2月22日のニュース
アセアンU23選手権-16名のU23代表はラオスに敗れてグループステージ敗退
MFL-UITM FCは今日中に選手登録を終えればリーグ出場に問題なし
タイ1部リーグ第21節-チョンブリーは連敗で5位降格、エルドストールは前半途中で交代

アセアンU23選手権-16名のU23代表はラオスに敗れてグループステージ敗退

カンボジアのプノンペンで開催中の東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権に出場中のマレーシアU23代表は、昨日行われたラオスU23代表との第2回戦に0-2で敗れ、2試合の通算スコアが1-4となり、グループステージ敗退が決まりました。

初戦を1-2で敗れていたマレーシアは、この第2回戦では2点差以上をつけての勝利が準決勝進出の条件でしたが、この日の朝に行われた新型コロナ検査で複数の陽性反応者が出たことから、ラオス戦出場可能なのは16名となる逆風の中、試合に臨みました。

先制点が欲しいマレーシアは試合開始から積極性を見せ、ボールを保持する時間はラオスに勝るものの、ペナルティエリア付近では肝心のパスがことごとく繋がらず、ゴールを奪えません。そんな中、前半終了間際の43分に、第1回戦でもゴールを決めているブウンファチャン・ブウンコンのフリーキックが決まり、ラオスが先制。そのまま1-0とラオスのリードで前半を終えます。後半に入ると、まずは同点に追いつきたいマレーシアですが、機会らしい機会も作れない中、逆に86分にはディフェンダーのミスコミュニケーションからさらに失点を許し万事休す。ラオスに2連敗したマレーシアはグループステージ敗退、ラオスは準決勝出場が決定しました。

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5月の東南アジア競技大会シーゲームズ(ベトナム)、そして6月のAFC U23アジアカップ(ウズベキスタン)、そして9月のアジア競技大会(中国)に向けたチームの底上げを目指して、マレーシアは今大会には昨年10月のAFC U23アジアカップ予選出場メンバー以外が中心のチーム編成で臨みました。昨年末のスズキカップに続いて、東南アジアの大会でベスト4に進めなかったことで、SNS上でそれなりの騒ぎになっていますが、目的を持って臨んだ大会なので、結果に一喜一憂する必要はないでしょう。ただしメンバーを落としたチームでは、この年代では東南アジアであっても勝つことができないという現実を突きつけられた格好になりました。

MFL-UITM FCは今日中に選手登録を終えればリーグ出場に問題なし

今日2月22日は、Mリーグ今季1度目のトランスファーウィンドウ最終日ですが、昨季1部スーパーリーグで最下位の12位となり、今季は2部プレミアリーグに降格するUITMは、選手の大半が退団し、コーチングスタッフの多くも他のクラブへ移籍していることから今季リーグ出場辞退の可能性が噂されています。これについてMリーグを運営するMFLのスチュアート・ラマリンガムCEOは、既にクラブからは今季のリーグ出場に必要な書類は全て提出されており、今日までに選手を登録すれば、UITM FCのリーグ出場については何も問題がないと述べていると、マレーシア語紙ハリアンメトロが報じています。

クラブを運営するマラ工科大学UITMからの予算が50%以上削減されたことにより、新たな選手の獲得ができていないUITM FCは、開幕前に経営権譲渡が実現しなかったにより、プレシーズンの活動がほとんど行われていません。これに端を発するリーグ不参加の噂についてラマリンガムCEOは、UITM FCとは頻繁に連絡をとっていると話し、少なくとも現時点でのリーグ不参加の意思表示はされていないと話しています。「プレシーズンマッチをほとんど行っていないことは知っているが、それだけでUITM FCがリーグ出場を辞退するということにはならない。もし、今日中に選手登録を終えなければ、その時点でMFLはUITM FCは出場辞退したと判断する。」と述べたスチュアートCEOはSNS上でささやかれている出場辞退の噂を否定しています。

タイ1部リーグ第21節-チョンブリーは連敗で5位降格、エルドストールは前半途中で交代

タイ1部リーグ第21節が2月19日と20日に開催され、マレーシア代表のDFジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・マデル・アマラン・マデルネル)が所属するチョンプリーFCは、スパンブリーFCに1-2で敗れ、リーグ戦3連敗となり、順位も4位から5位に転落しています。

2022年2月13日@スパンブリー県立スタジアム
スパンブリーFC 2-1 チョンブリーFC
前節第20節では、後半途中から出場となったジュニオール・エルドストールですが、今節では33分に交代しています。試合は開始5分チョンブリーFCのGKチャニン・サエイアがペナルティエリア外のハンドで一発退場となり、スパンブリーFCが終始リードする展開となったものの前半は0-0で折り返しました。後半に入るとダニーロ・アルメイダ・アウヴェスが先制ゴールをヘディングで決めるなど2-0としてスパンブリーFCは、ダニーロ選手がオウンゴールでチョンブリーに1点を与えたものの、そのまま2−1で逃げ切っています。
(試合のハイライト映像はタイリーグの公式YouTubeチャンネルより)

タイ1部リーグ順位表(第21節終了時)

順位チーム得失差勝点
1ブリーラムU2215342248
2バンコクU2111561438
3BGパトゥムU221084738
5チョンブリーFC2210571335
順位は上位3チームとマレーシア人選手が所属するチョンブリーFCのみ表示しています。

2月19日のニュース
アセアンU23選手権-マレーシアはラオスに逆転負け
キム新代表監督はマレーシア人コーチ候補全員と面談を希望

アセアンU23選手権-マレーシアはラオスに逆転負け

カンボジアのプノンペンで開催中の東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権に出場中のマレーシアU23代表は、昨日2月18日のラオスU23代表と対戦し1-2で敗れています。

2月11日のカンボジア入り以来、やっと大会初戦を迎えたマレーシアは、試合開始からチャンスをたびたび作るものの要所でパスが繋がらず、繋がってもそれがシュートまで持ち込めない展開が続きます。それでも前半終了間際にMFのA・セルヴァン(ヌグリスンビラン)がコーナーキックからのこぼれ球を押し込んでゴール!マレーシアは前半を1-0で折り返しました。後半に入ってもマレーシアは同様の展開で追加点を奪えない中、今度はラオスが同点に追いつきます。先のスズキカップ2020でも全試合に先発したMFブウンファチャン・ブウンコンがペナルティーエリアの外でボールを受けると、2人のマレーシアディフェンダーを振り切って55分に同点ゴールを決めます。さらに78分には左サイドで得たフリーキックにDFフェダヴァン・サンウィライがピタリと頭で合わせてラオスが2-1とリード奪い、試合はそのまま終了しました。

マレーシアが入るグループステージB組は、インドネシアとミャンマーが新型コロナで陽性者が出たことなどを理由に大会出場を辞退しており、マレーシアとラオスの2カ国となっていました。これによりグループステージはこの2カ国の直接対決1試合のみが予定されていましたが、試合数減を憂慮したマレーシアサッカー協会FAMとブラッド・マロニーU23代表監督はラオス側に2試合制への変更を申し入れました。これが承諾されたことから、昨日2月18日と2月21日の2試合が行われることになっており、マレーシアはノックアウトステージ出場をかけて、来週月曜日にラオスと再戦します。

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マレーシア国内メディアはこの結果について、「格下に敗れる」「ショッキングな敗戦」といった見出しをつけていますが、上でも書いたようにラオスの同点ゴールを決めたブウンファチャン・ブウンコンはスズキカップ2020に出場に加え、既にA代表で10試合以上出場しています。一方、攻撃陣を中心に主力選手を招集せず、チームの底上げを図ったマレーシアU23代表にはA代表経験者は1人もおらず、今大会のラオスを格下扱いすること自体が間違っているようにも思えます。

ちなみにマレーシアの年代別代表が最後にラオスに敗れたのは2016年のAFF U16選手権まで遡らなければなりません。今回と同じカンボジアのプノンペンで開かれた大会で、マレーシアはラオスに0-2で敗れています。今から6年前のU16代表は、現在はU23代表に当たりますが、この6年前の試合でもラオスU16代表でプレーしていたブウンファチャン・ブウンコンはゴールを決めており、歴史は繰り返した、といったところでしょうか。

(以下のダイジェスト映像はGoal.comの公式チャンネルより)

キム新代表監督はマレーシア人コーチ候補全員と面談を希望

2月17日に就任後初の記者会見を開いたマレーシア代表のキム・パンゴン新監督は、自身が引き連れたきた4名のコーチに加えて、マレーシア人コーチをコーチングスタッフに加えることを希望しています。これを受けたマレーシアサッカー協会FAMは人選を行い、最終候補が2名に絞られていることはこのブログでも取り上げましたが、キム監督は最終候補2名に加えて他の候補者5名とも面談を希望していると、英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。キム新監督は、マレーシアのサッカーやMリーグの選手についての情報源としてコーチングスタッフに加わるこのマレーシア人コーチについて、信頼関係を築き上げるために自分に対して忠誠を尽くす誠実な人物であることを望んでいると話しています。

FAMが最終候補とした2名が誰なのかは明らかになっていませんが、7名の候補者は、イスマイル・イブラヒム(前JDTコーチ)、フィルダウス・タン・アジジ(背ウランゴールU19コーチ)、ワン・ムスタファ・ワン・イスマイル(前代表コーチ)、ワン・ロハイミ・ワン・イスマイル(PDRM監督)、E・エラヴァラサン(サラワクユナイテッド監督)、ザイナル・アビディン・ハサン(前マラッカユナイテッド監督)そしてアズライ・コー・アブドラ(元クダ監督)であることが明らかになています。また複数のメディアでは最終候補の1人はサラワクユナイテッドのE・エラヴァラサン監督で決定しているといった報道も出ていますが、正式な発表はまだありません。

2月18日のニュース
アジアカップ2023-マレーシアが最終予選の集中開催地に決定
U23アジアカップ2022-マレーシアは韓国、タイ、ベトナムと同組に
FAMがキム・パンゴン代表新監督とコーチングスタッフを披露

アジアカップ2023-マレーシアが最終予選の集中開催地に決定

アジアサッカー連盟AFCは6月に予定されているAFCアジアカップ2023年大会3次予選の集中開催地を発表し、その6ヶ国の中にマレーシアが入っていることが明らかになりました。インド、クウェート、キルギス、モンゴル、ウズベキスタンとともに集中開催地となったマレーシアは、来年2023年に中国で開催される本大会の残る出場枠11を争う24チームの1つです。。3次予選では、各組の1位と、2位の内の上位5チームが本大会に出場しますが、各組のメンバーは来週2月24日に行われる組み合わせ抽選によって決定します。

U23アジアカップ2022-マレーシアは韓国、タイ、ベトナムと同組に

今年6月にウズベキスタンで開催されるAFC U23アジアカップ(旧U23選手権)の組み合わせ抽選が昨日2月17日に行われ、グループステージC組に入ったマレーシアは、同じ東南アジアのベトナム、タイ、そして前回2020年大会チャンピオンの韓国と同組になっています。

今大会出場24カ国中、東南アジアから出場するのはベトナム、タイ、マレーシアの3カ国ですが、その3カ国全てがこのC組に集まった偶然について、マレーシアU23代表のブラッド・マロニー監督は、今年5月にベトナムで開催される東南アジア競技大会通称シーゲームズでも両国との対戦が予想されることから、2ヶ月連続の対戦となるこの組み合わせについて「興味深い」と語ったとマレーシアの通信社ブルナマが報じています。

東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権出場のためにカンボジアに滞在しているマレーシアU23代表は、グループステージを勝ち上がれば、今大会でもこの両国と対戦する可能性がありますが、タイはU19代表を派遣しており、またベトナムは今季リーグ開幕を控え、所属クラブが招集を拒み主力選手不在の上、パク・ハンソ監督も指揮を取っておらず、5月のシーゲームズ、6月のU23アジアカップで対戦する両国は、今大会参加のメンバーとは全く別の顔ぶれになりそうです。

2018年の中国大会以来4年ぶり2回目の出場となるマレーシアですが、初出場となった前回大会はグループステージを突破したものの、ベスト8で韓国に敗れています。なおこの大会では、優勝したウズベキスタンに延長戦で敗れて準優勝に終わっています。

AFC U23アジアカップ2022 組み合わせ
A組:ウズベキスタン、イラン、カタール、トルクメニスタン
B組:オーストラリア、ヨルダン、イラク、クウェート
C組:韓国、タイ、ベトナム、マレーシア
D組:サウジアラビア、UAE、日本、タジキスタン

FAMがキム・パンゴン代表新監督とコーチングスタッフを披露

今年1月21日に就任が発表されながら、これまではメディアに姿を現していなかったマレーシア代表のキム・パンゴン新監督ですが、キム新監督とコーチングスタッフの入国後の隔離期間が終了したことを受け、マレーシアサッカー協会FAMは協会本部で就任披露会見を行っています。

FAMの公式サイトや公式Facebookでは今年5月1日に53歳となるキム新監督とコーチ陣のパウ・マルティ・ヴィンセンテ コーチ、チョ・ジュンホGKコーチ、ゴカン・カンデミル フィットネスコーチ、そしてリム・ジェフン パフォーマンスアナリストが紹介され、このスタッフにマレーシア人コーチが加わり、代表チームの首脳陣となります。なおマレーシア人コーチは、FAMが事前に先行した最終候補の中から、キム監督自身が面談を行って決定します。

代表監督としての機会を与えられたことに感謝すると述べたキム監督は、FAMが作成したロードマップF :30を理解しているとして、マレーシア代表を東南アジアで勝てるレベル以上のチームにするためにコーチ陣とともに全力を尽くすことを約束しています。

またマレーシア代表にはそれだけの力があると述べたキム監督は、自身とコーチ陣にはそれを実現するためにある程度の時間が必要であると説明し、まずはその礎を作ることに着手し、そこからより大きな目標実現へと進んでいくつもりであると話しています。

またこの席上では、キム新監督の初戦が3月23日のフィリピン代表戦、そして同26日のシンガポール代表選となったことも発表されています。なおこの2試合はシンガポールで行われるということで、マレーシア国内での初采配は、6月のAFC選手権アジアカップ3次予選となりそうです。


2月16日のニュース
アセアンU23選手権-ミャンマーも出場辞退でマレーシアは次戦勝利で準決勝進出決定
タイ1部リーグ第20節-チョンブリーは敗れて4位降格、エルドストールは後半出場

アセアンU23選手権-ミャンマーも出場辞退でマレーシアは次戦勝利で準決勝進出決定

カンボジアのプノンペンで開催中の東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権に出場中のマレーシアU23代表は、昨日2月15日にミャンマーとの初戦を迎える予定でした。しかしチーム内で新型コロナ陽性者が複数見つかったことを理由にミャンマーが試合当日に大会出場を辞退することを表明しています。これによりマレーシアの初戦(そしてグループステージ最終戦)は2月18日のラオス戦となり、この試合に勝利するとグループステージ突破が決まります。

2016年にはMリーグのクランタンFA(現クランタンFC)の監督も務めたことがあるミャンマーU23代表のヴェリザール・ポポフ監督は、試合前日の記者会見の席上で、国内の政情不安から家族の安全のために国内に残ることを選んだ選手やケガから回復していない選手がいることからU23の主力選手を招集できず、今大会に参加するチームは大半はU19の選手であると話したポポフ監督は、現チームの目標は今年5月の東南アジア競技大会通称シーゲームズだと話し、今大会ではU19主体のメンバーがどこまでやれるかを見ることが目標と話していましたが、その目標を果たせないまま大会を去ることになりました。

今大会でマレーシアが入るB組は、大会開幕前に既にインドネシアが出場辞退を決めており、ミャンマー、ラオス、マレーシアの3チームとなっていましたが、ミャンマーの出場辞退でわずか2チームになってしまいました。なおマレーシア対ラオスの勝者はA組、C組のそれぞれ1位、そして3組の2位チームのうち最も成績が良い1チームとともに2月24日の準決勝に進出します。

なおマレーシアの通信社ブルナマは、インドネシアに続き、ミャンマーも出場辞退を決め、グループステージが1試合となってしまったことから、マレーシアサッカー協会FAMはラオスと2試合を行うことを提案したものの、ラオス側にこの提案が拒否されてしまったことも伝えています

タイ1部リーグ第20節-チョンブリーは敗れて4位降格、エルドストールは後半出場

タイ1部リーグ第20節が2月12日と13日に開催され、マレーシア代表のDFジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・マデル・アマラン・マデルネル)が所属するチョンプリーFCは、松村亮選手が所属するポリス・テロFCにロスタイムに決勝点を許し1-2で敗れ、リーグ順位も3位から4位に転落しています。

2022年2月13日@チョンブリースタジアム
チョンブリーFC 1-2 ポリス・テロFC
前節第19節ではベンチ外だっジュニオール・エルドストールは、今節ではベンチ入りしたものの、54分から交代出場し、89分にはイエローカードをもらったものの最後まで出場しています。
(試合のハイライト映像はタイリーグの公式YouTubeチャンネルより)

タイ1部リーグ順位表(第20節終了時)

順位チーム得失差勝点
1ブリーラムU2114342142
2バンコクU2111461437
3BGパトゥムU211074737
4チョンブリーFC2110561435
順位は上位3チームとマレーシア人選手が所属するチョンブリーFCのみ表示しています。

2月15日のニュース
アセアンU23選手権-新型コロナ陽性選手の交代選手も入国後の検査で陽性が判明
がん克服の代表MFはキム新監督率いる代表復帰に意欲

アセアンU23選手権-新型コロナ陽性選手の交代選手も入国後の検査で陽性が判明

昨日2月14日にカンボジアのプノンペンで開幕した東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権に出場するマレーシアU 23代表は、カンボジア入国時の検査でMFファーミ・ダニエル・ザアイム(トレンガヌFC II)が陽性反応を示し、現在はチームから隔離されています。このファーミ選手に代わり、昨日2月14日には交代選手としてMFシャフィ・アズワド・サパリ(JDT II)が早速、プノンペン入りしましたが、何とこのシャフィ選手も入国時の検査で陽性反応を示したと、マレーシアの通信社ブルナマが伝えています。この結果、本日2月15日のミャンマー戦を控えたマレーシアU23代表は登録人数制限より1人少ない27名で、この試合に臨みます。

オンラインで行われた試合前日の記者会見の席上で、U23代表のブラッド・マロニー監督は、シャフィ選手はマレーシアのクアラルンプール出国前に行なったPCR検査では陰性だったと説明し、カンボジア政府が新型コロナの陽性者に義務付けている措置に従い、7日間の検疫隔離を行なった後、再びPCR検査を受け、陰性が確定してから48時間後に隔離を解かれると説明しています。

またマロニー監督は、今大会の主将にモハマド・アイマン・アリフ(クダ・ダルル・アマンFC)を指名したことも明らかにしています。2019年からこの年代の年代別代表でプレーしているアイマン選手は、監督、コーチと選手間のコミュニケーションが円滑になるように責任を果たし、本日のミャンマー戦に向けて全力で臨みたいと話しています。

がん克服の代表MFはキム新監督率いる代表復帰に意欲

昨年6月のFIFAワールドカップ2020年大会アジア2次予選後に精巣腫瘍(精巣ガン)の初期段階と診断された代表MFのブレンダン・ガンは治療に専念するため、シーズン後半は出場がなく、ピッチからは半年以上離れていましたが、これが完治した現在は既に所属するスランゴールのプレシーズン練習に復帰して元気な姿を見せています。このガン選手が新たに就任したキム・パンゴン新監督率いる代表への復帰にも意欲を見せていると英字紙スターが報じています。

今月2月中旬に自身のコーチングスタッフを伴ってマレーシア入りが予定されているキム新監督は、3月5日に今季2022年シーズンが開幕するMリーグを視察した後、3月21日から29日にかけてのFIFA国際マッチデー期間に最初の代表合宿を行うとされていますが、33歳のガン選手はキム新監督が求めるサッカーに速やかに適応できるかどうかが代表復帰の鍵となると話しています。

「自分はこれまでにヨーロッパや南米、アジア、オーストラリアなど様々な地域からきた監督のもとでプレーしてきたが、試合に起用されるために最も重要なことはその監督が意図するサッカーに自分自身が適応できるかどうかだと考えている。キム新監督は代表に自身のサッカーを浸透させるために自分のコーチも引き連れてくると聞いている。そうであれば容易ではないかもしれないが、キム新監督のスタイルに自分が適応しなければならない。」と話すガン選手は、チームの雰囲気も良くするために選手たちも一致団結することが必要だとも述べています。

またがん治療後の体調について尋ねられたガン選手は、精神的にはこれまで以上に強くなったとして、練習であれ試合であれ常に全力を尽くすことを改めて自分に課していると話しています。「自分がサッカー選手としてこれまでしてきた努力は自分が十分に承知しているので、今は周りの評価を気にするのではなく、自分が今後もその努力を続けていけるのかどうかを見ていきたいし、それが最も重要なことだと考えている。その努力ができれば、それに見合った結果もついてくるはずだと考えている。」と述べています。

またガン選手は2月4日の国際がん啓発デーにちなんでスランゴールFCが主催したイベントに出席し、がん治療中の患者やがん克服者とともに、今季スランゴールFCが着用するセカンドジャージを発表しています。「手術とリハビリを経てがんに打ち勝ったことで、自分は生きていることが再認識できた。今回のイベントを通じて、がんに対する認識を高めたい。」

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ガン選手が代表でプレーした昨年6月のW杯予選では、格上のアラブ首長国連邦とベトナムには敗れたものの、タイとは引き分けるなど順当な結果を残しましたが、ガン選手離脱後の代表は2勝4敗と、ガン選手不在も代表チーム不調の原因の一つでした。

2月14日のニュース
アセアンU23選手権の最終メンバー28名が発表
未払い給料問題でリーグ出場危機のペラにお家騒動
MリーグのCEOは選手登録期間の延長の可能性を否定

アセアンU23選手権の最終メンバー28名が発表

マレーシアサッカー協会FAMは、明日2月15日にカンボジアのプノンペンで開幕する東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権に出場する最終メンバー28名を発表しています。なおU23代表は、当初は2月11日メンバー発表、翌日12日にカンボジア入りの予定が発表されていましたが、予定を1日はやめて2月11日にカンボジア入りしており、メンバー発表と移動の順序が逆になってしまっています。

なおU 23代表はカンボジア入国時の検査でMFファーミ・ダニエル・ザアイム(トレンガヌFC II)が陽性反応を示したことから既にチームから隔離されており、MFシャフィ・アズワド・サパリ(JDT II)が既に代替選手として昨日、プノンペン入りしています。FAMが発表したU23代表28名のリストはこちらです。

未払い給料問題でリーグ出場危機のペラにお家騒動

前身のペラFAから数えてクラブ創設100周年記念となった昨季にMリーグ1部スーパーリーグで11位となり、Mリーグが現在の形式になって以来初の2部降格となったペラFC(以下ペラ)ですが、先日のこのブログでも取り上げた通り、3名の外国籍選手とその代理人に対して総額が170万リンギ(およそ4690万円)を超える未払い給料があることからFIFAとマレーシアサッカー協会FAMより新たな選手の獲得を禁じる処分を受けています。今季1度目のトランスファーウィンドウ期間の期限が2月22日と迫っており、それまでに未払い給料を完済しなければ今季の2部出場も危ぶまれる状況ですが、その問題の解決が遠のきそうな混乱がペラ州サッカー協会内で起こっていると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。

ブルナマによると、ペラ州サッカー協会PAFAのモハマド・ヤザン・モハマド会長代行は自身が正式な会長であるとして2021年から2025年までの任期を全うすると宣言したことにより、PAFA内の権力争いが不雑化の様相を示しているということです。昨日2月13日に行われたPAFAの年次総会の席上で、モハマド・ヤザン会長代行は、PAFAに加盟する7つの地区協会の信任を得て自身が正式な会長として承認されたと主張し、自身を支持した7つの地区協会から2人の副会長を指名したことを総会後の記者会見で明らかにしていますが、その一方でPAFA内の別の派閥である14の地区協会が昨年12月に開かれた臨時総会の席上でアズハル・ジャマルディン会長を選出していることから、現在、PAFAには2人の会長が存在する以上事態と状況となっています。

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モハマド・ヤザン会長代行は、給料未払いによって最終的に昨季開幕戦の先発XI全員がチーム去った際にPAFAで会計を担当していた人物であり、さらに未払い給料の早期解決を求めた選手に「待てないならチームをされ」と逆ギレ発言をおこなっていた人物でもあります。今回の未払い給料問題についても、前経営陣の責任というまるで他人事のような理由を挙げた上で、会長職に固執している姿勢を見ると、このまま会長争いは残り1ヶ月を切ったMリーグ開幕前に解決しそうな気配もなく、このままでは被害を被るのは結局、選手とファンということになりそうです。

またこの外国籍選手への未払い給料以外にも、昨年の11月と12月の未払い給料が支払い期限の1月30日をすぎても支払われていないという別報道もあります。PAFAはこのシーズンオフにペラFCの株式を広告会社としては無名のインパクトメディアアンドコミュニケーション社(IMC社)に譲渡しており、本来ならそこから得た収入は外国籍選手やマレーシア人選手への給料支払いに当てられることになっていたはずなのですが、それについての報道はこれまで全く出ていませんでした。

MリーグのCEOは選手登録期間の延長の可能性を否定

上でも書いた通り今季1度目のトランスファーウィンドウ期間は2月22日が最終日となっていますが、Mリーグを運営するMFLのスチュアート・ラマリンガムCEOは、この起源を延長することはないと明言しています。

未払い給料問題により、FIFAとFAMから新たな選手との契約を禁じる処分を受けているペラに加えて、同じ今季2部降格組のUITM FCもチーム所有権譲渡の交渉中ということで、両クラブは今季の準備までは手が回っていないと、スタジアムアストロは報じていますが、スチュアートCEOはペラ、UITM両チームについて、現在、在籍している(契約済みの)選手だけでのリーグ出場には何も問題はないと話しています。

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マレーシア人選手だけで戦うのはたとえ2部プレミアリーグとはいえ、容易ではありません。しかも今季は3部に当たるM3リーグもあり、プレミアリーグでも下位になれば入れ替え戦に回る可能性もあります。(ただし、今季のプレミアリーグは従来の12チームではなく10チームしかないので、たとえ最下位の10位となってもプレミアリーグ残留となる可能性もありますが。)

それでもやはりスッキリしないのは、ペラが未払い給料で処分を受けている外国籍選手の1人が2020年シーズン開幕前に一旦は契約しながら、その後にケガが発覚したことを理由に契約を解除したジェオン・ヒヨソク(韓国)であること。給料未払いが過去3年にわたって繰り返されたマラッカ・ユナイテッドが毎年、クラブライセンスを発給されたのは、給料未払いがクラブライセンス審査後に発覚したからという苦しい説明を行なった前科があるこのラマリンガム事務局長は、2020年から未払いが解消されていないジェオン選手の件で、ペラがFIFAから処分を受けていたことについてどうのような説明をするのか、聞いてみたいのですが、なぜどのメディアもMFLの責任問題についてはつつかないのかなぁ。


2月10日のニュース(2)
U23代表に4名が追加招集も主力以外の選手に出場機会を与える方針は変更?
キム代表監督のマレーシア人アシスタントコーチ候補が決定か

U23代表に4名が追加招集も主力以外の選手に出場機会を与える方針は変更?

マレーシアU23代表は2月14日からカンボジアのプノンペンで開催される東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権に向けて合宿中ですが、この合宿に参加していたDFムハマド・サフアン・マズラン(トレンガヌFC II)が2月8日にチーム全員に対して行われた新型コロナ検査で陽性反応を示し、現在はチームから離れたことを、マレーシア語紙ブリタハリアンが報じています。またGKのT・シャーイースワラン、DFムハマド・アリフ、DFウマル・ハキームの3選手がいずれも所属クラブのJDT IIの求めに応じて合宿を離脱したことも併せて報じられています。

今週金曜日2月12日にはプノンペン出発が迫っての4選手離脱となったU23代表ですが、マレーシアサッカー協会FAMはこれにすかさず反応し、離脱した4名に代わりいずれもスランゴールFC所属の4選手が追加招集されたことを公式Facebook上で発表しています。追加招集されたのはいずれも昨年10月のAFC U23アジアカップ予選に出場したGKシーク・イズハンとDFトリオのアフマド・ジクリ、アズリン・アフィク、ハリス・ハイカルで、このDFトリオはアジアカップ予選全試合にフル出場し、予選3試合を無失点で終えた立役者です。この4選手が加わったU23代表は今日2月10日にKLシティと最後の練習試合を行い、翌2月11日には大会に出場する最終メンバーが発表となります。

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U23代表のブラッド・マロニー監督はスランゴールFCの4選手の合流を歓迎するコメントを出していますが、今回のAFF U23選手権は主力以外の選手に出場機会を与え、控え組や初招集組のレベルアップが当初の目的だったはず。だとすればあえてスランゴールFCの4選手を追加招集しないという方法もありましたが、無難な選手を呼び戻したということでしょうか。A代表のスズキカップ惨敗に続き、同じアセアン東南アジアレベルでU23代表もグループステージ敗退となれば、それはそれでまた批判も起こるでしょう。しかしU23代表の今年の目標はこのAFF U23選手権ではなく、AFC U23アジアカップやアジア競技大会であることを考えれば、チームの底上げという目的を果たした上での敗退の方が、目先の勝利(勝てばの話ですが)よりも価値があるように思えます。さらに言えば、このスランゴール4人組を招集したことで、万が一、今大会でグループステージで敗退となれば。FAMとU23代表への批判はA代表のスズキカップ敗退後とは比べ物にならないほど強烈になる可能性があります。そんなプレッシャーがかかる中で結果を出すのが一流選手だと言えますが、U23代表がそこまで精神的に成熟しているのかどうかは、大会が始まれば自ずと見えてくるでしょう。

キム代表監督のマレーシア人アシスタントコーチ候補が決定か

ビザ申請書類用意の遅れを理由に未だマレーシア入りしていない代表新監督のキム・パンゴン氏ですが、このキム新監督の元でアシスタントコーチを務めるマレーシア人コーチの人選について、マレーシアサッカー協会FAMは最終候補2人を絞り込んだようだと、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。FAMのサイフディン・アブ・バカル事務局長は、スコット・オドネルFAMテクニカルディレクターと共に6名の候補者と面談を行った結果、最終的に2人まで絞り込まれ、この最終候補の名前は来週にはマレーシア入国予定のキム新監督に伝えられると話しています。

マレーシア人のアシスタントコーチについては、キム新監督自身がFAMに要望したとされおり、その候補者としてトレンガヌのナフジ・ザイン監督、サラワク・ユナイテッドのE・エラヴァラサン監督、マラッカ・ユナイテッドのザイナル・アビディン・ハサン前監督、ペナンのマンズール・アズウィラコーチ、クダのモハマド・アズライ・コー元監督、そしてフェルダ・ユナイテッド元監督で現在はスランゴールのニザム・ジャミルコーチらの名前がメディアなどで取り上げられています。

候補者の中に現役の監督が含まれている可能性について問われたサイフディン事務局長は、キム新監督が現役の監督をアシスタントコーチとして希望する場合には、その監督が契約しているクラブと交渉を行う用意があるとも話しています。なおキム新監督は、このマレーシア人アシスタントコーチの他、現在はバルセロナの下部組織ラ・マシアでU18のコーチを務めるスペイン出身のパウ・マルティ・ヴィンセンテがアシスタントコーチとして、またタイ1部チェンライ・ユナイテッドのゴールキーパーコーチを務める韓国出身のチョ・ジュンホなど4名のコーチ陣を連れてくることも明らかになっています。

2月9日のニュース
クチンシティに4人目の外国籍選手加入
アセアンU23選手権出場のU23代表が練習試合でサバと引き分け
マレーシア代表カラーのエアバスをマレーシア航空が披露-U23代表はこの機体でカンボジアへ

クチンシティに4人目の外国籍選手加入

Mリーグ2部プレミアリーグのクチンシティは、クラブ公式Facebookで4人目の外国籍選手となるキアヌ・マーシュ=ブラウンの加入を発表しています。英国生まれのマシュー=ブラウン選手はアーセナルのユースからフラムのユースを経て、2009年にフラムで初のプロ契約を結びオルダム・アスレチックやスコットランド1部リーグのダンディー・ユナイテッドなどを経てアメリカへ渡り、直近ではバーレーン1部リーグのイースト・リファー・クラブと契約していたようです。

29歳のマシュー= ブラウンは英国とガイアナの国籍を持つストライカーということですが、このマシュー・ブラウン選手の加入で、先日のこのブログでも紹介したリベリア代表FWアブ・リザルド・カマラ、昨季から残留するDFアレモン(ブラジル)、そして2季振りの復帰となるMF谷川由来と4名の外国籍選手枠が埋まりました。

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このマシュー=ブラウン選手がガイアナ代表と聞いて真っ先に思い浮かべたのが「ガイアナの悲劇」だったという事実はさておき、ネットでも指摘されていますが、ウィキペディアのマシュー=ブラウン選手のページには「双方合意の上契約解除」という記述が複数回でてきます。イルファン・バクティ監督が今季いっぱいでの退任を表明している中で1部昇格を手土産に送り出したいクチンシティですが、マシュー=ブラウン選手とクチンシティがシーズン途中での「双方合意の上契約解除」とならないことを祈っています。

アセアンU23選手権出場のU23代表が練習試合でサバと引き分け

今月2月14日から26日までカンボジアのプノンペンで開催される東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権に出場するU23代表は、初の練習試合としてMリーグ1部スーパーリーグのサバFCと対戦し、を行い、1-1と引き分けています。シーズンオフの大規模な補強により、昨年末のAFF選手権スズキカップ2020に出場した代表の選手4名が先発に名を連ねたサバFCに対し、76分にT・サラヴァナンのゴールで先制したU23代表でしたが、81分にはサバFCのスチュアート・ウィルキンスに同点ゴールを決められています。

サバFCの本拠地リカススタジアム(サバ州コタキナバル)で行われたこの試合はU23代表が合宿を始めて以来初の実戦となりましたが、代表4名の他、外国籍選手なども先発しほぼベストメンバーのサバに対して前半はむしろ優勢に試合を進める展開となりました。今回のU23代表は、昨年10月に行われたAFC U23アジアカップ予選で主力となったルクマン・ハキム(ベルギー1部KVコルトレイク)、ムカイリ・アジマル、クエンティン・チェン(いずれもスランゴール)ら含まれておらず、U23代表のブラッド・マロニー監督は今回のAFF U23選手権をそういった主力に続く戦力を探すための大会と位置付けています。

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またマレーシアの通信社ブルナマによると、マロニー監督が米国の大学でプレーするワン・クズリについて、今回の代表には参加しないことを明らかにしています。「個人的な問題」を理由に米国を出国できずにいたワン・クズリ選手ですが、マロニー監督はAFF U23選手権前に全選手が顔を揃えることを条件としており、現在マレーシア政府が全ての渡航者に義務付けている最低でも5日間の検疫隔離の時間を考えると、今週月曜日までにマレーシアへ入国できない場合は、今回のU23代表に参加させないことを明らかにしていました。

マレーシア代表カラーのエアバスをマレーシア航空が披露<br>-U23代表はこの機体でカンボジアへ

マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、マレーシア代表「ハリマウ・マラヤ(マレーの虎)」のエンブレムがプリントされたエアバス330-300Fを披露しています。FAMの公式エアラインでもあるマレーシア航空が運営するこのエアバスは、「ハリマウ・マラヤ」のシンボルカラーでもある黄色と黒色で塗装されています

ハリマウ・マラヤのエンブレムに加えてマレーシア国旗も描かれているワイドボディーの機体は、FAMのハミディン・アミン会長やマレーシア航空のイズハム・イスマイルCEOらが出席したの披露式典で公開されています。また。この席上ではカンボジアのプノンペンで開催される東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権に出場するU23代表は今月12日にこの機体に搭乗してカンボジア入りすることも発表されています。マレーシア航空は2019年からFAMの公式エアラインとなり、昨年のA代表の中東遠征の際にマレーシア航空によって運行されたチャーター便も、ハリマウ・マラヤ仕様の期待となっていました。


2月4日のニュース
アセアンU23選手権-アメリカ在住のワン・クズリの参加は見送りか
KLシティは長身FWが5人目の外国籍選手
クチンシティにはリベリア代表FWが加入

アセアンU23選手権-アメリカ在住のワン・クズリの参加は見送りか

今月2月14日から26日までカンボジアのプノンペンで開催される東南アジアサッカー連盟AFFU 23選手権に向けてマレーシアU23代表は合宿を行っています。先日は5名が追加招集される一方で、アメリカの大学でプレーするワン・クズリ・ワン・カマルは未だ合流できていません。この状況について、ブラッド・マロニーU23代表監督は、カンボジア出発前に大会に参加する全選手が揃うことを望んでいると話し、合流が遅れているワン・クズリ選手についてはマレーシア入国後の検疫隔離期間が必要なことから、2月6日までに合流が確定しない場合には候補選手名簿から外す方針を明らかにしています。

スポーツ専門サイトのスタジアムアストロによれば、ワン・クズリ選手と直接、電話で話をし、本人がU23代表参加を望んでいることを確認したと話すブラッド・マロニーU23代表監督は、ワン・クズリ選手のU23代表への合流を望んでいるものの、2月12日と迫ったカンボジア出発前にチームに合流できなければ、戦力として考慮しないと話しています。U23代表は本日2月4日にサバへ出発し、2月5日にMリーグ1部スーパーリーグのサバと練習試合を行い、その後クアラルンプールに戻って2月10日にKLシティと最後の練習試合を行った後、カンボジアへ向けて出発する予定になっています。

マレーシアU23代表は昨年10月にモンゴルで行われたAFC U23アジアカップ予選を1位通過していますが、この時の主力選手は今回のU23代表には招集されておらず、マロニー監督は今回のAFF U23選手権を主力以外のメンバーの底上げと位置付けており、ワン・クズリ選手についても合流しても自動的にボジションが与えられるわけではないと話しています。また今回のU23代表合宿には、MFアシャル・ハディ(JDT II)、FWカイリ・スフィアン、DFファイズ・アメル(スランゴール2)、アズハド・ハラズ(サバ)、GKアイザット・アイマン、DFウバイドラー・シャムスル(FAM-MSNプロジェクト)の6名のU19代表も招集されています。

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タイはU19代表が参加、開催国カンボジアは本田圭佑氏が指揮を取る、またリーグ戦中にも関わらず主力5名の選手をU23代表に招集されたバンバン・パムンガス監督(ブルシジャ・ジャカルタ)が怒っている、などと大会が近づくにつれ、さまざまなニュースが入ってきていますが、U23代表はこのAFF U23選手権後には5月に東南アジア競技大会通称シーゲームズ(ベトナム)、6月にはAFC U23アジアカップ(ウズベキスタン)、そして9月にはアジア競技大会(中国)と大会が目白押し。しかもA代表と掛け持ちの選手はAFCアジアカップ2023大会予選が6月に、AFF選手権スズキカップ2022が12月にも控えており、FAMがしっかりと優先順位をつけて選手を招集して欲しいです。

KLシティは長身FWが5人目の外国籍選手

5つ目の外国籍選手枠が埋まっていなかったKLシティは、元コンゴ代表でフランス生まれのFWケヴィン・クベンバの加入をクラブ公式Facebookで発表しています。192cmと長身のクベンバ選手は28歳で、フランス1部のLOSCリール、ブルガリア1部CSKAソフィアなどでもプレーし、昨季はいずれもアゼルバイジャン1部のサバフFKとKSテウタ・ドゥラスに所属していました。

昨季のKLシティはFWドミニク・ダ・シルヴァが開幕直後のケガで離脱、2度目のトランスファーウィンドウ期間に獲得したFWキリアン・ヌワブエズはチーム合流後の初戦でケガを負うなど、シーズンを通して攻撃力不足に苦しみました。窮余の策としてMFロメル・モラレス(コロンビア)をシーズン途中でフォワードにコンバートしたところ、シーズン後半にはこの起用が実を結んだものの、年間を通しての得点力不足に悩んだボヤン・ホダック監督にとってクベンバ選手は喉から手が出るほど欲しかったストライカーの獲得となりました。シーズン終盤のマレーシアカップでは8試合で10ゴールを挙げた188cmと長身のモラレス選手とクベンバ選手の「ツインタワー」はスーパーリーグのライバルにとって脅威となりそうです。

クチンシティにはリベリア代表FWが加入

Mリーグ2部プレミアリーグのクチンシティは、リベリア代表FWアブ・リザルド・カマラの加入をクラブ公式Facebookで発表しています。北マケドニア1部リーグのFKマケドニヤ・ジョルチェ・ペトロフから加入するカマラ選手はKFドゥカジニ(コソボ)、NKルダル・ヴェレニエ(スロベニア)などでもプレー経験があります。またFIFAの公式サイトによると、昨年9月から11月にかけて行われたFIFAワールドカップ2022年大会アフリカ2次予選でリベリア代表として5試合に出場し(FIFAの記録では登録選手名がAbu KamaraではなくAbu Rizardとなっています)、1部スーパーリーグのトレンガヌでプレーする同じリベリア代表のクパー・シャーマンとチームメートでもあります。25歳のカマラ選手の加入で、クチンシティは昨季から残留するDFアレモン(ブラジル)、2季振りの復帰となるMF谷川由来と3名の外国籍選手枠が埋まっています。また残る1人については英国出身ということをイルファン・バクティ監督自身がメディアに明らかにしています。

1月28日のニュース
クチンシティのイルファン監督は今季終了後に勇退へ
AFF選手権に向けてU23代表が始動
ヤクルトがチャリティーマッチの収益で聴覚障害者スポーツ支援

クチンシティのイルファン監督は今季終了後に勇退へ

英字紙ニューストレイトタイムズはMリーグ2部プレミアリーグのクチンシティを率いるイルファン・バクティ・アブ・サリム監督が今季終了後に勇退すると報じています。Mリーグ監督としては最年長となる73歳のイルファン監督は今季終了後に26年に渡る指導者としての生活を終えることを決めており、クチンシティの1部スーパーリーグ昇格を実現し、それ置き土産として勇退したいと考えていると言うことです。

2011年にはトレンガヌを率いてFAカップ優勝を果たしているイルファン監督は、Mリーグではヌグリスンビラン、スランゴール、ペナンなどを含む10のクラブで監督経験がある他、2007年にはインドネシア1部のプルシプラ・ジャヤプラでの指導経験もあります。

イルファン監督最後のシーズンとなるクチンシティは、昨季からプレーするセンターバックのアイルトンと、同じプレミアリーグのクランタン・ユナイテッドから2年ぶりに復帰する谷川由来の両外国籍選手は決まっており、残る2名の外国籍選手枠には今月末にリームに合流する予定の、いずれもストライカーの英国とリベリア出身選手が加わると言うことです。

AFF選手権に向けてU23代表が始動

先日参加メンバーが発表されたU23代表の第一次合宿が昨日1月27日よりスタンゴール州プタリンジャヤのPKNSグラウンドで始まっています。来月2月にカンボジアのプノンペンで開催される東南アジアサッカー連盟AFF U23選手権に向けての代表合宿初日には、母国オーストラリアで休暇を過ごし、マレーシア入国後の検疫隔離中のブラッド・マロニー監督とアメリカから参加予定のワン・クズリを含めた8名の選手が参加しなかったものの23名の選手が参加し、マロニー監督がチームに合流する2月3日までカン・ハンメン コーチが指揮を取ると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。

取材に対応したカン コーチは合流が遅れている選手について、Mリーグでプレーする7選手については所属クラブのプレシーズン練習などで合流が2月6日になると話す一方で、ワン・クズリについては「個人的な事情」から合流が遅れているとして、現在も交渉を続けていることを明らかにしています。なお、U23代表は2月3日にサバFCと、2月8日にはクダあるいはFAM-MSNプロジェクトと、そして2月10日にはKLシティと練習試合を行った後、2月12日にはカンボジアへ向けて出発し、2月15日には予選B組の初戦となるミャンマー、2月18日にはラオスといずれもビサカスタジアムで、また2月21日にはインドネシアとモロドクテコ国立競技場で対戦し、予選A、B、C各組の首位と最も良い成績を収めた2位が出場する準決勝進出を目指します。

ヤクルトがチャリティーマッチで集めた寄付をデフサッカー支援に寄付

4年に1度、世界規模で行われる聴覚障害者のための総合スポーツ競技大会デフリンピックが今年5月にブラジルで開催されますが、この大会に選手を派遣するマレーシア聴覚障害者スポーツ協会MSDeafは記者会見を開き、ヤクルトマレーシア社が24万3700リンギ(およそ670万円)の支援を行ったことを発表しています。

ブルナマの報道によれば、これはヤクルトマレーシア社が昨年12月11日に主催したチャリティーマッチで集めた31万5000リンギから経費を引いた金額ということです。なお、このチャリティーマッチでは、デフサッカー(聴覚障害者サッカー)マレーシア代表と元日本代表の本山雅志(クランタン・ユナイテッド)らMリーグでプレーする日本人選手とマレーシア代表のノーシャルル・イドラン・タラハ(サラワク・ユナイテッド)らマレーシア人選手で構成されたチームが試合を行いました。

MSDeafのオン会長はヤクルトマレーシア社からの支援について、マレーシアからはバドミントン、陸上、マウンテンバイク、空手、ボーリングの5つの競技に24選手が出場する今年5月のデフリンピックの準備の他、今年10月に韓国で行われるアジア太平洋地区デフサッカー予選の準備などにも使われる予定であると説明しています。