8月22日のニュース:いよいよMリーグが再開!(とは言っても中断前の未消化試合2試合ですが)

 本日8月22日には、Mリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグでそれぞれ1試合が開催されます。
 スーパーリーグは3月15日の第4節に予定されながら順延となっていたPJシティFC対トレンガヌFCの試合がPJシティFCの本拠地MBPJスタジアムで午後9時から行われます。この試合は試合当日の3月15日にMPPJスタジアムが改修工事中で使用できず、またその代替試合会場をPJシティFCが用意できなかったことにより順延されています。なお、PJシティFCはこの不手際により、Mリーグを主催するマレーシアフットボールMFLより3万リンギ(およそ76万円)の制裁金を課されています。
 ホームのPJシティFCは3月18日のリーグ中断まで1勝1分1敗の10位につけています。以下はMFLがリーグ再開を前に作成したチーム紹介用インフォグラフィックです。表記は全てマレーシア語ですが、クラブ名PJ CITY FCの下には本拠地のMBPJスタジアム(表記はSTADIUM MAJILIS BANDARAYA PETALING JAYA)、右側にチームロゴとホームユニフォームが、中央左には監督(Ketua Jurulatih)のデヴァン・クップサミー監督の顔写真と2020年スーパーリーグ1部での順位(KEDUDUKAN CIMB LIGA SUPER 2020、CIMBはリーグの冠スポンサーになっている金融グループの名前です)と試合結果(KEPUTASAN CIMB LIGA SUPER 2020)、さらに主将(Ketua Pasukan)のグルサミー・カンダサミーの紹介、そしてここまでのチーム得点者(Penjaring Pasukan)はデンバ・カマラ選手や他の上位得点者が紹介されています。

 対戦相手のトレンガヌFCはPJシティFC同様に1勝1分1敗で得失差もー1と同じですが、総得点が8とPJシティFCの4より多いことから、ここまでの順位は8位となっています。なおチーム得点王のドミニク・ダ・シルヴァ選手は、ここまでリーグの得点王でもあります。

 一方、Mリーグ2部プレミアリーグは、3月7日の第2節に雷雨のため試合開始直後に中止となったUKM FC対ケランタンFAの試合がUKM FCの本拠地MPSスタジアムで午後4時45分から行われます。ちなみにこの中途半端な試合開始時間の理由は、MPSスタジアムがMFLが規定する明るさの照明設備を備えていないことに加え、イスラム教の日没時のお祈りの時間がマレー半島では午後7時30分少し前であることから、試合がその時間にかからないよう設定されていることによります。

 ホームのUKM FCはマレーシア国立大学UKMの学生とプロ選手からなるクラブチームで。リーグ中断までの3試合を1勝1分1敗の勝点4ながら、昨季2019年シーズン優勝のJDT IIと引き分けるなど検討しています。

 対戦相手のケランタンFAはこのブログでも何度も取り上げたように、過去数ヶ月間の給料が未払いとなっているだけでなく、過去に在籍した選手への未払い給料問題が解決していないことからFIFAの制裁を受け、今季の勝点3が剥奪されています。このためリーグ中断までの3試合は1勝1分1敗で本来なら勝点4となるはずですが、剥奪の結果、勝点1となっています。
 また、開幕前に契約していたユニフォームの胸スポンサーも撤退して、リーグ再開後は新たなデザインのユニフォームで臨むなどバタバタが続いています。下のユニフォームは今季開幕時のもので、本日8月22日の試合はこれとは別のユニフォームを着用します。
 なおケランタンFAには日本人の渡邉将基選手も在籍しています。

 ケランタンFAにとって朗報なのは、今季はMリーグ2部と3部の入れ替え戦が廃止となったことです。新型コロナウィルスの影響で今季のMリーグ3部、M3リーグは中止が決定していることから、2部からの降格がないことがMFLより発表されています。
 勝点3を剥奪され、降格権に限りなく近づいていたケランタンFAですが、その降格がなくなったことから、失うものが何もなくなった結果の開き直りの底力に期待がかかります。これで上位5チームまでに与えられるマレーシアカップへの出場権を獲得できれば、言うことなし、といったところでしょう。

8月17日のニュース:リーグ再開を前にケランタンFAが新ユニフォーム発表、来季のMリーグは参加クラブ数減少の可能性も、FAM-サポーターが株式を持つクラブ民営化方法を否定しない

リーグ再開を前にケランタンFAが新ユニフォーム発表
 Mリーグ2部ケランタンFAの公式Facebookでは、リーグ再開後に着用される新しいユニフォームが発表されています。
 中断中とは言え、シーズン途中での新たなユニフォームの発表は異例ですが、これは中断期間中のユニフォームの胸スポンサー撤退したことが原因です。
 新ユニフォーム披露のイベントでは、ケランタンFAを運営するケランタン州サッカー協会のシャアリ・マット・ハサン会長が見守る中、新たな胸スポンサーとなったステックマッド社のルス・ファイザン・モハマド代表取締役から、ケランタンFAのチームマネージャーであるアズマン・イスマイル氏に新しい胸スポンサーのロゴがついたユニフォームが授与されました。
 5月下旬にケランタンFAの実質的な運営を行なってるザレッドウォリアー社(TRW社)の社長で、TRW社の株式の80%を所有するアフターイメージ社のワン・ラケミ・ワン・ザハリ社長が辞任し、同時に胸スポンサーであったアフターイメージ社はケランタン州サッカー協会とのパートナー契約を打ち切っており、ケランタン州サッカー協会にとってリーグ再開を前に新たなスポンサー探しが急務となっていました。
 ケランタン州サッカー協会のスポンサー委員会のアーマド・ムザッキル・ハミド委員長は、ステックマット社との契約は2021年まで合意されており、ケランタン州サッカー協会が運営するケランタンFAの他、U21チーム、U19チーム、フットサルチームなど全てのチームがこのスポンサーの対象となるということですが、最終的なスポンサー料については現在も交渉中であるとしています。

来季のMリーグは参加クラブ数減少の可能性も
 このブログで何度も取り上げているMリーグクラブの民営化について、9月30日に設定されている期限までにMリーグ1部と2部の全てのクラブの民営化手続きが完了しない場合、来季2021年シーズンはMリーグに参加するクラブ数が減少する恐れがありそうだと、マレーシア語紙ブリタハリアン電子版が報じています。
 現在はMリーグ1部、2部とも12チームで構成されていますが、9月30日までに民営化手続きが完了していない1部と2部のチームに対しては、FAMは来季のクラブライセンスを発給しないとしており、クラブライセンスが発給されないクラブは、Mリーグ3部にあたるセミプロリーグのM3リーグに降格となります。
 スチュアート事務局長は「クラブライセンスを発給されないクラブが出た場合の最終的な決定はMリーグを運営するマレーシアフットボールリーグMFLに委ねられており、12チームより少ないチーム数でリーグを開催するか、下部リーグからチームを昇格させて12チームに調整するかのいずれにしてもMFL次第である。」と話しています。
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 別の記事では、スチュアートFAM事務局長は、現時点でMリーグ1部の2チームと2部の1チームが民営化手続きに全く着手していないことを明らかにしています。スチュアート事務局長は具体的なチーム名は明かさなかったものの、これまでの経緯から1部の2チームはサバFAとPDRM FC、2部の1チームはUKM FCではないかと疑われています。

FAM-サポーターが株式を持つクラブ民営化方法を否定しない
 マレーシアサッカー協会FAMは、各州サッカー協会(州FA)が民営化を行う方法として、サポーターに株式の一部を与えて共同オーナーとすることには反対しないことを表明しています。
 ブリタハリアンによると、スチュアート・ラマリンガム事務局長はサポーターが共同オーナーとなる案についてこれを支持する立場を表明する一方で、共同オーナーとなるサポーターはその際に発生する義務も同時に理解する必要があるとしています。
 「あるクラブがサポータークラブなどを通じ、そのメンバーから共同オーナーとして出資者を募ることには何ら問題はなく、共同オーナーとなったサポーターの代表者がクラブの経営者会議に出席することも可能である。しかし、共同オーナーは出資者、つまり株主でもあるので株主責任を負うことも理解しておくことが必要である。」と話しています。
 またスチュアート事務局長は、州FAが独立して民営化されたクラブを所有すること希望する場合には、州FAがクラブを運営する株式会社を設立し、その会社を所轄官庁であるマレーシア会社登録委員会SSMに登録することにより可能になると話しています。ただしその際には、州FAの関係者がクラブ運営会社に直接関わることはできず、外部の人間を代表取締役に指名し、州FAとクラブがそれぞれ別の経営陣によって運営される形にする必要があるとしています。

5月3日のニュース:MFLのリーグ再開案に対する各クラブの反応

 マレーシア政府の指示によって9月再開あるいは今季中止のいずれかの可能性まで絞られたマレーシアの国内リーグMリーグ。それぞれ12クラブで構成されるMリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグは従来はホームアンドアウェイで22試合を戦う予定でしたが、Mリーグを運営するMFLは9月再開となった場合は各クラブと1度ずつのみの対戦となる全11試合(リーグ中断前に実施済みの4試合を含む)という日程へと変更することを発表しています。
 この新たな日程について、いくつかのチームの反応が当地のメディアに取り上げられています。

スランゴールFC監督は再開予定発表を歓迎も不安要素にも言及
 スランゴールFCのサティアナアン・バスカラン監督は9月に再開を予定するMFLの案を歓迎しながらも、現時点では不透明な要素が多いと語っていると、英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。
 「リーグ再開前に練習試合を行うことが許可されるのか、また、再開前の練習の際のソーシャルディスタンスをどうするのかなど、MFLは指針を示す必要がある。」と話すサティアナタン監督は、リーグが11試合で開催される予定となったことはスランゴールFCにとっては不利になったとも話しています。
 「AFCチャンピオンズリーグやAFCカップへの出場権を獲得するためには、現在の5位から最低でも2位にならなければならず、残り試合が7試合しかない状況はクラブにとって大変厳しい」と語っています。
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 リーグ中断前の4試合で1勝2分1敗だったスランゴールFCは、フェルダ・ユナイテッド、サバFAとともに勝点5となっていますが、得失差によりサバFAが4位隣、スランゴールFCは得失差も同じフェルダ・ユナイテッドと5位を分け合う状況になっています。

最下位PDRM FC監督は早くも2部降格を心配
 マレー語紙ブリタハリアン電子版では、Mリーグ1部のPDRM FCが早くも今季終了後の2部降格について心配している、と報じています。
 リーグ中断前の4試合を0勝1分3敗として最下位に位置するPDRM FCのモハマド・イシャク・クンジュ・モハマド監督は、リーグ再開の意思を示したことは、選手およびスタッフの生活が守られると話す一方で、従来通り1部から2クラブが降格、2部から2クラブが昇格というルールが短縮される予定の今季リーグでも適用されるのかどうかに最も関心があると話しています。
 PDRM FCは、未払い給料問題が期限までに解決できなかったことを理由に、今季開幕前に勝点3の剥奪(はくだつ)処分を受けており、現在の勝点は-2となっています。
 「最終的には(Mリーグを運営する)MFLが決定することではあるが、通算で11試合となる今季のリーグ戦に限っては降格と昇格を行わないという方法もあると思う。」と話しています。
 またモハマド・イシャク監督は、サッカーという産業に関わる全ての人間にとって、MFLとマレーシアサッカー協会FAMがリーグ再開方針を示したことは、全員の福利を守るという点で評価できるとも話しています。

ヌグリスンビランFAは来季昇格に向けて全勝を目指す
 2部プレミアリーグに所属するヌグリスンビランFAは、中断前の4試合を1勝0分3敗としていますが、今季のMリーグが1回戦総当たりとなったことについて、サザリ・サイドン監督は、残り試合を全勝するつもりで臨む必要があるとマレー語紙ブリタハリアン電子版に語っています。
 「開幕から4試合の結果が思わしくなかったことにより、チームにはプレッシャーがかかっているが、これまで以上に努力する必要がある。来季、スーパーリーグへ昇格するためには全試合に勝利する必要がある。さもなければ、来季もプレミアリーグに残ることになる。それは(プレミアリーグの上位5クラブに出場権が与えられる)
今季のマレーシアカップ出場についても同様である。」
 「予定されている9月のリーグ再開の前に予定されているチームとしての練習期間は2週間とされているが、その短期間に選手、監督、コーチはチームを準備するのは容易ではなく、しかも再開後の日程はおよそ1ヶ月で7試合をこなすハードスケジュールとなっているため、ヌグリスンビランFAにとっては難題となるだろう」と話しています。
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 MFLは9月1日再開、9月27日リーグ終了、4週間で8節を行う予定を立てています。またリーグ戦で5位以内に入れなければ、マレーシアカップの出場権なく、例年ならマレーシアカップに出場資格がないクラブを対象としたチャレンジカップという大会がありますが、MFLは今季のチャレンジカップの中止を発表しています。

UKM FCはホームゲーム数の公平な分配を求める
 2部プレミアリーグに所属するUKM FCは、9月再開となった場合、第2節が雷雨で中止となっているため、残りは8試合となりますが、その際にはホームとアウェイの試合数配分を公平にすることをMFLに要望していると、マレー語紙ブリタハリアン電子版が報じています。
 UKM FCのモハマド・ファイラス・シャフィ名誉事務局長は、まだMFLからは何も通達がないとした上で、ホームのチームは試合では有利であるとして、各クラブのホームとアウェイの試合数を不公平がないように分配することを求めています。
 UKM FCは中断前の3試合を1勝1分1敗としています。

4月3日のニュース:給料削減はリーグ再開日程確定後にすべき、UKM FCの選手は発言を捏造したMFLを批判、国家スポーツ委員会はユースコーチの手当未払い問題解決を約束

給料削減はリーグ再開の日程確定後にすべき
 現在中断中のマレーシアフットボールリーグMFLの各クラブは、試合が開催されないため入場料収入を失い、契約していた支援を取りやめるあるいは支援ができなくなるスポンサーが現れるなど苦境に立たされています。その結果、各クラブが選手と給料削減や特別手当てなどの契約内容の見直しを求めていますが、選手側はその交渉を始めるにはまだ早いという意見のようだと英字紙スター電子版が報じています。
 少なくとも国内リーグを運営するMFLが再開日程を決めてくれれば、選手は団結してマレーシアサッカー に関わる全員にとって何が最善かを話し合う用意があると話すのは、スランゴールFCのブラジル人MFサンドロです。
 「現在、世の中で起こっていることについては、我々選手がその責任を負うべきでないので、給料削減などを受け入れることは難しい。しかしその一方でクラブが置かれた厳しい状況も理解できる。だからこそ、選手はリーグがいつまで中断されるかを知る必要があり、リーグ再開の日程が決まれば選手は給料削減などについての妥協点を見つける努力ができるだろう。マレーシアサッカー協会FAMとMFLは難しい決断を迫られていることも理解している」とサンドロ選手は話しています。
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 不要不急の外出を禁じる活動制限令が発令されたのは3月18日で、現在は4月14日まで続くことが決定しています。MFLの当初の試合日程は、3月後半にはFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選が予定されていたことから試合が組まれておらず、第5節(4月3日〜4日)と第6節(4月10日〜12日)の2試合の延期が確定しています。
 マレーシア国内での新型コロナウィルス感染者数のピークは4月中旬が予想されることを保健省が発表しており、活動制限令は4月末までの延長も噂されています。その場合には第7節(4月17日〜19日)、第8節(4月25日〜26日)、第9節(4月28日〜29日)までの3試合が延期されることになります。その場合には流石に選手も交渉のテーブルに着く可能性はあるでしょうが、選手の立場で言えば、2試合の延期が確定しただけでクラブ側が給料削減を持ち出すのはいくら何でも早すぎる、ということでしょう。

UKM FCの選手は発言を捏造したMFLを批判
 マレーシアフットボールリーグMFL2部のUKM FCは、MFL1部JDTに続き選手が給料削減に同意したクラブと報道されていましたが、その後、選手はクラブに同意していないという記事が出るなど情報が錯綜しています。それでもマレーシアサッカー協会FAMと国内リーグを運営するMFLは、他のクラブもUKM FCに倣って、選手と給料削減の話し合いをすべきとコメントしています。
 しかし英字紙ニューストレイトタイムズは、UKM FCの選手たちは給料削減には全く同意していないというアスナン・アーマド主将の発言を報じています。記事によれば、アスナン主将とUKM FCの選手が15から20パーセントの給料削減に同意したという発言はMFLによって捏造されたものであるとしています。
 記事の中でアスナン主将は、この捏造された発言を元にFAMとMFLが新型コロナウィルス感染拡大によるリーグ中断による給料削減を他のクラブに奨励していることが許せないとしています。
 さらに、UKM FCの選手の大半は給料が5000リンギ(およそ12万4000円)以下で、しかも国内リーグが公式に終了する11月よりも2ヶ月も短い9月までの契約となっていることなどを挙げ、選手たちは給料削減について不当行為であると感じていると語り、選手はあくまでも給料削減に関してクラブとの話し合いの席に着くことに同意しただけで、内容については全く同視していないとしています。
 またリーグ中断による入場料収入減やユニフォームなどグッズの売上減についても、そもそもUKM FCはその分野の収入はほとんどなかったので、それを選手の給料削減の根拠として持ち出されても筋が通らないとも話しています。
 この他、「今季開幕前には9月まで運営する十分な予算があるとしていたクラブが、なぜ今、給料削減を持ち出すのかが理解できない。クラブは単に新型コロナウィルスを利用して経費を節約しようとしているだけである。」「(33パーセントの給料削減に同意した)ジョホール・ダルル・タジムJDTとUKM FCでは状況が全く違う。JDTの選手の給料は高額なので、給料削減は大した問題ではいだろう。しかもJDTが行なったように、削減した給料を新型コロナウィルスで苦しむ人々へ寄付するといった計画もUKM FCにはない。」とアスナン主将は話しています。
 また同じ記事の中では、DFルーベン・カティリピライは、選手が給料削減に同意したと報道されたことから、他のクラブの選手から同意したことを非難され、この選手が所属するクラブはUKM FCが先例を作ったことで、選手に給料削減に同意するように迫っていると聞かされていると述べています。
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 今回のUKM FCが行おうとしている給料削減については、今季開幕からわずか2試合で契約解除となった外国籍選手の補償金を生み出すためという噂もあります。MFLが公表している登録選手名簿では、UKM FCは今季、DFイグナシウス・アドゥコール(ガーナ)、FWイ・スンウ(韓国)、FWジュリアン・ボッターロ(アルゼンチン)、FWアカニ=サンデイ・ワシィウの4名を登録していますが、リーグ中断前の第4節までで試合に出場しているのは韓国出身のイ選手だけなので、噂は強ち的外れではないのかも知れません。

国家スポーツ委員会はユースコーチの手当未払い問題解決を約束
 マレーシア政府の青年スポーツ省とマレーシアサッカー協会FAMが統括する国家サッカー選手育成プログラムNFDPは、マレーシアの時代を担うユース育成プログラムですが、このプログラムに関わるパートタイムコーチの手当が支払われていないというニュースをサッカー専門サイトのスムアニャボラが伝えたのが4月1日のことでした。
 記事の中では、1月分と2月分のコーチ手当は3月分と共に3月末に支給されることになっていましたが、これが4月分と合わせて4月末に支給と発表になった一方で、NFDPの中核となるエリートアカデミーAMDのコーチは全員が予定通り給料を受け取っている点などを指摘されていました。
 そしてその続報が翌4月2日の同サイトで報じられました。FAMの副会長でもあるスバハン・カマルNFPD技術委員長がMSNと会見を行い、手当未払いの問題についてはNFDPとMSNが責任を負うものであることを認め、その理由としてMSN内でのNFDPを管轄部署が変更となったことなどを挙げ、NFDPは1週間以内に未払い手当を支給するとしています。
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 ユースプログラムからトップリーグまで、マレーシアのサッカー界に蔓延するこの給料未払い問題。見栄っ張りの傾向があるマレー人気質によるものなのか、あるいは計画性のなさなのか、あるいはその両方か。「マレー人は…。」と一般化するのは間違いなことは理解していますが、あらゆるレベルで起こるのを見るとついついそう考えてしまいます。

4月1日のニュース:マンUがマレーシアを含むアジアツアーの中止を決定、UKM FCは最大20パーセントの給料削減で選手と同意と発表、一方UKM FCの選手が削減額で未だ合意せずと反論

マンUがマレーシアを含むアジアツアーの中止を決定
 英国プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(マンU)は、今夏に予定された、マレーシアを含むアジアツアーを中止にしたことを英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が伝えています。
 マンUは7月29日にブキジャリル国立競技場で、マレーシアフットボールリーグMFLのオールスターズと親善試合を行う予定になっていましたが、7月23日に予定されていたインドのコルカッタでイーストベンガルFC戦、7月26日に予定されていたジャカルタでの試合を合わせ全ての試合を中止することを決定し、その理由としてアジアでの新型コロナウィルス感染拡大と、延期されている国内リーグがこの時期に再開されている可能性を挙げています。
 このアジアツアーについて、英国の新聞ミラー電子版では、特に今回のアジアツアーにはクラブ初となるインドでの試合が組まれており、主力選手が出場する際には1試合あたり400万ポンド(5億3700万円)ともされる出場料が入ることから、このアジアツアー3試合の中止によって、出場料その他で総額で1600万ポンド(21億5000万円)の収入を失うことになるだろうと報じています。

UKM FCは最大20パーセントの給料削減で選手と同意と発表
 マレーシアフットボールリーグMFL1部のジョホール・ダルル・タジムJDTの選手、コーチ、スタッフが給料の33パーセントの削減に応じた話は昨日このブログで取り上げましたが、MFL2部のUKM FCの選手たちも給料削減に応じたことが英字紙ニューストレイトタイムズで報じられています。MFL2部のクラブで給料削減を公式に発表したのはこのUKM FCが初めてです。
 MFLは3月18日より中断中で、既に4月2日から4日にかけて予定されていた第5節と4月10日から12日にかけて予定されていた第6節の試合が全て延期になっています。
 UKM FCでは、選手の給料の額に合わせて15パーセントから20パーセントが減額されているようですが、選手の大半がマレーシア国立大学UKMの大学生で、給料はマレーシア人選手が3000リンギ(およそ7万4000円)から5000リンギ(およそ12万3000円)、外国籍選手でも3000米ドル(およそ32万円)とリーグでは最も少ない予算で運営されているクラブが給料削減を行ったことについては、ニューストレイトタイムズでは驚きであるとしています。
 UKM FCは今季開幕前に運営母体であるマレーシア国立大学UKMより予算を削減されたものの、新たに獲得したスポンサーなどにより、今季の運営資金はおよそ400万リンギ(およそ9850万円)とされています。
 UKM FCのファイルス・シャフィ事務局長は、活動制限令MCOの影響を受けたスポンサーからの支援が滞っていることを認めた上で、3月の給料については全額が支払われたものの、4月の給料については選手と合意の上、削減に踏み切ったと話しています。またこの措置はMCO発令期間中の一時的な措置であることを強調しています。
 主将を務めるアスナン・アーマドは給料削減は必要なものであるとする一方で、選手とフロントの間で定期的に話し合いを続けて、両者が妥協できる点を探っていくとしています。

一方UKM FCの選手が削減額で未だ合意せずと反論
 上のような記事が出た一方で、スポーツ専門サイトのスタジアムアストロでは、話し合いは進行中であるものの、削減額については合意に至っていないというUKM FCの選手の声を紹介しています。
 ニューストレイトタイムズ電子版の記事にも登場する主将のアスナン・アーマドは、フロントによる4月からの給料削減は一方的であり、選手側とクラブは削減額については合意ができていないと述べています。アスナン選手は、フロントが話し合いに応じる姿勢を見せており、給料削減は受け入れるとしてもその額については今後も話し合いを続けていくとしています。
 一方、UKM FCのファイルス・シャフィ事務局長は給料削減については既に選手に伝えられており、選手も3月16日の第4節以降は試合ができていない現状を理解しているとした上で、最大でも削減幅は20パーセントであると強調しています。その上で、もし選手側の要求が5パーセント程度の削減であれば、今後も話し合いを続けていく必要があることを認めています。
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 こうなるとどこを落とし所にするか、という話し合いになりますが、ちなみにマレーシア政府の人的資源省は、国内の企業経営者に対して“dos and don’ts「してよいこととしてはいけないこと」”問答集を発表しており、この中では「経営者は14日間延長された活動制限令下でも、給料を払わなければならない」としています。

MFL2部プレミアリーグ 2020年シーズン第4節結果

 マレーシアフットボールリーグMFLは、3月13日(金)と3月14日(土)の両日に、2部プレミアリーグMPLの第4節の6試合が行われました。以下結果です。
(ホームチームが左側です。)
 なお、MFLは第5節以降の試合の延期を決定しており、新たな日程は後日発表となります。

3月13日(金)
スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラトレンガヌ)
トレンガヌFC II 2-1 ケランタンFA
得点者:トレンガヌ-ジョーダン・ミンター(33分)、ズアシャラフ・ズルキフリ(63分)、ケランタン-フェリックス・チディ(32分)
 トレンガヌFC IIは開幕から4連勝、ケランタンFAには今季初の黒星がつきました。
 トレンガヌFC IIの鈴木ブルーノ選手、ケランタンFAの渡邉将基は両選手ともスタメンでフル出場しています。

3月14日(土)
MPSスタジアム(スランゴール州スラヤン)
UKM FC o-0 ジョホール・ダルル・タジムJDT II
得点者:なし
 JDT II移籍後、初先発となった廣瀬慧はフル出場しています。

サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
サラワク・ユナイテッド 1-2 クアラルンプール
得点者:サラワク-アムリ・ヤハヤ(52分)、クアラルンプール-アジム・ラヒム2(33分、73分)

スルタン・ムハマド4世スタジアム(ケランタン州コタバル)
ケランタン・ユナイテッド 3-0 ヌグリスンビランFA
得点者:ケランタン-カイルル・イズアン(21分)、ガッサマ・アルフサイネイ(53分)、シャズワン・ユソフ(63分)
 ヌグリスンビランの中武駿介選手は先発してフル出場しています。

クアラルンプールフットボールスタジアム(クアラルンプール)
スランゴール2 2-1 ペラII
得点者:スランゴール-バジラム・ネビヒ(30分)、ダニアル・アスリ(56分)、ペラ-アディブ・ラオプ(68分)

シティスタジアム(ペナン州ジョージタウン)
ペナンFA 0-0 クチンFA
得点者:なし
 25分に退場者を出し早々と10人になったクチンFAでしたが、ここまでの3試合で9得点のペナンFA相手に、GKイクバル・スハイミの活躍もありゴールを許さず、東山晃監督に初の勝点1をプレゼントしました。一方のペナンFAは8本のCKを得るなど、終始押し気味に試合を進めながら、開幕から3試合で6ゴールのカサグランデら攻撃陣がシュートの正確さを欠き、今季初の無得点でした。
 クチンFAは鈴木雄太選手は先発してフル出場し、谷川由来選手はベンチ入りしましたが出場はありませんでした。

マレーシアプレミアリーグ順位表(第4節終了時)
*第2節のケランタンFA対UKM FCは雷雨のため順延となっています。

順位クラブ試合得点失点得失差勝点
1TFC440072512
2KELU43016339
3PEN42209458
4KUL42207438
5SEL420246-26
6JDT412156-15
7KEL31114314
8UKM311123-14
9SUA410378-13
10N9410349-53
11KCN401336-31
12PRK401326-41

順位表のクラブ名称:TFC-トレンガヌFC II、KELU-ケランタン・ユナイテッド、PEN-ペナンFA、KUL-クアラルンプールFA、SEL-スランゴール2、JDT-ジョホール・ダルル・タジムJDT II、KEL-ケランタンFA、UKM-UKM FC、SUA-サラワク・ユナイテッド、N9-ヌグリスンビランFA、KCN-クチンFA、PRK-ペラII

マレーシアプレミアリーグ ゴールランキング(第4節終了時)

ゴール数選手名所属
6カサグランデペナンFA
3イゴール・ルイスヌグリスンビランFA
3フランシス・コネクアラルンプールFA
3パトリック・ロナウジーニョサラワクU
2エンドリック含め12名

MFL2部プレミアリーグ 2020年シーズン第3節結果

マレーシアフットボールリーグMFLは、3月10日(火)と3月11日(水)の両日に、2部プレミアリーグMPLの第2節の6試合が行われました。以下結果です。
(ホームチームが左側です。)

3月10日(火)
サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
クチンFA 1-2トレンガヌFC II
得点者:クチン-ハドソン・ディアス(28分)、トレンガヌ-エンク・シャキル(5分)、アルグジム・レゾヴィッチ(90+1分)
 クチンFAは開幕3連敗、一方のトレンガヌFC IIは開幕から3連勝です。
 クチンFAの鈴木雄太選手、谷川由来選手、トレンガヌFC IIの鈴木ブルーノ選手はいずれもスタメンでフル出場しています。

スルタン・ムハマド4世スタジアム(ケランタン州コタ・バル)
ケランタンFA 2-0 ケランタン・ユナイテッド
得点者:ケランタン-ラザラス・カイムビ(34分)、フェリックス・チディ(85分)
 ともにスルタン・ムハマド4世スタジアムをホームとする両クラブのケランタンダービーはケランタンFAが今季初勝利で快勝しています。
 ケランタンFAの渡邉将基選手はスタメンでフル出場しています。

MPMスタジアム(ペラ州マンジュン)
ペラII 1-1 ペナンFA
得点者:ペラ-ブルーノ・ベゼーハ(72分)、カサグランデ(20分)
 開幕から2試合連続完封負けのペラIIが今季初得点と今季初勝点を獲得しています。ペナンのカサグランデは3試合連続のゴールで通算6ゴールとなっています。

トゥンク・アブドル・ラーマンスタジアム(ヌグリスンビラン州パロイ)
ヌグリスンビランFA 2-0 UKM FC
得点者:ヌグリスンビラン-イゴール・ルイス(23分)、シャミ・イスズワン(61分)
 開幕から2連敗中ということからか、ホームゲームにもかかわらず観衆は673人だったこの試合ですが、ヌグリスンビランがイゴール・ルイスの3戦連続ゴールなどでUKM FCを破り今季初勝利を挙げています。
 ヌグリスンビランFAの中武駿介選手は先発でフル出場しています。

3月11日(水)
タン・スリ・ダト・ハジ・ハサン・ユノススタジアム(ジョホール州ラーキン)
ジョホール・ダルル・タジムJDT II 1-1 クアラルンプールFA
得点者:JDT-ラマダン・サイフラー(34分)、クアラルンプール-ファクルル・アイマン(76分)
 JDT IIの廣瀬慧選手は今季初のベンチ入りで、72分に交代出場しています。

クアラルンプール・フットボールスタジアム(クアラルンプール)
スランゴール2 1-0 サラワク・ユナイテッド
得点者:ダニアル・アスリ(81分)
 スランゴール2は今季初勝利です。

マレーシアプレミアリーグ順位表(第3節終了時)
*PDRM FCは給料未払い問題による処分を受け、勝点3が剥奪されています。
*第2節のケランタンFA対UKM FCは雷雨のため順延となっています。

順位クラブ試合得点失点得失差勝点
1トレンガヌFCII33005149
2ペナン32109457
3ケランタンU32013306
4クアラルンプール31205325
5ケランタン21103124
6JDT II311156-14
7サラワクU31026603
8UKM FC210123-13
9ヌグリスンビラン310246-23
10スランゴール2310225-33
11ペラII301214-31
12クチンFA300236-30

マレーシアプレミアリーグ ゴールランキング(第3節終了時)

ゴール数選手名所属試合数
6カサグランデペナン3
3イゴール・ルイスヌグリスンビラン3
3フランシス・コネクアラルンプール3
3パトリック・ロナウジーニョサラワクU3
2エンドリック(ペナン)ら4名

MFL2部プレミアリーグ 2020年シーズン第2節結果

マレーシアフットボールリーグMFLは、3月6日(金)と3月7日(土)の両日に、2部プレミアリーグMPLの第2節の6試合が行われました。以下結果です。
(ホームチームが左側です。)

3月6日(金)
スルタン・ ムハマド4世スタジアム(ケランタン州)
ケランタン・ユナイテッド 2-1 クチンFA
得点者:ケランタン-ガッサマ・アルフサイネイ(22分)、ラジマン・ラザリ(55分OG)、クチン-ラジマン・ラザリ(20分)
 MFL2部昇格クラブ同士の対戦となったこの試合は、昨季MFL3部優勝のケランタン・ユナイテッドが準優勝のクチンFAを破っています。
 クチンFAの鈴木雄太選手、谷川由来選手はいずれもスタメンでフル出場しています。

スルタン・ イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州)
トレンガヌFC II 2-0 ペラ II
得点者:トレンガヌ-鈴木ブルーノ(25分)、ズアシャラフ・ズルキフレ(86分)
 トレンガヌFC IIは2戦連続の完封勝利、一方のペラIIは2戦連続完封負けです。
 鈴木ブルーノ選手はスタメンでフル出場しています。

なお、MPSスタジアム(スランゴール州)で行われたUKM FC対ケランタンFAの試合は開始6分で雷雨のため試合中止となり、後日発表される日程まで延期となっています。

3月7日(土)
KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
クアラルンプールFA 3-1 ヌグリスンビランFA
得点者:クアラルンプール-フランシス・コネ2(47分、90+2分)、インドラ・プトラ(54分)、ヌグリスンビラン-イゴール・ルイス(67分)
 後半になって動いた試合は、クアラルンプールFAが今季ホーム初勝利を飾りました。一方のヌグリスンビランFAは開幕から2連敗です。
 ヌグリスンビランFAの中武駿介選手はスタメンでフル出場しています。
 なおこの試合の観戦記はこちらです。

サラワク州立スタジアム(サラワク州)
サラワク・ユナイテッド 4-1 JDT II
得点者:アリフ・ハサン(26分)、パトリック・ロナウジーニョ2(36分、78分)、デメルソン(45+4分)、JDT-チェ・ラシド(73分)
 サラワク・ユナイテッドは今季初勝利、JDTは今季初黒星です。
 JDT IIの廣瀬慧選手はベンチ入りしませんでした.

シティスタジアム(ペナン州)
ペナンFA 4-1 スランゴール2
得点者:ペナン-カサグランデ3(54分、63分、67分)、エンドリック(35分)、スランゴール-バジラム・ネビヒ(89分)
 ペナンFAがカサグランデのハットトリックを含む4ゴールの大勝で首位に躍り出ました.スランゴール2は2連敗です。

MPL順位表(第2節終了時)

順位クラブ試合得点失点得失差勝点
1ペナン22008356
2トレンガヌFCII22003036
3ケランタンU22003126
4クアラルンプール21104224
5サラワクU21016513
6UKM FC11002113
7JDT II210145-13
8ケランタン10101101
9クチン FA200224-20
10ペラII200203-3
11ヌグリスンビラン200226-40
12スランゴール2200215-40

ゴールランキング(第2節終了時)

ゴール数選手名所属試合数
5カサグランデペナン2
3フランシス・コネクアラルンプール2
3パトリック・ロナウジーニョサラワクU2
2フェルナンド・ロドリゲスJDT II2
2エンドリックペナン2

MFL2部プレミアリーグ 2020年シーズン第1節結果

今季のマレーシアフットボールリーグMFLが開幕し、2月29日(日)と3月1日(日)の両日に、2部プレミアリーグMPLの6試合が行われました。以下結果です。
(ホームチームが左側です。)

2月29日(土)
サラワクスタジアム(サラワク州)
クチンFA 1ー2 UKM FC
得点者:クチン-ラフィザン・ラザリ(57分)、UKM-イ・ソンウ(42分PK)。ファイズ・ハニフ(79分)
*クチンFAの鈴木雄太選手、谷川由来選手は共に先発してフル出場しています。

トゥンク・アブドル・ラーマンスタジアム(ヌグリスンビラン州)
ヌグリスンビランFA 1-3 JDT II
得点者:ヌグリスンビラン-イゴール・ルイス(58分)、JDT-マテウス・ヴィラ(3分OG)、フェルナンド・ロドリゲス2(23分、50分)
*ヌグリスンビランの中武駿介選手は先発してフル出場、一方JDTの廣瀬慧選手はベンチ外でした。

スルタン・ムハマド4世スタジアム(ケランタン州)
ケランタンFA 1-1 クアラルンプールFA
得点者:ケランタン-ラザラス・カイムビ(47分PK)、クアラルンプール-フランシス・コネ(89分)
*ケランタンFAの渡邉将基選手は先発してフル出場しています。

3月1日(日)
UITMスタジアム(スランゴール州)
スランゴールFC II 0-1 トレンガヌFC II
得点者:トレンガヌ-ジョーダン・ミンター(80分)
*トレンガヌFC IIの鈴木ブルーノ選手はスタメンでフル出場しています。

MPMスタジアム(ペラ州)
ペラTBG II 0-1 ケランタン・ユナイテッドFC
得点者:ケランタン-ファクルル・ザマン(85分)

シティースタジアム(ペナン州)
ペナンFA 4-2 サラワク・ユナイテッドFC
得点者:ペナン-カサグランデ2(7分、40分)、アメル・アザハ(35分)、エンドリック(53分)サラワク-ミラド・ザニドプル(43分)、パトリック・ロナウジーニョ(63分)

MPL順位表(第1節終了時)

順位クラブ試合勝点得点失点得失差
ペナン
JDT II
UKM FC
ケランタンU FC
トレンガヌFC II
ケランタン
クアラルンプール
クチンFA−1
ペラ II−1
スランゴール2−1
11サラワクU FC−2
12ヌグリスンビラン−2

ゴールランキング(第1節終了時)

ゴール数選手名所属試合数
フェルナンド・ロドリゲスJDT II
カサグランデペナン
ラフィザン・ラザリクチンFA
イ・ソンウUKM FC
ファイズ・ハニフUKM FC
他9名

なお、MPL第2節は今週末の3月7日(土)と8日(日)に予定されています。

2月28日のニュース(2):プレミアリーグ各クラブの今季ユニフォームまとめ

いよいよ本日2月28日のジョホール・ダルル・タジムJDT対クダFAの試合で開幕するマレーシアフットボールリーグMFL。MFL2部プレミアリーグ各クラブの今季ユニフォームがほぼ出揃いまいしたので紹介します。なおMFL1部スーパーリーグのユニフォームまとめはこちらです。

クアラルンプールFA(プーマ社製)
 左の赤がホーム、右の青がアウェイです。
 胸スポンサーのKL Baca 2020は、国連の国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が毎年1つの都市をWorld Book Capital(世界図書の首都)として選定し、図書と読書の促進するための活動を行う事業で、2020年はクアラルンプールが選定されたことから、クアラルンプール市役所がKL Baca 2020のロゴを使ってスポンサーとなっています。

ヌグリスンビランFA(アドミラル社製)
 左からフィールドプレーヤー用ホーム、アウェイ、サードジャージ、ゴールキーパー用ホーム、アウェイ、サードジャジです。
 胸スポンサーのVisit Negeri Sembilanはヌグリスンビラン州観光局(ヌグリスンビラン州政府)、Matrix社はマレーシアの不動産開発業社です。

ペナンFA(マレーシアのスタリオン・アパレル社製)
 左がホーム、右がアウェイです。
 胸スポンサーはペナン州サッカー協会FA Penangの名称ですが、実際はペナン州政府です。

UKM FC(マレーシアのライン7社製)
 赤がホーム、青がアウェイ、黄色がサードジャージです。黒とオレンジと奥に見える緑がゴールキーパーです。
 胸スポンサーはUKM FCを運営するUniviersiti Kebangsaan Malaysia(マレーシア国立大学)です。

サラワク・ユナイテッド(ホマ社製)
 左がホーム、右がアウェイです。
 胸スポンサーのPress Metal社はマレーシアのアルミ製造業社です。

ケランタンFA(マレーシアのPUCスポーツ社製)
 右からホーム、アウェイ、サードジャージです。
 胸スポンサーのAfter Image社はマレーシアの建設土木会社です。

ケランタン・ユナイテッド(マレーシアのスカイホーク社製)
 赤がホーム、黒がアウェイ、白がサードジャージです。
 胸スポンサーのVisit Kelantan 2020はケランタン州観光局(ケランタン州政府)、Jayamas Mining社はマレーシアの採鉱及びプランテーション管理会社です。

クチンFA(マレーシアのLSC社のブランド、スタースポーツ製)
 左がホーム、右がアウェイです。
 胸スポンサーのKuching – City of Unityはクチン市の別称なので、クチン市がスポンサーと思われます。