長代理は、現時点ではハスミザ氏からはペラFC買収について正式な交渉を開始する依頼は受け取っていないとする一方で、このハスミザ氏を含め複数の個人や企業と買収に関する話し合いを行っていることを認め、その際には伝統的な黄色と黒のユニフォームが維持されれば、それ以外にはピンク色をユニフォームに採用することは厭わないとしています。

海外組がドバイの代表候補合宿に合流
 マレーシアの通信社ブルナマは、海外組の1人のルクマン・ハキム・シャムスディン(ベルギー1部KVコルトレイク)が合流し、アラブ首長国UAEのドバイで行われている代表候補合宿に参加する全選手が揃ったと報じています。今回の代表候補合宿の海外組は、ルクマン選手のほか、リリドン・クラスニキ(オーストラリア1部ニューカッスル・ジェッツ)、ドミニク・タン(タイ1部ポリス・テロFC)、ジュニオール・エルドストール(タイ1部チョンブリーFC)の総勢4名です。
 FIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選兼AFC選手権アジアカップ2023年大会予選に出場するマレーシア代表は、集中開催地となっているUAEで代表候補合宿を行っていますが、タン・チェンホー代表監督にとっては、自身が招集したい選手全員を集めることができた代表候補合宿は2019年11月以来となります。
 今回の代表候補合宿ではいずれも帰化選手のギリェルメ・デ・パウラ(JDT)とリリドン・クラスニキが代表初招集となっていますが、タン監督はこの両選手も含め全員を5月23日に行うクウェート戦、5月28日に行うバーレーン戦の練習試合2試合で精査し、予選で起用する選手を決めたいとタン監督はメディアとのオンライン記者会見で話しています。
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 国内メディアでは海外組への期待が高まっていますが、3月に閉幕したタイ1部リーグレギュラーとして試合に出続けたジュニオール・エルドストールを除けば、ケガでシーズン後半を棒に振ったドミンク・タン、今季のベルギー1部リーグでは2試合の出場のみのルクマン・ハキム・シャムスディン、そして今季は全て途中出場で最長でも45分しかプレーしていないリリドン・クラスニキと、海外にいるだけで出場機会がない選手に過度な期待をかけるのは、試合に出ない事実には目を向けず海外にいるだけ組をもてはやしたどこかの国のメディアと似ています。

5月22日のニュース:代表経験不足によりニコラス・スウィラッドはタイ1部昇格のノーンブワ・ピッチャヤFC退団へ、トレンガヌはバーレーン出身のMFを獲得か、ペラFCオーナー候補にコスメ会社社長が浮上

代表経験不足によりニコラス・スウィラッドはタイ1部昇格のノーンブワ・ピッチャヤFC退団へ
 タイ2部リーグのノーンブワ・ピッチャヤFCは今年3月に閉幕した2020/2021年シーズンで優勝し、1部への昇格を決めましたが、このチームにシーズン途中からに加入したDFニコラス・スウィラッドは2部での最終戦となったカセサートFC戦でゴールを決めるなどし、2021/2022年シーズンへ向けて契約が更新されたことも発表されていました。
 しかし残念ながらスウィラッド選手は来季は1部でプレーできず、チームを退団せざるを得なくなったとサッカー専門サイトのヴォケットFCが報じています。
 来季からタイ1部でプレーするノーンブワ・ピッチャヤFCですが、タイ1部リーグは外国籍選手登録について自国の代表チームで3試合以上出場していなければならないという規定があることから、マレーシア代表での試合出場経験がないスウィラッド選手を外国籍選手登録できなくなったということです。
 2019年3月の国際親善試合エアマリンカップでは、在籍していたPKNS FCでの活躍により代表に召集されたスウィラッド選手ですが、このときは鼠蹊部(そけいぶ)のケガで招集を辞退していました。
 英国出身のスウィラッド選手は母親がマレーシア人であることからマレーシア国籍を取得し、ノーンブワ・ピッチャヤFC移籍前の6年間はMリーグのPKNS FCやスランゴールIIでマレーシア人選手として登録されていました。

トレンガヌはバーレーン出身のMFを獲得か
 Mリーグ1部スーパーリーグのトレンガヌFCは、開幕時に登録した2名の外国籍選手がケガにより長期離脱していることから、5月30日まで開いているトランスファーウィンドウ期間に新たな外国籍選手を補強することを明言しています。既に昨季まで3年間トレンガヌFCでプレーしたリー・タック(英国)を同じ1部のスリ・パハンから期限付き移籍で獲得したを発表したことから、もう1人もやはり昨季まで2年間トレンガヌFCでプレーしたウズベキスタン出身のサンジャル・シャアフメドフを獲得するのではと噂されていましたが、現在ウズベキスタン1部のFCアルマリクでプレーするシャアフメドフ選手の獲得に失敗したことから、今度はバーレーン出身の21歳MFハビビ・ハルンが獲得候補に挙がっていると、マレーシア語紙ブリタ・ハリアン電子版が伝えています。
 現在はバーレーン1部のアル・リファーSCから2部のアル・カリディアへ期限付き移籍中のハビビ選手は、2019年にはアル・リファーSC時代には現在、スランゴールFCでプレーするイフェダヨ・オルセングンともチームメートだった経験もある他、昨季はAFCカップへの出場経験もあるということで、今季AFCカップに出場するトレンガヌFCにとっては経験者の獲得は貴重でしょう。現在、外国籍選手AFC(アジアサッカー連盟加盟国)枠のクリス・ハード(オーストラリア)がケガで離脱中のトレンガヌFCはバーレーン出身のハビビ選手を獲得した場合はこのハード選手に代わってAFC枠での登録が可能です。

ペラFCオーナー候補にコスメ会社社長が浮上
 給料未払い問題により今季開幕時のすでに主力選手4名が退団したMリーグ1部ペラFCは経営危機により新たなオーナーを探していますが、その候補に資産家で知られるコスメ会社社長が浮上しているとマレーシア語紙ウトゥサン・マレーシア電子版が報じています。
 ドクター・ヴィダの愛称で知られているハスミザ・オスマン氏は自身のインスタグラム上にペラFCの本拠地ペラスタジアム前で撮影した自身の写真に「フォロワーに「新たな一歩を踏み出すべきでしょうか。(フォロワーの)皆さんの意見はいかがでしょうか。」というメッセージを加えて投稿しています。
 ウトゥサン・マレーシアによれば、この投稿に対する数千というペラFCサポーターが反応し、その内容は概ね良好だということですが、一部ペラFCサポーターからオーナーとなることは歓迎だが、ピンク色はチームカラーに採用しないで欲しいという声も上がっています。これはケランタン州出身のハスミザ氏は2016年から2017年にかけて同じMリーグのケランタンFA(当時、現在のケランタンFC)のメインスポンサーだったことに由来します。当時は本拠地のスルタン・モハマド4世スタジアムをピンク色に塗装し、チームにはサードユニファームとしてピンク色のユニフォームを導入したことを指していると思われます。
 ペラFCから接触を受けたことも認めたハスミザ氏は「自分では失敗とは思っていないが、(ケランタンFAのメインスポンサー時代は)サッカー界を騒がせてしまったことは事実である」と述べる一方で『前回の経験で様々なことを学んだので、今回は同じ失敗はしないだろう。」と述べています。
(下は投稿されたハスミザ氏がペラスタジアム前で撮影した写真-ハスミザ氏のインスタグラムより)

5月13日のニュース:ペラFCの選手流出-1.退団のケニー・パッラジはKLシティに加入、2. GKハフィズルには複数クラブが接触、スリ・パハンのリー・タックはMリーグ他クラブへ期限付き移籍か、マラッカUは外国籍FW2名を入れ替えへ

 イスラム教の断食月明けの休みハリラヤが今日から始まるマレーシア。国民の7割近くがイスラム教徒のマレーシアでは1年間で最大の祝日ですが、新型コロナウィルス感染拡大が続く状況下では、昨年に続き今年も静かなお祝いとなりそうです。

ペラFC選手流出-1. 退団のケニー・パッラジとJ・パルティバンはKLシティに加入
 給料未払い問題で選手の流出が止まらないMリーグ1部スーパーリーグのペラFCからケニー・パッラジとJ・パルティバンの両選手がが同じスーパーリーグのKLシティに加入したことを英字紙スター電子版が報じています。
 今季第13節までの10試合の先発を含む11試合に出場したケニー選手と、9試合の先発を含む10試合に出場したパルティバン選手の退団は、先日このブログでも取り上げた主将のシャールル・サアドとブラジル出身で帰化選手のギリェルメ・デ・パウラの退団(その後はいずれもスーパーリーグのJDTに加入)に続く主力選手の流失で、ペラFCはリーグ再開後もクラブ史上初となる2部降格の危機に面することになりそうです。
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 両選手を獲得したKLシティのボジャン・ホダック監督は、今季1部に昇格したチームの前半戦を振り返り、一部の選手は1部でのプレーに適応できていない話しており、ケニー、パルティバン両選手の獲得は大幅な戦力増になると話しています。

ペラFC選手流出-2. GKハフィズルには複数クラブが接触
 同じペラFCの正GKハフィズル・ハキムはマレーシアの通信社ブルナマの取材に対し、スーパーリーグの3クラブから接触があったことを明らかにしています。「東海岸のクラブ」「クランバリー(KLとスランゴールを含む首都圏)のクラブ」そして「南部のクラブ」からの獲得オファーを受けたと話すハフィズル選手は、今後については決定しておらず、現在は家族と協議中としていますが移籍が濃厚です。
 ペラ州出身のハフィズル選手は、地元を離れるのは辛いとしながらも、未払い給料問題の解決に対して明確な回答が得られていないこと、さらに経営陣からの「ペラFCでプレーしたくなければ他のクラブを探せば良い」という発言に自分を含めた多くの選手が失望したと述べています。

スリ・パハンのリー・タックはMリーグ他クラブへ期限付き移籍か
 トランスファーウィンドウ期間中に獲得した新外国籍選手らの活躍で2連勝中のスリ・パハンは、開幕からプレーしていた英国出身のリー・タック選手が外国製選手枠の都合で出場登録を外れましたが、ドラー・サレー監督はこのタック選手を期限付き移籍で獲得したいというオファーを受け取っていると、マレーシア語紙ブリタハリアン電子版が報じています。
 最終的な移籍先はオーナーであるパハン州スルタンで現国王のトゥンク・アブドラ殿下の叔父に当たるトゥンク・アブドゥル・ラーマン・スルタン・アフマド・シャー殿下が決定するとしています。
 またマレーシア語紙ウトゥサン・マレーシア電子版は、期限付き移籍先として昨季まで3季に渡って在籍した同じスーパーリーグのトレンガヌが有力だと報じています。
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 2017年からMリーグでプレーするタック選手は、祖母がマレーシア人とされ、これまで何度も帰化選手候補としてその名前が挙がっていましたが、書類の不備などを理由に実現していませんでした。しかし今季も継続してマレーシアでプレーすれば連続在籍期間が5年となり、FIFAが求める帰化選手の条件を満たすことから、パハンは自チームでプレーできなくともタック選手との契約を維持し、来季は帰化申請を支援した上で帰化選手(=マレーシア人選手)として外国籍選手枠を気にせずプレーさせる意向があると言われています。

マラッカUは外国籍FW2名を入れ替えへ
 第13節を終えて3勝5分5敗の11位と降格圏で前半戦を終えたマラッカ・ユナイテッドはステファン・ニコリッチ(モンテネグロ)とアレックス・ドス・サントス・ゴンサウヴェス(ブラジル)の両FWとの契約を解除し、新たなストライカー2名を獲得すると、ウトゥサンマレーシアが報じています。
 マラッカ・ユナイテッドはここまで13試合で15得点を挙げていますが、これはUITM(4点)、PJシティ(10点)、ペラ(14点)に続き、リーグ全体で4位の少なさで、この15得点中、ニコリッチ選手が4点、アレックス選手が3点を挙げています。
 マラッカ・ユナイテッドのシャイフル・モハマド・サペリCEOはニコリッチ、アレックス両選手には既に契約解除が伝えられていることを明かし、新たに2人のブラジル出身が代わりに加入すると述べています。そのうち1人は既にクアラルンプールで検疫隔離に入っており、もう1人はブラジルのリーグ戦に出場中で、近いうちにマレーシアに到着予定だということです。
 ニコリッチ、アレックス両選手以外にマラッカ・ユナイテッドにはDFチャン・ソグォン(韓国)、MFソニー・ノルデ(ハイチ)、MFマヌエル・オット(フィリピン)が在籍していますが、この3選手については後退はないと話すシャイフルCEOは、サポーターからもチーム不振の責任を取るべきと解任要求が出ているザイナル・アビディン・ハサン監督について今日からハリラヤ(始まるイスラム教の断食月明けの休み)後に続投か否かを決定すると話しています。

5月12日のニュース:「神の手」ゴール-FAMは審判らを処分対処に、ペラ州FA-ペラFC経営陣は給料未払い問題の迅速な解決を、MFL-サポーターの発煙筒投入でペラFCを処分

 Mリーグは断食月明けの祝日もあり先週末で中断期間に入りました。5月16日からはW杯予選に出場する代表候補合宿が始まり、6月には代表はW杯予選、昨季チャンピオンのJDTはAFCチャンピオンズリーグ、同2位と3位のクダ・ダルル・アマンとトレンガヌはAFCカップがそれぞれ控えています。なお、Mリーグは1部スーパーリーグは7月9日から、2部プレミアリーグは6月18日から再開します。
 また5月30日までは今年2度目のトランスファーウィンドウ期間となっており、前半戦不振のクラブを中心に今月は選手の加入、退団などのニュースが多くなりそうです。

「神の手」ゴール-FAMは審判らを処分対処に
 先週末に開催されたMリーグ1部スーパーリーグ第13節のUITM FC対KLシティFCでは、ロスタイムにKLシティのシュコル・アダンが「神の手」ゴールで同点に追いつき、UITMの今季初勝利が「奪われ」ました。映像で見る限りはゴール前に上がったパウロ・ジョズエのフリーキックに対して両手を挙げた跳んだシュコル選手の手に当たっているように見える一方で、身体の他の部分は接触していませんでした。UITMの選手は主審に激しく抗議しましたが、主審はそれを受け付けませんでしたが、さらに酷かったのは試合後に発表されたFAMの公式記録では得点者がシュコル選手となっていたことでした。これがシュコル選手の後ろにいたUITMの選手の自殺点とされれていればおそらく話はここで終わりましたが、シュコル選手のゴール認定により、公式に「神の手」が認められたことになります。
 マレーシアの通信社ブルナマの報道によれば、この一件についてマレーシアサッカー協会FAM審判委員会のS・シヴァスンダラム委員長は、(UITMの勝利から引き分けと)試合の結果を変えることになった反則を見逃すという職務怠慢を理由に、シャリザン・ソリヒム主審を含めこの試合の全ての審判に対して処分を行うことを発表しています。
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 審判の処分は決まっても、試合の結果が覆ることがないでしょうからUITMにとってはやられ損、シュコル選手はやり得で結局、話が終わってしまいそうです。また今回の一件で審判に対する心証もさらに悪くなってしまうことは必至です。

ペラ州FA-ペラFC経営陣は給料未払い問題の迅速な解決を
 給料未払い問題により選手が練習ボイコット、さらに主力選手が続々と退団し始めたMリーグ1部スーパーリーグのペラFCに対し、ペラ州サッカー協会(ペラ州FA)は先日、責任を取って辞任したペラFCのリザル・アリ・ナイザリCEOに対し、辞任後も継続して給料未払い問題の解決に取り組むことを求めていると、ブルナマが報じています。
 ペラ州FAのムハマド・ヤザン・モハマド会長代行は、リザルCEOの辞任は問題の解決には繋がらないだけでなく、この問題の責任をとるべき人物が不在となる事態を非難しています。またペラ州FAはこの給料未払い問題に関しての責任を負うつもりがないとも話しています。
 この問題の責任をとることを理由に辞任したリザルCEOですが、ペラFCのオーナーを広く募集したいとしているものの、それ以上は何もせず辞任したことに対し非難が集まっていました。
 ペラ州FAのヤザン会長代行は、給料未払い問題は目新しい問題ではなく、クラブは州政府に資金を依存する体質が変わらないまま運営されてきた結果だとし、まずはクラブの生き残りのために新たなオーナーを探すことが優先されるべきとしています。
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 国内サッカーは州対抗戦として始まった歴史的背景もあり、州政府からの資金で運営されてきた大半のMリーグクラブにとっては人ごとではない問題です。コロナウィルスによる無観客試合による入場料収入減なども不遇な面もありますが、コロナ禍のここ1年でもこのペラFC以外にもクダ・ダルル・アマン、スリ・パハン、マラッカ・ユナイテッド、さらにはPDRMなどで給料未払いが起こっており、今後も同様の問題が明らかになる可能性があります。

MFL-サポーターの発煙筒投入でペラFCを処分
 給料未払い問題から主将のシャールル・サアドと帰化選手のギリェルメ・デ・パウラが退団したペラFCは、先週末に行われた第13節、本拠地で開催されたスリ・パハンFCでは経営陣に不満を表明する一部サポーターが試合中のピッチに発煙筒を投げ込み、試合が一時中断する事態が起こりました。
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは、新型コロナウィルス感染拡大防止のため入場制限を行なっている最中で起こったこの件を重く見て、試合主催者のペラFCを処分すると述べています。
 現在はマッチコミッショナーの報告を待っていると述べたアブドル・ガニCEOは、現在のクラブを取り巻く状況に不満を持った一部のペラFCサポーターによる行動だろうと述べ、このような行動はむしろ自身が応援するクラブにとって不利益になることを理解するべきだと話し、このような行為に対して厳罰で対処すると話しています。
 なおこの試合はペラFCはスリ・パハンFCに敗れています。

Mリーグ1部スーパーリーグ第13節結果

 新型コロナ感染者が再び増加しているマレーシア。1日あたりの新規感染者が4000人前後で高止まりする日が続き、国内各地では活動制限令MCOや条件付き活動制限令CMCOが施行され、Mリーグの試合は無観客で開催されています。
 Mリーグに目を向けると5月3日から開いている今年2度目のトランスファーウィンドウ期間に加入した選手たちが今節の試合に出場し、中には早速ゴールを決めるなど活躍する選手も出ています。
 なおスーパーリーグは今節終了後、5月16日から始まる代表候補合宿、そして6月3日から始まるW杯アジア2次予選、さらにアジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグやAFCカップが続くことから、2ヶ月の中断期間に入り、次節第14節は7月9日から再開します。
 各試合のハイライト映像はMリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLのの公式Youtubeチャンネルからお借りしています。

2021年5月8日@リカススタジアム(サバ州コタキナバル)
サバ 0-1 クダ・ダルル・アマン
得点者:サバ-、クダ-クパー・シャーマン(79分)
 激しい雨のため1時間近く中断した試合は再開後もボールが水たまりで止まってしまうような状況でしたが、それでも双方が激しくせめぎ合う中、サバ守備陣のミスをついてクパー・シャーマンが貴重なゴールを決めて勝利しています。
 サバは新加入のFWヨシプ・イヴァンチッチを起用するなど本拠地4連勝を目指しましたが、反撃も及びませんでした。

2021年5月8日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
UITM 1-1 KLシティ
得点者:UITM-クォン・ヨンヒョン(84分)、KL-シュコル・アダン(90+4分)
 今季ここまで未勝利のUTIMは終盤に新加入のFWクォン・ヨンヒョンのゴールで先制し、このまま逃げ切ると思われたロスタイムに失点を喫し、今季初勝利を逃しています。
 しかしこのシュコル・アダンの同点ゴールは映像で見るとヘディングに跳びながら手を高く挙げてゴールを決めた「神の手」ゴールに見え(写真下、写真はUITM FCの公式Facebookより、中央で手を挙げているのがシュコル選手)、UTTMの選手もこれに激しく抗議しましたが、主審はそれを認めませんでした。とここまでは手に触れていることを見逃した主審のミスということになりますが、FAMが発表した公式記録でもシュコル選手を得点者としていることから、Mリーグはシュコル選手の手を使ったゴールを認めたことになります。ちなみに41歳のシュコール選手はこのゴールで先日、サバFCのアムリ・ヤハヤ選手が作ったMリーグ最年長ゴール記録を更新しています。

2021年5月8日@シティスタジアム(ペナン州ジョージタウン)
ペナン 0-3 JDT
得点者:JDT-サファウィ・ラシド(15分)、ベルグソン・ダ・シルヴァ(43分)、モハマドゥ・スマレ(51分)
 リーグ首位を快走するJDTは前節第12節で脳震盪(のうしんとう)を起こして退場したゴンザロ・カブレラに代わりセカンドチームからフェルナンド・ロドリゲスを昇格させ、またサファウィ・ラシドとアリフ・アイマンを初めてともに先発させるなど布陣を変えて臨んだ試合でしたが、ペナンを一蹴しています。
 DFリュウジ・ウトモをケガで欠くペナンFCはこれまで起用していたDFムハンマド・ファディル・イドリスに代えてベテランのDFアズミ・ムスリムを先発させるなどJDT対策を立てながらの完敗でした。また自身のゴールが認められなかったことに抗議してイエローカードをもらっていたエースのカサグランデがその後の反則で2枚目のイエローで退場、これに抗議したトマス・トゥルチャ監督も退場となるなどペナンFCにとっては後味の悪い敗戦となりました。

2021年5月9日@ハン・ジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ・ユナイテッド 0-0 PJシティ
得点者:なし
 本拠地では3連敗中のマラッカが終始、優勢に試合を進めるもPJシティのGKカラムラー・アルハフィズの好セーブなどもあり無得点。スーパーリーグで唯一、外国籍選手がいないPJシティと引き分けています。

2021年5月9日@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラ 2-3 スリ・パハン
得点者:ペラ-レアンドロ・ドス・サントス(68分PK)、カレッカ(90+5分)、パハン-アウン・カウン・マン (35分)、ケニー・アティウ2(58分、88分)
 トランスファーウィンドウ期間中の新加入組の内、検疫隔離により合流が遅れていたミャンマーU22代表のアウン・カウン・マンが先発しデビュー戦で早速ゴールを決めています。また同じ新加入組ののケニー・アティウも2ゴールを決めるなど、新戦力の活躍でパハンが連勝しています。前節に1ゴール1アシストで勝利に講演したマヌエル・イダルゴとともに新戦力の加入で全く別のチームになったパハンは、リーグ再開後の台風の目となりそうです。
 一方のペラは給料未払い問題により退団が噂されているブラジル出身コンビがゴールを決めましたが、これは獲得を狙う他チームへの良いアピールとなったのではないでしょうか。またこの他にも退団の可能性が報道されたケニー・パッラジ・ダバラギやパルティバン・ジャナセカランの両主力選手はこの大事な試合にベンチ入りせず、移籍の可能性が濃厚です。

2021年5月9日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴール 1-2 トレンガヌ
得点者:スランゴール-イフェダヨ・オルセグン(50分PK)、トレンガヌ-エンク・ヌル・シャキル(73分)、カルリ・デ・ムルガ(87分)
 トレンガヌが敵地で逆転勝ちし、JDTとの勝点差を3として再び2位に浮上しています。
 引き分けを挟んで3連勝のスランゴールは前節のスリ・パハン戦に続き、終盤にゴールを許すなど勝ちきれない試合が続き、トップ3とは徐々に勝点の差が開き始めました。

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第13節終了時)

 ClubGWDLGFGAGDP
1JDT139312862230
2TFC138322012827
3KDA138232113826
4PEN136431814422
5SEL135442220219
6KL134541714317
7SBH134451717016
8PJ133641014-415
9PHG133371622-612
10PRK133371421-712
10MU133551519-4*11
12UITM130211430-262
*マラッカ・ユナイテッドは給料未払いのため、勝点3剥奪処分を受けています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第13節終了時)

選手(所属クラブ)ゴール数
1イフェダヨ・オルセグン(SEL)12
2ベルクソン・ダ・シルバ(JDT)11
3クパー・シャーマン(KDH)9
4カサグランデ(PEN)7
パウロ・ジョズエ(KL)7
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

5月9日のニュース:ペラの代表コンビがJDT加入、ペラFCはクラブ史上初の2部降格危機に、サバとUITMには新外国籍選手加入

ペラの代表コンビがJDT加入
 Mリーグ1部スーパーリーグのJDTは公式Facebook上で、DFシャールル・サアドとFWギリェルメ・デ・パウラの加入を発表しています。シャールル、デ・パウラ両選手は今年3月の代表候補合宿にも参加しており、5月16日から予定されているFIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選代表候補合宿にも召集が予想されています。
 シャールル選手、そしてブラジル出身ながら帰化選手のデ・パウラ選手の加入で、JDTはチーム内で出場機会を巡っての競争も激化しそうです。またJDTは同じスーパーリーグのサバ、マラッカ・ユナイテッド、スリ・パハン、UITMに期限付きで選手を移籍させる方針を発表しており、チーム内で出場機会がなければ代表候補でも期限付き移籍となる可能性すらあります。
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 このブログではシャールル選手がスリ・パハンから獲得オファーを受けていることは取り上げましたが、結局はマレーシア人選手なら誰もがプレーしたいJDTが移籍先に決まりました。
 シャールル、デ・パウラ両選手の加入により、JDTのマレーシア人選手は全員が代表選手という布陣も可能で、国内リーグで代表チームプラス外国籍選手という圧倒的な強さを持つチームがプレーするといういびつな状況にもなります。代表チームの強化という点では良いかもしれませんが、すでにJDTの1強時代が続いているMリーグに対してはJDTのサポーター以外は興味を失ってしまうかも知れません。
 タン・チェンホー代表監督もAFC選手権アジアカップ2019年大会予選の際に14名のJDT選手を召集してサッカーファンからJDTへ贔屓(ひいき)という批判を浴びた結果、そのJDT選手たちを代表から外さざるを得なくなるといった事態も起きています。国内の良い選手を選んだら結果としてJDTの選手ばかりになってしまったということでしょうが、今回の二人の移籍でそういったことが起こる可能性が高まりました。

ペラFCはクラブ史上初の2部降格危機に
 第12節を終え、今季9位のペラFCは1982年のリーグ創設以来、常に1部でプレーしてきたクラブですが、今季は降格の危機に直面していると英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が報じています。
 ペラFCは2ヶ月以上の給料未払いが噂されており、上の記事で取り上げたシャールル・サアドとギリェルメ・デ・パウラの退団の原因ともなっているとされていますが、今週金曜日5月7日にはやはり給料未払いに端を発して選手と監督、コーチが練習参加を拒否したことも報じられていました。
 これについてペラFCのリザル・アリ・ナイザリCEOはこの報道を否定し、3月までの給料は支払済身だと主張する一方で、デ・パウラ、カレッカ、レアンドロ・ドス・サントスのブラジル出身3選手にについては資金不足から全額を支払えていないことを認めています。
 経営陣と選手側は昨日5月8日に交渉を行ったということですが、経営陣は選手の練習ボイコットを非難する一方で、クラブの経営状況を説明するのみに止まり、給料未払いについての解決策は明示されなかったということです。
 この結果、カレッカ、レアンドロ両選手に加え、アセアン(東南アジア)枠で加入のシャキル・ハムザ、さらにはアズリ・ガニ、J・パルティバン、D・ケニー・パルラジら主力選手も退団の意向を表明しているということで、このままではペラFCの今季の1部残留は難しいだろうとこの記事は結んでいます。

サバとUITMには新外国籍選手加入
 Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLの公式Facebookでは、Mリーグ1部スーパーリーグのサパFCとUITM FCに加入した選手を告知しています。
 サバFCに加入したのはクロアチア出身のFWヨシプ・イヴァンチッチでボスニア・ヘルツェゴビナ1部ルーグのHŠKズリニスキ・モスタルより加入しています。またこれに伴いサバFCからはFWサム・ジョンソン(リベリア)が退団しています。
 また今季未勝利でリーグ最下位と低迷するUTIM FCには韓国出身のMFクォン・ヨンヒョンが加入しています。クォン選手は韓国2部釜山アイパークより加入し、やはり昨日5月8日の第13節対KLシティ戦に先発出場し、デビュー戦でゴールを挙げています。
 UITM FCにはクォン選手の他、DFヒシャムディン・シャアリとDFアリフ・サムスディンがいずれもKLシティより加入した一方でFWアブー・バクル・アル=ミル(レバノン)が退団しています。

Mリーグ1部スーパーリーグ第12節結果

 今節第12節からいよいよ後半戦が始まりますが、今節の注目カードは何と言っても首位攻防戦のクダ・ダルル・アマン対JDTでした。また5月3日から開いているトランスファーウィンドウ期間に加入した新戦力を早速投入しているクラブもあり、そういった選手たちが、後半戦の局面を大きく変える可能性もあります。
 その一方で、今週半ばは試合が組まれていない2部プレミアリーグのケランタンFCの選手に新型コロナウィルス感染者が見つかり、今週末のペラFC II対ケランタンFCが延期されています。
 各試合のハイライト映像はMリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLの公式Youtubeチャンネルからお借りしています。

2021年5月4日@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロースター)
クダ・ダルル・アマン 0-1 JDT
得点者:JDT-ベルクソン・ダ・シルヴァ(90+2分PK)
 新型コロナウィルスの影響で急遽、無観客試合となって行われたこの試合は、両チーム共にチャンスがありながらそれを活かせない展開が続き、このまま引き分けかと思われたロスタイム、クダの守備ラインをかわしてペナルティエリアへボールを持ち込んだJDTのムハマドゥ・スマレをレノン・アルヴェスが倒して万事休す。これで得たPKをベルグソン・ダ・シルヴァが蹴り込み、これが決勝ゴール。この日は活躍したクダGKシャアリル・サアリでも止められませんでした。
 残り数分は明らかな時間稼ぎをするJDTと試合を進めたいクダの選手との間で何度か争いも起き、試合終了後もそれが続く後味の悪い試合となりました。
 クダにとっては本拠地で最低でも勝点1が欲しい試合でしたが、開幕戦に続き、JDTに0封されての敗戦でした。
 またハイライト映像には写っていませんが、56分にはペナルティーエリア手前でドリブルで持ち込んだJDTのゴンザロ・カブレラをレノン・アルヴェスが「ブロック」して衝突。カブレラ選手は脳震盪(のうしんとう)を起こし退場となりましたが、その後の報道で無事に退院したことが伝えられています。

2021年5月4日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティ 3-1 ペナン
得点者:KL-パウロ・ジョズエ3(35分、52分PK、88分)、ペナン-ダニアル・アシュラフ(64分)
 昨季の2部プレミアリーグ優勝チームのペナンと同2位の対戦となったこの試合は、9戦負けなしでリーグ3位と好調のペナンが有利と目されていましたが、KLシティが主将パウロ・ジョズエのハットトリックで解消して、この日が誕生だったボジャン・ホダック監督に勝利をプレゼントしています。

2021年5月4日@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴンバダ)
トレンガヌ 3-0 UITM
得点者:トレンガヌ-デヴィッド・ダ・シルヴァ(8分)、ファイザル・ハリム(10分)、モハマド・ラーマット・マカスフ(77分)
 トレンガヌが最下位のUITMに快勝し、JDTに敗れたクダに代わって再び2位に浮上しています。
 UITMは5月3日に開いたトランスファーウィンドウ期間に加入したMFウスマン・ファネ(フランス)とFWジョアン・ペドロ・フレイタス(東ティモール)の新戦力が先発しましたが、5試合連続無得点となりました。

2021年5月5日@ダルル・マクムルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハン 2-2 スランゴール
得点者:パハン-マヌエル・イダルゴ(48分)、アブドル・マリク・アリフ(90+5分)、スランゴール-ハイン・テット・アウン(76分)、イフェダヨ・オルセグン(87分)
 11位のパハンはトランスファーウィンドウ期間にDFエラルド・グロンを除く4名の外国籍選手を入れ替えましたが、その内、MFアブバカル・ヤクブ(ガーナ)とFWマヌエル・イダルゴ(アルゼンチン)が先発、FWケニー・アティウ(南スーダン/オーストラリア)が途中出場とこの試合でデビューしていますが、早速イダルゴ選手ががスランゴール守備陣のパスミスから作ったチャンスを生かしてゴールを決め、さらに同点ゴールにつながるFKでアシストを上げるなど活躍し、強烈な印象を残しています。ちなみにパハンのドラー・サレー監督はもう1人の新戦力FWアウン・カウン・マン (ミャンマー)も起用する予定だったようですが、国際移籍証明書ITCが試合までに
 スランゴールはエースのイフェダヨ・オルセグンの技ありの逆転ゴールで逃げ切るかと思われましたが、パハンの同点ゴールのきっかけとなったFKを与えたDFシャールル・ナジームが2枚のイエローで退場し、最後のセットプレーで数的不利となったことが悔やまれます。

2021年5月5日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
PJシティ 0-1 ペラ
得点者:セルヒオ・アグエロ(26分)
 引き分けを挟んで3連敗中だったペラが5試合ぶりの勝利で順位を一つ上げ9位となっています。
 ペラは新加入のFWナナ・ポク(前UITM)を獲得して得点力不足に悩む攻撃陣を補強し、この勝利から巻き返しを図りたいところですが、主将で代表DFシャルル・サアドがスリ・パハンからの獲得オファーを受けていることを明らかにしており、もしシャルル選手が移籍となれば、今度は守備陣が大きな痛手となるため、その行方が

2021年5月5日@リカススタジアム(サバ州コタキナバル)
サバ 3-1 マラッカ・ユナイテッド
得点者:サバ-アムリ・ヤハヤ2(6分、47分)、モハマド・アジザン・ノルディン(16分)、マラッカ-モハマド・ファクルラー・ロスリ(66分)
 40歳のアムリ・ヤハヤの3試合連続ゴールで先制したサバは、その後もアムリ選手のこの日2点目となるダメ押しゴールでマラッカを突き放して勝利し、引き分けを挟んで3連勝を記録しています。

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第12節終了時)

 ClubGWDLGFGAGDP
1JDT128312561927
2TFC127321811724
3KDA127232013723
4PEN126421811722
5SEL125432118319
6KL124441613316
7SBH124441716116
8PJ123541016-614
9PRK123361216-412
10MU123451519-4*10
11PHG122371320-79
12UITM120111329-261
*マラッカ・ユナイテッドは給料未払いのため、勝点3剥奪処分を受けています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第12節終了時)

選手(所属クラブ)ゴール数
1イフェダヨ・オルセグン(SEL)12
2ベルクソン・ダ・シルバ(JDT)10
3クパー・シャーマン(KDH)8
4カサグランデ(PEN)7
パウロ・ジョズエ(KL)7
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-KLシティ

5月5日のニュース:今季のフットサルリーグMPFLの参加チームが決定、UITM退団のナナ・ポクがペラに加入、UITMにはウスマン・ファネが復帰、トレンガヌのクリス・ハードは長期離脱へ

今季のフットサルリーグMPFLの参加チームが決定
 マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、今季2021年シーズンのマレーシアプレミアフットサルリーグMPFLに参加する男子20チームと女子12チームを発表しています。今季リーグは男子は6月に、女子は8月にそれぞれ開幕の予定です。
 2019年から始まったこのMPFLですが、昨季は新型コロナウィルスの感染拡大から中止されており、2年ぶり2度目の開催となり、男子は昨季の12チームから20チームに増え、6月12日から8月28日までが20チームが2つのグループに分かれてグループステージが行われ、その後は上位8チームによるトーナメントで優勝チームが決定します。一方、女子は8月12日から22日までの2つのグループに分かれて行うグループステージを経て、やはり上位8チームが決勝トーナメントに進みます。
(上が男子、下が女子のMPFL参加チーム-FAM公式サイトより)

UITM退団のナナ・ポクがペラに加入
 今季からMリーグ1部スーパーリーグのUITM FCに加入したガーナ出身のFWナナ・ポクは目立った活躍がないまま退団しましたが、そのポク選手が先日開いたトランスファーウィンドウ期間に同じスーパーリーグのペラFCに移籍が決定したことをマレーシア語紙ウトゥサン・マレーシア電子版が報じています。
 これまでポク選手の代理人がペラFCのチョン・イーファット監督とポク選手が一緒に写っている写真のソーシャルメディア上で公開しており、ペラFC加入が濃厚だと言われていましたが、ペラFCのリザル・アリ・ナイザリCEOがポク選手との契約を認めています。
 この他、ブラジル出身の別の選手もペラ入りしており、現在はマレーシアが渡航者全員に義務付けている14日間の検疫隔離期間中ということです。
 第11節を終えて10位のペラFCは11得点と最下位のUITM FC(3得点)、6位のPJシティ(10点)に次いで得点が少ない一方、失点は最下位のUITM FC(26失点)に続く18失点と得点力不足の解消が課題となっています。
*****
 とは言え、UITM FCでも今季2得点というポク選手の獲得が、攻撃陣増強に繋がるかどうかはわかりませんが、その2得点がいずれもペラFCとの対戦で決めてゴールだったこととは無関係ではないかも知れません。 

UITMにはウスマン・ファネが復帰
 ナナ・ポクと入れ替わるようにUITM FCはMFウスマン・ファネとFWジョアン・ペドロ・フレイタスの加入を公式Facebookで発表しています。
 フランス出身のファネ選手は昨季2020年シーズンはUITM FCでリーグが短縮され11試合となった中で10試合に出場し、1部に昇格したばかりのUITM FCの6位躍進に貢献しましたがシーズン終了後は契約が更新されず、今年3月にはインドネシア1部のプルシラジャ・バンダ・アチェと契約していました。一方の東ティモール出身で20歳のジョアン・ペドロ選手は公式Facebookに掲載された情報によると、タイ3部のノース・バンコク大学FC やウボン・ユナイテッドFC(既に解散)でウイングとしてプレーした経験があるということです。

トレンガヌのクリス・ハードは長期離脱へ
 第10節ではJDTに土をつけながらも翌第11節にはペナンFCに大敗したトレンガヌFCは今季既にFWペトルス・シテンビ、GKラハディアズリ・ラハリム、DFアザリヌラー・アリアスの3選手が膝前十字靭帯ACLの断裂や損傷で今季絶望となっていますが、MFクリス・ハードも最低でも2ヶ月の離脱となったことをスポーツ専門サイトのスカンズが報じています。
 トレンガヌFCのズル・ファドリ・ロジ チームマネージャーによれば、ハード選手は既に手術を受けているということですが、ケガについてはACLではないということですが回復までに少なくとも6〜7週間はかかるということで、トランスファーウィンドウ期間中の新戦力獲得の可能性も否定しなかったということです。
 Mリーグは今週末に開催される第13節が終わると、W杯予選やAFCチャンピオンズリーグやAFCカップなどがあることから7月上旬まで中断期間に入ることから、新戦力の獲得を早急に行う必要性は感じていないと話しています。

Mリーグ1部スーパーリーグ第11節結果

 前半戦最終節となった今節はJDTとKLシティの引き分けやペナンによるトレンガヌ戦勝利などもあり、1位から4位までが勝点差4の中に4チームがひしめく大混戦となっています。
 各試合のハイライト映像はMリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLのの公式Youtubeチャンネルからお借りしています。

2021年4月30日@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティ 1-1 JDT
得点者:KL-ロメル・モラレス(45+3分)、ハリス・ハルン(55分)
 試合前の予想通り前半からJDT優位で進んだ試合は、ハーフタイム直前にKLのロメル・モラレスがJDTのオフサイドトラップを交わして先制ゴールを決めKLが先制しましたが、55分にはJDTの主将ハリス・ハルンが今季初ゴールを決め同点に追いつきます。その後もJDTが押し気味に試合を進めますが、結局、KLゴールを割ることはできませんでした。
 KLシティはこの引き分けで、連敗を2で止めています。

2021年4月30日@ハン・ジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ・ユナイテッド 1-3 クダ・ダルル・アマン
得点者:マラッカ-ステファン・ニコリッチ(38分)、クダ-クパー・シャーマン2(18分PK、62分)、ボドロル・バクティアル(86分)
 前節は累積警告により出場停止だったクパー・シャーマンが戻り、今季初めて外国籍選手5名全員が先発メンバーに名を連ねたクダがマラッカを圧倒して2位に浮上、首位JDTとの勝点差を1としています。
 前半戦最終節となる次節では、クダはホームにJDTを迎える首位攻防戦が控えていますが、クダ州内で感染者急増を受け、この試合は無観客試合となることがマレーシアフットボールリーグMFLより発表されています。

2021年5月1日@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴンバダ)
トレンガヌ 1-4 ペナン
得点者:トレンガヌ-ハキミ・アブドラ(60分)、ペナン-シェリディン・ボボエフ(8分)、エンドリック(21分)、カサグランデ2(66分、68分)
 前節JDTに21試合ぶりに土をつけたトレンガヌが8試合負けなしと好調のペナンをホームに迎えた今節注目のカードでしたが、結果は守備が崩壊したトレンガヌが惨敗に終わっています。
 この試合に勝てば、前日のKLシティとの試合が引き分けに終わったJDTと勝点で並ぶチャンスがあるトレンガヌは試合開始から積極的に攻め続けますが、ペナンのGKブライアン・シーの好守などもあり得点をあげることができません。その一方で守備ではペナン攻撃陣の高さの対応できず。1点目となったシェリディン・ボボエフのヘディングシュート、2点目の起点となったカサグランデのヘディング、3点目と4点目となったカサグランデのヘディングシュートはいずれもフリーで決められています。
 トレンガヌは前節のJDT戦に続いて21歳のハキミ・アブドラが2試合連続ゴールを決めたものの、反撃はこの1点のみ。順位を2位から4位に下げ、一方のペナンは4位から3位に浮上しています。

2021年5月1日@ダルル・マクムルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハン 5-0 UTIM
得点者:パハン-リー・タック(1分)、ペドロ・エンリケ(34分)、ムハマド・バキウディン・シャムスディン(66分)、エラルド・グロン(71分)、ムハンマド・ファーミ・モハマド・サブリ(73分OG)
 11位で今季ここまで1勝のパハンと12位で今季未勝利のUITMの対戦となったこの試合は、11位のパハンが12位のUITMを粉砕して、今季2勝目を挙げています。
 試合開始早々、リー・タックのゴールで先制したパハンはその後も得点を重ねで圧勝しています。一方のUITMはすでに契約解除となったのか、主将のヴィクトル・ニーレノルド以外の外国籍選手がベンチ入りせず、パハンの相手にはなりませんでした。

2021年5月2日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
PJシティ 1-2 スランゴール
得点者:PJ-V・ルヴェンティラン(25分)、スランゴール-イフェダヨ・オルセグン2(89分、90+3分)
 ともにスランゴール州を拠点とするスランゴールダービーでは、残り時間7分の間に一瞬、集中力の切れたPJ守備陣の隙をついてスランゴールのエースのイフェダヨ・オルセグンが同点ゴール、さらにロスタイムには決勝ゴールを決めて逆転勝ちしています。

2021年5月2日@リカススタジアム(サバ州コタキナバル)
サバ 2-1 ペラ
得点者:サバ-アムリ・ヤハヤ(65分)、レヴィ・マディンダ(79分) 、ペラ-ナジルル・ナイム(27分)
 2勝4分4敗で9位のサバと2勝3分5敗で10位のペラが対戦し、40歳のアムリ・ヤハヤの2試合連続ゴールなどで終盤に得点したサバが逆転勝ちしています。

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第11節終了時)

 ClubGWDLGFGAGDP
1JDT117312351824
2KDA117222012823
3PEN11641178922
4TFC116411511421
5SEL115331915418
6PJ1135310113-314
7KL113441412113
8SBH113441415-113
9MU113441416-2*10
10PRK112361116-59
11PHG112271118-78
12UITM110110326-231
*マラッカ・ユナイテッドは給料未払いのため、勝点3剥奪処分を受けています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第11節終了時)

選手(所属クラブ)ゴール数
1イフェダヨ・オルセグン(SEL)11
2ベルクソン・ダ・シルバ(JDT)9
3クパー・シャーマン(KDH)8
4カサグランデ(PEN)7
5ジョーダン・ミンター(TFC)他8名4
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

Mリーグ1部スーパーリーグ第10節結果

 開幕から1週間に2試合のペースで試合が行われてきたMリーグですが、イスラム教の断食月が始まった事により1週間に1試合となっています。そんな中、今節は大波乱が起こりました。
 各試合のハイライト映像はMリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLの公式Youtubeチャンネルからお借りしています。

2021年4月23日@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロースター)
クダ・ダルル・アマン 3-2 KLシティ
得点者:クダ:モハマド・ファイヤド・モハマド・ズルキフリ・アミン(71分)、クダ:チェチェ・キプレ2(90+3分PK、90+6分)、KL-パウロ・ジョズエ(49分)、ジャンカルロ・ガリフオコ(79分)
 これ以上首位JDTには離されたくないクダはリードを許したまま終盤を迎えても集中力が切れず、最後は執念の逆転勝ちで3位をキープしています。
 クダはケガから調整が遅れていた守備のキーマン、レナン・アルヴェスが今季初出場を果たしたものの、累積警告による出場停止処分でチーム得点王のクパー・シャーマンを欠く攻撃陣が再三チャンスを作りながらもそれを生かせず、KLにリードを許したままロスタイムに入りました。しかし90+3分には途中出場のロザイミ・ラーマンがゴールエリアで倒されて得たPKをキプレが決めて同点、その3分後にはKLゴール前の混戦からレナン・アルヴェスがヘディングで競って落としたボールをキプレが決めて逆転勝利。1点目のアシストと含めて2ゴール1アシストのチェチェ・キプレがマンオブザマッチとなる活躍でチームを勝利に導きました。

2021年4月23日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴール 2-2 サバ
得点者:スランゴール:イフェダヨ・オルセグン2(57分、72分)、サバ:アムリ・ヤハヤ(31分)、ボビー・ゴンザレス(88分)
 スランゴール州出身でスランゴールで400試合以上した経験を持つレジェンド選手ながら、首脳陣の起用方法への不満から退団し、昨季は2部プレミアリーグでプレー、今季サバへ移籍したアムリ・ヤハヤが40歳3ヶ月と2日でMリーグ最年長得点者記録となるゴールを決めてサバが先制するも、スランゴールはエースのイフェダヨ・オルセグンの2ゴールで逆転し、このまま試合終了かと思われた88分にもう一人のベテラン37歳のボビー・ゴンザレスが同点ゴールを決め、サバが引き分けに持ち込んでいます。
 スランゴールはセカンドチームから昇格させたミャンマー出身の19歳MFハイン・テット・アウンを試合途中で投入しましたが、この試合では21歳のシャルル・ナジームやダニアル・アスリ、20歳のジョーダン・アイムビラやアリフ・ハイカル、そして19歳のムカイリ・アジマルの6名が先発しています。順位は5位ながら、上位陣との勝点差がすこしずつ開き始めており、今季の優勝は難しくなってきましたが、目先の勝利ではなく若い選手を育てながら勝とうという姿勢は早ければリーグ後半から結果が出てくるかも知れません。

2021年4月23日@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダルプテリ)
トレンガヌ 1-0 KLシティ
JDT 0-1 トレンガヌ
得点者:トレンガヌ-モハマド・ハキミ・アブドラ(57分)
 昨季2020年から本拠地となったスルタン・イブラヒムスタジアムでは無敗神話を積み重ねてきたJDTがついに敗れる波乱となったこの試合は、3年越しとなるMリーグ22試合目にしてJDTが初めて負けた試合にもなりました。
 試合はJDT優勢で進むものの、現在リーグ得点王のベルグソン・ダ・シルヴァを初めてとする攻撃陣が得点機を生かせないまま、56分にJDTのDFアダム・ノー・アズリンとMFナチョ・インサのミスをついて21歳のモハマド・ハキミ・アブドラのシュートが決まり、トレンガヌが先制しました。それまでもアダム選手は不安定なプレーを見せていたので、そこをトレンガヌのFWデヴィッド・ダ・シルヴァが突き、そのミスを生かしてハキミ・アブドラ選手が得点した形です。JDTはそこからギアを上げて反撃に転じますが、それをトレンガヌが防ぎきり、2018年以来3年ぶりの対JDT戦勝利を挙げています。

2021年4月24日@シティースタジアム(ペナン州ジョージタウン)
ペナン 3-0 スリ・パハン
得点者:エンドリック(11分)、ダニアル・アシャラフ(26分)、ジェフリー・フィルダウス・チュウ(90+1分)
 過去7試合負けなしのペナンと過去6試合勝ちがないパハンの勢いの差が如実に現れた試合はペナンが快勝しています。わずか開幕2試合でトーマス・ドゥーリー監督を「休養」させたもののチームの成績は変わらないどころか悪化しているようにさえ見えますが、ドラー・サレー監督を「休養」させられないスリ・パハン経営陣の責任はますます重くなっています。

2021年4月24日@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
UITM 0-1 PJシティー
得点者:PJ-タミルマラン・マニマラン(82分)
 昨季は1部昇格直後のシーズンで6位と大健闘したUITMですが、経営陣はその功労者でもあるフランク・ベルンハルト監督との契約を延長せず、彼に代わる新たな指揮官との契約を模索しましたが結局、ベルンハルト監督の契約を更新。しかし今季は外国籍選手がほぼ入れ替えられたことで成績不振となり、その結果ベルンハルト監督は「休養」となりました。しかしこの試合の後にはベルンハルト監督の「休養」からの復帰が発表される迷走ぶりを見せるUITMがダントツの最下位なのは納得です。
 一方Mリーグ1部スーパ=リーグで唯一、外国籍選手を一人も登録せず全員がマレーシア人選手というチーム構成のPJシティーは開幕前の下馬評を裏切ってこの試合前までは7位という成績でしたが、UITM相手に接戦ながら勝利、現在の成績は外国籍選手云々が理由ではないと証明したような勝利でした。

2021年4月25日@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラ 0-1 マラッカ・ユナイテッド
得点者:ワン・ザハルルニザム・ザカリア(61分)
 9位ペラと10位マラッカ・ユナイテッドの対戦は、現在スランゴールでプレーするワン・ザック・ハイカルとともにFC琉球のトライアウトを受けたこともあるワン・ザハルルニザム・ザカリアの今季初ゴールで勝利し8位に上昇、敗れたペラは順位を一つ下げて10位になっています。

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ順位(第10節終了時)

 ClubGWDLGFGAGDP
1JDT107212351823
2TFC10631147721
3KDA106221711620
4PEN10541137619
5SEL104331715215
6PJ10352911-214
7KL103331211112
8MU1034313130*10
9SBH102441214-210
10PRK102351016-69
11PHG10127618-125
12UITM9019321-181
*マラッカ・ユナイテッドは給料未払いのため、勝点3剥奪処分を受けています。
項目:G-試合数、W-勝利、D-引き分け、L-敗戦、GF-得点、GA-失点、GD-得失差、P-勝点
ラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJ-PJシティ、MEL-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ

2021年シーズンMリーグ1部スーパーリーグ得点ランキング(第10節終了時)

選手(所属クラブ)ゴール数
1ベルクソン・ダ・シルバ(JDT)9
イフェダヨ・オルセグン(SEL)9
2クパー・シャーマン(KDH)6
3カサグランデ(PEN)5
4ジョーダン・ミンター(TFC)他5名4
クラブ名:KDA-クダ・ダルル・アマン、TFC-トレンガヌ、PRK-ペラ、SEL-スランゴール、PHG-スリ・パハン、PJC-PJシティ、MU-マラッカ・ユナイテッド、SBH-サバ、PEN-ペナン、KL-クアラルンプールシティ