6月3日のニュース
U23アジアカップ-マレーシアは韓国に完敗
サッカー協会運営のエリートアカデミーが欧州へ3選手を派遣
スランゴールのニック・シャリフがトレンガヌに期限付き移籍

U23アジアカップ-マレーシアのグループステージ初戦は韓国に完敗

東南アジア競技大会シーゲームズ出場メンバーと全く同じメンバーでこのU23アジアカップに臨んでいるマレーシアは、シーゲームズで起用したシャヒール・バシャーとダニアル・アスリ(いずれもスランゴール)ではなく、海外組のハディ・ファイヤッド(アスルクラロ沼津)、ルクマン・ハキム(ベルギー1部KVコルトレイク)をFWに起用、GKも長身のラーディアズリ・ラハリムを先発させるなど高さと速さを重視する布陣で、前回2020年大会チャンピオンの韓国に挑みました。

試合直後の好機を活かせなかったマレーシアは、その後は守備に追われる時間が長く、攻撃でも中盤まではボールを持って上がれても、そこから先へ進めず、結局はGKまでボールを戻す場面が目立ちました。そうする間に徐々に韓国に押し込まれていきましたが、韓国FW陣のフィニッシュの精度の低さのおかげで前半は、韓国主将のイ・サンミンのヘディングゴールによる1失点に抑えて終了します。

後半に入るとマレーシアはさらに攻め込まれる場面が多くなり、後半開始直後のコーナーキックからのこぼれ球をペナルティーエリアの外からキム・テファンが蹴り込んで韓国が2-0とリードを広げます。それでもマレーシアDF陣は韓国の攻撃に耐える一方で、83分にはカウンターからムカイリ・アジマル(スランゴール)が抜け出し、1対1となったGKをかわしてシュートを決め、一時は1-2と1点差に迫りました。

しかしその5分後には同点を意識したのか前掛かり気味になったDFラインの裏に抜け出したチョ・ヨンウクがゴールを決めて韓国はリードを広げ、さらに試合終了間際にも同じようなパターンでマレーシアは失点し、終わってみれば1-4の完敗でした。予想はできていたこととはいえ、東南アジアなら許されるミスが韓国相手ではピンチを招くなど、ベトナム、タイと明らかにレベルが違う、アジアの現実を実感させられた試合でした。なお、マレーシアの次戦は6月5日(日)のタイ戦です。

6月2日(木)@ロコモティフスタジアム(タシュケント、ウズベキスタン)
韓国 4-1 マレーシア
⚽️韓国:イ・サンミン(31分)、キム・テファン(48分)、チョ・ヨンウク2(88分、90+2分)
⚽️マレーシア:ムカイリ・アジマル(83分)
🟨韓国(0)
🟨マレーシア(0)

(下は両チームの先発XIと試合のハイライト映像。映像はアストロアリーナの公式YouTubeチャンネルより)

なおグループステージC組のもう一試合は、ベトナムとタイが2-2で引き分けています。
6月2日(木)@ミリースタジアム(タシュケント、ウズベキスタン)
タイ 2-2 ベトナム
⚽️タイ:ベン・デイヴィス(34分)、スファナット・ムエアンタ(90+1分)
⚽️ベトナム:ファン・トゥアン・タイ (1分)、グエン・ヴァン・トゥン (73分)
🟨タイ(0)
🟨ベトナム(1):マン・ドゥン・ニャム 

U23アジアカップ2022 グループステージC組順位表(第1節終了時)

順位チーム得点失点得失差勝点
1韓国1004133
2タイ0102201
3ベトナム0102201
4マレーシア00114-30
サッカー協会運営のエリートアカデミーが欧州へ3選手を派遣

マレーシアサッカー協会FAMと青年スポーツ省傘下の国家スポーツ評議会が共同で運営するエリートアカデミーのモクタル・ダハリ・サッカーアカデミーAMDは公式Facebookで、アカデミーのトップ3選手がアカデミー卒業後の契約を目指すために欧州のクラブでトライアウトを兼ねた練習に出発しました。

今回の練習に参加するのはハイカル・ダニシュ、ロヒシャム・ハイカル、ムハマド・アブ・カリリの3選手で昨日6月2日にマレーシアを経ち今月19日まで、フランス2部リーグのアヌシーFCとルクセンブルグのラシンFCユニオン・ルクセンブルクの練習に参加するということです。

新型コロナの影響で2年間延期されてきた欧州クラブでの練習参加プログラムは、今後は毎年行われる予定だということです。

スランゴールのニック・シャリフがトレンガヌに期限付き移籍

Mリーグ1部スーパーリーグのトレンガヌは、同じスーパーリーグのスランゴールからニック・シャリフ・ハセフィを今季末までの期限付き移籍で獲得したことを、クラブ公式Facebookで発表しています。

25歳のニック・シャリフは、2020年シーズンにスリ・パハンでブレークすると、その2020年シーズン終了後に複数のクラブによる争奪戦を経て、スランゴールに移籍しました。しかし、移籍直後に左足首を痛め、2021年はトップチームでは出場機会がなく、今季もセカンドチームのスランゴール2で2部プレミアリーグの試合に出場していました。


6月2日のニュース
国際親善試合-マレーシアは香港に勝利
シャーミ・サファリが手術のため代表離脱
ペナンの新監督にザイナル前マラッカ・ユナイテッド監督が就任

6月8日から始まるAFC選手権アジアカップ2023年大会最終第3次予選のE組は、マレーシア、バーレーン、トルクメニスタン、バングラディシュの4カ国が出場してクアラルンプールで開催されますが、その先陣を切って昨日6月1日にトルクメニスタンとバーレーンがクアラルンプール入りしています。

トルクメニスタンはマレーシア入り前の5月27日にタイと試合を行い0-1で敗れています。またバーレーンは5月27日にミャンマーに2-0、一昨日5月31日にはタイに2-1と東南アジアのチームに連勝しています。のこうもう一つのチームであるバングラディシュは昨日、インドネシアにスコアレスドローと、各国とも最終第3次予選に向けた準備を進める中、FIFAランキング154位のマレーシアも先日のブルネイ戦に続き、昨日はキム・パンゴン監督がかつて指揮を取った同147位の香港代表との試合に臨みました。

国際親善試合-マレーシアは香港に勝利も士気高揚以外に見所なし

この試合でキム・パンゴン監督は、先週のブルネイ戦からDFディオン・クールズとMFシャマー・クッティ・アッバ以外の8名を入れ替えた先発XIを選択しています。
GKファリザル・マーリアス(JDT)
DFマシュー・デイヴィーズ(JDT)
DFシャールル・サアド(JDT)
DFディオン・クールズ(ベルギー1部SVズルテ・ワレヘム)
DFラヴェル・コービン=オン(JDT)
MFシャマー・クティ・アッバ(JDT)
MFアザム・アジー(スリ・パハン)
FWサファウィ・ラシド(JDT)
FWアリフ・アイマン(JDT)
FWダレン・ロック(PJシティ)
FWアキヤ・ラシド(JDT)

先発11名中8名がJDT、しかも元JDTのダレン・ロックとトランスファーウインドウ期間中にJDT移籍が噂されるアザム・アジーという布陣に対し、マレーシア同様、アジアカップ予選を控えるにもかかわらず、国内リーグの中断が長かった香港は明らかに動きが悪く、ブルネイ戦に続き、この試合もマレーシアが終始圧倒する試合になりました。

個人的には推しのダレン・ロックに両サイドのアキヤ・ラシドとアリフ・アイマンがボールを供給し、サファウィ・ラシドはダレン・ロックをサポートしながらも自由に動き回れるこのFW陣は良く機能し、この日の香港が相手ならもっと得点を挙げても良かったはずですが、前半はアキヤ・ラシドが倒されて得たPKをサファウィ・ラシドが決めた1点のみでした。

後半に入ると、キム監督はギリェルメ・デ・パウラ、モハマドゥ・スマレ、サフィク・ラヒム(いずれもJDT)、ファイサル・ハリム(トレンガヌ)を投入してさらにゴールを目指すも、この抗体では何も起こらず、後半もやはりファイサル・ハリムが倒されて得たFKが相手DFに当たってゴールとなっただけで、流れの中でのゴールは奪えませんでした。ちなみにこのFKを蹴ったサフィク・ラヒムは2014年のタイ戦以来となる8年ぶりの代表ゴール(通算16点目)でした。

ブルネイ、香港に連勝したものの両チームとも明らかに動きが悪く、そんな相手に2点しか挙げられなかったことが逆に不安です。この試合と並行しながら、同時刻に行われていたインドネシア対バングラディシュ戦もネット観戦しましたが、バングラディシュはブルネイや香港とは比べ物にならないほど当たりが激しく、アジアカップ予選は今回の国際親善試合のようにいかないことは明らかです。

そしてこの試合、最も強く感じたのはアキヤ・ラシドやサファウィ・ラシド、シャマー・クティ・アッバに所属するJDTでもっとプレー時間が与えられれば…ということでした。代表選手ながらJDTでは控えとなっている彼らがもっとプレー時間を与えられればもっと良い選手になるのではないかという思いでいっぱいでした。見ているこちらが楽しくなるようなアキヤ・ラシドのドリブル、サファウィ・ラシドの左足からの強烈なシュート、シャマー・クティ・アッバの試合を冷静に読む力は、今のJDTでの使われ方は文字通り宝の持ち腐れです。

6月1日(水)国際親善試合@ブキ・ジャリル国立競技場(クアラルンプール)
マレーシア 2-0 香港
⚽️マレーシア:サファウィ・ラシド(31分PK)、サフィク・ラヒム(90分)

(下はマレーシアと香港の先発XIと試合のハイライト映像。映像はスタジアムアストロのYouTubeより。

シャーミ・サファリが手術のため代表離脱

アジアカップ最終第3次予選に向けて最後の調整に余念がないマレーシア代表にとっては痛いニュースです。先日のブルネイ戦にも先発したシャーミ・サファリ(JDT)が代表チームから離れることを、マレーシアサッカー協会FAMが公式Facebookで告知しています。

これによると、健康状態が良くないシャーミ選手に健康診断を受けさせたところ、頭痛や蓄膿(ちくのう)を引き起こす副鼻腔炎(ふくびくうえん)の疑いがあると言う診断結果が出たと言うことです。なお治療が必要ということで代表を離脱することが発表されたシャーミ選手ですが、所属するJDTはその後、シャーミ選手が本日、副鼻腔炎の手術を受けることを発表しています。

シャーミ選手の離脱により、アジアカップ予選に向けた代表候補は29名となりました。

ペナンの新監督にザイナル前マラッカ・ユナイテッド監督が就任

Mリーグ1部スーパーリーグで唯一、まだ今季勝ち星がないペナンは、トマス・トルチャ監督との契約解除し、マンズール・アズウィラ コーチを監督代行としたものの、マンズール代行監督も0勝2敗と状況は改善していません。

そのペナンが、ザイナル・アビディン・ハサン監督の就任をクラブ公式Facebookで発表しています。なおザイナル監督は今季終了まで指揮を取るということです。ザイナル監督はt2017年と2018年シーズンに前身のペナンFAの監督を務めたこともあり、今回が再登板となりますが、2017年は1部スーパーリーグで最下位12位となり2部降格、翌2018年は2部プレミアリーグで10位と前回は結果を残せませんでした。

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ペナン監督退任後、2019年シーズンから3季連続で監督を務めたマラッカ・ユナイテッドでは6位、9位、8位と満足のいく結果は残せなかったものの、給料未払い問題により勝点剥奪処分を3季連続で受け、シーズン途中で選手が退団するなど、ザイナル監督自身では何もできない環境の中、選手から支持され、選手のモチベーションを高く維持したことで、クラブの2部プレミアリーグ降格を防いだ功績は評価されるべきものです。モチベーションという点ではおそらく最低の段階にいるペナンにとっては、ザイナル新監督という人選はうってつけではないでしょうか。


6月1日のニュース
サッカー協会はU23アジアカップの準決勝進出目標を撤回
JDTはACLに向けて大型補強を敢行か
スリ・パハンもFIFAの規定を使った帰化選手を獲得か

サッカー協会はU23アジアカップの準決勝進出目標を撤回

本日6月1日にウズベキスタンで開幕するAFC U23アジアカップにはマレーシアU23代表も出場しますが、当初、マレーシアサッカー協会FAMは準決勝出場(!)を今大会の目標に挙げていましたが、マレーシア語紙ウトゥサン・マレーシアによると、FAMは大会直前となった現在、この目標を撤回しているようです。

今大会ではマレーシアは、前回2020年大会優勝チームの韓国、各国のU23代表が出場して先月、開催された東南アジア競技大会通称シーゲームズの優勝チームのベトナムと準優勝チームのタイと同じC組に入っていますが、FAMはこれらの国と同組のグループステージを突破し、さらに準々決勝にも勝利して準決勝に進出することを目標に上げていました。

客観的に見ればグループステージ突破すら容易ではないこのC組にもかかわらず、高い目標を上げていたFAMのサイフディン・アブ・バカル事務局長は「準決勝進出と言う目標は撤回する。今大会はアジアの他のチームと対戦して経験を積む良い機会になることを望んでいる。」と一転してトーンダウンしています。

この目標転換についてサイフディン事務局長は、U23代表の現在の実力に基づいた現実的な目標を設定し直しただけだと述べています。「FAMはU23代表に対して悲観的になっているわけではなく、身の丈にあった目標を設定し直しただけだ。」と話したサイフディン事務局長は、目標がどうであれチームには全力を尽くすことを求めたいと話しています。

なお2018年大会に続いて2度目の出場となるマレーシアは6月2日に韓国、6月5日にタイ、そして6月8日にベトナムと対戦します。

JDTはACLに向けて大型補強を敢行か

Mリーグ1部スーパーリーグ首位のJDTは、トランスファーウィンドウで新たな戦力補強を行うことを発表しています。先日テクニカルディレクターのアリスター・エドワーズ氏の名前でクラブ公式Facebookに投稿された内容は、マレーシア人選手2名、外国籍選手2名を新たに獲得すると言う内容です。

この投稿後に俄然、注目が集まっているのが、今季は英国3部のピーターバラ・ユナイテッドでプレーした20歳のMFコービー・ジェー・チョンです。英国生まれながらマレーシア人の父親を持つコービー選手は、マレーシア人選手として登録でき、また来季の契約が更新されなかったことが明らかになっています。

JDTは昨季、英国1部EPLのウルヴァーハンプトン・ワンダラーズU23から、やはり英国生まれながら母親がマレーシア人のナタニエル・シオ・ホンワンを獲得しており、似たような経歴を持つコービー選手の獲得は可能性が高そうです。

また別のメディアでは、スリ・パハンでプレーするMFアザム・アジー、ヌグリスンビランでプレーするDFクザイミ・ピーの両代表選手もこのトランスファーウィンドウでJDTに移籍するのでは、と言った噂もあります。

さらに大穴的な予想として、2017年から昨季までJDTでプレーしたFWゴンザロ・カブレラが、同一国で5年連続プレーすることで帰化選手として登録が可能となるFIFAの規定を利用して帰化し、マレーシア人選手としてJDTの戻ってくると言う噂もあります。アルゼンチン出身でイラク国籍を持つカブレラ選手は、JDT在籍5年間で90試合に出場し、クラブ史上最多となるリーグ通算ゴール43ゴールを挙げていますが、昨季終了後は退団していました。

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悲願のACLグループステージ突破を成し遂げたJDTは、浦和レッズとの対戦が決まっている準々決勝に向けて、かつてない補強を行いそうですが、これによりますますJDTの代表チーム化が進む一方で、帰化選手と外国籍選手だけのチーム編成にも近づきそうです。ACLでマレーシアのクラブが躍進してくれれば、それは喜ばしいことですが、このような強化方針によって国内出身選手の機会は減るわけで、マレーシアのサッカー全体にとってみるとマイナスの影響もありそうです。

スリ・パハンもFIFAの規定を使った帰化選手を獲得か

Mリーグ1部スーパーリーグでここまで2勝2分4敗の8位のスリ・パハンも、JDT同様に帰化選手の獲得が近いと、サッカー専門サイトのヴォケットFCが伝えています。

英国出身のリー・タックとアルゼンチン出身のエセキエル・アグエロは、スリ・パハンが既に帰化手続きを進めている選手で、6月24日のトランスファーウィンドウ期間最終日までにはその手続きが完了しそうだと、この記事では述べられています。

33歳のタック、28歳のアグエロの両選手は、父母や祖父母にマレーシア人はいませんが、いずれも2017年シーズンからMリーグでプレーしており、FIFAが規定する「同一国に5年間以上継続して居住する」という帰化選手登録のための条件を満たしていることから、今年に入って帰化手続きが進められていました。

スリ・パハンはこれ以前にもガンビア出身のモハマドゥ・スマレ(現JDT所属)を帰化させてマレーシア人選手として登録した実績もあります。

国内クラブだけでなく、マレーシアサッカー協会FAMも代表チーム強化のための「帰化選手養成プログラム」の一環として、ブラジル出身のギリェルメ・デ・パウラとコソボ出身のリリドン・クラスニキ(いずれもJDT所属)の帰化申請を行い、両選手は昨年2021年に晴れてマレーシア代表選手としてデビューしています。しかし、両選手はFIFAワールドカップ2022年大会予選などで「帰化選手」として期待されていたほどの活躍が見せられずが、FAMには批判が殺到、その結果としてFAMは「帰化選手養成プログラム」の凍結を発表する事態となっています。

しかしその一方で、FAMはMリーグのクラブによる所属選手の帰化申請についてはこれを阻むことはしないことも表明しており、タック、アグエロ両選手の帰化には特に障害はありません。

JDTも今季はスーパーリーグのペナンでプレーするブラジル出身で27歳のエンドリックを来季獲得し、帰化申請を行うことを明らかにしており、Mリーグは今後も帰化選手が続々と誕生しそうです。

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Mリーグには、マレーシア国外で生まれ育ちながら、父母や祖父母がマレーシア人であることから帰化してマレーシアパスポートを取得する「ハイブリッド」と呼ばれる帰化選手と、上記のタック、アグエロ両選手のように5年間滞在後に申請を行って帰化する帰化選手の2つのタイプの帰化選手が存在します。

JDTで言えば、ラベル・コービン=オン、マシュー・デイヴィーズ、ナチョ・インサ、ナタニエル・シオ・ホンワンが「ハイブリッド」帰化選手、ギリェルメ・デ・パウラ、リリドン・クラスニキ、そしてモハマドゥ・スマレがFIFA規定による帰化選手です。特にハイブリッド帰化選手は、2010年代後半から増え続けており、今季もブレンダン・ガン、クェンティン・チェン、サミュエル・サマーヴィル(いずれもスランゴール)、デヴィッド・ロウリー、ニコラス・スウィラッド(いずれもスリ・パハン)、ドミニク・タン(サバ)、ダレン・ロック(PJシティ)がおり、またマレーシア国外でプレーする代表選手にはディオン・クールズ(ベルギー1部SVズルテ・ワレヘム)やジュニオール・エルドストール(タイ1部チョンブリー)がいます。

5月31日のニュース
U23アジアカップ-マロニー監督はムカイリ・アジマルとニック・アキフを大会のキーマンに指名
クダはトランスファーウィンドウで中東出身選手を獲得か
アセアン女子選手権のグループ分け決定-マレーシアは王者タイやオーストラリアと同組に

U23アジアカップ-マロニー監督はムカイリ・アジマルとニック・アキフを大会のキーマンに指名

いよいよ今日6月1日にウズベキスタンのタシケントで開幕するAFC U23アジアカップ。この大会ではグループステージC組に入っているマレーシアの初戦は明日6月2日の韓国戦となりますが、ブラッド・マロニー監督はムカイリ・アジマル(スランゴール)とニック・アキフ(トレンガヌ)の両選手をこの大会のキーマンと考えていると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。

「現時点では先発XIは固定せず、それぞれの試合に向けて23名の選手から先発メンバーを選ぶつもりだが、ムカイリとニックは鍵になる選手なので、全ての試合で先発することになるだろう。」と述べたマロニー監督は、それぞれの選手が対戦相手にとっては脅威となりうる長所があるとし、それを元にチーム内での競争を制した選手を起用したいと話しています。

AFC U23アジアカップC組では、マレーシアは6月2日の韓国を皮切りに、6月5日にはタイ、6月8日にはベトナムの各チームと対戦します。

クダはトランスファーウィンドウで中東出身選手を獲得か

Mリーグ1部スーパーリーグは、マレーシア代表がAFC選手権アジアカップ2023年大会最終3次予選に出場することもあり、第9節を終えてから今月半ばまで中断中です。また先月末からは今年2度目のトランスファーウィンドウとなっており、ここ数週間は選手の退団、加入のニュースが増えそうです。

そんな中、マレーシア語紙ブリタハリアンは、クダが中東出身のフォワードの選手を獲得を目指していると報じています。

クダのアイディル・シャリン監督は、ケガの治療に専念するために第9節終了後に引退を選んだDFチャン・ソグォンに代わる選手として複数のミッドフィルダーと交渉中であることを明らかにしています。「候補者の数名とは交渉中で、そのうちの1人は中東出身の選手である。」と話したアイディル監督は、スーパーリーグ後半戦だけでなく、今月6月24日から始まるAFCカップに向けて、新たな選手の獲得は欠かせないと話しています。

またアキレス腱を痛め、既に今季の復帰が無理と伝えられるFWデニス・ブシェニングに代わるアセアン東南アジア枠の外国籍選手の入れ替えも必死ですが、この枠についてもブシェニング選手同様、タイの選手が後方に上がっていることも、この記事では伝えられています。

アセアン女子選手権のグループ分け決定-マレーシアは王者タイやオーストラリアと同組に

東南アジアサッカー連盟AFFは公式サイト上で、今年7月に開催される第12回AFF女子選手権のグループ分けを発表しています。

史上最大の11ヵ国が出場する今回の大会は7月4日から17日までフィリピンで開催されますが、グループステージの振り分けを決める抽選が先日、マニラで開催され、マレーシアは、来年のFIFA女子ワールドカップに出場するフィリピンなどと同じA組となっています。このA組には過去4回都最多優勝を誇るタイ、来年の女子ワールドカップ開催国オーストラリアの他、シンガポール、インドネシアが入っています。

一方のB組には前回2019年大会のチャンピオンで、やはり女子ワールドカップ出場を決めているベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジア、東ティモールが入っています。

試合はラグナ州のビニャンフットボールスタジアムビナン、マニラのリサール記念フットーボルスタジアム、カヴィテ州のイムスグランドスタンドなどを試合会場に開催されます。

*****

先月の東南アジア競技大会通称シーゲームズでは、女子フットサルには代表チームを出場させた一方で、女子サッカーへの出場を見送ったマレーシアサッカー協会FAMは、女子サッカー軽視との批判を浴びました。女子代表が国際試合大会に出場したのは、昨年9月のAFC女子アジアカップ予選が最後でしたが、このAFF選手権に出場するのであれば、同じ東南アジアの各国と対戦できるシーゲームズは絶好の力試しだったと思うのですが、FAMはそうは考えなかったようです…。


Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第9節結果とハイライト

Mリーグ2部プレミアリーグ今季2022年シーズン第9節が5月27日から5月28日にかけて開催されました。
(各試合のハイライト映像は、MFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年5月27日(金)@サラワク州立スタジアム(サラワク州クチン)
クチンシティ 2-1 ペラ
⚽️クチン:アリフ・ハサン(36分)、アブ・カマラ(59分)
⚽️ペラ:ハキミ・マット・イサ(63分PK)
🟨クチン(0)
🟨ペラ(1):アリフ・ザカリア
MOM:ヒディル・イドリス(クチンシティ)

 クチンシティの谷川由来選手は先発して、フル出場しています。

2022年5月27日(金)@KLフットボールスタジアム(クアラ・ルンプール)
クランタン 0-0 クランタン・ユナイテッド
🟨クランタン(2):サイド・ソブリ、ナタニエル・シリンゴ・リンゴ
🟨クランタン・ユナイテッド(1):アミド・サリフ
MOM:カイルル・リザム(クランタン・ユナイテッド)

 いずれもマレー半島北部のクランタン州を本拠地とする両チームの「クランタン・ダービー」がまさかのクアラ・ルンプール開催。
 本来ならクランタン州のコタ・バルでしか観戦できないはずの「クランタン・ダービー」が、コタ・バルから450キロ以上離れたクアラ・ルンプールで開催ということで、観戦してきました。観衆は1200名ほどでしたが、試合前にはマレーシア国家の斉唱に続き、クランタンサポーターのリードでクランタン州歌をスタンド全体が歌い、両チームの選手もそれを直立して聞くなど、いつものプレミアリーグの試合とは異なる雰囲気の試合でした。
 試合の方は、前節のクチンシティ戦とは違い、気のせいかクランタン・ユナイテッドの選手たちの動きは良く、リーグ首位と好調のクランタンと引き分けています。
 一方クランタンでは、マレーシア人選手トップの5ゴール(8試合)を挙げ、A代表に招集すべきとの声も上がっていたクランタンのヌルシャミル・アブドル・ガニに注目しましたが、絶対的な好機を決め切れないなど、少なくともこの試合を見る限りでは、まだA代表に呼ばれるべき選手とは言えないという印象でした。
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平、本山雅志両選手は先発して、フル出場しています。

2022年5月27日(土)@MBPGスタジアム(ジョホール州パシル・グダン)
JDT II 3-2 スランゴール2
⚽️JDT:フェルナンド・ロドリゲス2(53分、60分PK)、ガブリエル・ニーストロイ(90+2分)
⚽️スランゴール:ニック・シャリフ・ハセフィ(29分)、カイリ・スフィアン(76分)
🟨JDT(2):フェルナンド・ロドリゲス、ガブリエル・ニーストロイ
🟨スランゴール(2):イクマル・ラムラン、ザーリル・アズリ
MOM:ニック・シャリフ・ハセフィ(スランゴール2)

2022年5月28日(土)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
FAM-MSNプロジェクト 1-5 トレンガヌII
⚽️FAM:ハズワン・ハサン(50分)
⚽️トレンガヌ:ファイズ・ナシル(4分)、ジョーダン・ミンター2(17分、43分)、ズアシャラフ・ズルキフリ(51分)、ワン・ハズリ・ワン・ガザリ(80分)
🟨FAM(0)
🟨トレンガヌ(1):ルーク・ウッドランド

2022年5月28日(土)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
UITM 1-1 PDRM
⚽️UITM:ザリフ・ナズハン(2分)
⚽️PDRM:マルティン・アダメッツ(30分)
🟨UITM(5):ファリス・ハフィズ、アイズル・アシュラフ、ラフィ・マット・ヤアコブ、ファリス・ザブリ、ラマダン・ハミド
🟨PDRM(2):アリフ・ナキュイディン、アレクサンダー・アムポンサ
MOM:ファリス・ハフィズ(UITM)

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第9節終了時)

チーム得失差勝点
1KEL97111551022
2JDT970222111121
3TRE96121961319
4KLU943298115
5KCH84221412214
6PDRM93241218-611
7SEL82339819
8UITM9216613-77
9FAM901837-141
10PRK9207920-11*-3
ペラ(PRK)は給料未払い問題の解決が遅れたことにより、勝点9の剥奪処分を受けています。
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRE-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

2022年シーズン プレミアリーグ 得点ランキング(第9節終了時)

ゴール数選手名所属
18フェルナンド・ロドリゲスJDT
27マルティン・アダメックPDRM
7ジョーダン・ミンターTRE
36ンジョク・ジェイコブKLU
45ヌルシャミル・アブドル・ガニKEL
54アブ・カマラTRE
4ニック・シャリフ・ハセフィSEL
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRE-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

5月29日のニュース
2年半振りの国内代表戦はブルネイに快勝
U23アジアカップのU23代表最終メンバー23名発表

2年半振りの国内代表戦はブルネイに快勝

昨日5月27日にブキ・ジャリル国立競技場でマレーシア代表対ブルネイ代表の試合が行われ、FIFAランキング154位のマレーシアが同191位のブルネイを4ー0で破っています。

2019年11月19日のFIFAワールドカップ2022年大会アジア2次予選のインドネシア戦以来、およそ2年半振りに開催されたマレーシア国内での代表は、今年2月に就任したキム・パンゴン監督の国内初試合でもありました。(マレーシア代表は3月にフィリピン、シンガポールの両代表と対戦していますが、試合はシンガポールで開催されています。)

来月6月8日から始まるAFC選手権アジアカップ2023年大会の最終3次予選に先立つこの日の試合の相手は、当初はFIFAランキング152位のミャンマーと発表されていましたが、いつの間にかブルネイに変更されていました。(ちなみにミャンマーはこの日、マレーシアがアジアカップ3次予選で対戦するバーレーンと試合を行い、0-2で敗れています。)

キム監督の国内デビューということで、先発XIの顔ぶれに注目が集まりましたが、この日の先発メンバーは以下の通りでした。

GKカイルルアズハン・カリド(スランゴール)
DFディオン・クールズ(SVズルテ・ワレヘム-ベルギー1部)
DFジュニオール・エルドストール(チョンブリーFC-タイ1部)
DFクザイミ・ピー(ヌグリスンビラン)
MFシャーミ・サファリ(JDT)
MFシャマー・クティ・アバ(JDT)
MFサフィク・ラヒム(JDT)
MF V・ルヴェンティラン(PJシティ)
FWモハマドゥ・スマレ(JDT)
FWシャフィク・アフマド(クダ)
FWファイサル・ハリム(トレンガヌ)

今回、代表合宿初参加となった20歳のV・ルヴェンティランがいきなり先発した他、ケガから復帰したジュニオール・エルドストール、そしてディオン・クールズの海外組もキム監督となって初先発を果たしています。またキム監督就任以来、代表に復帰しているサフィク・ラヒムが2018年以来となる主将を務めました。

試合自体は開始からマレーシアがブルネイを圧倒し、4~0のスコア以上にマレーシアの圧勝で、むしろ4点しか取れなかったことが課題として浮き彫りになった感があります。さらに言えば、終始選手の顔から笑顔が絶えないような試合をしても勝てるブルネイを相手にしかマッチメイクできなかったマレーシアサッカー協会FAMに非難の声が上がっても良さそうなところですが、そう言った声は聞こえてきません。

アジアカップ予選前の最後の練習試合として来週5月30日には香港代表との試合も組まれています。キム監督がかつて指揮を取った香港はFIFAランキング147位とマレーシアとほぼ同じランキングのチームですが、そう言った相手に今日と同じような余裕を持った試合運びができるのかどうかに注目が集まりそうです。

5月27日(金)
国際親善試合@ブキ・ジャリル国立競技場(クアラルンプール)
マレーシア4-0 ブルネイ
⚽️マレーシア:シャフィク・アフマド(18分)、シャマー・クティ・アバ(45分)、ファイサル・ハリム(58分)、ギリェルメ・デ・パウラ(83分PK)
(以下はこの試合の先発メンバーと試合のハイライト映像。映像はアストロアリーナの公式YouTubeより)

U23アジアカップのU23代表最終メンバー23名発表

マレーシアサッカー協会FAMは公式サイト上で、来月6月1日にウズベキスタンで開幕するAFC U23アジアカップに出場するU23代表の最終メンバーを発表しています。

マレーシアU23代表は先日、ベトナムで開催された東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場し、準決勝でベトナムに敗れ、3位決定戦ではインドネシアにも敗れて4位となっています。U23代表のブラッド・マロニー監督は、シーゲームズから帰国後のU23代表候補合宿では、A・セルヴァン(ヌグリスンビラン)ら複数の選手を合宿に参加させていましたが、最終的にはシーゲームズに出場した20名と大会で新型コロナ感染者が出た場合に備えて予備登録だった3名を最終メンバーとして発表し、新たな選手は招集しませんでした。

メンバー発表後には、ラマダン・サイフラー、ナサニエル・シオ・ホンワン(いずれもJDT)を推す声なども上がりましたが、マロニー監督は、これまで数年に渡って一緒にプレーしてきた現有戦力で大会に臨むことが最善と考えているとコメントしています。

マレーシアはこの大会ではグループステージC組で前回2020年大会優勝の韓国、先日終了した東南アジア競技大会通称シーゲームズ優勝のベトナム、準優勝のタイと同組となっています。試合日程は初戦となる6月2日に韓国(キックオフ午後9時-マレーシア時間)、6月5日にタイ(同午後11時)、6月8日にベトナム(同午後9時)となっています。なおこの大会では、各組の上位2チームがノックアウトステージとなる準々決勝(6月11日および12日)に進みます。また準決勝は6月15日、決勝は6月19日に予定されています。

*****

オーバーエイジ選手3名の出場が認められているシーゲームズでは各国がその枠を活用して勝利を挙げた一方で、あえて、U23の選手だけで大会に臨んだマレーシア。東南アジア各国が必死にメダルを取りに行く中で、シーゲームズはあくまでもU23アジアカップへの過程として臨んだ結果は4位でして。U23アジアカップのグループステージでは、シーゲームズでも対戦したタイ、ベトナムと同組となっていますが、グループステージ突破を目標とするマレーシアは、まずこの両国との対戦で、特にベトナムに対してシーゲームズの借りを返せるかどうかにかかっていると言えそうです。

以下が今回発表されたU23代表23名です。

ポジション氏名年齢所属
MF#ムカイリ・アジマル21スランゴール
DF#*ジクリ・カリリ20スランゴール
DF#アズリン・アフィク20スランゴール
DF#クエンティン・チェン23スランゴール
DF#*ハリス・ハイカル20スランゴール
FWダニアル・アスリ22スランゴール
FWシャヒル・バシャー21スランゴール
DF#*ファイズ・アメル19スランゴール2
MF#ニック・アキフ23トレンガヌ
DF#アザム・アズミ21トレンガヌ
MF#シャフィク・イスマイル22トレンガヌ
DF#ハイリー・ハキム22トレンガヌ
GKラーディアズリ・ラハリム21トレンガヌ
MF*ヌル・アズファル22トレンガヌII
FWサフアン・マズラン20トレンガヌII
MF#ウマル・ハキーム20JDT II
MF#*シャフィ・アズスワド21JDT III
GK#アズリ・アブドル・ガニ23KLシティ
FW#ルクマン・ハキム20KVコルトレイク(ベルギー1部)
FW#アイマン・アフィフ21クダ
DF*ウバイドラー・シャムスル19FAM-MSNプロジェクト
FWハディ・ファイヤッド22アスルクラロ沼津
GK*フィルダウス・イルマン21PDRM
#は昨年10月のAFC U23アジアカップ予選の出場メンバー、*は今年2月のアセアンサッカー連盟AFF U23選手権の出場メンバー

5月27日のニュース
FIFAによるペラへの制裁は未だ解除されず
スリ・パハンの前監督はフィリピン代表監督に復帰
ノア・レインはパスポート取得が間に合わずU23代表招集は見送りか

今日はA代表がおよそ3年ぶりとなる国内での代表戦でブルネイと対戦します。キム・パンゴン監督の国内デビューともなるこの試合は、来月、クアラルンプールで開催されるAFC選手権アジアカップ2023年大会最終予選の準備の一環として行われます。キム監督率いる新生マレーシア代表がサポーターのハートを掴めるのかに注目です。

FIFAによるペラへの制裁は未だ解除されず

Mリーグ2部プレミアリーグは今日から第9節となりますが、テレコミュニケーション企業のXOX社が新たにオーナーとなったペラに対してFIFAが科している制裁措置は未だ解除になっていないと、マレーシア語紙ウトゥサン・マレーシアが報じています。

選手や監督、コーチへの未払い給料問題により、新たな選手獲得禁止処分をFIFAより科せられているペラは、新たなオーナーのXOX社が在籍選手に関しては未払い給料を完済していますが、かつて在籍した外国籍選手への未払い給料の支払いが終わっていないことから、FIFAの制裁が解除されていないということです。

さらにXOX社は給料未払いとなっているかつて在籍した外国籍選手の正確な未払い額を把握できておらず、現在は各選手の代理人に問い合わせをしている最中であるとウトゥサン・マレーシアの記事では説明される一方で、今月5月28日から6月24日までのトランスファーウィンドウ期間が終了するまでには、未払い問題が解消され、新たな選手の補強が可能になるだろうという関係者の話も併せて伝えています。

また新たなオーナーとなったXOX社は、現在、プレミアリーグ最下位で勝点マイナス6となっている現場の再建を優先し、新たなCEOなどの任命は現在の最優先事項ではないと考えていることも報じています。

スリ・パハンの前監督はフィリピン代表監督に復帰

昨季2021年シーズンにMリーグ1部スーパーリーグのスリ・パハンの監督に就任しながら、わずか2試合で「休養」となったトマス・ドゥーリー氏がフィリピン代表の監督に復帰すると、フィリピンの英字紙デイリー・インクワイアーが報じています。

元アメリカ代表として2度のワールドカップにも出場しているドゥーリー氏は2014年から2018年までフィリピン代表監督を務めており、今回は4年ぶりの復帰となります。

フィリピン代表監督復帰を自身のFacebookで公表したドゥーリー氏は、来月6月8日からモンゴルで開催されるAFC選手権アジアカップ最終予選を前に辞任したスコット・クーパー前監督を引く継ぐ形での就任となりました。

ドゥーリー氏は前回、監督を務めた際にはフィリピン代表をアジアカップ2019年大会本戦出場に導いていますが、本戦前には契約が延長されませんでした。(フィリピンサッカー協会はその後、元英国代表の主将を務めたテリー・ブッチャーの監督就任を発表も、最終的には元英国代表監督なども務めたスヴェン・ゴラン・エリクソンが本戦で指揮を取っていますが、韓国、中国、キルギスと同組のグループステージでは0勝3敗で敗退しています。)

ノア・レインはパスポート取得が間に合わずU23代表招集は見送りか

東南ジア競技大会通称シーゲームズに出場したU23代表合宿に参加したものの、選手登録が間に合わず大会出場はならなかったのが、フィンランド出身で、父親がマレーシア人のノア・レイン(SJK-フィンランド1部)でした。

来月6月に開催されるAFC U23アジアカップに向けて、U23代表は今週日曜日5月29日に開催地となるウズベキスタンへ向けて出発しますが、レイン選手は未だマレーシアパスポートが取得できておらず、U23アジアカップへの出場は難しそうだと、英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。

ベトナムでシーゲームズから戻ったU23代表は、U23アジアカップに向けて合宿中ですが、シーゲームズ前にケガで代表合宿を離脱したA・セルヴァン(ヌグリスンビラン)とノア・レインもこの合宿に参加しています。

U23代表のブラッド・マロニー監督はレイン選手の合宿でのプレーぶりを評価していると話す一方で、パスポートの取得に時間がかかっていることを認め、U23アジアカップには参加できない可能性が濃厚だと話しているということです。

U23アジアカップのグループステージC組のマレーシアは、韓国、そしてシーゲームズでも対戦したベトナム、タイと同組になっており、6月2日は韓国、5日にタイ、そして8日にベトナムと対戦します。

Mリーグ2部プレミアリーグ
2022年シーズン第8節結果とハイライト映像

Mリーグ2部プレミアリーグ今季2022年シーズン第8節が5月20日から5月22日にかけて開催されました。
(各試合のハイライト映像は、MFLの公式YouTubeチャンネルより)

2022年5月20日(金)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
クランタン・ユナイテッド 0-0 クチンシティ
🟨クランタン(2):アキフ・アフィジ、カイルル・リザム・チェ・ソー
🟨クチン(1):マズワディ・ゼケリア、アダム・シリーン・タムビ
MOM:深井脩平(クランタン・ユナイテッド)

 クランタン・ユナイテッドはンジョク・ジェイコブ、クチンシティはキアヌ・マーシュ=ブラウンと外国籍FWを欠いた両チームの対戦は、深井脩平とアイルトンがそれぞれ最終ラインをしっかりコントロールし、スコアレスドローに終わっています。
 クランタン・ユナイテッドの深井脩平と本山雅志両選手は先発し、ディフェンスで孤軍奮闘した深井選手はフル出場しMOMを獲得しています。また本山選手は前半で途中交代しています。また、クチンシティの谷川由来選手は先発して、フル出場しています。

2022年5月20日(金)@スルタン・イスマイル・ナシルディン・シャースタジアム(トレンガヌ州クアラ・トレンガヌ)
トレンガヌII 2-1 JDT II
⚽️トレンガヌ:ズアスラフ・ズルキフリ(62分)、ワン・ファズリ・ガザリ(85分)
⚽️JDT:ビエンベニード・マラニョン(43分)
🟨トレンガヌ(4):ズアシュラフ・ズルキフリ、ルーク・ウッドランド、アキル・イラファヌディン、ファズリ・ガザリ、サイド・ナスルルハク
🟨JDT(2):アイサル・ハディ、フェロズ・バハルディン
MOM:ファイズ・ナシル(トレンガヌII)

 U23代表に主力選手が参加しているトレンガヌが6連勝中だった首位のJDT IIを破って4位に浮上。敗れたJDTは2位に後退しています。

2022年5月21日(土)@ペラスタジアム(ペラ州イポー)
ペラ 0-2 UITM
⚽️UITM:イズマン・ソレヒン(65分)、ファレズ・アイマン(83分)
🟨ペラ(3):イドリス・アフマド、アクマル・ハジム、ロイザット・ダウド
🟨UITM(3):ナシラン・エリアス、アルハン・クシャイリ、アリフ・サフワン
MOM:ラムダン・アブドル・ハミド(UITM)

 今季2部降格のUITMが最下位のペラを破って今季初勝利を挙げています。勝点9の剥奪処分を受けているペラは勝点がマイナスのままです。

2022年5月21日(土)@KLフットボールスタジアム(クアラルンプール)
PDRM 1-0 FAM-MSNプロジェクト
⚽️PDRM:ナビル・ラトピ(47分)
🟨PDRM(5):アズリー・レザ、D・ガナサン、アリフ・ナクイディン、カイズラン・プテラ、アレクサンダー・アンポンサ
🟨FAM(1):ハイカル・サハル
MOM:アミール・アリ(PDRM)

 今季未勝利だったUITMがこの日、ペラを破ったため、プレミアリーグではFAM-MSNプロジェクトが未だ今季未勝利の唯一のチームとなりました。

2022年5月22日(日)@UITMスタジアム(スランゴール州シャー・アラム)
スランゴール2 0-1 クランタン
⚽️クランタン:サイド・ソブリ(61分)
🟨スランゴール(2):イクマル・ラムラン、アリフ・ファルハン
🟨クランタン(2):アリプ・アミルディン、イクワン・ヤゼク
MOM:サイド・ソブリ(クランタン)

 勝ち点で並んでいたJDTが敗れたため、4連勝のクランタンが今季初の首位に浮上。トレンガヌ同様、U23代表に主力選手が参加中のスランゴールは3試合連続引き分けの後の敗戦となりました。なおスランゴールはこの試合も含め、過去4試合で1ゴールしか挙げていません。

2022年シーズン プレミアリーグ順位表(第8節終了時)

チーム得失差勝点
1KEL87011551021
2JDT86021991018
3KLU842298114
4TRE741294513
5KCH6321116511
6PDRM83141117-610
7SEL72327529
8UITM7106412-83
9FAM701621-91
10PRK8206818-10*-3
ペラ(PRK)は給料未払い問題の解決が遅れたことにより、勝点9の剥奪処分を受けています。
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRE-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

2022年シーズン プレミアリーグ 得点ランキング(第8節終了時)

ゴール数選手名所属
16ンジョク・ジェイコブKLU
6フェルナンド・ロドリゲスJDT
6マルティン・アダメックPDRM
45ヌルシャミル・アブドル・ガニKEL
5ジョーダン・ミンターTRE
53ニクソン・ギリェルメKEL
3ニック・シャリフ・ハセフィSEL
3ムサ・シディベJDT
3アブ・カマラKCH
ビエンベニード・マラニョンJDT
KEL-クランタン、PRK-ペラ、KLU-クランタン・ユナイテッド、TRE-トレンガヌII、SEL-スランゴール2、FAM-FAM・MSNプロジェクト、KCH-クチンシティ、JDT-JDTII

5月25日のニュース
東南アジア競技大会-PK戦敗退のマレーシアはメダルを逃す
JDTがクダに期限付き移籍中のシャフィク・アフマドの復帰を発表
アセアン選手権のスポンサーがスズキ自動車から三菱電機へ-今年末の大会から大会名称も三菱電機カップに

来月、クアラルンプールで開催されるAFC選手権アジアカップ最終予選を前に、2試合の国際親善試合が予定されていますが、初戦の相手がミャンマーからブルネイとなることが発表されています。最新のFIFAランキングで154位のマレーシアにとって、同152位のミャンマーはちょうど良い相手だったのですが、それが同166位のブルネイに代わった背景には、マレーシア政府がミャンマーの軍事政権に反対する「国家統一政府(NUG)」の外相と会談したことが背景にあるかも知れません。

マレーシア、ミャンマーの両国も加盟する東南アジア諸国連合ASEAN加盟国の閣僚として初めて、マレーシアのサイフディン・アブドラ外相がNUGのジン・マー・アウン外相とアメリカのワシントンD.C閣僚と会談し、人道支援やミャンマー難民の支援などについて協議したことが報じられています。当時、ワシントンD.C.では、米国とASEANのサミットが開催されており、ASEANはミャンマーの軍事政権代表者のサミット出席を拒否していました。

NUGをテロ組織としている軍事政権にとって、国際社会では承認を得られていないNUGとのみ協議を行うことを表明しているマレーシアとは代表戦は行えない、といったところかも知れません。

ちなみにマレーシア代表とブルネイ代表が最後に対戦したのは、U23代表の対戦になる前の東南アジア競技大会通称シーゲームズ1999年大会と20年以上も前のことでした。隣国ながらこれほど長い間対戦がなかったのも驚きですが、ブルネイで開催されたこの1999年のシーゲームズでは、マレーシア代表はブルネイ代表を2-0で破っています。

東南アジア競技大会-PK戦敗退のマレーシアはメダルを逃す

5月22日に開催された東南アジア競技大会シーゲームズの3位決定戦で、マレーシアU23代表はインドネシアU23代表と対戦しました。

この日の先発XIは、準決勝で負傷したGKアズリ・アブドル・ガニ(KLシティ)に代わり、ラーディアズリ・ラハリム(トレンガヌ)が今大会初先発し、またFWルクマン・ハキム(KVコルトレイク-ベルギー1部)に代わり、本来はDFながらこの大会では中盤で起用されているサフワン・マズラン(トレンガヌII)が起用されました。

準決勝ではいずれも延長120分を戦っていた両チームですが、強烈なライバル関係もあってか、試合は疲労の後も見せず開始直後から激しくぶつかり合います。しかしマレーシアのラーディアズリ・ラハリム、インドネシアのエルナンド・アリの両GKの好セーブやゴールポストなどに阻まれ、前半は0-0で終了します。

後半に入ってもゴールシーンがないまま試合が進んだ70分、A代表でもプレーする、シン・テヨン監督の「秘蔵っ子」17歳のFWロナルド・クワテのゴールでインドネシアが先制しました。しかし、マレーシアも80分にハディ・ファイヤッド(アスルクラロ沼津-J3)が今大会3得点目となるゴールを決めてすぐに同点に追いつきます。

その後は両チームとも得点できないまま90分を終え、1-1と決着がつきませんでした。今大会では3位決定戦は延長戦はなく、PK戦が採用されており、銅メダルを賭けてのPK戦が始まりました。先攻のマレーシアは1人目のハディ・ファイヤッドがGKに止められたものの、インドネシアも1人目のアスナウィ・マンクアラムがゴールポストに当てて外しタイ、しかしマレーシアは3人目のルクマン・ハキムが枠を捉えられず、インドネシアは残る3選手が全員決めて、結局、3-4でインドネシアに敗れて、2017年のクアラルンプール大会以来となる2大会ぶりのメダル獲得はなりませんでした。

東南アジア競技大会2021年大会
3位決定戦
5月22日(日)
ミーディン国立競技場(ハノイ-ベトナム)
インドネシア 1-1 マレーシア(PK戦 4-3)
⚽️インドネシア:ロナルド・クワテ (70分)
⚽️マレーシア:ハディ・ファイヤッド(80分)
🟨インドネシア(0)
🟨マレーシア(0)
(下はマレーシアU23代表とインドネシアU23代表の先発XIとこの試合のハイライト映像。今回はマレーシア視点、インドネシア視点、そしてシンガポールのメディアによる中立視点で見て下さい。マレーシア視点の映像はアストロアリーナ、インドネシア視点の映像はインドネシアのTV局RCTI、そして中立視点はシンガポールのメディアコープの各公式YouTubeより)

東南アジア競技大会2021年大会
決勝
5月22日(日)
ミーディン国立競技場(ハノイ-ベトナム)
ベトナム 1-0 タイ
⚽️ベトナム:マン・ドゥン・ニャム (83分)
🟨タイ(0)
🟨インドネシア(0)

インドネシア対マレーシアの3位決定戦の後に行われた決勝では、地元ベトナムがタイを破り金メダルを獲得し、前回2019年フィリピン大会に続く2連覇を達成しています。
(映像はシンガポールのメディアコープの公式YouTubeより)

JDTがクダに期限付き移籍中のシャフィク・アフマドの復帰を発表

Mリーグ1部スーパーリーグのJDTは、クラブ公式Facebook上で、同じスーパーリーグのクダに期限付き移籍してた代表FWのシャフィク・アフマドが、5月28日からのトランスファーウィンドウ期間にJDTに復帰することを発表しています。

2019年のFIFAワールドカップ2022年大会アジア予選から代表に招集されながら、新型コロナ禍の中でJDTではセカンドチームでもベンチ入りできなくなっていたシャフィク選手は、出場機会を得るために当初は1年間の期限付きでクダへ移籍と発表されていました。しかし、5月20日に発表された突然すぎるこの期限付き移籍終了については多くの憶測が飛び交っています。

ソーシャルメディアで話題になっているのは、クダ州首相でもあるムハマド・サヌシKFA(クダ州サッカー協会)会長のJDTのオーナーでジョホール州皇太子でもあるトゥンク・イスマイル殿下に対する発言が今回の移籍期限の短縮の原因ではないか、という憶測です。

これまでもJDTやトゥンク・イスマイル殿下に批判的なコメントをすることが少なくなかったモハマド・サヌシKFA会長ですが、今回は「サッカーは皆のものであり、特定の個人のものではない。ましてや特定の個人を「崇拝」するべきではない。この国のサッカー界では非常に奇妙なことが何度も起こっており、マレーシアサッカー協会FAMがこれにどう対処するかに皆の関心が集まっている。」とソーシャルメディアに投稿し、さらにその一例としてヌグリスンビラン対JDT戦で試合が0-0の中、主審がロスタイムを10分間とったことを挙げています。

ソーシャルメディア上では、MリーグがJDTに有利になるように操作されているかのようなモハマド・サヌシKFA会長の発言に対して、イスマイル殿下が報復した結果がシャフィク選手の期限付き移籍終了だという指摘です。

クダのクラブ公式Facebookには、「JDTには有り余るほど選手がおり、今、シャフィク選手を呼び戻す必要はない。モハマド・サヌシKFA会長が余計なことを言わなければ、JDTは移籍期間を突然終了させることはなかっただろう。」といった類の投稿が見られる一方で、「JDTはまさに真実を指摘されたために傷ついた。モハマド・サヌシKFA会長の発言は間違っておらず、他のクラブも同様な考えを持ちながら、それを口にする勇気がないだけの話である。それを明らかにしたモハマド・サヌシKFA会長こそが正しい。」といった意見も見られます。

しかし今回の期限短縮は誰にとってもマイナスでしかないように思えるのも事実です。当初の希望通り出場機会を得ていたシャフィク選手は、JDTに戻れば、またベンチを温めることになりそうです。またAFCカップをおよそ1ヶ月後に控えるクダにとっては、引退を決めたDFチャン ソグォン、アキレス腱を痛めて今季絶望のFWデニス・ブシェニングと既に戦力ダウンとなる中、今季は2ゴールながら主力として第9節までのクダの試合全てに出場していたシャフィク選手を失うのは、アイディル・シャリン監督とクダにとって大打撃です。その原因はともかく、誰も得をしない今回の期限付き移籍終了の最大の被害者はシャフィク選手かも知れません。

アセアン選手権のスポンサーがスズキ自動車から三菱電機へ-今年末の大会から大会名称も三菱電機カップに

東南アジアサッカー連盟AFFは公式サイト上で、AFF選手権の冠スポンサーが三菱電機となることを発表しています。これにより今年2022年に開催が予定されている第14回AFF選手権の名称も「AFF三菱電機カップ」と変更になるということです。

1996年に始まったAFF選手権は、ブルネイ、マレーシア、タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピンのAFF創設メンバー6ヵ国とカンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムの招待国4ヵ国の計10ヵ国が参加して第1回大会が開かれています。なおこの第1回大会から2004年の第5回大会までは、タイガービールを製造販売するシンガポールのアジアパシフィックブルワリーがスポンサーとなり、「タイガーカップ」の名称で開催されています。

アジアパシフィックブルワリーズ社がスポンサーを降りた後の2007年の第6回大会はAFF選手権のみの名称で開催されたものの、2008年の第7回からはスズキ自動車がスポンサーとなり「スズキカップ」として昨年2021年末の第13回まで開催されています。

5月20日のニュース 東南アジア競技大会準決勝-ベトナムに延長で敗れ3位決定戦へ(ハイライト映像あり)

東南アジア競技大会準決勝-ベトナムに延長で敗れ3位決定戦へ

グループステージB組2位となったマレーシアU23代表は、A組1位のベトナムと対戦。シーゲームがU23代表の大会となった2001年大会以降、マレーシアとベトナムのシーゲームズでの対戦成績はマレーシア1勝、ベトナム4勝という成績です。しかも今大会は地元開催で完全アウェイの状態の中、マレーシアのブラッド・マロニー監督は、今大会初めてフォワードをルクマン・ハキム(KVコルトレイク-ベルギー1部)とダニアル・アスリ(スランゴール)の2名に減らしてしてDFジクリ・カリリ(スランゴール)を1名増やす布陣を選択、戦術的にも試合開始からやや引き気味のラインでベトナムを迎え撃ちました。

ラインを下げたことで、自陣でのプレー時間が長かったマレーシアですが、守備ではピンチをなん度も迎えるものの、しっかりと身体を張り、ベトナムの再三の攻撃に耐え、前半は0-0で折り返します。

後半に入ると、この試合では存在感のなかったダニアル・アスリに代えてハディ・ファイヤッド(アスルクラロ沼津)を投入したマロニー監督でしたが、コーナーキック以外にはほとんどチャンスを作れなかったマレーシア、そしてベトナムともゴールに至らず90分を終えても0-0のまま。前日の試合前記者会見ではマロニー監督、そしてベトナムのパク・ハンソ監督ともに90分で決着をつけたいと話していましたが、それとは裏腹に、試合は延長へともつれ込みます。

この試合の前に行われたもう一つの準決勝、タイ対インドネシア戦も延長となる熱戦でしたが、この試合は延長に入っても、ベトナムの優位は変わらなかったものの、相手シュートミスなどにも助けられたマレーシアはとにかくしぶとく守り、ベトナムのシュートがなかなかゴールを捉えることができず、このまま延長も無得点かと思われた110分でした。ペナルティエリアの左外で得たフリーキックにグエン・ティエン・リンが頭で合わせてゴール!GKアズリ・アブドル・ガニが飛び出したもののその前でしっかりと合わせられた完璧なゴールでした。

マレーシアはここから反撃に転じるも、ゴールには至らず、ベトナムの熱い壁の前にまたも涙を飲みました。マレーシアは3位決定戦でインドネシアと、ベトナムは決勝でタイと対戦します。

東南アジア競技大会2021年大会
準決勝
5月19日(木)
フートスタジアム(フート省ベトチ-ベトナム)
ベトナム 1-0 マレーシア(延長)
⚽️グエン・ティエン・リン (111分)
🟨ベトナム(4):グエン・バン・トアン、レ・バン・ドー、グエン・タイン・ビン、グエン・ティエン・リン 
🟨マレーシア(1):ハディ・ファイヤッド
(下はマレーシアU23代表の先発XIとこの試合のハイライト映像。今回はマレーシア視点とベトナム視点で見て下さい。マレーシア視点の映像はアストロアリーナ、ベトナム視点の映像はシーゲームズ2021の公式YouTubeより)

東南アジア競技大会2021年大会
準決勝
5月19日(木)
ティエン・チュオンスタジアム(ナムディン省ナムディン-ベトナム)
タイ 1-0 インドネシア(延長)
⚽️タイ:(77分)
🟨タイ(6):
🟨インドネシア(5)
🟥タイ(1)(セカンドイエロー1)
🟥インドネシア(3)(セカンドイエロー2、一発レッド1 )💦

ベトナム対マレーシア戦の前に行われたもう1試合の準決勝、タイ対インドネシア戦はさらに壮絶でした。こちらも延長に入り、しかも試合終了間際にレッドカードが3枚も出される異例の試合でした。詳しくはハイライト映像からどうぞ。
映像はシーゲームズ2021の公式YouTubeより

東南アジア競技大会2021年大会 ノックアウトステージ日程

5月19日(木)
準決勝
タイ 1-0 インドネシア
ベトナム 0-1 マレーシア
5月22日(日)
3位決定戦:マレーシア対インドネシア(午後5時キックオフ)
決勝:ベトナム対タイ(午後8時キックオフ)
*時間はいずれもマレーシア時間