Mリーグ1部スーパーリーグ
2022年シーズン第4節結果とハイライト映像

Mリーグ1部スーパーリーグ今季2022年シーズン第4節が4月9日と10日に開催されました。前節第3節からは短いチームは3日しか休養がない日程です。

前節では複数の試合で審判の判定に疑問の声も上がりましたが、マレーシアサッカー協会FAMは一部試合で審判の誤った判定があったことを認める声明を出していますが、この審判の質については改善される様子もなく、まだまだ各チームを悩ませそうです。(試合のハイライト映像はMFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年4月9日(土)@シティスタジアム(ペナン州ジョージタウン)
ペナン 1-1 ヌグリスンビラン
⚽️ペナン:ヒラル・エル=ヘルウェ(39分PK)
⚽️ヌグリスンビラン:ザクアン・アドハ(33分PK)
🟨ペナン(1):アディブ・ラアオプ
🟨ヌグリスンビラン(2):A・セルヴァン、イズディン・ロスラン
MOM:シャイハン・ハズミ(ヌグリスンビラン)
 開幕からの3試合を2分1敗とまだ勝星のないペナンは、32分にラティフ・スハイミがヌグリスンビランのナスルラー・ハニフをペナルティーエリアで倒してPKを与えてしまいます。これを主将のザクアン・アドハが決めて、ヌグリスンビランが先制します。するとその6分後に今度はヌグリスンビランのオミド・ナズリがペナンのエンドリックを同じようにペナルティーエリアで倒してしまいます。このPKをヒラル・エル=ヘルウェが決めてペナンはすぐさま同点に追いつきます。
 そのペナンが有利に試合を進めるものの、この試合でMOMに選ばれたヌグリスンビランのGKシャイハン・ハズミが素晴らしいセーブを連発してペナンの猛攻を食い止め、今季1部昇格のヌグリスンビランが開幕からの無敗記録を3に伸ばしています。

2022年4月9日(土)@ダルル・マクムルスタジアム(パハン州クアンタン)
スリ・パハン 1-1 PJシティ
⚽️スリ・パハン:マヌエル・イダルゴ(38分)
⚽️PJシティ:R・バラトクマル(86分)
🟨スリ・パハン(3):マヌエル・イダルゴ、マリク・アリフ、ママドゥ・サマサ 
🟨PJシティ(3):D・クガン、S・クマーラン、カイリル・ムハイミーン
MOM:R・バラトクマル(PJシティ)
 今季初勝利を目指したスリ・パハンは司令塔マヌエル・ヒダルゴを中心に試合を優勢に進め、38分にはそのイダルゴがセンターライン付近でボールを奪うと、そのままドリブルで上がりペナルティエリアの外から放ったシュート。これが決まり、今季チーム初得点をあげたスリ・パハンが先制しました。その後、試合はこう着状態が続き、このまま終了かと思われた86分に、コーナーキックからのクリアボールをそのままR・バラトクマルがボレーシュートでゴールを決め、土壇場でPJシティが引き分けに持ち込んでいます。ただしこのゴールは一旦は線審ががオフサイドと判定しながら、主審がオーバールールで得点を認めたもので、映像を見るとオフサイドに見えなくもないプレーでした。
スリ・パハンにとっては前節のクダ戦に続き、2試合続けて審判の「疑惑の判定」の影響を受けてしまいました。

2022年4月9日(土)@KLフットボールスタジアム(ペナン州ジョージタウン)
KLシティ 2-0 マラッカ・ユナイテッド
⚽️KLシティ:パウロ・ジョズエ2(3分、30分)
🟨マラッカ(2):ジャスティン・バース、アクマル・ザーヒル
MOM:パウロ・ジョズエ(KLシティ)
 今季未勝利チーム同士の対戦となったこの試合は、不調で苦しんでいたエースのロメル・モラレスが今季初先発し、ほぼベストメンバーとなったKLシティが、開始3分で主将のパウロ・ジョズエがマラッカ守備陣のミスに乗じて先制ゴールを決めてリードしました。さらに30分には再びジョズエ選手がゴールを決めたKLシティがこのリードを守り切って今季初勝利を挙げています。
 この試合前には未払い給料が支払われたことが明らかになったマラッカでしたが、攻撃の核となるイフェダヨ・オルセグン、アドリアーノ、エマヌエル・オティの3名の外国籍選手がベンチ外となるなど、この試合には苦しい布陣で臨み、少ないながらチャンスを作ったもののそれを活かせず、今季4試合で3度目となる無得点での敗戦となりました。

2022年4月10日(日)@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
サラワク・ユナイテッド 0-1 サバ
⚽️サバ:バドロル・バクティアル(81分PK)
🟨サラワク(3):カイルル・アヌアル、ザルミエン・アシュラフ、ゴンザロ・ソト
🟨サバ(3):パク・タエス、カイルル・ファーミ、アムリ・ヤハヤ
MOM:加賀山泰毅(サバ)
 東マレーシア(ボルネオ島)に本拠地を持つ両チームが対戦したボルネオダービーは、終盤のPKで得点したサバが、サラワク・ユナイテッドを破り3連勝を飾っています。この結果、サバは今季初の2位に浮上し、敗れたサラワク・ユナイテッドは開幕からの成績がこれで1分3敗となり11位に後退しています。
 この試合の最優秀選手Man of the Match(MOM)に選ばれた加賀山泰毅選手はこの試合でも先発し、48分頃にはサラワク・ユナイテッドのフランシス・コネと接触して頭を負傷しましたが、その後は包帯を巻いて最後までプレーしています。

2022年4月10日(日)@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダルプテリ)
JDT 2-1 トレンガヌ
⚽️JDT:ベルグソン・ダ・シルヴァ2(7分、33分)
⚽️トレンガヌ:クパー・シャーマン(31分)
🟨JDT(2):レアンドロ・ヴェラスケス、ラヴェル・コービン=オン
🟨トレンガヌ(1):クパー・シャーマン
MOM:ベルグソン・ダ・シルヴァ(JDT)
 今季3試合で5ゴールと絶好調のベルグソン・ダ・シルヴァがこの日も2ゴールを挙げてJDTが勝利しています。2つのゴールはいずれもトレンガヌDF陣のマークを外したフリーヘッダーで、1本目は左からラヴェル・コービン=オン、2本目に右からアリフ・アイマンのクロスとJDTの典型的な得点パターンが決まった形です。
 一方のトレンガヌは前節のスランゴール戦とは見違えるほど動きが良く、JDTを止められるのはやはりトレンガヌしかいないのか、という印象でした。マヌエル・オット、クパー・シャーマンら攻撃陣はJDTに見劣りしないだけに、今後はDF陣の奮起が望まれます。
 またこの試合ではトレンガヌのシャフィク・イスマイルのクロスに飛び出した代表GKでもあるJDTのファリザル・マーリアスがチームメートのシェーン・ローリーとゴール前で交錯し、脳震盪を起こして退場という場面もありました。その後の報道では検査入院となったようですが、大事に至らないことを祈ります。

2022年4月10日(日)@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
スランゴール 4-1 クダ
⚽️スランゴール:ムカイリ・アジマル(26分)、カイオン2(34分、87分)、ノー・ハキム(85分)
⚽️クダ:ファイヤド・ズルキフリ(90+2分)
🟨スランゴール(1):ザーリル・アズリ
🟨クダ(2):アズミール・アリス、デシ・マルセル
MOM:カイオン(スランゴール)
 開幕から2分のスランゴールと開幕から3連勝中のクダの対戦は、スランゴール自慢の攻撃陣が機能し、スランゴールが今季初勝利を挙げています。
 前節のレッドカードでこの試合は出場停止となっているヤザン・アル=アラブ、そしてここまで無得点のユーリ・エンリケをベンチ外とし、セカンドチームのスランゴール2からミャンマー代表のハイン・テット・アウンとヨルダン代表のバハー・アブドッラフマーンを昇格させ、今季初めて先発させたミヒャエル・ファイヒテンバイナー監督の起用が当たりました。
 一方のクダはデニス・ブシェニングの欠場が響き攻撃陣は沈黙する一方で、守備陣もスランゴール攻撃陣を抑えられず、むしろ4失点で済んだことが幸いだった印象でした。

2022年シーズン スーパーリーグ順位表(第4節終了時)

チーム勝点
1JDT44001211112
2SAB43015239
3KDA43016609
4PJC42116427
5SEL31209635
6NSE31204315
7KLC411279-14
8PEN403134-13
9PHG201112-13
10MLC401315-41
11SWU201319-81
12TRE200215-40
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、PHG-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MLU-マラッカ・ユナイテッド

2022年シーズン スーパーリーグ 得点ランキング(第4節終了時)

ゴール数選手名所属試合数
17ベルグソン・ダ・シルヴァJDT4
25カイオンSEL3
33フェルナンド・フォレスティエリJDT4
3ダレン・ロックPJC4
52パウロ・ジョズエKLC4
2ザフリ・ヤハヤKLC4
2S・クマーランPJC4
2ファイヤド・ズルキフリKDA4
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、PHG-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MLU-マラッカ・ユナイテッド

Mリーグ1部スーパーリーグ
2022年シーズン第3節結果とハイライト映像

国際マッチデー期間などでおよそ1ヶ月ほど中断されていたMリーグ1部スーパーリーグが再開し、今季2022年シーズン第3節が4月5日と6日に開催されました。これまでの2節では、新型コロナ陽性者が見つかったチームの試合が延期されるなど混乱が続きましたが、今節第3節で初めて6試合全てが行われています。

今節は複数の試合で審判の判定に疑問の声も上がり、毎シーズン問題になる審判の質が早くも議論の的になった節でもありました。(試合のハイライト映像はMFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年4月5日(火)@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
サラワク・ユナイテッド 1-1 ペナン
⚽️サラワク:ボリス・コック(83分)
⚽️ペナン:カサグランデ(73分)
🟨サラワク(3):フランシス・コネ、ノーマン・アンクン、ゴンサロ・ソト
🟨ペナン(3):クリスティアン・ロンティーニ、ラフィウディン・ロディン、K・ティヴァンドラム
MOM:ボリス・コック(サラワク・ユナイテッド)
 今季開幕前の練習試合での暴力行為によりリーグ開幕から2試合の出場停止処分を受けていたカサグランデとエンドリックが復帰しベストメンバーが揃ったペナンは、試合開始からサラワクを圧倒するも、ゴールを奪えないまま前半を0-0で折り返しました。後半に入っても猛攻を続けるペナンは73分にカサグランデの今季初ゴールで先制しましたが、サラワクは83分にボリス・コックがゴール前のこぼれ球を押し込んで同点とします。この後は両リームともゴールを破れず、サラワクにとっては貴重な勝点1を獲得、ペナンは勝点2を失った格好になりました。、

2022年4月5日(火)@ハン・ジェバスタジアム(マラッカ州マラッカ)
マラッカ・ユナイテッド 0-1 サバ
⚽️サバ:パク・タエス(25分)
🟨マラッカ(1):ファクルラー・ロスリ
🟨サバ(2):トミー・マワト、ウマレン・バチョク
MOM:パク・タエス(サバ)
 4シーズン連続となる給料未払いが起こっていることをリスト・ヴィダコヴィッチ監督が明らかにしたマラッカですが、少なくともこの試合に関してはそれを感じさせないプレーが見られました。ただしヴィダコヴィッチ監督は選手がモチベーションを失いつつあるとも述べており、この問題が直ちに解決しなければ、一気に連敗街道を進む可能性もあります。
 そんなマラッカを相手にサバは苦しい試合となりましたが、パク・タエスが個人技でマラッカDF陣を振り切って決めた唯一のゴールを守りきり2連勝としています。
 サバの加賀山泰輝泰毅は先発してフル出場しています。
 

2022年4月5日(火)@トゥンク・アブドル・ラーマンスタジアム(ヌグリスンビラン州パロイ)
ヌグリスンビラン 2-2 スランゴール
⚽️ヌグリスンビラン:エラルド・グロン(58分PK)、コッシ・アデトゥ(76分)
⚽️スランゴール:ナスルラー・ハニフ(35分OG)、カイオン(50分PK)
🟨ヌグリスンビラン(5):サイフル・リズワン、クザイミ・ピー、シーン・セルヴァラジ、マテウス・アウヴェス、コッシ・アデトゥ
🟨スランゴール(1):ファズリ・マズラン、シャルル・ナジーム、アレックス・アギャルワ
🟥スランゴール(1):ヤザン・アル=アラブ
MOM:エラルド・グロン(ヌグリスンビラン)
 昨季よりは得点力はアップしたスランゴールは、この試合でも2-0とリードしますが、改善されない守備陣は23分に早々とヤザン・アル=アラブが1発レッドで退場となるなど、この試合でもそのリードを守りきれず、後半に2失点を喫し、開幕戦に続いて2試合連続で引き分けています。過去2年間の若手主体の「育てながら勝つ」方針が功を奏し始めていた最中に、突如方針転換して即戦力の外国籍選手を補強したスランゴールですが、ここまではその効果も見られないことから、今季の「休養」第1号となるのはスランゴールのミヒャエル・ファイテンバイナー監督でもボラセパマレーシアJPは驚きません。
 一方の今季昇格組のヌグリスンビランは開幕戦の勝利に続き、2試合で勝点4を着実に積み上げています。この試合がホームだったことや、スランゴールが試合時間の大半を10名で戦ったことを考えれば勝点3が欲しかったと、K・デヴァン監督は試合後の会見で話していましたが、それでも攻撃力では勝るセランゴール相手にこの勝点1獲得は貴重でした。

2022年4月6日(水)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
KLシティ 0-3 JDT
⚽️JDT:フェルナンド・フォレスティエリ(18分)、ベルグソン・ダ・シルヴァ2(82分PK、90+5分)
🟨KLシティ(7):アクラム・マヒナン、ハディン・アズマン、J・パルティバン、ジャンカルロ・ガリフオッコ、ケニー・パッラジ、パウロ・ジョズエ、アリフ・シャキリン
🟨JDT(1):シェイン・ローリー
🟥KLシティ(1):ケニー・パッラジ(イエロー2枚)
MOM:アリフ・アイマン(JDT)
 58分に2枚目のイエロー(この判定も酷かった)でJ・パルティバンが退場となったKLシティが0-3でJDTに敗れ、2019年から9月から23試合続いていたホームでの無敗記録も途切れています。一部新聞が「JDTは主審に助けられた」と書いてしまうほど、明らかにKLシティに不利な判定が連発された試合で、イエローカードはKLシティの7枚に対して、JDTは1枚ですが、KLがラフプレーを連発したわけではなく同様のファールに対してKLにはイエロー、JDTには口頭での警告という場面も見られました。試合後の会見でKLシティのボヤン・ホダック監督がコメントを求められると、「審判についてコメントしたいが、それをいうと罰金処分を受けるので今日はノーコメント」と答えるほどKLシティにとっては不満の溜まる試合でした。
 JDTはKL守備陣のミスをついてフェルナンド・フォレスティエリが先制ゴールを決めましたが、その後は好機を生かせずKLシティゴールを割ることができませんでした。しかし後半に入りKLシティが10人となった辺りからはほぼ一方的に試合を進め、82分にはアリフ・アイマンが倒されて得たPKをベルグソン・ダ・シルヴァがを決めて2-0とすると、試合終盤にもダ・シルヴァ選手が今季3試合で通算5ゴール目となるゴールを決めて勝利を確定させています。

2022年4月6日(水)@ダルル・アマンスタジアム(クダ州アロースター)
クダ 1-0 スリ・パハン
⚽️クダ:ロドニー・ケルヴィン(55分)
🟨クダ(1):ロナルド・ンガ
🟨パハン(1):マヌエル・イダルゴ
MOM:ファイヤド・ズルキフリ(クダ)
 試合前にはデニス・ブシェニングが完治6ヶ月とされるアキレス腱のケガで今季絶望となることが明らかになったクダでしたが、DFロドニー・ケルヴィンのゴールでスリ・パハンを振り切っています。
 チーム内で新型コロナ感染者が発覚したことにより試合の延期が続き、この試合がリーグ初戦となったスリ・パハンは、M3クラブ相手に延長戦となったFAカップ1回戦同様、チャンスを作りながらもゴールを決められない試合が続きました。後半の62分には同点ゴールのチャンスがありましたが、映像を見る限りではそうは見えないオフサイド判定で同点機を逃しています。

2022年3月8日(火)@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリンジャヤ)
PJシティ 3-0 トレンガヌ
⚽️PJシティ:ダレン・ロック3(13分、32分、39分)
🟨PJシティ(1):アルーン・クマル
MOM:ダレン・ロック(PJシティ)
 スーパーリーグで唯一外国籍選手がいないPJシティがエースのダレン・ロックのハットトリックで快勝しています。昨年末のスズカップはケガの再発、先月の3ヵ国対抗は新型コロナ感染と代表に選ばれながらいずれも途中で脱落となっていたロック選手ですが、来月予定されている代表戦に向けてキム・パンゴン代表監督に良いアピールになったのではないでしょうか。
 チーム内で新型コロナ感染者が発覚したことにより試合の延期が続き、この試合が今季公式戦の初戦となったトレンガヌはまさかの完封負け。PJシティのP・マニアム監督が試合後のインタビューで分析したように、前半39分で0-3となったことで出鼻を挫かれてしまい、自慢の攻撃力が機能しませんでした。

2022年シーズン スーパーリーグ順位表(第3節終了時)

チーム勝点
1JDT3300100109
2KDA33005239
3PJC32015326
4SAB32014226
5NSE21103214
6SEL20205502
7PEN302123-12
8MLC301213-21
9KLC301259-41
10SWU301218-71
11PHG100101-10
12TRE100103-30
KDA-クダ・ダルル・アマン、NSE-ヌグリスンビラン、PJC-PJシティ、SEL-スランゴール、KLC-KLシティ、TRE-トレンガヌ、PHG-スリ・パハン、PEN-ペナン、SWU-サラワク・ユナイテッド、SAB-サバ、MLU-マラッカ・ユナイテッド

4月7日のニュース
アセアンフットサル選手権-マレーシアはタイに惜敗もグループステージ敗退決定
来月開幕の東南アジア競技大会のサッカー組み合わせ発表-マレーシアはタイ、シンガポールらと同組に

アセアンフットサル選手権-マレーシアはタイに惜敗もグループステージ敗退決定

タイのバンコクで開催中の東南アジアサッカー連盟AFFフットサル選手権は、グループステージA組の最終戦が行われ、マレーシアは大会8連覇中のタイに2-4と惜敗しています。この結果、マレーシアはA組3位となり、各組の上位2チームが進出する準決勝進出を逃しています。

この直前の試合でインドネシアがカンボジアを11-2で破り、最終成績を3勝1分0敗としたことで、ここまで2勝0分1敗のマレーシアが準決勝に進出するためには、2勝1分0敗のタイを破るしかない状況でした。

試合は7分にタイに先制されたものの、12分にファルハン・カイルル・アヌアル(パハンレンジャーズFC)のゴールで同点に追いついたマレーシアは、1ー1で前半を折り返しました。

後半に入ると27分にはファルハン選手が2点目のゴールを決め、マレーシアが2−1と逆転に成功しますが、29分に同点とされると、マレーシアのチュウ・チュンヨン監督はGKムハマド・シャワル(スランゴールMAC)を上げるパワープレーに切り替えて再度逆転を狙いました。

しかしこの戦術が裏目に出て、逆にタイが34分に逆転ゴールを決めると、さらに39分には勝利を確定させる4点目のゴールを決めて、マレーシアを突き放しています。

この結果、タイとインドネシアが3勝1分0敗で並びグループステージを終え、得失差でタイが1位、インドネシアが2位なり準決勝進出を決めています。2勝2敗のマレーシアが3位、いずれも0勝1分3敗のカンボジアとブルネイは得失差で4位カンボジア、5位ブルネイとなっています。

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この日発表になった東南アジア競技大会シーゲームズのフットサルは、出場5ヶ国の総当たりで行われますが、マレーシア以外の4カ国は、今大会で敗れたタイ、インドネシア、そしてグループステージB組1位のミャンマー、2位のベトナムと、こちらでも苦しい試合を強いられそうです。 

来月開幕の東南アジア競技大会のサッカー組み合わせ発表-マレーシアはタイ、シンガポールらと同組に

隔年開催される東南アジア競技大会、通称シーゲームズ(SEA Games)は東南アジアのオリンピックとも言えるこの地域最大のスポーツ大会です。男子サッカーではオリンピック同様、各国のU23代表が出場するこの大会は、この年代の最強国を決める大会でもあります。

2022年大会はベトナムのハノイで来月5月に開催されますが、この大会の男子サッカーの組み合わせ抽選が行われ、マレーシアは、タイ、シンガポール、カンボジア、ラオスと同組のB組に入ったことをマレーシアサッカー協会FAMが公式Facebookで伝えています。

新型コロナの影響もあり、3年ぶりに開催される2022年大会では、マレーシアは5月7日の初戦にいきなりタイと対戦します。その後はラオス(5月11日)、シンガポール(5月14日)そしてグループステージ最終戦のカンボジア戦は5月16日に予定されています。

グループステージもう一方のA組にはフィリピンのマニラで開催された前回2019年大会の覇者ベトナムの他、フィリピン、ミャンマー、インドネシア、東ティモールが入っています。

A、B両組の上位2チームが進出する準決勝は5月19日、決勝は5月22日にそれぞれ予定されています。

近年のシーゲームズのマレーシアU23代表の成績は、前回2019年大会はオン・キムスイ現サバFC監督が監督を務めましたが、グループステージで敗退しています。2017年大会はマレーシアのクアラルンプールで開催され、地元開催ということで銀メダルを獲得しましたが、2015年、2013年はいずれもグループステージ敗退で、最後に優勝したのは2011年大会で、この時もオン監督がチームを率い、開催国インドネシアを決勝で破っています。

なお女子サッカーはFAMは今大会には代表チームを派遣しないことを既に発表しています。

4月6日のニュース
アセアンフットサル選手権-マレーシアはブルネイに大勝もタイとインドネシアが引き分けで準決勝出場に黄信号
ルクマン・ハキムがU21リーグで今季2ゴール目を挙げる

アセアンフットサル選手権-マレーシアはブルネイに大勝もタイとインドネシアが引き分けで準決勝出場に黄信号

タイのバンコクで開催中の東南アジアサッカー連盟AFFフットサル選手権に出場中のフットサルマレーシア代表はブルネイを10-0で破り、今回回2勝目を挙げています。グループステージA組のマレーシアは、初戦のカンボジアに辛勝、第2戦となったインドネシア戦では1-5で敗れており、この日の勝利で通算成績を2勝1敗としています。

またこの日はここまでA組1位のタイと2位のインドネシアが対戦し、2-2で引き分けています。この結果、4月5日の日程終了時点でタイが2勝1分0敗(得失差29)で1位、同じ2勝1分0敗(得失差16)のインドネシアが2位、これに3位マレーシアが2勝0分1敗(得失差7)が続き、以下4位カンボジア、5位ブルネイと続いています。

現在3位のマレーシアが各組の上位2チームが進出する準決勝に進むためには今日4月6日のグループステージ最終戦でタイに勝利することが条件となりますが、大会8連覇中のタイの壁は厚く、戦前の予想を覆すためにはマレーシアの選手たちの奮起が期待されます。

ルクマン・ハキムがU21リーグで今季2ゴール目を挙げる

マレーシア代表でもプレーする20歳のルクマン・ハキムが所属するベルギー1部のKVコルトレイクU21のメンバーとしてU21リーグのKVCウェステルロー戦に出場し、今季2ゴール目を挙げています。

U21リーグでは14チーム中最下位のKVコルトレイクU21は、この試合では同9位のKVCウェステルローと対戦し、17分にルクマン選手のゴールで先制すると1度は同点に追いつかれたものの、66分に逆転し、そのまま逃げ切っています。

ルクマン選手はトップチームでベンチ入りしたのは今年2月14日のKベールスホットVA戦が最後で、現在はU21チームで出場時間を重ねているのが現状です。

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東南アジアの年代別代表レベルでは圧倒的に実力を誇っていたこのルクマン選手については期待しているサッカーファンも多く、出場機会がないなら移籍すべき、あるいはマレーシアに戻ってMリーグでプレーするべきなどの声が上がる一方で、育成の仕組みがマレーシアよりも確立していることから出場危害が少なくても残留するべきなどいった声も上がっています。所属するKVコルトレイクは、マレーシア人実業家のヴィンセント・タン氏がオーナーのクラブなので、下手なクラブに移籍するよりは、環境的には恵まれる中で残留し、そこで技術を身につけのも一つの方法だとは思います。スズキカップや先日の参加国対抗などで見る限りは、身体の厚みは増しており、フィジカル面は順調に育っている印象でした。

4月5日のニュース
アセアンフットサル選手権-マレーシアはインドネシアに1-5で敗れて1勝1敗に
選手会はペラへの勝点剥奪処分を支持

アセアンフットサル選手権-マレーシアはインドネシアに1-5で敗れて1勝1敗に

タイのバンコクで開催中の東南アジアサッカー連盟AFFフットサル選手権に出場中のマレーシア代表は大会2試合目でインドネシアと対戦し、1-5で敗れています。

初戦のカンボジア戦に7−6と辛勝したマレーシアは、同じく初戦でブルネイに12-0で勝利したインドネシアを相手に前半を0-0で折り返しました。後半開始早々21分にインドネシアにリードを許すも、22分にはリズワン・バクリ(パハンレンジャーズ)のゴールですぐさま同点に追いつきます。

しかしそこからは前回2019年大会で高橋健介監督(現フットサル日本代表コーチ兼U-20フットサル日本代表コーチ)のもと準優勝を果たしているインドネシアが徐々に地力の差を見せ始めます。29分にフィルマン・アルディアンシャーのゴールで逆転すると、35分にはホリーポール・スプティナス・ソーミレナがこの試合2点目となるゴールを決めて3-1とし、試合終了前にもさらに2点を追加したインドネシアが5-1で勝利を収めています。

今大会のグループステージではA組のマレーシアは、ブルネイ、そして大会8連覇中のタイとの2試合を残しています。この大会では各組の上位2チームが準決勝に進みますが、インドネシアに敗れたことで、タイとインドネシアがいずれも2試合で勝点6となる一方で、マレーシアは2試合で勝点3と、準決勝進出が遠のく敗戦でした。

選手会はペラへの勝点剥奪処分を支持

Mリーグ2部プレミアリーグのペラFは3月31日の期限までに2021年の未払い給料を支払えなかったことから、勝点3剥奪の処分を受けましたが、マレーシアプロサッカー選手会PFAMはこの処分を支持すると表明しています。

PFAMのイズハン・イスマイルCEOは、今回の処分が無関心を決め込んでいるペラFCにとって教訓となり、4月21日に設定されている次の期限までに問題が解決され、さらなる処分を受けないことを望んでいると話しています。

「PFAMは今回の処分を歓迎し、また(処分を科した)マレーシアンフットボールリーグMFLが今回の問題に正しく対処したことを評価している。ペラFCが抱える昨季と今季の未払い給料問題が速やかに解決されることを希望する。」と述べたイズハンCEOは、今季の未払い給料についてもペラの選手に代わってマレーシアサッカー協会FAMの資格委員会に実態調査を求めていることも明かしています。

またイズハンCEOは今回のペラFCへの処分が、民営化を進めるMリーグの他のクラブも教訓とすべきであると話しています。「(ペラFCの新オーナーとなったIMC社への)株式譲渡前の精査が不十分であったことが今回の問題の原因でもあり、新たなオーナーにクラブを譲渡する際には、クラブを運営する能力と資格があるかを精査するべきだ。」

なおペラFCは次の支払い期限として4月14日が設定されており、この期限までに支払いが完了しない場合にはさらに勝点6の剥奪と放映権料などMFLからの分配金の減額などの処分を科される可能性があります

4月4日のニュース
MFL-新型コロナ陽性者発覚を理由とした試合延期は今後容認せず
MFL-スタジアムの入場者数制限は撤廃
アウェイ戦が続くトレンガヌは日程変更を求めるもMFLは即応せず
代表は5月にブキジャリルで練習試合を予定か

MFL-新型コロナ陽性者発覚を理由とした試合延期は今後容認せず

Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは公式サイト上で声明を発表し、今後は新型コロナ陽性者がチーム内に出た場合でも、それを理由とした試合日程延期の申請は受け付けないことを表明しています。

新たな標準作業手順SOPの一環として導入されるこの方針は、今季のMリーグ運営を滞りなく進めるために必要であると、MFLのスチュアート・ラマリンガムCEOは説明しています。

スチュアートCEOは、3月4日の今季開幕から3月16日までの時点で、Mリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグは第2節、FAカップは1回戦が終わっているが、予定されていた計29試合中、16試合が該当チーム内で新型コロナ陽性者が見つかったことから延期されていると話し、度重なる試合日程の変更が各チームの移動や休息、さらには代表チームの年間計画にも影響を及ぼしていると述べています。

「この措置を続けていけば日程再編が難しくなることに加えて、特に試合前日にホームチーム内で感染者が発覚して延期が決定した場合、既に敵地入りしているアウェイチームにとっては移動費や宿泊費などが全て無駄になってしまうだけでなく、延期後の試合開催にも再び同様の経費が発生してしまい、金銭的な負担が大きくなりすぎる。」と説明したスチュアートCEOは、新型コロナ陽性者に代わり、特例としてセカンドチームやU21、U19などのユースチームから選手を昇格させて出場登録することを認めると話しています。

その一方で、MFLの方針に従わず、勝手に試合延期を決めたチームに対しては、MFL理事会がその延期理由を調査し、延期が正当でないと判断した場合には、不戦敗扱いとする他、相手チームの移動や宿泊などを含めた全ての経費を負担する処分を科すとしています。

なお、対戦する両チームが合意の上で試合延期を希望する場合には、FIFA国際マッチデー期間中に、代表候補合宿に招集されている選手を除いたメンバーで対戦することは可能であるともしています。

また、今季リーグ最終日までにすべての日程を消化できないチームについては、MFLと年間スポンサーとの契約に影響が出るだけでなく、Mリーグ各チームへの分配金や放映権料などにも影響が出ることから、その処分はMFL理事会が最終的に決定するとスチュアートCEOは述べています。

MFL-スタジアムの入場者数制限は撤廃

MFLのスチュアートCEOは、マレーシア政府が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)段階からエンデミック(一定の周期で繰り返される流行)段階への移行を宣言したことを受け、4月1日付けでスタジアムへの入場者数制限を撤廃することを発表しています

マレーシアでは、4月1日からはこれまでと同様に公共の場でのマスク着用は義務付けられているものの、飲食店の営業時間制限や施設の収容人数上限を撤廃するなど、大幅な規制緩和が始まっており、MFLは既にスタジアム内での飲食禁止措置の撤廃と12歳以下の子供のスタジアムでの観戦許可を発表していました。

ソーシャルディスタンスの遵守などは求められるものの、今回のスタジアムへの入場者数制限の撤廃で、また少しかつての日常に近づくことになります。また「密」を避けるためにハーフタイムでの使用が禁されていたトイレも試合中を通して開放されることも併せて発表されています。

アウェイ戦が続くトレンガヌは日程変更を求めるもMFLは即応せず

上でも述べたように、Mリーグの試合はチーム内で試合当日のベンチ入りの半数以上が新型コロナ検査で陽性となった場合は延期が認められてきましたが、その結果として、今季まだ公式戦を1試合も戦っていないのがMリーグ1部スーパーリーグのトレンガヌです。(同じスーパーリーグのスリ・パハンもリーグ戦はまだ1試合もしていませんが、既にFAカップ1回戦を戦っています。)

そのトレンガヌですが、今季開幕前に発表された今季の日程では、開幕戦の第1節から第5節まででホームゲーム1試合、アウェイゲーム4試合となることが発表されました。開幕からの5試合でホームゲームが1試合だけなのはトレンガヌだけだったことから、この日程は自チームにとって不利なものになっているとクラブはMFLに日程変更を求めていますが、その回答が未だに得られていないとマレーシア語紙ハリアンメトロが報じています。

トレンガヌのモハマド・ファドヒル チームマネージャーは、日程が発表になった直後の2月8日にMFLに対して再考を依頼し、その後もその依頼に対しての回答をもとめているものの、MFLからは何の返答もないということです。

なお、当初の予定が変更となり、現在発表になっている日程では、本日4月4日(月)には当初第1節の3月5日に予定されていたスリ・パハン戦、4月6日(水)には第3節のPJシティ戦、4月10日(日)には第4節のJDT戦、そして4月17日の第5節のサラワク・ユナイテッド戦までと4試合連続でアウェイゲームが続き、4月22日の第6節にやっとホーム初戦となります。

昨日4月3日からはイスラム教の断食月が始まったこともあり、毎日の断食明けを家族と祝いたい選手にとっては、断食に入ってからのアウェイ3連戦は特に厳しい日程と言えるかもしれません。なおMリーグ1部スーパーリーグの日程では、トレンガヌ以外にこの時期にアウェイゲームが3連戦となる日程を組まれているチームはありません。.

代表は5月にブキジャリルで練習試合を予定か

サッカー専門サイトのブォケットFCは、マレーシア代表が5月に本拠地のブキジャリル国立競技場で練習試合2試合を予定していると伝えています。対戦国は明らかにはなっていませんが、ヴォケットFCは南アジアと西アジアのチームと交渉中であるという噂があるとしています。

キム・パンゴン監督就任後初の対外試合となったシンガポールでの3カ国対抗では、フィリピンにはアキヤ・ラシド(JDT)の2ゴールで2-0と勝利したものの、シンガポールには1-2で敗れています。また3カ国対抗後にはシンガポール1部リーグのアルビレックス新潟シンガポールとも対戦し、3-0で勝利を収めています。

4月3日のニュース
MFLは給料未払いのペラに勝点3剥奪処分
アセアンフットサル選手権開幕!-マレーシアはカンボジアに辛勝でスタート
12歳以下の子供の入場やスタジアム内での飲食が可能に

巷ではFIFAワールドカップ2022年カタール大会の組み合わせ決定で盛り上がっているようですが、最新のFIFAランキングが相変わらず154位のマレーシアには別世界のニュースです。

また今日4月3日からはイスラム教の断食月が始まります。1ヶ月間続くこの断食月中は、Mリーグのキックオフが早い試合で午後8時15分から、遅い試合は午後10時からとなります。日中は食事が取れない選手も大変ですが、観戦する方もこの時間のキックオフは結構キツいです。

MFLは給料未払いのペラに勝点3剥奪処分

Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは公式サイト上で、Mリーグ2部プレミアリーグのペラが期限までに選手および監督、コーチの給料を支払わなかったことに対して、勝点3剥奪の処分を科したことを発表しています。

MFLの第一審機関FIBは声明を発表し、3月31日を期限としていた93万4729リンギ(およそ2720万円)の未払い給料が支払われなかったことを伝えています。この声明の中でFIBのシーク・ナシル・シーク・シャリ委員長は、次の期限となっている4月21日までにこの未払い給料が支払われなければ、さらに勝点6の剥奪ナ・リーグ分配金削減などの追加処分が科されることも明らかにしています。

昨季2021年シーズンにはMリーグ1部スーパーリーグで11位となり、今季プレミアリーグに降格しているペラですが、開幕前のトランスファーウィンドウ期間中にも、未払い給料を理由に新たな選手の獲得禁止処分を受けていたことから、今季はU21とU19の選手をトップチームに昇格させて、リーグ戦を戦っています。

しかしその実力差は明らかで、開幕からここまでプレミアリーグでは2試合で0勝2敗(得点1、失点6)の最下位となっています。

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別の報道では、自力で未払い給料問題を解決できないペラの経営陣からは、この未払い給料問題を解決してくれる新たなスポンサーがいれば、クラブ自体は1リンギ(およそ29円)で売却しても良い、という話も出ていると報じられています。とは言え、ペラは実際には上記の未払い給料を含めておよそ800万リンギ(およそ2億3300万円)を超える負債を抱えているとされており、例え1リンギでペラを購入しても、結局はこの負債を完済することが新たなオーナーとなるための条件となることから、1リンギというのはギミックしかありません。

またペラのスポンサーが決まらないことにより、このままではペラはリーグ最下位となり3部のM3リーグ降格となりそうですが、そこで浮上してくるのがMリーグ1部スーパーリーグと2部プレミアリーグの合併案です。表向きは試合数を増やすためとなっていますが、実際にはMFL主導によるペラの3部降格を救済することが目的では、というのがボラセパマレーシアJPの推測です。

アセアンフットサル選手権開幕!-マレーシアはカンボジアに辛勝でスタート

東南アジアサッカー連盟AFFフットサル選手権が昨日4月1日にタイのバンコクで開幕し、マレーシアは初戦のカンボジア戦に7-6と辛勝でスタートしています。

チュウ・チュンヨン監督率いるマレーシアは、この日対戦したカンボジア、ブルネイに13−0と圧勝したタイ、そしてインドネシアと同組のA組に入っています。

一方のB組はベトナム、ミャンマー、東ティモール、オーストラリアとなっており、グループステージでは各組の上位2チームが準決勝へ進出します。またこのAFFフットサル選手権の上位3チームは、今年9月から10月に掛けてクウェートで開催されるAFCフットサル選手権への出場資格も獲得します。

2017年、2018年と2年連続でタイに敗れて準優勝に終わったマレーシアですが、前回2019年大会はグループステージでインドネシア、ベトナム、オーストラリアに敗れてグループ最下位に終わっています。

マレーシア代表は明日4月4日にはインドネシア、4月5日にはブルネイ、そして4月6日には優勝候補のタイと対戦します。

この大会に出場しているマレーシア代表のメンバーはこちらです。

12歳以下の子供の入場やスタジアム内での飲食の許可が可能に

18歳以上の成人人口に対するワクチン接種率(2回接種)が97%を超え、ブースター(3回目接種)接種率も67%に達しているマレーシアは、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)段階からエンデミック(一定の周期で繰り返される流行)段階への移行を宣言し。4月1日からはこれまでと同様に公共の場でのマスク着用は義務付けられているものの、飲食店の営業時間制限や施設の収容人数上限を撤廃するなど、大幅な規制緩和が始まっています。

また2020年3月以降、外国人観光客の受け入れが原則停止されていましたが、4月1日からは新型コロナのワクチン接種を2回完了していれば、国籍を問わず入国後の隔離が不要となっています。(ただし、出国前2日以内のPCR検査で陰性であることと、マレーシア到着時の抗原検査の受検は引き続き必要)

こういった政府の政策変更を受け、国内のスポーツを統括する青年スポーツ省のファイザル・アズム大臣は、12歳以下の子供のスタジアム入場や、スタジアム内での飲食が4月1日より許可されたことを発表したことを、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。

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スタジアム内での飲食許可はホントにありがたいです。観戦中に水すら飲めないのは、夜とは言え蒸し暑くなることもあるマレーシアでのサッカー観戦には結構な負担を強いられていました。日本と違って、スタジアム名物のようなものはありませんが、例えばKLフットボールスタジアムの外にはフードトラックが並んでおり、そこで買ったものを持ち込んで食べながら観戦といった楽しみが復活するのはありがたいです。

3月30日のニュース
日本がベトナムに勝てなかったのはムルデカ大会以来らしいですが、ムルデカ大会をご存知ですか

東南アジアの雄、ベトナムがW杯アジア最終予選で日本と引き分け、中国戦での勝利に続き、勝ち点を上げています。日本がベトナムと引き分け以下に終わったのは、1961年のムルデカ大会で南ベトナムに2-3で敗れて以来、実に61年ぶりと言うことですが、ベトナムの勝利のおかげでムルデカ大会まで引き合いに出されるのは嬉しいですね。

ムルデカ大会は、マレーシアの首都、クアラルンプールにあるムルデカスタジアムを会場に開催されてきた国際大会です。近年のマレーシア代表の弱体化もあり、2013年からは開催されていませんが、この大会はマラヤ連邦(現在のマレーシア)の英国からの独立を記念して1957年から始まった歴史のある国際大会です。(ムルデカはマレーシア語で「独立」の意味です。)

日本代表の戦績アーカイブによると、1959年の第3回大会に初出場した日本は川淵三郎氏や平木隆三氏、宮本征勝氏を擁して予選ラウンドに臨みましたが、香港選抜と1-1で引き分け、その後の再戦では1-4で敗れ、決勝トーナメントには進めませんでした。ちなみにこの年のムルデカ大会は、その香港選抜や南ベトナム(まだベトナムが南北分断されていたため。現在のベトナム社会主義共和国区に統一されるのは1976年)に勝利し、インドと引き分けたマラヤ連邦が優勝を飾っています。

このムルデカ大会での日本の最高成績は1963年と1975年の準優勝で、1963年には台湾に、1976年にはマレーシアにいずれも0-2で敗れています。1963年のチームは長沼健監督以下、杉山隆一氏、松本育夫氏らが、また1975年のチームは二宮寛監督、釜本邦茂主将以下、奥寺康彦氏、清雲栄純氏、田口光久氏、永井良和氏らを要するチームでした。当時のメンバーの中には鬼籍に入った方もいらっしゃるので、まさに歴史が感じられる大会です。

日本がこのムルデカ大会に最後に出場したのは1986年ですが、石井義信監督が率いたこのときのチームには木村和司主将以下、松木安太郎、柱谷幸一、都並敏史の各氏ら錚々たるメンバーを擁しています。準決勝でマレーシアと対戦し、アジアの核弾頭こと原博美氏のゴールで先制した日本に対し、昨季はマラッカ・ユナイテッドの監督を務めたザイナル・アビディン氏のゴールで追いつき、やはり昨季はスリ・パハンの監督を務めたドラー・サレー氏のゴールで逆転勝利を飾っています。

このほか、ムルデカ大会関連では、釜本邦茂氏が大会通算ゴール数2位となる22ゴール(出場18試合)も記録しています。

ムルデカ大会に10年ほど遅れて始まった同様の国際招待大会であるタイのキングズカップはリブランディングに成功して、現在も国際大会として開催されています。現在の154位というマレーシアのFIFAランクでは、招待してもなかなか強豪国は参加してくれないでしょうが、それでも伝統あるこのムルデカ大会を是非、復活させてもらいたいと思います。

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第3節結果とハイライト

Mリーグ2部プレミアリーグの今季2022年シーズンの第2節が3月25日から3月27日にかけて計5試合が予定されていましたが、その内、3月27日に予定されていたスランゴール2対クチンシティの試合は、前節に続きクチンシティの選手及びコーチ陣が隔離期間中のため延期されています。

*試合のハイライト映像は全てMLFの公式YouTubeチャンネルより。

2022年3月25日(金)@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴンバダ)
トレンガヌII 3-0 ペラ
⚽️トレンガヌ:ペトルス・シテムビ(22分)、ジョーダン・ミンター(58分)、シャフィク・イスマイル(65分)
🟨トレンガヌ(1)-アリフ・ザカリア
🟨ペラ(1)-K・パヴィトラン
MOM:ペトラス・シテムビ(トレンガヌII)
 新型コロナの陽性者がチーム内で見つかったことから、第3節が今季初戦となったトレンガヌIIがペラを3-0で一蹴しています。ほぼ一方的な試合はさらに大差がつく可能性がありましたが、FW陣が好機を生かしきれませんでした。
 一方のペラは開幕戦に続く3失点で2連敗となりました。給料未払い問題に加え、FIFAとマレーシアサッカー協会FAMから今季開幕前のトランスファーウィンドウ期間の新規選手獲得禁止処分を科されたペラは、昨季大量退団した主力の穴が埋まらず、また外国籍選手も獲得できませんでした。その結果、U21とU19の選手をトップチームに昇格させて今季リーグへ臨んでいます。前節は控え選手5名、この試合でもベンチ入りの控え選手がわずか4名、しかもその内GKが2名という布陣は、試合開始前から既にハンデを負った状態でした。
 今季就任したユスリ・チェ・ラー監督は、試合後の記者会見で、新たなオーナーによるクラブ買収などピッチ外で起こっている問題により、本来なら今季ペラでプレーする選手が獲得できていないと説明し、実際に試合に出場できるレベルの選手は20名程度しかいないと述べています。

2022年3月25日(金)@UITMスタジアム(スランゴール州シャーアラム)
UITM 0-3 クランタン
⚽️クランタン:ヌルシャミル・ガニ(28分)、ファルハン・ロスラン(41分)、 ケルヴェンス・ベルフォート(72分)
🟨UTIM(2)-イザック・イズハン、ナジルル・ハシフ
🟨クランタン(3)-ミオル・ダニ・アルミン、ユスリ・ユハスマディ、イクワン・ヤゼキ
🟥UITM(1)-アミル・アドハ・ラティフ
MOM:ファルハン・ロスラン(クランタン)
 クランタンが開幕から3連勝で首位を堅持しています。一方、今季2部に降格したUITMは開幕2連敗となりました。

2022年3月26日(土)@MBPGスタジアム(ジョホール州パシルグダン)
JDT II 2-1 FAM-MSNプロジェクト
⚽️JDT:フェロズ・バハルディン(3分)、ムサ・シディベ(21分)
⚽️FAM:ハイカル・サハル(26分)
🟨JDT(4)-アシャル・ハディ、ウマル・ハキム、ダリル・シャム、ムサ・シディベ
MOM:ウバイドラー・シャムスル(JDTII)
 2連勝のJDT IIが2位に浮上しています。一方のFAM-MSNプロジェクトは開幕から2連敗となりました。

2022年3月27日(日)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM 0-1 クランタン・ユナイテッド
⚽️クランタン:ンジョク・ジェイコブ(56分PK)
🟨PDRM(1)-サフィー・アフマド
🟨クランタン(2)-フィクリ・チェ・ソー、ハジック・スブリ
MOM:深井脩平(クランタン・ユナイテッド)
 3月23日のFAカップ1回戦ではMリーグ2部プレミアリーグのクラブで唯一、3部M3リーグのプルリス・ユナイテッドに敗れて2回戦進出を果たせなかったPDRMと、今季開幕戦ではJDT IIに敗れてまだ勝ち星がないクランタン・ユナイテッドの試合は、両者とも決め手を欠く中、56分にPDRMのDFサイフル・ハスノルがクランタン・ユナイテッドのシャフィク・チェ・ソーをペナルティエリア内で倒してPKを与えてしまいます。これをンジョク・ジェイコブがパネンカで決め、これが決勝ゴールとなりました。
 クランタン・ユナイテッドはシュートを放つなど攻守で活躍しマンオブザマッチMOMを獲得した深井脩平選手は先発してフル出場しましたが、本山雅志選手はベンチ入りしたものの、出場はありませんでした。

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第3節終了時)

チーム得失差勝点
1KEL33006159
2JDT32015326
3TRG11003033
4PDRM21013213
5SEL11001013
6KLU210112-13
7KCH00000000
8FAM202013-20
9UITM100004-40
10PRK100116-50
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRG-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

3月27日のニュース
シンガポールの壁は厚かった-キム新監督初黒星

シンガポールサッカー協会FASが主催する3カ国対抗戦の第2戦となるシンガポール代表対マレーシア代表の試合が3月28日(土)にシンガポール国立競技場で行われ、マレーシア代表はシンガポール代表に1-2と敗れています。

今回対戦したシンガポール代表は、昨年2021年12月に自国開催となった東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020でベスト4となったチームです。この大会ベスト4を置き土産に退任した吉田達磨前監督に代わり、現在は吉田前監督の元でコーチを務めたナシル・ナズリ監督代行が指揮をとっていますが、このナシル・ナズリ監督代行は2019年3月にマレーシアのブキジャリル国立競技場で開催されたエアマリンカップに出場したシンガポール代表でも監督代行を務め、その大会ではマレーシア代表を1-0で破った実績もあります。(この時は当時のファンディ・アフマド監督が兼職していたU22代表監督してAFC U23選手権予選に出場していたことから監督代行でした。)

ナシル監督はこの3カ国対抗に向けて、キャップ数が0の4選手を初招集していますが、この試合では、今季のシンガポール1部リーグ3試合で3ゴールを挙げているトーフィク・スパルノ(タンピネス・ローヴァーズ)が先発しています。

一方のマレーシアですが、快勝した3月23日のフィリピン代表戦の先発XIからキム・パンゴン監督は、センターバックの1人がクザイミ・ピー(ヌグリスンビラン)からアイディル・ザフアン(JDT)に、右ウィングがアリフ・アイマン(JDT)からサファウィ・ラシド(JDT)に代わり、先発11名中8名がJDT勢で占められる布陣を選択しています。またこの試合では主将もファリザル選手からアイディル選手となっています。

かつては同じ国だったマレーシアとシンガポールは、独立後もシンガポールはマレーシアの国内リーグでプレーしていたこともあります。こう言った経緯もあり、両国の対戦はその間にある陸路コーズウェイにちなんでコーズウェイダービーと呼ばれ、互いに強烈な対抗意識を持った試合になります。

この日の試合は、試合開始からマレーシアが積極に仕掛け、サフィク・ラヒム(JDT)、サファウィ・ラシド、アキヤ・ラシド(JDT)ら次々とシュートを放つも、いずれもゴールを捉えられませんでした。そんな中、15分にはシャフィク・アフマド(クダ)に代わり早々とムハマド・スマレ(JDT)が投入されましたが、これはシャフィク選手のケガによる交代でした。シャフィク選手はハムストリングを痛めたという報道もあり、この大会後に再開されるMリーグ出場も危ぶまれます。

この交代以降もシンガポールサイドでのプレーが続きましたが、シンガポールGKハサン・サニの好手もあり、マレーシアはゴールを割ることができませんでした。そうこうしている内に30分にはカウンターから、帰化選手のソン・イニョンの左からのクロスをエースのイクサン・ファンディが押し込んで、シンガポールが先制しました。ちなみにこの後も、前線に位置することが多かった右サイドバックのディオン・クールズ(ベルギー1部SVズルテ・ワレヘム)は、裏にパスを通される場面が度々ありました。

キム監督は後半開始時にコギレスワラン・ラジ(PJシティ)に代えてリリドン・クラスニキ(インドスーパーリーグ オディシャFC)を起用しました。後半開始早々の46分には、サファウィ選手がペナルティエリア内で倒されPKを得ますが、自身で蹴ったシュートはゴールポスト上に外し、マレーシアは同点機を逃してしまいます。その後もマレーシア優位で試合が進むも得点できない中、57分、ついにマレーシアが同点に追いつきます。相手のパスをカットしたサフィク選手から、アキヤ選手がゴール前のクラスニキ選手にパス、これをクラスニキ選手が落ち着いて決めて同点としました。コソボ出身の帰化選手でもあるクラスニキ選手はこれが代表初ゴールでした。

65分にキム監督ははサファウィ、アキヤ両選手に代えて、アリフ・アイマン(JDT)、ファイサル・ハリム(トレンガヌ)とフォワードの2選手を投入し、一気に逆転をはかりますが、その隙を着いて76分にイクサン・ファンディがDF3人をかわしてこの試合2つ目のゴールを決め、シンガポールが再びリードします。

さらに81分にはMFのサフィク選手に代えてFWルクマン・ハキム(ベルギー1部KVコルトレイク)、DFアイディル選手に代えて同じDFドミニク・タン(サバ)を投入、試合終了間際にはペナルティエリアのすぐ外と絶好の位置でPKを得ましたが、これもゴールには至らずしましたが、試合はこのまま終了。シンガポールが2019年以来のコーズウェイダービーに勝利し、マレーシアは2014年以来の勝利とはなりませんでした。

シンガポールサッカー協会FAS 3カ国対抗戦
2022年3月26日@シンガポール国立競技場
シンガポール 2-1 マレーシア
⚽️シンガポール:イクサン・ファンディ2(30分、76分)
⚽️マレーシア:リリドン・クラスニキ(57分)

試合のハイライト映像はアストロアリーナのYouTubeチャンネルより