3月23日のニュース:AFC U23選手権予選が開幕、マレーシアが初戦勝利でスタート

AFC U23選手権予選が開幕、マレーシアは初戦勝利でスタート
来年、バンコクで開催されるアジアサッカー連盟AFC U23選手権予選が、各地で開幕しました。グループJの開催国マレーシアは、中国、フィリピン、ラオスと同組で、初戦はフィリピンとスランゴール州のシャー・アラムスタジアムで対戦しました。
 試合は開始早々の4分にフル代表の経験もあるトリオで先制します。サファウイ・ラシドからシャミ・サファリとつないだボールをアキヤ・ラシド(JDT)がゴシュート!これがゴールとなり、マレーシアが先制します。さらに35分にもアキヤ・ラシドが得点し、マレーシアはリードを広げました。
 観戦記にも書きましたが、マレーシアは後半に入っても、これでもかというくらいもチャンスを作ります。引き気味に守るフィリピン守備陣の前までは簡単にボールを運ぶものの、その守備陣を突破してもゴールの枠内へのシュートまで至らず、追加点を奪えませんでした。
 オン・キムスイ監督は、何度もチャンスを無駄にしていたハディ・ファイヤッド(ファジアーノ岡山)に代えて、ファイサル・ハリム(パハンFA)を投入。数日前のオーストラリアU23代表戦では、投入されるとすぐに効果を発揮したファイサル選手もこの試合では、クロスバーにシュートを当てるなどチャンスを活かしきれませんでしたが、それでも82分にGKとディフェンダーをかわしてシュート!これが決まりマレーシアのリードは3点となりました。
 試合はこのまま終了しましたが、ファイサル選手の3点目について、チームメートが倒れているのを見てフィリピンGKが蹴り出したボールを、マレーシアがスローインから一気にシュートまで持ち込んだことに対して、フィリピンGKを始め選手たちが主審に抗議をしましたが、判定が覆ることはありませんでした。
 この前の試合では中国がラオスに5−0と快勝していたため、マレーシアもできるだけ多くの点を取って、グループ内順位が得失点差勝負になった場合に備えておきたかったですが、シュート数24、そのうち枠内が11もあったにもかかわらず3点では、攻撃陣の責任です。

マレーシアU23代表先発メンバー
1. ハジック・ナジル (GK)、3. ドミニク・タン、14. シャマー・クティ・アバ、8. シャルル・ニザム・ロス・ハスニ、20. シャミ・サファリ、16. ダニエル・アミエル・ノーヒシャム、21. ニック・アキフ・シャヒラン・ニック・マット、13. R・ダニエル、10.サファウイ・ラシド (キャプテン)、9. ハディ・ファイヤッド、19. アキヤ・ラシド
フィリピンU23代表先発メンバー
1. マイケル・アソン (GK)、 6. ジェローム・マルザン、 7. ディミトリ・ライオネル・リンボ (キャプテン)、10. ディラン・デ・ブリュカー、 12. ジョゼ・ミゲル・クラリーノ、13. レイ・シャンチアゴ、Ray 15. ローレンス・ローレン・バグイオ、17. カイル・マグダット、19. ダニエル・サアヴェドラ、21. ウィリアム・グリアソン、22. ジョーダン・ジャーヴィス

観戦記:3月22日AFC U23選手権予選マレーシアU23代表対フィリピンU23代表@シャー・アラムスタジアム

関係者からグランドスタンドのチケットをいただきました。

マレーシアサッカー協会FAMのスポンサーのヤクルトもスタジアム前にトラックを設置してヤクルトを売っていました。

お約束のユニフォームやマフラーを売る屋台。Harimau Malaya(マレーの虎)のチームカラーは黄色と黒で、ホームユニの色は黄色です。

こんな屋台がずらりと並んでいました。

仕事終わりで駆けつけたので、観戦は前半残り10分程から。既にマレーシアが2点リードしていました。

途中で発表がありましたが、入場者数は7600人ほど。水曜日に行われたフル代表の対シンガポール戦の倍以上です。ちなみに、最強サポーターグループウルトラスマラヤも予告通り駆けつけて応援していました。代表戦ということでスタンドも黄色が目立ちました。

チャンスを作りながらも、点は入らず、結局、前半は2−0で終了。

後半に向けて、ピッチに入場するマレーシアU23代表。

後半に入っても何度もチャンスを作るものの、シュートまで行かなかったり、行ってもゴールの枠内へ行かないという見ていてイライラする状況が続きました。
 何度もゴール前でボールをもらいながら、チャンスを生かせなかったハディ・ファイヤッド(ファジアーノ岡山)に代わって入ったファイサル・ハリム(パハンFA)も、クロスバーにシュートを当てるなどチャンスを活かしきれませんでしたが、それでも82分にGKとディフェンダーとゴール前でかわしてゴール!写真はシュートが決まった後、スタンドへ向かってからピッチへ戻るファイサル選手。

見とれてしまったので写真を取り忘れましたが、試合後選手たちはウルトラス・マラヤが陣取るゴール裏へ向かい。ウルトラス・マラヤはマレーシアの国歌を歌ってねぎらっていました。
 マレーシアU23代表は3月24日に、中国に0−5で破れたラオスU23代表と戦います。

3月22日のニュース:U23代表の最終メンバーが決定、AFC U23選手権予選グループJの記者会見が行われる

U23代表の最終メンバーが決定
本日3月22日からシャー・アラムスタジアムを会場に行われるアジアサッカー連盟AFC U23選手権予選グループJに出場するマレーシアU23代表の最終メンバー23名がマレーシアサッカー協会FAMのホームページで発表されています。
 マレーシアフットボールリーグMFL1部スーパーリーグの首位を走るJDTと2部で低迷するケランタンFAから最多の5名が選ばれています。
 また候補選手として招集された27名からコギレスワラン・ラジ(パハンFA)、ナジルル・アフィフ・イブラヒム(ペラTBG)、アリフ・アル=ラシド・アリフィン(PKNS FC)、アリアスディアス・ジャイス(サバFA)が最終選考から漏れています。

AFC U23選手権予選最終メンバー(背番号、ポジション、氏名、所属クラブ)
01 GKムハマド・ハジック・ナズリ(JDT)
02 DFムハマド・アミルル・アシュラフ・アリフィン(UITM FC)
03 DFドミニク・タン・ジュン・ジン(JDT)
04 MFティヴァンダラン・カマン(プタリン・ジャヤ・シティFC)
05 DFエヴァン・ウェンスレイ・ウェンセスラウス(サバFA)
06 MFムハマド・ダニアル・ハキム・ドラマン(ケランタンFA)
07 FWモハマド・ファイサル・アブドル・ハリム(パハンFA)
08 DFムハマド・シャルル・ニザム・ロス・ハスニ(ケランタンFA)
09 FWムハマド・ハディ・ファイヤッド・アブドル・ラザク(ファジアーノ岡山)
10 FWムハマド・サファウイ・ラシド(キャプテン、JDT)
11 FWムハマド・ジャフリ・ムハマド・フィルダウス・チュウ(PKNS FC)
12 DFアーマド・タスニム・フィトゥリ・モハマド・ナシル(フェルダ・ユナイテッド)
13 DFディネシュ・ラジャシンガム(パハンFA)
14 MFシャマー・クティ・アバ(JDT)
15 DFモハマド・ハリズ・カマルディン(JDT II)
16 MFムハマド・ダニアル・アミエル・ノーヒシャム(以上フェルダ・ユナイテッド)
17 FWニック・アズリ・ニック・アリアス(ケランタンFA)
18 MFムハマド・イザン・シャミ・ムスタパ(トレンガヌFC II)
19 FWムハマド・アキヤ・ラシド
20 DFムハマド・シャミ・サファリ(スランゴールFA)
21 MFニック・アキフ・シャヒラン・ニック・マット(ケランタンFA)
22 GKムハマド・アズリ・アブドル・ガニ(フェルダ・ユナイテッド)
23 GKダミエン・リム・チエン・カイ(以上ケランタンFA)
*背番号が違っていたので、修正しました。

AFC U23選手権予選グループJの記者会見が行われる
AFC U23選手権予選グループJの試合前に各チームの監督が参加して記者会見が開かれました。Goal.comによると、中国U23代表のフース・ヒディンクは、まずは来年、バンコクで開催されるAFC U23選手権本戦に出場することが目的であるとし、中国がグループJの1位突破最有力候補であることを否定し、各チームに同様のチャンスがあると述べています。
 前回2018年のAFC U23選手権では、開催国ながらグループステージ敗退となった中国は、母国オランダだけでなく韓国、オーストラリアでも監督としてFIFAワールドカップの出場経験を持つヒディング監督に2018年から当時のU21代表を託しています。「昨年の9月に選手をスカウトし始めたが、この年代は結果らしい結果を残していなかった」とヒディング監督自ら語っていますが、それでも中国が優位なのは揺るぎない事実。中国の開幕戦は、シンガポール人のV・サンドラモールシー監督率いるラオスと対戦します。
 また、昨年のAFC U23選手権では、監督としてマレーシア初となるベスト8進出を果たしたオン・キムスイ監督は、昨年のチームから残ったドミニク・タン、ハジック・ナジル、アキヤ・ラシド、サファウイ・ラシド、シャマー・クティ・アバ(以上JDT)やシャミ・サファリ(スランゴールFA)を中心にチームを編成、フル代表でも活躍する彼らに、新たに加わった選手たちがどの様に融合するが注目されます。記者会見でオン監督は「中国代表の優位は変わらないものの、(U23選手権予選以降の)今後も対戦するフィリピンやラオス相手にも全力で臨みたい」としています。
 予選グループ1位の他、各グループの2位のうち上位4チームまでがバンコクでの本戦に出場できるため、初戦のフィリピン戦と続くラオス戦での得失点が、最終的に本戦出場に大きな影響を及ぼす可能性がありますので、マレーシアにとっては気が抜けない試合が続きます。(写真は記者会見に臨む、左からフィリピンのサルヴァドール・サルヴァシオン監督、マレーシアのオン監督、中国のヒディング監督、ラオスのサンドラムーシー監督)

観戦記:3月17日国際親善試合マレーシアU23代表対オーストラリアU23代表@シャー・アラムスタジアム

3月22日からスランゴール州シャーアラムスタジアムで開催されるアジアサッカー連盟AFC U23選手権予選のグループJに先駆けて、マレーシアU23代表がオーストラリアU23代表と練習試合を行ったので、観戦に行ってきました。
 チケットは関係者から頂きました。

試合開始は午後8時45分。駐車場から歩いていくと、スタジアムの明かりが見えてきました。途中の道にはいつもはスランゴールFAのユニフォールを売る屋台が出ているのですが、今回は代表ユニフォームを売っていました。

入場ゲート前のセキュリティーチェックでは、食べ物は持ち込みOKながら、飲み物は持ち込み禁止でした。ゲートを通ってスタンドへ向かいます。

フィールドが見えました。

バックスタンドの方に観衆が集まっていました。試合中に入場者数が6600人と発表になりましたが、80000人収容のスタジアムはガラガラでした。

試合前には、ニュージーランドのクライストチャーチのモスクで起こった惨事の被害者に対して1分間の黙祷が捧げられました。

前半はオーストラリアU23代表がフィジカルの強さを発揮して、押し気味に試合を進めるも、シュートの精度が今一つでした。一方、マレーシアU23代表はMFアキヤ・ラシド(JDT)らがサイドから仕掛けようとしますが、ワントップのハディ・ファイヤッド(ファジアーノ岡山)までボールが渡らず、コンビネーションの悪さが目立ちました。縦へのパスも少なく、苦し紛れのサイドパスやバックパスを繰り返すうちにマレーシア代表のウルトラスからもブーイングされていました。

前半は0−0で折り返しました。

後半は両チームとも大幅に選手を入れ替えました。オーストラリアU23代表は49分にブランドン・ウィルソンのヘディングシュートが決まり先制しました。失点したもののマレーシアU23代表も動きが良くなり、オーストラリアU23代表の動きが悪くなってきたところで何度かゴール前までボールを運びますが、シュートには至りませんでした。90分を過ぎ、このまま試合終了かと思われたところでニック・アズリ・ニック・アリアス(ケランタンFA)が同点ゴール!最後まで諦めずに走り続けた成果でした。このゴールの直後に試合終了となりました。

1対1のフィジカル勝負では、ほぼ全ての場面で競い負けてしていたマレーシアU23代表。個人的には最も見たかったサファウイ・ラシド(JDT)も出場せず、肩透かしになりましたが、後半から入ったファイザル・ハリム(パハンFA)が試合の流れを変えかけるなど、熾烈な最終メンバー入りの争いなど見どころもある試合でした。

3月16日のニュース:U19代表は初勝利も11位/12位決定戦へ、U19代表監督の発言に対してFAMは懲戒処分を検討、U23代表はオーストラリアU23代表と明日対戦

U19代表は初勝利も11位/12位決定戦へ
マレーシアサッカー協会FAMのフェィスブックによる、福岡県宗像市ので開催中のサニックス杯国際ユースサッカー大会に出場中のマレーシアU19代表は今大会初勝利を挙げました。
 グループリーグで4位となった後、各グループの3位と4位が出場するグローバルアリーナ杯に回ったU19代表は、今日の試合でV・ファーレン長崎ユース相手に1-2(前半1-1)と勝利を挙げました。
 試合は柴田豊輝選手のゴールでV・ファーレン長崎に1点を先制されるも、昨年のアジアサッカー連盟AFC U16選手権で得点王となったルクマン・ハキム・シャムスディンが35分に同点ゴールを決めて同点、さらにムハマド・フィルダウス・カイロニサムが58分に決勝ゴールを決め、今大会初勝利を飾りました。
 続く山梨学院高校戦ではフルタイムで0−0だったものの、PK戦で3−5と破れています。
 明日の最終日には、U19代表はグループステージで0−5と大敗しているサガン鳥栖ユースと11位/12位決定戦を戦います。果たしてリヴェンジとなるのでしょうか。

U19代表監督の発言に対してFAMは懲戒処分を検討
サニックス杯国際ユースサッカー大会3日目にして初勝利を挙げたマレーシアU19代表ですが、初日は昨年度の高校選手権優勝チーム青森山田高に0−2、サガン鳥栖ユースには0−5と連敗でした。この試合後にマレーシアU19代表を率いるクロアチア人のボジャン・ホダック監督が発言した内容について、FAMは懲戒処分を検討していると、当地の英字新聞ニューストレートタイムズのオンライン版が伝えています。
 問題となったのは、「マレーシアのサッカー選手育成システムがお粗末だ」という発言です。これについてFAMのユソフ・マハディ副会長は、昨年(ホダック監督率いるU19代表が)マレーシアの育成システムで育った選手でアセアンサッカー連盟AFF U19選手権で優勝した際には何も言わず、サニックス杯で連敗した途端に同じ育成システムを非難したことに対し、自らの責任を回避するために否定的な発言をするのではなく、むしろ建設的な提案をすべきだとし、帰国後にホダック監督から今回の発言の真意を問い、内容次第では懲戒処分もあることをほのめかしています。
 2017年半ばにU19代表の監督に就任したホダック監督との契約は今年の12月までとなっています

U23代表はオーストラリアU23代表と明日対戦
3月22日からクアラルンプールで開催されるAFC U23選手権予選に備えた最後の練習試合で、マレーシアU23代表はオーストラリアU23代表と明日対戦します。
 マレーシア語紙ウトゥサン・マレーシアのオンライン版によると、マレーシアU23代表は、ケガのために明日の試合には出場予定がないDFドミニク・タン(JDT)、FWコギレスラワン・ラジ、MFファイサル・アブドル・ハリム(ともにパハンFA)を除いた24名が試合会場となるシャーアラムスタジアムで調整したようです。
 オン・キムスイ監督は、オーストラリアU23代表との試合は勝ち負けよりも、できるだけ多くの選手を試しながら、様々な連携を確認することを目的としたいと述べています。
 一方、サンフレッチェ広島でもプレーしたグラハム・アーノルド監督率いるオーストラリアU23代表は、やはりこの試合をAFC U23選手権予選の貴重な準備の機会としており、ルネ・ユーレンステン アシスタントコーチは、開催国となるカンボジアでの高温多湿の気候で選手たちがどのような動きをするのかを見たいとしています。
 なおマレーシアはグループEで中国、フィリピン、ラオスと同組で、グループHのオーストリアリアは韓国、カンボジア、台湾と同組です。

3月14日のニュース:日本遠征中のU19代表は連敗スタート、U23代表は全員が合流

日本遠征中のU19代表は連敗スタート
マレーシアサッカー協会FAMのFacebookによると、福岡県宗像市で開催されているサニックス杯国際ユースサッカー大会に参加しているマレーシアU19代表は、開幕戦で青森山田高校に0−2(前半0−1)、午後の試合ではサガン鳥栖ユースに0−5(前半0−2)と連敗して遠征をスタートしました。明日2日目は大津高校と対戦し、その結果を元に順位決定戦へ回ります。なお青森山田高戦の映像はこちらです。
 昨年、マレーシアで開催されたアジアサッカー連盟AFCのU16選手権では、グループステージで敗退しながら、日本の唐山翔自選手(ガンバ大阪ユース)、オーストラリアのノア・ボティック選手と並んで得点王となったルクマン・ハキム・シャムスディンは、本日は不発に終わっています。
 昨年のアセアンサッカー連盟AFF U19選手権で優勝し、アジアサッカー連盟AFC U19選手権にも12年ぶりに出場したマレーシアは、今年8月にベトナムで開催されるAFF U19選手権の連覇と、今年9月に開催される2020年のAFC U19選手権の予選突破が今年の目標です。

U23代表は全員が合流
3月10日から始まっていたU23代表合宿に、3月12日のAFCチャンピオンズリーグACLの慶南FCを戦ったJDTからGKハジック・ナジル、DFドミニク・タン、MFシャマ・クティ・アバ、MFアキヤ・ラシド、FWサファウイ・ラシドの各選手が合流したと、当地のマレーシア語新聞ウトゥサン・マレーシアのオンライン版が伝えています。またファジアーノ岡山に所属するハディ・ファイヤッドもケガで日本出発が遅れていたようですが、無事合流しています。
 U23代表は3月22日にシャーアラムスタジアムでオーストラリアU23代表と練習試合を行った後、3月24日から同じシャーアラムスタジアムで開幕するAFC U23選手権予選兼東京オリンピック予選を戦います。

3月6日のニュース:AFC U23選手権予選とエアマリンカップ出場の代表候補選手発表

AFC U23選手権予選とエアマリンカップ出場の代表候補選手発表
3月22日から26日までクアラルンプール郊外のシャー・アラムスタジアムを会場に開催されるアジアサッカー連盟AFCのU23選手権予選兼東京オリンピック予選に出場するU22代表候補合宿への参加選手27名が、マレーシアサッカー協会FAMより発表になりました。昨日のAFCチャンピオンズリーグACL、JDT対鹿島アントラーズ戦にも出場したFWサファウィ・ラシド、FWアクヤ・ラシド、MFシャマル・クティ・アッバの3選手や昨年末のアセアンサッカー連盟AFF選手権スズキカップでゴールも決めているDFシャミ・サファリ(スランゴールFA)など、現時点で考えられる最強布陣となりそうな選手27名が招集されています。なお、この予選ではマレーシアは、中国、フィリピン、ラオスと同組のグループJとなっています。
 AFC U23選手権へは、2018年に初めて出場したマレーシアはタイで行われる本選への連続出場を目指して代表候補合宿を行いますが、JDT以外の選手は3月11日までに、3月12日にホームでACL第2線となる慶南FCUを戦うJDTの選手は3月13日までに合流予定となっています。候補選手は7日間の合宿を経て23名に絞られ、3月17日にはU22オーストラリア代表との練習試合を行った後、予選に臨みます。
 上記のJDTの3選手、スランゴールFAのシャミ・サファリらは、2月のアセアンサッカー連盟AFFのU22選手権では所属チームが代表チームへの招集を拒否していたため参加せず、チームもグループステージで敗退となっていました。

AFC U23選手権予選の代表候補選手(カッコ内は年齢と所属)
<ゴールキーパー>
*ムハマド・ハジック・ナズリ(21 JDT)
*ムハマド・アズリ・アブドル・ガニ(20 フェルダ・ユナイテッド)
*ダミエン・リム・チェン・カイ(22 ケランタンFA)
<ディフェンダー>
*ドミニク・タン・ジュン・ジン(22 JDT)
*モハマド・ハリス・カマルディン(22 JDT II)
*ムハマド・シャルル・ニザム・ロス・ハスニ(21 ケランタンFA)
*ニック・アズリ・ニック・アリアス(22 ケランタンFA)
R・ディネシュ(21 パハンFA)
*アーマド・タスニム・フィトリ・モハマド・ナシル(20 フェルダ・ユナイテッド)
*アリフ・アル=ラシド・アリフィン(21 PKNS FC)
*エヴァン・ウェンスレイ・ウエンセスラウス(21 サバFA)
*アリアスディアス・ジャイス(21 サバFA)
*ムハマド・アミルル・アシュラフ・アリフィン(21 UITM FC)
*ムハマド・ナジルル・アフィフ・イブラヒム(22 ペラTBG)
*ムハマド・シャミ・サファリ(21 スランゴールFA)
<ミッドフィルダー>
シャマー・クティ・アッバ(22 JDT)
*ニック・アキフ・シャヒラン・ニック・マット(20 ケランタンFA)
*ムハマド・ダニアル・ハキム・ドラマン(21 ケランタンFA)
ムハマド・ダニアル・アミエル・ノーヒシャム(20 フェルダ・ユナイテッド)
*K・シヴァンダラン(20 PJシティFC)
*ムハマド・イザン・シャミ・ムスタパ(22 トレンガヌFC II)
<フォワード>
ムハマド・アクヤ・アブドル・ラシド(20 JDT)
ムハマド・サファウィ・ラシド(22 JDT)
*コギレスワラン・ラジ(21 パハンFA)
モハマド・ファイザル・アブドル・ハリム(21 パハンFA)
*ムハマド・ジャフリ・ムハマド・フィルダウス・チュウ(22 PKNS FC)
*ムハマド・ハディ・ファイヤッド・アブドル・ラザク(19 ファジアーノ岡山)
*は2019年AFF U22選手権の代表選手

エアマリンカップ出場候補選手も発表になっています。
FAMは、3月20日と23日の日程でクアラルンプールのブキ・ジャリルスタジアムを会場に開催される国際サッカー連盟FIFAカレンダーの国際招待大会エアマリンカップに出場するマレーシア代表候補選手25名も発表しています。選手たちは3月12日から始まる強化合宿を経て、オマーン、アフガニスタン、シンガポールが参加する招待大会へ臨みます。
 今回の代表には、昨年末のAFF選手権スズキカップ準優勝のメンバーから13名に加えて、今回新たに招集された選手12名が選ばれています。マレーシア代表は3月20日にシンガポール代表と対戦し、勝てばオマーン対アフガニスタン戦の勝者と優勝を賭けて激突し、負ければこの試合の敗者と3位を争います。決勝及び3位決定戦は3月23日に行われます。なお、この代表チームは3月26日にはネパール代表とも練習試合を行う予定です。
 

エアマリンカップ出場の代表候補選手
<ゴールキーパー>
*ハフィズル・ハキム・カイルル・ニザム・ジョティ(26 ペラTBG)
イフワット・アクマル・チェック・カシム(23 クダFA)
*カイルル・ファミ・チェ・マット(30 マラッカ・ユナイテッド)
<ディフェンダー>
*シャルル・サアド(26 ペラTBG)
*ナジルル・ナイム・チェ・ハシム(26 ペラTBG)
マシュー・デイヴィーズ(24 パハンFA)
アブドル・ラティフ・スハイミ(30 スランゴールFA)
リザル・ガザリ(27 クダFA)
#ニコラス・スワラッド(28 PKNS FC)
*シャズワン・アンディック・イシャク(23 JDT)
*イプファン・ザカリア(24 KLFA)
<ミッドフィルダー>
*ケニー・パルラジ(26 ペラTBG)
#フィルダウス・サイヤディ(26 ペラTBG)
*ムハマドゥ・スマレ(25 パハンFA)
ノー・アザム・アブドル・アジー(24 パハンFA)
*シャズワン・ザイノン(30 スランゴールFA)
#ファイズ・ナシル(27 スランゴールFA)
#アブドル・ハリム・サアリ(25 スランゴールFA)
*アクラム・マヒナン(26 PKNS FC)
#ハフィズ・ラムダン(26 PKNP FC)
ハディン・アズマン(フェルダ・ユナイテッド)
<フォワード>
*ノーシャルル・イドラン・タラハ(33 パハンFA)
*ザクワン・アドハ・アブドル・ラザク(32 クダFA)
*アーマド・ハズワン・バクリ(28 JDT)
S・クマーラン(23 JDT)
*は2018年スズキカップの代表選手、#はタン・チェンホー監督が初めて招集した選手です。

2月23日のニュース:AFF U22はミャンマーに勝利も準決勝進出ならず、PKNS FCとスランゴールFAの間で選手のトレード、その他の移籍情報など

AFF U22はミャンマーに勝利も受験決勝進出ならず
先程終わったアセアンサッカー連盟AFFのU22選手権グループステージ最終戦でマレーシア代表は今大会2得点目となるFWハディ・ファイヤッド(ファジアーノ岡山)のゴールでミャンマー代表に1-0で勝利し、今大会初勝利を挙げました。しかしグループBのもう一つの試合でインドネシアがカンボジアに2-0で勝利したため、カンボジア(2勝1敗で勝点6)、インドネシア(1勝2分で勝点5)、マレーシア(1勝1分1敗で勝点4)、ミャンマー(1分2敗で勝点1)となり、カンボジアとインドネシアが決勝進出となり、マレーシアとミャンマーはグループステージ敗退となりました。
 FIFAカレンダーに含まれない大会ということで、U22代表オン・キムスイ監督が招集した選手の内5人がクラブから招集を拒否されるなど、ベストメンバーで臨むことができなかった大会でしたが、オン監督がこの大会を通じて使えると判断した選手に、今回招集されなかった選手たちが合流して、マレーシア U22代表は3月にクアラルンプールで行われるアジアサッカー連盟AFC U23選手権予選兼東京オリンピック予選を戦います。

スランゴールFAとPKNS FC間でトレード
トランスファーウインドウが閉じ、続々と移籍情報が入ってきています。同じシャー・アラムスタジアムをホームとするスランゴールFAとPKNS FCとの間ではトレード(?)が行われました。スランゴールFAからはDFのカライセルヴァン・カナン(22)が、PKNS FCからはMFモハマド・ファンディ・オスマン(26)がそれぞれ期限付き移籍でクラブを交換しました。カナン選手は今シーズンここまでベンチ入り無し、一方ファンディ選手は開幕戦では先発したものの、第2節ではベンチ入りも出場なし、第3節も後半途中からの出場にとなっていました。

両選手のトレードを伝えるスランゴールFAのFacebookポスト

その他の移籍情報
スランゴールFAの動きが活発です。上記のトレードのほか、2015年から2018年までクダFAでプレーした経験のあるMFサンドロ・ダ・シルヴァを獲得しています。クダFAではFAカップやマレーシアカップ優勝経験のあるサンドロ選手は攻撃陣に取って強力な戦力アップになりそうです。また、サンドロ選手の入団で、開幕戦ではゴールを決めたものの、期待通りの活躍ができていないFWアントニオ・ジャーマン選手は退団になるのではと予想されています。

もう一つスランゴールFA関連の移籍です。2部プレミアリーグを給料未払い問題のために追放されたプルリスFAの選手たちの移籍期間はトランスファーウインドウが閉じた後も30日の猶予が与えられています。そんな中、FWモハマド・キリル・ムヒミーン・ザンブリ(31)はスランゴールFAに移籍しました。代表キャップ数31、代表ゴール5の実績で、低迷するスランゴールFAの浮上に貢献することが期待されています。

キリル・ムヒミーン選手入団を知らせるスランゴールFAのFacebookポスト

開幕から負け無しのJDTも新たな外国人を獲得しています。新たな外国人とは言ってもMFレアンドロ・ヴァレスケスは2015年にJDTがアジアサッカー連盟AFCカップで優勝した際に決勝点とあげたヒーローです。アセアンサッカー連盟AFFに所属する国でAFCカップ優勝経験のあるのはJDTだけ、その結果でクラブのランキングが上がりAFCカップから昇格しAFCチャンピオンズリーグACLへ出場できるようになった立役者と言っても良いかも知れません。
 なおレアンドロ選手獲得にともない、今シーズン開幕前に獲得したアロン・ニゲスは契約期間を残したまま退団となりました。

2月15日のニュース:ペラTBGのMFL日程が変更、国際大会への選手招集に応じたクラブへの補償措置をMFLが検討、PJシティFCがマンチェスターシティFCの抗議でロゴ変更

ペラTBGのMFL日程が変更
2月12日のアジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグACL予選2回戦で香港のキッチーFC(傑志)を破ってプレーオフに進出することになったペラTBG。次のマレーシアフットボールリーグMFLの試合は、本日2月15日に予定されている敵地でのKLFA戦ですが、これが8日間で3試合目となることから、ペラ州サッカー協会PAFAは15日のKLFAの日程変更をMFLに申し入れていましたが、Fダト・スリ・アーマド・ファイザル・アズミPAFA会長はこの要求がMFLによって拒絶されたとしていました。MFLはこれを了承し、とりあえず本日のKLFAとの試合は延期となりました。
 ペラTBGは、来週2月19日にACL本選出場が懸かるプレーオフを蔚山現代FCと敵地で対戦します。2012年にはACL優勝の経験もある蔚山現代FCは勝つのが難しい相手ですが、ペラTBGにとってはしっかりと準備ができるような日程変更になって良かったです。

本日2月15日の試合が延期になったことを伝えるKL Hawks(KLFA)の告知(KL HawksのFacebookより)

国際大会への選手招集に応じたクラブへの対応をMFLが検討
2月17日から26日までカンボジアで行われるアセアンサッカー連盟AFFのU22選手権は、FIFAカレンダーに含まれていないため、各クラブが選手招集に応じる義務はありませんが、所属クラブが招集を拒否したことから主力選手を含む5人が出場を辞退しています。
 この問題について、マレーシアサッカー協会FAMでかつて規律委員会の委員長を務めた経験もあるカマルディン・アブドラ氏は、国際大会がFIFAカレンダーに含まれている、いないに関わらず、各クラブがFAMによる招集に応じることを義務付ける規則を作るべきだとしています。
 しかしこの問題は世界中に散見し、どの国も関係者全員が満足するような解決策が見つけられていないわけですから、カマルディン氏の言うように規則を作ってそれを一方的にクラブに押し付けるというのは、やや前時代的な対応に思えます。
 またMFLのケヴィン・ラムリンガンCEOは、スーパーリーグとプレミアリーグを運営するMFLとしてFAMにどのような協力ができるかを考えたいとし、例えば国際大会への選手招集に応じたMFLのクラブについては、各クラブに登録が認められている30名の選手枠を35名に拡大する案などを披露し、代表チームとクラブ双方とってウィンウィンになるような環境を作りたいとしています。

PJシティFCがマンチェスター・シティFCの「アドバイス」でロゴ変更
2019年シーズンから1部スーパーリーグに昇格したプタリン・ジャヤ(PJ)シティFCが、イギリスプレミア・リーグのマンチェスター・シティFCから「アドバイス」を受け、ロゴを変更していました。自身がマンチェスター・シティのファンであるというPJシティFCのオーナー、ダト・スリ・ヴィジェイ・エスワラン氏は大きな問題ではないとしています。ちなみにPJシティFCのホーム用ユニフォームもマンチェスター・シティFCと同じスカイブルーです。(写真は左からPJシティFCの旧ロゴ、マンチェスター・シティFCのロゴ、一番右がPJシティFCの新しいロゴです。)

PJシティFCのユニフォーム(PJ CITY FCのFacebookより)

2月14日のニュース:Shopeeは今年もFAカップのスポンサーに、U22代表に追加招集、KLFA監督は新外国人選手獲得を経営陣に求める

Shopeeは今年もFAカップのスポンサーに
シンガポールを拠点に、アセアンや台湾に展開するeコマース(電子商取引)サイトを運営しているShopeeが、昨年に続き、2019年もマレーシアサッカー協会FAMとFAカップのスポンサーになることで契約を更改しました。同社がマレーシアで展開するオンラインサイトでは、マレーシアフットボールMFLのチケットや公式グッズなども販売しており、昨年の実績では同サイトで30000枚のチケットを販売したそうです。(ネット購入はスタジアムでの購入より安く、特にこのshopeeのサイトはチケット1枚購入すると、もう1枚無料!なんてこともやっていました。)
 マレーシアFAカップは、マレーシアカップと並ぶ国内有数のカップ戦で、マレーシアカップが日本のサッカー天皇杯と同じ1921年(大正10年)創設の伝統ある大会でMFL所属チームのみが出場するのに対し、FAカップは開始が1990年と新しいカップ戦で、日本のサッカー天皇杯と同じ様に全国各地で予選を行い、アマチュアチームも参加する大会です。
 今年のFAカップは今週末の2月16日(土)より予選が始まりますが、特に今年は史上最多となる38のアマチュアチームが出場することが話題になっています。なお昨年はアマチュアチームの出場は7チームのみでしたが、今年は3部にあたる旧FAMカップ、今年から名称が変わったマレーシアリーグ3(Mリーグ3、このMリーグ3以下は全てアマチュアチームで構成)所属の全14チームと、4部にあたるMリーグ4から24のアマチュアチームが参加し、1部スーパーリーグと2部プレミアリーグでプレーする24のプロチームとともに頂点を目指します。

U22代表に追加招集
2月17日にカンボジアのプノンペンで開幕するアセアンサッカー連盟AFFのU22選手権に向けて、合宿中のマレーシアU22代表チームですが、複数のクラブが選手招集を拒否したため、昨シーズンはペナンFAでプレーし、2019年にプタリン・ジャヤ(PJ)シティFCに加わったMF、K・ティヴェンドランとヌグリ・スンビランFAのDFダニシュ・ハジック・サイプル・ハシムの二人が追加招集されました。
 また代表合宿への参加辞退をする選手が出れば、その分は別の選手のチャンスにもなるわけで、この状況についてケランタンFAのMFニック・アキフ・シャイラン・ニック・マットは、複数のMFが参加辞退をしていることから、このAFF U22選手権で活躍して、3月にクアラルンプールで行われるアジアサッカー連盟AFC U23選手権予選兼東京オリンピック予選でも招集されるようにしたいと述べています。
 またU22代表のオン・キムスイ監督は、今回の招集を拒否する権利が各クラブにあることを理解している一方で、招集を依頼するために直接、クラブや選手に電話を入れているにもかかわらず、それを無視するクラブ、選手に対しては礼を欠いていると非難しています。

合宿で指示を出すオン監督(FAMのFacebookより)
練習用ユニフォームも何種類かあるんですね(FAMのFacebookより)

KLFA監督は新外国人選手獲得を経営陣に求める
2019年シーズン開幕戦第1節ではパハンFAに1-3、第2節ではJDTに1-4と連敗スタートとなったKLFA。インドネシア人DFアクマド・ジュフリヤントと帰化選手DFハイル・ジョーンズの二人を怪我で欠き、シーズン開幕前には給料未払い問題からシャズワン・アンディックがJDTに移籍したKLFAの守備陣は2試合で7失点と壊滅的です。この状況にユスリ・チェ・ラーKLFA監督は、今シーズン新加入の守備的MF苅部隆太郎をセンターバックで起用するなど様々な手を試みていますが、結果は出ていません。これ以上順位を下げると降格もままならないとし、ユスリ監督はチーム経営陣に外国人DFの新たな獲得を依頼しているとメディアに公表しました。いわゆるトランスファーウインドウは2月20日に閉じるので、できるだけ早い対応を求めています。
 昨シーズン4位のパハンFA、同1位のJDT、そして明日第3節では昨シーズン2位のペラFAと、開幕から昨年の上位陣との対戦が続くのは辛いところですが、ダイジェスト版とは言え、第1節と第2節の失点シーンを見る限りでは、新戦力獲得など何か思い切った手を打たない限り状況は改善しそうにありません。
 2017年途中からKLFAを指揮し、プレミアリーグからスーパーリーグに昇格させたファビオ・マキエル氏が現在、MFLの2チームが自分に興味を持っているとしていますが、もしそれが本当であれば、彼が指揮するのはKLFAの可能性も大いにあります。

KLFAを指揮していた頃のファビオ氏