3月3日のニュース<br>・新生ハリマウ・マラヤのメンバーは来週発表か<br>・クチンシティのガーナ出身FWミンターもマレーシア国籍取得へ<br>・ルクマン・ハキムはマレーシア復帰が濃厚

新生ハリマウ・マラヤのメンバーは来週発表か

マレーシア語紙のブリタハリアンは、今年1月に就任したピーター・クラモフスキー マレーシア代表監督が、今月末の2027アジアカップ3次予選へ向けたマレーシア代表合宿に招集する選手リストを既に作成済みだと報じています。ハリマウ・マラヤ(マレーシア語で「マレーのトラ」の意味)の愛称を持つマレーシア代表は、予選F組の初戦で3月25日にネパール代表とジョホール・ダルル・タジムFC(JDT)のホーム、スルタン・イブラヒム・スタジアムで対戦します。

3月17日から予定されている代表合宿を前に、来週には発表されることが予想されている合宿参加メンバーですが、前FC東京監督のクラモフスキー代表監督就任後初の合宿となるため、そのメンバーについてはさまざまな憶測が飛び交っています。

クラモフスキー代表監督やコーチ陣は精力的にマレーシアリーグの試合を観戦していますが、その一方で国外でプレーするマレーシアにルーツを持つ選手(ハイブリッド選手)数名ががマレーシア国籍取得と同時に代表入りするという予測もあり、その編成には多くのファンが期待と注目しています。しかしその一方で、特にヨーロッパでプレーしてい選手の合流については、気候への適応など、環境面での調整に時間がかかるのではという不安の声も出ています。

2027アジアカップ出場権を獲得するのは予選各組の1位のみで、マレーシアのいるF組ではベトナムがその最有力です。このベトナムとホームで対戦する6月10日にベストの布陣で臨むためにも、このネパール戦は重要です。

クチンシティのガーナ出身FWミンターもマレーシア国籍取得へ

マレーシア1部スーパーリーグのクチンシティFCでプレーするガーナ出身のジョーダン・ミンターが、マレーシア国籍取得の手続きを進めていると、英字紙ニューストレイツタイムズが報じています。

2020年にトレンガヌFCのセカンドチーム、トレンガヌFC IIに加入し、その後はトレンガヌFC、KLシティFCを経て、今季はクチンシティFCでかプレーしているミンター選手は、今年で帰化してマレーシア代表入りをするのに必要な5年間の居住要件を満たしています。

現在29歳のミンターは、先週2月25日のスーパーリーグ第22節、ケランタン・ダルル・ナイムFC戦ではハットトリックを達成するなど、今季ここまでは11ゴールでリーグ得点王争いの3位につけています。

ミンター選手が代表入りすれば、やはり来季のマレーシア国籍取得を目指しているとされるジョホール・ダルル・タクジムFC(JDT)のエース、ベルグソン・ダ・シルバとともにマレーシア代表の攻撃力が大幅にアップします。なお、現在の代表FW陣には、コロンビア出身のロメル・モラレス、ブラジル出身のパウロ・ジョズエ、英国出身のダレン・ロックら帰化選手がいますが、ミンターとベルグソンの加入は、しばしば得点力不足が批判されるマレーシア代表の弱点を一気に解消する可能性があります。

また、この記事では、ミンターとベルグソン両選手に加え、帰化候補としてスリ・パハンFCのFWマヌエル・ヒダルゴ、KLシティのDFジャンカルロ・ガリフオコ、ペナンFCキャプテンでDFラファエル・ヴィトールの3選手の名前も挙げています。

ルクマン・ハキムはマレーシア復帰が濃厚

マレーシア代表でもプレー経験がある22歳のFWルクマン・ハキム・シャムスディンが、約5年の海外挑戦を経てマレーシアに復帰する可能性が高まっていると、スポーツ専門サイトのスタジアム・アストロが報じています。

2018年にマレーシアで開催されたAFC U16選手権(現AFC U17アジアカップ)では、マレーシアはグループステージ敗退ながら、5ゴールを挙げて唐山翔自(現ガンバ大阪)、オーストラリアのノア・ボティック(現オーストラリア1部ウェスタン・ユナイテッド) とともに得点王に輝いたルクマン選手は、その後の2020年には、当時マレーシア人がオーナーだったベルギーのKVコルトレイクと5年契約を結びました。しかしその後は出場機会に恵まれず、アイスランド2部のニャルズヴィークFCやJ3のY.S.C.C.横浜へ期限付き移籍しましたが、そこでも十分な出場機会がありませんでした。

ルクマン選手はKVコルトレイクとの契約が今年6月で満了する予定で、契約満了後は出場機会を求めてマレーシアのプレーを視野に入れているということです。ルクマン選手は昨年、父親を亡くしており、そのこともマレーシア復帰に影響していると、スタジアム・アストロは伝えています。

またルクマン選手は、マレーシア語紙のハリアン・メトロの取材に対しては、90%の確率でマレーシアに戻ると思うと述べており、「長い間海外でプレーしてきたし、マレーシア・スーパーリーグで新たな挑戦をする準備ができている。」「どのクラブに行くかは重要ではない。重要なのは、自分のキャリアにとって長期的なプロジェクトに適したクラブで、試合に出場できる環境があるかどうかだ。」と述べ、契約金などの金銭の問題ではなく、試合に出場し、キャリアをさらに発展させること、そしてずっと離れていた母のそばにいたいという気持ちがマレーシア復帰の理由だと説明しているということです。