AFF U19に向けてU19代表の監督が抱負を語る
アセアンサッカー連盟AFFのU19選手権は8月5日から18日までベトナムで開催されますが、この大会に向けてU19代表のボジャン・ホダック監督が語った抱負が当地の英字紙スターのオンライン版に掲載されています。
クロアチア人のホダック監督は、昨年のインドネシアで開催されたこの大会でマレーシアを初優勝に導き、さらにチームもアジアサッカー連盟AFCのU19選手権本大会へ12年ぶりの出場を果たすなど好成績を挙げています。
しかし今年のU19代表についてホダック監督は、国際試合の経験が不十分であること、また今回の大会での予選グループでの組み合わせから、苦しい試合になるだろうと予想しています。そのため、この大会はAFC U19選手権予選のために強豪との対戦経験を積むためのものとして考えており、そのためにも早めの準備が必要なことを主張しています。
ベトナムでの大会ではマレーシアは、開催国ベトナムのほか、オーストラリア、タイ、シンガポール、カンボジアと同じグループBに入っており、8月6日のベトナム戦が初戦となります。
チームはイスラム教の断食月中も練習を続けており、マレーシアフットボールリーグMFLのチームとの練習試合も今月中には予定されているとのことでが、断食明けの練習では選手たちが体重を増やしている可能性があるので、日程を前倒しにして練習を続け、選手のコンディションに目を光らせているとも述べています。
なお、参考までに付け足しておくと、イスラム教の断食月は今年は5月6日に始まり、6月4日に終わりますが、断食月明けのお祝いはいわば日本の正月のようなものなので、実家に帰省して親兄弟と飲み食いに明け暮れるのが一般的なので、その点を憂慮しての発言でしょう。
サフィク・ラヒムはクダFAへ移籍か
サッカー中継チャンネル、スタジアムアストロのオンライン版は、マレーシアフットボールリーグMFL1部スーパーリーグのマラッカ・ユナイテッドに所属するサフィク・ラヒムがクダFAへ移籍するのでは、という噂が出ていると報じています。
クダFAのアイディル・シャリン・サハック監督は、スタジアムアストロの取材に対して、自分の仕事はチームを指導することであり、経営陣が何をしているかは知らせれていないとしています。またクダFAの選手の中にはサフィク選手の移籍を歓迎していないという噂についてはキャプテン、バドロル・バクティアルが選手として経営陣の決定に従うと発言し、これを否定しています。
実は昨年のシーズン終了後にも、サフィク・ラヒム選手のクダFA移籍の噂があり、その際にはサフィク選手自身も移籍希望の意思表示をしていたものの、クダFAに獲得の意思がなかったことがメディアで伝えられていました。
現在スーパーリーグ5位のクダFAは、今シーズン前に加入したイラク出身のMFアンマル・アルムバラキがケガがちで毎試合に出場できておらず、攻撃、守備のどちらもできるサフィク・ラヒムは現在のクダFAに欠けているピースを埋める人材だとしています。