3月14日のニュース:本日予定のPJシティFC対トレンガヌFC戦は試合会場が確保できず延期、予定されていた代表候補合宿も中止

本日予定のPJシティFC対トレンガヌFC戦は試合会場が確保できず延期
 無観客試合として開催されることが決定したマレーシアフットボールリーグMFL第4節ですが、その第4節の1試合、PJシティFC対トレンガヌFC戦が延期されることがMFLから発表されています。その理由は何と試合会場が確保できなかったからのようです。
 このブログでも取り上げましたが、PJシティFCは本拠地として使用するスランゴール州プタリンジャヤにあるMBPJスタジアムが改修工事中のため、ホームゲームとして予定されていた第2節のパハンFA戦を同じスランゴール州のUITMスタジアムで開催しました。
 それでもホーム2戦目となる3月14日の試合までには工事が終了すると、PJシティFC側は主張していましたが、結局、このような羽目になってしまいました。
 しかもこのこと最初に発表されたのがリーグ主催者のMFLでも、試合会場を用意できなかったPJシティFCでもなく、トレンガヌFCの公式Facebookだったこと、さらにはトレンガヌFCが公表したから5時間も経ってからMFLの公式サイトで発表されたことから、トレンガヌFCのサポーターを中心にMFLが責任回避をしているという非難がソーシャルメディア上で起こり、トレンガヌFCの公式ツイッターも「町内のサッカー大会ならまだしも、国内のトップリーグがこのような対応で良いのか」とMFLを酷評し、本来ならPJシティFCのみが罰せられる事態にもかかわらず、試合に向けて準備をしてきたトレンガヌFCも被害を受けるような処置は理解しがたいとコメントする事態になっています。
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 PJシティFCの試合棄権としてトレンガヌFCに勝点3を与えても良いくらいの失態だと思います。PJシティFCが非難されるのは当然ですあ、それ以上に責任が重いのが、PJシティFCの失態を試合日程延期で済まそうとしているMFLです。そもそも本拠地を用意するというリーグ参加要件を満たしていないPJシティFCのリーグ参加を認めたこと、さらに試合会場の手配をクラブに任せてこのような事態を招いたことで、MFLの国内リーグ運営能力にまた疑問符がついた格好で、仕組みは一流、使う人間は三流と揶揄されることが多いマレーシアを表す形になってしまいました。
(以下はトレンガヌFCが公表したMFLからトレンガヌFC宛に出された試合延期通達の手紙-トレンガヌFCのツイッターより)

予定されていた代表候補合宿も中止
 サッカー専門サイトのヴォケットFCは、マレーシアサッカー協会FAMが予定されていた代表候補合宿の中止を決めたと報じています。
 新型コロナウィルスの影響により、今月3月にFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選が延期となったこと、また国際親善試合を組むことも現実的ではないこと、さらにはFIFAとアジアサッカー連盟AFCからの指針が出ていることなどから、選手招集を行わないことをFAMのハミディン・モハマド・アミン会長が明らかにしています。

3月5日のニュース:JDT3題-ACL勝利でクラブランキングがアセアン3位に上昇、MFL開幕戦とACLの2試合で2000万円ゲット、サファウィ・ラシドの不振でオーナーと彼女が舌戦

JDT3題-1. ACL勝利でクラブランキングがアセアン3位に上昇
 ジョホール・ダルル・タジムJDTは先日のAFCチャンピオンズリーグACLで韓国の水原三星を相手に2-1と勝利を挙げましたが、最新のAFCランキングを伝えるフッティランキングのサイトによると、この勝利によってJDTのAFCクラブランキング35位へ上昇しています。
 このAFC全体での35位というランキングは、ASEAN東南アジア域内のクラブに限って言えば、フィリピンのセレス・ネグロスFC(23位)、タイのブリーラム・湯鳴いてッッド(25位)に続く3番目の高ランキングです。
 またマレーシアフットボールリーグMFL所属でランキング150位以内のクラブとしては、今季のACLプレーオフでFCソウルに敗れて本選出場を逃したクダFAが122位、2017年のAFCカップ本選出場経験があるフェルダ・ユナイテッドFCが126位、昨年2019年のACLプレーオフで蔚山現代FCに敗れたペラTBGが133位となっています。
 また国別ランキング(カントリーランキング)では、マレーシアは1ランク上昇してAFC19位となり、18位のシンガポールとは0.435ポイントまで迫っています。
  なお、詳しいAFCクラブランキングフッティランキングのサイトからどうぞ。
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 過去4年間の各国のクラブのACLとAFCカップの成績、そしてフル代表の成績をもとに算出されるAFCクラブコンペティションランキングは、ACLやAFCカップへの出場クラブ枠決定に関わるランキングです。JDTはACLグループステージでさらにポイント(勝利が3ポイント、引き分け1ポイント)を稼げる可能性があるので、あとはフル代表がFIFAワールドカップ2022大会アジア二次予選でアラブ首長国連邦はもちろん、同じASEANのタイ、ベトナム相手に好成績を収めることができれば、さらなるランク上昇も期待できます。

JDT3題-2. MFL開幕戦とACLの2試合で2000万円ゲット
 サッカー専門サイトのヴォケットFCは、いずれもスルタン・イブラヒムスタジアムで開催されたMFL開幕戦クダFA戦とACL水原三星戦の2試合で、入場者数はおよそ60000人、また収入はおよそ80万リンギ(およそ2060万円)であったと報じています。
 2月28日(金)のクダFAとの試合には3万4252人、3月3日(火)の水原三星との試合には2万5524人と2試合で合計5万9776人が観戦に訪れていますが、チケット代を10リンギ(およそ258円)と見積もると、5万9776人×10リンギ=59万7760リンギ(およそ1540万円)の入場料収入となります。
 またACLでの勝利によりパフォーマンスボーナスとして5万米ドル(20万9000リンギ、およそ537万円)も獲得したため、合計が80万6760リンギという計算です。

JDT3題-3. サファウィ・ラシドの不振でオーナーと彼女が舌戦
 クダFA戦、ACL水原三星戦と新本拠地スルタン・イブラヒムスタジアムで2連勝と好調のJDTですが、その中で1人だけ調子が上がらないのが2年連続でリーグMVPに輝いているサファウィ・ラシドです。
 JDTのオーナーでTMJことジョホール州皇太子のトゥンク・イブラヒム殿下は、自身のソーシャルメディアでサファウィ選手の不振の原因がガールフレンドにあり、結婚を急かせようとプレッシャーをかけているからだとガールフレンドを糾弾、ガールフレンドもソーシャルメディア上で反論する事態になっていると、サッカー専門サイトがセムアニャボラが伝えています。
 トゥンク・イブラヒム殿下は自身のインスタグラムで、サファウィ選手のガールフレンドは、人気があり金持ちのボーイフレンドを失わないよう連日に渡って結婚するようプレッシャーかけ続けていると非難し、サファウィ選手を利用しないよう警告しています。また心ここにあらずでプレーしているサファウィ選手に対しては、この状態が続けばクラブを去ることも覚悟するよう述べています。
 これに対してサファウィ選手のガールフレンドで女優のシファ・メルヴィンさんは、この「個人攻撃」に対して、自分で使う金は自分で稼いでいるとした上で、結婚を強要したことも金銭を要求したこともなく、サファウィ選手の不振の責任は自分ではないとソーシャルメディア上で反論しました、その後はその投稿は削除されています。
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 この国では王族に面と向かって反論すれば不敬罪に問われかねず、トゥンク・イスマイル殿下への直接的な批判はないもの、「経営者が社員の私生活に口を出すべきでない。」といったものから、「プロなのだから成績が悪いことを他人のせいにするな。」など様々な意見がネット上を飛び交っており、サファウィ選手がフィールド上で活躍しない限り、まだまだ尾を引きそうです。

3月4日のニュース:またマウリシオが決めた!-JDTが今季ACL初勝利、前トレンガヌFCの選手が給料未払いを告発、タイ3部リーグの元U19代表は先発出場

JDTが今季ACL初勝利
 AFCチャンピオンズリーグACLのジョホール・ダルル・タジムJDT対水原三星の試合がJDTのホームであるスルタン・イブラヒムスタジアムで昨日3月3日に行われ、JDTが水原三星を2-1と破り、ACLの今季初勝利、通算2勝目を挙げました。
 この結果、JDTは通算成績を1勝1敗の勝点3としてグループGの2位に浮上し、昨季の韓国FAカップチャンピオンとしてACLに出場している水原三星は、ヴィッセル神戸にも敗れており通算成績を0勝2敗としています。
 試合は13分にナズミ・ファイズからのスルーパスを受けたジオゴがペナルティーエリア付近の際どいところで水原三星DFに倒されました。主審のアリレザ・ファガニー(イラン)はこのプレーにPKを与え、このPKをゴンザロ・カブレラが決めてJDTが先制、前半はこのままJDTが1ー0のリードで終了しました。
 一方、水原三星は後半開始とともに出場したテリー・アントニスがJDTのペナルティーエリア手前でフリーとなった51分、GKファリザル・マーリアスのポジショニングを見計ったようにシュートを決め同点に追いつきました。
 その後は目まぐるしく攻守が入れ替わる中、追いつかれたJDTは73分に水原三星DF陣の不十分なクリアを奪ったナズミ・ファイズがゴール前にクロスボールを上げ、これをマウリシオが決めてJDTが再びリードを奪いました。
 水原三星の猛攻をしのいだJDTは逃げ切ってACL今季勝利を挙げ、マウリシオはMFL開幕戦となったクダFA戦に続く2試合連続の決勝ゴールを決め、勝利の立役者になっています。なおこの試合のAFCのマッチリポートはこちらです。
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 新本拠地のスルタン・イブラヒムスタジアムでACL初勝利を挙げたJDTですが、この日はレアンドロ・ヴァレスケス、マシュー・デイヴィーズ、ハリス・ハルン、アイディル・ザフアンといった主力がベンチ入りすらしませんでした。(ただし、レアンドロ選手は外国籍選手の登録制限、デイヴィーズ選手はJDT加入がACL選手登録締め切り後だったためです。)
 しかし代わって先発出場したナズミ・ファイズやアフィック・ファザイル、ファドリ・シャスそして、ケガから復帰のナチョ・インサ、そして途中出場のシャマー・クティ・アッバらが十分に仕事をしたことから、今後のACLやMFLでの選手起用においてJDTのモラ監督は嬉しい悲鳴をあげることになりそうです。特にこの試合で2つのアシストを決めてナズミ・ファイズは、このまま使い続けられれば、JDTはおろか、中盤に人材が不足している代表のレギュラーも狙えそうです。
 一方の水原三星は一部報道では韓国からマレーシアまで移動するの18時間もかかたいうことですので、この試合の結果は国内リーグ延期による実戦不足に加えて移動の疲労などの影響があるかもしれません。

前トレンガヌFCの選手が給料未払いを告発
 スポーツ専門サイトのスタジアムアストロは、昨季はトレンガヌFCに所属し、今季はサバFAでプレーするワン・アズライ・ワン・テーが昨季の給料未払いについてトレンガヌFCを運営するトレンガヌ州サッカー協会PBSNTと何の合意にも至らないまま、給料が支払われていない状況が続いていると報じています。
 GKのワン・アズライ選手は、この状況が続けば、マレーシアプロサッカー選手協会PFAMに報告せざるを得ないとして、PBSNTに早急の対応を求めています。
 PFAMのイズハム・イスマイルCEOはトレンガヌFCからはこれまで2名の選手が給料未払いをPFAMに報告しており、いずれの選手も未払いとなっていた給料の一部は受け取っており、残りも今月末までに受け取ることになっていると話しています。
 トレンガヌFCについては、明るみに出ていないものの給料未払い問題が存在するという噂はこれまでもありましたが、ワン・アズライ選手の告発によって、単なる噂ではなかったことになります。
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 マレーシアサッカー協会FAMとマレーシアフットボールリーグMFLは、今季開幕前に各クラブに給料未払い問題の解決を求めており、期限までに解決できなければ勝点剥奪(はくだつ)処分を科すと明言しています。実際にPDRM FCは既に勝点3を剥奪されており、FAMとMFLの調査次第でもトレンガヌFCにも同様の処分が科せられる可能性があります。

タイ3部リーグの元U19代表は先発して勝利に貢献
 3月1日に行われたタイ3部リーグ第2節では、アーントーンFCに所属する元マレーシアU19代表のザフアン・アゼマンが第1節に続いて先発出場しています。
 ザフアン選手は前節同様、前半終了と同時に交代していますが、前節にチャチューンサオFCに0-4と完敗だったアーントーンFCは、ホームのアーントーン県スタジアムで開催されたワットボットシティFC戦に3-0と快勝し、今季初勝利を挙げています。

3月3日のニュース:MFL第1節の入場者は10万2712人、スランゴールFCとPJシティはホーム開幕戦をブキジャリル国立競技場で開催、JDTは今晩ACLホーム開幕戦

MFL第1節の入場者は10万2712人
 2月28日のジョホール・ダルル・タジムJDT対クダFAで開幕したマレーシアフットボールリーグMFLの第1節の入場者数が10万2712人だったと、サッカー専門サイトのヴォケットFCが報じています。
 MFL1部スーパーリーグの平均入場者数は1万3680人、2部プレミアリーグは3438人ということですが、その一方で第1節では入場者数が1000人を割った試合がスーパーリーグで2試合とプレミアリーグで1試合あったとも報じています。
 スーパーリーグの2試合とはクアラルンプールのクアラルンプールフットボールスタジアムで開催されたPDRM FC対サバFA戦、そしてパハン州ジェンカのトゥン・アブドル・ラザクスタジアムで行われたフェルダ・ユナイテッド対PJシティFCの試合で、それぞれ入場者数は446人と546人だったようです。
 またプレミアリーグはスランゴール州シャーアラムのUITMスタジアムで開催されたスランゴール2対トレンガヌFC IIの試合でこちらは入場者数が814人でした。
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 入場者が1000名を切った3試合はいずれも3月1日(日)の午後9時からの試合です。私はクアラルンプールで1部昇格組同士の試合を見るか、シャーアラムで鈴木選手のプレーを見るか悩んだ末、結局2日連続でシャーアラムへ行きましたが、まさかクアラルンプールでの試合の方が入場者が少なかったとは驚きです…。

スランゴールFCとPJシティはホーム開幕戦をブキジャリル国立競技場で開催
 マレーシアフットボールリーグMFLは開幕前の施設検査でシャーアラムスタジアムとMBPJスタジアムに使用禁止処分を課しましたが、これにより本拠地の使用ができなくなったスランゴールFCとPJシティFCは、今週末に開催されるMFL1部スーパーリーグ第2節の試合をいずれもブキジャリル国立競技場で行うと、英字紙ニューストレイトタイムズ電子版が報じています。
 PJシティFCは3月6日(金)にパハンFAを、スランゴールFCは3月7日(土)にペラTBGをそれぞれホームに迎えて対戦予定でしたが、いずれのホームも使用不可となったため、代替試合会場を用意するようMFLから指示されていました。
 なおスランゴールFCを運営するスランゴール州サッカー協会は、4月4日(土)に予定されている次のホームゲームとなるPJシティFC戦までには、シャーアラムスタジアムが使用可能となるよう、所有者であるスランゴール州政府と施設管理業者と協力する旨を公式声明として発表しています。
 またPJシティFCのスバハン・カマル会長は、改修工事が進められているMBPJスタジアムのピッチは2週間ほどで使用可能となるとして、第4節の3月14日(土)に予定されているトレンガヌFCとの試合はホームでの実施が可能だろうと話しています。

JDTは今晩ACLホーム開幕戦
 ジョホール・ダルル・タジムJDTは、今晩当地時間8時45分より水原三星をホームのスルタン・イブラヒムスタジアムに迎えて、AFCチャンピオンズリーグのホーム開幕戦を戦いますが、昨日3月2日に試合前記者会見が行われました。
 今季ACLのグループGの初戦でヴィッセル神戸(というかイニエスタ)に1−5と惨敗後の2試合目ですが、水原三星もスコアは0-1とは言えヴィッセル神戸に敗れており、ともに今季ACL初勝利を目指すクラブ同士の戦いです。
 MFL開幕戦となったクダFA戦の勝利が水原三星戦への良いモチベーションになっていると話すJDTのハリス・ハルン主将は、試合では多くの運動量が求められ、接触プレーが多くなるのではないかと予想していると記者会見で述べています。
 JDTのベンヤミン・モラ監督は、ヴィッセル神戸は水原三星の粘りによって試合の決着を簡単につけられなかったと分析しており、ヴィッセル神戸戦よりもよりスピード感のある試合展開になるだろうと予想しています。
 また水原三星のアダム・タガートは、JDTを外国籍選手とマレーシア人選手がうまく融合されたチームと見ており、ヴィッセル神戸戦の1-5というスコアは全く当てにならないと述べる一方、日本に足を運びヴィッセル神戸とJDTの試合を観戦したというイ・リムセン監督は自チームについて、マッチフィットネスという観点からは試合への準備が難しいことを認めた上で、ストライカー(ジオゴ)、左フルバック(ラヴェル・コービン=オン)、右ウイング(サファウィ・ラシド)を警戒したいと話しています。
(修正)水原三星の主将はアダム・タガートではなく、ヨム・ギフンです。
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 韓国の国内リーグは新型コロナウィルスの影響により試合実施が延期されており、水原三星は2月19日のACLのヴィッセル神戸戦を除けば、昨年12月以来、実戦から遠ざかっており、この点がJDTにどれだけ有利に働くかに注目したいところです。

 

2月26日のニュース:WC予選前のバーレーン戦が新型コロナウィルスの影響で中止に、クロノス社がMFLのGK4名をブランド大使に、スランゴールFCは収容人数減を条件にシャーアラムスタジアムで試合開催か

WC予選前のバーレーン戦が新型コロナウィルスの影響で中止に
 FIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選兼2023年アジアカップ予選が来月3月からの再開を前に、マレーシア代表は、その前にバーレーンのマナマにあるハリーファ・スポーツ・シティー・スタジアムで3月21日にバーレーン代表と練習試合を組んでいましたが、新型コロナウィルスの影響により中止になってしまいました。
 マレーシアの通信社ベルナマの報道によると、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐためにバーレーン政府は既に感染者が出ている19カ国からの入国を厳しく制限しており、その19か国の中にもはマレーシアも含まれていることから、バーレーンサッカー協会がマレーシアサッカー協会FAMに試合中止を申し入れたようです。
 バーレーンサッカー協会のエブラハム・サアド・アル・ブアイナイム事務局長から試合中止を謝罪する手紙を受け取ったことを明らかにしたFAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は、3月26日に予定されているWC予選のアウェイでのアラブ首長国連邦UAE戦の前に代わりの試合を手配したいと述べています。
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 ワールドカップ出場に比べれば、2023年のアジアカップ出場は現在のフル代表にとってより現実的な目標なので、フル代表にはむしろこちらを目指して欲しいです。マレーシアが最後にアジアカップに出場したのは2007年の第14回大会ですが、その時はマレーシア、インドネシア、タイ、ベトナムの4カ国による共催だったことから開催国枠で出場できたもので、予選を勝ち上がって出場した大会となると1980年の第7回大会まで遡らなければなりません。

クロノス社がMFLのGK4名をブランド大使に
 イタリアのスポーツブランド、クロノス社Kronosは、マレーシアフットボールリーグMFLでプレーする4名のゴールキーパーとブランド大使契約を結んだと、サッカー専門サイトのヴォケットFCが報じています。
 1973年にイタリアのトレヴィーゾ県モンテベルナで生まれたクロノス社のブランド大使となったのは、ファリザル・ハルン(スランゴールFC)、レメゼイイ・チェ・ロス(UKM FC)、シャフィク・アフィフィ(ペラTBG II)、ザリフ・イルファン・ハシムディン(フェルダ・ユナイテッド)の4名で、クアラルンプール国際空港KLIAに近い三井アウトレットパークKLIAで行われたイベントで発表されています。(写真はクロノス社のFacebookより)

スランゴールFCは収容人数減を条件にシャーアラムスタジアムで試合開催か
 サッカー専門サイトのGoal.comによると、スランゴールFCは、MFLが改修を求めている天井の一部が崩落している客席部分を入場禁止にした上で、シャーアラムスタジアムでの試合開催許可をMFLに求める予定のようです。
 MFLから安全上の問題があることを指摘されている天井の崩落箇所はについては、スランゴールFCを運営するスランゴール州サッカー協会FASのジョハン・カマル・ハミドン事務局長は施設の改修はFASの管轄外であることを、またシャーアラムスタジアムを管理するダルル・エーサン施設管理社(DEFM社)すぐには改修工事を始められないことを公言しており、シャーアラムスタジアムでの試合開催許可が降りない場合は、同じスランゴール州プタリンジャヤのMBPJスタジアムでスランゴールFCの試合を代替開催する可能性も示唆されていました。
 Goal. comの取材に対して、ジョハン事務局長は危険が指摘されている区画の客席を入場禁止にする一方で、防護ネットなどを設置して観客の安全を確保する作業は管理会社によって始まっており、ホーム開幕戦となる3月7日のペラTBG戦はもちろん、MFLが視察を行う3月4日までには完了する予定であると話しています。
 なおこの作業が影響を及ぼすのは、スタジアムの観客席の半数以下にあたる3万5000席程度ということですが、およそ8万人の収容が可能なシャーアラムスタジアムでは、それでもまだ4万5000席残っています。なお昨季3万人以上の観客を集めたのはマレーシアカップ準決勝とMFLの2試合だけだったことから、ジョハン会長は、スタジアムの半分を閉じたとしても、観客収容には何の問題もないと話しています。

2月22日のニュース:MFLが女性審判を採用、今季の助成金は来週にも分配へ、来季のAFCカップ本戦出場権2枠がマレーシアに与えられる

MFLが女性審判を採用
 マレーシアサッカー協会FAMの公式サイトでは、今季のMFLの試合を担当する3名の女性審判を紹介しています。
 リタ・ガニ、ヌル・アクマル・アヌアル、ヌルル・アイン・イザティ・ザイナルの3名のうち、婦人警官のリタ氏は2014年のアジア最優秀女性審判にも選ばれており、2015年の女子ワールドカップや2016年のリオデジャネイロ五輪でも審判の経験があり、ヌル・アクマル氏とともに今季はMFL2部プレミアリーグの審判からスタートすることになっています。またヌルル・アイン氏は14歳(!)だった2012年から審判を務めており、今季のプレジデントカップ(MFL各クラブのU21チームによる大会)やユースカップ(同U19による大会)の審判を担当します。
 FAM審判委員会のモハマド・ダリ・ワヒド委員長は、審判知識とフィットネスの両審査に合格した30名を今季MFL1部と2部の試合を担当する審判員に選出していますが、この3名の女性審判も男性審判と同じ審査を受けて合格しているとし、この3名の起用によって、より多くの女性が審判に関心を持つことを期待したいとしています。
 ダリ・ワヒド委員長は、昨季は審判の質について多くの不満が出ていたとして、審判委員会として問題点の解消と審判技術の向上などに取り組んできたとも述べています。さらにマレーシア人審判に対するサポーターからの低い評価については、マレーシア人審判はAFC主催の試合で審判を務めていることから、その技術は決して低くないと強調しています。

今季の助成金は来週にも分配へ
 昨季は大型スポンサーとされていたテレコム・マレーシア社(TM社)の撤退により、予定されていた助成金の半分しか分配できなかったMFLですが、今季の助成金が来週にもMFL1部と2部の24クラブに分配されるようです。
 英字紙スター電子版によると、MFL1部のクラブには100万リンギ(およそ2660万円)、MFL2部のクラブには50万リンギが分配されることを、MFLの新たなCEOに就任したアブドル・ガニ・ハサン氏が発表しました。
 助成金の金額は、MFLがスポンサーより得た金額に基づいているとし、MFL各クラブにはその点を了解して欲しいとも述べています。
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 今季はスポンサーに「復帰」したTM社やスーパーリーグの冠スポンサーとなったマレーシア第2の金融グループCIMB社などのおかげでそれなりに収入はあるとは思うのですが、昨季の助成金はMFL1部が300万リンギ、MFL2部が100万リンギが当初は支給される予定でしたが、最終的にはそれぞれ半額の150万リンギと50万リンギが支給されました。しかも、MFLはこの金額を助成金ではなく「放映権料」としており、今回TMが独占的にMFLの試合を放映するのであれば、各クラブが受け取る放映権料は増額されても良さそうなのですが、こういった疑問については触れられていません。

来季のAFCカップ本戦出場権2枠がマレーシアに与えられる
 同じスター電子版では、MFLのアブドル・ガニCEOの話として、マレーシアのクラブにAFCカップの本選出場権2枠が与えられたことが公表されています。
 AFCチャンピオンズリーグACLの下位大会にあたるAFCカップは、昨季までは、ACLに出場資格のない国のクラブを対象とした大会でした。このため昨季に限って言えば、JDTがACL本戦に出場したため、マレーシアのクラブにはAFCカップへの出場資格がありませんでした。しかし来季からはこの規定が変更になり、マレーシアにAFCカップ本戦出場枠2枠が与えられることになったことから、MFL1部2位のクラブとマレーシアFAカップ優勝クラブにこの出場枠が与えられることになりました。
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 ACLに加えてAFCカップでMFLクラブが好成績を上げることができれば、過去4年間のAFC主催大会(ACLとAFCカップ)でのクラブの成績とフル代表の成績をもとに算出されるAFCクラブコンペティションランキングも上昇し、現在1枠のACLへの出場枠が増加する可能性もあります。

2月13日のニュース:Jの壁は高かった-JDTがACLで5失点の完敗

Jの壁は高かった-JDTがACLで5失点の完敗
 ゴールを決めた古橋亨梧もドウグラスでも、またハットトリックを決めた小川慶治朗でもなく、アンドレス・イニエスタ1人にやられた感のある試合はジョホール・ダルル・タジムの完敗でした。
 13分の1点目につながった、自陣ハーフから出されたイニエスタ選手の浮き球のパスを受けた小川選手がJDTのGKファイザル・マーリアスと一対一になった段階で勝負有りでしたが、小川選手がこのボールをノートラップで絶妙なコースにシュートし神戸が先制しました。
 27分にはトーマス・フェルメーレンのハンドの反則で得たPKをサファウイ・ラシドが決めて同点とし、ここから反撃か、と思われたその1分後、今度は古橋選手のノートラップシュートで神戸に勝ち越しを許してしまいました。
 試合開始直後から、神戸が高い位置からプレスをかけ続け、JDTはバックラインから攻撃を組み立てる自分たちのサッカーをさせてもらえませんでした。前方へのフィードも精度が低く、前線にいるエースのジオゴまでボールが渡わらず、ジオゴのポジションがどうしても下がり気味になり、そこからなんとかゴール前まで運んでもサポートがおらず、なかなかシュートまで持っていくことができませんでした。そうするうちに2−1と神戸のリードで前半が終了しました。
 後半に入り、58分にはイニエスタ選手から酒井高徳とつないだボールを小川選手がゴールし、神戸がリードを2点に広げ、65分にはアイディル・ザフアンが上がってきたドゥグラスにあっさり振り切られた上にそのままシュートを決められ4−1、そして72分には「魔術師」というニックネームが伊達ではないことを示すような美しく精度の高いループパスをイニエスタ選手がJDTの守備陣の裏、ファーポストへ上げ、小川選手はフリーヘッダーでゴールを決め、ハットトリックを達成しました。
ACL第1節
JDT 1-5ヴィッセル神戸
得点者:神戸-小川慶治朗3(13分、58分、72分)、古橋亨梧(28分)、ドゥグラス(65分)、JDT-サファウィ・ラシド(27分PK)
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 素人目で見ても、守備ラインの裏にいとも簡単にパスを出すイニエスタ選手は別格でした。正直なところ、JDTはよく5失点で済んだなという印象でした。鹿島と接戦だった昨季のACLは何だったのでしょう…。
 試合の結果は別として、この日のJDTは、昨季の主力メンバーからシャフィク・アーマドに代わりナズミ・ファイズが、アダム・ノー・アズリンに代わりアフィク・ファザイルが先発しました。ナズミ・ファイズはドバイでのプレシーズンマッチでも先発出場を続けていたようですので、JDTのベンヤミン・モラ監督はこの試合を見越してテストしていたのかも知れません。ACLでは、ジオゴ、ゴンザロ・カブレラ、マウリシオの3人が外国籍選手枠を占めることになるでしょうから、MFレアンドロ・ヴァレスケスの代わりとしてこのナズミ・ファイズが今後もスタメンとなる可能性が高いです。
 個人的には、昨季は絶好調だったシャフィク・アーマドの出番が少なかったのが残念ですが、今後のACLに期待したいと思います。
(以下はこの日の試合のダイジェスト-AFCのYoutubeチャンネルより)

2月11日のニュース:マラッカUはタイ人DFを獲得して外国籍選手枠が埋まる、JDTはいよいよ明日ACL初戦

マラッカUはタイ人DFを獲得して外国籍選手枠が埋まる
 マラッカ・ユナイテッドは5人目の外国籍選手としてナルポン・ワイルド・プッソーンの加入を発表しています。なおナルポン選手は東南アジア(アセアン)出身選手枠での契約となったいます。
 「ナザ」の愛称で呼ばれていると言うナルポン選手は、31歳でセンターバックあるいは守備的ミッドフィルダーでプレーする選手ということです。
 昨季はタイ1部リーグのナコーンラーチャシーマーFCでプレーしたナルポン選手ですが、2013年にプロ生活をスタートさせたのはバンコク・ユナイテッドFCで、その後はタイリーグの複数のクラブに所属しています。
 ナルポン選手は、先日行われたトレンガヌFC IIとのプレシーズンマッチに出場したものの、公式発表がなかったことから、サポーターの間で「謎の選手」とされていましたが、今回晴れてお披露目となりました。
(ナルポン選手入団を発表するマラッカ・ユナイテッドのFacebookより)

JDTはいよいよ明日ACL初戦
 マレーシアフットボールリーグの今季開幕は2月28日ですが、それに先駆けて、ジョホール・ダルル・タジムは、明日2月12日にアジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグACLの初戦を迎えます。
 初戦の相手は昨季の天皇杯覇者ヴィッセル神戸で、敵地の御崎公園球技場(なぜかAFCチャンピオンズリーグの試合では、ノエビアスタジアム神戸の名称は「御崎公園球技場」となるそうです)での対戦です。
 試合前ということで今回は映像中心、文字少なめにしてみました。
(ヴィッセル神戸の公式サイトより)

昨季のJDTは、ACLグループステージでは鹿島アントラーズと同じグループに入り、1勝1敗と健闘しています。
下はJDTが鹿島を1-0で破ったホームの試合のダイジェスト(AFCの公式Youtubeチャンネルより)

こちらは鹿島に1-2と敗れたアウェイの試合のダイジェストです。(AFCの公式Youtubeチャンネルより)

こちらはヴィッセル神戸の試合前日記者会見映像(ヴィッセル神戸のFacebookより)

JDTは映像がないので記者会見と前日練習の写真だけです。(いずれもJDTのFacebookより)

2020.02.12追記-JDTのFacebookにも試合前練習と記者会見の様子がアップされているの、こちらも載せておきます。

2月9日のニュース:(速報)JDTがAFCカップ過去10年のベストクラブに選出、クラスニキは3月のWC予選出場が可能に、

(速報)JDTがAFCカップ過去10年のベストクラブに選出
 アジアサッカー連盟AFCが公式サイトで行っていたAFCカップ過去10年のベストクラブ投票に、マレーシアフットボールリーグMFLのジョホール・ダルル・タジムJDTが選ばれました!
 AFCの公式サイトで紹介されている投票結果では、総投票数81,192の内、JDTは総投票数の80%を占めてダントツの1位、以下アル・クウワ・アル・ジャウウィーヤ(イラク)が同12%、アル・カーディシーヤ・クウェート(クウェート)が同6%、以下アル・クウェートSCが同2%、アル・アヘド(レバノン)が1%となっています。
 JDTの選手やスタッフ、フロントの皆さん、おめでとうございます!
(下の写真はAFCのFacebookより、またJDTが優勝した2015年AFCカップ決勝の映像はAFCのYoutubeより)

クラスニキは3月のWC予選出場が可能に
 帰化選手になったばかりのリリドン・クラスニキ(JDT)は3月に再開する国際サッカー連盟FIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選に出場することが可能になった、英字紙スター電子版が伝えています。
 マレーシアサッカー協会FAM副会長で、フル代表のチームマネージャーを務めるモハマド・ユソフ・マハディ氏によると、3月26日に敵地で対戦するアラブ首長国連邦が、選手登録締め切り日の3月20日を前に、アルゼンチン出身のFWセバスティアン・ルーカス・タグリアブエ、ブラジル出身のFWカイオ・カネド・コレアとMFファビオ・ヴィルジニオ・ジ・リマの3名を出場選手登録したことから、FAMもクラスニキ選手を出場選手登録したようです。クラスニキ選手はこのUAE戦以外にもその後に予定されているヴェトナム戦(3月31日)、タイ戦(6月9日)にも出場が可能となります。(もちろんフル代表のタン・チェンホー監督がクラスニキ選手を招集すればの話ですが)
 試合当日にベンチ入りする選手の登録は、UAE戦の場合、前日の3月25日ですが、この日はクラスニキ選手がマレーシア滞在5年目が終了する日でもあることから、FAMはFIFAとの間でクラスニキ選手の登録を協議しているとしています。

2月6日のニュース:スランゴールFCはインドネシア遠征取りやめ、サラワクUは選手・スタッフにメディアとの接触を禁止、JDTがAFCカップの過去10年間のベストクラブ候補に上がる

スランゴールFCはインドネシア遠征取りやめ
 新型コロナウィルスの影響により中国遠征を取りやめたスランゴールFCは、インドネシアのジャワ島で開催される大会への参加が噂されていましたが、結局、出場を取りやめたことをスポーツ専門サイトフォックスポーツが報じています。
 サバFAも出場するすることになっている、この東ジャワ州知事杯大会は2月10日から始まりますが、スランゴールFCのバスカラン・サティアナタン監督は、2月28日のシーズン開幕に向けた準備は最終段階に入っており、現在の練習では戦術理解や選手間の連携確認に重点を置いているとして、長距離を移動する上、予選だけで5日間で3試合、決勝まで残れば11日間で5試合という日程の大会出場は今の時期には適切ではないと話しています。
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 中国遠征に続き、インドネシア遠征も中止したスランゴールFC。ドバイで合宿を行ったジョホール・ダルル・タジムJDT、カンボジアでの大会に参加したクダFA、現在はタイ遠征中のトレンガヌFCと、ライバルたちが国外で質の高い練習試合を組む一方で、バンコク・ユナイテッド(タイ)、ハノイFC(ベトナム)、プルシブ・バンドン(インドネシア)を招いて地元で行ったスランゴールアジアチャレンジSAC大会でも2試合しかできておらず、試合不足の感は否めません。
 クダFAとともに打倒JDTの一番手と思っていますが、大型補強を行ったにもかかわらず、昨季同様スタートダッシュにつまづくと、サティアナタン監督解任論が浮上する可能性もあります。

サラワクUは選手・スタッフにメディアとの接触を禁止
 英字紙ニューストレイトタイムズによると、MFL2部のサラワク・ユナイテッドは選手、コーチ及びスタッフにメディアとの接触を禁止したようです。
 サラワク・ユナイテッドは、昨季2019年シーズンにMFL2部に所属していたスランゴール・ユナイテッドの経営権をサラワク州サッカー協会FASが買い取り、さらにそのリーグ所属権を譲渡された結果誕生したクラブです。昨季、同じMFL2部にはFASが運営するサラワクFAが存在していましたが、このクラブはリーグ最下位となった後、MFL3部のクチンFAとの入れ替え戦に敗れ、降格しています。
 サラワク・ユナイテッドのチームマネージャーを務めるハムザ・イブラヒム氏は、現在クラブは開幕に向けての準備期間中のため、メディアに対しては良い結果が出始めてから対応したいとニューストレイトタイムズに述べています。
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 このサラワク・ユナイテッドについては、先日のブログでスペイン出身のホアン・カルロス・マグロ監督が開幕を前に解任されたことを取り上げましたが、開幕が近づく一方で、プレシーズンマッチでのチームの不調もあり、このような措置になったのかもしれません。

JDTがAFCカップの過去10年間のベストクラブ候補に上がる
 アジアサッカー連盟AFC公式サイトでは、AFCカップの過去10年間のベストクラブを決める企画を行っています。
 AFCチャンピオンズリーグACLグループリーグに出場枠を持たない国のクラブを対象にした大会なので、日本のクラブとは無縁の大会ですが、いわゆるアジアの第2グループの国のクラブが、AFCクラブコンペティションランキングやクラブランキングのポイントを稼ぐには貴重な大会です。
 2004年から開催されているこのAFCカップでは、クウェートのクラブが4回優勝、イラクとヨルダンが同3回、シリアが同2回、バーレーンとレバノンが同1回と過去16回の大会の内、中東のクラブが14回優勝するなど中東のクラブが圧倒的な強さを誇っている大会です。そしての残り2回の大会では2011年にナサフ・カルシFC(ウズベキスタン)が、そして2015年にはJDTが優勝しています。
 そのAFCカップに過去10年間で出場したクラブからまずAFCが5クラブを選び、その中からサポーターの投票でベストクラブを選ぼうというのがこの企画です。候補となっている5クラブは以下の通りです。
・アル・クウワ・アル・ジャウウィーヤ(イラク):2016年から3連覇
・アル・クウェートSC(クウェート):2009年、2012年、2013年の覇者
・アル・カーディシーヤ・クウェート(クウェート)2010年と2013年準優勝、2014年優勝
・アル・アヘドFC(レバノン):昨季2019年の覇者
・JDT:2015年優勝、2016年ベスト4
 なおAFC公式サイトでは、今週日曜日2月9日のマレーシア時間(世界標準時+8時間)の12時まで投票を受け付けています。