MFL1部スーパーリーグのクラブ紹介と今季の順位予想(4):マラッカ・ユナイテッド、ペラTBG

今季2020年シーズンのマレーシアフットボールリーグMFL1部と2部は2月28日に開幕します。そこで前回に続き、今季のMFL1部スーパーリーグでプレーするクラブの紹介と、独断と偏見に基づいてた順位予想を行います。今回はその第4回です。
(人名の後に特に表記がない場合はマレーシア人です)

マラッカ・ユナイテッドFC(ホーム:ハントゥアスタジアム-マラッカ州マラッカ)
(昨季結果:MFL1部6位 / 今季予想:7位)
<監督>
ザイナル・アビディン・ハサン(マラッカ・ユナイテッド監督2季目)
<外国籍選手>
MFロメル・モラレズ(コロンビア、PKNS FCより移籍)
FWウチェ・アグバ(ナイジェリア、PDRM FCより移籍)
MFソニー・ノルデ(ハイチ、アゼルバイジャン1部リーグのジラFKより移籍)
DFチャン・ソグゥオン(韓国、昨季から残留-アジア枠)
DFナルポン・ワイルド・プッソーン(タイ、タイ1部リーグのナコーンラーチャシーマーFCより移籍-ASEAN東南アジア枠)
<主力選手>
GKカイルル・ファミ・チェ・マット
MFサフィク・ラヒム
MFサイフル・リズアン
DFラズマン・ロスラン
<クラブ概要>
 マラッカ州サッカー協会MUSAが運営するクラブで、2017年にMFL1部に昇格後は8位、7位、6位と確実に順位を上げてきています。
 JDTとフル代表で主将を務めたMFサフィク・ラヒムや2012年スズキカップ優勝時のGKカイルル・ファミなどベテランの活躍もあり、リーグでは6位となりましたが、このクラブもやはり給料未払い問題が昨季途中で発覚し、マレーシアカップ準々決勝直前には主将のシュコール・アダン(現クアラルンプールFA)が試合出場を拒否するなどして敗戦、そのままシーズン終了を迎えました。
 気になるのは昨季のチーム1位と2位のゴールを挙げたMFパトリック・ライヒェルト(フィリピン、タイ1部のスパンブリーFCへ移籍)とMFルカ・ミルノヴィッチ(セルビア、ハンガリーのデブレツェニVSCに移籍)との契約を延長せず、新たな外国籍選手と契約した点です。特にミルノヴィッチ選手は、期限付き移籍していたサバFAから2度目のトランスファーウィンドウの際に呼び戻され、シーズン後半の10試合で7ゴールを挙げる活躍を見せていただけに、代わって加入したモラレズ選手とウチェ選手がMFL経験を生かして退団した2人並の成績を残せるのかどうかが、マラッカ・ユナイテッドの今季の成績に直結しそうです。

ペラTBG(ホーム:ペラスタジアム-ペラ州イポー)
(昨季結果:MFL1部7位 / 今季予想:6位)
<監督>
メフメト・ドゥラコビッチ(オーストラリア、ペラTBG監督4季目)
<外国籍選手>
FWギリェルメ・デ・パウラ(ブラジル、クアラルンプールFAより移籍)
DFチエリー・チャンタ・ビン(カンボジア、トレンガヌFCより移籍-アセアン東南アジア枠)
MFレアンドロ・ドス・サントス(ブラジル、ペラTBG3季目)
FWカレッカ(ブラジル、昨季から残留)
DFアントニー・ゴレック(オーストラリア、インドネシア1部リーグのバダック・ランプンFC より移籍)
<主力選手>
GKハフィズル・ハキム
DFシャルル・サアド
DFナジルル・ナイム
<クラブ概要>
 ペラ州サッカー協会PFAが運営するクラブで、2018年にはMFL1部で2位、マレーシアカップ優勝という成績を残しましたが、昨季はマレーシアFAカップは準優勝に終わったものの、MFLでは7位と順位を大きく下げました。
 代表でも主力として活躍する、いわゆる「ボックストゥボックス」タイプのMFブレンダン・ガンとFWノー・ハキム・ハッサンが共にスランゴールへ移籍した一方で、外国籍選手以外には目立った補強がないペラTBGですが、BチームとなったPKNP FCに在籍していた選手たちや、プレジデントカップ(U21)、ユースカップ(U19)の選手たちを昇格させて今季に臨むようです。
 新加入のデ・パウラ選手を含めたブラジルトリオの活躍次第ではリーグ中位から上位を狙えそうです。また、デ・パウラ選手が行っている帰化申請が承認されてマレーシア人選手としての登録が可能になれば、さらに外国籍選手の加入も可能になるので、そうなれば確実に上位を狙えるチームへと変貌する可能性もあります。

2月8日のニュース:TMが正式にMFLのスポンサーに-試合のストリーミング配信も実施、マレーシアよりインドネシアで有名なマレーシア人コーチ、Jクラブへお勧めのCB3名

TMが正式にMFLのスポンサーに-試合のストリーミング配信も実施
 マレーシア最大のマルチメディア企業テレコムマレーシア(TM社)は子会社のTMマルチメディア社TMMを通じて、マレーシアフットボールリーグMFLのメインスポンサーとなったことを、MFLの公式サイトが公表しています。
 今回のスポンサー契約期間は3年間で、TM社はマレーシアカップの冠スポンサーとなり、今季2020年シーズンからその名称がTMマレーシアカップとなることも併せて発表されています
 さらにTM社のインターネット接続事業部門Unifi(ユニファイ)のストリーミングチャンネルUnifi TVが、MFL1部スーパーリーグとマレーシアカップは全試合を、またFAカップは一部の試合をストリーム配信することも併せて発表されています。(MFL2部プレミアリーグのストリーム配信はないようです。)
 なお配信を観戦するには、Unifiと契約すればテレビはもちろん、携帯のアプリなどでも感染が可能なようです。またUnifiと契約しなくとも、試合観戦パックを購入することも可能で、価格は以下の通りとなっています。
・1試合観戦パス – 3リンギ(およそ80円)
・1ヶ月観戦パス – 15リンギ
・スーパーリーグ年間パス – 100リンギ
・FAカップ年間パス – 100リンギ
・マレーシアカップ年間パス – 50リンギ
・チームVVIPチームマレーシアパス – 120リンギ
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 最後の「チームVVIPチームマレーシアパス」の内容がどのようになっているのかは記事からはわかりませんが、スタジアムに足を運べば入場料が最低でも15リンギはするので、多くの試合を見たいサポーターにはお得な価格設定だと言えるでしょう。
 ちなみに昨季はNetflixの廉価版ともいえるiFlixがスーパーリーグやマレーシアカップの試合を無料で配信していたのですが、MFLの発表では「独占」放映権という表現も見られたので、今季の配信は行われない可能性が高そうです。
 なお別のメディアの報道では、TM社とのスポンサー契約発表会見に集まった報道陣からスポンサー金額についての質問が出た際、MFLのダト・ハミディン・モハマド・アミン会長はその金額についてMFL1部と2部の各クラブには伝えると話す一方で、メディアに伝える必要はないと公表を拒否したとのことです。以前このブログでも取り上げたTM社とMFLの大型スポンサー契約が頓挫(とんざ)したことから、MFLは少々神経質になっているのかも知れません。(ネット上では3年間で3000万リンギ(およそ8億円)といった噂もみられます。)
 またTM社に加えて、マレーシア第2の銀行グループCIMB社がカップ戦スポンサーに参入する噂も出ていますので、こちらも確定次第、取り上げたいと思います。

マレーシアよりインドネシアで有名なマレーシア人コーチ
 フル代表監督としてアセアンサッカー連盟AFF選手権スズキカップで優勝経験もある元PKNS FC監督のラヤゴパル・クリシュナサミ氏が海外での指導を希望している、という話を取り上げた際、既に海外で指導しているマレーシア人コーチとして紹介したラジャ・イサ・ラジャ・アクラム氏を、サッカー専門サイトヴォケットFCがちょうど取り上げています。
 ラジャ・イサ氏がインドネシアへ来たきっかけは、前回も書いた通り元トレンガヌFCのイルファン・バクティ・アブ・サリム氏がインドネシアのパプア州にあるプルシプラ・ジャヤプラ監督として招聘(しょうへい)された際のアシスタントコーチを務めたことでした。
 ヴォケットFCのインタビューでは、2007年、プルシプラ・ジャヤプラは当時の監督だったブルガリア人のイヴァン・コレフがインドネシア代表監督に就任したことによって監督不在となり、招聘されたラジャ・イサ氏が自分の代わりにイルファン・バクティ氏を推薦し、自分がアシスタントコーチになったと話しています。
 「当時、自分はペルシス・ソロ(中央ジャワにあるクラブ)の監督に就任するつもりだったが、イルファン・バクティ氏に招かれて、共にプルシプラ・ジャヤプラを指導することになった」と話すラジャ・イサ氏ですが、イルファン・バクティ氏がマレーシアのプルリスFAの監督に就任することとなり、その半年後には、プルシプラ・ジャヤプラの監督に就任し、2007年のコパインドネシア(当時、現インドネシアンカップ)では、当時絶頂期だったスリウィジャヤFCにPK戦で敗れるも準優勝を果たします。
 その後は下のインフォグラフィックにもある通り、その後もラジャ・イサ氏は2015年から2016年までUITM FCの監督を務めた以外は、インドネシア1部から3部リーグまでの様々なクラブで指導を続けてきました。(インフォグラジックはヴォケットFCのサイトより)

 そんなラジャ・イサ氏によると、サッカーに対する関心はマレーシアとは比較にならないほど高いようで、例え3部リーグの試合であっても数千人の熱狂的なサポーターが集まるということで、毎試合スタジアムが満員になるクラブが数えるほどしかないマレーシアリーグと比べると、観客動員という点では、インドネシアに軍配が上がるようです。しかしその一方で練習施設や競技場といったインフラの面ではマレーシアに遅れをとっているということです。
 54歳のラジャ・イサ氏は、将来は代表チームの監督を目指したいと話しており、実際に2010年には東ティモール代表の監督就任の話もあったようですが、そのときは残念ながら実現しなかったようです。

Jクラブへお勧めのCB3名
 昨日取り上げた、日本のクラブがマレーシア人センターバックを探している、という記事を掲載したサッカー専門サイトのヴォケットFCが続報として、Jクラブへお勧めのセンターバック3選手を紹介する記事を掲載しています。
 東南アジアの選手にとって日本でプレーすることは競技レベルの高い環境でプレーできることだけでなく、ヨーロッパでプレーする飛び石にもなる、という書き出しで書かれた記事で紹介されているのは以下の3選手です。
1. アダム・ノー・アズリン(JDT、24歳)
 昨年の東南アジア競技大会シーゲームズでは、オーバーエイジ選手としてU22代表にも加わったアダム選手は、代表でも完全なセンターバックというよりも守備的ミッドフィールダーです。フル代表では準レギュラーと言った位置付けですが、JDTでは主力選手として活躍し、AFCチャンピオンズリーグACLで対戦したアウェイの鹿島戦でもフル出場し、日本のサッカーを体験している選手です。
2. シャルル・サアド(ペラTBG、26歳)
 現代表のセンターバックを務めるシャルル選手は、準優勝した2018年のスズキカップでも活躍し、今回のFIFAワールドカップ2022年大会アジア二次予選全てに出場しています。
3. ハリス・ハイカル(スランゴールFC II、18歳)
 マレーシアサッカー協会FAMが運営するエリート選手アカデミーのAMDを卒業し、スランゴールFCのBチーム、スランゴールFC IIに加入したばかりのハリス選手は、昨年2019年のAFF U18選手権準優勝に貢献しただけでなく、飛び級でU22代表に招集され東南アジア競技大会にも参加するなど最も期待されているディフェンダーで、守備だけでなく積極的な攻撃参加も魅力的な選手です。
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 日本のクラブ(探しているのはJ2のクラブらしいです)が求めるのが即戦力なのか、育成枠扱いなのかにもよりますが、個人的にはハリス選手にチャンスが巡ってくると良いですね。この年代は東南アジアでは良い成績を残している年代なので、高みを目指してほしいです。そしてフル代表になったときに、国内ではなく日本のクラブから招集される、なんてことになるとフル代表も強くなりそうです。

1月31日のニュース:ペラTBGは2名の新外国籍選手の入団を発表、ペラTBGのシンガポール遠征が新型コロナウィルスの影響で中止に、帰化選手としての登録の可否は来月中に決定

ペラTBGは2名の新外国籍選手の入団を発表
 今季のMFL開幕まで1ヶ月を切り、所属各クラブの多くは外国籍選手を中心とした新戦力の獲得発表なども一通り終わっていますが、ここまでそういったニュースがなかったペラTBGも遅まきながら今季加入の外国籍選手2名ををFacebookで発表しています。
 昨季の終了後、ペラTBGからはブレンダン・ガン、ノー・ハキム・ハサン(ともにスランゴールへ移籍)、ナシル・バシャルディン(トレンガヌFCへ移籍)など退団者関連のニュースはあるものの、新加入選手のニュースはほぼ皆無でした。
 このブログでも紹介したFWギリェルメ・デ・パウラ(クアラルンプールFAから加入)の入団も、ペラTBGを運営するペラ州サッカー協会PAFAの会長のツイッターでの発表で、クラブの公式ツイッターやホームページでの発表はありませんでした。
 しかし、ペラTBGのFacebook上では、ここ数日の間に新加入選手としてオーストラリア出身のDF(センターバック)アントニー・ゴレック(インドネシア1部リーグのバダク・ランプンより加入)とカンボジア出身で昨季はトレンガヌFCでプレーしたMFチエリー・チャンタ・ビンの2名が紹介されています。今季のペラTBGは上でも述べたデ・パウラ選手の他、昨季から残留するFWカレッカことライアンデルソン・ダ・コスタ、MFレアンドロ・ドス・サントスと合わせて、5名の外国籍選手枠が埋まったことになります。
(ゴレック、チャンタ・ビン両選手の加入を伝えるペラTBGのFacebookページ)

ペラTBGのシンガポール遠征が新型コロナウィルスの影響で中止に
 上でも取り上げた通り、外国籍選手枠が埋まり、本格始動としたいペラTBGのシンガポール遠征が新型コロナウィルスの影響で中止になったと、英字紙スター電子版が伝えています。
 マレーシアの隣国シンガポールでは感染者数が7名となったことを受け、遠征を取りやめたということですが、ペラTBGを率いて4年目となるメフメト・ドゥラコビッチ監督は「遠征中止に慌てる必要はなく、2月28日のMFL開幕までにチームを仕上げる時間は十分ある。」と語り、「外国籍選手がそろったことで、今は彼らをチームのシステムに慣れさせることに専念し、開幕までの5週間で国内での練習試合を行なっていきたい。」語っています。

帰化選手としての登録の可否は来月中に決定
 同一国に5年以上の継続して居住歴を持つことで帰化選手となれるFIFAの規定を利用して、マレーシアで初めて両親、祖父母にマレーシア人を持たない帰化選手となったガンビア出身のモハマドゥ・スマレ(25)は、所属するパハンFAだけでなく、マレーシア代表にとっても貴重な戦力となっていますが、二匹目のドジョウを狙って、マレーシアサッカー協会FAMはコソボ出身のリリドン・クラスニキ(26、JDT)とブラジル出身のギリェルメ・デ・パウラ(33、ペラTBG)を候補にして、彼らの国籍取得準備を進め、帰化選手として登録したい意向を以前から明らかにしています。
 マレー語紙ブリタハリアン電子版によれば、この帰化選手登録申請は最終局面に来ており、クラスニキ選手とデ・パウラ選手の帰化選手申請のため、国際サッカー連盟FIFAの求めに応じてFAMは追加書類を提出済みで、その結果は来月中には明らかなるだろうと、FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は話しています。
 両選手の出身国であるコソボとブラジルのサッカー協会からの回答などとともに2週間から3週間後には申請に対する回答が得られるだろうということです。
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 JDTとペラTBGがこの2人を今季獲得したのは、この帰化選手申請が認められれば、彼らがMFLではマレーシア人選手登録となり、チーム内の外国籍選手枠が一つ空くことが大きな理由です。フィールド上に6人の外国籍選手を配置すれば、出場選手の半数以上が外国籍選手とすることも可能で、他のクラブに対する大きなアドバンテージとなるわけです。

1月26日のニュース:MFLクラブのシーズンパス比較

本日1月26日は日曜日の上、中国正月2日目とマレーシアでは3連休の中日です。大きなニュースもないため、今回は趣向を変えて、今季2020年のMFL各クラブのシーズンパスを比較します。 なお現時点で、価格や特典などが発表になっているMFL1部の5クラブとMFL2部ヌグリ・スンビランFAのの5クラブの比較です。(写真はいずれも各クラブのFacebookより)

ジョホール・ダルル・タジムJDT
現在は更新のみ受付中で、新規シーズンパスの募集は行われていません。
更新に関しては、以下の通りです。
シーズンパス(ユニフォーム付き):600リンギ(およそ1万6000円、1リンギ葉26.8円で換算)
シーズンパス(ユニフォームなし):400リンギ

スランゴールFC
VIPシーズンパス:399リンギ 
<特典>
・VIPパス保持者限定ポロシャツ
・VIPパス保持者限定マフラー
・VIPパス保持者専用駐車場利用券
・シーズンパス-全ホームゲームチケット(但し、カップ戦決勝は除く)
・2020年選手支給ユニフォーム
・選手ポスター
・ネックストラップ
オープンシーズンパス(ユニフォーム付き)199リンギ
<特典>
・シーズンパス-全ホームゲームチケット(但し、カップ戦決勝は除く)
・2020年選手支給ユニフォーム
・選手ポスター
・ネックストラップ
オープンシーズンパス(ユニフォームなし)109リンギ
<特典>
・シーズンパス-全ホームゲームチケット(但し、カップ戦決勝は除く)
子どもオープンパス:79リンギ
<特典>
・シーズンパス-全ホームゲームチケット(但し、カップ戦決勝は除く)
・2020年ファンクラブ用ユニフォーム
・選手ポスター
・ネックストラップ

ペラTBG
プラチナシーズンパス:1,000リンギ
・プラチナパス専用駐車場利用券
・ハーフタイム食事券
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・ユニフォーム(ホームまたはアウェイ)
・ネックストラップ
・ペラTBGカレンダー
ゴールドシーズンパス:500リンギ
・ハーフタイム食事券
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・ユニフォーム(ホームまたはアウェイ)
・ペラTBGカレンダー
Aゲートテラス席シーズンパス:230リンギ
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・ユニフォーム(ホームまたはアウェイ)
Dゲートテラス席シーズンパス:230リンギ
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・ユニフォーム(ホームまたはアウェイ)

マラッカ・ユナイテッド
クラウンシーズンパス:1,898リンギ
<特典>
・限定ウォーターボトル
・ノート
・フリッジマグネット
・万年筆
・キーホルダー
・キャップ
・ハーフタイムにロイヤルボックスにて食事可能
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
2020年選手支給ユニフォーム(ホーム)
・マフラー
・ネックストラップ
・バッグ
・モバイルバッテリー
・スクリーンプロテクター
・コーヒーマグ
ダイアモンドシーズンパス:1,198リンギ
<特典>
・ハーフタイムにロイヤルボックスにて食事可能
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・2020年選手支給ユニフォーム(ホーム)
・マフラー
・ネックストラップ
・バッグ
・モバイルバッテリー
・スクリーンプロテクター
・コーヒーマグ
プラチナシーズンパス:498リンギ
<特典>
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・2020年選手支給ユニフォーム(ホーム)
・マフラー
・ネックストラップ
・スクリーンプロテクター
ゴールドシーズンパス:498リンギ
<特典>
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・2020年選手支給ユニフォーム(ホーム)
・マフラー
・ネックストラップ
シルバーシーズンパス:198リンギ
<特典>
・シーズンパス-全ホームゲームチケット
・2020年選手支給ユニフォーム(ホーム)
シルバーシーズンパス:118リンギ
<特典>
・シーズンパス-全ホームゲームチケット

トレンガヌFC
ゴールドシーズンパス:600リンギ 
<特典>
・試合観戦保険
・ゴールドパス保持者限定Tシャツ
・座席番号つきパス保持者用シート
・ウォーターボトル
・キャップ
・リストバンド
・クッション
・ゴールドパス保持者専用駐車場利用券
・シーズンパス-ホームゲーム15試合およびFAカップ、マレーシアカップのホーム開催となる準々決勝および準決勝観戦チケット
・2020年選手支給ユニフォーム(ホーム)
・チームポスター
・マフラー
・ネックストラップ
ホワイトシーズンパス:400リンギ
<特典>
・リストバンド
・ホワイトパス保持者専用駐車場利用券
・シーズンパス-ホームゲーム15試合およびFAカップ、マレーシアカップのホーム開催となる準々決勝および準決勝観戦チケット
・2020年選手支給ユニフォーム(ホーム)
・チームポスター
・マフラー
・キーホルダー
・ネックストラップ
ブラックシーズンパス:300リンギ
<特典>
・シーズンパス-ホームゲーム15試合およびFAカップ、マレーシアカップのホーム開催となる準々決勝および準決勝観戦チケット
・2020年選手ファンクラブ用ユニフォーム
・チームポスター
・キーホルダー
・ネックストラップ

ヌグリ・スンビランFA
シーズンパス:220リンギ
<特典>
・シーズンパス-1人2枚のリーグ戦とカップ戦のホームゲーム入場券
・アドミラル社製ヌグリ・スンビランFAのTシャツ(2枚)
・ヌグリ・スンビランFA公式グッズ10%割引特典

1月12日のニュース:アキヤ・ラシドの移籍問題に裁定が下される、ペラTBGの今季新ジャージお披露目が無期延期に、U22代表新監督は3月頃までに決定-FAM

アキヤ・ラシドの移籍問題に裁定が下される
 フル代表やU22代表でもプレーするアキヤ・ラシドは2018年12月にそれまで在籍していたクダFAからジョホール・ダルル・タジムJDTへ移籍しましたが、この移籍について、アキヤ選手がクダFAとの契約期間中にJDTが入団交渉を行った「タッピングアップ」の疑惑が持ち上がりました。
 そこでクダFAはマレーシアサッカー協会FAMに提訴し、FAMはアキヤ選手には契約解除違約金25万リンギ(およそ670万円)の支払いと、JDTには育成費としてクダFAに7万5000リンギ(およそ200万円)の支払いを求める調停案を出しましたが、クダFAはこの金額がFAMとアキヤ選手の間で決められ、クダFAが関与していないことからこれを拒否し、アジア国際仲裁センターAIACにこの件を持ち込み、調停を求めていました。
 英字紙ニューストレイトタイムズによると、その裁定が昨日、発表されクダFAの申し立てを認めるものであったと報じています。(昨日取り上げた、JDTの練習にアキヤ選手の姿が見えなかった理由は、この裁定のためにクアラルンプールにあるAIACに来ていたのか知れません。)なお、ニューストレイトタイムズの記事によると、賠償金額などは確定していないということです。
 この裁定が出ると、JDTのFacebookではアリスター・エドワーズTD(テクニカルダイレクター)が、この裁定にはJDTは関与しておらず、クダFAとアキヤ選手間の問題であるとの見解を発表しています。
 またJDTのオーナーのTMJことジョホール州皇太子トゥンク・イスマイル殿下は自身のインスタグラムで、クダFAがアキヤ選手に対して30万リンギ(およそ805万円)の賠償金を請求していることを暴露しています。その上で、アキヤ選手は減額交渉を行うことも可能としながら、いくらであっても賠償金が払えるくらいアキヤ選手は裕福であるので心配は無用とコメントしています。

ペラTBGの今季新ジャージお披露目が無期延期に
 ペラTBGは昨日1月11日に予定されていた今季使用する新ジャージの発表と新入団選手紹介及びファン交流イベントを急遽、中止しました。
 サッカー専門サイトヴォケットFCによると、その理由は今季からユニフォームを供給するドイツのスポーツメーカーJAKO(ヤコ)社が事前に用意したユニフォームがペラTBGを運営するペラ州サッカー協会PAFAの求める品質でなかったことが理由と報じています。また、当日販売予定のユニフォームも全てメーカーに返却され、品質改善が求められたようです。
 JAKO社がこのような問題を起こすのは実は今回が初めてではなく、2017年シーズンにもパハンFAとの間で同様の問題が発生し、結局、パハンFAはその年はFILA(フィラ)社のユニフォームを採用しました。
 なお新たなイベントの日程は決まっていません。

U22代表新監督は3月頃までに決定-FAM
 優勝の期待も高かった東南アジア競技大会通称シーゲームでのグループステージ敗退により、新たに契約が延長されなかったU22代表のオン・キムスイ監督の後任は3月までに決定する予定であると、マレーシアサッカー協会FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長が発表しています。
 現時点で外国籍4名を含む12名が候補者として名乗りをあげているようで、その候補者の中から、代表チーム運営委員会議長でもあるダト・ハミディン・モハマド・アミン会長が直々に選別するとしています。また、ラマリンガム事務局長は、今年はU22が出場する大会もないことから、人選を急ぐ必要がないとも述べています。
 この他、監督としての契約が更新されなかったオン監督は、若手選手育成部門のトップとしてFAMと契約することも発表されています。
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 現在アジアサッカー連盟AFCU23選手権がタイで開催中ですが、マレーシアはホーム開催となった予選で2勝1分ながら得失差で中国に次ぐグループ2位となり、2大会連続の出場を逃しています。シーゲームでの敗退だけでなく、AFC選手権への出場を逃したことも、オン監督との契約が更新されなかった理由と考えられています。

12月20日のニュース:N9とサバFAに新監督就任、ペラIIには元PKNP監督が就任、その一方でUITM FC監督が辞任

来季2020年のマレーシアフットボールリーグMFLの開幕は2月28日と発表になり、首脳陣が未定だったクラブが新監督の就任を発表しています。

ヌグリ・スンビランFAにはサザリ新監督就任
 マレーシアフットボールリーグMFL2部ヌグリ・スンビランFAは、サザリ・サイドン監督の就任をクラブの公式Facebookで発表しています。サザリ新監督は、今季2019年はプレジデントカップ(U22)チームの監督を務め、今季途中で解雇されたマット・ザン・マット・アリス監督を引き継いだザキ・シェイク・アーマド監督代行のアシスタントコーチも務めていました。
 また中武駿介選手、ともにブラジル出身のイゴール・ルイズとマテウス・ビーラの両選手の残留も発表になっています。

サバFAにはインドネシア出身のドゥイ・ユリアント監督が就任
 来季はMFL1部に昇格するサバFAは、現在インドネシアU23代表のアシスタントコーチを務めるクルニアワン・ドゥイ・ユリアント監督の就任を発表しています。
 MFLのインドネシア出身の監督は、2015年から2017年までTチーム(現トレンガヌFC II)を率いたラーマド・ダルマワン監督以来です。
 ドゥイ・ユリアント監督は、インドネシアサッカー界のレジェンドの一人で、先日引退を発表したバンバン・パムンカスに続くそれぞれ2位の代表キャップ数59とゴール数33という記録を持っています。
 また、現役時代にはサバ州の隣のサラワク州を拠点とするサラワクFA(現サラワク・ユナイテッド)で2005年から2006年までプレーし、31試合に出場し29ゴールを挙げています。
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 今季クラブをMFL2部優勝に導いたジェリアス・アティン前監督(来季はアシスタントコーチ)はMFL1部での指導に必要となるAFCプロライセンスを所持していないことから、新監督を探していたサバFA。この他にはU22/U23代表のオン・キムスイ監督などもサバFA新監督の候補に上がっていました。インドネシアではU23代表だけでなくフル代表でもアシスタントコーチを務めたドゥイ・ユリアント新監督は、コーチとしての経験はあっても監督しての経験は皆無ですので、思い切った人選であるのは事実です。

ペラIIには元PKNP監督が就任
 MFL2部に降格したPKNP FCは、そのままペラTBGのBチームであるペラIIとなりましたが、その監督にはPKNP FCのアブ・バカル・ハジム監督が就任すると英字紙スター電子版で伝えられています。
 現役時代はペラFAでプレーし、引退後、過去4年間のPKNP FC監督を含め、アブ・バカル監督は15年以上、ペラFAのアシスタントコーチや監督、またU19チームのコーチ、監督を務めており、今後もペラ州サッカー協会に関わっていけることを喜んでいると話しています。
 PKNP FCからは数名が残り、来季はペラFAのプレジデントカップ(U21)チームだけでなく元PKNP FCのプレジデントカップチームからも選手を獲得していと述べていますが、その一方で若手だけでなく、経験のある選手も必要と話し、カイルル・アシュラフ・サヒザン、アーマド・シュクリ・アブドラ(元PKNP FC)やハミズル・イザイディ(ペラTBG)らMFL経験者にも期待しているとも述べています。

その一方でUITM FCが辞任
 MFL1部のPKNS FCが今季終了後、スランゴールFCのBチームであるスランゴールFC IIとなりました。MFLの規定によりBチームはAチームと同じリーグでプレーすることができないため、スランゴールFC IIはMFL2部に降格となり、MFL1部のチーム数が11となったため、今季MFL2部5位のUITM FCがMFL1部へ昇格することになりました。
 しかしUniversiti Teknologi Maraマラ工科大学が母体のUITM FCは、運営資金の不足から来季のMFL1部を自校の大学生のみで戦う方針を発表し、これを受けてイスマイル・ザカリア監督がUITM FC監督を辞任したとスター電子版が伝えています。
 イスマイル監督は、来季もUITM FCがMFL2部でプレーするのであれば費用削減は理解できるとする一方、国内のトップリーグであるMFL1部でプレーするのであれば、それ相応の資金が必要であると経営陣に訴えたものの、JDT、スランゴールFC、クダFAなどと対戦するにもかかわらず費用削減を第一とする方針に同意できなかったことから辞任を選んだと話しています。
 UITM FCは来季の布陣や新戦力獲得などの告知は行われていませんが、イスマイル監督の後任には、元マレーシアU23代表監督のドイツ人フランク・バーンハート氏を候補としているという噂があります。
 イスマイル監督は、MFL2部のクラブから複数のオファーを受けているとし、自身の来季については近々発表すると述べています。

12月13日のニュース:デ・パウラはペラTBG加入、フェルダUは大量退団で方針転換、クダFAサポーターの間で浦和の杉本健勇加入が噂に

デ・パウラはペラTBG加入
 マレーシアフットボールリーグMFL1部で今季2019年は最下位となったクアラルンプール(KL)FAでプレーしたギリェルメ・デ・パウラがペラTBGに加入したことを英字紙スター電子版が報じています。
 数日前には、今季マラッカ・ユナイテッドに在籍したリリドン・クラシニキとともにジョホール・ダルル・タジムJDTのグラウンドで練習する姿が報道されていましたが、結局、ペラTBGへの加入に落ち着いたようです。
 KLFAでは、1980年代後半に活躍したファンディ・アーマド(現シンガポールU22監督)の持つチーム最多ゴール67まであと2ゴールと迫っていましたが、先月11月に契約満了に伴い退団していました。
 デ・パウラ選手が加入するペラTBGは、今季終了後にブレンダン・ガン、ノー・ハキム・ハサン(いずれもスランゴールFAへ移籍)、ロナウド・シルヴァ(母国ブラジルのクラブへ移籍)、ナシル・バシャルディン(トレンガヌFCへ移籍)、フセイン・エル・ドールらが退団する一方、来季に向けてのこれまでの補強はPKNPからハフィズ・ラマダンを獲得したのみでした。
 来季2020年はクラブ運営費用が削減されることで、既存の選手とプレジデントカップ(U22)チームからの昇格組とで来季を戦うことになっていましたが、2015年にスランゴールFAの監督を務めた際には一緒にプレーし、マレーシアカップ優勝にも貢献したデ・パウラ選手の獲得にメフメト・ドゥラコビッチ監督も安堵しているとスターは報じています。
 ペラTBGは、残留するレアンドロ・ドス・サントス、カレッカに続く3人目のブラジル人選手となるデ・パウラ選手が加入したことで、残る外国籍選手枠はアジア枠と東南アジア枠それぞれ1名となりました。
 昨季2018年はマレーシアカップで優勝し、MFL1部でも2位となったペラTBGは、マレーシアFAカップ決勝に進出しましたが、リーグ戦は5位、マレーシアカップも準々決勝で敗退するなど、今季は不調なシーズンとなりました。
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 デ・パウラ選手は、クラシニキ選手と共にマレーシアサッカー協会FAMが帰化選手申請を検討している選手で、来季途中にはマレーシア国籍取得、そしてマレーシア代表でのプレーが可能と言われており、そうなるとリーグ戦でもマレーシア人選手扱いとなり、外国籍選手枠が一つ空くため、ペラTBGは(予算があれば)さらに外国籍選手獲得による補強が可能になります。
 別のメディアによると、ペラTBGはアジア枠と東南アジア枠で先日終了した東南アジア競技大会シーゲームズで優勝したベトナムU22の選手獲得を狙っているとも報じられていますが、今季2019年はMFL1部クラブで唯一、東南アジア枠の外国籍選手がいないクラブでした。

フェルダUは大量退団で方針転換
 今季最終戦で、クダFAを破り残留を決めたフェルダ・ユナイテッドは、シーズン終了後、クラブ運営予算の縮小により渡邉将基選手、池田圭選手、また今季フル代表にも招集されたキャプテンのハディン・アズマンに加え、クリスティ・ジャイエシレンやノラズラン・ラザリなど多くの主力選手との契約を延長せず、若手主体のチーム編成を目論んでいましたが、主力として期待していた若手選手までもが他のクラブからのオファーを受け移籍してしまっていることから、来季に向けて外国籍選手獲得へと方針転換を迫られていると、スター電子版が報じています。
 フェルダ・ユナイテッドのニザム・ジャミル監督は、今季フル代表にも招集され、先日の東南アジア大会シーゲームズにも出場したダニアル・アミールとともに来季のチームの核と期待していた、アンワル・イブラヒム(20)、ザハリル・アズリ・ザブリ(20)といったUI19代表でもプレー経験のある若手が移籍してしまったことから外国籍選手の獲得に方針転換せざるを得なくなったと述べています。
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 来季フェルダ・ユナイテッドでプレーすることが決まっている外国籍選手は元シンガポール代表のカイルル・アムリのみなので、残り4つの枠が空いていますが、そもそそ予算縮減により主力が流失したチームに、チームに有用な外国籍選手を獲得する余力があるのかどうかは疑問です。

クダFAサポーターの間で浦和の杉本健勇加入が噂に
 浦和レッズの杉本健勇選手のインスタグラムに、MFL1部で今季4位となったクダFAサポーターの書き込みが急増していると、サッカー専門サイトのスムアニャボラが報じています。
 クダFAのアイディル・シャリン監督が来季の新戦力候補を求めて日本へ行っていたことはこのブログでも取り上げましたが、帰国後もアイディル監督は具体的に候補選手の名前などは挙げていませんでした。
 しかしスムアニャボラのサイトでも、それがいつ、どこでどのようにして広まったのかは不明としているものの、アイディル監督が連れてくるのは浦和の杉本健勇選手であるという噂が広まりました。
 そこからはクダFAサポーターが杉本選手のインスタグラムにクダFA加入が本当かどうかを尋ねたり、あるいはクダFA加入歓迎のメッセージを送るなど、ちょっとした混乱も起こっているようです。これに対してアイディル監督はクダFAサポーターの気持ちはわかるとしながらも、まだ加入するかどうかも明らかになっていない選手のソーシャルメディアにサポーターが勝手なメッセージを書き込むのは、当該選手からすればあまり気持ちの良いものではないだろうと話し、冷静になるように求め、新たな獲得選手については公式発表を待って欲しいとも述べています。

11月28日と29日のニュース:ブレンダン・ガンとロナウドがペラTBG退団を発表、サバFAの監督候補にインドネシアのレジェンドが浮上、トレンガヌFCが新外国籍選手獲得発表、シーゲームズでU22代表はフィリピンに敗れる

ブレンダン・ガンはペラTBG退団を発表
 スランゴールFA移籍の噂が出ていたブレンダン・ガンが、自身のインスタグラムでペラTBG退団を発表しています。
 ペラTBGを統括するペラ州サッカー協会PAFAと来季の契約についての合意ができなかったことを退団の理由に挙げていますが、チームメートやサポーターへの感謝の気持ちを述べ、メフメト・ドゥラコヴィッチ監督やスタッフ、フロントへも賛辞を送っています。
 ガン選手は2012年にサバFAで外国籍選手としてプレーした後、オーストラリア生まれながらマレーシア人の父親を持つことから2014年から在籍したケランタンFAでは、マレーシアパスポートを取得しマレーシア人として登録されました。しかし2015年シーズン開幕戦で右前十字靭帯断裂し、このシーズンを棒に振り、2016年9月には左前十字靭帯を断裂し2017年シーズンはケランタンFAが契約を解除するなど、10ヶ月も戦列を離れることになりました。
 その後2018年にはペラTBGと契約し、リーグ戦では2位に、またクラブとしては18年ぶりとなるマレーシアカップ優勝に貢献するなど、今やペラTBGだけでなくフル代表でも欠かせない選手となっています。
 現時点では移籍先のクラブを明かしていませんが、スランゴールFA移籍が有力であると噂されています。

ロナウドもペラTBG退団を発表
 上記のブレンダン・ガンに加えて、通算で90試合近い出場数を誇ったモハマド・ナシル・バシャルディンがトレンガヌFCへ移籍など主力選手の流出が続くペラTBGは、ロナウドことロナウド・エンリケ・シウヴァもインスタグラムで自身の’退団を発表しています。
 今季2019年の2度目のトランスファーウィンドウ期間中に加入したロナウド選手は21試合に出場し12ゴールを挙げています。
 移籍先はマレーシア国内ではなく母国ブラジルのクラブということです。

サバFAの監督候補にインドネシアのレジェンドが浮上
 今季MFL2部で優勝し、来季はMFL1部でプレーするサバFAの監督候補にインドネシアのレジェンドが候補に上がっていると、マレーシア語のサッカー専門サイトボケットFCが報じています。
 候補に上がっているのは代表として59試合に出場し、33ゴールをあげているクルニアワン・ドゥイ・ユリアントです。昨年はフル代表のアシスタントコーチを、現在は東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場しているインドネシアU22代表のアシスタントコーチを務めていますが、2005年にはサラワクFAでプレーし29ゴールを挙げています。
 サバFAを今季MFL2部優勝に導いたジュリアス・アティン監督は、MFL1部監督の要件となるアジアサッカー連盟AFCのプロ指導者資格を保持していないことから、サバFAはアティン監督を来季はアシスタントコーチとし、新監督を探しています。

トレンガヌFCが新外国籍選手獲得発表
 攻撃陣の主力チェチェ・キプレがクダFAに移籍したトレンガヌFCは、モーリタニア出身のFWドミニク・ダ・シルヴァと契約したと、ボケットFCが報じています。
 30歳のドミニク選手は2017/2018年シーズンはベトナムリーグのホーチミンシティFCで、2018/2019年シーズンはサイゴンFCでプレーしていますが、エジプト、チュニジア、アラブ首長国連邦、キプロスなどでもプレー経験があります。

シーゲームズでU22代表はフィリピンに敗れる
 マニラで開催中の東南アジア競技大会通称シーゲームズの男子サッカーに出場中のマレーシアU22代表は開催国フィリピンと対戦し、0-1と敗れ、通算成績を0勝1分1敗としています。
 この結果、マレーシアは、首位ミャンマー(2勝1分0敗)、2位カンボジア(1勝1分1敗)、3位フィリピン(1勝1分1敗、順位は得失差によります)に続く4位(0勝1分1敗)となり、最下位は東ティモール(0勝0分2敗)となっています。
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 大会前はベトナム、タイ、インドネシアがひしめくグループAとならなかったことで準決勝進出を心配する声は上がりませんでしたが、ここに来てグループステージ敗退の可能性も出てきたマレーシア。各チームとも成績が橘高しているだけに、残りの東ティモール戦、カンボジア戦とも勝利は当然ですが、得失差を考えると大量得点で勝つことが必要です。

11月24日のニュース:U22代表メンバー発表-ワン・クザインは含まれず、ブレンダン・ガンはスランゴールFAへ移籍か、スランゴールFA監督-アムリ・ヤハヤの退団は本人の意思、サフィク・ラヒムは来季もマラッカUでプレー

U22代表メンバー発表-ワン・クザインは含まれず
 今月11月25日からフィリピンのマニラで開幕する東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場するU22代表の最終メンバーがマレーシアサッカー協会のホームページで発表になっています。全員の選手名簿はこちらです。
 今回発表されたU22代表には、マレーシアで開催された前回2017年大会のチームからは7名が残っている一方で、今月初旬にカンボジアで行われたAFC U19選手権予選を全勝で勝ち抜けて本戦出場を獲得したU19代表からも3名が選ばれるなど、経験者と若手の融合したメンバー構成になっています。
 前回大会経験者は、GKハジック・ナズリ、MFシャマー・クティ・アッバ、FWアキヤ・ラシド、DFアダム・ノー・アズリン(以上JDT)、MFダニアル・アミル・ノーヒシャム(フェルダ・ユナイテッド)、DFイルファン・ザカリア(クアラルンプールFA)で、この内23歳のアダム・ノー・アズリンと24歳のイルファン・ザカリアはオーバーエイジ枠として出場します。
 またU19代表からはFWルクマン・ハキム・シャムスディンは、DFハリス・ハイカル・アダム・アフカル、FWムハマド・ウマル・ハキーム・スハルが初代表入りしています。
 この他、アメリカ生まれながらマレーシア人両親を持ち、メジャーリーグサッカーMLSでもプレー経験のあるワン・クザイン・ワン・カマルは、選手登録期限までに必要書類が揃わなかったということで、最終メンバーには残りませんでした。
 シーゲームズのサッカーは他の競技に先駆けて11月25日に開幕し、予選グループAに入ったマレーシアはミャンマー(11月25日)、フィリピン(11月29日)、東ティモール(12月2日)、カンボジア(12月4日)の順でグループステージを戦い、前回優勝のタイなどが入ったグループBの上位2チームとともに12月7日の準決勝、さらに12月10日の決勝と3位決定戦に進みます。

ブレンダン・ガンはスランゴールFAへ移籍か
 ワールドカップ予選タイ戦ではマンオブザマッチに選ばれるなど、フル代表でも主力選手の一人であるブレンダン・ガン(ペラTBG)にスランゴールFA移籍の噂が出ていると、スポーツ専門サイトフォックススポーツが伝えています。
 フォックスポーツの取材に対して、ガン選手はスランゴールFA移籍についての話し合いが進行中であることを認める一方で、ペラTBGには思い入れもあるとして、来季2020年のMFLでプレーするクラブを決めるにはもう少し時間が必要であると答えています。また、ガン選手はスランゴールFA以外にも複数のクラブが接触していること、自身の中にもプレーを希望するクラブがあることも認めた上で、結論が出たら速やかに報告したいと語っています。
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 オーストラリア生まれながら、マレーシア人の父親を持つガン選手は、サバFA、ケランタンFAでもプレー経験があり、昨季2018年からペラTBGでプレーし、昨季はマレーシアカップ優勝に貢献しています。パハンFAやクダFAもガン選手獲得に興味を持っているという噂もあり、スランゴールFAを含めた争奪戦に勝ったクラブは来季2020年は打倒JDTに一番手になる可能性が高くなります。

スランゴールFA監督-アムリ・ヤハヤの退団は本人の意思
 このブログでも取り上げたアムリ・ヤハヤのスランゴールFA退団について、契約を1年残しての退団となったことから、スランゴールFAの一部サポーターからは、アムリ選手退団の原因と槍玉に挙げられたバースカラン・サティアナタン監督が、退団はあくまでも本人の意思であると主張していると、スポーツ専門サイトスタジアムアストロが報じています。
 サティアナタン監督は、アムリ選手がチームに残るか否かの決定権は自分にはないと前置きした上で、「来季2020年はスランゴール州サッカー協会FASは(スランゴールFAとスランゴールFAのBチームとなることが決定したPKNS FCの)2つのクラブを持つが、FASはアムリ選手にはPKNS FCで若い選手を導く役割を期待していた」と述べています。
 MFLの規定では、各クラブのBチームは、Aチームと同じリーグでプレーすることができないため、もしアムリ選手がPKNS FCの登録となれば、MFL1部ではなくMFL2部でのプレーを余儀なくされることになり、それを嫌っての退団の可能性も考えられます。
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 スランゴールFAで400試合以上に出場し、100以上のゴールを挙げているアムリ選手は、いわばスランゴールFAのレジェンドの一人であり、スランゴールFAサポーターには「アムリ信者」も多いこと、また「モノ言う」指導者のサティアナタン監督に批判的なスランゴールFAサポーターも少なくないことが、このような批判につながった可能性があります。

サフィク・ラヒムは来季もマラッカUでプレー
 新たな外国籍選手やマレーシア人選手の移籍が次々と発表が報じられるマラッカ・ユナイテッドですが、フル代表では長年、主将も務めたサフィク・ラヒムが1年契約を新たに結んだことがチームのFacebookで告知されています。
 MFLで今季6位のマラッカ・ユナイテッドは、シーズン終盤のマレーシアカップ準々決勝第1戦を前に、主将のシュコール・アダンがマラッカ・ユナイテッドを統括するマラッカ州サッカー協会MUSAが過去2ヶ月間の給料を払っていないことをソーシャルメディア上で告発し、ベンチ入りどころか、スタンドにも姿を見せないという事態が起こり、準々決勝も2試合で1-6とパハンFAに大敗しています。
 サフィク選手は来季はチームのメンバーも大きく変わることが考えられるが、自分は全力を尽くしたいと抱負を述べる一方、MUSAのデミアン・ヨー・シェンリー新会長はシュコール・アダンの退団を受けて、サフィク選手がマラッカ・ユナイテッドの新キャプテンとなることも発表しています。

11月19日のニュース:ワン・クザインがU22代表に合流、PKNPFC主将はペラTBGへ移籍

ワン・クザインがU22代表に合流
 何度かこのブログでも取り上げたMFワン・クザイン・ワン・カマルが東南アジア競技大会に参加するU22代表の練習に合流したことを英字紙スター電子版が報じています。
 アメリカのプロサッカーリーグ、メジャーリーグサッカーMLSのスポーティング・カンザスシティに所属し、今季2019年はBチームにあたるスウォープパーク・レンジャーズでプレーした21歳のワン・クザイン選手は、アメリカのイリノイ州生まれながら両親がマレーシア人であることから、マレーシア代表でプレーする資格を持っています。
 昨季2018年にMLSデビューを果たしただけでなく、ゴールも決めているワン・クザイン選手の招集をU22代表のオン・キムスイ監督も明言していましたが、スウォープパーク・レンジャーズのシーズンが10月まであったことなどから、合流時期が未確定でしたが、無事、マレーシアに到着し、早速チームの練習に合流したようです。
 合流初日の練習後はメディアの取材に応え、攻撃的あるいは守備的MFだけでなく、センターバックなど守備的なポジションも含めて監督の求めるポジションでプレーするとしながらも、自分が得意なのは試合を組み立てることと話すワン・クザイン選手は代表チームでプレーすることは名誉であり、国を背負ってプレーすることの意味は理解しているとも話しています。
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 現在U22代表候補合宿に招集されているのは25名ですが、今日11月19日のFIFAワールドカップ2022年大会予選のインドネシア戦に出場するフル代表からも、7名がU22代表に合流することが決まっており、その中にはフル代表の主力選手サファウィ・ラシド、シャマー・クティ・アッバ(いずれもJDT)やシャミ・サファリ(スランゴールFA)などがおり、東南アジア競技大会出場20名のメンバー入りへの競走は激しさを増しそうです。

PKNP FC主将はペラTBGへ移籍
 PKNP FCは今季はMFL1部で11位となり、来季は2部降格となる予定でしたが、急転直下で来季よりペラTBGのBチーム化が決定し、各選手の去就が注目されていましたが、今季チームの主将を務めたハフィズ・ラマダンはペラTBGへ移籍が決まったとスター電子版が伝えています。
 2011年から2014年はプレジデントカップチーム(U21)、2015年から2017年まではペラTBGでのプレー経験があるハフィズ選手にとっては、かつて在籍したチームへの復帰となります。
 以前ペラTBGでプレーしていた際にはレギュラーポジションカクトには至らなかったハフィズ選手は、PKNP FCでは主に左ウィングで起用され、主力選手の一人として活躍し、3月の国際大会エアマリンカップの際には代表候補合宿にも招集されるほどになりました。
 まずはメフメト・ドゥラコビッチ監督のスタイルや考え方を理解し、チームに慣れることが最優先となると話すハフィズ選手は、ペラTBGでのスターティングXI入り、そして代表入りを今後の目標としたいと語っています。