8月8日のニュース:アセアン選手権「ヒュンダイカップ」グループステージ最終節を前に

アセアン選手権ヒュンダイカップは今週がグループステージ最終第5節。昨日行われたA組の最終節では、シンガポールがインドネシアと引き分けて2大会連続となる準決勝を果たしています。

そして今日8月8日はB組の最終節ですが、現在の順位は以下のとおりです。

アセアン選手権ヒュンダイカップ2026 B組順位表(第4節終了)

順位チーム勝点
1タイ33008089
2マレーシア32015236
3ミャンマー320112576
4フィリピン310256-13
5ラオス4004320-170

第3節でタイに0-2で破れて連勝が止まった現在2位のマレーシアは本日、フィリピンと対戦しますが、フィリピンは第4節でタイとは0−1で敗れています。その一方でフィリピンは第1節でミャンマーに1-4で破れていますが、マレーシアはそのミャンマーを2-1で破っており、どこが勝ってもおかしくない状況になっています。

2022年大会以来2大会ぶりの準決勝進出の期待が高まるマレーシア代表ですが、従来のTM国立競技場(旧ブキ・ジャリル国立競技場)ではなく、収容人数が2万人弱のKLフットボールスタジアムでの開催ということもあり、マレーシア側のチケットはすでに完売しています。なお最大のサポーターグループ「ウルトラス・マラヤ」は、マレーシアサッカー協会(FAM)の7名の代表選手が1年間の出場停止処分を受けた国籍偽装問題への対応が不十分だとして代表戦の応援ボイコットを宣言していますが、多くのサポーターは先日のラオス戦同様、スタジアムでの応援を選んでいます。


昨日8月7日に行われた試合前日会見には、マレーシアからはタン・チェンホー代表監督(暫定)とアメリカ育ちのMFワン・クザイン・ワン・カマル(アメリカ2部スポーティング・ジャクソンビル)が出席しています。

このヒュンダイカップで代表デビューを果たした27歳のワン・クザイン選手は、代表戦2戦目となるラオス戦でフリーキックによる代表初ゴールを決めていますが、ここまでの3試合はいずれも途中出場です。同じラオス戦でブラジル生まれの帰化選手MFエンドリッキ・ドス・サントス(スターシティ)が膝内側側副靭帯(しつないそくそくふくじんたい)を痛め、大会中の復帰が絶望となったため、3戦目となるタイ戦ではこのワン・クザイン選手がエンドリッキ選手に代わって先発するのでは、と期待が高まっていましたが、結局、この試合も途中出場でした。

しかし、この前日会見にワン・クザイン選手が出席したことで、本日のフィリピン戦では先発の可能性が高まったとみられています。会見の席上、ワン・クザイン選手は試合を取り巻くプレッシャーは、サッカー選手ならば誰でも夢見る挑戦に伴うものであり、自分への期待は、負担と言うよりも選ばれたものに与えられる特権であるとも話しています。国を代表してプレーすることはマレーシア出身の両親の夢でもあると答えたクザイン選手は、この経験はかけがえのないものであり、自分が持つもの全てを発揮したいと話しています。

またタン監督はサポーターの作り出す雰囲気こそがホームチームの利点だと述べ、選手たちにはプレーシャーを感じるのではなく、モチベーションを高めて試合に臨んでもらいたいと話しています。


一方フィリピン代表のカルレス・クアドラット監督は、マレーシア代表に対しては未だ未勝利のフィリピン代表が、今回は秘策を用意していると話しています。(注:2019年にフィリピンで開催された東南アジア競技大会でマレーシアはフィリピンに敗れていますが、この時は大会規定によりU22プラスオーバーエイジ選手と言う編成の試合のため国際Aマッチ扱いになっていません。)

昨年7月からフィリピン代表を指揮するスペイン出身のクアドラット監督は、その秘策の具体的な内容は会見では明らかにしませんでしたが、FIFAランキングでは135位のフィリピン代表の選手たちには良い結果となるように鼓舞していると話し、同136位のマレーシアを相手に良い試合になるだろうとも話しています。

またこの会見にはクアラルンプールシティでプレーするGKクインシー・カメラードも出席し、ここまで3試合で3ゴールと好調のパウロ・ジョズエが要注意だと述べています。クアラルンプールシティではチームメートでもあるパウロ・ジョズエの実力は十分なほど理解していると述べて、マレーシアFW陣ではマークが必要な相手だと話しています。