11月5日のニュース:JDT IIのGKが飛び級で代表候補合宿に招集される、トレンガヌFCはバングラディシュの大会で優勝、トレンガヌFCはキプレを含む12名の退団を発表、鈴木ブルーノは来季はトレンガヌFCでプレーか

JDT IIのGKが飛び級で代表候補合宿に招集される
 マレーシアサッカー協会FAMのFacebookでは、マレーシアフットボールリーグMFL2部プレミアリーグ所属のJDT II(1部ジョホール・ダルル・タクジムのBチーム)のGKムハマド・ハジック・ナズリがクダFAのGKイファット・アクマル・チェ・カシムに代わってフル代表候補合宿に招集されることを告知されています。
 
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 MFL2部のクラブから、しかもBチームからの招集と異例づくめですが、21歳のハジック・ナズリ選手は、U22代表には招集されず、言わば飛び級でのフル代表招集となっており、フル代表のタン・チェンホー監督には何か考えがあるのでしょう。
 ところでこのハジック・ナズリ選手は11月1日に、20歳の女優アイラ・ハザリことハジラ・カスディナ・ハザリさんと結婚式を挙げたばかりで、FAMのFacebookのコメント欄には「新婚の二人を引き離すとはかわいそう」「ハネムーンに行けなくなる!」などの書き込みが多くありました、結婚と代表候補合宿招集と文字通り両手に花のハジック・ナズリ選手が代表チームに選ばれるのか注目です。

トレンガヌFCはバングラディシュの大会で優勝
 10月19日からバングラディシュ南東部の都市チッタゴンで開催されていたシーク・カマル国際クラブカップに参加したマレーシアフットボールリーグMFL1部のトレンガヌFCは、決勝で地元のチッタゴン・アバハニ・リミテッドを2ー1で破り、初優勝しています。またスポーツ専門サイトのスタジアムアストロでは、トレンガヌFCで主将を務めるリー・タックはこの大会での若手の活躍を喜んでいると、伝えています。
 タック選手は、9日間で5試合と日程的に厳しかった大会期間中であっても心身両面の強さを維持できた若い選手たちを評価すると同時に、今季2019年は12チーム中7位に終わったチームにとって、来季2020年に向けての展望が開ける大会だったとしています。
 8チームが参加した今回の大会では、トレンガヌFCは、ゴクラム・ケララFC、チェナイ・シティFC(いずれもインドIリーグ所属)、バシュンドハラ・キングズ(バングラディシュプレミアリーグ所属、今季の優勝チーム)と同組となった予選グループを2勝1分の首位で突破、準決勝はモフン・バガンAC(Iリーグ)をタック選手をハットトリックを含む4-2で撃破、決勝ではホストチームのチッタゴン・アバハニ・リミテッド(バングラディシュプレミアリーグ)を2−1で破って優勝賞金5万米ドル(およそ540万円)獲得しています。また,2016年にはバングラディシュリーグでもプレー経験のあるタック選手は大会得点王と最優秀選手賞を獲得しています。
 この優勝についてタック選手は、主力選手を欠くメンバーで優勝できたことでMFLのレベルの高さを証明できたと思うと語っています。
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 後述しますが、トレンガヌFCは今季から大きくメンバーが変わる可能性があり、外国のクラブとの対戦の中で優勝したことで若手選手たちが得た経験は、タック選手だけでなく、監督代行から昇格したモハマド・ナフジ・ザイン新監督にとっても期待が持てるものだったのではないでしょうか。

トレンガヌFCはキプレを含む12名の退団を発表
 バングラディシュの大会で優勝したトレンガヌFCは、今季2019年をもって退団する選手を発表していますが,その中には過去3シーズンで63試合に出場し40ゴールを挙げているコートジボアール出身のFWチェチェ・キプレが含まれていると、スタジアムアストロが伝えています。
 記事の中では、トレンガヌFCはキプレ選手に対して来季の契約をオファーしたもののそれが拒否されたとしています。キプレ選手のほか、東南アジアサッカー連盟AFF枠で契約していたDFチエリー・チャンタ・ビン(カンボジア)も退団となっており、来季の外国籍選手としてはMFリー・タック(英国、ただし祖母がマレーシア人ということで来季中にマレーシア人選手登録になる可能性あり)とMFサンジャル・シャアフメドフ(ウズベキスタン)の2人のみが確定しています。
 またマレーシア人選手では、今季のFAカップでトレンガヌFCと対戦した際にイルファン・バクティ前監督が高く評価し、M3(MFL3部)のアルティメイトFCから引き抜いたFWナビル・アーマド・ラトピやMFマリク・マット・アリフ、MFシャルル・アイザッド・ズルキフリ、MFアハマド・シャミン・ヤヒヤ、MFカイルル・イズアン・ロスリ、MFカイル・アズリン・カザリ、MFカイルル・アンワル・シャールディン、DFアデッブ・アイズディン、DFハスニ・ザイディ・ジャミアンそしてGKワン・モハマド・アズレイ・ワン・テーが退団となっています。
 なおトレンガヌFCを統括するトレンガヌ州サッカー協会PBSNTのヒシャムディン・アブドゥル・カリム副会長は、退団するキプレ選手のトレンガヌFCへのこれまでの貢献を感謝し、チーム史上でもトップのストライカーだと賛辞する一方で、彼の穴を埋めることが急務であるとも述べています。
 一部報道では、現在のベトナムリーグでプレーする選手に関心を示しているという情報もありますが、ヒシャムディン副会長は言及を避け、新たな選手の獲得についてはナフジ・ザイン新監督に一任していると述べるにとどまっています。
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 キプレ選手については、今季MFLやカップ戦合計で21ゴールを挙げたスペイン出身のFWフェルナンド・ロドリゲズの退団が決まったクダFAが関心を示しているという噂もあり、来季もキプレ選手の姿をMFLで見ることができるかも知れません。

鈴木ブルーノは来季はトレンガヌFCでプレーか
 トレンガヌFCのBチームでMFL2部に所属するトレンガヌFC IIでプレーするFW鈴木ブルーノとコートジボアール出身のMFデチ・マーセル・ングエッセンに対して監督が残留希望を持っていることをスタジアムアストロが伝えています。
 トレンガヌFC IIを来季から率いるロシャディ・ワハブ新監督は、Aチームのナフジ・ザイン監督との話し合いの結果次第と前置きしながらも、今季MFL2部で13ゴールを挙げた鈴木選手はチーム得点王であり、必要な選手であるとしています。
 なお上の記事でも取り上げたトレンガヌFCが出場したバングラディシュでの大会には、鈴木選手とングエッセン選手もチームに帯同し、鈴木選手はグループステージでは4ゴールを挙げるなど活躍し、両選手は決勝戦にもスタメンで出場しました。
 トレンガヌFC IIの外国籍選手は全員が今月11月末に契約が切れますが、他の外国籍選手、DFセルヒイ・アンドレイエフ(ウクライナ)とFWアカンニ・サンデイ・ワシウについては、フロントの意向に従いたいとワハブ新監督は述べています。

11月4日のニュース:マレーシア人審判が日本代表戦他で審判担当、U22代表候補合宿参加メンバー発表、U22代表候補からワン・クザインの名前が消える

マレーシア人審判が日本代表戦で審判担当
 マレーシアサッカー協会FAMのFacebookでは、マレーシア人審判2名が日本サッカー協会JFAの招きにより主審1名、副審1名が日本代表と日本U22代表の試合で審判を行うことを発表しています。
 今回、日本での試合で審判を担当するのはモハマド・アミルル・イズワン・ヤコブとモハマド・ヤスリ・モハマドの両審判で、11月19日にパナソニック吹田スタジアムで開催されるキリンチャレンジアップの日本代表対ベネズエラ代表の試合ではアミルル・イズワン氏が主審を、ユスリ氏が副審を務め、11月17日にエディオンスタジアム広島で開催されるU22日本代表対U22コロンビア代表の試合ではユスリ氏が副審を、アミルル・イズワン氏が第四審判を務めることになっています。
 またこの両審判はムハマド・ムアジ・ザイナル・アビディン、ラジアン・ジョフリ・アリの2審判とともに11月14日にクウェートのジャービル・アル=アフマド国際スタジアムで開催されるFIFAワールドカップ2022年大会アジア予選兼AFC選手権アジアカップ2023年大会予選グループBのクウェート代表対中国代表戦も担当します。
 この他、FAMのFacebookでは、同グループEの11月19日のミャンマー代表対モンゴル代表(マンダラーティエリー競技場、マンダレー)でも、ムハマド・ナズミ・ナサルディン主審以下マレーシオ人4審判が試合を担当することも発表になっています。

U22代表候補合宿参加第1次メンバー発表
 マレーシアサッカー協会FAMのホームページでは、11月4日から始まるU22代表候補合宿の参加メンバー28名を発表しています。メンバーの詳細はこちらです。
 このメンバーから、オン・キムスイ監督のもと今月11月25日から始まるフィリピンでの東南アジア競技大会、通称シーゲームズに出場するU22代表が選抜されます。
 今回の候補合宿に招集された28名の内、23名は11月4日からの合宿に参加しますが、現在、カンボジアで開催中のアジアサッカー連盟AFC U19選手権予選に出場中のU18代表選手5名は、この予選終了後の11月13日に合流します。
 なお、U18代表のルクマン・ハキム・シャムスディン、ハリス・ハイカル・アダム・アフカル、ムハマド・ウマル・ハキーム・スハル・レズワン、ムハマド・ムカイリ・アジマル・マハディ、ムハマド・アザム・アズミ・ムラドの5名は初招集となります。
 またモハマド・ファズルル・ダネル・モハマド・ニザム、モハマド・ファイアッド・モハマド・ズルキフリ・アミン(いずれもクダFA)、ムハマド・ハジック・モハマド・スブリ、モハマド・カイルル・アミザン・スハイミ(いずれもペラTBG)、そしてオーストラリアの1部リーグAリーグのセントラル・コースト・マリナーズのU21に所属するクェンティン・チェンも初招集組です。
 なおこの他に、フル代表でプレーする22歳以下の選手と大会規定で認められている2名のオーバーエイジ枠は、11月14日に行われるFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼AFC選手権アジアカップ予選のタイ戦終了後に発表され、11月20日の同インドネシア戦終了後にU22代表に合流する予定になっています。
 最終メンバーとなる20名は11月20日にマニラへ向けて出発します。
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 前回2017年大会はクアラルンプールで開催ながら、決勝ではタイに0-1で敗れたマレーシアU22代表。自身としては5度目のシーゲームでの指揮となるオン監督は、ベトナム、タイ、インドネシアといった強豪とは別の予選グループに入ったことで安心はできないとしていますが、順当に行けばフィリピンと共に準決勝出場の可能性が高く、そこから何色のメダルを持ち帰れるのかが焦点になりそうです。
(写真はFAMのFacebookより)

U22代表候補からワン・クザインの名前が消える
 アメリカのプロサッカーリーグMLSのスポーティング・カンザスシティーに所属するワン・クザイン・ワン・カマルは、米国生まれながら両親がマレーシア人であることからマレーシア代表としてプレーすることは可能で、U22代表参加への意欲を示し、マレーシアサッカー協会FAMもそれを歓迎する意向を示していましたが、今回発表されたU22候補合宿参加者には21歳のワン・クザイン選手の名前は含まれていませんでした。
 以前このブログでも取り上げましたが、ワン・クザイン選手のパスポートは有効期限が切れており、新たなパスポート取得が必要とのことで、FAMはワン・クザイン選手にMLSシーズン終了後に速やかにマレーシアへ渡って、パスポート再取得を求めていました。しかし、今回の招集リストに名前がなかったことで、FAMがワン・クザイン選手に関心を失ったのではないかとの問いに、オン監督はワン・クザイン選手がチームに加わるか否かについては明言できないと、英字紙ニューストレイトタイムズ電子版のインタビューで述べています。
 「今回のU22代表候補招集はいくつかの段階に分かれており、第一次はどの大会にも出場していない選手を招集、第二次はAFC U19選手権予選に出場している選手から数名を招集、そして第三次はフル代表に選ばれている選手を招集する予定である。」とオン監督は説明しています。
 またワン・クザイン選手については「(パスポート再取得など)解決が必要な書類上の問題があり、現時点では代表チームへの合流時期は未決定であり、そういった問題が速やかに解決し次第、合流するだろう」と述べるに留まっています。

10月27日のニュース:ワン・クザインのU22代表招集に暗雲、マラッカUのザイナル監督が留任

ワン・クザインのシーゲームズ参加に暗雲
 アメリカのプロサッカーリーグMLSのスポーティング・カンザスシティに所属する21歳のMFワン・クザイン・ワン・カマルはアメリカ生まれながらマレーシア人の両親を持ち、来月11月25日からフィリピンで開催される東南アジア競技大会、通称シーゲームズに参加するマレーシアU22代表へ招集される可能性が取り沙汰されています。
 しかしそのワン・クザイン選手はマレーシアのパスポートを持っているものの、既に有効期限切れになっているようで、新たなパスポート取得のためには直ちにマレーシアに戻る必要があるとマレー語紙ハリアンメトロ電子版が報じています。
 マレーシアU22代表としてプレーするための手続きには2週間ほどかかるようで、シーゲームズ参加登録に間に合わせるためにも、11月初旬のMLS終了後、速やかな帰国を望んでいることをマレーシアサッカー協会FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は表明していますが、パスポート取得から代表参加までの期間が短ければ、チーム自体が混乱する懸念もあり、このままではワン・クザイン選手の招集自体が見送られる可能性があります。

マラッカUのザイナル監督が留任
 マラッカ・ユナイテッドを統括するマラッカ州サッカー協会MUSAは、今季2019年に続いて来季2020年もザイナル・アビディン・ハサン監督がチームの指揮を取ることを発表しました。
 スポーツ専門サイトフォックススポーツによると、MUSAのアドリー・ザハリ会長はマレーシアフットボールリーグMFLで昨季の7位から今季は6位と順位を上げたこと、またマレーシアカップ でも準々決勝に進出したことを評価した結果の続投要請であったことを明かしています。
 今季のマラッカ・ユナイテッドは開幕の5試合で3勝1分1敗と好スタートを切ったものの、ケガ人の続出や下位チーム相手の取りこぼしなどで同じ勝点33の5位のペラTBGを勝数で上回りながら、得失差で6位となっています。
 マラッカ州知事でもあるザハリ会長は、より上位に進出すつための新たな戦力の獲得もザイナル監督に一任するとしています。
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 マラッカ・ユナイテッドは、リーグ戦中から給料未払いが何度か取り沙汰されましたが、マレーシアカップ準々決勝直前に主将のシュコル・アダンが数ヶ月の給料未払いを告発して試合出場を拒否、チームも準々決勝第1戦と第2戦通算でパハンFAに6-1で敗れています。
 また来季のMFL参加に必要なクラブライセンスも条件付きでの交付となっていることから、MUSAにどれだけの強化資金があるのかは不明で、ザイナル監督が望むような補強ができるのかどうかも定かではありません。 

10月25日のニュース:FAM会長はECPに基づいた戦力補強を求める、クラスニキがJDTの練習場で目撃される、ニック・アキフにはトレンガヌFC移籍の噂

FAM会長はECPに基づいた戦力補強を求める
 今季2019年シーズンは、残すところ今週末のマレーシアカップ 準決勝、そして11月2日の決勝だけとなりました。
 準決勝に残ったJDT、パハンFA、スランゴールFA、クダFA以外のクラブは、来季2020年シーズンに向けて、トライアウトなどを行って戦力増強に余念がないところでしょう。そういった各クラブに向けて、マレーシアサッカーリーグMFLのダト・ハミディン・モハマド・アミン会長は、来季から導入される経済コントロールプログラムECPに基づいた戦力補強を行うように求めています。
 このECPは、これまで多くのMFLクラブが抱えてきた給料未払いや所得税、雇用主負担が求められる従業員積立基金EPF(日本の年金制度に該当)、従業員社会保障制度SOCSO(日本の社会保険制度に該当)の滞納といった問題を事前に防ぐことを目的として導入されます。具体的には、各クラブはMFLが承認した金額内での経営を求められ、MFLが承認する金額は各クラブの経営状況をもとに判断されます。
 このECPはもとはスペインのラ・リーガで採用されたプログラムですが、本家のスペインでは、リーグ全体で9000万ユーロ(およそ108億700o万円)の未払い給料を含む6億ユーロ(およそ725億3000万円)の負債を抱えていた2012年に導入され、2017年には負債額が0になったそうです。
 ハミディン会長はマレーシアの通信社ベルナマのインタビューに答えて、選手との契約内容は、来季から段階的に導入されるECPにおける各クラブの経営状況判断の元になるとして、新戦力との契約は、自らの経営状況を理解した上で行うべきと各クラブに警告しています。
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 マレーシアのことわざに”Ukur Baju Di Badan Sendiri“「自らの身体に合わせた服の寸法を測れ」と言うものがあります。マレー語紙の電子版では、ECP導入に際して各チームに求められるものとして、このことわざを引用している記事もありました。文字通り、身の丈に合った経営がこの後は求められそうです。

クラスニキがJDTの練習場で目撃される
 スポーツ専門サイトフォックスフポーツでは、マットドンことリリドン・クラスニキがジョホール・ダルル・タクジムの練習場で目撃されことを報じています。
 記事の中では、ツイッター上で出回っている、JDTの練習場でしかもJDTのトレーニングジャージを着ているクラスニキ選手の写真を掲載した上で、クラスニキ選手の来季2020年シーズンのJDT入りの可能性について言及しています。
 27歳のクラスニキ選手は、2015年から2018年までクダFAでプレーし105試合で38ゴールという成績を残し、今季2019年はマラッカ・ユナイテッドと契約しましたが、MFL第5節のクアラルンプールFAとの試合でケガのため途中退場し、それ以降はカップ戦も含めて出場がありませんでした。
 コソボ出身のアルバニア人であるクラスニキ選手は、マレーシアサッカー協会FAMがリストアップした帰化選手(マレーシア人を父母、祖父母に持たない外国籍であっても、5年以上継続居住歴を持つことでFIFAの規定によりマレーシア人としでプレーが可能になる。マレーシアでは既にガンビア出身のモハマドゥ・スマレがこの要件を満たしてパハンFAとマレーシア代表でプレーしている。)候補となっており、JDTがクラスニキ選手を核とし、さらに彼が帰化選手となれば、JDTはMFL1部の各クラブに与えられている5人の外国籍選手枠を使わずに戦力補強ができることになります。
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 今季わずか5試合しか出場していないクラスニキ選手ですが、マラッカ・ユナイテッドは給料未払い問題を抱えていたこともあり、本当にケガだけが理由で長期離脱していたかどうかは正直不明です。ケガが完治していて、クダFA時代の活躍ができるのであれば、クラスニキ選手が加わることでJDT1強時代はまだまだ続くことになりそうです。

ニック・アキフにはトレンガヌFC移籍の噂
 今季はMFL2部で11チーム中10位と低迷したケランタンFAでプレーする20歳のMFニック・アキフ・シャヒラン・ニック・マットが、隣接するトレンガヌ州のMFL1部トレンガヌFCに移籍するのではという噂がソーシャルメディア上を賑わせていると、スポーツ専門サイトスタジアムアストロが報じています。
 トレンガヌFCのシャリザル・ヤハヤ チームマネージャーは、単なる噂であると否定していますが、戦力としてニック・アキフ選手が必要かどうかはモハマド・ナフジ・ザイン新監督次第であると述べています。
 なお、ナフジ新監督のもとで新たなチームづくりを目指すトレンガヌFCは、今季のチームからMFアーマド・シャミン・ヤハヤ、MFシャルル・アイザッド・ズルキフリ、FWカイルル・イズアン・ロスリ、MFナビル・アーマド・ラトピ、GKのワン・ムハマド・アズレイ・ワン・テーとの契約を更新しない方針であることが既に報じられています。
 前述のシャリザルチームマネージャーは、ニック・アキフ選手はケランタンFAとの契約中の選手であることは理解しており、現状ではケランタンFAを統括するケランタン州サッカー協会KAFAとの関係を悪化させることは望んでいないとしています。
 今年3月に行われたアジアサッカー連盟AFC U23選手権予選でもプレーしたニック・アキフ選手は、11月に開催される東南アジア競技大会、通称シーゲームズに参加するU22代表でも主力としての活躍が期待されている他、所属するケランタンFAは移籍金として100万リンギ(およそ2600万円)を設定しており、今後の行方が注目されます。


10月23日のニュース:FAMは華人社会のサッカー界へのさらなる参加を期待、U22監督はルクマンの早急な昇格に慎重姿勢

FAMは華人社会のサッカー界へのさらなる参加を期待
 マレーシアサッカー協会のダト・ハミディン・モハマド・アミン会長は、華人社会からのより積極的な国内サッカーへの参加を期待していると述べています。
 マレーシアの通信社ベルナマの報道によれば、FAMはマレーシア華人サッカー協会MCFAと協力して、選手、コーチ、審判、フロントなど様々な分野に華人のより積極的な参加を促すためのプログラムを検討中と言うことです。
 多民族国家のマレーシアは、大雑把に人種構成を見てみるとマレー系と先住民族を含めたブミプトラと呼ばれるグループが全国民の約69%を占め、中華系マレーシア人(華人)が約23%、インド系マレーシア人が約7%、その他が1%となっていますが、例えば先日のFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選ベトナム戦に招集された23名のうち、帰化選手を除いた19名の顔ぶれを見ると、華人はドミニク・タン(タイリーグ2部、ポリス・テロFC)1名のみ、インド系に至っては0名でした。
 しかし1970年代から80年代にかけては多くの中華系やインド系マレーシア人がプレーしていたようです。ちなみにマレーシアが初めてサッカーで出場した1972年のオリンピックチーム19名は11名がマレー系、6名が中華系、2名がインド系でした。
 FAMのハミディン会長によると、中華系の選手が少ない理由としては、中華系家庭の理解不足があるとしています。子どもがサッカーを続けていくことで、たとえプロになれない場合でも、選手の代理人やスポーツ関連産業や企業への就職につながっていくと言った進路もあることなどが理解されれば、中華系の子たちの草の根レベルからの参加も増えることが期待できるともハミディン会長は述べています。
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 子どもの教育は自分の老後のための投資、と考える中華系マレーシア人の親は私の周りでも見かけますが、そう言った方々から見れば、プロサッカー選手はやはり不安定な仕事に見えるのでしょう。そう言った方々からの理解が得られない限り、中華系のサッカー選手数が増えることはなさそうです。
 その一方で、非常に興味深いのは、現在のフル代表のタン・チェンホー監督、U22代表のオン・キムスイ監督、フットサル代表のチュウ・チュンヨン監督はいずれも中華系マレーシア人だということ。さらにU18代表の監督はオーストラリア人ですが、u16代表のマニアム・パチャイアパン監督、女子フル代表のジェイコブ・ジョセフ監督はいずれもインド系マレーシア人で、ブミプトラ系のマレーシア人指導者が代表レベルにはいないと言うことも書き添えておきます。

U22監督はルクマンの早急な昇格に慎重姿勢
 12月にフィリピンで開催される東南アジア競技大会、通称シーゲームズに参加するU22代表のオン・キムスイ監督は、17歳のルクマン・ハキム・シャムスディンのフル代表への招集を求める多くのサッカーファンに対して、まずはU19代表チームで経験を積み、さらにはU22代表で、それからフル代表へと言う手順を踏んで昇格していくことへの理解を求めています。
 まずは召集されているU19代表で来月11月2日から10日までカンボジアのプノンペンで開催されるAFC U19選手権予選でパフォーマンスを見た上で判断するべきと、ベルナマの取材に答えています。さらにU16代表とU22代表はAFC選手権予選で敗退していることから、U19代表のAFC選手権本大会出場が重要であること、また現在のU19代表の選手たちは、2024年パリオリンピック予選に出場するU22代表の候補でもあることから、アジアのトップが揃うU19選手権本大会出場を優先するべきなど述べた上で、ルクマン選手が今、この時点でフル代表に参加するのは適切でないとしています。
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 ルクマン選手にこれだけ期待が高まるのは、ワントップのノーシャルル・イドラン・タラハ(パハンFA)を含めた攻撃陣の不調が原因として挙げられますが、その他には先日の対アラブ首長連邦国UAE戦で決勝ゴールを決めたタイ代表の20歳エカニット・パンヤ、そしてこの試合で途中出場した17歳のスファナット・ムエアンタの存在があります。隣国のフル代表でプレーする若手を見て、何故、マレーシアにもそう言った選手が現れないのか、と考えるファンもいるようですが、ルクマン選手は国家サッカー選手養成プログラムNFDPといった、いわば純粋培養で育てられた選手です。その一方でパンヤ選手やムエアンタ選手は既に国内リーグ戦でプレーしているなど、その環境も大きく異なります。
 NFDP1期生であるルクマン選手とその同期34名はここでプログラムから卒業しますが、そのうちの多くの選手がJDT、スランゴールFA、クダFAなどの有力クラブと契約済みと言われていますので、そういった選手たちがMFLでプレーするようになれば、マレーシアにもパンヤ選手やムエアンタ選手のように10代で代表入りする選手が現れるかもしれません。

10月17日のニュース:サバFAは新監督を外部招聘、トレンガヌFAは新たにTDを設置、ルクマンをU22代表候補合宿へ招集か

サバFAは新監督を外部招聘
 今季2019年のMFL2部プレミアリーグ優勝のサバFAは、新監督を外部から招聘する予定であることが、東マレーシアの英字紙デイリーメイル電子版で伝えられています。
 今季サバFAの監督を務めたジュリアス・アティン監督は、来季2020年よりマレーシアフットボールリーグMFL1部スーパーリーグへ昇格しますが、スーパーリーグが監督資格の一つとして挙げているアジアサッカー連盟AFCのプロライセンスを保持していないため、今回の外部招聘となったと、サバ州サッカー協会SABA年次総会席上でサバFAのダト・ピーター・アンソニー会長が発表しています。
 元サバFAの主将も務めたアティン監督を含め、サバFA内にはAFCプロライセンス保持者がいないため新監督はサバ州外から招聘すること、既に候補者の人選も終わっていることなどなども発表されています。またアティン監督は今季の新監督の元でアシスタントコーチを務めることになっています。
 新監督の他、新外国籍選手も最終候補者が決まっているようで、ピーター会長の言葉を借りると「新外国籍選手は皆を驚かすような選手で、JDTの選手よりも良い選手である」とも述べています。
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 JDTの選手より良い選手、というのがとても気になります。ジオゴ級の選手を獲得するくらいの気概があれば、昇格組ながらスーパーリーグに旋風を巻き起こすかも知れません。

トレンガヌFAは新たにTDを設置
 来季に向けて今季途中から指揮を取っていたナフジ・ザイン監督代行が新監督に昇格するトレンガヌFC。このトレンガヌFCを運営するトレンガヌ州サッカー協会PBSNTは、来季からテクニカルダイレクターTDを職を設けることを発表しています。なおマレーシアサッカー協会FAMは、MFL各クラブへの来季クラブライセンス交付要件の一つにTD設置を挙げています。
 PBSNTのヒシャムディン・アブドゥル・カリム副会長は、トレンガヌFC各年代のチーム(トレンガヌFC IからトレンガヌFC V)の監督、コーチが全員決定した後になること、またPBSNTの経営状況にもよるとしながら、トレンガヌFC全体を統括するTDの人選を進めたいと話していると、マレー語紙ブリタハリアン電子版が伝えています。
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 トレンガヌFC関連では、来季のトレンガヌFC II(Bチーム)はテンク・ハズマン・ラジャ・ハサン監督が退任し、後任にロシャディ・ワハブアシスタントコーチの昇格が決まっている他、トレンガヌFC III(U22チーム)はバドルル・アフザン・ラザリ監督、トレンガヌFC IV(U19チーム)はワン・アドレミー・インデラ・ワン・アドナン監督の就任が決まっています。

ルクマンをU22代表候補合宿へ招集か
 このブログでも何度か取り上げたマレーシア期待の17歳ルクマン・ハキム・シャムスディンが、来月11月末から開催される東南アジア競技大会シーゲームズに出場するU22代表候補合宿に招集されたようです。
 英字紙ニューストレイトタイムズ電子版によると、11月2日から10日までカンボジアのプノンペンで開催されるアジアサッカー連盟AFC U19選手権予選に出場した後、U22代表候補合宿に参加するようです。
 U22代表のオン・キムスイ監督は、ルクマン選手に取っては初めての飛び級となるU22代表レベルで通用するかどうかを見ることが第一で、当然ながらポジションが自動的に与えられるわけではないとし、シーゲームズまでの合宿や練習試合の結果で、他の選手と同じように評価されるとしています。
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 先日のベトナム戦敗戦を受け、不振のFWノーシャルル・イドラン・タラハの代わりにルクマン選手を使うべきといった新聞記事(記事はマレーシア語です)なども出ており、ルクマン選手の今後に注目したいと思います。

10月15日のニュース:シーゲームズの組み合わせ決定、MFLはTMに対する訴訟取り下げ、PKNS FC監督はスランゴールFAのBチーム化再検討を求める

シーゲームズの組み合わせ決定
 今年2019年11月30日からフィリピンのマニラを中心に開催される東南アジア競技大会SEA Games(シーゲームズ)のサッカーの日程がアジアサッカー連盟AFCのホームページで発表されています。
 オリンピックのアジア版とも言えるシーゲームズは、東南アジア諸国連合加盟の10カ国と東ティモールの計11カ国が参加する各年開催の大会ですが、サッカーはその中でも目玉競技の一つで、2017年からは各国のU22代表(および2名のオーバーエイジ選手)がメダルを争っています。
 今大会男子ではグループAに入ったマレーシアは、開催国フィリピン、ミャンマー、カンボジア、東ティモールと同組になり、ベトナム、タイ、インドネシア、シンガポール、ラオス、ブルネイがグループBとなっています。
 過去3大会は男子はタイが連覇しており、前回は自国開催ながら決勝で0-1と敗れたマレーシアは2011年大会以来の4大会ぶりの金メダルを目指します。また1985年から始まった女子では、過去10回の大会で、それぞれ5回ずつ優勝のベトナムとタイがインドネシアと同組になっています。
 男子のサッカーは大会開幕前の11月25日から12月10日まで、女子は11月28日空12月9日までの日程となっています。(画像はAFCのホームページより)

MFLはTMに対する訴訟取り下げ
 マレーシアフットボールリーグMFLのホームページでは、マレーシアの国内最大通信会社テレコム・マレーシアTMに対する訴訟取り下げを発表しています。
 MFLとTMは2018年1月に、同社のインターネットサービスプロバイダーブランドUnifiがMFL1部スーパーリーグおよびカップ戦マレーシアカップの冠スポンサー、さらにはFAカップの協賛として8年間で4億8000万リンギ(およそ124億円)の大型契約を締結しましたが、今季2019年MFL開幕前に年間6000万リンギ(およそ15億5000万円)のスポンサー料が支払われなかったとして、MFLはこの契約を破棄すると同時に、契約不履行に基づく賠償請求として4億2800万リンギ(およそ110億円)の訴訟を3月に起こしていました。
 この騒動は、今年3月15日にMFL側がTMとの契約を破棄することを発表したことを発端とし、これに対して3月18日にTM側は昨年2018年11月の時点で、スポンサー契約の最終合意ができていなかった、つまり契約締結には至っていなかったことを主張する発表を行い、これを受けてMFL側が3月21日にTMを提訴していました。なおこのニュースを受け、MFLの主張が認められれば将来の収益を下押しするとの見方から同社の株が売られ、一時は株価が2%近く下落する事態にもなりました。
 訴訟取り下げについての告知記事の中でダト・ハミディン・モハマド・アミンMFL会長は、今回の訴訟取り下げはMFLとTMが共有するスポーツマン精神に基づくものであり、TMは2015年から(MFLの前身である)フットボールマレーシアLLP(Limited Liability Partnership、有限責任事業組合)のスポンサーであること、2000年からマレーシアサッカー協会FAMのスポンサーでもあることなどを挙げ、今回の訴訟取り下げによって、マレーシアサッカーファンが期待するような環境が実現できるよう両者の協力関係を強固にできるとも述べています。さらにマレーシアのサッカーの発展のため、MFLは企業と手を携えていきたいというメッセージも送りたいとしてます。
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 TMの大型契約はTMJことジョホール皇太子トゥンク・イスマイル・イドリス殿下がMFL会長在籍時の2018年に結ばれましたが、この年の5月には1957年の英国独立以来政権を担っていた与党連合国民戦線が総選挙で大敗、現在のマハティール・モハマド首相率いる希望同盟が政権につくというマレーシアでは歴史的な出来事がありました。
 マハティール首相は国民戦線でも首領を務めましたが、その頃から王族の権限縮小に積極的で、それを嫌う「物言う王族」イスマイル殿下とはメディアなどを通じて丁々発止とやりあってきました。そのマハティール首相が政権に復帰したことが、政府系企業でもあるTMの姿勢転換によってイスマイル殿下に「お灸を据えた」のでは、というのが当地のもっぱらの噂です。

PKNS FC監督はスランゴールFAのBチーム化再検討を求める
 このブログでもほぼ確定的と書いたMFL1部PKNS FCのスランゴールFAのBチーム化について、PKNS FCのラヤゴパル・クリシュナサミ監督が再検討を求めて声を挙げているとスポーツ専門チャンネルスタジアムアストロのポータルサイトが報じています。
 U23代表の監督として2009年の東南アジア大会シーゲームズで優勝、フル代表の監督として2011年の東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップでも優勝と近年のマレーシア代表監督としては抜群の実績を誇るラヤゴパル監督は、Bチーム化案が浮上するまでに十分な検討がされていないこと、またここ数週間はBチーム化がまるで決定したかのような空気でそれ以外の選択肢を検討する余地がなくなっているとして、記事から苛立ちを隠さずに語っている空気が伝わってきます。
 PKNS FCはユース育成に定評があり、今季2019年もMFLのU22チームが対戦するプレジデントカップでは優勝、U19チームが対戦するユースカップでは準優勝しています。PKNS FCのBチーム化により、ラヤゴパル監督はこういったユース育成が今後も続くのかどうかも疑問視しているとし、PKNS FCのフロントにはBチームか再考を求めていくと語っています。
 また実際にPKNS FCがスランゴールFAのBチームになることがあれば、自分とスランゴールFAのバスカラン・サティアナタン監督が同一チームにいるということはあり得ないだろうとも述べています。
 本日10月15日現在、PKNS FCのフロントからも何も公式発表がないということで、ラヤゴパル監督はこれまで通り、週3回のトレーニングでチームを指導しています。
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 この記事にもある通り、代表監督としても実績のあるラヤゴパル監督と、ケランタンFAでマレーシアカップ優勝、国軍ATM FCやフェルダ・ユナイテッドをMFL2部から1部へ昇格させるなど国内での実績が高いサティアナタン監督が同じクラブのAチームとBチームを指導するということは考えられない、というよりももったいないのは事実です。PKNS FCのBチームかとなれば、どちらかがスランゴールFAのAチームの監督になるでしょうが、もう一方は他のクラブの監督に就任する可能性は高いです。



 

9月23日から24日のニュース:U16代表は日本と引き分けもAFC選手権本選出場を逃す、AFC U19選手権予選の候補選手発表、フル代表もWC予選の候補選手25名を発表

U16代表は日本と引き分けも本選出場を逃す
 ラオスの首都ヴィエンチャンで開催されていたアジアサッカー連盟AFC U16選手権予選グループJは、最終日となった9月22日の大会3日目にマレーシアは日本と2-2で引き分け、最終成績を3位としています。
 大会2日目に開催国ラオスに痛い敗戦を喫したマレーシアは、本選出場の可能性を残すためにこの試合に勝つことが必要でした。前半を0-0で折り返した試合は、61分にゴール前のロングボールに飛び出したマレーシアGKズルヒルミ・シャラニとMF楢原慶輝(サガン鳥栖U15)が接触、映像を見ても足が出ているのは明らかでしたが、このプレーで楢原選手は負傷退場、ズルヒルミ選手はレッドカードで一発退場となり、しかも日本にはPKが与えられました。このPKを大迫塁(神村学園中)が決めて日本が先制しましたが、10名となったマレーシアは攻め続け、MFムハマド・ダニエル・エズアンが72分のPKに続いて、82分にはヘディングシュートを決めて2-1と逆転します。そこからやや引き気味となったマレーシアは90分を過ぎたアディショナルタイムに内藤大和(ヴァンフォーレ甲府U15)にフリーでヘディングシュートを決められ追いつかれます。シュートにつながったクロスもDFが競ることなく、上げさせてしまっていたので、10名でプレーする疲労が限界に達していたのかも知れません。
 AFCのマッチレポートはこちら、またゲキサカのマッチレポートはこちらです。
マレーシア2-2日本
ラオス1-0カンボジア
 写真は両チームのスターティングXII。(マレーシアサッカー協会FAMのFacebookより)

以下は予選グループJの最終成績です。1位の日本は本選出場が決定しています。

順位チーム得点失点得失差勝点
1日本210142127
2ラオス20124-26
3マレーシア1119364
4カンボジア003016-160

AFC U19選手権予選の候補選手発表
 マレーシアサッカー協会FAMのホームページでは、10月31日から11月11日にかけてカンボジアの首都プノンペンで開催されるアジアサッカー連盟AFC U19選手権予選に出場するU18代表候補選手32名を発表しています。予選グループGのマレーシアは、開催国カンボジアの他、タイ、ブルネイ、北マリアナ諸島と同組となっています。
 8名の初招集選手を含む、国家サッカー選手養成プログラムNFDPが運営するモクター・ダハリアカデミー在籍の選手と、マレーシアサッカーリーグMFL所属のクラブのユースチームから選抜された選手からなる32名は、オーストラリア人のブラッド・マロニー監督のもと、スランゴール州クラナジャヤにあるFAMのトレーニング施設で今月9月28日から10月30日までの長期合宿に入り、国外での練習試合を経て、そこから最終候補23名が選ばれます。
 U18代表候補合宿参加メンバーはこちらです。

フル代表もWC予選の候補選手25名を発表
 マレーシアサッカー協会FAMのホームページでは、10月10日にベトナムのハノイで行われるFIFAワールドカップアジア二次予選第3戦に向けて、9月30日から始まる代表候補合宿参加メンバー25名を発表しています。
 MFムハマドゥ・スマレのケガからの回復状況が定かではなかったため、過去2試合ではベンチ入り23名プラス1名の計24名を招集しましたが、そこからMFハディン・アズナン(フェルダ・ユナイテッド)が外れ、代わりにDFアイディル・ザフアン・アブドル・ラザク(ジョホール・ダルル・タクジムJDT)とMFアブドル・ハリム・サアリ(スランゴールFA)が招集されています。
 ここまで1勝1敗のマレーシアは、予選の初戦インドネシア戦、そして第2戦となったアラブ首長国連邦UAE戦ともに守備陣に不安が残りましたが、タン・チェンホー監督はそこを修正するためにJDTのセンターバック、アイディル選手を、同じJDTのアダム・ノー・アズリンに代えて起用する可能性があります。また、もう一人のセンターバック、シャルル・サアド(ペラTBG)とは、昨年末に準優勝した東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップでコンビを組んでいることから、戦術的にも問題はなさそうです。
 フル代表は10月5日(土)にスリランカ代表とブキ・ジャリル国立競技場で国際親善試合を行った後、10月10日(金)のアウェイ、ベトナム代表戦に臨みます。また、このメンバーは10月15日(火)に香港で行われる予定の香港代表戦までチームに帯同することになっています。
 今回の招集メンバーの詳細はこちらからどうぞ。(写真は

3月6日のニュース:AFC U23選手権予選とエアマリンカップ出場の代表候補選手発表

AFC U23選手権予選とエアマリンカップ出場の代表候補選手発表
3月22日から26日までクアラルンプール郊外のシャー・アラムスタジアムを会場に開催されるアジアサッカー連盟AFCのU23選手権予選兼東京オリンピック予選に出場するU22代表候補合宿への参加選手27名が、マレーシアサッカー協会FAMより発表になりました。昨日のAFCチャンピオンズリーグACL、JDT対鹿島アントラーズ戦にも出場したFWサファウィ・ラシド、FWアクヤ・ラシド、MFシャマル・クティ・アッバの3選手や昨年末のアセアンサッカー連盟AFF選手権スズキカップでゴールも決めているDFシャミ・サファリ(スランゴールFA)など、現時点で考えられる最強布陣となりそうな選手27名が招集されています。なお、この予選ではマレーシアは、中国、フィリピン、ラオスと同組のグループJとなっています。
 AFC U23選手権へは、2018年に初めて出場したマレーシアはタイで行われる本選への連続出場を目指して代表候補合宿を行いますが、JDT以外の選手は3月11日までに、3月12日にホームでACL第2線となる慶南FCUを戦うJDTの選手は3月13日までに合流予定となっています。候補選手は7日間の合宿を経て23名に絞られ、3月17日にはU22オーストラリア代表との練習試合を行った後、予選に臨みます。
 上記のJDTの3選手、スランゴールFAのシャミ・サファリらは、2月のアセアンサッカー連盟AFFのU22選手権では所属チームが代表チームへの招集を拒否していたため参加せず、チームもグループステージで敗退となっていました。

AFC U23選手権予選の代表候補選手(カッコ内は年齢と所属)
<ゴールキーパー>
*ムハマド・ハジック・ナズリ(21 JDT)
*ムハマド・アズリ・アブドル・ガニ(20 フェルダ・ユナイテッド)
*ダミエン・リム・チェン・カイ(22 ケランタンFA)
<ディフェンダー>
*ドミニク・タン・ジュン・ジン(22 JDT)
*モハマド・ハリス・カマルディン(22 JDT II)
*ムハマド・シャルル・ニザム・ロス・ハスニ(21 ケランタンFA)
*ニック・アズリ・ニック・アリアス(22 ケランタンFA)
R・ディネシュ(21 パハンFA)
*アーマド・タスニム・フィトリ・モハマド・ナシル(20 フェルダ・ユナイテッド)
*アリフ・アル=ラシド・アリフィン(21 PKNS FC)
*エヴァン・ウェンスレイ・ウエンセスラウス(21 サバFA)
*アリアスディアス・ジャイス(21 サバFA)
*ムハマド・アミルル・アシュラフ・アリフィン(21 UITM FC)
*ムハマド・ナジルル・アフィフ・イブラヒム(22 ペラTBG)
*ムハマド・シャミ・サファリ(21 スランゴールFA)
<ミッドフィルダー>
シャマー・クティ・アッバ(22 JDT)
*ニック・アキフ・シャヒラン・ニック・マット(20 ケランタンFA)
*ムハマド・ダニアル・ハキム・ドラマン(21 ケランタンFA)
ムハマド・ダニアル・アミエル・ノーヒシャム(20 フェルダ・ユナイテッド)
*K・シヴァンダラン(20 PJシティFC)
*ムハマド・イザン・シャミ・ムスタパ(22 トレンガヌFC II)
<フォワード>
ムハマド・アクヤ・アブドル・ラシド(20 JDT)
ムハマド・サファウィ・ラシド(22 JDT)
*コギレスワラン・ラジ(21 パハンFA)
モハマド・ファイザル・アブドル・ハリム(21 パハンFA)
*ムハマド・ジャフリ・ムハマド・フィルダウス・チュウ(22 PKNS FC)
*ムハマド・ハディ・ファイヤッド・アブドル・ラザク(19 ファジアーノ岡山)
*は2019年AFF U22選手権の代表選手

エアマリンカップ出場候補選手も発表になっています。
FAMは、3月20日と23日の日程でクアラルンプールのブキ・ジャリルスタジアムを会場に開催される国際サッカー連盟FIFAカレンダーの国際招待大会エアマリンカップに出場するマレーシア代表候補選手25名も発表しています。選手たちは3月12日から始まる強化合宿を経て、オマーン、アフガニスタン、シンガポールが参加する招待大会へ臨みます。
 今回の代表には、昨年末のAFF選手権スズキカップ準優勝のメンバーから13名に加えて、今回新たに招集された選手12名が選ばれています。マレーシア代表は3月20日にシンガポール代表と対戦し、勝てばオマーン対アフガニスタン戦の勝者と優勝を賭けて激突し、負ければこの試合の敗者と3位を争います。決勝及び3位決定戦は3月23日に行われます。なお、この代表チームは3月26日にはネパール代表とも練習試合を行う予定です。
 

エアマリンカップ出場の代表候補選手
<ゴールキーパー>
*ハフィズル・ハキム・カイルル・ニザム・ジョティ(26 ペラTBG)
イフワット・アクマル・チェック・カシム(23 クダFA)
*カイルル・ファミ・チェ・マット(30 マラッカ・ユナイテッド)
<ディフェンダー>
*シャルル・サアド(26 ペラTBG)
*ナジルル・ナイム・チェ・ハシム(26 ペラTBG)
マシュー・デイヴィーズ(24 パハンFA)
アブドル・ラティフ・スハイミ(30 スランゴールFA)
リザル・ガザリ(27 クダFA)
#ニコラス・スワラッド(28 PKNS FC)
*シャズワン・アンディック・イシャク(23 JDT)
*イプファン・ザカリア(24 KLFA)
<ミッドフィルダー>
*ケニー・パルラジ(26 ペラTBG)
#フィルダウス・サイヤディ(26 ペラTBG)
*ムハマドゥ・スマレ(25 パハンFA)
ノー・アザム・アブドル・アジー(24 パハンFA)
*シャズワン・ザイノン(30 スランゴールFA)
#ファイズ・ナシル(27 スランゴールFA)
#アブドル・ハリム・サアリ(25 スランゴールFA)
*アクラム・マヒナン(26 PKNS FC)
#ハフィズ・ラムダン(26 PKNP FC)
ハディン・アズマン(フェルダ・ユナイテッド)
<フォワード>
*ノーシャルル・イドラン・タラハ(33 パハンFA)
*ザクワン・アドハ・アブドル・ラザク(32 クダFA)
*アーマド・ハズワン・バクリ(28 JDT)
S・クマーラン(23 JDT)
*は2018年スズキカップの代表選手、#はタン・チェンホー監督が初めて招集した選手です。

2月23日のニュース:AFF U22はミャンマーに勝利も準決勝進出ならず、PKNS FCとスランゴールFAの間で選手のトレード、その他の移籍情報など

AFF U22はミャンマーに勝利も受験決勝進出ならず
先程終わったアセアンサッカー連盟AFFのU22選手権グループステージ最終戦でマレーシア代表は今大会2得点目となるFWハディ・ファイヤッド(ファジアーノ岡山)のゴールでミャンマー代表に1-0で勝利し、今大会初勝利を挙げました。しかしグループBのもう一つの試合でインドネシアがカンボジアに2-0で勝利したため、カンボジア(2勝1敗で勝点6)、インドネシア(1勝2分で勝点5)、マレーシア(1勝1分1敗で勝点4)、ミャンマー(1分2敗で勝点1)となり、カンボジアとインドネシアが決勝進出となり、マレーシアとミャンマーはグループステージ敗退となりました。
 FIFAカレンダーに含まれない大会ということで、U22代表オン・キムスイ監督が招集した選手の内5人がクラブから招集を拒否されるなど、ベストメンバーで臨むことができなかった大会でしたが、オン監督がこの大会を通じて使えると判断した選手に、今回招集されなかった選手たちが合流して、マレーシア U22代表は3月にクアラルンプールで行われるアジアサッカー連盟AFC U23選手権予選兼東京オリンピック予選を戦います。

スランゴールFAとPKNS FC間でトレード
トランスファーウインドウが閉じ、続々と移籍情報が入ってきています。同じシャー・アラムスタジアムをホームとするスランゴールFAとPKNS FCとの間ではトレード(?)が行われました。スランゴールFAからはDFのカライセルヴァン・カナン(22)が、PKNS FCからはMFモハマド・ファンディ・オスマン(26)がそれぞれ期限付き移籍でクラブを交換しました。カナン選手は今シーズンここまでベンチ入り無し、一方ファンディ選手は開幕戦では先発したものの、第2節ではベンチ入りも出場なし、第3節も後半途中からの出場にとなっていました。

両選手のトレードを伝えるスランゴールFAのFacebookポスト

その他の移籍情報
スランゴールFAの動きが活発です。上記のトレードのほか、2015年から2018年までクダFAでプレーした経験のあるMFサンドロ・ダ・シルヴァを獲得しています。クダFAではFAカップやマレーシアカップ優勝経験のあるサンドロ選手は攻撃陣に取って強力な戦力アップになりそうです。また、サンドロ選手の入団で、開幕戦ではゴールを決めたものの、期待通りの活躍ができていないFWアントニオ・ジャーマン選手は退団になるのではと予想されています。

もう一つスランゴールFA関連の移籍です。2部プレミアリーグを給料未払い問題のために追放されたプルリスFAの選手たちの移籍期間はトランスファーウインドウが閉じた後も30日の猶予が与えられています。そんな中、FWモハマド・キリル・ムヒミーン・ザンブリ(31)はスランゴールFAに移籍しました。代表キャップ数31、代表ゴール5の実績で、低迷するスランゴールFAの浮上に貢献することが期待されています。

キリル・ムヒミーン選手入団を知らせるスランゴールFAのFacebookポスト

開幕から負け無しのJDTも新たな外国人を獲得しています。新たな外国人とは言ってもMFレアンドロ・ヴァレスケスは2015年にJDTがアジアサッカー連盟AFCカップで優勝した際に決勝点とあげたヒーローです。アセアンサッカー連盟AFFに所属する国でAFCカップ優勝経験のあるのはJDTだけ、その結果でクラブのランキングが上がりAFCカップから昇格しAFCチャンピオンズリーグACLへ出場できるようになった立役者と言っても良いかも知れません。
 なおレアンドロ選手獲得にともない、今シーズン開幕前に獲得したアロン・ニゲスは契約期間を残したまま退団となりました。