サバFAは今日、優勝を決められるか
マレーシアフットボールリーグMFL第20節は、今日7月9日(火)と10日(水)に行われますが、2部プレミアリーグの首位サバFAは今日の3位UITM FC戦に勝てば、プレミアリーグ優勝が決定します。
17試合を終了し、11勝4分2敗、勝点37のサバFAは、18試合を消化している2位のジョホール・ダルル・タクジムJDT IIに勝点差4をつけています。今シーズンのプレミアリーグは、シーズン開幕後にプルリスFAが出場停止となったため11チームの争いとなっており、各チームは20試合を戦うため、今日の試合でサバFAが勝つと勝点差が7となり、JDT IIは残り2試合に勝利しても勝点で追いつけないため、サバFAの優勝が決まります。
前節第19節で、2012年以来の1部スーパーリーグ昇格を決めているサバFAは、1996年、当時の国内1部リーグ、リガ・プルダナでの優勝以来のトロフィーを目指しますが、主力選手である韓国出身のDFパク・テースウ(韓国)、トルクメニスタン出身のMFアフメット・アタエフの二人の外国人選手とDFランディ・バルー・サムソンの3人が累積警告で出場停止となっているのが痛いところ。1部昇格を目指すUITM FCにとっても負けられないホームでの試合ですので、激しい試合になりそうです。
JDTの17選手がインフル感染
ジョホール・ダルル・タクジムJDTのFacebookによると、チーム所属の17選手がインフルエンザに感染したようです。
感染したのはMFL1部スーパーリーグのJDT所属の10名、MFL2部プレミアリーグのJDT IIの4名、MFL3部M3リーグのJDT III所属の3名で、この他にコーチやチームスタッフ数名も感染しているとのことです。
JDTのテクニカル・ダイレクターを務めるアリスター・エドワーズ氏のコメントも掲載されており、それによると選手、コーチ、チームスタッフ全員に健康診断を受けさせ、練習場の消毒なども行っているようです。
マレーシア国内では敵なしのJDTもインフルには勝てなかった、と言ったところでしょうか。(写真はJDTのFacebookより)
給料未払いについて選手会がFAMに抗議
プルリス州サッカー協会(PFA)からPFAのプロクラブチームであるノーザンライオンズ元所属選手への今シーズンの給料が支払われていないことについて、マレーシアプロサッカー選手会PFAMがマレーシアサッカー協会FAMに訴えたと、マレー語紙ウトゥサン・マレーシア電子版で報じられています。
PFAMのイズハム・イスマイルCEOによると、プルリスノーザンライオンズ元選手15名がイズハムCEOと会い、所得税、従業員積立金(EPF、日本の年金制度に当たります)、従業員社会保障制度(SOCSO、日本の社会保険に当たります)を含めた給料未払いの現状を説明し、これを受けたPFAMは、FAMがPFAに対して厳しく処遇することを求めています。
イズハムCEOは、PFAが抱える2018年シーズンの給料未払いについてもPFAからは何の連絡をないとしています。2018年シーズンの給料未払いについては、既にFAMからPFAに対しても迅速な対応を求める指示が出ていますが、何も進展していないようですね。
また同じ記事の中では、MFL3部M3リーグに所属するバトゥ・ドゥアFCの選手数名が7月7日にトレンガヌ州クママンのマッ・チリ・ミニスタジアムで行われた鈴木雄太選手が所属するクチンFAとの試合に帯同しなかったことにも触れており、こちらも給料未払いが理由としていますが、PFAMは正式な報告を待ってからFAMに報告するとしています。
ちなみに鈴木雄太選手は本日7月9日が誕生日とのこと。おめでとうございます。(以下はクチンFAのFacebookより)